JP2003500671A - SiCを用いて赤外線を検知する装置および方法 - Google Patents

SiCを用いて赤外線を検知する装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 単結晶であることが望ましいSiC(6)が、高い温度およびパワーの容量を持つ赤外線センサとして用いられる。用途は、赤外線ソース(2)からのパワーまたはエネルギを検知することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 発明の分野 本発明は、赤外線(IR)の検知および抵抗の制御のためのSiCの使用に関
する。関連技術の記述 パイロ電気、ボロメータおよびカロリーメータの諸検出器によりIRレーザか
らのパワーまたはエネルギを測定するような諸用途のために、赤外線が検知され
る。一般に、パイロ電気検出器およびボロメータ検出器は、IRを直接吸収する
材料を用い、パイロ電気材料はニオブ酸リチウムおよびニオブ酸タンタルを含み
、ボロメータ材料はシリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、金属酸化物、セラ
ミック・サーミスタおよび種々のガラスを含む。一般に、カロリーメータ検出器
は、IR感応性吸収コーティングで被覆されねばならない材料を用いる。IRを
検知する検出器の性能は、破損することなくエネルギを吸収するIRセンサ材料
の能力によって制限され、このことがセンサにおける最大エネルギ/パワーの強
度、最大露出時間および最小体積および面積を制限する。全てのパイロ電気、ボ
ロメータおよびカロリー材料は、限られた熱衝撃許容度を呈する。
【0002】 赤外線の直接的な吸収のため今日用いられる材料は、これら材料が熱くなり過
ぎる(約400℃以上)か、あるいはセンサ温度があまり急激に上昇すると容易
に破壊される。中および高パワーIRレーザのパワーまたはエネルギ出力を検知
するには、今日の材料は、ビーム・スプリッタまたは分配媒体をレーザとセンサ
間に介挿することによってIR出力エネルギの一部のみに露出される。しかし、
この結果、評価に対するパワーまたはエネルギの測定を低減することになる。更
に、中および高パワーのIRソース用として今日入手可能なセンサは、ファン冷
却あるいは水冷却を必要とし、かつ校正ドリフトを受ける。
【0003】 赤外線感応性材料の関連用途は、赤外線で加熱される他の材料の温度を検知す
ることにある。例えば、半導体産業において広く用いられる急激焼なまし(RT
A)プロセスは、輝度IR灯を用いて半導体ウエーハ(主として、シリコン)の
温度を毎秒数百℃も上昇させる。ウエーハ温度は、現在では光学的あるいはIR
高温度計を用いる遠隔検知法か、あるいは直接接触型熱電対によって監視される
【0004】 高温度計は、ウエーハ表面から放射される放射線をRTAプロセス・チャンバ
壁面の透過ビューポートを介して吸収することによってウエーハ温度を測定する
。このような形式の温度検知は、観察されるウエーハ表面の正確な放射率を知る
必要、ウエーハ表面とビューポートまたはビューポートまたはウエーハ表面にお
ける被着間の粒子あるいは放散ガスの阻止、および汚染または化学反応または組
成の変化のようなウエーハ表面における変化を回避する要求によって制約を受け
る。
【0005】 熱電対は、その表面に接触させることによってウエーハ温度を測定する。この
ような手法の主な問題は、熱電対とウエーハとの間の反応を防止するよう熱電対
が囲われなければならないこと、ウエーハが均等処理を確保するため約1200
rpmで回転されるので非常に困難であること、そして熱電対とウエーハ間の接
触は実際には局部温度を変化させることである。
【0006】 赤外線パワーまたはエネルギの検知のため今日用いられる材料は、理論的に温
度センサとして用いることができるが、しばしば要求される環境すなわち温度、
特に温度が1300℃に達し得るRTA処理に生き残れない。発明の概要 本発明は、IRパワーおよびエネルギの検知、熱検知およびIR制御バリスタ
に適応できる赤外線検出に対する斬新な手法を提供する。この新規な赤外線セン
サは、単結晶構造であることが望ましい、SiCから形成される。SiC体は、
電気回路がSiC体へ電気信号を印加する間に赤外線を受取り、このSiC体は
電気信号に対する応答を変化することにより赤外線に応答する。IRエネルギお
よび(または)パワーセンサとして用いられるとき、定電流あるいは定電圧が赤
外線を受取るSiC体へ印加され、出力回路が、SiC体の抵抗値の関数として
この本体に入射するIRエネルギおよび(または)パワーの表示を行う。
【0007】 本発明はまた、RTA処理チャンバ内のウエーハのようなテスト体の温度を検
知するのに用いることもできる。このような用途においては、SiC体は、これ
により受取られるテスト体に関して赤外線強度が知られるように配置される。I
Rエネルギ/パワー・センサの場合のように、定電流あるいは定電圧がSiC体
へ供給されるが、出力回路は、SiC抵抗の関数としてテスト体の温度表示を生
じるように校正される。
【0008】 本発明はバリスタとしても用いることができ、この場合、レーザが制御された
IRビームを更に大きな回路に内蔵されるSiC体へ指向させ、レーザがSiC
体と共働して制御されたバリスタとして機能する。
【0009】 純粋SiCの電気的抵抗は、格子によるIRエネルギの直接的な吸収の結果生
じる正の温度係数を通常有する。その温度係数(TC)は、不純物原子を含める
ことによって「同調」させることができる。不純物原子は、格子のIRエネルギ
吸収帯域を付加するために用いることができる。IRエネルギは、室温(赤外線
が存在しない状態)ではイオン化が不完全である電気的活性不純物原子(ドーパ
ント)により吸収することができる。格子すなわち不純物原子による直接的なI
Rエネルギの吸収は正のTCを生じ、ドーパントイオン化による吸収は負のTC
を生じる。異なる吸収機構は異なるIR波長で働くから、SiC体は赤外線波長
の関数として所望の応答を生じるように同調することができる。
【0010】 温度検知や一部のバリスタのようなある用途においては、SiC体はAlN基
板をもつ実装構造において固定される。W、WCあるいはW2Cを含む導電性t取
付層が、SiC体をその本体の電極を介して基板へ電気的かつ機械的に接続する
。この取付層自体は、基板に接着されたW、WCあるいはW2C接着層と、接着
層に接着されSiC体に対する電極に結合された1つ以上の金属被膜層とを持つ
ことができ、金属被膜層は関心温度領域にわたり基板の3.5倍より大きくない
熱膨張係数を有する。前記取付層は不連続でよく、それぞれSiC体の相互に分
離された電極に接続される複数の相互に分離される取付要素からなっている。
【0011】 本発明は、非常に安定かつ再現可能な抵抗対温度特性を生じ、ファンあるいは
水冷の必要なしに少なくとも1400℃の絶対温度および非常に急激な温度上昇
の両方に耐えることができ、堅牢であり容易に破損せず、校正をよく維持し、高
IRエネルギ/パワー強度、露出時間および熱衝撃に耐える能力における改善を
もたらす。他の材料に集束されたレーザ・パルスにより誘導され得る大きな圧電
信号に従属することなく、望ましい高パワー密度処理能力のゆえに、比較的小さ
なSiCデバイスを用いることができる。
【0012】 本発明の上記および他の特徴および利点については、当業者には添付図面に関
して以降の詳細な記述から明らかになるであろう。発明の詳細な記述 本発明は、レーザのような赤外線ソースから放射されるIRパワーまたはエネ
ルギの検知、赤外線により加熱される他の本体の温度の無接触検知、および電気
回路に対する制御されたバリスタを含む用途における赤外線センサとしてSiC
を用いる。SiCは、温度と共に変化する電気抵抗を備えることが公知である。
例えば、Spitzer等の「六方炭化珪素の赤外線特性(Infrared
Properties of Hexagonal Silicon Carb
ide)」(Physical Review、第113巻、第1部、1959
年)、および「炭化物、窒化物およびホウ化物の物理学および化学(The P
hysics and Chemistry of Carbides,Nit
rides and Borides)に含まれるW.J.Choyke著「S
iCの光学的および電子的特性(Optical and Electroni
c Properties of SiC)」(NATO ASI Serie
s、1989年9月18−22日)を参照されたい。しかし、SiCはこれまで
赤外線の検知のためには堤案されておらず、その温度特性は直接的な接触あるい
はこれに電流を通すことのいずれかにより加熱して測定されてきた。
【0013】 SiCによるIR検知は、格子原子あるいは電気的に不活性な不純物原子によ
り、あるいは不完全にイオン化された電気的活性な不純物(ドーパント)のイオ
ン化により、直接的な吸収を介して行われる。支配する特定の機構は、赤外線波
長に依存する。格子原子および電気的に不活性な不純物原子により吸収される赤
外線は直接熱エネルギへ変換され、このような種類の吸収がセンサ材料の抵抗を
増加させる。不完全にイオン化された電気的に活性のある不純物イオン化により
吸収される赤外線は、SiCの抵抗を低下させる。このように、SiC応答は、
所要の抵抗−温度係数(RTC)を達成するように赤外線波長の関数として「同
調」することができる。本発明は多結晶SiCで実現することができるが、材料
の温度応答におけるドリフトを生じ得る粒界が存在しないので、単結晶構造が選
好される。多結晶SiCに存在する粒界は、時間経過と共に不純物を蓄積して材
料のRTCを変化させ得る。
【0014】 SiCに対する赤外線の用途には、図1および図2にそれぞれ示されるビーム
・エネルギおよびパワーの検知が含まれる。このような用途は、例えば、IRレ
ーザ・ビームあるいはIR灯から集束された放射のエネルギまたはパワーを検知
するために用いることもできる。SiCは、破損されることなく非常に短期間に
おける非常に高いエネルギ線量を吸収することができるので、このような用途に
対して特に有利である。このように、SiCの検知面を全出力エネルギに露出し
た状態でファンまたは水冷却なしに1300℃を越える温度に耐えて、中程度の
パワー(10ワットないし300ワットの範囲内のパワー)から高パワー(30
0ワットを越えるパワー)の放射エネルギのエネルギ/パワーの検知のために用
いることができる。SiCの優れた高パワー密度処理能力は、所与のパワーに対
し、現在用いられているものに比して小さな体積のSiCセンサ素子の使用を可
能にし、更に、SiCセンサ素子の比較的小さなサイズはレーザ・パルスを吸収
した後の赤外線検知に用いられる他の材料よりも迅速な自己冷却を容易にする。
更に、SiCの高い熱伝導率は、センサの全体積に吸収したエネルギの迅速な分
布をもたらし、これがセンサ素子の(センサ素子の小さな面積が高エネルギのレ
ーザ・ビームに露出されるときに生じ得る大きな側面温度勾配による)熱衝撃に
よる破損し易さを実質的に低減する。SiC(パイロ電気材料に関して)の圧電
係数が低いことは、その高い熱伝導率(室温における銅より高い)と組合わされ
、大きな圧電信号のセンサ中の発生を集束レーザ・パルスから阻止する。一般に
、SiCの優れた熱衝撃許容度は、高エネルギを含むレーザ・パルスの吸収を許
容し、小体積および面積のセンサにおける高いエネルギ/パワー強度の赤外線に
対してを比較的長期に露出するように用いることを許容する。
【0015】 SiCは、特に単結晶SiCの場合に、校正外にドリフトを生じない非常に安
定かつ再現可能なRTCを生じるようにドープすることができる。赤外線の集中
線量に繰返し露出しても、センサ特性の変化は生じない。更にまた、フォノン・
スペクトルおよび不純物のイオン化エネルギにより、SiCは、25ミクロンに
拡張する多くの主要IR波長を直接吸収することができる。このことは、約2.
5ミクロンより長い波長を検知するのに使用されるとき、実質的に全ての赤外線
検出器により用いられるIR感応性吸収コーティングを用いることを不要にする
【0016】 SiCの赤外線エネルギ・センサとしてSiCの利用については、図1に示さ
れる。レーザ2のような赤外線ソースは、特定された波長帯域内(ここでは、単
一波長を含むように規定される)のIRビーム4を放射する。SiCセンサ本体
6は、望ましくはビーム全体を受取るビーム経路内に配置される。電流センサ1
0はSiCに結果として生じる電流を検知するが、定電圧ソース8はSiCの両
端に定電圧を印加する。
【0017】 SiCの温度は赤外線に応答して変化し、その結果として生じる抵抗の変化は
赤外線の波長、強度および露出時間に依存する。SiC温度と所与のドーピング
・レベルに対するその抵抗値との間には固定された関係が存在するので、SiC
温度は、電流計10により検知されるようなSiCに流れる電流の関数として検
知することができる。SiCにより吸収される赤外線エネルギとその温度との間
には、直接的な対応も存在する。従って、SiCの電流応答は、IRビームのエ
ネルギと1対1の関係で変動することになる。電流計10をSiCのRTCに対
して校正すると共に電流が誘起する熱の作用を打消すことにより、IRビーム・
エネルギの直接的な読出しを可能にする。
【0018】 定電圧を印加して図1のような結果として生じるSiC電流を検知するよりは
、SiCの電流ではなくSiC電圧応答を出力回路で検知させて定電流を印加す
ることもできる。これは図2に示され、IRエネルギよりはIRビームパワーを
検知するように設計されている。定電流ソース12は定電流をSiCへ供給し、
微分型電圧センサ14はSiC体の両端に接続されている。微分型電圧センサ1
4は、SiCの抵抗値、従ってその温度が変化する瞬時レートを検出する。これ
は、IRビーム4における瞬時パワーの直接的表示を与える。
【0019】 SiCセンサは、できるだけ熱遮断されるようにハウジング内に懸架されるこ
とが望ましい。このことは図3に示され、図3ではハウジング壁面が参照番号1
6により示される。SiCチップ18は反対端部に導電性の接触電極パッド20
a、20bを有し、リード線22a、22bが鰐口のようなそれぞれのクリップ
24a、24bを介して、あるいはハンダ付け、またはクリップが取付けられる
電気的接触ピンにより、SiCチップ組立体に電気的かつ機械的に接続されてい
る。リード線22a、22bは、SiCチップを所定位置に懸架して、チャンバ
の外側から有効に熱遮断しながらチップに対する電気的アクセスを生じるように
チャンバ壁面に取付けられる。接触クリップにより懸架することは、約500℃
を越えない中程度のパワーレーザにおいて経験されるような比較的低い温度範囲
に対しては特に有効である。クリップ電極パッド20a、20bは必要に応じて
、クリップをその反対側に直接接続して取り去ることができる。
【0020】 図4は、SiCが再び赤外線に露出されるシステムを示しているが、この場合
はテスト体付近の温度を検知する目的のためのものである。同図は、簡単なスケ
ール通りでないRTAチャンバ26を示す。本発明は、IR灯30からの赤外線
の作用下で熱の急変動に遭遇する半導体ウエーハ28、典型的にはシリコンの温
度を検知するのに用いられる。金属被膜接点34a、34bを両端に有するSi
Cチップ32は、ウエーハ28と同じ加工プラットフォーム36上あるいはこの
ウエーハが受ける赤外線の強さがウエーハにより受取られるものの既知の割合と
なる他の場所に配置される。
【0021】 電圧ソース40からの定電圧が、SiCの抵抗値の関数として変動し、更には
SiCの温度を反映する電流をSiCチップ32に対して生じるように接点34
a、34bに跨がって印加される。この電流、従ってSiC温度は電流計42に
よって検知される。あるいはまた、定電流ソースを用いてSiC電圧を検知する
こともできる。
【0022】 赤外線に対するSiCチップの温度応答が半導体ウエーハ28の温度応答に対
しいったん校正されると、SiCチップは、そのソースからの距離がウエーハの
距離に関して一定に維持されるので、これを同じIRソースに露出することによ
り無接触状態でウエーハの温度を検知するのに用いることができる。校正は、S
iCチップとIRソースからウエーハまでおよびSiCチップまでの距離間の差
から生じるウエーハとの間の赤外線強度の相違の影響を打消すのに必要な任意の
調整を含み得る。従って、電流計42をウエーハ温度の表示を生じるように校正
して、SiCを同じ支持プラットフォーム36におかれた同様なウエーハの温度
の検知に用いることができる。これにより、ウエーハ温度が所望の特性に従うこ
とを保証するように、IR灯30の励起に対する制御を可能にする。この制御機
構は、ウエーハ温度の表示を制御回路44に与える電流計42からの出力によっ
て、放射された赤外線がウエーハを所望の温度特性に保持するようにIR灯30
に対する励起信号を更に制御することが図4に示される。
【0023】 非常に広い温度範囲、典型的には1,300℃以上にわたりチップを所定位置
に安全に保持するSiCチップ32用の望ましい支持構造が図5に示される。A
lNダイ46は、支持機構に対する基板として働く。SiCチップに対する導電
性の取付層は、基板46上で、SiCチップの各接点に1つずつ1対の取付要素
48a、48bへパターン化される。この取付要素は、タングステン(W)、W
CあるいはW2Cの厚膜あるいは薄膜からなるものでよい。これら要素は、重な
るSiCチップと、それぞれ取付要素48a、48bから側方にこれと接触状態
でオフセットされる基板の電極パッド50a、50bとの間に電流経路を提供す
る。取付要素は、AlNダイ46に接着し、SiCチップの接点に対するボンド
接点を生じる。W、WCおよびW2Cは、AlN基板46に対して付着すること
によりこのような要求を満たすものである。これらは、RF/DCスパッタリン
グ、RF/DCコスパッタリング、電子ビーム蒸着、および化学蒸着法などの幾
つかの異なる気相析出技術のどれかによってAlNダイ表面に適正な化学量論的
作用(stociometry)で適用することができる。これらが適用されるAlN基板面
は、化学的ボンディングではなく物理的ボンディングによって付着が生じるよう
に表面は粗面処理されるべきである。膜の密度は大きくすることができ、粒界は
真空あるいはArまたはN2のような不活性雰囲気中で800℃ないし1,40
0℃の範囲内で熱てきに焼なますことにより低減することができ、密度および粒
界の成長は特定の温度において経過する時間に依存する。
【0024】 金属被膜層52a、52bは、必要に応じて、下層54a、54bを腐食から
保護し、あるいはSiCチップ接点に対するボンディングを強化するために、取
付要素の断面積を増加するように、下層のW、WCあるいはW2Cの膜54a、
54b上に被着させることができる。1つ以上の金属被膜層が用いることができ
る。約800℃までの温度に対しては、実質的に任意の金属を用いることができ
る。プラチナは、約1,400までに適し、金−プラチナ合金は酸化環境におい
て約1,300℃まで、ニッケル、パラジウム、プラチナおよびこれらの合金お
よび化合物、およびニッケル−クローム合金は真空中、不活性あるいは還元環境
において約1,400℃までに使用することができる。
【0025】 電極パッド50a、50bは、取付要素48a、48bの側面拡張を含み、同
じ基本的構造を有する。しかし、図5に示されるように、電極パッド上の被覆金
属被膜層は、リード線の取付けを容易にするため取付要素上におけるよりも大き
な厚さを有してもよい。一般に、電極パッド50a、50b上のオーバーレイ金
属被膜の全厚さは、リード線径の少なくとも0.05倍でなければならず、金属
被膜層とリード線の熱膨張係数は厳密に整合されなければならない。更にまた、
金属被膜層は、意図される温度範囲における基板の約3.5倍より大きくない温
度膨張の熱係数を持たねばならない。
【0026】 図6は、電極パッド50a、50bに対するリード線56a、56b、電極パ
ッド50bに対するリード線56c、56dの取付要素に対するSiCチップ1
8の取付け後の図5の支持構造を示している。SiCチップ18は、チップ厚の
少なくとも90%がSiCであるかぎり、他の半導体材料および組成からなる薄
膜を含み得る。その接点20a、20bは、それぞれ取付要素48a、48bに
対して結合される。リード線は、平行間隔溶接法によって電極パッドに接続され
ることが望ましく、各リード線における2つの平坦エリアは、溶接ヘッドがリー
ド線に接触する場所を表わしている。
【0027】 特別の保護のため、図7に示されるようなカプセル化構造を用いることができ
る。この構造は、図6と同じものであるが、AlN基板46の上側部分に反応ホ
ウ珪酸塩混合物(RBM)カプセル部58を付加し、このカプセル部には下層の
SiCチップ18を供給する赤外線に露出する窓60を有する。RBMは、ホウ
珪酸塩混合物が反応されるとき、酸化界面層を形成するように化学的に反応する
ことによって下層の材料に付着する。RBMは、構造に対して加えられる熱サイ
クルの温度範囲内で、RBMの熱膨張係数がこれが包囲する材料の係数と密接に
整合するか、あるいはRBMの粘度がそのリトルトン軟化点(Littleto
n softening point;約10-ポイズ)より小さいかのいずれ
かであれば、RBMが包囲する表面上に環境バリアを形成する。
【0028】 図8は、下層のAlNダイ46に加えて、1対のより小さく相互に隔てられた
AlNダイ・カバー62a、62bが図6の構造上に置かれ、RBM64により
下層の基板46と共に保持され、SiCチップ18の上面の一部が赤外線に露出
される、取付構造における別の変形を示している。
【0029】 本発明の温度の検知に関する適用については、RTAとの関連において記述し
た。この温度検知能力はまた、加熱、通気および空調(HVAC)、空間の加熱
、乾燥および治療、食品の処理および調理、オーブンおよびトンネル炉、包装機
械、線維機械、真空成形および金属板の処理などの他の多くの用途を有する。
【0030】 先に述べたように、SiCは、種々のIR波長に対するその温度応答を同調す
るようにドープすることができる。SiCはIV族の化合物であるから、任意の
族のIIIAまたはIIIB元素をPタイプのドーパントとして用いることがで
き、任意のV族の元素をNタイプのドーパントとして用いることができる。異な
る各ドーパント元素は、その活性化波長と逆である異なる活性エネルギをもつ。
特定の活性化波長は、用いるドーパントにのみ依存せず、2H、4H、6H、8
H、15RなどのSiCのポリタイプにも依存し、各ポリタイプは異なるバンド
ギャップおよび電気的に活性のある不純物のイオン化エネルギを有する。
【0031】 本発明の赤外線制御型バリスタとしての使用については図9に示される。バリ
スタとして機能するSiC体66は、バリスタ66により接続されるサブ回路6
8、70として示される全電気回路の一部を形成する。レーザ72は、IRビー
ム74をバリスタ66が感応する波長でSiC体へ指向し、制御回路76によっ
て制御される。バリスタ66中の格子原子および/または不純物原子により直接
吸収される赤外線波長(あるいは波長範囲)を用いて、バリスタの抵抗値はレー
ザが動作されるとき指数関数的に増加する。このような特性は、例えば、緊急な
状況において電流を遮断するのに用いることができ、あるいは制御回路76に加
えられる他のパラメータの関数として電子装置をオン/オフするスイッチとして
用いることができる。このように、サブ回路68、70からの電気信号に対する
バリスタの応答は、入射する赤外線の関数として通電状態と不導状態間で変化す
る。
【0032】 このようなバリスタ用途におけるSiCの利点は、その固有の高パワー能力の
ゆえに非常に高い電流を取扱うことができる回路全体の低抵抗部分として働き得
ることである。オン/オフ・スイッチに限定されるのではなく、バリスタ66は
、正確に制御されるIRレーザの影響下で中間の抵抗レベルを提供するように操
作されることによって、他の方法で全体回路の機能を制御することができる。
【0033】 本発明の幾つかの実施の形態について示し記述したが、当業者は多くの変更お
よび代替的な実施の形態について着想されよう。従って、本発明は頭書の請求の
範囲に関してのみ限定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 IRレーザ・ビームのエネルギを検知するため用いられる本発明
の簡単な概略図である。
【図2】 IRレーザ・ビームのパワーを検知するため用いられる本発明の
簡単な概略図である。
【図3】 本発明による懸架型IRセンサの簡単な斜視図である。
【図4】 RTAプロセスにおける温度センサとして用いられる本発明の簡
単な概略図である。
【図5】 新規なIRセンサに対する取付構造の斜視図である。
【図6】 IRセンサおよびリード線が所定位置に配された図5に示した取
付構造の斜視図である。
【図7】 IRセンサを露出させる封止状態の図6で示された構造の斜視図
である。
【図8】 代替的な保護構造を有する図6のIRセンサの斜視図である。
【図9】 本発明に対するバリスタ用途のブロック図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月7日(2001.12.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA ,ZW

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線(4)を受取るよう露出されたSiC IR吸収本体
    (6)と、 電気信号を前記SiC体へ印加するよう接続された電気回路(8、12)と、
    を備え、 前記SiC体は、前記電気回路に対する応答を変化することにより入射赤外線
    に応答する、赤外線制御回路。
  2. 【請求項2】 前記SiC体は単結晶SiCを含む、請求項1記載の赤外線
    制御回路。
  3. 【請求項3】 前記SiC体は第III族または第V族のドーパントを含む
    、請求項1記載の赤外線制御回路。
  4. 【請求項4】 前記電気回路は、定電流(12)または定電圧(8)を前記
    SiC体へ印加し、前記SiC体の抵抗の関数として該SiC体へのIRエネル
    ギおよび1/またはパワー入射の表示を行う出力回路(14、10)を含む、請
    求項1記載の赤外線制御回路。
  5. 【請求項5】 前記SiC体は、該SiC体の赤外線に対する露出が温度の
    測定が要求されるテスト体(28)により受取られる赤外線のレベルに関して既
    知であるように配置され、前記電気回路は、定電流または定電圧を前記SiC体
    へ供給し、かつ該SiC体の抵抗の関数として前記テスト体の温度の表示を生じ
    る出力回路(42)を含む、請求項1記載の赤外線制御回路。
  6. 【請求項6】 制御出力(74)を持ち、前記SiC体に指向されてその抵
    抗をレーザ出力の関数として制御するレーザ(72)を更に備え、前記電気回路
    は前記SiC体と共に前記レーザをバリスタとして含む、請求項1記載の赤外線
    制御回路。
  7. 【請求項7】 前記SiC体は、AlN基板(46)含む取付構造と、該S
    iC体を前記基板に電気的かつ機械的に接続するW、WCあるいはW2Cを含む
    導電性取付層(48a、48b)とに固定される、請求項1記載の赤外線制御回
    路。
  8. 【請求項8】 前記取付層は、前記SiC体の相互にそれぞれ分離された部
    分に接続される複数の相互に分離された取付要素(48a、48b)を有する不
    連続層を含む、請求項7記載の赤外線制御回路。
  9. 【請求項9】 前記取付層は、前記基板に付着されたW、WCあるいはW2
    C付着層(54a、54b)と、前記付着層に付着されかつ前記SiC体に対す
    る電極(20a、20b)に結合された金属被膜層(52a、52b)とを含み
    、該金属被膜層は、関係する温度領域において前記基板の約3.5倍より大きく
    ない熱膨張係数を有する、請求項7記載の赤外線制御回路。
  10. 【請求項10】 前記取付層と同じ組成を持ち、前記基板に対し電気的かつ
    機械的に接続されかつ前記取付層に対し電気的に接続された複数の電極パッド(
    50a、50b)を更に備える、請求項7記載の赤外線制御回路。
  11. 【請求項11】 前記電極パッドは前記SiC体に対して側方に配置される
    、請求項10記載の赤外線制御回路。
  12. 【請求項12】 前記電極パッドは前記取付層の側方拡張部を含む、請求項
    11記載の赤外線制御回路。
  13. 【請求項13】 前記SiC体は離隔された電気接点(20a、20b)を
    含み、前記取付層は、前記基板に付着されたW、WCまたはW2Cの付着層(5
    4a、54b)と、前記付着層に付着されかつ前記SiC体の接点に結合された
    金属被膜層(52a、52b)とを含み、該金属被膜層は前記電極パッドにおい
    て前記取付要素におけるより大きな厚さを持つ、請求項12記載の赤外線制御回
    路。
  14. 【請求項14】 前記電極パッドに対し電気的かつ機械的に接続された導電
    性リード線(56a、56b、56c、56d)を更に備える、請求項10記載
    の赤外線制御回路。
  15. 【請求項15】 前記SiC体の少なくとも一部(60)に赤外線を受ける
    ように残して、前記基板上にホウ珪酸塩混合物から形成されたカプセル部(58
    )を更に備える、請求項14記載の赤外線制御回路。
  16. 【請求項16】 前記密閉部は、(a)前記SiC体および基板の熱膨張係
    数と密接に一致する熱膨張係数、または(b)そのリトルトン軟化点より少ない
    粘度を有する、請求項15記載の赤外線制御回路。
  17. 【請求項17】 前記SiC体上に延在しかつホウ珪酸塩混合物(64)か
    ら形成されたカプセル部により前記基板に対し結合される、該基板と同じ材料の
    カバー(62a、62b)を更に備え、前記カプセル部は前記カバーと共に、赤
    外線を受けるように前記SiC体の少なくとも一部を露出した状態に残して前記
    基板の上面をカプセル化する、請求項10記載の赤外線制御回路。
  18. 【請求項18】 前記電気回路は、前記SiC体と電気信号を通信するよう
    接続されかつ機械的に懸架されたリード線(22a、22b)を含む、請求項1
    記載の赤外線制御回路。
  19. 【請求項19】 赤外線(4)を受取るように露出されたSiC体(6)と
    、 制御電圧あるいは制御電流のいずれかを前記SiC体へ供給するように構成さ
    れた励起回路(8、12)と、 前記励起回路からの制御電圧の場合には前記SiC体に対する電流センサ(1
    0)、あるいは前記励起回路からの制御電流の場合には前記SiC体に対する電
    圧センサ(14)を含み、関係する波長帯域内において前記SiC体へ入射する
    赤外線のパワーまたはエネルギの表示を行う出力回路と、 を備える赤外線のパワーまたはエネルギ用のセンサ。
  20. 【請求項20】 前記SiC体に対し赤外線を指向するように配置された赤
    外線ソース(2)を更に備え、前記出力回路が、前記関係する波長帯域内の前記
    赤外線ソースにより放射される赤外線パワーまたはエネルギの表示を行う、請求
    項19記載のセンサ。
  21. 【請求項21】 前記赤外線ソースは中位パワーあるいは高パワーのレーザ
    を含む、請求項20記載のセンサ。
  22. 【請求項22】 前記レーザはその実質的に全出力を前記SiC体へ指向す
    るように配列される、請求項21記載のセンサ。
  23. 【請求項23】 前記SiC体は、ドーピング・レベルにより決定される方
    法でその抵抗を変更することにより前記関係する波長帯域内の赤外線に応答する
    ようにドープされる、請求項19記載のセンサ。
  24. 【請求項24】 温度が測定を要求されているテスト体体(28)により受
    取られる赤外線のレベルに関して、赤外線(38)に対する露出が既知であるよ
    うに配置されたSiC体(32)と、 制御電圧または制御電流のいずれかを前記SiC体へ供給するように接続され
    た励起回路(40)と、 前記励起回路からの制御電圧の場合には前記SiC体に対する電流センサ(4
    2)、あるいは前記励起回路からの制御電流の場合には前記SiC体に対する電
    圧センサを含み、前記SiC体の抵抗の関数として前記テスト体の温度の表示を
    行う、出力回路と、 を備える赤外線に露出されるテスト体に対する無接触型温度センサ。
  25. 【請求項25】 前記テスト体は半導体を含み、該半導体を収容する急速熱
    焼なまし(RTA)チャンバ(26)を更に備え、前記出力回路は、前記RTA
    チャンバの動作を制御(44)する信号を提供する、請求項24記載の温度セン
    サ。
  26. 【請求項26】 操作回路(68、70)と、 前記操作回路に内蔵されるSiC体(66)と、 赤外線(74)を前記SiC体へ指向させその抵抗を制御することにより前記
    操作回路の動作を前記赤外線の特性の関数として制御するように配列される制御
    可能IRソース(72)と、 を備える赤外線制御のバリスタ回路。
  27. 【請求項27】 前記SiC体は、前記IRソースの制御下で前記操作回路
    に対するスイッチとして機能するように接続される、請求項26記載のバリスタ
    回路。
  28. 【請求項28】 前記IRソースは前記SiC体の抵抗の変化を含む波長帯
    域内の赤外線を放射するレーザを含む、請求項26記載のバリスタ回路。
  29. 【請求項29】 SiC体(6)へ電気信号を供給するステップと、 前記SiC体を加熱するため該SiC体へ赤外線(4)を供給することにより
    、前記電気信号に対する前記SiC体の応答を制御するSiC体における抵抗変
    化を誘起するステップと、 を含む赤外線を用いる方法。
  30. 【請求項30】 供給された前記電気信号が電圧信号(8)または電流信号
    (12)を含み、供給された電圧信号の場合に前記SiC体に結果として流れる
    電流(10)か、あるいは供給された電流信号の場合に前記SiC体の両端に結
    果として生じる電圧(14)を検知して、前記赤外線のパワーまたはエネルギの
    表示を取得するステップを更に含む、請求項29記載の方法。
  31. 【請求項31】 SiC体と、温度の測定が要求されるテスト体とを赤外線
    の直接関連するレベルに露出するステップと、前記テスト体の温度の表示として
    前記電気信号に対する前記SiC体の応答を検知するステップとを更に含む、請
    求項29記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記SiC体は、該SiC体へ前記電気信号を供給する電
    気回路(68、70)におけるバリスタ(66)として接続され、前記SiC体
    へ供給される赤外線の強度は、該SiC体の抵抗を制御しこれにより前記電気回
    路の機能を制御するように制御(76)される、請求項29記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記SiC体は、赤外線に対するそのスペクトル応答を調
    整するようにドープされる、請求項29記載の方法。
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