JP2003500849A - 可変抵抗デバイスおよび方法 - Google Patents

可変抵抗デバイスおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 可変抵抗デバイスは抵抗性ゴム材料(74)を有する抵抗性部材を含む。基板(72)上の第1の導体(78)および第2の導体は、第1の接触面積にわたる第1の接触位置と、第2の接触面積にわたる第2の接触位置とで、それぞれ抵抗性部材(74)と電気的に結合するように構成される。第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置での第2の導体との間の抵抗は、直列の抵抗成分と並列パスの抵抗成分との和に等しい。直列の抵抗成分は、接触位置間の距離が、それぞれ増加または減少するにつれて、増加または減少する。接触位置および接触面積を変化させることにより、抵抗の変化が並列または直列の抵抗成分によって支配され得るように、その成分を予め設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、概して、可変抵抗デバイスおよびその方法に関し、より詳細には、
可変抵抗を提供するために抵抗性ゴム材料を採用するデバイスおよび方法に関す
る。
【0002】 可変抵抗デバイスは、センサ、スイッチおよびトランスデューサを含む多くの
用途で使用されている。電位差計は、可変抵抗デバイスの簡単な例である。この
電位差計は、2つの端部端子間に伸びる固定線形抵抗素子と、入力端子に固定さ
れ、抵抗素子を介して可動接触を行うスライダとを有する。入力端子および2つ
の端部端子のうちの第1の端子にわたって測定された抵抗または電圧(2つの端
部端子間にかかる電圧は一定と仮定する)は、第1の端部端子と抵抗素子上の接
触点との間の距離に比例する。
【0003】 抵抗性エラストマーまたは抵抗性ゴム材料は、可変抵抗デバイスを含む抵抗素
子として使用されてきた。本明細書中で用いられる用語「抵抗性ゴム」および「
抵抗性ゴム材料」は、電気的導電性材料(例えばカーボンブラックまたは金属粉
末を含む)を散在させたエラストマー性材料またはゴム材料を指す。従来、可変
抵抗デバイスに抵抗性ゴムを使用することは、比較的簡単かつ特定の用途に限ら
れていた。例えば、伸張および圧縮のような変形によって生じる抵抗性ゴムの可
変抵抗特性のみを利用した用途がある。抵抗性ゴム材料の抵抗特性をより完全に
利用する可変抵抗デバイスおよびその方法が必要とされる。
【0004】 (発明の要旨) 本発明は、抵抗性ゴム材料の種々の抵抗特性を利用する可変抵抗デバイスおよ
びその方法に関する。本発明者らは、以前は知られていなかったか、または利用
されなかった抵抗性ゴム材料の特徴を発見した。
【0005】 レジスタの抵抗は、材料の抵抗率およびレジスタの長さに正比例し、電流の流
れる方向に垂直な断面積に反比例する。抵抗は、以下の周知の式によって表され
る。
【0006】 R=ρl/A (1) ここでρはレジスタ材料の抵抗率であり、lは電流の流れる方向に沿ったレジス
タの長さであり、Aは電流の流れる方向に垂直な断面積である。抵抗率は材料固
有の特性であり、典型的には、Ω・cm単位である。レジスタにかかる電圧降下
は、周知のオームの法則によって表される。
【0007】 R=E/I (2) ここでEはレジスタにかかる電圧であり、Iはレジスタを流れる電流である。
【0008】 レジスタが回路網内に互いに接続されると、実効抵抗は、レジスタが直列に接
続されている場合には個々の抵抗の和である。直列に接続されるレジスタ数が増
えれば、実効抵抗が増加する。つまり、式(1)に基づいて、特定の例による断
面積Aが一定であると仮定すると、レジスタの合計長さlが増加すると実効抵抗
が増加する。しかしながら、レジスタが並列に接続されると、実効抵抗は、個々
の抵抗の逆数の和の逆数である。並列に接続されたレジスタの数が多くなればな
るほど、実効抵抗は低くなる。これもまた式(1)に一致しており、特定の例に
おいて、長さlが一定であると仮定して、レジスタの合計面積Aが増加すると、
実効抵抗は減少する。
【0009】 市販されているレジスタは、典型的には、抵抗を提供するために、2つの端部
における導電性端子、または回路内の2点間を接続するリード線を含む。これら
のレジスタは、各レジスタが、2つの端部において明確な接触点を有する(その
明確な接触点間に固定の抵抗を有している)という点で、構造上簡単であり個別
のものである。このような簡単かつ個別の構造を有するレジスタによって形成さ
れる抵抗回路網の実効抵抗は、直列に接続されたレジスタについては抵抗を合計
し、並列に接続されたレジスタについては抵抗の逆数を合計し、その合計の逆数
をとることによって容易に決定される。これらの簡単なレジスタにおいては、幾
何学的要因および接触変動がないかまたは十分小さいので、実効抵抗は、上述の
簡単な式に従う。しかしながら、レジスタが、構造上簡単でなく個別のものでな
い場合、実効抵抗の決定はもはや容易ではなくなる。
【0010】 本発明者らは、実効抵抗が、一般的に、直列パスの抵抗成分と並列パスの抵抗
成分との組み合わせであることを発見した。直列パスの抵抗成分(すなわち直列
の抵抗成分)は、式(1)において、合計長さlが増加し、面積Aが一定である
場合に実効抵抗が増加するように、2つの接触位置間の直列の抵抗成分が、2つ
の接触位置間の距離の増加に伴って増加するという点で、直列に接続されたレジ
スタに類似している。2つの接触位置間の電流パス中の抵抗性材料の量の増加に
よって抵抗が増加する。並列パスの抵抗成分は、並列に接続されたレジスタに類
似している。上述のように、共通の長さlを有する組み合わされたレジスタの合
計面積Aが増加すると、実行抵抗は減少する。この結果、並列に接続されたさら
なるレジスタによって提供されるさらなる電流パス、すなわち「並列パス」が生
じる。同様に、幾何学的変化または接触変動に起因して、2つの接触位置間の並
列パスの量が増加すると、並列パスの抵抗成分が減少する。本明細書中で用いら
れる用語「並列パス」は、接触位置間を流れる電流に利用可能な複数のパスを意
味し、幾何学的に平行なパスに制限されない。
【0011】 本発明の局面によれば、可変抵抗デバイスは、抵抗性ゴム材料を含む抵抗性部
材を含む。第1の導体は、第1の接触面積にわたって第1の接触位置で抵抗性部
材と電気的に結合されるように構成されている。第2の導体は、第2の接触面積
にわたって第2の接触位置で抵抗性部材と電気的に結合されるように構成されて
いる。第1の接触位置および第2の接触位置は、互いにある距離だけ離れている
。第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置での第2の導体との間の抵抗
は、直列の抵抗成分と並列パスの抵抗成分との和に等しい。直列の抵抗成分は、
第1の接触位置と第2の接触位置との間の距離が大きくなるにつれて増加し、第
1の接触位置と第2の接触位置との間の距離が小さくなるにつれて減少する。並
列パスの抵抗成分は、選択された第1および第2の接触位置と、選択された第1
および第2の接触面積とに基づいて、所望の特性に予め設定されている。
【0012】 特定の実施形態において、第1および第2の接触位置と第1および第2の接触
面積とは、第1の接触位置と第2の接触位置との間の距離の変化に対して少なく
とも実質的に一定である並列パスの抵抗成分を提供するように選択される。その
結果、第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置での第2の導体との間の
抵抗は、第1の接触位置と第2の接触位置との間の距離が大きくなるにつれて増
加し、第1の接触位置と第2の接触位置との間の距離が小さくなるにつれて減少
する。
【0013】 別の実施形態において、第1および第2の接触位置と第1および第2の接触面
積とは、並列パスの抵抗成分が、直列の抵抗成分よりも実質的に大きくなるよう
に選択される。第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置での第2の導体
との間の抵抗の変化は、第1の導体と第2の導体との間の並列パスの抵抗成分の
変化に少なくとも実質的に等しい。
【0014】 さらに別の実施形態において、抵抗性部材は、第1および第2の接触位置でそ
れぞれ第1の導体および第2の導体と接触する抵抗性表面を有している。抵抗性
表面は、外部境界および抵抗性表面の表面積の平方根よりも実質的に小さい厚さ
を有する。第1および第2の接触位置の両方が、抵抗性表面の外部境界から離れ
て配置される場合には、第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置での第
2の導体との間の並列パスの抵抗成分は、直列の抵抗成分よりも実質的に大きい
。第1および第2の接触位置のうち少なくとも1つが、抵抗性表面の外部境界に
あるか、またはその外部境界の近傍にある場合には、第1の接触位置での第1の
導体と第2の接触位置での第2の導体との間の直列の抵抗成分は、並列パスの抵
抗成分よりも実質的に大きい。
【0015】 本発明の別の局面によれば、第1の接触位置での第1の導体と第2の接触位置
での第2の導体との間の抵抗は、抵抗性部材が第1の接触位置と第2の接触位置
との間の伸張する変形を受ける場合には増加する。第1の接触位置での第1の導
体と第2の接触位置での第2の導体との間の抵抗は、抵抗性部材が第1の接触位
置と第2の接触位置との間で圧力を受ける場合には減少する。第1の接触位置で
の第1の導体と第2の接触位置での第2の導体との間の抵抗は、抵抗性部材が第
1の接触位置と第2の接触位置との間の温度の上昇を受ける場合には増加し、抵
抗性部材が第1の接触位置と第2の接触位置との間の温度の下降を受ける場合に
は減少する。
【0016】 本発明の別の局面は、抵抗性ゴム材料を含む抵抗性部材から可変抵抗を提供す
る方法に関する。上記方法は、第1の導体を第1の接触面積にわたる第1の位置
で抵抗性部材と電気的に結合する工程と、第2の導体を第2の接触面積にわたる
第2の位置で抵抗性部材と電気的に結合する工程とを包含する。第1の位置、第
2の位置、第1の接触面積および第2の接触面積のうち少なくとも1つを変化さ
せ、第1の導体と第2の導体との間の抵抗の変化を生成する。第1の導体と第2
の導体との間の抵抗は、直列の抵抗成分と並列パスの抵抗成分とを含む。直列の
抵抗成分は、第1の位置と第2の位置との間の距離が大きくなるにつれて増加し
、第1の位置と第2の位置との間の距離が小さくなるにつれて減少する。並列パ
スの抵抗成分は、選択された第1および第2の位置と選択された第1および第2
の接触面積とに基づいて所望の特性に予め設定される。
【0017】 (特定の実施形態の説明) 本発明の可変抵抗デバイスは、抵抗性ゴム材料からなる成分を含む。具体例は
、内部に埋めこまれたカーボンまたはカーボン状材料を有する低デュロメータゴ
ムである。有利には、抵抗性ゴムは、実質的に均一または一様な抵抗率を有する
。抵抗性ゴムは、一般には、形成プロセスにおいて長時間ゴムに混合されたかな
り微細な抵抗性粒子を用いて形成される。抵抗性ゴム材料の抵抗特性は、一般的
に、材料の平方ブロックまたはシート当たりの抵抗の点から測定される。その平
方の対向エッジにわたって測定された抵抗性ゴム材料の平方ブロックまたはシー
トの抵抗は、平方のサイズによることなく一定である。この特性は、直列抵抗成
分と並列抵抗成分とが相殺する性質から生じる。直列抵抗成分と並列抵抗成分と
は、平方の材料の実効抵抗を構成する。例えば、それぞれ、対向エッジにわたっ
て1Ωの抵抗を有する抵抗性ゴム材料の2つの平方ブロックは直列に接続される
場合、その実効抵抗は長さが2倍になることに起因して2Ωになる。第1の2つ
の平方ブロックの側部に沿って2つのさらなる平方ブロックを結合し、大きな平
方を形成すると、その実効抵抗は逆数の和の逆数である。逆数の和は、1/2Ω −1 +1/2Ω−1=1Ω−1である。したがって、4つの小さな平方からなる大
きな平方に対する実効抵抗は1Ωであり、これは、小さな平方の各々の抵抗と同
じである。抵抗性ゴム材料の直列の抵抗成分すなわち直列パス抵抗成分および並
列の抵抗成分すなわち並列パス抵抗成分の使用を以下により詳細に説明する。
【0018】 使用される抵抗性ゴム材料の平方当たりの抵抗は、一般的に、平方当たり約1
0〜100Ωの範囲内にある。ある用途において、可変抵抗デバイスは約50,
000オーム(Ω)未満の中程度の抵抗を有する。ジョイスティックまたは他の
ポインティングデバイスに関する特定の用途において、抵抗の範囲は一般的には
約1,000と25,000オームとの間である。有利には、抵抗性ゴム材料は
、任意の所望な形状に形成され得、材料に対して広範な範囲の抵抗率が、ゴム材
料に埋めこまれた抵抗性粒子の量を変化させることによって得られ得る。
【0019】 抵抗性ゴム材料からなる可変抵抗デバイスの抵抗応答は、3つのカテゴリーの
特性、すなわち材料特性と、電気的特性と、機械的特性とに起因し得る。
【0020】 (A.材料特性) 抵抗性ゴム材料の抵抗は、抵抗性ゴム材料が引張りを受けた場合に増加し、抵
抗性ゴム材料が圧縮または圧力を受けた場合に減少する。抵抗性ゴム材料の変形
は、抵抗性ゴム材料ほど変形可能でない材料より可変的になる。抵抗性ゴム材料
の抵抗は、温度の上昇とともに増加し、温度の減少とともに減少する。
【0021】 (B.電気的特性) 抵抗性ゴム成分の実効抵抗は、一般的に、直列パス抵抗成分および並列パス抵
抗成分の組み合わせである。直列パス抵抗成分すなわち直列抵抗成分は、直列に
接続された個別のレジスタの数が増加する場合に実効抵抗が増加するように、2
つの接触位置の間における距離の増加にともなって2つの接触位置間の直列抵抗
成分が増加する、直列のレジスタに類似する。並列パス抵抗成分は、並列に接続
された個別のレジスタの数が増加する場合(これは、並列パスの量の増加を表す
)に実効抵抗が減少するように、並列パスの量がジオメトリ変動または接触変動
における変化に起因して2つの接触位置の間で増加する場合、並列パス抵抗成分
が減少する、並列のレジスタに類似する。
【0022】 直列抵抗特性および並列パス抵抗特性を示すために、可変抵抗デバイスの特定
の実施例を本明細書において説明する。ある実施例において、直列抵抗は動作の
第1モードである。他の実施例において、並列パス抵抗特性が支配的である。
【0023】 (1.直列パス抵抗) 直列抵抗モードで主に動作する可変抵抗デバイスを提供する1つの態様は、接
触位置の間における距離の変化に対して少なくとも実質的に一定なあるレベルで
並列パス抵抗成分を保持することである。並列パス成分は、ジオメトリ変動およ
び接触変動の変化とともに変動する。例えば、並列パス抵抗成分は、接触位置が
移動する場合、接触位置間の並列パスの量は実質的に変化せずにとどまるように
、可変抵抗デバイス、接触位置および接触面積のジオメトリが選択されるとき、
実質的に一定に保持される。
【0024】 実施例は、図1A〜図1Cに示される電位差計10である。抵抗性ゴムトラン
スデューサ12は、導体または導電性基板14に近接してほぼ平行に配置される
。抵抗性ゴムトランスデューサ12は、端部支持部16a,16bによって2つ
の端部で支持され、通常、導体14から短い距離の間隔をあける。ローラ機構ま
たはホイール機構18は、図1A〜図1Cに図示されるように、トランスデュー
サ12に力を付与し、トランスデューサ12の2つの端部の間の異なる位置で導
体14と接触するように設けられる。この実施形態において、第1の端部支持部
16aに近接する抵抗性ゴムトランスデューサ12の一方の端部は接地され、第
2の端部支持部16bに近接する他方の端部は印加電圧Vで電圧を加える。ロー
ラ機構18が異なる位置で導体14に接触するようにトランスデューサ12を歪
めるので、トランスデューサ12の長さに沿ってとられる電圧測定値は、接触位
置が印加電圧Vの端部に近づくにつれて、増加する。また、接触位置dで読み取
られた抵抗Rは、トランスデューサ12の2つの端部間で変動する。これを図1
Dのプロットに図示する。
【0025】 図2は、トランスデューサ12および導体14がほぼ一定の幅を有し、ローラ
機構18が配置され、それにより、トランスデューサ12と導体14との間の接
触面積が異なる接触位置でほぼ一定にとどまることを示す。接触面積は、好まし
くは、トランスデューサ12の全体の幅にわたって広がる。接触面積は、接触位
置でトランスデューサ12の断面の周囲の実質部(ほぼ半分)にあたる。抵抗性
ゴムトランスデューサ12は実質的に均一な断面を有し、抵抗性ゴムは好ましく
は実質的に均一な抵抗特性を有する。電圧Vを実質的に断面全体にわたってトラ
ンスデューサ12の端部に印加する。これは、導電性キャップまたは導電性端部
支持部16bで端部全体をキャップし、導電性端部支持部16bを通った電圧を
印加することによって実行され得る。トランスデューサ12の他端は、また、好
ましくは、断面全体にわたって接地される(例えば、端部を接地導電性端部支持
部16aでキャップすることによって)。この端部は、代替的には、トランスデ
ューサの2つの端部の間の電圧差を生成する電圧Vとは異なる別の電圧で加えら
れ得る。特定の実施形態において、抵抗性ゴムトランスデューサ12はその幅お
よび長さよりも十分短い厚さを有し(例えば、その幅は、厚さの少なくとも約5
倍である)、それにより、トランスデューサ12は、示されるこの実施形態にお
いて、平坦でまっすぐな薄いストリップである。
【0026】 電流は、トランスデューサ12の印加電圧端部からトランスデューサ12の接
地された端部まで、トランスデューサ12の長さに沿って伸びる並列パスを介し
て流れる。可変抵抗デバイス10に対して、抵抗性ゴムトランスデューサ12と
導体14との間の接触面積は実質的に一定であり、並列パスの量は、接触位置が
トランスデューサの長さにわたって動く場合、実質的に変化せずにとどまる。結
果として、並列パス抵抗成分は実質的に一定に保たれ、それにより、接触位置の
変化に起因するデバイス10の実効抵抗の変化は、直列抵抗成分の変化に実質的
に等しい。直列抵抗成分は、一般的に、抵抗性ゴム材料(図1D参照)の均一ジ
オメトリおよび一様な抵抗特性に起因して、接触位置の変位に対して実質的に線
形の形態で変化する。図3は、図1〜図2の電位差計10の模式的表現である。
【0027】 主に直列抵抗の原理で動作する別の可変抵抗デバイス20を、また、図4に示
す。デバイス20は、断面において実質的に均一なほぼ長手方向の抵抗性ゴム部
材22を含む。例えば、部材22は、図2の抵抗性ゴムトランスデューサ12に
ほぼ同一であり得る。抵抗性ゴム部材22の一端は第1の導体24に、好ましく
は、実質的にその断面全体にわたって結合される。第2の導体26は、第1の導
体24に対して可変距離を規定するように、長さに沿って抵抗性ゴム部材22に
可動接触する。この実施形態において、可動導体26は、抵抗性ゴム部材22の
表面に回転接触する湾曲表面を有するローラを含む。可動導体26と抵抗性ゴム
部材との間の接触面積は実質的に一定であり、好ましくは、部材22の幅全体に
わたって広がる。これは、接触位置で部材22の断面の周囲の実質部(ほぼ半分
)にあたる。このように、第1の導体24と第2の導体26との間の並列パスの
量は、第1の導体24に対して第2の導体26が移動する間、実質的に変化しな
い。可変抵抗デバイス20の実効抵抗は、直列抵抗特性を示し、第1の導体24
と第2の導体26との間の可変距離が増加するか、または、減少する場合に、そ
れぞれ増加するか、または、減少する。抵抗性ゴム材料の抵抗特性が実質的に均
一である場合、実効抵抗は、第1の導体24と第2の導体26との間の距離の変
化に対して、図1Dに示されるのと同様の態様で、実質的に線形に変化する。
【0028】 図5Aおよび図5Bに示されるような可変抵抗デバイス30の別の実施例は、
タンデム型の2つの導体32、34を使用する。抵抗表面またはフットプリント
36と接触するために設けられた2つの導体32、34の導体表面は、可変距離
によってお互いに間隔をあけられる。示される実施形態において、導体32、3
4は実質的に均一な幅を有する長手方向の部材であり、それらの間の距離は、導
体32、34の各々の一端から他端まで増加する。抵抗性フットプリント36は
、第1の接触面積上の第1の導体32の第1の導体表面および第2の接触面積上
の第2の導体34の第2の導体表面に可動接触する。図5Aは、位置36、36
bに対するフットプリント36の動きを示す。第1の接触面積および第2の接触
面積のそれぞれは、フットプリント36を位置36a、36bに移動する間、実
質的に一定にとどまる。示される実施形態において、抵抗フットプリント36は
面積において実質的に一定であり、円形形状である。図5Bは円形抵抗性フット
プリント36を提供する抵抗性ゴム部材38の実施形態を示す。この抵抗性ゴム
部材38は、スティックまたはジョイスティック40によって操作され、導体3
2、34と回転接触する湾曲抵抗表面を含む。示される実施形態において、導体
32、34は基板42上に配置され、抵抗性ゴム部材38は基板42に弾力的に
支持される。抵抗性ゴム部材38を基板42の方に下に押し出すように力をジョ
イスティック40に付与する場合、導体32、34と接触する抵抗性フットプリ
ント36を形成する。その力が導体32、34の方向にシフトする場合、フット
プリント36は位置36a、36bに移動する。力を取り除く場合、弾力的な抵
抗性ゴム部材38は、導体32、34上の図5Bに示される残りの位置にまで戻
るように構成される。抵抗性ゴム部材38は、好ましくは、抵抗性フットプリン
トの面積の平方根より実質的に小さい厚さを有する。例えば、厚さは、抵抗性フ
ットプリントの面積の平方根の約1/5より小さくてもよい。
【0029】 抵抗性フットプリント36は、フットプリント36上の平均距離によって規定
される2つの導体表面にわたってブリッジする。その距離は一般的にフットプリ
ント内で可変であるので、平均距離の使用が必要である。可変抵抗デバイス30
のジオメトリ、接触位置、導体32と導体34との間のほぼ一定の接触面積、抵
抗ゴム部材38のフットプリント36が与えられる場合、2つの導体32、34
の間の並列パスの量は実質的に変化しない。結果として、実効抵抗の変化は、デ
バイス30の直列抵抗成分の変化によって実質的に支配され、これは、抵抗性フ
ットプリント36と接触する2つの導体32、34の導体表面の一部の間におけ
る平均距離の増加または減少にともなってそれぞれ増加または減少する。平均距
離は、導体32、34に対して抵抗性フットプリント36の変位で実質的に線形
に変化し(例えば、図5Aにおいて導体32、34の一部についてd1からd2
で)、抵抗性ゴム材料の抵抗特性は実質的に一定である場合、実効抵抗は、また
、フットプリント36の変位に実質的に線形に変化する。あるいは、特定の非線
形抵抗曲線は、導体32と導体34との間の平均距離における特定の変動(例え
ば、対数変動)を規定するように、導体32、34を配置することによって、生
じ得る。
【0030】 (2.並列パス抵抗) デバイスの実効抵抗は、直列抵抗成分が実質的に一定に保たれる場合の並列パ
ス抵抗の振る舞いを示す。図6および図7は、主に並列パス抵抗モードで動作す
る可変抵抗デバイスの実施例を示す。
【0031】 図6Aにおいて、可変抵抗デバイス50は、サイズにおいて実質的に一定なギ
ャップ55によってお互いに間隔があいた対の導体52、54を含む。示される
実施形態における導体52、54の導体表面は、ギャップ55を規定する直線の
エッジを有し、ほぼ平面で矩形である。ギャップを規定するエッジは、他の実施
形態における非線形の形状を有し得る。抵抗性フットプリント56は、導体52
、54の間のギャップにわたってブリッジし、フットプリント56a、56bに
サイズを変更する。示される実施形態において、抵抗性フットプリント56は円
状であり、サイズがフットプリント56a、56bにまで大きくなるようなほぼ
対称な態様で導体52、54に可動に接触する。代替のフットプリント形状およ
び非対称接触が他の実施形他において使用され得る。可動接触は、図5に示され
る抵抗部材38に同様な抵抗性ゴム部材によって、フットプリント56の動きを
操作するためのジョイスティック40で生じ得る。フットプリント56の面積に
おける変化は、抵抗性ゴム部材38の変形を増やすことによって生じ得る。例え
ば、ジョイスティック40を抵抗性ゴム部材38に対して下方に押す大きな力は
、抵抗性ゴム部材38のより大きな変形およびそれによる大きなフットプリント
サイズを生成する。
【0032】 抵抗性フットプリント56によってブリッジされる導体52と導体54との間
のギャップ55は実質的に一定であるので、全体の抵抗の直列抵抗成分は実質的
に一定である。したがって、可変抵抗デバイス50の実効抵抗は並列パス抵抗成
分によって指示される。並列パスの量は、56から56a、56bまでの抵抗性
フットプリントと導体52、54との間の接触面積における増加にともない増加
する。並列パス抵抗成分は、接触面積の増加によって生成された並列パスの増加
にともなって減少する。それにより、デバイス50の実効抵抗は、フットプリン
ト56からフットプリント56a、56bまでの接触面積の増加にともなって減
少する。示される実施形態において、抵抗性フットプリント56と導体52、5
4との間の接触面積は、フットプリント56からフットプリント56a、56b
までの可動接触の方向に連続的に増加する。そのような構成において、導体52
と導体54との間の並列パス抵抗成分は可動接触の方向において減少する。接触
面積の変化は、可変抵抗デバイス50に対する特定の抵抗応答(例えば、フット
プリント56a、56bの方向にフットプリント56の変位に対して線形の形態
で減少する抵抗)を提供するように選択され得る。
【0033】 図6Aは移動抵抗性フットプリント56を示すが、同様な可変抵抗デバイス5
0’は、図6Bに図示されるように、フットプリント56a、56bにサイズを
変更する固定フットプリント56についての同様な特性を示す。さらに、図6A
は、円形形状を保持するフットプリント56を示すが、代替の実施形態における
フットプリント56はサイズに加えて形状(例えば、円形から楕円に)を変化し
てもよい。
【0034】 図7において、可変抵抗デバイス60は、抵抗性フットプリント66で接触す
るための非均一形状導体を有する対の導体62、64を含む。導体表面は、図6
Aに示されるのと同様な態様で実質的に一定なギャップ65によって間隔をあけ
られる。抵抗性フットプリント66は円状であり、この実施形態において三角形
である導体表面で可動接触する。抵抗性フットプリント66が導体表面上をフッ
トプリント66aに動く場合に、抵抗性フットプリント66は実質的に一定のサ
イズを保持する。このデバイス60は、三角形の導体表面および実質的に一定な
フットプリントサイズを除いて、図6のデバイス50と同様である。図6Aのデ
バイス50におけるように、このデバイス60における一定のギャップ65は、
実質的に一定な直列抵抗成分を生じる。抵抗性フットプリント66が導体62、
64に対してフットプリント66aに移動する場合、フットプリント66と導体
62、64との間の接触面積は三角形の導体表面の形状に起因して増加し、それ
により、並列パスの量を増加し、並列パス抵抗成分を減らす。接触面積は、フッ
トプリントのサイズの変動に起因して、図6Aのデバイス50のサイズを変化さ
せるが、接触面積は、導体表面の形状の変動に起因して、図7のデバイス60の
サイズを変化させる。図6Aのデバイス50と比較して、図7に示される可変抵
抗デバイス60は、並列パス抵抗モードにおいて同様に動作する代替の実施形態
を生成するために、ジオメトリ、接触位置、接触面積を選択する別の態様を表す
【0035】 可変抵抗デバイスが主に並列パス抵抗モードで動作することを保証するための
別の態様は、並列パス抵抗成分が直列抵抗成分より実質的に大きいように、ジオ
メトリ要因および接触変動を操作することである。このように、実効抵抗の変化
は、並列パス抵抗成分の変化に少なくとも実質的に等しい。
【0036】 並列パス抵抗成分が優勢な可変抵抗デバイスの実施例は、図8に示されるジョ
イスティック70である。可変抵抗ジョイスティック70は、導電性基板72と
、導電性基板72の表面と回転接触する湾曲抵抗表面75を有する抵抗性ゴムト
ランスデューサ74と、導電性基板72に対してトランスデューサ74を動かす
ためにトランスデューサ74に結合されたスティック76とを含む。導電性スプ
リング78は、導電性基板72の中心面積の開口部を通って伸び、トランスデュ
ーサ74の中心接触部79を導電性基板72に対して固定されたピボット面積7
7に弾力的に結合する。スプリング78は、導電性基板72と電気的に絶縁され
る。示される実施形態において、導電性スプリング78を通って抵抗性ゴムトラ
ンスデューサ74の中心部に電圧を印加する。特定の実施形態において、抵抗性
ゴムトランスデューサ74は薄い厚さを有し、その厚さは、抵抗表面75の表面
面積の平方根より実質的に薄い。
【0037】 動作において、ユーザは、導電性基板72に対してトランスデューサ74を回
転させるための力をスティック76に付与するが、スプリング78はピボット面
積77に対して回転する。抵抗表面75が導電性基板72の表面と可動に接触す
る。図9A〜図9Cは、電圧が印加された接触部79から異なる距離でトランス
デューサ74の抵抗表面75上にいくつかの可動接触位置またはフットプリント
80a、80b、80cを示す。電流は、導電性スプリング78からトランスデ
ューサ74の中心接触部79に、電圧が読み出される接触位置(80a、80b
、80c)での導電性基板72に対して、トランスデューサ74の抵抗性ゴム材
料を通って流れる。電流は、トランスデューサ74の抵抗性ゴム材料を通って通
過するので、接触部79での電圧源から導電性基板72での接触位置までで電圧
降下がある。
【0038】 図9A〜9Cは、接触部79と可動接触位置80a〜80cとの間の抵抗性表
面75上にある並列パス82a〜82cを模式的に示す。図9A〜9Cは、抵抗
性ゴムトランスデューサ74の本体を通る並列パスではなくて、抵抗性表面75
上の並列パス82a〜82cのみを示す。図9A〜9Cは、接触部79と可動接
触位置80a〜80cとの間にあるトランスデューサ74の本体を通る並列パス
の量を表す。接触位置80a〜80cの接触面積のサイズは、好ましくは、実質
的に一定である。接触面積の形状もまた、典型的には、ほぼ一定である。
【0039】 図9Aにおいて、印加電圧のための接触部79および接触位置80aの両方が
、抵抗性表面75の外側のエッジから離れて、抵抗性表面75の中心面積にほぼ
配置される。この構成において、接触部79および接触位置80aの両方が、抵
抗性ゴム材料によって囲まれている。電流は、接触部79を囲むトランスデュー
サ74の抵抗性ゴム材料内への複数の方向で、並列パス82aのアレイの接触部
79から接触位置80aへと流れ、また接触位置80aを囲む異なる方向からも
流れる。逆に、接触部79と接触位置80aとの間の直列の抵抗成分(それらの
間の距離によって規定される)は、支配的な並列パスの抵抗成分よりもはるかに
小さい。電流がそこを通って流れる抵抗性ゴム材料の量を制限する接触部79と
接触位置80aとの間の短い距離に起因して、並列パス82aの量は比較的少な
い。
【0040】 図9Bにおいて、接触位置80bは、接触部79からさらに離れて移動してし
るが、まだ抵抗性表面75の外側のエッジからは離れており、抵抗性表面75の
中心面積にほぼ留まった状態である。接触位置80bは接触部79からさらに離
れて位置しているので、さらに多くの抵抗性ゴム性材料が存在し、従って電流が
図9Aよりも多く流れるために多くの量の並列パス82bが存在する。並列パス
が増えるにつれて、並列パスの抵抗成分は減少する。接触部79と接触位置80
bとの間の距離が大きくなるほど、直列の抵抗成分の増加を招くが、直列の抵抗
の増加を補償するよりも多くの並列パス量の存在に起因して、並列パスの成分に
比べて依然として小さな成分である。従って、実効抵抗は、接触位置80bが固
定の中心接触部79からさらに離れるように移動するにつれて減少する。
【0041】 最終的には、接触部79と接触位置との間の距離が増加するにつれて、並列パ
スのさらなる生成は減少する。図9Cに示す実施形態において、このことは、接
触位置80cが抵抗性表面75のエッジに近づくと生じる。図9Cでは、接触位
置80cは、図9Aおよび9Bと同じだけの抵抗性ゴム材料によってもはや囲ま
れることはない。並列パス82cに利用可能な抵抗性ゴム材料は、幾何学的因子
によって制限される。一方、直列の抵抗成分は、距離の増加の結果、増加しつづ
ける。
【0042】 図10は、中心接触部79からのフットプリントの距離Dの関数として、実効
抵抗Rのプロットを示す。実効抵抗Rは、最初、並列パス抵抗特性を示し、接触
位置が図9Aの接触位置80aから図9Bの接触位置80bへと移動するにつれ
て減少する。図10の抵抗曲線の一部は、実質的に線形である。このことは、中
心接触部79と接触位置80bとの間の距離が、抵抗性表面75の半径に関して
規格化された約2.5〜6.5の間の中間距離範囲にある場合に生じる。接触位
置80cが図9Cに示される抵抗性表面75のエッジに近づく場合に、直列の抵
抗成分が、並列パスの抵抗成分を上回り、支配的な成分となると、クロスオーバ
が生じる。このクロスオーバは、図10では、フットプリントの距離が抵抗性表
面75のエッジ付近の約7.5〜8.5まで増加することに伴う実効抵抗の増加
として見られる。クロスオーバ現象は、抵抗性表面75のエッジに向かう接触位
置80cの移動によって達成されるスイッチのような特定のアプリケーションで
用いられ得る。
【0043】 図8において、抵抗性ゴムトランスデューサ74が回転し、可動接触する導電
性基板72の表面は、2つの軸の方向性の移動を提供するように、2つ以上のセ
グメント(典型的には4つ)に分割されると仮定される。図11Aおよび11B
は、可変抵抗デバイス70の抵抗特性を変更するために用いられ得る別の導電性
パターンのセグメントを示す。図11Aは、基板上に連続する導電性パターン8
6を示し、一方図11Bは、個々の導電性トレースから作製される導電性パター
ン88を示す。どちらの場合も、抵抗性表面75のフットプリントと接触する導
電性材料の量は、接触位置が中心接触部79からさらに離れるように移動するに
つれて増加する。従って、抵抗性フットプリントおよび導電性パターン86、8
8との間の実効接触面積のサイズは、中心接触部79からのフットプリントの距
離が増加するにつれて(フットプリントのサイズがほぼ一定であっても)増加す
る。そのため、並列パス量の増加は、フットプリントの距離の増加に対して増大
する。その結果、実効抵抗は、抵抗性フットプリントが抵抗性表面75のエッジ
に達するまで、よりはっきりした並列パス特性を示す。図11Aおよび11Bの
実施形態は、実効接触面積を変化させるさらなる因子を導入して、可変抵抗デバ
イス70の実効抵抗特性を操作する。
【0044】 上述のように、直列パスの抵抗成分は、抵抗性フットプリントの接触位置80
cが図9Cおよび10に示されるように抵抗性表面75のエッジに近づくにつれ
て支配的となる。この特性を利用する可変抵抗デバイス90の別の実施形態を図
12の分解図に示す。デバイス90は、示される実施形態において矩形である抵
抗性ゴム部材92の薄いシートを含む。1つのコーナー94は、印加電圧Vによ
って活性化され、一方別のコーナ96は接地されている。あるいは、第2のコー
ナー96は、異なる電圧によって活性化され、抵抗性ゴム部材92にわたって差
を有する電圧を作り出す。導電性シート98は、抵抗性ゴムシート92にほぼ平
行、かつその抵抗性ゴムシート92上に空間を隔てて配置される。力が、ペン9
9等を介して加えられ、抵抗性ゴムシート92および導電性シート98を種々の
接触位置で接触させる。この可変抵抗デバイス90では、直列の抵抗成分が支配
的である。この理由の一部としては、並列パスの形成が、コーナー94、96を
囲む抵抗性材料の不足によって制限されるためである。導電性シート98との接
触が、抵抗性ゴムシート92の中心面積でなされる場合でさえ、電圧がコーナー
94に印加されるため、並列パスの量は制限されたままである。逆に、図8に示
されるようにデバイス70の中心接触部79に電圧が印加されると、電流は、中
心接触部79を囲む抵抗性ゴム材料へと複数の方向で流れることができる。
【0045】 上述の例は、直列の抵抗成分および並列パスの抵抗成分を操作して、特定の所
望の特性を有する実効抵抗を生成するための幾何学的形状および接触変化を制御
する方法のうちのいくつかを示す。
【0046】 (C.機械的特性) 可変抵抗デバイスを設計する際に考慮すべき別の因子は、抵抗性ゴム部材およ
び導体の機械的特徴の選択である。この因子は、例えば、構成要素の形状および
それらの構造上の位置を含み、これら形状および位置が互いにどのように相互作
用し、電気的接触をするかを示す。
【0047】 電位差計を形成するために抵抗性ゴムストリップ12の使用を図1〜2に示す
。導電性バー32、34の使用を図5Aおよび5Bに示す。抵抗性ゴムの平坦な
シートを図12に示す。図12の構成では、典型的には、2つのコーナーが電圧
電位によって活性化され、残り2つのコーナーが接地されている。電圧は、導電
性シート98と抵抗性ゴムシート92との間の接触を介して読み出され、当該分
野で公知の方法を用いてX−Yデカルト座標系上の接触位置を決定するために処
理される。このタイプの可変抵抗デバイス90は、例えば、マウスポインタまた
は他のコントロールインターフェースツールとして適用可能である。
【0048】 湾曲したシートの形態の抵抗性ゴム部材を図5Bおよび8に示す。図5Bおよ
び8の例は、ジョイスティックまたはジョイスティック状の構造を示すが、この
構成は、圧力センサのような他の用途にも用いられ得る。例えば、可変圧力によ
って湾曲した抵抗性ゴムシートに加わる力が発生し得、湾曲した抵抗性ゴムシー
トおよび導電性基板との間の接触面積は、加えられる圧力のレベルに比例し得る
。このように、抵抗の変化は、抵抗測定を用いて加えられた圧力を計算すること
ができるので圧力の変化に関連し得る。
【0049】 別の機械的形状はロッドである。図4において、導電性ロッド26の例を示す
。ロッドは、ほぼ矩形のフットプリントを生成する。ロッドの構成を抵抗性ゴム
部材にも用いて、矩形の抵抗性フットプリントを生成することができる。例とし
ては、図7のデバイス60と同様の図13に示される可変抵抗デバイス100が
ある。デバイス100は、同様のギャップ105だけ空間を隔てて配置された同
様の一対の導体102、104を有する。違いは、図7では円形フットプリント
66、66aであるのに対して、抵抗性フットプリント106、106aが矩形
であるという点である。フットプリント106の形状の変化は、異なった抵抗応
答を生じるが、実効抵抗はやはり、図7のデバイス60と同様に並列パスの抵抗
成分によって支配されている。
【0050】 フットプリントのさらに別の機械的形状は、三角形があり、これは円錐または
くさびによって作り出され得る。図14において、可変抵抗デバイス110は、
図6のデバイス50と同様であり、ギャップ115だけ空間を隔てて配置された
一対の導体112、114を含む。サイズが変化する円形抵抗性フットプリント
56の代わりに、デバイス110は、ギャップ115の方向に導体112、11
4と可動接触を為す三角抵抗性フットプリント116を用いる。その結果、抵抗
性フットプリント116と導体112、114との間の接触面積は、フットプリ
ント116のサイズが一定である場合でさえ、フットプリント116の移動方向
に増加し、図6に示されるのと同様の効果を生じる。この実施形態において、接
触面積の実質的に線形の増加に起因して、抵抗応答もまた実質的に線形である。
【0051】 図15の可変抵抗デバイス120では、三角抵抗性フットプリント126がギ
ャップ125の方向に導体122、124と可動接触をする場合に、三角抵抗性
フットプリント126の形状を変更して、対数的な抵抗応答を生じる。抵抗Rの
変化は、ギャップ125の方向の抵抗性フットプリント126の変位Dの対数に
比例する。抵抗Rの変化対抵抗性フットプリント126の変位Dのプロットを図
16に示す。
【0052】 図17の可変抵抗性デバイス130に示すように、矩形導電性部材14をほぼ
三角形の導電性部材14’と置き換えた場合、対数抵抗応答がまた図1〜2の実
施形態を用いて生成され得る。導体16aが接地される一方で、導体16bが電
圧Vによって活性化される。図18は、電圧Vが印加された場合の、抵抗R対導
体16bに隣接するトランスデューサ12の端部から測定された、抵抗性ゴムト
ランスデューサ12と導電性部材14’との間の接触位置の距離のプロットを示
す。
【0053】 上述の例によって示されるように、種々の異なる幾何学的形状および用途を有
する可変抵抗デバイスの設計を容易にする複数の方法で、抵抗性ゴム材料を形成
し、変形し得る。さらに、抵抗性ゴム材料から作製されるデバイスは、しばしば
より信頼性がある場合がある。例えば、図1〜2に示される電位差計10は、従
来のデバイスの接触面積と比較して、比較的に大きな接触面積を有する抵抗性ゴ
ムトランスデューサ12を提供する。摩耗の問題は低減する。大きな接触面積は
また、塵粒の存在のような不純物に対して従来のデバイスに比べてそれほどセン
シティブでない電位差計10を提供する。
【0054】 上述の装置の構成およびその方法は、本発明の原理の単なる適用例に過ぎず、
上述の特許請求の範囲に規定される本発明の意図および範囲から逸脱することな
く、多くの他の実施形態および変更例が為され得ることを理解されたい。例えば
、別の形状および構造上の接続を利用して、種々の異なる抵抗特性を有する可変
抵抗デバイスを生成することができる。幾何学的因子および接触変化を様々な方
法で操作して、特定の抵抗応答を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 図1Aは、本発明の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバイス
の正面図である。
【図1B】 図1Bは、本発明の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバイス
の正面図である。
【図1C】 図1Cは、本発明の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバイス
の正面図である。
【図1D】 図1Dは、図1A〜1Cの可変抵抗デバイスの接触位置の関数とした実効抵抗
のプロットである。
【図2】 図2は、図1〜2の可変抵抗デバイスの斜視図である。
【図3】 図3は、図1A〜1Cの可変抵抗デバイスの回路図である。
【図4】 図4は、本発明の別の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバイ
スの正面図である。
【図5A】 図5Aは、本発明の別の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバ
イスの平面図である。
【図5B】 図5Bは、図5Aの可変抵抗デバイスの正面図である。
【図6A】 図6Aは、本発明の実施形態による実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デバ
イスの模式図である。
【図6B】 図6Bは、本発明の別の実施形態による実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗
デバイスの模式図である。
【図7】 図7は、本発明の別の実施形態による実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デ
バイスの模式図である。
【図8】 図8は、本発明の別の実施形態による実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デ
バイスの部分的断面図である。
【図9A】 図9Aは、図8の可変抵抗デバイスの異なる接触位置の並列パスを示す模式図
である。
【図9B】 図9Bは、図8の可変抵抗デバイスの異なる接触位置の並列パスを示す模式図
である。
【図9C】 図9Cは、図8の可変抵抗デバイスの異なる接触位置の並列パスを示す模式図
である。
【図10】 図10は、図8の可変抵抗デバイスの接触位置間の距離の関数とした実行抵抗
のプロットである。
【図11A】 図11Aは、本発明の別の実施形態による図8の可変抵抗デバイスにおける基
板のセグメントの導電性トレースパターンの模式図である。
【図11B】 図11Bは、本発明の別の実施形態による図8の可変抵抗デバイスにおける基
板のセグメントの別の導電性トレースパターンの模式図である。
【図12】 図12は、本発明の別の実施形態による実効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバ
イスの分解斜視図である。
【図13】 図13は、本発明の別の実施形態による矩形抵抗性フットプリントを有する、
実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デバイスの模式図である。
【図14】 図14は、本発明の別の実施形態による三角形抵抗性フットプリントを有する
、実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デバイスの模式図である。
【図15】 図15は、本発明の別の実施形態による対数抵抗性フットプリントを有する、
実効並列パス抵抗特性を示す可変抵抗デバイスの模式図である。
【図16】 図16は、図15の可変抵抗デバイスのための抵抗性フットプリントの変位の
関数とした実効抵抗のプロットである。
【図17】 図17は、本発明の別の実施形態による対数導体フットプリントを有する、実
効直列抵抗特性を示す可変抵抗デバイスの分解斜視図である。
【図18】 図18は、図17の可変抵抗デバイスのための抵抗性ゴムトランスデューサと
導体フットプリントとの間の接触位置の関数とした実効抵抗のプロットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャース, マイケル ディー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 95762, エル ドラド ヒルス, キング ジョ ージ ウェイ 966 Fターム(参考) 5E030 BA21 CA06 CC01 CC09 JA04

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗性ゴム材料を含む抵抗性部材と、 第1の接触面積にわたって第1の接触位置で前記抵抗性部材と電気的に結合す
    るように構成された第1の導体と、 第2の接触面積にわたって第2の接触位置で前記抵抗性部材と電気的に結合す
    るように構成された第2の導体と を含む可変抵抗デバイスであって、前記第1の接触位置と前記第2の接触位置と
    はある距離で互いに離れており、 ここで、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での前
    記第2の導体との間の抵抗は、直列の抵抗成分と並列パスの抵抗成分との和に等
    しく、前記直列の抵抗成分は前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の
    前記距離が大きくなるにつれて増加し、そして前記第1の接触位置と前記第2の
    接触位置との間の前記距離が小さくなるにつれて減少し、前記並列パスの抵抗成
    分は選択された第1および第2の接触位置と選択された第1および第2の接触面
    積とに基づいて所望の特性に予め設定される、可変抵抗デバイス。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の接触位置と前記第1および第2の接触
    面積とは、前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記距離の変化に
    対して少なくとも実質的に一定である並列パスの抵抗成分を提供するように選択
    され、その結果、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置
    での前記第2の導体との間の抵抗は、前記第1の接触位置と前記第2の接触位置
    との間の前記距離が大きくなるにつれて増加し、そして前記第1の接触位置と前
    記第2の接触位置との間の前記距離が小さくなるにつれて減少する、請求項1に
    記載の可変抵抗デバイス。
  3. 【請求項3】 前記抵抗性部材は2つの端部間の長さと断面とを有し、前記
    断面は前記長さに沿って少なくとも実質的に均一であり、ここで、前記第1の接
    触位置は前記2つの端部のうちの1つにあり、前記第2の接触位置は前記抵抗性
    部材の前記2つの端部間の前記長さに沿った抵抗性の表面にわたって移動可能で
    あり、そしてここで、前記第1の接触面積は前記第1の接触位置において前記抵
    抗性部材の前記断面の少なくとも実質的に全体を含み、前記第2の接触面積は少
    なくとも実質的に一定であり、そして前記第2の接触位置において前記抵抗性部
    材の前記断面の周囲の実質的な部分にわたって広がる前記抵抗性部材の前記抵抗
    性表面の面積を含む、請求項2に記載の可変抵抗デバイス。
  4. 【請求項4】 前記抵抗性部材は幅と前記幅より実質的に小さい厚さとを有
    し、そしてここで、前記第2の接触面積は前記第2の接触位置において前記抵抗
    性部材の一方の側の前記幅に少なくとも実質的にわたって広がる、請求項3に記
    載の可変抵抗デバイス。
  5. 【請求項5】 前記抵抗性部材の前記幅は前記厚さの少なくとも約5倍であ
    る、請求項4に記載の可変抵抗デバイス。
  6. 【請求項6】 前記抵抗性表面は実質的に平面である、請求項3に記載の可
    変抵抗デバイス。
  7. 【請求項7】 前記抵抗性部材の少なくとも一部は前記長さに沿って実質的
    に直線状である、請求項3に記載の可変抵抗デバイス。
  8. 【請求項8】 前記第2の導体は前記抵抗性部材の前記長さの少なくとも一
    部に沿って配置され、そして前記抵抗性部材から離されており、前記第2の導体
    および前記抵抗性部材のうちの少なくとも1つは、前記第2の導体および前記抵
    抗性部材のうちの他方の1つと前記抵抗性部材上の異なる第2の接触位置で接触
    するように撓むことが可能である、請求項3に記載の可変抵抗デバイス。
  9. 【請求項9】 前記第2の導体は、前記抵抗性部材の前記長さに沿って前記
    抵抗性表面上で回転可能である湾曲した表面を有する、請求項3に記載の可変抵
    抗デバイス。
  10. 【請求項10】 抵抗の前記増加および減少は、前記抵抗性部材の前記長さ
    の少なくとも一部にわたる前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前
    記距離の前記増加および減少に対して、それぞれ実質的に線形である、請求項3
    に記載の可変抵抗デバイス。
  11. 【請求項11】 前記抵抗性部材の一方の端部における前記第1の接触位置
    での前記第1の導体は電圧で活性化され、前記抵抗性部材の他方の端部は接地さ
    れるか、あるいは前記第1の接触位置での前記電圧とは異なる別の電圧で活性化
    される、請求項3に記載の可変抵抗デバイス。
  12. 【請求項12】 前記第1の導体は第1の導体表面を含み、前記第2の導体
    は前記第1の導体表面に対して少なくとも実質的に固定され、そして変更可能な
    距離だけ前記第1の導体表面から離されている第2の導体表面を含み、そしてこ
    こで、前記抵抗性部材は前記第1の接触面積にわたる前記第1の導体表面と前記
    第2の接触面積にわたる前記第2の導体表面とを移動可能に接触させる抵抗性フ
    ットプリントを有し、前記第1の接触面積は少なくとも実質的に一定であり、前
    記第2の接触面積は少なくとも実質的に一定であり、前記抵抗性フットプリント
    は前記第1の接触位置での前記第1の導体表面と前記第2の接触位置での前記第
    2の導体表面とに平均距離でまたがっており、それにより前記第1の接触位置で
    の前記第1の導体と前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の抵抗は、前
    記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記平均距離が増加するにつれ
    て増加し、前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記平均距離が減
    少するにつれて減少する、請求項2に記載の可変抵抗デバイス。
  13. 【請求項13】 前記第1の導体表面は第1の長手方向の導体表面を含み、
    そして前記第2の導体表面は第2の長手方向の導体表面を含む、請求項12に記
    載の可変抵抗デバイス。
  14. 【請求項14】 前記第1の長手方向の導体表面は少なくとも実質的に直線
    状であって、かつ少なくとも実質的に一定の第1の幅を有する第1のストリップ
    を含み、そして前記第2の長手方向の導体表面は少なくとも実質的に直線状であ
    って、かつ少なくとも実質的に一定の第2の幅を有する第2のストリップを含み
    、前記第2のストリップは前記第1のストリップと平行でない、請求項13に記
    載の可変抵抗デバイス。
  15. 【請求項15】 前記抵抗性部材は前記抵抗性フットプリントの面積の平方
    根よりも実質的に小さい厚さを有する、請求項12に記載の可変抵抗デバイス。
  16. 【請求項16】 前記抵抗性フットプリントは少なくとも実質的に円形また
    は矩形または三角形である、請求項12に記載の可変抵抗デバイス。
  17. 【請求項17】 前記抵抗性フットプリントは面積が少なくとも実質的に一
    定である、請求項12に記載の可変抵抗デバイス。
  18. 【請求項18】 前記第1および第2の接触位置と前記第1および第2の接
    触面積とは、前記直列の抵抗成分が前記並列パスの抵抗成分よりも実質的に大き
    く、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での前記第2
    の導体との間の前記抵抗の変化は、前記第1の導体と前記第2の導体との間の前
    記直列の抵抗成分の変化に少なくとも実質的に等しいように選択される、請求項
    1に記載の可変抵抗デバイス。
  19. 【請求項19】 前記抵抗性部材は、電圧で活性化される前記第1の導体に
    結合されているコーナーを有する抵抗性シートを含み、そしてここで、前記第2
    の導体は前記第2の接触位置で前記抵抗性シートと移動可能に接触するように構
    成され、その結果、前記コーナーでの前記第1の導体と前記第2の接触位置での
    前記第2の導体との間の前記抵抗の変化は、前記コーナーでの前記第1の導体と
    前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の前記直列の抵抗成分の変化に少
    なくとも実質的に等しい、請求項18に記載の可変抵抗デバイス。
  20. 【請求項20】 前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記距
    離は少なくとも実質的に一定であり、そして前記直列の抵抗成分は少なくとも実
    質的に一定であり、その結果、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第
    2の接触位置での前記第2の導体との間の前記抵抗の変化は、前記第1の接触位
    置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の前記並
    列パスの抵抗成分の変化に少なくとも実質的に等しい、請求項1に記載の可変抵
    抗デバイス。
  21. 【請求項21】 前記第1および第2の接触面積のうちの少なくとも1つは
    変更可能であり、前記並列パスの抵抗成分は一般に、前記第1および第2の接触
    面積のうちの少なくとも一方の増加とともに減少する、請求項20に記載の可変
    抵抗デバイス。
  22. 【請求項22】 前記抵抗性部材は、前記第1および第2の導体を変更可能
    な第1の接触面積および変更可能な第2の接触面積のうちの少なくとも1つと接
    触させる可変抵抗フットプリントを有する、請求項21に記載の可変抵抗デバイ
    ス。
  23. 【請求項23】 前記第1の導体は第1のエッジを有し、前記第2の導体は
    少なくとも実質的に一定のある距離で前記第1のエッジから離された第2のエッ
    ジを有し、そしてここで、前記抵抗性部材は前記第1のエッジと前記第2のエッ
    ジとにわたって前記第1および第2の導体と移動可能に接触し、変更可能な第1
    の接触面積および変更可能な第2の接触面積のうちの少なくとも1つを生成する
    抵抗性フットプリントを有する、請求項21に記載の可変抵抗デバイス。
  24. 【請求項24】 前記抵抗性フットプリントはサイズが少なくとも実質的に
    一定であり、そしてここで、前記第1および第2の導体のうちの少なくとも1つ
    は、前記抵抗性フットプリントと移動可能に接触し、変更可能な第1の接触面積
    および変更可能な第2の接触面積のうちの少なくとも1つを生成する不均一な接
    触表面を有する、請求項23に記載の可変抵抗デバイス。
  25. 【請求項25】 変更可能な第1の接触面積および変更可能な第2の接触面
    積のうちの前記少なくとも1つは、前記抵抗性フットプリントと前記第1および
    第2の導体との間の移動可能な接触の方向に連続的に増加し、前記第1の導体と
    前記第2の導体との間の前記並列パスの抵抗成分は前記移動可能な接触の方向に
    減少する、請求項23に記載の可変抵抗デバイス。
  26. 【請求項26】 変更可能な第1の接触面積および変更可能な第2の接触面
    積のうちの前記少なくとも1つは、前記第1の導体と前記第2の導体との間の前
    記並列パスの抵抗成分が前記移動可能な接触の方向に実質的に線形に減少するよ
    うな態様で増加する、請求項25に記載の可変抵抗デバイス。
  27. 【請求項27】 前記抵抗性フットプリントは少なくとも実質的に円形また
    は矩形または三角形である、請求項23に記載の可変抵抗デバイス。
  28. 【請求項28】 前記抵抗性部材は、変更可能な第1の接触面積および変更
    可能な第2の接触面積のうちの少なくとも1つを生成するように、前記第1およ
    び第2の導体と変更可能に接触するように変形可能である抵抗性フットプリント
    を有する、請求項21に記載の可変抵抗デバイス。
  29. 【請求項29】 前記第1および第2の接触位置と前記第1および第2の接
    触面積とは、前記並列パスの抵抗成分が前記直列の抵抗成分よりも実質的に大き
    く、そして、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での
    前記第2の導体との間の前記抵抗の変化が、前記第1の導体と前記第2の導体と
    の間の前記並列パスの抵抗成分の前記変化に少なくとも実質的に等しくなるよう
    に選択される、請求項1に記載の可変抵抗デバイス。
  30. 【請求項30】 前記抵抗性部材は、前記第1および第2の接触位置でそれ
    ぞれ前記第1および第2の導体と接触する外部境界を有する抵抗性表面を有し、
    前記第1および第2の接触位置は、前記抵抗性表面の前記外部境界から離れて配
    置されている、請求項29に記載の可変抵抗デバイス。
  31. 【請求項31】 前記第1の接触位置は前記抵抗性表面に少なくとも実質的
    に固定される、請求項30に記載の可変抵抗デバイス。
  32. 【請求項32】 前記第2の接触位置は前記第1の接触位置に対して前記抵
    抗性表面上を移動可能である、請求項31に記載の可変抵抗デバイス。
  33. 【請求項33】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間の前記並列パスの抵抗成分は、前記第1の接触位
    置と前記第2の接触位置との間の距離の増加とともに減少する、請求項32に記
    載の可変抵抗デバイス。
  34. 【請求項34】 前記並列パスの抵抗成分は、前記抵抗性表面の少なくとも
    一部にわたって前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記距離の増
    加とともに実質的に線形の態様で減少する、請求項33に記載の可変抵抗デバイ
    ス。
  35. 【請求項35】 前記第1の接触位置での前記第1の接触面積は少なくとも
    実質的に一定であり、前記第2の接触位置での前記第2の接触面積は少なくとも
    実質的に一定である、請求項32に記載の可変抵抗デバイス。
  36. 【請求項36】 前記第1の接触位置は前記抵抗性表面の中心面積に一般に
    固定される、請求項31に記載の可変抵抗デバイス。
  37. 【請求項37】 前記第2の導体は第2の導体表面を含み、そしてここで、
    前記抵抗性表面および前記第2の導体表面のうちの少なくとも1つは凸状の湾曲
    した表面を備え、前記抵抗性表面と前記第2の導体表面との間に回転接触を提供
    する、請求項36に記載の可変抵抗デバイス。
  38. 【請求項38】 前記第2の導体表面は導電性部分と非導電性部分とを含み
    、前記第2の導電性表面の少なくとも一部にわたる前記第1の接触位置からの距
    離の増加に比例して、前記導電性部分は増加し、前記非導電性部分は減少する、
    請求項37に記載の可変抵抗デバイス。
  39. 【請求項39】 前記第1の接触位置からの距離の増加に比例して、前記導
    電性部分は徐々に増加し、前記非導電性部分は徐々に減少する、請求項38に記
    載の可変抵抗デバイス。
  40. 【請求項40】 前記抵抗性表面および前記第2の導体表面のうちの1つは
    凸状の湾曲した表面を含み、前記抵抗性表面および前記第2の導体表面のうちの
    他方の1つは実質的に平坦な表面を含む、請求項37に記載の可変抵抗デバイス
  41. 【請求項41】 前記第2の導体表面は外部境界および内部境界とともにほ
    ぼ環状であり、前記第2の導体表面の前記内部境界は前記抵抗性表面上の前記第
    1の接触位置から離されている、請求項37に記載の可変抵抗デバイス。
  42. 【請求項42】 前記抵抗性部材は前記第1の接触表面でバネにより弾性的
    に支持される、請求項36に記載の可変抵抗デバイス。
  43. 【請求項43】 前記第1の導体は前記バネを含む、請求項42に記載の可
    変抵抗デバイス。
  44. 【請求項44】 前記第1の導体は電圧で活性化される、請求項36に記載
    の可変抵抗デバイス。
  45. 【請求項45】 前記第1および第2の接触位置の間の前記距離は少なくと
    も実質的に固定されており、そして前記並列パスの抵抗成分は前記第1の接触位
    置での前記第1の接触面積および前記第2の接触位置での前記第2の接触面積の
    うちの少なくとも1つの増加とともに一般に減少する、請求項30に記載の可変
    抵抗デバイス。
  46. 【請求項46】 前記第1および第2の接触位置は少なくとも実質的に固定
    されている、請求項45に記載の可変抵抗デバイス。
  47. 【請求項47】 前記第1の接触位置は前記抵抗性表面の中心面積に一般に
    固定されている、請求項45に記載の可変抵抗デバイス。
  48. 【請求項48】 前記抵抗性表面は前記第1および第2の導体と変更可能に
    接触するように変形可能であり、変更可能な第1の接触面積および変更可能な第
    2の接触面積のうちの少なくとも1つを生成し、前記第1の接触位置での前記第
    1の導体と前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の並列パスの抵抗成分
    は、前記第1および第2の接触面積のうちの少なくとも1つの増加とともに一般
    に減少する、請求項45に記載の可変抵抗デバイス。
  49. 【請求項49】 前記抵抗性部材は前記第1および第2の接触位置で、それ
    ぞれ前記第1および第2の導体と接触するための抵抗性表面を有し、前記抵抗性
    表面は外部境界と前記抵抗性表面の表面面積の平方根よりも実質的に小さい厚さ
    とを有し、ここで、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位
    置での前記第2の導体との間の並列パスの抵抗成分は、前記第1および第2の接
    触位置の両方が前記抵抗性表面の前記外部境界から離れて配置された場合の前記
    直列の抵抗成分よりも実質的に大きく、そしてここで、前記第1の接触位置での
    前記第1の導体と前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の直列の抵抗成
    分は、前記第1および第2の接触位置のうちの少なくとも1つが前記抵抗性表面
    の前記外部境界に、またはその近傍にある場合の前記並列パスの抵抗成分よりも
    実質的に大きい、請求項1に記載の可変抵抗デバイス。
  50. 【請求項50】 前記第1の接触位置は前記抵抗性表面の中心面積に一般に
    固定されている、請求項49に記載の可変抵抗デバイス。
  51. 【請求項51】 前記第2の接触位置は前記第1の接触位置に対して移動可
    能であり、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での前
    記第2の導体との間の直列の抵抗成分は前記第1の接触位置と前記第2の接触位
    置との間の距離の増加とともに増加し、前記第1の接触位置での前記第1の導体
    と前記第2の接触位置での前記第2の導体との間の並列パスの抵抗成分は前記第
    1の接触位置と前記第2の接触位置との間の距離の増加とともに減少する、請求
    項50に記載の可変抵抗デバイス。
  52. 【請求項52】 前記第1の接触位置での前記第1の接触面積は少なくとも
    実質的に一定であり、前記第2の接触位置での前記第2の接触面積は少なくとも
    実質的に一定である、請求項51に記載の可変抵抗デバイス。
  53. 【請求項53】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間の前記抵抗は、前記第2の接触位置が前記境界位
    置のほうへ接近するまで前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記
    距離が増加するにつれて、最初は減少し、やがて前記抵抗は、前記第2の接触位
    置が前記抵抗性表面の前記境界に達するまで増加する、請求項52に記載の可変
    抵抗デバイス。
  54. 【請求項54】 前記第1の接触位置は前記抵抗性表面の前記境界に、また
    はその近傍に配置され、そしてここで、前記第2の接触位置は前記抵抗性表面上
    で移動可能であり、前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位
    置での前記第2の導体との間の前記抵抗は、前記第1の接触位置と前記第2の接
    触位置との間の距離の増加とともに増加する、請求項49に記載の可変抵抗デバ
    イス。
  55. 【請求項55】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間の前記抵抗は、前記抵抗性部材が前記第1の接触
    位置と前記第2の接触位置との間の伸縮する変形を受ける場合に増加する、請求
    項1に記載の可変抵抗デバイス。
  56. 【請求項56】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間の前記抵抗は、前記抵抗性部材が前記第1の接触
    位置と前記第2の接触位置との間の圧力を受ける場合に減少する、請求項1に記
    載の可変抵抗デバイス。
  57. 【請求項57】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間の前記抵抗は、前記抵抗性部材が前記第1の接触
    位置と前記第2の接触位置との間の温度の上昇を受ける場合に増加し、前記抵抗
    性部材が前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の温度の下降を受ける
    場合に減少する、請求項1に記載の可変抵抗デバイス。
  58. 【請求項58】 抵抗性ゴム材料を含む抵抗性部材から可変抵抗を提供する
    方法であって、前記方法は、 第1の導体を第1の接触面積にわたる第1の位置で前記抵抗性部材と電気的に
    結合する工程と、 第2の導体を第2の接触面積にわたる第2の位置で前記抵抗性部材と電気的に
    結合する工程と、 前記第1の位置、前記第2の位置、前記第1の接触面積、および前記第2の接
    触面積のうちの少なくとも1つを変化させ、前記第1の導体と前記第2の導体と
    の間の抵抗の変化を生成する工程であって、前記第1の導体と前記第2の導体と
    の間の前記抵抗は直列の抵抗成分と並列パスの抵抗成分とを含み、前記直列の抵
    抗成分は前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離が大きくなるにつれ
    て増加し、そして前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離が小さくな
    るにつれて減少し、前記並列パスの抵抗成分は選択された第1および第2の位置
    と選択された第1および第2の接触面積とに基づいて所望の特性に予め設定され
    る、工程と を包含する、方法。
  59. 【請求項59】 前記第1および第2の位置と前記第1および第2の接触面
    積とが選択されて、前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離の変化に
    対して少なくとも実質的に一定である並列の抵抗成分を提供し、その結果、前記
    第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触位置での前記第2の導体と
    の間の前記抵抗は、前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離が大きく
    なるにつれて増加し、そして前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離
    が小さくなるにつれて減少する、請求項58に記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記第1および第2の位置と前記第1および第2の接触面
    積とは、前記直列の抵抗成分が前記並列パスの抵抗成分よりも実質的に大きく、
    そして前記第1の位置での前記第1の導体と前記第2の位置での前記第2の導体
    との間の前記抵抗の変化が前記第1の導体と前記第2の導体との間の前記直列の
    抵抗成分の変化に少なくとも実質的に等しくなるように選択される、請求項58
    に記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記第1の位置と前記第2の位置との間の前記距離は少な
    くとも実質的に一定であり、そして前記直列の抵抗成分は少なくとも実質的に一
    定であり、その結果、前記第1の位置での前記第1の導体と前記第2の位置での
    前記第2の導体との間の前記抵抗の変化が前記第1の位置での前記第1の導体と
    前記第2の位置での前記第2の導体との間の前記並列パスの抵抗成分の変化に少
    なくとも実質的に等しい、請求項58に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記第1および第2の位置と前記第1および第2の接触面
    積とは、前記並列パスの抵抗成分が前記直列の抵抗成分よりも実質的に大きく、
    そして前記第1の位置での前記第1の導体と前記第2の位置での前記第2の導体
    との間の前記抵抗の変化が前記第1の導体と前記第2の導体との間の前記並列パ
    スの抵抗成分の変化に少なくとも実質的に等しくなるように選択される、請求項
    58に記載の方法。
  63. 【請求項63】 エラストマー性の抵抗性ゴム材料を含む抵抗性部材と、 第1の接触面積にわたって第1の接触位置で前記抵抗性部材と電気的に結合す
    るように構成された第1の導体と、 第2の接触面積にわたって移動可能な第2の接触位置で前記抵抗性部材と電気
    的に結合するように構成された第2の導体と を含む可変抵抗デバイスであって、前記第2の導体は前記第2の導体と前記抵抗
    性部材との間の前記第2の接触位置を変化させるように前記抵抗性部材に対して
    移動可能であり、前記第1の接触位置と前記移動可能な第2の接触位置とは変更
    可能な距離で互いから離されており、 ここで、前記第2の接触位置と前記第1の接触位置との間の相対的な距離は前
    記抵抗性部材が前記第2の導体に沿って変形する際の前記抵抗性部材の抵抗の変
    化により決定され、前記抵抗は前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第
    2の接触位置での前記第2の導体との間で測定される、可変抵抗デバイス。
  64. 【請求項64】 前記第1の接触位置での前記第1の導体と前記第2の接触
    位置での前記第2の導体との間で測定された前記抵抗性部材の前記抵抗は、直列
    の抵抗成分と並列パスの抵抗成分との和に等しく、前記直列の抵抗成分は前記第
    1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記距離が大きくなるにつれて増加
    し、前記第1の接触位置と前記第2の接触位置との間の前記距離が小さくなるに
    つれて減少し、前記並列パスの抵抗成分は選択された第1および第2の接触位置
    と選択された第1および第2の接触面積とに基づいて所望の特性に予め設定され
    る、請求項63に記載の可変抵抗デバイス。
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