JP2003348474A - ディジタル放送受信機及びディジタル放送表示用プログラム - Google Patents
ディジタル放送受信機及びディジタル放送表示用プログラムInfo
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Abstract
合でも、ディジタル放送の番組、特にデ−タ放送番組の
内容を見やすく表示させることのできるディジタル放送
受信機を提供すること。 【解決手段】 放送波を受信する受信手段1と、受信手
段1で受信した放送波を復調する復調手段2と、復調手
段2により復調された復調信号に基づき表示手段15に
画像信号を出力する画像信号出力手段8とを備えたディ
ジタル放送受信機であって、復調信号に基づく元画像の
縦横の表示画素数を表示手段15の縦横の画面画素数に
対応させるための表示画素デ−タの間引き係数を算出す
る間引き係数算出手段と、間引き係数算出手段により算
出された間引き係数に基づいて、元画像の表示内容全体
を表示手段15に表示させるように表示画素デ−タの間
引き処理を行う間引き処理手段と、間引き処理手段によ
り間引き処理された表示画素デ−タに基づき画像信号を
生成する画像信号生成手段とを装備する。
Description
機及びディジタル放送表示用プログラムに関し、より詳
細には、受信した放送波を復調して得られた復調信号に
基づいて放送番組を表示手段に表示させることのできる
ディジタル放送受信機及びディジタル放送表示用プログ
ラムに関する。
やCSのディジタル放送の特徴には、多チャンネル化、
ハイビジョン放送による高画質及び高音質化、そしてデ
−タ放送等の多様なサ−ビスを提供できる高機能化が挙
げられる。そして、これらの機能を実現するためのディ
ジタル放送受信機やディジタル放送受信機が内蔵された
テレビジョン装置等が開発されている。
ジョン放送の映像を忠実に再現させるには、ハイビジョ
ン放送の映像フォ−マットに対応した高精細の表示装置
が必要であることから、ディジタル放送受信機の機能向
上とともに表示装置の大画面化及び高精細化が進んでお
り、ハイビジョン放送に対応した表示装置には、通常3
0インチ以上の大型のディスプレイが採用されている。
では、文字、図形、静止画、映像、及び音声等の各種モ
ノメディアの合成表示や提示進行の制御を行うためのデ
−タ放送に適したマルチメディア符号化方式が定められ
ている。例えば、BSディジタル放送では、インタ−ネ
ットと親和性のよいXML(eXtensible Markup Langua
ge) をベ−スにして、放送に必要な機能が追加されたB
ML(Broadcast Markup Language )という記述言語が
採用され、BMLで記述されたデ−タ放送番組の映像・
デ−タ信号が、他の番組の映像や音声信号とともに多重
化され、放送局側から送られてくる。
Lを解釈して表示するツ−ルであるBMLブラウザが搭
載されており、BMLブラウザにより受信したBMLが
解釈され、表示手段に表示されるようになっている。
えばHDモ−ド(アスペクト比16:9の表示モ−ド)
の場合、縦540×横960画素の解像度の情報として
送られてくる。そして、ディジタル放送受信機における
番組の表示処理時に、縦横2倍して元画像の縦横の表示
画素数を縦1080×横1920画素の映像フォ−マッ
トに変換して表示されるようになっている。
ビジョン放送に対応した大画面、高精細の表示装置に接
続され、各種モノメディアを含むデ−タ放送番組が表示
される場合は、小さな文字、記号、図形等でもくっきり
と映し出すことができるようになっている。
放送以外に、現在、地上波ディジタル放送の準備が進め
られている。地上波ディジタル放送では、現行のアナロ
グ放送においてゴ−スト障害の原因として問題となって
いるマルチパス妨害に強い変調方式が採用されるため、
携帯テレビ用のディジタル放送受信機や、移動体用のデ
ィジタル放送受信機でも高画質の受信が可能と言われて
いる。
置してテレビジョン放送を視聴するニ−ズは現在でも根
強いものがあり、現行のアナログ放送が地上波ディジタ
ル放送に切り換えられたとしても車内におけるテレビジ
ョン放送の視聴ニ−ズは、変わらず高いものと思われ
る。しかも上記のように現行のアナログ放送より安定し
た電波受信が可能で、ゴ−スト障害のような表示画像の
乱れが少なくなると言われていることから、視聴を希望
するユ−ザがさらに増えるものと思われる。
ル放送を視聴する場合でも、家などでディジタル放送を
視聴する場合と同様に高機能なサ−ビスが利用できるこ
とを望んでいることは容易に推測でき、車内でもディジ
タル放送の特徴の一つであるデ−タ放送番組を視聴した
いというニ−ズは、高いものと思われる。
設置場所等が限られるという問題もあり、家庭用のよう
な大画面のディスプレイを設置することは困難で、必然
的に小型(10インチ以下)で、解像度の低い(例えば
縦240×横480画素程度)ディスプレイが設置され
る場合がほとんどであり、デ−タ放送番組を選択した場
合には、各種モノメディアで合成された画像が小型で低
解像度のディスプレイに表示されることになる。
映像フォ−マットの表示画素数から構成されたデ−タ放
送番組を小型で低解像度のディスプレイに表示させた場
合には、ディスプレイ自体が小さいために文字等が小さ
く表示され、また、ディスプレイの画面画素数が少な
く、該画面画素数の縦横比が前記映像フォ−マットと異
なる場合も多いために、前記映像フォ−マットの表示画
素数を適当に間引いて表示すると、文字の一部が欠落し
たり、内容が歪んで表示されたりして、見ずらく、内容
が把握しずらくなるという課題があった。
って、小型で解像度の低い(画面画素数の少ない)表示
装置が接続された場合でも、ディジタル放送の番組、特
にデ−タ放送番組の内容を見やすく表示させることので
きるディジタル放送受信機及びディジタル放送表示用プ
ログラムを提供することを目的としている。
達成するために本発明に係るディジタル放送受信機
(1)は、放送波を受信する受信手段と、該受信手段で
受信した放送波を復調する復調手段と、該復調手段によ
り復調された復調信号に基づき表示手段に画像信号を出
力する画像信号出力手段とを備えたディジタル放送受信
機であって、前記復調信号に基づく元画像の縦横の表示
画素数を前記表示手段の縦横の画面画素数に対応させる
ための表示画素デ−タの間引き係数を算出する間引き係
数算出手段と、該間引き係数算出手段により算出された
間引き係数に基づいて、前記元画像の表示内容全体を前
記表示手段に表示させるように表示画素デ−タの間引き
処理を行う間引き処理手段と、該間引き処理手段により
間引き処理された表示画素デ−タに基づき画像信号を生
成する画像信号生成手段とを備えていることを特徴とし
ている。
ば、前記表示手段が小型で、画面画素数の少ない解像度
の低いものであっても、前記復調信号に基づく元画像の
表示内容全体を歪なく表示させることができる。したが
って、視聴者(使用者)は、小さくて低解像度の画面で
も違和感を感じることなく表示内容全体を視認すること
ができる。
(2)は、上記ディジタル放送受信機(1)において、
前記元画像の表示画素数の縦横比と、前記表示手段の画
面画素数の縦横比とが異なる場合、前記間引き処理手段
が、前記表示手段の画面画素数の縦横比となるように前
記元画像の表示画素デ−タの間引き処理を行うものであ
ることを特徴としている。
ば、前記元画像の表示画素数の縦横比と、前記表示手段
の画面画素数の縦横比とが異なる場合でも、前記表示手
段に前記元画像の表示内容全体を表示させるように前記
間引き処理を行わせることができる。したがって、前記
表示手段の画面画素数の縦横比に関係なく、前記表示内
容全体を歪なく表示させることができ、見やすい表示を
行うことができる。
(3)は、上記ディジタル放送受信機(2)において、
前記元画像の表示画素数の縦横比と、前記表示手段の画
面画素数の縦横比とが異なる場合に形成される前記表示
手段の余白領域を、単色の塗りつぶし画像に設定する余
白画像設定手段を備えていることを特徴としている。
ば、表示内容が表示されない前記余白領域を単色の塗り
つぶし画像に設定することができ、前記余白領域である
ことを視聴者に分かりやすく示すことができる。
(4)は、上記ディジタル放送受信機(3)において、
前記余白領域の色を使用者が設定可能な余白色設定手段
を備えていることを特徴としている。
ば、前記余白領域の色を使用者の好みの色や表示内容を
見やすい色などに設定することができ、また、使用者独
自のカラ−リングによる演出を楽しむことができる。
(5)は、上記ディジタル放送受信機(1)において、
前記間引き処理された表示画素デ−タに基づき前記画像
信号生成手段により画像信号を生成させた後、表示内容
を書き換えるための再描画が指示された場合、前記間引
き処理手段が、再描画する元画像の表示画素デ−タの間
引き係数に前記再描画前の間引き処理に使用した間引き
係数を使用して間引き処理を行うものであることを特徴
としている。
ば、前記表示内容を書き換えるための再描画が指示され
た場合に、前記元画像で指定されている文字や画像等の
空間的なレイアウトを変えることなく、再描画すること
ができ、前記表示内容の連動性を損わずに表示させるこ
とができる。
(6)は、上記ディジタル放送受信機(1)において、
前記間引き係数算出手段が、算出された間引き係数が整
数分の1とならない場合、分母の値をその近傍の整数値
に補正して、前記間引き係数を整数分の1とするもので
あることを特徴としている。
ば、算出された間引き係数が整数分の1とならない場
合、該間引き係数が整数分の1に補正されるので、間引
き処理しやすく、表示内容全体を歪なく表示させること
ができ、画面画素を有効に使用することができる。
(7)は、上記ディジタル放送受信機(1)において、
文字の書体及びサイズに関するデ−タが記憶された文字
デ−タ記憶手段と、前記表示手段に表示させる文字のサ
イズを前記元画像で指定された文字サイズと前記間引き
係数とに基づいて決定する表示文字サイズ決定手段と、
該表示文字サイズ決定手段により決定された文字サイズ
に該当する文字を前記文字デ−タ記憶手段から読み出
し、前記間引き処理手段による表示画素デ−タの間引き
処理が終了した後に、読み出した文字を間引き処理せず
に描画する第1の文字描画手段とを備えていることを特
徴としている。
ば、前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画
像で指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づい
て決定し、決定された文字サイズに該当する文字を前記
文字デ−タ記憶手段から読み出し、読み出された文字が
間引き処理せずに描画されるので、前記表示手段が小型
で、低解像度でも間引き処理による文字の部分欠落や潰
れをなくすことができ、文字をはっきりと表示させるこ
とができ、視聴者に対して読みやすい文字表示を行うこ
とができる。
(8)は、上記ディジタル放送受信機(7)において、
前記表示文字サイズ決定手段により決定された文字サイ
ズに対応する大きさの文字が前記文字デ−タ記憶手段に
記憶されていない場合、該文字デ−タ記憶手段に記憶さ
れている文字の中から前記文字サイズに近い大きさの文
字を選択する文字サイズ選択手段を備えていることを特
徴としている。
ば、前記表示文字サイズ決定手段により決定された文字
サイズに合わせて文字の大きさを演算する処理を行う必
要がなく、前記文字サイズに近い大きさの文字を使用す
ることで文字を描画する速度を向上させることができ
る。
(9)は、上記ディジタル放送受信機(1)において、
文字の書体デ−タが記憶された文字書体デ−タ記憶手段
と、前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画
像で指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づい
て決定する表示文字サイズ決定手段と、前記文字書体デ
−タ記憶手段から表示させる文字の書体デ−タを読み出
し、該書体デ−タに基づいてベクトル演算を行って前記
表示文字サイズ決定手段により決定された文字サイズの
文字を作成する文字作成手段と、前記間引き処理手段に
よる表示画素デ−タの間引き処理が終了した後に、前記
文字作成手段により作成された文字を間引き処理せずに
描画する第2の文字描画手段とを備えていることを特徴
としている。
ば、前記表示手段に表示させる文字の書体デ−タを前記
文字書体デ−タ記憶手段から読み出し、読み出された文
字の書体デ−タに基づいてベクトル演算により決定され
た文字サイズの文字を作成し、この文字が間引き処理せ
ずに描画されるので、前記表示手段が小型で、低解像度
でも間引き処理による文字の部分欠落や潰れをなくすこ
とができ、文字をはっきりと表示させることができる。
また、ベクトル演算により適切な文字サイズで見やすい
文字として表示することができ、また、文字の書体デ−
タのみ記憶させておけば良く、記憶する文字デ−タ量を
少なくすることができる。
(10)は、上記ディジタル放送受信機(1)〜(9)
のいずれかにおいて、前記表示手段の画面上の任意の位
置を指定可能な入力手段が接続され、前記間引き処理さ
れた表示画素デ−タに基づき前記画像信号生成手段によ
り画像信号を生成させた後、前記入力手段からの位置指
定信号が検出された場合に、該位置指定信号で指定され
た位置に表示されている内容を特定する表示内容特定手
段と、該表示内容特定手段により特定された表示内容の
位置を略中心として前記元画像の縦横の表示画素数から
前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出して間引
き処理せずに再描画する第1の再描画手段とを備えてい
ることを特徴としている。
ば、前記表示手段に前記表示内容全体が表示されている
状態から、前記入力手段を介して指定された位置の表示
内容を部分拡大して表示させることができる。したがっ
て、表示内容が見ずらい場合があっても、見たい位置を
前記入力手段を介して指定するだけで、その部分を簡単
に拡大表示させることができ、前記表示手段が小型のも
のであっても、表示内容を部分拡大して表示すること
で、その内容を見やすくすることができる。
(11)は、上記ディジタル放送受信機(10)におい
て、前記第1の再描画手段が、さらに前記表示手段の縦
横の画面画素数分だけ切り出した領域から前記表示内容
全体が表示される領域までの間で段階的に前記表示内容
の表示領域を広げるように所定の間引き係数で間引き処
理された表示画素デ−タを再描画するものであることを
特徴としている。
ば、前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出した
部分拡大の表示状態から前記表示内容全体が表示される
状態まで段階的に前記表示内容の表示領域を広げていく
ことができ、例えば、前記部分拡大の表示では、内容が
拡大されすぎた場合に、その内容に応じた読みやすい適
切な大きさに表示させることができ、また前記部分拡大
された表示部分の周辺の内容も見やすく表示させること
ができる。
(12)は、上記ディジタル放送受信機(10)におい
て、使用者が前記表示画素デ−タの間引き係数を設定す
ることのできる間引き係数設定手段を備え、前記第1の
再描画手段が、さらに前記間引き係数設定手段により設
定された間引き係数で前記元画像の縦横の表示画素数の
デ−タが間引き処理された表示画素デ−タを再描画する
ものであることを特徴としている。
ば、前記間引き係数設定手段により使用者が任意の間引
き係数を設定することができる。また、設定された間引
き係数で前記元画像の縦横の表示画素数のデ−タが間引
き処理された表示画素デ−タが再描画されるので、前記
表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出した部分拡大
の表示状態から使用者の好みに応じた見やすい大きさと
なるように表示内容を表示させることができる。
(13)は、上記ディジタル放送受信機(10)〜(1
2)のいずれかにおいて、前記第1の再描画手段が、前
記表示手段の縦横の画面画素数分だけ間引き処理せずに
再描画した時点から所定時間の経過後、前記表示内容全
体を表示するように算出された間引き係数で間引き処理
された表示画素デ−タを再描画するものであることを特
徴としている。
ば、使用者が特に操作をしなくても、前記表示内容全体
を表示していた状態に戻すことができ、使用者が行う操
作を減らすことができる。
(14)は、上記ディジタル放送受信機(13)におい
て、前記所定時間を、使用者が任意の時間に設定するこ
とのできる第1の再描画時間設定手段を備えていること
を特徴としている。
ば、前記再描画時間設定手段により前記所定時間を使用
者が任意の時間に設定することができ、使用者の利用状
態に応じた好みの時間設定が可能となる。
(15)は、上記ディジタル放送受信機(13)におい
て、車速情報の取り込み可能な車速情報取込手段と、該
車速情報取込手段で取り込んだ車速情報に基づいて前記
所定時間を設定する第2の再描画時間設定手段とを備え
ていることを特徴としている。
ば、前記再描画時間設定手段により前記車速情報取込手
段で取り込んだ車速情報に基づいて前記所定時間を設定
することができ、例えば、停止状態(車速が0)の時
は、画面を見ても比較的安全なので、内容を確認しやす
いように前記所定時間を長くし、一方、走行中であれ
ば、前記所定時間を短くして、画面を注視させないよう
にして安全性を高めることができる。
(16)は、上記ディジタル放送受信機(11)〜(1
5)のいずれかにおいて、前記入力手段から所定の入力
操作信号が検出された場合に、該入力操作信号が検出さ
れた時の表示内容の表示領域サイズを保持する表示領域
サイズ保持手段を備えていることを特徴としている。
ば、使用者は表示される領域サイズの切り換えを気にす
ることなく、保持された表示領域サイズで表示内容を読
み取ることができ、表示内容が十分に確認できなかった
場合に繰り返し表示させるという操作が不要となる。
(17)は、上記ディジタル放送受信機(16)におい
て、前記入力操作信号が検出された時の表示領域サイズ
が保持されている時に、さらに前記入力手段から所定の
入力操作信号が検出された場合に、前記表示領域サイズ
から前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出した
領域サイズまでの間で段階的に前記表示内容の表示領域
を狭めるように所定の間引き係数で間引き処理された表
示画素デ−タを再描画する第2の再描画手段を備えてい
ることを特徴としている。
ば、前記表示領域サイズが保持されている状態から、さ
らに前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出して
表示する領域サイズまでの間で段階的に前記表示内容の
表示領域を狭めるので、前記表示内容を部分拡大して表
示させることができ、例えば、内容をよく確認せずに見
過ごして、もう一度その内容を拡大して見たい時など、
再度表示内容を拡大して表示させることができ、見過ご
した内容をすぐに拡大して確認することができ、使用者
にとって便利なものとなる。
(18)は、上記ディジタル放送受信機(16)におい
て、前記入力操作信号が検出された時の表示領域サイズ
が保持されている時に、さらに前記入力手段から所定の
入力操作信号が検出された場合に、前記表示領域サイズ
から前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出した
領域サイズ以上に前記表示内容の表示領域を狭めるよう
に所定の間引き係数で間引き処理された表示画素デ−タ
を再描画する第3の再描画手段を備えていることを特徴
としている。
ば、前記表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出して
表示内容を部分拡大して表示したサイズよりもさらに表
示内容を部分拡大して表示させることができ、例えば、
前記画面画素数分だけの切り出しによる部分拡大表示で
も見ずらいさらに小さな文字や細かな図柄などの内容を
確認する場合に利用することができ、細かな表示内容を
読み取りやすいように表示させることができる。
(19)は、上記ディジタル放送受信機(16)におい
て、前記入力手段から所定の入力操作信号が検出された
場合に、該入力操作信号が表示されている文字列を指定
するものであるか否かを判断する文字列指定判断手段
と、該文字列指定判断手段により前記入力操作信号が表
示されている文字列を指定するものであると判断された
場合に、指定された文字列のデ−タから音声を合成する
音声合成手段と、該音声合成手段により合成された音声
の出力処理を行う音声出力処理手段とを備えていること
を特徴としている。
ば、前記入力手段を介して指定された表示文字列が音声
合成されて出力されるので、使用者は、表示されている
内容を読み取るために画面を注視する必要がなく、読み
上げられる音声により指定文字列の内容を把握すること
ができる。特に車載用として採用された場合には、運転
時の安全性を向上させることができる。
(20)は、上記ディジタル放送受信機(19)におい
て、前記音声出力処理手段により出力処理された音声の
出力中に、前記入力手段から所定の入力操作信号が検出
された場合に前記音声の出力を中止する音声出力中止手
段を備えていることを特徴としている。
ば、前記音声出力中止手段により前記指定文字列の音声
による読み上げを中止させることができ、例えば、音声
による読み上げを開始したものの、間違った文字列を指
定していた場合や、不要な内容であった場合には、すぐ
に読み上げを中止させることができ、使用者は聞きたい
内容のみを効率よく聞くことができる。
ログラム(1)は、放送波を受信する受信手段と、該受
信手段で受信した放送波を復調する復調手段と、該復調
手段により復調された復調信号に基づき画像信号を出力
する画像信号出力手段とを備えたディジタル放送受信機
に、前記復調信号に基づく元画像の縦横の表示画素数を
前記表示手段の縦横の画面画素数に対応させるための表
示画素デ−タの間引き係数を算出する機能と、算出され
た間引き係数に基づいて、前記元画像の表示内容全体を
前記表示手段に表示させるように表示画素デ−タの間引
き処理をさせる機能と、間引き処理された表示画素デ−
タに基づき画像信号を生成して前記表示手段に出力させ
る機能とを実現させることを特徴としている。
(1)によれば、前記ディジタル放送受信機に、前記元
画像の縦横の表示画素数を前記表示手段の縦横の画面画
素数に対応させた前記間引き係数を算出し、該間引き係
数に基づいて、前記元画像の表示内容全体を前記表示手
段に表示させるように表示画素デ−タの間引き処理を行
い、該間引き処理された表示画素デ−タに基づき画像信
号を生成して前記表示手段に出力させる機能を付与する
ことができ、前記表示手段が小型で、低解像度でも、前
記元画像の表示内容全体を歪なく表示させることができ
る。また、この機能を容易に他のディジタル放送受信機
においても実現させることができることとなる。
ログラム(2)は、上記ディジタル放送表示用プログラ
ム(1)において、文字の書体及びサイズに関するデ−
タが記憶された文字デ−タ記憶手段を備えたディジタル
放送受信機に、前記表示手段に表示させる文字のサイズ
を前記元画像で指定された文字サイズと前記間引き係数
とに基づいて決定する機能と、決定された文字サイズに
該当する文字を前記文字デ−タ記憶手段から読み出し、
前記表示画素デ−タの間引き処理が終了した後に、読み
出した文字を間引き処理せずに描画する機能とを実現さ
せることを特徴としている。
(2)によれば、前記ディジタル放送受信機に、前記表
示手段に表示する文字のサイズを決定し、決定された文
字サイズに該当する文字を前記文字デ−タ記憶手段から
読み出し、読み出された文字を間引き処理せずに描画さ
せる機能を付与することができ、前記表示手段が小型
で、低解像度でも間引き処理による文字の部分欠落や潰
れをなくすことができ、文字をはっきりと表示させるこ
とができ、視聴者に対して読みやすい文字表示を行うこ
とができるようになる。また、この機能を容易に他のデ
ィジタル放送受信機においても実現させることができる
こととなる。
ログラム(3)は、上記ディジタル放送表示用プログラ
ム(1)において、文字の書体デ−タが記憶された文字
書体デ−タ記憶手段を備えたディジタル放送受信機に、
前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画像で
指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づいて決
定する機能と、前記文字書体デ−タ記憶手段から表示さ
せる文字の書体デ−タを読み出し、該書体デ−タに基づ
いてベクトル演算を行って、決定された文字サイズの文
字を作成する機能と、前記表示画素デ−タの間引き処理
が終了した後に、作成された文字を間引き処理せずに描
画する機能とを実現させることを特徴としている。
(3)によれば、前記表示手段に表示させる文字の書体
デ−タを前記文字書体デ−タ記憶手段から読み出し、読
み出した文字の書体デ−タに基づいてベクトル演算によ
り決定された文字サイズの文字を作成し、この文字を間
引き処理せずに描画させる機能を付与することができ、
前記表示手段が小型で、低解像度でも間引き処理による
文字の部分欠落や潰れをなくすことができ、ベクトル演
算により表示サイズに適した文字サイズで輪郭がはっき
りと表示された見やすい文字を表示させることができ
る。また、この機能を容易に他のディジタル放送受信機
においても実現させることができることとなる。
送受信機及びディジタル放送表示用プログラムの実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態
(1)に係るディジタル放送受信機の要部を概略的に示
したブロック図である。
電波からユ−ザの希望する放送波をチュ−ニングして増
幅するもので、高周波増幅回路、同調回路等を含んで構
成されている。復調部2は、チュ−ナ1によりチュ−ニ
ングされた受信波を復調してディジタル信号を出力する
もので、例えば、地上波ディジタルテレビ放送ではOF
DM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
変調された放送波をOFDM復調するOFDM復調回路
等を含んで構成されている。
は、OFDM復調されたディジタル信号をデコ−ド(解
読)するもので、つまり、放送局での変調前に伝送エラ
−防止処理、圧縮処理、結合処理等が施されたディジタ
ル信号を元のディジタル信号に戻すもので、論理回路、
ディジタルシグナルプロセッサ等により構成されてい
る。そして、TSデコ−ド部3によりデコ−ドされたデ
ィジタル信号は、音声デ−タ、映像デ−タ、デ−タ放送
用デ−タとして各々音声デコ−ド部4、映像デコ−ド部
5、BMLデコ−ド部6に出力される。
の音声デ−タのデコ−ドを行うもので、つまり音声デ−
タに施された伝送エラ−防止処理、圧縮処理等に対応し
たデ−タエラ−の復元処理、伸張処理等のディジタル演
算処理を行い、本来の音声デ−タに復元するもので、論
理回路、ディジタルシグナルプロセッサ等を含んで構成
されている。音声デコ−ド部4から出力された音声信号
は、ディジタル/アナログ変換、電力増幅(図示せず)
が行なわれ、スピ−カ14から音声として出力されるよ
うになっている。
の映像デ−タのデコ−ドを行うもので、つまり映像デ−
タに施された伝送エラ−防止処理、圧縮処理等に対応し
たデ−タエラ−の復元処理、伸張処理等のディジタル演
算処理を行い、本来の映像デ−タに復元するもので、論
理回路、ディジタルシグナルプロセッサ等を含んで構成
されている。
は、加算器7で他の画像デ−タとの合成・切換処理等の
処理が施され、接続端子(図示せず)を介して接続され
た液晶表示装置等で構成された小型ディスプレイ15に
表示されるようになっている。
からのBMLで記述されたデ−タ放送用デ−タのデコ−
ドを行うもので、つまりデ−タ放送用デ−タに施された
伝送エラ−防止処理、圧縮処理等に対応したデ−タエラ
−の復元処理、伸張処理等のディジタル演算処理を行
い、本来のデ−タ放送用デ−タ(BMLで記述されたデ
−タ)に復元するもので、論理回路、ディジタルシグナ
ルプロセッサ等を含んで構成されている。復元されたデ
−タ放送用デ−タ(BML文書)は、ROM10に格納
されているBMLブラウザによりCPU9で処理され、
描画処理命令が描画処理部8に供給されるようになって
いる。
出力されたデ−タ放送用の映像・デ−タ信号、及びCP
U9から供給される描画処理命令に基づいて、BMLで
指定されている元画像の表示画素デ−タの間引き処理、
文字デ−タの再描画処理、及び文字図形や静止画等の他
の画像デ−タとの合成処理等を行い、間引き処理された
表示画素デ−タに基づき画像信号(描画デ−タとも記
す)を生成し、描画処理部8に内蔵されているVRAM
(図示せず)に描画デ−タを書き込んで、このVRAM
に書き込まれた描画デ−タを加算器7を介して小型ディ
スプレイ15に出力するもので、描画プロセッサ等によ
り構成されている。
するのがマイクロコンピュ−タであり、マイクロコンピ
ュ−タは演算処理を行う中央演算処理装置(CPU)
9、BML文書を解釈して表示するツ−ルであるBML
ブラウザや描画処理部8で行われる表示制御プログラム
などの各種のプログラムや文字の種類やサイズ等のデ−
タなどの各種のデ−タが記憶されたROM10、各種デ
−タの一時記憶を行うRAM11等を含んで構成されて
いる。
接続され、ディジタル放送受信機は、外部との通信、例
えばディジタルテレビ放送局との通信により、あるいは
インタ−ネットのコンテンツから番組デ−タやダウンロ
−ドデ−タ(プログラム等を含む)を得ることができる
ようになっている。
−フェイス(I/O)13が接続され、外部機器との接
続が可能となっている。例えば、小型ディスプレイ15
上に設けれられたタッチパネル16からの入力信号を取
り込んで、該入力信号に応じた動作を行うようになって
おり、ユ−ザはタッチパネル16を操作することにより
ディジタル放送受信機に所望の動作を行わせることが可
能となっている。
送番組の表示方法について図2に基づいて説明する。な
お、デ−タ放送番組には、テレビ放送や音声放送を補完
する付加デ−タ放送や、テレビ放送や音声放送とは独立
した独立デ−タ放送が含まれており、これら付加デ−タ
放送及び独立デ−タ放送の映像・デ−タ信号は、BML
で記述されたデ−タとして送られてくるものである。
表示画素デ−タの一例を説明するための説明図である。
図2(b)は、図2(a)に示した表示画素デ−タのデ
−タ放送番組を縦240×横480の画面画素数を有す
る小型ディスプレイ15に表示させたときの表示例を示
している。また図2(c)は、図2(a)に示した表示
画素デ−タのデ−タ放送番組を縦270×横480の画
面画素数を有する小型ディスプレイ15に表示させたと
きの表示例を示している。
画素デ−タは、BMLの表示モ−ドがHDモ−ド(縦5
40×横960画素)で、表示処理時に縦横2倍に拡大
して、元画像の縦横の表示画素数を縦1080×横19
20画素の映像フォ−マットに変換して表示させること
ができるものとなっている。
0の表示画素数のデ−タ放送番組を図2(b)に示した
縦240×横480、あるいは図2(c)に示した縦2
70×横480のような画面画素数の圧倒的に少ない小
型ディスプレイ15に表示する場合は、縦1080×横
1920画素の表示画素デ−タを間引いて表示する必要
があり、そのための間引き係数が算出される。
イ15の縦横の画面画素数を元画像となるデ−タ放送番
組の縦横の表示画素数(縦1080×横1920)で割
って、小型ディスプレイ15の縦横の画面画素数を1と
した場合におけるデ−タ放送番組の縦横の表示画素数の
比として算出される。
画面画素数を有する小型ディスプレイ15の場合、縦方
向の間引き係数は、240/1080=1/4.5とな
り、横方向の間引き係数は、480/1920=1/4
となる。このように縦と横の間引き係数が同一の値とな
らない場合は、デ−タ放送番組の内容全体の縦横比を変
えずに、縦1080×横1920画素の表示画素デ−タ
の間引き処理が容易に行えるように間引き係数を縦横と
もに分母を同一の整数値となるように補正を行う。すな
わち、この場合、縦横の間引き係数を1/5に補正す
る。
は、縦1080/5=216画素、横1920/5=3
84画素でデ−タ放送番組の縦横比を変更することなく
間引き処理された番組内容全体を歪なく表示させること
ができる。
示されていない余白領域(斜線部分)は、単色の塗りつ
ぶし画像となるように余白色が設定されるようになって
いる。また、余白色が視聴者の好みで設定できるように
なっていてもよく、例えば、余白色の設定画面を設け
て、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色を8ビットの
256階調で表示できるようにして任意のR、G、B値
の設定ができるようにしたり、あるいは予め設定された
配色の中から好みの色を選択できるような設定画面を設
けることも可能である。
の情報が多く含まれており、単純に表示画素デ−タを間
引いて表示した場合には、文字や図形等の一部が欠けた
りして、見ずらくなる場合もあるが、本実施の形態で
は、BMLで指定されている文字のサイズに上記方法で
算出した間引き係数を掛けて、表示用の文字サイズを決
定するようになっている。
該当するサイズの文字をROM10内のフォントROM
(図示せず)から読み出し、読み出した文字をVRAM
に書き込まれた描画デ−タ上に間引き処理せずに上書き
するようになっている。
サイズが30ドット(縦30ドット、横30ドット)で
あった場合、表示用の文字サイズを30/5=6ドット
に変換し、6ドットの文字をフォントROMから読み出
し、間引き処理された描画デ−タ上に間引き処理せずに
上書きする。また、変換した文字サイズに対応する文字
がフォントROMにない場合には、前記文字サイズに近
いサイズの文字がフォントROMから読み出されるよう
になっている。
記した乗算による方法の他に、指定文字サイズと間引き
係数とをパラメ−タとする表示用文字サイズのデ−タが
記憶されたテ−ブルから読み出す方法等を採用すること
もできる。
80の画面画素数を有する小型ディスプレイ15の場
合、縦方向の間引き係数は、270/1080=1/
4、横方向の間引き係数は480/1920=1/4と
算出される。このように縦横の間引き係数がともに分母
が整数値で同一の値となった場合は、その値を間引き係
数として使用する。
は、縦1080/4=270画素、横1920/4=4
80画素でデ−タ放送番組の元画像の縦横比を変更する
ことなく間引き処理された番組内容全体を、図2(b)
のように余白領域を生じることなく表示させることがで
きる。また、文字の表示は、図2(b)における説明と
同様の処理により、表示用の文字サイズを決定し、該表
示用の文字サイズに該当するサイズの文字をフォントR
OMから読み出して、間引き処理された描画デ−タ上に
間引き処理せずに上書きされるようになっている。
ントROMに文字の書体デ−タのみを記憶させておき、
表示させる文字の書体デ−タを読み出し、該書体デ−タ
に基づいてベクトル演算を行って、上記と同様の処理に
より決定された文字サイズの文字を作成し、後は上記と
同様に、間引き処理された描画デ−タ上に文字を上書き
するようにしてもよい。この場合は、ベクトル演算によ
り適切な文字サイズで見やすい文字として表示させるこ
とができ、また、文字の書体デ−タのみ記憶させておけ
ば良く、記憶する文字デ−タ量を少なくすることができ
る。
送受信機におけるCPU9の行うデ−タ放送番組の表示
処理動作を図3に示したフロ−チャ−トに基づいて説明
する。なお、本処理は、デ−タ放送番組が選択された時
に実行される。
れた元画像となるデ−タ放送番組の縦横の表示画素数の
デ−タと、小型ディスプレイ15の縦横の画面画素数の
デ−タとを取り込み、ステップS2に進む。
の表示画素数と小型ディスプレイ15の縦横の画面画素
数とを比較して、間引き係数を算出する処理、すなわ
ち、縦横の画面画素数をそれぞれ1とした場合における
デ−タ放送番組の縦横の表示画素数の比「1/表示画素
数の比」を縦横でそれぞれ求める処理を行い、ステップ
S3に進む。
引き係数が、ともに同一の整数分の1であるか否かを判
断し、縦横ともに同一の整数分の1であると判断すれ
ば、ステップS5に進む。一方、ステップS3におい
て、間引き係数が、縦横ともに同一の整数分の1ではな
いと判断すれば、ステップS4に進む。
に整数分の1となるように、分母の値を四捨五入した整
数値に補正する処理を行い、縦横の間引き係数を同じ値
にして、その後ステップS5に進む。
に基づいて、小型ディスプレイ15にデ−タ放送番組の
番組内容全体を表示する表示画素サイズを算出する処理
を行い、ステップS6に進む。
ディスプレイ15の画面画素サイズと同じであるか否か
を判断し、表示画素サイズが小型ディスプレイ15の画
面画素サイズと同じであると判断すれば、ステップS9
に進む。
イズが小型ディスプレイ15の画面画素サイズと同じで
ないと判断すれば、ステップS7に進み、ステップS7
では、表示画素サイズと画面画素サイズとを比較して余
白領域の算出処理を行い、ステップS8に進む。ステッ
プS8では、余白領域の塗りつぶし色の設定処理を行
い、その後ステップS9に進む。
数、余白領域、及び設定された余白色等を含む表示関連
デ−タをRAM11に記憶する処理を行い、ステップS
10に進む。
てデ−タ放送番組の番組内容全体を小型ディスプレイ1
5に表示させるようにデ−タ放送番組のBMLで指定さ
れた元画像の表示画素デ−タ(図2(a)における縦1
080×横1920の表示画素数)の間引き処理を行
い、ステップS11に進む。ステップS11では、間引
き処理された表示画素デ−タに基づき生成された画像信
号である描画デ−タをVRAMに書き込む描画処理を行
い、ステップS12に進む。
5に表示する文字サイズの決定処理を行う。すなわち、
デ−タ放送番組のBMLで指定された文字のサイズに算
出した間引き係数を掛けて、小型ディスプレイ15に表
示する文字サイズを決定し、ステップS13に進む。
サイズに該当する文字をフォントROMから読み出す処
理を行い、ステップS14に進む。ステップS14で
は、決定された表示文字サイズに該当する文字があるか
否かを判断し、該当する文字があると判断すれば、ステ
ップS16に進む。
文字がないと判断すれば、ステップS15に進み、ステ
ップS15では、表示文字サイズに最も近いサイズの文
字の読み出し処理を行い、その後ステップS16に進
む。ステップS16では、VRAMに書き込まれた描画
デ−タ上に読み出した文字を間引き処理せずに上書きす
る処理を行い、ステップS17に進む。
れた描画デ−タを加算器7に出力し、必要な映像信号を
加算して小型ディスプレイ15に出力し、図2(b)又
は(c)に示したようにデ−タ放送番組の元画像の番組
内容全体を小型ディスプレイ15に表示させる処理を行
い、その後ステップ18に進む。
描画指示があったか否か、すなわちユ−ザからの所定の
入力に対応して現在表示している内容を一部変えたりす
る動的な制御を行う指示があったか、あるいはBMLの
各要素の内容や属性の値をスクリプト言語で操作して変
更する指示があったか否かを判断し、このような再描画
指示があったと判断すれば、ステップS10に戻り、同
じ間引き係数を使用して、デ−タ放送番組の表示処理を
繰り返す。一方、ステップS18においてデ−タ放送番
組の再描画指示がなかったと判断すれば、処理を終了す
る。
デ−タ放送番組の表示領域切換表示(1)について、図
4に示した表示例に基づいて説明する。上記した小型デ
ィスプレイ15へのデ−タ放送番組の表示処理によれ
ば、デ−タ放送番組の元画像の番組内容全体を歪なく、
そして文字欠けや潰れ等もなく表示させることができ
る。しかしながら、小型ディスプレイ15であるため
に、表示内容全体を表示した場合には、必然的に表示内
容が小さく表示されることとなり、小さな文字等は見ず
らくなってしまう。そこで、図4に示した表示領域の切
換表示により、小さな文字等の見ずらさを解消できるも
のとなっている。
画素数を有する小型ディスプレイ15にデ−タ放送番組
の番組内容全体が表示されている状態を示している。図
4(a)の状態で、ユ−ザによりタッチパネル16を介
して所定の位置がタッチされると、図4(b)の画面に
切り換えられる。
にしてBMLで指定された元画像の表示画素数(縦10
80×横1920)のデ−タから画面画素数(縦240
×横480)のデ−タ分だけ切り出して間引き処理せず
に表示されるようになっている。そして、図4(b)の
状態で、所定時間が経過すると、図4(a)に示した画
面表示に切り換えられるようになっている。
ば5秒程度)に設定されていても良いし、前記所定時間
の設定画面を設けておいて、ユ−ザが利用形態に合わせ
て好みの時間を設定できるようにしておいても良い。あ
るいは、ディジタル放送受信機に車速センサ等からの車
速情報の取り込みが可能な端子(図示せず)を設けてお
き、ディジタル放送受信機が車両に取り付けられた場合
に、前記端子に接続された車速センサ等からの車速情報
を取り込み、取り込んだ車速情報に応じて、例えば、停
車時、低速時、及び高速時に分けて所定時間が自動的に
設定されるようにしておいても良い。
送受信機におけるCPU9の行う表示領域切換処理動作
(1)を図5に示したフロ−チャ−トに基づいて説明す
る。なおこの処理は、図3に示した処理を行った後に、
ユ−ザのタッチパネル16を介した入力操作に基づいて
行われるものである。
6からの位置指定信号を検出したか否かを判断し、位置
指定信号を検出したと判断すれば、ステップS22に進
む。ステップS22では、位置指定信号に含まれる画面
上の座標デ−タに基づいて、指定されたデ−タ放送番組
上の位置を特定する表示内容特定処理を行い、ステップ
S23に進む。
送番組上の位置を略中心としてBMLで指定された元画
像の縦横の表示画素数(縦1080×横1920)のデ
−タから小型ディスプレイ15の縦横の画面画素数(縦
240×横480)のデ−タ分だけ切り出した画素デ−
タを間引き処理せずにVRAMに書き込む切り出し再描
画処理を行い、ステップS24に進む。
れた描画デ−タを加算器7を介して小型ディスプレイ1
5に出力して、特定された位置の番組内容を部分拡大表
示させる処理を行い、その後ステップ25に進む。
か否かを判断し、所定時間が経過していないと判断すれ
ば、ステップS24に戻り、一方、所定時間が経過した
と判断すれば、ステップS26に進む。
組内容全体を表示するように算出された間引き係数で間
引き処理された表示画素デ−タを再描画して、デ−タ放
送番組の番組内容全体を表示させる処理を行い、その後
処理を終える。
デ−タ放送番組の表示領域切換表示(2)について、図
6に示した表示例に基づいて説明する。なお図6
(a)、(b)は、図4(a)、(b)に示したものと
同じであるのでその説明を省略する。
に示した指定位置の部分拡大表示の状態から、所定時間
が経過すると、図4(a)の画面表示に切り換えられる
ようになっていたが、図6に示す表示領域切換表示
(2)では、図6(b)に示した指定位置の部分拡大表
示の状態から、図6(a)の画面表示に切り換えられる
までの間に、段階的に表示領域を広げた画面を表示させ
るようになっている。その表示状態を、図6(c)〜
(e)に示している。
で、図6(a)に示した画面の部分拡大の表示では、内
容が拡大されすぎた場合に、その内容に応じた読みやす
い適切な大きさに順次表示させることができ、また前記
部分拡大された表示部分の周辺の内容も見やすく表示さ
れるようになっている。
送受信機におけるCPU9の行う表示領域切換処理動作
(2)を図7に示したフロ−チャ−トに基づいて説明す
る。但し、本表示領域切換処理動作(2)は、図5にお
けるステップS24とステップS25との間に、ステッ
プS31を挿入した構成となっており、以下ここでは相
違点のみを説明することとする。
の番組内容を部分的に拡大表示させる処理を行い、その
後ステップ31に進む。ステップS31では、現在の部
分拡大表示されているデ−タ放送番組の表示領域からデ
−タ放送番組の番組内容全体が表示される表示領域まで
の間で段階的に番組内容の表示領域を広げるように、B
MLで指定された元画像の表示画素サイズから所定画素
サイズ(画面画素サイズ以上)の画素デ−タを読み出
し、設定された所定の間引き係数で間引き処理し、間引
き処理された表示画素デ−タをVRAMに書き込む再描
画処理、及びVRAMに書き込まれた再描画デ−タを加
算器7を介して小型ディスプレイ15に出力して、所定
画素サイズ領域の番組内容を表示させる処理を行い、そ
の後ステップ25に進む。
か否かを判断し、所定時間が経過していないと判断すれ
ば、ステップS31に戻り、段階的に表示領域を広げる
再描画処理、及び所定画素サイズ領域の番組内容の表示
処理を繰り返す。
が経過したと判断すれば、ステップS26に進み、ステ
ップS26では、デ−タ放送番組の内容全体を表示する
ように算出された間引き係数で間引き処理された表示画
素デ−タを再描画して、デ−タ放送番組の内容全体を表
示させる処理を行い、その後処理を終える。
たように段階的にデ−タ放送番組の表示領域を広げるの
ではなく、予め指定された表示領域で表示するようにし
ても良い。なおこの場合、設定画面を通じてユ−ザの好
みの表示領域(例えば、360×640画素分等)とな
るように間引き係数が設定できるようにしても良く、ユ
−ザにより設定された間引き係数でBMLで指定された
元画像の表示画素数のデ−タが間引き処理された画素デ
−タをVRAMに書き込む再描画処理を行うようにする
ことも可能である。
デ−タ放送番組の表示領域切換表示(3)について、図
8に示した表示例に基づいて説明する。表示領域切換表
示(2)では、図6(b)に示した指定位置の部分拡大
表示の状態から、図6(a)の画面表示に切り換えられ
るまでの間に、図6(c)〜(e)に示したように段階
的に表示領域を広げた画面を表示するようになっている
が、表示領域切換表示(3)では、段階的に表示領域を
広げた画面を表示している途中(図6(c)〜(e)の
いずれかの状態)で、タッチパネル16を介してタッチ
操作が検出されると、現在表示している表示領域サイズ
を保持し(図8(a)の状態)、表示領域サイズが保持
されている状態でさらに、タッチ操作が検出されると
(図8(b)の状態)、逆に表示領域を段階的に狭める
ようにして、もとの拡大表示(図6(b)の状態)に戻
る再描画を行うようになっている。その表示状態を、図
8(c)、(d)に示している。
とで、番組内容が確認しやすくなり、また図8(c)、
(d)のように表示領域を段階的に狭めることで、番組
内容を再度部分拡大表示させて、見過ごした小さな文字
等の内容を簡単に再確認できるように表示されるように
なっている。
送受信機におけるCPU9の行う表示領域切換処理動作
(3)を図9に示したフロ−チャ−トに基づいて説明す
る。但し、本表示領域切換処理動作(3)は、図7にお
けるステップS31とステップS25との間に、ステッ
プS41〜S45を挿入した構成となっており、以下こ
こでは相違点のみを説明することとする。
表示されているデ−タ放送番組の表示領域からデ−タ放
送番組の内容全体が表示される表示領域までの間で段階
的に番組内容の表示領域を広げるように、BMLで指定
された元画像の表示画素サイズから所定画素サイズ(画
面画素サイズ以上)の画素デ−タを読み出し、設定され
た所定の間引き係数で間引き処理し、間引き処理された
表示画素デ−タをVRAMに書き込む再描画処理、及び
VRAMに書き込まれた再描画デ−タを加算器7を介し
て小型ディスプレイ15に出力して、所定画素サイズ領
域の番組内容を表示させる処理を行い、その後ステップ
41に進む。
のタッチ操作が検出されたか否かを判断し、タッチ操作
が検出されたと判断すれば、ステップS42に進む。ス
テップS42では、タッチ操作が検出されたときの表示
領域サイズを保持する処理を行い、ステップS43に進
む。ステップS43では、タッチパネル16へのタッチ
操作がさらに検出されたか否かを判断し、さらにタッチ
操作が検出されたと判断すれば、ステップS44に進
む。
ズから小型ディスプレイ15の縦横の画面画素数のデ−
タ分だけ切り出した領域サイズまでの間で段階的に番組
内容の表示領域を狭めるように、BMLで指定された元
画像の表示画素サイズから所定画素サイズ分(現在の表
示画素サイズ以下)の画素デ−タを読み出して所定の間
引き係数で間引き処理し、間引き処理された表示画素デ
−タをVRAMに書き込む再描画処理、及び、VRAM
に書き込まれた再描画デ−タを加算器7を介して小型デ
ィスプレイ15に出力して、所定画素サイズ分の領域の
番組内容を表示させる処理を行い、その後ステップ25
に進む。
において、タッチ操作が検出されなかったと判断すれ
ば、ステップS25に進む。ステップS25では、所定
時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過してい
ないと判断すれば、ステップS45に進む。
数を判断し、0回であると判断すればステップS41に
戻り、1回と判断すればステップS43に戻り、2回と
判断すればステップS44に戻り、所定時間が経過する
まで各処理を繰り返す。
(d)に示した状態から、さらに番組表示内容の表示領
域を狭めるように所定の間引き係数で間引き処理された
表示画素デ−タを再描画して、表示させるようにしても
良く、このようにさらに拡大表示させることにより、例
えば、元画像の表示画素サイズから画面画素数分だけの
切り出しによる部分拡大表示でも見ずらい小さな文字や
細かな図柄などの内容を読み取りやすく表示させること
ができる。
送受信機によれば、ディスプレイ15が小型で、低解像
度でも、デ−タ放送番組の番組内容全体を歪なく表示さ
せることができる。したがって、視聴者は、小さくて低
解像度の画面でも違和感を感じることなく番組内容全体
を視認することができる。また、BMLで指定された元
画像の表示画素数の縦横比と、小型ディスプレイ15の
画面画素数の縦横比とが異なる場合でも、BMLで指定
された元画像の表示画素数の縦横比でデ−タ放送番組の
内容全体を表示させることができる。また、デ−タ放送
番組の内容が表示されない余白領域を単色の塗りつぶし
画像に設定することができ、余白領域であることを視聴
者に分かりやすく示すことができる。
描画が指示された場合に、BMLで指定されている元画
像の文字や図形等の空間的なレイアウトを変えることな
く、再描画することができ、番組内容の連動性を損わず
に表示させることができる。
とならない場合、該間引き係数が整数分の1に補正され
るので、間引き処理しやすく、番組内容全体を歪なく表
示させることができ、画面画素を有効に使用することが
できる。
字のサイズをBMLで指定された元画像の文字サイズと
間引き係数とに基づいて決定し、決定された文字サイズ
に該当する文字をフォントROMから読み出し、読み出
された文字が間引き処理せずに描画されるので、小型デ
ィスプレイ15でも間引き処理による文字の部分欠落や
潰れをなくすことができ、文字をはっきりと表示させる
ことができる。
わせて上記機能を実現するための表示制御プログラムを
放送などによりダウンロ−ドして、表示制御プログラム
を入れ替え、これらの機能を容易に他のディジタル放送
受信機においても実現させることもできる。
ディスプレイ15に番組内容全体が表示されている状態
から、タッチパネル16を介して指定された位置の番組
内容を部分拡大して表示させることができる。したがっ
て、番組内容が見ずらい場合があっても、見たい位置を
指定するだけで、その部分を簡単に拡大表示させること
ができ、小型ディスプレイ15であっても、番組内容を
部分拡大して表示することで、その内容を見やすくする
ことができる。
ディスプレイ15の縦横の画面画素数分だけ切り出した
部分拡大の表示状態から番組内容全体が表示される状態
まで段階的に番組内容の表示領域を広げていくことがで
き、例えば、部分拡大の表示状態では、内容が拡大され
すぎた場合に、その内容に応じた読みやすい適切な大き
さに表示させることができ、また部分拡大された表示部
分の周辺の内容も見やすくすることができる。
ザは表示される領域サイズの切り換えを気にすることな
く、保持された表示領域サイズで表示内容を読み取るこ
とができ、番組内容が十分に確認できなかった場合に繰
り返し表示させるという操作が不要となる。また、表示
領域サイズが保持されている状態から、さらに小型ディ
スプレイ15の縦横の画面画素数分だけ切り出して表示
する領域サイズまでの間で段階的に番組内容の表示領域
を狭めるので、番組内容を部分拡大して表示させること
ができ、例えば、内容をよく確認せずに見過ごして、も
う一度その内容を拡大した状態で見たい時など、再度番
組内容を拡大して表示させることができ、見過ごした内
容をすぐに拡大して確認することができ、使用者にとっ
て便利なものとなる。
タル放送受信機の要部を概略的に示したブロック図であ
る。但し、図1に示したディジタル放送受信機と同一の
機能を有する構成部品には同一符号を付し、その説明を
省略し、異なる機能を有するCPU9aには異なる符号
を付すこととする。
信機が、実施の形態(1)に係るディジタル放送受信機
と相違するのは、音声合成手段17を備えている点にあ
る。CPU9aでは、ユ−ザによりタッチパネル16を
介してタッチされた文字列の認識処理が行われるように
なっている。音声合成手段17は、認識された文字列の
文字デ−タに基づいて、音声デ−タを合成して、音声に
変換して出力する処理を行うもので、ディジタルシグナ
ルプロセッサ、ディジタル/アナログ変換器等を含んで
構成されている。
信機におけるCPU9aの行うデ−タ放送番組の表示処
理動作は、図3に示した表示処理動作と略同様なのでこ
こではその説明を省略する。
信機におけるCPU9aの行う表示領域切換処理動作を
図11に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。な
お、本表示領域切換処理動作は、図9におけるステップ
S41とステップS42との間にさらにステップS51
〜S56を挿入した構成となっており、以下、ここでは
相違点のみを説明することとする。
6へのタッチ操作が検出されたと判断すれば、ステップ
S51に進む。ステップS51では、タッチ操作が検出
された座標デ−タから表示された文字列を指定したもの
か否かを判断し、表示文字列を指定したものではないと
判断すれば、ステップS42に進む。一方、ステップS
51において、表示文字列を指定したものであると判断
すれば、ステップS52に進む。
列の文字デ−タを認識し、音声合成手段17で、認識さ
れた文字デ−タから音声デ−タを合成させる処理を行
い、ステップS53に進む。ステップS53では、合成
された音声デ−タを音声に変換してスピ−カ14より出
力する音声出力処理(指定された文字列の読み上げ処
理)を行い、ステップS54に進む。
れた文字列の読み上げ中)に、タッチパネル16へのタ
ッチ操作が検出されたか否かを判断し、タッチ操作が検
出されたと判断すれば、ステップS55に進む。ステッ
プS55では、指定された文字列の読み上げ処理を中止
する音声出力中止処理を行い、ステップS26に進む。
中にタッチ操作が検出されていないと判断すれば、ステ
ップS56に進む。ステップS56では、指定された文
字列を読み上げる音声出力処理が終了したか否かを判断
し、終了していないと判断すれば、ステップS54に戻
り、一方、終了したと判断すれば、ステップS26に進
む。
送受信機によれば、タッチパネル16を介して指定され
た表示文字列が音声合成されて出力されるので、ユ−ザ
は、表示されている番組内容を読み取るために画面を注
視する必要がなく、読み上げられる音声により指定され
た文字列の内容を把握することができ、特に車載用とし
て採用された場合には、運転時の安全性を向上させるこ
とができる。
の音声による読み上げを中止させることができ、例え
ば、音声による読み上げを開始したものの、間違った文
字指定であった場合や、不要な内容であった場合には、
すぐに読み上げを中止させることができ、ユ−ザは聞き
たい内容のみを効率よく聞くことができる。
送受信機の要部を概略的に示したブロック図である。
デ−タ放送番組の表示画素デ−タの一例を説明するため
の説明図、(b)は、(a)に示した表示画素デ−タを
有するデ−タ放送番組を縦240×横480画素数を有
する小型ディスプレイに表示させたときの表示例、
(c)は、(a)に示した表示画素デ−タを有するデ−
タ放送番組を縦270×横480画素数を有する小型デ
ィスプレイに表示させたときの表示例を示している。
におけるCPUの行うデ−タ放送番組の表示処理動作を
示すフロ−チャ−トである。
たデ−タ放送番組の表示領域切換表示(1)を説明する
ための表示例を示した図である。
におけるCPUの行う表示領域切換処理動作(1)を示
すフロ−チャ−トである。
たデ−タ放送番組の表示領域切換表示(2)を説明する
ための表示例を示した図である。
におけるCPUの行う表示領域切換処理動作(2)を示
すフロ−チャ−トである。
たデ−タ放送番組の表示領域切換表示(3)を説明する
ための表示例を示した図である。
におけるCPUの行う表示領域切換処理動作(3)を示
すフロ−チャ−トである。
機の要部を概略的に示したブロック図である。
機におけるCPUの行う表示領域切換処理動作を示すフ
ロ−チャ−トである。
Claims (23)
- 【請求項1】 放送波を受信する受信手段と、該受信手
段で受信した放送波を復調する復調手段と、該復調手段
により復調された復調信号に基づき表示手段に画像信号
を出力する画像信号出力手段とを備えたディジタル放送
受信機であって、 前記復調信号に基づく元画像の縦横の表示画素数を前記
表示手段の縦横の画面画素数に対応させるための表示画
素デ−タの間引き係数を算出する間引き係数算出手段
と、 該間引き係数算出手段により算出された間引き係数に基
づいて、前記元画像の表示内容全体を前記表示手段に表
示させるように表示画素デ−タの間引き処理を行う間引
き処理手段と、 該間引き処理手段により間引き処理された表示画素デ−
タに基づき画像信号を生成する画像信号生成手段とを備
えていることを特徴とするディジタル放送受信機。 - 【請求項2】 前記元画像の表示画素数の縦横比と、前
記表示手段の画面画素数の縦横比とが異なる場合、前記
間引き処理手段が、前記表示手段の画面画素数の縦横比
となるように前記元画像の表示画素デ−タの間引き処理
を行うものであることを特徴とする請求項1記載のディ
ジタル放送受信機。 - 【請求項3】 前記元画像の表示画素数の縦横比と、前
記表示手段の画面画素数の縦横比とが異なる場合に形成
される前記表示手段の余白領域を、単色の塗りつぶし画
像に設定する余白画像設定手段を備えていることを特徴
とする請求項2記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項4】 前記余白領域の色を使用者が設定可能な
余白色設定手段を備えていることを特徴とする請求項3
記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項5】 前記間引き処理された表示画素デ−タに
基づき前記画像信号生成手段により画像信号を生成させ
た後、表示内容を書き換えるための再描画が指示された
場合、前記間引き処理手段が、再描画する元画像の表示
画素デ−タの間引き係数に前記再描画前の間引き処理に
使用した間引き係数を使用して間引き処理を行うもので
あることを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受
信機。 - 【請求項6】 前記間引き係数算出手段が、算出された
間引き係数が整数分の1とならない場合、分母の値をそ
の近傍の整数値に補正して、前記間引き係数を整数分の
1とするものであることを特徴とする請求項1記載のデ
ィジタル放送受信機。 - 【請求項7】 文字の書体及びサイズに関するデ−タが
記憶された文字デ−タ記憶手段と、 前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画像で
指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づいて決
定する表示文字サイズ決定手段と、 該表示文字サイズ決定手段により決定された文字サイズ
に該当する文字を前記文字デ−タ記憶手段から読み出
し、前記間引き処理手段による表示画素デ−タの間引き
処理が終了した後に、読み出した文字を間引き処理せず
に描画する第1の文字描画手段とを備えていることを特
徴とする請求項1記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項8】 前記表示文字サイズ決定手段により決定
された文字サイズに対応する大きさの文字が前記文字デ
−タ記憶手段に記憶されていない場合、該文字デ−タ記
憶手段に記憶されている文字の中から前記文字サイズに
近い大きさの文字を選択する文字サイズ選択手段を備え
ていることを特徴とする請求項7記載のディジタル放送
受信機。 - 【請求項9】 文字の書体デ−タが記憶された文字書体
デ−タ記憶手段と、 前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画像で
指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づいて決
定する表示文字サイズ決定手段と、 前記文字書体デ−タ記憶手段から表示させる文字の書体
デ−タを読み出し、該書体デ−タに基づいてベクトル演
算を行って前記表示文字サイズ決定手段により決定され
た文字サイズの文字を作成する文字作成手段と、 前記間引き処理手段による表示画素デ−タの間引き処理
が終了した後に、前記文字作成手段により作成された文
字を間引き処理せずに描画する第2の文字描画手段とを
備えていることを特徴とする請求項1記載のディジタル
放送受信機。 - 【請求項10】 前記表示手段の画面上の任意の位置を
指定可能な入力手段が接続され、 前記間引き処理された表示画素デ−タに基づき前記画像
信号生成手段により画像信号を生成させた後、前記入力
手段からの位置指定信号が検出された場合に、該位置指
定信号で指定された位置に表示されている内容を特定す
る表示内容特定手段と、 該表示内容特定手段により特定された表示内容の位置を
略中心として前記元画像の縦横の表示画素数から前記表
示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出して間引き処理
せずに再描画する第1の再描画手段とを備えていること
を特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載のディ
ジタル放送受信機。 - 【請求項11】 前記第1の再描画手段が、さらに前記
表示手段の縦横の画面画素数分だけ切り出した領域から
前記表示内容全体が表示される領域までの間で段階的に
前記表示内容の表示領域を広げるように所定の間引き係
数で間引き処理された表示画素デ−タを再描画するもの
であることを特徴とする請求項10記載のディジタル放
送受信機。 - 【請求項12】 使用者が前記表示画素デ−タの間引き
係数を設定することのできる間引き係数設定手段を備
え、 前記第1の再描画手段が、さらに前記間引き係数設定手
段により設定された間引き係数で前記元画像の縦横の表
示画素数が間引き処理された表示画素デ−タを再描画す
るものであることを特徴とする請求項10記載のディジ
タル放送受信機。 - 【請求項13】 前記第1の再描画手段が、前記表示手
段の縦横の画面画素数分だけ間引き処理せずに再描画し
た時点から所定時間の経過後、前記表示内容全体を表示
するように算出された間引き係数で間引き処理された表
示画素デ−タを再描画するものであることを特徴とする
請求項10〜12のいずれかの項に記載のディジタル放
送受信機。 - 【請求項14】 前記所定時間を、使用者が任意の時間
に設定することのできる第1の再描画時間設定手段を備
えていることを特徴とする請求項13記載のディジタル
放送受信機。 - 【請求項15】 車速情報の取り込みが可能な車速情報
取込手段と、 該車速情報取込手段で取り込んだ車速情報に基づいて前
記所定時間を設定する第2の再描画時間設定手段とを備
えていることを特徴とする請求項13記載のディジタル
放送受信機。 - 【請求項16】 前記入力手段から所定の入力操作信号
が検出された場合に、該入力操作信号が検出された時の
表示内容の表示領域サイズを保持する表示領域サイズ保
持手段を備えていることを特徴とする請求項11〜15
のいずれかの項に記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項17】 前記入力操作信号が検出された時の表
示領域サイズが保持されている時に、さらに前記入力手
段から所定の入力操作信号が検出された場合に、前記表
示領域サイズから前記表示手段の縦横の画面画素数分だ
け切り出した領域サイズまでの間で段階的に前記表示内
容の表示領域を狭めるように所定の間引き係数で間引き
処理された表示画素デ−タを再描画する第2の再描画手
段を備えていることを特徴とする請求項16記載のディ
ジタル放送受信機。 - 【請求項18】 前記入力操作信号が検出された時の表
示領域サイズが保持されている時に、さらに前記入力手
段から所定の入力操作信号が検出された場合に、前記表
示領域サイズから前記表示手段の縦横の画面画素数分だ
け切り出した領域サイズ以上に前記表示内容の表示領域
を狭めるように所定の間引き係数で間引き処理された表
示画素デ−タを再描画する第3の再描画手段を備えてい
ることを特徴とする請求項16記載のディジタル放送受
信機。 - 【請求項19】 前記入力手段から所定の入力操作信号
が検出された場合に、該入力操作信号が表示されている
文字列を指定するものであるか否かを判断する文字列指
定判断手段と、 該文字列指定判断手段により前記入力操作信号が表示さ
れている文字列を指定するものであると判断された場合
に、指定された文字列のデ−タから音声を合成する音声
合成手段と、 該音声合成手段により合成された音声の出力処理を行う
音声出力処理手段とを備えていることを特徴とする請求
項16記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項20】 前記音声出力処理手段により出力処理
された音声の出力中に、前記入力手段から所定の入力操
作信号が検出された場合に前記音声の出力を中止する音
声出力中止手段を備えていることを特徴とする請求項1
9記載のディジタル放送受信機。 - 【請求項21】 放送波を受信する受信手段と、該受信
手段で受信した放送波を復調する復調手段と、該復調手
段により復調された復調信号に基づき画像信号を出力す
る画像信号出力手段とを備えたディジタル放送受信機
に、 前記復調信号に基づく元画像の縦横の表示画素数を前記
表示手段の縦横の画面画素数に対応させるための表示画
素デ−タの間引き係数を算出する機能と、 算出された間引き係数に基づいて、前記元画像の表示内
容全体を前記表示手段に表示させるように表示画素デ−
タの間引き処理をさせる機能と、 間引き処理された表示画素デ−タに基づき画像信号を生
成して前記表示手段に出力させる機能とを実現させるこ
とを特徴とするディジタル放送表示用プログラム。 - 【請求項22】 文字の書体及びサイズに関するデ−タ
が記憶された文字デ−タ記憶手段を備えたディジタル放
送受信機に、 前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画像で
指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づいて決
定する機能と、 決定された文字サイズに該当する文字を前記文字デ−タ
記憶手段から読み出し、前記表示画素デ−タの間引き処
理が終了した後に、読み出した文字を間引き処理せずに
描画する機能とを実現させることを特徴とする請求項2
1記載のディジタル放送表示用プログラム。 - 【請求項23】 文字の書体デ−タが記憶された文字書
体デ−タ記憶手段を備えたディジタル放送受信機に、 前記表示手段に表示させる文字のサイズを前記元画像で
指定された文字サイズと前記間引き係数とに基づいて決
定する機能と、 前記文字書体デ−タ記憶手段から表示させる文字の書体
デ−タを読み出し、読み出された書体デ−タに基づいて
ベクトル演算を行って、決定された文字サイズの文字を
作成する機能と、 前記表示画素デ−タの間引き処理が終了した後に、作成
された文字を間引き処理せずに描画する機能とを実現さ
せることを特徴とする請求項21記載のディジタル放送
表示用プログラム。
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