JP2003504817A - スマートカードリーダ - Google Patents

スマートカードリーダ

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JP2003504817A
JP2003504817A JP2001508768A JP2001508768A JP2003504817A JP 2003504817 A JP2003504817 A JP 2003504817A JP 2001508768 A JP2001508768 A JP 2001508768A JP 2001508768 A JP2001508768 A JP 2001508768A JP 2003504817 A JP2003504817 A JP 2003504817A
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チューニッセン，ヨハン
メイジル，フランク バン
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Abstract

(57)【要約】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向および長手方向に離間されたカード接触子（１４）とを有するスマートカード（１２）を収容するためのカードリーダ（１０、２０、１１０、１２０、２１０）が開示されている。カードリーダ（１０、２０、１１０、２１０、３１０）は、フレーム（３０、３２、１３０、１３２、２３０）、複数のリーダ接触子（２２）、挿入指示器スイッチ（１８、１１８）およびばね要素（４８）を含む。フレームは、このようなスマートカード（１２）を摺動可能に収容するための対向側を有する挿入開口部（５０、１５０、１５１）を提供する。複数のリーダ接触子（２２）は、カード接触子（１４）に係合するためにある。挿入指示器スイッチ（１８、１１８）は、カード接触子（１４）とリーダ接触子（２２）とが係合されるようにカード（１２）が位置決めされる時を確立すべく、リーダ（１０、２０、１１０、１２０、２１０）に位置決めされかつ構成される。ばね要素（４８）は、このようなカード側部に係合して、カードを開口部（５０、１５０、１５１）の対向側に対して付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の背景および要旨 本発明は一般的に電気コネクタに関する。より詳しくは、本発明は、リーダに
設けられた接触子がスマートカード上の接触面に係合する読取り位置に、他にス
マートカードとして知られるチップカードを挿入できるスマートカードリーダと
して知られる電気コネクタに関する。
【０００２】 スマートカードリーダは既知であり、また参考として本出願に組み込まれてい
る次の特許、米国特許第４，９７６，６３０号、第４，９０９，７４２号、第５
，２２５，６５３号、第５，３９５，２５９号、第４，７５２，２３４号、第５
，２２４，８７３号、第５，２５２，８１５号、第４，７３５，５７８号および
第５，１７６，５２３号が参照される。
【０００３】 従来のスマートカードリーダでは、固定部品、例えばフレームは、初期位置と
読取り位置との間の双方に装着される接触子支持体の形態の可動部品を含む。こ
のようなリーダへのスマートカードの挿入は、前記部材の中に支持された接触子
がカード上の対応する接触子に係合するように、接触子支持体の初期位置から読
取り位置への移動を引き起こす。スマートカードは、スマートカードブレーキと
して知られる装置によって読取り位置に保持される。読取り位置からのスマート
カードの取り外しは、リーダから突出するカードの端部を簡単に引くことによっ
て達成され、その結果、カードがブレーキから解放される。抜き取りプロセスの
間、接触子支持体は、接触子支持体上のばね手段の動作によって初期位置に戻る
。今説明した型式のスマートカードリーダは「プッシュプル原理」に従って動作
すると判断される。
【０００４】 ２つの非スタックスマートカードリーダが並んで装着されるならば占めるであ
ろうプリント回路基板の表面積の量、あるいはいわゆるリアルエステートのほぼ
半分を２つのリーダが占めるのを可能にするために、１対で、例えばスタック構
造体で使用可能なスマートカードリーダを提供することも知られている。この従
来のスタック構造体では、一方のスマートカードリーダが他方のリーダの真上方
向に装着され、プリント回路基板は２つのリーダの間に装着される。プリント回
路基板は上側リーダの電気接続点として働き、また下側リーダが装着されるプリ
ント回路基板に取り付けられた下方に延在するリード部を有する。
【０００５】 スマートカードリーダにはほぼ共通の４つの目的がある。第１の目的は、スペ
ース需要の小さい、特に高さの低いリーダを提供することである。第２の目的は
、リーダの部品が、低コスト加工と低コスト組立の両方にかなう、低コスト製造
が可能なリーダを提供することである。第３の目的は、スマートカードの挿入お
よび抜き取りが繰り返し行われる用途において、平均故障間隔が短くないリーダ
を提供することである。スタック構造体で利用されるスマートカードリーダに共
通の第４の目的は、プリント回路基板のリアルエステートの利用が可能な限り小
さな１対のリーダを提供することである。
【０００６】 従来のスマートカードリーダでは、可動の接触子支持体は、垂直運動が可能で
なければならない。この理由で、スマートカードリーダを高くしなければならな
い。スマートカードリーダはますます小型化する装置、例えばパームコンピュー
タで使用されるので、リーダの高さは考慮の重要な対象となる。多くの用途にお
いて、従来のスマートカードリーダが必要とする装置全高の追加の１インチ（２
．５４ｃｍ）によって、装置は市場で競合できなくなる場合がある。
【０００７】 可動部を有する従来のスマートカードリーダ、すなわち接触子支持体とばね手
段は、過酷な使用の結果故障しやすい。カードが繰り返しリーダに挿入されおよ
び抜き取りされるにつれ、接触子支持フレームの案内要素およびリーダフレーム
の案内通路は、摩擦により最終的にすり減る。これが起きると、リーダは故障し
、例えば接触子はスマートカード接触子と適切に合わなくなる。
【０００８】 従来のスマートカードリーダは、リーダを製造するために複雑な製造工程を必
要とする。これは、フレームと接触子支持部材を個別に製造し、次に、完成品の
リーダを製造するために、２つの部片をばねと共に組み立てなければならないか
らである。
【０００９】 プリント回路基板リアルエステートの使用の低減はスマートカードリーダの設
計目的であるが、従来のスタック構造体のスマートカードリーダはなお相当の量
のリアルエステートを使用する。例えば、従来のスマートカードリーダは、プリ
ント回路基板リアルエステートの２平方インチ（１２．９ｃｍ２）超を占め、現
在の規格ではかなりの量である。この使用空間を補償するために、スマートカー
ドリーダが装着されるプリント回路基板はしばしば拡張される。
【００１０】 したがって、側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向およ
び長手方向に離間したカード接触子とを有するスマートカードを受容するための
型式の本発明によるカードリーダは、フレーム、複数のリーダ接触子、挿入指示
器スイッチおよびばね要素を含む。フレームは、このようなスマートカードを摺
動可能に受容するための対向側を有する挿入開口部を提供する。複数のリーダ接
触子はカード接触子に係合するためにある。挿入指示器スイッチは、カード接触
子とリーダ接触子とが係合されるようにカードが位置決めされる時を確立するた
めに、リーダ上に位置決めかつ構成される。ばね要素は、このようなカードの側
部に係合して、カードを開口部の対向側に対して付勢する。
【００１１】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向および長手方向に
離間されたカード接触子とを有するスマートカードを収容するための型の本発明
のもう１つの観点によるカードリーダは、フレームと複数のリーダ接触子とを含
む。フレームは、このようなスマートカードを摺動可能に受容するための対向側
を有する頂部と底部とによって画定された挿入開口部を提供するワンピース要素
である。複数のリーダ接触子はカード接触子に係合する。
【００１２】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向および長手方向に
離間されたカード接触子とを有するスマートカードを収容するための型の本発明
のさらにもう１つの観点によるカードリーダは、フレームと複数のリーダ接触子
とを含む。フレームは、このようなスマートカードを摺動可能に受容するための
対向側を有する挿入開口部を提供する。複数のリーダ接触子はカード接触子に係
合し、１組の上側リーダ接触子と１組の下側リーダ接触子とを含む。リーダは、
その上方対面または下方対面のカード接触子によってスマートカードを読み取る
ように構成される。
【００１３】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向および長手方向に
離間されたカード接触子とを有するスマートカードを収容するための型の本発明
のさらにもう１つの観点によるカードリーダは、フレームと複数のリーダ接触子
とを含む。フレームは、このようなスマートカードを摺動可能に受容するための
対向側を有する頂部と底部とによって画定された挿入開口部を提供する。挿入開
口部は、２倍厚さのスマートカードを受容するように構成される。複数のリーダ
接触子はカード接触子に係合する。リーダ接触子は底部に設けられ、上部には、
カードをリーダ接触子に対して付勢するための要素が設けられる。
【００１４】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面の横方向および長手方向に
離間されたカード接触子とを有するスマートカードを収容するための型の本発明
によるカードリーダは、フレームと複数のリーダ接触子と挿入指示器スイッチと
を含む。フレームは、このようなスマートカードを摺動可能に受容するための対
向側を有する挿入開口部を提供する。複数のリーダ接触子はカード接触子に係合
するためにある。カードの前縁が前記スイッチ接触子を移動させるように、挿入
指示器スイッチは、カードの移動方向の直角方向に相対移動可能な頂部スイッチ
接触子と底部スイッチ接触子とを具備する。
【００１５】 本発明の追加の利点と特徴は、今認識されるような本発明を実施する最善形態
を示している好適な実施形態の次の詳細な説明を考慮することによって、当業者
に明らかになるであろう。
【００１６】 図面の詳細な説明 本出願に開示したスマートカードリーダは、独立型構造体であるいはスタック
構造体の上側または下側リーダとして使用することができる。図１〜図４は本発
明の上側スマートカードリーダ１０を示しており、ダブル（またはスタック）構
造体８の頂部スマートカードリーダとして（図１０、図１３参照）、あるいは単
一構造体の独立型スマートカードリーダとして利用される。リーダ１０は、フレ
ーム３０と、信号接触子２２と、挿入指示器スイッチまたはシールスイッチ組立
体１８とを具備する。スマートカード１２（図２９〜図３１参照）がリーダ１０
に完全に挿入された場合、カード接触子１４は、リーダ１０の信号接触子２２に
よって電気接続され、これによって、リーダ１０が装着されるＰＣＢ１６（図１
０〜図１３）またはメインプリント回路基板（図示せず）のような、カード接触
子１４から信号接触子２２を通してプリント回路基板への導電性の通路を提供す
る。スマートカード１２がリーダ１０に完全に挿入されたとき、シールスイッチ
組立体１８はカード１２の前縁によって作動される。スイッチ１８の作動によっ
て、スマートカード接触子１４と信号接触子２２とが電気接続されているという
表示が、リーダ１０が装着された装置に対し行われる。
【００１７】 フレーム３０は、他の部品が装着されるＭａｋｒｏｌｏｎ９４２５のような非
導電性の成形材料の単一ピースである。フレーム３０は、４つの装着孔４２、２
つのスナップ装着脚部２８および２つのスペーサ支柱２９によって形成される。
装着孔４２は、上側リーダ１０と下側リーダ２０がスタック構造体８で利用され
る場合（図１０〜図１３参照）、下側スマートカードリーダ２０の装着ペグ３６
に接続位置を提供する（図５〜図７参照）。脚部２８は、リーダ１０が装着され
るプリント回路基板に対するリーダ１０の確実な取付けを可能にする。スペーサ
支柱２９は、リーダ１０が装着されるＰＣＢに接触して、安定性を提供する。フ
レーム３０上に３つまたは４つのスナップ装着脚部２８を設け、各追加スナップ
装着脚部２８がスペーサ支柱にとって代わることは、本発明の範囲内にある。
【００１８】 信号接触子２２は、フレーム３０の下側前後部レール３９、４１の上面に形成
された接触子装着ノッチ４４に装着される。信号接触子２２は、カード１２の接
触子１４とリーダ１０が装着されるプリント回路基板との間に電気経路を提供す
る。接触子２２の湾曲接続面２４は、挿入および抜き取り中にカード１２との低
いすべり摩擦係数を可能にし、操作中にカード１２との信頼性の高い電気結合も
可能にする。シールスイッチ組立体１８は、スマートカード１２がリーダ１０に
完全に挿入されたとき、スイッチ１８がスマートカード１２によって作動される
ように、フレーム３０の後部レール４１に形成されたスイッチ装着部４６に装着
される。
【００１９】 図５〜図７は、ダブル（またはスタック）構造体の底部スマートカードリーダ
として利用される本発明の下側スマートカードリーダ２０を示している。リーダ
２０は、フレーム３２と信号接触子２２とシールスイッチ組立体１８とを具備す
る。フレーム３２は、他の部品が装着されるＭａｋｒｏｌｏｎ９４２５のような
非導電性の成形材料の単一ピースである。フレーム３２は、４つの装着ペグベー
ス３４、４つの装着ペグ３６，２つのスナップ装着脚部２８および２つのスペー
サ支柱２９によって形成される。ペグベース３４は、上側リーダ１０と下側リー
ダ２０がスタック構造体８で使用される場合、上側スマートカードリーダ１０が
装着されるプリント回路基板１６の支持を可能にする。（図１０〜図１３を参照
）。ペグ３６は、上側リーダ１０と下側リーダ２０がスタック構造体８で使用さ
れる場合、上側リーダ１０の支持と保持とを行う。脚部２８は、リーダ２０とフ
レーム３２が装着されるプリント回路基板（図示せず）に対するリーダ２０の確
実な取付けを可能にする。
【００２０】 信号接触子２２は、フレーム３２の下側前後部レール３９、４１の上面に形成
された接触子装着ノッチ４４に装着される。信号接触子２２は、カード１２の接
触子１４とリーダ２０が装着されるプリント回路基板との間に電気経路を提供す
る。接触子２２の湾曲接続面２４は、挿入および抜き取り中にカード１２との低
いすべり摩擦係数を可能にし、操作中にカード１２との信頼性の高い電気結合も
可能にする。スイッチ組立体１８は、スマートカード１２がリーダ１０に完全に
挿入されたとき、スイッチ１８がスマートカード１２によって作動されるように
、フレーム３２の後部レール４１に形成されたスイッチ装着部４６に装着される
。
【００２１】 フレーム３０が装着孔４２付きで形成され、一方、フレーム３２が装着ペグベ
ース３４と装着ペグ３６付きで形成される点を除いて、上側スマートカードリー
ダ１０のフレーム３０と下側スマートカードリーダ２０のフレーム３２が同一で
あることに留意されたい。したがって、上側リーダ１０とフレーム３０のみにつ
いて以下に詳細に説明するが、下側リーダ２０とフレーム３２は同様に構成され
ると理解される。
【００２２】 例えば、図１〜図４および図８に示したように、接触子装着ノッチ４４がフレ
ーム３０の前後部レール３９、４１に形成されて、信号接触子２２用の装着位置
を提供する。フレーム３０の形成後、信号接触子２２の保持タブ部８４は装着ノ
ッチ４４の位置のフレーム３０に装着される。
【００２３】 スイッチ脚部または端子７６は、リーダ１０、２０が装着される回路基板に装
着され、回路基板とスイッチ１８との間の電気接続を提供する。スイッチ１８は
、カードリーダ１０または２０が装着された装置に、スマートカード１２が読取
り位置に完全に挿入されているとの表示を行う通常開または通常閉の単極、単投
瞬間スイッチである。前述したように、スイッチ装着部４６は、フレーム３０の
後部レール４１に形成されて、例えば図４に示したようなスイッチ組立体１８用
の装着位置を提供する。
【００２４】 カードラッチまたはばね部材４８はフレーム３０の側部レール３３の開口に形
成され、意図することなくカード１２がリーダ１０から抜き取られるのを防止す
るのに十分な摩擦係数を提供する。ばね４８は、カードスロット５０内のカード
１２の運動方向に対して接線方向にカード１２に力を及ぼすことによって、この
摩擦係数を提供する。この力は、カード１２とばね４８との間に、またカード１
２と、ばね４８と反対側のカードスロット５０の側部レール２７の垂直内面５７
との間にも摩擦を生み出す。
【００２５】 図９は、フレーム３０の上面および下面に対するカードスロット５０の位置を
主に示している。図９はまた、フレーム３０の下のスナップ装着脚部２８とスペ
ーサ支柱２９の位置、およびフレーム３０上のスイッチ装着部４６の位置を示し
ている。カードスロット５０は、複数の表面によって画定されるスマートカード
１２のために設けられる空間であり、その表面の４つを図９に見ることができる
。カードスロット５０を画定する図９のフレーム３０の可視部分は、スロット頂
部５８、スロット底部６２、側部レール２７の左側の垂直側壁５７およびスロッ
ト後部５２である。カードスロット５０の第５の部分、すなわち側部レール３３
の右側の垂直壁部５９は図２と図４に示され、左側の垂直側壁５７と同様である
。頂部５８は接触面５６と案内傾斜面６０とを具備する。案内傾斜面６０は、カ
ード１２の初期挿入時にスロット５０内へのカード１２の案内を可能にする。接
触面５６はカード１２の上方方向の運動を制限し、ばね荷重を受ける信号接触子
２２によってカード１２の底面に及ぼされる力と反対に、カード１２の頂面に垂
直の力を及ぼし、これによって、カード接触子１４とリーダ１０の信号接触子２
２との係合を保持する。
【００２６】 カードスロット５０の底部６２は、接触面６６と案内傾斜面６４とを具備する
。案内傾斜面６４は、カード１２の初期挿入時にスロット５０内へのカード１２
の案内を可能にする。接触面５６はカード１２の下方方向の運動を制限する。ス
ロット後部５２は、挿入方向のカード１２の運動を制限する接触面５４を具備す
る。
【００２７】 図１０〜図１３は、２つのスマートカードリーダ、すなわちスタック構造体８
の上側スマートカードリーダ１０と下側スマートカードリーダ２０とを利用して
、２つのスマートカード１２の利用を可能にする本発明の実施形態を示している
。ＰＣＢ１６は上側リーダ１０に装着され、下側リーダ２０はＰＣＢ１６と上側
リーダ１０とに装着される。下方保持力は、ペグ３６の頂部が装着孔４２の直径
よりも大きくなるようにペグ３６の頂部が組立工程中に変形されるときに、装着
ペグ３６によって上側リーダ１０に及ぼされる。ペグ３６のこの変形は、ペグ３
６がリベットのように機能し、したがって保持機能を果たすようにさせる。上側
リーダ１０は、下側リーダ２０が装着される回路基板にＰＣＢ１６とヘッダ組立
体４０とを介して電気接続される。
【００２８】 例えば、図１０〜図１３に示したように、ＰＣＢ１６は上側および下側リーダ
１０と２０の間に間挿される。装着ペグ３６は、下側リーダ２０の装着ペグベー
ス３４から上方に延在し、またＰＣＢ１６のペグ装着孔８０と上側リーダ１０の
装着孔４２とを通して延在する。ペグベース３４はＰＣＢ１６と下側リーダ２０
との間に適切な遊びを可能にし、この結果、電気部品８２をＰＣＢ１６の底面に
装着し得る。上側リーダ１０は、信号接触子２２の脚部２６を介して回路基板１
６に取り付けられる。ＰＣＢ１６上のトレース（図示せず）は、脚部２６とスイ
ッチ脚部７６とをヘッダ組立体４０に結合する。ＰＣＢ１６は回路基板（図示せ
ず）に電気的に接続され、前記基板に下側カードリーダ２０がヘッダ組立体４０
を介して固着される。上側リーダ１０の脚部２８は、ＰＣＢ１６の孔８１の位置
でＰＣＢ１６に取り付けられる。下側リーダ２０の２８がいずれのカードリーダ
１０と２０の中装置の中同様に回路基板（図示せず）に取り付ける脚部が利用さ
れる。
【００２９】 例えば、図１２に示したように、ダブルスマートカードリーダ８のＰＣＢ１６
は装着ペグ孔８０、脚部装着孔８１、ヘッダ結合孔８８、接触子脚部孔９０およ
び検出スイッチ脚部孔９２を含む。接触子２２の接触子脚部２６は接触子脚部孔
９０を通して延在し、ＰＣＢ１６にはんだ付けされる。同様に、ヘッダ４０のリ
ード部はヘッダ結合孔８８を通して延在し、ＰＣＢ１６にはんだ付けされる。挿
入指示器スイッチ脚部７６は、検出スイッチ脚部孔９２を通して延在し、プリン
ト回路基板１６にはんだ付けされる。種々のリード部のはんだ付けは、プリント
回路基板１６の回路（図示せず）へのヘッダ４０、接触子２２およびスイッチ１
８の結合を可能にする。
【００３０】 ＰＣＢ１６は、本発明によるＰＣＢ１６上に能動部品８２を包含するための頂
面および底面導電層を含む。２つのＤＩＰチップとして示しているが、能動部品
８２はキャパシタ、ダイオードのようなアイテム、およびマルチプロトコルＩＣ
カードカプラＴＤＡ８００６、抵抗器、インダクタ等のような集積回路を含むこ
とが可能である。
【００３１】 ＰＣＢ１６に対する種々の部品の適切な接続を可能にするために、ある孔がＰ
ＣＢの中にめっきされ、また他の孔はめっきされない。例えば、ペグ装着孔８０
は、電気結合が行われないのでめっきされない。孔８１もめっきをされない。接
触子脚部孔９０はめっきされ、ＰＣＢ１６への接触子脚部２６の結合を可能にす
る。同様に、ヘッダ４０のリード部９７は、めっきされたヘッダ結合孔８８を通
して延在する。スイッチリード部７６も、めっきされたスイッチ脚部孔９２を通
して延在し、プリント回路基板１６にはんだ付けされる。ＰＣＢ１６はまた、能
動部品をＰＣＢ１６に結合するための他のめっきされた結合孔（図示せず）を含
み得る。
【００３２】 図１４〜図１７は、デュアルサイドスマートカードリーダ１１０と２倍厚さの
スマートカードリーダ１２０とを利用して、２つのスマートカード１２の利用を
可能にするダブルスタックスマートカードリーダ１０８を示している。本発明の
この実施形態は、デュアルサイドスマートカードリーダ、すなわちスマートカー
ドの配向と無関係にスマートカードを読み取ることができるスマートカードリー
ダと、２倍厚さのスマートカードリーダ、すなわち標準厚さおよび２倍厚さのス
マートカードを読み取ることができるスマートカードリーダとを積み重ねること
によって、プリント回路基板リアルエステートの使用に取り組む。このスタック
構造体１０８では、プリント回路基板１１６はデュアルサイドリーダ１１０に装
着され、また２倍厚さのリーダ１２０はカード１１６と上側リーダ１１０とに装
着される。デュアルサイドリーダ１１０の上側フレーム部品１３１の接触子２２
は、ヘッダ１４０によってプリント回路基板１１６に電気接続される上側プリン
ト回路基板１０６に電気的に結合される。デュアルサイドリーダ１１０の下側フ
レーム部品１２９の接触子２２は、プリント回路基板１１６に電気的に結合され
、この基板は、ヘッダ組立体１４０を介して２倍厚さのリーダ１２０が装着され
る回路基板（図示せず）に結合される。
【００３３】 図１４〜図１７を参照すると、２倍厚さのスマートカードリーダ１２０、デュ
アルサイドスマートカードリーダ１１０、ＰＣＢ１１６および第２のＰＣＢ１０
６を含むダブルスタックスマートカードリーダ１０８が示されている。ＰＣＢ１
１６が、下側カードリーダとして示した２倍厚さのスマートカードリーダ１２０
と上側スマートカードリーダとして示したデュアルサイドスマートカードリーダ
１１０との間に間挿される。ＰＣＢ１１６と１０６の両方は、電子部品８２（Ｐ
ＣＢ１１６についてのみ図示）と、上述のＰＣＢ１６と同様のプリント回路とを
有し、ダブルスタックスマートカードリーダ１０８が装着される回路基板（図示
せず）の小型化を容易にし得る。本出願に用いられているように、用語デュアル
サイドスマートカードリーダ１１０とは、スマートカードリーダが、リーダ１１
０内のスマートカード１２の位置と無関係にスマートカード１２に含まれる情報
を読み取ることができることを示している。また、用語２倍厚さのスマートカー
ドリーダ１２０とは、スマートカードリーダが、標準厚さおよび２倍厚さのスマ
ートカードの両方に含まれる情報を読み取ることができることを示している。
【００３４】 デュアルサイドスマートカードリーダ１１０は、標準（０．８ｍｍ）カード１
２用に設計され、したがって単一の厚さの開口部１５０を含む。デュアルサイド
リーダ１１０の上側および下側フレーム部材１３１、１２９に位置する電気接触
子２２の接続はまた、メインボード（図示せず）に伝えられなければならない。
この接続は、例えば図１４〜図１７に示したように、また上述のように、プリン
ト回路基板１１６、プリント回路基板１０６および標準ＮＨＥコネクタまたはヘ
ッダ１４０によって行われる。この解決策は、既存のスマートカードリーダ（単
一読取り）をデュアルサイドバージョン１１０にアップグレードすることを可能
にする。顧客のメインボードは同じままである。
【００３５】 デュアルサイド頂部リーダ１１０と２倍厚さの底部リーダ１２０とを含むダブ
ルスタックスマートカードコネクタ１０８が図１４〜図１７に示されており、プ
リント回路基板１１６は頂部リーダ１１０と底部リーダ１２０との間に間挿され
、頂部プリント回路基板１０６は頂部リーダ１１０に結合されている。しかし、
２倍厚さのスマートカードリーダ１２０およびデュアルサイドスマートカードリ
ーダ１１０を組み合わせて、標準厚さのスマートカードリーダ１０、２１０の任
意の組合せを積み重ねることは、本開示の教示に含まれることを理解すべきであ
る。
【００３６】 デュアルサイドスマートカードリーダ１１０は図１８〜２０に単独で示されて
いる。前述したように頂部リーダ１１０はデュアルサイドであり、これは、リー
ダ１１０が、リーダ１１０のカード１２の位置と無関係にスマートカード１２の
情報を読み取ることができることを意味する。スマートカードの配向、すなわち
上側が上向き、あるいは逆さまとは無関係に、スマートカード１２の読取りを可
能にするために、電気接触子２２は、図１８〜２０に示したように、リーダ１１
０のフレーム１３０の下側部１２９およびリーダ１１０のフレーム１３０の上側
部１３１の両方に存在する。デュアルサイドスマートカードリーダ１１０は、標
準（０．８ｍｍ）カード１２用に設計され、したがって単一の厚さの開口部１５
０を含む。デュアルサイドリーダ１１０のフレーム１３０の上側および下側部品
１３１、１２９に位置する電気接触子２２の接続はまた、メインボード（図示せ
ず）に伝えられなければならない。この接続は、上述のように、プリント回路基
板１１６、プリント回路基板１０６および標準ＮＨＥコネクタまたはヘッダ１４
０によって行われる。プリント回路基板１１６と頂部プリント回路基板１０６と
を接続するために、単一のＮＨＥヘッダ１４０のみが使用される。この解決策は
、既存のスマートカードリーダ（単一読取り）をデュアルサイドバージョン１１
０にアップグレードすることを可能にする。顧客のメインボードは同じままであ
る。
【００３７】 図１８〜２０を参照すると、デュアルサイドスマートカードリーダ１１０の構
造が示されている。デュアルサイドカードリーダ１１０は、上側フレーム部材１
３１と下側フレーム部材１２９とを有するフレーム１３０と、複数の信号接触子
２２と、シールされていない挿入指示器スイッチ１１８とを含む。下側フレーム
部材１２９と上側フレーム部材１３１の各々は、Ｍａｋｒｏｌｏｎ９４２５のよ
うな非導電性の成形材料である。有利に、上側フレーム部材１３１と下側フレー
ム部材１２９は対称であり、単一鋳型による製造を可能にし、これによってデュ
アルサイドスマートカードリーダ１１０の製造費用を低減する。したがって、上
側フレーム部材１３１と下側フレーム部材１２９の両方を説明するに際し、下側
フレーム部材１２９が参照され、上側フレーム部材は実質的に同一であることが
理解される。上側フレーム部材１３１と下側フレーム部材１２９との唯一の差は
、挿入指示器スイッチ１１８が上側フレーム部材１３１に装着されず、デュアル
サイドスマートカードリーダ１１０の組立時に、カードラッチ４８を上側フレー
ム部材１３１から取り外してもよいし、あるいはそうしなくてもよいことである
。
【００３８】 フレーム部材１３１、１２９は、離間した側部レール１２７、１３３、側部レ
ール１２７、１３３の間に延在する前部レール１３９および後部レール１４１、
前部レール１３９と後部レール１４１との間に延在する交差部材１４３、および
側部レール１２７と交差部材１４３との間に延在するカード支持レール１４５を
含む。各側部レール１２７、１３３は、２つの装着孔１４２、結合ペグ１３７、
結合孔１３５、開口、およびスナップ装着脚部２８を含むように形成される。結
合孔１３５は、上側および下側フレーム部品１３１、１２９の両方のために、デ
ュアルサイドスマートカードリーダ１２０の反対側のフレーム部品の結合ペグ１
３７に接続位置を提供する。スマートカードの挿入時に曲がってスマートカード
１２に摩擦係合し、スマートカード１２をスマートカードホルダ１１０内に固定
するように設計された片持ちのカードラッチ４８が、側部レール１３３上の開口
内に延在する。１つのカードラッチ４８をスマートカード１２に係合させるだけ
で済むので、例えば図１８〜２０に示したように、デュアルサイドスマートカー
ドリーダ１１０の組立時、上側フレーム１３１の側部レール１３３の開口からカ
ードラッチ４８を抜き取ることが可能である。
【００３９】 側部レール１２７上の結合ペグ１３７は、側部レール１３３上の結合孔１３５
と同一の変位だけ前部レール１３９から変位させられる。同様に、側部レール１
３３上の結合ペグ１３７は、側部レール１２７上の結合孔１３５と同一の変位だ
け前部レール１３９から変位させられる。したがって、一方のフレーム部材１３
１、１２９が他方のフレーム部材１２９、１３１に対して逆さまにされた場合、
側部レール１２７上の結合ペグ１３７は側部レール１３３上の結合孔１３５に収
容され、また側部レール１３３上の結合ペグ１３７は側部レール１２７上の結合
孔１３５に収容される。リベットのように、結合ペグ１３７が結合孔１３５に収
容された後、結合ペグは熱変形されて、上側フレーム部材１３１を下側フレーム
部材１２９に結合する。装着孔１４２は、デュアルサイドスマートカードリーダ
１１０および２倍厚さのスマートカードリーダ１２０がスタック構造体１０８で
利用される場合、２倍厚さのスマートカードリーダ１２０の装着ペグ１３６に接
続位置を提供する。スナップ装着脚部２８は、例えば図１４に示したように、プ
リント回路基板１１６と１０６に対するデュアルサイドスマートカードリーダ１
１０の確実な固定を可能にする。
【００４０】 図２０に最もよく示されているように、側部レール１３３の外側縁は、前部レ
ール１３９の上面１５４、カード支持レール１４５の頂面１５６、および交差部
材１４３の頂面１５８を越えて上方に延在する。傾斜面１６０が前部レール１３
９の前部に形成される。前部レール１３９はまた、長手方向に延在する頂面１５
４を含むように形成される。カード支持レール１４５の前縁はまた、傾斜面（図
示せず）を含み得る。背部レール１４１の頂面１６８は、側部レール１２７、１
３３に当接する上方延在ストッパ１６６を含むように形成される。
【００４１】 上側フレーム部材１３１が下側フレーム部材１２９に結合された場合、例えば
図１８〜２０に示したように、頂面１５４、１５６、１５８は、スマートカード
を受容する挿入スロット１５０を画定する。前部レール１３９の傾斜面１６０は
案内傾斜路として機能し、挿入スロット１５０内へのスマートカード１２の挿入
を容易にする。スマートカード１２が挿入スロット１５０に挿入されるにつれ、
スマートカード１２の前縁は前部レール１３９の頂面１５４の上に乗り、頂部フ
レーム部材１３１に取り付けられた接触子２２と底部フレーム部材１２９に取り
付けられた接触子２２との間を滑動する。
【００４２】 スマートカード１２の前縁がカード支持レール１４５に到達する前に、スマー
トカード１２が僅かに不整列になる可能性がある。カード支持レール１４５の傾
斜面（図示せず）は、スマートカード１２の前縁を再び整列して、挿入スロット
１５０内へのスマートカード１２の完全な挿入を促進するように機能し得る。ス
マートカード１２の前縁が後部レール１４１上のストッパ１６６に到達した場合
、挿入は完了する。
【００４３】 前部レール１３９および後部レール１４１は、信号接触子２２が受容される接
触子受容溝または装着ノッチ４４を含むように形成される。デュアルサイドスマ
ートカードリーダ１１０のフレーム１３０の下側フレーム部品１２９に装着され
た信号接触子２２は、スマートカード１１０が接触子側を下にして挿入されるな
らば、カード１２の接触子１４とリーダ１１０が装着されるプリント回路基板１
１６との間に電気経路を提供する。デュアルサイドスマートカードリーダ１１０
のフレーム１３０の上側フレーム部品１３１に装着された信号接触子２２は、ス
マートカード１２が接触子側を上にして挿入されるならば、カード１２の接触子
とリーダ１１０が装着されるプリント回路基板１０６との間に電気経路を提供す
る。
【００４４】 後部レール１４１は、スイッチ１１８のスイッチ接触子１７４と１７６の装着
端部を受容するためのスイッチ接触子受容チャネルを含むように形成される。打
ち抜きして、形成された挿入指示器スイッチ１１８は、スマートカード１２がリ
ーダ１１０に完全に挿入されたとき、スイッチ接触子１７４と１７６がスマート
カード１２によって開口されるように、デュアルサイドスマートカードリーダ１
１０の下側フレーム部材１２９の後部レール１４１に装着される。スイッチ装着
部１７３は、下側および上側フレーム部材１２９、１３１の後部レール１４１に
形成されて、挿入指示器スイッチ１１８の固定接触子１７４および移動接触子１
７６に装着位置を提供する上側装着ノッチ１７５および下側装着ノッチ１７７を
提供する。デュアルサイドスマートカードリーダ１１０の組立時、スイッチ接触
子１７４と１７６は、下側フレーム部材１２９のみの後部レール１４１のチャネ
ル内に装着される。挿入指示器スイッチ１１８の動作の説明は、スマートカード
リーダ２１０について以下に記述する。信号接触子２２は、上側フレーム部材１
３１と下側フレーム部材１２９の前部レール１３９と後部レール１４１の両方の
ノッチ４４に受容される。
【００４５】 デュアルサイド動作のために、第１の側部に接触子１４と、接触子を有しない
第２の対向側とを有するスマートカード１２が、デュアルサイドリーダ１１０に
よって使用される。下側フレーム部材１２９の接触子２２は、スマートカード１
２がリーダ１１０に挿入されるときにスマートカードに垂直力を加えるべく、ま
た接触子側が下になるようにスマートカード１２が挿入されるときにスマートカ
ード１２の接触子と電気的に結合すべく、配設される。上側フレーム部材１３１
の接触子２２は、スマートカード１２がリーダ１１０に挿入されるときにスマー
トカードに垂直力を加えるべく、また接触子側が上になるようにスマートカード
１２が挿入されるときにスマートカード１２の接触子と電気的に結合すべく、配
設される。かくして、下側フレーム部品１２９の接触子２２は、接触子側が上に
なるようにスマートカード１２がリーダ１１０に挿入されるとき、スマートカー
ド１２の接触子にバイアスをかけて、上側フレーム部品１３１の接触子２２と係
合させる。同様に、上側フレーム部品１３１の接触子２２は、接触子側が下にな
るようにスマートカード１２が挿入されるとき、スマートカード１２の接触子１
４にバイアスをかけて、下側フレーム部品１２９の接触子２２と係合させる。
【００４６】 図２１〜図２４を参照すると、ワンピースフレーム１３２と８つの信号接触子
２２とバイアス要素１５７とを具備する２倍厚さのスマートカードリーダ１２０
が示されている。フレーム１３２は、Ｍａｋｒｏｌｏｎ９４２５のような非導電
性の材料から形成される。フレーム１３２は、フレーム部材１３１、１２９と同
様であるが、装着孔４２、結合孔１３５、または結合ペグ１３７を含まない。そ
の代わりに、フレーム１３２は、４つの装着ペグベース１３４、４つの装着ペグ
１３６、ブリッジ１４８、内側方向延在側部１６９および突出部１５５を含むよ
うに形成される。ペグベース１３４は、デュアルサイド１１０と２倍厚さのリー
ダ１２０がスタック構造体１０８で使用される場合、デュアルサイドカードリー
ダ１１０が装着されるプリント回路基板１１６の支持を可能にする。（図１４〜
図１７参照）。
【００４７】 再び図２１〜図２４を参照すると、ダブルスタックスマートカードリーダ１０
８の２倍厚さのリーダ１２０が示されている。本発明の関連で、２倍厚さは、ス
マートカードリーダ１２０が標準厚さのスマートカード１２からの、あるいは２
倍厚さのスマートカード（図示せず）からの情報を読み取ることができることを
意味する。２倍厚さのスマートカードリーダ１２０はデュアルサイドではない。
【００４８】 ２倍厚さのスマートカードリーダ１２０は単一の一体成形フレーム１３２を含
むので、電気接触子２２は下側前後部レール１３９、１４１にのみ存在する。２
倍厚さのカードスロット１５１の画定を補助するフレーム１３２の上部は、フレ
ーム１３２の対向側から延在する内側方向延在側部１６９と、フレーム１３２の
後部から前方に延在する片持ちのバイアス要素１５７とを含む。垂直力は、接触
子２２によってスマートカード１２に及ぼされる力に対抗するバイアス要素１５
７によって及ぼされる。
【００４９】 バイアス要素１５７は、可撓性の突出部１５５および金属ばね１２２を含む。
突出部１５５は、フレーム１３２の後部レール１４１から内側方向に延在し、ま
た信号接触子２２の湾曲接触面に隣接して下方方向に突出する。可撓性の突出部
１５５は、リーダ１２０の一部のワンピースフレーム１３２として成形される。
突出部１５５は凸状下面１５３を有し、単一または２倍厚さのスマートカードの
非接触支承面の係合を促進する。ばね１２２は、第１の端部１４７をブリッジ１
４８にスティッチすることによって装着され、また突出部１５５に結合された片
持ちアーム１４９を含む。バイアス要素１５８は、突出部１５５によりカード１
２に及ぼされる垂直力を制御し、接触子１４を付勢して電気接触子２２と係合さ
せる。一例として、機械ばね１２２はばね鋼から形成される。代わりに、バイア
ス要素１５７は、１０個のような複数の機械ばね４８、または単一のばね要素を
含み、電気接触子２２に対する垂直力を制御し得る。
【００５０】 信号接触子２２は、フレーム１３２の前後部レール１３９、１４１に装着され
、カード１２の接触子１４とリーダ１２０が装着されるプリント回路基板との間
に電気経路を提供する。接触子２２の湾曲接続面２４は、挿入および抜き取り中
にカード１２との低いすべり摩擦係数を可能にし、操作中にカード１２との信頼
性の高い電気結合も可能にする。打ち抜きして、形成された挿入指示器スイッチ
１１８は、スマートカード１２がリーダ１２に完全に挿入されたとき、通常閉の
スイッチ接触子１７４、１７６がスマートカード１２によって開口されるように
、フレーム１３２の後部に装着される。
【００５１】 ２倍厚さのスマートカードリーダ１２０のフレーム１３２は、２つのスナップ
装着脚部２８、２つのスペーサ支柱２９、装着ペグベース１３４、および装着ペ
グ１３６を含むように形成される。装着ペグ１３６は、プリント回路カード１１
６を通して、デュアルサイドスマートカードリーダ１１０のフレーム部材１３１
、１２９の装着孔４２の中に延在する。
【００５２】 ２倍厚さのスマートカードリーダ１２０の信号接触子２２は、顧客のメインボ
ード（図示せず）に直接接続される。電気接触子２２のはんだ用脚部２６は、顧
客のメインボード（図示せず）に直接はんだ付けされる。バイアス要素１５７は
、挿入されたスマートカード１２に機械的な力を加えるために存在する。バイア
ス要素１５７の合計の力は、８つの電気接触子２２の合計の力よりも大きく、電
気接触子２２の方向に正味の力を生じる。電気接触子２２の変位はフレーム１３
２によって制限され、スマートカードの厚さに無関係に垂直力が変化しないこと
を可能にする。
【００５３】 スイッチ装着部１７３はフレーム１３２の後部レールに形成されて、挿入指示
器スイッチ１１８の固定接触子１７４および移動接触子１７６に装着位置を提供
する上側装着ノッチ１７５および下側装着ノッチ１７７を提供する。
【００５４】 図２４を参照すると、デュアルサイドスマートカードリーダ１１０、２倍厚さ
のスマートカードリーダ１２０、およびワンピースフレームスマートカードリー
ダ２１０において使用される挿入指示器スイッチ１１８の構造が詳細に示されて
いる。同様の参照番号がデュアルサイドスマートカードリーダ１１０と２倍厚さ
のスマートカードリーダ１２の同様の部品のために使用されているので、挿入指
示器スイッチ１１８については、スマートカードリーダ２１０に関し以下に記述
し、このような説明は、挿入指示器スイッチ１１８を用いる他のリーダに適用さ
れると理解される。
【００５５】 図２５〜図２８は、本発明のワンピースフレームスマートカードリーダ２１０
を示しており、ダブル（またはスタック）構造体の頂部スマートカードリーダと
して、あるいは単一構造体の独立型スマートカードリーダとして利用される。ス
マートカードリーダ２１０は、スマートカード２１０の背部レール２４１が挿入
指示器スイッチ１１８を受容するように構成され、一方、リーダ１０の背部レー
ル４１が挿入指示器スイッチ１８を受容するように構成される点を除いて、スマ
ートカード１０と非常に類似している。本出願に開示したスマートカードリーダ
１０、２０、１１０、１２０、２１０の構造体の各々は、ある同一の、またある
同様の部品を有する。同一の部品を示すために同一の参照番号が使用されており
、使用されるであろうし、また同様の部品を識別するために同様の参照番号が使
用されており、使用されるであろう。
【００５６】 リーダ２１０は、フレーム２３０と、信号接触子２２と、打抜きして形成され
た挿入指示器スイッチ１１８とを具備する。フレーム２３０は、他の部品が装着
される非導電性の成形材料の単一ピースである。フレーム２３０は、４つの装着
孔４２、２つのスナップ装着脚部２８および２つのスペーサ支柱２９によって形
成される。装着孔４２は、スマートカードリーダ２１０と下側リーダ２０、１２
０がスタック構造体で利用される場合、下側スマートカードリーダ２０、１２０
の装着ペグ３６、１３６に接続位置を提供する。脚部２８は、リーダ２１０が装
着されるプリント回路基板に対するリーダ２１０の確実な取付けを可能にする。
信号接触子２２は、フレーム２３０の下側前部レール１３９および下側後部レー
ル２４１に装着され、カード１２の接触子とリーダ２１０が装着されるプリント
回路基板との間に電気経路を提供する。打ち抜きして、形成された挿入指示器ス
イッチ１１８は、スマートカード１２がリーダ２１０に完全に挿入されたとき、
固定スイッチ接触子１７４および移動スイッチ接触子１７６がスマートカード１
２によって作動されるように、フレーム２３０の後部レール２４１に装着される
。（図２９〜図３１参照）。
【００５７】 フレーム２３０の前後部レール３９、２４１に接触装着ノッチ４４が形成され
、信号接触子２２用の装着位置を提供する。スイッチ装着部１７３はフレーム２
３０に形成されて、挿入指示器スイッチ１１８の固定接触子１７４および移動接
触子１７６に装着位置を提供する上側装着ノッチ１７５および下側装着ノッチ１
７７を提供する。ばねカードラッチ４８はフレーム２３０に形成され、意図する
ことなくカード１２がリーダ２１０から抜き取られるのを防止するのに十分な摩
擦係数を提供する。ばねカードラッチ４８は、カードスロット５０内のカード１
２の運動方向に対して接線方向にカード１２に力を及ぼすことによって、この摩
擦係数を提供する。この力は、カード１２とばねカードラッチ４８との間に、ま
たカード１２と、ばねカードラッチ４８と反対側のカードスロット５０の側部レ
ール５７の垂直内面５７との間にも摩擦を生み出す。
【００５８】 カードスロット５０は、複数の表面によって画定されるスマートカード１２の
ために設けられる空間である。カードスロット５０を画定するフレーム２３０の
部分は、スロット頂部５８、スロット底部６２、側部レール２７の左垂直側壁５
７、スロット後部部分５２および側部レール３３の右垂直壁部５９である。頂部
５８は接触面５６と案内傾斜面６０とを具備する。案内傾斜面６０は、カード１
２の初期挿入時にスロット５０内へのカード１２の案内を行う。接触面５６はカ
ード１２の上方方向の運動を制限し、ばね荷重を受ける信号接触子２２によって
カード１２の底面に及ぼされる力と反対に、カード１２の頂面に垂直の力を及ぼ
し、これによって、カード接触子１４とリーダ１０の信号接触子２２との係合を
保持する。
【００５９】 カードスロット５０の底部６２は接触面６６と案内傾斜面６４とを具備する。
案内傾斜面６４は、カード１２の初期挿入時にスロット５０内へのカード１２の
案内を行う。接触面６６はカード１２の下方方向の運動を制限する。スロット後
部５２は、挿入方向のカード１２の運動を制限する接触面５４を具備する。
【００６０】 図２８では、説明上、フレーム２３０の材料の部分が取り外されている。固定
スイッチ接触子１７４および移動スイッチ接触子１７６がフレーム２３０内に組
み立てられるときのそれらの関係が、示されている。固定スイッチ接触子１７４
の下方対面接触領域１９２は、リーダ２１０の頂部に位置決めされて、決して移
動しない。固定接触子１７４のはんだ用脚部１９６は下方に曲げられるので、顧
客のボードにはんだ付けすることができる。
【００６１】 接触子１７４の下方対面接触領域１９２の下に、移動スイッチ接触子１７６の
上方対面接触点１９０があり、固定スイッチ接触子１７４を力で押圧する。上方
対面接触領域１９０は、頂部脚部１８８の最後の部分である。頂部脚部１８８は
、スマートカード１２によって係合される傾斜部１８９を含み、これによって、
頂部脚部１８８がスマートカード１２によって作動されるときに頂部脚部の曲げ
が引き起こされる。移動接触子１７４のはんだ用脚部１９６は下方に曲げられる
ので、顧客のボードにはんだ付けすることができる。
【００６２】 図２９〜図３１は、単一のスマートカードリーダ２１０が単一のスマートカー
ド１２に関連して利用される本発明の実施形態、スマートカード１２の接触子１
４とリーダ２１０の接触子２２との間の相互作用、および挿入検出スイッチ１１
８の動作が示されている。挿入検出スイッチ１１８は、スマートカード１２とこ
のようなスイッチ１１８が組み込まれる各リーダ１１０、１２０、２１０の接触
子２２と同様に協働する。
【００６３】 図２９では、スマートカード１２は、信号接触子２２がスマートカード１２の
接触子１４の係合によって作動される直前まで、スマートカードリーダ２１０に
入っている。信号接触子２２はスマートカード１２の表面にわたって摺動してい
る。検出スイッチ１１８は通常閉の状態にあり、スマートカード１２による前記
検出スイッチの作動を待機している。頂部スイッチ接触子１７４は固定スイッチ
であり、常に適所に位置する。底部スイッチ接触子１７６は移動スイッチであり
、ばねとして機能する略Ｕ字状部分１８４を形成するために曲げられる。Ｕ字状
部分１８４の末端部１８６は、傾斜部１８９と、通常閉の状態で固定スイッチ接
触子１７４を押圧する接触点１９０とを形成するために上方に曲げられる。
【００６４】 図３０では、接触子２２の湾曲接続部２４がスマートカード１２のカード接触
子１４に係合しているように、スマートカード１２は、スマートカードリーダ１
１０内にさらに深く移動される。今や、スマートカード１２の前縁は、移動スイ
ッチ接触子１７６の末端部１８６の傾斜部１８９を押圧しており、かくして、移
動スイッチ接触子１７６の接触点１９０をスマートカード１２の挿入方向１８３
に後方に、またスマートカード１２の挿入方向に対して垂直に下方に押圧してい
る。移動スイッチ接触子１７６の後方移動は、非移動接触子１７４の接触面１９
２にわたって拭払するように、移動接触子１７６の接触点１９０を誘発する。こ
の拭払動作は、スイッチ１１８に自動クリーニングの観点を提供する。移動スイ
ッチ接触子１７６の下向き運動は、移動スイッチ接触子１７６と固定スイッチ接
触子１７４との間に形成される接触の開始を誘発する。Ｕ字状部分１８４の頂部
脚部１８８は下方に曲げられ、したがって移動スイッチ接触子１７６の接触点１
９０も下方に移動している。スイッチ１２８はこの段階で開口している。
【００６５】 図３１では、スマートカード１２はスマートカードリーダ２１０内に完全に挿
入されている。移動スイッチ接触子１７６のＵ字状部分１８４の頂部脚部１８８
は、さらに下方に押圧され、今やスイッチ１１８は完全に開口される。次に、上
方対面接触点１９０は、固定スイッチ接触子１７４の下方対面接触面１９２から
下方に垂直に変位させられる。スイッチ１１８の開口時、カード１２は約０．５
〜１．０ｍｍ移動している。これによって、リーダ２１０の許容誤差が補償され
、拭払動作が提供される。この距離は、既存のスマートカードリーダの距離と同
じである。スマートカード１２がリーダ２１０に完全に挿入されたとき、通常閉
のシールされていない挿入指示器スイッチ１１８はカード１２の前縁によって開
口される。挿入指示器スイッチ１１８の作動によって、スマートカード接触子１
４と信号接触子２２とが電気接続されているという表示が、リーダ２１０が装着
された装置に対し行われる。
【００６６】 ２つのスイッチ接触子１７４、１７６は打ち抜きされて、形成され、また別個
のキャリヤ（図示せず）に供給される。接触子１７４、１７６は、最初に、接触
子の１つの部片をカットし、次に、それらをフレーム２３０に挿入することによ
って組み立てられる。次に、接触子のはんだ用脚部１９４、１９６が適所に曲げ
られる。最初に、移動検出接触子１７６がフレーム２３０に組み立てられ、次に
、固定検出接触子１７４が組み立てられる。かくして、接触子１７４、１７６の
基本的な組立は信号接触子２２と同じである。
【００６７】 本出願にこれまで記述したスマートカードリーダのスタック構造体８、１０８
の各々では、上側スマートカードリーダ１０，１１０は、ＰＣＢ１６，１６，１
０６を通して、スタック構造体が取り付けられるマザーボードまたはシステムの
メインボードに電気的に結合される。しかし、スタック構造体３０８、４０８（
スタック構造体８、１０８を含む）の上側スマートカードリーダ３１０、４１０
（リーダ１０、１１０、２１０ならびに他のリーダを含む）と、下側スマートカ
ードリーダ３２０、４２０（リーダ２０、１２０ならびに他のリーダを含む）と
を電気的に結合する代替方法が、本発明の範囲内にあることを理解すべきである
。
【００６８】 例えば、図３２に示したように、頂部リーダ３１０は、可撓性のフォイルリボ
ン３９８によってマザーボード３０４に電気的に結合し得る。可撓性のフォイル
リボン３９８は、リード部３９７を可撓性フォイル上の電子部品８２に結合する
トレース（図示せず）を含む。ＰＣＢ３１６に結合された可撓性フォイル３９８
が示され、前記ＰＣＢは、上側リーダ３１０の信号接触子２２の脚部２６に結合
されている。代わりに、例えば図３２の仮想線に示したように、可撓性フォイル
３９８は、ＰＣＢ３１６の処分を可能にするスイッチの信号接触子およびリード
部の脚部２６に直接結合するために、部分３９９内に形成された接触通路３９６
を有する前記部分を含み得る。電子部品８２なしに可撓性フォイル３９８を使用
することも、本発明の教示に含まれる。
【００６９】 スタック構造体３０８の頂部リーダ３１０を結合するためのさらにもう１つの
代替的構造体は、リードフレーム４９８である。頂部リーダ４１０は、実施例で
はワンピースの打抜きして、形成されたフレームであるリードフレーム４９８に
よってマザーボード４０４に電気的に結合し得る。リードフレーム４９８は、リ
ードフレーム４９８上に支承された電子部品（図示せず）にリード部４９７を結
合するトレース（図示せず）を含む。リードフレーム４９８は、スイッチの信号
接触子およびリード部の脚部２６に直接結合するために、前後部レール内に形成
された接触通路４９６を有する前記前後部レールを含む。
【００７０】 図３４は、接触子２２をフレーム３０、３２、１３０、１３２、２３０に挿入
する前の本発明の信号接触子２２の斜視図である。前部支持部７２は、接触子２
２をフレーム３０、３２、１３０、１３２、２３０に結合する前に取り外される
。後部挿入支持部７４は製造工程中に接触子２２の整列を維持し、接触子２２が
フレーム３０、３２、１３０、１３２、２３０に挿入された後に取り外される。
接触子２２の保持タブ部８４は、組立時にフレーム３０、３２、１３０、１３２
、２３０の接触子装着ノッチ４４に挿入される。各接触子２２の脚部２６は、接
触子２２の残部によって約９０°の角度を形成するように、組立工程時に曲げら
れる。このようにして、脚部２６は接触子２２の電気リード部になり、リーダ１
０、２０、１１０、１２０、２１０が装着される回路基板にはんだ付けされる接
触子２２の部分である。接触子２２の湾曲接続面２４は、挿入および抜き取り中
にカード１２との低いすべり摩擦係数を可能にし、操作中にカード１２との信頼
性の高い電気結合も可能にする。装着時、スプリング接触子はばね荷重を受ける
ように位置決めされる。湾曲接触面２４が上方にバイアスされて、リーダ１０、
２０、１１０、１２０、２１０に挿入されるカード１２の底面に（また最終的に
カード接触子１４に）力を及ぼす。
【００７１】 例えば、図３５に示したように、信号接触子２２の保持タブ部８４は、上側お
よび下側カードリーダ１０と２０の接触子装着ノッチ４４に挿入するように賦形
される。接触子２２の保持タブ部８４は、組立時、フレーム３０または３２の接
触子装着ノッチ４４に挿入される。接触子２２の保持突起８５は、フレーム３０
または３２のノッチ４４への保持タブ８４の挿入を可能にするが、それからの離
脱を許容しないように形成される。このようにして、突起８５は、保持タブ部８
４をフレーム３０または３２に固定する。
【００７２】 本発明の実施形態は、接触子支持部材とフレームとを統合することによって従
来のスマートカードリーダの高さの問題に取り組む。接触子はリーダのフレーム
に直接装着されるので、別個の接触子支持装置の必要がなく、したがって垂直運
動を考慮する必要がない。さらに、別個の接触子支持部材がないので、従来のス
マートカードリーダにあるような、このような支持部材を読取り位置から初期位
置に移動するためのばね手段の必要がない。
【００７３】 本発明は、接触子支持部材とそれに関連した可動部とを除去することによって
、従来のスマートカードリーダの短い平均故障間隔の問題に取り組む。これは、
接触子をリーダのフレームに直接装着することによって達成される。したがって
、本発明における部分の唯一の運動は、カードが挿入されるかまたは抜き取られ
るときの接触子のばね動作、および完全に挿入されるカードによって作動される
スイッチの開閉である。本発明の接触子の非常に限定的な運動の故に、また本発
明において使用されるシールスイッチ組立体の極めて長い平均故障間隔の故に、
本発明は、前記シールスイッチ組立体が統合される公算が大きい任意の装置より
も長持ちする。
【００７４】 本発明は、接触子支持部材とフレームとを統合することによって、従来のスマ
ートカードリーダに関連した複雑な製造工程に取り組む。スマートカードリーダ
のすべての部品はフレームに直接装着されるので、製造工程の複雑さが低減され
る。さらに、接触子は群としてフレームに装着され、また群としてフレームに順
応させられ、これによって、製造工程をさらに単純化する。
【００７５】 本発明は、上側および下側のスマートカードリーダの間に位置決めされるプリ
ント回路基板への電気部品の装着を可能にすることによって、従来のスタック構
造体のスマートカードリーダに関連したプリント回路基板リアルエステートの使
用の問題に取り組む。本発明は、前記プリント回路基板上の電気部品の装着のた
めに十分な遊びを提供するように、上側および下側のスマートカードリーダの間
に前記プリント回路基板を間隔を置いて配置することによって、前記プリント回
路基板におけるリアルエステートの使用を可能にする。この設計のゆえに、部品
面に、または本発明のスタックリーダが装着されるプリント回路基板のトレース
側部に、リアルエステートの正味の使用はほとんどない。
【００７６】 ある好適な実施形態を参考にして本発明について詳述してきたが、次の請求の
範囲に説明かつ規定したように、変更と修正が本発明の範囲と精神内において存
在する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 独立型用途に、あるいはスタック構造体の頂部リーダとして使用し得るスマー
トカードリーダの頂部斜視図であり、スマートカードリーダは、挿入開口部を画
定すると共に４つの隅部に装着孔を有するフレームと、フレームに装着されると
共にフレームの前後部から内側方向に延在する８つの信号接触子と、フレームの
後部に装着された挿入指示器スイッチと、フレーム側部に装着されると共に挿入
開口部内に延在するカードラッチとを有する。
【図２】 図１のスマートカードリーダの底部斜視図である。
【図３】 図１のスマートカードリーダの分解図である。
【図４】 図１のリーダの平面図であり、分かりやすくするため接触子は取り除かれてい
る。
【図５】 スタック構造体の頂部リーダとして使用するためのスマートカードリーダの頂
部斜視図であり、スマートカードリーダは、挿入開口部を画定すると共に４つの
隅部に４つの装着ペグと基部とを有するフレームと、フレームに装着されると共
にフレームの前後部から内側方向に延在する８つの信号接触子と、フレームの後
部に装着された挿入指示器スイッチと、フレーム側部に装着されると共に挿入開
口部内に延在するカードラッチとを有する。
【図６】 図５のスマートカードリーダの底部斜視図である。
【図７】 図５のスマートカードリーダの分解図である。
【図８】 図４の領域８−８の拡大図である。
【図９】 図４の線９−９に沿った断面図であり、分かりやすくするため挿入指示器スイ
ッチは取り除かれている。
【図１０】 図１〜図４および図５〜図７の、リーダの間に間挿された能動部品を有するプ
リント回路基板を備えるスタック構造体のスマートカードリーダの頂部斜視図で
ある。
【図１１】 図１０のスタックスマートカードリーダの底部斜視図である。
【図１２】 図１０のスタックスマートカードリーダの分解図である。
【図１３】 図１０のスタックスマートカードリーダの正面斜視図である。
【図１４】 デュアルサイド頂部リーダと２倍厚さの底部リーダとを含むダブルスタックス
マートカードコネクタの頂部斜視図であり、プリント回路基板が頂部リーダと底
部リーダとの間に間挿され、頂部プリント回路基板が頂部リーダに結合されてい
る。
【図１５】 図１４のダブルスタックスマートカードコネクタの底部斜視図である。
【図１６】 図１４のダブルスタックスマートカードコネクタの分解図である。
【図１７】 図１４のダブルスタックスマートカードリーダの背部正面図である。
【図１８】 図１４のダブルスタックスマートカードリーダのデュアルサイド頂部リーダの
頂部斜視図であり、分かりやすくするため上側および下側のプリント回路基板は
取り除かれている。
【図１９】 図１８のデュアルサイドスマートカードリーダの底部斜視図である。
【図２０】 図１８のデュアルサイドスマートカードリーダの分解図である。
【図２１】 図１４のダブルスタックスマートカードコネクタの２倍厚さの底部リーダの頂
部斜視図である。
【図２２】 図２１の２倍厚さのスマートカードリーダの底部斜視図である。
【図２３】 図２１の２倍厚さのスマートカードリーダの部分分解図である。
【図２４】 図２１の２倍厚さのスマートカードリーダの部分分解斜視図である。
【図２５】 独立型またはスタック構造体で使用するための新規な挿入検出スイッチを有す
るワンピースフレームスマートカードリーダの頂部斜視図である。
【図２６】 図２５のリーダの底部斜視図である。
【図２７】 図２５のリーダの分解図である。
【図２８】 新規な挿入検出スイッチを示すために図２５のリーダの部分分解斜視図である
。
【図２９】 図２５の線２９−２９に沿った断面図であり、スマートカードは部分的にリー
ダの中に挿入されているが、指示器検出スイッチに未だ係合していない。
【図３０】 スイッチの下側接触子の傾斜部に接触して、下側接触子の接触子部分を上側接
触子から後方および下方に付勢するスマートカードの前縁を示した図２９と同様
の図面である。
【図３１】 スマートカードの前縁が挿入指示器スイッチの下側接触子を下方に付勢してお
り、その結果下側接触子が上側接触子にもはや係合しないようにしてある、カー
ドリーダに完全に挿入されたスマートカードを示した図３０と同様の図面である
。
【図３２】 上側リーダと、下側リーダと、上側リーダと下側リーダとの間に間挿されたＰ
ＣＢと、下側リーダに結合されたメインＰＣＢと、上側リーダをメインＰＣＢに
結合する能動電子部品を有する可撓性の薄片ストリップとを示したスタックスマ
ートカード構造体の概略図である。
【図３３】 機械的かつ電気的にリードフレームに結合された上側リーダと、電気的かつ機
械的にメインＰＣＢに結合された下側リーダと、上側リーダをメインＰＣＢに電
気的に結合するリードフレームからのリード線とを示したスタックスマートカー
ド構造体の概略図である。
【図３４】 カードリーダフレームに装着された信号接触子の間隔に対応する離間構造体の
抜き取り可能なストリップ上に保持された信号接触子の斜視図である。
【図３５】 図３４の領域３５−３５の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ６０／１９０，７７１ (32)優先日 平成12年３月20日(2000．3．20) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 チューニッセン，ヨハン オランダ国，エヌエル−5551 ハーデー ファルケンスワールト，コールザードベー ムト ６ (72)発明者 バン メイジル，フランク オランダ国，エヌエル−5712 エヌカー ソメレン，ファンデルストラート 15 Ｆターム(参考） 5B058 CA14 KA12 KA24 5E021 FB02 FB18 FC38 JA05 KA09 5E023 AA16 AA21 BB19 BB22 CC23 CC26 EE06 GG06 HH07 【要約の続き】 る。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面上で横方
    向および長手方向に離間された複数のカード接触子とを有するスマートカードを
    受容する形式のカードリーダであって、 このようなスマートカードを摺動可能に受容するための両側部を有する挿入開
    口部を提供するフレームと、 前記カード接触子に係合する複数のリーダ接触子と、 挿入指示器スイッチであって、前記カード接触子とリーダ接触子とが係合され
    るように前記カードが位置決めされる時を確立すべく、前記リーダ上で位置決め
    されて構成される挿入指示スイッチと、 このようなカードの側部に係合して該カードを前記開口部の対向側部に対して
    付勢するばね要素と、 を具備するカードリーダ。
  2. 【請求項２】 前記ばね要素が、前記リーダ開口部の一方の側部に配置され
    る、請求項１のリーダ。
  3. 【請求項３】 前記挿入指示スイッチが前記カードの前縁の存在を検出する
    ように位置決めされる、請求項１の発明。
  4. 【請求項４】 前記複数のリーダ接触子が、複数の接触ストリップ上に形成
    されて離間配置された２組の接触子を具備し、前記フレームは、それら接触子が
    該ストリップになお接続されている間に該接触子を受容するための対応して離間
    配置された複数の装着ノッチを有し、前記ストリップが、前記フレームに装着さ
    れた複数の別々の接触子を残すように取り外し可能である、請求項１の発明。
  5. 【請求項５】 前記挿入開口部が複数の頂部と底部とによって画定され、前
    記ノッチが該底部に形成され、各リーダ接触子が、このようなカードを前記頂部
    に対して付勢するためのばね部を有する、請求項４の発明。
  6. 【請求項６】 前記フレームが、前記挿入開口部を提供する一体成形要素で
    ある、請求項５の発明。
  7. 【請求項７】 前記挿入開口部を垂直に整列させた状態で前記第１のリーダ
    上に積み重ねられる第２のリーダを具備する、請求項６の発明。
  8. 【請求項８】 リーダフレームの間に間挿されて複数の接触子を提供するプ
    リント回路基板を具備する、請求項７の発明。
  9. 【請求項９】 前記ＰＣＢが、該ＰＣＢに支持された前記リーダフレームと
    電子部品群とを越えて延在する部分を有する、請求項８の発明。
  10. 【請求項１０】 前記リーダフレームがスナップ装着脚部を有して形成され
    、該脚部がＰＣＢ内の孔に係合して該リーダを該ＰＣＢに保持する、請求項６の
    発明。
  11. 【請求項１１】 前記リーダフレームがスペーサ支柱を有して形成され、該
    支柱が該リーダをＰＣＢに対し保持する、請求項６の発明。
  12. 【請求項１２】 前記上部が各隅部に装着孔を有して形成される、請求項６
    の発明。
  13. 【請求項１３】 前記上部が、前記第１のリーダに積み重ねられた第２のリ
    ーダの隅部開口部に受容される各隅部から上方に延在する装着ペグを有して形成
    される、請求項６の発明。
  14. 【請求項１４】 前記リーダが、そのカード接触子を上方または下方に向け
    てスマートカードを読み取るように構成され、前記リーダが１組の上側リーダ接
    触子と１組の下側リーダ接触子とを有する、請求項１の発明。
  15. 【請求項１５】 前記リーダフレームが上側および下側のフレーム部品を具
    備する、請求項１４の発明。
  16. 【請求項１６】 下側部品が上側部品として機能すべく裏返しにできるよう
    に、前記上側フレーム部品および下側フレーム部品が実質的に同一に形成され、
    前記ばね要素が前記フレーム部品の一方から取り外し可能である、請求項１５の
    発明。
  17. 【請求項１７】 前記挿入指示スイッチが前記上側および下側のフレーム部
    品の一方にある、請求項１６の発明。
  18. 【請求項１８】 前記カードの前縁が前記スイッチ接触子を移動させるよう
    に、前記挿入検出スイッチが、カードの移動方向に直交する方向に相対移動可能
    な頂部スイッチ接触子と底部スイッチ接触子とを具備する、請求項１の発明。
  19. 【請求項１９】 前記スイッチ接触子が前記リーダ内の前記カードの移動方
    向に延在し、前記スイッチ接触子が前記カードの接触面に直角に相対移動可能で
    ある、請求項１８の発明。
  20. 【請求項２０】 前記スイッチ接触子の一方が、前記カードの前縁によって
    係合される傾斜部を有して形成され、該傾斜部が、前記一方のスイッチ接触子を
    前記カードの移動方向および他方のスイッチ接触子から離れる方向へ移動させる
    ように構成される、請求項１９の発明。
  21. 【請求項２１】 前記挿入開口部が、２倍厚さのスマートカードを受容する
    ように構成され、該開口部が頂部と底部とによって画定され、前記リーダ接触子
    が該底部に設けられ、前記カードを前記リーダ接触子に対して付勢するための要
    素が前記上部に設けられる、請求項１の発明。
  22. 【請求項２２】 前記要素が、前記頂部に取り付けられたばね要素であり、
    該ばね要素が、単一の厚さのカードを前記リーダ接触子に対して付勢するように
    構成される、請求項２１の発明。
  23. 【請求項２３】 ＰＣＢと、前記カードリーダの一方を前記ＰＣＢに接続す
    る可撓性のフォイルコネクタストリップとを有する、請求項７の発明。
  24. 【請求項２４】 ＰＣＢと、前記上側カードリーダと前記ＰＣＢとの間に接
    続を提供するリードフレームとを具備する、請求項７の発明。
  25. 【請求項２５】 前記上側リーダの上方に第２のＰＣＢをさらに具備し、該
    上側リーダが、そのカード接触子を上方または下方に向けた状態でスマートカー
    ドを読み取るように構成され、前記リーダが１組の上側リーダ接触子と１組の下
    側リーダ接触子とを有する、請求項８の発明。
  26. 【請求項２６】 前記フレームが、前記挿入開口部に隣接した案内傾斜部を
    有するように形成される、請求項１の発明。
  27. 【請求項２７】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面上で横
    方向および長手方向に離間配置された複数のカード接触子とを有するスマートカ
    ードを受容する形式のカードリーダであって、 このようなスマートカードを摺動可能に受容するための両側部を有する挿入開
    口部を提供するフレームと、 前記カード接触子に係合するための複数のリーダ接触子とを具備し、 前記フレームが、頂部と底部とによって画定された前記挿入開口部を提供する
    一体成形要素である、カードリーダ。
  28. 【請求項２８】 前記リーダ接触子が、複数の接触ストリップに形成されて
    離間配置された２組の接触子を具備し、前記フレームは、それら接触子が該スト
    リップになお接続されている間に該接触子を受容するための対応して離間配置さ
    れた複数の装着ノッチを有し、前記ストリップが、前記フレームに装着された複
    数の別々の接触子を残すように取り外し可能である、請求項２７の発明。
  29. 【請求項２９】 前記ノッチが前記底部に形成され、各リーダ接触子が、こ
    のようなカードを前記頂部に対して付勢するためのばね部を有する、請求項２７
    の発明。
  30. 【請求項３０】 前記挿入開口部を垂直に整列させた状態で前記第１のリー
    ダ上に積み重ねられる第２のリーダと、前記リーダフレームの間に間挿されて複
    数の接触子を提供するプリント回路基板とを具備する、請求項２７の発明。
  31. 【請求項３１】 頂部スイッチ接触子と底部スイッチ接触子とを含む挿入検
    出スイッチを具備し、各スイッチ接触子が前記リーダ内の前記カードの移動方向
    に延在し、前記カードの前縁がそれらスイッチ接触子を該カードの接触面に垂直
    に移動させるように、それらスイッチ接触子が該カードの移動方向の直角方向に
    相対移動可能である、請求項２７の発明。
  32. 【請求項３２】 前記スイッチ接触子の一方が、前記カードの前縁によって
    係合される傾斜部を有して形成され、該傾斜部が、前記一方のスイッチ接触子を
    前記カードの移動方向および他方のスイッチ接触子から離れる方向へ移動させる
    ように構成される、請求項３１に記載のカードリーダ。
  33. 【請求項３３】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面上で横
    方向および長手方向に離間配置された複数のカード接触子とを有するスマートカ
    ードを受容する形式のカードリーダであって、 このようなスマートカードを摺動可能に受容するための両側部を有する挿入開
    口部を提供するフレームと、 １組の上側リーダ接触子と１組の下側リーダ接触子とを含む前記カード接触子
    に係合するための複数のリーダ接触子とを具備し、 前記リーダが、そのカード接触子を上方または下方に向けた状態でスマートカ
    ードを読み取るように構成される、カードリーダ。
  34. 【請求項３４】 前記リーダフレームが上側および下側のフレーム部品を具
    備する、請求項３３の発明。
  35. 【請求項３５】 下側部品が上側部品として機能すべく裏返しにできるよう
    に、前記上側フレーム部品および下側フレーム部品が実質的に同一に形成される
    、請求項３４の発明。
  36. 【請求項３６】 前記上側および下側のフレーム部品の一方に支持された挿
    入指示器スイッチを具備する、請求項３５の発明。
  37. 【請求項３７】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面上で横
    方向および長手方向に離間配置された複数のカード接触子とを有するスマートカ
    ードを受容する形式のカードリーダであって、 このようなスマートカードを摺動可能に受容するための両側部を有する挿入開
    口部を提供するフレームと、 前記カード接触子に係合するための複数のリーダ接触子とを具備し、 前記挿入開口部が、２倍厚さのスマートカードを受容するように構成され、該
    開口部が頂部と底部とによって画定され、前記リーダ接触子が前記底部に設けら
    れ、前記カードを前記リーダ接触子に対して付勢するための要素が前記上部に設
    けられる、カードリーダ。
  38. 【請求項３８】 前記要素が、前記頂部に取り付けられたばね要素であり、
    該ばね要素が、単一の厚さのカードを前記リーダ接触子に対して付勢するように
    構成される、請求項３７の発明。
  39. 【請求項３９】 側部によって接合された前縁および後縁と、接触面上で横
    方向および長手方向に離間配置された複数のカード接触子とを有するスマートカ
    ードを受容する形式のカードリーダであって、 このようなスマートカードを摺動可能に収容するための両側部を有する挿入開
    口部を提供するフレームと、 前記カード接触子に係合するための複数のリーダ接触子と、 挿入指示スイッチとを具備し、 前記カードの前縁が前記スイッチ接触子を移動させるように、前記挿入指示ス
    イッチが、前記カードの移動方向に直交する方向に相対移動可能な頂部スイッチ
    接触子と底部スイッチ接触子とを具備する、カードリーダ。
  40. 【請求項４０】 前記複数のスイッチ接触子が前記リーダ内の前記カードの
    移動方向に延在し、それらスイッチ接触子が前記カードによって上方および下方
    に相対移動可能である、請求項３９に記載のカードリーダ。
  41. 【請求項４１】 前記スイッチ接触子の一方が、前記カードの前縁によって
    係合される傾斜部を有して形成され、該傾斜部が、前記一方のスイッチ接触子を
    前記カードの移動方向および前記他方のスイッチ接触子から離れる方向へ移動さ
    せるように構成される、請求項４０に記載のカードリーダ。
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