JP2003506654A - 凍結乾燥法 - Google Patents
凍結乾燥法Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B5/00—Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat
- F26B5/04—Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat by evaporation or sublimation of moisture under reduced pressure, e.g. in a vacuum
- F26B5/06—Drying solid materials or objects by processes not involving the application of heat by evaporation or sublimation of moisture under reduced pressure, e.g. in a vacuum the process involving freezing
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、以下の工程から成る凍結乾燥法に関するものである。第1工程では、目に見える溶媒の結晶化が認められるまで、調製物の凝固点以上の乾燥槽温度で乾燥槽を減圧する。第2工程で、溶媒の結晶化が終了するまで、乾燥槽温度を調製物の凝固点以下かそれと同一の温度まで下げる。第3工程で、減圧によって凍結溶媒が昇華する。
Description
【0001】
本発明は、新規凍結乾燥法に関する。
【0002】
凍結乾燥は、加水分解−感受性の熱不安定性調製物(preparation
)の安定化、並びに、温和な条件下での乾燥を要する生物由来材料にとって重要
な方法である。凍結乾燥を用いる事によって、生物学的活性の比較的大幅な変化
や損失を起こさずに材料を乾燥できる。凍結乾燥の有益な態様は、乾燥した「親
液」製品を、その多孔構造と非常に高い比表面積により、すばやく戻すことがで
き、その溶液中で本来の性質を回復できる事である。そのため、凍結乾燥は、治
療用血清、血液製剤、生体活性物質(ホルモン、ビタミン、酵素、薬剤)、食品
調製物、香料に好ましく使用される。凍結乾燥に適した調製物は、液体および、
例えば、溶液、エマルジョン、懸濁液などの半固体水性調製物である。
)の安定化、並びに、温和な条件下での乾燥を要する生物由来材料にとって重要
な方法である。凍結乾燥を用いる事によって、生物学的活性の比較的大幅な変化
や損失を起こさずに材料を乾燥できる。凍結乾燥の有益な態様は、乾燥した「親
液」製品を、その多孔構造と非常に高い比表面積により、すばやく戻すことがで
き、その溶液中で本来の性質を回復できる事である。そのため、凍結乾燥は、治
療用血清、血液製剤、生体活性物質(ホルモン、ビタミン、酵素、薬剤)、食品
調製物、香料に好ましく使用される。凍結乾燥に適した調製物は、液体および、
例えば、溶液、エマルジョン、懸濁液などの半固体水性調製物である。
【0003】
凍結状態からの乾燥は、低温での凍結と脱水の利点を併せ持ち、一般に、以下
の方法で実施される。 ・大気圧下での調製物中の溶媒の冷却と結晶化 ・主乾燥、即ち、結晶化溶媒の昇華 ・後乾燥、即ち、非結晶化溶媒分の蒸発 上記の2工程の乾燥は、原則として異なる:主乾燥(一次乾燥)中は、凍結溶
媒が、減圧下で昇華する。任意の後乾燥(二次乾燥)中は、非凍結溶媒が、減圧
下、上昇温度で蒸発する。
の方法で実施される。 ・大気圧下での調製物中の溶媒の冷却と結晶化 ・主乾燥、即ち、結晶化溶媒の昇華 ・後乾燥、即ち、非結晶化溶媒分の蒸発 上記の2工程の乾燥は、原則として異なる:主乾燥(一次乾燥)中は、凍結溶
媒が、減圧下で昇華する。任意の後乾燥(二次乾燥)中は、非凍結溶媒が、減圧
下、上昇温度で蒸発する。
【0004】
先行技術から周知の方法では、乾燥対象の調製物を、大気圧下、バイアルと称
する容器中で凍結し、製品温度を主乾燥に適した数値に設定する。
する容器中で凍結し、製品温度を主乾燥に適した数値に設定する。
【0005】
凍結(結晶化)後、主乾燥を行うが、その間、凍結溶媒は、減圧下で固体から
気体凝集状態に転換される、即ち昇華する。昇華中に消費されるエネルギーは、
例えば、加熱可能なアジャスタブルシェルフ(adjustable shel
ves)から供給される。主乾燥中、凍結調製物は、その融点以上に加熱しては
ならない。主乾燥後、後乾燥を行う事ができ、その場合、非凍結溶媒は上昇温度
、減圧下で除去される。これは、例えば、固体マトリックスに吸着するか、非晶
域に封じ込める事ができる溶媒を含む。
気体凝集状態に転換される、即ち昇華する。昇華中に消費されるエネルギーは、
例えば、加熱可能なアジャスタブルシェルフ(adjustable shel
ves)から供給される。主乾燥中、凍結調製物は、その融点以上に加熱しては
ならない。主乾燥後、後乾燥を行う事ができ、その場合、非凍結溶媒は上昇温度
、減圧下で除去される。これは、例えば、固体マトリックスに吸着するか、非晶
域に封じ込める事ができる溶媒を含む。
【0006】
本出願の結晶化は、調製物中の溶媒の凍結(凝固)をいう。本出願の調製物は
、凍結乾燥に適したあらゆる種類の材料をいう。
、凍結乾燥に適したあらゆる種類の材料をいう。
【0007】
凍結乾燥中の温度経過は、適当な機器で制御できる。当業者に周知の機器は、
特に、サーモスタット付きアジャスタブルシェルフである。この方法によると、
アジャスタブルシェルフは、充填後(冷却変法A)と充填前(冷却変法B)の両
方で望みの凍結温度を達成できる。また、個々のバイアルの温度均一性を確保し
、あるいは、凍結前の冷却時間を最短にするために、プレート及び/又はプレー
ト上の調製物を実際の凍結温度よりも高い温度に前冷却する事もできる。この後
に、シェルフ温度をさらに下げて実際に凍結させる(冷却変法C)。
特に、サーモスタット付きアジャスタブルシェルフである。この方法によると、
アジャスタブルシェルフは、充填後(冷却変法A)と充填前(冷却変法B)の両
方で望みの凍結温度を達成できる。また、個々のバイアルの温度均一性を確保し
、あるいは、凍結前の冷却時間を最短にするために、プレート及び/又はプレー
ト上の調製物を実際の凍結温度よりも高い温度に前冷却する事もできる。この後
に、シェルフ温度をさらに下げて実際に凍結させる(冷却変法C)。
【0008】
変法A−Cは、アジャスタブルシェルフ上の凍結を表す。他の既知法は、冷却
槽と回転容器(シェル凍結、スピン凍結)中やスプレー器具による凍結法である
;それらは、上述の方法と原則として異なる。
槽と回転容器(シェル凍結、スピン凍結)中やスプレー器具による凍結法である
;それらは、上述の方法と原則として異なる。
【0009】
通常、乾燥する調製物は、水系である。原則として、例えば、カルボン酸(例
えば、氷酢酸)、ジメチルスルフォキシド(DMSO)、エーテル(例えば、ジ
オキサン)、ジメチルホルムアミドまたはアルコール(例えば、t−ブタノール
)などの他の溶媒やそれらの水系との混合物も使用できる。
えば、氷酢酸)、ジメチルスルフォキシド(DMSO)、エーテル(例えば、ジ
オキサン)、ジメチルホルムアミドまたはアルコール(例えば、t−ブタノール
)などの他の溶媒やそれらの水系との混合物も使用できる。
【0010】
各種の従来型の凍結および凍結乾燥は、例えば、凍結乾燥(Lyophili
zation),酢(Essig),Oschmann,学術出版社(Wiss
enschaftliche Verlagsgesellshaft) St
uttgart mbH,1993;p.15−29,凍結乾燥(Gefrie
trocknen[freeze−drying]),Georg−Wilhe
lm Oetjen,VCH出版(Verlag),1997;p.3−58,
およびFreeze Drying(凍結乾燥),Athanasios I.
Liapis:工業用乾燥ハンドブック(Handbook of Indus
trial Drying),A.S.Mujumdar編、p.295−32
6などの例えば関連文書に適切に記述されている。
zation),酢(Essig),Oschmann,学術出版社(Wiss
enschaftliche Verlagsgesellshaft) St
uttgart mbH,1993;p.15−29,凍結乾燥(Gefrie
trocknen[freeze−drying]),Georg−Wilhe
lm Oetjen,VCH出版(Verlag),1997;p.3−58,
およびFreeze Drying(凍結乾燥),Athanasios I.
Liapis:工業用乾燥ハンドブック(Handbook of Indus
trial Drying),A.S.Mujumdar編、p.295−32
6などの例えば関連文書に適切に記述されている。
【0011】
すべての凍結法は、調製物が適切な場合、凍結後に徐冷工程(熱処理またはア
ニーリング)を実施できる点が共通している。この徐冷工程は、非晶質凝固固体
および非凍結溶媒の結晶化の促進と、それによる結晶度増加と残留湿度減少の達
成に供する。それを実施するため、凍結調製物を非晶質凝固溶液のガラス転移温
度(Tg')以上、溶液の融点以下の温度まで加熱する。非晶質期は、一般に非
結晶溶媒含量が高く、ガラス状態からゴム様状態に転換され、分子の可動性が高
まる。その結果、核を形成し、成長して結晶となり(突発的(eruptive
)再結晶化)、既存の溶媒結晶に溶媒分子を付加する。
ニーリング)を実施できる点が共通している。この徐冷工程は、非晶質凝固固体
および非凍結溶媒の結晶化の促進と、それによる結晶度増加と残留湿度減少の達
成に供する。それを実施するため、凍結調製物を非晶質凝固溶液のガラス転移温
度(Tg')以上、溶液の融点以下の温度まで加熱する。非晶質期は、一般に非
結晶溶媒含量が高く、ガラス状態からゴム様状態に転換され、分子の可動性が高
まる。その結果、核を形成し、成長して結晶となり(突発的(eruptive
)再結晶化)、既存の溶媒結晶に溶媒分子を付加する。
【0012】
徐冷法は、文献上も周知である。徐冷法の記載は、The lyophili
zation of Pharmaceuticals:A Literatu
re Review(製剤の凍結乾燥:文献論評),N.A.Williams
and G.P.Polli,Journal of Parenteral
Science and technology,(1984 Mar−Ap
r)38(2)48−59,Basic Aspects and Futur
e Trends in the Freez−drying of Phar
maceuticals(製剤の凍結乾燥における基礎的側面と今後の動向),
L.Rey,Develop. biol.Standart.,Vol.7
4,(Karger,Basel,1991),pp.3−8およびFunda
mental Aspects of Lyophilization(凍結乾
燥の基礎的側面),L.Rey,Researches and Develo
pment in Freeze−Drying L.Rey編,Paris,
1964,24−47に認める事ができる。
zation of Pharmaceuticals:A Literatu
re Review(製剤の凍結乾燥:文献論評),N.A.Williams
and G.P.Polli,Journal of Parenteral
Science and technology,(1984 Mar−Ap
r)38(2)48−59,Basic Aspects and Futur
e Trends in the Freez−drying of Phar
maceuticals(製剤の凍結乾燥における基礎的側面と今後の動向),
L.Rey,Develop. biol.Standart.,Vol.7
4,(Karger,Basel,1991),pp.3−8およびFunda
mental Aspects of Lyophilization(凍結乾
燥の基礎的側面),L.Rey,Researches and Develo
pment in Freeze−Drying L.Rey編,Paris,
1964,24−47に認める事ができる。
【0013】
従来の技術の凍結乾燥法で製造された凍結乾燥品は、たいてい、高い流れ抵抗
を有し、これが気体状溶媒の脱出を妨げる。さらに、溶解成分が完全にはまたは
全く晶出しない場合があるので、一部から全部が非晶質である製品が得られる。
この結果、脱出する溶媒の蒸気流による製品ケーキの機械的破損及びその結果と
しての製品の損失の可能性、及び乾燥中におけるつぶれおよび融解現象が起こる
。さらに、エンドユーザーは、特に製剤や食品調製物の見た目のよさも要求する
ので、著しい破損は望ましくない。
を有し、これが気体状溶媒の脱出を妨げる。さらに、溶解成分が完全にはまたは
全く晶出しない場合があるので、一部から全部が非晶質である製品が得られる。
この結果、脱出する溶媒の蒸気流による製品ケーキの機械的破損及びその結果と
しての製品の損失の可能性、及び乾燥中におけるつぶれおよび融解現象が起こる
。さらに、エンドユーザーは、特に製剤や食品調製物の見た目のよさも要求する
ので、著しい破損は望ましくない。
【0014】
そのため、本発明の目的は、上述の問題となる性質を持たず、そのために、さ
らに容易に扱う事ができる凍結乾燥品を製造できる凍結乾燥法を見出す事であっ
た。
らに容易に扱う事ができる凍結乾燥品を製造できる凍結乾燥法を見出す事であっ
た。
【0015】
驚くべきことに、凍結乾燥法を、
フェーズ1:調製物(preparation)の凝固点より高い乾燥槽内の
温度において溶媒の目に見える結晶化が始まる迄乾燥槽内の圧力を減少させ、 フェーズ2:溶媒の結晶化が完了するまで、該調製物の凝固点より低い温度又
は該凝固点と等しい温度にまで乾燥槽内の温度を低下させ、 フェーズ3:減圧することによって凍結した溶媒を昇華させる、 ように実施させれば、機械的により安定な凍結乾燥品が得られることが、今や見
出された。
温度において溶媒の目に見える結晶化が始まる迄乾燥槽内の圧力を減少させ、 フェーズ2:溶媒の結晶化が完了するまで、該調製物の凝固点より低い温度又
は該凝固点と等しい温度にまで乾燥槽内の温度を低下させ、 フェーズ3:減圧することによって凍結した溶媒を昇華させる、 ように実施させれば、機械的により安定な凍結乾燥品が得られることが、今や見
出された。
【0016】
調製物の凝固点は、本出願では、調製物中の溶媒が固体凝集状態に変換される
温度をいう。
温度をいう。
【0017】
本発明によれば、調製物の凝固点以上の乾燥槽温度で、開始時の乾燥槽の圧力
を大気圧以下まで減圧する(図1参照)。これは、表面の溶媒の蒸発および部分
結晶化による調製物(preparation)の表面冷却を引き起こす(フェ
ーズ1)。好ましい実施態様では、この水溶液の場合の圧力は、0.1から6m
bar、特に0.2から3mbarである。図1に、乾燥槽のこの圧力p(キャ
パシティーマノメーター(capacity manometer)で測定)を
、濃度cの関数として、各種調製物についてプロットする。各種水性調製物の数
値を以下の通りに示した: −実線、四角=マンニトール −実線、円=ショ糖 −実線、ひし形=塩化ナトリウム −破線、円=グリシン −破線、三角=麦芽糖 −y軸上の四角=溶媒水 この減圧は、例えば室温で実施できる。別の実施態様では、減圧前と減圧中に
、調製物を室温と調製物の凝固点の間の温度まで前冷却する。この(例えば、ア
ジャスタブルシェルフ上での)前冷却は、時に冷却速度の遅い冷却器が、望みの
結晶化温度、即ち調製物の凝固点領域の結晶化温度を短時間に達成できるように
することを更に確実にする。この前冷却で溶媒の結晶化が起こらない点が重要で
ある。
を大気圧以下まで減圧する(図1参照)。これは、表面の溶媒の蒸発および部分
結晶化による調製物(preparation)の表面冷却を引き起こす(フェ
ーズ1)。好ましい実施態様では、この水溶液の場合の圧力は、0.1から6m
bar、特に0.2から3mbarである。図1に、乾燥槽のこの圧力p(キャ
パシティーマノメーター(capacity manometer)で測定)を
、濃度cの関数として、各種調製物についてプロットする。各種水性調製物の数
値を以下の通りに示した: −実線、四角=マンニトール −実線、円=ショ糖 −実線、ひし形=塩化ナトリウム −破線、円=グリシン −破線、三角=麦芽糖 −y軸上の四角=溶媒水 この減圧は、例えば室温で実施できる。別の実施態様では、減圧前と減圧中に
、調製物を室温と調製物の凝固点の間の温度まで前冷却する。この(例えば、ア
ジャスタブルシェルフ上での)前冷却は、時に冷却速度の遅い冷却器が、望みの
結晶化温度、即ち調製物の凝固点領域の結晶化温度を短時間に達成できるように
することを更に確実にする。この前冷却で溶媒の結晶化が起こらない点が重要で
ある。
【0018】
例えば、水/氷混合物または表面に浮遊する氷層として結晶が生じる場合、乾
燥槽の圧力を再度周囲圧まで上昇させる事ができ、乾燥槽内の結晶化温度を調製
物の凝固点まで、あるいはそれ以下にする事ができる(フェーズ2)。結晶化中
、減圧させ続ける事も可能である;これは、溶媒結晶化に対して関連作用を持た
ない。原則として、結晶化には、調製物の凝固点以下かそれと同一のいかなる温
度も適している。好ましい実施態様では、水溶液の場合の結晶化温度は、−60
℃から0℃の間である。
燥槽の圧力を再度周囲圧まで上昇させる事ができ、乾燥槽内の結晶化温度を調製
物の凝固点まで、あるいはそれ以下にする事ができる(フェーズ2)。結晶化中
、減圧させ続ける事も可能である;これは、溶媒結晶化に対して関連作用を持た
ない。原則として、結晶化には、調製物の凝固点以下かそれと同一のいかなる温
度も適している。好ましい実施態様では、水溶液の場合の結晶化温度は、−60
℃から0℃の間である。
【0019】
結晶化後、調製物を、適宜、乾燥開始のための最終温度にする。この温度は、
存在する製品と、溶媒の蒸気圧曲線、一次乾燥で使用する圧力に依存する。好ま
しい態様では、水溶液の場合におけるこの温度は−60℃から0℃である。
存在する製品と、溶媒の蒸気圧曲線、一次乾燥で使用する圧力に依存する。好ま
しい態様では、水溶液の場合におけるこの温度は−60℃から0℃である。
【0020】
次に、一次乾燥を行う。これは、原則として、先行技術に従った方法で進める
。別の実施態様では、本方法に、一次乾燥後の二次乾燥期(フェーズ4)を追加
する。しかし、徐冷期(フェーズ2a)の場合、これが必要ない事がある。
。別の実施態様では、本方法に、一次乾燥後の二次乾燥期(フェーズ4)を追加
する。しかし、徐冷期(フェーズ2a)の場合、これが必要ない事がある。
【0021】
別の実施態様によれば、上述の徐冷法は、フェーズ2の後に行う。この徐冷法
は、以下ではフェーズ2aと称する。徐冷は、一次乾燥後、結晶度が高く、残留
水分の少ない製品を生じ、二次乾燥を短縮し、あるいは、それを不必要にする。
は、以下ではフェーズ2aと称する。徐冷は、一次乾燥後、結晶度が高く、残留
水分の少ない製品を生じ、二次乾燥を短縮し、あるいは、それを不必要にする。
【0022】
本発明の方法で製造できる凍結乾燥品は、先行技術の方法によって製造される
凍結乾燥品よりも、構造凝集力の改善を示し、昇華速度が上昇しても蒸気流脱出
による機械的破損がそれほど激しくない。これらは、つぶれ現象をそれほど顕著
には表さない。
凍結乾燥品よりも、構造凝集力の改善を示し、昇華速度が上昇しても蒸気流脱出
による機械的破損がそれほど激しくない。これらは、つぶれ現象をそれほど顕著
には表さない。
【0023】
本発明の方法によって得られる残留水分は、原則として、先行技術に従った凍
結乾燥によって得られる残留水分に匹敵する(表3参照)。
結乾燥によって得られる残留水分に匹敵する(表3参照)。
【0024】
本発明の方法で使用に適した調製物は、ケーキ形成剤を含むものと含まないも
のである。前記のケーキ形成剤を使用すると、凍結乾燥中、多孔性ケーキまたは
マトリックスを製造できる。好ましいのは、ケーキ形成剤や、物理化学的性質上
ケーキ形成剤として適した他の物質を使って製造される凍結乾燥製品である。特
に好ましいのは、アミノ酸、炭水化物(単糖類、二糖類、糖アルコール、オリゴ
サッカライド、ポリサッカライド)、ペプチド、ポリマー化合物及び塩類の化合
物群から選択されるケーキ形成剤を使って製造される凍結乾燥製品である。最も
好ましいのは、マンニトール、ショ糖、麦芽糖、グリシン及び塩化ナトリウムか
ら選択されるケーキ形成剤を使って製造されるものである。
のである。前記のケーキ形成剤を使用すると、凍結乾燥中、多孔性ケーキまたは
マトリックスを製造できる。好ましいのは、ケーキ形成剤や、物理化学的性質上
ケーキ形成剤として適した他の物質を使って製造される凍結乾燥製品である。特
に好ましいのは、アミノ酸、炭水化物(単糖類、二糖類、糖アルコール、オリゴ
サッカライド、ポリサッカライド)、ペプチド、ポリマー化合物及び塩類の化合
物群から選択されるケーキ形成剤を使って製造される凍結乾燥製品である。最も
好ましいのは、マンニトール、ショ糖、麦芽糖、グリシン及び塩化ナトリウムか
ら選択されるケーキ形成剤を使って製造されるものである。
【0025】
【表1】
【0026】
本発明の方法に、溶媒系の多様性が考慮される。理解を深めるために、発明の
詳細な説明では主として水系を挙げている。しかし、本発明が非水系にも関する
事は明らかである。水溶液を使用するのが好ましい。
詳細な説明では主として水系を挙げている。しかし、本発明が非水系にも関する
事は明らかである。水溶液を使用するのが好ましい。
【0027】
本発明の「真空誘導(vacuum−induced)」凍結と先行技術に従
った方法を使用した凍結乾燥手順 開始試薬、材料および器具 ・マンニトールの5%水溶液を調製し、0.2μm膜フィルターで無菌濾過した
。 ・その溶液3mlを10Rチューブガラスバイアルに静置し、凍結乾燥栓を接続
した。 ・凍結乾燥のため、充填バイアルをKniese製凍結乾燥機(調節可能面積0
.6m2)に入れた。 手順: ・溶液をアジャスタブルシェルフ上、+10℃で前冷却した。 ・次に、槽圧を0.65mbarに減少させた(パラメーター選択については、
図1参照)。 ・0.65mbarの圧力に達し、製品表面上で部分凍結が始まった後、システ
ムを排気して周囲圧とし、同時に、アジャスタブルシェルフを、例えば、マンニ
トールなら−7.5℃であり得る温度にした。 ・製品を各温度で1時間保ち、−40℃に冷却した(凍結変法III)。 ・凍結後、+40℃、1.6mbarで8時間かけて一次乾燥し、二次乾燥は行
わなかった。観察された事象を表2で報告した。 ・使用した対照品は、対応する溶液で、「本発明の」真空誘導凍結(凍結変法I
II)ではなく、−40℃まで2K/分で凍結させ(凍結変法I)そして過冷却
(subcooling)が存在し、又は冷浴中で−60℃まで急速に凍結させ
(凍結変法II)その後同一条件下で凍結乾燥させた。
った方法を使用した凍結乾燥手順 開始試薬、材料および器具 ・マンニトールの5%水溶液を調製し、0.2μm膜フィルターで無菌濾過した
。 ・その溶液3mlを10Rチューブガラスバイアルに静置し、凍結乾燥栓を接続
した。 ・凍結乾燥のため、充填バイアルをKniese製凍結乾燥機(調節可能面積0
.6m2)に入れた。 手順: ・溶液をアジャスタブルシェルフ上、+10℃で前冷却した。 ・次に、槽圧を0.65mbarに減少させた(パラメーター選択については、
図1参照)。 ・0.65mbarの圧力に達し、製品表面上で部分凍結が始まった後、システ
ムを排気して周囲圧とし、同時に、アジャスタブルシェルフを、例えば、マンニ
トールなら−7.5℃であり得る温度にした。 ・製品を各温度で1時間保ち、−40℃に冷却した(凍結変法III)。 ・凍結後、+40℃、1.6mbarで8時間かけて一次乾燥し、二次乾燥は行
わなかった。観察された事象を表2で報告した。 ・使用した対照品は、対応する溶液で、「本発明の」真空誘導凍結(凍結変法I
II)ではなく、−40℃まで2K/分で凍結させ(凍結変法I)そして過冷却
(subcooling)が存在し、又は冷浴中で−60℃まで急速に凍結させ
(凍結変法II)その後同一条件下で凍結乾燥させた。
【0028】
【表2】
【0029】
本発明の「真空誘導」凍結(変法III)を使用した場合と、本発明の「真空誘
導」凍結とそれに続く熱処理(変法IV)を使用した場合の手順 開始試薬、材料および器具 ・2%マンニトール水溶液を調製し、0.2μm膜フィルターで無菌濾過した。
・その溶液3mlを10Rチューブガラスバイアルに静置し、凍結乾燥栓を接続
した。 ・凍結乾燥のため、バイアルをKniese製凍結乾燥機(調節可能面積0.6
m2)に入れた。 手順: ・溶液をアジャスタブルシェルフ上、+10℃で前冷却した。 ・次に、槽圧を0.65mbarに下げた(パラメーターの選択については、図
1参照)。 ・0.65mbarの圧力に達し、製品表面上で部分凍結が始まった後、系を排
気して周囲圧とし、同時に、アジャスタブルシェルフを、例えば、マンニトール
なら−7.5℃であり得る温度にした。 ・製品を各温度で1時間保ち、−40℃に冷却した(変法III)。 ・変法IIIの手順後、変法IVのため、サンプル/サンプルを−3℃まで加温
し、この温度で4時間徐冷した後、−40℃に冷却した。 ・対照品として、サンプルを2K/分の冷却速度で−40℃まで凍結させた。こ
の過程でサンプルを過冷却した(変法I)。 ・変法I、III、IVに従った凍結後、−10℃、0.2mbarで20時間
かけて一次乾燥を、+40℃、0.2mbarで2時間かけて二次乾燥を行った
。
導」凍結とそれに続く熱処理(変法IV)を使用した場合の手順 開始試薬、材料および器具 ・2%マンニトール水溶液を調製し、0.2μm膜フィルターで無菌濾過した。
・その溶液3mlを10Rチューブガラスバイアルに静置し、凍結乾燥栓を接続
した。 ・凍結乾燥のため、バイアルをKniese製凍結乾燥機(調節可能面積0.6
m2)に入れた。 手順: ・溶液をアジャスタブルシェルフ上、+10℃で前冷却した。 ・次に、槽圧を0.65mbarに下げた(パラメーターの選択については、図
1参照)。 ・0.65mbarの圧力に達し、製品表面上で部分凍結が始まった後、系を排
気して周囲圧とし、同時に、アジャスタブルシェルフを、例えば、マンニトール
なら−7.5℃であり得る温度にした。 ・製品を各温度で1時間保ち、−40℃に冷却した(変法III)。 ・変法IIIの手順後、変法IVのため、サンプル/サンプルを−3℃まで加温
し、この温度で4時間徐冷した後、−40℃に冷却した。 ・対照品として、サンプルを2K/分の冷却速度で−40℃まで凍結させた。こ
の過程でサンプルを過冷却した(変法I)。 ・変法I、III、IVに従った凍結後、−10℃、0.2mbarで20時間
かけて一次乾燥を、+40℃、0.2mbarで2時間かけて二次乾燥を行った
。
【0030】
凍結乾燥後、次に、凍結乾燥品の残留水分をカールフィッシャー滴定法で測定
した。
した。
【0031】
【表3】
本発明の方法を図1−7でさらに詳細に説明する:ここでは、乾燥槽の温度(
T)と圧力(p)(ミリバールmbar)を時間tに対してプロットし、温度を
実線で圧力を破線で示す。本方法をさらに分かり易く説明するため、図はいずれ
も一次および二次乾燥を有する実施態様を示す。
T)と圧力(p)(ミリバールmbar)を時間tに対してプロットし、温度を
実線で圧力を破線で示す。本方法をさらに分かり易く説明するため、図はいずれ
も一次および二次乾燥を有する実施態様を示す。
【図1】
乾燥槽の圧力p(キャパシティーマノメーター(capacity mano
meter)で測定)を、濃度cの関数として、各種調製物についてプロットし
た図である。各種水性調製物の数値を以下の通りである: −実線、四角=マンニトール −実線、円=ショ糖 −実線、ひし形=塩化ナトリウム −破線、円=グリシン −破線、三角=麦芽糖 −y軸上の四角=溶媒水
meter)で測定)を、濃度cの関数として、各種調製物についてプロットし
た図である。各種水性調製物の数値を以下の通りである: −実線、四角=マンニトール −実線、円=ショ糖 −実線、ひし形=塩化ナトリウム −破線、円=グリシン −破線、三角=麦芽糖 −y軸上の四角=溶媒水
【図2】
従来の先行技術の製造法である。
【図3】
従来の先行技術の徐冷工程を含む製造法である。
【図4】
減圧(フェーズ1)、結晶化(フェーズ2)、徐冷工程(フェーズ2a)、そ
の後の一次および二次乾燥(フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
の後の一次および二次乾燥(フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
【図5】
前冷却および減圧(フェーズ1)、結晶化(フェーズ2)、その後の一次およ
び二次乾燥(フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
び二次乾燥(フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
【図6】
前冷却および減圧(フェーズ1)、結晶化(フェーズ2)、徐冷工程し(フェ
ーズ2a)、その後の一次および二次乾燥(フェーズ3、4)を含む本発明の方
法である。
ーズ2a)、その後の一次および二次乾燥(フェーズ3、4)を含む本発明の方
法である。
【図7】
減圧(フェーズ1)、結晶化(フェーズ2)、その後の一次および二次乾燥(
フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
フェーズ3、4)を有する本発明の方法である。
─────────────────────────────────────────────────────
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ
,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,
HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K
G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT
,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,
MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S
E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT
,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,
ZW
Claims (9)
- 【請求項1】 調製物を冷却し、溶媒を結晶化させ、かつ減圧にすることに
よって凍結した溶媒を昇華させる方法であって、 フェーズ1:調製物(preparation)の凝固点より高い乾燥槽内温
度において溶媒の目に見える結晶化が始まる迄乾燥槽内の圧力を減少させ、 フェーズ2:溶媒の結晶化が完了するまで、該調製物の凝固点より低い温度又
は該凝固点と等しい温度にまで乾燥槽内の温度を低下させ、 フェーズ3:減圧することによって凍結した溶媒を昇華させる ことを実施することを特徴とする、 乾燥槽内で調製物を凍結乾燥する方法。 - 【請求項2】 水溶液が存在する事を特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 【請求項3】 水性調製物の場合、フェーズ1の圧力を0.1−6mbar
まで低下させる事を特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 フェーズ1の圧力を0.2から3mbarまで低下させる事
を特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 水性調製物の場合にフェーズ2の温度を−60から0℃に設
定する事を特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 徐冷工程(フェーズ2a)を実施し、その際、非晶質凝固溶
液のガラス転移温度(Tg')以上、調製物の凝固点以下の温度を設定する事を
特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 水性調製物の場合、一次乾燥開始時の温度を−60から0℃
に設定する事を特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 ケーキ形成剤を使用する事を特徴とする、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項9】 ケーキ形成剤がマンニトール、ショ糖、麦芽糖、グリシンま
たは塩化ナトリウムである事を特徴とする、請求項1に記載の方法。
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2000
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