JP2003516222A - 単一の化学化合物よりなる少なくとも一つの無機シェル及び少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物を含むコアを含むカプセル - Google Patents

単一の化学化合物よりなる少なくとも一つの無機シェル及び少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物を含むコアを含むカプセル

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JP2003516222A
JP2003516222A JP2001543251A JP2001543251A JP2003516222A JP 2003516222 A JP2003516222 A JP 2003516222A JP 2001543251 A JP2001543251 A JP 2001543251A JP 2001543251 A JP2001543251 A JP 2001543251A JP 2003516222 A JP2003516222 A JP 2003516222A
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キエフェ ジャンクロード
ヴァズラン ソフィ
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Rhodia Chimie SAS
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Rhone Poulenc Chimie SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation

Abstract

(57)【要約】 この発明は、少なくとも一つの無機質被覆(E)及び少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物(P)を含むカプセルであって、各被覆が本質的に単一の無機質化合物からなる当該カプセルに関係する。この無機質被覆(E)は、有利には、単一の無機質化合物層よりなる。この発明は又、該カプセルを得るための方法及びそれらの利用にも関係する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の主題事項は、少なくとも一つの無機シェル(E)及び、少なくとも一種
のポリヒドロキシル化化合物(P)を含むコア(N)を含むカプセルであり、各シェ
ルは、本質的に単一の無機化合物よりなる。
【0002】 この発明の他の主題事項は、これらのカプセルの製造方法及び利用である。
【0003】 多くの技術分野特に農産物産業の技術分野において、少なくとも一種の物質が
内部に固定化され又は封入されたシェルよりなる「コア−シェル」型の組成物を
得る試みが為されている。
【0004】 この型の組成物においては、こ(れら)の活性物質を、特に、それらを保護する
目的で及び/又はそれらの放出を遅延させ及び/若しくは制御する目的で、それ
らの周囲の媒質から完全に又は一時的に分離することができる。
【0005】 本発明の関係において、用語「制御された」放出及び「遅延された」放出は、
下記のように定義することができる: ・用語「制御された」放出は、系の外部の因子によって引き金を引かれ得る放出
を意味し、該因子は、温度、pH又は圧力等であって「引き金」とも呼ばれ、こ
の放出は、時間に依存せず;換言すれば、放出を生じることを望む瞬間及び条件
を正確に選択することができ; ・用語「遅延された」放出は、合理的にゆっくりした速度論による時間の関数と
して外部因子の関与なしで生じる放出を意味し; 換言すれば、これらの放出条件は、「コア−シェル」組成物が合理的に速い速度
論の媒質中に存在すると直ぐに放出が始まるように予め決定され、経験に基づい
て放出を制御することはできない。
【0006】 これらの「コア−シェル」組成物は、特に、例えば、物質の味をマスクするこ
と、物質の濃厚化及び/若しくはゲル化作用を遅延させ及び/若しくは制御する
こと又は物質の構造及び機能的完全性を保存することを試みる場合に有利である
【0007】 この型の組成物の重要性を説明する例として、食物繊維の封入を挙げることが
できる。
【0008】 食物繊維が栄養学的特性を有し、ある種の病状、特に消化異常、脂質代謝異常
(低コレステロール血症効果)及び糖質代謝異常(糖尿病の場合)の予防において幾
らか有利であるということは、現在、消費者の心に受け入れられている。
【0009】 従って、それらを食物に十分量混和させることは、日々の繊維の供給を増し、
それ故、上記の病状を予防することを可能にする。
【0010】 ポリヒドロキシル化化合物よりなる食物繊維は、例えば、セルロース、ヘミセ
ルロース、ペクチン、ガラクトマンナン、グアール、β−グルカン、リグニン又
は藻類多糖から選択することができる。食物繊維は、天然において、穀物、果物
及び野菜に存在している。
【0011】 しかしながら、その性質の故に、この繊維を水性媒質に混和させることは、不
利益を伴う。
【0012】 これは、水性媒質において、幾つかの形態の可溶性繊維(例えば、ペクチン又
はグアール)が、既に、低濃度で高粘度の溶液を生じる理由である。他の形態の
不溶性繊維(例えば、グアール、セルロース又はβ−グルカン)は、水性媒質中で
相当に膨潤する三次元ネットワークを形成する。
【0013】 従って、十分量の繊維を食品配合物に混和させることは、困難であり、実際、
これらの配合物のレオロジー的挙動に有意の改変を導かなければ不可能でさえあ
る。
【0014】 かかるケースにおいては、「コア−シェル」組成物(カプセルとも呼ばれる)に
頼ることは、必須に見える。
【0015】 活性物質の一時的封入を望む場合には、シェルの「破壊」を生じ、それ故、該
活性物質の媒質への「放出」を生じるであろうパラメーターを、封入の前に決定
するのが好ましい。
【0016】 これらのパラメーターは、本質的に、このシェルを構成する物質の化学的性質
に依存するであろうが、化学的組成に関するその均質性にも依存しうる。
【0017】 選択した物質の性質は、これらのカプセルの利用との適合性を保持しつつ、上
で規定した意味での「制御された」放出を可能にするべきであるので重要である
。例えば、食品の分野では、該物質は、更に、一定の必要条件を、特に無毒性、
きめ、レオロジー特性、官能的性質及び視覚的特性に関して満たさなければなら
ない。
【0018】 シェルの化学的均質性に関しては、このシェルがその化学的組成において均質
であるほど、封入した物質の放出の外部条件を特異的に同定するのが容易である
ということが見出されている。
【0019】 このシェルの「化学的組成に関する均質性」は、本質的に単一の化学的化合物
よりなるシェルを意味すると理解される。その上、これらのカプセルの各シェル
は、本質的に、同じ単一の化学的化合物から構成されている。
【0020】 用語「化合物」は、幾つかの成分により形成された集合物を意味する。
【0021】 本発明の関係において、このシェルは、本質的に、単一の無機化合物より構成
され、即ち、該シェルの少なくとも90%が正に一種類の無機化合物より構成さ
れる。
【0022】 この発明の目的は、物質の放出及び拡散のパラメーターを決定して一層正確に
制御することのできる「コア−シェル」型の組成物(カプセルとしても知られて
いる)を提供することである。
【0023】 この発明の他の目的は、シェルが、「引き金」の作用の下でのコアの制御され
た放出を可能にするという意味において、一時的なものであるカプセルを提供す
ることである。
【0024】 この発明の他の目的は、導入された媒質において良好な分散性を示すカプセル
を提供することである。
【0025】 この発明の他の目的は、導入された相において不溶性であって、コアの化合物
が単独では該相のレオロジー改変しても、該レオロジーを有意に改変しないシェ
ルを有するカプセルを提供することである。
【0026】 制御された放出の効力は、これらのカプセルのシェルの均質性により得られる
。単一の無機化合物の存在は、制御された放出の高い精度を得ることを可能にす
る。適当な種類の「引き金」例えばpHを、無機化合物の選択によって選択する
ことができる。
【0027】 これらの目的その他は、本発明により達成され、その主題事項は、少なくとも
一つの無機シェル(E)及び、少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物(P)を
含むコア(N)を含むカプセルであり、各シェルは、本質的に、単一の無機化合物
よりなる。
【0028】 この発明は、更に、これらのカプセルの固相における製造方法にも関係する。
【0029】 最後に、この発明は、これらのカプセルの利用に関係する。
【0030】 この発明の他の特徴、詳細及び利点は、以下の記載及び説明のための種々の具
体的な非制限的実施例を読むことにより尚一層完全に明らかとなろう。
【0031】 本発明の第一の面は、少なくとも一つの無機シェル(E)及び、少なくとも一種
のポリヒドロキシル化化合物(P)を含むコア(N)を含むカプセルであり、各シェ
ルは、単一の無機化合物よりなる。
【0032】 シェル(E)を構成する無機化合物は、アルカリ土類金属リン酸塩、アルカリ土
類金属炭酸塩若しくは塩基性炭酸塩、遷移金属塩基性炭酸塩、アルカリ土類金属
若しくは遷移金属硫酸塩、アルカリ土類金属ホウ酸塩、アルカリ土類金属ハリド
又は沈降シリカより選択する。
【0033】 アルカリ土類金属は、有利には、マグネシウム及びカルシウムから選択する。
【0034】 遷移金属は、有利には、アルミニウム及び鉄から選択する。
【0035】 ハロゲン原子は、臭素、塩素及びヨウ素から選択することができる。
【0036】 アルカリ土類金属リン酸塩としては、特に、一,二又は三カルシウムリン酸塩
、三リン酸塩又はピロリン酸塩を挙げることができる。
【0037】 沈降シリカは、ここでは、アルカリ金属ケイ酸塩の酸(一般に、無機酸)との反
応から、沈降用媒質の適当なpH(特に、塩基性、中性又は微酸性のpH)での沈
降により得られたシリカを意味すると理解され;このシリカは、任意の方法(ケ
イ酸塩容器の末端部への酸の添加、酸又はケイ酸塩の水又はケイ酸塩溶液より形
成された容器末端部への完全に又は部分的に同時の添加など)で調製することが
でき;このシリカの調製方法は、得ることを所望するシリカの種類によって選択
し;沈降段階の終結において、シリカの反応媒質からの分離の段階を一般に任意
の公知の手段例えばフィルタープレス又は真空フィルターにより行い;こうして
濾過ケークを集め、必要であれば洗浄し;このケークを、適宜、粉砕した後に、
任意の公知の手段により特に霧化によって乾燥させ、次いで、適宜、製粉及び/
又は凝塊形成させることができる。
【0038】 こうして、例えば、Rhodiaから販売されているTixosil(登録商標)の範
囲を挙げることができる。
【0039】 これらの無機化合物の粒子は、一般に、0.1〜100ミクロン、有利には、
0.1〜50ミクロンの大きさを有する。
【0040】 これらの粒子の大きさは、伝統的に、レーザー粒径測定法によって、例えば、
Coulter(登録商標)LS230を用いて測定される。
【0041】 この発明の好適具体例によれば、これらのカプセルは、本質的に、正に一層の
単一無機化合物粒子からなる。この特性は、物質の放出及び拡散のパラメーター
の測定及び制御に正に寄与する。一層詳細には、それは、これらのカプセルの良
好な分散性に寄与する。
【0042】 この無機シェル(E)は、カプセルの全重量の0〜50%(0は含まない)、有利
には、2〜40%、好ましくは、5〜30重量%に相当する。
【0043】 これらのカプセルは又、少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物(P)を含
むコア(N)によっても構成される。
【0044】 このポリヒドロキシル化化合物(P)は、有利には、トレオース、エリスロース
、アラビノース、キシロース、リボース、デオキシリボース、ラムノース、フコ
ース、グルコサミン、ガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、N−アセチ
ルガラクトサミン、澱粉、アミロペクチン、アミロース、アラバン、アルギネー
ト、カラギーナン、セルロース、キトサン、コンドロイチン硫酸、デキストラン
、デキストリン、フルクトサン、ガラクタン、マンナンなど、特に、ガラクトマ
ンナン、アラビアゴム、ペクチン、ガッティガム、ガラクトシド、グルカン、グ
リカン、グリコーゲン、ヘミセルロース、ヒアルロン酸 、イヌリン、ラマリナ
リン、レバン、ムコイチン硫酸、ニゲラン、ペントサン、ポリデキストロース又
はキシランから選択することのできる多糖類である。
【0045】 一層詳細には、ポリヒドロキシル化化合物(P)を、グアール、ペクチン、セル
ロース及びβ−グルカンから選択する。
【0046】 ポリヒドロキシル化化合物(P)は、このコア(N)において、単独であっても、
混合物であってもよい。
【0047】 説明を続けるに際して、用語「ヒドロキシル化化合物」は、単一のポリヒドロ
キシル化化合物及びポリヒドロキシル化化合物の混合物の両方を示すために用い
られよう。
【0048】 化合物(P)の粒子は、好ましくは、1〜500ミクロンの、有利には、2〜2
00ミクロンの、好ましくは、2〜80ミクロンの大きさを示す。
【0049】 この少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物(P)を含むコア(N)は、カプ
セルの全重量の50〜100%に相当し(両端を含まない)、有利には、60〜9
8%に、好ましくは、70〜95重量%に相当する。
【0050】 この発明の特別の具体例によれば、このポリヒドロキシル化化合物(P)は、部
分的に、調味剤、精油、着色料、皮膜形成物質例えば解重合グアール若しくはア
ラビノキシラン、又は泡の形成を阻止する物質例えばパーム油、大豆油、ひまし
油、菜種油、トウモロコシ油若しくはヒマワリ油から誘導されたポリエトキシル
化油より選択される物質(S)に代えることができる。
【0051】 この具体例において、コアの内容物即ちポリヒドロキシル化化合物(P)と物質
(S)の全量は、カプセルの全重量の50〜100%(両端を含まない)、有利には
60〜98%、好ましくは、70〜95重量%である。
【0052】 このコアの内容物の媒質中への上記のような制御された放出は、シェルの破壊
により達成することができる。
【0053】 この破壊は、特に、pHの変化によるシェルの崩壊により生じうる。
【0054】 この発明の関係において、シェル(E)は、pHに敏感であるという利点を示す
【0055】 従って、このシェル(E)の破壊に必要なpHの変化は、シェルの構成物質の性
質及びこれらのカプセルを用いる応用に依存する。
【0056】 この発明の好適な形態によれば、破壊のためのpHは、7未満である。それは
、好ましくは、5未満であり、一層好ましくは、4未満である。
【0057】 この発明のカプセルにおいて、無機シェル(E)は、効率的にコアの内容物即ち
ポリヒドロキシル化化合物(P)及び随意の物質(S)を保護し、それらを所定の媒
質中に運び、最終的に、それらを放出するという利点を有する。
【0058】 この放出の現象は、例えば、放出されるコアの内容物の粒径、媒質の粘度又は
媒質の濁度の測定によって特性表示される。
【0059】 この発明の他の主題事項は、カプセルの固相における製造方法である。
【0060】 この物質のカプセル封入は、慣用的に、湿潤経路により実施される。この種の
プロセスは、塩の沈殿及びコアを構成するものの界面での化学反応の後の無機シ
ェルの形成にある。この種のプロセスにおいて、この発明の意味におけるシェル
の化学組成に関する均質度の制御は、非常に困難であり、実際、幾つかの場合に
は不可能であることを示すことができる。非常に頻繁に、沈殿により形成された
シェルは、塩の混合物よりなる。例えば、リン酸カルシウム型のシェルを得るた
めには、一般に、塩化カルシウム(CaCl2)をリン酸ナトリウム(正リン酸ナト
リウムNaH2PO4・2H2O)と反応させる。沈殿後に、ブルッシャイトである
予想された塩(CaHPO4・2H2O)が実際に得られるが、混合された塩でもあ
る(例えば、2CaHPO4・2Ca3(PO4)2・5H2O又は2CaHPO4・5
Ca3(PO4)2・Ca(OH)2)。この理由のために、シェルの挙動特にpH低下
によるその崩壊は変化され、シェルの最適の崩壊のための最適の条件の決定及び
利用は一層困難となろう。
【0061】 今まで、出願人の知る限りでは、単一の化学化合物よりなるシェルの形成を生
じる「湿潤経路」によるカプセル封入のためのプロセスは、存在していない。
【0062】 本発明によるカプセルは、「乾燥経路」によるプロセスにより、即ち、水、溶
剤又は任意の他の液体媒質の非存在下で製造される。
【0063】 本発明のプロセスは、所望の無機化合物から出発して、本質的に該化合物から
なるシェルを得ることを可能にするという利点を有する。その上、このシェル(
E)を構成する無機化合物は、このプロセスで最初に用いられた無機化合物と同
じ結晶相を示す。
【0064】 組成に関する化学的均質性の故に、シェルの崩壊(放出の引き金)は、それを構
成する無機化合物の化学によってのみ左右される。
【0065】 このプロセスは、更に、一層単純で且つ一層安価であるという利点をも有する
。これは、カプセルを乾燥させる段階(湿潤経路によるカプセル封入において必
須の段階)がこの発明のプロセスにおいて不要である理由である。
【0066】 このプロセスにおいて、用いられる出発物質即ちシェル(E)を構成する無機化
合物、化合物(P)及び随意の物質(S)は、固体状態で含まれ、これは、出発物質
の損失を相当制限することを可能にする。換言すれば、充填された出発物質の実
質的に全量が、カプセルに変換される。
【0067】 従って、この発明によるカプセルは、下記のプロセスにより製造される (i)コア(N)を構成する粒子及びシェル(E)を構成する粒子の混合物を形成し、
該粒子は、固体状態であり、 (ii)該混合物に衝撃力を、30〜100m/秒の衝撃速度で、これらの粒子がシ
ェル(E)を構成してコア(N)を構成する粒子を被覆するのに十分な長い時間にわ
たって加え、 (iii)こうして得られたカプセルを、その後、回収する。
【0068】 このプロセスの重要な基準は、シェル(E)を構成する粒子の大きさのコア(N)
を構成する粒子の大きさに対する粒径比を重視することである。この比は、有利
には、少なくとも1/5であり、好ましくは、少なくとも1/10である。
【0069】 一層詳細には、このシェル(E)を構成する無機化合物の粒子は、0.1〜50
ミクロンの、有利には、0.1〜10ミクロンの、好ましくは、0.1〜5ミク
ロンの大きさを示す。
【0070】 有利には、これらの化合物(P)及び随意の物質(S)の粒子は、1〜500ミク
ロンの、有利には、2〜200ミクロンの、好ましくは、2〜80ミクロンの大
きさを示す。
【0071】 「乾燥経路」によるカプセルの(固体状態での)製造のための、このプロセスの
他の利点は、カプセル封入後に、各粒子が、本質的にその最初の大きさを維持す
ることである。換言すれば、もしrをコアの粒子の平均半径とし、r’をシェル
を構成する粒子の平均半径とするならば、これらのカプセルの平均半径は、r+
2r’に等しくなるであろう。rの値がr’の値よりずっと大きいことは公知で
あるので、これらのカプセルの大きさは、実質的にコアの大きさに相当するもの
とみなすことができる。
【0072】 シェルの粒子の大きさのコアの大きさに対する比に加えて、この発明のカプセ
ルの製造に成功するための鍵となるパラメーターは、被覆の実施に要する時間と
温度の制御である。
【0073】 温度の制御は、望ましくない副反応(例えば、多糖類の完全な脱水)を生じうる
任意の局所的過熱の防止において重要である。それは、例えば、ジャケット冷却
装置を用いて行うことができる。
【0074】 これらのパラメーターは、被覆する粒子及び被覆されるものの性質によって調
節されなければならない。
【0075】 この発明のプロセスは、有利には、バッチ式で実施する。
【0076】 これらの得られるカプセルは、最終的に、そのままで回収され、精製、乾燥な
どの更なる段階に頼る必要がない。
【0077】 このプロセスは、乾燥経路によるカプセル封入を可能にする任意の反応器にお
いて実施することができる。
【0078】 この発明のプロセスは、衝撃力及び/又は剪断力の影響下で、固体状態の微粒
子が大きい粒子を固体状態で、十分な衝撃速度で、カプセル封入することを可能
にする任意の型の装置によって実行することができる。当然、この種の装置にお
いては、最適なカプセル封入のために、10〜100で変化する(実際は、もっ
と大きくもなる)大きい粒子/微粒子の粒径比に注意することが重要である。
【0079】 従って、動くローターを内部に設置しうるチャンバーよりなるシステムを、該
チャンバー内のこのローターにより寄与されるエネルギーが小さい粒子が「効率
的に」一層大きい粒子と出会うために十分となる時点から、利用することができ
る。
【0080】 この装置として、例えば、Nara Machinery Co.Ltd, Zweign. Europa,から販
売されている「Nara Hybridizer NHS−0」型の装置、又はHo
sokawaにより販売されている「Mechanofusion System」型
の装置を挙げることができる。
【0081】 この発明の他の面は、この発明のカプセルの、食品、化粧品、洗剤、医薬又は
建築の分野における利用に関係する。
【0082】 この発明の一層特別の主題事項は、これらのカプセルの、食品分野での、特に
精力ドリンク、ダイエットドリンク、代用食品などにおける補助剤としての利用
である。
【0083】 この発明の組成物(C)は、従来技術のものより一層高濃度で利用でき、一層詳
細には10g/lより高濃度で利用できる利点を有している。
【0084】 この発明の最後の主題事項は、この発明のカプセルを含む食品配合物である。
【0085】 下記の実施例は、この発明を説明するが、その範囲を制限するものではない。
【0086】 実施例実施例1:リン酸カルシウムよりなるシェル及びグアールを含むコアを有するカ プセルの製造 用いる製品の表示 ■天然グアール:Mw=2000000g/モル;粉末の粒径:32ミクロン ■ヒドロキシルアパタイト:Ca3(PO4)2・2CaOH(Prolabo);粉末の粒径
:1.5ミクロン
【0087】操作条件 装置:Nara Hybridizer NHS−0(Nara Machinery Co. Ltd.,
Zweign. Europa) グアールの質量=24g ホスフェートの質量=6g ジャケットの温度=15℃ ローターの回転速度=8000回転/分 反応継続時間=2分 カプセル封入の収率=90%
【0088】カプセルの特性決定: 得られたカプセルを下記の方法により特性決定する。 a)水の粉末に対する質量パーセンテージの、固体含量の測定(粉末を110℃
で20分間乾燥することによる)による定量; b)グアールの量に対する上塗りされたリン酸塩の量の、強熱減量による測定:
定量すべき試料を900℃の炉の中に4時間30分置く。これらの条件下で、こ
の多糖類は焼成されるが、塩は影響を受けない。
【0089】 方法a)及びb)によって、正確なリン酸塩/多糖類質量比を測定することが
できる:多糖類に対して20%のリン酸塩。 c)レーザー粒径測定法(Coulter LS 230):d=33ミクロン。 d)二次電子を利用する試料の形態観察(透過顕微鏡観察)及び超薄切片法により
得られた切片の局所観察。
【0090】 透過型顕微鏡観察は、グアールの表面を均一に被覆した小さい無機粒子の存在
を観察することを可能にする。
【0091】 超薄切片法により得られた切片上で後方散乱した電子を利用することにより、
得られたコントラストは、グアールを被覆するリン酸化合物を区別することを可
能にする。
【0092】応用試験:粘度測定 この被覆の目的は、カルシウムトリホスフェートでカプセル封入されたグアー
ル粒子を分散させることを可能にすることであり、この試験は、そのグアールが
周囲の媒質から十分に保護されていること及びそれが媒質の粘度の増加を生じな
いことを確認することにある。
【0093】 このために、この多糖(脱イオン水中の固体含有量で1%)を、穏やかに攪拌し
ながら(55mm解膠パドル使用、300回転/分の攪拌速度で15分間攪拌)、
水中に注ぐ。
【0094】 この分散のpHは、6のオーダーである。
【0095】 その粘度をブルックフィールド回転式粘度計を用いて測定する(LVT;6回
転/分)。
【0096】 0.8%グアール溶液(1%カプセル中のグアールの量に相当)は、これらの条
件下で、4000mPa sのオーダーの粘度を生じるが、カプセル封入された
多糖類は、30mPa sのオーダーの粘度しか生じない。この値は、24時間
後でさえ一定のままである。
【0097】 多糖の放出のためには、pHを2にするために、数滴の濃HClをこの分散に
加える。
【0098】 攪拌を30分間続けてから、粘度を測定する:それは、3000mPa sに
達する。24 後、それは、3500mPa sに変化する。
【0099】実施例2:リン酸カルシウムよりなるシェルと澱粉を含むコアを有するカプセル の製造 用いた製品の表示 ■トウモロコシ澱粉:粉末の粒径:10ミクロン ■ブルッシャイト:CaHPO4(Prolabo);粉末の粒径:1ミクロン
【0100】操作条件 装置:Nara Hybridizer NHS−0(Nara Machinery Co. Ltd.,
Zweign. Europa) 澱粉の質量=24g ホスフェートの質量=6g ジャケットの温度=15℃ ローターの回転速度=8000回転/分 反応の持続時間=3分 カプセル封入の収率=95%
【0101】カプセルの特性決定: 得られたカプセルを、下記の方法によって特性決定する。 a)水の粉末に対する質量パーセンテージの、固体含量の測定による定量(粉末
を20分間110℃で乾燥することによる); b)澱粉の量に対する上塗りされたリン酸塩の量の、強熱減量による測定: 定量すべき試料を900℃の炉の中に4時間30分置く。これらの条件下で、こ
の多糖類は焼成されるが、塩は影響を受けない。
【0102】 方法a)及びb)によって、正確なリン酸塩/多糖類質量比を測定することが
できる:多糖類に対して20%のリン酸塩。 c)レーザー粒径測定法(Coulter LS 230):d=11ミクロン。 d)二次電子を利用する試料の形態観察(透過顕微鏡観察)及び超薄切片法により
得られた切片の局所観察。
【0103】 透過型顕微鏡観察は、グアールの表面を均一に被覆した小さい無機粒子の存在
を観察することを可能にする。
【0104】 超薄切片法により得られた切片上で後方散乱した電子を利用することにより、
得られたコントラストは、澱粉を被覆するリン酸化合物を区別することを可能に
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ソフィ ヴァズラン フランス国 エフ92210 サンクルー、レ ズィダンス ボソレユ、25 Fターム(参考) 4B035 LE01 LG01 LG02 LG12 LG20 LK01 LP36 4G005 AA01 AB15 AB22 BA15 BB21 DA05X DA13Z DA14Z DB02X DB12X DB13X DE08X EA01 EA03 EA05 EA07 EA10

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの無機シェル(E)及び少なくとも一種のポリ
    ヒドロキシル化化合物(P)を含むコア(N)を含むカプセルであって、各シェルが
    単一の無機化合物よりなる当該カプセル。
  2. 【請求項2】 無機シェル(E)を構成する無機化合物を、アルカリ土類金属
    リン酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩若しくは塩基性炭酸塩、遷移金属塩基性炭酸
    塩、アルカリ土類金属若しくは遷移金属硫酸塩、アルカリ土類金属ホウ酸塩、ア
    ルカリ土類金属ハリド又は沈降シリカより選択する、請求項1に記載のカプセル
  3. 【請求項3】 アルカリ土類金属を、マグネシウム及びカルシウムから選択
    する、請求項2に記載のカプセル。
  4. 【請求項4】 遷移金属が、鉄である、請求項1〜3の何れか一つに記載の
    カプセル。
  5. 【請求項5】 ハロゲン原子を、臭素、塩素及びヨウ素から選択する、請求
    項1〜4の何れか一つに記載のカプセル。
  6. 【請求項6】 アルカリ土類金属リン酸塩を、一,二又は三カルシウムリン
    酸塩、三リン酸塩又はピロリン酸塩から選択する、請求項1〜5の何れか一つに
    記載のカプセル。
  7. 【請求項7】 無機シェル(E)を構成する無機化合物の粒子が、0.1〜1
    00ミクロンの、有利には、0.1〜50ミクロンの大きさを有する、請求項1
    〜6の何れか一つに記載のカプセル。
  8. 【請求項8】 シェル(E)が、正に一層の単一無機化合物粒子からなる、請
    求項1〜7の何れか一つに記載のカプセル。
  9. 【請求項9】 シェル(E)が、カプセルの全重量の0〜50%(0は含まな
    い)、有利には、2〜40%、好ましくは、5〜30重量%に相当する、請求項
    1〜8の何れか一つに記載のカプセル。
  10. 【請求項10】 ポリヒドロキシル化化合物(P)が、トレオース、エリスロ
    ース、アラビノース、キシロース、リボース、デオキシリボース、ラムノース、
    フコース、グルコサミン、ガラクトサミン、N−アセチルグルコサミン、N−ア
    セチルガラクトサミン、澱粉、アミロペクチン、アミロース、アラバン、アルギ
    ネート、カラギーナン、セルロース、キトサン、コンドロイチン硫酸、デキスト
    ラン、デキストリン、フルクトサン、ガラクタン、ガラクトマンナン、アラビア
    ゴム、ペクチン、ガッティガム、ガラクトシド、グルカン、グリカン、グリコー
    ゲン、ヘミセルロース、ヒアルロン酸 、イヌリン、ラマリナリン、レバン、マ
    ンナン、ムコイチン硫酸、ニゲラン、ペントサン、ポリデキストロース又はキシ
    ランから選択することのできる多糖類である、前記の請求項の何れか一つに記載
    のカプセル。
  11. 【請求項11】 化合物(P)の粒子が、1〜500ミクロンの、有利には、
    2〜200ミクロンの、好ましくは、2〜80ミクロンの大きさを示す、請求項
    1〜10の何れか一つに記載のカプセル。
  12. 【請求項12】 少なくとも一種のポリヒドロキシル化化合物(P)を含むコ
    ア(N)が、カプセルの全重量の50〜100%に相当し(両端を含まない)、有利
    には、60〜98%に、好ましくは、70〜95重量%に相当する、請求項1〜
    11の何れか一つに記載のカプセル。
  13. 【請求項13】 ポリヒドロキシル化化合物(P)が、部分的に、調味剤、精
    油、着色料、皮膜形成物質例えば解重合グアール若しくはアラビノキシラン、又
    は泡の形成を阻止する物質例えばパーム油、大豆油、ひまし油、菜種油、トウモ
    ロコシ油若しくはヒマワリ油から誘導されたポリエトキシル化油より選択される
    物質(S)に代えられた、前記の請求項の何れか一つに記載のカプセル。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れか一つに記載のカプセルの固相にお
    ける製造方法であって、下記を特徴とする当該製造方法: (i) コア(N)を構成する粒子及びシェル(E)を構成する粒子の混合物を形成し
    、該粒子は、固体状態であり、 (ii)該混合物に衝撃力を、30〜100m/秒の衝撃速度で、これらの粒子がシ
    ェル(E)を構成してコア(N)を構成する粒子を被覆するのに十分な長い時間にわ
    たって加え、 (iii)こうして得られたカプセルを、その後、回収する。
  15. 【請求項15】 シェル(E)を構成する粒子の大きさのコア(N)を構成する
    粒子の大きさに対する比が、少なくとも1/5であり、有利には、少なくとも1
    /10である、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 シェル(E)を構成する無機化合物の粒子が、0.1〜50
    ミクロンの、有利には、0.1〜10ミクロンの、好ましくは、0.1〜5ミク
    ロンの大きさを示す、請求項14及び15の何れかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 化合物(P)及び随意の物質(S)の粒子が、1〜500ミク
    ロンの、有利には、2〜200ミクロンの、好ましくは、2〜80ミクロンの大
    きさを示す、請求項14〜16の何れか一つに記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項14〜17の何れか一つに規定の方法により得られ
    たカプセル。
  19. 【請求項19】 請求項1〜13の何れか一つに記載の又は請求項18に記
    載のカプセルの、食品、化粧品、洗剤、医薬又は建築の分野での利用。
  20. 【請求項20】 請求項1〜13の何れか一つに記載のカプセルを含む食品
    配合物。
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