JP2003508660A - 拡大可能な坑井管 - Google Patents

拡大可能な坑井管

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    • E21B43/106Couplings or joints therefor

Abstract

(57)【要約】 本発明は、坑井に挿入されるケーシングの部分に関する。このケーシング部は、摩擦および/または封止材料が配置され得る保護部を具備する。ある実施態様では、保護部は、ケーシングの長さに沿って軸方向に隔てられた第1および第2環状肩により提供される。摩擦および/または封止材料は、典型的には環状肩の間のケーシングの外表面に設けられる。そのケーシング部の各端に設けられた環状肩と、それらの肩に位置した連続するケーシング部を接続する手段を有するケーシング部も提供される。この実施態様のケーシング部は、ケーシング部の凹部材に摩擦および/または封止材料が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は装置と方法に関し、特に、しかしそれに限定されないが、ケーシング
、パイプライン、導管等の内径を拡大するための拡大装置および方法に関する。
本発明はケーシング、パイプライン、導管等のような管状部材にも関する。
【0002】 ボアホールは従来、井からの炭化水素の回収中に穴を掘られ、ボアホールは典
型的にはケーシングによりライニングされる。ケーシングはボアホール周りの地
層が崩れるのを防ぐために挿入される。加えて、ケーシングは、周りを取巻く地
層から不要な液体がボアホール内に流れ込むのを防ぎ、同様にボアホール内の液
体が周りを取巻く地層へ逃げるのを防ぐ。
【0003】 ボアホールは従来は、連続した手法により穴を掘られケーシングされていた。
すなわちボアホールのケーシングは、比較的大きな外径のケーシングにより、井
の頂上で始まる。次のより小さな直径のケーシングは上記ケーシングの内側を通
され、そのため、次のケーシングの外径は先行するケーシングの内径によって制
限される。そのためケーシングは、井の深さが増加するにつれて、連続するケー
シングの直径が減らされて縦つなぎされていた。この連続した直径の減少のため
、井の底付近では比較的小さな内径のケーシングとなり、それは回収され得る炭
化水素の量を制限した。加えて、井の頂上において比較的大きな直径のボアホー
ルは、大きなドリルビットが必要となるために、増加したコスト、より大きなケ
ーシングを扱うための重装備、および必要となる掘削液の量の増加を伴う。
【0004】 各々のケーシングは典型的には、ケーシングと周りを取巻く地層の間に形成さ
れる環をセメントで満たすことにより所定の場所でセメンティングされる。薄い
スラリーセメントがケーシング内に注入され、次にセメントの頂部でゴム栓をさ
れる。その後に、掘削液がセメント上でケーシングに注入され、セメントはケー
シングの底部から押し出され、前記環の中に押し込まれる。掘削液の注入は栓が
ケーシングの底部に到達したときに中止され、セメントが乾燥している間、典型
的には数時間の間、坑井は放置されなければならない。この作業はセメントを注
入し固める処理のために掘削時間の増加を必要とし、それは実質的に生産コスト
を増大させる。
【0005】 ケーシングのセメンティングおよびその直径の段階的な減少に関連した問題を
解決するため、ボアホールを取巻く地層にケーシングの外表面が接触するように
径方向に拡大され得る、より柔軟性があるケーシングを用いることが知られてい
る。この柔軟性があるケーシングは、典型的にはセラミックまたはスチールの円
錐体等である拡大装置をケーシング中を通すことにより、拡大時に塑性変形する
。拡大装置はパイプラインピグと同様の方法によってケーシングに沿って推進さ
れ、(例えば液圧を用いて)押されても良く、あるいは(ドリルパイプ、ロッド
、コイルドチュービング、ワイヤライン等を用いて)引かれても良い。
【0006】 加えて、ボアホールを取巻く地層または先に挿入されたケーシングに接する拡
大したケーシングのグリップが増加するように、拡大されていないケーシングの
外表面の選択された部分には、ゴム材料またはその他の高摩擦被覆がしばしば付
けられる。しかし、ケーシングが入れられる時に、特にもしボアホールが大きく
外れて、それにより望んだ目標をだめにしているならば、この外表面のゴム材料
は処理中にしばしば摩り減る。
【0007】 本発明の第1の態様によれば、坑井用の管状部材であって、前記管状部材はス
トリングへの管状部材の結合を促進するための結合手段を含み、前記結合手段は
管状部材の少なくとも1端に備えられた環状肩に配置され、前記管状部材は摩擦
および/または封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹部をさら
に含むことを特徴とする坑井用の管状部材が提供される。
【0008】 典型的には、管状部材はケーシング、パイプライン、導管等である。管状部材
はいかなる長さでも、パップジョイント(pup joint)を含んでいても良い。
【0009】 前記少なくとも1つの凹部は、好ましくは環状凹部である。
【0010】 前記少なくとも1つの凹部は、典型的には少なくとも1つの凹部の塑性変形を
促進するために弱められている。熱は、典型的には少なくとも1つの凹部を弱め
るために用いられる。
【0011】 前記少なくとも1つの凹部の内径は、典型的には凹部に隣接した管状部材の内
径に対して減らされている。前記少なくとも1つの凹部の内径は、典型的には管
状部材の壁厚の倍数により減らされている。前記少なくとも1つの凹部の内径は
、好ましくは、壁厚の0.5ないし5倍の量により減らされ、最も好ましくは、
壁厚の0.5ないし2倍の量により減らされている。これらの範囲外の値も用い
ることができる。
【0012】 好ましくは、前記結合手段は前記管状部材の各々の端に備えられた環状肩に配
置される。前記結合手段は、典型的にはネジ結合から成る。第1ネジ山が典型的
には管状部材の第1端の環状肩に備えられ、第2ネジ山が典型的には管状部材の
第2端の環状肩に備えられる。前記結合手段は、典型的には、一方の端のピン継
手と他方の端の筒形軸継手からなる。ゆえに、ケーシングストリング等は、連続
した管状部材をネジ結合することにより作られることができる。
【0013】 前記環状肩の内径は、典型的には、環状肩に隣接する管状部材の内径に対して
大きくされている。前記環状肩の内径は、典型的には、管状部材の壁厚の倍数に
より大きくされている。環状肩の内径は、好ましくは、壁厚の0.5ないし5倍
の量により大きくされており、最も好ましくは、壁厚の0.5ないし2倍の量に
より大きくされている。これらの範囲外の値でも用いることができる。
【0014】 前記管状部材は、好ましくは延性材料により製造される。ゆえに、管状部材は
塑性変形に耐えることができる。
【0015】 本発明の第2の態様によれば、拡大装置であって、第1環状肩および該第1環
状肩から間を隔てられた第2環状肩を具備する本体から成ることを特徴とする拡
大装置が提供される。
【0016】 前記拡大装置は、典型的にはケーシング、パイプライン、導管等の管状部材の
直径を拡大するために用いられる。
【0017】 前記第2環状肩の径方向の拡大は、好ましくは前記第1環状肩の径方向の拡大
よりも大きい。
【0018】 前記拡大装置は、好ましくは、管状部材を拡大するために用いられ、前記管状
部材はストリングへの管状部材の結合を促進する結合手段を含み、前記結合手段
は管状部材の少なくとも1つの端に備えられた環状肩に配置され、前記管状部材
は、摩擦および/または封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹
部をさらに含む。
【0019】 前記第2環状肩は、好ましくは、先行する管状部材の環状肩(互いにストリン
グに結合されるとき)および管状部材の少なくとも1つの凹部との間の距離と実
質的に等しい距離により、第1環状肩から間を隔てられている。好ましくは、前
記拡大装置の第1環状肩は、拡大装置の第2環状肩が管状部材の環状肩に入るの
と実質的に同時に、管状部材の少なくとも1つの凹部と接触する。管状部材の環
状肩を拡大させるのに必要な力は、管状部材の呼称内径部を拡大させるのに必要
とされる力より著しく小さい。ゆえに、拡大装置の第2環状肩が管状部材の環状
肩に入ったとき、管状部材の呼称内径部を拡大するのに必要な力は、管状部材の
環状肩を拡大させるためには必要とされず、この力の違いは少なくとも1つの凹
部の直径を拡大するのに必要な力の増大を促す。
【0020】 拡大装置は、典型的には、スチールから製造される。あるいは拡大装置は、セ
ラミック、またはスチールとセラミックの組み合わせから製造されても良い。拡
大装置は任意に柔軟性がある。
【0021】 拡大装置は任意に少なくとも1つの封止が備えられている。封止は、典型的に
は、少なくとも1つのO−リングから成る。
【0022】 拡大装置は典型的には液圧を用い、管状部材、パイプライン、導管等を通って
推進される。あるいは拡大装置は、従来型のピグまたはトラクターを用いて管状
部材等に沿ってピグされても良い。装置は(例えば、ストリングからの)重量を
用いて推進されても良く、または(ドリルパイプ、ロッド、コイルドチュービン
グ、ワイヤライン等を用いて)管状部材等を通って引かれても良い。
【0023】 本発明の第3の態様によれば、地下層においてボアホールをライニングする方
法であって、前記方法はボアホール内に管状部材を下降させるステップを含み、
前記管状部材はストリングへの管状部材の結合を促進する結合手段を含み、前記
結合手段は管状部材の少なくとも1つの端に備えられた環状肩に配置されており
、前記管状部材は摩擦および/または封止材料がその凹部内に配置される少なく
とも1つの凹部をさらに含み、管状部材および/または地下層の径方向の変形を
引き起こすために拡大装置を用いて管状部材に径方向の力を加えることを特徴と
する地下層においてボアホールをライニングする方法が提供される。
【0024】 前記拡大装置は、好ましくは第1環状肩および第1環状肩から間を隔てられた
第2環状肩を備えた本体から成る。
【0025】 前記方法は典型的には、管状部材から径方向の力を取り除くステップをさらに
含む。
【0026】 管状部材は、好ましくは延性材料から製造される。ゆえに、管状部材は塑性変
形に耐えることができる。
【0027】 少なくとも1つの凹部は好ましくは環状凹部である。
【0028】 少なくとも1つの凹部は、典型的には少なくとも1つの凹部の塑性変形を促進
するように弱められている。熱は、典型的には少なくとも1つの凹部を弱めるた
めに用いられる。
【0029】 摩擦および/または封止材料は、典型的には管状部材が拡大されていないとき
に、少なくも1つの凹部内に配置される。摩擦および/または封止材料は、典型
的には、少なくとも1つの凹部が拡大装置の第1環状肩により拡大されたときに
、管状部材の少なくとも1つの凹部に隣接する外表面に相当するようになる。摩
擦および/または封止材料は、典型的には、少なくとも1つの凹部が拡大装置の
第2環状肩により拡大されたときに、管状部材の外表面に相当するようになる。
【0030】 前記少なくとも1つの凹部の内径は、典型的には凹部に隣接した管状部材の内
径に対して減らされている。前記少なくとも1つの凹部の内径は、典型的には管
状部材の壁厚の倍数により減らされている。前記少なくとも1つの凹部の内径は
、好ましくは、壁厚の0.5ないし5倍の量により減らされ、最も好ましくは、
壁厚の0.5ないし2倍の量により減らされている。これらの範囲外の値も用い
ることができる。
【0031】 好ましくは、結合手段は管状部材の少なくとも1つの端に備えられた環状肩に
配置される。結合手段は、典型的にはネジ結合から成る。第1ネジ山は典型的に
は管状部材の第1端の環状肩に備えられ、第2ネジ山は典型的には管状部材の第
2端の環状肩に備えられる。結合手段は、典型的には一方の端のピン継手と他方
の端の筒形軸継手とから成る。ゆえに、管状部材ストリングは連続した管状部材
をネジ結合することにより作られることができる。
【0032】 環状肩の内径は、典型的には環状肩に隣接する管状部材の内径に対して大きく
なっている。環状肩の内径は、典型的には管状部材の壁厚の倍数により増加され
る。環状肩の内径は、好ましくは壁厚の0.5ないし5倍の量により大きくされ
、最も好ましくは壁厚の0.5ないし2倍の量により大きくされる。これらの範
囲外の値も用いることができる。
【0033】 管状部材は、好ましくは延性の材料により製造される。ゆえに、管状部材は塑
性変形に耐えることができる。
【0034】 拡大装置は、典型的には管状部材、パイプライン、導管等の直径を拡大するた
めに用いられる。
【0035】 第2環状肩の径方向の拡大は、好ましくは、第1環状肩の径方向の拡大より大
きい。
【0036】 拡大装置は、好ましくは、管状部材を拡大するために用いられ、管状部材はス
トリングへの環状部材の結合を促進する結合手段を含み、結合手段は管状部材の
少なくとも1つの端に備えられた環状肩に配置され、管状部材は摩擦および/ま
たは封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹部をさらに含む。
【0037】 第2環状肩は、好ましくは管状部材の環状肩と少なくとも1つの凹部の間の距
離と実質的に等しい距離により第1環状肩から間を隔てられている。好ましくは
、拡大装置の第1環状肩は、拡大装置の第2環状肩が管状部材の環状肩に入るの
と実質的に同時に、管状部材の少なくとも1つの凹部に接触する。管状部材の環
状肩を拡大するために必要な力は、管状部材の呼称内径部を拡大するために必要
な力よりも著しく小さい。ゆえに、拡大装置の第2環状肩が管状部材の環状肩に
入ったときは、管状部材の呼称内径部を拡大するために必要な力は、管状部材の
環状肩を拡大するためには必要なく、この力の違いは少なくとも1つの凹部の直
径を拡大するために必要な力の増加を促進する。
【0038】 拡大装置は、典型的にはスチールから製造される。あるいは拡大装置はセラミ
ック、またはスチールとセラミックとの組み合わせから製造されていても良い。
拡大装置は任意に柔軟性がある。
【0039】 拡大装置は任意に少なくとも1つの封止を備えている。封止は、典型的には、
少なくとも1つのO−リングから成る。
【0040】 拡大装置は、典型的には液圧を用いて管状部材、パイプライン、管等を通って
推進される。あるいは、装置は従来型のピグまたはトラクターを用いて、管状部
材等に沿ってピグされても良い。装置は(例えばストリングからの)重量を用い
て推進されても良いし、または(ドリルパイプ、ロッド、コイルドチュービング
、ワイヤライン等を用いて)管状部材等を通って引かれても良い。
【0041】 本発明の第4の態様によれば、坑井用の管状部材であって、前記管状部材は管
状部材の外表面に付けられた摩擦および/または封止材料を含み、前記摩擦およ
び/または封止材料は、前記管状部材が坑井内に通されたときに、摩擦および/
または封止材料が実質的に保護されるように保護部に配置されていることを特徴
とする坑井用の管状部材が提供される。
【0042】 典型的には、管状部材はケーシング、パイプライン、導管等である。管状部材
はいかなる長さでも、パップジョイント(pup joint)を含んでいても良い。
【0043】 前記保護部は、典型的には2つの肩の谷間から成る。前記谷間は、典型的には
管状部材と同じ内径である。前記肩は、典型的には管状部材の壁厚の倍数により
増加される内径を典型的に持つ。肩の内径は、好ましくは壁厚の0.5ないし5
倍の量により大きくされ、最も好ましくは壁厚の0.5ないし2倍の量により大
きくされる。これらの範囲外の値も用いることができる。肩は、典型的には環状
肩から成る。谷間は、典型的には環状の谷間から成る。
【0044】 また、前記保護部は、肩部に実質的に隣接して取付けられた円筒部から成り、
肩部の外径は、好ましくは前記円筒部の外径よりも大きい直径である。前記肩は
、好ましくは前記円筒部が管状部材が坑井内を通されるときに実質的に保護され
るように取付けられている。ゆえに、摩擦および/または封止材料は部材が坑井
内を通されたときに肩により実質的に保護される。前記円筒部は、典型的には管
状部材と同じ内径である。前記肩は、典型的には管状部材の壁厚の倍数により増
加される内径を持つ。肩の内径は、好ましくは壁厚の0.5ないし5倍の量によ
り大きくされ、最も好ましくは0.5ないし2倍の量により大きくされる。これ
らの範囲外の値も用いることができる。
【0045】 前記保護部は、代わりに管状部材の外径における凹部から成る。凹部は機械加
工により作られて良く、例えば、成型されていて良い。前記摩擦および/または
封止材料は、典型的には前記凹部内に配置される。これらの実施態様では、摩擦
および/または封止材料が凹部内に配置されているときに、管状部材の外径は部
材の全部分にわたって実質的に同じままである。
【0046】 典型的には、前記管状部材はストリングへの管状部材の結合を促進する結合手
段を含む。あるいは、何本かの管状部材は一緒に溶接されて良いし、あるいはそ
の他の従来型の方法により結合されて良い。
【0047】 前記結合手段は、典型的には管状部材の各端に配置されている。前記結合手段
は典型的にはネジ結合から成る。結合手段は、典型的には管状部材の一方の端で
ピン継手から成り、管状部材の他方の端で筒形軸継手から成る。ゆえに、ケーシ
ングストリング等は連続した管状部材をネジ結合することにより作られることが
できる。
【0048】 前記管状部材は、好ましくは、延性材料から製造される。ゆえに、管状部材は
塑性変形に耐えることができる。
【0049】 本発明の実施態様が単なる例として、図面を参照して詳述される。 図1ないし図3は一定比率の縮尺ではないことに注意すべきであり、特に図2
および図3の拡大装置の相対的な寸法は、図1および図3のケーシング部10の
相対的な寸法と一定比率の縮尺ではない。ここに示されたケーシング部10、1
00はいかなる長さでも、パップジョイント(pup joint)を含んでいても良い
こともさらに注意すべきである。
【0050】 ここで使われる「谷間」の語は、第1直径よりも一般的に大きい第2直径を有
する1つ以上の部分に隣接した第1直径を有するケーシング部のあらゆる部分で
あるとして理解されるべきである。ここで使われる「凹部」の語は、ケーシング
の呼称直径より小さく減じられた直径を持つケーシングの任意の部分であるとし
て理解されるべきである。
【0051】 図面を参照すると、図1は本発明の第1の態様によるケーシング部10を示す
。ケーシング部10は、好ましくは延性の材料から製造されており、ゆえに塑性
変形に耐えることができる。
【0052】 ケーシング部10は、ケーシング部10の第1端に結合手段12と、ケーシン
グ部10の第2端に結合手段14を設けられている。結合手段12、14は、典
型的には複数のケーシング部10を一緒に結合してストリング(不図示)を形成
することができるネジ結合である。ネジ結合12は典型的には、結合14が連続
するケーシング部10の結合12と繋げられるネジ結合14のそれと同じ仕様で
ある。連続した何本かのケーシング部を接続するために、例えば溶接など、いず
れかの従来の方法を用いても良いことに注意すべきである。
【0053】 拡大できるケーシングストリングは、典型的にはネジ結合された複数のケーシ
ング部から構成される。しかし、ケーシングが拡大したとき、ネジ結合は典型的
には変形し、そのため一般的には効果がより小さくなり、特にもしケーシングが
例えばその呼称直径の20%より大きく拡大されたなら、しばしば結合を失う結
果となる。
【0054】 しかし、ケーシング部10において、結合手段12、14は各々の環状肩16
、18に設けられている。肩16、18は、典型的にはケーシング部10の呼称
内径Cより大きい内径Eである。直径Eは、典型的には壁厚tの倍数y倍を加え
た呼称内径Cと等しく、すなわち、E=C+ytである。倍数yはいかなる値に
もすることができ、好ましくは0.5ないし5の間、最も好ましくは0.5ない
し2の間であるが、ただしこれらの範囲外の値も用いることができる。
【0055】 ゆえに、ケーシング部10が拡大したとき(以下、詳述するように)、肩16
、18の直径Eは、呼称内径Cのそれより実質的により小さな量で拡大されるこ
とが求められる。環状肩16、18の内径Eは拡大されることは求められなくと
も良いことに注意すべきである。例えば、増加された内径の環状肩にネジ結合が
設けられていない従来型の拡大可能なケーシングにおいては、例えば25%呼称
直径Cは拡大され、連続した何本かのケーシングの間で結合が失われる結果とな
る。しかし、ネジ結合12、14が各々の環状肩16、18に設けられていれば
、(もし、拡大しても)肩はより小さい量、例えば約10%拡大し、結合におけ
る拡大の有害な効果は著しく減少され、結合が失われる危険も減少される。
【0056】 従来のケーシング部の外表面は、時折、ゴム等の摩擦および/または封止材料
で被覆される。ゆえに、ケーシングが坑井内を通されて拡大したとき、摩擦およ
び/または封止材料はボアホールを取巻く地層に接触し、ケーシングと地層との
間の接触が強まると、ケーシングと地層との間の環に封止を任意に与える。
【0057】 しかし、何本かのケーシングが井に通されると、摩擦および/または封止材料
は、特に、大きくそれて、そのため望んだ目的をだめにしているボアホール内で
は、処理中にしばしば摩り減る。
【0058】 ケーシング部10は、軸方向長さAを有する少なくとも1つの凹部20が設
けられ、そこにはゴムコンパウンド22またはその他の摩擦および/または封止
を増加させる材料が配置されている。この実施形態の凹部20は環状凹部である
が、だだしこれは重要ではない。凹部20の内径Dは、典型的には壁厚tの倍数
x倍により減少され、すなわち、D=C−xtである。倍数xはいかなる値もと
ることができ、好ましくは0.5ないし5の間であり、最も好ましくは0.5な
いし2の間であるが、ただしこれらの範囲外の値も用いることができる。
【0059】 凹部20は、典型的には、例えば熱処理を用いて弱められる。拡大されたとき
は、凹部20はより強くなり、熱処理は凹部20がより簡単に拡大できるように
する。
【0060】 凹部20が拡大したとき、摩擦および/または封止材料20はケーシング部1
0の外表面10sに相当するようになり、ゆえに、坑井を取巻く地層に接触する
。しかし、摩擦および/または封止材料22はケーシング部10の拡大前は実質
的に凹部20内であるため、ケーシング部10が坑井を通されるとき、材料22
は実質的に保護され、ゆえに材料20が摩り減る可能性は実質的に減少する。
【0061】 特にこの実施態様では、摩擦および/または封止材料22は凹部20内に配置
され、典型的にはいくつかの適当な種類のゴムまたはその他の弾力性のある材料
から成る。例えば、ゴムはいくつかの適当な硬度とすることができる(たとえば
、40ないし90ジュロメータ以上)。この実施態様では、材料22は単に凹部
20に充填されているが、材料22は、以下に詳述する図6および図7に示すよ
うに、配置および/または形造られることができる。
【0062】 このように環状肩に結合が設けられているため、ネジ結合での結合が失われる
危険が減少されて径方向に拡大されることができるケーシング部が提供される。
加えて、凹部は摩擦および/または封止材料が、ケーシングが坑井内に通された
ときに摩り減ることを防ぐ。
【0063】 今、図2を参照すると、ケーシング部10を拡大するときに用いるための拡大
装置50が示される。拡大装置50は、その第1端またはその付近、典型的には
先頭端50lに第1環状肩52が設けられる。第1環状肩52の最も大きな直径
は、ケーシング部10の呼称直径Cとおおよそ同じか、僅かに小さくなるような
寸法となっている。
【0064】 第1環状肩52から間を隔てられているのは第2環状肩であり、典型的には拡
大装置50の第2端またはその付近、例えば尾端50tに設けられる。第2環状
肩54の直径は、典型的にはケーシング部10の最終的に拡大された直径となる
ような寸法とされている。
【0065】 拡大装置50は、典型的には、セラミック材料から製造される。あるいは、装
置50はスチール、またはスチールとセラミックの組み合わせにより成るもので
良い。装置50は任意に柔軟性があり、ケーシングストリング等(不図示)を通
って推進されたときに撓むことができ、それにより、ケーシング等の内径の変化
を切り抜けることができる。
【0066】 図3を参照すると、使用時のケーシング部10内の拡大装置50が示されてい
る。拡大装置50は、例えば矢印60の方向の液圧を用いて、ケーシングストリ
ングに沿って推進される。装置50は、例えばピグまたはトラクターを用いて矢
印60の方向にピグされていても良く、またはドリルパイプ、ロッド、コイルド
チュービング、ワイヤライン等を用いて矢印60の方向に引かれても良く、また
は液圧、またはストリングからの重量等を用いて押されても良い。
【0067】 装置50はケーシングストリングに沿って推進されると、ストリングの内径は
(および、それゆえに外径も)径方向に拡大される。ストリングの径方向の塑性
変形により、ケーシング部10の外表面10sがボアホール(不図示)を取巻く
地層に接触することになり、地層も典型的には径方向に変形する。ゆえにケーシ
ングストリングは外表面10sが地層に接触するところで拡大し、そしてケーシ
ングストリングはこの物理的接触のため、外表面10sと地層の間に作られた環
を満たすためにセメントを使う必要がなくて、所定位置に保持される。それゆえ
、セメンティング処理と関連した増加した生産コスト、およびセメンティング処
理を行うために費やされる時間は実質的に軽減される。
【0068】 ケーシング部10は、典型的には呼称内径Cの少なくとも10%の塑性変形に
耐えられる。これは、ケーシング部10が破裂するのを防ぐ一方で、ケーシング
部10が十分に拡大して地層に接触することができるようにする。
【0069】 ケーシング部10の直径を例えば20%拡大するのに必要な力は、相当なもの
である。特に、拡大装置50がケーシング部10に沿って推進されたとき、第1
環状肩52は、環状凹部20をケーシング部10の呼称直径Cのそれと実質的に
等しい直径に拡大するために使われる。加えて、第2環状肩54はケーシング部
10の呼称直径Cを拡大することが必要とされ、それにより外表面10sが周り
を取巻く地層に接触する。
【0070】 凹部20と呼称直径Cを同時に拡大するために必要とされる力は相当のもので
あることは明らかである。ゆえに、寸法A(第1および第2環状肩52、54の
間の長手方向距離)は寸法Bよりも僅かに大きくなるように都合よく設計されて
いる。寸法Bは、環状肩16の直径Eが呼称直径Cに減少し始める点62と、呼
称直径Cが環状凹部20の直径Dに減少し始める点64の間の長手方向距離であ
る。
【0071】 ケーシング部10の直径C、DおよびEの間の直径の減少または増加は、典型
的には、拡大処理を容易にするため角に丸みを付けられている。
【0072】 ケーシング部の点62と端66との間の距離は、連続するケーシング部10の
ネジ結合がもたらす重複部分を考慮に入れた寸法Fとして定義される。寸法Aは
、重複部分を考慮に入れると、寸法Bと2倍のFとの和と実質的に等しい。
【0073】 図4を参照すると、直径C、D、Eを拡大するために必要な力の変化を例示す
る距離dに対する力Fのグラフが示される。
【0074】 力Fはケーシング部10の呼称直径Cの部分を拡大するために必要な呼称力
である。力Fはケーシング部10の直径Eの部分を拡大するために必要な減少
した力である。力Fはケーシング10の直径Eの部分を同時に拡大しつつ凹部
20を拡大するために必要な増加した力である(すなわちF+Fである)。
【0075】 拡大装置50はケーシングストリングに沿って推進されると、力Fはケーシ
ングストリングを拡大するため発生する。拡大装置50が、拡大装置50の第2
環状肩54がケーシング部10の環状肩16に入る点68(図3)に到達したと
き、環状肩16は比較的により小さい量で拡大されることを要求するため、力が
減る。これは、直径Eを有するケーシングストリングの部分(すなわち環状肩1
6、18)を拡大するために必要な力Fへの段階的な力の減少として図4に示
されている。
【0076】 拡大装置50は矢印60の方向に推進されつづけ、拡大装置50の第1環状肩
52は点64(図3)で凹部20と接触する。図4から判るように、環状肩16
および18が用いられない場合、呼称直径Cと凹部20を有するケーシング10
の部分を拡大するために必要とされるであろう全ての力Fは、呼称力Fおよ
び減少されたFの両方より実質的に大きい。しかし、ケーシング部10の環状
肩16、18の位置がもたらす減少された力Fへの力の減少と、拡大装置50
の第1および第2環状肩52、54が関連して間隔を空けられていることにより
、凹部20および環状肩16、18を拡大するために必要な力Fは、環状肩1
6、18がなくてケーシングを拡大するために必要な全ての力Fより実質的に
小さくなる。
【0077】 ゆえに、寸法Aが寸法Bと2倍のFの和に実質的に等しいか、わずかにより小
さいときは、第2環状肩54がケーシング部10の直径Eの部分に入ったときに
、第1環状肩52は凹部20と接触し、それにより凹部20と環状肩16、18
を拡大するのに必要なより大きな力を得ることができるようにする。
【0078】 凹部20の拡大は2段階処理であることに注意すべきである。最初に、第1環
状肩52は直径C(すなわち呼称直径)と実質的に等しくなるように直径Dを拡
大する。その後、第2環状肩54は直径Eと実質的に等しく(またはもし必要な
らより大きく)なるように直径Cを有するケーシングストリングの部分を拡大す
る。
【0079】 図5を参照すると、本発明の第4の態様によるケーシング部100が示される
。ケーシング部100は好ましくは延性の材料から製造され、ゆえに塑性変形に
耐えることができる。ケーシング部100はいかなる長さでも、パップジョイン
ト(pup joint)を含んでいて良い。
【0080】 ケーシング部100は、ケーシング部100の第1端に配置された結合手段1
12と、ケーシング部100の第2端に配置された結合手段114を備えている
。この技術分野で知られているように、結合手段112は典型的には筒形軸継手
から成り、結合手段114は典型的にはピン継手から成る。ピン継手と筒形軸継
手は、ストリング(不図示)を形成するために複数のケーシング100が一緒に
結合されることを可能とする。連続した何本かのケーシング部を結合するために
いずれかの従来型の手段、例えば溶接が用いられて良いことに注意すべきである
【0081】 ケーシング部100は、保護部118でケーシング部100の外表面100s
に付けられた摩擦および/または封止材料116を含む。保護部118は典型的
には2つの肩122、124の間に配置された谷間120から成る。ケーシング
部100は1つの肩122、124だけを設けられて良いことに注意すべきであ
り、肩122、124は使用時に坑井を摩擦および/または封止材料116より
垂直に低くするようにされており、坑井内にケーシング部100が通されるとき
に、材料116は肩122、124により保護される。言い換えれば、1つの肩
122、124は先行し、そのためケーシング部100が孔に通されるときに、
材料116を保護する。
【0082】 肩122、124は典型的にはケーシング部100の呼称内径Gよりも大きい
内径Hである。直径Hは典型的には、呼称内径Gと壁厚tの倍数z倍の和と等し
く、すなわち、H=G+ztである。倍数zはいかなる値でも良く、好ましくは
0.5ないし5の間、最も好ましくは0.5ないし2の間であるが、ただしこれ
らの範囲外の値も用いることができる。
【0083】 少なくとも1つの肩122、124は好ましくは、地上で適当な拡大装置(不
図示)でケーシング部100を拡大することによって、すなわちボアホール内へ
のケーシング部100の導入の前に形成される。摩擦および/または封止材料1
16は、肩122、124が形成された後に、外表面100sの保護部118に
付けられても良いが、ただし材料116は肩122、124の形成の前に外表面
100sに取付けられても良い。
【0084】 保護部118は代わりにケーシング部100の外径に機械加工された凹部(不
図示)から成っていても良い。この実施態様では、ケーシング部100が坑井内
に通されるときに実質的に保護されるように、摩擦および/または封止材料11
6は凹部内に配置されている。さらに、代わりの方法は、摩擦および/または封
止材料116を成型された部分(すなわち、つぶれた所)に配置するものであり
、そのためケーシング部100の保護部を形成する。これらの特定の実施態様は
ケーシング部100にいかなる肩も必要としない。
【0085】 保護部118は、例えばケーシング部100の残りと厳密に同軸ではなく平行
ではないいずれかの適当な形態をとることができることに注意すべきである。
【0086】 図5に示すように、摩擦および/または封止材料116は材料116の2つ以
上の帯から成っても良い。この例の材料116は2つの典型的にはゴムの環状帯
から成り、それぞれの帯は0.15インチ(約3.81mm)厚で、5インチ(
約127mm)長である。ゴムはいずれかの特定の硬さであることができ、例え
ば40ないし90ジュロメータの間とできるが、ただしその他のゴムまたは異な
る硬度の弾力性材料が用いられる。
【0087】 しかし、摩擦および/または封止材料116の形状はいずれかの適当な形を採
り得る。例えば、材料116は谷間118の部分に沿って伸びていて良い。材料
116は環状帯である必要はないことに注意すべきであり、すなわち材料116
はいずれかの適当な形状で配置されて良い。
【0088】 例えば、図6aないし図6cを参照すると、摩擦および/または封止材料11
6は、第1ゴムの2つの外部帯150、152から成り、各々の帯150と15
2は約1インチ(約25.4mm)幅である。第2ゴムの第3帯154が2つの
外部帯150、152の間に配置され、典型的には約3インチ(76.2mm)
幅である。2つの外部帯150、152の第1ゴムは典型的には約90ジュロメ
ータ硬度であり、第3帯154の第2ゴムは典型的には60ジュロメータ硬度で
ある。
【0089】 より硬いゴムから成る2つの外部帯150、152は、比較的高温の封止と第
3帯154の比較的より柔らかいゴムへの予備封止を提供する。第3帯154は
典型的にはより低温の封止を提供する。
【0090】 第3帯154の外表面154sは図6cに示すように形作られることができる
。外表面154sには、ケーシング部100が配置される第2導管(例えば、前
もって挿入されたライナーまたはケーシング等の部分、または坑井地層)の内表
面において第3帯154のグリップを増すためにリブが設けられている。
【0091】 さらに代わりの方法として、図7aおよび図7bに示すように、摩擦および/
または封止材料116はジグザクの形態とすることができる。この実施態様では
、摩擦および/または封止材料116はゴムの単一(環状)帯から成り、例えば
90ジュロメータ硬度であり、約2.5インチ(約28mm)幅で、約0.12
インチ(約3mm)厚さである。
【0092】 ジグザグ形状を設け、それにより材料116の使用時にグリップおよび/また
は封止の強度を増加させるため、ゴムの帯には幾つもの(例えば20個の)スロ
ット160が刻まれている。スロット160は典型的には約0.2インチ(約5
mm)幅で、約2インチ(約50mm)長である。スロット160は約20本に
円周上で間を隔てた配置に刻まれ、帯の1つの端に沿った各々の間は約18°で
ある。この処理はその後、帯のもう一方の側で、もう一つの20本のスロット1
60を刻むことにより繰り返され、もう一方の側のスロットは円周上で他方の側
のスロット160から9°の角度をなす。
【0093】 図5に示すケーシング部100は一般的に、長さ5ないし10フィートの範囲
であるパップジョイント(pup joint)として、参照されていることに注意すべ
きである。しかし、ケーシング部100の長さは30ないし45フィートとする
ことができ、ゆえに、ケーシング部100は通常のケーシングパイプ長とされる
【0094】 図5に示すケーシング部100の実施態様は、1段拡大装置(すなわち、1つ
の拡大する肩を設けた装置)、典型的には坑井により拡大できるという幾つかの
利点がある。ゆえに、ケーシング部100は、いずれかの従来の拡大装置によっ
て径方向に拡大されることができる。加えて、ケーシング部100はケーシング
部10(図1および3)よりも製造することが簡単であり、安価である。
【0095】 ケーシング部100は金属開孔パッカーとして使用されても良い。例えば、第
1ケーシング部100は拡張可能な導管のストリングに結合されることができ、
第1ケーシング100から長手方向に(すなわち軸方向に)間を隔てて、第2ケ
ーシング部100もストリングに結合されて良い。ゆえに、拡大可能な導管のス
トリングが拡大されたときに、第1および第2ケーシング部100の間の空間は
、摩擦および/または封止材料のために隔離される。
【0096】 ゆえに、ケーシング部間で結合が失われる危険が減少されて径方向に拡大され
ることができるケーシング部が提供される。加えて、いくつかの実施態様のケー
シング部は、摩擦および/または封止材料(例えばゴム)がその凹部内に入る少
なくとも1つの凹部を備えており、それにより、ケーシングストリングが坑井内
に通されたとき、材料が実質的に保護される。その後、摩擦および/または封止
材料は、一度ケーシングストリングが拡大すれば、ケーシング部の外表面に相当
するようになる。
【0097】 加えて、本発明の第1の態様により、ケーシング部に用いるのに特に適した拡
大装置が提供される。拡大装置のいくつかの実施態様における第1および第2環
状肩の間の間隔は、ケーシング部の環状肩と少なくとも1つの凹部の間の間隔と
一致するように選択される。
【0098】 加えて、摩擦および/または封止材料が配置された保護部が設けられた代替の
ケーシング部が供給される。保護部は、ケーシングがボアホール等に通されたと
きに、ケーシングの外表面に付けられた摩擦および/または封止材料を実質的に
保護する。
【0099】 改変および改良は、本発明の範囲から逸脱することなく、前述のものに対して
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の態様によるケーシングの部分の断面図である。
【図2】 本発明の第2の態様による拡大装置の正面図である。
【図3】 図1のケーシング部に取付けられた図2の拡大装置を図示する。
【図4】 図1および図3のケーシングの部分を拡大するために必要な力の
変化を例示する距離dに対する力Fのグラフである。
【図5】 本発明の第4の態様によるケーシングの部分の断面図である。
【図6】 図6aは図1および図5に示されるケーシングの部分の外表面に
付けられた摩擦および/または封止材料の第1の配置を示す正面図である。図6
bは図6aの摩擦および/または封止材料の端面図である。図6cは形作られた
外表面を示した図6aおよび図6bの材料の部分の拡大図である。
【図7】 図7aは図1および図5のケーシング部の外表面に付けられた摩
擦および/または封止材料の代わりの形態の拡大図である。図7bは図7aの材
料の端面図である。
【符号の説明】
10,100…ケーシング部、 12,14,112,114…結合手段、 16,18…環状肩、 20,120…凹部、 22,116…摩擦および/または封止材料、 50…拡大装置、 52…第1環状肩、 54…第2環状肩、 118…保護部、 122,124…肩。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坑井用の管状部材であって、前記管状部材は管状部材の外表面
    に付けられた摩擦および/または封止材料を含み、前記摩擦および/または封止
    材料は、前記管状部材が坑井内に通されたときに、摩擦および/または封止材料
    が実質的に保護されるように保護部に配置されていることを特徴とする坑井用の
    管状部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の管状部材であって、前記保護部は2つの肩の
    谷間から成ることを特徴とする管状部材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の管状部材であって、前記谷間は管状部材と同
    じ内径であることを特徴とする管状部材。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の管状部材であって、前記肩は
    管状部材の壁厚の倍数により増加される内径を持つことを特徴とする管状部材。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の管状部材であって、前記保護部は肩部に実質
    的に隣接して取付けられた円筒部から成り、前記肩部の外径は前記円筒部の外径
    よりも大きい直径であることを特徴とする管状部材。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の管状部材であって、前記肩は前記円筒部が管
    状部材が坑井内を通されるときに実質的に保護されるように取付けられているこ
    とを特徴とする管状部材。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の管状部材であって、前記円筒
    部は管状部材と同じ内径であることを特徴とする管状部材。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の管状部材であ
    って、前記肩は管状部材の壁厚の倍数により増加される内径を持つことを特徴と
    する管状部材。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の管状部材であって、前記保護部は管状部材の
    外径における凹部から成ることを特徴とする管状部材。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の管状部材であって、前記摩擦および/また
    は封止材料は前記凹部内に配置されることを特徴とする管状部材。
  11. 【請求項11】 先行するいずれか1項に記載の管状部材であって、前記管状
    部材はストリングへの管状部材の結合を促進する結合手段を含むことを特徴とす
    る管状部材。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の管状部材であって、前記結合手段は管状
    部材の各端に配置されていることを特徴とする管状部材。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の管状部材であって、前
    記結合手段はネジ結合から成ることを特徴とする管状部材。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13に記載の管状部材であって、前
    記結合手段は、管状部材の一方の端でピン継手から成り、管状部材の他方の端で
    筒形軸継手から成ることを特徴とする管状部材。
  15. 【請求項15】 坑井用の管状部材であって、前記管状部材はストリングへの
    管状部材の結合を促進するための結合手段を含み、前記結合手段は管状部材の少
    なくとも1端に備えられた環状肩に配置され、前記管状部材は摩擦および/また
    は封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹部をさらに含むことを
    特徴とする坑井用の管状部材。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の管状部材であって、前記少なくとも1つ
    の凹部は環状凹部であることを特徴とする管状部材。
  17. 【請求項17】 請求項15または請求項16に記載の管状部材であって、前
    記少なくとも1つの凹部は少なくとも1つの凹部の塑性および/または弾性変形
    を促進するために弱められていることを特徴とする管状部材。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の管状部
    材であって、前記少なくとも1つの凹部の内径は凹部に隣接した管状部材の内径
    に対して減らされていることを特徴とする管状部材。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の管状部材であって、前記少なくとも1つ
    の凹部の内径は、管状部材の壁厚の倍数により減らされていることを特徴とする
    管状部材。
  20. 【請求項20】 請求項15ないし請求項19のいずれか1項に記載の管状部
    材であって、前記結合手段は前記管状部材の各々の端に備えられた環状肩に配置
    されていることを特徴とする管状部材。
  21. 【請求項21】 先行するいずれか1項に記載の管状部材であって、前記結合
    手段は、管状部材の第1端の環状肩に備えられた第1ネジ山と、管状部材の第2
    端の環状肩に備えられた第2ネジ山から成ることを特徴とする坑井用の管状部材
  22. 【請求項22】 請求項20または請求項21に記載の管状部材であって、前
    記環状肩の内径は環状肩に隣接する管状部材の内径に対して大きくされているこ
    とを特徴とする管状部材。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の管状部材であって、前記環状肩の内径は
    管状部材の壁厚の倍数により大きくされていることを特徴とする管状部材。
  24. 【請求項24】 先行するいずれか1項に記載の管状部材であって、前記管状
    部材は延性材料により製造されていることを特徴とする管状部材。
  25. 【請求項25】 拡大装置であって、第1環状肩および該第1環状肩から間を
    隔てられた第2環状肩を具備する本体から成ることを特徴とする拡大装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の拡大装置であって、前記第2環状肩の径
    方向の拡大は前記第1環状肩の径方向の拡大よりも大きいことを特徴とする拡大
    装置。
  27. 【請求項27】 請求項25または請求項26に記載の拡大装置であって、前
    記拡大装置は管状部材を拡大するために用いられ、前記管状部材はストリングへ
    の管状部材の結合を促進する結合手段を含み、前記結合手段は管状部材の少なく
    とも1つの端に備えられた環状肩に配置され、前記管状部材は、摩擦および/ま
    たは封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹部をさらに含むこと
    を特徴とする拡大装置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の拡大装置であって、前記第2環状肩は、
    先行する管状部材の環状肩および管状部材の少なくとも1つの凹部との間の距離
    と実質的に等しい距離により、第1環状肩から間を隔てられていることを特徴と
    する拡大装置。
  29. 【請求項29】 請求項27または請求項28に記載の拡大装置であって、前
    記拡大装置の第1環状肩は、拡大装置の第2環状肩が管状部材の環状肩に入るの
    と実質的に同時に管状部材の少なくとも1つの凹部と接触することを特徴とする
    拡大装置。
  30. 【請求項30】 地下層においてボアホールをライニングする方法であって、
    前記方法はボアホールに管状部材を下降させるステップを含み、前記管状部材は
    ストリングへの管状部材の結合を促進する結合手段を含み、前記結合手段は管状
    部材の少なくとも1つの端に備えられた環状肩に配置されており、前記管状部材
    は摩擦/封止材料がその凹部内に配置される少なくとも1つの凹部をさらに含み
    、管状部材および/または地下層の径方向の変形を引き起こすために拡大装置を
    用いて管状部材に径方向の力を加えることを特徴とする地下層においてボアホー
    ルをライニングする方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法であって、前記拡大装置は第1環状
    肩および第1環状肩から間を隔てられた第2環状肩を備えた本体から成ることを
    特徴とする方法。
  32. 【請求項32】 請求項30または請求項31に記載の方法であって、前記方
    法は管状部材から径方向の力を取り除くステップをさらに含むことを特徴とする
    方法。
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