JP2003510296A - シリコン混合物を用いる局所用瘢痕治療 - Google Patents

シリコン混合物を用いる局所用瘢痕治療

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JP2003510296A
JP2003510296A JP2001526220A JP2001526220A JP2003510296A JP 2003510296 A JP2003510296 A JP 2003510296A JP 2001526220 A JP2001526220 A JP 2001526220A JP 2001526220 A JP2001526220 A JP 2001526220A JP 2003510296 A JP2003510296 A JP 2003510296A
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ハートウェル,サマンサ,ダウン
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Abstract

(57)【要約】 シリコンゴム1〜25重量%;10〜60,000mm2/secの粘度を有するシリコン液体1〜40重量%;シリコンワックス1〜35重量%及び25℃で5 mm2までの粘度を有する揮発性シリコン液体1〜90重量%からなる組成物を含むことを特徴とする、流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の局所適用用の医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具を用いる局所用瘢痕の治療又は予防方法、ならびに流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の局所適用のための医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具、特に身体表
面治療用のそのような器具と方法、ならびにそれらの製造方法に関する。
【0002】 疾患(アクネを含む)、損傷(火傷及び熱傷含む)又は外傷に起因する瘢痕は、美
容上ならびに機能上のいずれにおいても望ましいものではない。美容上、瘢痕組
織はしばしば見苦しくみえる。機能上、瘢痕組織は、正常な感触及び完全な皮膚
完全性のような非損傷皮膚の特徴を欠いている。 例えば創傷又は火傷のドレッシングを湿性の身体組織又はその中へ適用するこ
とによる創傷治療の分野では、創傷の治癒中に身体外表面の瘢痕化がしばしば生
じる傾向にあることが知られている。瘢痕組織の形成を防止することが、強く望
まれている。また、外科に頼らずに、身体外表面からすでに形成した瘢痕組織を
除くことが強く望まれている。
【0003】 つまり、ここで瘢痕治療には、瘢痕形成の防止、例えば外科的瘢痕又は火傷瘢
痕の防止のために、瘢痕形成組織を予防的に治療することが望まれる、あらゆる
身体の局所状態が含まれる。 また、既存の瘢痕組織を治療し、それを除く、例えば外科的瘢痕又は火傷瘢痕
又はあざを除くことが望まれる、あらゆる身体の局所状態が含まれる。 したがって、ここで用いられる場合に、用語「瘢痕治療剤」は、患者の身体に
おける瘢痕の予防又は治療における局所適用に用いられるあらゆる形態の物質を
意味し、それらを包含する。
【0004】 外科的治療、加圧治療(pressure treatment)、創傷用コラーゲン移植及びレー
ザー切除、ならびにオイル、クリーム、グリースのような物質の局所適用、なら
びにヒドロゲル又はシリコンゲルのドレッシングのようなアフターケアのカバリ
ング及びドレッシングを含む多くの方法が、瘢痕の治療及び/又は予防のために
開発されている。オイル、クリーム、グリースのような物質の局所適用ならびに
アフターケアのカバリング及びドレッシングによる瘢痕の治療又は予防における
主な要点は、皮膚の水分の損失を減らすか、又は皮膚の水分補給を積極的に行う
ことである。したがって、このように局所的に適用される物質は、しばしば閉塞
性又は半閉塞性の特性を有する組成物である。 つまり、既知のアフターケアのカバリング及びドレッシングは、概して、例え
ば弾力的に変形でき、局所的に適用されるように構築された閉塞性又は半閉塞性
の層状物である。
【0005】 ある形態では、これらは、瘢痕化が低いカバーネット、メッシュとウェブ及び
他の穿孔層、別のフィルムで、膜又はシート及び他の非穿孔層からなる。 このような手段には、しばしばゲルのような液体-固体治療剤、例えばシリコ
ンゲルシーティングが含まれる。 かかる固体のゲル治療剤に関連した問題は、その固有の粘性が身体の適所で剤
を保持するには十分ではないかもしれないということであるかもしれない。 これは、特に、このようなゲルが必要な適合性を欠いている恐れがあるので、
ドレッシングに接着を維持するためにより高度に適合性であることを要する身体
のある部分の場合に該当する。極端な場合には、固定包帯が必要とされるかもし
れない。これは、局所適用を長引かせ、不快を生じ得る。
【0006】 他の問題には、固体のゲルフィルム、膜又はシートがそれ自体から分離しがた
く、適合性が低い場合には、患者が適用するか、又は正確に適用するのが面倒で
もあるという事実がある。 また、患者にその場で固体ゲルを用いるいずれかの実質的な経過時間があれば
、固体ゲルは心身に有害な老化を生じ得る。 この問題の解決に対するひとつの方法は、身体外表面を治療するための液体手
段であろう。しかし、このような液体、例えば流動性ゲル(fluid gel)治療剤に
関する問題は、その固有の粘性が剤を身体の適所で保持するのに十分ではないか
もしれないという事実をはらんでいる。
【0007】 この結果、またも固定包帯が必要になり、不快感を生じさせる。しかしながら
、皮膚接着性が十分な既知物質は遠位の面で粘着性が不都合なことがしばしばで
あろう。既知の物質は、しばしば十分な閉塞性を生じない可能性がある。 したがって、この発明の目的のひとつは、実質的、半閉塞性、非粘着性で、美
容上受容性で、かつ適用及び除去のしやすいフィルムを皮膚に形成する組成物を
用いる局所用瘢痕の治療又は予防方法を提供することである。この発明の別の目
的は、このような治療又は予防用の局所的なアプリケータを提供することである
【0008】 それ故に、ひとつの観点において、この発明は、レザバーから流動性ゲルの局
所用瘢痕治療剤を取出し、それを患者に局所的に適用するためのアプリケータ手
段からなることを特徴とする、該治療剤を含むレザバーからなる医療用の局所ア
プリケータ及び/又はパッケージング器具を提供する。 用語「液体」は、この器具により放出され得るという条件で、液体からペース
トを介した軟塊までのいずれかの形態の、いずれかの流動性ゲルの局所用瘢痕治
療剤を含む物質を含むようにここで用いられる。 この発明の医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具は、容易に
製造でき、さらに上記問題を解決することができる。
【0009】 それらは、広範囲な種類の瘢痕治療剤物質を導入し、広範囲な種類のこの器具
の詳細な具体例を含むように使用できる点で特に有利であり、そのため器具を種
々の顧客の要求に対してあつらえることができる。 用語「医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具」は、瘢痕形成
又は形成した瘢痕の治療のために患者に局所的に適用することを意図したいずれ
かの流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を含む手段を含むようにここで用いられる。 このような医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具は、身体に
直接かつ局所的に瘢痕治療剤を含ませ、適用するのに特に適している。
【0010】 しかし、それらは、例えば局所適用用のドレッシングを被覆するために用いる
ことができる。ドレッシングは、医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージ
ング器具から分離されるか、その中に収容され、それらから取出されてもよい。 したがって、用語「レザバーから治療剤を取出し、それを患者に局所的に適用
するための手段」は、ここで用いられる場合に、それ自体局所適用に用いられる
適当なドレッシングへの瘢痕治療剤の局所的な適用手段をも意味する。 つまり、瘢痕の身体的な局所状態をドレッシング上のゲル局所用瘢痕治療剤で
治療する場合、後者は、被覆層状物、ネット、メッシュ及びウェブ、裏打ち層な
ど、任意に流動性ゲル用の吸収剤からなっていてもよい。
【0011】 医療用局所アプリケータから取出し、患者に局所的かつ直接的に治療剤を適用
する手段は、一般に、その患者の所望の領域のみに治療剤を提供するよう適合さ
れるであろう。 医療用局所アプリケータから取出して患者に局所的かつ直接的に治療剤を適用
する手段は、一般的で排他的ではないが、ゲル、グリース及び軟膏のような液体
治療剤を適用するための手段である。それは、概して局所的な流動性ゲルの局所
適用に適しており、他の治療剤の局所適用に供することができる。しかし、この
器具の好ましい具体例には、流動性ゲルがポリシロキサン流動性ゲルであり、特
に以下に詳述されるゲルであるものが含まれる。
【0012】 この発明の最初の観点のひとつの具体例では、 a) 流動性ゲル治療剤を含むレザバーを区画する少なくとも2つの内表面、及び
b) レザバーから流動性ゲル治療剤で患者又はドレッシングを被覆するのに適
合され、かつレザバーとそのような空間的関係の、医療用局所アプリケータ及び
/又はパッケージング器具から流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を取出すためのアプ
リケータ手段 からなることを特徴とする、吸収性医療用局所アプリケータ及び/又はパッケー
ジング器具が提供される。 一般に、レザバー及び/又はアプリケータ手段は、開口部、例えば孔、開口、
穿孔又はスリットを備える。これらは、流動性ゲル治療剤が、所望されるように
かつ所望のとき、このような開口部を患者に接触させることにより、引き出され
、散布され、拡散され、駆動され、推進され、又は強いられるように適合される
【0013】 これらの具体例の幾つかの形態では、レザバー及び/又は局所的なアプリケー
タ手段の1以上の部分が局所的なアプリケータ及び/又はパッケージング器具の残
部に対して可動できることが望ましい。したがって、移動するため、流動性ゲル
治療剤が患者と接触する。 用語「可動」には、例えば局所アプリケータの残部及び/又は器具の残部に対
するスライド性、スリップ性、回転性、循環性、スピン性、旋回性、圧縮性及び
圧迫性が含まれる。 流動性ゲルは、レザバーの全て又は一部のみを占めていてもよい。 発明のこれらの具体例で、レザバー及び局所アプリケータ手段は、空間的に分
離又は個別ではなく、あるいは分離した完全体ですらなくてもよい。例えば、ア
プリケータ手段はレザバーの一部を形成していてもよく、逆に、レザバーがアプ
リケータの一部であってもよい。
【0014】 この発明の最初の観点のこの具体例の好ましい形態では、医療用局所アプリケ
ータ及び/又はパッケージング器具は、レザバーと局所アプリケータ手段が一緒
になって少なくとも 2つの内表面を構成し、その少なくとも 2つは相互に可動性
で、流動性ゲル治療剤をレザバーから取出し、患者に適用することを特徴とする
。 上記のように、内表面は、 a) 変形できるか、又は折りたたむ(例えば曲げるか、又は弾力的に変形できる)
ことができ、及び/又は b) 医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具から取出し、患者に
局所的かつ直接的に治療剤を適用するように、相互に可動性(例えば局所アプリ
ケータの残部に対して相互にスライド性、スリップ性、回転性、循環性、スピン
性、旋回性、圧縮性及び圧迫性)であってもよい。
【0015】 実施例には、以下のものが全て含まれる: 器具は、ローラー-ボール、-バレル又は分配ドラムを有するペンの形態であっ
てもよい。 局所アプリケータ手段及びレザバーは、2つの同軸の中空チャンバー又は軸長
は同じではないが直径が同じ他の容器の形態であることがしばしば便利である。
これらは、後述するように、介在する壁又は障壁を任意に有していてもよい。 したがって、例えば流動性ゲル治療剤を含むレザバーは、チャンバー、例えば
一方の端が大きな出口を有する細長く硬質の円筒状容器の形態であってもよい。
【0016】 これは、大きいチャンバーと同軸で同じ直径であるが、軸長が大きいチャンバ
ーより短く、大きい第二の出口を有する小さい第二チャンバーを備え、第二の出
口を介してローラー-ボールが突出し、第二チャンバーの円筒状バレルによって
ローラー-ボールが密着するように収容される。 あるいは、アプリケータチャンバーは、レザバーに適切に隣合うようにローラ
ー-バレル又は分配ドラムに収容されるように適合させてもよい。 第二の出口の外側に適した押し込み、ねじ込み又は弾着により装着される蓋は
、この発明の最初の観点のこの具体例の形態で使用するまで、レザバーに治療剤
を保存するための手段として用いることができる。
【0017】 ここで、例えばアプリケータ手段及びレザバーは、介在する障壁又は接合部を
有しない。 この発明の最初の観点と同様の具体例で、蓋を取り付けた出口は、発泡体のパ
ッド、クッションもしくは枕、又は繊維もしくはフィラメントの配列(array)、
マトリクス、メッシュ、フェルト又はウェブを含み、発泡体又は繊維状のペン又
はブラシを形成してもよい。 この具体例の別の形態で、アプリケータ手段は、レザバー内でスライドし得る
ピストン又はプランジャーのような駆動手段を備えていてもよい。 これは、出口の位置及び/又はレザバー内のピストン又はプランジャーのスト
ロークに応じてシリンジ又はポンプディスペンサーを形成する。 この形態で、レザバー内でスライドし得るピストン又はプランジャーは、直接
的に押したり、進めたり又は動かしたりしてもよい。
【0018】 しかし、特にゲルの粘度(viscosity)に応じて、それは、従来のにかわ棒のよ
うに、ピストン又はプランジャーの柄、シャフト又はシャンク上のねじれと、協
働するようねじが切られたレザバー又は器具の他の部分に回転可能に取り付けら
れたホイール、ディスク又は環によって作動させてもよい。 流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の取出し用のアプリケータ手段は、変形又は折り
たたみが可能な流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を含むレザバーの少なくとも 1つの
壁であってもよい。例えば、それは曲がるか、又は弾力的に変形していてもよい
。 局所用瘢痕治療剤の取出しは、次いで例えば圧縮力を付加することによって作
用され、患者と接触しているレザバーから流動性ゲル治療剤を動かし、駆動し、
進めたり又は押しやられる。
【0019】 この発明の最初の観点のこの具体例の形態でこの点までレザバーに治療剤を保
持する手段は、蓋をした及び/又は封止した出口、例えばレザバーからのノズル
、パイプ、放出口又はチューブであってもよい。 蓋及び/又はストッパーの内部及び/又は外部表面は、例えばノズル又は他の出
口上及び/又はそれに適当な押し込み、ねじ込み又は弾着であってもよい。 流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の取出し用アプリケータ手段は、弾力的又は非弾
力的に変形し得る流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を含むレザバー、例えば従来の変
形可能な軟膏チューブ中の2つの向かい合った壁であってもよい。 この具体例の別の形態で、局所アプリケータ及びレザバーは、本質的に1つの
中空の円筒状チャンバー又は他の容器の形態である。 これは、従来の坐薬パッケージ中にあるような折りたたみ可能な末端壁と、し
ばしば箔又は箔合成物の、折れやすいか又は折りたたみやすい第二の末端壁を有
する。
【0020】 この場合、第一の末端壁の膜、フィルム又はシートは、通常、患者の容器の側
壁と一体であろう。 それは、さらに、しばしば同じ物質からなり、しばしば内容物が目に見えるよ
うに透明又は半透明であろう。 通常、このような局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具が意図され
、瘢痕治療中に患者に複数回適用するように適合される。 しかし、患者に1回の適用を意図し、適合されるような器具は、この発明の範
囲から除かれない。 この最後の具体例のひとつの形態で、医療用局所アプリケータ及び/又はパッ
ケージング器具は、ブリスターパックの形態である。
【0021】 これは、局所適用用の流動性ゲル瘢痕治療剤の用量を複数含有する、複数のブ
リスターパックチャンバー又は他の容器を有する。 通常、この発明の最初の観点の局所アプリケータ及び/又はパッケージング器
具のかかる具体例は、1人の患者に対する適当な手段による1回の適用をそれぞれ
適用するように適合される。 しかし、瘢痕治療剤の複数回の適用が意図され、適合されるかかる局所アプリ
ケータ及び/又はパッケージング器具もまた、この発明の範囲から除外されない
。 複数の器具内の個々の局所アプリケータ手段及びレザバーは、通常ブリスター
シートで配列に相互連結される。 これらは、しばしば例えば裂け目の「点線」によって相互に表され、それによ
り、ブリスターパックの配列シート、又はもろく、壊れやすいかもしくは弱い別
の線又は領域が完全又は部分的にのみ破られるであろう。
【0022】 このようなブリスターパックの配列シートは、この結果、適当なストレス下の
線又は領域に沿って裂き、破壊し、砕き又は折り、個々の器具に分離することが
できる。 吸収性ブリスター単位あたりのブリスターフィルム、膜又はシート中の物質、
直径、ブリスターの長さ及び/又は数を変えることによって、医療用アプリケー
タ及び/又はパッケージング器具の特徴(弾力、圧縮性など)を種々の局所適用用
にあつらえることができる。 ブリスターシート領域単位当たりのブリスター数は、大部分は各ブリスター中
の流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の性質、望ましい操作のためのブリスター間で利
用可能な空間及びブリスターシートの物質によって決定される。それは、シート
にわたって変化し得るが、一般に均一である。
【0023】 ブリスターシートの物質は、互いに関して厳密な配列ブリスターを全て維持す
るのに十分弾力性であるべきである。つまり、それは自立性であるべきである。 しかし、ブリスターレザバー物質は、変形又は折りたたみが十分可能で、治療
剤を明示しやすくできるべきである。 流動性ゲル治療剤を含むブリスターフィルム、膜又はシートの適当な物質、及
びそれ故にブリスターレザバーの末端壁及び側壁には、一般に同じ完全体につい
て後述される柔軟性物質が含まれる。 例えば、柔軟性ポリマー物質が適当である。 ブリスターシート、第二の末端壁膜、フィルム又はシートの適当な物質は、通
常、箔、つまりアルミニウムのような金属の極めて薄いシートであるか、または
それからなるであろう。
【0024】 それは、キャスト膜又はシートのような金属化合成ポリマーフィルム、例えば
ポリプロピレン裏打ちアルミニウム又はポリエステル(例えばPET)ラッカーコー
トを有するアルミニウムであるか、又はそれからなっていてもよい。 この発明の最初の観点の別の具体例で、レザバーと局所アプリケータ手段との
空間的な関係は、それらが別個のもであって、使用中に空間的に分離し得るそれ
ぞれ完全体であるような関係である。 この具体例のひとつの形態で、レザバーと局所アプリケータ手段との空間的な
関係は、アプリケータ手段が、器具の残部から取出されてレザバーに含まれる流
動性ゲル局所用瘢痕治療剤中を通過するような関係である。 アプリケータ手段は、アプリケータの残部、例えばレザバーから取出され、患
者への局所適用用のレザバーに含まれる流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の幾つかを
有する。
【0025】 したがって、例えば流動性ゲル治療剤を含むレザバーは、チャンバー、例えば
一方の端が大きな出口を有する細長く硬質の円筒状容器の形態であってもよい。 これは、レザバーに治療剤を保持する手段として役立つ、出口の外部及び/又
は内部に適した押し込み、ねじ込み又は弾着の蓋及び/又はストッパーを備える
。 次に、柄、シャフト又はシャンクが、通常は同軸で、軸長がより短く、レザバ
ーに突出させて、蓋及び/又はストッパーに取り付けられる。それは、発泡体の
パッド、クッションもしくは枕、又は繊維もしくはフィラメントの配列、マトリ
クス、メッシュ、フェルト又はウェブを有し、発泡体又は繊維状のペン又はブラ
シを形成する。 また、例えばアプリケータ手段及びレザバーは、介在する障壁又は連結部を有
しない。
【0026】 フィルム、膜又はシートの向かい合った面、ローラーボール、ピストン又はプ
ランジャー、又は蓋及び/又はストッパーが、レザバーを区画する表面を提供す
ることが分かるであろう。 この発明の最初の観点の別の具体例で、器具は、レザバーに含まれる流動性ゲ
ル局所用瘢痕治療剤が完全に、又は局所適用用の器具から剤を取出すことが望ま
しい場合まで、アプリケータ手段と接触するのを防止するように組み立てられる
。 これは、例えばアプリケータ手段とレザバーとのあいだの変形しやすく、折れ
やすく、又は折りたたみやすいフィルム、膜又はシート、例えば実質的でないフ
ィルム、膜又はシートであってもよい。 あるいは又はさらには、それは、少なくとも 1つの引き裂き、破断、破裂又は
中断線、又は他の点、又は少なくとも 1つの脆弱、虚弱又は弱い線もしくは領域
を有していてもよい。
【0027】 このようなフィルム、膜又はシートは、したがって、折りたたみ、及び/又は
引き裂き、破断し、引きちぎり、亀裂を入らせ又は折り、又はストレス下で引き
裂き又は破断することができる。 つまり、例えば上記の特性を有するフィルム、膜又はシートは、前述のような
レザバーである円筒状シリンジバレルの一部に含まれる流動性ゲル局所用瘢痕治
療剤をレザバー内でスライドし得るピストン又はプランジャーから分離し得る。 レザバー内でスライドし得るピストン又はプランジャーは、直接押したり、進
めたり又は動かすことができ、又はピストンもしくはプランジャーの柄、シャフ
トもしくはシャンク上のねじれを介して駆動され得る。 これにより、フィルム、膜又はシートが、変形され、折りたたまれ及び/又は
引き裂かれ、破断され、引きちぎられ、亀裂を入りられ、又は折られ、含有され
る流動性ゲル局所用瘢痕治療剤が医療用局所アプリケータから取出され、患者に
適用される。
【0028】 あるいは、レザバー容器は、瘢痕治療剤を前述のような変形性の膜、フィルム
又はシートと挿入した後、剤の蓋をした出口から離れた末端で、閉鎖、例えば密
閉又は遮断してもよい。 瘢痕治療剤は、次いで変形性の膜、フィルム又はシートを押圧することにより
器具からしぼり出すことができる。 この発明の最初の観点の具体例の全てで、器具は、レザバーが、剤の出口を有
する末端に対し内径が減少するように組み立ててもよい。 例えば、それは、先細り、及び/又は半球形であるか、又は少なくとも 1つの
内径段差工程を有していてもよい。 ひとつの形態で、レザバーからの治療剤の出口は、蓋として、いずれかの他の
封止物の代わりに、又はそれに加えて、折りたたむことができ、及び/又は脆性
の封止膜を有していてもよい。
【0029】 局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具の部材は、同じ、類似の又は
異なる物質から形成されていてもよい。これらは、少なくとも 1つの硬質又は柔
軟性の合成ポリマー(いずれかの所定の器具での物性に明らかによる)、例えば熱
可塑性物、例えばポリエステル(例えばPET)又はポリアミド(例えばナイロンTM)
、ポリプロピレン又はポリエチレン、又は他のポリマー物質を含む。 エラストマー物質は、非エラストマー物質とともに導入されるのであれば、使
用してもよい(例えばエラストマーポリウレタン)。 もしあれば、レザバーのフィルム、膜又はシート及び関連する他の部分は、ヒ
ートシール、溶接(特に熱可塑性物質に適当)、接着性条片及び/又は接着性テー
プ、例えばバンド又はストリップによって結合できる。
【0030】 前述のフィルム、膜又はシートのいずれかに適当な物質は、熱可塑性のような
少なくとも 1つの柔軟性合成ポリマー、例えばポリエステル、例えばPET、特に
延伸PET、柔軟性ポリプロピレン又はポリエチレン、セロファンTM、ポリアミド(
例えばナイロンTM)、ポリウレタン又は他のポリマー物質を含む。 エラストマー物質を使用してもよく(例えばエラストマーポリウレタン)、フィ
ルム、膜又はシート中の非エラストマー物質とともに導入してもよい。 局所アプリケータ及び/又は容器の他の部材は、同じ、類似又は異なる物質か
ら形成されていてもよい。これらは、少なくとも 1つの硬質の合成ポリマー、例
えば熱可塑性物、例えばポリエステル(例えばPET)又はポリアミド(例えばナイロ
TM)、ポリプロピレン又はポリエチレン、又は他のポリマー物質を含むことが
できる。 フィルム、膜又はシート中の非エラストマー物質とともに導入される場合、エ
ラストマー物質を使用してもよい(例えばエラストマーポリウレタン)。
【0031】 使用しうる他の物質には、セルロース性物質、例えば剤による浸透に対して内
部を通さない、厚紙のようなシート財を含んでもよい。 局所的なアプリケータ及びレザバーは、いずれかの特定の流動性ゲル局所用瘢
痕治療剤、治療剤が適用される望ましい程度、及び医療用局所アプリケータ及び
/又はパッケージング器具からの取出しにおいて間接又は直接的な患者への適用
について全ての上記の形態に望ましいか、又は必要なように大きさをとり、かつ
設置することができる。 しかし、レザバーは、通常10〜25mm、好ましくは15〜20mmの内径であろう。レ
ザバーは、しばしば50〜90mm、好ましくは60〜80mmの内部長であろう。
【0032】 局所用瘢痕治療剤は、しばしばレザバー内で利用可能な空間又は空隙の一部の
みを占有するであろう。それは、しばしば約10〜90%、好ましくは少なくとも 5
0%の空間又は空隙を占めるであろう。 適当な流動性ゲル治療剤は、瘢痕組織を減らし、及び/又は瘢痕組織形成を有
効に妨げるために、患者に対する局所適用に便利な用量で十分な治療活性を生じ
るが、この目的のために適当な物性を有する剤であろう。 したがって、例えば適当な剤には、患者の適当な位置で確保し得るいずれかの
ゲル、又は望ましい場合にはドレッシングが、何ら問題なく含まれる。
【0033】 いずれかの適当な流動性ゲル治療剤物質は、例えば特に液体シロキサンゲル、
及び液体アルギン酸ゲル、例えばプリロン(Purilon)(TM, Coloplast)のようなア
ルギン酸ベースのゲル、セルロース物質ゲル、例えばイントラサイト(Intrasite
)流動性ゲル(TM, Smith & Nephew)のようなカルボキシメチルセルロース(CMC)ゲ
ルを用いることができる。 しかし、特にゲルの粘度のようなゲルの物性によって明らかなことに、全ての
ゲルがいずれかの所定の器具での使用に適当であるとは限らない。 一般的には、より適当な流動性ゲル治療剤物質には、可動性のポリシロキサン
ゲル、好ましくはシリコン液体、シリコンゴム、シリコンワックス及び揮発性シ
リコンからなる新規組成物であるような物質が含まれる。
【0034】 より好ましい物質には、 1〜25重量%のシリコンゴム、 1〜40重量%の、10〜60,000mm2/sの粘度を有するシリコン液体、 1〜35重量%のシリコンワックス、及び 1〜90重量%の、5mm2/sまでの粘度を有する揮発性シリコン液体 からなる組成物が含まれる。 これらの組成物は、組成物を、損傷又は外科に起因する瘢痕の治療又は予防、
及び皮膚上でのフィルム形成に有用なものとする多くの特性を有している。 後者には、例えばフィルムが、本質的に汚れて、服についたりせず、又はコー
ルドフローを示さないようなものであることが含まれる。同様に、フィルムは、
緩和及び加湿効果を生じるような半閉塞性である。
【0035】 さらに、組成物は、非粘着性(つまり、シルク様の感触を有する)で、つや消し
の外観を有し(つまり、光らず)、適用した際に快適で、適用及び取出しが容易で
あるので、審美的に好ましい。 特に重要なのは、より好ましい組成物が液体から濃厚なペーストまでのいずれ
かの形態で生産でき、このためにいずれかの従来の手段によってデリバーできる
という事実である。 より好ましい組成物の第一成分は、シリコンゴムである。 これらのゴムは、実質的に、つや消しフィルムを形成する能力を有する組成物
を提供し、逆に、このようなゴムがなければ、より好ましい組成物が粘着性で、
より簡単に除かれる(例えば洗浄又は塗りつけ)。 このようなゴムは、一般に、トリメチルシロキシのような非反応基、又はジメ
チルヒドロキシシロキシもしくはジメチルビニルシロキシのような反応基で末端
をなす高分子量ポリジメチルシロキサンである。
【0036】 しかし、ほとんどのいずれのシリコンゴム、又はその混合物も、ここで機能す
るであろう。もっとも好ましくは、シリコンゴムは、ジメチルヒドロキシ-シロ
キシ-末端ポリジメチル-シロキサンである。 シリコンゴムは、25℃で50,000,000 mm2/sまでの粘度を有し、700,000まで、
又はそれ以上の数平均分子量(Mn)を有する。 好ましくは、ゴムは、約200,000〜400,000のMnを有する。 このようなゴム及びその製造法は、NollによってChemistry and Technology o
f Silicones, Academic Press,1968に明示されたように当該分野で既知である。
さらに、シリコンゴムは、例えばDow Corning Corporation から市販で入手可能
である。 一般に、シリコンゴムは、約1〜25重量%の量でこの発明の組成物に加えられ
る。好ましくは、シリコンゴムは、約5〜15重量%量で用いられる。
【0037】 また、より好ましい組成物は、粘度が25℃で約10〜60,000mm2/sのシリコン液
体を含有する。 これらの液体は、ここで組成物を可塑化し、その展性と適合性を改善する。 このような液体は、一般にトリメチルシロキシのような非反応基又はジメチル
ヒドロキシシロキシもしくはジメチルビニルシロキシのような反応基で末端をな
す線状のポリジメチルシロキサンである。 しかし、ほとんどいずれのシリコン液体、又はその混合物も、ここで機能する
であろう。これは、例えば少量の分枝を有する液体、又はシリコンにメチル以外
の有機基が結合している液体を含む。 認められるように、ここでシリコン液体は、25℃で約10〜60,000mm2/sの粘度
を有するであろう。好ましくは、シリコン液体は、25℃で約20〜20,000mm2/sの
粘度を有するであろう。最も好ましくは、シリコン液体は、25℃で約20〜12,500
mm2/sの粘度を有するシリコン液体の混合物からなる。
【0038】 このような液体及びその製造方法は、NollによるChemistry and Technology o
f Silicones, Academic Press, 1968に例示されるように当該分野で既知である
。さらに、シリコン液体は、例えばDow Corning Corporationから市販で入手可
能である。 一般に、シリコン液体は、約1〜40重量%量でより好ましい組成物に加えられ
る。好ましくは、シリコン液体は約20〜30重量%量で用いられる。 より好ましい組成物は、シリコンワックスも含む。 これらのワックスは、シルク様で、非粘着性かつ半閉塞的な特性を有する組成
物を与える。次に、閉塞特性は、瘢痕の治療又は予防において主要な要因である
皮膚の水和を生じる。
【0039】 これらのワックスは、ストレス下のゴムの弾性寄与の低下とフィルムのクリー
プの低下を引起こす硬化性滑剤としても作用する。ほとんどいずれのシリコンワ
ックス、又はその混合物もここで機能するであろう。 より好ましい組成物での使用に適した好ましいシリコンワックスは、以下の式
: 1. RMeSiO)a(Me2SiO)b 又は 2. 'Me2(RMeSiO)y(Me2SiO)ZSiMe2R' [RはCnH2n+1、R'はR又はMe、MeはCH3、nは5〜45、好ましくは10〜30、aは3〜10
の整数であり、bは0〜10の整数であり、a+bは3〜10かつy+zは独立して0又は正
の整数、例えば1〜1000、但し、得られた物質は特質上ワックス状で、つまりR'
がMeであれば、yは1であるか、それより大きくなければならない]を有するアル
キルメチルシロキサンコポリマーを含む。
【0040】 好ましくは、シリコンワックスは、トリメチルシロキシ-末端ポリ(ジメチル、
メチルオクタデシル)シロキサンからなる。 より好ましい組成物のシリコンワックスは、一般に約30〜100℃の融点を有す
る。 そのような物質の製造方法は、当該分野で既知である。 かかる方法は、例えばいずれもここで参照により導入される、1991年5月21日
発行の米国特許No.5,017,221及び1992年11月3日発行の米国特許No.5,160,494に
記載されている。 このような方法は、鎖にSiH官能性を有する直鎖状のシロキサンとMe2SiO単位
を含む環状シロキサンとの反応、白金炭素触媒の存在下における反応生成物とわ
ずかに化学量論的に過剰なアルケンとを接触させることからなる。
【0041】 さらに、シリコンワックスは、例えばDow Corning Corporationから市販で入
手可能である。 一般に、シリコンワックスは、約1〜35重量%量でより好ましい組成物に加え
られる。好ましくは、シリコンワックスは、約5〜15重量%量で用いられる。 より好ましい組成物は、約5mm2/Sまでの粘度を有する揮発性シリコン液体も含
む。 この揮発性液は組成物のブレンドと適用を簡単にし、コールドフロー作用なし
に薄いフィルムを形成する。このような液体は一般に環状又は線状のポリジメチ
ルシロキサンもしくはパーメチルシランであるが、ほとんどいずれの揮発性シリ
コン液体、シラン又はその混合物もここで機能するであろう。
【0042】 認められるように、揮発性シリコン液体は、一般にそれらが周囲環境で揮発性
であるように、25℃で約約5mm2/Sまで、好ましくは約1.5mm2/Sまでの粘度を有す
る。 一般に、このような揮発性シリコン液体は、平均単位式(CH3)aSiO(4-a)/2 [a
は2〜3の平均値を有する]に相当する。 このような液体は、しばしば、液体中のシリコン当たりに約2〜3メチル基が平
均的にあるようなモル量をとった(CH3)3SiO1/2及び(CH3)2SiO2/2単位からなる群
から選択されるSi-O-Si結合によって結合されるシロキサン単位からなる。 より好ましい組成物の揮発性シリコン液体は、平均単位式(CH3)aSi [aは2〜3
の平均値を有する]に相当するパーメチルシランも有することができる。
【0043】 このような液体は、液体中のシリコン当たりに約2〜3メチル基が平均的にある
ようなモル量をとった(CH3)3Si及び(CH3)2Si単位からなる群から選択されるSi-S
i結合によって結合されるシラン単位からなる。 好ましいシリコン液体は、本質的にジメチルシロキサン単位、任意にトリメチ
ルシロキサン単位からなる。 より好ましい組成物において特に興味深いのは、一般式[(CH3)2SiO]xのシクロ
ポリシロキサンのようなメチルシロキサン液及び一般式(CH3)3SiO[(CH3)2SiO]yS
i(CH3)3 [xは4〜6の整数、かつyは0〜4の整数である]の線状シロキサンである。 好ましいシリコン液体又はシリコン液体のブレンドは、ヘキサメチルシクロト
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサンのような環状シリコンを含む。
【0044】 それらは、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメ
チルテトラシロキサンのような線状シリコンも含む。 好ましい揮発性シリコン液体は、ヘキサメチルジシロキサンである。 これらの揮発性シリコン液体及びその製造方法は、NollによりChemistry and
Technology of Silicones, Academic Press,1968に明示されたように当該分野で
既知である。 さらに、これらの揮発性シリコン液体は、例えばDow Corning Corporation か
ら市販で入手可能である。 一般に、揮発性シリコン液体は、より好ましい組成物に約1〜90重量%量、好
ましくは40〜70重量%量で加えられる。 より好ましい組成物は、いずれかの所望の順序で簡単に成分を混合して製造す
ることができる。
【0045】 攪拌機、ブレンダー、ミルなどのような器具及び当該分野で既知の他のいずれ
かの手段を用いることができる。さらに、加圧容器、縮合システム及び当該分野
で既知であり、混合物中の揮発性成分を保持するために一般に用いられる他の手
段を、より好ましい組成物の製造で使用することができる。 より好ましい組成物で成分比を変えることによって、広範囲な物性、つまり広
範囲な有用性を有する組成物の製造に大いに順応できる。 例えば、液体からペーストまでの組成物を製造でき、瘢痕のタイプに合うよう
にこれらの組成物を変えることができる。 同様に、組成物は、美容、皮膚ケア、医薬デリバリーなどのような瘢痕以外の
治療又は予防での用途に変えてもよい。
【0046】 より好ましい組成物は、追加希釈剤、分散剤又は担体、皮膚緩和薬、湿潤剤、
粘稠剤、充填剤、保存剤、安定化剤、緩衝システム、植物抽出剤、アミノ酸、活
性化増強剤のような他の成分、着色剤、香料、乳化剤のような美容成分及び日焼
け止め剤及び薬剤を任意に含むことができる。 薬理学的に活性な剤は、例えば薬理学的に許容される保存剤、日焼け止め剤、
クロロヘキシジン、銀塩、例えばスルファジアジン銀及びヨウ化化合物のような
抗菌剤、抗生物質、例えばメトロニダゾール、及び酵素、成長因子ならびにモリ
キュラーシーブを含んでいてもよく、これらは通常治療剤のバルクに分散される
。 上記のように、治療剤は、医療用局所アプリケータ及び/又はパッケージング
器具から取出し、患者に直接適用してもよい。 あるいは、治療剤の局所適用が、局所アプリケータ及び/又はパッケージング
器具から取り出し、吸収ドレッシングにしてもよいことが意図される。
【0047】 より好ましい組成物の最初の観点のひとつの具体例において、器具が取出し可
能に吸収ドレッシングを収容することを特徴とする、局所アプリケータ及び/又
はパッケージング器具が提供される。 局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具からの取出しにおいて、吸収
ドレッシングは、局所用瘢痕治療剤でその吸収表面の少なくとも一部に被覆され
るようにも配置される。 吸収ドレッシング容器の収容と分配について前述した局所アプリケータ及び/
又はパッケージング器具のうち適当なもの、ならびにそれを被覆するのに適当な
適応は、当業者に明らかであろう。 治療剤を含むレザバーをドレッシングがら分配点まで分割、分離又はさもなけ
れば遊離するために、前記のような、折れやすいか折りたたみやすい介在壁又は
障壁を有することが好ましい。
【0048】 より好ましい組成物の第二の観点によれば、いずれかの簡便又は有利な順序で
、 a) 流動性ゲル局所用瘢痕治療剤用のレザバーを構築し、 b) レザバーから流動性ゲル治療剤で患者又はドレッシングを被覆するのに適
合され、かつレザバーとそのような空間的関係の、医療用局所アプリケータ及び
/又はパッケージング器具から流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を取出すためのアプ
リケータ手段を提供し、 c) レザバーに流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を収容する ことによって特徴付けられる、より好ましい組成物の第一の観点の充填アプリケ
ータ及び/又はパッケージング器具の製造方法が提供される。
【0049】 前記のアプリケータ及び/又はパッケージング器具は、アプリケータ及び/又は
パッケージング器具を製造するいずれかの従来技術と方法によって製造すること
ができる。 例えば、ある場合には、望ましくはローラー-ボールアプリケータ手段チャン
バー(ローラーボールなしのもの)及びレザバー(末端壁が全くないもの)は、単一
の方法工程で一単位として形成される。 ひとつのそのようなアプリケータ及び/又はパッケージング器具は、例えば、
熱可塑性、例えばポリエステル(例えばPET)又はポリアミド(例えばナイロンTM)
、又はポリアルキレンのような柔軟合成ポリマーからつくられてなる。 それは、全て一体に構築された、ローラー-ボールアプリケータ手段チャンバ
ー(ローラーボールなしのもの)及びレザバー(末端壁が全くないもの)を、構築、
例えば従来どおりキャスト、成形又は押出でつくってもよい。これは、例えば液
体射出成形によって行ってもよい。
【0050】 次いで、ボールは、中に収容されるようにアプリケータ手段チャンバーにスナ
ップ嵌めしてもよい。瘢痕治療剤(例えばオール(oar)のようなポリシロキサン流
動性ゲル)をレザバーに導入してもよい。 レザバーの末端の所望の壁は、ヒートシール又は溶接(熱可塑性物質に特に適
している)により位置に固定することができる。 局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具に瘢痕治療剤を導入する手段
は、器具の物性及び瘢痕治療剤によって変化するであろう。 このような手段には、吹き込みによりレザバーに瘢痕治療剤を強制的に入れる
ことが含まれる。
【0051】 器具がシリンジである場合、レザバーのシリンジバレルは、例えば熱可塑性、
例えばポリエステル(例えばPET)又はポリアミド(例えばナイロンTM)、ポリプロ
ピレン又はポリエチレン、ポリシロキサン又は他のポリマー物質から従来どおり
キャスト、成形又は押出さしてつくってもよい。 ゲルの挿入後、レザバーは、駆動手段、例えば内部ストロークでレザバー内部
を押し流すように適合されるピストン又はプランジャーによって、スライドでき
るように栓をするか、封止してもよい。 上記のいずれの具体例でも、アプリケータ及び/又はパッケージング器具は、
セルロース性物質、例えば剤による浸透に対して内部を通さない、例えば厚紙の
ようなシート材からなっていてもよい。 この場合、望ましくは、レザバーは、例えばシート、例えば厚紙の方形のシー
トを丸くすることによって、一回の方法工程で単位として形成される。
【0052】 これは、ひとつの中空の円筒状回転バレルとして所望のレザバーの骨組みを形
成する。これは、任意に1以上の接着条片及び/又は接着テープ、バンド又はスト
リップを用いて、回転末端を2つ折りにするか、又は押し込み、それらにひだを
寄せることによって固定してもよい。 レザバーの出口端のいずれかの所望の壁は、一般に1以上の接着条片及び/又は
接着テープ、バンド又はストリップを用いて正しい位置に固定してもよい。 シリンジアプリケータに瘢痕治療剤を導入する手段は、一般に前記のようであ
ろう。 ブリスターパック形態のアプリケータ及び/又はパッケージング器具の組み立
てのためのこの方法の形態において、より好ましい組成物の第二の観点の器具は
、以下の方法工程によって作製してもよい。
【0053】 ホットラミネート方法を用いると、幾つもの配列をなす間隔のあいた複数又は
多数のブリスターを有するブリスターのフィルム、膜又はシートは、透明なフィ
ルム、膜又はシートから製造することができる。 透明なブリスター配列を形成した直後に、瘢痕治療剤(例えば好ましくは後述
の物質のような液体ポリシロキサンゲル)を各ブリスターに挿入し、ブリスター
の配列を充填する。 次いで、封鎖箔をブリスター配列又は箔-プラスチックのフィルム、膜又は積
層シートの上に置く。これを次いで付着、例えば配列させたブリスター間でヒー
トシールさせ、透明なフィルム、膜又はシートの積層物を箔に形成する。 より好ましい組成物の第三の観点で、流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を局所的に
患者に適用することによって特徴付けられる瘢痕形成又は形成した瘢痕の治療方
法が提供される。
【0054】 より好ましい組成物の第三の観点のひとつの具体例で、治療又は予防は、より
好ましい組成物の第一の観点の局所アプリケータ及び/又はパッケージング器具
を用いて提供される。 より好ましい組成物の第一の観点の別の具体例では、治療又は予防は、好まし
くは後述する物質のようなポリシロキサンである流動性ゲル局所用瘢痕治療剤を
用いて提供される。 以下の非限定的な実施例は、当業者が皮膚にフィルムを形成する組成物を用い
るこの局所用瘢痕の治療又は予防法に好ましい組成物の適正を評価できるように
提示する。
【0055】実施例1 この実施例は、より好ましい組成物及び比較物質に対する透湿度を示す。 組成物Aは、約300,000のMnを有するジメチルヒドロキシシロキシ-末端ポリジ
メチルシロキサンゴム26.38g;粘度12,500mm2/Sのトリメチルシロキシ-末端ポリ
ジメチルシロキサン液18.67g;粘度20mm2/sのトリメチルシロキシ-末端ポリジメ
チルシロキサン液37.04g;及び融点32℃のトリメチルシロキシ-末端ポリ(ジメチ
ル、メチルオクタデシル)-シロキサンワックス17.9gを十分に混合して製造した
。 組成物A 43gをヘキサメチルジシロキサン57gに分散した。
【0056】 組成物Bは、約300,000のMnを有するジメチルヒドロキシシロキシ-末端ポリジ
メチルシロキサンゴム26.2g;粘度12,500mm2/Sのトリメチルシロキシ-末端ポリ
ジメチルシロキサン液19.2g;粘度20mm2/sのトリメチルシロキシ-末端ポリジメ
チルシロキサン液36.8g及び融点32℃のトリメチルシロキシ-末端ポリ(ジメチル
、メチルオクタデシル)-シロキサンワックス17.8gを十分に混合して製造した。 組成物B 43gをヘキサメチルジシロキサン57gに分散した。
【0057】 組成物Cは、約300,000のMnを有するジメチルヒドロキシシロキシ-末端ポリジ
メチルシロキサンゴム26.2g;粘度12,500mm2/Sのトリメチルシロキシ-末端ポリ
ジメチルシロキサン液19.2g及び粘度20mm2/sのトリメチルシロキシ-末端ポリジ
メチルシロキサン液36.8gを十分に混合して製造した。 組成物C 43gをヘキサメチルジシロキサン57gに分散した。 第二の比較組成物Dは、Allied Biomedical, Paso Robles, C.Aのロット1128/1
07市販ゲルKelocoteTMからなった。 これらの物質、組成物A、B、C及びDのそれぞれを、透湿度について試験した。
【0058】 実験は、“Standard Test Methods for Water Transmission of Materials”
と題されるASTM E 96-95に基づき、以下のパラメータにしたがって行った。 1) 試験物質約14.5mg/cm2を、試験中に物質を支持する微孔膜からつくった直径
55mmのディスクにハンドコーターを用いて被覆した。 微孔膜は、3MTM CoTran 9711膜として示される3MTMの平均孔サイズ0.2μmのP
ET膜である。 2) 被覆したディスクそれぞれを、脱イオン水20mlを含む円筒状カップ(h#40mm,
φ#40mm)に入れた。 3) 試験を32℃の温度と50%の相対湿度で耐候システム中で行った。結果を表
1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】実施例2 この実施例は、より好ましい組成物物質及び比較物質に対する酸素透過度を示
す。 組成物Aと比較組成物CならびにDは、実施例1にあるように製造した。 これらの物質それぞれを、酸素透過度について試験した。実験は、ISO/CD 151
05-2に記載されるようなクロマトグラフ法に基づき、以下のパラメータにしたが
って行った。 1) 試験物質約17.2mg/cm2を、ハンドコーターを用い、試験中に物質を支持する
微孔膜からつくった直径55mmのディスクに被覆した。微孔膜は、3MTM CoTran97
11膜として示される3MTMの平均孔サイズ0.2μmのPET膜である。 2) 被覆したディスクそれぞれをクロマトグラフのセルに入れ、クロマトグラフ
キャリヤーガスとしてのヘリウム流と酸素50%を含む大気圧でのガス流のあいだ
に0.5cm2の界面を形成する。 3) 試験を23℃の温度と0%の相対湿度で行った。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】実施例3 この実施例は、より好ましい組成物物質と比較物質に対する流動学的挙動を示
す。 組成物Aは、実施例1に記載される方法を用いて得た。 比較組成物Eは、約300,000のMnを有するジメチルヒドロキシシロキシ-末端ポ
リジメチルシロキサンゴム262.1g;粘度12,500mm2/Sのトリメチルシロキシ-末端
ポリジメチルシロキサン液192g;粘度20mm2/sのトリメチルシロキシ-末端ポリジ
メチルシロキサン液368gを十分に混合して製造した。組成物E 43gを、ヘキサメ
チルジシロキサン57gに分散させた。 第二の比較組成物Fは、約300,000のMnを有するジメチルヒドロキシシロキシ-
末端ポリジメチルシロキサンゴムのみからなる。 これらの物質それぞれを、その流動学的挙動について試験した。実験は、間隔
が外形的に100μmの2つの平行なプレートを備えた制御ストレスレオメータ(TA I
nstrumentのCarrimedTM CSL 500)で、試料0.5mlの弾性率と損失弾性率を記録し
て行った。上のプレートは、直径2cmを有する。試験条件は、25℃で1Hz下、2時
間のあいだ1.75.10-2ラド歪(rad strain)であった。結果を表3に示す。
【0063】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 クラーク,ヘレン,ジェニファー イギリス、イースト ヨークシャー エイ チユー6 8エルジェイ、ハル、イングル ミア レーン、オールドステッド アベニ ュ 4 (72)発明者 ハートウェル,サマンサ,ダウン イギリス、イースト ヨークシャー エイ チユー15 1イーピー、ブロー、ヘブン ガス 3 Fターム(参考) 4C083 AD151 AD152 CC11 DD41 DD47 EE07 EE10 EE11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性ゲル局所用瘢痕治療剤が、シリコンゴム1〜25重量
    %;25℃で10〜60,000mm2/sの粘度を有するシリコン液体1〜40重量%;シリコン
    ワックス1〜35重量%;及び25℃で5 mm2/sまでの粘度を有する揮発性シリコン液
    体1〜90重量%からなる組成物を含むことを特徴とする、含有された該剤の局所
    適用用の医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具を用いる局所用瘢痕
    の治療又は予防方法。
  2. 【請求項2】 シリコンゴムが、ヒドロキシル末端ポリジメチルシロキサ
    ンからなり、5〜15重量%量で存在することを特徴とする請求項1による方法。
  3. 【請求項3】 シリコン液体が、25℃で20〜20,000mm2/sの粘度を有し、2
    0〜30重量%量で存在することを特徴とする請求項1による方法。
  4. 【請求項4】 シリコン液体が、25℃で約20mm2/s〜25℃で12,500mm2/sの
    粘度を有するシリコン液体の混合物からなることを特徴とする、請求項3による
    医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具。
  5. 【請求項5】 シリコンワックスが、トリメチルシロキシ末端ジメチル、
    メチルオクタデシルシロキサンからなり、5〜15重量%量で存在することを特徴
    とする請求項1による方法。
  6. 【請求項6】 揮発性シリコン液体がヘキサメチルジシロキサンからなり
    、40〜70重量%量で存在することを特徴とする請求項1による医療用アプリケー
    タ及び/又はパッケージング器具。
  7. 【請求項7】 医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具がロー
    ラー-ボールペンであることを特徴とする請求項1による方法。
  8. 【請求項8】 請求項1の流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の使用により特徴
    づけられる、含有される流動性ゲル局所用瘢痕治療剤の局所適用による局所用瘢
    痕の治療又は予防のための医療用アプリケータ及び/又はパッケージング器具。
  9. 【請求項9】 ローラー-ボールペンであることを特徴とする、請求項8
    による局所用瘢痕の治療又は予防のための医療用アプリケータ及び/又はパッケ
    ージング器具。
JP2001526220A 1999-09-27 2000-09-26 シリコン混合物を用いる局所用瘢痕治療 Withdrawn JP2003510296A (ja)

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