JP2003515744A - 過酸化水素指示薬及び方法 - Google Patents

過酸化水素指示薬及び方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、着色剤の選択群の少なくとも１つを含有する指示薬組成物が上に配置される基材を有する過酸化水素指示薬を提供する。過酸化水素との接触の結果として、この着色剤が色を変化させ、無色にもなり、それによって過酸化水素の存在を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の背景 医用器具、特に外科用器具は一般に、スチームまたは他の滅菌／消毒ガスまた
は液体を用いて使用前に滅菌される。従来の滅菌プロセスは、圧力下でスチーム
を用いる。別の滅菌プロセスは、蒸気の形の酸化エチレンまたは過酸化水素を滅
菌剤として用いる。
【０００２】 過酸化水素及び他の化学物質の気相滅菌技術の使用は、一般に、蒸気滅菌を伴
う技術よりかなり低い作業温度を必要とする。これらの「低温」技術は概して、
約８０℃より低い温度、しばしば約６５℃より低い温度で作業する。過酸化水素
滅菌については、滅菌された製品は一般に、滅菌サイクルの完了後すぐに使用可
能である。これは、分解生成物（例えば、水及び酸素）が無毒性であるからであ
る。過酸化水素の発生能がイオン化プラズマ場の形の電気エネルギーの存在によ
って増加させられることがある。
【０００３】 滅菌指示薬を用いて、滅菌プロセスが行われたかどうかをモニタする。滅菌指
示薬は一般に、滅菌プロセスの間に色を変化させる、基材上に保持された指示薬
組成物を含有する。しかしながら、過酸化水素の従来の指示薬はしばしば、露光
時に退色する。このように、過酸化水素を用いて物品の気相滅菌を示すための変
色組成物を含有する適した指示薬が、いまも必要とされている。
【０００４】 発明の要旨 本発明は、気相中の過酸化水素の存在を検出する方法及び指示薬に関する。前
記方法及び指示薬は、過酸化水素滅菌プロセスが行われたかどうかをモニタリン
グするために特に適している。
【０００５】 本発明は、基材及びその上に配置された指示薬組成物を含有する過酸化水素指
示薬を提供するものであり、指示薬組成物がマラカイトグリーンオキサレート、
クリスタルバイオレット、メチルバイオレット２Ｂ、エチルバイオレット、ニュ
ーフクシン、ビクトリアブルーＢ、ビクトリアピュアブルーＢＯ、トルイジンブ
ルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリアントブ
ルーＲ、ビクトリアブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、
メチレングリーン、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグ
リーン、アルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、
アシッドバイオレット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラ
ックＢ、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶
性ファストレッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッ
ド、ブリリアントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９
、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡ
Ｘ、モルダントブラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシ
ッドブラウンＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、ベーシックレッド
１５、モルダントレッド１９、ブロモピロガロールレッド、及びそれらの組合せ
からなる群から選択された少なくとも１つの着色剤を含有する。
【０００６】 好ましくは、前記着色剤は、エチルバイオレット、ニューフクシン、トルイジ
ンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリアン
トブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチレングリーン
、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、アルコー
ル溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシッドバイオレ
ット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ＆Ｃグ
リーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性ファストレッド
３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、ブリリアント
クレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビスマルクブラ
ウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、モルダントブ
ラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシッドブラウンＡＸ
９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、モルダントレッド１９、ブロモピロ
ガロールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択される。
【０００７】 好ましい実施態様において、本発明は、基材及びその上に配置された指示薬組
成物を含む過酸化水素指示薬を提供するものであり、指示薬組成物が、結合剤と
、マラカイトグリーンオキサレート、クリスタルバイオレット、メチルバイオレ
ット２Ｂ、エチルバイオレット、ニューフクシン、ビクトリアブルーＢ、ビクト
リアピュアブルーＢＯ、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーン
ＢＬ、分散ブルー１、ブリリアントブルーＲ、ビクトリアブルーＲ、キネアグリ
ーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチレングリーン、リサミングリーンＢ、
アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、アルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ
、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシッドバイオレット１７、エリオクロム
ブラックＴ、エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコ
ール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性ファストレッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ
．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、ブリリアントクレシルブルーＡＬＤ、
アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオ
レット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、モルダントブラウン１、反応性ブラッ
ク５、モルダントブラウン４８、アシッドブラウンＡＸ９８７、アシッドバイオ
レットＡＸ９９０、ベーシックレッド１５、モルダントレッド１９、ブロモピロ
ガロールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択された少なくとも１つ
の着色剤と、過酸化水素の蒸気と接触した時に色を変化させない少なくとも１つ
の着色剤と、を含有する。
【０００８】 過酸化水素滅菌プロセスのモニタリング方法もまた提供される。これらの方法
は、滅菌される物品及び本明細書に記載した過酸化水素指示薬を過酸化水素の蒸
気に暴露する工程を有する。
【０００９】 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、着色剤の選択群の少なくとも１つを含有する指示薬組成物が上に配
置される基材を有する過酸化水素指示薬を提供する。過酸化水素との接触の結果
として、前記着色剤は色を変化させ、無色にもなり、それによって過酸化水素の
存在を示す。
【００１０】 特に、本発明は、過酸化水素の蒸気の滅菌プロセスにかけたことを示すシステ
ムに関する。前記指示薬組成物は、前記組成物の色が変化するように蒸気の過酸
化水素の存在下で変化させられる（一般に、化学的に変化させられる）少なくと
も１つの成分を含有する。前記組成物は、過酸化水素と接触した時に色を変化さ
せる１つ以上の成分、並びに過酸化水素と接触した時に色を変化させない他の成
分を含有してもよい。例えば、前記組成物は好ましくは、前記組成物を適した基
材に適用するのを助ける高分子結合剤を含有する。
【００１１】 本発明の指示薬は、物品が気相中の過酸化水素にいつ暴露されたかを示すのに
非常に有用である。有意に、本発明の指示薬は、特定の物品が蒸気の過酸化水素
を用いていつ滅菌されたかを示すための簡単だが効果的な手段を提供する。
【００１２】 好ましくは、本発明の指示薬組成物は、少なくとも約１時間内に５０℃で３０
重量パーセント（ｗｔ％）の過酸化水素を含有する水溶液の上の雰囲気に暴露さ
れる時に変色し、及び／または市販の過酸化水素プラズマ空き滅菌器内の代表的
な条件である、少なくとも約５０分間、約８×１０2パスカル（Ｐａ）〜約１３
．３×１０2Ｐａの圧力及び約４５℃〜約５０℃の温度で約６ミリグラム／リッ
トル（ｍｇ／１）〜約７ｍｇ／ｌの過酸化水素（空きチャンバー内に、すなわち
、滅菌される物品がない）を含有する雰囲気に暴露される時に変色する。より好
ましくは、従来の滅菌器で使用するために、本発明の指示薬組成物は、少なくと
も約５０分間、約８×１０2Ｐａ〜約１３．３×１０2Ｐａの圧力及び約４５℃〜
約５０℃の温度で（空きチャンバー内に）約６ｍｇ／ｌ〜約７ｍｇ／ｌの過酸化
水素を含有する雰囲気に暴露される時に変色する。本明細書で用いるとき、変色
には、無色になることを含める。
【００１３】 好ましくは、指示薬組成物は、室内照明、例えば、蛍光灯に露光した時に著し
く退色しない。より好ましくは、指示薬組成物は、例えば、１週間窓を通して日
光に露光または２カ月間、室内照明に露光した時に著しく退色しない。
【００１４】 本発明の指示薬組成物に使用するための適した着色剤には、以下、マラカイト
グリーンオキサレート、クリスタルバイオレット、メチルバイオレット２Ｂ、エ
チルバイオレット、ニューフクシン、ビクトリアブルーＢ、ビクトリアピュアブ
ルーＢＯ、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブ
ルー１、ブリリアントブルーＲ、ビクトリアブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオ
ニン、メルドラブルー、メチレングリーン、リサミングリーンＢ、アルカリブル
ー６Ｂ、ブリリアントグリーン、アルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリア
グリーンＳエキストラ、アシッドバイオレット１７、エリオクロムブラックＴ、
エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファ
ストＲＲ、アルコール溶性ファストレッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニト
ロレッド、コンゴーレッド、ブリリアントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１
、ベーシックレッド２９、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチ
レンバイオレット３ＲＡＸ、モルダントブラウン１、反応性ブラック５、モルダ
ントブラウン４８、アシッドブラウンＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９
９０、ベーシックレッド１５、モルダントレッド１９、及びブロモピロガロール
レッド、などがある。これらの着色剤の別の名前及び色指数番号を、以下の表１
及び２に記載する。これらの着色剤のいろいろな組合せを、本発明の指示薬組成
物中で用いることができる。このような混合物またはブレンドは、変色に利用可
能な選択肢を劇的に増大させる。
【００１５】 着色剤の好ましい群には、エチルバイオレット、ニューフクシン、トルイジン
ブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリアント
ブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチレングリーン、
リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、アルコール
溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシッドバイオレッ
ト１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ＆Ｃグリ
ーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性ファストレッド３
Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、ブリリアントク
レシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビスマルクブラウ
ンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、モルダントブラ
ウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシッドブラウンＡＸ９
８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、モルダントレッド１９、ブロモピロガ
ロールレッド、及びそれらの組合せなどがある。
【００１６】 着色剤の別の好ましい群には、マラカイトグリーンオキサレート、メチルバイ
オレット２Ｂ、ニューフクシン、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアント
グリーンＢＬ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、リサミングリー
ンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、ビクトリアグリーンＳエキ
ストラ、エリオクロムブルーブラックＢ、コンゴーレッド、ビスマルクブラウン
Ｒ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、ブロモピロガロー
ルレッド、及びそれらの組合せ、などがある。
【００１７】 適した着色剤は、過酸化水素の蒸気に暴露した時に無色になるかまたは異なっ
た色に変化する。初期の色と過酸化水素の蒸気に暴露した後の色との間に十分な
対比を示す着色剤が好ましい。実施例には、マラカイトグリーンオキサレート、
メチルバイオレット２Ｂ、ニューフクシン、キネアグリーンＢ、チオニン、メル
ドラブルー、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、コンゴーレッド、エリ
オクロムブルーブラックＢ、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット３Ｒ
ＡＸ、及びそれらの組合せ、などがある。
【００１８】 好ましい着色剤の別の群は、従来の滅菌条件下（例えば、少なくとも約５０分
間、約８×１０2Ｐａ〜約１３．３×１０2Ｐａの圧力及び約４５℃〜約５０℃の
温度の空きチャンバー内に約６ｍｇ／ｌ〜約７ｍｇ／ｌの過酸化水素）下で過酸
化水素の蒸気に暴露した時にまたはデシケータ内のより濃縮した過酸化水素の蒸
気に暴露した時に実質的に無色になる着色剤である。このような着色剤の実施例
には、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、ビクトリア
グリーンＳエキストラ、メチレンバイオレット、ブロモピロガロールレッド、ブ
リリアントグリーン、及びそれらの組合せなどがある。
【００１９】 過酸化水素に暴露した後に実質的に無色になるこのような着色剤はまた、過酸
化水素の存在下で色を変化させない他の着色剤（例えば、染料または顔料）と共
に用い、適した対照的な変色をする化学指示薬を提供することができる。例えば
、アルカリブルー６Ｂ及びキナクリドンレッド１９などの赤色非反応性染料は、
（初期の）ブルーからピンクまでの変色を示し、またはブリリアントグリーンと
オーラミンＯとの混合物は、（初期の）明るいグリーンから明るいイエローまで
の変色を示す。キナクリドンレッド１９及びオーラミンＯの他に、他の滅菌剤不
感受性の有色成分には、以下の表３Ａ及び３Ｂに示した実施例などが挙げられる
。
【００２０】 好ましくは、少なくとも１つの着色剤が、少なくとも約１時間内に５０℃で３
０％の過酸化水素を含有する水溶液の上の雰囲気に暴露される時に変色を引き起
こすのに十分な量、及び／または少なくとも約５０分間、約８×１０2パスカル
（Ｐａ）〜約１３．３×１０2Ｐａの圧力及び約４５℃〜約５０℃の温度で約６
ｍｇ／１〜約７ｍｇ／ｌの過酸化水素を（空きチャンバー内に）含有する雰囲気
に暴露される時に変色を引き起こすのに十分な量で指示薬組成物中に存在する。
概して、前記組成物は、過酸化水素に暴露した時に色を変化させる着色剤を組成
物の全重量に対して約０．１重量％〜約５．０重量％を含有する。
【００２１】 実際において、着色剤の濃度は、変色をはっきりと視覚的に示すことができる
のがよい。過酸化水素に暴露した時に色を変化させない少なくとも１つの着色剤
が本発明の指示薬組成物中で用いられる場合、それは、過酸化水素の蒸気に暴露
する前に及び後の両方に、目標の色強度を提供するのに十分な量で存在している
。概して、このような組成物は、過酸化水素に暴露した時に色を変化させない着
色剤を、組成物の全重量に対して約０．１重量％〜約５．０重量％含有する。
【００２２】 指示用組成物は概して、水または有機溶剤（好ましくは、有機溶剤）中の分散
系または溶液の形で調合される。前記組成物は、上に記載した少なくとも１つの
着色剤並びに有機結合剤を含有する。いろいろな適した結合剤を用いることがで
きる。実施例には、合成または天然ポリマーまたは樹脂などがある。適した結合
剤は、指示薬組成物の作用を妨げない結合剤である。実施例には、セルロースア
セテートブチレート、セラック、エチルセルロース、メチルセルロース、アクリ
ル樹脂などがある。十分な量の結合剤が前記組成物に含有され、変色の望ましい
率を提供する間、それが上に配置される基材に組成物を十分に付着させる。概し
て、前記組成物は、組成物の全重量に対して、ポリマー結合剤を約２０重量％〜
約４０重量％含有する。
【００２３】 本発明の指示薬組成物はまた、必ずしも結合剤として作用しない他の樹脂を含
有することができる。例えば、前記組成物は、組成物を基材に適用するのに用い
た溶剤中に組成物の成分を分散させるのを助ける、ペンシルベニア州、フィラデ
ルフィアのロームアンドハスコーポレーション製の水性アクリルポリマーである
、ロープレックスＩ−５４５など、分散剤として作用する樹脂を含有することが
できる。本発明の指示薬組成物はまた、二酸化チタンなどの不透明剤、界面活性
剤、可塑剤、消泡剤剤を含有することができる。特定の実施態様については、有
機アミン（例えば、トリエタノールアミン）などの塩基性材料を用いて、従来の
滅菌器中の過酸化水素の低濃度に対する着色剤の感度を増強することができる。
一般に、このような添加剤は、指示薬組成物の全重量に対して約５重量％以下で
用いられる。
【００２４】 前記組成物は一般に、上に記載したような溶剤から基材に適用される。適した
溶剤には、水及びケトン、エステル、アルコールなどの有機溶剤などがある。適
した溶剤の実施例には、メチルエチルケトン、ｎ‐プロピルアセテート、イソプ
ロパノールなどがある。溶剤は一般に、組成物の全重量に対して約１５重量％ま
での量で用いられる。指示薬組成物は、例えば、フレキソ印刷、グラビア印刷、
スクリーン、またはダイプロセスによる印刷または塗布など、いろいろな技術に
よって基材に適用されてもよい。
【００２５】 指示薬組成物が上に配置される基材は、いろいろな種類の何れであってもよい
。一般に、適した基材には、ポリエステル、ポリエチレン、またはポリスチレン
フィルム、紙など、着色されているかまたは無色であってもよい、重合物質など
がある。好ましくは、それは、デラウェア州、ウィルミントンのＥ．Ｉ．デュポ
ンドゥヌムール社製のＭｅｌｉｎｅｘTMポリエステルフィルムである。基材は、
材料の細板（例えば、２ｃｍ×１３ｃｍの寸法を有する材料の細板）の形状であ
ってもよい。任意に、前記組成物は、基材の細板の長さ全体にわたってストライ
プとして塗被されてもよい。基材はまた、指示薬組成物が上に配置される表面の
反対側の表面に接着剤を有してもよい。このようにして、指示薬は、滅菌される
物品に付着させるためのテープまたはラベルとして用いられてもよい。
【００２６】 用いた蒸気滅菌処置は従来のものであり、例えば、米国特許第４，７５６，８
８２号、４，６４３，８７６号、４，９５６，１４５号、及び５，４４５，７９
２号に開示されている。好ましくは、それはプラズマを使用する滅菌システムで
ある。
【００２７】 概して、滅菌される物品は滅菌チャンバー内に置かれ、概して予め測定される
過酸化水素の用量がチャンバーに供給される。蒸気を発生させ、滅菌が完了する
適切な時間、容器を満たした。装置及び全手順は概して電子的に制御される。医
用器具を滅菌するとき、１サイクルがしばしば十分である。医用器具はしばしば
パッケージ入れされ、全パッケージが滅菌区分室中に置かれる。パッケージは、
引き続いて器具を空気中での汚染から守る間、過酸化水素を浸透させ、器具の滅
菌を達成させる。本発明のプロセスで用いた温度はすべて概して、６５℃より低
い。
【００２８】 本発明は、以下の特定の実施例によってより詳細に説明される。これらの実施
例は実例として提供されるものであり、開示内容または後に続く請求項を制限す
ることを意図するものではないと理解される。実施例において、及び明細書中の
他の箇所のすべてのパーセンテージは、特に指示しない限り、重量に基づいてい
る。
【００２９】 実施例 実施例１ 指示薬組成物の調製 指示薬組成物を調製するために、イソプロパノール中セラック６０％重量パー
セントを含有するセラック結合剤溶液７０グラム（コネチカット州、ウエストポ
ートのマントロース、ブラッドショーアンドチンサーグループ製の、９９パーセ
ントのイソプロパノール中５ポンドの精製セラックとして市販）、１５グラムの
イソプロパノール中分散樹脂１７．５グラム（ペンシルベニア州、フィラディル
フィアのローム＆ハースコーポレーション製のロープレックス１−５４５として
市販）を、着色剤約０．１グラムまたは表１に記載した、着色剤の十分な色を提
供するための十分な量（０．１重量％〜５重量％）と混合した。指示薬組成物を
、マーブルを保有するガラスジャー中で混合した。ガラスジャーを、ローラミル
上で３時間、回転させた。
【００３０】 指示薬組成物の塗布 指示薬組成物を、ナンバー１６メイヤーバー（ニューヨーク州、ウェブスター
のＲ．Ｄ．スペシャルティズ製）を用いてプラスチック裏材（「ミネソタ州、セ
ントポールのミネソタマイニングアンドマニュファクチュアリングカンパニー製
の３Ｍ印刷適性ポリエステルフィルムラベル素材」として市販）上に塗布した。
塗布したインキを２分間、オーブン（ミネソタ州、ミネアポリスのディスパッチ
オーブン社製の「ディスパッチスタイルＶ２９」として市販）内で５０℃で乾燥
させた。塗被フィルムを鋏を用いて切り分け、およそ２ｃｍ×１３ｃｍの指示薬
を得た。
【００３１】 試験方法 １つの指示薬組成物を器具のトレーの蓋の上に置き、カリフォルニア州、アー
バインのアドバンストステリリゼイションプロダクツ社製のＳＴＥＲＲＡＤTM１
００ＳＩ ＧＭＰ滅菌器内で４５〜５５℃で過酸化水素プラズマ滅菌処置の全サ
イクルにかけた。滅菌処置の間、圧力が４０．０Ｐａに低減されるまで５〜６分
間、滅菌チャンバー内で真空に引いた。次いで、５８〜６０パーセントの過酸化
水素の水溶液１．８ミリリットルのアリコートを、約６分間にわたって空き滅菌
チャンバー中に注入し、６〜７ｍｇ／リットルの過酸化水素の空きチャンバー濃
度を生じた。過酸化水素の蒸気を８×１０2〜１３．３×１０2Ｐａで４４分間、
チャンバーの全体にわたって拡散させた。次に、真空に引き、６６．７Ｐａに圧
力を低減させ、検出可能な全ての過酸化水素の蒸気をチャンバーから除去した。
次に、プラズマ相をチャンバー内で生じさせるために、約１５〜１６分間、６６
．７Ｐａで４００ワット及び１３．５６ＭＨｚのＲＦ電源を出し、その後に、チ
ャンバー内が大気圧になるまでチャンバーを３〜４分間、脱気した。滅菌処置を
した後に指示薬をトレーの蓋から除去し、変色を調べた。各々の指示薬組成物の
結果を表１に記載する。
【００３２】 着色剤のいくつかはそれらの初期の色と同じ色であるかまたはほんのわずか薄
いかのどちらかであったので、指示薬の別のセットをより高濃度の過酸化水素に
暴露し、濃度の変化が結果をもたらすかどうか調べた。指示薬のセットを、３０
重量パーセント（重量％）の過酸化水素８０ｍｌを保有する脱気したデシケータ
内に置かれたフィルムのロールにテープで止めた。デシケータを、１時間、５０
℃のオーブン（デスパッチオーブンカンパニー製の「デスパッチスタイルＶ２９
」として市販）内に置いた。指示薬をデシケータから除去し、変色について調べ
た。各々の指示薬組成物の結果を、同様に表１に記載する。
【００３３】
【表１】
【表２】
【００３４】 初期の色と過酸化水素の蒸気に暴露した後の色との間に十分な対比を示した着
色剤は、マラカイトグリーンオキサレート、メチルバイオレット２Ｂ、ニューフ
クシン、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、リサミングリーンＢと
アルカリブルー６Ｂである。
【００３５】 化学指示薬のための好ましい着色剤の別のセットは、ＳＴＥＲＲＡＤTM滅菌器
内で暴露した後にまたはデシケータ内でより濃縮した過酸化水素に暴露した後に
無色になる。これらの着色剤の実施例には、トルイジンブルーＯ、ルクソールブ
リリアントグリーンＢＬ、及びブリリアントグリーンなどがある。
【００３６】 実施例２ スクリーニング用の指示薬組成物の調製 セルロースアセテートブチレート結合剤を調製するために、セルロースアセテ
ートブチレートグレード５５３−０．４樹脂（テネシー州、キングスポートのイ
ーストマンケミカルカンパニー製）１５グラムをメチルエチルケトン１００ミリ
リットル中に溶解した。指示薬組成物を調製するために、十分な色を生じさせる
表２に記載した着色剤の十分な量（約０．１グラムまたは０．１重量％〜５重量
％）を結合剤１５ミリリットル中に溶解した。
【００３７】 得られた指示薬組成物を、実施例１に記載した通りに塗布した。各々の指示薬
組成物を、実施例１に記載したようにＳＴＥＲＲＡＤTM１００ＳＩ ＧＭＰ滅菌
器内で過酸化水素プラズマ滅菌処置の全サイクルにかけた。各々の指示薬組成物
についての結果を表２に記載する。
【００３８】 実施例１の場合と同様に、着色剤のいくつかはそれらの初期の色と同じ色であ
るかまたはほんのわずか薄いかのどちらかであったので、指示薬の別のセットを
より高濃度の過酸化水素に暴露し、濃度の変化が結果をもたらすかどうか調べた
。各々の指示薬組成物についての結果を、同様に表２に記載する。
【００３９】
【表３】
【表４】
【００４０】 初期の色と過酸化水素の蒸気に暴露した後の色との間に十分な対比を示した着
色剤は、エリオクロムブルーブラックＢ、コンゴーレッド、ビスマルクブラウン
Ｒ、及びメチレンバイオレット３ＲＡＸである。
【００４１】 化学指示薬のための好ましい着色剤の別のセットは、ＳＴＥＲＲＡＤTM滅菌器
内で暴露した後にまたはデシケータ内のより濃縮した過酸化水素に暴露した後に
無色になる。これらの着色剤の実施例には、ビクトリアグリーンＳエキストラ、
メチレンバイオレット、及びブロモピロガロールレッドなどがある。
【００４２】 比較例 表３Ａに記載した着色剤を用いて、実施例１に記載した化学指示薬を作製し、
表３Ｂに記載した着色剤を用いて、実施例２に記載した化学指示薬を作製した。
各々の指示薬組成物を、実施例１に記載したようなＳＴＥＲＲＡＤTM１００ＳＩ
ＧＭＰ滅菌器内で過酸化水素プラズマ滅菌処置の全サイクルにかけた。各々の
指示薬組成物についての結果を、表３Ａ及び３Ｂに記載する。
【００４３】 実施例１の場合と同様に、着色剤のいくつかはそれらの初期の色と同じ色であ
るかまたはほんのわずか薄いかのどちらかであった。このように、指示薬の別の
セットをより高濃度の過酸化水素に暴露し、濃度の変化が結果をもたらすかどう
か調べた。各々の指示薬組成物についての結果を、同様に表３Ａまたは３Ｂに記
載する。
【００４４】
【表５】
【００４５】
【表６】
【表７】
【００４６】 実施例４ 好ましい組成物を、表４に示した成分及び量を用いて実施例１に記載したよう
に調製した。得られた指示薬組成物を、実施例１について記載したように塗布し
た。各々の指示薬組成物を、実施例１に記載したようなＳＴＥＲＲＡＤTM１００
ＧＭＰ滅菌器内で過酸化水素プラズマ滅菌処置の全サイクルにかけた。
【００４７】
【表８】
【００４８】 ＳＴＥＲＲＡＤTM滅菌器内で暴露した後にまたはデシケータ内のより濃縮した
過酸化水素に暴露した後に無色になる着色剤を、過酸化水素に対して安定性があ
る染料または顔料と組合せて使用し、適した対比をなす変色をする化学指示薬を
提供することができる。例えば、アルカリブルー６Ｂとキナクリドンレッド１９
などの赤色非反応性染料（オハイオ州、シンシナティのサンケミカルコーポレー
ション製のサンファストレッド１９として市販）とを併用すると、ＳＴＥＲＲＡ
ＤTM滅菌器内で暴露した後に（初期の）ブルーからピンクまでの変色を示した。
ブリリアントグリーンとオーラミンＯ（ミズーリ州、セントルイスのシグマアル
ドリッチファインケミカルズ製）とを組み合わせることによって別の実施例をつ
くったが、それは、ＳＴＥＲＲＡＤTM滅菌器内で暴露した後に（初期の）明るい
グリーンから明るいイエローまでの変色を示した。
【００４９】 明細書に引用した特許、特許文書、及び出版物の完全な開示内容を、各々、個
々に参照したように全体として参照したものとする。本発明の範囲及び精神から
外れることのない本発明に対するいろいろな修正及び変更は、当業者には明白で
あろう。本発明は、本願明細書に記載した具体的な実施態様及び実施例に不当に
制限されるものではなく、このような実施例及び実施態様は例として提供される
ものであり、本発明の範囲は、以下に記載された請求項によってのみ制限される
ものとすることが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ａ６１Ｌ 2/14 Ａ６１Ｌ 2/14 2/20 2/20 Ｇ Ｆターム(参考） 2G042 AA01 BB11 CA01 CB01 DA08 FA11 FB07 FC02 GA01 GA02 HA07 2G054 AA01 AB10 CA07 CE01 EA06 GB04 GE01 4C058 AA14 BB02 BB07 BB09 DD01 DD15 EE26 JJ16 JJ26 KK06

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基材及びその上に配置された指示薬組成物を含む過酸化水素
    指示薬であって、前記指示薬組成物が、マラカイトグリーンオキサレート、クリ
    スタルバイオレット、メチルバイオレット２Ｂ、エチルバイオレット、ニューフ
    クシン、ビクトリアブルーＢ、ビクトリアピュアブルーＢＯ、トルイジンブルー
    Ｏ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリアントブルー
    Ｒ、ビクトリアブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチ
    レングリーン、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリー
    ン、アルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシ
    ッドバイオレット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラック
    Ｂ、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性フ
    ァストレッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、
    ブリリアントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビ
    スマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、
    モルダントブラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシッド
    ブラウンＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、ベーシックレッド１５
    、モルダントレッド１９、ブロモピロガロールレッド、及びそれらの組合せから
    なる群から選択された少なくとも１つの着色剤を含む、過酸化水素指示薬。
  2. 【請求項２】 前記着色剤が、マラカイトグリーンオキサレート、メチルバ
    イオレット２Ｂ、ニューフクシン、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアン
    トグリーンＢＬ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、リサミングリ
    ーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、ビクトリアグリーンＳエ
    キストラ、エリオクロムブルーブラックＢ、コンゴーレッド、ビスマルクブラウ
    ンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、ブロモピロガロ
    ールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項１に記載の
    過酸化水素指示薬。
  3. 【請求項３】 前記着色剤が、マラカイトグリーンオキサレート、メチルバ
    イオレット２Ｂ、ニューフクシン、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブル
    ー、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、コンゴーレッド、エリオクロム
    ブルーブラックＢ、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、及
    びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項２に記載の過酸化水素指示
    薬。
  4. 【請求項４】 前記着色剤が、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアン
    トグリーンＢＬ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、メチレンバイオレット、ブ
    ロモピロガロールレッド、ブリリアントグリーン、及びそれらの組合せからなる
    群から選択される、請求項２に記載の過酸化水素指示薬。
  5. 【請求項５】 前記着色剤が、エチルバイオレット、ニューフクシン、トル
    イジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリ
    アントブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチレングリ
    ーン、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、アル
    コール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシッドバイ
    オレット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ＆
    Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性ファストレ
    ッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、ブリリア
    ントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビスマルク
    ブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、モルダン
    トブラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシッドブラウン
    ＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、モルダントレッド１９、ブロモ
    ピロガロールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項１
    に記載の過酸化水素指示薬。
  6. 【請求項６】 前記指示薬組成物が、過酸化水素の蒸気と接触した時に色を
    変化させない少なくとも１つの着色剤を更に含む、請求項１に記載の過酸化水素
    指示薬。
  7. 【請求項７】 過酸化水素の蒸気と接触した時に色を変化させない前記着色
    剤が、キナクリドンレッド１９、オーラミンＯ、ブリリアントブルーＧ、アシッ
    ドブラック２４、パテントブルーバイオレット、分散レッド１３、スーダンブラ
    ックＢ、ヤーヌスグリーンＢ、アクリジンオレンジ塩基、ファストグリーンＦＣ
    Ｆ、パテントブルーＶＦ、アシッドレッド９７、スルホローダミンＢ、キシレノ
    ールオレンジナトリウム塩、アズレＢ、アルコール溶性ファストイエローＧ、キ
    ーストーンセッケンフルオログリーン、カルコオイルブルーＮ、オイルブルーＡ
    、カルコオイルグリーン、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．３３、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．５、
    ボルドーＲ、キシレノールシアノールＦＦ、クリスタルスカーレット、ベーシッ
    クブルー４１、エバンスブルー、シカゴスカイブルー６Ｂ、アシッドブルー１１
    ３、アシッドブルー１２０、アシッドレッド８８、アシッドレッド１５１、アシ
    ッドバイオレット５、分散レッド１、ダイレクトレッド８１、分散レッド１９、
    スーダンレッド７Ｂ、ベーシックレッド７３、アシッドグリーンＡＸ９８６、及
    びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項６に記載の過酸化水素指示
    薬。
  8. 【請求項８】 前記指示薬組成物が、アルカリブルー６Ｂ及びキナクリドン
    レッド１９を含む、請求項７に記載の過酸化水素指示薬。
  9. 【請求項９】 前記基材がポリエステルフィルムである、請求項１に記載の
    過酸化水素指示薬。
  10. 【請求項１０】 基材及びその上に配置された指示薬組成物を含む過酸化水
    素指示薬であって、前記指示薬組成物が、結合剤と、マラカイトグリーンオキサ
    レート、クリスタルバイオレット、メチルバイオレット２Ｂ、エチルバイオレッ
    ト、ニューフクシン、ビクトリアブルーＢ、ビクトリアピュアブルーＢＯ、トル
    イジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリリ
    アントブルーＲ、ビクトリアブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラ
    ブルー、メチレングリーン、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリ
    アントグリーン、アルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキ
    ストラ、アシッドバイオレット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブ
    ルーブラックＢ、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アル
    コール溶性ファストレッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コン
    ゴーレッド、ブリリアントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレ
    ッド２９、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレッ
    ト３ＲＡＸ、モルダントブラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４
    ８、アシッドブラウンＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、ベーシッ
    クレッド１５、モルダントレッド１９、ブロモピロガロールレッド、及びそれら
    の組合せからなる群から選択された少なくとも１つの着色剤と、過酸化水素の蒸
    気と接触した時に色を変化させない少なくとも１つの着色剤と、を含む、過酸化
    水素指示薬。
  11. 【請求項１１】 滅菌される物品及び請求項１に記載の過酸化水素指示薬を
    過酸化水素の蒸気に暴露する工程を含む、過酸化水素滅菌プロセスのモニタリン
    グ方法。
  12. 【請求項１２】 前記着色剤が、マラカイトグリーンオキサレート、メチル
    バイオレット２Ｂ、ニューフクシン、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリア
    ントグリーンＢＬ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、リサミング
    リーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、ビクトリアグリーンＳ
    エキストラ、エリオクロムブルーブラックＢ、コンゴーレッド、ビスマルクブラ
    ウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、ブロモピロガ
    ロールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項１１に記
    載の方法。
  13. 【請求項１３】 前記着色剤が、マラカイトグリーンオキサレート、メチル
    バイオレット２Ｂ、ニューフクシン、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブ
    ルー、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、コンゴーレッド、エリオクロ
    ムブルーブラックＢ、ビスマルクブラウンＲ、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、
    及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項１２に記載の方法。
  14. 【請求項１４】 前記着色剤が、トルイジンブルーＯ、ルクソールブリリア
    ントグリーンＢＬ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、メチレンバイオレット、
    ブロモピロガロールレッド、ブリリアントグリーン、及びそれらの組合せからな
    る群から選択される、請求項１２に記載の方法。
  15. 【請求項１５】 前記着色剤が、エチルバイオレット、ニューフクシン、ト
    ルイジンブルーＯ、ルクソールブリリアントグリーンＢＬ、分散ブルー１、ブリ
    リアントブルーＲ、キネアグリーンＢ、チオニン、メルドラブルー、メチレング
    リーン、リサミングリーンＢ、アルカリブルー６Ｂ、ブリリアントグリーン、ア
    ルコール溶性ＨＬＫ ＢＡＳＦ、ビクトリアグリーンＳエキストラ、アシッドバ
    イオレット１７、エリオクロムブラックＴ、エリオクロムブルーブラックＢ、Ｄ
    ＆Ｃグリーンｎｏ．２、アルコール溶性ファストＲＲ、アルコール溶性ファスト
    レッド３Ｂ、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．２２、ニトロレッド、コンゴーレッド、ブリリ
    アントクレシルブルーＡＬＤ、アルセナゾ１、ベーシックレッド２９、ビスマル
    クブラウンＲ、メチレンバイオレット、メチレンバイオレット３ＲＡＸ、モルダ
    ントブラウン１、反応性ブラック５、モルダントブラウン４８、アシッドブラウ
    ンＡＸ９８７、アシッドバイオレットＡＸ９９０、モルダントレッド１９、ブロ
    モピロガロールレッド、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項
    １１に記載の方法。
  16. 【請求項１６】 前記指示薬組成物が、過酸化水素の蒸気と接触した時に色
    を変化させない少なくとも１つの着色剤を更に含む、請求項１１に記載の方法。
  17. 【請求項１７】 過酸化水素の蒸気と接触した時に色を変化させない前記着
    色剤が、キナクリドンレッド１９、オーラミンＯ、ブリリアントブルーＧ、アシ
    ッドブラック２４、パテントブルーバイオレット、分散レッド１３、スーダンブ
    ラックＢ、ヤーヌスグリーンＢ、アクリジンオレンジ塩基、ファストグリーンＦ
    ＣＦ、パテントブルーＶＦ、アシッドレッド９７、スルホローダミンＢ、キシレ
    ノールオレンジナトリウム塩、アズレＢ、アルコール溶性ファストイエローＧ、
    キーストーンセッケンフルオログリーン、カルコオイルブルーＮ、オイルブルー
    Ａ、カルコオイルグリーン、Ｄ＆Ｃレッドｎｏ．３３、Ｄ＆Ｃグリーンｎｏ．５
    、ボルドーＲ、キシレノールシアノールＦＦ、クリスタルスカーレット、ベーシ
    ックブルー４１、エバンスブルー、シカゴスカイブルー６Ｂ、アシッドブルー１
    １３、アシッドブルー１２０、アシッドレッド８８、アシッドレッド１５１、ア
    シッドバイオレット５、分散レッド１、ダイレクトレッド８１、分散レッド１９
    、スーダンレッド７Ｂ、ベーシックレッド０７３、アシッドグリーンＡＸ９８６
    、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項１６に記載の方法。
  18. 【請求項１８】 前記指示薬組成物が、アルカリブルー６Ｂ及びキナクリド
    ンレッド１９を含む、請求項１７に記載の方法。
  19. 【請求項１９】 前記基材がポリエステルフィルムである、請求項１１に記
    載の方法。
  20. 【請求項２０】 前記結合剤がセラックである、請求項１１に記載の方法。
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