JP2003348318A - 電子透かし埋め込み装置、電子透かし埋め込み方法および記録媒体の製造方法 - Google Patents

電子透かし埋め込み装置、電子透かし埋め込み方法および記録媒体の製造方法

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JP2003348318A
JP2003348318A JP2002150224A JP2002150224A JP2003348318A JP 2003348318 A JP2003348318 A JP 2003348318A JP 2002150224 A JP2002150224 A JP 2002150224A JP 2002150224 A JP2002150224 A JP 2002150224A JP 2003348318 A JP2003348318 A JP 2003348318A
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Hiroshi Iwamura
宏 岩村
Yoshiaki Moriyama
義明 守山
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Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像の画質等を低下させることなくウォータ
マークを確実に検出することができる電子透かし埋め込
み装置、電子透かし埋め込み方法および電子透かしを有
する記録媒体の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の電子透かし埋め込み装置は、デ
ジタル情報からなるコンテンツに、所定の規則に基づい
て生成された信号からなる電子透かしを埋め込む電子透
かし埋め込み装置であって、電子透かしの強度を変動さ
せる強度変更部3と、強度変更部3により強度が変動さ
れた電子透かしをコンテンツの信号に付加して第1の信
号を生成する加算部5と、加算部5によって第1の信号
内に埋め込まれた電子透かしを検出するウォータマーク
検出部16と、ウォータマーク検出部16による検出結
果に応じて電子透かしの強度を変動させるように強度変
更部3を制御する制御部12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル情報から
なるコンテンツに複製を制限するための電子透かしを埋
め込む、電子透かし埋め込み装置、電子透かし埋め込み
方法、及び記録されたコンテンツに電子透かしが埋め込
まれた記録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルテレビ放送の実現により、映像
のデジタル信号による配信が一般化しつつある。また、
映像を光ディスクや磁気テープなどにデジタルデータと
して記録するビデオレコーダーも普及しつつある。映像
をデジタルデータとして記録することができれば、映像
を劣化させることなく複製することが可能となる。この
ため、著作権等の観点から、映像の複製を制限する必要
がある。
【0003】例えば、特開2000−173175号公
報に開示されたウォータマーク(電子透かし)技術は映
像の複製を制限する技術の1つであり、デジタル映像に
複製制限に関する情報を埋め込む技術である。以下、デ
ジタル映像に埋め込むための複製制限に関する情報を
「ウォータマーク」と呼ぶ。ウォータマークは、映像中
に隠れるように埋め込まれる。このため、ウォータマー
クを映像中に埋め込んでも、映像の質はほとんど低下し
ない。また、ウォータマークが埋め込まれた映像を受け
取った者は、その映像中にウォータマークが存在するこ
とさえ認識できないであろうから、ウォータマークを映
像から除去することは極めて困難である。
【0004】上記特開2000−173175号公報に
は、複製禁止を示すウォータマークと1世代複製許可を
示すウォータマークを用いたシステムが開示されてい
る。このようなシステムによれば、複製の回数を管理す
ることができるので、著作権の問題を生じさせることな
く、テレビ放送の受信者は放送時間に束縛されずに配信
された映像を見ることができる。
【0005】このシステムでは、デジタル映像がビデオ
レコーダーに入力されたとき、ビデオレコーダーはその
映像中にウォータマークが存在するか否かを判断する。
ウォータマークが存在し、そのウォータマークが複製禁
止を示すものであれば、ビデオレコーダーはその映像の
記録を行わない。また、ウォータマークが存在していな
いとき、あるいはウォータマークは存在するがそのウォ
ータマークが1世代複製許可を示すものであれば、ビデ
オレコーダーは、その映像は1度の複製が許可されてい
ると判断し、その映像を例えば光ディスクに記録する。
このとき、ウォータマークが1世代複製許可を示すもの
であれば、ビデオレコーダーは、その映像に複製禁止を
示すウォータマークを埋め込んで記録する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ウォータマークは映像
中に埋め込まれるため、ウォータマークの強度は本来の
映像の画質を劣化させないような強度に設定される。し
かし、映像の性質によってはウォータマークが本来の映
像と区別しにくくなり、ウォータマークの検出が困難に
なるという問題がある。ウォータマークの検出を容易な
ものとするためにウォータマークの強度を高めると、こ
んどは映像の画質を低下させてしまう。
【0007】本発明は、映像の画質等を低下させること
なくウォータマークを確実に検出することができる電子
透かし埋め込み装置、電子透かし埋め込み方法および電
子透かしを有する記録媒体の製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子透かし埋め
込み装置は、デジタル情報からなるコンテンツに、所定
の規則に基づいて生成された信号からなる電子透かしを
埋め込む電子透かし埋め込み装置であって、電子透かし
の強度を変動させる変動手段(2,3等)と、変動手段
(2,3等)により強度が変動された電子透かしをコン
テンツの信号に付加して第1の信号を生成する埋め込み
手段(5等)と、埋め込み手段(5等)によって第1の
信号内に埋め込まれた電子透かしを検出する検出手段
(16等)と、検出手段(16等)による検出結果に応
じて電子透かしの強度を変動させるように変動手段
(2,3等)を制御する制御手段(12等)と、を備え
ることを特徴とする。
【0009】この電子透かし埋め込み装置によれば、検
出手段による検出結果に応じて電子透かしの強度を変動
させるので、検出手段による検出結果を埋め込み手段に
よって埋め込まれる電子透かしの強度に反映させること
ができる。したがって、映像等の劣化を抑制しつつ、ウ
ォータマークを確実に検出できるように、ウォータマー
クの強度を適切に制御することができる。
【0010】本発明の電子透かし埋め込み方法は、デジ
タル情報からなるコンテンツに、所定の規則に基づいて
生成された信号からなる電子透かしを埋め込む電子透か
し埋め込み方法であって、電子透かしの強度を変動させ
る変動手順と、変動手順により強度が変動された電子透
かしをコンテンツの信号に付加して第1の信号を生成す
る埋め込み手順と、埋め込み手順によって第1の信号内
に埋め込まれた電子透かしを検出する検出手順と、を備
え、変動手順では、検出手順による検出結果に応じて電
子透かしの強度を変動させることを特徴とする。
【0011】この電子透かし埋め込み方法によれば、検
出手順による検出結果に応じて電子透かしの強度を変動
させるので、検出手順による検出結果を埋め込み手順に
よって埋め込まれる電子透かしの強度に反映させること
ができる。したがって、映像等の劣化を抑制しつつ、ウ
ォータマークを確実に検出できるように、ウォータマー
クの強度を適切に制御することができる。
【0012】本発明の記録媒体の製造方法は、デジタル
情報からなるコンテンツに、所定の規則に基づいて生成
された信号からなる電子透かしを埋め込んだ情報が記録
された記録媒体の製造方法であって、電子透かしの強度
を変動させる変動手順と、変動手順により強度が変動さ
れた電子透かしをコンテンツの信号に付加して第1の信
号を生成する埋め込み手順と、埋め込み手順によって第
1の信号内に埋め込まれた電子透かしを検出する検出手
順と、第1の信号を記録媒体に記録する記録手順と、を
備え、変動手順では、検出手順による検出結果に応じて
電子透かしの強度を変動させることを特徴とする。
【0013】この記録媒体の製造方法によれば、検出手
順による検出結果に応じて電子透かしの強度を変動させ
るので、検出手順による検出結果を埋め込み手順によっ
て埋め込まれる電子透かしの強度に反映させることがで
きる。したがって、記録媒体に記録される映像等の劣化
を抑制しつつ、ウォータマークを確実に検出できるよう
に、ウォータマークの強度を適切に制御することができ
る。
【0014】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子透かし埋
め込み装置の実施形態について、図面を参照して詳細に
説明する。なお、本実施形態では、デジタル情報からな
るコンテンツとして映像コンテンツを例示しているが、
音楽コンテンツ等すべてのデジタル情報からなるコンテ
ンツに適用できる。
【0016】−第1の実施形態− 以下、図1〜図5を参照して、本発明による電子透かし
埋め込み装置の第1の実施形態について説明する。
【0017】図1は第1の実施形態の電子透かし埋め込
み装置100を示すブロック図である。この電子透かし
埋め込み装置100は、ベースバンドとされる映像信号
にウォータマーク(電子透かし)を埋め込むものであ
る。
【0018】図1に示すように、電子透かし埋め込み装
置100は、映像コンテンツの複製制限に関する情報と
して用いられるウォータマーク(電子透かし)を構成す
るPN(Pseudorandom Noise)系列を生成するPN系
列生成部1と、PN系列生成部1から出力されたPN系
列を増幅してその強度を設定する強度設定部2と、PN
系列の強度を変更する強度変更部3と、映像信号とPN
系列とを加算する加算部5と、映像信号のノイズを低減
するノイズリダクション部7と、映像信号を圧縮符号化
するMPEGエンコーダ8と、RAMおよびROMを有
する記憶部9と、操作者に向けて所定の情報を提示する
ための表示部10と、操作者の操作を受付ける操作部1
1と、上記各部を制御する制御部12とを備える。
【0019】また、電子透かし埋め込み装置100は、
MPEGエンコーダ8から出力されるMPEGストリー
ムを復号化するMPEGデコーダ14と、MPEGデコ
ーダ14から出力される映像信号にノイズ低減処理を施
すノイズリダクション部15と、ノイズリダクション部
15から出力された映像信号に基づいてウォータマーク
を検出するウォータマーク検出部16とを備える。ウォ
ータマーク検出部16におけるウォータマークの検出結
果は、制御部12に送出される。
【0020】埋め込み装置100は、例えば、放送局の
放送設備の一部として使用することができる。この場合
には、MPEGエンコーダ8から出力されるMPEGス
トリームを映像信号出力装置にて増幅し、アンテナを介
して送信することにより、映像を配信することができ
る。
【0021】また、電子透かし埋め込み装置100は、
例えば映画会社等で使用される録画装置の一部として使
用することができる。この場合には、ウォータマークの
入っていないコンテンツにウォータマークを埋め込み、
光ディスク、ビデオテープ等の記録媒体に記録すること
ができる。
【0022】次に、PN系列生成部1で生成されるPN
系列により構成されるウォータマークについて、図2〜
図5を参照して説明する。
【0023】デジタル映像には、このデジタル映像を構
成する各画像の輝度を表す情報が含まれている。この輝
度を表す情報は、例えば4〜8ビット程度の数値であ
り、画像を構成する画素にそれぞれ対応している。即
ち、各画素毎に輝度を表す数値が個別的に設定されてい
る(以下、画素の輝度を表す数値を「輝度値」とい
う)。これについて、図2を用いて具体的に説明する
と、図2中の画像P1はデジタル映像を構成する画像の
1つであり、画像P1中のa,b,c,d,…はそれぞ
れの画素に設定された輝度値を示している。
【0024】ウォータマークは、所定の規則に基づいて
生成された信号、例えば、本実施形態ではPN系列によ
って構成されており、PN系列の各符号を画素の輝度値
にそれぞれ加算することによって画像中に埋め込まれ
る。例えば、図2中の「0011……」はウォータマー
クを構成するPN系列である。このPN系列を画像P1
中の輝度値a,b,c,d,…に加算することにより、
輝度値が図3に示すように、a,b,c+1,d+1,
…となる。このようにして、ウォータマークがデジタル
映像を構成する各画像に埋め込まれる。
【0025】ウォータマークを構成するPN系列は、例
えばM系列のような疑似ランダム符号のシーケンスであ
り、PN系列を生成するための多項式(生成式)に初期
値を与えることにより生成される。本実施形態におい
て、PN系列を生成するための多項式(生成式)は、例
えば、図4に示すようなPN系列生成回路101として
具現化される。PN系列生成回路101は、シフトレジ
スタ1A〜1Dおよび加算器1Eにより構成され、PN
系列生成部1に設けられる。なお、実際に用いられるP
N系列は、系列周期が長くなるように、よりシフトレジ
スタ数の多いものが用いられる。
【0026】また、本実施形態では、互いに異なる2種
類のPN系列を生成し、これらのうちの一方を、1世代
複製許可を示すウォータマークとして用い、他方を複製
禁止を示すウォータマークとして用いる。PN系列は、
多項式および初期値のうちのいずれか一方または双方を
変更することによってランダム符号の配列が変化する。
従って、多項式および初期値のうちのいずれか一方また
は双方を変更することによって異なるPN系列を生成す
ることができる。
【0027】例えば、1世代複製許可を示すウォータマ
ークとして用いられるPN系列を、図4に示すPN系列
生成回路101によって生成する。一方、複製禁止を示
すウォータマークとして用いられるPN系列を、図5に
示すPN系列生成回路102によって生成する。図5に
示すPN系列生成回路102は、PN系列生成回路10
1に対応する多項式(生成式)と異なる多項式(生成
式)を具現化したものであり、シフトレジスタ2A〜2
Dおよび加算器2Eにより構成されている。PN系列生
成回路102もまた、PN系列生成部1に設けられる。
【0028】PN系列生成回路101に対応する多項式
とPN系列生成回路102に対応する多項式が異なるこ
とは、シフトレジスタおよび加算器の接続が、PN系列
生成回路101とPN系列生成回路102とで異なるこ
とから明らかである。このように、接続または構成が異
なる2つのPN系列生成回路(即ち、構造が異なる2つ
の多項式)を用いることにより、1世代複製許可を示す
ウォータマークと複製禁止を示すウォータマークをそれ
ぞれ生成することができる。
【0029】また、図4に示すPN系列生成回路101
のみを用いて、1世代複製許可を示すウォータマークと
複製禁止を示すウォータマークをそれぞれ生成すること
も可能である。この場合には、PN系列生成回路101
に与える初期値を2種類用意する。これら2種類の初期
値のうちの一方の初期値をPN系列生成回路101に与
えることによって、1世代複製許可を示すウォータマー
クを構成するPN系列を生成し、他方の初期値を同じP
N系列生成回路101に与えることによって、複製禁止
を示すウォータマークを構成するPN系列を生成するこ
とができる。例えば、1世代複製許可を示すウォータマ
ークを構成するPN系列を生成するときには、シフトレ
ジスタ1Aないし1Dに初期値「0011」を入力す
る。一方、複製禁止を示すウォータマークを構成するP
N系列を生成するときには、シフトレジスタ1Aないし
1Dに初期値「0101」を入力する。
【0030】次に、強度設定部2の動作について説明す
る。
【0031】図1に示すように、強度設定部2には、映
像信号とPN系列生成部1から出力されたPN系列とが
入力される。そして、強度設定部2は、入力された映像
信号に基づいて、PN系列生成部1からのPN系列を適
切な強度に設定する。具体的に説明すると、強度設定部
2は、1画像を構成する画素にそれぞれ設定された輝度
値が大きく変化しているか、それとも、小さく変化して
いるかを検出する。輝度値が大きく変化しているときに
は、その画像は、例えば複雑な模様を有しているので、
ウォータマークが埋め込まれても、ウォータマークが目
立たない。そこで、輝度値が大きく変化しているときに
は、強度設定部2は、PN系列生成部1から出力された
PN系列、即ち、ウォータマークの強度を高めに設定す
る。例えば、PN系列が「0101……」である場合に
は、強度設定部2は、これを「0202……」または、
「0303……」に設定する。そして、強度設定部2
は、設定したPN系列を強度変更部3に出力する。
【0032】一方、1画像を構成する画素にそれぞれ設
定された輝度値が小さく変化しているときには、その画
像は、例えばフラットな画像であるため、ウォータマー
クが目立ちやすい。そこで、輝度値が小さく変化してい
るときには、強度設定部2は、PN系列生成部1から出
力されたPN系列をそのまま強度変更部3に出力する。
【0033】次に、強度変更部3の動作について説明す
る。
【0034】強度変更部3は、制御部12に制御され
て、ウォータマーク検出部16におけるウォータマーク
の検出結果に応じて強度設定部2から出力されたPN系
列の強度を変更する。すなわち、制御部12はウォータ
マーク検出部16からウォータマークの検出結果を受け
ると、その検出結果に応じて強度変更部3の増幅度を制
御する。
【0035】例えば、ウォータマークの検出結果が、ウ
ォータマーク検出部16において検出されるウォータマ
ークの強度が一定の値よりも小さいこと、あるいは検出
不能であることを示す場合には、制御部12は強度変更
部3の増幅度を大きくし、PN系列の強度を増加させる
ように制御する。また、ウォータマークの検出結果が、
ウォータマーク検出部16において検出されるウォータ
マークの強度が一定の値よりも大きいことを示す場合に
は、制御部12は強度変更部3の増幅度を小さくし、P
N系列の強度を減少させるように制御する。このような
制御により、ウォータマーク検出部16において検出さ
れるウォータマークの強度が一定の範囲となるように、
加算部5において映像信号に加算されるPN系列の強度
を制御することができる。
【0036】制御部12は、強度変更部3の増幅度を段
階的に変動させるように制御してもよいし、強度変更部
3の増幅度を連続的に変動させるように制御してもよ
い。
【0037】なお、制御部12はウォータマークの強度
を、一定間隔(一定の時間間隔)を空けた短期間、例え
ば数フレーム(1〜3フレーム)分だけ高めるように、
強度変更部3を制御してもよい。即ち、強度変更部3
は、制御部12に制御されて、ウォータマークの強度を
間欠的に数フレーム分だけ高める。また、制御部12
は、この短期間におけるウォータマークの強度に、ウォ
ータマーク検出部16におけるウォータマークの検出結
果を反映させるように強度変更部3を制御する。
【0038】このように、間欠的、又はパルス状に強度
が高められたウォータマークは、常にウォータマークの
検出結果に基づいて強度を制御されたウォータマークよ
りも、映像のうえで目立たないにも関わらず、確実に検
出される。
【0039】また、強度変更部3がウォータマークの強
度を高める期間は、ランダム間隔又は何らかの法則に従
った不定間隔(ランダム又は不定の時間間隔)で数フレ
ーム分だけでもよい。これは、ウォータマークが一定間
隔を空けて高くなる場合に比べ、ランダム間隔又は不定
間隔で高くなる方が、映像のうえでより目立たないため
である。
【0040】さらに、強度変更部3がウォータマークの
強度を高める期間は、映像の変化に合わせて数フレーム
分だけでもよい。例えば、シーンチェンジ(シーンの切
り替わり)のように時間的に映像の変化が大きいタイミ
ング、強いエッジが多い映像のようにフレーム内での映
像の変化が大きいタイミング、動きベクトルが大きいな
ど映像の動きが激しいタイミングで、数フレーム分だけ
ウォータマークを高めてもよい。すなわち、制御部12
は、ランダム周期又は何らかの法則に従った不定周期、
シーンチェンジ毎、エッジが多い画像(複雑な画像、ア
クティブな画像)毎、動きの激しい画像(動きベクトル
の大きい画像)毎に、強度変更部3がPN系列の強度を
高めるように制御する。このように、強度変更部3がシ
ーンチェンジ毎、エッジの多い画像毎、動きの激しい画
像毎にウォータマークの強度を高める理由は、ウォータ
マークの強度が高くても、映像シーンの切り替わりによ
る時間的に変化の多い映像、エッジの多い映像、動きの
激しい映像によって、視聴者がウォータマークの存在を
認識しづらいからである。
【0041】そして、加算部5は、映像信号と強度変更
部3から出力されたPN系列とを加算してノイズリダク
ション部7に出力する。ノイズリダクション部7は、P
N系列が加算された映像信号に対してノイズ低減処理を
施してMPEGエンコーダ8に出力する。MPEGエン
コーダ8は、ノイズ低減処理が施された映像信号を圧縮
符号化して、MPEGストリームとして出力する。
【0042】図1に示すように、電子透かし埋め込み装
置100では、MPEGエンコーダ8から出力されたM
PEGストリームに対し、MPEGデコーダ14による
復号化処理を施し、さらにMPEGデコーダ14から出
力された映像信号に対し、ノイズリダクション部15に
おけるノイズ低減処理を施している。そして、ウォータ
マーク検出部16は、ノイズリダクション部15から出
力された映像信号に基づいてウォータマークを検出して
いる。
【0043】このように、電子透かし埋め込み装置10
0では、MPEGデコーダ14による復号化処理および
ノイズリダクション部15におけるノイズ低減処理を経
た信号に基づいてウォータマークを検出している。この
ようなMPEGデコーダ14およびノイズリダクション
部15における処理は、電子透かし埋め込み装置100
から出力されるMPEGストリームに基づいてコンテン
ツを再生する場合等の処理に対応しており、ウォータマ
ーク検出部16の位置は、コンテンツを再生する際にウ
ォータマークを検出する位置に対応している。すなわ
ち、MPEGストリームを復号化して生成された映像信
号にノイズ低減処理を施す場合には、復号化処理および
ノイズ低減処理においてウォータマークの劣化が生じ
る。電子透かし埋め込み装置100では、MPEGデコ
ーダ14およびノイズリダクション部15における処理
を実行することにより、MPEGストリームに基づく再
生の際などに想定されるウォータマークの劣化を加味し
た信号を生成することができる。そして、これらの処理
を経て生成された信号に基づいてウォータマーク検出部
16がウォータマークを検出するように構成すること
で、実際の再生時等におけるウォータマークの検出状態
に近似した検出状態を獲得することができる。したがっ
て、ウォータマーク検出部16におけるウォータマーク
の検出結果を再生時等におけるウォータマークの検出結
果に精度良く適合させることができ、ウォータマークの
強度を精度良く制御することができる。
【0044】電子透かし埋め込み装置100では、MP
EGデコーダ14による復号化処理およびノイズリダク
ション部15によるノイズ低減処理を経た後の信号に基
づいてウォータマークを検出しているが、ウォータマー
ク検出部16がMPEGエンコーダ8から出力されるM
PEGストリームに基づいて直接ウォータマークを検出
するようにしてもよい。
【0045】制御部12は、ウォータマーク検出部16
での検出動作を連続して実行し、その検出結果をリアル
タイムでウォータマークの強度に反映させるように強度
変更部3を制御してもよい。あるいは、制御部12は、
ウォータマーク検出部16での検出動作あるいは強度変
更部3における増幅度の制御を間欠的に、例えば一定時
間経過ごとに実行することにより、ウォータマークの強
度を、時間間隔を空けて変化させるように、ウォータマ
ーク検出部16あるいは強度変更部3を制御してもよ
い。
【0046】図1では、MPEGデコーダ14およびノ
イズリダクション部15を経た信号に基づいてウォータ
マーク検出部16においてウォータマークを検出する例
を示したが、このような構成に代えて、ウォータマーク
を劣化させる種々の構成を採用することができる。例え
ば、MPEGデコーダ14およびノイズリダクション部
15に代えて、ウォータマークを検出する部分の前段に
設けられたVCRの信号処理回路と等価の回路を設けて
もよい。この場合には、MPEGエンコーダ8から出力
されるMPEGストリームに基づいて、VCRにより映
像を録画する場合を想定したウォータマークの劣化を再
現できる。このため、VCRによる録画を行う場合に適
するように、ウォータマークの強度を制御することがで
きる。
【0047】以上のように、第1の実施形態の電子透か
し埋め込み装置100では、埋め込まれたウォータマー
クを実際に検出した際の検出結果に応じて、ウォータマ
ークの強度を変更しているので、ウォータマークの強度
を過大とすることなく、しかも確実に検出可能な十分な
値に制御することができる。
【0048】−第2の実施形態− 以下、図6を参照して、本発明の電子透かし埋め込み装
置の第2の実施形態について説明する。図6では、第1
の実施形態の構成に対応する要素に同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。
【0049】図6は第2の実施形態の電子透かし埋め込
み装置100Aを示すブロック図である。この電子透か
し埋め込み装置100Aは、映像コンテンツをMPEG
エンコードしたMPEGストリームにウォータマークを
埋め込むものであり、例えば、放送局等から送信された
映像信号を記録媒体に記録する録画装置の一部として使
用することができる。
【0050】図6に示すように、電子透かし埋め込み装
置100Aは、映像コンテンツの複製制限に関する情報
として用いられるウォータマーク(電子透かし)を構成
するPN系列を生成するPN系列生成部1と、PN系列
生成部1から出力されたPN系列を増幅してその強度を
設定する強度設定部2Aと、PN系列の強度を変更する
強度変更部3Aと、映像信号のノイズを低減するノイズ
リダクション部7と、映像信号を圧縮符号化するMPE
Gエンコーダ8と、MPEGエンコーダ8から出力され
たMPEGストリームとPN系列とを加算する加算部5
Aと、RAMおよびROMを有する記憶部9と、操作者
に向けて所定の情報を提示するための表示部10と、操
作者の操作を受付ける操作部11と、上記各部を制御す
る制御部12とを備える。
【0051】また、電子透かし埋め込み装置100は、
加算部5Aから出力される、PN系列が加算されたMP
EGストリームを受ける劣化系17と、劣化系17の出
力信号を受けるウォータマーク検出部16とを備える。
ウォータマーク検出部16においてウォータマークの検
出が行われ、ウォータマークの検出結果は制御部12に
送出される。
【0052】劣化系17は、電子透かし埋め込み装置1
00におけるMPEGデコーダ14およびノイズリダク
ション部15に相当する部分である。劣化系17の構成
としては、第1の実施形態と同様、種々の構成を採用す
ることができる。また、劣化系17を省略し、ウォータ
マーク検出部16が加算部5Aから出力されるMPEG
ストリームに基づいて直接ウォータマークを検出するよ
うにしてもよい。
【0053】図6に示すように、第2の実施形態の電子
透かし埋め込み装置100Aでは、映像信号に対しノイ
ズリダクション部7によりノイズ低減処理を施し、さら
にMPEGエンコーダ8により圧縮符号化処理を施し
て、MPEGストリームを強度設定部2Aおよび加算部
5Aに入力している。したがって、強度設定部2Aで
は、このMPEGストリームに基づいて、PN系列の強
度を設定している。また、加算部5Aでは、このMPE
Gストリームに対してPN系列を加算している。
【0054】強度変更部3Aは、制御部12に制御され
て、ウォータマーク検出部16Aにおけるウォータマー
クの検出結果に応じて強度設定部2Aから出力されたP
N系列の強度を変更する。すなわち、制御部12はウォ
ータマーク検出部16Aからウォータマークの検出結果
を受けると、その検出結果に応じて強度変更部3Aの増
幅度を制御する。強度変更部3Aの動作としては、第1
の実施形態における強度変更部3と同様の動作を採用す
ることができる。
【0055】このように、第2の実施形態の電子透かし
埋め込み装置100Aでは、埋め込まれたウォータマー
クを実際に検出した際の検出結果に応じて、ウォータマ
ークの強度を変更しているので、ウォータマークの強度
を不必要に増加させることなく、確実に検出可能な強度
に制御することができる。
【0056】−第3の実施形態− 以下、図7を参照して、本発明の電子透かし埋め込み装
置の第3の実施形態について説明する。図7では、第1
の実施形態の構成に対応する要素に同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。
【0057】図7は第3の実施形態の電子透かし埋め込
み装置100Bを示すブロック図である。この電子透か
し埋め込み装置100Bは、既にウォータマークが埋め
込まれたベースバンドとされる映像信号にウォータマー
クを再度埋め込む(リマーキングする)ものであり、電
子透かし埋め込み装置100と同様に、放送局の放送設
備の一部や映画会社等の録画装置の一部として使用する
ことができる。
【0058】図7に示すように、電子透かし埋め込み装
置100Bは、映像コンテンツの複製制限に関する情報
として用いられるウォータマーク(電子透かし)を構成
するPN系列を生成するPN系列生成部1と、PN系列
生成部1から出力されたPN系列を増幅してその強度を
設定する強度設定部2と、PN系列の強度を変更する強
度変更部3と、映像信号とPN系列とを加算する加算部
5と、映像信号のノイズを低減するノイズリダクション
部7と、映像信号を圧縮符号化するMPEGエンコーダ
8と、RAMおよびROMを有する記憶部9と、操作者
に向けて所定の情報を提示するための表示部10と、操
作者の操作を受付ける操作部11と、上記各部を制御す
る制御部12とを備える。
【0059】また、図7に示すように、電子透かし埋め
込み装置100Bは、入力されてくる映像信号からウォ
ータマークを検出するウォータマーク検出部20を備え
る。
【0060】さらに、電子透かし埋め込み装置100B
は、MPEGエンコーダ8から出力される、PN系列が
加算されたMPEGストリームを受ける劣化系17と、
劣化系17の出力信号を受けるウォータマーク検出部1
6とを備える。ウォータマーク検出部16においてウォ
ータマークの検出が行われ、ウォータマークの検出結果
は制御部12に送出される。
【0061】劣化系17は、電子透かし埋め込み装置1
00におけるMPEGデコーダ14およびノイズリダク
ション部15に相当する部分である。劣化系17の構成
としては、第1の実施形態と同様、種々の構成を採用す
ることができる。また、劣化系17を省略し、ウォータ
マーク検出部16がMPEGエンコーダ8から出力され
るMPEGストリームに基づいて直接ウォータマークを
検出するようにしてもよい。
【0062】ウォータマーク検出部20は、受け取った
映像信号を光ディスク等の記録媒体に記録する前に、映
像信号にウォータマークが埋め込まれているか否か、お
よび、映像信号に埋め込まれているウォータマークが1
世代複製許可および複製禁止のうちいずれを示すのかを
検出し、検出結果を制御部12へ出力する。
【0063】ウォータマーク検出部20により1世代複
製許可を示すウォータマークが検出された場合、PN系
列生成部1では複製禁止に対応するPN系列を生成す
る。このPN系列の強度は、第1の実施形態と同様に強
度設定部2において設定され、さらに強度変更部3にお
いて強度が変更される。強度変更部3から出力されたP
N系列は、加算部5において映像信号に加算される。
【0064】強度変更部3は、制御部12に制御され
て、ウォータマーク検出部16におけるウォータマーク
の検出結果に応じて強度設定部2から出力されたPN系
列の強度を変更する。すなわち、制御部12はウォータ
マーク検出部16からウォータマークの検出結果を受け
ると、その検出結果に応じて強度変更部3の増幅度を制
御する。強度変更部3の動作としては、第1の実施形態
における強度変更部3と同様の動作を採用することがで
きる。
【0065】このように、電子透かし埋め込み装置10
0Bでは、1世代複製許可を示すウォータマークが埋め
込まれていることを検出した場合には、複製禁止を示す
ウォータマークを映像コンテンツにリマーキングする。
この際、埋め込まれたウォータマークを実際に検出した
際の検出結果に応じて、ウォータマークの強度を変更し
ているので、ウォータマークの強度を不必要に増加させ
ることなく、確実に検出可能な強度に制御することがで
きる。
【0066】ウォータマーク検出部20により1世代複
製許可を示すウォータマークおよび複製禁止を示すウォ
ータマークが検出されない場合、このコンテンツは複製
許可のものであるため、加算部5にてウォータマークが
リマーキングされることなくMPEGストリームとして
出力される。
【0067】ウォータマーク検出部20により複製禁止
を示すウォータマークが検出された場合には、制御部1
2は録画を禁止するような制御を実行する。
【0068】−第4の実施形態− 以下、図8を参照して、本発明の電子透かし埋め込み装
置の第4の実施形態について説明する。図8では、第1
の実施形態の構成に対する要素に同一符号を付し、その
説明を適宜省略する。
【0069】図8は第4の実施形態の電子透かし埋め込
み装置100Cを示すブロック図である。この電子透か
し埋め込み装置100Cは、既にウォータマークが埋め
込まれたMPEGストリームにウォータマークを再度埋
め込む(リマーキングする)ものであり、電子透かし埋
め込み装置100Aと同様に、放送局から送信された映
像信号を記録媒体に記録する録画装置の一部として使用
することができる。
【0070】図8に示すように、電子透かし埋め込み装
置100Cは、映像コンテンツの複製制限に関する情報
として用いられるウォータマーク(電子透かし)を構成
するPN系列を生成するPN系列生成部1と、PN系列
生成部1から出力されたPN系列を増幅してその強度を
設定する強度設定部2Aと、PN系列の強度を変更する
強度変更部3Aと、映像信号のノイズを低減するノイズ
リダクション部7と、映像信号を圧縮符号化するMPE
Gエンコーダ8と、MPEGエンコーダ8から出力され
たMPEGストリームとPN系列とを加算する加算部5
Aと、RAMおよびROMを有する記憶部9と、操作者
に向けて所定の情報を提示するための表示部10と、操
作者の操作を受付ける操作部11と、上記各部を制御す
る制御部12とを備える。
【0071】また、電子透かし埋め込み装置100C
は、加算部5Aから出力される、PN系列が加算された
MPEGストリームを受ける劣化系17と、劣化系17
の出力信号を受けるウォータマーク検出部16とを備え
る。ウォータマーク検出部16においてウォータマーク
の検出が行われ、ウォータマークの検出結果は制御部1
2に送出される。
【0072】劣化系17は、電子透かし埋め込み装置1
00におけるMPEGデコーダ14およびノイズリダク
ション部15に相当する部分である。劣化系17の構成
としては、第1の実施形態と同様、種々の構成を採用す
ることができる。また、劣化系17を省略し、ウォータ
マーク検出部16がMPEGエンコーダ8から出力され
るMPEGストリームに基づいて直接ウォータマークを
検出するようにしてもよい。
【0073】さらに、図8に示すように、電子透かし埋
め込み装置100Cは、入力されてくる映像信号に対し
て、ノイズリダクション部7によるノイズ低減処理及び
MPEGエンコーダ8による圧縮符号化処理を施して生
成されたMPEGストリームからウォータマークを検出
するウォータマーク検出部20Aを備える。
【0074】ウォータマーク検出部20Aは、受け取っ
たMPEGストリームを光ディスク等の記録媒体に記録
する前に、MPEGストリームにウォータマークが埋め
込まれているか否か、および、MPEGストリームに埋
め込まれているウォータマークが1世代複製許可および
複製禁止のうちいずれかを示すものかを検出し、検出結
果を制御部12へ出力する。
【0075】ウォータマーク検出部20Aにより1世代
複製許可を示すウォータマークが検出された場合、PN
系列生成部1では複製禁止に対応するPN系列を生成す
る。このPN系列の強度は、第1の実施形態における強
度設定部2と同様に強度設定部2Aにおいて設定され、
さらに強度変更部3Aにおいて強度が変更される。強度
変更部3Aから出力されたPN系列は、加算部5Aにお
いてMPEGストリームに加算される。
【0076】強度変更部3Aは、制御部12に制御され
て、ウォータマーク検出部16Aにおけるウォータマー
クの検出結果に応じて強度設定部2Aから出力されたP
N系列の強度を変更する。すなわち、制御部12はウォ
ータマーク検出部16Aからウォータマークの検出結果
を受けると、その検出結果に応じて強度変更部3Aの増
幅度を制御する。強度変更部3Aの動作としては、第1
の実施形態における強度変更部3と同様の動作を採用す
ることができる。
【0077】このように、電子透かし埋め込み装置10
0Cでは、1世代複製許可を示すウォータマークが埋め
込まれていることを検出した場合には、複製禁止を示す
ウォータマークを映像コンテンツにリマーキングする。
この際、埋め込まれたウォータマークを実際に検出した
際の検出結果に応じて、ウォータマークの強度を変更し
ているので、ウォータマークの強度を不必要に増加させ
ることなく、確実に検出可能な強度に制御することがで
きる。
【0078】ウォータマーク検出部20Aにより1世代
複製許可を示すウォータマークおよび複製禁止を示すウ
ォータマークが検出されない場合、このコンテンツは複
製許可のものであるため、加算部5Aにてウォータマー
クがリマーキングされることなくMPEGストリームと
して出力される。
【0079】ウォータマーク検出部20Aにより複製禁
止を示すウォータマークが検出された場合には、制御部
12は録画を禁止するような制御を実行する。
【0080】−第5の実施形態− 以下、図9を参照して、本発明の電子透かし埋め込み装
置の第5の実施形態について説明する。
【0081】図9は第5の実施形態の電子透かし埋め込
み装置200を示すブロック図である。この電子透かし
埋め込み装置200は、既にウォータマークが埋め込ま
れたMPEGストリームにウォータマークを再度埋め込
む(リマーキングする)ものであり、記録媒体にMPE
Gによって圧縮されて記録されている映像コンテンツを
再生する再生装置の一部として使用することができる。
【0082】図9に示すように、電子透かし埋め込み装
置200は、入力されたMPEGストリームからウォー
タマークを検出するウォータマーク検出部40と、ウォ
ータマーク(電子透かし)を構成するPN系列を生成す
るPN系列生成部21と、PN系列生成部21から出力
されたPN系列を増幅してその強度を設定する強度設定
部22と、PN系列の強度を変更する強度変更部23
と、入力されたMPEGストリームとPN系列とを加算
する加算部25と、MPEGストリームを復号化処理す
るMPEGデコーダ28と、MPEGデコーダ28から
出力された映像信号のノイズを低減するノイズリダクシ
ョン部27と、RAMおよびROMを有する記憶部29
と、操作者に向けて所定の情報を提示するための表示部
30と、操作者の操作を受付ける操作部31と、上記各
部を制御する制御装置32とを備える。
【0083】また、電子透かし埋め込み装置200は、
ノイズリダクション部27から出力される、PN系列が
加算された映像信号を受ける劣化系37と、劣化系37
の出力信号を受けるウォータマーク検出部36とを備え
る。ウォータマーク検出部36においてウォータマーク
の検出が行われ、ウォータマークの検出結果は制御部3
2に送出される。
【0084】劣化系37は、ノイズリダクション部27
から出力される映像信号に基づいて、コンテンツ映像を
記録する記録装置における信号処理に対応しており、ウ
ォータマーク検出部36の位置は、コンテンツを記録す
る際にウォータマークを検出する位置に対応している。
したがって、劣化系37の構成は記録装置における処理
に対応する回路とすればよい。具体的には、劣化系37
の回路として、例えば、MPEGエンコーダ、MPEG
エンコーダおよびMPEGデコーダの組み合わせ、MP
EGエンコーダ、MPEGデコーダおよびノイズリダク
ション回路の組み合わせ、あるいはアナログ/デジタル
変換回路等を挙げることができる。
【0085】電子透かし埋め込み装置200では、劣化
系37において映像信号を処理することにより、記録装
置における記録の際に想定されるウォータマークの劣化
を加味した信号を生成することができる。そして、これ
らの処理を経て生成された信号に基づいてウォータマー
ク検出部36がウォータマークを検出するように構成す
ることで、実際の記録時におけるウォータマークの検出
状態に近似した検出状態を獲得することができる。した
がって、ウォータマーク検出部36におけるウォータマ
ークの検出結果を記録時におけるウォータマークの検出
結果に精度良く適合させることができ、ウォータマーク
の強度を精度良く制御することができる。
【0086】電子透かし埋め込み装置200では、劣化
系37を経た後の信号に基づいてウォータマークを検出
しているが、ウォータマーク検出部36がノイズリダク
ション部27から出力される映像信号に基づいて直接ウ
ォータマークを検出するようにしてもよい。
【0087】ウォータマーク検出部40は、受け取った
MPEGストリームにウォータマークが埋め込まれてい
るか否か、および、MPEGストリームに埋め込まれて
いるウォータマークが1世代複製許可および複製禁止の
うちいずれを示すのかを検出し、検出結果を制御部32
へ出力する。
【0088】ウォータマーク検出部40により1世代複
製許可を示すウォータマークが検出された場合、PN系
列生成部21では複製禁止に対応するPN系列を生成す
る。このPN系列の強度は、第1の実施形態における強
度設定部2と同様に強度設定部22において設定され、
さらに強度変更部23において強度が変更される。強度
変更部23から出力されたPN系列は、加算部25にお
いてMPEGストリームに加算される。
【0089】強度変更部23は、制御部32に制御され
て、ウォータマーク検出部36におけるウォータマーク
の検出結果に応じて強度設定部22から出力されたPN
系列の強度を変更する。すなわち、制御部32はウォー
タマーク検出部36からウォータマークの検出結果を受
けると、その検出結果に応じて強度変更部23の増幅度
を制御する。強度変更部23の動作としては、第1の実
施形態における強度変更部3と同様の動作を採用するこ
とができる。
【0090】このように、電子透かし埋め込み装置20
0では、1世代複製許可を示すウォータマークが埋め込
まれていることを検出した場合には、複製禁止を示すウ
ォータマークを映像コンテンツにリマーキングする。こ
の際、埋め込まれたウォータマークを実際に検出した際
の検出結果に応じて、ウォータマークの強度を変更して
いるので、ウォータマークの強度を不必要に増加させる
ことなく、確実に検出可能な強度に制御することができ
る。
【0091】ウォータマーク検出部40により1世代複
製許可を示すウォータマークおよび複製禁止を示すウォ
ータマークが検出されない場合、このコンテンツは複製
許可のものであるため、加算部25にてウォータマーク
がリマーキングされることなく、映像信号として出力さ
れる。
【0092】ウォータマーク検出部40により複製禁止
を示すウォータマークが検出された場合には、制御部3
2は再生を禁止するような制御を実行する。
【0093】−第6の実施形態− 以下、図10を参照して、本発明の電子透かし埋め込み
装置の第6の実施形態について説明する。
【0094】図10は第6の実施形態の電子透かし埋め
込み装置200Aを示すブロック図である。この電子透
かし埋め込み装置200Aは、既にウォータマークが埋
め込まれた映像信号にウォータマークを再度埋め込む
(リマーキングする)ものであり、電子透かし埋め込み
装置200と同様に、記録媒体にMPEGによって圧縮
されて記録されている映像コンテンツを再生する再生装
置の一部として使用することができる。
【0095】図10に示すように、電子透かし埋め込み
装置200Aは、ウォータマーク(電子透かし)を構成
するPN系列を生成するPN系列生成部21と、PN系
列生成部21から出力されたPN系列を増幅してその強
度を設定する強度設定部22Aと、PN系列の強度を変
更する強度変更部23Aと、入力されたMPEGストリ
ームを復号化処理するMPEGデコーダ28と、MPE
Gデコーダ28から出力された映像信号のノイズを低減
するノイズリダクション部27と、ノイズリダクション
部27から出力された映像信号からウォータマークを検
出するウォータマーク検出部40Aと、ノイズリダクシ
ョン部27から出力された映像信号とPN系列とを加算
する加算部25Aと、RAMおよびROMを有する記憶
部29と、操作者に向けて所定の情報を提示するための
表示部30と、操作者の操作を受付ける操作部31と、
上記各部を制御する制御装置32とを備える。
【0096】また、電子透かし埋め込み装置200A
は、加算部25Aから出力される、PN系列が加算され
た映像信号を受ける劣化系37と、劣化系37の出力信
号を受けるウォータマーク検出部36とを備える。ウォ
ータマーク検出部36においてウォータマークの検出が
行われ、ウォータマークの検出結果は制御部32に送出
される。
【0097】劣化系37は、第5の実施形態の電子透か
し埋め込み装置200における劣化系37に相当する部
分である。劣化系37の構成としては、第5の実施形態
と同様の構成を採用することができる。
【0098】また、劣化系37を省略し、ウォータマー
ク検出部36がノイズリダクション部27から出力され
る映像信号に基づいて直接ウォータマークを検出するよ
うにしてもよい。
【0099】ウォータマーク検出部40Aは、受け取っ
た映像信号にウォータマークが埋め込まれているか否
か、および、映像信号に埋め込まれているウォータマー
クが1世代複製許可および複製禁止のうちいずれを示す
のかを検出し、検出結果を制御部32へ出力する。
【0100】ウォータマーク検出部40Aにより1世代
複製許可を示すウォータマークが検出された場合、PN
系列生成部21では複製禁止に対応するPN系列を生成
する。このPN系列の強度は、第1の実施形態における
強度設定部2と同様に強度設定部22Aにおいて設定さ
れ、さらに強度変更部23Aにおいて強度が変更され
る。強度変更部23Aから出力されたPN系列は、加算
部25Aにおいて映像信号に加算される。
【0101】強度変更部23Aは、制御部32に制御さ
れて、ウォータマーク検出部36におけるウォータマー
クの検出結果に応じて強度設定部22Aから出力された
PN系列の強度を変更する。すなわち、制御部32はウ
ォータマーク検出部36からウォータマークの検出結果
を受けると、その検出結果に応じて強度変更部23Aの
増幅度を制御する。強度変更部23Aの動作としては、
第1の実施形態における強度変更部3と同様の動作を採
用することができる。
【0102】このように、電子透かし埋め込み装置20
0Aでは、1世代複製許可を示すウォータマークが埋め
込まれていることを検出した場合には、複製禁止を示す
ウォータマークを映像コンテンツにリマーキングする。
この際、埋め込まれたウォータマークを実際に検出した
際の検出結果に応じて、ウォータマークの強度を変更し
ているので、ウォータマークの強度を不必要に増加させ
ることなく、確実に検出可能な強度に制御することがで
きる。
【0103】ウォータマーク検出部40Aにより1世代
複製許可を示すウォータマークおよび複製禁止を示すウ
ォータマークが検出されない場合、このコンテンツは複
製許可のものであるため、加算部25Aにてウォータマ
ークがリマーキングされることなく、そのまま映像信号
として出力される。
【0104】ウォータマーク検出部40Aにより複製禁
止を示すウォータマークが検出された場合には、制御部
32は再生を禁止するような制御を実行する。
【0105】なお、上述した実施形態では、ウォータマ
ークを構成するPN系列を、画像の画素にそれぞれ設定
された輝度値に加算する構成としたが、本発明はこれに
限るものではなく、ウォータマークを構成するPN系列
を、画素にそれぞれ設定された他の値に加算してもよ
い。
【0106】また、ウォータマークを構成するPN系列
は、M系列に限らない。ウォータマークを構成するPN
系列として、例えばゴールド(Gold)符号のような他の
ランダム系列を用いてもよい。
【0107】また、前記実施形態では、ウォータマーク
をPN系列によって構成する場合を例に挙げたが、本発
明はこれに限るものではない。例えば、ランダム若しく
はランダムに近い符号または符号の配列に規則性があっ
てもその規則性を容易に判断することができないような
符号が配列された他の信号によってウォータマークを構
成することも可能である。
【0108】また、前記実施形態では、PN系列を構成
する符号と画像の画素とを一対一に対応させる場合を例
に挙げたが、本発明はこれに限らない。例えば、画像を
互いに隣接した複数の画素からなる複数の領域に分割
し、この領域に、PN系列を構成する符号を一対一に対
応させてもよい。ここで、複製禁止を示すウォータマー
クを構成するPN系列「0101……」を、互いに連接
する4つの画素からなる正方形の領域に分割された画像
に埋め込む場合を例に挙げる。この場合、この画像の第
1番目に配置された領域に含まれる4つの画素の輝度値
には、すべて「0」が加算される。さらに、この画像の
第2番目に配置された領域に含まれる4つの画素の輝度
値には、すべて「1」が加算される。このように、PN
系列を構成する符号と複数の画素からなる領域とを一対
一に対応させることにより、デジタル映像がフィルタに
かけられたり圧縮されたりしてもウォータマークをデジ
タル映像中に残存させることができる。
【0109】本発明は、放送メディアの他、ビデオテー
プやDVD等のパッケージメディアにも適用可能である
ことは勿論である。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子透か
し埋め込み装置によれば、検出手段による検出結果に応
じて電子透かしの強度を変動させるので、検出手段によ
る検出結果を埋め込み手段によって埋め込まれる電子透
かしの強度に反映させることができる。したがって、映
像等の劣化を抑制しつつ、ウォータマークを確実に検出
できるように、ウォータマークの強度を適切に制御する
ことができる。
【0111】また、本発明の電子透かし埋め込み方法に
よれば、検出手順による検出結果に応じて電子透かしの
強度を変動させるので、検出手順による検出結果を埋め
込み手順によって埋め込まれる電子透かしの強度に反映
させることができる。したがって、映像等の劣化を抑制
しつつ、ウォータマークを確実に検出できるように、ウ
ォータマークの強度を適切に制御することができる。
【0112】さらに、本発明の記録媒体の製造方法によ
れば、検出手順による検出結果に応じて電子透かしの強
度を変動させるので、検出手順による検出結果を埋め込
み手順によって埋め込まれる電子透かしの強度に反映さ
せることができる。したがって、記録媒体に記録される
映像等の劣化を抑制しつつ、ウォータマークを確実に検
出できるように、ウォータマークの強度を適切に制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の電子透かし埋め込み装置を示
すブロック図。
【図2】ウォータマークを説明する図。
【図3】ウォータマークを説明する図。
【図4】PN系列生成回路の構成を示す図。
【図5】PN系列生成回路の構成を示す図。
【図6】第2の実施形態の電子透かし埋め込み装置を示
すブロック図。
【図7】第3の実施形態の電子透かし埋め込み装置を示
すブロック図。
【図8】第4の実施形態の電子透かし埋め込み装置を示
すブロック図。
【図9】第5の実施形態の電子透かし埋め込み装置を示
すブロック図。
【図10】第6の実施形態の電子透かし埋め込み装置を
示すブロック図。
【符号の説明】
2,2A,22,22A 強度設定部(変動手段) 3,3A,23,23A 強度変更部(変動手段) 5,5A,25,25A 加算部(埋め込み手段) 12,32 制御部(制御手段) 16,36 ウォータマーク検出部(検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 Fターム(参考) 5B057 CB19 CE08 CE09 CG07 CH18 5C063 AB03 AB05 AC01 AC10 DA07 DA13 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14 NA27

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル情報からなるコンテンツに、所
    定の規則に基づいて生成された信号からなる電子透かし
    を埋め込む電子透かし埋め込み装置であって、 前記電子透かしの強度を変動させる変動手段と、 前記変動手段により強度が変動された前記電子透かしを
    前記コンテンツの信号に付加して第1の信号を生成する
    埋め込み手段と、 前記埋め込み手段によって前記第1の信号内に埋め込ま
    れた前記電子透かしを検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に応じて前記電子透かしの
    強度を変動させるように前記変動手段を制御する制御手
    段と、を備えることを特徴とする電子透かし埋め込み装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出される電子透かしの強度が低い場合には前記変動手段
    により前記電子透かしの強度を高くするように前記変動
    手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子
    透かし埋め込み装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出される電子透かしの強度が高い場合には前記変動手段
    により前記電子透かしの強度を低くするように前記変動
    手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子
    透かし埋め込み装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号を処理して第2の信号を
    生成する信号処理手段を備え、 前記検出手段は、前記第2の信号に基づいて、前記埋め
    込み手段によって前記第1の信号内に埋め込まれた前記
    電子透かしを検出することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の電子透かし埋め込み装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、ノイズ低減処理を
    実行するノイズ低減手段を含むことを特徴とする請求項
    4に記載の電子透かし埋め込み装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、信号を復号化する
    復号化手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の電
    子透かし埋め込み装置。
  7. 【請求項7】 前記信号処理手段は、信号を符号化する
    符号化手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の電
    子透かし埋め込み装置。
  8. 【請求項8】 デジタル情報からなるコンテンツに、所
    定の規則に基づいて生成された信号からなる電子透かし
    を埋め込む電子透かし埋め込み方法であって、 前記電子透かしの強度を変動させる変動手順と、 前記変動手順により強度が変動された前記電子透かしを
    前記コンテンツの信号に付加して第1の信号を生成する
    埋め込み手順と、 前記埋め込み手順によって前記第1の信号内に埋め込ま
    れた前記電子透かしを検出する検出手順と、を備え、 前記変動手順では、前記検出手順による検出結果に応じ
    て前記電子透かしの強度を変動させることを特徴とする
    電子透かし埋め込み方法。
  9. 【請求項9】 前記変動手順では、前記検出手順により
    検出された電子透かしの強度が低い場合には前記電子透
    かしの強度を高くすることを特徴とする請求項8に記載
    の電子透かし埋め込み方法。
  10. 【請求項10】 前記変動手順では、前記検出手順によ
    り検出された電子透かしの強度が高い場合には前記電子
    透かしの強度を低くすることを特徴とする請求項8に記
    載の電子透かし埋め込み方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の信号を処理して第2の信号
    を生成する信号処理手順を備え、 前記検出手順では、前記第2の信号に基づいて、前記埋
    め込み手順によって前記第1の信号内に埋め込まれた前
    記電子透かしを検出することを特徴とする請求項8〜1
    0のいずれか1項に記載の電子透かし埋め込み方法。
  12. 【請求項12】 前記信号処理手順は、ノイズ低減処理
    を実行するノイズ低減手順を含むことを特徴とする請求
    項11に記載の電子透かし埋め込み方法。
  13. 【請求項13】 前記信号処理手順は、信号を復号化す
    る復号化手順を含むことを特徴とする請求項11に記載
    の電子透かし埋め込み方法。
  14. 【請求項14】 前記信号処理手順は、信号を符号化す
    る符号化手順を含むことを特徴とする請求項11に記載
    の電子透かし埋め込み方法。
  15. 【請求項15】 デジタル情報からなるコンテンツに、
    所定の規則に基づいて生成された信号からなる電子透か
    しを埋め込んだ情報が記録された記録媒体の製造方法で
    あって、 前記電子透かしの強度を変動させる変動手順と、 前記変動手順により強度が変動された前記電子透かしを
    前記コンテンツの信号に付加して第1の信号を生成する
    埋め込み手順と、 前記埋め込み手順によって前記第1の信号内に埋め込ま
    れた前記電子透かしを検出する検出手順と、 前記第1の信号を前記記録媒体に記録する記録手順と、
    を備え、 前記変動手順では、前記検出手順による検出結果に応じ
    て前記電子透かしの強度を変動させることを特徴とする
    記録媒体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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