JP2003518571A - 衛生装置及びそれに用いられる液体の袋のための接続システム - Google Patents

衛生装置及びそれに用いられる液体の袋のための接続システム

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JP2003518571A
JP2003518571A JP2001548000A JP2001548000A JP2003518571A JP 2003518571 A JP2003518571 A JP 2003518571A JP 2001548000 A JP2001548000 A JP 2001548000A JP 2001548000 A JP2001548000 A JP 2001548000A JP 2003518571 A JP2003518571 A JP 2003518571A
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liquid
space
radiation
cleaning
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JP2001548000A
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Inventor
メルシエル,ジョエル
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ジェニー エ アンヴィロネマン
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K7/00Body washing or cleaning implements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K5/00Holders or dispensers for soap, toothpaste, or the like
    • A47K5/06Dispensers for soap
    • A47K5/12Dispensers for soap for liquid or pasty soap
    • A47K5/1217Electrical control means for the dispensing mechanism

Abstract

(57)【要約】 本発明は、複数の壁面及び一側面に設けられた開口によって画定される洗浄空間(32)と、洗浄空間内に手があるか否かを検出するための検出手段(38,43)と、洗浄空間内の手に掛かるよう液体(39)を発射するための液体発射手段(34,36,41)とを備えている衛生装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛生、特に手の衛生分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
手の衛生は、公立又は私立病院、農業及び食品分野(牧畜業、製造業、流通業
及び小売店)、例えば船上にある食堂、又は、地域的で私的なケータリングへの
適用が可能である。
【0003】 これは、医療行為の前後又は製造工程の前後において、手を洗うための水道設
備がないときに特に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特に病院内で厳格な衛生基準が適用されるにもかかわらず、院内感染又は手を
介した接触による感染が数多く報告されている。
【0005】 手は、感染の原因となる微生物を運搬する主たる手段である。手の叢は、人体
、及び/又は、環境との接触、及び/又は、他人との接触、及び/又は、感染し
た地域若しくは浮遊微生物、又は、既にある地域に存在する細菌を起源としてい
る。
【0006】 したがって、全ての衛生に係る要求を完全に満たす装置を獲得するという課題
がある。
【0007】 公知の装置は、手の通路を検出するという問題に直面している。この検出は、
手の色素沈着に依存して、又は、手袋(例えば外科手術用ゴム手袋)に手が覆わ
れているかどうかによって、常に効果的というわけではない。
【0008】 さらに、このような装置は、時折、不適当な時に、例えば患者の部屋内でのテ
レビのリモートコントロールによって起動してしまう。
【0009】 さらに、このような装置には、時折、低水準の又は扱いづらい洗浄液容器が設
けられていることがあるので、さらなる問題及び特に擬似感染を引き起こしてし
まう。
【0010】 最後に、このような公知の装置は、通常かさばったものであって、携帯用途又
は様々な場所で多くの用途に用いられない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る衛生装置は、複数の壁面及び一側面に設けられた開口によって画
定される洗浄空間と、洗浄空間内に液体を発射するための液体発射手段と、洗浄
空間内に放射線又は超音波を放出するための放出手段と、洗浄空間の壁面で反射
された放射線又は超音波を受信するものであって、放射線又は超音波に応答して
洗浄空間内に手があるか否かに応じた信号を発する受信手段と、受信手段が発し
た信号を処理するものであって、液体が手に掛けられるように液体発射手段を制
御する処理手段とを備えている。
【0012】 なお、超音波又は音波の代わりとして、放射線又は電磁波を用いてよい。
【0013】 また、上記の放出手段、受信手段、及び処理手段によって、洗浄空間内におけ
る手の存在を検知するための検出手段が構成される。
【0014】 洗浄空間に手が接触することなく、手の存在を検出して洗浄を行うことで、手
の雑菌が運搬されるおそれのない効果的な洗浄が可能となる。
【0015】 さらに、洗浄空間内に液体を放出することで、洗浄空間外への液体放出が防止
される。したがって、手に掛かるよう発射された洗浄液が着火することに関連し
た問題はない。
【0016】 液体は、着脱可能な接続手段を介して液体発射手段に接続された、着脱可能な
袋内に含まれているのが好ましい。
【0017】 また、袋/接続手段組立品は使い捨てであるのが好ましく、これにより、雑菌
が混入している可能性のある使用済みの袋を再使用することが防がれる。
【0018】 液体発射手段は、例えば、洗浄空間内への発射中に液体が渦を巻くように溝が
設けられた同軸噴出口を有するスプレーノズルを備えている。
【0019】 また、液体発射手段は螺動ポンプを備えているのが好ましい。この螺動ポンプ
のシステムを用いることで、液体発射パイプのポンプ内への導入及びポンプから
の取り出しを迅速に行うことができ、より安全な衛生装置とすることができる。
洗浄液を含む袋が空になると、直ちに液体発射パイプを処分してよい。
【0020】 洗浄空間は、凸凹のない空間であるのが好ましい。また洗浄空間は、単一部材
から構成されたシェルの内側に形成されているのが好ましい。これにより、洗浄
空間32には、粉塵が留まったり、微生物叢やその他雑菌、感染ベクターなどが
蓄積されたりするのに好適な場所となる凸凹、溝、凹部がなくなる。
【0021】 本発明に係る衛生装置は、電子手段、特に洗浄空間内に手が検出されたときに
液体の発射を開始させる電子手段によって制御される。
【0022】 好ましくは、検出手段が電磁波を用いると、検出手段は一定の間隔で、反射に
よる放射線の基準強度との比較により、反射による放射線の強度変化を検出する
ことができる。
【0023】 また、反射による放射線の基準強度の変化を検出するための手段を備えてよい
。これにより、周辺環境、即ち洗浄空間内やそれを画定する複数の壁面によって
、感度が様々に変化したりドリフトが生じたりすることが防止される。
【0024】 また、検出手段が同期して動作するのが好ましく、これにより、時間窓外にお
けるいかなる対象外の信号も無視することができる。
【0025】 放射線は、コード化されたパルスの形態で、検出空間内に放出されるのが好ま
しい。これにより、本発明に係る衛生装置は、例えばテレビのリモコンなど外部
の電子手段による影響で意図されない時に作動することがなくなる。
【0026】 最後に、ディスプレイ手段、特に洗浄空間内に手を入れたユーザに洗浄空間か
ら手を抜くようにと伝えるための手段を備えてよい。これにより、洗浄液1回分
の液量が完全に且つ効果的に噴出されるまで、ユーザが手を抜かないようできる
【0027】 本発明はまた、接続チューブ及び噴射先端を備えている、液体の袋のための接
続システムを提供する。さらに、このようなシステムは、液体を含む袋又は容器
への接続が形成されるように、注射器、注射針、及び/又は、プランジャーに接
続されてよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明における特徴や効果は、以下の記述からより明確となるであろう。添付
図面を参酌して説明を行う以下の記述は、非制限の例に関するものである。
【0029】 図1A及び図1Bには、本発明に係る一実施形態の衛生装置が示されている。
図中の参照符号32は、5つの壁面及び一側面に設けられた開口によって画定さ
れる洗浄空間を示す。本実施形態に係る衛生装置の前面にある開口部49は、ヒ
トが手を入れるのに十分なサイズである。
【0030】 洗浄空間32の上方に配置された容器36には、洗浄液39が含まれている。
この容器は、洗浄空間の下方又は側面側に配置されてもよい。
【0031】 洗浄空間内に手があるか否かを検出するための検出手段38の様々な実施例に
ついて、以下に述べる。
【0032】 参照符号34は、上記の検出手段38によって洗浄空間32内に手があると検
出されたとき当該手に洗浄液を掛けるための手段を示す。
【0033】 衛生装置の動作、特に洗浄空間32内における手の検出及びこの検出結果に応
じた洗浄液の発射は、仕切り35内に含まれた電子機器43又は制御ブロックに
よって制御されるのが好ましい。電子機器43は、洗浄液を含む容器36及び洗
浄空間32の内部と絶縁されている。
【0034】 ポンプ又はポンプユニット41は上記電子機器43によって制御されてよく、
これにより、ある分量の洗浄液を容器36から抽出し、スプレー手段34を介し
て洗浄空間32内に発射することを確実に行うことができる。ポンプは、内部に
て洗浄液が流動可能である柔軟な環状要素を含んだポンプヘッドと、この環状要
素を加圧するための電気モータを含むポンプハウジングとを有する。
【0035】 前面パネル47は、液晶ディスプレイ型のディスプレイ装置37を有する。好
ましくは、このディスプレイ装置は固定用ネジ、凹部、又は突起を持たず、粉塵
、細菌、又は他の汚染物質に覆われるおそれがない。
【0036】 本実施形態の衛生装置の背部に位置する軸61を中心としてヒンジ動作可能に
されたカバー60は、その閉鎖空間内に区画室53を形成し、この区画室内に洗
浄液の容器36が含まれている。
【0037】 本実施形態の衛生装置は、持ち運びが可能となるように窪み33をさらに備え
てよい。こうすると、本実施形態の衛生装置を持ち運ぶためにそれ自体を別の部
材に取り付ける必要がない。したがって、汚染されている可能性のある他の部品
との機械的な接触が防がれる。
【0038】 また、洗浄空間32の内部には、傾斜、角部、凹部、凸凹など、粉塵やその他
衛生上有害な粒子が留まる場所がないのが好ましい。
【0039】 また、洗浄空間32は、ディスプレイ手段37を支持する前面パネル47が固
定されると共に粉塵やその他粒子が留まりうる凸凹のない、単一部材から構成さ
れたシェル31の部分を形成しているのが好ましい。シェル31は、射出成形プ
ラスチックやABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)など、又は、シー
ト状プラスチック若しくはステンレス鋼から作製されてよい。また、射出成形部
品やステンレス鋼部品を任意に結合してよい。
【0040】 また、変形例としてのシェル31は、複数の部品から構成され、微小な粉塵、
細菌、又は他の汚染物質で覆われる可能性が完全に回避されるように単一ユニッ
トを形成するものである。
【0041】 洗浄空間32内において、スプレー手段34がスプレー区画又はスプレー領域
56に洗浄液を噴射することができる。
【0042】 同様に、検出手段38は、スプレー領域56の少なくとも一部分と重複する手
の検出領域または検出区画58内で、手があるか否かを検出することができる。
【0043】 図1Cは、本発明に係る衛生装置のもう1つの実施形態を示す。ここで図1A
及び図1Bと同じ参照符号は、図1A及び図1Bと同様の構成要素を表すものと
する。容器又は袋36は、本実施形態に係る衛生装置の背部に設けられた区画室
内に含まれている。液体は、上述のように洗浄空間の頂部からスプレー手段34
を介して発射又は噴射される。また、洗浄液の発射を制御する処理手段43は、
衛生装置の頂部に位置する区画内に取り付けられている。
【0044】 洗浄空間は、軸57を中心としてヒンジ動作可能とされており、例えばクリッ
プなどの手段59によって頂部に固定されている。
【0045】 本実施形態では液体の容器36へのアクセスが容易であり、容器が空になった
とき簡単に交換することができる。
【0046】 図2は、本発明に係る衛生装置の動作を示す図である。
【0047】 電子機器又は制御ブロック43は、洗浄空間32内に対象物又は手があるか否
かを検出するための検出手段38からの信号を受信する。
【0048】 制御ブロック43は、洗浄空間32内に液体を発射するための手段34に接続
されているポンプ41をさらに制御するのが好ましい。液体は、洗浄液を含む容
器36から送られる。
【0049】 また制御ブロック43は、任意に、ユーザインタフェース手段54、特に図1
A及び図1Bに示すディスプレイ37を制御してよい。
【0050】 制御ブロックは、手段40,42により給電される。図2に示す本実施形態に
おいて、主電源がバッテリ46を充電するための手段44に接続されており、言
い換えればバッテリ46が制御ブロック43に給電するようになっている。
【0051】 洗浄液39を収容するための容器36は、医療用プラスチックタイプの袋であ
るのが好ましい。使い捨てのポリエチレンテレフタレート(PET)や縮小可能
な高密度ポリエチレン(HDPE)の袋を用いることが考えられる。なお、所要
の性質を持つ物質であれば他にも様々なタイプのものを適用することができるの
は明らかである。袋に含まれる液体は連続的な使用によって次第に減少するが、
外部の粒子や外気が袋内に潜入することはない。
【0052】 使用する洗浄液は水性アルコール溶液、また、袋の容積は0.250リットル
から2リットルであるのが好ましい。手に洗浄液が掛けられると、皮膚上に薄い
保護膜が一定時間残る。
【0053】 図3に示すように、袋36の出口には端部に噴射先端86を持つ接続チューブ
50が設けられている。この噴射先端から、洗浄空間32内にある分量の洗浄液
が発射される。
【0054】 上記チューブ/噴射先端組立品によって、袋36から取り外して分離可能な接
続システムが構成される。またこのシステムは、液体を収容するための袋又は容
器への接続を形成する注射器タイプ、注射針タイプ、及び/又は、プランジャー
タイプの手段に接続してよい。
【0055】 ポンプ41は、蠕動ポンプであるのが好ましい。この蠕動ポンプは、1〜3ミ
リリットル(ml)の範囲内という微量の洗浄液を噴出することができるものと
する。ポンプが送出される液体の量を調整できるのは明らかである。接続チュー
ブ50を螺動ポンプ41内に導入した後、噴射先端86を当該接続チューブの端
部に取り付ける。
【0056】 そして最後に、図4に示すように、スプレー手段34の支持部80に形成され
たオリフィス内に噴射先端86を導入する。噴射ノズル84によって、洗浄空間
32内に液体が散布される。このとき適切な噴射角度となるように、円錐形ノズ
ルは所定角度に配置される。噴射ノズル84には、洗浄空間32内への発射中に
液体が渦を巻くように、溝が設けられているのが好ましい。また、基部を有する
ネジ88によって、噴射液の流速及び液圧を調整できるようにする。
【0057】 袋とスプレー手段34とを接続するための手段50,86は、互いに着脱可能
であると共に、袋36とも着脱可能であってよい。
【0058】 ポンプ41は、定期的に、例えば袋36の交換毎に、交換できるものを選択し
てよい。これにより、洗浄空間32内に液体を発射する機構が衰えるのを防ぐこ
とができる。これにより、洗浄効果を一定に保つことができる。また、ポンプヘ
ッドは着脱可能であるのが好ましく、これにより、新しいポンプヘッド及び新し
い袋/接続手段組立品を備えた新しい使い捨てキットを用いた袋/接続手段組立
品と交換することができ、最適な衛生状態を保証することができる。ポンプヘッ
ドは、このような使い捨てキットの装着前に取り外す必要のある、真鍮製の接触
部を備えている。
【0059】 接続チューブ50は、例えばSantoprene(商品名)又はシリコンにより成形さ
れてよい。
【0060】 洗浄空間32内に対象物又は手があるか否かを検知する手段38は、例えば近
距離検出用の容量センサを備えてよい。
【0061】 検出手段は、超音波送受信器と液体発射手段を制御する処理手段とから構成さ
れるのが好ましい。
【0062】 なお、検出を行うにあたっては、電磁放射線、より好ましくは赤外電磁放射線
を用いるのが好ましい。
【0063】 赤外線を利用した“パッシブ”タイプの検出は、コンベクタやラジエータのよ
うな外部熱源又は外部の電磁放射線によって阻害され、所望のように液体が発射
されないおそれがある。
【0064】 このような理由から、“ポジティブ”タイプの赤外線検出センサを用いるのが
好ましい。ポジティブ”タイプのセンサを用いることで、最長略20センチメー
トル(cm)まで離れた距離から手の存在を検出することが可能となる。
【0065】 このようなタイプの検出には、赤外線送受信器が用いられる。赤外線の放出は
電子機器43によって制御される。一実施形態において、赤外線パルスは一定の
間隔で洗浄空間32内に放出される。例えば、100ミリセカンドに一度、10
0マイクロセカンドのパルスが放出される。別の実施形態においては、Nパルス
(N>1,例えばN=2,3,4,5など)が一斉に放出され、その一斉放出自
体が一定の間隔で行われる。このような放出モードの例について、以下に図7A
〜図7Cを参照しつつ述べる。
【0066】 検出手段は、同期検波の原理にしたがって動作するものが好ましい。放出され
た信号は、一定の時間窓間において観測される。この時間窓外におけるいかなる
信号であっても、本実施形態における衛生装置の動作は阻害されないようになっ
ている。
【0067】 より正確には、図5に示すように、送信器がパルスI1,I2,I3などを一
定間隔で放出し、洗浄空間32の壁面で反射された信号がΔt1,Δt2,Δt
3の時間検出される。これと同様の原理がパケット単位で放出されるパルスに適
用される。
【0068】 洗浄空間32内に対象物がない場合、赤外線送信器により放出されたパルスI
iは洗浄空間を画定する壁面において反射され、検出手段は時間窓Δti内にお
いて一定の振幅を持つ反射パルスを検出する。
【0069】 洗浄空間32内に対象物又は手がある場合、放射線が反射面方向に反射するこ
とが阻害される。反射された放射線の強度が変化し、その強度変化量が所定のし
きい値より大きくなったときに、洗浄空間32内に手があると検出される。そし
てその後、液体が発射される。
【0070】 この検出手段により受信された信号は、電子機器43によって処理される。
【0071】 送信器から放出された信号は、コード化されていてよい。コードを適切に受信
する場合のみ、ポンプが作動開始するようにする。コードは、0.2〜0.3秒
以内に開始されるよう、例えば周期的に且つ洗浄に十分な速度で噴出されてよい
【0072】 上述のように送信器から放出された信号をコード化することによって、本実施
形態の衛生装置は、例えば周辺でのテレビのリモコンやテープレコーダの使用に
対して強いものになる。このような周辺環境は、病院や診療所の病室内でたびた
び見うけられる。
【0073】 図6は、洗浄空間32の壁面により反射された赤外線パルスの時間変化を示す
。洗浄空間内に対象物又は手がない場合において、反射されたビームは最大強度
Ir1を有する。
【0074】 洗浄空間32内に手が入ると、反射されたビームの強度はIr2に達する。I
r1からIr2への強度変化は洗浄空間32内における手の存在に応じて電子機
器によって処理されるものであり、その後ある分量の液体が発射されて洗浄が開
始される。
【0075】 図示された例において、反射による強度変化は減少傾向である。しかしながら
、壁面の反射率や手の色素沈着によって、反射されたビームの強度は増加方向に
も減少方向にも変化しうる。
【0076】 また、時間経過と共に、洗浄空間32を画定する壁面の反射特性が変化する場
合がある。例えば、壁面の色が次第に変化したり、ある物質(特に、周期的に洗
浄空間32内に発射される洗浄液39に含まれる物質)がゆっくりと洗浄空間3
2の壁面状に蓄積したりすることがある。以上のいずれの要因よっても、壁面の
反射特性が変化しうる。結果、空の洗浄空間32において、反射されたビームの
強度が次第にIr1からI’r1へと徐々に減少することがある。この場合、最
大強度、又は手が存在する場合における反射強度がIr1ではなくIr’1と検
出されることになる。つまり、洗浄液の1回分の発射に係る反射強度の変化が、
Ir2からIr1ではなく、Ir2からI’r1となってしまう。
【0077】 上記問題を解決するため、電子機器は、洗浄空間32の壁面により反射された
ビームの振幅変化を定期的に計測するようプログラム化されている。反射された
ビームの強度計測は、洗浄空間32が空の場合に反射強度が変化するかどうかを
確かめるため、例えば数分など一定間隔にわたって行われるのが好ましい。これ
により、基準物、これに関連して手が洗浄空間内32にあるかが検出される基準
物の、いかなる緩慢な変化をも識別可能となる。
【0078】 一実施形態において、パルスは、グループとして所定時間T2の周期的な間隔
をおいて放出される。各グループ内において、パルス(パルス数N>1;例えば
N=3,4,5又はそれ以上)は所定の間隔T1毎に互いに分離される。反射さ
れた放射線の平均強度は、例えばT2という所定時間の周期的な間隔をおいて決
定される。制御ブロックは、放出された各グループのパルスに対して、受信した
パルスの振幅の平均値を算出する。そして、この平均値の変化量が基準値よりも
大きくなったとき、液体の発射が開始される。
【0079】 受信手段は上記と同一の周期的な間隔をおいて動作するのが好ましく、これに
より、動力源から供給されるエネルギーを節約できる。
【0080】 図7A〜図7Cは、本実施形態に係る衛生装置の動作の一例におけるタイミン
グ図である。これらはそれぞれ、放出された赤外線パルス(図7A)、受信器の
動作間隔(図7B)、及び受信器により受信された反射パルス(図7C)を示す
【0081】 図示されている例では、パルスは4つを1グループとして放出されており、グ
ループ内の各パルスは35マイクロセカンドの時間幅を有し、同一グループの各
パルスは互いに間隔T1=350マイクロセカンド(図7A)離隔している。こ
のように1つのグループとされた各パルスパケットは、互いに間隔T2=200
ミリセカンド(ms)離隔している。
【0082】 この例において、受信器は1.2ミリセカンド(ms)の時間オン、T2=2
00msの時間オフとなり、これらオンオフが連続的に行われる(図7B)。
【0083】 受信された信号が、図7Cに示されている。制御ブロックは、放出された4つ
の各グループのパルスに応じて受信された4つのパルスについての振幅の平均値
を算出する。そしてこの平均値の変化が基準値より大きい場合に、発射が開始さ
れる。
【0084】 特に図7A〜図7Cを参照して述べたように、上記のような動作方式又はコー
ド化によって、例えばテレビのリモコン操作などによるパルス、即ち対象外のパ
ルスからの障害が防止される。
【0085】 なお、洗浄空間内に手があるか否かを検出する手段は超音波装置から構成され
るのが好ましい。
【0086】 図8Aは、ポンプ41を制御するための電子機器43の電子回路を示す。
【0087】 この図において、参照符号90はマイクロコントローラを示す。これは例えば
、マイクロチップ社製のPIC 16 LC 72−04/SOマイクロコント
ローラであってよい。
【0088】 このマイクロコントローラは、ディスプレイ手段37における表示を制御して
よい。
【0089】 検出手段38は、発光ダイオード92及び受光ダイオード94を備えている。
マイクロコントローラ90は、それに接続する回路98を介して、ダイオード9
2を介したパルスの放出を制御する。
【0090】 さらに、パルスが増幅された後、マイクロコントローラは受光ダイオード94
が生成した信号を受信する。受信された信号は、増幅及びフィルタ回路によって
、増幅されると共にフィルタにかけられる。その後、信号は上述したようにして
処理され且つ解析されるが、マイクロコントローラ90はこのような目的をもっ
てプログラム化されている。
【0091】 ポンプ41のモータもまた、モータスピードを観測し且つポンプモータを制御
するための回路102を介して、マイクロコントローラ90により制御される。
【0092】 回路100は、バッテリ充電器46の検知、バッテリの充電の制御、及び、本
実施形態の衛生装置全体に供給される電圧の制御、といった役割を担う。
【0093】 図8Bは、電子機器43の詳細における一実施形態を示したものである。ここ
では、図示されたバイアス電圧として、数値の一例が示されている。
【0094】 参照符号37,41,90,92,94は、図8Aに示したものと同一の構成
要素を表す。
【0095】 この衛生装置において、回路90は赤外線検出及びモータを制御し、ディスプ
レイ37を表示させる。
【0096】 構成要素134,264,266から構成される電力供給管理部は、適切な発
射開始を行うために上記回路と接続されている。ここで、参照符号264はコン
トローラ、参照符号266は略100ナノファラド(nF)のコンデンサ、参照
符号134は略100キロオーム(kΩ)の抵抗器を示す。
【0097】 マイクロコントローラ90の仕様規格を超過しないよう、保護するための構成
要素(抵抗器218(略100kΩ),222(略47kΩ),246(略47
0kΩ),248(略470kΩ)、ダイオード220,250、及びコンデン
サ252(略100nF))が備えられている。
【0098】 発光ダイオードの制御回路はそれぞれ390kΩ及び100kΩである2つの
抵抗器144,146を備えており、これらは電界効果トランジスタ(FET)
142のゲートに接続された分圧器を構成している。FETのソースとドレイン
とは、グラウンドと、発光ダイオード92そのものが接続されている22kΩの
抵抗器140とに、それぞれ接続されている。
【0099】 マイクロコントローラ90のピン18はパルスを生成し、FET142により
その信号が増幅され、発光ダイオード142において電流が生成されるようにな
っている。この電流は、例えば200ミリアンペア(mA)に固定されるよう、
抵抗器140によって制限される。
【0100】 8つの結合部を持つコネクタ117により、ディスプレイ37はマイクロコン
トローラ90に接続されている。ディスプレイ37の制御回路は、1kΩの抵抗
器138を必須要素として備えている。
【0101】 反射パルスを受信するための受光ダイオード94により受信された信号を増幅
すると共にその信号にフィルタをかけるための回路96は、以下のように構成さ
れている。
【0102】 コンデンサ112(2.2nF)及び抵抗器114(100kΩ)は、直列接
続され、増幅器100の反転入力部に接続されている。この増幅器は、主に3.
3Vの電源によって、そして次に、トランジスタ126のベースに接続された分
圧器を構成し、第1の抵抗器130(10kΩ)及び第2の抵抗器132(10
0kΩ)を必須要素として備えたマイクロコントローラ90の出力部に接続され
た回路によって、バイアスをかけられる。
【0103】 フィードバックループは、並列接続されたコンデンサ104(4.7pF)及
び抵抗器108(470kΩ)を必須要素として備えている。
【0104】 第1の増幅器100の出力部は、抵抗器109(100kΩ)、そしてさらに
第2の増幅器102における反転入力部に接続されている。この第2の増幅器は
上述した第1の増幅器と同様にしてバイアスをかけられ、さらに構成要素104
,108とそれぞれ同一の構成要素106,110を備えたフィードバックルー
プを有している。
【0105】 このように構成要素106,106,108,109,110,112,11
4,116(共に47kΩ),118(1kΩ),120(47kΩ),122
(10kΩ),124(100nF)に接続された第1及び第2の増幅器100
,102によって、受光ダイオード94で生成された電流が増幅されると共に、
この増幅された電流がマイクロコントローラ90のピン2から直接用いられる電
圧へと変換される。
【0106】 また、2端子コネクタ139によって、このシステムの手動制御を確実に行え
るようになっている。この2端子コネクタ139は、2つの抵抗器148(10
0kΩ),150(47kΩ)を介してマイクロコントローラに接続されている
。また、ダイオード152が、抵抗器150と並列接続されている。構成要素1
48,150,152は、いかなる場合にもマイクロコントローラ90の仕様規
格が超過されないように、保護するための要素である。
【0107】 回路154は、確実にマイクロコントローラ90の再初期化及びデータの永久
保存を行うものである。
【0108】 抵抗器156の抵抗は、47kΩである。
【0109】 2端子コネクタ190は、ポンプ41のモータに接続されるようになっている
。またこのコネクタには、図8Bに示すように設置された2つのトランジスタ1
58,160が接続されている。
【0110】 トランジスタ158は、サーマルヒューズ162に接続されている。そしてこ
れらの構成要素と共に、トランジスタ164,174及び抵抗器166,168
(共に略4.7kΩ),170,176(共に100kΩ),178(10kΩ
)によって、ポンプモータに流れる電流を解析するための回路が構成されている
。なお、構成要素163,164,166は必ずしも備える必要はない。
【0111】 ポンプモータの電圧は、抵抗器180(24kΩ),182(12kΩ)によ
って制御される。
【0112】 ポンプモータの制御回路は、トランジスタ160に加えて、さらに抵抗器18
4,186(それぞれ47kΩ,10kΩ)、トランジスタ188、ダイオード
192、抵抗器194,196,198(それぞれ3.3kΩ,1kΩ,370
kΩ)、トランジスタ200、及び、抵抗器202(100kΩ),204(1
0kΩ)を備えている。
【0113】 ポンプモータは、マイクロコントローラ90の2つのピンにおいて制御される
【0114】 マイクロコントローラのピン6は、“0”状態でアクティブなコマンドを2.
5秒間連続的に生成する。そしてこのコマンドは、トランジスタ160,200
によって増幅される。また、これらトランジスタは、構成要素184,194,
202,204によって、適切なブロック及び飽和を確実に行えるようになって
いる。
【0115】 構成要素186,188,193,192,196,198は、たとえマイク
ロコントローラが動作しなくなってもポンプモータの最大運転時間を制限すると
いう役割を担っている。
【0116】 マイクロコントローラのピン13は、可変なデゥーティ比を持つ信号を生成す
る。そしてこの信号は、トランジスタ158,174によって増幅される。
【0117】 ポンプモータの電圧のイメージは、構成要素180,182,183を介して
、マイクロコントローラ90のピン3へと送られる。
【0118】 このピンに送られたアナログ信号は、先ずマイクロコントローラ90によって
デジタル信号へと変換される。
【0119】 マイクロコントローラ90内において信号と基準電圧とを比較することにより
、マイクロコントローラのピン13における信号のデゥーティ比を調整すること
が可能となる。
【0120】 このような動作により、ポンプモータのスピードとバッテリの電圧とが独立し
てサーボ制御される。
【0121】 構成要素163,166,170,164は、ポンプモータが動作しない場合
に、ポンプモータに供給される電流を制限するためのものである。
【0122】 発振器210は、マイクロコントローラ90にクロック信号を供給する。図8
Bに示すように、この発振器210はそれぞれ56pFである2つのコンデンサ
212,214に接続されている。この発振器の周波数は、例えば800kHz
である。
【0123】 2端子コネクタ216は、洗浄液の袋36が存在するか否かを検出する。この
コネクタに接続された2つの回路は、抵抗器218(100kΩ)、ダイオード
(220)、及び抵抗器222(47kΩ)を備えている。
【0124】 また、4端子コネクタ240を介することにより、バッテリの充電器の存在を
検知し、当該バッテリの充電器を制御することが可能となっている。
【0125】 バッテリの電圧のイメージは、上述と同様のアナログーデジタル変換器を有す
るマイクロコントローラのピンに送られる。
【0126】 このピンにおける電圧は、マイクロコントローラにより計測される。この電圧
がある基準値(例えばバッテリの電圧が6.15ボルトの場合3.075ボルト
)を下回ると、直ちにディスプレイ37上に“バッテリ”のアイコン70が表示
される。
【0127】 また、電圧がある基準値(例えばバッテリの電圧が5.95ボルトの場合、2
.975ボルト)を下回る場合は、マイクロコントローラは洗浄液の噴射システ
ム全体の動作をブロックし、ディスプレイ上に表示された“バッテリ”アイコン
が点滅するようになっている。
【0128】 バッテリの電圧がある値、例えば6.35ボルトを再び上回ると、洗浄液の噴
射システムは作動状態へと戻る。
【0129】 “バッテリチャージ用コマンド”の信号はピン11、“バッテリがあるという
コマンド”の信号はピン5によって、それぞれ生成される。
【0130】 バッテリの電圧は一定でないので、制御回路を給電するのに用いられる電圧を
調整するための対策が施されている。
【0131】 ここで例として挙げられている電圧は3.3ボルトであり、電圧はコントロー
ラ260及びコンデンサ258,262を介して供給される。
【0132】 抵抗器254及びダイオード256は、電圧量が急増する場合において、上記
構成要素を保護する。
【0133】 マイクロコントローラがオンになると、ダイオード92によって赤外線信号が
放出される。この信号はケーシングの下側表面において反射され、その一部は赤
外線受信器へと戻る。そしてこれら信号は増幅された後、マイクロコントローラ
90のピン2に送信される。
【0134】 このピンもまた、アナログーデジタル変換器を有する。
【0135】 そして変換された信号は、マイクロコントローラ内に保存される。
【0136】 以上のような処理は、“キャリブレーション”と称される。
【0137】 手に赤外線ビームがあたると反射の度合いが変化し、これにより受信した信号
の数値が変化する。
【0138】 マイクロコントローラは、受信した信号の数値とキャリブレーション中に記憶
された値との差を恒常的に算出していく。
【0139】 この差が所定値よりも大きい場合、モータは洗浄液を噴出させるために作動す
る。
【0140】 洗浄液が噴出されている間、赤外線信号は放出されない。
【0141】 洗浄液の噴出が終了すると、マイクロコントローラは赤外線信号を再び生成す
る。
【0142】 そしてさらに、手の検出に関する新しいサイクルを行ってよい。このサイクル
において、例えば、測定された値とキャリブレーション中に記憶された値とが同
じであることを条件としてよい。
【0143】 例えば発光ダイオード(LED)から構成されるディスプレイ手段37は、図
9に示す一組のシンボル又はアイコン62〜70を備えてよい。
【0144】 この図において、シンボル62はユーザに対して修理が必要であるという指示
を表す。
【0145】 シンボル64は、容器36内の洗浄液39の水面レベルが、洗浄液の十分ある
容器36への早期交換又は容器への液補充を必要とする、最低値に達したことを
示す。
【0146】 シンボル66における矢印66−1,66−2はそれぞれ、ユーザの手を本実
施形態の衛生装置内にいれてよいことを示し(矢印66−1の表示)、また、十
分な洗浄を行うことのできる一定時間が経過した後に手を衛生装置外に出してよ
いことを示す(矢印66−1の表示)。
【0147】 シンボル68は、洗浄液が噴出されていることをユーザに示す。
【0148】 最後に、バッテリのシンボル70は、バッテリ46における利用可能なエネル
ギーが所定のしきい値よりも小さいことをユーザに示す。
【0149】 本発明に係る衛生装置のある特有の実施形態における特徴について、以下に述
べる。
【0150】 電力供給 主電力供給は、市販されているDCアダプターによって構成される。
【0151】 これは、0.3アンペア(A)・12ボルト(V)の無調整の直流を供給する
【0152】 バッテリブロックは、それぞれ最大容量が1.3アンペア時である1.35ボ
ルトの5つのNIMH(ニッケル水素)セルから構成されている。このように構
成することで、本実施形態のシステムはバッテリを充電しないで略2000回の
噴出が可能である。
【0153】 また、5又は6ボルトのバッテリを用いてもよい。
【0154】 バッテリの充電は、電子機器により制御される。充電は4時間以内に完了する
。その後、バッテリの損傷を防ぐために保守電流が供給される。
【0155】 制御ブロック43 これは、いくつかの機能を果たす。 ・赤外線検出器からの信号の生成、受信、及び解析 ・ポンプ制御信号の生成;この信号は以下a),b)の事項を確定する。 a)洗浄液をある分量(2ml)噴出するポンプの動作時間 b)モータスピードのサーボ制御 ・ユーザインタフェースの制御 c)液晶ディスプレイ上での様々なアイコンの表示 d)動作を一時停止してメンテナンスモードにするための押しボタンからの情報
の考慮 ・バッテリの電圧の観測 e)バッテリにおける利用可能なエネルギーが20%を下回ると、バッテリのシ
ンボルが点灯する。しかしシステムにおける動作は維持される。 f)バッテリにおける利用可能なエネルギーが10%を下回ると、バッテリのシ
ンボルが点滅する。そしてシステムの動作が停止される。システムはバッテリの
充電が完了した後再び動作する。
【0156】 バッテリにエネルギーがなくなっても、メモリーには様々なデータ(噴出回数
、袋の交換など)が記憶されたままである。
【0157】 ポンプ作用 ポンプは、蠕動ポンプである。
【0158】 この蠕動ポンプは、DCモータ及び小型の着脱可能なカセットから構成される
【0159】 この構成は、モータ及び特にチタン又は真鍮の安全端を有するポンプヘッドを
交換する必要なく、洗浄液を配送する全体部分を交換できるようにすることを意
図して選択されたものであり、これにより、洗浄液が漏出しないようになってい
る。
【0160】 このような組立品の全体的特徴について、以下のa),b)に示す。 a)Santoprene(商品名)からなるチューブを使用する場合 供給電圧 6ボルト 電力 290mA 流速 48ml/分 最大使用圧力 1.5バール(bar) b)シリコンからなるチューブを使用する場合 供給電圧 5ボルト 電力 290mA 流速 48ml/分 最大使用圧力 1.5バール(bar)
【0161】 (ポンプの受認限度である)1.5バールの圧力で50°の円錐形状噴射が可
能な市販の散布器を用いることにより、洗浄液の噴出を確実に行うことができる
【0162】 しかしながら、圧力を低減させてもよく、また、流速を同一に保ちつつ噴射の
角度を小さくしてもよい。
【0163】 ポンプ及び散布器の特性によって、噴出時間が決定される。
【0164】 液2mlの噴射時間: (60秒/48ml)×2ml=2.5秒
【0165】 赤外線の検出 これは、発光ダイオードと電力消費量を最小限にする高効率受光ダイオードと
によって達成される。
【0166】 パルスは250ミリセカンド毎に数マイクロセカンド連続的に放出される。こ
れにより、手が入れられた場合の反応時間に悪影響を与えることなく、消費量を
さらに低減することができる。
【0167】 この検出の原理は、同期タイプである。
【0168】 送信及び受信用のローブは、手及び円錐形状噴射の位置の関数として決定され
る。
【0169】 また、以下の2つのユーザインタフェースが存在する。 1.観察面、コントラストが強く観察角度の広い非多重化液晶ディスプレイ 2.衛生装置をメンテナンスモードにする又はケーシングの内部を清掃するこ
とのできるユーザによるアクセスが可能な押しボタン。この押しボタンをもう一
度押すと、システムは通常モードに戻る。
【0170】 弾力性のある医療用袋が、洗浄液を保存するのに用いられる。この袋は0.6
5リットルの液体を含む。
【0171】 システムの放電時間 システムの放電時間(“ローバッテリ”シンボルが液晶ディスプレイ上に点灯
するまでの時間)は、以下のように推定される。
【0172】 ・バッテリにおいて利用可能なエネルギー:(6ボルトで)1.3アンペア時の
80%、即ち1004mA ・全電子基板に流れる電流:一定値300μA ・1回の噴出動作による電流:2.5秒で290mA ・1日あたり噴出動作で消費される電流(ccds): ((100回/日)×290mA×2.5秒/3600)=20.2mA/日
・1日あたりの電子基板に流れる電流(cp): 24時間×300μA=7.2mA ・1日あたり消費される全電流:(cp)+(ccds)= 20.2+7.2mA=27.4mA/日 ・したがって放電時間は1004/27.4と推定される。つまり、1日あたり
100回噴出させるとして36日以上使用できる。
【0173】 衛生装置をより頻繁に使用する場合、放電時間は以下のように推定される。 ・1日あたり500回の噴出の場合:放電時間は略9日 ・1日あたり1000回の噴出の場合:放電時間は略4.5日
【0174】 本発明に係る衛生装置は、細心の注意を払うべき場所(蘇生、心臓病、又は整
形外科の病棟、廊下、非常に清潔な部屋への出入用室、患者の病室など)におい
て用いてよい。これにより、非常に高いレベルの衛生が保証される。
【0175】 本発明は、以下の環境においても適用可能である。 ・病院、診療所、老人ホーム ・医療界の人員、特に医者、運動療法士、歯医者、足専門医、小児科医、皮膚科
医 ・医薬品製造所、医療分析研究所 ・在宅介護 ・救急車、レスキュー車 ・美容施設
【0176】 本発明に係る衛生装置は、壁面に恒久的に取り付けたり、壁面にクリップで留
めたりしてよく、また運搬可能としてもよい。さらにこの衛生装置は、50Hz
又は60Hzの周波数で100〜250ボルトの電圧を有する主電源によって駆
動してよい。しかしながら、衛生装置はそれ自体のバッテリによって駆動しても
よく、一般洗浄液のための自動又は半自動装置を含んでよい。
【0177】 安全性の観点からは、本発明に係る衛生装置を運搬可能とする場合、装置の形
状は片手で持ち運び可能なものとする。さらにこのような衛生装置は、押すこと
で固定されるロック機構を持つ、ヒンジ動作可能な背部を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1A〜図1Cは、本発明に係る衛生装置の様々な実施形態を示す全体図であ
る。
【図2】 本発明に係る衛生装置のブロック図である。
【図3】 本発明に係る衛生装置における洗浄液の袋及びその接続手段の一実施形態を示
す図である。
【図4】 本発明に係る衛生装置における発射ノズルを示す図である。
【図5】 送信器から放出されたパルスと検出窓とに関するタイミング図である。
【図6】 本発明に係る衛生装置における壁面により反射されたパルスを示す図である。
【図7】 図7A〜図7Cは、本発明に係る衛生装置の動作の一例におけるタイミング図
である。
【図8】 図8Aは、本発明に係る衛生装置における電気的制御装置のブロック全体図で
ある。図8Bは、本発明に係る衛生装置における電気的制御装置の詳細回路図で
ある。
【図9】 本発明に係る衛生装置におけるディスプレイ装置の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の壁面及び一側面に設けられた開口(49)によって画
    定される洗浄空間(32)と、 前記洗浄空間内に液体(39)を発射するための液体発射手段(34、36、
    41)と、 前記洗浄空間内に放射線又は超音波を放出するための放出手段(38)と、 前記洗浄空間の前記壁面で反射された放射線又は超音波を受信するものであっ
    て、放射線又は超音波に応答して前記洗浄空間内に手があるか否かに応じた信号
    を発する受信手段と、 前記受信手段が発した信号を処理するものであって、前記液体が前記手に掛け
    られるように液体発射手段を制御する処理手段(43)とを備えている衛生装置
  2. 【請求項2】 前記液体(39)が、接続手段を介して前記液体発射手段(
    34、36、41)に接続された着脱可能な袋(36)内に含まれている請求項
    1による衛生装置。
  3. 【請求項3】 前記着脱可能な袋(36)が、前記衛生装置の頂部又は背部
    にある区画室内に含まれている請求項2による衛生装置。
  4. 【請求項4】 前記液体発射手段(34、36、41)がスプレーノズルを
    備えている請求項1〜3のいずれか1項による衛生装置。
  5. 【請求項5】 前記スプレーノズルが同軸噴出口を備えている請求項4によ
    る衛生装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄空間内への発射中に前記液体が渦を巻くように、前
    記同軸噴出口に溝が設けられている請求項5による衛生装置。
  7. 【請求項7】 前記液体発射手段が蠕動ポンプを備えている請求項1〜6の
    いずれか1項による衛生装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄空間(32)が凸凹のない空間である請求項1〜7
    のいずれか1項による衛生装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄空間(32)が単一部材から構成されたシェルの部
    分を形成している請求項1〜8のいずれか1項による衛生装置。
  10. 【請求項10】 前記洗浄空間(32)内に手が検出されたときに液体(3
    9)の発射を開始させるための電子手段(43)をさらに備えている請求項1〜
    9のいずれか1項による衛生装置。
  11. 【請求項11】 前記洗浄空間内に放出される放射線が電磁放射線である請
    求項1〜10のいずれか1項による衛生装置。
  12. 【請求項12】 前記洗浄空間内に放出される放射線が赤外電磁放射線であ
    る請求項11による衛生装置。
  13. 【請求項13】 反射による放射線の基準強度との比較により、反射による
    放射線の強度の変化を一定間隔で検出するための手段をさらに備えている請求項
    11又は12による衛生装置。
  14. 【請求項14】 反射による放射線の強度は、その平均が所定時間の周期的
    な間隔をおいて検出される請求項11又は12による衛生装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段が、反射によるパルスを所定時間の周期的な
    間隔をおいて検出する請求項13又は14による衛生装置。
  16. 【請求項16】 反射による放射線の基準強度の変化を検出するための手段
    をさらに備えている請求項13〜15のいずれか1項による衛生装置。
  17. 【請求項17】 反射による放射線の基準強度の変化はその平均が所定時間
    検出される請求項11又は12による衛生装置。
  18. 【請求項18】 前記放出手段、前記受信手段、及び前記処理手段が同期し
    て動作する請求項1〜17のいずれか1項による衛生装置。
  19. 【請求項19】 前記放出手段がコード化されたパルスを放出する請求項1
    1〜18のいずれか1項による衛生装置。
  20. 【請求項20】 前記洗浄空間内に手を入れたユーザに、所定洗浄期間後、
    前記洗浄空間から手を抜くようにというリクエスト(66−2)を表示するため
    のディスプレイ手段を備えている請求項1〜19のいずれか1項による衛生装置
  21. 【請求項21】 前記液体発射又は噴射手段がポンプ及びポンプモータを備
    えている請求項1〜20のいずれか1項による衛生装置。
  22. 【請求項22】 前記ポンプモータが動作をやめるのであれば前記ポンプモ
    ータに供給される電流を制限するための手段(163、166、170)をさら
    に備えている請求項21による衛生装置。
  23. 【請求項23】 前記ポンプモータからの電流を解析するための手段(16
    4、174、166、170、178)をさらに備えている請求項21又は22
    による衛生装置。
  24. 【請求項24】 バッテリと、前記バッテリの電圧とは独立に前記ポンプモ
    ータのモータスピードを制御するための手段(158、174、180、182
    、183)とをさらに備えている請求項21〜23のいずれか1項による衛生装
    置。
  25. 【請求項25】 前記衛生装置に電圧を供給するための手段と、電源電圧が
    所定のしきい値よりも小さくなったときに前記液体発射手段(34、36、41
    )が動作するのを停止させるための手段(90)とをさらに備えている請求項1
    〜23のいずれか1項による衛生装置。
  26. 【請求項26】 接続チューブ(50)及び噴射先端(34)を備えている
    、液体の袋(36)のための接続システム。
  27. 【請求項27】 袋(36)又は容器への接続が形成されるように、注射器
    、注射針、及び/又は、プランジャーに接続された請求項25によるシステム。
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