JP2003512859A - イヌおよびウサギモチリン受容体オーソログ - Google Patents

イヌおよびウサギモチリン受容体オーソログ

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JP2003512859A JP2001535408A JP2001535408A JP2003512859A JP 2003512859 A JP2003512859 A JP 2003512859A JP 2001535408 A JP2001535408 A JP 2001535408A JP 2001535408 A JP2001535408 A JP 2001535408A JP 2003512859 A JP2003512859 A JP 2003512859A
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ターン,カライナ
マツキー,カレン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、イヌおよびウサギモチリン受容体に関連したポリペプチドおよび核酸、ならびにそのようなポリペプチドおよび核酸の用途を主題とする。イヌモチリン受容体エキソン1アミノ酸配列は配列番号1により示され、ウサギモチリン受容体アミノ酸配列は配列番号2により示され、イヌモチリン受容体のエキソン1をコードする核酸配列は配列番号3により示され、ウサギモチリン受容体をコードする核酸配列は配列番号4により示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本明細書中に引用する参考文献が本発明の先行技術であると認めるものではな
い。
【0002】 モチリンは、胃の運動性に影響を及ぼす22アミノ酸のペプチドホルモンであ
る。モチリンは、ヒト、ネコ、ウサギ、イヌおよびニワトリを含む種々の種の胃
腸管の平滑筋収縮を誘導することが判明している(PeetersおよびDep
oortere,Digestive Diseases and Scien
es 39:765−785,1994;Van Asscheら,Europ
ean Journal of Pharmacology 337:267−
274,1997;DepoortereおよびPeters,America
n Journal of Physiology 272:G994(199
7);Kitazawaら,Peptides 16:1243−1252,1
995;ならびにItoh,Peptides 18:593−608,199
7)。
【0003】 モチリンの作用には、消化間(interdigestive)(III相)
洞および十二指腸収縮の誘導が含まれる(Itoh,Peptides 18:
593−608,1997;Poitras,in Gut Peptides
:Biochemistry and Physiology,J.H.Wal
shおよびG.J.Dockray編(Raven,New York,199
4),pp.261−304;ならびにTonini,Pharmacol.R
es.33:217−226,1996)。抗生物質エリスロマイシンは、モチ
リン受容体に媒介されうる同様の作用を誘導する(Itohら,America
n Journal of Physiology 247:G688−G69
4,1984;ならびにWeberら,American Journal o
f Gastroenterology 88:485−490,1993)。
エリスロマイシンは、嘔吐、吐き気、下痢および腹部不快感を含む副作用を引き
起こす(Tonini,Pharmacol.Res.33:217−226,
1996)。
【0004】 (発明の概要) 本発明は、イヌおよびウサギモチリン受容体に関連したポリペプチドおよび核
酸、ならびにそのようなポリペプチドおよび核酸の用途を主題とする。イヌモチ
リン受容体エキソン1アミノ酸配列は配列番号1により示され、ウサギモチリン
受容体アミノ酸配列は配列番号2により示され、イヌモチリン受容体のエキソン
1をコードする核酸配列は配列番号3により示され、ウサギモチリン受容体をコ
ードする核酸配列は配列番号4により示される。
【0005】 該イヌまたはウサギモチリン受容体に関連したポリペプチドは、該イヌまたは
ウサギモチリン受容体内に存在する少なくとも9個の連続的なアミノ酸の領域を
含有する。そのようなポリペプチドは、該イヌまたはウサギモチリン受容体内に
存在する又は存在しない領域を含む追加的な領域を含有しうる。
【0006】 該イヌまたはウサギモチリン受容体に関連した核酸は、該イヌまたはウサギモ
チリン受容体核酸またはその相補体内に存在する少なくとも18個の連続的なヌ
クレオチドの領域を含有する。そのような核酸は、該イヌまたはウサギモチリン
受容体核酸内に存在する又は存在しない領域を含む追加的な領域を含有しうる。
【0007】 したがって、本発明の第1の態様は、イヌまたはウサギモチリン受容体の特有
アミノ酸領域を含む精製されたポリペプチドを記載する。該特有領域は少なくと
も9アミノ酸長である。
【0008】 「特有アミノ酸領域」は、配列番号1または2に存在し配列番号5または6に
は存在しない連続的なアミノ酸の領域である。配列番号5はヒトモチリン受容体
のアミノ酸配列であり、配列番号6はスフェロイデス・ネフェルス(Spher
oides nephelus)75E7のアミノ酸配列である。該特有領域は
、示されている特有領域サイズより小さな配列番号5または6に存在する連続的
なアミノ酸のセグメントを含有しうる。
【0009】 「精製されたポリペプチド」は、サンプルまたは調製物中に存在する全タンパ
ク質の少なくとも10%を意味する。好ましい実施形態においては、精製された
ポリペプチドは、サンプルまたは調製物中の全タンパク質の少なくとも約50%
、少なくとも約75%または少なくとも約95%を意味する。「精製されたポリ
ペプチド」に対する言及は、該ポリペプチドがいずれかの精製を受けていること
を要するものではなく、例えば、精製されていない化学合成されたポリペプチド
を含みうる。
【0010】 本発明のもう1つの態様は、該イヌまたはウサギモチリン受容体からの特有ア
ミノ酸領域をコードするヌクレオチド配列またはその相補体を含む精製された核
酸を記載する。該コード領域は少なくとも9アミノ酸長である。
【0011】 「精製された核酸」は、サンプルまたは調製物中に存在する全核酸の少なくと
も10%を意味する。好ましい実施形態においては、精製された核酸は、サンプ
ルまたは調製物中の全核酸の少なくとも約50%、少なくとも約75%または少
なくとも約95%を意味する。「精製された核酸」に対する言及は、該核酸がい
ずれかの精製を受けていることを要するものではなく、例えば、精製されていな
い化学合成されたポリペプチドを含みうる。
【0012】 本発明のもう1つの態様は、イヌまたはウサギモチリン受容体核酸配列の特有
ヌクレオチド配列領域を含む精製された核酸を記載する。該特有ヌクレオチド配
列領域は少なくとも18ヌクレオチド長である。
【0013】 「特有ヌクレオチド配列領域」は、配列番号7または8には存在しない配列番
号3または4の少なくとも18個の連続的なヌクレオチドを含む領域である。配
列番号7は、ヒトモチリン受容体をコードするヌクレオチド配列であり、配列番
号8は、スフェロイデス・ネフェルス(Spheroides nephelu
s)75E7をコードするヌクレオチド配列である。該特有領域は、示されてい
る特有領域サイズより小さな配列番号7または8に存在する連続的なヌクレオチ
ドのセグメントを含有しうる。
【0014】 本発明のもう1つの態様は、発現ベクターを記載する。該発現ベクターは、イ
ヌまたはウサギモチリン受容体の特有アミノ酸領域をコードする組換えヌクレオ
チド配列を含む。
【0015】 「組換えヌクレオチド配列」は、天然では付随しない1以上の核酸領域を含有
する核酸上に存在する配列である。存在しうるそのような領域の具体例には、該
配列に天然では付随しない1以上の調節要素、ウイルス要素および選択マーカー
が含まれる。
【0016】 本発明のもう1つの態様は、イヌまたはウサギモチリン受容体の特有アミノ酸
領域をコードする発現ベクターを含む組換え細胞を記載する。該発現ベクターは
、該細胞内に存在するRNAポリメラーゼにより認識される、該特有領域をコー
ドする核酸に機能的に共役したプロモーターを含有する。
【0017】 本発明のもう1つの態様は、イヌまたはウサギモチリン受容体の特有アミノ酸
領域をコードする発現ベクターを細胞内に導入することにより製造された組換え
細胞を記載する。該イヌまたはウサギ核酸を該宿主のゲノム内に挿入するために
該発現ベクターを使用しることが可能であり、あるいは該発現ベクターは核酸の
自律的断片として存在することが可能である。
【0018】 本発明のもう1つの態様は、化合物がモチリン受容体活性に影響を及ぼす能力
の測定方法を記載する。該方法は、特有イヌまたはウサギアミノ酸領域を含有す
る機能的モチリン受容体を組換え核酸から発現する組換え細胞に該化合物を与え
、モチリン受容体活性を測定することを含む。好ましくは、該組換え核酸は発現
ベクター上に存在する。
【0019】 本発明のもう1つの態様は、モチリン受容体ポリペプチドの製造方法を記載す
る。該方法は、イヌまたはウサギモチリン受容体ポリペプチドを発現しうる組換
え細胞を、該ポリペプチドが発現ベクターから発現される条件下で培養する工程
を含む。
【0020】 本発明の他の特徴および利点は、種々の実施例を含む本明細書に記載の更なる
説明から明らかである。記載されている実施例では、本発明の実施に有用な種々
の成分および方法を例示する。該実施例は本発明を限定するものではない。本開
示に従い、当業者は、本発明の実施に有用な他の成分および方法を確認し使用す
ることが可能である。
【0021】 (図面の簡単な記載) 図1は、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)モチリ
ン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(S
pheroides nephelus)(fish)75E7のタンパク質配
列(それぞれ、配列番号1、配列番号2、配列番号5および配列番号6)の比較
を例示する。
【0022】 図2A〜Cは、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)
モチリン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェル
ス(Spheroides nephelus)(fish)75E7をコード
するDNA配列(それぞれ、配列番号3、配列番号4、配列番号7および配列番
号8)の比較を例示する。
【0023】 (発明の詳細な記載) 本発明は、イヌおよびウサギモチリン受容体に関連したポリペプチドおよび核
酸を主題とする。好ましいポリペプチドは、ヒトモチリン受容体またはスフェロ
イデス・ネフェルス(Spheroides nephelus)75E7には
存在しないアミノ酸領域を含有する。好ましい核酸は、ヒトモチリン受容体また
はスフェロイデス・ネフェルス(Spheroides nephelus)7
5E7をコードする核酸には存在しないヌクレオチド領域を含有する。
【0024】 ヒトモチリン受容体の選択的スプライシングされた2つの形態(MTL−R1
およびMTL−R2)のアミノ酸配列およびコード化DNA配列は、Feigh
nerら,Science 284:2184−2188,1999(これが本
発明の先行技術であると認めるものではない)に記載されている。また、「GP
R38」をコードするゲノムDNAのアミノ酸配列は、McKeeら,Geno
mics 46:426−434,1997に記載されている。Feighne
rらは、GPR38をモチリン受容体として同定しており、イントロンの存在を
示している。
【0025】 スフェロイデス・ネフェルス(Spheroides nephelus)遺
伝子75E7は、ヒトモチリン受容体に対する高レベルの相同性を有する。75
E7のタンパク質配列は、ヒトモチリン受容体(MTL−R1)と54%同一で
あり、同様のエキソン−イントロン構造を含有する(Feighnerら,Sc
ience 284:2184−2188,1999)。
【0026】 イヌおよびウサギモチリン受容体ポリペプチドおよび核酸の好ましい用途は、
ある化合物が、該ヒト受容体における場合と異なって該イヌまたはウサギ受容体
において作用するか否かを判定するインビトロ機能アッセイにおけるものである
。ヒト治療用化合物の探索の際に有用な試験系をイヌまたはウサギモデルが与え
るか否かを評価するのに役立てるために、そのようなアッセイを用いることがで
きる。
【0027】 該モチリン受容体において活性な化合物の治療用途には、胃腸の疾患および障
害、例えば胃運動性障害(内因性ミオパシーまたはニューロパシー)、軽症胃ア
トニー、過敏性腸管症候群および下痢の治療が含まれる。また、該モチリン受容
体において活性な化合物は、モチリン受容体活性を研究するための研究手段とし
て使用することができる。
【0028】 モチリン受容体関連ポリペプチド 該イヌおよびウサギポリペプチドに関連したポリペプチドは、特有イヌまたは
ウサギアミノ酸領域を含有する。該特有アミノ酸領域に加えて、イヌまたはウサ
ギモチリン受容体ポリペプチドに関連していても関連していなくてもよい領域が
該ポリペプチド内に存在しうる。そのようなポリペプチドは、機能的モチリン受
容体の成分の付与、イヌまたはウサギモチリン受容体に結合する抗体の産生のた
めの免疫原としての使用、該モチリン受容体に結合する化合物を同定するための
標的としての使用および/またはモチリン受容体活性に影響を及ぼす化合物の能
力を測定するためのアッセイにおける使用のような種々の用途を有する。
【0029】 特有イヌおよびウサギアミノ酸領域は、本明細書に記載のイヌおよびウサギモ
チリン受容体配列とヒトモチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(S
pheroides nephelus)75E7タンパク質配列との比較に基
づいて、容易に同定することができる。そのような配列比較を図1に例示する。
特有イヌアミノ酸領域の具体例には、GPGNSSDGA(配列番号9)、VC
LGLFAVGV(配列番号10)、ALLSSRRRA(配列番号11)、A
PFFFLVGVEQDAGG(配列番号12)およびCLCVLYGRI(配
列番号13)が含まれる。特有ウサギアミノ酸領域の具体例には、DPAVFA
APDR(配列番号14)、NGTVPLDPS(配列番号15)、SPAPA
SPPSGPG(配列番号16)、RRLLRESRAG(配列番号17)およ
びSGVCGSRGPEQD(配列番号18)が含まれる。
【0030】 特有アミノ酸領域の定義は、ヒトモチリン受容体およびスフェロイデス・ネフ
ェルス(Spheroides nephelus)75E7タンパク質配列に
関するものである。したがって、特有アミノ酸領域は、ヒトモチリン受容体もし
くはスフェロイデス・ネフェルス(Spheroides nephelus)
75E7タンパク質配列以外の1以上の種からのモチリン受容体配列内または非
モチリン受容体配列内に存在しうる。例えば、配列番号10は、イヌおよびウサ
ギの両方のモチリン受容体内に存在する。
【0031】 別の実施形態においては、イヌまたはウサギモチリン受容体に関連したポリペ
プチドは、少なくとも18、少なくとも27または少なくとも54塩基長の特有
アミノ酸領域を含む又はそれよりなる。好ましくは、該イヌまたはウサギモチリ
ン受容体関連ポリペプチドは、配列番号1または配列番号2のアミノ酸配列を含
む又はそれよりなる。
【0032】 ポリペプチドは、化学合成を伴う方法および生化学的合成を伴う方法を含む標
準的な技術を用いて製造することができる。ポリペプチドの化学合成のための技
術は当技術分野でよく知られている(例えば、Vincent,in Pept
ide and Protein Drug Delivery,New Yo
rk,N.Y.,Dekker,1990)。
【0033】 ポリペプチドの生化学的合成技術も当技術分野でよく知られている。そのよう
な技術は、ポリペプチド合成のために核酸鋳型を使用するものである。特定のア
ミノ酸をコードする核酸トリプレットの配列を与える遺伝暗号は、当技術分野で
よく知られている(例えば、Lewin GENES IV,p.119,Ox
ford University Press,1990を参照されたい)。細
胞内に核酸を導入し該核酸を発現させてタンパク質を得るための技術は、Aus
ubel,Current Protocols in Molecular
Biology,John Wiley,1987−1998,およびSamb
rookら,Molecular Cloning,A Laboratory
Manual,第2版,Cold Spring Harbor Labor
atory Press,1989のような参考書に記載されている。
【0034】 機能的モチリン受容体誘導体 機能的モチリン受容体はモチリンに結合し、細胞内シグナルの変換を行う。機
能的モチリン受容体には、イヌおよびウサギモチリン受容体、ならびに特有イヌ
またはウサギアミノ酸領域を一成分として含有するモチリン受容体活性を有する
受容体が含まれる。
【0035】 特定の起源から得られたモチリン受容体から出発して、モチリン受容体活性を
有する誘導体を得ることができる。そのような誘導体は、アミノ酸の置換、付加
および欠失を有するポリペプチドを含む。機能的誘導体を得るために施す変化は
、モチリン結合ドメイン以外の部位に施すべきであり、該三次構造を改変しない
様態で施すべきである。ポリペプチドがモチリン受容体活性を有する能力は、G
タンパク質活性を測定する技術のような技術を用いて確認することができる。
【0036】 図1に示す配列比較では、ヒト、イヌおよびウサギモチリン受容体間で異なる
アミノ酸が例示されている。そのような可変性アミノ酸は、改変のための良好な
標的である。
【0037】 また、アミノ酸は、そのR基の構造に基づき或る型に分類される。特定のグル
ープ内の種々のアミノ酸の置換、例えば、ロイシンからバリンへの置換、リシン
からアルギニンへの置換およびグルタミンからアスパラギンへの置換は、該ポリ
ペプチドの官能性の変化を引き起こさない可能性がある。
【0038】 モチリン抗体 イヌまたはウサギモチリン受容体ポリペプチドを認識する抗体は、配列番号1
、配列番号2またはそれらの断片のポリペプチドを免疫原として使用して産生さ
せることができる。断片は、少なくとも9アミノ酸長であるべきであり、好まし
くは、特有アミノ酸領域よりなる。
【0039】 該モチリン受容体に対する抗体は、モチリン受容体ポリペプチドの存在を確認
するための及びモチリン受容体ポリペプチドを単離するための用途のような種々
の用途を有する。抗体を産生させ使用するための技術の具体例は、Ausube
l,Current Protocols in Molecular Bio
logy,John Wiley,1987−1998,Harlowら,An
tibodies,A Laboratory Manual,Cold Sp
ring Harbor Laboratory,1988、およびKohle
rら,Nature 256:495−497,1975に記載されている。
【0040】 結合アッセイ 化合物がイヌまたはモチリン受容体に結合する能力を測定するアッセイは、配
列番号1、配列番号2またはそれらの断片のポリペプチドを標的として使用して
行うことができる。断片は、少なくとも9アミノ酸長であるべきであり、アゴニ
スト、アンタゴニストまたはアロステリックモジュレーターが結合する部位を含
有すべきである。競合および非競合アッセイを含む種々のタイプのアッセイ形式
を用いることができる。
【0041】 完全長受容体または受容体断片に結合すると確認された化合物を使用して、よ
り短い長さの断片に対する該化合物の結合能を試験することにより結合部位の位
置を決定することができる。例えば、モチリンはモチリン受容体に結合するため
、標識モチリンを使用して、モチリンが結合する該受容体の部分を同定すること
ができる。化合物結合部位を含有することが確認された断片を使用して、該結合
部位に結合する追加的な化合物に関して試験することができる。
【0042】 結合アッセイに使用する好ましいポリペプチド断片は、特有アミノ酸領域より
なる。しかし、追加的なアミノ酸配列を含有する断片を使用して、例えば、カラ
ムへの結合を促進することができる。
【0043】 結合アッセイは、個々の化合物を使用して又は種々の化合物を含有する調製物
を使用して行うことができる。1以上の化合物が該モチリン受容体に結合する種
々の化合物を含有する調製物は、該モチリン受容体に結合する化合物を同定する
ために、より小さなグループに分けることができる。本発明の実施形態において
は、少なくとも10個の化合物を含有する試験調製物を結合アッセイに使用する
【0044】 結合アッセイは、種々の環境中に存在する組換え的に産生されたモチリン受容
体ポリペプチドを使用して行うことができる。そのような環境には、例えば、異
なる環境中に導入された組換え手段により産生された精製されたモチリン受容体
ポリペプチドの使用、および組換え核酸から発現されたモチリン受容体ポリペプ
チドを含有する細胞抽出物および精製された細胞抽出物が含まれる。
【0045】 機能的アッセイ 機能的イヌまたはウサギモチリン受容体が関与するアッセイを用いて、該モチ
リン受容体において活性な化合物に関して選択し、化合物が受容体活性に影響を
及ぼす能力を評価することができる。モチリン受容体活性は、該モチリン受容体
の細胞内コンホメーションの変化の検出、タンパク質活性の測定または細胞内メ
ッセンジャーのレベルの測定のような種々の技術を用いて測定することができる
【0046】 ある化合物が該モチリン受容体または別の受容体において活性であるか否かの
判定を促進するために、組換え的に発現されたモチリン受容体ポリペプチドを使
用することができる。例えば、該モチリン受容体は、該受容体を通常は発現しな
いHEK 293、COS 7およびCHOのような細胞系内で発現ベクターに
より発現させることが可能であり、この場合、該発現ベクターを伴わない又はモ
チリン受容体をコードしない発現ベクターを伴うその同じ細胞系が対照として作
用しうる。
【0047】 モチリン受容体はホスホリパーゼCシグナル伝達経路を活性化するらしい。該
ホスホリパーゼCシグナル伝達経路の活性化は、細胞内Ca2+を測定する技術
のような標準的な技術を用いて測定することができる。Ca2+を測定するため
に用いられうる当技術分野でよく知られた技術の具体例には、フラ−2のような
色素の使用、およびエクオリンのようなCa2+−生物発光感受性受容体タンパ
ク質の使用が含まれる。Gタンパク質活性を測定するためにエクオリンを使用す
る細胞系の一例としては、HEK293/aeq17が挙げられる(Butto
nら,Cell Calcium 14:663−671,1993およびFe
ighnerら,Science 284:2184−2188,1999(そ
れらの両方を参照により本明細書に組み入れることとする))。
【0048】 他のGタンパク質由来のポリペプチドに機能的に共役したモチリン結合領域を
含有するキメラ受容体も、モチリン受容体活性を測定するために使用することが
できる。そのようなキメラ受容体は、好ましくは、少なくとも1つの特有イヌま
たはウサギアミノ酸領域を含有する。キメラモチリン受容体は、N末端細胞外ド
メイン;膜貫通領域、細胞外ループ領域および細胞内ループ領域から構成される
膜貫通ドメイン;および細胞内カルボキシ末端を含有する。好ましいキメラは、
モチリンイヌまたはウサギ受容体の細胞外ドメインを含有する。
【0049】 Gタンパク質共役の特異性は細胞内ドメインにより決定される。特定のGタン
パク質(例えば、Gqタンパク質またはGiタンパク質)に機能的に共役するよ
うにキメラGタンパク質共役受容体を製造することができる。そのようなシグナ
ル交換は、GqまたはGiの活性を測定することによりモチリン受容体活性の検
出を可能にする。キメラ受容体を製造しGタンパク質共役応答を測定するための
技術は、例えば、国際出願WO 97/05252および米国特許第5,264
,565号(それらの両方を参照により本明細書に組み入れることとする)に記
載されている。
【0050】 機能的アッセイは、個々の化合物を使用して又は種々の化合物を含有する調製
物を使用して行うことができる。1以上の化合物がモチリン受容体活性に影響を
及ぼす種々の化合物を含有する調製物は、モチリン受容体活性に影響を及ぼす化
合物を同定するための、より小さな化合物群に分類することができる。本発明の
実施形態においては、少なくとも10個の化合物を含有する試験調製物を機能的
アッセイにおいて使用する。
【0051】 機能的アッセイは、種々の環境中に存在する組換え的に産生されたモチリン受
容体ポリペプチドを使用して行うことができる。そのような環境には、例えば、
種々の環境中に導入された組換え手段により産生された精製されたモチリン受容
体ポリペプチドの使用、および組換え核酸から発現されたモチリン受容体ポリペ
プチドを含有する細胞抽出物および精製された細胞抽出物が含まれる。
【0052】 モチリン受容体関連核酸 該イヌおよびウサギモチリン受容体核酸に関連した核酸は、特有イヌまたはウ
サギヌクレオチド配列領域を含有する。そのような核酸は種々の用途を有し、そ
のような用途としては、例えば、イヌまたはウサギモチリン核酸の存在を同定す
るためのハイブリダイゼーションプローブまたはPCRプライマーとしての使用
、種々の起源に由来するモチリン受容体に関連した受容体をコードする核酸を同
定するためのハイブリダイゼーションプローブまたはPCRプライマーとしての
使用、および/またはイヌまたはウサギモチリン受容体ポリペプチドの組換え発
現のための使用が挙げられる。
【0053】 特有イヌおよびウサギ核酸領域は、本明細書に記載のイヌおよびウサギモチリ
ン受容体核酸配列をヒトモチリン受容体およびセフェロイデス・ネフェルス(S
pheroides nephelus)75E7核酸と比較することに基づき
、容易に同定することができる。そのような配列比較を図2に例示する。
【0054】 特有イヌ核酸領域の具体例には以下のものが含まれる。
【化5】
【0055】 特有ウサギ核酸領域の具体例には以下のものが含まれる。
【化6】
【0056】 本出願に記載している指針を用いて、完全長イヌモチリン受容体をコードする
核酸配列を得たり、別の起源由来のモチリン受容体をコードする核酸を得たり、
モチリン受容体を人工的に製造することができる。異なる起源由来のモチリン受
容体をコードする核酸の入手は、縮重プローブおよびプライマーのセットを使用
することにより及びハイブリダイゼーション条件の適切な選択により促進される
。縮重プローブおよびプライマーのセットは、遺伝暗号の縮重を考慮して製造す
る。ハイブリダイゼーション条件の調節は、類似配列を有する核酸に対するハイ
ブリダイゼーションを可能にするプローブまたはプライマーの特異性を制御する
のに有用である。
【0057】 ハイブリダイゼーション検出およびPCRクローニングに用いる技術は当技術
分野でよく知られている。核酸検出技術は、例えば、Sambookら,Mol
ecular Cloning,A Laboratory Manual,第
2版,Cold Spring Harbor Laboratory Pre
ss,1989に記載されている。PCRクローニング技術は、例えば、Whi
te,Methods in Molecular Cloning,volu
me 67,Humana Press,1997に記載されている。
【0058】 モチリン受容体のプローブおよびプライマーは、例えばゲノムDNAまたはc
DNAを含有する核酸ライブラリーをスクリーニングするために使用することが
できる。そのようなライブラリーは商業的に入手可能であり、例えばAusub
el,Current Protocols in Molecular Bi
ology,John Wiley,1987−1998に記載されているよう
な技術を用いて製造することができる。
【0059】 特定のモチリン受容体アミノ酸配列および遺伝暗号の公知縮重から、多数の異
なるコード化核酸配列を得ることができる。遺伝暗号の縮重は、ほとんどすべて
のアミノ酸が、異なる組合せのヌクレオチドトリプレットによりコードされるた
めに生じる。特定のアミノ酸への特定のコドンの翻訳は当技術分野でよく知られ
ている(例えば、Lewin GENES IV,p.119,Oxford
University Press,1990を参照されたい)。アミノ酸は、
以下のとおりにコドンによりコードされる。 A=Ala=アラニン:コドンGCA、GCC、GCG、GCU。 C=Cys=システイン:コドンUGC、UGU。 D=Asp=アスパラギン酸:コドンGAC、GAU。 E=Glu=グルタミン酸:コドンGAA、GAG。 F=Phe=フェニルアラニン:コドンUUC、UUU。 G=Gly=グリシン:コドンGGA、GGC、GGG、GGU。 H=His=ヒスチジン:コドンCAC、CAU。 I=Ile=イソロイシン:コドンAUA、AUC、AUU。 K=Lys=リシン:コドンAAA、AAG。 L=Leu=ロイシン:コドンUUA、UUG、CUA、CUC、CUG、CU
U。 M=Met=メチオニン:コドンAUG。 N=Asp=アスパラギン:コドンAAC、AAU。 P=Pro=プロリン:コドンCCA、CCC、CCG、CCU。 Q=Gln=グルタミン:コドンCAA、CAG。 R=Arg=アルギニン:コドンAGA、AGG、CGA、CGC、CGG、C
GU。 S=Ser=セリン:コドンAGC、AGU、UCA、UCC、UCG、UCU
。T=Thr=トレオニン:コドンACA、ACC、ACG、ACU。 V=Val=バリン:コドンGUA、GUC、GUG、GUU。 W=Trp=トリプトファン:コドンUGG。 Y=Tyr=チロシン:コドンUAC、UAU。
【0060】 異なる実施形態においては、イヌまたはウサギモチリン受容体関連核酸は、少
なくとも27または少なくとも54塩基長の特有核酸領域を含む又はそれよりな
る。好ましくは、該イヌまたはウサギモチリン受容体関連核酸は、配列番号3ま
たは配列番号4の核酸配列を含む又はそれよりなる。
【0061】 化学的および生化学的技術を用いて、所望の配列を有する核酸を合成すること
ができる。化学的技術の具体例は、Ausubel,Current Prot
ocols in Molecular Biology,John Wile
y,1987−1998、およびSambrookら,Molecular C
loning,A Laboratory Manual,第2版,Cold
Spring Harbor Laboratory Press,1989に
記載されている。
【0062】 生化学的合成技術は、核酸鋳型、ならびに適当な酵素、例えばDNAおよび/
またはRNAポリメラーゼの使用を含む。そのような技術の具体例には、インビ
トロ増幅技術、例えばPCRおよび転写に基づく増幅、およびインビボ核酸複製
が含まれる。適当な技術の具体例は、Ausubel,Current Pro
tocols in Molecular Biology,John Wil
ey,1987−1998、およびSambrookら,Molecular
Cloning,A Laboratory Manual,第2版,Cold
Spring Harbor Laboratory Press,1989
、およびKacianら,米国特許第5,480,784号に記載されている。
【0063】 モチリン受容体プローブ イヌまたはウサギモチリン受容体に関する検出プローブは、好ましくは、特有
イヌまたはウサギ核酸領域、またはその相補体を含有する。そのようなプローブ
は、イヌまたはウサギモチリン受容体核酸に相補的であっても相補的でなくても
よい追加的な核酸を含有しうる。好ましくは、存在する追加的な核酸は、特定の
目的(例えば、特異性の増加をもたらすこと、レポーター配列となること、また
は捕捉配列となること)を有する。
【0064】 該モチリン受容体に対するプローブは、適当なハイブリダイゼーション条件下
でモチリン受容体標的核酸に特異的にハイブリダイズしうる(すなわち、1以上
の非標的核酸分子から標的核酸を識別しうる)。好ましい非標的核酸は、ヒトモ
チリン受容体をコードする核酸またはその相補体である。ハイブリダイゼーショ
ンは、該プローブおよびモチリン受容体核酸上に存在する相補的ヌクレオチド塩
基を介して生じる。2つの分子が安定なハイブリッドの形成のために十分に強力
な相互作用を有するかどうかは、ハイブリダイゼーション条件によって決まる。
【0065】 プローブは、核酸またはその誘導体(例えば、修飾核酸およびペプチド核酸)
から構成される。修飾核酸には、1以上の改変された糖基、改変されたヌクレオ
チド間連結および/または改変されたヌクレオチドプリンもしくはピリミジン塩
基を有する核酸が含まれる。修飾核酸を記載している参考文献には、WO 98
/02582、米国特許第5,859,221号および米国特許第5,852,
188号(それらのそれぞれを参照により本明細書に組み入れることとする)が
含まれる。
【0066】 互いにハイブリダイズする2つの分子間の相互作用の程度は、生じたハイブリ
ッドのTmにより表される。Tmが高ければ高いほど、その相互作用は強力であ
り、そのハイブリッドは安定である。Tmは、当技術分野でよく知られた多数の
要因、例えば、相補性の程度、存在する相補的塩基のタイプ(例えば、A−Tハ
イブリダイゼーションなのかG−Cハイブリダイゼーションなのか)、核酸バッ
クボーンの構造、および溶液成分に影響される(例えば、Sambrookら,
Molecular Cloning,A Laboratory Manua
l,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory
Press,1989)。
【0067】 特定の組合せのハイブリダイゼーションアッセイ条件下で用いる温度よりハイ
ブリッドのTmのほうが高い場合に、安定なハイブリッドが形成される。ハイブ
リダイゼーションのストリンジェンシー条件を調節することにより、プローブの
特異性の程度は様々となりうる。プローブハイブリダイゼーションの検出は、検
出可能な標識の使用により促進される。検出可能な標識の具体例には、蛍光、酵
素および放射能標識が含まれる。
【0068】 ストリンジェンシー条件の具体例は、Sambrookら,Molecula
r Cloning,A Laboratory Manual,第2版,Co
ld Spring Harbor Laboratory Press,19
89に記載されている。高いストリンジェンシー条件の一例は以下のとおりであ
る。DNAを含有するフィルターのプレハイブリダイゼーションを、6×SSC
、5×デンハルト液および100μg/ml 変性サケ精子DNAを含むバッフ
ァー中、65℃で2時間〜一晩行なう。100μg/ml 変性サケ精子DNA
および5〜20×10cpmの32P標識プローブを含有するプレハイブリダ
イゼーション混合物中、フィルターを65℃で12〜48時間ハイブリダイズさ
せる。2×SSC、0.1% SDSを含有する溶液中、37℃で1時間、フィ
ルターの洗浄を行なう。この後、0.1×SSC、0.1% SDS中、50℃
で45分間の洗浄を行ない、ついでオートラジオグラフィーに付す。高いストリ
ンジェンシーの条件を用いる他の方法は、例えば、5×SSC、5×デンハルト
液、50% ホルムアミド中、42℃で12〜48時間行なうハイブリダイゼー
ション工程、または0.2×SSPE、0.2% SDS中、65℃で30〜6
0分間行なう洗浄工程を含むであろう。
【0069】 組換え発現 モチリン受容体関連ポリペプチドは、適当な宿主内で又は翻訳系を使用して試
験管内で、組換え核酸から発現させることができる。組換え的に発現されたモチ
リン受容体ポリペプチドは、好ましくは、該モチリン受容体に結合し該受容体の
活性をモジュレーションする化合物に関してスクリーニングするためのアッセイ
で使用する。
【0070】 好ましくは、発現は、発現ベクターを使用して宿主細胞内で達成される。発現
ベクターは、適切な転写およびプロセシングのための調節要素と共に所望のポリ
ペプチドをコードする組換え核酸を含有する。存在しうる調節要素には、該組換
え核酸に天然で付随する調節要素、および該組換え核酸に天然で付随しない外在
性調節要素が含まれる。該外在性プロモーターのような外在性調節要素は、特定
の宿主内での組換え核酸の発現に有用でありうる。
【0071】 一般に、存在する調節要素には、転写プロモーター、リボソーム結合部位、タ
ーミネーター、および所望により存在しうるオペレーターが含まれる。もう1つ
の好ましい要素は、真核細胞内でのプロセシングをもたらすポリアデニル化シグ
ナルである。好ましくは、発現ベクターはまた、宿主細胞内での自律複製のため
の複製起点、選択マーカー、一定数の有用な制限酵素部位、および高いコピー数
の潜在性を含有する。発現ベクターの具体例としては、クローニングベクター、
修飾クローニングベクター、特別に設計されたプラスミドおよびウイルスが挙げ
られる。
【0072】 種々の宿主における適当なレベルのポリペプチド発現を得るために使用しうる
発現ベクターは、当技術分野でよく知られている。当技術分野でよく知られた哺
乳類発現ベクターには、pcDNA3(Invitrogen)、pMC1ne
o(Stratagene)、pXT1(Stratagene)、pSG5(
Stratagene)、EBO−pSV2−neo(ATCC 37593)
、pBPV−1(8−2)(ATCC 37110)、pdBPV−MMTne
o(342−12)(ATCC 37224)、pRSVgpt(ATCC 3
7199)、pRSVneo(ATCC 37198)、pSV2−dhfr(
ATCC 37146)、pUCTag(ATCC 37460)、pCI−n
eo(Promega)およびラムダZD35(ATCC 37565)が含ま
れる。当技術分野でよく知られた細菌発現ベクターには、pET11a(Nov
agen)、ラムダgt11(Invitrogen)、pcDNAII(In
vitrogen)およびpKK223−3(Pharmacia)が含まれる
。当技術分野でよく知られた真菌細胞発現ベクターには、pYES2(Invi
trogen)、ピチア(Pichia)発現ベクター(Invitrogen
)が含まれる。当技術分野でよく知られた昆虫細胞発現ベクターには、Blue Bac III(Invitrogen)が含まれる。
【0073】 組換え宿主細胞は原核性または真核性でありうる。組換え宿主細胞の具体例に
は、大腸菌(E.coli)などの細菌;酵母などの真菌細胞;ヒト、ウシ、ブ
タ、サルおよびげっ歯類などの哺乳類細胞;およびショウジョウバエ(Dros
ophila)およびカイコに由来する細胞系などの昆虫細胞が含まれる。商業
的に入手可能な哺乳類細胞系には、L細胞L−M(TK.sup−)(ATCC
CCL 1.3)、L細胞L−M(ATCC CCL 1.2)、293(A
TCC CRL 1573)、Raji(ATCC CCL 86)、CV−1
(ATCC CCL 70)、COS−1(ATCC CRL 1650)、C
OS−7(ATCC CRL 1651)、CHO−K1(ATCC CCL
61)、3T3(ATCC CCL 92)、NIH/3T3(ATCC CR
L 1658)、HeLa(ATCC CCL 2)、C127I(ATCC
CRL 1616)、BS−C−1(ATCC CCL 26)およびMRC−
5(ATCC CCL 171)が含まれる。
【0074】 発現ベクターは、標準的な技術を用いて宿主細胞内に導入することができる。
そのような技術の具体例には、形質転換、トランスフェクション、リポフェクシ
ョン、プロトプラスト融合およびエレクトロポレーションが含まれる。
【0075】 モチリン受容体核酸は、発現ベクターを使用することなく、例えば合成mRN
Aまたは天然mRNAを使用して、細胞内で発現させることができる。また、m
RNAは、コムギ胚抽出物、網状赤血球抽出物などの種々の無細胞系内で、また
は細胞に基づく系(例えば、カエル卵母細胞)内で発現されうる。細胞に基づく
系内へのmRNAの導入は、例えば、マイクロインジェクションにより行うこと
ができる。
【0076】 (実施例) 本発明の種々の特徴および利点を更に例示するために、以下に実施例を記載す
る。また、実施例には、本発明の実施のための有用な方法を例示する。これらの
実施例は本発明を限定するものではない。
【0077】 実施例1:ウサギモチリン受容体のクローニング ヒトMTLRプローブ(エキソンI&II,GPR38;McKeeら,Ge
nomics 46:426−434,1977(これを参照により本明細書に
組み入れることとする))でのスクリーニングにより、λDashIIゲノムラ
イブラリー(Stratagene,La Jolla,CA)からウサギモチ
リン受容体を同定しクローニングした。ハイブリダイゼーションは、以下に示す
低いストリンジェンシーの条件を用いて行った。
【0078】 1.1×10 プラーク形成単位(pfu)を大腸菌(E.coli)XL
Blue MRA(P2)上にプレーティングし、ナイロンメンブレン(NEF
−978A;NEN,Boston,MA)にトランスファーした。二重のメン
ブレンを、プレハイブリダイゼーション溶液(50% ホルムアミド、2×デン
ハルト液、5×SSPE、0.1% SDS、100μg/ml サケ精子DN
A)中、30℃で一晩インキュベートし、ついでハイブリダイゼーション溶液(
50% ホルムアミド、2×デンハルト液、5×SSPE、0.1% SDS、
10% 硫酸デキストラン、100μg/ml サケ精子DNA)中、1×10 cpm/ml 標識プローブと共に一晩インキュベートし、55℃、1×S
SCの最終洗浄条件を用いた。クローンを2ラウンドのスクリーニング後に同定
し、377 ABI Prismサイクルシークエンサー(Perkin El
mer,Foster City,CA)上、BIG DYEターミネーター・
サイクル・シークエンシングReady Reactions(Perkin
Elmer,Foster City,CA)で配列決定した。
【0079】 ウサギモチリン受容体の連続的オープンリーディングフレーム(ORF)を得
るために、エキソンIおよびII上で重複PCRを行った。エキソンIおよびI
IのPCR産物(それぞれ、その他のエキソンの小部分を含有する)を得た。エ
キソンIのプライマーである配列番号29(5’gggcccgaattcgc
cgccATGGGCAGCCCCTGGAACGGCAGC)および配列番号
30(5’GGCCAGAACCACCACCAGCAGGACGCGGACG
GTCTG)は、EcoRI部位および「GCC GCC」コザック配列を含有
していた。エキソンIIのプライマーである配列番号31(5’GTCCGCG
TCCTGCTGGTGGTGGTTCTGGCCTTTATAGTG)および
配列番号32(5’agtttagcggccgcCTATGCAGCCGTC
TTTGTGTTAGC3’)はNotI部位を含有していた。ついでエキソン
IおよびII鋳型ならびにプライマー配列番号29および配列番号32から、ウ
サギモチリンORFを得た。
【0080】 該PCR反応においては、一般には、Advantage cDNA PCR
キット(Clontech,Palo Alto,CA)を製造業者の説明に従
い使用した。2点の例外は、該PCR反応に5% DMSOを加えたこと、およ
び以下のPCRサイクリングを用いたことであった:1)94℃で1分間、2)
94℃で30秒間、72℃で3分間の5サイクル、3)94℃で30秒間、70
℃で3分間の5サイクル、4)94℃で30秒間、68℃で3分間の20サイク
ル。該ウサギモチリンORF断片をEcoRIおよびNotIで消化し、ゲル精
製し、pcDNA3ベクター内に連結し、SCS1 大腸菌(E.coli)(
Stratagene,La Jolla,CA)内に形質転換した。
【0081】 実施例2:イヌモチリン受容体エキソン1のクローニング イヌラムダFixIIゲノムライブラリー(Stratagene,La J
olla,CA)をイヌMTLRプローブ(実施例1を参照されたい)でスクリ
ーニングすることにより、イヌモチリン受容体エキソンを同定しクローニングし
た。本明細書に例示されている技術(例えば、実施例1に記載されている技術)
を用いて、該完全長クローンを容易に得ることが可能である。
【0082】 低いストリンジェンシーの条件を用いてハイブリダイゼーションを行った。1
回増幅されたライブラリーの1.2×10個のファージプラークを大腸菌(E
.coli)XL1−Blue MRA上に150mmプレート当たり30,0
00pfuでプレーティングした。該ファージをナイロンハイブリダイゼーショ
ントランスファーメンブレン(NEN,Boston,MA)に二重にトランス
ファーし、それを変性させ、中和し、洗浄し、ランダムプライムド(Prime
−It IIキット,Stratagene,La Jolla,CA)32
dCTP標識ヒトMTLRエキソンIおよびエキソンIIプローブでプローブ
した。該メンブレンを、2時間プレハイブリダイズさせ(50% ホルムアミド
、2×デンハルト液、5×SSPE、0.1% SDS、100μg/ml サ
ケ精子DNA)、ついでインキュベートした(50% ホルムアミド、2×デン
ハルト液、5×SSPE、10% 硫酸デキストラン、0.1% SDS、10
0μg/ml サケ精子DNA)(これは、1×10 cpm/mLのプロー
ブと共に32℃のインキュベーター中で振とうしながら行った)。該フィルター
を、4×SSC、0.1% SDS溶液中、23℃で洗浄し、ついで2×SSC
、0.1% SDS中、42℃で洗浄し、最後に1×SSC、0.1% SDS
中、55℃で洗浄した。
【0083】 2ラウンドのプラーク精製の後、7個のクローンを単離した。液体ライセート
調製物を使用して、それらの7個のクローンからラムダDNAを単離した。指標
株XL1−Blue MRAを溶出ファージで溶菌し、細胞残渣を遠心させた。
該液体ファージストックを38μg/mLのRNアーゼAで37℃で30分間処
理し、4℃で一晩、PEG沈降(SMバッファー中、10% PEG8000/
1M NaCl)させた。ペレット化ファージDNAをプロテイナーゼKで処理
した(50μg/mL、68℃、15分間)。この後、フェノール/クロロホル
ム抽出およびクロロホルム抽出ならびにエタノール沈殿を行った。
【0084】 ラムダDNAを、無菌ピペットチップで巻き戻し、70% エタノールで洗浄
し、無菌水に再懸濁させた。各DNAを一群の制限酵素(BamHI、EcoR
I、NotI、PstI、SmaIおよびXbaI)で消化し、1% Seak
em GTG 1×TAEアガロースゲル上で電気泳動し、サザンブロットし、
前記のとおりのヒトMTLRエキソンIおよびIIプローブでプローブした。ハ
イブリダイズしたバンドをサブクローニングし、BigDyeターミネーター予
混合体(Perkin Elmer,Foster City,CA)を使用し
てABI 377自動シークエンサー上で配列決定した。ついで、得られた配列
情報を、Sequencerプログラムを使用して分析した。これらのうち、ラ
ムダDNA35からの2kBのNotI断片が、イヌMTLRコードエキソンI
、スプライス部位およびイントロン配列の最大の断片を含有していた。
【0085】 実施例3:イヌおよびウサギモチリン受容体配列 配列番号1、2、3および4のヌクレオチドおよびアミノ酸配列を以下に記載
する。
【0086】
【化7】
【0087】 他の実施形態は特許請求の範囲に含まれる。いくつかの実施形態を示し説明し
てきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく種々の修飾が施されう
る。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)モチリ
ン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(S
pheroides nephelus)(fish)75E7のタンパク質配
列(それぞれ、配列番号1、配列番号2、配列番号5および配列番号6)の比較
を例示する。
【図2A】 図2Aは、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)モチ
リン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(
Spheroides nephelus)(fish)75E7をコードする
DNA配列(それぞれ、配列番号3、配列番号4、配列番号7および配列番号8
)の比較を例示する。
【図2B】 図2Bは、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)モチ
リン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(
Spheroides nephelus)(fish)75E7をコードする
DNA配列(それぞれ、配列番号3、配列番号4、配列番号7および配列番号8
)の比較を例示する。
【図2C】 図2Cは、イヌ(dog)モチリン受容体エキソン1、ウサギ(rab)モチ
リン受容体、ヒト(hu)モチリン受容体およびスフェロイデス・ネフェルス(
Spheroides nephelus)(fish)75E7をコードする
DNA配列(それぞれ、配列番号3、配列番号4、配列番号7および配列番号8
)の比較を例示する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 5/10 C12Q 1/02 C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA C12Q 1/02 5/00 A (72)発明者 マツキー,カレン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065−0907、ローウエイ、イースト・リ ンカーン・アベニユー・126 Fターム(参考) 4B024 AA11 BA63 CA04 CA09 DA06 EA03 EA04 GA11 HA12 4B063 QA18 QQ79 QR59 QR80 QS24 QS28 4B064 AG20 CA19 CC24 DA13 4B065 AA26X AA90Y AB01 AC14 BA02 CA24 CA46 4H045 AA10 BA10 CA40 DA50 EA50 FA74

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続した少なくとも9アミノ酸長である配列番号1または配
    列番号2の特有アミノ酸領域を含んでなる精製されたポリペプチドであって、該
    特有領域が配列番号5または配列番号6には存在しないことを特徴とするポリペ
    プチド。
  2. 【請求項2】 該特有領域が配列番号1からのものである、請求項1記載の
    ポリペプチド。
  3. 【請求項3】 該特有領域が、 【化1】 よりなる群から選ばれるアミノ酸配列を含む、請求項2記載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】 該ポリペプチドが配列番号1のアミノ酸配列を含む、請求項
    2記載のポリペプチド。
  5. 【請求項5】 該ポリペプチドが配列番号1のアミノ酸配列よりなる、請求
    項4記載のポリペプチド。
  6. 【請求項6】 該特有領域が配列番号2からのものである、請求項1記載の
    ポリペプチド。
  7. 【請求項7】 該特有領域が、 【化2】 よりなる群から選ばれるアミノ酸配列を含む、請求項6記載のポリペプチド。
  8. 【請求項8】 該ポリペプチドが配列番号2のアミノ酸配列を含む、請求項
    6記載のポリペプチド。
  9. 【請求項9】 該ポリペプチドが配列番号2のアミノ酸配列よりなる、請求
    項8記載のポリペプチド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載のポリペプチドをコード
    するヌクレオチド配列を含んでなる精製された核酸。
  11. 【請求項11】 連続的な少なくとも18ヌクレオチド長である配列番号3
    または配列番号4の特有ヌクレオチド配列領域またはその相補体を含んでなる精
    製された核酸であって、該特有領域が配列番号7または配列番号8には存在しな
    いことを特徴とする核酸。
  12. 【請求項12】 該特有配列領域が配列番号3からのものである、請求項1
    1記載の精製された核酸。
  13. 【請求項13】 該特有領域が、 【化3】 よりなる群から選ばれるヌクレオチド配列を含む、請求項12記載の精製された
    核酸。
  14. 【請求項14】 該核酸が配列番号3のヌクレオチド配列を含む、請求項1
    2記載の精製された核酸。
  15. 【請求項15】 該核酸が配列番号3のヌクレオチド配列よりなる、請求項
    14記載の精製された核酸。
  16. 【請求項16】 該特有配列領域が配列番号4からのものである、請求項1
    1記載の精製された核酸。
  17. 【請求項17】 該特有領域が、 【化4】 よりなる群から選ばれる配列を含む、請求項16記載の精製された核酸。
  18. 【請求項18】 該核酸が配列番号4のヌクレオチド配列を含む、請求項1
    6記載の精製された核酸。
  19. 【請求項19】 該核酸が配列番号4のヌクレオチド配列よりなる、請求項
    18記載の精製された核酸。
  20. 【請求項20】 連続的な少なくとも9アミノ酸長である配列番号1または
    配列番号2の特有アミノ酸領域をコードする組換えヌクレオチド配列を含んでな
    る発現ベクターであって、該特有領域が配列番号5または配列番号6には存在し
    ないことを特徴とする発現ベクター。
  21. 【請求項21】 連続的な少なくとも9アミノ酸長である配列番号1または
    配列番号2の特有アミノ酸領域をコードする発現ベクターを含んでなる組換え細
    胞であって、該特有領域コード配列が、該細胞により認識されるプロモーターに
    機能的に共役しており、該特有領域が配列番号5または配列番号6には存在しな
    いことを特徴とする組換え細胞。
  22. 【請求項22】 連続的な少なくとも9アミノ酸長である配列番号1または
    配列番号2の特有アミノ酸領域をコードする発現ベクターを細胞内に導入する工
    程を含む製造方法により製造された組換え細胞であって、該特有領域が配列番号
    5または6には存在しないことを特徴とする組換え細胞。
  23. 【請求項23】 化合物がモチリン受容体活性に影響を及ぼす能力の測定方
    法であって、 a)組換え細胞を該化合物と接触させ(該組換え細胞は、連続的な少なくとも
    9アミノ酸長である配列番号1または配列番号2の特有アミノ酸領域を含む機能
    的モチリン受容体を発現する組換え核酸を含む。ただし、該特有領域は配列番号
    5または6には存在しない)、 b)モチリン受容体活性を測定する工程を含んでなる方法。
  24. 【請求項24】 請求項21記載の組換え細胞を、該ポリペプチドが該発現
    ベクターから発現される条件下で培養する工程を含んでなる、モチリン受容体ポ
    リペプチドの製造方法。
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