JP2003509355A - 薬理学的特性が改善されたリン酸エストラムスチン塩の非経口的使用のための処方 - Google Patents
薬理学的特性が改善されたリン酸エストラムスチン塩の非経口的使用のための処方Info
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Abstract
(57)【要約】
非経口的に許容される担体または希釈剤、リン酸エストラムスチン塩、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンを含む医薬用処方。1つまたはそれ以上の化学療法剤と組み合わせた組み合わせ化学療法投与計画に従って処方を投与できる。また処方により注射部位で副作用なくリン酸エストラムスチン塩を投与することが可能になる。
Description
【0001】
本発明は、薬理学的特性が改善された、非経口的に使用するためのリン酸エス
トラムスチン塩の医薬用処方、より詳細には、スルホアルキルエーテルシクロデ
キストリンおよびヒトアルブミンを含む非経口的使用するためのリン酸エストラ
ムスチン塩の処方に関する。
トラムスチン塩の医薬用処方、より詳細には、スルホアルキルエーテルシクロデ
キストリンおよびヒトアルブミンを含む非経口的使用するためのリン酸エストラ
ムスチン塩の処方に関する。
【0002】
リン酸エストラムスチン塩(The Merck Index,XII版、N
o.3749(1996))は当該分野において抗腫瘍剤として広く知られてい
るエストラジオール−17β−リン酸塩誘導体であり、現在前立腺の進行性アデ
ノカルチノーマの処置に用いられている。薬物は通常経口投与され、10から1
5mg/kg/日の用量が好ましい。しかしながら、ある特定のケースには静脈
内投与をも適用する。例えば、薬物の経口投与と併用する用量で、最初にリン酸
エストラムスチン塩を静脈内投与し、続いて経口投与する、すなわち静脈内で1
日あたり300から600mg投与し、通常数日連続して繰り返すことが報告さ
れている(例えばBritish Journal of Urology,4
9:73−79(1977);J.Urol.,108:303−306(19
72);Eur.Clin.Pharmacol.26(1):113−119
(1984);Eur.Urol.17:216−218(1990))。
o.3749(1996))は当該分野において抗腫瘍剤として広く知られてい
るエストラジオール−17β−リン酸塩誘導体であり、現在前立腺の進行性アデ
ノカルチノーマの処置に用いられている。薬物は通常経口投与され、10から1
5mg/kg/日の用量が好ましい。しかしながら、ある特定のケースには静脈
内投与をも適用する。例えば、薬物の経口投与と併用する用量で、最初にリン酸
エストラムスチン塩を静脈内投与し、続いて経口投与する、すなわち静脈内で1
日あたり300から600mg投与し、通常数日連続して繰り返すことが報告さ
れている(例えばBritish Journal of Urology,4
9:73−79(1977);J.Urol.,108:303−306(19
72);Eur.Clin.Pharmacol.26(1):113−119
(1984);Eur.Urol.17:216−218(1990))。
【0003】
抗腫瘍治療に用いられるリン酸エストラムスチン塩およびその他の公知の細胞
毒性化合物は非経口的に、とりわけ静脈内投与した場合に、注射部位で血管損傷
を引き起こす、または引き起こす可能性があることが知られている。例えば、ゆ
っくりした静脈内注射として、またはボーラスとしてリン酸エストラムスチン塩
300mg/日で処置された患者の試験では、末梢静脈内注射部位で静脈血栓症
および局所刺激を示した。これらの欠点はリン酸エストラムスチン塩の静脈内投
与に関して主要な限定原因と考えられ、従って、多くの患者において中心線投与
の確立、または場合によっては処置の中止さえも必要になる。
毒性化合物は非経口的に、とりわけ静脈内投与した場合に、注射部位で血管損傷
を引き起こす、または引き起こす可能性があることが知られている。例えば、ゆ
っくりした静脈内注射として、またはボーラスとしてリン酸エストラムスチン塩
300mg/日で処置された患者の試験では、末梢静脈内注射部位で静脈血栓症
および局所刺激を示した。これらの欠点はリン酸エストラムスチン塩の静脈内投
与に関して主要な限定原因と考えられ、従って、多くの患者において中心線投与
の確立、または場合によっては処置の中止さえも必要になる。
【0004】
細胞毒性物質の静脈内投与に関連する望ましくない影響を最小限にする目的で
、当該分野ではいくつかの手段が報告されている。中でも細胞毒性物質の非経口
投与用の処方の調製においてシクロデキストリン、例えばヒドロキシプロピルシ
クロデキストリンを使用すると潰瘍性病変を引き起こすことが知られている。例
えば、Supergen Inc.の名で賦与された米国特許第5804568
号を参照されたい。
、当該分野ではいくつかの手段が報告されている。中でも細胞毒性物質の非経口
投与用の処方の調製においてシクロデキストリン、例えばヒドロキシプロピルシ
クロデキストリンを使用すると潰瘍性病変を引き起こすことが知られている。例
えば、Supergen Inc.の名で賦与された米国特許第5804568
号を参照されたい。
【0005】
シクロデキストリン誘導体、例えばスルホアルキルエーテルシクロデキストリ
ンは当該分野では不溶性または難溶性薬物の可溶化剤として知られている(例え
ばカンザス大学(University of Kansas)の名で賦与され
た米国特許第5134127号を参照されたい)。活性成分の注射時に局所的な
副作用が少ないという特徴を有することが報告されているヒトアルブミンを含有
するリン酸エストラムスチン塩の静脈内投与用処方もまた当該分野で公知である
(H.Schutzら、Krankenhausphrmazie,II、第3
号(1988))。
ンは当該分野では不溶性または難溶性薬物の可溶化剤として知られている(例え
ばカンザス大学(University of Kansas)の名で賦与され
た米国特許第5134127号を参照されたい)。活性成分の注射時に局所的な
副作用が少ないという特徴を有することが報告されているヒトアルブミンを含有
するリン酸エストラムスチン塩の静脈内投与用処方もまた当該分野で公知である
(H.Schutzら、Krankenhausphrmazie,II、第3
号(1988))。
【0006】
この点で、我々はスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアル
ブミンと一緒にリン酸エストラムスチン塩を含む非経口使用のための処方が、予
期せず、結果的にエストラムスチン投与に関連する副作用から最適な保護を達成
することを見出した。
ブミンと一緒にリン酸エストラムスチン塩を含む非経口使用のための処方が、予
期せず、結果的にエストラムスチン投与に関連する副作用から最適な保護を達成
することを見出した。
【0007】
従って、本発明の目的はスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒ
トアルブミンと混合したリン酸エストラムスチン塩を含む非経口使用のための処
方である。
トアルブミンと混合したリン酸エストラムスチン塩を含む非経口使用のための処
方である。
【0008】
本発明の目的処方は一度患者に静脈内投与すると、注射部位で潰瘍性病変も静
脈血栓症も引き起こさない。非常に興味深いことに、本発明のリン酸エストラム
スチン塩処方は注射部位での毒性なる用語で表現される予期しない薬理学的特性
が賦与され、単一の保護賦形剤、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンま
たは、別にヒトアルブミンを含有する処方に関して顕著な改善がもたらされる。
脈血栓症も引き起こさない。非常に興味深いことに、本発明のリン酸エストラム
スチン塩処方は注射部位での毒性なる用語で表現される予期しない薬理学的特性
が賦与され、単一の保護賦形剤、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンま
たは、別にヒトアルブミンを含有する処方に関して顕著な改善がもたらされる。
【0009】
本発明では、特記しない場合、活性成分としてリン酸エストラムスチン塩を含
む処方なる用語に関して、酸の形態かまたは非経口投与用に医薬上許容される塩
、例えば塩基性アミノ酸との、または別にメグルミンとも称するN−メチルグル
カミンとの塩のいずれかの形態のリン酸エストラムスチン塩を含むいずれかの処
方を意図する。好ましくはリン酸エストラムスチン塩はそのメグルミン塩の形態
である。スルホアルキルエーテルシクロデキストリンなる用語に関しては、前記
の型のいずれかのシクロデキストリンを意味し、ここでアルキルとは直鎖状また
は分岐鎖状のC1−C6アルキル基例えばメチル、エチル、ノーマルプロピル、
イソプロピル、ノーマルブチル、イソブチル、セカンダリーブチル、ターシャリ
ーブチル、ノーマルペンチル、ノーマルヘキシル等を意味する。好ましくは本発
明の処方はスルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合したリン酸エス
トラムスチン塩を含む。
む処方なる用語に関して、酸の形態かまたは非経口投与用に医薬上許容される塩
、例えば塩基性アミノ酸との、または別にメグルミンとも称するN−メチルグル
カミンとの塩のいずれかの形態のリン酸エストラムスチン塩を含むいずれかの処
方を意図する。好ましくはリン酸エストラムスチン塩はそのメグルミン塩の形態
である。スルホアルキルエーテルシクロデキストリンなる用語に関しては、前記
の型のいずれかのシクロデキストリンを意味し、ここでアルキルとは直鎖状また
は分岐鎖状のC1−C6アルキル基例えばメチル、エチル、ノーマルプロピル、
イソプロピル、ノーマルブチル、イソブチル、セカンダリーブチル、ターシャリ
ーブチル、ノーマルペンチル、ノーマルヘキシル等を意味する。好ましくは本発
明の処方はスルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合したリン酸エス
トラムスチン塩を含む。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によれば、リン酸エストラムスチン塩およびスルホ
アルキルエーテルシクロデキストリンの重量比は各々約1:0.5から約1:5
からなる。しかしながら、活性成分に関してより高量のスルホアルキルエーテル
シクロデキストリンが、なお有効であり、従って本発明の範囲内に包含される。
アルキルエーテルシクロデキストリンの重量比は各々約1:0.5から約1:5
からなる。しかしながら、活性成分に関してより高量のスルホアルキルエーテル
シクロデキストリンが、なお有効であり、従って本発明の範囲内に包含される。
【0011】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、前記の処方は静脈内使用するために
用いられるのに有利である。このように、これらの本発明の処方を例えば約30
分から約3時間をかけるゆっくりした注射、またはIV(静脈内)プッシュとも
称されるボーラス注射のいずれかで患者に投与することができる。
用いられるのに有利である。このように、これらの本発明の処方を例えば約30
分から約3時間をかけるゆっくりした注射、またはIV(静脈内)プッシュとも
称されるボーラス注射のいずれかで患者に投与することができる。
【0012】
本発明の別の好ましい実施形態では;
(i)リン酸エストラムスチン塩は凍結乾燥形態であり、非経口的に許容され
る担体または希釈剤はスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトア
ルブミンを含有する非経口的に使用するための生理学的溶液であるか;または (ii)リン酸エストラムスチン塩およびスルホアルキルエーテルシクロデキ
ストリンは凍結乾燥形態であり、非経口的に許容される担体または希釈剤はヒト
アルブミンを含有する非経口的に使用するための生理学的溶液である; のいずれかである。
る担体または希釈剤はスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトア
ルブミンを含有する非経口的に使用するための生理学的溶液であるか;または (ii)リン酸エストラムスチン塩およびスルホアルキルエーテルシクロデキ
ストリンは凍結乾燥形態であり、非経口的に許容される担体または希釈剤はヒト
アルブミンを含有する非経口的に使用するための生理学的溶液である; のいずれかである。
【0013】
本発明はまた凍結乾燥形態のリン酸エストラムスチン塩およびヒトアルブミン
を含有する非経口的に使用するための生理学的溶液を含む製品を提供する。
を含有する非経口的に使用するための生理学的溶液を含む製品を提供する。
【0014】
本発明の処方はまた、高用量の活性成分が必要なときでさえ、リン酸エストラ
ムスチン塩を静脈内に分配するための非常に有利な方法を提供する。従って本発
明の別の目的は、活性成分の1回注入用量が1300mgを超える場合の、スル
ホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合したリン酸
エストラムスチン塩を含む非経口的使用のための処方である。本発明の別の好ま
しい実施形態によれば、活性成分の1回注入用量が950mg/m2を超える場
合の、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合
したリン酸エストラムスチン塩を含む非経口的使用のための処方がさらに提供さ
れる。
ムスチン塩を静脈内に分配するための非常に有利な方法を提供する。従って本発
明の別の目的は、活性成分の1回注入用量が1300mgを超える場合の、スル
ホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合したリン酸
エストラムスチン塩を含む非経口的使用のための処方である。本発明の別の好ま
しい実施形態によれば、活性成分の1回注入用量が950mg/m2を超える場
合の、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合
したリン酸エストラムスチン塩を含む非経口的使用のための処方がさらに提供さ
れる。
【0015】
本発明の目的処方により活性成分を単一の薬物として、または別に公知の抗癌
処置、例えば放射線治療または、細胞増殖抑制性または細胞毒性薬物、抗生物質
型薬物、アルキル化剤、抗代謝性薬物、ホルモン様薬物、例えばアロマターゼイ
ンヒビター、免疫学的薬物、インターフェロン型薬物、シクロオキシゲナーゼイ
ンヒビター(例えばCOX−2インヒビター)、メタロマトリックスプロテアー
ゼインヒビター、テロメラーゼインヒビター、チロシンキナーゼインヒビター、
抗成長因子レセプター剤、抗HER剤、抗EGFR剤、抗脈管形成剤、ファルネ
シルトランスフェラーゼインヒビター、ras−rafシグナルトランスダクシ
ョン経路インヒビター、細胞サイクルインヒビター、その他のcdkインヒビタ
ー、チューブリン結合剤、トポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼ
IIインヒビター等を組み合わせた化学療法投与計画と組み合わせて投与するこ
とが可能になる。
処置、例えば放射線治療または、細胞増殖抑制性または細胞毒性薬物、抗生物質
型薬物、アルキル化剤、抗代謝性薬物、ホルモン様薬物、例えばアロマターゼイ
ンヒビター、免疫学的薬物、インターフェロン型薬物、シクロオキシゲナーゼイ
ンヒビター(例えばCOX−2インヒビター)、メタロマトリックスプロテアー
ゼインヒビター、テロメラーゼインヒビター、チロシンキナーゼインヒビター、
抗成長因子レセプター剤、抗HER剤、抗EGFR剤、抗脈管形成剤、ファルネ
シルトランスフェラーゼインヒビター、ras−rafシグナルトランスダクシ
ョン経路インヒビター、細胞サイクルインヒビター、その他のcdkインヒビタ
ー、チューブリン結合剤、トポイソメラーゼIインヒビター、トポイソメラーゼ
IIインヒビター等を組み合わせた化学療法投与計画と組み合わせて投与するこ
とが可能になる。
【0016】
例えば前記の処方を1つまたはそれ以上の化学療法剤と組み合わせて、場合に
よってはリポソーム処方内で投与することができる。化学療法剤の例としては、
例えばタクサン、タクサン誘導体、CPT−11、カンプトテシンおよびその誘
導体、アントラサイクリングリコシド、例えばデクソルビシン、イダルビシンま
たはエピルビシン、エトポシド、ナベルビン、ビンブラスチン、カルボプラチン
、シスプラチン等があり、場合によってはリポソーム処方でよい。
よってはリポソーム処方内で投与することができる。化学療法剤の例としては、
例えばタクサン、タクサン誘導体、CPT−11、カンプトテシンおよびその誘
導体、アントラサイクリングリコシド、例えばデクソルビシン、イダルビシンま
たはエピルビシン、エトポシド、ナベルビン、ビンブラスチン、カルボプラチン
、シスプラチン等があり、場合によってはリポソーム処方でよい。
【0017】
加えて、前記の処方をタンパク質キナーゼインヒビター、例えばSugenに
より国際特許出願WO96/40116およびWO99/61422(参照によ
り本明細書の一部とする)に開示されるインドリノン誘導体と組み合わせて投与
することもできる。この点で、本発明の目的処方を、好ましくは各々Sugen
SU6668およびSU5416としてよく知られている3−[4−(2−カ
ルボキシエチル−3,5−ジメチルピロール−2−イル)メチルイデニル]−2
−インドリノンおよび3[(2,4−ジメチルピロール−5−イル)メチルイデ
ニル]−2−インドリノンと組み合わせて投与することができる。組み合わせ処
方が不適当である場合、本発明の処方を公知の抗癌剤と連続して投与することが
できる。
より国際特許出願WO96/40116およびWO99/61422(参照によ
り本明細書の一部とする)に開示されるインドリノン誘導体と組み合わせて投与
することもできる。この点で、本発明の目的処方を、好ましくは各々Sugen
SU6668およびSU5416としてよく知られている3−[4−(2−カ
ルボキシエチル−3,5−ジメチルピロール−2−イル)メチルイデニル]−2
−インドリノンおよび3[(2,4−ジメチルピロール−5−イル)メチルイデ
ニル]−2−インドリノンと組み合わせて投与することができる。組み合わせ処
方が不適当である場合、本発明の処方を公知の抗癌剤と連続して投与することが
できる。
【0018】
従って、本発明の別の目的はスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよ
びヒトアルブミンおよび1つまたはそれ以上の化学療法剤と混合した、抗癌治療
の同時、分離または連続使用のための組み合わせ製剤としての、リン酸エストラ
ムスチン塩の非経口使用のための処方を含有する製品である。
びヒトアルブミンおよび1つまたはそれ以上の化学療法剤と混合した、抗癌治療
の同時、分離または連続使用のための組み合わせ製剤としての、リン酸エストラ
ムスチン塩の非経口使用のための処方を含有する製品である。
【0019】
毒性
本発明によるリン酸エストラムスチン塩の処方と比較した、ラットに反復静脈
内投与した後のリン酸エストラムスチン塩の局所刺激の影響を調べるために、活
性成分を異なるベヒクル、例えば注射用水溶液およびさらにスルホブチルエーテ
ルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブミンを含有する注射用水溶液に溶解
した。加えてスルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンのみ、または別にヒ
トアルブミンのみ、と混合したリン酸エストラムスチン塩の処方を比較に用いた
。
内投与した後のリン酸エストラムスチン塩の局所刺激の影響を調べるために、活
性成分を異なるベヒクル、例えば注射用水溶液およびさらにスルホブチルエーテ
ルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブミンを含有する注射用水溶液に溶解
した。加えてスルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンのみ、または別にヒ
トアルブミンのみ、と混合したリン酸エストラムスチン塩の処方を比較に用いた
。
【0020】
とりわけ、活性物質リン酸エストラムスチン塩(本明細書ではEMPと称する
)および賦形剤スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブ
ミン(本明細書では各々SBECDおよびHAと称する)のいずれかが重量比な
る用語で表されている以下の注射溶液用水を調製し、試験した: (a)陰性対照: 注射用水; (b)陽性対照: EMP; (c)比較: EMP:SBECD=1:1; (d)比較: EMP:HA=1:0.21; (e)被験溶液: EMP:SBECD:HA=1:1:0.21;
)および賦形剤スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブ
ミン(本明細書では各々SBECDおよびHAと称する)のいずれかが重量比な
る用語で表されている以下の注射溶液用水を調製し、試験した: (a)陰性対照: 注射用水; (b)陽性対照: EMP; (c)比較: EMP:SBECD=1:1; (d)比較: EMP:HA=1:0.21; (e)被験溶液: EMP:SBECD:HA=1:1:0.21;
【0021】
ヒトにおける毒性変化を予測するものとして許容されるために、雄スプラーグ
・ダウレイラットを使用した。ラットは試験開始時に6週齢であった。リン酸エ
ストラムスチン塩をメグルミン塩の形態で、3日間の反復静脈内注射としてラッ
トの群に投与した。次いでラットを屠殺した:4日めに半数のラット、5日めに
半数のラット。全ての異なる被験溶液で、リン酸エストラムスチン塩の用量レベ
ルは150mg/kg/日であった。臨床観察を毎日記録した。静脈血栓症の副
作用の結果、処置期間中、尾の暗青色/黒色がかった着色に至った。尾着色およ
びその広がりに基づくスコアシステムを用いて異なる被験処方を評価した。スコ
アシステムではリン酸エストラムスチン塩水溶液(b)を陽性対照として考えた
(すなわち顕著な毒性)。注射用水(a)を陰性対照として対照群に投与した(
すなわち毒性徴候なし)。本発明の組成物で処置されたラットの尾で組織学的評
価を実施した。水溶液中のリン酸エストラムスチン塩(b)により、用いた用量
で最初の投与後に注射部位で局所的な刺激の影響が、実験の最後には顕著な毒性
徴候が誘起された。
・ダウレイラットを使用した。ラットは試験開始時に6週齢であった。リン酸エ
ストラムスチン塩をメグルミン塩の形態で、3日間の反復静脈内注射としてラッ
トの群に投与した。次いでラットを屠殺した:4日めに半数のラット、5日めに
半数のラット。全ての異なる被験溶液で、リン酸エストラムスチン塩の用量レベ
ルは150mg/kg/日であった。臨床観察を毎日記録した。静脈血栓症の副
作用の結果、処置期間中、尾の暗青色/黒色がかった着色に至った。尾着色およ
びその広がりに基づくスコアシステムを用いて異なる被験処方を評価した。スコ
アシステムではリン酸エストラムスチン塩水溶液(b)を陽性対照として考えた
(すなわち顕著な毒性)。注射用水(a)を陰性対照として対照群に投与した(
すなわち毒性徴候なし)。本発明の組成物で処置されたラットの尾で組織学的評
価を実施した。水溶液中のリン酸エストラムスチン塩(b)により、用いた用量
で最初の投与後に注射部位で局所的な刺激の影響が、実験の最後には顕著な毒性
徴候が誘起された。
【0022】
同様にまた、(c)および(d)、SBECDまたはHAを単独の賦形剤とし
て含有するEMP溶液を比較するために、注射部位での毒性徴候を観察した。対
照的に、スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブミンを
含有する本発明の処方(e)では毒性は観察されなかった。さらに処方(e)で
処置されたラットの尾の組織学的評価では対照群の尾と比較してなんら損傷は認
められなかった。加えて、本発明によれば、各単一の賦形剤が活性成分に関して
同量で存在する(c)および(d)の処方に比較して本発明の処方(e)を考慮
にいれることにより、SBECDおよびHA賦形剤の双方を組み合わせることに
よる相乗的保護効果を明らかに明示できる。
て含有するEMP溶液を比較するために、注射部位での毒性徴候を観察した。対
照的に、スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブミンを
含有する本発明の処方(e)では毒性は観察されなかった。さらに処方(e)で
処置されたラットの尾の組織学的評価では対照群の尾と比較してなんら損傷は認
められなかった。加えて、本発明によれば、各単一の賦形剤が活性成分に関して
同量で存在する(c)および(d)の処方に比較して本発明の処方(e)を考慮
にいれることにより、SBECDおよびHA賦形剤の双方を組み合わせることに
よる相乗的保護効果を明らかに明示できる。
【0023】
従って、本発明によるスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒト
アルブミンを含有する水溶液中のリン酸エストラムスチン塩はリン酸エストラム
スチン塩そのものの水溶液と比較した場合、局所的な刺激の影響を顕著に低減し
たと結論づけた。さらに驚くべきことに、スルホアルキルエーテルシクロデキス
トリン単独またはヒトアルブミン単独を含有するリン酸エストラムスチン塩の類
似の溶液と比較した場合でも、本発明の処方は局所刺激の影響が低減された。
アルブミンを含有する水溶液中のリン酸エストラムスチン塩はリン酸エストラム
スチン塩そのものの水溶液と比較した場合、局所的な刺激の影響を顕著に低減し
たと結論づけた。さらに驚くべきことに、スルホアルキルエーテルシクロデキス
トリン単独またはヒトアルブミン単独を含有するリン酸エストラムスチン塩の類
似の溶液と比較した場合でも、本発明の処方は局所刺激の影響が低減された。
【0024】
本発明によるリン酸エストラムスチン塩の処方のとりわけ好ましい投与スケジ
ュールは最高用量4000mgまたは3500mg/m2までの1週間に1回の
単回注入である。別の好ましいスケジュールは2から4週毎に1回の単回薬物注
入投与である。
ュールは最高用量4000mgまたは3500mg/m2までの1週間に1回の
単回注入である。別の好ましいスケジュールは2から4週毎に1回の単回薬物注
入投与である。
【0025】
前者のスケジュールは、別の治療との併用を考えると、後者のスケジュールよ
りも好ましい。これらのスケジュールは連続でまたは反復様式で繰り返すことが
できる。
りも好ましい。これらのスケジュールは連続でまたは反復様式で繰り返すことが
できる。
【0026】
本発明の処方は抗腫瘍治療、とりわけ前立腺癌、乳癌、黒色腫、肺癌、膵臓癌
、結腸直腸癌、卵巣癌および脳の癌に有用である。
、結腸直腸癌、卵巣癌および脳の癌に有用である。
【0027】
本発明の目的処方を非経口使用のための医薬用形態の調製に適用される慣用的
な技術に従って調製できる。典型的には、乾燥粉末または凍結乾燥形態のいずれ
かの適量のリン酸エストラムスチン塩を非経口使用のために医薬上許容される溶
液に溶解し、次いで適量のスルホアルキルエーテルシクロデキストリン、例えば
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合する。次いで前記の溶液を
、適量の乾燥粉末としてのヒトアルブミンまたは市販により入手できる溶液とし
てのヒトアルブミン、例えば場合によっては適当に希釈した25%、20%また
は5%のヒトアルブミンと混合する。実例を挙げると、適当な塩、例えばN−メ
チルグルカミン塩の形態の適量のリン酸エストラムスチン塩を、適量の滅菌水ま
たはデキストロース水溶液、例えば静脈内投与用水中5% デキストロースに溶
解し、次いで適量の粉末スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合す
る。次いで前記の混合物に適量のヒトアルブミン、例えば乾燥粉末を添加し、続
いて攪拌し、滅菌し、慣用される技術に従って凍結乾燥する。前記より、本発明
の各成分、例えばスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブ
ミンは各々別個に粉末として、または適当な溶液に、活性成分に対していずれか
のオーダーで混合でき、既に適当な溶液に溶解されているか、または乾燥粉末の
形態にできることは当業者に明らかである。同様に活性成分を前記に示すように
既に適切に組み合わせられた前記の成分と混合することによってもまた本発明の
処方を調製できる。次いで最終的に凍結乾燥した処方を準備し、注射用バイアル
に保存する;適量の滅菌水または非経口使用のための生理学的溶液を添加するこ
とにより注射できる最終処方に調製できる。
な技術に従って調製できる。典型的には、乾燥粉末または凍結乾燥形態のいずれ
かの適量のリン酸エストラムスチン塩を非経口使用のために医薬上許容される溶
液に溶解し、次いで適量のスルホアルキルエーテルシクロデキストリン、例えば
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合する。次いで前記の溶液を
、適量の乾燥粉末としてのヒトアルブミンまたは市販により入手できる溶液とし
てのヒトアルブミン、例えば場合によっては適当に希釈した25%、20%また
は5%のヒトアルブミンと混合する。実例を挙げると、適当な塩、例えばN−メ
チルグルカミン塩の形態の適量のリン酸エストラムスチン塩を、適量の滅菌水ま
たはデキストロース水溶液、例えば静脈内投与用水中5% デキストロースに溶
解し、次いで適量の粉末スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合す
る。次いで前記の混合物に適量のヒトアルブミン、例えば乾燥粉末を添加し、続
いて攪拌し、滅菌し、慣用される技術に従って凍結乾燥する。前記より、本発明
の各成分、例えばスルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブ
ミンは各々別個に粉末として、または適当な溶液に、活性成分に対していずれか
のオーダーで混合でき、既に適当な溶液に溶解されているか、または乾燥粉末の
形態にできることは当業者に明らかである。同様に活性成分を前記に示すように
既に適切に組み合わせられた前記の成分と混合することによってもまた本発明の
処方を調製できる。次いで最終的に凍結乾燥した処方を準備し、注射用バイアル
に保存する;適量の滅菌水または非経口使用のための生理学的溶液を添加するこ
とにより注射できる最終処方に調製できる。
【0028】
前記の方法はまた成分間で望ましい重量比を維持しながら高用量のリン酸エス
トラムスチン塩を調製するのにも適している。注射できる処方の強度は溶液自体
における活性成分の濃度、もちろん最終処方を調製するために用いられるバイア
ルの充填容量に依存した。
トラムスチン塩を調製するのにも適している。注射できる処方の強度は溶液自体
における活性成分の濃度、もちろん最終処方を調製するために用いられるバイア
ルの充填容量に依存した。
【0029】
さらに、本発明の処方は非経口投与用に医薬上許容される賦形剤、例えば充填
剤、例えばラクトースまたはマンニトール、pH緩衝剤、抗酸化剤、保存剤、張
性調整剤等を含有してもよい。
剤、例えばラクトースまたはマンニトール、pH緩衝剤、抗酸化剤、保存剤、張
性調整剤等を含有してもよい。
【0030】
本明細書の以下の実施例は本発明をよりよく説明することを意図するものであ
り、なんら限定を示すものではない。
り、なんら限定を示すものではない。
【0031】
実施例1
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンと混合したリン酸エストラムス
チンN−メチルグルカミン塩の調製(重量比リン酸エストラムスチン塩:スルホ
ブチルエーテルβ−シクロデキストリン=1:1) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン312.5mg
を加え、完全に溶解するまで溶液を攪拌し続けた。次いで得られた溶液を水で最
終容量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン 31.25mg/mlにした(
各々、重量比1:1、モル比1:0.25)。前記するように溶液を調製し、濾
過により適当に滅菌し、ラットにおける局所静脈耐性を試験した。
チンN−メチルグルカミン塩の調製(重量比リン酸エストラムスチン塩:スルホ
ブチルエーテルβ−シクロデキストリン=1:1) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン312.5mg
を加え、完全に溶解するまで溶液を攪拌し続けた。次いで得られた溶液を水で最
終容量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン 31.25mg/mlにした(
各々、重量比1:1、モル比1:0.25)。前記するように溶液を調製し、濾
過により適当に滅菌し、ラットにおける局所静脈耐性を試験した。
【0032】
実施例2
また実施例1に記載の処方を活性成分300mg/バイアルを含有する市販に
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。31.25mg/ml スルホブチルエーテルβ−シクロデキスト
リン溶液10mlを用いて処方を復元し、リン酸エストラムスチン塩 30mg
/ml、シクロデキストリン 31.25mg/mlの最終濃度を得た(各々、
重量比1:1、モル比1:0.25)。
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。31.25mg/ml スルホブチルエーテルβ−シクロデキスト
リン溶液10mlを用いて処方を復元し、リン酸エストラムスチン塩 30mg
/ml、シクロデキストリン 31.25mg/mlの最終濃度を得た(各々、
重量比1:1、モル比1:0.25)。
【0033】
実施例3
ヒトアルブミンと混合したリン酸エストラムスチンN−メチルグルカミン塩の
調製(重量比リン酸エストラムスチン塩:ヒトアルブミン=1:0.21) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。溶液を攪拌し続けながら市販により入手可能な25%濃度のヒ
トアルブミン溶液0.250mlを添加した。次いで得られた溶液を水で最終容
量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、ヒト
アルブミン 6.25mg/mlにした(各々、重量比1:0.21)。前記す
るように溶液を調製し、濾過により適当に滅菌し、ラットにおける局所静脈耐性
を試験した。
調製(重量比リン酸エストラムスチン塩:ヒトアルブミン=1:0.21) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。溶液を攪拌し続けながら市販により入手可能な25%濃度のヒ
トアルブミン溶液0.250mlを添加した。次いで得られた溶液を水で最終容
量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、ヒト
アルブミン 6.25mg/mlにした(各々、重量比1:0.21)。前記す
るように溶液を調製し、濾過により適当に滅菌し、ラットにおける局所静脈耐性
を試験した。
【0034】
実施例4
また実施例3に記載の処方を活性成分300mg/バイアルを含有する市販に
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。6.25mg/ml ヒトアルブミン溶液10mlを用いて処方を
復元し、リン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、ヒトアルブミン 6.2
5mg/mlの最終濃度を得た(各々、重量比1:0.21)。適量のヒトアル
ブミンを乾燥粉末として水に溶解するか、または市販により入手できるヒトアル
ブミン溶液を適当に希釈することによりアルブミン溶液を調製できる。
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。6.25mg/ml ヒトアルブミン溶液10mlを用いて処方を
復元し、リン酸エストラムスチン塩 30mg/ml、ヒトアルブミン 6.2
5mg/mlの最終濃度を得た(各々、重量比1:0.21)。適量のヒトアル
ブミンを乾燥粉末として水に溶解するか、または市販により入手できるヒトアル
ブミン溶液を適当に希釈することによりアルブミン溶液を調製できる。
【0035】
実施例5
スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合し
たリン酸エストラムスチンN−メチルグルカミン塩の調製(各々の重量比リン酸
エストラムスチン塩:スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアル
ブミン=1:1:0.21) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン312.5mg
を加え、完全に溶解するまで溶液を攪拌し続けた。溶液を攪拌し続けながら市販
により入手可能な25%濃度のヒトアルブミン溶液0.250mlを添加した。
次いで得られた溶液を水で最終容量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラム
スチン塩 30mg/ml、スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン 3
1.25mg/mlおよびヒトアルブミン 6.25mg/mlにした。溶液の
成分間の重量比は以下のとおりである:各々リン酸エストラムスチン塩:スルホ
ブチルエーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアルブミン=1::1:0.21
。前記するように溶液を調製し、濾過により適当に滅菌し、ラットにおける局所
静脈耐性を試験した。
たリン酸エストラムスチンN−メチルグルカミン塩の調製(各々の重量比リン酸
エストラムスチン塩:スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアル
ブミン=1:1:0.21) リン酸エストラムスチン塩300mgをビーカー中で重量測定し、マグネチッ
クスターラーによる手段により水5ml中に分散した。次いで攪拌しながら活性
成分の水分散物にN−メチルグルカミン120.8mgを添加し、数分後透明な
溶液が得られた。スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン312.5mg
を加え、完全に溶解するまで溶液を攪拌し続けた。溶液を攪拌し続けながら市販
により入手可能な25%濃度のヒトアルブミン溶液0.250mlを添加した。
次いで得られた溶液を水で最終容量10mlにし、最終濃度をリン酸エストラム
スチン塩 30mg/ml、スルホブチルエーテルβ−シクロデキストリン 3
1.25mg/mlおよびヒトアルブミン 6.25mg/mlにした。溶液の
成分間の重量比は以下のとおりである:各々リン酸エストラムスチン塩:スルホ
ブチルエーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアルブミン=1::1:0.21
。前記するように溶液を調製し、濾過により適当に滅菌し、ラットにおける局所
静脈耐性を試験した。
【0036】
実施例6
また実施例4に記載の処方を活性成分300mg/バイアルを含有する市販に
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。31.25mg/ml スルホブチルエーテルβ−シクロデキスト
リンおよび6.25mg/ml ヒトアルブミンを含有する溶液10mlを用い
て処方を復元し、活性成分の最終濃度を 30mg/mlにした。溶液の成分間
の重量比は以下のとおりである:各々リン酸エストラムスチン塩:スルホブチル
エーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアルブミン=1:1:0.21。
より入手可能なEstracyt(登録商標)凍結乾燥処方を溶解することによ
り調製した。31.25mg/ml スルホブチルエーテルβ−シクロデキスト
リンおよび6.25mg/ml ヒトアルブミンを含有する溶液10mlを用い
て処方を復元し、活性成分の最終濃度を 30mg/mlにした。溶液の成分間
の重量比は以下のとおりである:各々リン酸エストラムスチン塩:スルホブチル
エーテルβ−シクロデキストリン:ヒトアルブミン=1:1:0.21。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 11/00 A61P 11/00
15/00 15/00
35/00 35/00
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C
A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM
,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,
GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K
E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS
,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,
MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R
U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM
,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,
YU,ZA,ZW
(72)発明者 マルテイーニ,アレツサンドロ
イタリー国、イ−20149・ミラン、ビア・
デシデリオ・ダ・セツテイニヤーノ、14
(72)発明者 ブツツイ,ジヨバンニ
イタリー国、イ−20131・ミラン、ビア・
エツフエ・ポツジ、14
Fターム(参考) 4C076 AA12 BB13 CC27 EE39 EE41
FF67
4C086 DA34 MA02 MA03 MA05 MA17
MA66 NA06 ZB26
Claims (24)
- 【請求項1】 非経口用に許容される担体または希釈剤、リン酸エストラム
スチン塩、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンを
含む医薬用処方。 - 【請求項2】 スルホアルキルエーテルシクロデキストリンに対するリン酸
エストラムスチン塩の重量比が約1:0.5から約1:5である請求項1に記載
の処方。 - 【請求項3】 単回注入投与形態で少なくとも1300mgのリン酸エスト
ラムスチン塩を含む請求項1または2に記載の処方。 - 【請求項4】 単回注入投与形態で少なくとも950mg/m2のリン酸エ
ストラムスチン塩を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の処方。 - 【請求項5】 スルホアルキルエーテルシクロデキストリンが直鎖状または
分岐鎖状C1−C6スルホアルキルエーテルシクロデキストリンである請求項1
から4のいずれか一項に記載の処方。 - 【請求項6】 スルホアルキルエーテルシクロデキストリンがスルホブチル
エーテルβ−シクロデキストリンである請求項5に記載の処方。 - 【請求項7】 静脈内使用のための請求項1から6のいずれか一項に記載の
処方。 - 【請求項8】 リン酸エストラムスチン塩が静脈内使用のために医薬上許容
される塩の形態である請求項1から7のいずれか一項に記載の処方。 - 【請求項9】 リン酸エストラムスチン塩がN−メチルグルカミン塩の形態
である請求項8に記載の処方。 - 【請求項10】 癌の処置に使用するための請求項1から9のいずれか一項
に記載の処方。 - 【請求項11】 癌が前立腺癌、乳癌、黒色腫、肺癌、膵臓癌、結腸直腸癌
、卵巣癌または脳の癌である請求項10に記載の処方。 - 【請求項12】 リン酸エストラムスチン塩がスルホアルキルエーテルシク
ロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合されている請求項1に記載の処方。 - 【請求項13】 (i)リン酸エストラムスチン塩が凍結乾燥形態であり、
非経口的に許容される担体または希釈剤がスルホアルキルエーテルシクロデキス
トリンおよびヒトアルブミンを含有する生理学的溶液である;かまたは (ii)リン酸エストラムスチン塩およびスルホアルキルエーテルシクロデキ
ストリンが凍結乾燥形態であり、非経口的に許容される担体または希釈剤がヒト
アルブミンを含有する生理学的溶液である; 請求項1に記載の処方。 - 【請求項14】 (i)非経口的に許容される担体または希釈剤、並びにス
ルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合されてい
るリン酸エストラムスチン塩を含む医薬用処方;および (ii)抗癌治療において同時、分離または連続使用するための組み合わせ製
剤としての1つまたはそれ以上の化学療法剤; を含む製品。 - 【請求項15】 スルホアルキルエーテルシクロデキストリンがスルホブチ
ルエーテルβ−シクロデキストリンである請求項14に記載の製品。 - 【請求項16】 化学療法剤がタクサン、タクサン誘導体、CPT−11、
カンプトテシンおよびその誘導体、ドクソルビシン、イダルビシン、エピルビシ
ン、エトポシド、ナベルビン、ビンブラスチン、カルボプラチン、シスプラチン
、Sugen SU6668並びにSugenSU5416から選択される請求
項14または15に記載の製品。 - 【請求項17】 静脈内使用のための請求項14に記載の製品。
- 【請求項18】 前立腺癌、乳癌、黒色腫、肺癌、膵臓癌、結腸直腸癌、卵
巣癌または脳の癌の処置に使用するための請求項14に記載の製品。 - 【請求項19】 リン酸エストラムスチン塩および医薬上許容されるその塩
の静脈内投与に関連する副作用を抑制または低減するのに使用するための請求項
7に記載される処方。 - 【請求項20】 副作用が注射部位の潰瘍性病変および静脈血栓症からなる
請求項19に記載の処方。 - 【請求項21】 凍結乾燥形態のリン酸エストラムスチン塩、並びにスルホ
アルキルエーテルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンを含有する非経口的
に使用するための生理学的溶液を含む製品。 - 【請求項22】 凍結乾燥形態のリン酸エストラムスチン塩およびスルホア
ルキルエーテルシクロデキストリン並びにヒトアルブミンを含有する非経口的に
使用するための生理学的溶液を含む製品。 - 【請求項23】 非経口投与用医薬品の製造におけるスルホアルキルエーテ
ルシクロデキストリンおよびヒトアルブミンと混合されたリン酸エストラムスチ
ン塩の使用。 - 【請求項24】 医薬品が静脈内投与用である請求項23に記載の使用。
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---|---|---|---|
GB9921954.5 | 1999-09-16 | ||
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PCT/EP2000/007679 WO2001019338A1 (en) | 1999-09-16 | 2000-08-03 | Formulations for parenteral use of estramustine phosphate with improved pharmacological properties |
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