JP2003508071A - 改良されたフレーク製造量を伴うポップコーン・カーネルの製法 - Google Patents

改良されたフレーク製造量を伴うポップコーン・カーネルの製法

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JP2003508071A JP2001521172A JP2001521172A JP2003508071A JP 2003508071 A JP2003508071 A JP 2003508071A JP 2001521172 A JP2001521172 A JP 2001521172A JP 2001521172 A JP2001521172 A JP 2001521172A JP 2003508071 A JP2003508071 A JP 2003508071A
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シュイ,フェン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は酵素処理されたポップされていないポップコーン・カーネルの製法であって;(a)上記ポップコーン・カーネルを、上記ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくするために十分な時間期間にわたり、有効量の1以上の外皮壁分野酵素を含む水性溶液と接触させ;そして(b)上記酵素処理されたポップコーン・カーネルを回収する、ことを含む前記製法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の背景 本発明の分野 本発明は、ポップされたポップコーンの収率を改善するための、酵素処理され
たポップされていないポップコーン・カーネル(kernels)の製法に関す
る。
【0002】 関連技術の詳細 ポップコーンは、それを熱に当てたとき、大きなフレークを形成する能力、ポ
ッピング膨張(popping expansion)として知られる作用、の
点で他の種類のトウモロコシと異なる。ポップコーン・カーネルは、以下の3つ
の主な構造部位から構成される:果皮(pericarp)、胚(germ)、
及び胚乳(endosperm)である(Recve and Walker, 1969, Cereal Che mistry 46 : 227-241 ; Hoseney et al., 1983, Journal of Cereal Science 1
: 43-52)。果皮は、カーネルを取り囲む耐久性のある保護層として働き、そし
てポップコーンのポッピング・アクション(poping action)に直
接的に関与する。果皮は、厚い及び薄い果皮の両方から成る多様性に依存する多
くのしっかりと押し固められた層でできている。果皮のすぐ内側は、厚い壁を作
るアリューロン細胞の単層であり、それらは胚乳の外層である。胚乳は、以下の
2種類から成る:湿った半透明の胚乳及び少量の不透明な胚乳である。半透明の
胚乳は密に配列した多角形のでんぷん顆粒を含み、一方不透明な胚乳は多くの粒
間空間を有する大きく滑らかな球状顆粒を含む。半透明の胚乳の容積は、ポッピ
ング膨張に密接に関係しているようである。胚は、フレークの構造に作用するが
、しかしポッピングへの貢献は非常に小さい。
【0003】 今日使用されているポップコーンの大部分は、放任受粉した品種に取って代わ
ったハイブリッド・ポップコーンである。ハイブリッド・ポップコーンは、改善
された収穫量、優れた直立能力、より均一なカーネル型、及び優れたポッピング
膨張を有するとして特徴づけられる。ハイブリッド・コーンの最大ポッピング能
は、ただ単に完全な熟成に達してさえいれば達成されうる。ハイブリッドのポッ
プコーンは、白色、小型黄色、及び大型黄色を含む3つのカーネル型が商業ルー
トに流通しているが、しかし現在いくつかの黄色い中型カーネルが手に入る。白
色ポップコーンは、米粒の形をしたカーネルを特徴として有するが、一方黄色ポ
ップコーン・カーネルは、真珠の形である。
【0004】 Hoseney et al., 1983, supra, は、ポップコーン・ポッピング・メカニズム
を記載している。ポッピング膨張は、そのカーネルの果皮又は外皮壁(hull
nall)の中の軟でんぷん(soft starch)領域に蓄えられた少
量の水に起因する。加熱時に、その水は、果皮を破裂させるまで膨張する。ここ
で前記の水は、カーネルのフレークへの爆裂をもたらす、カーネルの膨張の推進
力を提供する蒸発をする。果皮又は外皮は、水分をカーネル内に保持し、過熱蒸
気に変えることを許す圧力容器として働く。最終的に外皮は内圧を持ちこたえる
ことができなくなり、そして外皮の壁が破裂する。その破裂は、350〜375
°F(約194.4〜約208.3℃)の範囲で起こる。これらの温度は、13
5〜185psi (約930.8〜約1275.6kPa )のカーネル内の飽和水蒸
気圧に対応する。
【0005】 カーネルがはじける時、果皮は、種皮とアリューロン細胞の間で分かれ、そこ
で果皮は自由に吹き飛ばされるが、裂けた箇所の不足以外の構造の変化を受けな
いように見える。ポッピングは、胚を化学的又は物理的に変えない。胚乳の外縁
と同様にアリューロン細胞も、構造の最少限の変化しか受けない。しかしながら
胚乳のより奥で、半透明な胚乳内のでんぷんは、ゼラチン化により大いに膨張し
、それに対して不透明な胚乳では大きな空間が生じたが、そのでんぷんは変化の
ないままであった。
【0006】 ポップコーン・カーネルのバッチの最大ポッピング収率は、たとえ、実際にそ
のパーセンテージが、はるかに低いものでありえたとしても、一般的に90%超
であると報告されている。最大ポッピング収率の減少は、13.5%が最大ポッ
ピング収率を達成するために最適であるところのカーネルの水分含量の不足に主
に起因する。水分の13.5%からの1%の低下は、ポッピングの性質を害する
ことがありえ、そして3%の低下は、ポップコーンをポップされていない状態に
させうることが知られている。しかしながら、再水和することによりカーネルを
、部分的に又は完全に若返らせることができる。
【0007】 ポップコーン・カーネルからのポップコーン・フレークの収率を改善すること
が本発明の目的である。
【0008】 本発明の概要 本発明は、酵素処理されたポップされていないポップコーン・カーネルの製法
であって:(a)上記カーネルを、上記カーネルの外皮壁を壊れやすくするため
に十分な時間期間にわたり、有効量の1以上の外皮壁を分解する酵素を含む水性
溶液と接触させ;そして(b)上記酵素処理ポップコーン・カーネルを回収する
、 ことを含む前記製法に関する。
【0009】 本発明は、本発明の方法により得られたポップコーン・カーネルにも関する。
【0010】 本発明の詳細な説明 本発明は、有効量の1以上の外皮壁分解酵素を含む水性溶液を用いて、カーネ
ルの外皮壁を十分に分解し、そしてその酵素処理されたカーネルを回収すること
により、酵素処理が一定重量のポップコーン・カーネルからのポップコーン・フ
レークの収率を増やすような、酵素処理されたポップコーン・カーネルの作製方
法に関する。
【0011】 本発明の方法において、ポップコーンは、あらゆる種類、例えば放任受粉品種
又はハイブリッド品種でありうる。ポップコーンは好ましくはハイブリッド・ポ
ップコーン、そしてより好ましくは白色、小型黄色、中型黄色、及び/又は大型
黄色ポップコーンである。土壌型、土壌肥沃度、種まき、雑草防除、害虫駆除、
病気予防、灌漑、収穫、順化、及び貯蔵に関してポップコーンの栽培は、本技術
分野で周知である。ポップコーン・カーネルは、穂の状態で、手又はコンバイン
により収穫される。ポップコーンは、常に熟成(すなわち水分35%)に達した
後に手で収穫されるか又は水分25%で穂の状態で収穫されることができる。コ
ンバインで収穫したカーネルは、約14%〜約18%の収穫時水分(field
moisture)を有すべきであり、それは、水分約16%〜約17%が最
適値である。水分18%超にて、カーネルは、ポッピング量が低下するところの
物理的な害を受けうる。水分14%未満では、カーネルは、特にコンバインによ
る収穫及びそれに関連した取扱い操作からの衝撃を受けやすく、そのことがポッ
ピング量をも低下させうる。
【0012】 本発明の方法において、酵素処理に先立ってカーネルは、約10〜約25%の
、より好ましくは約14〜約20%、さらにより好ましくは約14%〜約18の
、そして最も好ましくは約15%〜約17%の範囲の水分含量を有する。
【0013】 好適でない水分含量を有するカーネルは、上述の目的のために本技術で知られ
た加熱若しくは非加熱の強制通風システム又は自然換気を用いて、ある程度乾燥
されうる。その乾燥工程は、カーネルの潜在的なポッピング収率に悪影響を与え
ないものとする。
【0014】 より高品質のカーネルは、乾燥がカーネルの内の水分の再分配を許すためにス
テージ間の期間を調節する12〜24時間のいくつかのステージで行われる場合
に、見られうる。選びうるものの1つは、約17〜18%まで水分含量を減少さ
せるために温風乾燥機を使用し、次に自然風又は低温乾燥システムで調整過程を
終える、2ステージ取合わせの乾燥システムである。
【0015】 カーネルを過度に乾燥させた場合、それらは所望の水分含量まで水和されうる
が、しかしそれらの本来のポッピング量を回復しない。過度に乾燥したカーネル
を再調整するための本技術分野で知られるあらゆる方法が使用されうる。風の流
速及び必要とされる再水和の量に依存する十分な期間、所望の水分含量を達成す
るまで、70〜85%の相対湿度をカーネルに、通すことが好ましい。
【0016】 前記用語「有効量の1以上の外皮壁分解酵素」は、本明細書において、350
〜375°F(約194.4〜約208.3℃)の熱に当てたとき、一定重量の
ポップされていないポップコーン・カーネルからポップされたフレークの収率を
増すために、ポップコーン・カーネルの果皮成分を十分に壊れやすくするところ
の1以上の酵素の量として定義される。その有効量の1以上の外皮壁分解酵素は
、酵素及び外皮壁分解のために望ましい時間に依存する。多量の酵素は、おそら
くより短かい処理時間を必要とし、一方少量では長い時間を必要とする。
【0017】 本発明において、ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくしうる1以上
の酵素が使用されうる。ポップコーン・カーネルの果皮成分は、主にセルロース
に加えて、ペクチン質、リグニン、及びヒドロキシプロリンに富む糖タンパク質
から成る(Kiesselbach and Walker, 1952, American Journal of Botany 39 :
561-569 ; Hood et al., 1991, Plant Science 79 : 13-22)。前記1以上の酵
素は、ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくしうるところのあらゆる酵
素でありうる。これらの外皮壁成分を分解しうる酵素は、これだけに制限される
ことなく、ペクチン分解酵素、セルロースの分解酵素、ヘミセルロース分解酵素
、及び/又はタンパク質分解酵素を含む。
【0018】 本発明の方法において、ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくするた
めに適当な範囲のpH及び温度において好適な酵素活性を備える、あらゆる酵素が
使用されうる。
【0019】 好ましい態様において、その酵素は、約3〜約10の範囲に至適pHを有する。
より好ましい態様において、その酵素は、約4〜約9の範囲に至適pHを有する。
最も好ましい態様において、その酵素は約5〜約8の範囲に至適pHを有する。
【0020】 他の好ましい態様において、その酵素は、約5℃〜約100℃の範囲に至適温
度を有する。より好ましい態様において、その酵素は、約25℃〜約75℃の範
囲に至適温度を有する。最も好ましい態様において、その酵素は、約25℃〜約
50℃の範囲に至適温度を有する。
【0021】 好ましい態様において、1以上の外皮壁分解酵素は、ペクチン分解酵素、セル
ロース分解酵素、ヘミセルロース分解酵素及び/又はタンパク質分解酵素である
。より好ましい態様において、ペクチン分解酵素は、アラビナーゼ、ガラクタナ
ーゼ、ペクチン・エステラーゼ(例えばペクチン・メチルエステラーゼ及びペク
チン・アセチルエステラーゼ)、ペクチン酸リアーゼ、ペクチン・トランスエリ
ミナーゼ、ラムノガラクツロナン・アセチルエステラーゼ、又はラムノガラクツ
ロナーゼである。他のより好ましい態様において、セルロース分解酵素は、セル
ラーゼ又はセルビアーゼである。他のより好ましい態様において、ヘミセルロー
ス分解酵素は、ヘミセルラーゼ又はキシラナーゼである。他のより好ましい態様
において、タンパク質分解酵素は、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダー
ゼ又はエンドプロテアーゼである。
【0022】 本発明の方法において、ペクチン分解酵素、セルロース分解酵素、及び/又は
タンパク質分解酵素の取合わせ物を本発明の実施において使用することは好まし
い。
【0023】 前記酵素源は、ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくするためには決
定的ではない。したがって、その酵素を、あらゆる起源、例えば植物、微生物又
は動物から得ることができる。その酵素は好ましくは、例えば微生物起源、例え
ば細菌又は真菌、例えば糸状菌又は酵母から得られる。
【0024】 好ましい態様において、その酵素は、細菌起源から得られる。例えばその酵素
は、アセトバクター(Acetobacter)、アシネトバクター(Acin
etobacter)、アグロバクテリウム(Agrobacterium)、
アルカリゲネス(Alcaligenes)、アルスロバクータ(Arthro
bacter)、アゾトバクター(Azotobacter)、バチルス(Ba
cillus)、コマモナス(Comamonas)、クロストリジウム(Cl
ostridium)、グルコノバクター(Gluconobacter)、ハ
ロバクテリウム(Halobacterium)、マイコバクテリウム(Myc
obacterium)、リゾビウム(Rhizobium)、サルモネラ(S
almonella)、セラチア(Serratia)、ストレプトマイセス(
Streptomyces)、E.コリ(E.coli)、シュードモナス(P
seudomonas)、ウォリネラ(Wolinella)、又はメチロトロ
ーフ・バクテリウム(methylotrophic bacterium)菌
株から得られうる。
【0025】 より好ましい態様において、その酵素は、アセトバクター・アセチ(Acet
obacter aceti)、アルカリゲネシス・ファエカリス(Alcal
igenes faecalis)、アルスロバクター・オキシダンス(Art
hrobacter oxidans)、アゾトバクター・ビネランディイ(A
zotobacter vinelandii)、バルチス・アルカロフィルス
(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファ
シエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチル
ス・アニトラタム(Bacillus anitratum)、バチルス・ブレ
ビス(Bacillus brevis)、バチルス・サーキュランス(Bac
illus circulans)、バチルス・コアギュランス(Bacill
us coagulans)、バチルス・ラウテゥス(Bacillus la
utus)、バチルス・レンテゥス(Bacillus lentus)、バチ
ルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バ
チルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス
・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearorthermop
hilus)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)
、バチルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensi
s)、コマモナス・テストステロニ(Comamonas testoster
oni)、クロストリジウム・チロブチリカム(Clostridum tyr
obutyricum)、グルコノバクター・ジオキシアセチクス(Gluco
nobacter dioxyaceticus)、グルコノバクター・リケフ
ァシエンス(Gluconobacter liquefaciens)、グル
コノバクター・サブオキシダンス(Gluconobacter suboxy
dans)、ハロバクテリウム・クチルブラム(Halobacterium
cutirubrum)、マイコバクテリウム・コンボルタム(Mycobac
terium convolutum)、リゾビウム・メリオチ(Rhizob
ium melioti)、サルモネラ・チフィムリウム(Salmonell
a typhimurium)、セラチア・マーセッセンス(Serratia
marcescens)、ストレプトマイセス・リビダンス(Strepto
myces lividans)、ストレプトマイセス・ムリヌス(Strep
tomyces murinus)、シュードモナス・エルギノーサ(Pseu
domonas aeruginosa)、シュードモナス・フルオレッセンス
(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス・プチ
ダ(Pseudomonas putida)、又はウォリネラ・サクシノゲン
ス(Wolinella succinogens)菌株から得られる。
【0026】 他の好ましい態様において、その酵素は真菌起源から得られる。例えばその酵
素は、カンジダ(Candida)、クルイベロマイセス(Kluyverom
yces)、ピチア(Pichia)、サッカロマイセス(Saccharom
yces)、シゾサッカロマイセス(Schizosaccharomyces
)、若しくはヤロイア(Yarrowia)、菌株から;又は真菌菌株、例えば
アクレモニウム(Acremonium)、アスペルギルス(Aspergil
lus)、オーレオバシディウム(Aureobasidium)、クリソスポ
リウム(Chrysosporium)、クリプトコッカス(Cryptoco
ccus)、フィリバシディウム(Filibasidium)、フザリウム(
Fusarium)、フミコラ(Humicola)、マグナポルセ(Magn
aporthe)、モニリア(Monilia)、ムコール(Mucor)、ミ
セリオフソラ(Myceliophthora)、ネオラルリマスティクス(N
eocallimastix)、ニューロスフォラ(Neurospora)、
パエシロマイセス(Paecilomyces)、ペニシリウム(Penici
llium)、ファネロカエテ(Phanerochaete)、ピロマイセス
(Piromyces)、シゾフィルム(Schizophyllum)、スク
レロティウム(Sclerotium)、スポロトリクム(Sporotric
hum)、タラロマイセス(Talaromyces)、サーモアスカス(Th
ermoascus)、チエラビア(Thielavia)、トリポクラディウ
ム(Tolypocladium)、若しくはトリコデルマ(Trichode
rma)菌株から得られうる。
【0027】 他のより好ましい態様において、その酵素は、サッカロマイセス・カールスベ
ルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、
サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevis
iae)、サッカロマイセス・ジアスタティクス(Saccharomyces
diastaticus)、サッカロマイセス・ドゥグラシイ(Saccha
romyces douglasii)、サッカロマイセス・クルイベリ(Sa
ccharomyces kluyveri)、サッカロマイセス・ノーベンシ
ス(Saccharomyces norbensis)、又はサッカロマイセ
ス・オビフォルミス(Saccharomyces oviformis)菌株
から得られる。
【0028】 他のより好ましい態様において、その酵素は、アスペルギルス・アクレアテゥ
ス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルス・アワモ
リ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フォエチデ
ゥス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・ジャポ
ニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニ
デュランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・
ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼ(A
spergillus oryzae)、クリソスポリウム・リグノラム(Ch
rysosporium lignorum)、フザリウム・バクトリジオイデ
ス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリ
ス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クロークウェレンス
(Fusarium crookwellense)、フザリウム・カルモリウ
ム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(F
usarium graminearum)、フザリウム・グラミナム(Fus
arium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusari
um heterosporum)、フザリウム・ネグンジ(Fusarium
negundi)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxy
sporum)、フザリウム・レティクラタム(Fusarium retic
ulatum)、フザリウム・ロセウム(Fusarium roseum)、
フザリウム・サンブシナム(Fusarium sambucinum)、フザ
リウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザ
リウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウ
ム・トルロセウム(Fusarium toruloseum)、フザリウム・
トリコテシロイデス(Fusarium trichothecioides)
、フザリウム・ベネナタム(Fusarium venenatum)、フミコ
ラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコラ・ラヌギ
ノーサ(Humicola lanuginosa)、モニリア・サイトフィラ
(Monilia sitophila)、ムコール・ミエヘイ(Mucor
miehei)、ミセリオフソラ・サーモフィラ(Myceliophthor
a thermophila)、ニューロスフォラ・クラッサ(Neurosp
ora crassa)、ペニシリウム・パープロゲナム(Penicilli
um purpurogenum)、ファネロカエテ・クリスポラム(Phan
erochaete chrysporum)、ポリポルス・ピンシテゥス(P
olyporus pinsitus)、ポリポラム・ベルシコラー(Poly
porus versicolor)、スクレロティウム・ロルフシイ(Scl
erotium rolfsii)、スポロトリクム・サーモフィラム(Spo
rotrichum thermophilum)、トリコデルマ・シトリノビ
リデ(Trichoderma citrinoviride)、トリコデルマ
・ハマテゥム(Trichoderma hamatum)、トリコデルマ・ハ
ルジアナム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・
コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロ
ンギブラチアテゥム(Trichoderma longibrachiatu
m)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polyspo
rum)、トリコデルマ・レエセイ(Trichoderma reesei)
、トリコデルマ・サトゥルニスポルム(Trichoderma saturn
isporum)、又はトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma vi
ride)菌株から得られる。
【0029】 その酵素は、あらゆる好適な技術、そして特に本技術分野で知られる組換えD
NA技術の使用により当該生物から得られうる(Sambrook J. et al., 1989, Mo lecular Cloning , A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Press, Cold Spr
ing Harbor, NY, USA を参照のこと)。前記組換えDNA技術の使用は、培地内
での、その酵素の発現を許し、そして培地からその酵素を回収する条件下、適当
なプロモーターとターミネーターの間に挿入した着目の産物遺伝子から成る組換
えDNAベクターにより形質転換された宿主細胞の培養を一般的に含む。そのD
NA配列は、ゲノムDNA、cDNA若しくは合成起源又はそれらのあらゆる混
合物でありえ、そして本技術分野で知られる方法に従って単離又は合成されうる
。その酵素は、その天然起源、例えば植物若しくは生物又はそれらの関連部分か
ら得られることもできる。さらに、その酵素は、製造業者から得られうる。
【0030】 カーネルの酵素処理は、ポップコーン製造のいくつかのステップの間、例えば
耕地収穫、洗浄、予備乾燥、貯蔵、水和又は味つけの間、実施されうる。例えば
その酵素は、洗浄、水和又は味つけに使用される液体の中に導入されうる。ある
いは、酵素処理を達成するために新しいステップを工程の間に追加しうる。
【0031】 前記処理時間は、酵素及び酵素用量に依存する。酵素処理がポップコーンの処
理の中で慣例的に用いられる1以上のステップの一部として実施される場合、処
理時間を、カーネル処理の間、例えば耕地での収穫、洗浄、水和、貯蔵又は味つ
けの間に通常使用される時間になるべく合わせるべきである。したがって、酵素
用量は、処理の間に使用される時間に従って調節されうる。しかしながら、酵素
処理が処理の中の別個のステップである場合、用いられる酵素用量は、処理の達
成に所望される時間に依存する。
【0032】 酵素活性に関して、ポップコーン・カーネルの外皮壁を壊れやすくするための
指定の酵素の適当な用量は、当該酵素に依存する。当業者は、本技術分野で周知
の酵素アッセイに基づいて、好適な酵素単位用量を決定することができ、それは
着目の酵素活性に限定されたものである。例えばD. Schomburg and M. Salzmann
(editors), 1990, Enzyme Handbook, Springer-Verlag, New York ; Von Worth
ington, 1993, Worthington Enzyme Manual, Worthington Biochemical Corpora
tion, Freehold, New Jersey ; 及びHans Ulrich Bergmeyer (editor), 1974, M
ethods of Enzymatic Analysis, Verlag Chemie Weinheim, Academic Press, In
c. New Yorkを参照のこと。
【0033】 特定の酵素又は2以上の酵素の混合物の適当な用量は、0.3mlのさまざまな
用量の1以上の酵素を含む溶液を10gの10%〜25%の水分含量をもつポッ
プコーン・カーネルと、そのカーネルが容器容量の75%を占める25ml密封容
器中、室温で1〜7日間インキュベートすることにより決定されうる。24時間
未満のより短かい処理時間、例えば1時間以上を、使用することもできる。イン
キュベートに引き続いて、酵素を含まない対照に対する相対的な酵素処理カーネ
ルのポッピング能が、いずれかの本技術分野で知られる慣例技術、例えばマイク
ロ波、油中での加熱を用いて次に決定される。
【0034】 本発明の方法において、ポップコーン・カーネルは、1〜7日間、より好まし
くは1〜5日間、さらにより好ましくは1〜3日間、そして最も好ましくは1〜
2日間、好ましくは0.001〜1g、より好ましくは0.01〜1g、さらに
より好ましくは0.01〜0.5g、そして最も好ましくは0.01〜0.1g
の酵素/kgポップコーン、の酵素用量により処理される。
【0035】 本発明の方法において使用される酵素は、当該使用に好適な形態、例えば乾燥
粉末、凝集粉末若しくは顆粒、特に非発塵顆粒、液体、特に安定化された液体又
は保護酵素の形態でありうる。顆粒及び凝集粉末は、慣例の方法、例えば流動床
造粒機を用いて担体に酵素を噴霧することにより調製されうる。その担体は、好
適な粒子サイズを有する微粒子核で構成されうる。その担体は、可溶性又は不溶
性、例えば塩(例えばNaCl又は硫酸ナトリウム)、糖(例えばスクロース又
はラクトース)、糖アルコール(例えばソルビトール)、又はでんぷんでありう
る。前記酵素及び/又は付加的な酵素は、遅延放出剤形中に含まれうる。遅延放
出剤形の調製方法は、本技術分野で周知である。液体酵素製剤は、確立された方
法に従って、例えば栄養学的に許容されうる安定化剤、例えば糖、糖アルコール
若しくは他のポリオール、及び/又は乳酸若しくは他の有機酸を添加することに
より安定化されうる。
【0036】 本発明の方法に有用な市販の酵素は、これだけに制限されることなく、PEC
TINEX(商標)主にベクチナーゼ、ヘミセルラーゼ、及びセルラーゼを含む
、アスペルギルス・ニガー・ペクチナーゼ製剤、Novo Nordisk A/S, Bagsvaerd,
Denmarkから入手可能);CITROZYM(商標)(ペクチナーゼ、ヘミセル
ラーゼ、及びアラビナーゼを含む、アスペルギルス・ニガー酵素製剤、Novo Nor
disk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);OLIVEX(商標)(ペクチ
ナーゼ、ヘミセルラーゼ、及びセルラーゼを含む、アスペルギルス・アクレアテ
ゥス酵素製剤、Novo Nordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);PEE
LZYME(商標)(アスペルギルス・ニガー及びトリコデルマ・レエセイのベ
クチナーゼ、ヘミセルラーゼ、セルラーゼ、及びアラビナーゼの混合物、Novo N
ordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);ULTRAZYM(商標)(
ポリガラクツロナーゼ、ペクチン・トランスエリミナーゼ、ペクチン・エステラ
ーゼ、及びヘミセルラーゼを含む、アスペルギルス・ニガー酵素製剤、Novo Nor
disk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);CELLUBRIX(商標)(
アスペルギルス・ニガー及びトリコデルマ・レエセイのセルラーゼ及びセルビア
ーゼの混合物、Novo Nordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);FLA
VOURZYME(商標)(アスペルギルス・オリゼのエキソペプチダーゼ及び
エンドプロテアーゼの混合物、Novo Nordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手
可能);ALCALASE(商標)(バチルス・リケニホルミスのセリン型プロ
テアーゼ、Novo Nordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手可能);NEUTR
ASE(商標)(バチルス・アミロリケファシエンスのエンドプロテアーゼ、No
vo Nordisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkより入手可能);及びESPERASE(
商標)(バチルス・レンテゥスのエンドプロテアーゼ、Novo Nordisk A/S, Bags
vaerd, Denmarkから入手可能)を含む。
【0037】 酵素処理されたポップコーン・カーネルは、次に本分野で知られるいずれかの
方法を用いて回収される。その回収したカーネルを、本明細書に記載の又は本技
術分野で知られた方法を用いて乾燥する。本発明の方法において、回収した酵素
処理カーネルの水分含量は、好ましくは約13%〜約14.5%、そしてより好
ましくは約13.5%〜約14%の範囲にわたる。
【0038】 本発明の方法において、350〜375°F(約194.4〜208.3℃)
の熱に当てた酵素処理カーネルは、少なくとも約90%、より好ましくは少なく
とも約92.5%、さらにより好ましくは少なくとも約95%、そして最も好ま
しくは少なくとも約97.5%のポップされたフレークの最大ポッピング収率を
生じる。前記用語「最大ポッピング収率」は、本明細書において熱に当てた時に
はじけたフレークに変わったカーネルのパーセンテージであると定義される。例
えば90%の最大ポッピング収率は、100個のカーネル中、90個がフレーク
に変えられることを意味する。
【0039】 本発明は、本発明の方法によって得られたカーネルにも関する。
【0040】 本発明は、以下の実施例によりさらに記述されるが、この実施例は、本発明の
範囲を制限するものではない。
【0041】 実施例 材料 緩衝液及び基質として使用される化学薬品は、少なくとも試薬グレードの工業
製品であった。
【0042】 PECTINEX(商標)ULTRA及びCELLUBRIX(商標)をNovo
Nordisk Biochem North America, Franklinton, NC から入手した。PECTI
NEX(商標)ULTRAは、アスペルギルス・ニガー・ペクチナーゼに加えて
相当なセルラーゼ、セルビアーゼ、ヘミセルラーゼ、及びアラビナーゼ活性を含
む。CELLUBRIX(商標)は、アスペルギルス・ニガー及びトリコデルマ
・レエセイ・セルラーゼ及びセルビアーゼ活性を含む。
【0043】 ポップされていないカーネルを、「バター」又は「ライト(light)」い
ずれかの製法による、ActII、Healthy Choice、及びTrai
l’s Endを含むさまざまな商業的ブランドのポップされたカーネルから分
離し、目に見えるくず/脂肪成分がないようふき取り、そしてサンプリングの前
にかき混ぜた。
【0044】 実施例1:ポップされていないカーネルの回復(rejuvenation)
約9.5gのそのカーネルを、それがガラス瓶の約3/4の容量を占めるふた
をした/密封した25ml容ガラス瓶の中で0.3mlの蒸留水又は酵素溶液と一緒
に混ぜ合わせることにより、ポップされていないカーネルを回復させた。そのカ
ーネルを、前記液体の全てが吸着するまで数回振り混ぜた。そのガラス瓶を、そ
の後室温(約23℃)で4日間閉じたままにした。
【0045】 前記酵素的回復溶液中の電解質濃度及び他の小さな分子量(MW)溶質を、以下
の方法により調節した。本来のPECTINEX(商標)ULTRA及びCEL
LUBRIX(商標)液を等量の水で希釈し、そして次に10kDa MW−CO膜
を装着したAmicon Centriprep 10装置(Amicon, Beverly,
MA )を用いて本来の容量まで再濃縮した。この処理の結果PECTINEX(
商標)ULTRA及びCELLUBRIX(商標)溶液の電気伝導度(率)は、
それぞれ0.42及び37mSであった。10kDa MW−CO膜を装着したPie
rceのSlide−a−Lyzer(Pierce, Rockford, IL)を用いて、電気
伝導度(率)0.026mSまでさらに透析することにより、先の透析した酵素製
剤のよりも低伝導度(0.026mS)の溶液を調製した。このさらなる透析から
のろ液を集め、そして酵素的ポップコーン処理それぞれの対照として使用した。
【0046】 100〜1000及び1000〜10000ppm のPECTINEX(商標)
ULTRA又はCELLUBRIX(商標)を含んだ酵素的回復溶液は、カーネ
ル重量に基づいた。
【0047】 実施例2:ポップコーン・カーネルの酵素的回復の効果 以下の手順に従って、ポッピングを、電子レンジ(Tappan Speed
wave 1000、「Cook 1」設定)により行った。約4.7gの回復
ポップコーン(約30〜40個のカーネル)を250ml容Pyrexビーカー(
直径6.3cm、高さ8.6cm)に入れ、そしてガラス・ディッシュ(Kimax
、ペトリ、直径8.7cm、高さ1.5cm)によりふたをした。2回のポッピング
の合間に、電子レンジのガラス・トレーを含むガラス製品及び(ドアを開けた)
電子レンジの内側を、15分間室温(約23℃)で冷ました。約40〜50秒間
のマイクロ波照射後最初のポップが起こった、ポッピングは、2分間続いた。一
連の酵素処理をそれぞれ2連で行った。
【0048】 カーネルを水のみで回復した場合、2.5分のポッピング時間を用いて88±
2%のポッピング収率を得たが、それに対してポッピング時間を2分間まで減ら
した場合、収量は76±3%まで減少した。この100%未満のポッピング収率
は、カーネル間の不ぞろいな水分含量及び/又は外皮壁強度の分布を示唆した。
【0049】
【表1】
【0050】 回復溶液中のPECTINEX(商標)ULTRA又はCELLUBRIX(
商標)の存在は、ポッピング収率に有意な変化をもたらした。対照(同じ媒質の
MW=10kDa を有する酵素不含回復溶液)と比較べると、両酵素製剤は、ポッ
ピング収率において20%の増加をもたらした(表1及び2)。前記酵素処理に
よるポッピング収率における明らかな増加は、カーネルの外皮壁を壊れやすくし
た結果であると考えられうる。
【0051】 本明細書に記載及び請求した発明は、ここに記載した特定の態様により範囲を
制限されることはない。なぜならこれらの態様は、本発明のいくつかの側面の説
明として意図されているからである。全ての同等の態様が、本発明の範囲の中に
あることを意図する。さらに言えば、本明細書に示された、そして記載されたも
のに加え、本発明のさまざまな変更は、当業者にとって明らかになるであろう。
上述の変更を本請求項の範囲に含むことをも意図する。抵触事件において、定義
を含めた本開示が規制するであろう。
【0052】 さまざまな文献が本明細書中に引用され、そして本開示はそれらを全体として
援用する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵素処理されたポップされていないポップコーン・カーネル
    の製法であって、以下の: (a)上記ポップコーン・カーネルを、上記カーネルの外皮壁を壊れやすくす
    るために十分な時間期間にわたり、有効量の1以上の外皮壁分解酵素を含む水性
    溶液と接触させ;そして (b)上記酵素処理されたポップコーン・カーネルを回収する、 ことを含む前記製法。
  2. 【請求項2】 前記ポップコーン・カーネルが、ハイブリッド・ポップコー
    ン又は放任受粉ポップコーンである、請求項1に記載の製法。
  3. 【請求項3】 前記ハイブリッド・ポップコーンが、白色(white)、
    小型黄色(small yellow)、中型黄色(medium yello
    w)、及び大型黄色(large yellow)ポップコーンから成る群から
    選ばれる、請求項2に記載の製法。
  4. 【請求項4】 前記1以上の外皮壁分解酵素が、ペクチン分解酵素、セルロ
    ース分解酵素、ヘミセルロース分解酵素、及びタンパク質分解酵素から成る群か
    ら選ばれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製法。
  5. 【請求項5】 前記ペクチン分解酵素が、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、
    ペクチン・エステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ペクチン・トランスエリミナー
    ゼ、ラムノガラクツロナン・アセチルエステラーゼ(rhamnogalact
    uronan acetylesterase)、及びラムノガラクツロナーゼ
    (rhamnogalacturonase)から成る群から選ばれる、請求項
    4に記載の製法。
  6. 【請求項6】 前記セルロース分解酵素が、セルラーゼ又はセルビアーゼ(
    cellubiase)である、請求項4に記載の製法。
  7. 【請求項7】 前記ヘミセルロース分解酵素が、ヘミセルラーゼ又はキシラ
    ナーゼである、請求項4に記載の製法。
  8. 【請求項8】 前記タンパク質分解酵素が、アミノペプチダーゼ、カルボキ
    シペプチダーゼ、及びエンドプロテアーゼから成る群から選ばれる、請求項4に
    記載の製法。
  9. 【請求項9】 前記カーネルの水分含量が、前記酵素処理の間、約10%〜
    約25%の範囲に保たれる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の製法。
  10. 【請求項10】 前記カーネルの水分含量が、前記酵素処理の間、約14%
    〜約20%の範囲に保たれる、請求項9に記載の製法。
  11. 【請求項11】 前記カーネルの水分含量が、前記酵素処理の間、約14%
    〜約18%の範囲に保たれる、請求項10に記載の製法。
  12. 【請求項12】 前記カーネルの水分含量が、前記酵素処理の間、約15%
    〜約17%の範囲に保たれる、請求項11に記載の製法。
  13. 【請求項13】 前記回収された酵素処理カーネルの水分含量が、約13%
    〜約14.5%の範囲内にある、請求項9に記載の製法。
  14. 【請求項14】 前記回収された酵素処理カーネルの水分含量が、約13.
    5%〜約14%の範囲内にある、請求項13に記載の製法。
  15. 【請求項15】 前記酵素処理されたカーネルが、少なくとも約90%の、
    上記カーネルからのポップされたフレークの最大収率をもつ、請求項1〜14の
    いずれか1項に記載の製法。
  16. 【請求項16】 前記酵素処理カーネルが、少なくとも約92.5%の、上
    記カーネルからのポップされたフレークの最大収率をもつ、請求項15に記載の
    製法。
  17. 【請求項17】 前記酵素処理カーネルが、少なくとも約95%の、上記カ
    ーネルからのポップされたフレークの最大収率をもつ、請求項16に記載の製法
  18. 【請求項18】 前記酵素処理カーネルが、少なくとも約97.5%の、上
    記カーネルからのポップされたフレークの最大収率をもつ、請求項17に記載の
    製法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか1項に記載の製法により得られ
    たポップコーン・カーネル。
  20. 【請求項20】 前記カーネルの水分含量が、約13%〜約14.5%の範
    囲内にある、請求項19に記載のポップコーン・カーネル。
JP2001521172A 1999-09-06 2000-08-04 改良されたフレーク製造量を伴うポップコーン・カーネルの製法 Pending JP2003508071A (ja)

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