JP2003519652A - 糖尿病性潰瘍の治療 - Google Patents

糖尿病性潰瘍の治療

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JP2003519652A
JP2003519652A JP2001551466A JP2001551466A JP2003519652A JP 2003519652 A JP2003519652 A JP 2003519652A JP 2001551466 A JP2001551466 A JP 2001551466A JP 2001551466 A JP2001551466 A JP 2001551466A JP 2003519652 A JP2003519652 A JP 2003519652A
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デーヴィーズ,マイケル・ジョン
シーゲル,リチャード・ルイス
ラルフ・イー・ウッド
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ファイザー・インク
ラルフ・イー・ウッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に化合物シルデナフィルを含む、環式グアノシン3’,5’−一リン酸ホスホジエステラーゼ5型(cGMP PDE5)阻害剤の、糖尿病性潰瘍、特に糖尿病性脚部潰瘍の治療に対する使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特に化合物シルデナフィルを含む、環式グアノシン3’,5’−一
リン酸5型(cGMP PDE5)阻害剤の、特に糖尿病性脚部潰瘍のような慢
性皮膚潰瘍の治療を含む糖尿病性潰瘍の治療に対する使用に関する。
【0002】 糖尿病は重大な慢性疾患である。1996年の世界的糖尿病の1億2千万人の
罹病数は、年齢、肥満、座りがちの生活態度の増加、そして食餌様式の変化のた
めに、2025年までに2倍以上の2億5千万人になると予測されている。心臓
疾患、腎不全及び失明のような多くの重大な、そして費用のかかる合併症は、糖
尿病に伴なって個人に影響するが、脚部合併症は最大の被害をもたらす:全ての
下肢の切断の40−70%は、真性糖尿病に関係する。実際に、全ての糖尿病関
連の下肢切断の85%は、脚部潰瘍に続いて起こる。
【0003】 真性糖尿病を持つ患者は、この疾患の確立された長期の合併症の存在中におい
て脚部の潰瘍のような慢性皮膚潰瘍を発症する危険度が増加することは知られて
いる。潰瘍化は、損なわれた神経機能(神経障害)及び/又は虚血の存在の結果
として起こる。
【0004】 局所的な組織の虚血は、糖尿病性潰瘍に対する主要な貢献要素である。大血管
疾患と同様に、糖尿病を持つ患者は、彼等のアテローマ性動脈硬化及び恐らく更
に重要なことには、小血管疾患と呼ばれる微小循環制御機構の損傷の過程におけ
る非伝導動脈に関係する皮膚潅流に対する更なる脅威にさらされる。正常な状況
下では、血流は傷害に反応して治癒を促進するために増加する。小血管疾患(及
び虚血)が存在する場合、この反応は有意に鈍くなり、そしてこれは、低流量中
の微小循環における血栓症の傾向と共に、潰瘍の病因論において恐らくは重要で
ある。
【0005】 神経障害は、更にその対症療法又は神経機能の進行性減退の予防のいずれかに
対する充分に確立された療法がない、真性糖尿病の主要な合併症である。糖尿病
における末梢神経障害の罹病率の推定値は、主として神経障害の広く変化する定
義及び臨床記述のために幅広く変化(5ないし80%)する。然しながら、およ
そ20%の罹病率が、英国における病院及び自治体基準の研究の両方で報告され
ている。
【0006】 末梢神経障害の影響は複雑である。然しながら、脚部からの感覚情報の喪失は
、脚部の部分の異常な、そして長期の圧迫に疑いもなく寄与している(感覚性神
経障害)。運動性神経障害は、変形を起こし、圧迫の負荷を更に増加する。自律
神経障害において、汗腺の更新の喪失は、乾燥した皮膚となり、亀裂を作り、感
染に対する中心となる。自立性機能障害は、血流を、側路を通り、そして栄養の
皮膚毛管から離れるように指示して、微小循環血流の分布を変更することによっ
て更に寄与する。これが、皮膚の損傷となるこれらの要素及び脚部外傷の相互作
用である。
【0007】 糖尿病における神経の損傷に導く機構は、いまだに解決されていないが、しか
し遺伝子的素因、代謝及び血管の異常、並びに関係する成長因子の摂動の欠如を
含む、多元的なものであることは殆んど確かである。糖尿病において受ける代謝
傷害に対する末梢神経系の反応は、1型及び2型糖尿病間で異ならないように見
受けられ、疾患の二つの主要な型における治療に対する同様な臨床反応の可能性
を示唆している。神経障害の発症に対して、高血糖症の存在下で作用するいまだ
に知られていない多くの感受性の因子があるように見受けられる。
【0008】 本発明によれば、患者を有効な量のcGMP PDE5阻害剤、又はその医薬
組成物で治療することを含む、糖尿病性潰瘍を持つ患者を治療する方法が提供さ
れる。
【0009】 本発明は、更に糖尿病性潰瘍の治療に対する組成物の製造のためのcGMP
PDE5阻害剤の使用を提供する。 本発明は、糖尿病性脚部潰瘍を持つ患者の治療に対して特別な価値がある。
【0010】 多くの強力な、そして選択的なcGMP PDE5阻害剤がいまや知られてお
り、そしてその活性は、多くの供給源からのcGMP PDE5酵素に対する発
表された方法による、in−vitroスクリーニングによって容易に測定する
ことができる。従って例えば多くのピラゾロピリミジノン化合物が、cGMP
PDE5阻害剤として欧州特許第0463756号及び0526004号に記載
され;一方更なる化合物は国際特許出願公開WO93/12095;WO94/
05661;WO94/00453;WO95/19978及びWO98/49
166に記載されている。
【0011】 本発明における使用に対して好ましいcGMP−PDE5阻害剤は: 5−(2−エトキシ−5−モルホリノアセチルフェニル)−1−メチル−3−
n−プロピル−1−,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
−7−オン; 5−(5−モルホリノアセチル−2−n−プロポキシフェニル)−1−メチル
−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミ
ジン−7−オン; 5−[2−エトキシ−5−(4−メチル−1−ピペラジン−1−イル−スルホ
ニル)−フェニル]−1,6−ジヒドロ−1−メチル−3−プロピルピラゾロ[
4,3−d]ピリミジン−7−オン; 5−[2−アリルオキシ−5−(4−メチル−1−ピペラジニルスルホニル)
−フェニル]−1−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラ
ゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン; 5−(2−エトキシ−5−[4−(2−プロピル)−1−ピペラジニル−スル
ホニル]フェニル}−1−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7H
−ピラゾロ[4,3−d)ピリミジン−7−オン; 5−(2−エトキシ−5[4−(2−ヒドロキシエチル−1−ピペラジニルス
ルホニル]フェニル)−1−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7
H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン; 5−(5−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルスルホニル]
−2−n−プロポキシフェニル)−1−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジ
ヒドロ−7H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン; 5−[2−エトキシ−5−(4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル)−フ
ェニル]−1−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ
[4,3−d]ピリミジン−7−オン; 5−[2−エトキシ−5−(1−メチル−2−イミダゾリル)フェニル]−1
−メチル−3−n−プロピル−1,6−ジヒドロ−7H−ピラゾロ[4,3−d
]ピリミジン−7−オン; 3−エチル−5−[5−[4−エチルピペラジン−1−イル)スルホニル]−
2−(2−メトキシエトキシ)ピリド−3−イル]−2−(2−ピリジルメチル
)−6,7−ジヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン; 3−エチル−5−[5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホニル)−2
−n−プロポキシフェニル]−2−(2−ピリジン−2−イル)メチル−2,6
−ジヒドロ−7H−ピリミジン−7−オン;及び 5−[2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホニル)ピ
リジン−3−イル]−3−エチル−2−[2−メトキシエチル]−2,6−ジヒ
ドロ−7H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン、これは1−{6−
エトキシ−5−[3−エチル−6,7−ジヒドロ−2−(2−メトキシエチル)
−7−オキソ−2H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル]−3−ピ
リジルスルホニル}−4−エチルピペラジンとしても知られている(調製に対し
ては本明細書中の実施例を参照されたい)。 を含む。
【0012】 最も特に好ましいものは、化合物5−[2−エトキシ−5−(4−メチルピペ
ラジン−1−イル−スルホニル)−フェニル]−1,6−ジヒドロ−1−メチル
−3−プロピルピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン(シルデナフィル
)及びそのクエン酸塩を含む医薬的に受容可能な塩である。
【0013】 いかなる特定のcGMP PDE5阻害剤の適合性も、文献の方法を使用する
その効力及び選択性の評価、それに続く標準的な医薬的慣例に従った、その毒性
、吸収、代謝、薬物動力学等の評価によって容易に決定することができる。
【0014】 好ましくは、cGMP PDE5阻害剤は、100ナノモルより低い、更に好
ましくは50ナノモルより低い、更になお好ましくは10ナノモルより低いPD
E5に対するIC50を有する。
【0015】 cGMP PDE5阻害剤に対するIC50値は、例えばEP0463756
−B1及びEP0526004−A1に記載されているような、確立された文献
の方法論を使用して測定することができる。
【0016】 好ましくは本発明に使用されるcGMP PDE5阻害剤は、PDE5酵素に
対して選択的である。好ましくはこれらは、PDE3に対するより、更に好まし
くはPDE3及びPED4に対するより選択的である。好ましくは、本発明のc
GMP PDE5阻害剤は、100より大きい、更に好ましくは300より大き
い、PDE3に対する、そして更に好ましくはPDE3及びPDE4に対する選
択度の比を有する。
【0017】 選択度の比は、当業者によって容易に測定することができる。PDE3及びP
DE4酵素に対するIC50値は、確立された文献の方法論、S A Ball
ard et al,Journal of Urology,1998,vo
l.159,pages 2164−2171を参照、を使用して測定すること
ができる。
【0018】 cGMP PDE5阻害剤は、単独で投与することができるが、しかしヒトの
治療においては、一般的に意図する投与経路及び標準的な医薬的慣例によって選
択される、適当な医薬的賦形剤、希釈剤又は担体との混合物として投与されるも
のである。
【0019】 例えば、cGMP PDE5阻害剤は、経口的に、口内的に又は舌下的に、芳
香剤又は着色剤を含むことができる錠剤、カプセル、卵形剤、エリキシル剤、溶
液又は懸濁液の形態で、即時、遅延、緩和、又は制御放出の適用で投与すること
ができる。
【0020】 驚くべきことに、PDE5阻害剤は、糖尿病性潰瘍を全身的に治療する。従っ
て、経口投与が好ましい経路である。 このような錠剤は、微結晶セルロース、ラクトース、クエン酸ナトリウム、炭
酸カルシウム、二塩基性リン酸カルシウム及びグリシンのような賦形剤、デンプ
ン(好ましくはトウモロコシ、ジャガイモ又はタピオカデンプン)、グリコール
酸デンプンナトリウム、クロスカルメロースナトリウム及びある種のケイ酸錯体
のような崩壊剤、並びにポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、スクロース、ゼラチン及びアラビアゴ
ムのような粒状化結合剤を含むことができる。更に、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸、ベヘン酸グリセリル及びタルクのような滑剤を含むことができ
る。
【0021】 同様な種類の固体組成物は、更にゼラチンカプセルの充填物として使用するこ
とができる。これに関して好ましい賦形剤は、ラクトース、デンプン、セルロー
ス、乳糖又は高分子量ポリエチレングリコールを含む。水性懸濁液及び/又はエ
リキシル剤に対して、本発明のcGMP PDE5阻害剤は、各種の甘味剤又は
芳香剤、着色物質又は染料と、乳化剤及び/又は懸濁剤及び水、エタノール、プ
ロピレングリコール及びグリシン、並びにこれらの組み合わせのような希釈剤を
伴なって混合することができる。
【0022】 cGMP PDE5阻害剤は、更に非経口的に、例えば静脈内、動脈内、腹膜
内、筋肉内又は皮下的に投与することができ、或いはこれらは、注入技術によっ
て投与することができる。このような非経口投与に対して、これらは、他の物質
、例えば血液と等張にするために充分な塩又はグルコースを含むことができる、
滅菌水溶液の形態で最良に使用される。水溶液は、必要な場合適当に緩衝(好ま
しくは3ないし9のpHに)されなければならない。滅菌状態下の適当な非経口
製剤の調製は、当業者にとって公知の標準的な製剤技術によって、容易に達成さ
れる。
【0023】 このような製剤中のcGMP PDE5阻害剤の投与量は、その効力に依存す
るものであるが、しかし一日3回までの投与に対して1ないし500mgの範囲
であると予測される。ヒトの患者に対する経口及び非経口の投与に対して、cG
MP PDE5阻害剤の一日当たり投与量水準は、通常5ないし500mg(一
回又は分割投与で)である。シルデナフィルの場合、好ましい投与量は、10な
いし100mg(例えば10、25、50及び100mg)の範囲であり、これ
は一日1回、2回又は3回(好ましくは1回)投与することができる。然しなが
ら正確な投与量は、処方箋を書く医師によって決定される通りであるものであり
、そして患者の年齢及び体重並びに症状の重篤度によるものである。
【0024】 従って、例えばcGMP PDE5阻害剤の錠剤又はカプセルは、5ないし2
50mg(例えば10ないし100mg)の活性化合物を、適宜に一度に1個若
しくは2個又はそれ以上の投与に対して含むことができる。いかなる場合も、医
師は、いかなる個々の患者に対しても最も適した実際の投与量を決定するもので
あり、そしてこれは、特定の患者の年齢、体重及び反応によって変化するもので
ある。上記の投与量は、平均的事例の例示である。もちろん、より高い又はより
低い投与量が効果がある個々の場合が存在することができ、そしてこのようなこ
とは、本発明の範囲内である。
【0025】 cGMP PDE5阻害剤は、更に鼻腔内的に又は吸入によって投与すること
ができ、そして都合よくは乾燥粉末吸入器或いは適当な噴射剤、例えばジクロロ
ジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン
、1,1,1,2−テトラフルオロエタン又は1,1,1,2,3,3,3−ヘ
プタフルオロプロパンのようなヒドロフルオロアルカン、二酸化炭素、又は他の
適当なガスの使用を伴なう、加圧容器、ポンプ、噴霧器又はネブライザーからの
エアゾール噴霧供与の形態で放出される。加圧エアゾールの場合、単位投与量は
、計量された量を放出するための弁を備えることによって決定することができる
。加圧容器、ポンプ、噴霧器、又はネブライザーは、cGMP PDE5阻害剤
の溶液又は懸濁液を、例えばエタノール及び噴射剤の、滑剤、例えばトリオレイ
ン酸ソルビタンを更に含む混合物を溶媒として使用して含むことができる。吸入
器又は通気器に使用するためのカプセル及びカートリッジ(例えばゼラチンで作
られた)は、cGMP PDE5阻害剤及びラクトース及びデンプンのような適
当な粉末基剤の粉末混合物を含むように処方することができる。
【0026】 エアゾール又は乾燥粉末製剤は、好ましくはそれぞれの計量された投与量又は
“一吹き”が、1ないし50mgのcGMP PDE5阻害剤を、患者に放出す
るために含むように計画される。エアゾールによる全体の一日当たり投与量は、
1ないし50mgの範囲であるものであり、これは1回の投与又は、更に普通に
は一日にわたって分割された投与量で投与することができる。
【0027】 別の方法として、cGMP PDE5阻害剤は、座薬又は膣座薬の形態で投与
することができる。 cGMP PDE5阻害剤は、ゲル、ヒドロゲル、ローション、溶液、クリー
ム、軟膏又は散布粉末の形態で局所的に適用することができる。cGMP PD
E5阻害剤は、更に例えば皮膚貼布の使用によって皮膚的に又は経皮的に投与す
ることができる。
【0028】 糖尿病性潰瘍は、皮膚の表面に起こるため、局所投与が好ましい投与経路であ
る。 皮膚に対する局所的適用に対して、cGMP PDE5阻害剤は、例えば次の
もの:鉱油、液体ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレン化合物、乳剤化ワックス及び水の一つ又はそれ以
上の混合物中に懸濁又は溶解された阻害剤を含む適当な軟膏として処方すること
ができる。別の方法として、これらは、例えば次のもの:鉱油、モノステアリン
酸ソルビタン、ポリエチレングリコール、液体パラフィン、ポリソルベート60
、セチルエステルワックス、セテアリル(cetearyl)アルコール、2−
オクチルドデカノール、ベンジルアルコール及び水の一つ又はそれ以上の混合物
中に懸濁又は溶解された適当なローション又はクリームとして処方することがで
きる。
【0029】 cGMP PDE5阻害剤は、更にシクロデキストリンとの組み合わせで使用
することができる。シクロデキストリンは、薬物分子と包接及び非包接複合体を
形成することで知られている。薬物−シクロデキストリン複合体の形成は、薬物
分子の溶解度、溶解速度、生体利用性及び/又は安定特性を改変することができ
る。薬物−シクロデキストリン複合体は、一般的に殆んどの投与剤形及び投与経
路に対して有用である。薬物との直接の複合化に対する別の方法として、シクロ
デキストリンは、補助的な添加物、例えば担体、希釈剤又は可溶化剤として使用
することができる。アルファ−、ベータ−及びガンマ−シクロデキストリンが、
最も普通に使用され、そして適当な例は、国際特許出願公開WO−A−91/1
1172、WO−A−94/02518及びWO−A−98/55148に記載
されている。
【0030】 一般的に、ヒトにおいて、cGMP PDE5阻害剤の経口投与が、最も都合
のよい好ましい経路である。受容者が嚥下障害又は経口投与後の薬物吸収障害に
かかっている場合、薬物は、非経口的、舌下的又は口内的に投与することができ
る。
【0031】 本明細書中における治療に対する全ての言及は、治癒的、緩和的及び予防的治
療を含むことは認識されるべきである。 以下の処方の例は、例示のみであり、そして本発明の範囲を制約する意図はな
い。活性成分は、cGMP PDE5阻害剤を意味する。
【0032】 処方1: 以下の成分を使用して錠剤を調製する: クエン酸シルデナフィル(50mg)を、セルロース(微結晶)、二酸化ケイ
素、ステアリン酸(ヒューム法)と混合し、そして混合物を圧縮して、錠剤を形
成する。
【0033】 処方2: 静脈用製剤を、活性成分(100mg)を、等張生理食塩水(1000ml)
と混合することによって調製することができる。
【0034】 ヒトの患者の神経障害の治療におけるcGMP PDE5阻害剤の効力を、以
下の事例報告によって例示する。 患者は、インスリン依存性糖尿病であり、勃起機能障害にかかっおり、そして
その後糖尿病性脚部潰瘍を発症した。彼の勃起機能障害を、シルデナフィルによ
る治療中に、彼が約2年間かかっていた脚部潰瘍が回復しつつあることに気付い
た。患者は、種々の治療単位の治療を受けたが、結果は僅かのみであった。彼は
血管外科医、手足病医と合い、そして創傷治療病院を訪問した。最終的に、彼は
抗生物質のIV(静脈投与)のために約1ヶ月入院し、そして患者の膝下切断が
必要となるおそれは非常に現実的であった。潰瘍は、回復しているように見受け
られても、再発してその治療前の大きさ及び深さに戻るのみであった。一旦彼の
勃起機能不全に対するシルデナフィルの治療が始まると、潰瘍はその大きさが減
少していることに気付いた。患者は、一日一回50mgのシルデナフィルの摂取
を続けるように指示された。この治療により、糖尿病性脚部潰瘍は、一ヶ月内に
完全に消散した。患者は、この同じ治療を過去2年間継続し、再発することはな
かった。
【0035】 実施例 2−(メトキシエチル)−5−[2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン −1−イルスルホニル)ピリジン−3−イル]−3−エチル−2,6−ジヒドロ −7H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−7−オン
【0036】
【化1】 以下の段階i)からの産物(0.75mmol)、カリウムビス(トリメチル
シリル)アミド(298mg、1.50mmol)及び酢酸エチル(73マイク
ロリットル、0.75mmol)のエタノール(10ml)中の混合物を、密閉
容器内で120℃で12時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル及び重炭酸
ナトリウム水溶液間に分配し、そして層を分離した。有機相を乾燥(MgSO4
)し、そして減圧下で蒸発した。粗生成物をシリカゲルのカラムクロマトグラフ
ィーで、ジクロロメタン:メタノール(98:2)を溶出剤として使用して精製
して、164mgの表題化合物を得た;測定値:C,53.18;H,6.48
;N,18.14;C233375S;0.20C25CO2CH3は、C,53
.21;H,6.49;N,18.25%を必要とする;δ(CDCl3):1
.04(3H,t),1.40(3H,t),1.58(3H,t),2.41
(2H,q),2.57(4H,m),3.08(2H,q),3.14(4H
,m),3.30(3H,s),3.92(2H,t),4.46(2H,t)
,4.75(2H,q),8.62(1H,d),9.04(1H,d),10
.61(1H,s);LRMS:m/z520(m+1)+;融点161−16
2℃。
【0037】 出発物質の調製 a)ピリジン−2−アミノ−5−スルホン酸
【0038】
【化2】 2−アミノピリジン(80g、0.85mol)を、発煙硫酸(320g)に
、30分にわたって滴下により加え、そして得られた溶液を140℃で4時間加
熱した。冷却後、反応物を氷(200g)上に注ぎ、そして混合物を氷/塩浴中
で更に2時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、固体を氷水(200ml)及
び冷IMS(200ml)で洗浄し、そして吸引下で乾燥して、111.3gの
表題化合物を固体として得た;LRMS:m/z175(M+1)+
【0039】 b)ピリジン−2−アミノ−3−ブロモ−5−スルホン酸
【0040】
【化3】 臭素(99g、0.62mol)を、段階a)からの産物(108g、0.6
2mol)の水(600ml)中の熱溶液に、滴下により安定した還流を維持し
ながら1時間にわたって加えた。添加を完了した時点で、反応物を冷却し、そし
て得られた混合物を濾過した。固体を水で洗浄し、そして吸引下で乾燥して、5
3.4gの表題化合物を得た;δ(DMSOd6,300MHz):8.08(
1H,s),8.14(1H,s);LRMS:m/z253(M)+
【0041】 c)塩化ピリジン−3−ブロモ−2−クロロ−5−スルホニル
【0042】
【化4】 亜硝酸ナトリウム(7.6g、110.0mmol)の水(30ml)中の溶
液を、段階b)からの産物(25.3g、100.0mmol)の塩酸水溶液(
115ml、20%)中の溶液に滴下により6℃より低い温度に維持された氷冷
しながら加えた。反応物を0℃で30分間、そして更に室温で1時間撹拌した。
反応混合物を減圧下で蒸発し、そして残留物を真空下の70℃で72時間乾燥し
た。この固体、五塩化リン(30.0g、144mmol)及びオキシ塩化リン
(1ml、10.8mmol)の混合物を、125℃で3時間加熱し、そして次
いで冷却した。反応混合物を氷(100g)上に注ぎ、そして得られた固体を濾
過し、そして水で洗浄した。産物をジクロロメタンに溶解し、乾燥(MgSO4
)し、そして減圧下で蒸発して、26.58gの表題化合物を黄色の固体として
得た;δ(CDCl3,300MHz):8.46(1H,s),8.92(1
H,s)。
【0043】 d)3−ブロモ−2−クロロ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホ ニル)ピリジン
【0044】
【化5】 1−エチルピペラジン(11.3ml、89.0mmol)及びトリエチルア
ミン(12.5ml、89.0mmol)のジクロロメタン(150ml)中の
溶液を、段階c)からの産物(23.0g、79.0mmol)のジクロロメタ
ン(150ml)中の氷冷された溶液に滴下により加え、そして反応物を0℃で
1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、そして残った褐色の油状物をシ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーで、ジクロロメタン:メタノールの勾配溶
出(99:1から97:3に)を使用して精製して、14.5gの表題化合物を
オレンジ色の固体として得た;δ(CDCl3,300MHz):1.05(3
H,t),2.42(2H,q),2.55(4H,m),3.12(4H,m
),8.24(1H,s),8.67(1H,s)。
【0045】 e)3−ブロモ−2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスル ホニル)ピリジン
【0046】
【化6】 段階d)からの産物(6.60g、17.9mmol)及びナトリウムエトキ
シド(6.09g、89.55mmol)のエタノール(100ml)中の混合
物を、還流下で18時間加熱し、次いで冷却した。反応混合物を減圧下で濃縮し
、残留物を水(100ml)及び酢酸エチル(100ml)間に分配し、そして
層を分離した。水相を酢酸エチル(2×100ml)で抽出し、混合した有機溶
液を乾燥(MgSO4)し、そして減圧下で蒸発して、6.41gの表題化合物
を褐色の固体として得た;測定値:C,41.27;H,5.33;N,11.
11.C1320BrN33Sは、C,41.35;H,5.28;N,10.9
9%を必要とする;δ(CDCl3,300MHz):1.06(3H,t),
1.48(3H,t),2.42(2H,q),2.56(4H,m),3.0
9(4H,m),4.54(2H,q),8.10(1H,s),8.46(1
H,s);LRMS:m/z378,380(M+1)+
【0047】 f)ピリジン2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホニ ル)−3−カルボン酸エチルエステル
【0048】
【化7】 段階e)からの産物(6.40g、16.92mmol)、トリエチルアミン
(12ml、86.1mmol)、及びトリス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)の、エタノール(60ml)中の混合物を、一酸化炭素の雰囲気下
で、100℃及び約14kg/cm2(200psi)で18時間加熱し、次い
で冷却した。反応混合物を減圧下で蒸発し、そして残留物をシリカゲルのカラム
クロマトグラフィーで、ジクロロメタン:メタノールの勾配溶出(100:0か
ら97:3に)を使用して精製して、6.2gの表題化合物をオレンジ色の油状
物として得た;δ(CDCl3,300MHz):1.02(3H,t),1.
39(3H,t),1.45(3H,t),2.40(2H,q),2.54(
4H,m),3.08(4H,m),4.38(2H,q),4.55(2H,
q),8.37(1H,s),8.62(1H,s);LRMS:m/z372
(M+1)+
【0049】 g)ピリジン2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホニ ル)−3−カルボン酸
【0050】
【化8】 段階f)からの産物(4.96g、13.35mmol)及び水酸化ナトリウ
ム水溶液(25ml、2N、50.0mmol)のエタノール(25ml)中の
混合物を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を、その体積の半分まで減圧下で
濃縮し、エーテルで洗浄し、そして4N塩酸を使用してpH5に酸性化した。水
溶液をジクロロメタン(3×30ml)で抽出し、混合した有機抽出物を乾燥(
MgSO4)し、そして減圧下で蒸発して、4.02gの表題化合物を黄褐色の
固体として得た;δ(DMSOd6,300MHz):1.18(3H,t),
1.37(3H,t),3.08(2H,q),3.17−3.35(8H,m
),4.52(2H,q),8.30(1H,s),8.70(1H,s)。
【0051】 h)4−[2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン−1−イルスルホニル )ピリジン−3−イルカルボキシアミド]−1H−3−エチルピラゾール−5− カルボキシアミド
【0052】
【化9】 4−アミノ−3−エチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシアミド(WO9
849166)(9.2g、59.8mmol)のN,N−ジメチルホルムアミ
ド(60ml)中の溶液を、段階g)からの産物(21.7g、62.9mmo
l)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(10.1g、66.0mmo
l)及びトリエチルアミン(13.15ml、94.3mmol)の、ジクロロ
メタン(240ml)中の溶液に加えた。1−(3−ジメチルアミノプロピル)
−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(13.26g、69.2mmol)を加え
、そして反応物を室温で6時間撹拌した。ジクロロメタンを減圧下で除去し、残
った溶液を酢酸エチル(400ml)中に注ぎ、そしてこの混合物を重炭酸ナト
リウム水溶液(400ml)で洗浄した。得られた結晶質の沈殿物を濾過し、酢
酸エチルで洗浄し、そして真空中で乾燥して、22gの表題化合物を白色の粉末
として得た;δ(CDCl3+1滴のDMSOd6)0.96(3H,t),1.
18(3H,t),1.50(3H,t),2.25−2.56(6H,m),
2.84(2H,q),3.00(4H,m),4.70(2H,q),5.6
0(1H,brs),6.78(1H,brs),8.56(1H,d),8.
76(1H,d),10.59(1H,s),12.10−12.30(1H,
s);LRMS:m/z480(M+1)+
【0053】 i)2−メトキシエチル−4−[2−エトキシ−5−(4−エチルピペラジン −1−イルスルホニル)ピリジン−3−イルカルボキシアミド]−3−エチルピ ラゾール−5−カルボキシアミド
【0054】
【化10】 1−ブロモ−2−メトキシエタン(1.72mmol)を、段階h)からの産
物(750mg、1.56mmol)及び炭酸セシウム(1.12g、3.44
mmol)の、N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)中の溶液に加え、そ
して反応物を60℃で18時間撹拌した。冷却した混合物を水及び酢酸エチル間
に分配し、そして層を分離した。有機層を乾燥(MgSO4)し、減圧下で濃縮
し、そしてトルエンと共沸して、固体を得た。この産物をエーテルから再結晶し
て、表題産物を白色の固体として得た。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月3日(2002.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 デーヴィーズ,マイケル・ジョン イギリス国ケント シーティー13・9エヌ ジェイ,サンドウィッチ,ラムズゲート・ ロード,ファイザー・グローバル・リサー チ・アンド・ディベロプメント (72)発明者 シーゲル,リチャード・ルイス アメリカ合衆国ニューヨーク州10017,ニ ューヨーク,イースト・フォーティセカン ド・ストリート 235,ファイザー・イン ク (72)発明者 ラルフ・イー・ウッド アメリカ合衆国ウエスト・ヴァージニア州 26041,マウンズヴィル,ボックス 193エ イ,アール・ディー ナンバー 2 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB05 CC08 EE04 FF02 FF10 GG03 HH04 4C084 AA16 MA35 MA52 MA55 NA14 ZA89 4C086 AA01 AA02 CB06 GA07 GA08 MA01 MA04 MA35 MA52 MA55 NA14 ZA89

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糖尿病性潰瘍にかかった患者を治療するための方法であって、前記患者を有効
    な量のcGMP PDE5阻害剤又はその医薬組成物で治療することを含む、前
    記方法。
  2. 【請求項2】 糖尿病性潰瘍の治療に対する医薬組成物の製造に対する、cGMP PDE5
    阻害剤の使用。
  3. 【請求項3】 前記糖尿病性潰瘍が、脚部潰瘍である、請求項1又は2のいずれか1項に記載
    の方法又は使用。
  4. 【請求項4】 前記cGMP PDE5阻害剤が、シルデナフィル(sildenafil)
    である、請求項1又は2のいずれか1項に記載の方法又は使用。
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