JP2003506269A - 食品調理用のバルブとパッケージ - Google Patents

食品調理用のバルブとパッケージ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、製品を収納したパッケージのためのバルブ(5)に関し、このバルブ(5)は、パッケージの内部に面した少なくとも一つの開口(7)と通じ、且つ、2つの壁部を有し、これらの壁部の間には、室温において固体乃至はペースト状で、熱処理に際して非接着性の液相に推移し、熱処理の際にバルブの閉鎖状態から開放状態への反復的な推移を許すシール性の化合物が配置されている。特徴として、閉鎖状態は、パッケージ外の圧力に対する過圧に応じたパッケージの内圧の所定値に基づいて得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 本発明は、脱ガスが誘発されるような加熱処理にその中の製品を供するパッケ
ージのためのバルブであって、パッケージの内部に面した少なくとも一つの開口
と通じており、且つ、処理の間は前記開口による脱ガスを許し、処理が終わった
ら空気の戻りを妨げるシール手段と協働するバルブに関する。本発明は同様に、
そのようなバルブを備えたパッケージであって、食品の調理、医学分野における
一回だけ使用される製品の殺菌など、非常に多岐に亘る分野に適用可能なパッケ
ージ、および、薬学や医学や化粧品関係の調合物のパッケージに関する。 【0002】 食品の調理に関しては、バルブ付きパッケージ内におけるその実施は、例えば
食品の色合いと風味の保持など、幾つもの利点を有する。調理時にバルブによっ
て実施される脱ガス(ガス抜き)は、緑色クロロフィルを変質させる真空中での
調理に比較して、緑色クロロフィルを維持する効果を有することが実際に確認さ
れた。他方、大気中での調理であるため、風味が保存される。さらに、真空中で
の調理に比較して、バルブ付きパッケージ内での調理は、滲出物の量が制限され
る。 【0003】 調理を実施するためには、先ず、食品がパッケージ内に配置され、パッケージ
が接着式の蓋、嵌め込みカバー、或いは他の全ての適当な手段によって閉じられ
る。一つのバルブが、パッケージの内側に面した少なくとも一つの開口と通じる
ように設けられている。このバルブは、調理時に加圧されたガスを排気できる必
要があり、調理の終了時、特に冷却時にはパッケージのシール状の封鎖を実現す
る必要がある。 【0004】 食品の調理に含まれる熱処理時には、パッケージは内圧に曝され、その結果、
特に、食品の脱ガス、パッケージ内に含まれる種々の構成物どうしの反応、上部
空間、言い換えれば蓋と食品の間の空間の膨張、そして、水蒸気の圧力が生じる
。したがって、バルブは、圧力と温度という2つの主な作用パラメータを考慮し
て反応しなければならない。 食品調理用パッケージのための多数のバルブが既に提案されている。 【0005】 文献FR2 656 280では、バルブは、パッケージの縁部上に連接され
、食品のパッキングの後で、蓋の接着の前にパッケージの内側に折られた舌状体
によって構成されており、この舌状体の水平面に設けられた孔の開いた座部の孔
内には、所定の温度で多孔質になる複合樹脂の滴が配置されている。さらに、前
記蓋は正確な位置に穿孔されており、そこに複合樹脂の滴が位置している。この
ことはこの文献に明確に記されてはいないが、食品の調理の際には、樹脂が多孔
質になる温度となり、加圧下のガスをパッケージ外に逃がすが、調理終了時の冷
却時には、温度が下がるために樹脂がその多孔質の特性を失い、縁の座部内に設
けられた孔を塞ぐことが理解される。 【0006】 文献FR2 698 082では、バルブはパッケージの縁部内に備わった孔
と、65℃と150℃の間に融点を有する物質からなり、蓋と孔の周縁部位の間
に介装された層とだけで形成されている。調理時には、蓋は内圧の作用で持ち上
がる。脱ガスは縁内に備えられた孔から実施される。調理終了時の冷却時には、
パッケージ内に真空が形成されるため、蓋が縁に押しつけられる。蓋と孔の周縁
部位の間に介装された層は、蓋の縁上へのシール状の接着を実現し、外気が進入
することを妨げる。65℃と150℃の間に融点を有する物質には、可融の糊、
特に食用のもの、すなわち、テルペン樹脂及び/又はビニールポリマーをベース
にしたホットメルト糊などが好ましい。 【0007】 文献FR2 731 414に記された、内部の高圧を排気可能なパッケージ
は、蓋によって閉じられた容器を有し、この蓋はシール用のビードに沿って容器
の周囲に嵌め込まれている。容器の縁には、シール用のビードの背後に、バルブ
を形成する手段が配置されている。このバルブを形成する手段は、容器の縁に備
えられ容器の外と通じるオリフィスと、蓋の内面に配置され、固体状態で蓋と容
器の縁との連結を確保する熱可融材料の層とを有する。温度の上昇に基づく容器
内の圧力上昇の場合には、熱可融材料が融解すると同時に蓋が持ち上がり、これ
によって、高圧下のガスは容器の縁に備えられたオリフィスを通過する。バルブ
を形成している手段の閉鎖は、一方では、内圧が外圧と等しいか好ましくは低い
ため、蓋が水平な姿勢を再び獲得し、熱可融材料の層が容器の縁と遂に接触する
時、他方では、この熱可融材料が固体状態に戻る時にしか得られない。 【0008】 最初の文献FR2 656 280では、縁の座部に備えられた孔を塞ぐこと
でバルブの戻り防止弁の役目を果たすのは、所定の温度で多孔質の特性を持つ可
融性の複合樹脂である。 【0009】 文献FR2 698 082では、戻り防止弁の役目を果たすのは、嵌め込み
蓋であり、熱可融性の糊は、この蓋をパッケージの縁内に備わった孔の周囲に接
着させる作用を有する。 【0010】 文献FR2 731 414では、容器の縁と蓋の間のシール手段の役割を務
めるのは、全く熱可融性材料である。反対に、バルブを形成する手段の閉鎖は、
低温でしか得られず、いずれにしても、容器内の高圧の不在下では、オリフィス
を介して吸気される空気戻りのために、容器の内容物の汚染の危険性がある。 【0011】 第3の種類のパッケージ用脱ガスバルブが存在するが、このパッケージは食品
の調理のためには使用されない。このバルブは特にコーヒーのパッケージ用に使
用される。このようなバルブ付きパッケージは、挽いたコーヒーをその焙煎した
時から包装することができるので、酸化の危険性が全て回避される。バルブは空
気の流入を防止して、コーヒーが焙煎の後で発生する炭酸ガスの自然な余剰分を
次第に発散することを許す。 【0012】 このパッケージでは、バルブは、或る領域、好ましくは長手方向に延びた領域
のみで台座に固定された柔軟シート(sheet=薄板の意)を備えており、こ
の台座自身は、パッケージに開けられた脱ガス孔の周囲に接着または熱封止によ
って固定されている。さらに、このバルブは、柔軟シートと台座の間に配置され
たシリコーンオイルからなるシール手段を備えている。焙煎後のガスの発散の際
には、柔軟シートは内圧の作用で持ち上がり、柔軟シートとパッケージの間で、
前記柔軟シートが台座に固定されていない領域に放出通路が生み出される。脱ガ
スの終了時には、シリコーンオイルはシートと台座の間に広がり、パッケージ内
への空気の流入を全て防止するシール性のジョイントを形成する。 【0013】 この第3の種類のバルブは、食品の調理のためのバルブ付きパッケージ用には
置き換えできない。実際、この場合は、パッケージの冷却が、一般にシリコーン
オイルがシール特性を失うような低温からなされる。さらに、ソースのような液
相を含む湿潤な食品の場合、シリコーンオイルが液で汚染され、シリコーンオイ
ルのシール性を確保している特性が変化し、バルブを無効にする虞がある。他方
、周辺の圧力の低下の際には、特に空気輸送されるパッケージに関しては、バル
ブのシール性の欠損に基づいてパッケージ内に含まれる液体による汚染の危険性
と共に、シリコーンオイルを用いたバルブが、この圧力低下のために自然に開く
可能性がある。 【0014】 出願人が固執する目的は、耐久性があって効果的なシール手段を備え、特にパ
ッケージの内容物の汚染の危険性を回避できるバルブを提案することである。 【0015】 この目的は、製品を収納したパッケージのためのバルブであって、パッケージ
の内部に面した少なくとも一つの開口と公知の要領で通じ、且つ、2つの壁部を
有し、これらの壁部の間には、固相においてガス、液体および微生物を通さない
シール性の化合物が配置されており、前記化合物は、室温において固体乃至はペ
ースト状であり、熱処理に際して非接着性の液相に推移し、前記熱処理の際に、
前記壁部どうしが近接した前記バルブの閉鎖状態から、前記壁部どうしが互いに
離間した前記バルブの開放状態への反復的な推移を許す、そのようなバルブによ
って完全に達成される。特徴的なことに、本発明によれば、バルブの閉鎖状態は
、パッケージ外の圧力に対する過圧に応じたパッケージの内圧の所定値に基づい
て得られる。 【0016】 本発明のバルブの閉鎖は、パッケージの内圧が、外圧に対する過圧に応じた所
定値に達した瞬間に得られるので、空気の戻りに基づくパッケージ内に含まれる
製品の汚染の危険性はかくして全て回避される。実際に、室温で固体かペースト
状のシール化合物は、温度が上がり、その融点になった時に液化する。加熱処理
の際は、パッケージの内圧が増大し、2つの壁部を離間させようとする。この圧
力は、液体化合物の層と2つの壁部の間の接着力と相対する。内圧によって加え
られる応力が接着力を上回った時には、2つの壁部の間の離間とバルブの開放が
起こり、ガスのパッケージ外への発散を引き起こす。ガスの排気に基づいて、内
圧が下がり、外圧に対する過圧に応じた所定値に達した時には、液体状態のシー
ル化合物によって2つの壁部の間に生じる毛管力の作用で壁部どうしが新たに近
づき、バルブが閉まる。従って、全ての加熱処理の間はバルブの開放と閉鎖の継
続が得られる。加熱処理の終了時には、パッケージが冷却され、その結果、パッ
ケージの内圧が下がり、バルブの閉鎖が誘発され、次に、シール化合物が液体状
態から固体またはペースト状態に推移し、これによってバルブがロックされ、パ
ッケージの内部に真空を形成する。 【0017】 好ましくは、シール性の化合物は、a)パラフィン類、b)固化の安定域を有
するパラフィン的挙動を備え、マクロ結晶の形態で作られる化合物、c)微細結
晶ワックス、及び、d)添加物入りパラフィン、の各純粋物または混合物を含む
群から選択される。 【0018】 この群の化合物からの選択によって、液体状態から固体またはペースト状態へ
の相変化は、ほぼ瞬間的であり、開口による化合物の液体への推移が回避される
。 【0019】 上記の化合物に関して観察されるレオロジー挙動の多様性を考慮して、単純化
するために融点により、下記を定義する: −パラフィンのような化合物の固化の安定域の温度(例えばNFT60−11
4に基づく); −添加物入りパラフィンの軟化点(例えばNFT60−147に基づく);並
びに、 −例えば規格:NFT−60−121によって測定可能なような微細結晶ワッ
クスの従来の融点。 パラフィン類は、アルカン族に属する炭化水素の混合物であり、その融点は4
8℃と70℃の間にある。或る融点を1℃の精度で備えたパラフィンを得ること
ができる。 【0020】 ホットメルト型の熱可融性レジンとは対照的に、並びにワックスとも対照的に
、パラフィンは固化安定域を備えた融点を示す。言い換えれば、或る与えられた
パラフィンについての、固相から液相への遷移、またその逆向きの遷移は、数度
の非常に狭い領域内で生じる。 【0021】 シール化合物が或るパラフィン乃至はパラフィン的挙動を示す化合物である場
合は、バルブは、選択されたパラフィン乃至はパラフィン的挙動を示す化合物に
応じて決定される温度にて、高精度の作動閾値を示す。 【0022】 さらに、直鎖に対する炭化水素の高比率によって説明される固形パラフィンの
微細結晶における結晶特性は、その結晶どうし重なり合いに基づいて、パラフィ
ンが固体状態の時に水、油脂、更には気体でさえ乗り越え困難な障壁を形成する
。したがって、バルブの壁部の間で固化したパラフィンはバルブの完璧なシール
性を確保することができる。 【0023】 好ましくは、パラフィン乃至はパラフィン的挙動を示す化合物は48℃の53
℃の間に含まれる融点、特に好ましくは51℃の融点を有する。 【0024】 この比較的低い融点は、バルブ付きパッケージに対して、ホットメルト型の熱
可融性レジン、すなわち、この温度で略固体状を維持するレジンを使用した古典
的なバルブでは困難な、例えば60℃からの食品調理など、比較的低温の加熱処
理を受けさせ得る利点を提供する。 【0025】 勿論、本発明によるバルブ付きパッケージに60℃からの比較的低温の加熱処
理の範囲内に置くことができると言う事実は、約130℃を含むより高い温度で
使用する可能性を妨げるものではない。したがって、使用者は同じパッケージを
非常に広い温度範囲で使用できる。 【0026】 一つの具体的な実施形態では、本発明によるバルブは、パッケージの壁部と一
体的な台座に部分的に固定された柔軟シートを有し、この台座の一部には、パッ
ケージの壁部内に設けられた貫通孔の垂線上に配置された中央空洞部が設けられ
ている。この実施形態では、一方では柔軟シート、他方では台座が、バルブの働
きを確実にするためにシール化合物と協動する2つの壁部を構成している。 【0027】 好ましくは、柔軟シートは長手方向の2つの縁によって台座に固定されている
。 【0028】 バルブの製造の際には、シール性の化合物は、柔軟シートの内面に対して配置
された材料の一滴(固化した乃至はペースト状)の形態を呈することができる。
昇温の際には、この滴は液化し、毛細管の作用に基づいて、柔軟シートと台座の
間に均一に広がる。 【0029】 シール性の化合物は、同様に、バルブの2つの壁部の相互の全面上に連続した
、例えばコーティングによって実現された被膜の形態を呈することもできる。 【0030】 液体状態のシール性化合物と2つの壁部の間の接着力は、シール性化合物の表
面張力のみでなく、使用される化合物の量の関数である。シール性化合物の量は
2つの壁部の間の共有面の10g/m2と等しいか又はこれを下回ることが有利
である。 【0031】 本発明のバルブは、約10ミリバールの比較的低いパッケージの内圧で開放さ
れることが好ましい。これによってパッケージの、そして特に蓋の著しく大きな
変形が回避される。 【0032】 さらに、本発明のバルブは、全ての吸気現象と、従って気体、液体或いは微生
物の外部からパッケージ内への進入を避けるために、約3ミリバールのパッケー
ジの内圧で閉鎖されることが好ましい。 【0033】 これらの機能の条件は、2つの壁部、シール性化合物、壁部の表面、パッケー
ジの脱ガス孔の材料、及び、或る過圧に応じたパッケージの内圧を相殺可能な接
着力を得るためのシール性化合物量の適切な選択によって完全に実現される。 【0034】 本発明は、第2の態様によれば、上記のように示されたバルブの、パッキング
の後で60℃を超える加熱処理を少なくとも1回受ける食品製品のパッケージへ
の適用に関する。 【0035】 本発明は、第3の態様によれば、上記のように示されたバルブの、医学または
薬学製品のように一回だけ使用され、パッキングの後で殺菌処理を少なくとも1
回受ける製品のパッケージへの適用に関する。 【0036】 本発明は、第4の態様によれば、上記のように示されたバルブを少なくとも一
つ備え、このバルブを支持しているパッケージの壁部は蓋であるパッケージに関
し、この蓋は一つの好適な実施形態では剥ぎ取り可能である。 【0037】 本発明は、食品の調理のために使用可能なバルブ付きパッケージを提案する。 【0038】 本発明の他の目的と利点は、以下に続く食品調理用のバルブ付きパッケージの
実施例の記載によって明らかになると思われる。その記載は添付図面を参照しつ
つ行われ、その添付図面の中で: −図1は、本発明によるバルブ付きパッケージの一実施例の上面の概略図であ
り、 −図2は、図1のパッケージのII−II矢視による一部分の概略斜視図であ
り、 −図3は、図1のパッケージのIII−III矢視による概略断面図であり、 −図4は、パッケージの内側に過圧が存在し、本発明のバルブが閉鎖している
時の図3の一部拡大図である。 【0039】 図1から3に示された第1実施例では、食品3の調理を目的としたパッケージ
1は、舟形容器2、シールの蓋4、及び、脱ガスバルブ5とから構成されている
。 【0040】 食品3が一旦舟形容器2に配置されると、蓋4が舟形容器2の開放部をカバー
し、舟形容器2の周縁部6に熱封止によって固定される。この技術は良く知られ
ている。この技術は、例えば、ALSACIENNE D’ALUMINIUM
社から《steril’up》の名称で、又は、WIPAK社から《bialo
n S65VFP》の呼称で、或いは、SOPLARIL社からE63598の
品番で市販されているフィルムのような、ポリプロピレン製の剥ぎ取り可能な熱
封止フィルムを用いる。同様に、例えばアルミニウムによって予め切断されてい
る蓋でも良い。 【0041】 蓋4は、開放用の舌状片15を形成する延長部を呈しつつ、舟形容器2の周縁
部6の上部をカバーする。使用者が蓋4の剥ぎ取りによって舟形容器2の開放を
実現するためには、この舌状片15を掴み、引張り力を加えるだけで良い。 【0042】 蓋4の中央領域には、約1mmの径を有し得る脱ガス孔7が開けられている。
この脱ガス孔7はバルブ5で覆われている。 【0043】 この第1実施例では、このバルブは文献EP 0 023 703の教示内容
に適合した構造を有する。このバルブは、例えば、ポリエチレン、ポリエステル
、又はポリプロピレン製の柔軟シート8で構成されており、この柔軟シート8は
、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、又はポリプロピレン製の台座9の上に
接着によって固定されており、この台座9自身は、台座9の中央空洞部10が脱
ガス孔7の垂線下となるように、蓋4の上に接着によって固定されている。柔軟
シート8は台座9に全面では固定されておらず、その長手方向の2つの縁部9a
,9bに沿って固定されているだけである。 【0044】 さらに、バルブ5を蓋4へ配置する以前に、固体のシール材11の所定量が柔
軟シート8上に載置されている。図2では、この量は、バルブ5の内室を形成し
た台座9の中央空洞部10に対向する一つの滴の形態で表現されている。しかし
、この実施形態は限定的ではなく、固体のシール材11は、柔軟シート8の内面
の全体に配置されても良いし、或いは、反対に台座9の外面に特にコーティング
によって配置されても良い。 【0045】 第1実施形態では、このシール材は、例えば、Paramelt B.V.社
(オランダ)からZG乃至はZWと命名されている微細結晶ワックスである。 【0046】 ここでは、微細結晶ワックスとは分岐状炭化水素鎖を主に有するワックスと定
義する。 【0047】 このようなワックスは、石油の精製と分岐化によって得られる。流動パラフィ
ンよりも微細な結晶構造によって、これらのワックスは水蒸気のバリアー(封鎖
)特性を有する。 【0048】 ワックスZG及びZWの幾つかの特性を、製造者が発行するデータを参考に下
記に示す。 【0049】 【表1】 【0050】 第2実施形態では、このシール材11は、添加物入りパラフィンである。 【0051】 添加物としては、例えば、微細結晶ワックス、又は、例えば5から10%の割
合でパラフィンに加えられたこのようなワックスの混合物である。 【0052】 具体的な例としては、TOTAL FINA社からFlexane 17Mの
品番で提案されている添加物入りパラフィンを用いることができる。 【0053】 このような製品は、従来、断熱性あるいは優れた艶を与える目的で、高級なパ
ッケージの紙やボール紙にコーティングするために採用されている。 【0054】 添加物入りパラフィンFlexane 17Mの軟化点は約65から70℃で
ある。 【0055】 第3実施形態では、シール材は、例えばTOTAL社から50/52と命名さ
れた51℃の融点を1℃の許容度で有するパラフィンのように、低い融点を持っ
た食用パラフィンである。 【0056】 いずれの場合も、設けられたシール材11は、以下の特徴を複合的に示す: −加熱温度、特にパッケージされた例えば食品等の製品の調理、殺菌、或いは
滅菌の温度では液体である; −液相における表面張力は小さい; −液相における接着力は低い; −温度が定義された或る値より下がった時は固相に復帰し、この固相復帰温度
は室温より高く、いずれにしても加熱温度より低く、好ましくは90℃より低い
; −液相及び固相において、シール材自身の有機溶剤を除く液体に対して良好な
バリアー特性を示し、気体に対して略不透過性であり、バクテリア等の微生物の
通過を許容しない。 【0057】 前述した相変化温度に関して: −採用されたシール材がパラフィンの場合には固化の安定域(プラトー)が観
察される; −ワックスを採用した場合は、反対に、従来の融点のみを、温度計の先端で規
定化された条件で固化しているワックスの滴がその自重の作用で落下する温度と
して定義することが可能である。 【0058】 実施に際しては、文献EP 0 023 703に記されたように、ラベルの
ような自動接着性を示すバルブに基づき、以下の条件で固体パラフィン11の配
置を実現する。このパラフィンは100℃の送風炉内で予め溶融される。7.5
mmの径を有し、平坦な面を備えた木製などのロッドを液体パラフィン内に浸漬
し、液体パラフィンの一滴が柔軟シート8の内面上に台座9の中央空洞部10と
直角に熱間で配置されるように、バルブ5の上方に配置する。この操作は、パラ
フィン溶解器と特殊なフィーダを用い、機械的な圧力を感知する接着剤12で台
座9の基部を覆われたバルブ5を支持するテープを逆に展開しながら、連続的に
且つ自動的に実施可能である。 【0059】 既にパラフィンを設けられた(パラフィンはその冷却によって固化している)
各バルブ5を、接着性のラベルのように蓋4上に配置する。 【0060】 このようにして構成されたパッケージ1は、60℃から130℃の範囲の温度
で熱処理される。本明細書では、調理のための処理の通常の要領に言及する。本
来の意味での調理、或いは、他の滅菌または殺菌タイプの熱処理の全てのタイプ
で良い。 【0061】 冷却剤はより好ましくは蒸気であるが、送風機で送られる空気または湿潤空気
でも、さらには温水でも良い。加熱は熱接点(サーモコンタクト)によって実現
しても良い。 【0062】 調理は、例えばスノコを備えた台車付きオーブン、オートクレーブ、または熱
水で満たされた窯等の中で、断続的に行っても良い。調理は、また、リニアーな
搬送機、或いは、温度調節された囲い内を通過するベルトを用いて、連続的に行
っても良い。 【0063】 食品の調理の場合には、パッケージ1は4つの分圧に基づく内圧に置かれる。
4つの分圧とは、すなわち、温度の直接的な関数である水蒸気圧、上部空間13
言い換えれば蓋4の下面4aと食品3のレベル3aの間に存在する空間の膨張に
由来する圧力、食品の脱ガスの圧力、及び、熱の作用によって種々の構成物どう
しの反応から生じる圧力である。 【0064】 この熱処理に際しては、例えばパラフィン11のようなシール材の固体の滴は
、食品の調理温度よりも低い融点(例えば51℃)に温度が達した瞬間に融ける
。液体のパラフィンは約22.8ダイン/cmの低い表面張力を有するので、上
部空間13、従って台座9の中央空洞部10をも支配する内圧の作用で、液体の
パラフィンは、台座9と近接した柔軟シート8との間に毛管現象によって自然に
広がり、これによって気密バリアーを形成し、これでバルブ5が閉鎖される。調
理の作用で内圧が高まり、好ましくは約10mbarの与えられた閾値を超える
と、バルブは開き、柔軟シートは液体のパラフィンを失い、シート8と台座9の
間の固定されていない領域14に沿って排気通路を形成する。これはバルブの開
放と脱ガスの段階であり、パッケージの内圧が、柔軟シート8の変形を誘発し、
液体パラフィンと対応する表面(台座と柔軟シート)の間の接着力を相殺するた
めに十分である間は継続する。この脱ガス工程の後のバルブの閉鎖は、約3mb
arの内圧で生じることが好ましい。 【0065】 図4を参照すると、加熱処理の期間中は、外圧に対する或る過圧に応じて与え
られた値に内圧が達した時、蓋4は膨らみ、バルブ5は閉鎖される。蓋4に固定
された台座9の変形に基づいて、柔軟シート8は台座9上で引っ張られて凸状を
呈し、台座9と一体化されていない柔軟シート8の各端部を台座9に押付けるこ
とによって、バルブ5の閉鎖を強化する。このようにして、柔軟シート8と蓋4
の間に含まれる空間が僅かに減少し、これによって、液体状態のシール材11の
化合物と、柔軟シート8及び蓋4の夫々との間の接着力を強化する。 【0066】 加熱処理がオーブン内で実施されている場合には、加熱処理の最後、特に、調
理オーブンのドアを開放した際に、温度の急な低下が起り、これが一方ではパラ
フィンの相変化を誘発して、パラフィンは固相に移り、他方では、パッケージ内
での瞬間的に近い、真空引きと呼ばれる圧力低下を誘発する。この真空引きは、
食品3の芯部が到達する温度の関数である。もしも、例えば芯の温度が95℃で
あれば、上部空間13内に飽和蒸気が存在すると判断される。この蒸気の乱暴な
凝縮によって得られる真空引きは、完全な真空に近い。 【0067】 上部空間13の圧力低下は、柔軟シート8の台座9への押付けを強化する。液
体状態では柔軟シート8と台座9の間に広がっていたシール材11の化合物は、
温度がその融点に達するや(TOTAL社のパラフィン50/52の場合には5
1℃において)、固化する。 【0068】 パッケージ内に形成される真空と、2つの壁面の界面に広がっているシール材
の相変化とによって強化される柔軟シート8と台座9の間の押付けは、冷却の終
了から最後の消費者による使用迄にパッケージが貯蔵、輸送、及び配給の全ての
中間段階を通過しつつ受ける可能性のある外部からの多様なストレスとハンドリ
ングに対して、特に有効で抵抗性の高いバルブのロックを確実にする。 【0069】 バルブ5のシール材の化合物として使用されるパラフィンは非常に精密な融点
を有するので、バルブ5の動作の温度に関する閾値は、開放でも閉鎖でも一定で
ある。これは、例えば60℃からなど比較的低い温度でも動作可能である。但し
、パッケージに譲られる蒸気凝縮の潜熱を利用できるように、蒸気相内で実施さ
れることが好ましい。 【0070】 パッケージ1と特に蓋4の過度の変形を避けるように、上部空間13の高さh
を5から10mmの開きの中に制限するべきである。 【0071】 上に記されたパッケージにおいて、もしもパラフィンを熱可融性の糊に代えれ
ば、パッケージ1の冷却時に、未だ多少融解した状態にある糊が孔7から吸い上
げられ、フィルム8と台座9の間に均一に広がらなくなると思われるので、バル
ブ5のレベルで漏洩が生じることを注記しておく。 【0072】 同様に、シール手段としてパラフィンを用いたバルブ5は、オーブン内での製
品の昇温の際に、再加熱に先立って蓋に孔を開けることを要せずに再使用できる
ことを注記しておく。言い換えれば、このバルブは、再加熱が熱の寄与による時
は完全に可逆性である。マイクロウェーブの作用による再加熱に関しては、シー
ル材の化合物は、マイクロウェーブに反応する活性付与添加物を含む必要がある
。 【0073】 パッケージ1の冷却は、低温空気の通風又は低温ガスの寄与、或いは冷却水に
よって実施することができる。このオーダーの温度においてさえパラフィンはそ
のシール特性を失わないので、冷却の温度がマイナスであっても何も不都合はな
い。 【0074】 本発明のバルブはその適用を食品の調理のためのパッケージに限られるもので
はない。本発明のバルブは薬学や医学または化粧品関係の調合物を入れたパッケ
ージに使用できる。本発明のバルブは、特に、脱ガスを誘発する処理の際に、医
学分野における一回だけ使用される製品の殺菌が行われるパッケージに使用でき
る。 【0075】 さらに、全ての種類のパッケージ、特にソフトプラスチックの袋に使用できる
。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明によるバルブ付きパッケージの一実施例の上面の概略図 【図2】 図1のパッケージのII−II矢視による一部分の概略斜視図 【図3】 図1のパッケージのIII−III矢視による概略断面図 【図4】 パッケージの内側に過圧が存在し、本発明のバルブが閉鎖している時の図3の一
部拡大図
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書 【提出日】平成13年10月2日(2001.10.2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 製品(3)を収納したパッケージ(1)のためのバルブ(5
)であって、前記バルブ(5)は、前記パッケージ(1)の内部に面した少なく
とも一つの開口(7)と通じ、且つ、2つの壁部(4,8)を有し、これらの壁
部の間には、固相においてガス、液体および微生物を通さないシール性の化合物
(11)が配置されており、前記化合物(11)は、室温において固体乃至はペ
ースト状であり、熱処理に際して非接着性の液相に推移し、前記熱処理の際に、
前記壁部(4,8)どうしが近接した前記バルブ(5)の閉鎖状態から、前記壁
部(4,8)どうしが互いに離間した前記バルブ(5)の開放状態への反復的な
推移を許す、前記バルブの特徴は、前記閉鎖状態が、前記パッケージ外の圧力に
対する過圧に応じた前記パッケージ(1)の内圧の所定値に基づいて得られるこ
とにある。 【請求項2】 前記シール性の化合物(11)は、a)パラフィン類、b)
固化の安定域を有するパラフィン的挙動を備え、マクロ結晶の形態で作られる化
合物、c)微細結晶ワックス、及び、d)添加物入りパラフィン、の各純粋物ま
たは混合物を含む群から選択されることを特徴とする請求項1によるバルブ。 【請求項3】 前記シール性の化合物(11)は、パラフィン、又は、48
℃と53℃の間、好ましくは51℃に安定域を有するパラフィン的挙動を備えた
化合物であることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項4】 前記シール性の化合物(11)は、64℃と72℃の間に融
点を持つ微細結晶ワックスであることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項5】 前記シール性の化合物(11)は、65℃と70℃の間に融
点を持つ添加物入りパラフィンであることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項6】 前記パッケージの壁部(4)と一体的な台座(9)に部分的
に固定された柔軟シート(8)を有し、前記台座の一部には、前記壁部(4)を
貫通する孔(7)の垂線上に配置された中央空洞部(10)が設けられているこ
とを特徴とする請求項1から5のいずれか一項によるバルブ。 【請求項7】 前記柔軟シート(8)は長手方向の2つの縁によって前記台
座(9)に固定されていることを特徴とする請求項6によるバルブ。 【請求項8】 前記シール性の化合物(11)は前記柔軟シート(8)の内
面に配置されていることを特徴とする請求項6または7によるバルブ。 【請求項9】 前記シール性の化合物(11)は前記中央空洞部(10)の
レベルに一つの滴の形態で配置されていることを特徴とする請求項8によるバル
ブ。 【請求項10】 前記シール性の化合物(11)は、前記柔軟シートの内面
の連続した被膜の形態で配置されていることを特徴とする請求項9によるバルブ
。 【請求項11】 前記2つの壁部(4,8)の少なくとも一方は前記パッケ
ージを構成している要素であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項
によるバルブ(5)。 【請求項12】 約10mbarの前記パッケージの内圧で開放されること
を特徴とする請求項1から11のいずれか一項によるバルブ(5)。 【請求項13】 約3mbarの前記パッケージの内圧で閉鎖されることを
特徴とする請求項1から12のいずれか一項によるバルブ(5)。 【請求項14】 請求項1から13のいずれか一項によるバルブの、パッキ
ングの後で60℃を超える温度での熱処理を少なくとも1回受ける食品製品のパ
ッケージへの適用。 【請求項15】 請求項1から14のいずれか一項によるバルブの、医学ま
たは薬学製品のように一回だけ使用され、パッキングの後で殺菌処理を少なくと
も1回受ける製品のパッケージへの適用。 【請求項16】 前記バルブ(5)を支持しているパッケージの前記壁部(
4)は蓋であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項によるバルブ
(5)を少なくとも一つ備えたパッケージ(1)。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0038 【補正方法】変更 【補正の内容】 【0038】 本発明の他の目的と利点は、以下に続く食品調理用のバルブ付きパッケージの
実施例の記載によって明らかになると思われる。その記載は添付図面を参照しつ
つ行われ、その添付図面の中で: −図1は、本発明によるバルブ付きパッケージの一実施例の上面の概略図であ
り、 −図2は、図1のパッケージのII−II矢視による一部分の概略斜視図であ
り、 −図3は、図1のパッケージのIII−III矢視による概略断面図である。 【手続補正3】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0065 【補正方法】変更 【補正の内容】 【0065】 加熱処理の期間中は、外圧に対する或る過圧に応じて与えられた値に内圧が達
した時、蓋4は膨らみ、バルブ5は閉鎖される。蓋4に固定された台座9の変形
に基づいて、柔軟シート8は台座9上で引っ張られて凸状を呈し、台座9と一体
化されていない柔軟シート8の各端部を台座9に押付けることによって、バルブ
5の閉鎖を強化する。このようにして、柔軟シート8と蓋4の間に含まれる空間
が僅かに減少し、これによって、液体状態のシール材11の化合物と、柔軟シー
ト8及び蓋4の夫々との間の接着力を強化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ネッペール,ジャック ベルギー ビー‐4000 リエージュ ケ・ ド・ローム 7 Fターム(参考) 3E084 BA05 CB04 FA09 FD13 GB08 GB12 GB17 HA03 HB01 HD01 KA02 4B035 LC11 LE11 LP45 LT16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 製品を収納したパッケージのためのバルブ(5)であって、
    前記バルブ(5)は、前記パッケージの内部に面した少なくとも一つの開口(7
    )と通じ、且つ、2つの壁部を有し、これらの壁部の間には、固相においてガス
    、液体および微生物を通さないシール性の化合物が配置されており、前記化合物
    は、室温において固体乃至はペースト状であり、熱処理に際して非接着性の液相
    に推移し、前記熱処理の際に、前記壁部どうしが近接した前記バルブの閉鎖状態
    から、前記壁部どうしが互いに離間した前記バルブの開放状態への反復的な推移
    を許す、前記バルブの特徴は、前記閉鎖状態が、前記パッケージ外の圧力に対す
    る過圧に応じた前記パッケージの内圧の所定値に基づいて得られることにある。 【請求項2】 前記シール性の化合物は、a)パラフィン類、b)固化の安
    定域を有するパラフィン的挙動を備え、マクロ結晶の形態で作られる化合物、c
    )微細結晶ワックス、及び、d)添加物入りパラフィン、の各純粋物または混合
    物を含む群から選択されることを特徴とする請求項1によるバルブ。 【請求項3】 前記シール性の化合物は、パラフィン、又は、48℃と53
    ℃の間、好ましくは51℃に安定域を有するパラフィン的挙動を備えた化合物で
    あることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項4】 前記シール性の化合物は、64℃と72℃の間に融点を持つ
    微細結晶ワックスであることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項5】 前記シール性の化合物は、65℃と70℃の間に融点を持つ
    添加物入りパラフィンであることを特徴とする請求項2によるバルブ。 【請求項6】 前記パッケージの壁部(4)と一体的な台座(9)に部分的
    に固定された柔軟シート(8)を有し、前記台座の一部には、前記壁部(4)を
    貫通する孔(7)の垂線上に配置された中央空洞部(10)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか一項によるバルブ。 【請求項7】 前記柔軟シート(8)は長手方向の2つの縁によって前記台
    座(9)に固定されていることを特徴とする請求項6によるバルブ。 【請求項8】 前記シール性の化合物は前記柔軟シート(8)の内面に配置
    されていることを特徴とする請求項6または7によるバルブ。 【請求項9】 前記シール性の化合物は前記中央空洞部(10)のレベルに
    一つの滴(11)の形態で配置されていることを特徴とする請求項8によるバル
    ブ。 【請求項10】 前記シール性の化合物は、前記柔軟シートの内面の連続し
    た被膜の形態で配置されていることを特徴とする請求項9によるバルブ。 【請求項11】 前記2つの壁部の少なくとも一方は前記パッケージを構成
    している要素であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項によるバル
    ブ。 【請求項12】 約10mbarの前記パッケージの内圧で開放されること
    を特徴とする請求項1から11のいずれか一項によるバルブ。 【請求項13】 約3mbarの前記パッケージの内圧で閉鎖されることを
    特徴とする請求項1から12のいずれか一項によるバルブ。 【請求項15】 請求項1から14のいずれか一項によるバルブの、パッキ
    ングの後で60℃を超える温度での熱処理を少なくとも1回受ける食品製品のパ
    ッケージへの適用。 【請求項16】 請求項1から14のいずれか一項によるバルブの、医学ま
    たは薬学製品のように一回だけ使用され、パッキングの後で殺菌処理を少なくと
    も1回受ける製品のパッケージへの適用。 【請求項17】 前記バルブ(5)を支持しているパッケージの前記壁部(
    4)は蓋であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項によるバルブ
    を少なくとも一つ備えたパッケージ。
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