JP2003516157A - アリザリンをベースにした新規色原体基質 - Google Patents
アリザリンをベースにした新規色原体基質Info
- Publication number
- JP2003516157A JP2003516157A JP2001544362A JP2001544362A JP2003516157A JP 2003516157 A JP2003516157 A JP 2003516157A JP 2001544362 A JP2001544362 A JP 2001544362A JP 2001544362 A JP2001544362 A JP 2001544362A JP 2003516157 A JP2003516157 A JP 2003516157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- alizarin
- alkyl
- aralkyl
- aryl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/52—Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/02—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
- C12Q1/04—Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Immunology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
Description
シダーゼ、エステラーゼまたはペプチダーゼを明らかにすることに関する。
質が用いられてきた。基質を選択することで、反応の有無から、微生物の属の種
類を特徴づける、またはある特定の微生物属の株および/または種を識別するこ
とが可能である。
1部分を下記で標的部分と呼び、マーカーの代用となる第2部分を下記でマーカ
ー部分と呼ぶ。
第2マーカー部分、または一つまたは複数のその他の化合物とのその反応による
生成物であり、この第2部分が第1の標的部分ともはや結合しない場合に、蛍光
体または色原体である。この件については、本出願人の名において登録されてい
る特許出願PCT/FR99/00781を参照されたい。
nes)をベースにした色原体基質であり、一般にこの基質の形態下に僅かに着
色される。しかしながら、マーカー部分による着色は、ヒドロラーゼにより、し
たがって前記マーカー部分に対する標的部分の分離により強化されるおよび/ま
たは変化する。好ましくは、金属塩、アルカリ性pHのような検出体の存在が、
得られた生成物の着色特性を向上させる。
。アリザリンが初めて植物 Rubia tinctorum(アカネ科セイヨ
ウアカネ)から単離された1826年以来、その着色特性が衣服の染色に使われ
てきた。
り1869年に記載されている。同年、W.H.Perkinは、下記の式のア
ントラセン核のR3、R4、R5、R6、R7、R8の各位置上のさまざまな置
換基を提案することで、合成することのできるアリザリンの数を拡大した。
たとえば、位置R3がスルフォン基により置換されている場合、アルミニウム塩
とのキレート化により鮮やかな深紅色になり、クロムとのキレート化では赤紫色
になる。その他の例では、3−ニトロアリザリンおよび4−ニトロアリザリンは
、それらに結合した金属塩に応じてさまざまな着色キレートを産出する。染色に
おいてアリザリンによりもたらされるメリットは、大部分、このように形成され
た金属キレートの、石鹸、酸、水酸化アルカリ金属等に対する安定性である。
−ニトロアリザリンから得られる4−アミノアリザリンに注目する。4−アミノ
アリザリンは下記の式で表される。
る。さらにこの分子は、アルザリンキノリン(その一例、緑色のアリザリンα−
キノリンは下記の式で表される)の当業者に公知のSkraup反応を使った合
成の出発点として使用される。
囲のアリザリンを得ることができる。
示されている。キレートの存在下のヒドロキシアントラキノンは素早く反応する
ため、生物学的試料における金属の有無の判断テストに優先的に用いられている
。
れる、アリザリンの還元生成物であるアントラビンはすでに当業者に公知である
。この還元は、水酸化亜鉛またはアンモニア水、2価のスズを含む酸塩化物、等
の反応により起こる。この化合物の一般式は次の通りである。
はアントラビンの使用については今のところ明らかな情報はまったくない。した
がってアリザリンに対して少なくとも一つの標的部分を固定するための基質の合
成が必要である。これらの基質は、マーカーと標的の二つの部分において加水分
解が起こらなくなった瞬間から、金属イオンの存在下には反応しないという利点
がある。一方不溶性キレートの形成は次のような本質的な利点がある。 ・低濃度であっても感度は非常に高く、そのための基質は少量でよい、 ・反応媒質の組成物、および特に多価カチオン(その定義は本明細書の終わりの
特別項目に示されている)および/または使用されるpHにより容易に適用の要
求に適合させることが可能な加水分解生成物の色、 ・必要な基質が簡単に合成でき、しかも(上記で言及した高い感受性のため)量
も少なくてすみ、このため製造価格を低く抑えることができる、 ・色の拡散が非常に僅かで、このためコロニーを容易に分離および識別できる、
・(上記で言及した高い感受性のおかげで)使用する基質は少量であるので阻害
は僅かである。
ings,W.and KnorrE.,34,957,1901)というかな
り古典的な方法を用いて合成され、主にグリコシドに結合されてきた。α−グリ
コシドに関しては、これらの合成はHelferich法により行われる(He
lferich B.ら、Ber.,66,378(1933)およびBer.
,77,194(1944)。その他の誘導体は、脂肪酸の短い鎖を有するエス
テル、およびリン酸エステルまたは硫酸エステルに結合されている。
アリザリン−β−D−ガラクトシドとの比較研究の対象になる5−ブロモ−4−
クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトシドである。
著しく有効である。このようにこれらの基質は、研究対照となる同一の酵素活性
に対してより多くの微生物の種および/または株を検出する。
t extraction of ruberythric acid fro
m madder roots and subsequent hydrol
ysis with −glucosidase≫,J.Ferment.Bi
oeng.(1996),81(6), 567−569,」は、これらを着色
料として使用するために、選択溶媒を使ってアカネの根からアントラキノンを抽
出することに関するものである。その目的は特に糖に結合したアリザリン−2−
o−プリメベロシド等のアントラキノンの中からアリザリンを抽出することであ
る。このためにβ−グルコシダーゼを介してアリザリン−2−o−プリメベロシ
ドを加水分解する。
≪Anthraquinone glycosylation and hyd
rolysis in Morinda citrifolia cell s
uspensions.Regulation and function ≫
,J.Plant.Physiol.,(1998),152(2/3),23
5−241,」に由来するものであり、糖の存在に対する植物の細胞内のグリコ
シル化したプリメベロシドの生物学的解釈を提案している(240頁、第1欄、
第3段落)。この始まりはある種のアントラキノンの加水分解に因る。
s aureofaciens B96の『グリコシド化』活性に関する「Mi
crobial glucosidation if dihydroxyan
thraquinones. General properties of
glucosidation system 」,Folia Microbi
ol.(Prague)(1974),19(4),307−316」に由来す
るものである。
。確かにこれらすべての論文がアリザリン(またのその他のアントラキノン)を
ベースにした基質について論じているが、多様性において限界があり(言及され
ている分子も僅かである)、すべてが生合成により得られている(最初の二つの
論文では、プリメベロシドと植物による生成物を結合させた基質、3番目の論文
では、多種のグリコシドとバクテリア Streptomyces grise
usによる生成物を結合させた基質)。 さらにこれらの基質は酵素検出のため
の診断テストの役目は果たさない。
とも一つは標的部分である、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、アルキル、アリールおよびアラルキルまたはアラニンのようなα-アミノ酸
残基に等しいXを伴う、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミ
ノであり、アルキル、アリールおよびアラルキルまたはアラニンのようなα-ア
ミノ酸残基に等しいXを伴う、 −異なる別の方法により、R3およびR4は互いに連結して少なくとも5員環、
好ましくは6員環を形成する、 −R5、R6、R7、R8はそれぞれ次の原子または原子団、すなわちH、ハロ
ゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはアルコキシの一つ
から成る。 −R9およびR10は、それぞれ独立して、メチル、アルキル、アリール、アラ
ルキルから成り、または一方で、R9またはR10は環(ピペリジン、ピロリジ
ン、モルフォリン、等)を構成し、他方でR10またはR9は水素原子である)
の酵素活性の有無を検出することができる色原体基質に関する。
おり、水酸化物原子団において水素原子の少なくとも一つは場合によってはメチ
ル、アルキル、アリール、アラルキル原子団により代えられている。
とも一つは標的部分である、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、アルキル、アリールおよびアラルキルまたはアラニンのようなα-アミノ酸
残基に等しいXを伴う、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミ
ノであり、アルキル、アリールおよびアラルキルまたはアラニンのようなα-ア
ミノ酸残基に等しいXを伴う、 −異なる別の方法により、R3およびR4は互いに連結して少なくとも5員環、
好ましくは6員環を形成する、 −R5、R6、R7、R8はそれぞれ次の原子または原子団の一つから成る。す
なわちH、ハロゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはア
ルコキシ、 −R9およびR10は、それぞれ独立して、メチル、アルキル、アリール、アラ
ルキルから成り、または一方で、R9またはR10は環(ピペリジン、ピロリジ
ン、モルフォリン、等)を構成し、他方でR10またはR9は水素原子である、
−R11は次の原子または原子団の一つから成る。すなわち、H、SO3H、C
l、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、アルキル、アリール、アラ
ルキル、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルア
ミノであり、アルキル、アリール、アラルキルまたはα-アミノ酸残基に等しい
Xを伴う、 −R12はH、メチル、アルキル、アリール、アラルキルから成る) の、酵素活性の有無を検出することができる色原体基質に関する。
および2で二つの水酸基を有するアリザリンから成る。この分子は別名1,2−
ジヒドロキシアントラキノン−α−D−ガラクトシドであり、その一般式は、ガ
ラクトースによって成る標的部分に結合しており、以下の通りである。
在下の、キレートを形成している。
ッカリドから成るグルコシド、 −α-アミノ酸またはペプチド、 −−O−CO−(CH2)n−CH3のような有機酸、nは0〜20、 −硫酸塩、燐酸塩、ピロ硫酸塩、ピロ燐酸塩または燐酸ジエステル。
るNと共に置換されたまたはされていないC3Nの鎖により構成され、互いに連
結して6員環を形成している。
使用方法により、本方法は、 −標的部分が、検出すべき酵素活性と関連している少なくとも一つの基質を、そ
のそのような酵素活性を有する少なくとも一つの微生物を含んでいると思われる
試料および少なくとも一つのカチオン型の存在下に配置する、 −不溶性の着色されたキレートの形成を観察する、 工程から成る。
た少なくとも一つのカチオン型の存在下に配置される。
ン型にはFe2+、Al3+、Mn2+、Sn2+またはCu2+がある。
のような少なくとも二つの基質を使用する場合、使用方法は、 −その標的部分が、検出すべき少なくとも二つの酵素活性と関連している少なく
とも二つの基質を、このような酵素活性を有する少なくとも一つの微生物を含ん
でいると思われる試料、および少なくとも一つのカチオン型の存在下に配置する
、 −少なくとも二つの異なる着色または第3の着色の出現を観察する、 工程から成る。
応した少なくとも一つの、好ましくは唯一つのカチオン型の存在下に配置される
。
めの、上記のような少なくとも一つの基質の使用、またはすでに上記した使用と
組み合わせたこの使用は、 −その標的部分が、検出すべき酵素活性と関連している少なくとも一つの基質を
、このような酵素活性を有する少なくとも一つの微生物を含んでいると思われる
試料の存在下に、適切なpHを有する反応媒質内に配置する、 −少なくとも一つの着色の出現を観察する、 工程から成る。
るマーカー部分に対して適応した唯一つのカチオン型を使用する。
または複数の基質を含む培地に押し出す中間工程が含まれる。
次を用いる。 ・グルコース、 ・ガラクトース ・マンノース ・キシロース ・グルクロン酸、または ・N−アセチルグルコサミン。
に燐酸または置換誘導体を用いる。
に硫酸または置換誘導体を用いる。
標的部分として特に次のものを用いる。 ・飽和または不飽和脂肪酸、または置換誘導体、 ・酢酸または置換誘導体、 ・酪酸または置換誘導体、 ・オクタン酸または置換誘導体、または ・イノシトール−1−燐酸のようなエステル化された燐酸基。
む、微生物の少なくとも一つの株および/または種を検出することができる組成
物にも関する。
くとも一つの株または種の顕現されたさまざまな酵素活性を識別できる異なる色
を呈している。
で戻すことができる乾燥したもの)の培地により構成される。
0〜150mg/リットル、さらにより好ましくは50mg/リットルである。
の存在下に、他方でさらに場合によってはカチオンの存在下に、特殊な色を呈す
る、初期に僅かに着色される新規の基質に関する。本発明はまたこの基質によっ
て行われうる使用、ならびにこの基質を含む組成物にも関する。
ことも可能である。その場合は、好ましくはアルカリpHを有する組成物を使用
することも可能である。また二つの条件、すなわちカチオンとアルカリ性pH両
方を合わせてもよい。
る。鉄、マンガン、スズ、アルミニウム等のこれらのカチオンは、テストされる
試料中に存在する自由イオンによる阻害を避けるまたはこれを最小限にするため
に、きわめて低い濃度で使用される。
とができる選択的な阻害性をもち、これは付加的な有利点となる。
933),1167)により、アリザリンは位置2の水酸基のレベルで特異的に
グリコシル化されており、位置1での固定も可能であるが、位置2での共役がよ
り容易である。
いる方法を用いて調製される。6gのアリザリン試料がアセトン70ml内で懸
濁され、0.28mol/リットルの水酸化カリウム70mlと混合されて、塩
を形成する。これに、アセト−ブロモ−グルコース6.6gを含み、エーテルお
よびアセトンを1:1の割合で含む混合物40mlを会合させる。約14時間撹
拌する。続いてアセトン中に、1.25mol/リットルの水酸化カリウム7m
l、次にアセト−ブロモーグルコース0.6モル/リットル15mlを添加する
。予備混合物をさらに約10時間撹拌する。エーテルおよびアセトンを減圧下に
抽出し、冷却させた酢酸を添加してpHを約5.5に戻す。混合物および反応し
なかったアリザリンを濾過し、水で洗浄して、一晩かけて50℃で乾燥する。
して、5分間環流させる。これにより冷却し、濾過する、さらに酢酸により洗浄
することができる。続いて濾過物を1時間別にしておき、残留アリザリンから分
離する。この手順を10℃で繰り返し、濃い黄色の濾過物を得る。
いてトリエチルアミン2mlを添加する。酸化アルミニウムを溶液中であらかじ
め混合し、試料テストを行って、薄層クロマトグラフィー(CCM)によりアリ
ザリンが残っていないことが示されるまで混合を続ける。酸化アルミニウムを抽
出し、残留溶液を回転にかけて蒸発させ、黄色の固体を生成する。この固体を、
数滴の酢酸の存在下に、加熱したエタノールから再結晶化し、アリザリンテトラ
アセチル−グルコシド2.02gを得る。
濁状態にして、そこへ0.125mol/リットルの水性水酸化ナトリウム30
mlを添加して、赤色の溶液を生成する。この状態を65℃で10分間維持して
、次いで0℃まで冷却する。次にグリコシル化された赤色のアリザリンのナトリ
ウム塩を真空濾過で抽出し、エーテルで洗浄して、乾燥する。この方法でアリザ
リン−2−β−グルコシドのナトリウム塩を0.9g得ることができる。この生
成物を当業者に公知の技術により精製して、アリザリン−2−β−D−グルコシ
ドを得ることも可能である。
れている方法を用いて調製される。アリザリン6gである試料をアセトン70m
l中に懸濁状態にして、0.28mol/リットルの水酸化カリウム70mlと
混合して塩を形成させる。これに、エーテルおよびアセトンを1:1の割合で含
み、アセト−ブロモ−ガラクトース6.6gを含む混合物40mlを会合させる
。約14時間撹拌する。続いてアセトン中に、1.25mol/リットルの水性
水酸化カリウム7ml、続いてアセト−ブロモ−ガラクトシド10.6モル/リ
ットル5mlを添加する。さらにこの予備混合物を約10時間撹拌する。エーテ
ルおよびアセトンを減圧下に抽出し、冷却した酢酸を添加することでpHを約5
.5に戻す。混合物および反応しなかったアリザリンを濾過し、水で洗浄して、
50℃で一晩かけて乾燥させる。
2mlを添加する。酸化アルミニウムを、試料テストを行ってCCMによりアリ
ザリンが残っていないことが示されるまで溶液中に添加する。酸化アルミニウム
を抽出し、残留溶液を回転させることで蒸発し、黄色の固体を生成する。この固
体を数滴の酢酸の存在下に加熱したエタノールから再結晶化して、アリザリンテ
トラアセチル−ガラクトシド1.96gを得る。
再懸濁化して、そこへ0.125mol/リットルの水性水酸化ナトリウム30
mlを添加して赤色の溶液を生成する。この状態を65℃で10分間維持し、次
いで0℃まで冷却する。次にグリコシル化された赤色のアリザリンのナトリウム
塩を真空濾過により抽出して、エーテルで洗浄して、乾燥する。この方法により
、赤色の微晶質粉末形態下のアリザリン−2−β−D−ガラクトシドのナトリウ
ム塩0.86gを得ることができる。
ン5ml中に溶解し、無水酢酸2.5mlおよびピリジン5mlの混合物で処理
する。室温に16時間放置した後、黄色の溶液を、氷を入れた塩酸100ml中
に注ぐ。酢酸塩の沈殿物を吸込み濾過により抽出し、水で洗浄する。水性のアセ
トンを再結晶化することで、黄色の結晶形態下のアリザリン−2−酢酸塩1.4
gを得ることができる。
アリザリン2.4g、すなわち10ミリモルを加熱して調製する。60℃で2時
間放置した後、ピリジンを減圧下に抜き取る。pH9のメタノールカリウムを細
かく分けて添加することで、カリウム塩のように、硫酸エステルを結晶化する。
カリウム塩が徐々に形成されていき、これを吸込み濾過で抜き取り、エーテルで
洗浄して白色の微晶質粉末であるアリザリン−2−硫酸塩1.2gを産出する。
れらのエステル2.82g、すなわち10ミリモルを二塩化メタン75mlの存
在下に混合し、この混合物に2,4,6−コリジンまたは2,6−ルチジンを2
〜3ml添加して、深い赤紫色の溶液を得る。1時間放置した後、Wolfro
mおよびLineback《Methods in Carbohydrate
Chemistry》(1963),342−43に従って調製した炭酸銀、
次いでアセト−ブロモ−ガラクトース5g、すなわち12.5ミリモルを添加す
る。反応は室温、すなわち10〜15℃で、二日間容器中で撹拌しながら続けら
れる。薄層クロマトグラフィーにより、クロマトグラフィー上を急速に移動する
テトラ−アセチル−ガラクトシドの段階的変換が示される。懸濁液はシリカまた
は粗珪藻岩床で濾過され、濾過添加物を、必要量の、すなわち約100mlのジ
クロロメタンで洗浄する。次にジクロロメタン化合物の溶液を、塩化水素酸0.
2M(3×100ml)の存在下に、水(×2)で洗浄する。乾燥後(MgSO 4 )、澄んだ褐色の抽出物を減圧下で気化させ、メタノール中に再び溶解する。
薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン3:1)は急速に移動する成分
の存在を示し、紫外線および硫酸に対して陽性反応を示す。次に保護されたガラ
クトシドは、すでに記述されたようにメタノール中でナトリウムメトキシドを使
用して脱アセチル化を行い、アリザリン−1−ガラクトシド1.32gを産出す
る。
.4g、すなわち10mmolを反応させて調製する。さらにこの溶液に、塩化
オクタノイル (Chlorure d’octanoyl)1.62g、すな
わち10mmolを、室温でゆっくりと30分かけて混合しながら添加する。オ
クタン酸塩をすでに記載されているようにアルミナで処理して純化し、メタノー
ル中で溶媒および結晶体を抽出して単離する。−12℃まで冷却した後、オクタ
ン酸塩1.84g、すなわち5mmolを、乾燥アセトニトリル30ml中で、 ・四塩化炭素3.6g、 ・ジイソプロピルエチルアミン1.6g、 ・4−ジメチルアミノピリジン80mg、 により連続して処理する。 低温で約2分間放置した後、ジベンジル−亜燐酸塩2.2gを含む溶液をアセト
ニトリル8ml中に加える。これにより著しく温度が上昇するのを避ける。1時
間後、混合物は、Silverberg L.J.,Dillon J.L.お
よび Vermeshetti P.,Tet.Lett.,37 No.6(1
996年)により記載されているように使用し、ジベンジル−ホスホリルエステ
ルは、溶媒として酢酸エチル30mlをパラジウム/炭素触媒(10%w/w)
0.4gと共に用いることで、水素により破壊する。次に、酢酸エチルをメタノ
ール中に溶液に戻すことで抜き取り、pH8の水性メタノール中に炭酸カリウム
溶液を慎重に添加した後、カリウム塩と同じく燐酸エステルを単離する。アリザ
リン−1−燐酸−2−オクタン酸塩のカリウム塩沈殿物を収集して、メタノール
で洗浄し、エステル2.05gを真空下に乾燥して、さらなる純化は行わず使用
する。
88)に開示された合成に従って調製される。還元されたアントラキノンの9−
および10−O−メチル誘導体の合成については、1,2−ジオル全体を、当業
者に公知の、すなわち Schelin−Acta.Chem.Scand.2
0 1182(1966)に記載されているような、ホウ酸との錯体 (com
plexion)による、またはアセトアルデヒドジメチル酢酸塩の使用(エチ
リデンによる保護)による適切なプロセスを用いてメチル化によりあらかじめ保
護する。
液状態での酵素活性の検出。 3.酵素活性の存在に基づく有機体の特定。 4.ELISA技法のような、抗原および抗体との間の特殊反応の視覚化および
位置決定。指標酵素としてβ−ガラクトシダーゼまたはアルカリ性ホスファター
ゼ活性を明らかにする技術に対して、たとえばアリザリン−β−ガラクトシドま
たはアリザリン−燐酸塩を使用してもよい。この場合、酵素基質は、たとえばA
COMEN版,Lyon,109〜133頁(1988年)のY.Barbie
rにより統括された「理論から実践への免疫調合」のように、酵素活性(特にア
ルカリ性ホスファターゼまたはβ−ガラクトシダーゼ)をELISAフォーマッ
トによる抗体または抗原検出反応のように作用させる、検出反応おいて、あるい
はたとえば「DNAプローブ」第2版、Keller G.H.,Manak,
M.M.,Stockton press,第5〜9節(1993年)のような
核酸検出において最初に使用される。 5.たとえばβ−ガラクトシダーゼの遺伝子の存在を証明する必要がある分子生
物学技術およびその使用「分子クローニング実験室マニュアル」第2版、Sam
brook,Fritsch,Cold Spring Harbor Lab
oratory Press,第16.56、1.85節(1989年)。 6.組織化学、細胞化学技術またはフロー細胞数測定による技術。特殊な酵素活
性と関連のあるこのような基質は医学診断、さらに水質、環境、食物等の分析と
いったその他の分野に用途がある。 7.ポリアクリルアミドゲル、または電気泳動またはその他の分離方法を行うた
めに使用されるその他の素材の断面上における酵素の顕現。
リザリン−2−β−D−ガラクトシドの濃度の影響
おいて、0.05g/リットルのアンモニアクエン酸鉄の存在下に0.01g/
リットル、0.03g/リットル、0.05g/リットル、0.08g/リット
ルのアリザリン−2−β−D−ガラクトシド、あるいはアンモニアクエン酸鉄な
しに0.2g/リットルの6−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトシド
を添加した。これら4つの培地をペトリ箱に一箱につき培地20mlの割合で分
配した。微生物をこの培地にマクファーランド0.5濁度の菌浮遊液から、三面
に分離して植え付けた。各箱を37℃で48時間インキュベートした。インキュ
ベーションの18時間、24時間、48時間後に、形成されたコロニーを目視に
より観察する。これらのコロニーの着色ならびにこの着色の強度を評価した。結
果は下記の表1に示している。
の影響
、陰性結果しか示さない株は陰性検査の代用とされる。
トシドで得られた強度が、濃度がおよそ7倍に当たる6−クロロ−3−インドリ
ル−β−D−ガラクトシドで観察された結果にほぼ等しいことが注目される。興
味深い着色強度を得ることができるアリザリン−2−β−D−ガラクトシドの濃
度は0.03g/リットル〜0.08g/リットル、好ましくは0.05g/リ
ットルである。 したがってアリザリンベースの基質はインドキシルベースの基質よりも高感度で
ある。
−2−β−D−ガラクトシドの使用
る。すなわちColumbia寒天46.37gを、アリザリン−2−β−D−
ガラクトシド50mg、アンモニアクエン酸鉄(Citrate de Fer
Ammoniacal)500mg、イソプロピル−β−D−チオガラクトシ
ド30mgと共に蒸留水1リットルに加え、β−ガラクトシダーゼの活性の誘導
を行いやすくする。寒天はオートクレーブにより116℃で10分間殺菌する。
培地をゆっくりと55℃まで冷やして、20mlのペトリ箱に分配する。この培
地を、 columbia寒天46.37g、5−ブロモ−4−クロロ−3−イ
ンドリル−β−D−ガラクトシド80mg、イソプロピル−β−D−チオガラク
トシド30mgを含み、同じ方法で調製された固体培地と比較する。
ラリーAPI(登録商標)20E(BioMerieux、フランス)により識
別した。株を columbia寒天培地上で、37℃、24時間培養し、約1
08有機体/ml(標準マクファーランド0.5に同等)の接種体を株毎に作る
。植え付け器Denleyを使用して、各浮遊液につき1マイクロリットルをこ
れら培地のそれぞれ、すなわち上記で調製されたアリザリン−2−β−D−ガラ
クトシドを含む培地、および5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D
−ガラクトシドを含む培地の箱に接種する。すべての箱を37℃で18時間イン
キュベートする。
−β−D−ガラクトシドを含む培地上で、β−ガラクトシダーゼ活性を示すコロ
ニーは赤紫色であり、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラ
クトシドを含む培地上では、コロニーはトルコ石色である。これら二つの色を呈
するすべての株は、対応する基質でのβ−ガラクトシダーゼ活性に対して陽性で
あると見なされる。結果を下記の表2に示す。
ガラクトシダーゼ活性の顕現
インドリル−β−D−ガラクトシドに関連する欄に示されている数字は陽性株の
パーセンテージに対応するものである。株の大部分、すなわち96.5%は、陽
性、陰性にかかわらず二つの基質に対して等しい反応性を有している。8つの株
はアリザリン−2−β−D−ガラクトシドしか加水分解しない。これら8つの株
は、4−メチルアンベリフェリル−β−D−ガラクトシド (4−methyl
−umbelliferyl−β −D−galactoside)基質の存在
下において蛍光が検出されるので、β−ガラクトシダーゼ活性を有している。し
たがってこの表は、参照基質である5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−
β−D−ガラクトシドで観察された感度よりも高い感度を有するβ−ガラクトシ
ダーゼ活性の指標指標としての基質の優れた有効性を表すものである。したがっ
てこれらの基質は低濃度で、きわめて感度が高く、利用価値が高いことになる。
ザリン−2−β−D−ガラクトシド(50mg/リットル)を、塩化マンガンあ
るいはアンモニアクエン酸鉄、あるいは塩化スズ、あるいは硫化アルミニウム5
0mg/リットルの濃度に対して添加した。金属塩の無い比較対照培地もまた研
究された。これらのさまざまな培地を、オートクレーブに通した後、ペトリ箱に
、一箱に付き培地20mlの割合で分配した。本出願人のコレクションに由来す
る微生物を、0.5マクファーランド浮遊液からそれぞれの培地上へ、三面ずつ
分離して植え付けた。各箱を37℃で48時間インキュベートした。インキュベ
ーションの24時間後と48時間後に、形成されたコロニーを目視により観察し
た。コロニーの着色ならびにこの着色の強度を採点した。結果を下記の表3に示
した。強度値は任意の方法で示されており、株同士の強度を比較することだけを
目的としているいることに注意する必要がある。このことは下記に続く各実施例
に対しても同じである。同じく、本出願人のコレクションに由来する、テストを
行った株は、このコレクションのおける内部番号が付されている。この内部の番
号付けは下記に開示されている実施例のいくつかにおいても同様に使用される。
。金属塩が無くても着色を観察することはできる。しかし得られる着色の強度は
、たとえば鉄塩で観察されるものよりも低く、この塩で色が変化することはない
。
酵素基質との結合、pH指標)。
ラクトシダーゼに対するpHの影響
アリザリン−2−β−D−ガラクトシド、0.05g/リットルアンモニアクエ
ン酸鉄を半分のガラス管に、5マイクロリットルのβ−ガラクトシダーゼ(EC
3.2.1.23シグマ)を各ガラス管に添加した。これら18本のガラス管を
37℃で4時間インキュベートした。インキュベート後、得られた着色はアンモ
ニアクエン酸鉄を含まないガラス管は薄いピンク色、アンモニアクエン酸鉄を含
む管は濃いピンク色である。これらのガラス管を24℃でさまざまなpH(2−
3−4−5−6−7−8−9−10)に調整した。調整後に得られた着色を下記
の表4に示した。
トシダーゼ顕現に対するpHの影響
クから赤紫である。このため必要に応じて色を調整することが可能で、複数の代
謝(酵素加水分解およびpHの変化)を明らかにすることができる。
少なくとも二つの異なる酵素活性の検出
ガラクトシド ・β−ガラクトシダーゼ活性の誘導を容易にするための30mg/リットルのイ
ソプロピル−β−D−チオガラクトシド、 をペトリ箱に一箱に培地20mlの割合で分配した。本出願人のコレクションに
由来する微生物を、マクファーランド濁度0.5浮遊液からこの培地上に三面に
分離して植え付けた。各箱を37℃で48時間インキュベートした。
により観察した。これらのコロニーの着色およびこの着色の強度を採点した。結
果を下記の表5に示した。
クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトシドとの結合
トされた、陰性の結果のみを有する株は陰性検査の代用にされる。
る。 ・トルコ石色を示す第1群はガラクトシダーゼ活性しかもたない種に対応する、
・赤紫色を示す第2群はグルコシダーゼ活性しかもたない種に対応する、 ・先の二つの色が混合した、すなわちブルーから薄紫に変化する第3群は検出さ
れた二つの酵素活性を有する種に対応する、 ・無色の第4群は、先に挙げた二つの活性のいずれももたない種に対応する。
わせることで、これら微生物中に存在する生物化学活性に応じて一つまたは複数
の微生物群を識別することができる。
リン−2−β−グルコシドの使用
内に、0.12g/リットルのアリザリン−2−β−D−グルコシドと0.05
g/リットルのアンモニアクエン酸鉄との混合物3マイクロリットルを沈殿させ
て、乾燥した。最終濃度0.4g/リットルの6−クロロ−3−インドリル−β
−D−グルコシドを含む比較対照キャップを作成した。次にこれら二つのキャッ
プに、寒天の無い Columbiaベース50マイクロリットルおよびマクフ
ァーランド濁度2のバクテリア浮遊液100マイクロリットルを共に接種した。
37℃で4時間および24時間のインキュベーション後に、キャップ内で得られ
た着色を採点した。結果は下記の表6に示した。
グルコシダーゼ活性の顕現
た、陰性結果のみを有する株は陰性検査の代用とされる。
に対して、6−クロロ−3−インドリル−β−D−グルコシドはこれらの種のう
ち6種しか活性を検出できない。また、二つの株(Bacillus thur
ingiensisおよびListeria seeligeri)については
、活性がアリザリンベースの基質ではより早期に検出される。したがってこれら
の基質は、一方で、液体培地で使用することができ、他方で、インドキシルベー
スの基質よりも高感度である。
−2−β−D−グルコシドとの比較
g/リットルのアンモニアクエン酸鉄、 ・0.05g/リットルまたは0.1g/リットルのアリザリン−1−β−D−
グルコシドおよびこれら2種の濃度に対して0.05g/リットルのアンモニア
クエン酸鉄、 ・アンモニアクエン酸鉄なしの0.15g/リットルの6−クロロ−3−インド
リル−β−D−グルコシド、 を添加する。
。微生物を、マクファーランド濁度0.5浮遊液から、この培地上に3面ずつ分
離して植え付けた。各箱を37℃で48時間インキュベートした。インキュベー
ションの18時間および48時間後に、形成されたコロニーを目視により観察し
た。これらのコロニーの着色ならびにこの着色の強度を採点した。結果を下記の
表7に示す。
−D−グルコシドとの比較
陰性結果のみ有する株は陰性検査の代わりとなる。
、二つの基質は同じ着色強度を得ることができない。アリザリン−2−β−D−
グルコシドはアリザリン−1−β−D−グルコシドよりも僅かに感度が高い。し
かし、0.1g/リットルでは、アリザリン−1−β−D−グルコシドはアリザ
リン−2−β−D−グルコシドで観察されたものよりも高い着色強度を得ること
ができる。
アリザリン−1−β−D−グルコシドで得られた強度は、濃度がアリザリン−1
−β−D−グルコシドの濃度よりも3倍高い6−クロロ−3−インドリル−β−
D−グルコシドで観察された強度よりも高いことも指摘することができる。
である。
との間の選択は、合成コスト、適用における特殊性、安定性等のその他の基準を
元に判断されることになろう。
も一つの適切な微量のカチオンの存在下に上記のように合成された少なくとも一
つの基質を混入して、寒天ベースの培地上で行われる。このとき顕現するコロニ
ーは、基質およびこれに結合さされたカチオンの選択に応じて、非常に着色され
た(赤、赤紫、ブルー、等)統一体を形成している。基質とカチオンとの間のこ
の比率が存在する場合、100分の1〜1分の100,好ましくは10分の1〜
1分の10、さらにより好ましくは2分の1〜1分の2である。
関連する不安定性および不溶性の問題を避けることができる。
ある。使用可能な金属はMg、Al、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co
、Ni、Cu、Zn、Sr、Zr、Sn、Sb、Ba、La、Hf、ならびにラ
ンタノイドCe、Sm、Eu、Gd、Tbである。
とも呼ばれる、アリザリンの還元生成物であるアントラロビンはすでに当業者に
公知である。この還元は、水酸化亜鉛またはアンモニア水、酸塩化スズ(chl
orure stanneux d'acide)等の作用により行われる。こ
の化合物の一般式は次の通りである。
レートは反応性が異なり、たとえば鉄キレートは黒色となる。アリザリンの鉄キ
レートは赤であるため、同じ型のカチオンで異なる二つの基質を使用することが
可能で、二つの異なる酵素活性を検出することができる。これらの二つの基質は
たとえば以下のものであってもよい。 ・オシダーゼ活性を検出するためのアリザリン−2−β−D−グルコシド、 ・ホスファターゼ活性を検出するためのデソキシアリザリン−2−β−D−ホス
ファターゼ。
は水素原子がたとえばメチル基により代えられてもよく、その場合次の形態の分
子になる。
態下のケトンを還元することで保護されてもよく、このアルコール官能基は次に
たとえば、下記のように表される、1,2−ジヒドロキシ−9,10−ジメトキ
シアントラセンの形態下にアルキル化される。
によって引き続き自然にアリザリンに変換されないため、基質の、好ましくは位
置2のグルコシド化のための優れた候補物質である。
とも一つが標的部分、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸残
基に等しいXを伴う、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミ
ノであり、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミ
ノ酸基に等しいXを伴う、 −異なる方法により、R3およびR4は互いに連結して、5員環、好ましくは6
員環を形成する、 −R5、R6、R7およびR8はそれぞれ、次の原子または原子団、すなわちH
、ハロゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはアルコキシ
のうちの一つより成る、 −R9およびR10は独立して、メチル、アルキル、アリール、アラルキルから
成り、かつ一方でR9またはR10は環(ピペリジン、ピロリジン、モルフォリ
ン、等)、他方でR10またはR9は水素原子である) の色原体基質の使用。
少なくとも一方が標的部分である、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸残
基に等しいXを伴う、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであり、アルキ
ル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸残基に等しい
Xを伴う、 −異なる方法により、R3およびR4は互いに連結し、少なくとも5員環、好ま
しくは6員環を形成する、 −R5、R6、R7およびR8はそれぞれ、次の原子または原子団、すなわちH
、ハロゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはアルコキシ
の一つにより成る、 −R9およびR10は独立して、メチル、アルキル、アリール、アラルキルから
成り、または一方でR9およびR10は環(ピペリジン、ピロリジン、モルフォ
リン、等)、他方でR10またはR9は水素原子である、 −R11は次の原子または原子団、すなわちH、SO3H、Cl、Br、F、I
、NO2、NH2、NR9R10、アルキル、アリール、アラルキル、アシルア
ミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであり、アル
キル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸残基に等し
いXを伴う、 −R12はH、メチル、アルキル、アリール、アラルキルから成り、酵素活性の
存在を検出する) の色原体基質の使用。
Claims (22)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、 −R1は標的部分またはH、R2は標的部分またはHであり、R1およびR2の
うちの少なくとも一つが標的部分である、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸残
基に等しいXを伴う、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミ
ノであり、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミ
ノ酸残基に等しいXを伴う、 −異なる方法により、R3およびR4は互いに連結して、少なくとも5員環、好
ましくは6員環を形成する、 −R5、R6、R7、R8はそれぞれ次の原子または原子団、すなわち、H、ハ
ロゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはアルコキシから
成る、 −R9およびR10は、独立して、メチル、アルキル、アリール、アラルキルか
ら成り、または一方で、R9またはR10は環(ピペリジン、ピロリジン、モル
フォリン、等)を構成し、他方でR10またはR9は水素原子である) の酵素活性の存在を検出することができる色原体基質。 - 【請求項2】 中央の環のケトンが、少なくとも一つの水素原子が場合によ
ってはメチル、アルキル、アリール、アラルキル基により代えられている水酸化
物原子団の形態下に還元されることを特徴とする、請求項1に記載の基質。 - 【請求項3】 一般式: 【化2】 (式中、R1は標的部分またはH、R2は標的部分またはHであり、R1および
R2のうち少なくとも一方は標的部分である、 −R3はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノであ
り、 −R4はH、SO3H、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、NR9R10、
OH、アシルアミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミ
ノであり、アルキル、アリール、アラルキルまたはアラニンのようなα−アミノ
酸残基に等しいXを伴う、 −異なる方法により、R3およびR4は互いに連結して、少なくとも5員環、好
ましくは6員環を形成する、 −R5、R6、R7、R8はそれぞれ以下の原子または原子団、すなわちH、ハ
ロゲン、特にClまたはBr、OH、SO3H、アルキルまたはアルコキシの一
つにより成る、 −R9およびR10は独立してメチル、アルキル、アリール、アラルキルから成
る、または一方でR9またはR10は環(ピペリジン、ピロリジン、モルフォリ
ン、等)を、他方でR10またはR9は水素原子を構成する、 −R11は次の原子または原子団、すなわちH、SO3H、Cl、Br、F、I
、NO2、NH2、NR9R10、アルキル、アリール、アラルキル、アシルア
ミノ、アミノアリール、またはNHCOX型のアミノアシルアミノの一つにより
成り、アルキル、アリール、アラルキル、またはアラニンのようなα−アミノ酸
残基に等しいXを伴う、 −R12はH、メチル、アルキル、アリール、アラルキルから成る) の酵素活性の存在を検出することができる色原体基質。 - 【請求項4】 R1はH、R2は標的部分であることを特徴とする、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の基質。 - 【請求項5】 標的部分が次の各分子、すなわち、 −水酸基にαまたはβにおいて連結しているモノ−、ジ−および/またはポリサ
ッカリド単位により成るグルコシド、 −α−アミノ酸またはペプチド、 −−O−CO−(CH2)n−CH3(nは0〜20)のような有機酸、または
、 −硫酸塩、燐酸塩、ピロ硫酸塩、ピロ燐酸塩またはホスホジエステル、 の一つにより成ることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基質
。 - 【請求項6】 R3およびR4は、好ましくはR3およびR4に隣接するN
で置換されたまたは置換されていないC3N鎖により成り、これによって互いに
連結して、6員環を形成することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に
記載の基質。 - 【請求項7】 −標的部分が、検出すべき酵素活性に関連している少なくと
も一つの基質を、このような基質活性および少なくとも一つの型のカチオンを有
する少なくとも一つの微生物を含んでいると思われる試料の存在下に配置する、
−不溶性の着色されたキレートの形成を観察する、 工程から成ることを特徴とする、請求項7に記載の使用。 - 【請求項8】 基質が酵素活性により解放されるマーカー部分に対する適切
な少なくとも一つのカチオン型の存在下に配置されることを特徴とする、請求項
7に記載の使用。 - 【請求項9】 不溶性キレートを形成するために使用することができるカチ
オン型は、Fe2+、Al2+、Mn2+、Sn2+またはCu2+により成る
ことを特徴とする、請求項7または8のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項10】 −標的部分が、検出すべき少なくとも二つの酵素活性と関
連している少なくとも二つの基質を、このような酵素活性をおよび少なくとも一
つのカチオン型を有している少なくとも一つの微生物を含んでいると思われる試
料の存在下に配置する、 −少なくとも二つの異なる着色または第3の着色形成を観察する、 工程から成ることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の、少なく
とも二つの基質の使用。 - 【請求項11】 基質は、酵素活性により解放されるマーカー部分に対して
適切な少なくとも一つのカチオン型、好ましくは唯一つのカチオン型の存在下に
配置されることを特徴とする、請求項10に記載の使用。 - 【請求項12】 −標的部分が、検出すべき酵素活性と関連する少なくとも
一つの基質を、このような酵素活性を有する少なくとも一つの微生物を含んでい
ると思われる試料の存在下に適切なpHを有する反応培地内に配置する、 −少なくとも一つの彩色形成を観察する、 工程から成ることを特徴とする、酵素活性の存在を検出することができる請求項
1〜6のいずれか1項に記載の少なくとも一つの基質の使用、または請求項7〜
11のいずれか1項に記載の使用と組み合わせた使用。 - 【請求項13】 少なくとも二つの基質を使用することで、酵素活性により
解放されるマーカー部分に対して与えられる唯一つのカチオン型が使用されるこ
とを特徴とする、請求項7〜12のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項14】 一つまたは複数の基質を含む培地上に一つまたは複数の微
生物を押し出す中間工程を行うことを特徴とする、請求項7または10のいずれ
か1項に記載の使用。 - 【請求項15】 標的部分として特に、 ・グルコース、 ・ガラクトース、 ・マンノース、 ・キシロース、 ・グルクロン酸、 ・N−アセチルグルコサミン、 を使用して、グルコシダーゼ酵素活性を検出することを特徴とする、請求項7〜
14のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項16】 標的部分として特に燐酸または置換誘導体を使用して、ホ
スファターゼ酵素活性を検出することを特徴とする、請求項7〜14のいずれか
1項に記載の使用。 - 【請求項17】 標的部分として特に硫酸または置換誘導体を使用して、ス
ルファターゼ酵素活性を検出することを特徴とする、請求項7〜14のいずれか
1項に記載の使用。 - 【請求項18】 標的部分として、特に、 ・飽和または不飽和脂肪酸、または置換誘導体、 ・酢酸または置換誘導体、 ・酪酸または置換誘導体、 ・オクタン酸または置換誘導体、または、 ・イノシトール−1−燐酸のようなエステル化された燐酸基、 を使用して、リパーゼ、ホスフォリパーゼまたはエステラーゼ酵素活性を検出す
ることを特徴とする、請求項7〜14のいずれか1項に記載の使用。 - 【請求項19】 微生物の少なくとも一つの株および/または種の検出を可
能にする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の少なくとも一つの基質、および
培地を含む組成物。 - 【請求項20】 少なくとも二つの基質を含み、反応後基質は、微生物の少
なくとも一つの株および/または種により顕現された様々な酵素活性を検出でき
る、異なる色を呈することを特徴とする、請求項19に記載の組成物。 - 【請求項21】 液体、ゲル化または固体培地により成ることを特徴とする
、請求項19または20のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項22】 基質の濃度は10〜500mg/リットル、好ましくは3
0〜150mg/リットル、さらにより好ましくはは500mg/リットルであ
ることを特徴とする、請求項19〜21のいずれか1項に記載の組成物。 【発明の属する技術分野】
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9915515A FR2802214B1 (fr) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | Nouveaux substrats chromogenes a base d'alizarine, leurs utilisations et compositions contenant de tels substrats |
FR99/15515 | 1999-12-09 | ||
PCT/FR2000/003465 WO2001042490A2 (fr) | 1999-12-09 | 2000-12-11 | Nouveaux substrats chromogenes a base d'alizarine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003516157A true JP2003516157A (ja) | 2003-05-13 |
JP4638645B2 JP4638645B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=9553046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001544362A Expired - Lifetime JP4638645B2 (ja) | 1999-12-09 | 2000-12-11 | 酵素活性の存在を検出するための色原体基質の使用 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7052863B2 (ja) |
EP (1) | EP1235928B1 (ja) |
JP (1) | JP4638645B2 (ja) |
CN (1) | CN1226420C (ja) |
AT (1) | ATE279529T1 (ja) |
AU (1) | AU781844B2 (ja) |
BR (1) | BRPI0016249B8 (ja) |
DE (1) | DE60014960T2 (ja) |
ES (1) | ES2230179T3 (ja) |
FR (1) | FR2802214B1 (ja) |
WO (1) | WO2001042490A2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2881755B1 (fr) * | 2005-02-10 | 2012-11-30 | Biomerieux Sa | Milieux pour la detection specifique de micro-organismes resistants |
FR2897874B1 (fr) | 2006-02-28 | 2013-11-15 | Biomerieux Sa | Procede pour l'identification d'au moins deux groupes de microorganismes |
CN100404627C (zh) * | 2006-03-21 | 2008-07-23 | 宁波大学 | 茜素红稀土铬染料制备方法 |
FR2926563B1 (fr) | 2008-01-21 | 2013-04-26 | Biomerieux Sa | Procede de detection et/ou d'identification de clostridium difficile |
CN102796151A (zh) * | 2012-07-27 | 2012-11-28 | 珠海迪尔生物工程有限公司 | 基于茜素染料的α-D-N-乙酰神经氨酸苷化合物及其制备方法与应用 |
GB201319768D0 (en) | 2013-11-08 | 2013-12-25 | Glycosynth Ltd | Naphthalene derived chromogenic enzyme substrates |
WO2020064054A1 (de) | 2018-09-24 | 2020-04-02 | 4Gene Gmbh | Verfahren, vorrichtung und indikator zur lokalisation von überhitzungsschäden |
CN111235186B (zh) * | 2020-03-19 | 2022-02-01 | 杭州彩润科技有限公司 | 微生物转化六叶茜用来提取植物染料的方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4366241A (en) * | 1980-08-07 | 1982-12-28 | Syva Company | Concentrating zone method in heterogeneous immunoassays |
US6146840A (en) * | 1994-04-29 | 2000-11-14 | The Regents Of The University Of California | Simultaneous enumeration of E. coli and total coliforms |
AU7781398A (en) * | 1997-06-04 | 1998-12-21 | Freeman Group Of Hospitals Nhs Trust | Identification of salmonella |
FR2816956B1 (fr) * | 2000-11-17 | 2004-08-20 | Bio Merieux | Procede et milieu de detection/identification de bacteries a activite esterasique |
-
1999
- 1999-12-09 FR FR9915515A patent/FR2802214B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-12-11 WO PCT/FR2000/003465 patent/WO2001042490A2/fr active IP Right Grant
- 2000-12-11 DE DE60014960T patent/DE60014960T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 ES ES00990049T patent/ES2230179T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 CN CNB008168555A patent/CN1226420C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 EP EP00990049A patent/EP1235928B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 US US10/148,600 patent/US7052863B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 JP JP2001544362A patent/JP4638645B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-11 AT AT00990049T patent/ATE279529T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-12-11 AU AU26858/01A patent/AU781844B2/en not_active Expired
- 2000-12-11 BR BRPI0016249-3 patent/BRPI0016249B8/pt unknown
-
2006
- 2006-03-31 US US11/393,712 patent/US7563592B2/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN5002018348, VAN DER PLAS, LINUS H W, J. PLANT PHYSIOL., 1998, V152 N2/3, P235−241 * |
JPN6010021614, J.Ferm.Bioeng.,1996,81(6),p.567−9 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20030082667A1 (en) | 2003-05-01 |
AU781844B2 (en) | 2005-06-16 |
WO2001042490A3 (fr) | 2002-04-04 |
CN1408027A (zh) | 2003-04-02 |
EP1235928B1 (fr) | 2004-10-13 |
ATE279529T1 (de) | 2004-10-15 |
AU2685801A (en) | 2001-06-18 |
BRPI0016249B8 (pt) | 2021-07-06 |
WO2001042490A2 (fr) | 2001-06-14 |
ES2230179T3 (es) | 2005-05-01 |
US20060172364A1 (en) | 2006-08-03 |
BRPI0016249A (pt) | 2002-08-27 |
FR2802214B1 (fr) | 2005-07-22 |
DE60014960T2 (de) | 2006-02-23 |
US7052863B2 (en) | 2006-05-30 |
BRPI0016249B1 (pt) | 2011-09-20 |
JP4638645B2 (ja) | 2011-02-23 |
FR2802214A1 (fr) | 2001-06-15 |
DE60014960D1 (de) | 2004-11-18 |
US7563592B2 (en) | 2009-07-21 |
CN1226420C (zh) | 2005-11-09 |
EP1235928A2 (fr) | 2002-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5210022A (en) | Method test media and chromogenic compounds for identifying and differentiating general coliforms and Escherichia coli bacteria | |
KR100517757B1 (ko) | 에스큘레틴유도체 | |
US5364767A (en) | Chromogenic compounds and methods of using same | |
US10443084B2 (en) | Naphthalene derived chromogenic enzyme substrates | |
US7563592B2 (en) | Alizarin-based chromogenic substrates, their uses and composition containing same | |
DE60208809T2 (de) | Enzymsubstrate zum Nachweis der ß-D-Ribofuranosidase-Aktivität | |
JPS60252464A (ja) | ヒドロラ−ゼ用の基質およびそれらの製法 | |
DE60224072T2 (de) | Enzymaktivitätsindikatoren | |
James et al. | Note: Cyclohexenoesculetin‐β‐D‐glucoside: a new substrate for the detection of bacterial β‐D‐glucosidase | |
EP3066107B1 (en) | Chromogenic substrates for beta-d-glucuronidase activity and use thereof for microbial detection | |
JP2003522736A (ja) | 酵素の基質、合成方法および使用 | |
JP2002510503A (ja) | 細菌ヒドロラーゼを検出するための新規な発色基質 | |
CN106432369A (zh) | 一种基于吲哚酚衍生物、2‑(苯并噻唑‑2′‑基)苯酚衍生物的糖苷的合成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100420 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100712 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100723 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100818 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4638645 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |