JP2004056210A - 移動体通信システム、基地局装置、および移動局装置 - Google Patents

移動体通信システム、基地局装置、および移動局装置 Download PDF

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Toshiyuki Uehara
上原 利幸
Takahisa Aoyama
青山 高久
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Abstract

【課題】送信パケットの衝突頻度の軽減または通信システムリソースの有効利用を図り、移動体通信のスループットを向上させること。
【解決手段】本移動体通信システムでは、基地局(BS)100が管理するセル190内に、移動局(MS)150−1〜150−7が存在し、BS100およびMS150−1〜MS150−7間には、回線が確立している。そして、BS100が設定する制限条件に適合する点線で囲まれた移動局(MS150−2〜150−4、150−5)の4局のみが、送信パケットをBS100にランダムに送信する。ここで、BS100が設定する制限条件とは、各移動局が通信に使用するMCS(Modulation and Coding Scheme)、データ送信時の伝送レート、送信電力、または受信電力等に対する制限条件である。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システム、基地局装置、および移動局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信システムにおいて、複数の移動局が同一のチャネルである共通アクセスチャネルを用いて基地局にランダムアクセスするランダムアクセス方式がある。ランダムアクセスでデータを送るシステムでは、パケットの衝突を回避するため、乱数によって送信タイミングを決定し、送信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置においては、移動局数が増えてくると、通信システムのスループットが低下するという問題がある。これは、移動局数が増えてくると、いくら乱数に基づいて送信タイミングを決定しても、パケットの衝突が起きる可能性が高くなり、このとき、基地局における受信性能は低下し、各移動局に対するデータの再送要求の頻度が増加することが原因である。
【0004】
また、逆に移動局数が少ない場合でも、一つの移動局に対し割り当てられる通信システムのリソースは一定であるため、通信に使用されないリソースの割合が増加するだけであり、通信のスループット自体は向上しないという問題がある。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、送信パケットの衝突頻度の軽減または通信システムリソースの有効利用をすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる移動体通信システム、基地局装置、および移動局装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動体通信システムは、基地局と、前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限する条件を設定する設定手段と、前記条件を満たす場合、前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局と、を有する構成を採る。
【0007】
この構成によれば、基地局に対しデータを送信することができる移動局の数を制限するため、ランダムアクセス時のパケットの衝突を防止することができ、各移動局が基地局にデータを送信する時のスループットを向上させることができる。
【0008】
また、基地局は、上記条件に適合した移動局のみがランダムアクセスをしてくることが事前にわかっているので、通信システムの制御が容易になる。さらに、上記条件は自由に決めることができるので、どのような移動局でも送信は可能である。つまり、常に通信品質のよい移動局が必ず送信できるとは限らない。
【0009】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、一定期間のみ前記条件が設定される構成を採る。
【0010】
この構成によれば、例えば、伝搬路環境があまり変動しない系においては、上記条件が課されている期間、基地局および移動局間で高スループットの効率的な通信が行われるので、通信を要求する移動局の数は、上記条件を課さない場合よりも早く減少しており、一定時間経過後に上記条件を緩和または撤廃するように設定することにより、比較的短時間で全ての移動局と通信を行うことができる。
【0011】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記基地局と通信可能な移動局の数に応じて前記条件を変更する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいてランダムアクセスの条件を変更するため、状況に応じたランダムアクセスの制限を課すことができ、送信パケットの衝突頻度を有効に低下させることができる。
【0013】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件が複数存在する場合、複数の前記条件をそれぞれ異なる期間において使用する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、複数の上記条件を組み合わせることにより、基地局が移動局を選別し、優先順位を付けてランダムアクセスさせることと同等の効果があり、しかも、それぞれの条件の適用期間において、効率的なランダムアクセスが行われるため、最終的には、移動体通信のスループットを大きく向上させることができる。
【0015】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件は、前記移動局が使用するMCSまたは伝送レートに関する条件である構成を採る。
【0016】
この構成によれば、例えば、自局が基地局の近くに位置するため、高い伝送レートによる伝送が可能な移動局のみを選択し、ランダムアクセスの対象とすることができる、また、例えば、自局が基地局から遠い所に位置するため、低い伝送レートによる伝送しか実行できない移動局のみを選択し、ランダムアクセスの対象とすることもできる。
【0017】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件は、前記移動局の送信電力または受信電力に関する条件である構成を採る。
【0018】
この構成によれば、移動局の送信電力または受信電力に対しランダムアクセスの条件を課すため、有効にランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。
【0019】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件は、前記移動局がデータを送信する際に許容できる遅延時間に関する条件である構成を採る。
【0020】
この構成によれば、移動局の許容遅延時間に対し、ランダムアクセスの条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。また、許容遅延時間が短いものから優先的に送信させることもできる。
【0021】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件は、前記移動局の送信電力の平均値に対する送信電力の瞬時値の比に関する条件である構成を採る。
【0022】
この構成によれば、各移動局の平均的なチャネル品質に対する瞬時のチャネル品質の高さ、すなわち、各移動局にとって瞬時の品質が良いか悪いかを判断することができ、有効にランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができる。
【0023】
本発明の移動体通信システムは、上記の構成において、前記条件は、前記移動局が送信を行う際の平均データレートに対する送信可能なデータレートの比に関する条件である構成を採る。
【0024】
この構成によれば、これまでの平均送信データレートに対する現在の送信可能データレートが高いか低いかを判断することができ、各移動局は、送信状態が良くなったときに送信することができる。
【0025】
本発明の移動体通信システムは、基地局と通信可能な移動局の数に応じて、移動局が基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定する設定手段と、前記確率または前記頻度に従って前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局と、を有する構成を採る。
【0026】
この構成によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいて移動局のランダムアクセス時の確率または頻度を制御するため、通信システムのリソースの有効な割り当てをすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0027】
本発明の基地局装置は、自局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限する条件を設定する設定手段と、前記条件を前記移動局に送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0028】
この構成によれば、ランダムアクセス時に基地局に対しデータを送信することができる移動局の数を制限することができる。また、上記条件に適合した移動局のみがランダムアクセスをしてくることが事前にわかっているので、通信システムの制御が容易になる。
【0029】
本発明の基地局装置は、上記の構成において、一定期間のみ前記条件が設定される構成を採る。
【0030】
この構成によれば、例えば、伝搬路環境があまり変動しない系においては、上記条件が課されている期間、基地局および移動局間で高スループットの効率的な通信が行われるので、通信を要求する移動局の数は、上記条件を課さない場合よりも早く減少しており、一定時間経過後に上記条件を緩和または撤廃するように設定することにより、比較的短時間で全ての移動局と通信を行うことができる。
【0031】
本発明の基地局装置は、上記の構成において、自局と通信可能な移動局の数に応じて前記条件を変更する構成を採る。
【0032】
この構成によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいてランダムアクセスの条件を変更するため、状況に応じたランダムアクセスの制限を課すことができ、送信パケットの衝突頻度を有効に低下させることができる。
【0033】
本発明の基地局装置は、上記の構成において、前記条件が複数存在する場合、複数の前記条件をそれぞれ異なる期間において使用する構成を採る。
【0034】
この構成によれば、複数の上記条件を組み合わせることにより、基地局が移動局を選別し、優先順位を付けてランダムアクセスさせることと同等の効果があり、しかも、それぞれの条件の適用期間において、効率的なランダムアクセスが行われるため、最終的には、移動体通信のスループットを大きく向上させることができる。
【0035】
本発明の基地局装置は、自局と通信可能な移動局の数に応じて、移動局が自局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定する設定手段と、前記確率または前記頻度を前記移動局に送信する送信手段と、を有する構成を採る。
【0036】
この構成によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいて移動局のランダムアクセス時の確率または頻度を制御するため、通信システムのリソースの有効な割り当てをすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0037】
本発明の移動局装置は、基地局に対しランダムアクセスを行う際の条件を満たす場合、前記基地局に対しランダムアクセスを行う構成を採る。
【0038】
この構成によれば、ランダムアクセス時のパケットの衝突を防止することができ、各移動局が基地局にデータを送信する時のスループットを向上させることができる。
【0039】
本発明の移動局装置は、基地局と通信可能な移動局の数に応じて設定された、自局が基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度に従って前記基地局に対しランダムアクセスを行う構成を採る。
【0040】
この構成によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいて設定された、ランダムアクセス時の確率または頻度に従ってランダムアクセスを行うため、通信システムのリソースが効率的に割り当てられ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0041】
本発明の移動体通信方法は、基地局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限するようにした。
【0042】
この方法によれば、基地局にランダムアクセスする際に制限するため、ランダムアクセス時のパケットの衝突を防止することができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0043】
本発明の移動体通信方法は、基地局と通信可能な移動局の数に応じて、基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定するようにした。
【0044】
この方法によれば、基地局と通信可能な状態にある移動局の数に基づいてランダムアクセス時の確率または頻度を制御するため、通信システムのリソースの有効な割り当てをすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、基地局装置と通信可能な移動局に対し制限条件を課すことにより、ランダムアクセスする移動局数を調整し、また、基地局装置と通信可能な移動局の数に応じて、通信リソースの割り当てを変更することである。
【0046】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0047】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成の一例を示す図である。
【0048】
基地局(BS)100が管理するセル190内には、移動局(MS)150−1〜150−7が存在している。そして、BS100およびMS150−1〜MS150−7間には、回線が確立している。
【0049】
従来のランダムアクセス方式を使用する移動体通信システムでは、BS100に対し、全ての移動局MS150−1〜MS150−7が、パケットをランダムに送信するが、本実施の形態では、BS100が設定する制限条件に適合する点線で囲まれた移動局(MS150−2〜150−4、150−5)の4局のみが、パケットをランダムに送信する。
【0050】
ここで、BS100が設定する制限条件とは、各移動局が通信に使用するMCS(Modulation and Coding Scheme)、データ送信時の伝送レート、送信電力、または受信電力等に対する制限条件である。諸条件については、他の実施の形態において詳述する。
【0051】
図2は、上記移動体通信システムの通信シーケンスを示す図である。ここでは、基地局(BS)および2つの移動局(MS1、MS2)間で通信が行われる場合を例にとって説明するが、移動局数は、これに限定されない。
【0052】
図2において、BSは、制限条件を決定し(ST1010)、MS1およびMS2にこの制限条件を送信する(ST1020)。制限条件の送信に使用するチャネルは、共通チャネルでもよいし、個別チャネルであっても良い。
【0053】
送信された制限条件を受信したMS1およびMS2は、この制限条件に自局が適合するか否か確認する(ST1030、ST1050)。BSが決定した制限条件に、MS1は適合せず、MS2のみが適合することとすると、ST1030において、制限条件に適合していないことを確認したMS1は、データの送信待ち状態となる(ST1040)。一方、ST1050において、制限条件に適合していることを確認したMS2は、BSに対し、ランダムアクセスを開始し、データの送信を行う(ST1060)。ここで、ランダムアクセスが行われるランダムアクセス期間は、固定であっても良いし、可変であっても良い。ランダムアクセス期間を可変とする場合は、BSがMS1およびMS2に制限条件を送信する際に、このランダムアクセス期間またはランダムアクセスに使用するスロット等の使用リソースも通知する。
【0054】
MS2から送信されたデータを受信したBSは、誤り検出等によりデータの判定を行い(ST1070)、受信成功の場合には、ACK信号、受信失敗の場合には、NACK信号を、MS2に対し送信する。
【0055】
MS2は、NACK信号を受信した場合、乱数に基づいて次のアクセスタイミングを決める通常のランダムアクセスによりデータ再送を行っても良いし、また、ST1030、ST1050に戻って、制限条件の確認を再度行っても良い。
【0056】
上記の構成により、基地局に対しデータを送信することができる移動局の数を制限するため、ランダムアクセス時のパケットの衝突を防止することができ、各移動局が基地局にデータを送信する時のスループットを向上させることができる。また、基地局は、制限条件に適合した移動局のみがランダムアクセスをしてくることが事前にわかっているので、通信システムの制御が容易になるという利点もある。
【0057】
なお、現在は、制限条件に適合する移動局は、MS150−2〜150−4、150−5の4局のみであるが、各移動局は、当然移動していることが想定され、移動に伴い伝搬路環境が変化するため、恒常的に上記制限条件を満たすとは限らない。また、移動局が停止していたとしても、伝搬路環境は干渉量が変化することによっても変化する。よって、上記制限条件を満たす移動局は固定ではなく、伝搬路環境の変動の激しい系においては、充分な時間が経過した後は、通信を要求する全ての移動局が、基地局に対しパケットを送信することが可能である。
【0058】
また、伝搬路環境があまり変動しない系においては、上記制限条件が課されている期間、基地局および移動局間で高スループットの効率的な通信が行われるので、通信を要求する移動局の数は、上記制限を課さない場合よりも早く減少しており、一定時間経過後に上記制限条件を緩和または撤廃するように設定することにより、比較的短時間で全ての移動局と通信を行うことが可能である。なお、制限条件の適用期間については、移動局と基地局の間であらかじめ決めておいても良い。
【0059】
さらに、アクセス条件は自由に決めることができるので、どのような移動局でも送信は可能である。つまり、常に通信品質のよい移動局が必ず送信できるとは限らない。
【0060】
図3は、本発明の実施の形態1に係る基地局装置100の内部構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、通信システムがCDMA方式を採用している場合を例にとって説明するが、本実施の形態はCDMA方式に限定されない。
【0061】
図3に示す基地局装置は、バッファ101、送信フレーム作成部102、符号化部103、変調部104、拡散部105、送信無線部106、アンテナ107、受信無線部108、逆拡散部109、復調部110、復号化部111、報告値抽出部112、および制限条件決定部114を有する。
【0062】
図3において、バッファ101は、送信待ちに対応できるように、送信データをバッファリングする。送信フレーム作成部102は、バッファ101に記憶されているデータから送信フレーム分のデータを取得する。符号化部103は、送信フレーム作成部102から出力されるデータの符号化を行う。変調部104は、符号化されたデータに変調処理を施す。拡散部105は、変調後のデータに拡散処理を施す。送信無線部106は、拡散後のデータにアップコンバート等の所定の無線処理を施し、アンテナ107を介して無線送信する。
【0063】
一方、受信無線部108は、アンテナ107で受信された信号にダウンコンバート等の所定の無線処理を施す。逆拡散部109は、無線処理が施された信号に逆拡散処理を施す。復調部110は、逆拡散後の信号に復調処理を施す。復号化部111は、復調後のデータを復号化し、受信データを得る。
【0064】
報告値抽出部112は、復号化された受信データから所定の報告値を抽出する。制限条件決定部114は、各移動局に課す制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。送信フレーム作成部102は、制限条件決定部114から出力された制限条件を送信フレームの構成にあうようにデータを追加し、符号化部103に出力する。以降は、制限条件信号も、上記の通常の送信データと同様に処理され、無線送信される。
【0065】
これにより、基地局は、ランダムアクセスする移動局を制限する制限条件を各移動局に対し、通知することができる。
【0066】
図4は、本発明の実施の形態1に係る移動局装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0067】
図4に示す移動局装置は、アンテナ151、受信無線部152、逆拡散部153、復調部154、復号化部155、報告値抽出部156、制限条件抽出部157、アクセス判定部159、バッファ160、送信フレーム作成部161、符号化部162、変調部163、拡散部164、および送信無線部165を有する。
【0068】
図4において、受信無線部152は、アンテナ151で受信された信号にダウンコンバート等の所定の無線処理を施す。逆拡散部153は、無線処理が施された信号に逆拡散処理を施す。復調部154は、逆拡散後の信号に復調処理を施す。復号化部155は、復調後のデータを復号化し、受信データを得る。
【0069】
報告値抽出部156は、復号化された受信データから所定の報告値を抽出し、制限条件抽出部157に出力する。制限条件抽出部157は、受信データから、基地局により課せられた制限条件を抽出し、アクセス判定部159に出力する。アクセス判定部159は、自局が制限条件に適合するか否か、すなわち、基地局に対しランダムアクセスが可能か否か判定し、制限条件に適合している場合には、バッファ160を制御し、バッファリングされていた送信データを送信フレーム作成部161に出力させる。制限条件に適合していないと判定された場合、すなわち、ランダムアクセス不可であった場合は、データの送信待ちとなるため、バッファ160は、送信データをバッファリングする。
【0070】
送信フレーム作成部161は、バッファ160に記憶されているデータから送信フレーム分のデータを取得する。符号化部162は、送信フレーム作成部161から出力されたデータの符号化を行う。変調部163は、符号化されたデータに変調処理を施す。拡散部164は、変調後のデータに拡散処理を施す。送信無線部165は、拡散後のデータにアップコンバート等の所定の無線処理を施し、アンテナ151を介して無線送信する。
【0071】
次いで、上記構成を有する移動局装置の動作について、図5に示すフロー図を用いて説明する。
【0072】
移動局が、基地局から送信された制限条件を受信した場合(ST1510)、すなわち、制限条件抽出部157において制限条件が抽出された場合、アクセス判定部159は、自局が制限条件に適合するか否か確認する(ST1520)。そして、制限条件に適合すると確認された場合は、アクセス判定部159は、バッファ160を制御し、バッファリングしていた送信データを出力させることにより、データを基地局に対し送信する(ST1530)。一方、制限条件に適合しないと確認された場合は、アクセス判定部159は、バッファ160を制御し、送信データをバッファリングさせることにより、送信待ち状態となる(ST1540)。そして、一定時間経過後、ST1520に戻り、制限条件の確認を行う。
【0073】
これにより、移動局は、基地局から通知された制限条件に適合した場合のみ、ランダムアクセスを行うことができる。
【0074】
このように、本実施の形態によれば、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限するため、パケットの衝突頻度を低下させることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0075】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0076】
本実施の形態の特徴は、アクセス観測部201および伝送レート制限条件決定部202を有し、基地局とアクセス状態にある移動局の数を観測し、この移動局数に基づいて移動局のランダムアクセスを制限する制限条件を決定することである。
【0077】
図7は、上記構成を有する基地局装置の動作を説明するフロー図である。
【0078】
アクセス観測部201は、復号化部111の出力から各移動局のアクセス状態を観測し、基地局とアクセス状態にある移動局の数(以下、アクセスMS数という)を伝送レート制限条件決定部202に出力する。
【0079】
伝送レート制限条件決定部202は、まず、アクセス観測部201から出力されたアクセスMS数が所定の範囲内に入っているか否か判定する(ST1010)。アクセスMS数が所定の範囲内に入っている場合は、各移動局がデータを送信する場合の伝送レートに対する制限条件を変更するか否か判定する(ST1040)。ここで、アクセスMS数は所定の範囲内に入っているが、常に一定条件を満たすMSのみにアクセスを許可していると、他のMSは送信ができなくなるため、必要に応じて適宜条件を変える必要がある。ST1040では、例えば、制限条件を変えずにいた時間に基づいて、その判定を行い、制限条件を変更するか否か決定する。アクセスMS数が所定の範囲内に入っていない場合は、伝送レートに対する制限条件を変更し(ST1020)、送信フレーム作成部102に出力することにより、制限条件を各移動局に送信する(ST1030)。ここで、制限条件の送信に用いられるチャネルは、共通チャネルでも良いし、個別チャネルであっても良い。
【0080】
この伝送レートに対する制限条件は、例えば、伝送レートの下限を設定、すなわち、ある一定の伝送レート以上の伝送を行うことができる移動局のみがランダムアクセスの対象となるという制限条件を設定しても良い。これにより、例えば、自局が基地局の近くに位置するため、高い伝送レートによる伝送が可能な移動局のみを選択し、ランダムアクセスの対象とすることができる。
【0081】
また、逆に伝送レートの上限を設定しても良い。これにより、例えば、自局が基地局から遠い所に位置するため、低い伝送レートによる伝送しか実行できない移動局のみを選択し、ランダムアクセスの対象とすることができる。
【0082】
さらに、伝送レートに対する範囲(上限および下限)を設定し、この範囲内の伝送レートにより伝送を行うことができる移動局のみがランダムアクセスの対象となるという制限条件を設定しても良い。
【0083】
図8は、本発明の実施の形態2に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0084】
この移動局装置の特徴は、伝送レート決定部251を有することである。
【0085】
伝送レート決定部251は、ランダムアクセスチャネル以外のチャネル、例えば、CPICH(Common Pilot Channel)等の受信品質(平均CIR、瞬時CIR等)に基づいて、自局がデータ送信時に可能な伝送レート(以下、可能伝送レートという)を決定し、アクセス判定部159に出力する。
【0086】
アクセス判定部159は、伝送レート決定部251から出力された可能伝送レートを制限条件抽出部157から出力された制限条件に照らし合わせ、自局が制限条件に適合しているか否か判定する。
【0087】
なお、ここでは、ランダムアクセスチャネル以外のチャネルの受信品質に基づいて、可能伝送レートを決定する場合を例にとって説明したが、個別チャネルの送信電力から可能伝送レートを決定しても良い。
【0088】
このように、本実施の形態によれば、基地局とアクセス状態にある移動局の数に基づいてランダムアクセスの制限条件を決定するため、状況に応じたランダムアクセスの制限を課すことができ、送信パケットの衝突頻度を有効に低下させることができる。
【0089】
なお、ここでは、移動局に対する制限として、伝送レートに対し制限条件を設定する場合を例にとって説明したが、通信に用いるMCSに対し制限条件を設定しても良い。
【0090】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0091】
本実施の形態の特徴は、送信電力制限条件決定部301を有することである。
【0092】
送信電力制限条件決定部301は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数に基づいて、個別チャネルの送信電力の制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。
【0093】
この送信電力に対する制限条件は、例えば、基地局がある特定の電力値のみを移動局に通知し、移動局は、この値の上下1dBの範囲が制限条件である、と解釈するように設定しても良い。また、送信電力の下限値のみを通知しても良いし、あるいは、上限値のみを通知しても良い。上限値および下限値の両方を通知し、これらの範囲内を制限条件としても良い。
【0094】
基地局から制限条件を受信した移動局は、自局が制限条件に適合した送信電力で送信を行っているか確認する。制限条件を満たしている場合は、移動局は、アクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスをする。ちなみに、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の内部構成を有している。
【0095】
制限条件と比較する送信電力は、制限条件を受信した時の移動局の送信電力でも良いし、移動局がパケットを送信する際の送信タイミングから数スロット前の時点の送信電力としても良い。そして、この送信電力は、瞬時送信電力でも良いし、平均送信電力としても良い。
【0096】
このように、本実施の形態によれば、移動局の送信電力に対しランダムアクセスの制限条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。
【0097】
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0098】
本実施の形態の特徴は、許容遅延時間制限条件決定部401を有することである。
【0099】
許容遅延時間制限条件決定部401は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数に基づいて、個別チャネルの許容遅延時間に対する制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。ここで、許容遅延時間とは、移動局がデータを送信する際に、どこまでデータ送信の遅延を許容できるかを示した時間である。例えば、ストリーミングのようにリアルタイム性が要求される通信においては、この許容遅延時間は非常に短くなるが、ファイル転送等のリアルタイム性が要求されない通信においては、この許容遅延時間は相対的に長くなる。
【0100】
例えば、基地局は、ある特定の許容遅延時間を移動局に通知し、移動局は、自局の許容遅延時間がこの値よりも短い場合、送信可能と判断し、ランダムアクセスを実行する。
【0101】
図11は、本発明の実施の形態4に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0102】
アクセス判定部159は、自局が所有している許容遅延時間に関する情報を制限条件抽出部157から出力される許容遅延時間に対する制限条件と照らし合わせ、自局がランダムアクセス可能か判定する。そして、ランダムアクセス可能と判定した場合は、アクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスを行う。
【0103】
このように、本実施の形態によれば、移動局の許容遅延時間に対しランダムアクセスの制限条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。また、許容遅延時間が短いものから優先的に送信させることも可能である。
【0104】
(実施の形態5)
図12は、本発明の実施の形態5に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0105】
本実施の形態の特徴は、送信電力比制限条件決定部501を有することである。
【0106】
送信電力比制限条件決定部501は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数に基づいて、個別チャネルの送信電力比に対する制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。ここで、送信電力比とは、個別チャネルの平均送信電力に対する瞬時送信電力の比である。
【0107】
この比を用いることにより、各移動局の平均的なチャネル品質に対する瞬時のチャネル品質の高さがわかり、各移動局にとって瞬時の品質が良いか悪いかを判断することが可能である。
【0108】
この送信電力比に対する制限条件は、例えば、基地局がある特定の値のみを移動局に通知し、移動局は、この値の上下1dBの範囲が制限条件である、と解釈するように設定しても良い。また、送信電力比の下限値のみを通知しても良いし、あるいは、上限値のみを通知しても良い。上限値および下限値の両方を通知し、これらの範囲内を制限条件としても良い。
【0109】
図13は、本発明の実施の形態5に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0110】
この移動局装置の特徴は、平均送信電力算出部551および送信電力比算出部552を有することである。
【0111】
平均送信電力算出部551は、送信電力制御部(図示せず)から瞬時送信電力に関する情報を通知され、それを一定期間蓄積することにより、平均送信電力を算出し、送信電力比算出部552に出力する。
【0112】
送信電力比算出部552は、送信電力制御部(図示せず)から通知される瞬時送信電力および平均送信電力算出部551の出力から送信電力比を算出し、アクセス判定部159に出力する。
【0113】
アクセス判定部159は、送信電力比算出部552から出力される送信電力比を制限条件抽出部157から出力される制限条件に照らし合わせ、自局がランダムアクセス可能か判断する。そして、制限条件を満たしている場合には、移動局はアクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスを実行する。
【0114】
このように、本実施の形態によれば、移動局の送信電力比に対しランダムアクセスの制限条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。
【0115】
(実施の形態6)
図14は、本発明の実施の形態6に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0116】
本実施の形態の特徴は、送信データレート比制限条件決定部601を有することである。
【0117】
送信データレート比制限条件決定部601は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数に基づいて、送信データレート比に対する制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。ここで、送信データレート比とは、移動局がこれまでの送信可能なデータレートの平均値(以下、平均送信データレートという)に対する現在の送信可能なデータレートの比である。
【0118】
この比を用いることにより、これまでの平均送信データレートに対する現在の送信可能データレートが高いか低いかを判断することができ、各移動局は、送信状態が良いときに送信することが可能である。
【0119】
この送信データレート比に対する制限条件は、例えば、基地局がある特定の値のみを移動局に通知し、移動局は、この値上下10%の範囲が制限条件である、と解釈するように設定してもよい。また、送信データレート比の下限値のみを通知しても良いし、あるいは、上限値のみを通知しても良い。上限値および下限値の両方を通知し、これらの範囲内を制限条件としても良い。
【0120】
図15は、本発明の実施の形態6に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0121】
この移動局装置の特徴は、送信データレート決定部651および平均送信データレート算出部652を有することである。
【0122】
送信データレート決定部651は、送信可能なデータレートの範囲内から現時点での送信データレートを決定し、平均送信データレート算出部652に出力する。また、送信可能なデータレートをアクセス判定部159に出力する。
【0123】
平均送信データレート算出部652は、送信データレート決定部651から通知された現時点での送信データレートを一定期間蓄積することにより、平均送信データレートを算出し、アクセス判定部159に出力する。
【0124】
アクセス判定部159は、送信データレート決定部651から出力される送信可能なデータレートおよび平均送信データレート算出部652から出力される平均送信データレートの比を算出し、この比を制限条件抽出部157から出力される制限条件に照らし合わせ、自局がランダムアクセス可能か判断する。そして、制限条件を満たしている場合には、移動局はアクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスを実行する。
【0125】
このように、本実施の形態によれば、移動局の送信データレート比に対しランダムアクセスの制限条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。
【0126】
(実施の形態7)
図16は、本発明の実施の形態7に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0127】
本実施の形態の特徴は、平均受信電力制限条件決定部701を有することである。
【0128】
平均受信電力制限条件決定部701は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数に基づいて、各移動局の平均受信電力に対する制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力する。
【0129】
この平均受信電力に対する制限条件は、例えば、基地局がある特定の電力値のみを移動局に通知し、移動局は、この値の上下1dBの範囲が制限条件である、と解釈するように設定しても良い。また、送信電力比の下限値のみを通知しても良いし、あるいは、上限値のみを通知しても良い。上限値および下限値の両方を通知し、これらの範囲内を制限条件としても良い。
【0130】
図17は、本発明の実施の形態7に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0131】
この移動局装置の特徴は、受信電力算出部751および平均受信電力算出部752を有することである。
【0132】
受信電力算出部751は、復調部154から出力される復調後の受信信号から受信電力を算出し、平均受信電力算出部752に出力する。
【0133】
平均受信電力算出部752は、受信電力算出部751から出力された受信電力を一定期間蓄積することにより平均受信電力を算出し、アクセス判定部159に出力する。また、忘却係数等を用いて常に平均受信電力を計算していく態様でも良い。
【0134】
アクセス判定部159は、平均受信電力算出部752から出力される平均受信電力を制限条件抽出部157から出力される制限条件に照らし合わせ、自局がランダムアクセス可能か判断する。そして、制限条件を満たしている場合には、移動局はアクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスを実行する。
【0135】
なお、ここでは、平均受信電力に対し制限条件を設定する場合を例にとって説明したが、例えば、TDD方式を採用する通信システムでは、平均受信電力の代わりに瞬時受信電力に対し制限条件を設定しても良い。このとき、制限条件の受信電力と比較する受信電力は、制限条件を受信した時の受信電力でも良いし、パケットを送信する際の送信タイミングから最も近い時点での受信電力でも良いし、数スロット前のスロット以前で最新の受信電力としても良い。
【0136】
このように、本実施の形態によれば、移動局の平均受信電力に対しランダムアクセスの制限条件を課すため、ランダムアクセスの対象となる移動局数を制限することができ、送信パケットの衝突頻度を低下させることができる。
【0137】
(実施の形態8)
図18は、本発明の実施の形態8に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この基地局装置は、図3および図6に示した基地局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0138】
本実施の形態の特徴は、アクセス制御部801を有し、基地局とアクセス状態にある移動局の数に基づいて、移動局のランダムアクセスを制御することである。
【0139】
図19は、本実施の形態に係る基地局装置の動作を説明するフロー図である。
【0140】
アクセス制御部801は、アクセス観測部201から出力されるアクセスMS数が所定の範囲内に入っているか否か判定する。具体的には、まず、アクセスMS数がm以上か否か判定する(ST8010)。アクセスMS数がm以上であった場合、次に、アクセスMS数がn(m<n)以下か否か判定する(ST8020)。アクセスMS数がn以下であった場合、ST8030に移り、制限条件を変更すべきか否か判定する(ST8030)。制限条件を変更すべきと判定した場合、アクセス制御部801は、新しい制限条件を決定し、送信フレーム作成部102に出力することにより、各移動局に送信する(ST8040)。
【0141】
ST8010において、アクセスMS数がmより小さかった場合、すなわち、アクセスMS数が少ないと判断した場合は、次に、制限条件を変更するか否か判断する(ST8050)。そして、制限条件を変更すべきと判断した場合、アクセス制御部801は、新しい制限条件を含んだ制御情報を送信する(ST8060)。制限条件を変更すべきでないと判断した場合、アクセス制御部801は、移動局のランダムアクセス回数を増加させることを決定し(ST8070)、制御情報を送信する(ST8060)。
【0142】
ST8020において、アクセスMS数がnより大きかった場合、すなわち、アクセスMS数が多いと判断した場合は、次に、制限条件を変更するか否か判断する(ST8080)。そして、制限条件を変更すべきと判断した場合、アクセス制御部801は、新しい制限条件を含んだ制御情報を送信する(ST8090)。制限条件を変更すべきでないと判断した場合、アクセス制御部801は、移動局のランダムアクセス回数を減少させることを決定し(ST8100)、制御情報を送信する(ST8090)。
【0143】
例えば、ランダムアクセス回数が1回の場合は、図20(a)に示すようなランダムアクセスとなるが、これを2回に増加させた場合、図20(b)に示すように、移動局は、2つのパケットを独立にランダムアクセスさせることが可能となる。よって、より効率的に通信システムのリソースを利用することができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。なお、図20において、点線は、ランダムアクセスで送信許可が出るまでの時間間隔を表しており、この間隔は一定ではない。
【0144】
なお、ここでは、移動局のランダムアクセス回数を制御する場合を例にとって説明したが、ランダムアクセスの確率を制御しても良い。
【0145】
図21は、本発明の実施の形態8に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図4に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0146】
この移動局装置の特徴は、アクセス制御情報抽出部851を有することである。
【0147】
アクセス制御情報抽出部851は、基地局のアクセス制御部801から通知されたランダムアクセスに関する制御情報(制限条件を含む)を、報告値抽出部156から出力される受信データから抽出し、アクセス判定部159に出力する。
【0148】
アクセス判定部159は、アクセス制御情報抽出部851から出力される制御情報に基づいて自局のランダムアクセス回数を設定し、また、自局がランダムアクセス可能か否かも判断する。そして、制限条件を満たしている場合には、移動局はアクセス可能なスロットに向けてランダムアクセスを実行する。
【0149】
このように、本実施の形態によれば、基地局とアクセス状態にある移動局の数に基づいて移動局のランダムアクセス回数を制御するため、通信システムのリソースの有効な割り当てをすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【0150】
本発明は、実施の形態2から実施の形態7までを適宜組み合わせて実施することも可能である。この場合、それぞれの実施の形態は、単独でも充分な効果が認められることは既述の通りであるが、実施の形態2から実施の形態7までに記載の複数の制限条件を組み合わせることにより、基地局が各条件に合う移動局を選別しているので、優先順位を付けてランダムアクセスさせることと同等の効果があり、しかも、それぞれの制限条件の適用期間において、効率的なランダムアクセスが行われるため、最終的には、移動体通信のスループットの大きな向上が期待できる。なお、制限条件の組み合わせパターンについては、移動局と基地局の間であらかじめ決めておいても良い。
【0151】
また、本発明は、実施の形態1(または、実施の形態2から実施の形態7)と実施の形態8を組み合わせて実施しても良い。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送信パケットの衝突頻度軽減および通信システムリソースの有効な割り当てをすることができ、移動体通信のスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成の一例を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの通信シーケンスを示す図
【図3】本発明の実施の形態1に係る基地局装置の内部構成の一例を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る移動局装置の内部構成の一例を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係る移動局装置の動作を説明するフロー図
【図6】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の動作を説明するフロー図
【図8】本発明の実施の形態2に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態4に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態4に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態5に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態5に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態6に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態6に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態7に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態7に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【図18】本発明の実施の形態8に係る基地局装置の構成の一例を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態8に係る基地局装置の動作を説明するフロー図
【図20】ランダムアクセス回数を増加した場合を示す図
【図21】本発明の実施の形態8に係る移動局装置の構成の一例を示すブロック図
【符号の説明】
100 基地局
150−1〜150〜7 移動局
106、165 送信無線部
108、152 受信無線部
114 制限条件決定部
157 制限条件抽出部
159 アクセス判定部
201 アクセス観測部
202 伝送レート制限条件決定部
251 伝送レート決定部
301 送信電力制限条件決定部
401 許容遅延時間制限条件決定部
501 送信電力比制限条件決定部
551 平均送信電力算出部
552 送信電力比算出部
601 送信データレート比制限条件決定部
651 送信データレート決定部
652 平均送信データレート算出部
701 平均受信電力制限条件決定部
751 受信電力算出部
752 平均受信電力算出部
801 アクセス制御部
851 アクセス制御情報抽出部

Claims (19)

  1. 基地局と、
    前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限する条件を設定する設定手段と、
    前記条件を満たす場合、前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局と、
    を有することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 一定期間のみ前記条件が設定されることを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記基地局と通信可能な移動局の数に応じて前記条件を変更することを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  4. 前記条件が複数存在する場合、複数の前記条件をそれぞれ異なる期間において使用することを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  5. 前記条件は、前記移動局が使用するMCS(Modulation andCoding Scheme)または伝送レートに関する条件であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動体通信システム。
  6. 前記条件は、前記移動局の送信電力または受信電力に関する条件であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動体通信システム。
  7. 前記条件は、前記移動局がデータを送信する際に許容できる遅延時間に関する条件であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動体通信システム。
  8. 前記条件は、前記移動局の送信電力の平均値に対する送信電力の瞬時値の比に関する条件であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動体通信システム。
  9. 前記条件は、前記移動局が送信を行う際の平均データレートに対する送信可能なデータレートの比に関する条件であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動体通信システム。
  10. 基地局と通信可能な移動局の数に応じて、移動局が基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定する設定手段と、
    前記確率または前記頻度に従って前記基地局に対しランダムアクセスを行う移動局と、
    を有することを特徴とする移動体通信システム。
  11. 自局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限する条件を設定する設定手段と、
    前記条件を前記移動局に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  12. 一定期間のみ前記条件が設定されることを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
  13. 自局と通信可能な移動局の数に応じて前記条件を変更することを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
  14. 前記条件が複数存在する場合、複数の前記条件をそれぞれ異なる期間において使用することを特徴とする請求項11記載の基地局装置。
  15. 自局と通信可能な移動局の数に応じて、移動局が自局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定する設定手段と、
    前記確率または前記頻度を前記移動局に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  16. 基地局に対しランダムアクセスを行う際の条件を満たす場合、前記基地局に対しランダムアクセスを行うことを特徴とする移動局装置。
  17. 基地局と通信可能な移動局の数に応じて設定された、自局が基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度に従って前記基地局に対しランダムアクセスを行うことを特徴とする移動局装置。
  18. 基地局に対しランダムアクセスを行う移動局を制限することを特徴とする移動体通信方法。
  19. 基地局と通信可能な移動局の数に応じて、基地局に対しランダムアクセスを行う際の確率または頻度を設定することを特徴とする移動体通信方法。
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