JP2003348652A - ランダムアクセス方法、無線局及びcdmaパケット通信システム - Google Patents

ランダムアクセス方法、無線局及びcdmaパケット通信システム

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JP2003348652A JP2002148054A JP2002148054A JP2003348652A JP 2003348652 A JP2003348652 A JP 2003348652A JP 2002148054 A JP2002148054 A JP 2002148054A JP 2002148054 A JP2002148054 A JP 2002148054A JP 2003348652 A JP2003348652 A JP 2003348652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の送信中のパケットに対する干渉を抑える
とともにパケットの誤り率を低減する。 【解決手段】 移動局は、中段に示すように、まず最初
に、蓄積されているパケットAの送信を開始し、所定時
間τs後にパケットBの送信を開始する。以後、所定時
間τs間隔でパケットC、Dの送信を順に開始してい
く。ここで、各パケットには個別のコードが割り当てら
れ且つ各パケットは比較的低い送信レートで送信されて
いるため、所定時間τsを十分短くとることによって各
パケットの送信が重なり合い、移動局の送信電力は、下
段に示すように、なだらかなステップ状となる。移動局
での送信電力制御の周期を所定時間τsよりも短く設定
しているため、同時並行で送信される他のパケットの送
信信号が干渉波となるケースにおいても、送信電力制御
において所望波の電力を増加させることで、Eb/No
を所要値以上に維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムアクセス
方法、無線局及びCDMAパケット通信システムに係
り、より詳しくは、無線区間上でパケットを符号分割多
重して相互に送受信する機能とともにパケット送受信中
に送信電力制御を行う機能を有する複数の無線局を含ん
で構成されるCDMAパケット通信システムにて実行さ
れるランダムアクセス方法、当該CDMAパケット通信
システム、及び当該システムを構成する無線局に関す
る。
【0002】なお、本明細書における「無線局」は、無
線基地局と、移動局(例えばPDA、携帯電話、PH
S、携帯型パーソナルコンピュータ等)の両方を含むも
のとする。
【0003】
【従来の技術】CDMAパケット通信においては、従来
のTDMA又はFDMA無線パケット通信と異なり複数
のパケットが同時に送信されても、逆拡散後の各々のパ
ケット信号が所要の信号対干渉比を満足していれば受信
側で復号することが可能である。CDMAのこの性質を
生かすためには、各々のパケットに対する干渉電力を閾
値以下に抑えること、即ち、同時並行で送信されるパケ
ットを一定数以下に抑えることが必要である。そこで、
チャネルロードセンシングを用いてトラヒックを推定
し、これに応じてランダムアクセス信号の送信許可確率
を無線基地局より送信して制御する方法が一般的に用い
られる。
【0004】これを応用したランダムアクセス方法の1
つとして、CDMA−PRMA(Packet Reservation M
ultiple Access)がある。この方法では、チャネルはス
ロットに分割され、複数のスロットによりフレームが形
成されている。各パケットは、ランダムに選択されたス
ロットにおいて最初slotted ALOHAでアクセスを行い、
基地局側で受信が成功すると、後続のフレームの同一ス
ロットのリソースが予約され、残りのデータを送信する
ことが可能となる。
【0005】ただし、slotted ALOHAで送信されるパケ
ットの集中によって許容干渉量を超えた場合、当該スロ
ットを予約し送信しているパケットの信号対干渉比が規
定値を満足できなくなり、誤り率が極端に劣化する。そ
こで、基地局では、各スロットにおいて予約されている
パケット数を基にslotted ALOHAのパケットの送信許可
確率をスロット毎に算出し、移動局に報知する。移動局
ではこの送信許可確率を基に当該スロットヘのslotted
ALOHAによるチャネルアクセスを行うか否かを判断す
る。
【0006】一方、通信中のリンクの保護を図る技術と
して、Active Link Protectionがある。前述のように、
CDMAでは同一の周波数において複数の信号を同時並
行で送信することが可能であるが、一方で、自分以外の
他の信号は自分にとって干渉電力となる。そのため、あ
る信号Aを送信中に、別の新たな信号Bが送信された場
合、信号Aに対して信号Bが干渉波として加算されるこ
とになる。この時、送信中の信号Aの受信電力と、信号
Bによる干渉電力が加算された後の干渉波電力との比
が、予め定められた閾値を下回った場合、送信中の信号
Aは誤りとなる可能性が高くなる。
【0007】Active Link Protectionでは、このような
誤りを軽減させるために、以下の2つの手法を取り入れ
ている。1つ目は、所要のEb/No(デジタル変調信
号におけるビット当りの電力密度対雑音電力密度比)に
対して一定のマージンを加算したターゲットEb/No
となるよう、送信電力制御を行う手法である。これによ
り、干渉電力の変動に対して、ある程度の耐力を各信号
に持たせることができる。また、2つ目は、信号の送信
開始にあたり、送信電力をステップ状に大きくする手法
である。これにより、新たな信号の発生によって干渉が
増大した場合でも、通信中のリンクが送信電力制御を行
ってEb/Noが所要値以下になることを防ぐことが可
能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したCDMA−P
RMAでは、パケットの送信許可確率を用いて無線基地
局が自局配下の端末からのパケットトラヒック負荷を制
御することによって、任意のスロットにおける干渉電力
が許容値を超えないように制御することができる。ただ
し、一般に移動通信では、面的にサービスエリアが広が
っており、しかもCDMAにおいては全てのセルにおい
て同一の周波数チャネルが使用されることもあり得るこ
とから、隣接セルからの干渉電力についても考慮する必
要がある。
【0009】しかしながら、CDMA−PRMAでは、
隣接セルに対しては何ら送信制御が行われないため、隣
接セルからの干渉によって所要のEb/Noが確保でき
ないケースが発生するおそれがある。
【0010】これに対し、Active Link Protectionで
は、各リンクがセル内、セル外を問わず干渉波に対して
マージンをもっており、しかも送信電力制御によって干
渉波の増減に対応できることから、隣接セルからの干渉
によって誤り率が増加することを防ぐことが可能であ
る。
【0011】しかしながら、この方法でも端末の送信電
力の制約から、干渉電力がある値を超えた場合には所要
のEb/Noが確保できない状態になり得る。特に、パ
ケット通信を考えた場合、短時間に極端に多くのパケッ
トが集中することによって所要のEb/Noが満足でき
なくなるケースが発生する。
【0012】また、一般に送信電力制御では比較的小さ
なステップで送信電力が増減されるため、大きな電力で
送信されていたパケットの送信が終了すると、他の送信
中のパケットは干渉波が大きく減少したにもかかわら
ず、送信電力制御により段階的に送信電力を低下させる
までの間、必要以上に高い電力で送信を継続することと
なり、無線リソースの利用効率を下げる一因になること
が考えられる。
【0013】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、他の送信中のパケットに対する干渉を
抑えるとともにパケットの誤り率を低減することができ
るランダムアクセス方法、無線局及びCDMAパケット
通信システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るランダムアクセス方法は、請求項1に
記載したように、無線区間上でパケットを符号分割多重
して相互に送受信する機能とともにパケット送受信中に
送信電力制御を行う機能を有する複数の無線局を含んで
構成されるCDMAパケット通信システムにて実行され
るランダムアクセス方法であって、前記無線局は、同時
並行で複数のパケットを送信する際、当該複数のパケッ
トの各々に異なる拡散符号を割り当て、当該異なる拡散
符号が割り当てられた個々のパケットの送信開始時刻
を、予め定められた所定時間ずらすことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る無線局は、請求項8に
記載したように、無線区間上でパケットを符号分割多重
して他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケッ
ト送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局で
あって、同時並行で複数のパケットを送信する際、当該
複数のパケットの各々に異なる拡散符号を割り当てる拡
散符号割り当て手段と、当該異なる拡散符号が割り当て
られた個々のパケットの送信開始時刻を、予め定められ
た所定時間ずらす開始時刻制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】上記請求項1、8に記載の発明によれば、
送信開始時刻をずらすことにより、各パケットの送信が
重なり合い、送信開始から徐々に、重なるパケット数が
増加するため、無線チャネルヘの送信電力を段階的に増
加させることができる。このため、他の送信中のパケッ
トに対して過大な干渉を与えることを防ぐことが可能に
なると同時に、干渉波増大に合わせて送信電力制御を行
う時間的余裕を確保することが可能となり、パケットの
誤り率を低減することが可能となる。
【0017】このとき前記所定時間は、請求項2、9に
記載したように、送信電力制御が行われる周期よりも長
く設定されることが望ましい。即ち、各パケットの送信
電力は送信電力制御の周期より大きいステップで増加/
減少することになり、他の送信中パケットは送信電力制
御を行うことによって、当該他の送信中パケットに起因
した干渉波の影響を、当該干渉波の発生源がセル内にあ
るかセル外にあるかに関係なく、回避することができ
る。また、上記送信電力制御を行うことで、任意のパケ
ットの送信後に他の送信中パケットが不必要に強い送信
電力で送信され続けることを回避し、周波数効率を高め
ることができる。
【0018】また、本発明に係るランダムアクセス方法
では、請求項3に記載したように、前記無線局は、受信
チャネルにおける総受信電力が予め定められた閾値を超
えたか否かを判定し、総受信電力が閾値を超えた場合、
パケット送信を規制する所定動作を指示するための送信
規制信号を周辺の無線局に報知し、パケット送信中の周
辺の無線局は、前記送信規制信号を受信した場合、当該
送信規制信号で示される内容に基づいて新たなパケット
の送信を保留するか又は前記送信開始時刻のずらし幅と
しての前記所定時間を長くすることが望ましい。
【0019】また、本発明に係る無線局は、請求項10
に記載したように、受信チャネルにおける総受信電力が
予め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力
判定手段と、前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケ
ット送信を規制する所定動作を指示するための送信規制
信号を周辺の無線局に報知する信号報知手段と、パケッ
ト送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受信した
場合、当該送信規制信号で示される内容に基づいて新た
なパケットの送信を保留するか又は前記送信開始時刻の
ずらし幅としての前記所定時間を長くするよう制御する
第1の送信規制制御手段と、を備えた構成とすることが
望ましい。
【0020】上記請求項3、10に記載の発明を適用
し、パケットの送信そのものを保留するか又は送信開始
時刻のずらし幅としての所定時間を長くすることによっ
て、無線チャネルヘの干渉量を低減することが可能とな
る。例えば、送信電力制御によっても回避できないほど
の大きな干渉が受信チャネルにかかった場合、当該無線
局のトラヒック負荷を適正な値まで下げてパケットの誤
り率が著しく劣化することを防ぐことができる。
【0021】上記目的を達成するために、本発明に係る
ランダムアクセス方法は、請求項4に記載したように、
無線区間上でパケットを符号分割多重して相互に送受信
する機能とともにパケット送受信中に送信電力制御を行
う機能を有する複数の無線局を含んで構成されるCDM
Aパケット通信システムにて実行されるランダムアクセ
ス方法であって、前記無線局は、連続的に複数のパケッ
トを送信する際、各パケットの送信レートを徐々に高く
していくことを特徴とする。
【0022】また、本発明に係る無線局は、請求項11
に記載したように、無線区間上でパケットを符号分割多
重して他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケ
ット送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局
であって、連続的に複数のパケットを送信する際、各パ
ケットの送信レートを徐々に高くしていく送信レート制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0023】上記請求項4、11に記載の発明によれ
ば、CDMAパケットでは送信レートに応じて所要送信
電力が変化することを利用し、送信レートを徐々に高く
していくことによって、無線チャネルヘの送信電力を段
階的に増加させることができる。このため、他の送信中
のパケットに対して過大な干渉を与えることを防ぐこと
が可能になると同時に、干渉波増大に合わせて送信電力
制御を行う時間的余裕を確保することが可能となり、パ
ケットの誤り率を低減することが可能となる。
【0024】また、本発明に係るランダムアクセス方法
では、請求項5に記載したように、前記無線局は、受信
チャネルにおける総受信電力が予め定められた閾値を超
えたか否かを判定し、総受信電力が閾値を超えた場合、
パケット送信を規制する所定動作を指示するための送信
規制信号を周辺の無線局に報知し、パケット送信中の周
辺の無線局は、前記送信規制信号を受信した場合、当該
送信規制信号で示される内容に基づいて、新たなパケッ
トの送信を保留するか又は後続のパケットの送信レート
を低くすることが望ましい。
【0025】また、本発明に係る無線局は、請求項12
に記載したように、受信チャネルにおける総受信電力が
予め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力
判定手段と、前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケ
ット送信を規制する所定動作を指示するための送信規制
信号を周辺の無線局に報知する信号報知手段と、パケッ
ト送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受信した
場合、当該送信規制信号で示される内容に基づいて、新
たなパケットの送信を保留するか又は後続のパケットの
送信レートを低くするよう制御する第2の送信規制制御
手段と、を備えた構成とすることが望ましい。
【0026】上記請求項5、12に記載の発明を適用
し、パケットの送信そのものを保留するか又は送信レー
トを調整することによって、無線チャネルヘの干渉量を
低減することが可能となる。例えば、送信電力制御によ
っても回避できないほどの大きな干渉が受信チャネルに
かかった場合、当該無線局のトラヒック負荷を適正な値
まで下げてパケットの誤り率が著しく劣化することを防
ぐことができる。
【0027】上記目的を達成するために、本発明に係る
ランダムアクセス方法は、請求項6に記載したように、
無線区間上でパケットを符号分割多重して相互に送受信
する機能とともにパケット送受信中に送信電力制御を行
う機能を有する複数の無線局を含んで構成されるCDM
Aパケット通信システムにて実行されるランダムアクセ
ス方法であって、前記無線局は、同時並行で連続的に複
数のパケットを送信する際、同時並行で送信されるパケ
ットの個数を徐々に増加させることを特徴とする。
【0028】また、本発明に係る無線局は、請求項13
に記載したように、無線区間上でパケットを符号分割多
重して他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケ
ット送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局
であって、同時並行で連続的に複数のパケットを送信す
る際、同時並行で送信されるパケットの個数を徐々に増
加させる送信個数制御手段を備えたことを特徴とする。
【0029】上記請求項6、13に記載の発明によれ
ば、同時並行で送信するパケットの個数を徐々に増加さ
せることによって、無線チャネルヘの送信電力を段階的
に増加させることができる。このため、他の送信中のパ
ケットに対して過大な干渉を与えることを防ぐことが可
能になると同時に、干渉波増大に合わせて送信電力制御
を行う時間的余裕を確保することが可能となり、パケッ
トの誤り率を低減することが可能となる。
【0030】また、本発明に係るランダムアクセス方法
では、請求項7に記載したように、前記無線局は、受信
チャネルにおける総受信電力が予め定められた閾値を超
えたか否かを判定し、総受信電力が閾値を超えた場合、
パケット送信を規制する所定動作を指示するための送信
規制信号を周辺の無線局に報知し、パケット送信中の周
辺の無線局は、前記送信規制信号を受信した場合、当該
送信規制信号で示される内容に基づいて、新たなパケッ
トの送信を保留するか又は同時に送信されるパケットの
個数を減少させることが望ましい。
【0031】また、本発明に係る無線局は、請求項14
に記載したように、受信チャネルにおける総受信電力が
予め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力
判定手段と、前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケ
ット送信を規制する所定動作を指示するための送信規制
信号を周辺の無線局に報知する信号報知手段と、パケッ
ト送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受信した
場合、当該送信規制信号で示される内容に基づいて、新
たなパケットの送信を保留するか又は同時に送信される
パケットの個数を減少させるよう制御する第3の送信規
制制御手段と、を備えた構成とすることが望ましい。
【0032】上記請求項7、14に記載の発明を適用
し、パケットの送信そのものを保留するか又は同時に送
信するパケットの個数を減少させることによって、無線
チャネルヘの干渉量を低減することが可能となる。例え
ば、送信電力制御によっても回避できないほどの大きな
干渉が受信チャネルにかかった場合、当該無線局のトラ
ヒック負荷を適正な値まで下げてパケットの誤り率が著
しく劣化することを防ぐことができる。
【0033】ところで、本発明は、ランダムアクセス方
法、無線局以外に、CDMAパケット通信システムの発
明として捉えることもできる。即ち、請求項15に記載
したように、本発明に係るCDMAパケット通信システ
ムは、上記の請求項8〜14の何れか1項に記載の無線
局を複数台含んで構成されたことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種の実施形
態について説明する。
【0035】[第1実施形態]第1実施形態では、請求
項1〜3に記載のランダムアクセス方法の発明及びこれ
らに対応する無線局、CDMA通信システムの発明に係
る実施形態を説明する。
【0036】図1には、本実施形態のCDMA通信シス
テムの構成例を示す。ここでは、基地局機能を持つ無線
局10(例えば無線局10A、10B、10C等)が、
それぞれセル11A、11B、11Cを形成している。
以下では、上記の基地局機能を持つ無線局10を、説明
の便宜上「無線基地局10」というが、これには、いわ
ゆる無線基地局と基地局機能を持つ移動局の両方を含む
ものとする。基地局機能を持つ移動局は、受信した信号
を他の無線局へ送信する際に、この機能を利用する。
【0037】各セルには、1つ又は複数の移動局20
(例えば移動局20A、20B、20C等)が収容さ
れ、各移動局20は、自局が属しているセルを形成して
いる無線基地局10とCDMAチャネル上でパケット通
信を行っている。ここでCDMAチャネルは、全てのセ
ルで同じ周波数を用いており、このため例えば無線基地
局10Aにおいては自セル11A内の移動局20Bから
の所望波S1に対して隣接セル11Cの移動局20Cか
ら干渉波I1を受けることがある。また、下り方向(無
線基地局から移動局への方向)においても、例えばセル
11Aに属する移動局20Aは、無線基地局10Aから
の所望波S2に対して隣接セル11Bの無線基地局10
Bからの干渉波I2を受ける可能性がある。
【0038】本発明に係る無線局は、上記図1の通信シ
ステムにて無線パケット送信を行うもの全て(無線基地
局と移動局の両方を含む)に相当するが、以下の実施形
態では、本発明に係るランダムアクセス方法に係る動作
として、移動局20におけるパケット送信制御動作を説
明する。
【0039】図2(a)には、本実施形態の移動局20
における本発明に係る構成を示す。この図2(a)に示
すように移動局20は、CDMA方式のパケット通信を
行う機能及びパケット送受信中に送信電力制御を行う機
能を有しており、以下の構成部を備えている。即ち、移
動局20は、パケット送信に関する所定の指示操作・入
力操作等を行うための入力部30と、送信バッファを内
蔵し、送信すべきパケット(送信パケット)を生成して
送信バッファに蓄積するパケット生成部25と、複数の
チャネルを備え、無線区間上でパケットを符号分割多重
して他の無線局と相互に送受信するパケット送受信部2
2と、同時並行で複数のパケットを送信する際、当該複
数のパケットの各々に異なる拡散符号を割り当てる拡散
符号割り当て部24と、異なる拡散符号が割り当てられ
た個々のパケットの送信開始時刻を予め定められた所定
時間ずらす制御を行う開始時刻制御部23Aと、受信チ
ャネルにおける総受信電力が予め定められた閾値を超え
たか否かを判定する受信電力判定部27と、総受信電力
が閾値を超えたと判定された場合、パケット送信を規制
する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の無
線局に報知する信号報知部28と、パケット送信中に他
の無線局から前記送信規制信号を受信した場合、当該送
信規制信号で示される内容に基づいて新たなパケットの
送信を保留するか又は送信開始時刻のずらし幅としての
所定時間を長くするよう制御する第1の送信規制制御部
29Aと、受信されたパケットデータを蓄積するパケッ
ト蓄積部26と、受信されたパケットデータの内容を表
示する表示部21とを含んで構成されている。
【0040】なお、上記開始時刻制御部23Aによるパ
ケット送信開始時刻のずらし量に当たる所定時間は、送
信電力制御が行われる周期よりも長く設定されているこ
とを特徴とする。
【0041】図3には、本実施形態におけるパケット送
信の様子を示す。今、図3の上段に示すように移動局2
0のパケット生成部25内の送信バッファに送信パケッ
トA〜Dが蓄積されているとする。移動局20は、図3
の中段に示すように、まず最初にパケットAの送信を開
始し、所定時間τs後にパケットBの送信を開始する。
以後、同じ所定時間τs間隔でパケットC、Dの送信を
順に開始していく。
【0042】ここで、各パケットには個別のコードが割
り当てられており、かつ各パケットは比較的低い送信レ
ートで送信されているため、所定時間τsを十分短くと
ることによって各パケットの送信が重なり合い、移動局
20の送信電力は、図3の下段に示すように、なだらか
なステップ状となる。本実施形態では、送信電力制御の
周期を上記所定時間τsよりも短く設定しているため、
同時並行で送信される他のパケットの送信信号が干渉波
となるケースにおいても、送信電力制御において所望波
の電力を増加させることによって、Eb/Noを所要値
以上に維持することができる。
【0043】なお、本実施形態では移動局20の送信と
して記述しているが、この送信方法は無線基地局10か
らの送信時にも適用可能であることは言うまでもない。
【0044】次に、図4、5を用いて、パケット集中に
よる干渉波の異常な増大を防ぐための動作概要を説明す
る。無線基地局10からは、図4の上段に示す下り制御
チャネルが報知されており、無線基地局10では、上り
チャネルにおける受信電力の強度に応じて、アイドル制
御信号50A、規制1の制御信号50B、規制2の制御
信号50C、規制3の制御信号50Dのうち何れかを選
択的に送信する。
【0045】移動局20は、パケットの送信時に報知さ
れている制御信号を参照し、図5に記載された送信許可
確率及び送信保留となった場合の保留時間に関する制御
情報に基づいて、パケットの送信を制御する。
【0046】例えば、図4の下段の送信タイミングt1
で送信を行おうとした移動局20は、下り制御チャネル
で規制1の制御信号50Bが報知されていることを確認
すると、内部で発生させた乱数を基に直ちに送信するか
又は送信保留を行うかを判断し、送信保留を行う場合は
保留時間(図5に示すように規制1の制御信号について
は1スロット)だけ待機して再度新たな制御信号に基づ
いて送信又は保留を判断する。
【0047】もちろん、規制2の制御信号50C及び規
制3の制御信号50Dに対しても、同様の措置がとられ
る。例えば、送信タイミングt2で送信を行おうとした
移動局20は、下り制御チャネルで規制2の制御信号5
0Cが報知されていることを確認すると、内部で発生さ
せた乱数を基に直ちに送信するか又は送信保留を行うか
を判断し、送信保留を行う場合は保留時間(図5に示す
ように規制2の制御信号については3スロット)だけ待
機することとなる。
【0048】この結果、移動局20の送信電力は、図4
の中段に示すようにステップ状に変化する。しかも、干
渉が大きく規制1〜3の規制信号が報知されている期間
では、送信電力は低く抑えられることになる。
【0049】次に、図6を用いて移動局20の送信手順
を説明する。パケットの送信を行おうとする移動局20
は、下り制御チャネルの受信を行い(S11)、その時
点で無線基地局10から報知されている規制信号に対応
する図5の送信確率と自局の発生させた乱数に基づい
て、送信を行うか又は保留するかを判断する(S1
2)。ここで、保留すると判断した場合は、上記の規制
信号に対応する図5の保留時間だけ待機し(S13)、
待機後は再びS11へ戻り、下り制御チャネルの信号に
基づいて送信動作を繰り返す。
【0050】一方、S12で送信を行うと判断した場合
は、直ちにパケットの送信を開始し(S14)、後続パ
ケットが有るか否かを判断する(S15)。後続パケッ
トが有る場合は、予め定められた所定時間(シフト時
間)だけ待機し(S16)、待機後は再びS11へ戻
り、下り制御チャネルの信号に基づいて送信動作を繰り
返す。
【0051】上記図6の動作は、パケットの送信が完了
する前に、パケットの送信と同時並行で行われるのが特
徴である。なお、S15で後続パケットが無い場合は図
6の処理を終了する。
【0052】以上の第1実施形態により、送信開始時刻
をずらすことにより、各パケットの送信が重なり合い、
送信開始から徐々に、重なるパケット数が増加するた
め、無線チャネルヘの送信電力を段階的に増加させるこ
とができる。即ち、本実施形態では、保留時間とシフト
時間を区別して利用しており、S13で保留時間だけ待
機することで、パケット送信の集中を回避し他の送信中
のパケットに対して過大な干渉を与えることを防ぐこと
が可能になる、という特有の効果が得られる。また、S
16でシフト時間だけ待機することで、干渉波増大に合
わせた送信電力制御を行う時間的余裕を確保することが
可能となり、パケットの誤り率を低減することが可能と
なる、という特有の効果が得られる。
【0053】また、送信時間のずらし量(シフト時間)
を、送信電力制御が行われる周期よりも長く設定したこ
とにより、各パケットの送信電力が送信電力制御の周期
より大きいステップで増加/減少することになり、他の
送信中パケットは送信電力制御を行うことによって、当
該他の送信中パケットに起因した干渉波の影響を、当該
干渉波の発生源がセル内にあるかセル外にあるかに関係
なく、回避することができる。また、任意のパケットの
送信後に他の送信中パケットが不必要に強い送信電力で
送信され続けることを回避し、周波数効率を高めること
ができる。
【0054】また、規制信号に応じてパケットの送信を
保留するか又は送信開始時刻のずらし幅としてのシフト
時間を長くすることによって、無線チャネルヘの干渉量
を低減することが可能となる。例えば、送信電力制御に
よっても回避できないほどの大きな干渉が受信チャネル
にかかった場合、当該無線局のトラヒック負荷を適正な
値まで下げてパケットの誤り率が著しく劣化することを
防ぐことができる。
【0055】[第2実施形態]第2実施形態では、請求
項4、5に記載のランダムアクセス方法の発明及びこれ
らに対応する無線局、CDMA通信システムの発明に係
る実施形態を説明する。なお、想定するシステム構成例
は第1実施形態と同様、図1で示される。
【0056】図2(b)には、本実施形態の移動局20
における本発明に係る構成を示す。この図2(b)に示
す移動局20は、前述した第1実施形態の構成に対し、
開始時刻制御部23Aに代わって、連続的に複数のパケ
ットを送信する際に各パケットの送信レートを徐々に高
くする制御を行う送信レート制御部23Bを備えてい
る。また、移動局20は、第1の送信規制制御部29A
に代わって、パケット送信中に他の無線局から送信規制
信号を受信した場合に当該送信規制信号で示される内容
に基づいて新たなパケットの送信を保留するか又は後続
のパケットの送信レートを低くするよう制御する第2の
送信規制制御部29Bを備えている。
【0057】図7には、本実施形態におけるパケット送
信の様子を示す。今、図7の上段に示すように移動局2
0のパケット生成部25内の送信バッファに送信パケッ
トA〜Dが蓄積されているとする。移動局20は、図7
の下段に示すように、まず最初に、予め定められた初期
送信レートrでパケットAの送信を行う。次にパケット
Bの送信を、初期送信レートrの2倍のレートで送信す
る。以後、図9で示される最大送信レートに達するま
で、直前のパケット送信レートの2倍のレートで徐々に
送信レートを上げながらパケットの送信を連続して行
う。なお、ここでは、送信パケット1個毎に送信レート
を上げているが、送信電力制御の周期を考慮して、送信
レートの増加に伴ってパケットの送信時間が短くなるこ
とから送信パケットが2個、4個、8個…毎に送信レー
トを増加させる方法を採用してもよい。
【0058】この結果、移動局20の送信電力は、図7
の下段に示すように、第1実施形態と同様に、なだらか
なステップ状となる。
【0059】なお、本実施形態では移動局20の送信と
して記述しているが、この送信方法は無線基地局10か
らの送信時にも適用可能であることは言うまでもない。
【0060】次に、図8、9を用いて、パケット集中に
よる干渉波の異常な増大を防ぐための動作概要を説明す
る。無線基地局10からは、図8の上段に示す下り制御
チャネルが報知されており、無線基地局10では、上り
チャネルにおける受信電力の強度に応じて、アイドル制
御信号51A、規制1の制御信号51B、規制2の制御
信号51C、規制3の制御信号51Dのうち何れかを選
択的に送信する。
【0061】移動局20は、パケットの送信時に報知さ
れている制御信号を参照し、図9に記載された最大送信
レートを超えない範囲で、且つ前述のように直前のパケ
ット送信レートの2倍となるよう送信レートを調整しな
がらパケット送信を行う。
【0062】例えば、図8の下段の送信タイミングt4
で送信を行おうとした移動局20は、下り制御チャネル
で規制1の制御信号51Bが報知されていることを確認
すると、図9より最大送信レートが2rと規定されてい
るので、直前のパケット送信レートが2rであるにもか
かわらず、引き続き送信レート2rでパケットを送信す
る。
【0063】また、送信タイミングt5で規制2の制御
信号51Cが報知されていることを確認すると、図9よ
り最大送信レートがrと規定されているので、直前のパ
ケット送信レートが4rであるにもかかわらず、送信レ
ートを4rからrへ落として送信する。
【0064】また、送信タイミングt6で規制3の制御
信号51Dが報知されていることを確認すると、図9よ
り、送信レートに加えて送信許可確率が考慮され、第1
実施形態と同様に、内部で発生させた乱数を基に直ちに
送信するか又は送信保留を行うかを判断し、送信保留を
行う場合は保留時間(図9に示すように規制3の制御信
号については3スロット)だけ待機して再度新たな制御
信号に基づいて送信又は保留を判断する。
【0065】次に、図10を用いて移動局20の送信手
順を説明する。パケットの送信を行おうとする移動局2
0は、先ず初期送信レートrの設定を行い(S21)、
下り制御チャネルの受信を行い(S22)、その時点で
無線基地局10から報知されている規制信号に対応する
図9の送信確率と自局の発生させた乱数に基づいて、送
信を行うか又は保留するかを判断する(S23)。ここ
で、保留すると判断した場合は、上記の規制信号に対応
する図9の保留時間(規制3の制御信号については3ス
ロット)だけ待機し(S24)、待機後は再びS21へ
戻り、初期送信レートの設定から送信動作を繰り返す。
【0066】一方、S23で送信を行うと判断した場合
は、当該時点で設定されている送信レート(r)が最大
送信レートを超えているか否かを判断する(S25)。
ここで送信レート(r)が最大送信レートを超えていれ
ば、送信レート(r)を図9で規定される最大送信レー
トに設定する(S26)。これにより、送信レート
(r)が最大送信レートを超えることを回避できる。
【0067】そして、当該時点で設定されている送信レ
ート(r)でパケットの送信を開始し(S27)、後続
パケットが有るか否かを判断する(S28)。後続パケ
ットが有る場合は、送信レートを、当該時点で設定され
ている送信レート(r)の2倍に設定し(S29)、設
定後は再びS22へ戻り、下り制御チャネルの信号に基
づいて送信動作を繰り返す。なお、S28で後続パケッ
トが無い場合は図10の処理を終了する。
【0068】以上の第2実施形態によれば、CDMAパ
ケットでは送信レートに応じて所要送信電力が変化する
ことを利用し、送信レートを徐々に高くしていくことに
よって、無線チャネルヘの送信電力を段階的に増加させ
ることができる。このため、他の送信中のパケットに対
して過大な干渉を与えることを防ぐことが可能になると
同時に、干渉波増大に合わせて送信電力制御を行う時間
的余裕を確保することが可能となり、パケットの誤り率
を低減することが可能となる。
【0069】また、パケットの送信そのものを保留する
か又は送信レートを調整する制御を行うことによって、
無線チャネルヘの干渉量を低減することが可能となる。
例えば、送信電力制御によっても回避できないほどの大
きな干渉が受信チャネルにかかった場合、移動局のトラ
ヒック負荷を適正な値まで下げてパケットの誤り率が著
しく劣化することを防ぐことができる。
【0070】[第3実施形態]第3実施形態では、請求
項6、7に記載のランダムアクセス方法の発明及びこれ
らに対応する無線局、CDMA通信システムの発明に係
る実施形態を説明する。なお、想定するシステム構成例
は第1実施形態と同様、図1で示される。
【0071】図2(c)には、本実施形態の移動局20
における本発明に係る構成を示す。この図2(c)に示
す移動局20は、前述した第1実施形態の構成に対し、
開始時刻制御部23Aに代わって、同時並行で連続的に
複数のパケットを送信する際、同時並行で送信されるパ
ケットの個数を徐々に増加させる送信個数制御部23C
を備えている。また、移動局20は、第1の送信規制制
御部29Aに代わって、パケット送信中に他の無線局か
ら送信規制信号を受信した場合に当該送信規制信号で示
される内容に基づいて新たなパケットの送信を保留する
か又は同時に送信されるパケットの個数を減少させるよ
う制御する第3の送信規制制御部29Cを備えている。
【0072】図11には、本実施形態におけるパケット
送信の様子を示す。今、図11の上段に示すように移動
局20のパケット生成部25内の送信バッファに送信パ
ケットA〜Dが蓄積されているとする。移動局20は、
図11の中段に示すように、まず最初に、パケット多重
数を予め定められた初期送信パケット数(ここでは1
個)としてパケットAの送信を開始し、所定時間τs
に、パケット多重数を「初期送信パケット数+1」とし
てパケット(パケットB、C)の送信を開始する。以
後、図13で示される最大同時パケット送信数に達する
まで、直前のパケット多重数に1を加算した数だけパケ
ットをコード多重し、徐々にパケット多重数を上げなが
らパケットの送信を連続して行う。なお、ここではパケ
ット送信1個毎にパケット多重数を上げているが、送信
電力制御の周期を考慮して、n個毎(nは2よりも大き
い整数)に送信レートを増加させる方法を採用してもよ
い。
【0073】この結果、移動局20の送信電力は、図1
1の下段に示すように、第1実施形態と同様に、なだら
かなステップ状となる。
【0074】なお、本実施形態では移動局20の送信と
して記述しているが、この送信方法は無線基地局10か
らの送信時にも適用可能であることは言うまでもない。
【0075】次に、図12、13を用いて、パケット集
中による干渉波の異常な増大を防ぐための動作概要を説
明する。無線基地局10からは、図12の上段に示す下
り制御チャネルが報知されており、無線基地局10で
は、上りチャネルにおける受信電力の強度に応じて、ア
イドル制御信号52A、規制1の制御信号52B、規制
2の制御信号52C、規制3の制御信号52Dのうち何
れかを選択的に送信する。
【0076】移動局20は、パケットの送信時に報知さ
れている制御信号を参照し、図13に記載された最大同
時パケット送信数を超えない範囲で、且つ前述のように
直前のパケットの「同時パケット送信数+1」となるよ
う同時パケット送信数を調整しながらパケット送信を行
う。
【0077】例えば、図12の下段の送信タイミングt
7で送信を行おうとした移動局20は、下り制御チャネ
ルで規制1の制御信号52Bが報知されていることを確
認すると、図13より最大同時パケット送信数が2と規
定されているので、直前の同時パケット送信数が3であ
るにもかかわらず、図13の規則に基づいて同時パケッ
ト送信数を2としてパケットを送信する。
【0078】また、送信タイミングt8で規制2の制御
信号52Cが報知されていることを確認すると、図13
より最大同時パケット送信数が1と規定されているの
で、直前の同時パケット送信数が3であるにもかかわら
ず、図13の規則に基づいて同時パケット送信数を1と
してパケットを送信する。
【0079】また、送信タイミングt9で規制3の制御
信号52Dが報知されていることを確認すると、図13
より、送信レートに加えて送信許可確率が考慮され、第
1実施形態と同様に、内部で発生させた乱数を基に直ち
に送信するか又は送信保留を行うかを判断し、送信保留
を行う場合は保留時間(図13に示すように規制3の制
御信号については3スロット)だけ待機して再度新たな
制御信号に基づいて送信又は保留を判断する。
【0080】次に、図14を用いて移動局20の送信手
順を説明する。パケットの送信を行おうとする移動局2
0は、先ず初期送信パケット数nの設定を行い(S3
1)、下り制御チャネルの受信を行い(S32)、その
時点で無線基地局10から報知されている規制信号に対
応する図13の送信確率と自局の発生させた乱数に基づ
いて、送信を行うか又は保留するかを判断する(S3
3)。ここで、保留すると判断した場合は、上記の規制
信号に対応する図13の保留時間(規制3の制御信号に
ついては3スロット)だけ待機し(S34)、待機後は
再びS31へ戻り、初期送信パケット数の設定から送信
動作を繰り返す。
【0081】一方、S33で送信を行うと判断した場合
は、当該時点で設定されている同時パケット送信数
(n)が最大同時パケット送信数を超えているか否かを
判断する(S35)。ここで同時パケット送信数(n)
が最大同時パケット送信数を超えていれば、同時パケッ
ト送信数(n)を図13で規定される最大同時パケット
送信数に設定する(S36)。これにより、同時パケッ
ト送信数(n)が最大同時パケット送信数を超えること
を回避できる。
【0082】そして、当該時点で設定されている同時パ
ケット送信数(n)でパケットの送信を開始し(S3
7)、後続パケットが有るか否かを判断する(S3
8)。後続パケットが有る場合は、同時パケット送信数
(n)に1を加算することで同時パケット送信数(n)
を再設定し(S39)、設定後は再びS32へ戻り、下
り制御チャネルの信号に基づいて送信動作を繰り返す。
なお、S38で後続パケットが無い場合は図14の処理
を終了する。
【0083】以上の第3実施形態によれば、同時並行で
送信するパケットの個数を徐々に増加させることによっ
て、無線チャネルヘの送信電力を段階的に増加させるこ
とができる。このため、他の送信中のパケットに対して
過大な干渉を与えることを防ぐことが可能になると同時
に、干渉波増大に合わせて送信電力制御を行う時間的余
裕を確保することが可能となり、パケットの誤り率を低
減することが可能となる。
【0084】また、パケットの送信そのものを保留する
か又は同時に送信するパケットの個数を減少させる制御
を行うことによって、無線チャネルヘの干渉量を低減す
ることが可能となる。例えば、送信電力制御によっても
回避できないほどの大きな干渉が受信チャネルにかかっ
た場合、移動局のトラヒック負荷を適正な値まで下げて
パケットの誤り率が著しく劣化することを防ぐことがで
きる。
【0085】なお、上記第1〜第3実施形態では、本発
明に係るランダムアクセス方法に係る動作として、移動
局20におけるパケット送信制御動作を説明したが、か
かる動作は、CDMAパケット通信システムにおいてパ
ケット送信する全ての無線局(無線基地局10も含む)
に対し適用可能であり、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
ル内、セル外で周波数を共有するCDMAパケット通信
システムにおいて、チャネルヘの送信電力を段階的に増
加させることができるため、送信中のパケットに対して
過大な干渉を与えることを防ぐことが可能になると同時
に、干渉波増大に合わせて送信電力制御を行う時間的余
裕を確保することが可能となるため、パケットの誤り率
を低減することが可能となる。
【0087】また、パケットトラヒックを制御する手段
を提供することによって、短時間にパケットが極端に集
中し、干渉の増大によって最大出力で送信しても信号が
通らなくなる状態を防ぐことが可能となる。
【0088】さらに請求項1、8に記載の発明では、パ
ケット送信開始時のみではなく、パケット送信終了時に
も段階的に送信電力が低減されていくため、これに合わ
せて各無線局が送信電力制御を行うことにより必要以上
に送信出力が高い状態となることを抑えることができ、
チャネル効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3実施形態におけるシステム構成図で
ある。
【図2】(a)は第1実施形態における移動局の構成図
であり、(b)は第2実施形態における移動局の構成図
であり、(c)は第3実施形態における移動局の構成図
である。
【図3】第1実施形態におけるパケット送信動作を示す
図である。
【図4】第1実施形態におけるパケット送信規制の動作
を示す図である。
【図5】第1実施形態における信号種別とパケット送信
許可確率及び保留時間との関係を示す表である。
【図6】第1実施形態における移動局の送信動作を示す
図である。
【図7】第2実施形態におけるパケット送信動作を示す
図である。
【図8】第2実施形態におけるパケット送信規制の動作
を示す図である。
【図9】第2実施形態における信号種別と最大送信レー
ト及び送信許可確率との関係を示す表である。
【図10】第2実施形態における移動局の送信動作を示
す図である。
【図11】第3実施形態におけるパケット送信動作を示
す図である。
【図12】第3実施形態におけるパケット送信規制の動
作を示す図である。
【図13】第3実施形態における信号種別と最大同時パ
ケット送信数及び送信許可確率との関係を示す表であ
る。
【図14】第3実施形態における移動局の送信動作を示
す図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C…無線基地局、11A、
11B、11C…セル、20、20A、20B、20C
…移動局、21…表示部、22…パケット送受信部、2
3A…開始時刻制御部、23B…送信レート制御部、2
3C…送信個数制御部、24…拡散符号割り当て部、2
5…パケット生成部、26…パケット蓄積部、27…受
信電力判定部、28…信号報知部、29A…第1の送信
規制制御部、29B…第2の送信規制制御部、29C…
第3の送信規制制御部、30…入力部、50A、51
A、52A…アイドル制御信号、50B、51B、52
B…規制1の制御信号、50C、51C、52C…規制
2の制御信号、50D、51D、52D…規制3の制御
信号、I1、I2…干渉波、n…初期送信パケット数、
r…初期送信レート、S1、S2…所望波、τs…所定
時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 大介 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 梅田 成視 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE22 5K067 AA03 AA13 AA33 CC08 CC10 EE02 EE10 GG04 GG09 HH22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線区間上でパケットを符号分割多重し
    て相互に送受信する機能とともにパケット送受信中に送
    信電力制御を行う機能を有する複数の無線局を含んで構
    成されるCDMAパケット通信システムにて実行される
    ランダムアクセス方法であって、 前記無線局は、同時並行で複数のパケットを送信する
    際、当該複数のパケットの各々に異なる拡散符号を割り
    当て、当該異なる拡散符号が割り当てられた個々のパケ
    ットの送信開始時刻を、予め定められた所定時間ずら
    す、 ことを特徴とするランダムアクセス方法。
  2. 【請求項2】 前記所定時間は、前記送信電力制御が行
    われる周期よりも長く設定されることを特徴とする請求
    項1記載のランダムアクセス方法。
  3. 【請求項3】 前記無線局は、受信チャネルにおける総
    受信電力が予め定められた閾値を超えたか否かを判定
    し、総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知し、 パケット送信中の周辺の無線局は、前記送信規制信号を
    受信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づ
    いて新たなパケットの送信を保留するか又は前記送信開
    始時刻のずらし幅としての前記所定時間を長くする、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のランダムアク
    セス方法。
  4. 【請求項4】 無線区間上でパケットを符号分割多重し
    て相互に送受信する機能とともにパケット送受信中に送
    信電力制御を行う機能を有する複数の無線局を含んで構
    成されるCDMAパケット通信システムにて実行される
    ランダムアクセス方法であって、 前記無線局は、連続的に複数のパケットを送信する際、
    各パケットの送信レートを徐々に高くしていく、 ことを特徴とするランダムアクセス方法。
  5. 【請求項5】 前記無線局は、受信チャネルにおける総
    受信電力が予め定められた閾値を超えたか否かを判定
    し、総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知し、 パケット送信中の周辺の無線局は、前記送信規制信号を
    受信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づ
    いて、新たなパケットの送信を保留するか又は後続のパ
    ケットの送信レートを低くすることを特徴とする請求項
    4記載のランダムアクセス方法。
  6. 【請求項6】 無線区間上でパケットを符号分割多重し
    て相互に送受信する機能とともにパケット送受信中に送
    信電力制御を行う機能を有する複数の無線局を含んで構
    成されるCDMAパケット通信システムにて実行される
    ランダムアクセス方法であって、 前記無線局は、同時並行で連続的に複数のパケットを送
    信する際、同時並行で送信されるパケットの個数を徐々
    に増加させる、 ことを特徴とするランダムアクセス方法。
  7. 【請求項7】 前記無線局は、受信チャネルにおける総
    受信電力が予め定められた閾値を超えたか否かを判定
    し、総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知し、 パケット送信中の周辺の無線局は、前記送信規制信号を
    受信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づ
    いて、新たなパケットの送信を保留するか又は同時に送
    信されるパケットの個数を減少させることを特徴とする
    請求項6記載のランダムアクセス方法。
  8. 【請求項8】 無線区間上でパケットを符号分割多重し
    て他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケット
    送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局であ
    って、 同時並行で複数のパケットを送信する際、当該複数のパ
    ケットの各々に異なる拡散符号を割り当てる拡散符号割
    り当て手段と、 当該異なる拡散符号が割り当てられた個々のパケットの
    送信開始時刻を、予め定められた所定時間ずらす開始時
    刻制御手段と、 を備えた無線局。
  9. 【請求項9】 前記所定時間は、前記送信電力制御が行
    われる周期よりも長く設定されることを特徴とする請求
    項8記載の無線局。
  10. 【請求項10】 受信チャネルにおける総受信電力が予
    め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力判
    定手段と、 前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知する信号報知手段と、 パケット送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受
    信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づい
    て新たなパケットの送信を保留するか又は前記送信開始
    時刻のずらし幅としての前記所定時間を長くするよう制
    御する第1の送信規制制御手段と、 を備えた請求項8又は9に記載の無線局。
  11. 【請求項11】 無線区間上でパケットを符号分割多重
    して他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケッ
    ト送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局で
    あって、 連続的に複数のパケットを送信する際、各パケットの送
    信レートを徐々に高くしていく送信レート制御手段を備
    えた無線局。
  12. 【請求項12】 受信チャネルにおける総受信電力が予
    め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力判
    定手段と、 前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知する信号報知手段と、 パケット送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受
    信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づい
    て、新たなパケットの送信を保留するか又は後続のパケ
    ットの送信レートを低くするよう制御する第2の送信規
    制制御手段と、 を備えた請求項11記載の無線局。
  13. 【請求項13】 無線区間上でパケットを符号分割多重
    して他の無線局と相互に送受信する機能とともにパケッ
    ト送受信中に送信電力制御を行う機能を有する無線局で
    あって、 同時並行で連続的に複数のパケットを送信する際、同時
    並行で送信されるパケットの個数を徐々に増加させる送
    信個数制御手段を備えた無線局。
  14. 【請求項14】 受信チャネルにおける総受信電力が予
    め定められた閾値を超えたか否かを判定する受信電力判
    定手段と、 前記総受信電力が閾値を超えた場合、パケット送信を規
    制する所定動作を指示するための送信規制信号を周辺の
    無線局に報知する信号報知手段と、 パケット送信中に他の無線局から前記送信規制信号を受
    信した場合、当該送信規制信号で示される内容に基づい
    て、新たなパケットの送信を保留するか又は同時に送信
    されるパケットの個数を減少させるよう制御する第3の
    送信規制制御手段と、 を備えた請求項13記載の無線局。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14の何れか1項に記載の
    無線局を複数台含んで構成されたCDMAパケット通信
    システム。
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