JP2003503092A - 対象物を表面に着脱可能に固定するための方法および平坦な構造物 - Google Patents

対象物を表面に着脱可能に固定するための方法および平坦な構造物

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JP2003503092A
JP2003503092A JP2001505790A JP2001505790A JP2003503092A JP 2003503092 A JP2003503092 A JP 2003503092A JP 2001505790 A JP2001505790 A JP 2001505790A JP 2001505790 A JP2001505790 A JP 2001505790A JP 2003503092 A JP2003503092 A JP 2003503092A
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flat
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ガビー・シリング
ティルヴィン・レプジウス
ヴォルフガング・クラウク
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
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    • A47G1/17Devices for hanging or supporting pictures, mirrors, or the like using adhesives, suction or magnetism
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers

Abstract

(57)【要約】 対象物(5)は、2つの平坦な構造物により固定され、この平坦な構造物は、その一方の面上には、圧力感知式の接着剤(4)が被膜されている。その他方の面(1,2)上には、この平坦な構造物は、形状嵌合するように結合するための対応する結合部材(10,11,12,13)を有する。この2つの平坦な構造物が、一端部において連結され、ただ1つの平坦な構造物(3)を構成する。この平坦な構造物は、一方の面において圧力感知式の接着剤を有し、他方の面において結合部材を有する。平坦な構造物が互いに折り曲げられたとき、折り重ねられた領域がぴったりと接合するように、互いの最上部に配置された結合部材が互いに対応し、内部結合する。圧力感知式の接着剤が被膜された平坦な構造物の一部の面が、対象物に接着し、平坦な構造物の別の一部の面が表面に接着し、平坦な構造物が上述のように前後に折り曲げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、2つの平坦な構造物を用いて、対象物を表面上に着脱可能に固定す
る方法に関する。この平坦な構造物は、その一方の面上には、圧力により接着す
る(圧力感知式の)接着剤が被膜され、その他方の面上には、互いに内部固定す
るための対応する結合部材を有し、この構造物はとりわけテープ状に形成されて
いる。一般に、上述の表面は、垂直方向の壁であるが、天井または傾斜した壁の
ような水平方向の壁または勾配を有する壁であってもよい。
【0002】 (先行技術) この方法を実現するテープに相当するシステムは、「テサ・クレットバント・
ゼルプストクレベント(tesa Klettband selbstklebend)」(バイエルドルフA
G:Beierdorf AG)という名前で知られている。この固定システムは、いわゆる
フックテープから構成されており、これは一方の面に圧力感知式の接着剤を有し
、他方の面にベルクロファスナのために通常用いられる複数のフックを備える。
また、この固定システムのもう一方のテープは、同様に、一方の面に圧力感知式
の接着剤が被膜されているが、他方のテープのフックが係合できるような非織物
を他方の面に有する。この既知の固定方法において、ベルクロ固定面が互いに上
面となるように、フックテープとフリーステープが配置され、ともに押圧される
。フリーステープの接着面から保護紙を取り外した後、フリーステープの接着面
が固定すべき対象物に貼り付けられ、その上にしっかりと押圧される。フックテ
ープの接着面上にある保護紙を剥ぎ取った後、フックテープを滑らかな表面に貼
り付けられ、その上でしっかりと押圧される。このように、対象物は、一方にお
いては、表面に固定されるが、他方においては、2つのテープを互いに分離する
ことにより、容易に取り外すことができる。
【0003】 残念なことに、この既知の固定システムおよび固定方法の問題点は、表面に固
定すべき対象物が取り外された後、フックテープが、接着性を有さないだけでな
く、この表面の部分が他の用途には用いられない実用的でない表面と接着すると
いう点にある。フックテープも同様にこの表面から取り外せる場合、ユーザの手
でフックテープを掴み、表面から引き剥がすことができるように、まずフックテ
ープの一端部の微小部分を剥がす。
【0004】 したがって、手でフックテープを表面から引き剥がすために、ユーザの指の爪
を保護するように、ナイフ、スクリュードライバなどの道具をしばしば用いる。
しかし、こうした標準的な道具を用いる場合、表面を引っかくなどして損傷を与
える。しかも、接着剤の残渣を表面上に残さないようにすることは、殆ど不可能
であり、面倒にもこれらを取り除かなければならない。
【0005】 さらに、接着剤ストリップ、およびこれに相当する固定方法は、「テサ・パワ
ー・ストリップ(tesa Power Strips)」および「テサ・ポスタ・ストリップ(t
esa Poster Strips)」の名前で知られており、バイエルドルフAG(Beierdorf
AG)から市販されている。これら2つの製品の実質的な差異は、圧力感知式の
接着剤の厚みと、その幾何学的な形状だけである。長さが約2ないし3cmで、
幅が約2cmのストリップは、本質的に高い弾性を有する圧力感知式の接着剤か
らなる。一端部は、その両面上において、保護フィルムでカバーされている。最
後に、両面の全体的な表面は、別の保護紙で既知の手法によりカバーされている
【0006】 これらのストリップの使用に際して、1つのストリップが保護紙から取り外さ
れて、固定すべき対象物の裏面に取り付けられる。ストリップの一端部の両面上
にある保護フィルムは引き剥がしてはいけない。ストリップの他方の面から保護
紙を取り外した後、対象物の背面が表面上に取り付けられ、表面上に押圧される
【0007】 対象物を表面から取り外すためには、ユーザの指で、保護フィルムでカバーさ
れたストリップの一端部を把持し、ストリップの長手方向軸の方向に引っ張る。
接着性を有する構造物が高い弾性を有するので、長さが延びて、幅が狭くなり、
圧力感知式の接着剤は壁から離脱する。このプロセスの別の重要な特徴は、スト
リップが表面に対して常に平行に引っ張られるという点にある。このストリップ
が斜め方向に引っ張られる場合、裂けてしまう危険がある。
【0008】 この固定システムと固定方法を用いて、破壊することなく、固定された対象物
を壁から完全に取り外すことは可能ではあるが、力を加える必要がある。さらに
、一旦、対象物が表面に取り付けられると、位置を変えることは容易ではない。
壁にかけた絵画やポスタを位置合わせするために、再配置することが好ましい場
合がしばしばある。
【0009】 さらに、一方の面が被膜されたテープは、ビンダー(Binder)から「デュオテ
ック(Duotec)」という名前で市販されている。このテープは、他方の面におい
て、テープ表面から垂直外側方向に延びる複数からなるきのこ状の突起部を有す
る。テープの2つの部材が最上部に接着面を有するように配置されたとき、きの
こ状突起部がベルクロファスナのラインと内部係合するように、これらの突起部
は互いに離間し、かつ形成されている。このテープの際立った特徴は、この場合
、対応する結合部材が、その形状において差異がないということにある。
【0010】 (本発明の解決課題および解決手段) したがって、本発明が解決すべき課題は、序論で述べたように、対象物を表面
に着脱可能に固定するための方法を提供することであった。このとき、実質的な
負荷応力を加えることなく、対象物および平坦な構造物の両方を完全に、かつ破
壊しないように取り外すことができる。さらに、固定された対象物は、簡便に、
迅速に、かつ容易に再配置することができる。
【0011】 本発明によれば、序論で述べた方法におけるこの解決課題に対する解決手段に
おいて、両方の平坦な構造物は、一端部において連結され、ただ1つの平坦な構
造物を構成し、とりわけ一体のものであり、平坦な構造物は、一方の面において
圧力感知式の接着剤を有し、他方の面において結合部材を有し、平坦な構造物が
互いに折り曲げられたとき、互いの最上部に配置された結合部材は、互いに対応
して、互いに最上部に配置された面を内部固定し、圧力感知式の接着剤が被膜さ
れた平坦な構造物の一部の面が、対象物に固着し、平坦な構造物の別の一部の面
が表面に固着し、平坦な構造物が上述の前後に折り曲げられることを特徴とする
【0012】 平坦な構造物は、任意の形状を有するものと考えられるが、好適には、テープ
状である。
【0013】 本発明によれば、ユーザは、単に、圧力感知式の接着剤で被膜された外側の面
を一方では対象物に、他方では表面に接着させるだけでよいように、平坦な構造
物は、製造業者において事前に折り曲げておくこともできる。このときの取り付
け順序は重要ではない。しかし、通常は、まず対象物の背面に平坦な構造物を取
り付ける。ただし、本発明によれば、その反対の順序も同様に可能である。
【0014】 説明を簡単にするために、テープに関して以下に説明する。ただし、本発明は
この特定の幾何学的形状に限定する意図はない。
【0015】 本発明の方法によれば、これまで説明した先行技術に対して、相当の利点が得
られる。
【0016】 第1に、対象物は壁に着脱可能に固定することができる。
【0017】 第2に、以下のようにして、相当の応力を負荷することなく、完全に、しかも
破壊しないように取り外すことができる。まず、対応する結合部材を互いに対し
て分離することにより、対象物の折り畳みを解除する。(折り畳まれた傾斜の角
度は0°で、完全に開いた傾斜の角度は180°である。)次に、表面に対して
垂直方向に、あるいは90°未満の角度で引っ張ることにより、表面に接着する
テープの一部が、壁から完全に引き剥がされる。テープを取り外すための力の一
部が、少なくとも表面から垂直方向の離れる方向に向いているので、テープに接
着する圧力感知式の接着剤が、表面から完全に取り外される。
【0018】 「テサ・ポスタ・ストリップ(tesa Poster Strips)」および「テサ・パワー
・ストリップ(tesa Power Strips)」と比べたときの別の利点は、取り外しで
きない保護フィルムを有する領域、すなわち、これらのストリップにおけるいわ
ゆる先端部(リーダ部)がもはや必要でなくなるという点にある。既知の接着テ
ープにおいて、これらの先端部は、ユーザの手により把持できるように、固定す
べき対象物を越えて突出させる必要がある。これは、外見上、好ましいものでは
ない。さらに、択一的に、2つの部品からなるタオルフックなど、折り曲げ可能
な対象物が既知の接着テープを用いて固定される場合、問題が生じる。この場合
、先端部を対象物で完全にカバーすることができるが、対象物を取り外すために
、先端部を露出させるように、固定された対象物を壁から離れるように開いて、
先端部が固定された対象物を越えて突出させる必要がないようすることができる
(対象物を開く代わりに、レールを含む2つの部分からなる対象物を同様に押し
て分離できる)ので、接着領域の大部分は、保護フィルムを含む先端部に対して
損なわれる。これらの問題点は、以下に詳述するように、本発明の方法、または
本発明の平坦な構造物においては存在しない。
【0019】 本発明の方法では生じないが、別の問題点は、これまで説明してきた先端部を
有する接着ストリップの取り扱いに際して起こる問題点に含まれる。多くの場合
、ユーザは、先端部の保護フィルムを取り外すべきではないということを認識し
ていない。ユーザは、接着ストリップから保護フィルムを取り外すことに慣れて
いるので、ユーザは、極めて頻繁に、保護フィルムを先端部から取り外し、その
結果、先端部が有する真の利点、すなわち取り外し時の取り扱いを支援するとい
う機能が損なわれる。
【0020】 第3に、本発明の方法によれば、表面に既に固着した対象物を再配置すること
ができる。このように、対象物は、小さい角度で壁から開いて、対応する結合部
材は互いに分離し、再配置され、そして最後に、表面に再び押圧される。上述の
結合部材は、互いに再係合して、壁の選択された位置に対象物を固定される。
【0021】 本発明の方法によれば、上述の対応する結合部材は、異なる形状を有していて
もよい。すなわち、1つの実施形態において、対応する結合部材は、ベルクロフ
ァスナのフックとループからなる。
【0022】 択一的には、対応する結合部材は、先行技術としてすでに説明した種類のきの
こ状のピンと、ループとからなる。固定に際して、きのこ状のピンの肉厚の端部
がループと係合する。
【0023】 しかし、別の実施形態において、2つの対応する結合部材は、同じ形状を有し
、とりわけ、きのこ状のピンからなる。この場合、既知のビンダー(Binder)の
「デュオテック(Duotec)」テープと同じように、結合が確立される。180°
で「位相シフト」された複数の平行波の形状を有する構造物からなるテープを用
いることができる。波の頂部が波の谷部に正確に押圧されることにより、結合が
確立される。波の頂部と谷部に向かって、波の方向とは垂直な方向に上から見た
とき、テープの平面に対して傾斜し、テープの結合部分が不本意にも分離するこ
とを防止するためのウェブが設けてある。
【0024】 本発明の別の実施形態のように、2つの異なる種類の結合部材が形成された場
合、テープの他方の面は、2つの異なる種類の結合部材を有し、水平方向におい
て2つに分割され、とりわけ2つの等しい片方部分に分割され、一方の片方部分
は1つの種類の結合部材を有し、他方の片方部分は別の対応する種類の結合部材
を有する。一体に折り曲げた後、2つの片方部分が正確に互いの最上部上に配置
されたとき、そして2つの片方部分が固定すべき対象物を配置するために互いの
最上部上に斜めに配置されたとき、テープの2つの片方部分の間において、最適
な結合が確立される。
【0025】 しかし、本発明の別の実施形態において、2つの異なる種類の結合部材がこの
テープの上述の面に特定のパターンで被膜される。このパターンは、ストリップ
状または格子状であってもよい。このとき、対応する結合部材が互いの最上部に
配置される場合のみ、テープの2つ部分の間の良好な結合が確立される。しかし
、同じ結合部材がそれぞれの最上部に配置されるように、テープの2つの片方半
分が一体に折り曲げられた場合、対象物は固定されない。こうした可能性は、特
定の場合において、利点を有することがある。
【0026】 さまざまな結合部材を統計的に配置することができる。本発明の別の実施形態
は、一体に取り付けられる結合部材の代わりに、テープの内側の少なくとも一部
の上に圧力感知式の接着剤を用いることに特徴付けられる。テープの内側部分の
互いに対する接着力は、外側の圧力感知式の接着剤の基板(対象物と壁)に対す
る接着力の50%を超えない。
【0027】 また、本発明は、対象物を表面に着脱可能に固定するための平坦な構造物、と
りわけ接着テープに関し、この平坦な構造物の一方の面上には、圧力感知式の接
着剤が被膜され、その他方の面上には、別の対応する種類の結合部材と内部固定
することができる少なくとも1種類の結合部材が設けられている。こうした接着
テープは、バイエルドルフAG(Beierdorf AG)の「テサ・クレットバント・ゼ
ルプストクレベント(tesa Klettband selbstklebend)」という名前で市販され
ている。
【0028】 上述の課題を解決するために、本発明によれば、上述の平坦な構造物の他方の
面は、対応する種類の結合部材の両方を有する。これらの種類の結合部材は、例
えば、既知のベルクロファスナのフックとループから構成することができる。
【0029】 同様に、分かりやすくするために、平坦な構造物ではなく、テープまたは接着
テープに関して以下に説明する。ただし、本発明はこの特定の幾何学的形状に限
定する意図はない。
【0030】 ここでも同様に、対応する結合部材は、異なる形状を有することができる。1
つの実施形態において、対応する結合部材は、ベルクロファスナのフックとルー
プからなる。別の好適な実施形態において、対応する結合部材は、上述のように
、きのこ状のピンとループからなる。
【0031】 2つの異なる種類の結合部材のテープの他方の面に対する配置は、条件に応じ
て、変えることができる。ただし、好適な実施形態において、テープの他方の面
は、水平方向において2つに分割され、とりわけ2つの等しい片方部分に分割さ
れ、一方の片方部分は1つの種類の結合部材を有し、他方の片方部分は別の対応
する種類の結合部材を有する。こうした構成の利点は上述の通りである。
【0032】 さらに、本発明による方法、および本発明による平坦な構造物において、平坦
な構造物は、弾性的な支持体を有していてもよい。この場合、壁に対する90°
未満の角度で引っ張ることにより、テープを取り外すことができる。別の可能性
のある実施形態において、関連する問題点を考慮するならば、これらの接着スト
リップに関連する先行技術で広く知られている「先端部」を設けることができる
。この場合、接着テープは、壁に対して平行に引っ張ることにより、取り外すこ
とができる。
【0033】 (好適な圧力感知式の接着剤) さまざまな広く知られた種類の圧力感知式接着剤の利用を限定するわけではな
い。圧力感知式の接着剤(Pressure-sensitive adhesives、短縮してPSA)は
、溶媒不要の形態を有し、20℃で常時粘着性を有し、接着力を維持する接着剤
であり、ほとんど基材特異性がなく、弱い圧力で、ほとんどすべての基材に対し
て迅速に接着する。
【0034】 この圧力感知式の接着剤は、テープ状の紙またはフィルム、接着ラベル、ある
いは自己接着装飾用フィルムなどの支持体を被膜するために、ほとんど専ら用い
られる。したがって、実際の接着剤は、溶液、分散物、または溶融物の形態で、
支持体に塗布される。粘度が低く、不溶性の反応系(ポリウレタン系)が同様に
この目的のために用いられる。接着剤が塗布された後、圧力感知式の接着剤の層
が支持体の上の薄い層として存在し、使用するまでは、シリコーン樹脂またはシ
リコーン処理したポリエチレンフィルムなどの抗接着性に仕上げた構造物でカバ
ーされる。いくつかの場合において、圧力感知式の接着剤は、同様に、カバー構
造物に塗布され、形成された接着フィルムは、反転被膜により、実際の支持体に
転写される。乾燥被膜重量は、特定の用途および支持体の粗さ程度に応じて、4
ないし40g/mの間で変化する。
【0035】 圧力感知式の接着剤の好適な原材料は、天然および合成ゴムに、変性された天
然の樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂、または炭化水素樹脂を配合したも
のである。ゴムの他には、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリビニ
ルエステル、およびポリイソブテンが、同様に樹脂と通常組み合わせて、広く用
いられる。シリコーン樹脂の圧力感知式の接着剤は、特定の用途に対して同様に
広く知られている。
【0036】 圧力感知式の分散接着剤は、主に、ポリアクリレート分散物系であり、いくつ
かの場合においては、同様に樹脂が通常添加された特定のビニルアセテート共重
合体系である。好適な樹脂の他に、2成分重合体ベース(基剤)、エチレン/ビ
ニルアセテート共重合体、および熱可塑性ゴムとして知られるスチレン/ブタジ
エンまたはスチレン/イソプレンの黒色共重合体が、主に、圧力感知式のホット
メルト接着剤として利用される。
【0037】 圧力感知式の接着剤は、一般に、粘着力および特定の接着力と、粘着性を強化
する樹脂(いわゆる粘着性付与剤)を決定する高重合体ベース樹脂からなり、粘
着性を強化する樹脂は、いくつかの系において、基材重合体の低分子量率を用い
て置換することができる。粘着性を増大させるために、塗布した後、またはゴム
系の圧力感知式の接着剤の場合は加硫した後、いくつかの系におけるベース樹脂
が架橋される。
【0038】 (好適な実施形態の詳細な説明) 添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について以下に詳細に説明する。
【0039】 すべての図面において、同じ参照番号は同じ意味を有するので、1度だけ説明
する。
【0040】 図1に示す本発明による接着テープは、圧力感知式の接着剤が図示しない一方
の面に被膜されている。図示された面は2つの領域1,2を有し、領域1はフッ
クを有し、領域2はそれ自体既知であるベルクロファスナのループを有する。
【0041】 この実施形態において、垂直な壁である表面6に対象物5を固定するために、
接着テープ3は、2つの領域1,2がベルクロ式固定効果により互いにくっつき
合うように、中央部において水平方向に一体に折り曲げられる。圧力感知式の接
着剤が被膜された、折り曲げられた接着テープ3の一方の面は、図2の薄線で図
示されているが、固定すべき対象物5の表面に取り付けられている。対象物5は
、広範な対象物の任意のものであってもよく、例えば、フック、クリップ、ボー
ド、ホルダなどである。領域1の反対側の面は、同様に圧力感知式の接着剤で被
膜されているが、表面6に押圧されている。こうして、対象物5は壁6にしっか
りと固定される。対象物の位置を少し変える必要がある場合、対象物5を矢印7
の方向へ持ち上げ、再配置し、降ろして、再び表面6の上に押しつけることで十
分である。
【0042】 取り外すためには、図3に示すように、手順は以下の通りである。まず、再配
置するときと同じように、対象物5を矢印7の方向へ持ち上げ、領域1と2の結
合を切り離す。角度90°未満で持ち上げられた対象物5、または弾性テープの
場合なら角度90°以上で持ち上げられた対象物5が矢印8の方向へ引っ張られ
、すなわち直線的な応力9が負荷される。こうして、接着テープの領域1は、実
質的な労力なく、接着剤とともに壁6から完全に引き剥がすことができる。
【0043】 ベルクロファスナのライン上のさまざまな結合部品が、図4ないし図6に図示
されている。図4においては、フック10とループ11により結合が確立されて
いる。図5においては、きのこ状のピン12と、ループ11内に係合する長楕円
状の肉厚部分13により、結合が確立されている。最後に、図6が示す結合にお
いて、対応する結合部品が同じ形状を有し、両方の結合部品とも、肉厚部分13
を含むきのこ状のピン12を有し、この肉厚部分が他方の領域に設けられたきの
この茎の間の空き空間内に係合し、肉厚部分13により内側で保持される。同じ
ように作用する他の結合部品も同様に用いることができるが、図4ないし図6に
示す対応する結合部品は、本発明による接着テープを用いる上で好ましいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による接着テープに関する、結合部材を有する他
の面の方向における正面図である。
【図2】 図2は、図1に示す本発明による接着テープを用いて、壁に固定
された対象物の側面図である。
【図3】 図3は、固定された対象物が引き剥がされるときの図2に対応す
る側面図である。
【図4】 図4は、図1ないし図3に示す本発明による接着剤の断面図を示
す。
【図5】 図5は、図4と同様の断面図であって、本発明による接着テープ
の別の実施形態を示す。
【図6】 図6は、図4および図5と同様の図であって、本発明による接着
テープの第3の実施形態を示す。
【符号の説明】
1…領域(フック)、2…領域(ループ)、3…接着テープ、4…圧力感知式の
接着剤、5…対象物、6…表面(壁)、7,8…矢印、9…直線的な応力負荷、
10…フック、11…ループ、12…きのこ状ピン、13…肉厚部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティルヴィン・レプジウス ドイツ連邦共和国デー−40545デュッセル ドルフ、バルデレベンシュトラーセ8番 (72)発明者 ヴォルフガング・クラウク ドイツ連邦共和国デー−40670メーアブッ シュ、ドレスデナー・シュトラーセ12番 Fターム(参考) 3B100 DA02 DA04 DA07 DB00 3B111 CB01 CC01 CE05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物(5)を表面(6)に着脱可能に固定するための方法
    であって、 対象物(5)は2つの平坦な構造物を用いて固定され、 この平坦な構造物は、その一方の面上には、圧力感知式の接着剤(4)が被膜
    され、その他方の面(1,2)上には、互いに連結するための対応する結合部材
    (10,11,12,13)を有し、とりわけテープ状に形成され、 両方の平坦な構造物が、一端部において連結され、ただ1つの平坦な構造物(
    3)を構成し、とりわけ一体のものであり、 平坦な構造物(3)は、一方の面において圧力感知式の接着剤を有し、他方の
    面において結合部材(10,11,12,13)を有し、 平坦な構造物(3)が互いに折り曲げられたとき、互いの最上部に配置された
    結合部材(10,11,12,13)は、互いに対応して、互いに最上部に配置
    された面(1,2)を内部固定し、 圧力感知式の接着剤(4)が被膜された平坦な構造物(3)の一部の面が、対
    象物(5)に固着し、平坦な構造物(3)の別の一部の面が表面に固着し、平坦
    な構造物(3)が上述の前後に折り曲げられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、 対応する結合部材は、ベルクロファスナのフック(10)とループ(11)か
    らなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって、 対応する結合部材は、きのこ状のピン(12)とループ(11)からなること
    を特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法であって、 2つの対応する結合部材は、同じ形状を有し、とりわけ、きのこ状のピン(1
    2)からなることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1に記載の方法であって、 平坦な構造物、とりわけテープの他方の面は、2つの異なる種類の結合部材を
    有し、水平方向において2つに分割され、とりわけ2つの等しい片方部分に分割
    され、 一方の片方部分(1)は1つの種類の結合部材を有し、他方の片方部分(2)
    は別の対応する種類の結合部材を有することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 対象物(5)を表面(6)に着脱可能に固定するための平坦
    な構造物、とりわけ接着テープ(3)であって、 この平坦な構造物(3)の一方の面上には、圧力感知式の接着剤(4)が被膜
    され、その他方の面上には、別の対応する種類の結合部材と内部固定することが
    できる少なくとも1種類の結合部材が設けられ、 平坦な構造物(3)の他方の面(1,2)は、対応する種類の結合部材(10
    ,11,12,13)の両方を有することを特徴とする構造物。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の構造物であって、 対応する結合部材は、ベルクロファスナのフック(10)とループ(11)か
    らなることを特徴とする構造物。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の構造物であって、 対応する結合部材は、きのこ状のピン(12)とループ(11)からなること
    を特徴とする構造物。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれか1に記載の構造物であって、 平坦な構造物、とりわけテープの他方の面は、水平方向において2つに分割さ
    れ、とりわけ2つの等しい片方部分に分割され、 一方の片方部分(1)は1つの種類の結合部材を有し、他方の片方部分(2)
    は別の対応する種類の結合部材を有することを特徴とする構造物。
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