JP2003348552A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JP2003348552A
JP2003348552A JP2003072692A JP2003072692A JP2003348552A JP 2003348552 A JP2003348552 A JP 2003348552A JP 2003072692 A JP2003072692 A JP 2003072692A JP 2003072692 A JP2003072692 A JP 2003072692A JP 2003348552 A JP2003348552 A JP 2003348552A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のトランスポートストリームを同時に復
調するデジタル放送受信装置において、最新のサービス
情報を正確に取得できるようにする。 【解決手段】 デジタル放送受信装置は、受信した各ト
ランスポートストリームから、同じストリームに含まれ
るサービスに関するactual情報と、異なるストリ
ームに含まれるサービスに関するother情報とを抽
出する。受信中のストリームに係るactual情報を
記憶していない状態でother情報を抽出した場合に
は、第1の所定の時間内にactual情報を受信しな
い場合に限り、抽出した情報を記憶し、受信中でないス
トリームに係るactual情報を記憶した状態でot
her情報を抽出した場合には、actual情報を記
憶してから所定の時間t2以上経過している場合に限
り、抽出した情報を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なるサービスを
提供するための複数のトランスポートストリームを同時
に復調し、各サービスのサービス情報を正確に取得する
デジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送がデジタル化され、多
チャンネル放送が行われると共に、放送局から送出され
たサービス情報をデジタル放送受信装置で抽出し解析す
ることにより、特定チャンネルの視聴や電子番組ガイド
(EPG:Electronic Programmi
ng Guide)などが提供されている。
【0003】デジタル放送に関しては、ISO/IEC
13818−1や、社団法人電波産業界の規格である
「デジタル放送に使用する番組配列情報」(ARIB
STDB−10)等でその形式が規格化されている。多
チャンネル化は、1つの帯域に複数のチャンネルやサー
ビス情報を多重化するものであり、例えばMPEG2
(Moving Picture Experts G
roup2)システム規格におけるトランスポートスト
リーム(以下「TS」と称する。)を用いて実現され
る。
【0004】一般にデジタル放送においては放送事業者
ごとにTSが送出され、時系列に並んだ番組により構成
されるサービスが、パケット化されたうえでTSに多重
化されている。1つのTSには、複数のサービスの音声
ストリームおよび映像ストリームの他、サービスに関す
る各種情報などのパケットも多重化されている。
【0005】ARIB STD B−10では、番組に
関する情報を記述するイベント情報テーブル(EIT:
Event Information Table;以
下「EIT」と称する。)や、番組が時系列に並んだサ
ービスを記述するサービス記述テーブル(SDT:Se
rvice Description Table;以
下「SDT」と称する。)などのサービス情報について
規定されている。具体的には、EITには、チャンネル
識別子、番組の放送開始時間、放送時間、番組識別子、
番組のタイトル、番組のコンポーネント情報などが記述
され、SDTには、編成チャンネル名、委託放送事業者
名などが記述される。
【0006】サービス情報は、放送局から所定の時間間
隔で送出され、番組の編成が変更された場合などに随時
更新される。例えば、EPGについていえば、受信装置
はサービス情報に記載された情報を解析し、特定サービ
スの将来放送予定の番組を時間軸に並べて画面に表示す
る。また、EPGで表示した番組を視聴者が選択するこ
とにより、番組の録画予約や視聴予約などが可能とな
る。
【0007】EITには、P/F EIT(prese
nt/following EIT)と、スケジュール
情報(schedule EIT)とが存在する。P/
FEITには、現在放送中の番組に関する情報が記述さ
れるEITと、次に放送予定の番組に関する情報が記述
されるEITとが組になって構成される、直近の番組に
関する時系列情報が記述される。また、スケジュール情
報には、番組情報が時系列で並んだ形式で、長期間の番
組放送予定が記述される。
【0008】P/F EITの内容は、放送スケジュー
ルにあわせて、現在の放送が終了する都度変更される。
また、実際の放送においては、スポーツ生中継などによ
る番組の延長や、緊急特番などによる番組の中断が生じ
た場合にも、放送する番組にあわせてP/F EITの
内容が変更される。
【0009】受信装置は、サービス情報の提示や録画予
約を確実に行うため、サービス情報の変更を的確に検出
し、サービス情報を正しく更新することが重要である。
ここで、あるサービスに関するサービス情報には、当該
サービスが属するTSに含まれるストリーム内サービス
情報と、当該サービスが属さないTSに含まれるストリ
ーム外サービス情報とがある。放送局でサービス情報が
変更された場合、ストリーム内サービス情報はそれに追
随して比較的短時間で変更される。これに対し、放送局
間の伝達による遅延などにより、ストリーム外サービス
情報は、ストリーム内サービス情報の変更から最大で概
ね1分程度遅れて変更される。P/FEITでは、スト
リーム内サービス情報はactual P/F EI
T、ストリーム外サービス情報はother P/F
EITと呼ばれ、SDTでは、ストリーム内サービス情
報はactual SDT、ストリーム外サービス情報
はother SDTと呼ばれる。
【0010】図9は、従来のデジタル放送受信装置10
0の構成を示すブロック図である。以下に、従来のデジ
タル放送受信装置100におけるサービス情報更新処理
の概要を、図9を用いて説明する。
【0011】図9において、アンテナ101は、放送局
から送信された電波を受信する。チューナ102は、ア
ンテナ101により受信された電波から所定の周波数帯
の電波を選択し、アナログ−デジタル変換と、QPSK
(Quadrature Phase Shift K
eying)等のデジタル復調と、誤り訂正処理とを行
い、選択した周波数帯の電波から、デジタル信号である
TSを復調する。TSデコーダ104は、チューナ10
2で復調されたTSから、EITなどのセクションを単
位とした一連の情報を抽出して、EIT受信メモリ12
1に書き込み、CPU130にEITの受信を割り込み
等で通知する。
【0012】CPU130は、受信装置全体の動作を制
御する。リモコン操作部117は、ユーザから入力され
た操作コマンドに従いIr(Infra red;赤外
線)信号を出力する。Ir受信部116は、リモコン操
作部117から出力されたIr信号を受信して、その内
容をCPU130に通知する。
【0013】EIT受信メモリ121は、TSデコーダ
104で抽出されたEITを記憶する。サービス情報記
憶メモリ124は、ネットワーク全体に含まれる各サー
ビスについての最新のサービス情報を記憶する。サービ
ス情報管理メモリ125は、各サービスの情報、例えば
サービスが属するTSなどを記憶する。VRAM215
は、サービス情報記憶メモリ124に記憶されたサービ
ス情報に基づいてCPU130により生成された画面イ
メージを記憶する。
【0014】またTSデコーダ104は、チューナ10
2で復調されたTSから音声ストリームおよび映像スト
リームを抽出する。音声デコーダ110は、TSデコー
ダ104により抽出された音声ストリームから音声を再
生する。スピーカ112は、音声デコーダ110により
再生された音声を出力する。映像デコーダ111は、T
Sデコーダ104により抽出された映像ストリームから
映像を再生する。OSD画面合成器114は、VRAM
115に書き込まれた画面イメージと映像デコーダ11
1で再生された映像とを合成する。モニター113は、
OSD画面合成器114で合成された結果を出力する。
【0015】図10は、2つのTSにより4つのサービ
スが提供されるデジタル放送の例を示す図である。ネッ
トワーク識別子(NETWORK_ID)がn5である
ネットワークに、トランスポートストリーム識別子(T
S_ID)がそれぞれ4010と4020である2本の
トランスポートストリームTS−AとTS−Bとが存在
している。TS−Aにはサービス識別子(SERVIC
E_ID)がそれぞれ101と102とである2種類の
サービスch101とch102とが属し、TS−Bに
はサービス識別子がそれぞれ103と104とである2
種類のサービスch103とch104とが属する。
【0016】図11は、本ネットワークにおけるTS−
AおよびTS−Bに含まれるEITを示す図である。従
来のデジタル放送受信装置100は、TS−Aを復調す
ることにより、ch101とch102のactual
P/F EITと、ch111とch112のoth
er P/F EITとを抽出できる。また、TS−B
を復調することにより、ch111とch112のac
tual P/F EITと、ch101とch102
のother P/F EITとを抽出できる。
【0017】図12は、放送局におけるch101の番
組編成の変更例を示す図である。テーブル151は変更
前の番組編成であり、テーブル152は変更後の番組編
成である。変更前は、7時00分から番組event−
1が放送され、8時00分から番組event−2が放
送され、9時00分から番組event−3が放送され
るという予定であった。一方、変更後は、7時00分か
ら番組event−1が放送され、8時30分から番組
event−2が放送され、9時30分から番組eve
nt−3が放送されるという予定に変更されている。
【0018】図13は、図12に示すような番組変更を
行う場合に、時間の経過とともに、送出されるP/F
EITが変化する様子を示す図である。P/F EIT
161は番組event−1が放送されており、かつ、
番組変更を行う前のP/FEITであり、P/F EI
T162は番組event−1が放送されており、か
つ、変更を行った後のP/F EITであり、P/F
EIT163は番組event−2が放送されている間
に送出される変更を行った後のP/F EITである。
P/F EITにはバージョンが付されるが、actu
al P/FEITとして送出される場合とother
P/F EITを送出する場合とでバージョンは共通
でない。この理由は、一般に、actual P/F
EITとother P/F EITとの間で、送出周
期や変更頻度が異なるためである。
【0019】図14は、放送局から送出されるactu
al P/F EITおよびother P/F EI
Tが時系列的に変更される例を示す図である。送出設備
の都合上、other P/F EITの変更は、ac
tual P/F EITの変更よりも遅れる。例え
ば、図14に示す例において、TS−Aに含まれる、c
h101についてのactual P/F EITが7
時55分に変更されると、TS−Bに含まれる、ch1
01についてのother P/F EITが変更され
るのは7時55分+α(αは0〜60秒程度)である。
【0020】図9に示すように、一度に1つのTSのみ
を復調する従来の装置は、復調したTSからP/F E
ITを抽出する度に、actual P/F EITで
あるかother P/F EITであるかを問わず、
随時それを記憶していた。このような方式を採用して
も、従来の装置では、抽出したP/F EITが変更前
のものであるか更新後のものであるかは、問題とならな
かった。
【0021】ところで、デジタル放送受信装置に関し
て、複数のTSを同時に復調する装置が知られている
(特許文献1)。この装置は、複数のTSを同時に復調
するため、各TSからactual P/F EITお
よびother P/F EITの2種類のサービス情
報を別々に抽出できる。この装置は、放送局でサービス
情報が変更され、変更後のactual P/F EI
Tを受信した後でも、変更前のother P/F E
ITを受信する場合がある。
【0022】
【特許文献1】特開2001−78156号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】複数のTSを同時に復
調できるデジタル放送受信装置では、変更後のactu
al P/F EITを抽出した後で、変更前のact
ual P/F EITを抽出するという状況が発生す
る。しかしながら、このような装置で、どのようにサー
ビス情報を更新するべきかは従来明らかにされていな
い。ここで、一度に1つのTSのみを復調するデジタル
放送受信装置と同様に、復調したTSから抽出したP/
F EITを随時記憶することとすると、現在視聴中の
サービスが属するTSから抽出した最新のactual
P/F EITが、別のTSから抽出した古いoth
er P/F EITにより上書きされるおそれがあ
る。この場合、サービス情報の提示や録画予約などの制
御が不正確となる。
【0024】それ故に、本発明は、複数のTSを同時に
復調してサービス情報を抽出した場合でも、常に最新の
サービス情報を取得できるデジタル放送受信装置を提供
することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、受信したデジタル放送から複数のトランスポー
トストリームを同時に復調し、各トランスポートストリ
ームに周期的に含まれるサービス情報を取得するデジタ
ル放送受信装置であって、デジタル放送を受信する受信
手段と、受信したデジタル放送から、任意に選択された
複数のトランスポートストリームを復調する復調手段
と、各トランスポートストリームから、当該トランスポ
ートストリームに含まれるサービスに関するサービス情
報であるストリーム内サービス情報と、当該トランスポ
ートストリーム以外のトランスポートストリームに含ま
れるサービスに関するサービス情報であるストリーム外
サービス情報とを抽出する抽出手段と、トランスポート
ストリームに含まれるサービス毎に、最新のサービス情
報を記憶するサービス情報記憶手段と、ストリーム内サ
ービス情報とストリーム外サービス情報との間に定めら
れた所定の判断基準に従い、抽出手段で抽出されたサー
ビス情報を用いて、サービス情報記憶手段に記憶されて
いるサービス情報を更新する更新処理を行うサービス情
報更新手段とを備える。
【0026】このような第1の発明によれば、あるサー
ビスに関し、サービス情報更新手段は、抽出されたサー
ビス情報でサービス情報記憶手段に記憶されたサービス
情報を更新する際に、所定の判断基準により更新を行う
か否か判断する。そのため、デジタル放送受信装置は、
抽出されたサービス情報がサービス情報記憶手段に記憶
されているサービス情報より古い場合にも、最新のサー
ビス情報をサービス情報記憶手段に記憶しておくことが
できる。これにより正確なサービス情報の提示や録画予
約などの制御が可能となる。
【0027】第2の発明は、第1の発明において、復調
手段が現在いずれのトランスポートストリームを復調し
ているかを記憶する復調対象記憶手段をさらに備え、サ
ービス情報更新手段は、抽出手段があるサービスに関す
るストリーム外サービス情報を抽出し、サービス情報記
憶手段には当該サービスに関するストリーム内サービス
情報が記憶されておらず、かつ、復調対象記憶手段に記
憶された情報に基づき、復調手段が当該サービスを含む
トランスポートストリームを現在復調していると判断さ
れる場合には、サービス情報記憶手段に記憶されている
当該サービスに関するサービス情報が、第1の所定の時
間内に新たなストリーム内サービス情報によって更新さ
れない場合に限り、更新処理を行うことを特徴とする。
【0028】このような第2の発明によれば、復調対象
のTSに属するサービスに関し、サービス情報記憶手段
に最新のサービス情報が記憶されていない場合でも、サ
ービス情報更新手段は、所定の時間内にストリーム内サ
ービス情報を抽出すれば、最新のストリーム内サービス
情報により正確なサービス情報の提示や録画予約などを
制御できる。また、サービス情報更新手段は、所定の時
間内に何らかの原因によりストリーム内サービス情報を
抽出できない場合であっても、録画予約等に必要なサー
ビス情報がストリーム外サービス情報を取得し、サービ
ス情報の提示や録画予約などを制御できる。
【0029】第3の発明は、第1の発明において、復調
手段が現在いずれのトランスポートストリームを復調し
ているかを記憶する復調対象記憶手段をさらに備え、サ
ービス情報更新手段は、抽出手段があるサービスに関す
るストリーム外サービス情報を抽出し、サービス情報記
憶手段には当該サービスに関するストリーム内サービス
情報が記憶されており、かつ、復調対象記憶手段に記憶
された情報に基づき、復調手段が当該サービスを含むト
ランスポートストリームを現在復調していないと判断さ
れる場合には、サービス情報記憶手段に当該サービスに
関するストリーム内サービス情報が記憶されてから第2
の所定の時間が経過している場合に限り、更新処理を行
うことを特徴とする。
【0030】このような第3の発明によれば、復調対象
でないTSに属するあるサービスに関し、サービス情報
記憶手段に記憶されたサービス情報がストリーム内サー
ビス情報により以前更新処理されたときから所定の時間
が経過していない場合には、抽出されたストリーム外サ
ービス情報がストリーム内サービス情報の変更内容を反
映していない可能性があるため、サービス情報更新手段
は、所定時間の経過を待つ。そのため、サービス情報更
新手段は、古いストリーム外サービス情報で新しいスト
リーム内サービス情報を書き換えることを防ぐことがで
き、最新のサービス情報をサービス情報記憶手段に記憶
させておくことができる。これにより正確なサービス情
報の提示や録画予約などの制御が可能となる。
【0031】第4の発明は、第1の発明において、復調
手段が現在いずれのトランスポートストリームを復調し
ているかを記憶する復調対象記憶手段をさらに備え、サ
ービス情報更新手段は、抽出手段があるサービスに関す
るストリーム内サービス情報を抽出した第1の場合に
は、更新処理を行い、抽出手段があるサービスに関する
ストリーム外サービス情報を抽出し、サービス情報記憶
手段には当該サービスに関するストリーム内サービス情
報が記憶されており、かつ、復調対象記憶手段に記憶さ
れた情報に基づき、復調手段が当該サービスを含むトラ
ンスポートストリームを現在復調していると判断される
第2の場合には、更新処理を行わず、抽出手段があるサ
ービスに関するストリーム外サービス情報を抽出し、サ
ービス情報記憶手段には当該サービスに関するストリー
ム内サービス情報が記憶されておらず、かつ、復調対象
記憶手段に記憶された情報に基づき、復調手段が当該サ
ービスを含むトランスポートストリームを現在復調して
いると判断される第3の場合には、サービス情報記憶手
段に記憶されている当該サービスに関するサービス情報
が、第1の所定の時間内に新たなストリーム内サービス
情報によって更新されない場合に限り、更新処理を行
い、抽出手段があるサービスに関するストリーム外サー
ビス情報を抽出し、サービス情報記憶手段には当該サー
ビスに関するストリーム内サービス情報が記憶されてお
り、かつ、復調対象記憶手段に記憶された情報に基づ
き、復調手段が当該サービスを含むトランスポートスト
リームを現在復調していないと判断される第4の場合に
は、サービス情報記憶手段に当該サービスに関するスト
リーム内サービス情報が記憶されてから第2の所定の時
間が経過している場合に限り、更新処理を行い、抽出手
段があるサービスに関するストリーム外サービス情報を
抽出し、サービス情報記憶手段には当該サービスに関す
るストリーム内サービス情報が記憶されておらず、か
つ、復調対象記憶手段に記憶された情報に基づき、復調
手段が当該サービスを含むトランスポートストリームを
現在復調していないと判断される第5の場合には、更新
処理を行うことを特徴とする。
【0032】このような第4の発明によれば、あるサー
ビスに関し、最新であるストリーム内サービス情報が抽
出された場合は、常にサービス情報記憶手段のサービス
情報を更新し、最新とは限らないストリーム外サービス
情報を抽出した場合は、同サービスの属するTSが復調
対象であるか否か、所定の時間が経過したか否か、サー
ビス情報記憶手段に記憶されているサービス情報の種別
は何かという判断基準を設けることで、デジタル放送受
信装置は、古いストリーム外サービス情報で新しいスト
リーム内サービス情報を書き換えることを防止し、最新
のサービス情報をサービス情報記憶手段に記憶しておく
ことができる。これにより正確なサービス情報の提示や
録画予約などの制御が可能となる。
【0033】第5の発明は、第2または第4の発明にお
いて、第1の所定の時間は、デジタル放送においてスト
リーム内サービス情報が送出される周期より長いことを
特徴とする。このような第5の発明によれば、第2また
は第4の発明において、所定の時間を、ストリーム内サ
ービス情報が送出される周期より長い時間としているた
め、デジタル放送受信装置は、最新のストリーム内サー
ビス情報を十分に取得できる。これにより正確なサービ
ス情報の提示や録画予約などの制御が可能となる。
【0034】第6の発明は、第3または第4の発明にお
いて、第2の所定の時間は、デジタル放送において内容
が変更されたストリーム内サービス情報が送出された
後、内容が変更されたストリーム外サービス情報が送出
されるまでの時間より長いことを特徴とする。このよう
な第6の発明によれば、第3または第4の発明におい
て、所定の時間を、ストリーム内サービス情報がサービ
ス情報記憶手段を以前更新したときから、放送局でスト
リーム内サービス情報の変更がストリーム外サービス情
報に反映される時間より長い時間としているため、デジ
タル放送受信装置は、古いストリーム外サービス情報で
新しいストリーム内サービス情報を書き換えることを防
止し、最新のサービス情報をサービス情報記憶手段に記
憶しておくことができる。これにより正確なサービス情
報の提示や録画予約などの制御が可能となる。
【0035】第7の発明は、第1から第6のいずれかの
発明において、サービス情報は、トランスポートストリ
ームに含まれる番組の編成に関する情報が記述されたイ
ベント情報テーブルであることを特徴とする。
【0036】第8の発明は、第1から第6のいずれかの
発明において、サービス情報は、トランスポートストリ
ームに含まれる編成チャネルに関する情報が記述された
サービス記述テーブルであることを特徴とする。
【0037】第9の発明は、第1から第6のいずれかの
発明において、サービス情報は、トランスポートストリ
ームに含まれる番組に関する情報が時系列に並んだスケ
ジュール情報であることを特徴とする。
【0038】このような第7〜9の発明によれば、デジ
タル放送受信装置は、最新のイベント情報テーブルや、
サービス記述テーブル、スケジュール情報をサービス情
報記憶手段に記憶させておくことができる。これにより
正確なサービス情報の提示や録画予約などの制御が可能
となる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
デジタル放送受信装置200の構成を示すブロック図で
ある。デジタル放送受信装置200は、複数のTSを同
時に復調し、視聴中の番組以外に、他の番組も同時に録
画などができる機能を有する。図1において、アンテナ
201は、放送局から送信された電波を受信する。チュ
ーナ202および203は、アンテナ201により受信
された電波からそれぞれ所定の周波数帯の電波を選択
し、アナログ−デジタル変換と、QPSK等のデジタル
復調と、誤り訂正処理とを行い、選択したそれぞれの周
波数帯の電波からデジタル信号であるTSを復調する。
TSデコーダ204および205は、それぞれ、チュー
ナ202および203より復調されたTSから、EIT
などのセクションを単位とした一連の情報を抽出してE
IT受信メモリ221および222に書き込み、CPU
230にEITの受信を割り込み等で通知する。
【0040】CPU230は、受信装置全体の動作を制
御する。リモコン操作部217は、ユーザから入力され
た操作コマンドに従いIr信号を出力する。Ir受信部
216は、リモコン操作部217から出力されたIr信
号を受信して、その内容をCPU230に通知する。
【0041】EIT受信メモリ221および222は、
それぞれ、TSデコーダ204および205で抽出され
たEITを記憶する。サービス情報記憶メモリ224
は、ネットワーク全体に含まれる各サービスについての
最新のサービス情報を記憶する。EIT一時記憶メモリ
223は、TSデコーダ204および205で抽出され
たother P/F EITを、一時的に記憶する。
サービス情報管理メモリ225は、各サービスに関連す
る情報を記憶する。復調対象メモリ226は、TSデコ
ーダ204および205で現在復調対象とされているT
Sを識別するための情報(例えば、識別子や名称など)
を記憶する。VRAM215は、サービス情報記憶メモ
リ224に記載されたサービス情報に基づいてCPU2
30により生成されたOSD画面イメージを記憶する。
【0042】タイマー231は、例えば1秒単位のタイ
マーである。時間情報メモリ227は、サービスごと
に、再送待時間t1と、変更反映時間t2とを記憶す
る。再送待時間t1および変更反映時間t2の詳細につ
いては後述する。
【0043】TSデコーダ204は、チューナ202で
復調されたTSから音声ストリームおよび映像ストリー
ムを抽出する。音声デコーダ210は、TSデコーダ2
04により抽出された音声ストリームから音声を再生す
る。スピーカ212は、音声デコーダ210により再生
された音声を出力する。映像デコーダ211は、TSデ
コーダ204により抽出された映像ストリームから映像
を再生する。OSD画面合成器214は、VRAM21
5に書き込まれた画面イメージと映像デコーダ211で
再生された映像とを合成する。モニター213は、OS
D画面合成器214で合成された結果を出力する。
【0044】図2にEIT一時記憶メモリ223の内容
を例示する。EIT一時記憶メモリ223には、サービ
ス毎に、サービス名称とother P/F EITと
が記憶されている。図2の例では、TS−Aから抽出さ
れたサービスch111に関するother P/F
EITが一時記憶されている。
【0045】図3にサービス情報記憶メモリ224の内
容を例示する。サービス情報記憶メモリ224には、サ
ービス毎に、抽出されたP/F EITそのものと更新
時刻とが記憶されている。P/F EITには、act
ual P/F EITであるかother P/F
EITであるかを示す種別と、サービス名称と、TS名
称と、バージョン情報とが含まれる。
【0046】図4にサービス情報管理メモリ225の内
容を例示する。サービス情報管理メモリ225には、ネ
ットワーク名称と、TS名称と、サービス名称との対応
関係が記憶されている。例えば、サービスch101
は、ネットワークn5のTS−Aに属する。
【0047】図5に復調対象メモリ226の内容を例示
する。復調対象メモリ226には、TSデコーダ204
または205で復調対象とされているTSに属するサー
ビスに関して、サービス名称と、actual P/F
EITがすでにサービス情報記憶メモリ224に記憶
済みであるか否かを示すactual記憶フラグとが記
憶されている。actual記憶フラグは、各サービス
が属するTSが復調対象となる度に新たに未記憶とさ
れ、その後actual P/F EITがサービス情
報記憶メモリ224に記憶されたときに、記憶済みとさ
れる。図5の例では、3本のTS(TS−A、TS−
B、およびTS−C)のうち、TS−AとTS−Bとが
復調対象とされている。また、復調対象のTSに含まれ
るサービスはch101と、ch102と、ch111
と、ch112とである。このうち、ch101と、c
h102と、ch103のactual P/F EI
Tは、サービス情報記憶メモリ224に記憶されている
が、ch111のactualP/F EITは、サー
ビス情報記憶メモリ224に記憶されていない。
【0048】図6に時間情報メモリ227の内容を例示
する。時間情報メモリ227には、サービス名称と、再
送待時間t1と、変更反映時間t2とが記憶されてい
る。図6の例では、各サービスの再送待時間t1は全て
3秒であり、変更反映時間t2は全て60秒である。
【0049】デジタル放送受信装置200は、あるサー
ビス(以下「サービスA」という。)に関するP/F
EITを抽出したときに、まず、抽出したP/F EI
Tがactual P/F EITであるか(以下、第
1の場合という)、other P/F EITである
かの2通りに場合分けを行う。後者の場合、デジタル放
送受信装置200は、さらに、サービス情報記憶メモリ
224にサービスAに関するactual P/F E
ITが記憶されているか否か(以下、条件Pという)、
および、サービスAが属するTSが現在復調されている
か否か(以下、条件Qという)によって、4通りに場合
分けを行う。以下、条件PおよびQが真である場合を第
2の場合、条件Pが偽で条件Qが真である場合を第3の
場合、条件Pが真で条件Qが偽である場合を第4の場
合、条件PおよびQが偽である場合を第5の場合と呼
ぶ。デジタル放送受信装置200は、上記5つの場合に
ついて、以下の処理を行う。
【0050】(第1の場合)放送局では、サービスAに
関して、actual P/F EITが変更された場
合、これよりも遅れてother P/F EITが変
更されるため、新たに抽出されたactual P/F
EITは、以前に抽出されたactualP/F E
ITおよびother P/F EITと同一内容であ
るかまたは新しい。
【0051】従って、本実施形態に係るデジタル放送受
信装置200は、サービスAに関してactual P
/F EITを抽出した場合には、そのEITは常に最
新であると判断して、サービス情報記憶メモリ224に
記憶されたサービスAについてのP/F EITを更新
処理する。
【0052】第2〜5の場合には、デジタル放送受信装
置200が、サービスAに関するother P/F
EITを抽出した場合に、サービス情報記憶メモリ22
4に記憶されたサービスAについてのP/F EITを
無条件で更新すると、問題が生じる場合がある。すなわ
ち、変更後のactual P/F EITがすでにサ
ービス情報記憶メモリ224に記憶されている場合に、
デジタル放送受信装置200が、これを変更前のoth
er P/F EITで上書きすると、古いP/F E
ITに基づいて録画予約等を行うこととなる。従って、
正確な録画予約等を行えるように、デジタル放送受信装
置200は、第2〜第5の場合については、抽出したo
ther P/F EITを用いてサービス情報記憶メ
モリ224に記憶されたサービスAについてのP/F
EITを更新するか否かを判断し、その判断結果に応じ
て更新処理を行う。
【0053】(第2の場合)第2の場合は、復調対象の
サービスAに関して、デジタル放送受信装置200がo
ther P/F EITを抽出し、かつ、actua
l P/F EITがすでにサービス情報記憶メモリ2
24に記憶されている場合である。この場合、デジタル
放送受信装置200は、記憶された最新のactual
P/F EITを録画予約等に利用できるので、抽出
したother P/F EITは不要である。従っ
て、デジタル放送受信装置200は、抽出したothe
r P/F EITを破棄する。
【0054】(第3の場合)第3の場合は、復調対象の
サービスAに関して、デジタル放送受信装置200がo
ther P/F EITを抽出し、かつ、actua
l P/F EITがサービス情報記憶メモリ224に
記憶されていない場合である。
【0055】actual P/F EITは周期的に
送出されているため、通常、デジタル放送受信装置20
0は、送出周期分の時間内にactual P/F E
ITを抽出できる。このため、原則的にはデジタル放送
受信装置200は、抽出したother P/F EI
Tでサービス情報記憶メモリ224に記憶されたサービ
スAに関するP/F EITを更新する必要はない。し
かし、デジタル放送受信装置200が、何らかの原因に
より今後はactual P/F EITを抽出できな
くなる可能性がある。この点を考慮すると、デジタル放
送受信装置200は、抽出したother P/F E
ITを保持しておき、その後actual P/F E
ITを抽出できない場合には、保持したother P
/F EITを使用できることが望ましい。
【0056】従って、第3の場合には、デジタル放送受
信装置200は、other P/F EITをEIT
一時記憶メモリ223に書き込み、actual P/
FEITが送出される周期より長い時間(再送待時間t
1)経過してもactual P/F EITを抽出で
きない場合に限り、先に抽出したother P/F
EITで、サービス情報記憶メモリ224のサービスA
についてのP/FEITを更新する。
【0057】(第4の場合)第4の場合は、復調対象で
ないサービスAに関して、新たにother P/F
EITが抽出された場合、かつ、actual P/F
EITがサービス情報記憶メモリ224に記憶されて
いる場合である。
【0058】サービスAが属するTSが復調対象でなけ
れば、多くの場合、サービス情報記憶メモリ224には
other P/F EITが記憶されている。しか
し、サービスAが復調対象でなくなった直後等には、サ
ービス情報記憶メモリ224にサービスAのactua
l P/F EITが、すでに記憶されている場合があ
るので、第4の場合も起こりえる。
【0059】一般に、放送局でactual P/F
EITが変更されてからotherP/F EITに変
更が反映されるまで、ある程度の時間がかかる。従っ
て、サービスAに関して、actual P/F EI
Tがサービス情報記憶メモリ224に記憶されてから、
十分な時間が経過していれば、抽出したotherP/
F EITが、記憶されたactual P/F EI
Tよりも新しいといえる。これに対し、十分な時間が経
過していない場合には、記憶されているactual
P/F EITが、抽出されたother P/F E
ITよりも内容が新しい。
【0060】従って、第4の場合には、デジタル放送受
信装置200は、所定の時間が経過している場合に限
り、抽出したother P/F EITでサービス情
報記憶メモリ224に記憶されたサービスAについての
P/F EITを更新し、所定の時間が経過していない
場合には、抽出したother P/F EITを破棄
する。
【0061】この第4の場合の処理を行うために、デジ
タル放送受信装置200には、、あらかじめ時間情報メ
モリ227内に、所定の時間として、変更反映時間t2
を記憶している。一般にデジタル放送では、放送局でサ
ービス情報が変更された後、actual P/F E
ITが変更されてから、other P/F EITが
変更されるまでに最大30秒程度かかる。従って、変更
反映時間t2は、30秒より長い時間とするのがよく、
例えばシステム設計上の余裕を見込んで、60秒程度と
するのがよい。
【0062】(第5の場合)第5の場合は、復調対象で
ないサービスAに関して、新たにother P/F
EITが抽出され、かつ、サービス情報記憶メモリ22
4にother P/F EITが記憶されている場合
である。
【0063】一般に、放送局がactual P/F
EITを変更した後、otherP/F EITへ変更
内容を反映するまでの時間は、どのTSに含まれるot
her P/F EITかにかかわらず大差がない。従
って、新たに抽出されたother P/F EITが
最新であると判断しても問題はない。
【0064】従って、第5の場合には、デジタル放送受
信装置200は、抽出したother P/F EIT
でサービス情報記憶メモリ224に記憶されたサービス
AについてのP/F EITを更新処理する。
【0065】図7は、本実施形態に係るデジタル放送受
信装置200においてサービス情報記憶メモリ224が
更新される処理を示すフローチャートである。以下、P
/FEITが、EIT受信メモリ221または222か
ら取り出されてからサービス情報記憶メモリ224に記
憶されるまでの処理を、図7のフローチャートを用いて
説明する。この処理は、TSデコーダ204からEIT
受信割り込みを受けたCPU230によって実行され
る。
【0066】CPU230は、EIT受信割り込みを受
けると、EIT受信メモリ221からTSデコーダ20
4で新たに抽出されたP/F EITを処理対象のP/
FEITとして取り出し、処理対象のP/F EITに
記述されたサービス識別子に基づきサービスを特定する
(ステップS21)。以下このサービスをサービスAと
する。次に、CPU230は、処理対象のP/F EI
TがactualP/F EITであるかother
P/F EITであるかを判断する(ステップS2
2)。
【0067】ステップS22で、処理対象のP/F E
ITがactual P/F EITであると判断され
た場合、CPU230は、サービスAに関するothe
rP/F EITがEIT一時記憶メモリ223に記憶
されていれば、それを破棄する(ステップS23)。次
に、CPU230は、処理対象のP/F EIT(すな
わち抽出されたP/F EIT)でサービス情報記憶メ
モリ224の内容を更新する(ステップS24)。すな
わちCPU230は、処理対象のP/F EITをサー
ビスAに関する最新のEITとしてサービス情報記憶メ
モリ224に書き込む。これにより、図3で例示される
ように、サービス情報記憶メモリ224には、1つのサ
ービスについてのP/F EITの情報が書き込まれ
る。次に、CPU230は、当該更新を行った時刻をサ
ービス情報記憶メモリ224に書き込む(ステップS2
5)。これより、図3でいえば、1つのサービスについ
ての更新時刻の欄に時刻が書き込まれる。
【0068】ステップS22で、処理対象のP/F E
ITがother P/F EITであると判断された
場合、CPU230は、サービス情報管理メモリ225
に記憶された情報に基づき、サービスAが属するTSを
求める(ステップS27)。次に、CPU230は、復
調対象メモリ226に記憶された情報に基づき、ステッ
プS27で求めたTSが現在復調対象であるか否かを判
断する(ステップS28)。
【0069】ステップS28において復調対象であると
判断した場合、CPU230は、復調対象メモリ226
に記憶されたactual記憶フラグに基づき、サービ
スAについてのactual P/F EITが、サー
ビス情報記憶メモリ224に記憶済みか未記憶であるか
を判断する(ステップS29)。ステップS29におい
て記憶済みであると判断した場合、CPU230は、処
理対象のEITを破棄し(ステップS30)、本更新処
理を終了する。ステップS29において未記憶であると
判断した場合、CPU230は、処理対象のEITをE
IT一時記憶メモリ223に書き込む(ステップS3
1)。次にCPU230は、時間情報メモリ227を参
照し、サービスAの再送待時間t1をタイマー231に
設定し(ステップS32)、本更新処理を終了する。
【0070】ステップS28において復調対象でないと
判断した場合、CPU230は、サービス情報記憶メモ
リ224にすでに記憶されているサービスAについての
P/F EITが、actual P/F EITかo
ther P/F EITかを判断する(ステップS3
3)。
【0071】ステップS33において、記憶されている
P/F EITがother P/F EITであると
判断した場合、CPU230は、ステップS24に進
み、actual P/F EITが抽出されたときと
同じ処理を行う。ステップS33において、記憶されて
いるP/F EITがactual P/F EITで
あると判断した場合、CPU230は、サービス情報記
憶メモリ224の更新時刻と、時間情報メモリ227と
を参照し、当該actual P/F EITが記憶さ
れてから変更反映時間t2が経過しているか否かを判断
する(ステップS34)。ステップS34において変更
反映時間t2が経過していると判断した場合、CPU2
30は、ステップS24に進み、actual P/F
EITが抽出されたときと同じ処理を行う。ステップ
S34において変更反映時間t2が経過していないと判
断した場合、CPU230は、ステップS30へ進み、
抽出したP/F EITを破棄する(ステップS3
0)。
【0072】図8は、ステップS32で設定されたタイ
マー231が、CPU230にタイムアウトを通知した
場合の、タイムアウト処理を示すフローチャートであ
る。以下、図8を用いてCPU230によるタイムアウ
ト処理について説明する。タイマー231に設定された
時間が経過した場合、タイマー231は、CPU230
にタイムアウトを通知し、CPU230は、以下に示す
タイムアウト処理を開始する。
【0073】CPU230は、タイマーが設定されてい
たサービス(以下「サービスB」という。)のothe
r P/F EITがEIT一時記憶メモリ223に記
憶されているか否か判断する(ステップS41)。ステ
ップS41においてother P/F EITが記憶
されていると判断した場合、CPU230は、EIT一
時記憶メモリ223に記憶されているサービスBについ
てのother P/F EITを用いて、サービス情
報記憶メモリ224に記憶されているサービスBについ
てのP/F EITを更新する(ステップS42)。次
に、CPU230は、EIT一時記憶メモリ223に記
憶されているサービスBについてのother P/F
EITを破棄する(ステップS43)。次に、CPU
230は、更新を行った時刻をサービス情報記憶メモリ
224に書き込む(ステップS44)。
【0074】以上のように、本実施形態に係るデジタル
放送受信装置200によれば、actual P/F
EITとother P/F EITとの間に定められ
た所定の判断基準に従い、TSから抽出されたP/F
EITを用いて、サービス情報記憶メモリ224に記憶
されているP/F EITを更新する更新処理を行う。
これにより、actual P/F EITよりも遅れ
て更新されるother P/F EITを受信して
も、最新のP/F EITがサービス情報記憶メモリ2
24に記憶された状態を維持できる。よって、放送局に
おいて番組編成が変更された場合にも、最新のP/F
EITに基づいて、EPGを利用した正確な録画予約や
視聴予約が可能となる。
【0075】なお、本実施形態のように、ストリーム内
サービス情報よりも遅れてストリーム外サービス情報が
更新される状況は、P/F EITに限らず、SDTや
schedule EITでも起こる。従って、これら
の情報についても、本実施形態に係るデジタル放送受信
装置200と同様の方法を適用することが可能である。
なお、P/F EITは、サービス毎に記述されるが、
スケジュール情報は、サービス毎に記述されるとは限ら
ない。従って、P/F EITの更新時刻は、サービス
情報記憶メモリ224においてサービス毎に記憶されて
もよく、サービス情報管理メモリ225においてサービ
ス毎に記憶されてもよい。これに対して、スケジュール
情報の更新時刻は、サービス情報記憶メモリ224に、
スケジュール情報毎に記憶されることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
におけるEIT一時記憶メモリの内容例を示す図
【図3】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
におけるサービス情報記憶メモリの内容例を示す図
【図4】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
におけるサービス情報管理メモリの内容例を示す図
【図5】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
における復調対象メモリの内容例を示す図
【図6】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
における時間情報メモリの内容例を示す図
【図7】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
においてサービス情報記憶メモリが更新される処理を示
すフローチャート
【図8】本発明の実施形態に係るデジタル放送受信装置
におけるタイムアウト処理を示すフローチャート
【図9】従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロ
ック図
【図10】2つのTSにより4つのサービスが提供され
るデジタル放送の例を示す図
【図11】図10のネットワークにおける各TSに含ま
れるEITを示す図
【図12】放送局における番組編成の変更例を示す図
【図13】図12による変更前後に送出されるP/F
EITの内容の一部を示す図
【図14】放送局から送出されるactual P/F
EITおよびother P/F EITが時系列的
に変更される例を示す図
【符号の説明】 200…デジタル放送受信装置 201…アンテナ 202、203…チューナ 204、205…TSデコーダ 210…音声デコーダ 211…映像デコーダ 212…スピーカ 213…モニター 214…OSD画面合成器 215…VRAM 216…Ir受信部 217…リモコン操作部 221、222…EIT受信メモリ 223…EIT一時記憶メモリ 224…サービス情報記憶メモリ 225…サービス情報管理メモリ 226…復調対象メモリ 227…時間情報メモリ 230…CPU 231…タイマー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデジタル放送から複数のトラン
    スポートストリームを同時に復調し、各トランスポート
    ストリームに周期的に含まれるサービス情報を取得する
    デジタル放送受信装置であって、 デジタル放送を受信する受信手段と、 受信したデジタル放送から、任意に選択された複数のト
    ランスポートストリームを復調する復調手段と、 各前記トランスポートストリームから、当該トランスポ
    ートストリームに含まれるサービスに関するサービス情
    報であるストリーム内サービス情報と、当該トランスポ
    ートストリーム以外のトランスポートストリームに含ま
    れるサービスに関するサービス情報であるストリーム外
    サービス情報とを抽出する抽出手段と、 前記トランスポートストリームに含まれるサービス毎
    に、最新のサービス情報を記憶するサービス情報記憶手
    段と、 ストリーム内サービス情報とストリーム外サービス情報
    との間に定められた所定の判断基準に従い、前記抽出手
    段で抽出されたサービス情報を用いて、前記サービス情
    報記憶手段に記憶されているサービス情報を更新する更
    新処理を行うサービス情報更新手段とを備えた、デジタ
    ル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記復調手段が現在いずれのトランスポ
    ートストリームを復調しているかを記憶する復調対象記
    憶手段をさらに備え、 前記サービス情報更新手段は、前記抽出手段があるサー
    ビスに関するストリーム外サービス情報を抽出し、前記
    サービス情報記憶手段には当該サービスに関するストリ
    ーム内サービス情報が記憶されておらず、かつ、前記復
    調対象記憶手段に記憶された情報に基づき、前記復調手
    段が当該サービスを含むトランスポートストリームを現
    在復調していると判断される場合には、前記サービス情
    報記憶手段に記憶されている当該サービスに関するサー
    ビス情報が、第1の所定の時間内に新たなストリーム内
    サービス情報によって更新されない場合に限り、前記更
    新処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載のデジ
    タル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記復調手段が現在いずれのトランスポ
    ートストリームを復調しているかを記憶する復調対象記
    憶手段をさらに備え、 前記サービス情報更新手段は、前記抽出手段があるサー
    ビスに関するストリーム外サービス情報を抽出し、前記
    サービス情報記憶手段には当該サービスに関するストリ
    ーム内サービス情報が記憶されており、かつ、前記復調
    対象記憶手段に記憶された情報に基づき、前記復調手段
    が当該サービスを含むトランスポートストリームを現在
    復調していないと判断される場合には、前記サービス情
    報記憶手段に当該サービスに関するストリーム内サービ
    ス情報が記憶されてから第2の所定の時間が経過してい
    る場合に限り、前記更新処理を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記復調手段が現在いずれのトランスポ
    ートストリームを復調しているかを記憶する復調対象記
    憶手段をさらに備え、 前記サービス情報更新手段は、前記抽出手段があるサー
    ビスに関するストリーム内サービス情報を抽出した第1
    の場合には、前記更新処理を行い、 前記抽出手段があるサービスに関するストリーム外サー
    ビス情報を抽出し、前記サービス情報記憶手段には当該
    サービスに関するストリーム内サービス情報が記憶され
    ており、かつ、前記復調対象記憶手段に記憶された情報
    に基づき、前記復調手段が当該サービスを含むトランス
    ポートストリームを現在復調していると判断される第2
    の場合には、前記更新処理を行わず、 前記抽出手段があるサービスに関するストリーム外サー
    ビス情報を抽出し、前記サービス情報記憶手段には当該
    サービスに関するストリーム内サービス情報が記憶され
    ておらず、かつ、前記復調対象記憶手段に記憶された情
    報に基づき、前記復調手段が当該サービスを含むトラン
    スポートストリームを現在復調していると判断される第
    3の場合には、前記サービス情報記憶手段に記憶されて
    いる当該サービスに関するサービス情報が、第1の所定
    の時間内に新たなストリーム内サービス情報によって更
    新されない場合に限り、前記更新処理を行い、 前記抽出手段があるサービスに関するストリーム外サー
    ビス情報を抽出し、前記サービス情報記憶手段には当該
    サービスに関するストリーム内サービス情報が記憶され
    ており、かつ、前記復調対象記憶手段に記憶された情報
    に基づき、前記復調手段が当該サービスを含むトランス
    ポートストリームを現在復調していないと判断される第
    4の場合には、前記サービス情報記憶手段に当該サービ
    スに関するストリーム内サービス情報が記憶されてから
    第2の所定の時間が経過している場合に限り、前記更新
    処理を行い、 前記抽出手段があるサービスに関するストリーム外サー
    ビス情報を抽出し、前記サービス情報記憶手段には当該
    サービスに関するストリーム内サービス情報が記憶され
    ておらず、かつ、前記復調対象記憶手段に記憶された情
    報に基づき、前記復調手段が当該サービスを含むトラン
    スポートストリームを現在復調していないと判断される
    第5の場合には、前記更新処理を行うことを特徴とす
    る、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の所定の時間は、デジタル放送
    においてストリーム内サービス情報が送出される周期よ
    り長いことを特徴とする、請求項2または4に記載のデ
    ジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の所定の時間は、デジタル放送
    において内容が変更されたストリーム内サービス情報が
    送出された後、内容が変更されたストリーム外サービス
    情報が送出されるまでの時間より長いことを特徴とす
    る、請求項3または4に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記サービス情報は、前記トランスポー
    トストリームに含まれる番組の編成に関する情報が記述
    されたイベント情報テーブルであることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれかに記載のデジタル放送受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記サービス情報は、前記トランスポー
    トストリームに含まれる編成チャネルに関する情報が記
    述されたサービス記述テーブルであることを特徴とす
    る、請求項1〜6のいずれかに記載のデジタル放送受信
    装置。
  9. 【請求項9】 前記サービス情報は、前記トランスポー
    トストリームに含まれる番組に関する情報が時系列に並
    んだスケジュール情報であることを特徴とする、請求項
    1〜6のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006077882A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 放送受信装置
JPWO2006033338A1 (ja) * 2004-09-24 2008-05-15 Necパーソナルプロダクツ株式会社 放送処理システム
JP2008289023A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Hitachi Ltd 放送受信装置

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