JP2003514849A - 医薬及び適合性医薬の組み合わせ - Google Patents

医薬及び適合性医薬の組み合わせ

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JP2003514849A JP2001539433A JP2001539433A JP2003514849A JP 2003514849 A JP2003514849 A JP 2003514849A JP 2001539433 A JP2001539433 A JP 2001539433A JP 2001539433 A JP2001539433 A JP 2001539433A JP 2003514849 A JP2003514849 A JP 2003514849A
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    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors

Abstract

(57)【要約】 本発明は、医薬又は組み合わせて投与されるための適合性医薬の組み合わせに関する。そのような医薬又は医薬の組み合わせは、少なくとも一の活性成分と、この活性成分の少なくとも一のアンタゴニストを含む。また、そのような組み合わせは、治療の間、活性成分の治療に有効な濃度に達するような量で、活性成分とアンタゴニストが存在するもの、あるいは、外因性又は内因性の干渉する変量又は個人因子が実質的に活性成分の作用に影響を及ぼせない程度まで、活性成分の治療有効濃度を、治療の間、増加させる量で、アンタゴニストが存在するものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬に関し、医薬の相互協調する組み合わせに関する。さらに本発
明は、活性成分とこの活性成分のアンタゴニストの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
少なくとも一の活性成分を有する医薬が従来から知られている。
【0003】 活性成分とは、規定の用量において、生物系と相互作用し、それにより生物系
に対して、所望の作用を及ぼす、化学成分、化合物及びそれらの混合物を意味す
る。活性成分は一般的に、特異的レセプターを介した生物系で作用する。
【0004】 アンタゴニストは、活性成分の作用又は内因性物質の作用に対抗する、物質又
は物質の混合物である。
【0005】 アンタゴニストを活性成分として投与し、そうして生物系に影響を与えること
が知られている。そのようなアンタゴニストの例は、ヒスタミンの作用を阻害す
るH1とH2レセプターブロッカーである。アンタゴニストは、過剰投与された活
性成分の作用を無効にするためにも投与される。例えば、モルフィン中毒は、ナ
ロキソンなどのモルフィンアンタゴニストで治療される。
【0006】 フェンプロクーモン又はワルファリンなどのクマリン誘導体の抗凝集剤作用に
ビタミンKで対抗することも、知られている。これは、例えば、クマリン誘導体
の過剰投与、又はクマリン誘導体を含むネズミ毒での中毒のとき、示されている
かもしれない。Thijsenら,Br.J.Haematol.84(1983),681-685頁は、血液凝集が
長期間フェンプロクーモンで阻害され、出血が起こった患者へのビタミンK1の
投与を開示している。Am.J.lin.Nutr.1987,45(4),847は、ワルファリンとビタミ
ンK1の同時摂取の効果を開示している。
【0007】 活性成分は、通常体内で上記特別の治療有効濃度で作用する。活性成分の血液
中の濃度は、通常、血中濃度又は血漿中濃度の形態で示される。治療の間の意図
は、特定の範囲の血中濃度にとどまることである。この範囲は、「治療域」と称
される。時折、治療の間投与された活性成分の血中濃度が、治療域より上又は下
であることは不利であることが示される。治療域より上の血中濃度は、それが望
ましくない副作用を起すことがあるので、好ましくない。治療域より下の血中濃
度は、所望の治療効果をもたらさない。
【0008】 たとえ、血中濃度が、活性成分の治療域内でも、活性成分がその利用性又は効
率において変化を受けることがあり得る。活性成分の作用が他の因子により影響
をうけるなら、効率における変化が起こるかもしれない。インスリンの血中グル
コース低減効果は、例えば、内因性グルカゴンの機能として、変わり得る。食餌
によっておこる、効率における変化は、Pedersenら、J.Intern,Med.229(1991),5
17-520頁に開示されている。これは、ワルファリンの抗凝集作用に対する、食餌
で消費されたビタミンKの影響を記載している。利用性における変化は、例えば
、因子が血漿蛋白質からの放出に影響するなら、血漿蛋白質結合活性成分でおこ
る。例えば、血漿蛋白質結合クマリン誘導体は、スルホンアミドにより血漿蛋白
質のその結合部位からはずすことができる。こうして、血中濃度が一定でも、ス
ルホンアミドでの同時治療で、クマリン誘導体の利用性が増加する。
【0009】 治療域からの逸脱と、利用性と効率での変化は、食餌又は生理的/代謝的、物
理的/内因性又は治療因子に関連するかもしれない。医薬の治療域、利用性と効
率は、さらに個人の間で変わる。この一部は、身長、体脂肪率、代謝などの個人
因子である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来技術の欠点を排除することである。特に、できるだけ一
定の効率で、医薬又は医薬の相互協調の組み合わせを提供することを意図してい
る。効率に対する食餌、生理/代謝、物理/内因性又は治療因子の望ましくない
効果は低減される。医薬又は医薬の相互協調の組み合わせは、個人差にかかわら
ず、異なる人々で同様の効率を有するものである。目的は、治療効果の信頼性を
増加させることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的は、請求項1と8の特徴により達成される。本発明の適切な展開は、
請求項2乃至7と9乃至13の特徴から明らかである。
【0012】 この目的は、この活性成分の少なくとも一のアンタゴニストが存在により達成
される。第1の医薬が少なくとも一の活性成分を含み、第2の医薬がこの活性成
分の少なくとも一のアンタゴニストを含む、2つの医薬の相互協調する組み合わ
せにより、同様に達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
アンタゴニストは、活性成分の治療に有効な濃度の増加をもたらす。こうして
、特定の治療効果を達成するために、活性成分の用いられる用量は、アンタゴニ
ストがないときよりも高くなければならない。用量が増加して投与される活性成
分の効率に対する干渉因子又は個人因子の効果は、それに比例して、従来の用量
の活性成分に比べて、少ない。アンタゴニスト用量がより高いことは、活性成分
の治療有効濃度がより高くなることと、活性成分の効率に対する、干渉因子又は
個人因子の効果がより少なくなることを意味する。所望の治療効果は、本発明の
医薬又は相互協調する医薬の組み合わせを用いて、従来の医薬と比較して、確実
性を増して達成される。患者は、本発明の医薬での治療の間、制限が少なくてす
む。例えば、従来の治療での治療の間よりも、食事の制限が少なくてもよい。種
々の患者の間の個人差を考慮する必要性が少なくてすむので、本発明の医薬での
投薬は、従来の医薬での治療よりも、医者にとって、より単純である。本発明の
医薬は、さらに新たな治療の可能性を開いている。本発明の医薬に対する他の医
薬の影響は、従来の医薬に比べてより少ない。医者は、従来の投薬では投与でき
ない一の他の活性剤と組み合わせることができる。
【0014】 本発明の医薬又は医薬の本発明の相互強調する組み合わせの有利な展開では、
治療の間、活性成分の治療に有効な濃度に達するような量で、活性成分とアンタ
ゴニストが存在する。適当な量の選択と活性剤とアンタゴニストの量の特定の比
率は、本発明の医薬の効率を決定することを可能にする。活性成分とアンタゴニ
ストの同一の組み合わせで、本発明の医薬は、多様な適用について、異なる効率
を備えることが可能である。
【0015】 本発明の医薬又は医薬の本発明の相互協調する組み合わせは、外因性又は内因
性の干渉する変量又は個人因子が実質的に活性成分の作用に影響を及ぼせない程
度まで、活性成分の治療有効濃度を、治療の間、増加させる量で、アンタゴニス
トが存在するときに特に有利である。上記干渉する変量又は因子が及ぼすことが
できる影響は、活性成分の治療有効濃度が増加するにつれて、減少する。干渉す
る変量及び個人因子が実質的に、その効果影響を及ぼせなくなるまで、活性成分
の治療有効濃度が増加することは、医薬の信頼性を増加させる。
【0016】 本発明の医薬、又は医薬の本発明の相互強調する組み合わせの好ましい展開で
は、作用部位での特異的に結合パートナーに対する有効成分の親和性が、特異的
結合パートナーに対するアンタゴニストの親和性と異なる。この場合において、
活性成分の特異的結合パートナーとアンタゴニストの特異的結合パートナーが同
一であることも可能である。
【0017】 これは、例えば、活性成分とアンタゴニストが一つの同じレセプターへの結合
について競合する場合である。異なる親和性は、アンタゴニストと活性成分との
間が平衡となるのを可能にし、この平衡は、緩衝する変量の影響を「緩衝」する
ことが可能である。本発明の医薬により影響を与えられ、かつ、例えば、アンタ
ゴニストが、活性成分自身よりも、活性成分のレセプターに対してより高い親和
性を有している系の活性成分の用量は高い。十分に高い用量の活性成分だけが、
そのようなアンタゴニストをレセプターからはずすことができ、こうしてその作
用を示すことができる。もし、例えば、この系で同じレセプターへの結合につい
て活性成分と同等の親和性で競合する内因性干渉因子が存在するなら、活性成分
が高い用量であるために、系への影響は少ない。
【0018】 さらなる展開において、ビタミンKがアンタゴニストとして存在し、少なくと
も一のビタミンKアンタゴニストが活性成分として存在する。ビタミンKアンタ
ゴニストはこの場合、クマリン誘導体の群より選択されることができる。その例
としては、ジクマロール、フェンプロクーモン(Marcumar(登録商標))、アセ
ノクマロール(Sintrom(登録商標))、又はワルファリン(Coumadin(登録商
標))が活性成分として存在する。本発明の医薬は、好ましくは、0.1乃至1
0mgのビタミンKと3乃至10mgのフェンプロクーモン、好ましくは0.5
乃至3mgのビタミンKと4.5乃至7.5mgのフェンプロクーモン、特に0
.5乃至1.5mgのビタミンKと5乃至7mgのフェンプロクーモンを含む。
医薬は1日1乃至4回投与することができる。
【0019】 本発明は、さらに、医薬又は組み合わせ投与のための医薬の相互協調する組み
合わせを製造するための、少なくとも一の活性成分とこの活性成分の少なくとも
一のアンタゴニストの使用に関する。
【0020】 本発明は、医薬又は医薬の対応する構成の組み合わせを投与することによる、
患者の治療も包含する。医薬又は医薬の汲み合わせは、この場合、患者のために
書面の指示が提供される。書面の指示は、組み合わせの場合、医薬の摂取のため
の量と最大時間間隔についての情報を含む。本発明はさらに、少なくとも一の治
療活性成分とこの活性成分の少なくとも一のアンタゴニストを含む物質の組成物
を包含する。活性成分と物質の有利な開発に関して、これまでの記載が参照され
る。
【0021】 以下、上述の特徴について説明するが、これは示された組み合わせだけに用い
られるのではなく、他の組み合わせ、又は単独でも用いられることができる。さ
らなる利点は、図面と関連した、以下の実施例から明らかである。
【0022】
【実施例】
図1に示された脱カルボキシル化凝集因子は、カルボキシル化により活性化さ
れる凝集因子である。活性化は、それらを血液凝集の誘導を可能にする。存在し
てもよい脱カルボキシル化凝集因子は、第VII因子、プロテインC、第IX因子、
プロテインS、第X因子、及びプロトロンビンを挙げることができる。カルボキ
シル化は、酵素γ−グルタミル−カルボキシラーゼにより触媒される。この場合
、ビタミンKヒドロキノンは、補助因子として、ビタミンKエポキシドに理論量
で転換される。ビタミンKヒドロキノンの大部分は、酵素ビタミンKエポキシド
レダクターゼ(VKER)の作用により、ビタミンKエポキシドから回収される
。1%未満のビタミンKヒドロキノンが、新たに消費されるビタミンKから形成
される。毎日のビタミンKの必要量は、体重当たり0.03乃至1.5μg/k
gである。VKERは、ワルファリン又はフェンプロクーモンなどのクマリン誘
導体により、阻害されることができる。ビタミンKヒドロキノン生産の結果得ら
れる阻害と、それによる脱カルボキシル化凝集因子のカルボキシル化の阻害は、
血液凝集阻害をもたらす。クマリン誘導体の用量が十分高い場合、ビタミンKエ
ポキシドからのビタミンKヒドロキノンの回収は、実質的にサプレスされる。そ
してビタミンKヒドロキノン生産と血液凝集は、ビタミンK摂取に主に依存する
【0023】 食物に存在するビタミンKの量は様々である。クマリン誘導体の抗凝集効果は
、食餌で消費するビタミンKの量によって異なる。このことは、図2において従
来の医薬で投与された活性成分フェンプロクーモンの例で示される。フェンプロ
クーモンの治療域の範囲は、ここでは破線で示される。血漿1ml当たり、フェ
ンプロクーモンが0.02乃至0.05μgの範囲である。医薬を摂取した後、
治療域内のフェンプロクーモンの血漿中濃度が、点線で示されるようになる。血
漿中濃度スケールは、左のY軸上にある。抗凝集効果は、実線で示される。それ
は任意単位で示され、そのスケールは右のY軸上にある。カルボキシル化凝集因
子は最初に体内にまだ存在するので、抗凝集効果は、その開始は、それが消費さ
れた後にしか起こらない。潜伏期間は、約6時間であり、最大効果は36乃至7
2時間になるまで起こらない。しかしながら、抗凝集効果は、血漿中濃度ほど一
定では保持されない。ここで示される抗凝集効果における大きな減少の繰り返し
は、各々の場合で、食餌でビタミンKの摂取により起こる。抗凝集効果は、ビタ
ミンKの血漿中濃度(図示せず)が低下してからはじめて、再び増加する。
【0024】 図3の破線も、フェンプロクーモンの治療域の範囲を示す。点線は、フェンプ
ロクーモン血漿中濃度を示し、実線は、フェンプロクーモンの抗凝集効果を示す
。軸スケールは、図2のものと同一である。図3に示した例では、本発明の医薬
は、フェンプロクーモンに加えて、所定の量のビタミンKを供給するために用い
られる。ビタミンKの同時投与は、フェンプロクーモンの治療域を、より高い血
漿中濃度に移動する。この場合、血漿1ml当たり、0.07乃至0.1μgの
フェンプロクーモンである。したがって、本発明の医薬は、従来のフェンプロク
ーモン医薬に比べて、より多いフェンプロクーモンを含む。フェンプロクーモン
によるVKERの実質的なブロックは、医薬で投与されたビタミンKが、ビタミ
ンKヒドロキノンを生成するために必須の源であることを意味する。その用量は
、血液凝集が阻害されるが、患者において望ましくない出血が起こらない程度に
保持されるような量である。本発明の医薬が摂取された後、治療域内のフェンプ
ロクーモン血漿中濃度となる。ビタミンKを食餌で摂取した後も、抗凝集効果は
比較的安定に維持される。食餌で供給されるビタミンKの量は、ビタミンKの全
摂取の非常に少ない比率に相当するにすぎない。そのため、図2に示すように、
従来技術のフェノプロクーモン医薬での治療の間に比べて、血液凝集の阻害に対
して、ずっと作用が少ない。本発明の医薬は、フェノプロクーモンの抗凝集効果
の安定をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ビタミンKサイクルと血液凝集に対するクマリン誘導体の作用を
示す図である。
【図2】 従来技術の医薬での投与における、フェンプロクーモンの治療域
、血漿中濃度、フェンプロクーモンの抗凝集作用における変化を示す図である。
【図3】 本発明の医薬での投与における、フェンプロクーモンの治療域、
血漿中濃度、フェンプロクーモンの抗凝集作用における変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の活性成分を有する医薬であって、この活性
    成分の少なくとも一のアンタゴニストが存在することを特徴とする医薬。
  2. 【請求項2】 第1の医薬が少なくとも一の活性成分を含み、第2の医薬
    がこの活性成分の少なくとも一のアンタゴニストを含む、二の医薬の相互協調す
    る組み合わせ。
  3. 【請求項3】 治療の間、活性成分の治療に有効な濃度に達するような量
    で、活性成分とアンタゴニストが存在することを特徴とする、請求項1または2
    記載の医薬又は医薬の相互協調する組み合わせ。
  4. 【請求項4】 外因性又は内因性の干渉する変量又は個人因子が実質的に
    活性成分の作用に影響を及ぼせない程度まで、活性成分の治療有効濃度を、治療
    の間、増加させる量で、アンタゴニストが存在することを特徴とする、請求項1
    ないし3のいずれか1項記載の医薬又は医薬の相互協調する組み合わせ。
  5. 【請求項5】 作用部位での特異的結合パートナーに対する活性成分の親
    和性が、特異的結合パートナーに対するアンタゴニストの親和性と異なることを
    特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項記載の医薬又は医薬の相互協調す
    る組み合わせ。
  6. 【請求項6】 ビタミンKがアンタゴニストとして存在し、少なくとも一
    のビタミンKアンタゴニスト、特にクマリン誘導体、特にジクマロール、フェン
    プロクーモン、アセノクマロール、又はワルファリンが活性成分として存在する
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項記載の医薬又は医薬の相互
    協調する組み合わせ。
  7. 【請求項7】 0.1乃至10mgのビタミンKと3乃至10mgのフェ
    ンプロクーモン、好ましくは0.5乃至3mgのビタミンKと4.5乃至7.5
    mgのフェンプロクーモン、特に0.5乃至1.5mgのビタミンKと5乃至7
    mgのフェンプロクーモンが、その中に存在することを特徴とする、請求項1な
    いし6のいずれか1項記載の医薬又は医薬の相互協調する組み合わせ。
  8. 【請求項8】 医薬又は医薬の相互協調する組み合わせを製造するための
    、少なくとも一の活性成分とこの活性成分の少なくとも一のアンタゴニストの使
    用。
  9. 【請求項9】 医薬又は医薬の相互協調する組み合わせにおいて、治療の
    間、活性成分の治療に有効な濃度に達するような量で、活性成分とアンタゴニス
    トが存在することを特徴とする請求項8記載の使用。
  10. 【請求項10】 医薬又は医薬の相互協調する組み合わせにおいて、外因
    性又は内因性の干渉する変量又は個人因子が実質的に活性成分の作用に影響を及
    ぼせない程度まで、活性成分の治療有効濃度を、治療の間、増加させる量で、ア
    ンタゴニストが存在することを特徴とする、請求項8又は9記載の使用。
  11. 【請求項11】 作用部位での特異的結合パートナーに対する活性成分の
    親和性が、特異的結合パートナーに対するアンタゴニストの親和性と異なること
    を特徴とする、請求項8ないし10のいずれか1項記載の使用。
  12. 【請求項12】 ビタミンKがアンタゴニストとして存在し、少なくとも
    一のビタミンKアンタゴニスト、特にクマリン誘導体、特にジクマロール、ヘン
    プロクーモン、アセノクマロール、又はワルファリンが活性成分として存在する
    ことを特徴とする、請求項8ないし11のいずれか1項記載の使用。
  13. 【請求項13】 0.1乃至10mgのビタミンKと3乃至10mgのフ
    ェンプロクーモン、好ましくは0.5乃至3mgのビタミンKと4.5乃至7.
    5mgのフェンプロクーモン、特に0.5乃至1.5mgのビタミンKと5乃至
    7mgのフェンプロクーモンが、医薬又は医薬の相互協調する組み合わせに存在
    することを特徴とする、請求項8ないし12のいずれか1項記載の使用。
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