JP2003512814A - MAGE5、8、9および11のcDNAのクローニングならびに癌の診断におけるそれらの使用 - Google Patents
MAGE5、8、9および11のcDNAのクローニングならびに癌の診断におけるそれらの使用Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4748—Tumour specific antigens; Tumour rejection antigen precursors [TRAP], e.g. MAGE
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
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Abstract
(57)【要約】
本発明は遺伝子発現レベルを容易にするべく開発された方法によって単離、同定されたcDNA分子に関する。これらのcDNA分子に基づくタンパク質およびペプチドならびにこれらの物質の様々な診断的および治療的使用法についても記載する。
Description
【0001】
(関連出願)
本願は、1999年3 月2 日に出願され参照により本明細書に組み込まれる米国特
許出願第09/260,978号の一部継続出願である。
許出願第09/260,978号の一部継続出願である。
【0002】
(発明の属する技術分野)
本発明は、MAGEファミリーのメンバーである核酸分子、それらの使用およびそ
れらの発現を決定し定量する方法に関する。また、上記核酸分子の断片、核酸分
子全体がコードするタンパク質、核酸分子の断片がコードするタンパク質の両方
、それらに基づくペプチドであってMHC またはHLA 分子と複合体を形成するもの
、融合タンパク質、ポリトープ(polytope)なども本発明の一部である。
れらの発現を決定し定量する方法に関する。また、上記核酸分子の断片、核酸分
子全体がコードするタンパク質、核酸分子の断片がコードするタンパク質の両方
、それらに基づくペプチドであってMHC またはHLA 分子と複合体を形成するもの
、融合タンパク質、ポリトープ(polytope)なども本発明の一部である。
【0003】
(発明の背景と従来技術)
ヒト白血球抗原(「HLA 」)と複合体を形成して自己由来細胞傷害性T 細胞に
よる応答を誘発する腫瘍拒絶抗原のファミリーが存在することは、Van der Brug
gen ら,Science 254 :1643-1647 (1991)によって明らかにされた。上記Van
der Bruggen らの文献に加えて、参照により本明細書に組み込まれるBoonらの米
国特許第5,342,774 号も参照されたい。これらの文献には、これらの腫瘍拒絶抗
原にプロセシングされるタンパク質をコードする遺伝子の単離も記載されている
。さらなる研究により極近縁の遺伝子が12種類発見されている。これらの遺伝子
はX 染色体のq28 領域に位置することがわかっている。これらの遺伝子は当初MA
GE-1〜MAGE-12 と名付けられたが、その後の発見を考慮して現在ではMAGE-A1 〜
MAGE-A12と呼ばれている。詳しく述べると、さらに4 つの近縁遺伝子がX 染色体
のp21 領域に見出され、MAGE-B遺伝子クラスターと呼ばれている。さらにq26 領
域にも別のMAGEファミリーメンバーが見出され、MAGE-C1 およびMAGE-C2 と名付
けられている。
よる応答を誘発する腫瘍拒絶抗原のファミリーが存在することは、Van der Brug
gen ら,Science 254 :1643-1647 (1991)によって明らかにされた。上記Van
der Bruggen らの文献に加えて、参照により本明細書に組み込まれるBoonらの米
国特許第5,342,774 号も参照されたい。これらの文献には、これらの腫瘍拒絶抗
原にプロセシングされるタンパク質をコードする遺伝子の単離も記載されている
。さらなる研究により極近縁の遺伝子が12種類発見されている。これらの遺伝子
はX 染色体のq28 領域に位置することがわかっている。これらの遺伝子は当初MA
GE-1〜MAGE-12 と名付けられたが、その後の発見を考慮して現在ではMAGE-A1 〜
MAGE-A12と呼ばれている。詳しく述べると、さらに4 つの近縁遺伝子がX 染色体
のp21 領域に見出され、MAGE-B遺伝子クラスターと呼ばれている。さらにq26 領
域にも別のMAGEファミリーメンバーが見出され、MAGE-C1 およびMAGE-C2 と名付
けられている。
【0004】
当然の理由から、過去も現在も、MAGE遺伝子の発現を解析することが望まれて
いる。この領域では広範な研究が行われており、MAGE-Aの発現パターンは逆転写
- ポリメラーゼ連鎖反応(「RT-PCR」)により様々な腫瘍試料、腫瘍細胞株およ
び正常組織で解析されている。基本的に転写と発現のレベルはRT-PCRによって半
定量的に確定される。これには、アガロースゲル上のバンドの強度を評価し、そ
れらを基準または対照から得られる物質の標準希釈液と比較することが伴なう。
この研究により、MAGE-A1 、A2、A3、A4、A6およびA12 遺伝子が多くの腫瘍で高
レベルに転写されることが確認された。MAGE-A8 遺伝子は1 つの腫瘍で高レベル
に発現し、MAGE-A5 、A9、A10 およびA11 は陽性腫瘍で弱く転写されるようだっ
た。どのMAGE-A遺伝子も、精巣と数例での胎盤とを除いて、正常組織で発現する
例は見出されなかった。Brasseurら,Int .J .Cancer 52 :839-841 (1992)
、Brasseurら,Int .J .Canc 63 :375-380 (1995)、De Plaenら,Immunoge
netics 40 :360-369 (1994)、van der Bruggen ら(前掲)、Weynantsら,In
t .J .Canc 56 :826-829 (1994)を参照されたい。精巣でのMAGE-A遺伝子の
発現は精子形成初期の生殖系列細胞に限られていた。Takahashi ら,Canc.Res
.55:3478-3482 (1995)を参照されたい。精巣ではMAGE-A7 を除く全てのMAGE
-A遺伝子が発現する。MAGE-A4 、A8、A9、A10 およびA11 は胎盤で転写されるこ
とが見出されている。
いる。この領域では広範な研究が行われており、MAGE-Aの発現パターンは逆転写
- ポリメラーゼ連鎖反応(「RT-PCR」)により様々な腫瘍試料、腫瘍細胞株およ
び正常組織で解析されている。基本的に転写と発現のレベルはRT-PCRによって半
定量的に確定される。これには、アガロースゲル上のバンドの強度を評価し、そ
れらを基準または対照から得られる物質の標準希釈液と比較することが伴なう。
この研究により、MAGE-A1 、A2、A3、A4、A6およびA12 遺伝子が多くの腫瘍で高
レベルに転写されることが確認された。MAGE-A8 遺伝子は1 つの腫瘍で高レベル
に発現し、MAGE-A5 、A9、A10 およびA11 は陽性腫瘍で弱く転写されるようだっ
た。どのMAGE-A遺伝子も、精巣と数例での胎盤とを除いて、正常組織で発現する
例は見出されなかった。Brasseurら,Int .J .Cancer 52 :839-841 (1992)
、Brasseurら,Int .J .Canc 63 :375-380 (1995)、De Plaenら,Immunoge
netics 40 :360-369 (1994)、van der Bruggen ら(前掲)、Weynantsら,In
t .J .Canc 56 :826-829 (1994)を参照されたい。精巣でのMAGE-A遺伝子の
発現は精子形成初期の生殖系列細胞に限られていた。Takahashi ら,Canc.Res
.55:3478-3482 (1995)を参照されたい。精巣ではMAGE-A7 を除く全てのMAGE
-A遺伝子が発現する。MAGE-A4 、A8、A9、A10 およびA11 は胎盤で転写されるこ
とが見出されている。
【0005】
CTL がTRA とHLA の複合体を認識するには関連するMAGE-A遺伝子の発現が一定
レベルに達する必要があるらしい。DePlaen ら,Methods 12:125-142 (1997)
およびLethe ら,Melanoma Res 7:Suppl 2 :S83-8 (1997)は、HLA-A1によっ
て提示されるMAGE-A1 ペプチドの認識を観察するには、MAGE-A1 の発現レベルが
基準細胞株MZ2-MEL に見出されるレベルの10%を越えなければならないことを示
している。MAGE-A2 、A3、A4、A6およびA12 遺伝子の発現レベルはMAGE-A1 と似
ていることが半定量的RT-PCRによって示され、これらの遺伝子は、提示されてCT
L に認識されるTRA にプロセシングされうることが示唆された。実際、MAGE-A1
とA3から得られるいくつかのペプチドはHLA によって提示され、次いでリンパ球
- 腫瘍細胞混合培養から得られる自己由来CTL によって認識されることが見出さ
れている。
レベルに達する必要があるらしい。DePlaen ら,Methods 12:125-142 (1997)
およびLethe ら,Melanoma Res 7:Suppl 2 :S83-8 (1997)は、HLA-A1によっ
て提示されるMAGE-A1 ペプチドの認識を観察するには、MAGE-A1 の発現レベルが
基準細胞株MZ2-MEL に見出されるレベルの10%を越えなければならないことを示
している。MAGE-A2 、A3、A4、A6およびA12 遺伝子の発現レベルはMAGE-A1 と似
ていることが半定量的RT-PCRによって示され、これらの遺伝子は、提示されてCT
L に認識されるTRA にプロセシングされうることが示唆された。実際、MAGE-A1
とA3から得られるいくつかのペプチドはHLA によって提示され、次いでリンパ球
- 腫瘍細胞混合培養から得られる自己由来CTL によって認識されることが見出さ
れている。
【0006】
最近、MAGE-A1 と反応するモノクローナル抗体がメラノーマ中で発現される別
のタンパク質と交差反応すると報告された。特許された米国特許出願第08/724,7
74号(1996年10月3 日出願)とCarrelら,Int .J .Canc 67 :417-422 (1996
)を参照されたい(これらは共に参照により本明細書に組み込まれるものとする
)。その後、この交差反応性タンパク質はMAGE-A10によってコードされることが
わかった。MZ2-MEL では、このタンパク質の存在量はMAGE-A1 タンパク質の存在
量と同程度だった。これらは予想外の結果だった。なぜならRT-PCRによってMZ2-
MEL に見出されていたMAGE-A10の発現レベルは極めて低かったからである。この
ことから、当該RT-PCRでMAGE-A10を増幅するために使用されたプライマーの効率
があまり良くないことが示唆された。そこで、プライマーによる狂いに左右され
ない遺伝子発現頻度の評価方法を開発することにした。本明細書に記載するその
方法を応用することにより、本発明の特徴である本明細書記載の核酸分子が単離
された。
のタンパク質と交差反応すると報告された。特許された米国特許出願第08/724,7
74号(1996年10月3 日出願)とCarrelら,Int .J .Canc 67 :417-422 (1996
)を参照されたい(これらは共に参照により本明細書に組み込まれるものとする
)。その後、この交差反応性タンパク質はMAGE-A10によってコードされることが
わかった。MZ2-MEL では、このタンパク質の存在量はMAGE-A1 タンパク質の存在
量と同程度だった。これらは予想外の結果だった。なぜならRT-PCRによってMZ2-
MEL に見出されていたMAGE-A10の発現レベルは極めて低かったからである。この
ことから、当該RT-PCRでMAGE-A10を増幅するために使用されたプライマーの効率
があまり良くないことが示唆された。そこで、プライマーによる狂いに左右され
ない遺伝子発現頻度の評価方法を開発することにした。本明細書に記載するその
方法を応用することにより、本発明の特徴である本明細書記載の核酸分子が単離
された。
【0007】
(好ましい態様の詳細な説明)
実施例1
RT-PCRによって発現頻度を定量する場合にプライマーの選択が得られる値を左
右するかどうかを決定するための実験を行なった。MAGE-A10の発現頻度をMZ2-ME
L 細胞株と2 対のプライマーのうちの1 対とを使って決定した。第1 のプライマ
ー対はDe Plaenら,Immunogenetics 40:360-369 (1994)に記載されている。す
なわち、CACAGAGCAG CACTGAAGGA G (配列番号1 )とCTGGGTAAAG ACTCACTGTC TG
G (配列番号2 )またはAGCAGCCAAA AGGAGGAGAG TC(配列番号3 )とTGACCTCCTC
AGGGGTGCAG TA(配列番号 4)である。配列番号3 および4 はMAGE-A10の最後の
エキソンに相補的な配列に相当する。
右するかどうかを決定するための実験を行なった。MAGE-A10の発現頻度をMZ2-ME
L 細胞株と2 対のプライマーのうちの1 対とを使って決定した。第1 のプライマ
ー対はDe Plaenら,Immunogenetics 40:360-369 (1994)に記載されている。す
なわち、CACAGAGCAG CACTGAAGGA G (配列番号1 )とCTGGGTAAAG ACTCACTGTC TG
G (配列番号2 )またはAGCAGCCAAA AGGAGGAGAG TC(配列番号3 )とTGACCTCCTC
AGGGGTGCAG TA(配列番号 4)である。配列番号3 および4 はMAGE-A10の最後の
エキソンに相補的な配列に相当する。
【0008】
MAGE-A1 の発現頻度はLB11-OC1細胞株と2 対のプライマー、すなわちCGGCCGAA
GG AACCTGACCC AG(配列番号5 )とGCTGGAACCC TCACTGGGTT GCC (配列番号6 )
またはTCAGGGGACA GGCCAACCC(配列番号7 )とCTTGCACTGA CCTTGATCAC ATA (配
列番号8 )を使って決定した。
GG AACCTGACCC AG(配列番号5 )とGCTGGAACCC TCACTGGGTT GCC (配列番号6 )
またはTCAGGGGACA GGCCAACCC(配列番号7 )とCTTGCACTGA CCTTGATCAC ATA (配
列番号8 )を使って決定した。
【0009】
これらの実験では細胞から全RNA を抽出した。次にWeynantsら(前掲)に従い
、2 μg の試料を使って逆転写を行なった。次に全cDNAの1/10を使用し、10×PC
R 緩衝液2.5 μl 、10mMのdNTP 2.5μl 、プライマー10pmolおよびポリメラーゼ
0.5 単位を補足し、体積が25μl になるように水を加えてPCR を行なった。各混
合物を94℃に5 分間加熱した後、30サイクルの増幅を行なった。配列番号1 〜4
、7 および8 の場合は94℃で1 分、65℃で2 分および72℃で3 分を1 サイクルと
した。配列番号5 および6 については94℃で1 分および72℃で3 分を1 サイクル
とした。サイクル反応は72℃で5 分間の最終伸長で終了させた。解析は5 μl の
試料を使って行ない、各試料を1 %アガロースゲルで泳動し、標準的臭化エチジ
ウム染色法によって可視化した。
、2 μg の試料を使って逆転写を行なった。次に全cDNAの1/10を使用し、10×PC
R 緩衝液2.5 μl 、10mMのdNTP 2.5μl 、プライマー10pmolおよびポリメラーゼ
0.5 単位を補足し、体積が25μl になるように水を加えてPCR を行なった。各混
合物を94℃に5 分間加熱した後、30サイクルの増幅を行なった。配列番号1 〜4
、7 および8 の場合は94℃で1 分、65℃で2 分および72℃で3 分を1 サイクルと
した。配列番号5 および6 については94℃で1 分および72℃で3 分を1 サイクル
とした。サイクル反応は72℃で5 分間の最終伸長で終了させた。解析は5 μl の
試料を使って行ない、各試料を1 %アガロースゲルで泳動し、標準的臭化エチジ
ウム染色法によって可視化した。
【0010】
配列番号1 および2 を使用した場合、見出されるMAGE-A10の発現レベルは低か
ったが、配列番号3 および4 を使用すると、MAGE-A1 の発現レベルに匹敵する発
現レベルが認められた。この結果は、発現レベルが同等であることを示したCarr
elら(前掲)のウェスタンブロット法による研究と一致している。
ったが、配列番号3 および4 を使用すると、MAGE-A1 の発現レベルに匹敵する発
現レベルが認められた。この結果は、発現レベルが同等であることを示したCarr
elら(前掲)のウェスタンブロット法による研究と一致している。
【0011】
配列番号3 および4 はMAGE-A10の最後のエキソンの領域に相当することから、
混入したゲノムDNA も増幅されている可能性があった。この可能性を検証するた
めに、逆転写段階を省いて増幅を行なった。しかし増幅は観察されず、混入はお
そらくないことが示された。配列番号3 および4 をプライマーとして使用した場
合のPCR 産物をいくつか配列決定した。いずれもMAGE-A10に一致した。
混入したゲノムDNA も増幅されている可能性があった。この可能性を検証するた
めに、逆転写段階を省いて増幅を行なった。しかし増幅は観察されず、混入はお
そらくないことが示された。配列番号3 および4 をプライマーとして使用した場
合のPCR 産物をいくつか配列決定した。いずれもMAGE-A10に一致した。
【0012】
MAGE-A1 用のプライマーを使って得られた結果を比較したところ、発現レベル
の相違が観察され、配列番号7 および8 は配列番号5 および6 より高い発現レベ
ルを示した。
の相違が観察され、配列番号7 および8 は配列番号5 および6 より高い発現レベ
ルを示した。
【0013】
MAGE-A5 、A9およびA11 については極めて低い発現レベルが以前に観察されて
いた。したがってプライマーを変えることにより、これが解決されるかもしれな
いと推測された。
いた。したがってプライマーを変えることにより、これが解決されるかもしれな
いと推測された。
【0014】
実施例2
上で得た結果から、遺伝子(例えばMAGE遺伝子)発現頻度のより良い決定法が
必要であることが示唆された。開発した方法をこの実施例で説明する。
必要であることが示唆された。開発した方法をこの実施例で説明する。
【0015】
標準的方法(参照により本明細書に組み込まれるDe Plaenら,Methods 12:12
5-142 (1997)を参照されたい)に従って MAGE-A 陽性試料からcDNAライブラリ
ーを調製し、大腸菌中に組換えプラスミドとして維持した。
5-142 (1997)を参照されたい)に従って MAGE-A 陽性試料からcDNAライブラリ
ーを調製し、大腸菌中に組換えプラスミドとして維持した。
【0016】
具体的には試料をチオシアン酸グアニジン中でホモジナイズして溶解液を形成
させ、その溶解液をCsClクッションの上にのせた。次に、連続した2 本のオリゴ
(dT)セルロースカラムで全RNA を処理することにより、ポリ(A) +RNA を単離し
た。単離されたポリ(A) +RNA を、NotI制限部位を含有するオリゴ(dT)プライマ
ーでcDNAに変換した。得られたcDNAをBstXI アダプターに連結し、NotIで消化し
た後、発現ベクターpcDNAI/AmpのBstXI およびNotI部位に挿入した。得られた組
換えプラスミドを、標準的なエレクトロポレーション法によって大腸菌DH5 αに
導入した後、アンピシリン(25μg/ml)で選択した。
させ、その溶解液をCsClクッションの上にのせた。次に、連続した2 本のオリゴ
(dT)セルロースカラムで全RNA を処理することにより、ポリ(A) +RNA を単離し
た。単離されたポリ(A) +RNA を、NotI制限部位を含有するオリゴ(dT)プライマ
ーでcDNAに変換した。得られたcDNAをBstXI アダプターに連結し、NotIで消化し
た後、発現ベクターpcDNAI/AmpのBstXI およびNotI部位に挿入した。得られた組
換えプラスミドを、標準的なエレクトロポレーション法によって大腸菌DH5 αに
導入した後、アンピシリン(25μg/ml)で選択した。
【0017】
次に、アンピシリンを補足したLB培地に、3 〜6 クローン/ μl になるよう全
ライブラリーを希釈した。その後、各希釈液9.6ml を96マイクロウェルプレート
に接種した(1 つのマイクロウェルあたり100 μl )。約100,000 個の独立した
クローンがプレート上に分布するように、各ライブラリーにつき2 、3 枚のプレ
ートに接種した。次に、プレートを37℃で終夜インキュベートした後、各マイク
ロウェルから採取した10μl ずつを合わせて、各プレートにつき20種類のプール
(すなわち各行から8 プールおよび各列から12プール)を得た。プレートとプー
ルの複製を作製し、マスターサンプルを凍結し(−70℃、20%グリセロールを含
有するLB培地)、複製はPCR アッセイ用に4 ℃に保った。
ライブラリーを希釈した。その後、各希釈液9.6ml を96マイクロウェルプレート
に接種した(1 つのマイクロウェルあたり100 μl )。約100,000 個の独立した
クローンがプレート上に分布するように、各ライブラリーにつき2 、3 枚のプレ
ートに接種した。次に、プレートを37℃で終夜インキュベートした後、各マイク
ロウェルから採取した10μl ずつを合わせて、各プレートにつき20種類のプール
(すなわち各行から8 プールおよび各列から12プール)を得た。プレートとプー
ルの複製を作製し、マスターサンプルを凍結し(−70℃、20%グリセロールを含
有するLB培地)、複製はPCR アッセイ用に4 ℃に保った。
【0018】
PCR アッセイは生細菌と凍結細菌の両方で行ない、最初のアッセイは各行およ
び列から調製したプールに対して行なった。陽性行と陽性列の交差点に陽性マイ
クロウェルを見出した。増幅アッセイを行なうため、3 μl の生細菌に10×PCR
緩衝液2.5 μl 、10mM dNTP 2.5 μl 、各プライマー10pmol、ポリメラーゼ0.5
単位および水を補足して、体積を25μl にした。
び列から調製したプールに対して行なった。陽性行と陽性列の交差点に陽性マイ
クロウェルを見出した。増幅アッセイを行なうため、3 μl の生細菌に10×PCR
緩衝液2.5 μl 、10mM dNTP 2.5 μl 、各プライマー10pmol、ポリメラーゼ0.5
単位および水を補足して、体積を25μl にした。
【0019】
ほとんどの場合、プレートの陽性ウェル数は20%未満だった。ポアソン分布に
よれば陽性クローンの百分率が20%未満である場合、1 つのウェルにただ一つの
クローンが存在する可能性は90%以上になるはずである。陽性ウェルが10%未満
で推定される正確度が95%になる点まで限界希釈を行なうことができるだろう。
よれば陽性クローンの百分率が20%未満である場合、1 つのウェルにただ一つの
クローンが存在する可能性は90%以上になるはずである。陽性ウェルが10%未満
で推定される正確度が95%になる点まで限界希釈を行なうことができるだろう。
【0020】
これらの実験では上記のように陽性の数は20%未満だった。次に、各ウェル中
の独立クローン数を考慮して、ライブラリー中の異なるMAGE-A cDNA の存在量を
計算することができた。
の独立クローン数を考慮して、ライブラリー中の異なるMAGE-A cDNA の存在量を
計算することができた。
【0021】
7 つのcDNAライブラリー(腫瘍細胞株5 、精巣ライブラリー1 、胎盤ライブラ
リー1 )で12種類のMAGE-A遺伝子全てについてこれらの実験を繰返した。結果を
次の表に示す。
リー1 )で12種類のMAGE-A遺伝子全てについてこれらの実験を繰返した。結果を
次の表に示す。
【0022】
【表1】
上記の表に示すように、結果をRT-PCRアッセイで得られる結果と比較した。MA
GE-A1 、A9およびA10 は異なるプライマー対を使って2 回評価し、アガロースゲ
ルでのバンド形成の強度に基づいて発現レベルを見積もった。
GE-A1 、A9およびA10 は異なるプライマー対を使って2 回評価し、アガロースゲ
ルでのバンド形成の強度に基づいて発現レベルを見積もった。
【0023】
限界希釈アッセイによって明らかになったMAGE-A10の発現レベルはプライマー
配列番号3 および4 を使って得られるレベルに匹敵し、配列番号1 および2 を使
って得られるレベルより高かった。これら高い方の値は、Carrelらの文献(前掲
)および特許された米国特許出願第0/724,774 号(1996年10月3 日出願)に報告
されたウェスタンブロット法による研究と一致している。頻度はいくつかの株で
MAGE-A1 の頻度と同等だった。他の株ではレベルは低下したものの、なおA1、A2
またはA12 のレベルに匹敵した。
配列番号3 および4 を使って得られるレベルに匹敵し、配列番号1 および2 を使
って得られるレベルより高かった。これら高い方の値は、Carrelらの文献(前掲
)および特許された米国特許出願第0/724,774 号(1996年10月3 日出願)に報告
されたウェスタンブロット法による研究と一致している。頻度はいくつかの株で
MAGE-A1 の頻度と同等だった。他の株ではレベルは低下したものの、なおA1、A2
またはA12 のレベルに匹敵した。
【0024】
A1、A2、A3、A4、A6およびA12 について計算された頻度は、基本的にRT-PCRに
よって得られる結果と一致していた。あるライブラリーでの結果(解析した124,
000 クローン中1 クローン)は配列番号7 および8 で得られる結果と一致したが
、配列番号5 および6 で得られる結果とは一致しなかったことから、存在する転
写物を決定するには配列番号5 および6 の方が効率的だが、発現レベルを決定す
るには配列番号7 および8 の方が良いことが示唆された。
よって得られる結果と一致していた。あるライブラリーでの結果(解析した124,
000 クローン中1 クローン)は配列番号7 および8 で得られる結果と一致したが
、配列番号5 および6 で得られる結果とは一致しなかったことから、存在する転
写物を決定するには配列番号5 および6 の方が効率的だが、発現レベルを決定す
るには配列番号7 および8 の方が良いことが示唆された。
【0025】
実施例3
上記実験結果の一側面であってさらなる研究を誘発したのは、MAGE-A8 の発現
である。半定量的PCR アッセイで高い発現レベルを示したTT-THYR 細胞株を除い
て、常に弱い発現が観察された。
である。半定量的PCR アッセイで高い発現レベルを示したTT-THYR 細胞株を除い
て、常に弱い発現が観察された。
【0026】
TT-THYR ライブラリー中のインサートの平均サイズは0.9kb しかないので、MA
GE-A8 mRNAの最後の450 ヌクレオチドのセグメントを増幅するプライマーを設計
した。同様のプライマーをMAGE-A1 、A2、A4およびA8についても設計した。すな
わち、 配列番号9 : GAAGAGAGCGGTCAGTGTTC-3 (センス) 配列番号10:AATCCAGGTATGCATATATCTTTA(アンチセンス) 配列番号11:GCCTCTTTGAAGAGAGCAGTC (センス) 配列番号12:CAAAGAAGCAAAAACATACACATA(アンチセンス) 配列番号13:CACTCTGTTTGAAGAAAATAGTC (センス) 配列番号14:AGTATCTTTTAATTTATCTCACCTA (アンチセンス) 配列番号15:AGCATGTTGGGTGTGAGGGA(センス) 配列番号16:AGGGTACACTAAGAGGTACAG (アンチセンス) (配列番号9 および10はA1を増幅し、配列番号11および12はA2を増幅し、配列番
号13および14はA4を増幅し、配列番号15および16はA8を増幅する)である。これ
らのプライマーを使って上述のようにRT-PCRを行なった。これにより、MAGE-A8
の発現頻度ははるかに高くて、MAGE-A2 と同等であることがわかった。
GE-A8 mRNAの最後の450 ヌクレオチドのセグメントを増幅するプライマーを設計
した。同様のプライマーをMAGE-A1 、A2、A4およびA8についても設計した。すな
わち、 配列番号9 : GAAGAGAGCGGTCAGTGTTC-3 (センス) 配列番号10:AATCCAGGTATGCATATATCTTTA(アンチセンス) 配列番号11:GCCTCTTTGAAGAGAGCAGTC (センス) 配列番号12:CAAAGAAGCAAAAACATACACATA(アンチセンス) 配列番号13:CACTCTGTTTGAAGAAAATAGTC (センス) 配列番号14:AGTATCTTTTAATTTATCTCACCTA (アンチセンス) 配列番号15:AGCATGTTGGGTGTGAGGGA(センス) 配列番号16:AGGGTACACTAAGAGGTACAG (アンチセンス) (配列番号9 および10はA1を増幅し、配列番号11および12はA2を増幅し、配列番
号13および14はA4を増幅し、配列番号15および16はA8を増幅する)である。これ
らのプライマーを使って上述のようにRT-PCRを行なった。これにより、MAGE-A8
の発現頻度ははるかに高くて、MAGE-A2 と同等であることがわかった。
【0027】
精巣に関する結果を解析したところ、MAGE-A4 の発現レベルはMAGE-A1 より高
いことがわかり、A2、A3、A8、A9およびA11 のレベルは低く、A6、A10 またはA1
2 のcDNAは見つからなかった。これらの結果は、Carrelら(前掲)がMAGE-A1 と
MAGE-A10について示した結果と一致している。
いことがわかり、A2、A3、A8、A9およびA11 のレベルは低く、A6、A10 またはA1
2 のcDNAは見つからなかった。これらの結果は、Carrelら(前掲)がMAGE-A1 と
MAGE-A10について示した結果と一致している。
【0028】
胎盤の場合はMAGE-A10が最も高い発現レベルを示し、A1〜A7とA9およびA12 は
解析した230,000 クローンに全く見つからなかった。
解析した230,000 クローンに全く見つからなかった。
【0029】
実施例4
MAGE-A遺伝子に関する文献はたくさんあるが、このファミリーのいくつかのメ
ンバーについては、その構造がMAGE-A1 の構造に基づいて推測されているにも関
わらず、cDNAは一度も単離されていない。
ンバーについては、その構造がMAGE-A1 の構造に基づいて推測されているにも関
わらず、cDNAは一度も単離されていない。
【0030】
上記実施例2 に記載のアプローチにより、MAGE-A5 、A8、A9、A10 およびA11
のcDNAが単離されることになった。MAGE-A10のcDNAは、例えば参照により本明細
書に組み込まれる特許出願第08/724,774号(1996年10月3 日出願)に記載されて
いたが、その他は知られていなかった。A5、A8、A9およびA11 のcDNAをそれぞれ
配列番号17〜20に示す。さらにcDNA配列の知見により、図1 に示すように、遺伝
子のエキソン/ イントロン構造を完成させることが可能になった。
のcDNAが単離されることになった。MAGE-A10のcDNAは、例えば参照により本明細
書に組み込まれる特許出願第08/724,774号(1996年10月3 日出願)に記載されて
いたが、その他は知られていなかった。A5、A8、A9およびA11 のcDNAをそれぞれ
配列番号17〜20に示す。さらにcDNA配列の知見により、図1 に示すように、遺伝
子のエキソン/ イントロン構造を完成させることが可能になった。
【0031】
MAGE-A5 cDNAを配列決定したところ、興味深い結果がいくつか得られた。とい
うのは、それはMAGE-A10の最初の2 つのエキソンと、それに続く今まで知られて
いなかった1 つのエキソンおよびMAGE-A5 の2 つのエキソンから構成されていた
からである。
うのは、それはMAGE-A10の最初の2 つのエキソンと、それに続く今まで知られて
いなかった1 つのエキソンおよびMAGE-A5 の2 つのエキソンから構成されていた
からである。
【0032】
上記の実施例は、本明細書に記載する核酸分子の他に、特定の遺伝子または目
的遺伝子の発現頻度を決定する方法も包含する本願発明を説明している。この方
法では試料からcDNAを調製し、そのcDNAを細胞に形質転換またはトランスフェク
トして、形質転換体/ トランスフェクタントのライブラリーを作製する。次にこ
れらの細胞をほぼ同じサイズの多数の試料に分割した後、各試料をcDNAの(量と
の対比で)存否についてアッセイする。陽性試料の数は総数の20%以下、より好
ましくは被験試料数の10%以下になるべきである。陽性の数が選択した値より大
きい場合は、そのライブラリーを希釈し、複数の試料に分割して、アッセイを繰
り返す。陽性値が選択した値より低い場合は、各MAGE cDNA の頻度が決定される
。
的遺伝子の発現頻度を決定する方法も包含する本願発明を説明している。この方
法では試料からcDNAを調製し、そのcDNAを細胞に形質転換またはトランスフェク
トして、形質転換体/ トランスフェクタントのライブラリーを作製する。次にこ
れらの細胞をほぼ同じサイズの多数の試料に分割した後、各試料をcDNAの(量と
の対比で)存否についてアッセイする。陽性試料の数は総数の20%以下、より好
ましくは被験試料数の10%以下になるべきである。陽性の数が選択した値より大
きい場合は、そのライブラリーを希釈し、複数の試料に分割して、アッセイを繰
り返す。陽性値が選択した値より低い場合は、各MAGE cDNA の頻度が決定される
。
【0033】
この方法は、好ましくは、試料の様々な部分をプールできるように所定の配置
で試料を分配することによって行なわれる。試料をそのように配置させると、2
つの試料プールの交差点がどこであるかを決定することによって、どの試料が目
的cDNAを含有するかを決定することができる。例えば、垂直方向と水平方向の列
に配置された長方形配置の試料を考える。水平方向の列を文字(すなわち「A 」
「B 」「C 」など)で表し、垂直方向の列を数字(すなわち「1 」「2 」「3 」
など)で表すとすると、「A 」「B 」「2 」「3 」などのプールを作ることがで
きる。垂直方向と水平方向の各列は1 点で交差し、その交差点は「A1」「B2」「
C3」「D4」などの記号で表される。仮にプール「B 」とプール「7 」の両方が陽
性だとすると、点「B7」の試料は陽性であると結論できる。こうすることにより
、目的の試料を含有するウェルを割り出すことができる。
で試料を分配することによって行なわれる。試料をそのように配置させると、2
つの試料プールの交差点がどこであるかを決定することによって、どの試料が目
的cDNAを含有するかを決定することができる。例えば、垂直方向と水平方向の列
に配置された長方形配置の試料を考える。水平方向の列を文字(すなわち「A 」
「B 」「C 」など)で表し、垂直方向の列を数字(すなわち「1 」「2 」「3 」
など)で表すとすると、「A 」「B 」「2 」「3 」などのプールを作ることがで
きる。垂直方向と水平方向の各列は1 点で交差し、その交差点は「A1」「B2」「
C3」「D4」などの記号で表される。仮にプール「B 」とプール「7 」の両方が陽
性だとすると、点「B7」の試料は陽性であると結論できる。こうすることにより
、目的の試料を含有するウェルを割り出すことができる。
【0034】
発現量の定量の他に、当業者は本方法によって目的のcDNA分子(特に低頻度で
存在するもの)を同定することができる。ここに記述したように、本発明の実施
によって様々なMAGE遺伝子のcDNAが単離された。これらのcDNAは今まで単離され
ていなかったcDNAであり、本発明のさらなる特徴、すなわちMAGE-A8 、MAGE-A9
およびMAGE-11 タンパク質をコードする単離されたcDNA分子、例えば配列番号18
、19または20のいずれかによってコードされるタンパク質のアミノ酸配列を持
つタンパク質をコードするcDNA分子である。
存在するもの)を同定することができる。ここに記述したように、本発明の実施
によって様々なMAGE遺伝子のcDNAが単離された。これらのcDNAは今まで単離され
ていなかったcDNAであり、本発明のさらなる特徴、すなわちMAGE-A8 、MAGE-A9
およびMAGE-11 タンパク質をコードする単離されたcDNA分子、例えば配列番号18
、19または20のいずれかによってコードされるタンパク質のアミノ酸配列を持
つタンパク質をコードするcDNA分子である。
【0035】
また新たに単離された核酸分子、例えば配列番号17に記載の核酸分子または他
の類似の分子、すなわちMAGE-A5 配列とMAGE-A10配列の間にあるヌクレオチド配
列によって分離されたMAGE-A5 の2 つのエキソンとMAGE-A10の2 つのエキソンを
含む核酸分子、ならびにMAGE-A5 部分とMAGE-A10部分の両方にハイブリダイズす
る部分を含む核酸分子も、本発明の一部である。これらの核酸分子、すなわち本
明細書に記載する全ての核酸分子は、プロモーターに作動可能に連結された当該
核酸分子を含む発現ベクターを作製するために使用できる。これらのベクターと
、単離された核酸分子そのものは、細胞の形質転換またはトランスフェクション
に使用でき、それによって組換え細胞を作出することができる。
の類似の分子、すなわちMAGE-A5 配列とMAGE-A10配列の間にあるヌクレオチド配
列によって分離されたMAGE-A5 の2 つのエキソンとMAGE-A10の2 つのエキソンを
含む核酸分子、ならびにMAGE-A5 部分とMAGE-A10部分の両方にハイブリダイズす
る部分を含む核酸分子も、本発明の一部である。これらの核酸分子、すなわち本
明細書に記載する全ての核酸分子は、プロモーターに作動可能に連結された当該
核酸分子を含む発現ベクターを作製するために使用できる。これらのベクターと
、単離された核酸分子そのものは、細胞の形質転換またはトランスフェクション
に使用でき、それによって組換え細胞を作出することができる。
【0036】
これらの核酸分子は、診断的にも治療的にも使用できる。診断領域では、ポリ
メラーゼ連鎖反応などの標準的方法でオリゴマープローブを使用することにより
、例えば細胞含有試料、細胞溶解液などの試料を本明細書に記載の核酸分子の発
現について調べることができる。また、それがコードするタンパク質の存否を決
定することによって、上述のような試料をアッセイすることもできる。
メラーゼ連鎖反応などの標準的方法でオリゴマープローブを使用することにより
、例えば細胞含有試料、細胞溶解液などの試料を本明細書に記載の核酸分子の発
現について調べることができる。また、それがコードするタンパク質の存否を決
定することによって、上述のような試料をアッセイすることもできる。
【0037】
また、新たに同定され単離されたこれらの分子に基づく方法も本発明の一部で
ある。例えば試料を、目的とするMAGE核酸分子に特異的にハイブリダイズする1
または複数のオリゴヌクレオチドと接触させることによって、MAGE遺伝子の発現
を決定することができる。例えばMAGE-A1 の決定には配列番号9 および/または
配列番号10を使用でき、MAGE-A2 の決定には配列番号11および/または12を使用
できる。抗体アッセイなどの標準的方法論や他のタンパク質決定用の系を使って
、MAGEタンパク質のアッセイも行なうことができる。
ある。例えば試料を、目的とするMAGE核酸分子に特異的にハイブリダイズする1
または複数のオリゴヌクレオチドと接触させることによって、MAGE遺伝子の発現
を決定することができる。例えばMAGE-A1 の決定には配列番号9 および/または
配列番号10を使用でき、MAGE-A2 の決定には配列番号11および/または12を使用
できる。抗体アッセイなどの標準的方法論や他のタンパク質決定用の系を使って
、MAGEタンパク質のアッセイも行なうことができる。
【0038】
また、本発明の一部であるMAGEタンパク質のアミノ酸配列に従って互いに連結
された約8 〜約25アミノ酸からなるペプチドも本発明の一部である。これらのペ
プチドは、HLA-A1、A2、A3、A24 、B7、B8、B35 、B44 、B52 およびCW6 などの
HLA 分子を含むMHC クラスI またはクラスII分子などのMHC 分子にとって特異的
結合ペプチドである。関連する配列の決定は、例えばParkerら,J .Immunol 15
2 :163 (1994)、D'Amaro ら,Hum .Immunol 43:13-18 (1995)、Drijfhou
t ら,Hum .Immunol 43:1-12もしくはSturniolo ら,Nat .Biotechnol 17(6)
:555-61(1999)(これらは全て参照により本明細書に組み込まれるものとする
)またはNIH ワールドワイドウェブサイト(URL はhttp://bimas.dcrt.nih.gov.
)やhttp://www.uni-tuebingen.de/uni/kxc などのウェブサイト(これらは参照
により本明細書に組み込まれるものとする)を使って行なうことができる。これ
らのペプチドの一部を、関連するMAGEアミノ酸配列を挙げて以下の表に列挙する
。完全なアミノ酸配列は配列番号21〜24に示す。配列番号21はMAGE A5 、配列番
号22はMAGE A8 、配列番号23はMAGE A9 、配列番号24はMAGE A11の全アミノ酸
配列である。
された約8 〜約25アミノ酸からなるペプチドも本発明の一部である。これらのペ
プチドは、HLA-A1、A2、A3、A24 、B7、B8、B35 、B44 、B52 およびCW6 などの
HLA 分子を含むMHC クラスI またはクラスII分子などのMHC 分子にとって特異的
結合ペプチドである。関連する配列の決定は、例えばParkerら,J .Immunol 15
2 :163 (1994)、D'Amaro ら,Hum .Immunol 43:13-18 (1995)、Drijfhou
t ら,Hum .Immunol 43:1-12もしくはSturniolo ら,Nat .Biotechnol 17(6)
:555-61(1999)(これらは全て参照により本明細書に組み込まれるものとする
)またはNIH ワールドワイドウェブサイト(URL はhttp://bimas.dcrt.nih.gov.
)やhttp://www.uni-tuebingen.de/uni/kxc などのウェブサイト(これらは参照
により本明細書に組み込まれるものとする)を使って行なうことができる。これ
らのペプチドの一部を、関連するMAGEアミノ酸配列を挙げて以下の表に列挙する
。完全なアミノ酸配列は配列番号21〜24に示す。配列番号21はMAGE A5 、配列番
号22はMAGE A8 、配列番号23はMAGE A9 、配列番号24はMAGE A11の全アミノ酸
配列である。
【0039】
MAGE A5: HLA-A1 結合ペプチド
98-107 SPDPESVFR
69-78 SAIPTAIDF
32-41 TTEEQEAVS
116-125 LIHFLLLKY
113-122 VADLIHFLL
115-124 DLIHFLLLK
2-11 SLEQKSQHC
77-86 FTLWRQSIK
73-82 TAIDFTLWR
74-83 AIDFTLWRQ
15-24 GLDTQEEAL。
【0040】
MAGE A5: HLA-A2 結合ペプチド
112-123 KVADLIHFL
108-117 ALSKKVADL
24-33 GLVGVQAAT
70-79 AIPTAIDFT
38-47 AVSSSSPLV
22-31 ALGLVGVQA
15-24 GLDTQEEAL
45-54 LVPGTLGEV
31-40 ATTEEQEAV
71-80 IPTAIDFTL
113-122 VADLIHFLL
25-34 LVGVQAATT
78-87 TLWRQSIKG
48-57 GTLGEVPAA
18-27 TQEEALGLV。
【0041】
MAGE A5: HLA-A3 結合ペプチド
115-124 DLIHFLLLK
103-112 SVFRAALSK
108-116 ALSKKVADL
15-23 GLDTQEEAL
77-85 FTLWRQSIK
116-124 LIHFLLLKY
24-32 GLVGVQAAT
73-81 TAIDFTLWR
22-30 ALGLVGVQA。
【0042】
MAGE A5: HLA-A24結合ペプチド
112-120 KVADLIHFL
42-50 SSPLVPGTL
17-25 DTQEEALGL
37-45 EAVSSSSPL
76-84 DFTLWRQSI
113-121 VADLIHFLL
71-79 IPTAIDFTL
15-23 GLDTQEEAL
108-116 ALSKKVADL
69-77 SAIPTAIDF
97-105 TSPDPESVF
63-71 KSPQGASAI
109-117 LSKKVADLI
67-75 GASAIPTAI
114-122 ADLIHFLLL
111-119 KKVADLIHF。
【0043】
MAGE A5: HLA-B7 結合ペプチド
71-79 IPTAIDFTL
112-123 KVADLIHFL
108-116 ALSKKVADL
37-45 EAVSSSSPL
17-25 DTQEEALGL
42-50 SSPLVPGTL
113-121 VADLIHFLL
38-47 AVSSSSPLV
60-68 GPLKSPQGA
54-62 PAAGSPGPL
114-122 ADLIHFLLL
67-75 GASAIPTAI
15-23 GLDTQEEAL
45-53 LVPGTLGEV
30-38 AATTEEQEA
31-39 ATTEEQEAV
100-108 DPESVFRAA
8-16 QHCKPEEGL
25-33 LVGVQAATT
109-117 LSKKVADLI。
【0044】
MAGE A5: HLA-B8 結合ペプチド
108-117 ALSKKVADL
37-46 EAVSSSSPL
109-118 LSKKVADLI
71-80 IPTAIDFTL
67-75 GASAIPTAI
42-50 SSPLVPGTL
102-110 ESVFRAALS。
【0045】
MAGE A5: HLA-B35結合ペプチド
71-79 IPTAIDFTL
97-105 TSPDPESVF
109-118 LSKKVADLI
42-50 SSPLVPGTL
63-71 KSPQGASAI
112-120 KVADLIHFL
37-46 EAVSSSSPL
69-77 SAIPTAIDF
17-25 DTQEEALGL
60-68 GPLKSPQGA
116-124 LIHFLLLKY
67-75 GASAIPTAI
108-116 ALSKKVADL
113-121 VADLIHFLL
100-107 DPESVFRAA
31-39 ATTEEQEAV
106-114 RAALSKKVA
41-49 SSSPLVPGT
102-110 ESVFRAALS
30-38 AATTEEQEA。
【0046】
MAGE A5: HLA-B44結合ペプチド
69-77 SAIPTAIDF
34-42 EEQEAVSSS
20-28 EEALGLVGV
33-41 TEEQEAVSS
90-98 QEEEGPSTS
51-59 GEVPAAGSP
114-122 ADLIHFLLL
41-49 SSSPLVPGT
92-100 EEGPSTSPD
97-105 TSPDPESVF
48-56 GTLGEVPAA
91-99 EEEGPSTSP
36-44 QEAVSSSSP
116-124 LIHFLLLKY
56-64 AGSPGPLKS
23-31 LGLVGVQAA
13-23 EEGLDTQEE
75-83 IDFTLWRQS
100-108 DPESVFRAA
17-25 DTQEEALGL。
【0047】
MAGE A5: HLA-B52結合ペプチド
18-26 TQEEALGLV
97-105 TSPDPESVF
45-53 LVPGTLGEV
109-117 LSKKVADLI
71-79 IPTAIDFTL
63-71 KSPQGASAI
23-31 LGLVGVQAA
67-75 GASAIPTAI
20-28 EEALGLVGV
69-77 SAIPTAIDF
46-54 VPGTLGEVP
14-22 EGLDTQEEA
106-114 RAALSKKVA
113-121 VADLIHFLL
31-39 ATTEEQEAV
60-68 GPLKSPQGA
76-84 DFTLWRQSI
96-104 STSPDPESV
89-107 NQEEEGPST
112-120 KVADLIHFL。
【0048】
MAGE A5: HLA-CW6結合ペプチド
112-120 KVADLIHFL
108-116 ALSKKVADL
71-79 IPTAIDFTL
113-121 VADLIHFLL
116-124 LIHFLLLKY
105-113 FRAALSKKV
67-75 GASAIPTAI
18-26 TQEEALGLV
37-45 EAVSSSSPL
114-122 ADLIHFLLL
45-53 LVPGTLGEV
42-50 SSPLVPGTL
15-23 GLDTQEEAL
8-16 QHCKPEEGL
20-28 EEALGLVGV
17-25 DTQEEALGL
41-49 SSSPLVPGT
63-71 KSPQGASAI
76-84 DFTLWRQSI
109-117 LSKKVADLI。
【0049】
MAGE A11: HLA-A1結合ペプチド
376-384 GTDPACYEF
281-290 EVDPTSHSY
211-220 LIDPESFSQ
71-80 NLEDRSPRR
142-150 QAEEQEAAF
352-360 FGEPKRLLT。
【0050】
MAGE A11: HLA-A2結合ペプチド
313-321 GLLIIVLGV
350-358 FLFGEPKRL
221-229 ILHDKIIDL
89-97 VLWGPITQI
333-341 VMWEVLSIM
384-392 FLWGPRAHA
271-279 MQLLFGIDV
225-233 KIIDLVHLL
398-406 KVLEYIANA
337-345 VLSIMGVYA
289-297 YVLVTSLNL
316-324 IIVLGVIFM
335-353 WEVLSIMGV。
【0051】
MAGE A11: HLA-A3結合ペプチド
272-280 QLLFGIDVK
228-236 DLVHLLLRK
89-97 VLWGPITQI
359-367 LTQNWVQEK
313-321 GLLIIVLGV。
【0052】
MAGE A11: HLA-A24 結合ペプチド
343-351 VYAGREHFL
255-263 NYEDYFPEI
351-359 LFGEPKRLL
225-234 KIIDLVHLL
288-296 SYVLVTSLN
236-244 KYRVKGLIT
82-90 RITGGEQVL
311-319 KSGLLIIVL
413-421 SYPSLYEDA。
【0053】
MAGE A11: HLA-B7結合ペプチド
98-106 FPTVRPADL
414-422 YPSLYEDAL
283-291 DPTSHSYVL
64-73 QVFREQANL
76-84 SPRRTQRIT
289-297 YVLVTSLNL
127-135 QAQEEDLGL
307-315 QSMPKSGLL
266-279 EASVCMQLL
147-155 EAAFFSSTL。
【0054】
MAGE A11: HLA-B8結合ペプチド
98-106 FPTVRPADL
221-229 ILHDKIIDL
241-250 GLITKAEML
234-242 LRKYRVKGL
2-10 ETQFRRGGL
309-317 MPKSGLLII
307-315 QSMPKSGLL。
【0055】
MAGE A11: HLA-B5結合ペプチド
374-382 VPGTDPACY
410-418 DPTSYPSLY
102-110 RPADLTRVI
394-402 TSKMKVLEY
309-317 MPKSGLLII
283-291 DPTSHSYVL
181-190 SPTAMDAIF
414-422 YPSLYEDAL
98-106 FPTVRPADL
389-497 RAHAETSKM
48-56 APYGPQLQW
311-319 KSGLLIIVL
378-386 DPACYEFLW。
【0056】
MAGE A11: HLA-B44 結合ペプチド
143-151 AEEQEAAFF
58-66 QDLPRVQVF
256-269 YEDYFPEIF
392-400 AETSKMKVL
166-174 AESPSPPQS
144-152 EEQEAAFFS
394-402 TSKMKVLEY
280-288 KEVDPTSHS
265-273 REASVCMQL
406-414 ANGRDPTSY
410-418 DPTSYPSLY
335-343 WEVLSIMGV
146-154 QEAAFFSST
331-339 EEVMWEVLS。
【0057】
MAGE A11: HLA-B52 結合ペプチド
309-318 MPKSGLLII
102-110 RPADLTRVI
314-322 LLIIVLGVI
333-341 VMWEVLSIM
271-279 MQLLFGIDV
218-226 SQDILHDKI
181-189 SPTAMDAIF
315-323 LIIVLGVIF
29-37 FGLQVSTMF
219-227 QDILHDKII
57-65 SQDLPRVQV
90-98 LWGPITQIF
245-254 KAEMLGSVI
329-338 IPEEVMWEV
256-264 YEDYFPEIF
58-66 QDLPRVQVF
128-136 AQEEDLGLV
283-291 DPTSHSYVL
87-95 EQVLWGPIT
325-334 EGNCIPEEV。
【0058】
MAGE A11: HLA-CW6 結合ペプチド
225-233 KIIDLVHLL
311-319 KSGLLIIVL
287-295 HSYVLVTSL
221-229 ILHDKIIDL
147-155 EAAFFSSTL
229-237 LVHLLLRKY
269-277 VCMQLLFGI
244-252 TKAEMLGSV
313-321 GLLIIVLGV
222-230 LHDKIIDLV
184-192 AMDAIFGSL。
【0059】
MAGE A9: HLA-A1 結合ペプチド
94-103 SVDPAQLEF
167-176 EVDPAGHSY
262-271 GSDPAHYEF
134-143 MLESVIKNY
153-162 ASEFMQVIF
189-198 LGDGHSMPK
238-247 YGEPRKLLT
112-121 VAELVHFLL
246-255 TQDWVQENY
280-289 TSYEKVINY
249-258 WVQENYLEY。
【0060】
MAGE A9: HLA-A2 結合ペプチド
199-208 ALLIIVLGV
223-232 ALSVMGVYV
102-111 FMFQEALKL
307-316 VLGEEQEGV
270-279 FLWGSKAHA
175-184 YILVTALGL
157-166 MQVIFGTDV
140-149 KNYKRYFPV
219-228 VIWEALSVM
290-299 VMLNAREPI
284-293 KVINYLVML
221-230 WEALSVMGV
24-33 GLMGAQEPT
187-196 SMLGDGHSM。
【0061】
MAGE A9: HLA-A3 結合ペプチド
235-244 HMFYGEPRK
114-123 ELVHFLLHK
203-212 IVLGVILTK
225-234 SVMGVYVGK
102-111 FMFQEALKL
134-143 MLESVIKNY
158-167 QVIFGTDVK
118-127 FLLHKYRVK
199-208 ALLIIVLGV
107-116 ALKLKVAEL
270-279 FLWGSKAHA
148-157 VIFGKASEF。
【0062】
MAGE A9: HLA-A24結合ペプチド
281-290 SYEKVINYL
237-246 FYGEPRKLL
229-238 VYVGKEHMF
71-80 VYYTLWSQF
141-150 NYKRYFPVI
236-245 MFYGEPRKL
284-293 KVINYLVML。
【0063】
MAGE A9: HLA-B7 結合ペプチド
169-178 DPAGHSYIL
300-309 YPSLYEEVL
127-136 EPVTKAEML
284-293 KVINYLVML
111-120 KVAELVHFL
197-206 KAALLIIVL
17-26 EAQGEDLGL
107-116 ALKLKVAEL
193-202 HSMPKAALL
195-204 MPKAALLII
228-237 GVYVGKEHM
181-190 LGLSCDSML
201-210 LIIVLGVIL
173-182 HSYILVTAL
175-184 YILVTALGL
92-101 SSSVDPAQL
67-76 SSISVYYTL
102-111 FMFQEALKL
112-121 VAELVHFLL
180-189 ALGLSCDSM。
【0064】
MAGE A9: HLA-B8 結合ペプチド
107-116 ALKLKVAEL
127-136 EPVTKAEML
195-204 MPKAALLII
193-202 HSMPKAALL
169-178 DPAGHSYIL
300-309 YPSLYEEVL。
【0065】
MAGE A9: HLA-B52結合ペプチド
195-204 MPKAALLII
200-209 LLIIVLGVI
219-228 VIWEALSVM
157-166 MQVIFGTDV
104-113 FQEALKLKV
131-140 KAEMLESVI
152-161 KASEFMQVI
96-105 DPAQLEFMF
201-210 LIIVLGVIL
300-309 YPSLYEEVL
212-221 DNCAPEEVI
169-178 DPAGHSYIL
278-287 AETSYEKVI
141-150 NYKRYFPVI。
【0066】
MAGE A9: HLA-CW6結合ペプチド
197-206 KAALLIIVL
111-120 KVAELVHFL
173-182 HSYILVTAL
107-116 ALKLKVAEL
199-208 ALLIIVLGV
100-109 LEFMFQEAL
130-139 TKAEMLESV
115-124 LVHFLLHKY
201-210 LIIVLGVIL。
【0067】
MAGE A9: HLA-B44結合ペプチド
105-113 QEALKLKVA
221-229 WEALSVMGV
47-55 EEVSAAGSS
296-304 EPICYPSLY
280-288 TSYEKVINY
217-225 EEVIWEALS
255-263 LEYRQVPGS
278-286 AETSYEKVI
166-174 KEVDPAGHS
33-41 GEEEETTSS
96-104 DPAQLEFMF
222-230 EALSVMGVY。
【0068】
MAGE A9: HLA-B35結合ペプチド
260-269 VPGSDPAHY
296-305 EPICYPSLY
195-204 MPKAALLII
300-309 YPSLYEEVL
127-136 EPVTKAEML
96-105 DPAQLEFMF
169-178 DPAGHSYIL
280-289 TSYEKVINY
65-74 ASSSISVYY
264-273 DPAHYEFLW
92-101 SSSVDPAQL
18-27 AQGEDLGLM
222-231 EALSVMGVY
64-73 GASSSISVY
197-206 KAALLIIVL。
【0069】
MAGE A8: HLA-A1 結合ペプチド
171-180 EVDPAGHSY
266-275 GSDPVRYEF
138-147 MLESVIKNY
157-166 ASECMQVIF
250-259 TQEWVQENY
98-107 SPDPAHLES
116-125 VAELVRFLL
253-262 WVQENYLEY
193-202 LGDDQSTPK
181-190 LVTCLGLSY。
【0070】
MAGE A8: HLA-B52結合ペプチド
199-208 TPKTGLLII
223-232 AIWEALSVM
161-170 MQVIFGIDV
286-295 YVKVLEHVV
204-213 LLIIVLGMI
135-144 KAEMLESVI
262-271 RQAPGSDPV
205-214 LIIVLGMIL
156-165 KASECMQVI
173-182 DPAGHSYIL。
【0071】
MAGE A8: HLA-A3 結合ペプチド
280-289 ALAETSYVK
118-127 ELVRFLLRK
122-131 FLLRKYQIK
1-10 MLLGQKSQR
203-212 GLLIIVLGM
210-219 GMILMEGSR
162-171 QVIFGIDVK
138-147 MLESVIKNY
2-11 LLGOKSQRY
111-120 ALDEKVAEL
274-283 FLWGPRALA
29-38 QIPTAEEQK
24-33 GLMDVQIPT
253-262 WVQENYLEY。
【0072】
MAGE A8: HLA-B7 結合ペプチド
299-308 RVRISYPSL
304-313 YPSLHEEAL
173-182 DPAGHSYIL
22-31 APGLMDVQI
64-73 SPEGASSSL
240-249 SVYWKLRKL
115-124 KVAELVRFL
37-46 KAASSSSTL
17-26 QAQGEAPGL
199-208 TPKTGLLII
216-225 GSRAPEEAI
196-205 DQSTPKTGL
116-125 VAELVRFLL。
【0073】
MAGE A8: HLA-B8 結合ペプチド
197-206 QSTPKTGLL
199-208 TPKTGLLII
240-249 SVYWKLRKL
297-306 NARVRISYP
111-120 ALDEKVAEL
299-308 RVRISYPSL。
【0074】
MAGE A8: HLA-A2 結合ペプチド
288-297 KVLEHVVRV
274-283 FLWGPRALA
24-33 GLMDVQIPT
111-120 ALDEKVAEL
115-124 KVAELVRFL
45-54 LIMGTLEEV
179-188 YILVTCLGL
161-170 MQVIFGIDV
203-212 GLLIIVLGM
191-200 GLLGDDQST
223-232 AIWEALSVM
71-80 SLTVTDSTL
279-288 RALAETSYV
251-260 QEWVQENYL
184-193 CLGLSYDGL。
【0075】
MAGE A8: HLA-A24結合ペプチド
241-250 VYWKLRKLL
145-154 NYKNHFPDI
273-282 EFLWGPRAL
121-130 RELLRKYQI
126-135 KYQIKEPVT
115-124 KVAELVRFL
285-294 SYVKVLEHV
303-312 SYPSLHEEA
201-210 KTGLLIIVL
116-125 VAELVRFLL
299-308 RVRISYPSL
37-46 KAASSSSTL
205-214 LIIVLGMIL
17-26 QAQGEAPGL
64-73 SPEGASSSL
131-140 EPVTKAEML
179-188 YILVTCLGL
185-194 LGLSYDGLL
42-51 SSTLIMGTL
111-120 ALDEKVAEL。
【0076】
MAGE A8: HLA-CW6結合ペプチド
115-1241 KVAELVRFL
201-210 KTGLLIIVL
177-186 HSYILVTCL
240-249 SVYWKLRKL
111-120 ALDEKVAEL
241-250 VYWKLRKLL
119-128 LVRFLLRKY
205-214 LIIVLGMIL
104-113 LESLFREAL
42-51 SSTLIMGTL
134-143 TKAEMLESV。
【0077】
MAGE A8: HLA-B35結合ペプチド
264-273 APGSDPVRY
199-208 TPKTGLLII
304-313 YPSLHEEAL
131-140 EPVTKAEML
173-182 DPAGHSYIL
100-109 DPAHLESLF
39-48 ASSSSTLIM
268-277 DPVRYEFLW。
【0078】
MAGE A8: HLA-B44結合ペプチド
282-291 AETSYVKVL
20-29 GEAPGLMDV
225-234 WEALSVMGL
33-42 AEEQKAASS
234-243 YDGREHSVY
109-118 REALDEKVA
221-230 EEAIWEALS
170-179 KEVDPAGHS
34-43 EEQKAASSS
296-305 VNARVRISY
226-235 EALSVMGLY
237-246 REHSVYWKL。
【0079】
これらの分子に基づく組成物、例えば本発明のMAGEタンパク質とサイトカイン
、インターロイキン(例:IL-2、IL-4、IL-12 など)またはGM-CSFなどの医薬的
に許容できる佐剤とを含有する組成物なども、本発明の一部である。同様に、1
または複数の上述したペプチドと佐剤とを含有する組成物、HLA またはMHC 分子
と上記ペプチドとの複合体に佐剤を加えたものも、本発明の一部である。
、インターロイキン(例:IL-2、IL-4、IL-12 など)またはGM-CSFなどの医薬的
に許容できる佐剤とを含有する組成物なども、本発明の一部である。同様に、1
または複数の上述したペプチドと佐剤とを含有する組成物、HLA またはMHC 分子
と上記ペプチドとの複合体に佐剤を加えたものも、本発明の一部である。
【0080】
これらの複合体はそのままで、または樹状細胞などの抗原提示細胞(非増殖性
にするなどの処理を施してもよい)上で結合させることができる。
にするなどの処理を施してもよい)上で結合させることができる。
【0081】
ペプチドまたはタンパク質をコードする核酸分子をリポソーム型組成物などの
適当な組成物の形で使用できることは、当業者には理解されるだろう。また、こ
れらのペプチドとそのMHC 結合パートナー(すなわちHLA 分子)との複合体に特
異的な単離された細胞傷害性T 細胞株も、本発明の一部である。
適当な組成物の形で使用できることは、当業者には理解されるだろう。また、こ
れらのペプチドとそのMHC 結合パートナー(すなわちHLA 分子)との複合体に特
異的な単離された細胞傷害性T 細胞株も、本発明の一部である。
【0082】
これらのペプチドはHLA 分子に結合できるので、特定のHLA 分子について陽性
な細胞(例えばHLA-A * 0201陽性細胞など)の存否をペプチドが試料中の細胞に
結合するかどうかを決定することによって決定するための薬剤として役立つ。こ
の「リガンド/レセプター」型の反応は当技術分野では周知であり、その決定に
は様々な方法論を利用できる。
な細胞(例えばHLA-A * 0201陽性細胞など)の存否をペプチドが試料中の細胞に
結合するかどうかを決定することによって決定するための薬剤として役立つ。こ
の「リガンド/レセプター」型の反応は当技術分野では周知であり、その決定に
は様々な方法論を利用できる。
【0083】
本発明のさらなる側面はいわゆる「ミニ遺伝子」であって、そのミニ遺伝子を
トランスフェクトした細胞による修飾デカペプチドの合成を指示するのに必要な
情報を保有しているものである。1 または複数の抗原性ペプチドをコードし、プ
ラスミドを使ったトランスフェクションまたはワクシニアもしくはアデノウイル
スへのクローニングによって宿主細胞ゲノムに導入されるミニ遺伝子を設計する
ことができる。例えば参照により本明細書に組み込まれるZajac ら,Int .J . Cancer 71 :496 (1997)を参照されたい。組換えワクシニアウイルスベクター
などのこれらの組換えベクターは、融合タンパク質が製造されるように構築する
ことができる。例えば、融合タンパク質の一部が所望の腫瘍拒絶抗原前駆体また
は腫瘍拒絶抗原であり、追加のタンパク質またはペプチドセグメントを含めるこ
とが可能な融合タンパク質を構築することができる。融合タンパク質に加えるこ
とができる追加タンパク質またはペプチドセグメントの代表的な種類(ただし決
して唯一の選択肢ではない)はリポータータンパク質またはリポーターペプチド
、すなわち発現が起こったことを示すように観測可能なシグナルを与える緑色蛍
光タンパク質などのタンパク質またはペプチドである。他のリポータータンパク
質には、β- ガラクトシダーゼ、ルシフェラーゼ、dhfrおよび参照により本明細
書に組み込まれるCheng ら,Nature Biotechnology 14 :606 (1996)に記載の
「eGFP」(エンハンスト緑色蛍光タンパク質)などがあるが、決してこれらに限
るわけではない。当業者にとって入手可能な様々なリポータータンパク質は様々
な方法で利用することができ、また様々な方法で利用されている。例えば「GFP
」と「eGFP」は、感染細胞を可視化して、フローサイトメトリーを使用する場合
の追跡と、そのように感染した細胞の単離を容易にするために利用できる。他の
リポータータンパク質は,ウェスタンブロット法や免疫沈降法などの方法を使用
する場合に役立つ。これらの技術は当技術分野では標準的技術であり、ここで繰
返して述べる必要はない。腫瘍拒絶抗原前駆体または腫瘍拒絶抗原の融合ペプチ
ドからの切断を容易にするタンパク質またはペプチドセグメントを含めてもよい
。融合タンパク質には上述のように2 以上の腫瘍拒絶抗原を含めることができ、
関連するMHC 分子への1 または複数の腫瘍拒絶抗原の送達を促進するタンパク質
またはペプチドを含めることもできる。そのようなタンパク質とペプチドは当技
術分野では周知であり、ここに詳述する必要はない。
トランスフェクトした細胞による修飾デカペプチドの合成を指示するのに必要な
情報を保有しているものである。1 または複数の抗原性ペプチドをコードし、プ
ラスミドを使ったトランスフェクションまたはワクシニアもしくはアデノウイル
スへのクローニングによって宿主細胞ゲノムに導入されるミニ遺伝子を設計する
ことができる。例えば参照により本明細書に組み込まれるZajac ら,Int .J . Cancer 71 :496 (1997)を参照されたい。組換えワクシニアウイルスベクター
などのこれらの組換えベクターは、融合タンパク質が製造されるように構築する
ことができる。例えば、融合タンパク質の一部が所望の腫瘍拒絶抗原前駆体また
は腫瘍拒絶抗原であり、追加のタンパク質またはペプチドセグメントを含めるこ
とが可能な融合タンパク質を構築することができる。融合タンパク質に加えるこ
とができる追加タンパク質またはペプチドセグメントの代表的な種類(ただし決
して唯一の選択肢ではない)はリポータータンパク質またはリポーターペプチド
、すなわち発現が起こったことを示すように観測可能なシグナルを与える緑色蛍
光タンパク質などのタンパク質またはペプチドである。他のリポータータンパク
質には、β- ガラクトシダーゼ、ルシフェラーゼ、dhfrおよび参照により本明細
書に組み込まれるCheng ら,Nature Biotechnology 14 :606 (1996)に記載の
「eGFP」(エンハンスト緑色蛍光タンパク質)などがあるが、決してこれらに限
るわけではない。当業者にとって入手可能な様々なリポータータンパク質は様々
な方法で利用することができ、また様々な方法で利用されている。例えば「GFP
」と「eGFP」は、感染細胞を可視化して、フローサイトメトリーを使用する場合
の追跡と、そのように感染した細胞の単離を容易にするために利用できる。他の
リポータータンパク質は,ウェスタンブロット法や免疫沈降法などの方法を使用
する場合に役立つ。これらの技術は当技術分野では標準的技術であり、ここで繰
返して述べる必要はない。腫瘍拒絶抗原前駆体または腫瘍拒絶抗原の融合ペプチ
ドからの切断を容易にするタンパク質またはペプチドセグメントを含めてもよい
。融合タンパク質には上述のように2 以上の腫瘍拒絶抗原を含めることができ、
関連するMHC 分子への1 または複数の腫瘍拒絶抗原の送達を促進するタンパク質
またはペプチドを含めることもできる。そのようなタンパク質とペプチドは当技
術分野では周知であり、ここに詳述する必要はない。
【0084】
また、本明細書に記載の組換えベクターでトランスフェクトされた組換え細胞
も、本発明の一部である。そのような細胞は例えば任意の種類の真核生物細胞で
あってよく、ヒト細胞は特に好ましい。これらの細胞は例えば腫瘍拒絶抗原前駆
体または腫瘍拒絶抗原の製造などに使用できる。またこれらの細胞は、エクスビ
ボで、MHC 分子と腫瘍拒絶抗原との特定の複合体に特異的な細胞傷害性T 細胞を
生成させるために使用することもできる。これは、融合タンパク質の発現とTRA
(すなわち腫瘍拒絶抗原)のプロセシングに続いて生成するMHC 分子とTRA との
複合体に特異的な試料中の細胞の増殖が誘発されるように、トランスフェクト細
胞を血液試料などのT 細胞源と接触させるだけで行なうことができる。これらの
細胞はその表面に適切な複合体を提示し、本明細書に示すようにインビボでも同
じタイプのT 細胞応答を誘発するので、非増殖性にすればこれらの細胞をワクチ
ン物質として使用することもできる。同様に、ベクターをワクチン物質そのもの
として使用して、細胞表面上のMHC 分子とペプチドとの複合体に対するT 細胞応
答を必要としている患者に投与することができる。もちろん、エクスビボで生成
したT 細胞を患者の処置に使用することもできる。
も、本発明の一部である。そのような細胞は例えば任意の種類の真核生物細胞で
あってよく、ヒト細胞は特に好ましい。これらの細胞は例えば腫瘍拒絶抗原前駆
体または腫瘍拒絶抗原の製造などに使用できる。またこれらの細胞は、エクスビ
ボで、MHC 分子と腫瘍拒絶抗原との特定の複合体に特異的な細胞傷害性T 細胞を
生成させるために使用することもできる。これは、融合タンパク質の発現とTRA
(すなわち腫瘍拒絶抗原)のプロセシングに続いて生成するMHC 分子とTRA との
複合体に特異的な試料中の細胞の増殖が誘発されるように、トランスフェクト細
胞を血液試料などのT 細胞源と接触させるだけで行なうことができる。これらの
細胞はその表面に適切な複合体を提示し、本明細書に示すようにインビボでも同
じタイプのT 細胞応答を誘発するので、非増殖性にすればこれらの細胞をワクチ
ン物質として使用することもできる。同様に、ベクターをワクチン物質そのもの
として使用して、細胞表面上のMHC 分子とペプチドとの複合体に対するT 細胞応
答を必要としている患者に投与することができる。もちろん、エクスビボで生成
したT 細胞を患者の処置に使用することもできる。
【0085】
本ペプチドを他の腫瘍拒絶抗原由来のペプチドと組み合わせて「ポリトープ」
を形成させてもよい。代表的ペプチドには、米国特許出願第08/672,351号、第08
/718,964号(現在、米国特許第__号)、第08/487,135号(現在、米国特許第__号
)、第08/530,569号および第08/880,963号(これらは全て参照により本明細書に
組み込まれるものとする)に挙げられているペプチドがある。
を形成させてもよい。代表的ペプチドには、米国特許出願第08/672,351号、第08
/718,964号(現在、米国特許第__号)、第08/487,135号(現在、米国特許第__号
)、第08/530,569号および第08/880,963号(これらは全て参照により本明細書に
組み込まれるものとする)に挙げられているペプチドがある。
【0086】
次の文献(全て参照により本明細書に組み込まれるものとする)に記載されて
いるペプチドも使用できる。米国特許第5,405,940 号、第5,487,974 号、第5,51
9,117 号、第5,530,096 号、第5,554,506 号、第5,554,724 号、第5,558,995 号
、第5,585,461 号、第5,589,334 号、第5,648,226 号および第5,683,886 号、PC
T 国際公開番号92/20356、94/14459、96/10577、96/21673、97/10837、97/26535
および97/31017ならびに係属中の米国特許出願第08/713,354号。
いるペプチドも使用できる。米国特許第5,405,940 号、第5,487,974 号、第5,51
9,117 号、第5,530,096 号、第5,554,506 号、第5,554,724 号、第5,558,995 号
、第5,585,461 号、第5,589,334 号、第5,648,226 号および第5,683,886 号、PC
T 国際公開番号92/20356、94/14459、96/10577、96/21673、97/10837、97/26535
および97/31017ならびに係属中の米国特許出願第08/713,354号。
【0087】
ポリトープは、このタイプの分子が免疫応答を刺激および/ または誘発するか
どうかを決定するために様々な方法で一つに結合できる2 以上の潜在的に免疫原
性または免疫刺激性のペプチドのグループである。
どうかを決定するために様々な方法で一つに結合できる2 以上の潜在的に免疫原
性または免疫刺激性のペプチドのグループである。
【0088】
これらのペプチドは直接または隣接する配列を介して一つに結合できる。関連
するエピトープ配列の直接結合を教示するThompsonら,Proc.Natl.Acad.Sci .USA 92(13):5845-5849 (1995)を参照されたい。ワクチンとしてのポリトー
プの使用はよく知られている。例えばGilbert ら,Nat .Biotechnol. 15(12)
:1280-1284 (1997)、Thomson ら(前掲)、Thomson ら,J .Immunol . 157
(2) :822-826 (1996)、Tam ら,J .Exp .Med . 171(1) :299-306 (1990
)(これらは全て参照により本明細書に組み込まれるものとする)を参照された
い。特にTam の文献は、マウスモデルで使用するとポリトープが抗体および感染
防御免疫の生成に役立つことを明らかにしている。さらに、この文献はポリトー
プが消化されると、MHC によって提示されることが可能であってMHC によって提
示されるペプチドが生じることを明らかにしている。Tam は、「ひも」状のポリ
トープからプロセシングされた個々のエピトープのCTL による認識を示すことに
よって、これを明らかにした。このアプローチは、例えば1 つのポリトープ中に
つなぎ合わせてなお認識を誘発できるエピトープの個数を決定する際に、また異
なるエピトープの組み合わせの効力を決定するために使用できる。異なる組み合
わせは、腫瘍拒絶抗原の特定のサブセットを発現させる患者に合わせた「テーラ
ーメード」であってもよい。これらのポリトープはポリペプチド構造として導入
するか、核酸送達システムを使って導入することができる。詳しく述べると、当
技術分野では、個々のエピトープまたは上述したようなポリトープをコードする
DNA を導入するために多種多様な方法を利用できる。例えば参照により本明細書
に組み込まれるAllsopp ら,Eur .J .Immunol . 26(8):1951-1959 (1996)
を参照されたい。アデノウイルス、ポックスウイルス、Tyウイルス様粒子、プラ
スミド、細菌などを使用できる。これらの系はマウスモデルで試験することによ
り、ヒトでの類似する所定の状況にどの系が最も適切らしいか決定することがで
きる。また、これらの系はヒト臨床試験でも試験できる。
するエピトープ配列の直接結合を教示するThompsonら,Proc.Natl.Acad.Sci .USA 92(13):5845-5849 (1995)を参照されたい。ワクチンとしてのポリトー
プの使用はよく知られている。例えばGilbert ら,Nat .Biotechnol. 15(12)
:1280-1284 (1997)、Thomson ら(前掲)、Thomson ら,J .Immunol . 157
(2) :822-826 (1996)、Tam ら,J .Exp .Med . 171(1) :299-306 (1990
)(これらは全て参照により本明細書に組み込まれるものとする)を参照された
い。特にTam の文献は、マウスモデルで使用するとポリトープが抗体および感染
防御免疫の生成に役立つことを明らかにしている。さらに、この文献はポリトー
プが消化されると、MHC によって提示されることが可能であってMHC によって提
示されるペプチドが生じることを明らかにしている。Tam は、「ひも」状のポリ
トープからプロセシングされた個々のエピトープのCTL による認識を示すことに
よって、これを明らかにした。このアプローチは、例えば1 つのポリトープ中に
つなぎ合わせてなお認識を誘発できるエピトープの個数を決定する際に、また異
なるエピトープの組み合わせの効力を決定するために使用できる。異なる組み合
わせは、腫瘍拒絶抗原の特定のサブセットを発現させる患者に合わせた「テーラ
ーメード」であってもよい。これらのポリトープはポリペプチド構造として導入
するか、核酸送達システムを使って導入することができる。詳しく述べると、当
技術分野では、個々のエピトープまたは上述したようなポリトープをコードする
DNA を導入するために多種多様な方法を利用できる。例えば参照により本明細書
に組み込まれるAllsopp ら,Eur .J .Immunol . 26(8):1951-1959 (1996)
を参照されたい。アデノウイルス、ポックスウイルス、Tyウイルス様粒子、プラ
スミド、細菌などを使用できる。これらの系はマウスモデルで試験することによ
り、ヒトでの類似する所定の状況にどの系が最も適切らしいか決定することがで
きる。また、これらの系はヒト臨床試験でも試験できる。
【0089】
また、試料中の細胞傷害性T 細胞の存否を決定するためにこれらのペプチドを
使用することも、本発明の特徴である。試料中のCTL がペプチド/MHC複合体と反
応することは上に示した。したがって、CTL が試料中にあることがわかっている
場合は、本発明のペプチドを陽性細胞(例えばHLA-A2陽性細胞)に加えた後、例
えば放射性クロム放出、TNF 産生などを決定するか、T 細胞活性を決定する他の
任意の方法によって、特定のHLA 分子について陽性な細胞を「溶解」することが
できる。同様に、本願に係るペプチドの1 つをHLA 陽性細胞と共に試料に加え、
そのHLA 陽性細胞の溶解を例えば51Cr放出、TNF の存在などによって決定するこ
とにより、特異的腫瘍浸潤リンパ球(「TIL 」)が試料中に存在するかどうかを
決定することもできる。またCTL は、ELISPOT 分析法(例えばSchmittel ら,(1
997),J .Immunol .Methods 210 :167-174 およびLalvani ら,(1997),J . Exp .Med . 126:859 を参照されたい)やMHC クラスI/ペプチドの蛍光性テト
ラマー複合体のFACS分析(Dunbarら,(1998 ),Current Biology 8 :413-416
、Romeroら,J .Exp .Med . 188:1641-1650 (1998))によって検出しても
よい(これらの文献は全て参照により本明細書に組み込まれるものとする)。
使用することも、本発明の特徴である。試料中のCTL がペプチド/MHC複合体と反
応することは上に示した。したがって、CTL が試料中にあることがわかっている
場合は、本発明のペプチドを陽性細胞(例えばHLA-A2陽性細胞)に加えた後、例
えば放射性クロム放出、TNF 産生などを決定するか、T 細胞活性を決定する他の
任意の方法によって、特定のHLA 分子について陽性な細胞を「溶解」することが
できる。同様に、本願に係るペプチドの1 つをHLA 陽性細胞と共に試料に加え、
そのHLA 陽性細胞の溶解を例えば51Cr放出、TNF の存在などによって決定するこ
とにより、特異的腫瘍浸潤リンパ球(「TIL 」)が試料中に存在するかどうかを
決定することもできる。またCTL は、ELISPOT 分析法(例えばSchmittel ら,(1
997),J .Immunol .Methods 210 :167-174 およびLalvani ら,(1997),J . Exp .Med . 126:859 を参照されたい)やMHC クラスI/ペプチドの蛍光性テト
ラマー複合体のFACS分析(Dunbarら,(1998 ),Current Biology 8 :413-416
、Romeroら,J .Exp .Med . 188:1641-1650 (1998))によって検出しても
よい(これらの文献は全て参照により本明細書に組み込まれるものとする)。
【0090】
もちろん、本ペプチドはCTL の産生を誘発するために使用してもよい。上述し
たように、CTL 前駆体は適当な複合体に対峙するとCTL に成長する。そのような
いわば「対峙」を引き起こすことによって、CTL を生成させることができる。こ
れはそのようなCTL の生成にインビボでもエクスビボでも有用である。
たように、CTL 前駆体は適当な複合体に対峙するとCTL に成長する。そのような
いわば「対峙」を引き起こすことによって、CTL を生成させることができる。こ
れはそのようなCTL の生成にインビボでもエクスビボでも有用である。
【0091】
本発明の他の側面は当業者には明らかであり、ここでは限定しない。
【0092】
ここで使用した用語と表現は説明のために使用したものであって、限定を目的
とするものではなく、これらの用語と表現の使用に、本明細書に示し説明した特
徴またはその一部と等価なものを排除しようとする意図はないので、本発明の範
囲内で様々な変更態様が可能であると考えられる。
とするものではなく、これらの用語と表現の使用に、本明細書に示し説明した特
徴またはその一部と等価なものを排除しようとする意図はないので、本発明の範
囲内で様々な変更態様が可能であると考えられる。
【配列表】
【図1】
MAGE-A5 、A8、A9およびA11 (配列番号17、18、19および20)を含むMAGE遺伝
子のエキソン/ イントロン構造を表す図。
子のエキソン/ イントロン構造を表す図。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C12Q 1/68 C12N 5/00 A
(72)発明者 ラルキン クリストフ
ベルギー ブリュッセル ビー−1200 ユ
ーシーエル 7459、 アベニュー ヒッポ
クレイト 74
(72)発明者 デ プラエン エティエンヌ
ベルギー ブリュッセル ビー−1200 ユ
ーシーエル 7459、 アベニュー ヒッポ
クレイト 74
(72)発明者 リモルディ ドネイタ
スイス エパリンゲス シーエイチ−1066
ケミン デ ボベレセス 155
(72)発明者 ブーン−ファロウ ティエリー
ベルギー ブリュッセル ビー−1200 ユ
ーシーエル 7459、 アベニュー ヒッポ
クレイト 74
Fターム(参考) 4B024 AA12 CA09 FA02 GA11 HA14
4B063 QA01 QA19 QQ02 QQ08 QQ42
QR08 QR32 QR42 QR55 QR59
QR62 QS25 QS34 QX01
4B065 AA93Y AB01 AC14 BA02
CA23 CA46
Claims (17)
- 【請求項1】 配列番号18、配列番号19および配列番号20に記載のヌクレオ
チド配列からなる核酸分子によってコードされるタンパク質をコードする単離さ
れた相補DNA 分子。 - 【請求項2】 配列番号18によってコードされるタンパク質をコードする請
求項1に記載の単離された相補DNA 分子。 - 【請求項3】 配列番号19によってコードされるタンパク質をコードする請
求項1に記載の単離された相補DNA 分子。 - 【請求項4】 配列番号20によってコードされるタンパク質をコードする請
求項1に記載の単離された核酸分子。 - 【請求項5】 配列番号18のヌクレオチド配列からなる請求項1に記載の単
離された相補DNA 分子。 - 【請求項6】 配列番号19のヌクレオチド配列からなる請求項1に記載の単
離された相補DNA 分子。 - 【請求項7】 配列番号20のヌクレオチド配列からなる請求項1に記載の単
離された核酸分子。 - 【請求項8】 プロモーターに作動可能に連結された請求項1に記載の相補
DNA 分子を含む発現ベクター。 - 【請求項9】 請求項1に記載の単離された相補DNA 分子を含む組換え細胞
。 - 【請求項10】 請求項7に記載の発現ベクターを含む組換え細胞。
- 【請求項11】 (i )MAGE-A10をコードする単離された核酸分子にストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列、 (ii)MAGE-A5 をコードする単離された核酸分子にストリンジェントな条件下で
ハイブリダイズする第2 のヌクレオチド配列、および (iii )(i )と(ii )の間に置かれた第3 のヌクレオチド配列 を含む単離された核酸分子。 - 【請求項12】 配列番号17に記載のヌクレオチド配列を含む請求項11に
記載の単離された核酸分子。 - 【請求項13】 プロモーターに作動可能に連結された請求項11に記載の
単離された核酸分子を含む発現ベクター。 - 【請求項14】 請求項11に記載の単離された核酸分子を含む組換え細胞
。 - 【請求項15】 請求項12に記載の単離された核酸分子を含む組換え細胞
。 - 【請求項16】 試料中の癌をスクリーニングする方法であって、前記試料
中の配列番号17、18、19または20のヌクレオチド配列を含む核酸分子の存否を決
定することからなり、前記核酸分子の存在が前記試料中の癌の指標である方法。 - 【請求項17】 前記核酸分子の存否がポリメラーゼ連鎖反応によって決定
される請求項16に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US26097899A | 1999-03-02 | 1999-03-02 | |
US09/260,978 | 1999-03-02 | ||
PCT/US2000/005346 WO2000052163A1 (en) | 1999-03-02 | 2000-03-01 | Cloning of cdna of mage's 5, 8, 9 and 11 and their uses in diagnosis of cancer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003512814A true JP2003512814A (ja) | 2003-04-08 |
Family
ID=22991462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000602775A Pending JP2003512814A (ja) | 1999-03-02 | 2000-03-01 | MAGE5、8、9および11のcDNAのクローニングならびに癌の診断におけるそれらの使用 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1194542A1 (ja) |
JP (1) | JP2003512814A (ja) |
KR (1) | KR20020011967A (ja) |
AU (1) | AU3389500A (ja) |
CA (1) | CA2366059A1 (ja) |
NZ (1) | NZ513739A (ja) |
WO (1) | WO2000052163A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007053956A1 (en) | 2005-11-14 | 2007-05-18 | Universite Laval | Cancer antigen mage-a9 and uses thereof |
JP2020530759A (ja) | 2017-07-07 | 2020-10-29 | イマティクス バイオテクノロジーズ ゲーエムベーハー | Nsclc、sclc、およびその他のがんをはじめとする肺がんに対する免疫療法で使用するための新規ペプチドおよびペプチド併用 |
US10800823B2 (en) | 2017-07-07 | 2020-10-13 | Immatics Biotechnologies Gmbh | Peptides and combination of peptides for use in immunotherapy against lung cancer, including NSCLC, SCLC and other cancers |
FR3087448B1 (fr) | 2018-10-23 | 2023-10-13 | Pdc Line Pharma | Lignee pdc modifiee pour secreter une cytokine |
TW202039535A (zh) | 2018-12-18 | 2020-11-01 | 德商英麥提克生物技術股份有限公司 | B*08限制肽和肽組合物抗癌免疫治療和相關方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5342774A (en) * | 1991-05-23 | 1994-08-30 | Ludwig Institute For Cancer Research | Nucleotide sequence encoding the tumor rejection antigen precursor, MAGE-1 |
US5612201A (en) * | 1991-05-23 | 1997-03-18 | Ludwig Institute For Cancer Research | Isolated nucleic acid molecules useful in determining expression of a tumor rejection antigen precursor |
-
2000
- 2000-03-01 AU AU33895/00A patent/AU3389500A/en not_active Abandoned
- 2000-03-01 EP EP00912112A patent/EP1194542A1/en not_active Withdrawn
- 2000-03-01 CA CA002366059A patent/CA2366059A1/en not_active Abandoned
- 2000-03-01 JP JP2000602775A patent/JP2003512814A/ja active Pending
- 2000-03-01 KR KR1020017011090A patent/KR20020011967A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-03-01 NZ NZ513739A patent/NZ513739A/xx not_active Application Discontinuation
- 2000-03-01 WO PCT/US2000/005346 patent/WO2000052163A1/en not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NZ513739A (en) | 2001-09-28 |
EP1194542A1 (en) | 2002-04-10 |
AU3389500A (en) | 2000-09-21 |
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