JP2003219376A - 電子透かし埋込検出システム - Google Patents

電子透かし埋込検出システム

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JP2003219376A
JP2003219376A JP2002008939A JP2002008939A JP2003219376A JP 2003219376 A JP2003219376 A JP 2003219376A JP 2002008939 A JP2002008939 A JP 2002008939A JP 2002008939 A JP2002008939 A JP 2002008939A JP 2003219376 A JP2003219376 A JP 2003219376A
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JP2002008939A
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Minoru Wada
稔 和田
Mitsuyoshi Suzuki
光義 鈴木
Hiroshi Ito
浩 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、電子透かしを埋め込んだ映像信号
がデジタルVTRなどで圧縮されると、埋め込まれてい
る電子透かしが検出不可能になることがあり、またこれ
を防ぐため必要以上に電子透かしの埋込強度を上げる
と、画質が損なわれるという問題があった。 【解決手段】 電子透かし埋込部により電子透かしを埋
め込まれたのちデータ変換などの信号処理を経由して得
られた動画像データから、電子透かし検出部で埋め込ま
れた電子透かしを検出し、その検出結果に基づいて、埋
込強度決定部が以降の入力動画像データに電子透かしを
埋め込むために、電子透かし埋込部のパラメータを変更
する埋込強度を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は映像に埋め込む電
子透かしの検出レベルを維持し、映像信号の画質を良好
に保つ電子透かし埋込検出システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子透かしを埋め込む方式として、動画
像データあるいはその動画像データから得られる数値の
うちのある1つ以上の値、またはそれらの値を演算する
数値をパラメータとして変更することによって電子透か
しを埋め込むものがある。このような方式により電子透
かしを動画像に埋め込む場合、電子透かしを埋め込む前
の動画像データはデジタルVTRテープに記録されて保
存されていることが多い。したがって、電子透かしを動
画像に埋め込んだデータを利用する場合には、これらデ
ジタルVTRテープを再生して取り出した動画像に電子
透かしを埋め込んだ後、再度デジタルVTRテープに記
録して保存し、必要に応じてこのデジタルVTRテープ
から保存データを再生する方法をとるのが一般的であ
る。その際、多くのデジタルVTRでは、動画像の記録
に必要なデータ量を削減するため、入力される動画像デ
ータを何らかの方法で圧縮してからデジタルVTRテー
プに記録する。その結果、デジタルVTRに入力された
時の動画像データと、記録したデジタルVTRテープか
ら再生される動画像データとはデータ量が異なるものと
なる。このため、入力された動画像に埋め込まれた電子
透かしが、デジタルVTRの記録方式に依存して影響を
受け、動画像を構成するフレームごとの特性やそのフレ
ーム内部のある領域ごとの特性によっては、再生時にデ
ジタルVTRテープから復号した動画像データからは、
電子透かしの正しい埋込データを検出できなくなること
があった。
【0003】そこで、従来の電子透かしの埋め込み方法
としては、電子透かしを一旦埋め込んだ動画像をデジタ
ルVTRで記録し終わったあと、そのVTRテープを再
生して電子透かしが検出できるかを試験し、電子透かし
を弱く埋め込んだために正常に記録されていないという
ような検出結果が出た場合、電子透かしを埋め込む際の
パラメータを変化させて再度電子透かしを強く埋め込む
作業を行い、最適な結果が得られるまで作業を繰り返す
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子透かしの埋
め込み検出システムは以上のように構成されているの
で、次のような問題があった。電子透かしを必ず検出で
きるように、電子透かしを埋め込む際にパラメータを変
化させて電子透かしを強く埋め込むことは、多くの電子
透かしの埋込方式で可能な技術である。しかし、従来は
電子透かしを必要以上に強く埋め込んだために今度は画
質を不必要に劣化させてしまうことがあった。多くの電
子透かしでは、電子透かしを埋め込む際の「強さ」と、
画質との関係はトレードオフの関係にあり、そのバラン
スをとるためには電子透かしを埋め込む際の「強さ」を
より最適に調整する必要がある。したがって、一様に電
子透かしを強く埋め込むことは得策ではないが、また電
子透かしを埋め込む前に、デジタルVTRに記録された
後の電子透かしの検出結果を予想するには限界があっ
た。
【0005】電子透かしの検出が可能で、かつ画質が許
容範囲内にあるという満足できる検出結果を作り出すに
は、強く埋め込んだ電子透かしに対して、画質改善を図
るために、今度は埋め込む際のパラメータを別な値に変
化させてより弱く電子透かしを埋め込む作業の繰り返し
が生じていた。以上のような理由により、パラメータ調
整の繰り返し作業を1回行っただけで、両方の要求を満
足させる検出結果を作り出すことは困難であり、従来の
作業は効率上問題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電子透かしを埋め込む際の「強
さ」を最適化すると共に画質の劣化を抑え、その埋め込
み作業の効率化を可能にする電子透かし埋込検出システ
ムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子透か
し埋込検出システムは、入力される電子透かしの埋込強
度に応答してパラメータを変化させて入力動画像データ
に電子透かしを埋め込む電子透かし埋込部と、電子透か
しを埋め込まれたのちデータ変換などの信号処理を経由
して得られた動画像データから、埋め込まれた電子透か
しを検出し検出結果を出力する電子透かし検出部と、以
降の入力動画像データに電子透かしを埋め込むためにパ
ラメータを変更する埋込強度を検出結果に基づいて決定
し電子透かし埋込部に出力する埋込強度決定部とを備え
たものである。
【0008】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、電子透かし検出部で検出される対象の動画像デー
タは、元の電子透かしが埋め込まれた動画像データを符
号化して圧縮し、その後復号して得た復号動画像データ
としたものである。
【0009】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、電子透かし検出部で検出される対象の動画像デー
タは、元の電子透かしが埋め込まれた入力動画像データ
を符号化して圧縮し記録するデジタルVTRから、記録
直前の信号を復号して得た復号動画像データとしたもの
である。
【0010】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、電子透かし検出部で検出される対象の動画像デー
タは、元の電子透かしが埋め込まれた動画像データをネ
ットワークや伝送路に送信したのちに受信して得た動画
像データとしたものである。
【0011】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、電子透かし検出部の検出結果から動画像データの
フレーム単位の周期性を発見して電子透かし埋込強度決
定部に通知する検出結果周期性発見部を備え、埋込強度
決定部が、検出結果周期性発見部からの通知と検出結果
に応答して、発見されたフレーム単位の周期性に対応し
た埋込強度を決定するようにしたものである。
【0012】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、入力動画像データに対して、検出結果を評価する
目的で埋め込まれる検出結果確認用電子透かしと著作権
保護などの実用に供するための実用電子透かしを埋め込
む電子透かし埋込部と、検出結果確認用電子透かしが埋
め込まれたのちにデータ変換などの信号処理を経由して
得られた動画像データから、埋め込まれた検出結果確認
用電子透かしを検出し検出結果を出力する電子透かし検
出部と、以降の入力動画像データに埋め込む実用電子透
かしのパラメータを決定するための埋込強度を、検出結
果に基づいて決定して電子透かし埋込部に出力する埋込
強度決定部とを備えたものである。
【0013】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、入力動画像データのフレームの画像を所定の評価
基準に基づいて幾つかの部分画像に分割し、それぞれの
部分画像に対する各評価結果を出力するフレーム分割部
を備え、埋込強度決定部は、各評価結果に基づいて部分
画像のそれぞれに埋め込む検出結果確認用電子透かしの
埋込強度を決定し、電子透かし埋込部は、決定された検
出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じたパラメータ
を決定して入力動画像データのそれぞれの部分画像に対
応させて検出結果確認用電子透かしを埋め込むようにし
たものである。
【0014】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、入力動画像データのフレームの画像を幾つかの周
波数領域に分割し、それぞれの周波数領域に対する各評
価結果を出力する周波数領域分割部を備え、埋込強度決
定部は、各評価結果に基づいて周波数領域のそれぞれに
埋め込む検出結果確認用電子透かしの埋込強度を決定
し、電子透かし埋込部は、決定された検出結果確認用電
子透かしの埋込強度に応じたパラメータを決定して入力
動画像データのそれぞれの周波数領域に対応させて検出
結果確認用電子透かしを埋め込むようにしたものであ
る。
【0015】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、入力動画像データを時間間隔により時間領域に分
割し、それぞれの時間領域に対する各評価結果を出力す
る時間領域分割部と、埋込強度決定部は、各評価結果に
基づいて時間領域のそれぞれに埋め込む検出結果確認用
電子透かしの埋込強度を決定し、電子透かし埋込部は、
決定された検出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じ
たパラメータを決定して入力動画像データのそれぞれの
時間領域に対応させて検出結果確認用電子透かしを埋め
込むようにしたものである。
【0016】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、時間領域が、入力動画像データが構成する同一シ
ーンのフレームからなるようにしたものである。
【0017】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、埋込強度決定部は、電子透かし埋込部が部分画
像、周波数領域、時間領域などの画像の所定範囲に対し
て同時に複数の検出結果確認用電子透かしを埋め込むた
めの複数の異なる埋込強度を決定し、電子透かし検出部
が検出した複数の検出結果確認用電子透かしの検出結果
から得られる電子透かしが検出可能な埋込強度から予め
決めた基準に従った埋込強度を選択し、選択された埋込
強度を実用電子透かしの埋込強度として電子透かし埋込
部に出力するようにしたものである。
【0018】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、埋込強度決定部は、複数の検出結果確認用電子透
かしの検出結果から得られる電子透かしが検出可能な最
も小さい値の埋込強度を実用電子透かしの埋込強度と決
定するようにしたものである。
【0019】この発明に係る電子透かし埋込検出システ
ムは、電子透かしを埋め込む元の動画像データの各フレ
ームの特性からシーンチェンジを判定して検査結果を埋
込強度決定部に出力するフレーム特性検査部を備え、埋
込強度決定部は、検査結果に応答して、シーンチェンジ
が判定されたフレーム以降の類似する性質のフレームに
対して同じ各パラメータを選択する埋込強度を決定する
ようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
子透かし埋込検出システムの構成を示すブロック図であ
る。図において、10は、例えばデジタルVTRの再生
装置のような映像信号源、20は電子透かし埋込検出シ
ステムである。40は電子透かし埋込検出システム20
から出力される電子透かしが埋め込まれた映像信号を入
力としてこれを記録し、かつ記録される直前の信号を分
岐してモニタ出力として取り出すことが可能なデジタル
VTRある。
【0021】電子透かし埋込検出システム20の構成に
おいて、21はフレーム特性検査部で、映像信号源10
から出力される映像信号(入力動画像データ)の各フレ
ームの特性を検査してシーンチェンジを判定し、その検
査結果を出力する手段である。22は電子透かし検出部
で、デジタルVTR40のモニタ出力の映像信号(復号
動画像データ)から電子透かしを検出し、その検出結果
を出力する手段である。23は埋込強度決定部で、フレ
ーム特性検査部21の出力検査結果と電子透かし検出部
22の出力検出結果から電子透かしを埋め込む強度を決
定し、その決定した値(埋込強度)を出力する手段であ
る。24は電子透かし埋込部で、埋込強度決定部23の
埋込強度を基に映像信号源10から出力された映像信号
に電子透かしを埋め込む手段である。
【0022】次に動作について説明する。デジタルVT
R40では、映像記録時において記録する直前の信号を
モニタ出力として出力できるように設定が行われている
ものとする。多くの場合、通常のデジタルVTRでもこ
のようなバイパス的な機能を備えており、記録している
映像をモニタ出力として出力させることで記録される信
号が正常かどうかを確認できる構成になっている。
【0023】映像信号源10から出力された映像信号
は、電子透かし埋込検出システム20のフレーム特性検
査部21と電子透かし埋込部24に入力される。フレー
ム特性検査部21では、映像信号源10から出力された
映像信号を、1つ1つのフレーム信号に分離し、各フレ
ーム上における同一画素のデータごとに差分をとり、そ
の絶対値を全画素分加算して、1フレーム分の和を得
る。そして、この1フレーム分の和が、ある閾値より大
きければその差分をとった2つのフレーム間でシーンチ
ェンジがあったと判定し、その判定結果を埋込強度決定
部23に出力する。もし上記和が閾値以下であればシー
ンチェンジが無かったと判定し、同じく埋込強度決定部
23に出力する。
【0024】図2は動画像データのシーンチェンジ例を
説明するフレームの説明図である。図において、I,
P,BはMPEG2符号化で行われるフレームごとの符
号化方式であるIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの
それぞれを示すものである。また、シーン1乃至シーン
5は、シーンチェンジで区切られたフレーム群を表すも
のである。シーンチェンジを検出した動画像データで
は、区切られたシーンを構成するフレーム群内の各フレ
ームは性質が類似していることが多い。逆にいえば、シ
ーンチェンジがあると、その前後ではフレームでは性質
が異なることが多い。
【0025】電子透かし検出部22は、デジタルVTR
40のモニタ出力から出力される映像信号から電子透か
しを検出し、その検出結果を埋込強度決定部23に出力
する。埋込強度決定部23は、フレーム特性検査部21
の検査結果と電子透かし検出部22の検出結果出力とか
ら、これから埋め込む電子透かしの埋込強度を決定し、
その値を電子透かし埋込部24に出力する。電子透かし
埋込部24は、入力された埋込強度に応じて電子透かし
のパラメータを変更し、得られたパラメータの電子透か
しを映像信号源10から出力された以降の映像信号に埋
め込む。
【0026】このとき、例えばシーン2において、ある
フレームの電子透かしを検出した検出結果は、シーン2
に含まれる以降の各フレームに電子透かしを埋め込むた
めのパラメータの値を決めるための埋込強度の決定に反
映させる。すなわち、類似する性質のフレームには同じ
パラメータを選択して電子透かしを埋め込む。しかし、
シーンチェンジを検出した後のシーン3に含まれるフレ
ームに電子透かしを埋め込むパラメータを決定する際に
は、シーン2のフレームからの検出結果を反映せず、例
えば画質重視の場合には電子透かしを弱めに埋め込み、
あるいは逆に確実に電子透かしが検出されることを重視
する場合には透かしを強めに埋め込む。その後、電子透
かし検出部22でシーン3に含まれるフレームから電子
透かしが検出されて、その検出結果が埋込強度決定部2
3にフィードバックされた場合、その検出結果を、それ
以降のシーン3に含まれるフレームに電子透かしの埋め
込みに反映させる。したがって、この場合、フレームの
特性を検査した検査結果を参考にしているので、映像信
号の性質が突然変化したとしても、適切な値の電子透か
しの埋込強度を速やかに決定できるという利点がある。
【0027】以上の説明では、フレーム特性検査部21
で映像信号源10から入力される映像信号のフレームご
との特性を検査し、その検査結果を受けて埋込強度決定
部23で決定する電子透かしの埋込強度を変化させてい
るが、必ずしもフレーム特性検査部21の検査結果を使
用しなくても、基本的に電子透かし検出部22の検出結
果だけで埋込強度を決定し電子透かし埋込部24にフィ
ードバックすることでも、所定の目的は達成することが
できる。
【0028】また、以上の説明では、映像信号に電子透
かしを埋め込んでいる期間は、全て映像信号を符号化し
た後、復号化して電子透かしの検出を行い、その検出結
果を電子透かし検出部22から電子透かし埋込部24に
フィードバックした。しかしこの映像信号に電子透かし
を埋め込んでいる期間の初期でのみ電子透かしを検出し
てフィードバックしてもよいし、また初期以外の一部の
期間において行ってもよいし、さらに一旦検出とフィー
ドバックを停止した後に再開するようにしてもよい。
【0029】さらに、以上の説明では、フレーム特性検
査部21を用い、シーンチェンジに対応して電子透かし
のパラメータを変化させたが、これに代わって、次のよ
うに構成することでパラメータを変化させる方法があ
る。電子透かしを埋め込んだ映像信号に対しMEPG2
符号化を行って、さらにMPEG2復号化を行った復号
映像信号から電子透かしの検出を行う場合、MPEG2
符号化におけるフレームごとの符号化方式であるIピク
チャ、Pピクチャ、Bピクチャのそれぞれにおいて検出
結果が異なることがある。そこで、例えばIピクチャで
は電子透かしを埋め込む際に埋込強度を弱く、またBピ
クチャでは強く、またPピクチャでは両者の中間の強さ
で埋め込むと良い場合が想定できる。
【0030】このようなI/P/Bのフレームごとの符
号化方式は、例えばIピクチャは15フレームごと、P
ピクチャはIフレームを除く3フレームごと、それ以外
はBピクチャという規則がある。図2に示すMPEG2
符号化方式では、I/P/Bのピクチャごとに予測方式
が異なるため、これらを復号した各フレームの画質も異
なる。この結果、ピクチャごとで電子透かしの検出結果
が周期的に異なることが起こりえる。そこで、電子透か
し検出部22で検出した電子透かしの検出結果から、復
号映像信号のフレーム単位の周期性を発見する検出結果
周期性発見部を設け、その発見されたフレーム単位の周
期性を埋込強度決定部23に通知するようにする。電子
透かしの埋込強度決定部23は、その通知と電子透かし
検出部22の検出結果とから、以降の映像信号のフレー
ムがI/P/Bのどれに相当するかを予想し、そのフレ
ーム単位の周期性に対応した埋込強度を決定し、電子透
かし埋込部24に出力する。その結果、以降の映像信号
の動画像には、I/P/Bのフレームに対応した強度の
電子透かしを埋め込むことが可能となる。
【0031】電子透かし埋込検出システム20に関する
以上の説明では、電子透かし検出部22による電子透か
しの検出は、デジタルVTR40に電子透かしが埋め込
まれた映像信号を圧縮して記録し、その圧縮された信号
を復号したデジタルVTR40の出力に対して行うよう
にした。しかし、検出対象とする信号は次のようにして
得たものであってもよい。
【0032】電子透かし埋込検出システム20から出力
された電子透かし埋込済みの映像信号を、例えば別途設
けたMPEG2映像符号化装置により符号化して圧縮
し、このMPEG2符号化された信号をMPEG2復号
装置により復号して映像信号を得、この復号映像信号を
電子透かし検出部22に入力するように構成する。ま
た、これら以外の符号化装置や復号化装置を使用して得
た信号に対して同様に検出を適用して行うことでもよ
い。さらに、符号化装置や復号化装置は、電子透かし埋
込検出システム20として中に取り込み、実際に使用す
る復号化装置や復号化装置(例えばデジタルVTR4
0)とは別途に構成してもよい。
【0033】また、以上の説明では、MPEG2符号化
装置やMPEG2復号化装置、デジタルVTRなどの機
器による映像信号の符号化を対象として想定していた
が、映像信号の帯域を制限したり、信号変換したり、雑
音を付加したりするネットワーク回線や伝送路において
も、この電子透かし埋込検出システム20は同様に適用
できるものである。
【0034】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、映像信号に埋め込まれた電子透かしの検出結果を、
それ以降の電子透かしのパラメータを決める埋込強度の
決定に使用しているので、確実に検出できる電子透かし
の埋め込みが行え、電子透かしの検出水準を所定のレベ
ル以上に保ったまま画質も良好に保つことが可能にな
り、またそのための作業を改善するという効果が得られ
る。さらに、映像信号を圧縮したり符号化したりする手
段がデジタルVTRやMPEG2符号化装置であって
も、または映像信号をその他の伝送系を介する場合にお
いても、検出水準を所定のレベル以上に保つように、電
子透かしを埋め込むことを可能にする効果が得られる。
さらに、フレーム特性検査部21により電子透かしを埋
め込む元の映像信号の各フレームの特性からシーンチェ
ンジを判定し、埋込強度決定部23が、シーンチェンジ
が判定されたフレーム以降の類似する性質のフレームに
対して同じ各パラメータを選択する埋込強度を決定する
ようにしているので、映像信号の性質が突然変化したと
しても、適切な値の電子透かしの埋込強度を速やかに決
定できる効果が得られる。
【0035】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による電子透かし埋込検出システムの構成を示すブ
ロック図で、図において、図1と同一または相当する部
分には同一符号を付し、その説明は原則として省略す
る。25はフレーム分割部で、映像信号源10から出力
されたフレームの映像を所定の評価基準(例えば動き基
準)に基づいて幾つかの部分画像に分割し、それぞれの
部分画像に対する評価結果を出力する手段である。26
は分割画像単位埋込強度決定部で、フレーム分割部25
の評価結果とフレーム特性検査部21の検査結果に基づ
いて部分画像ごとに埋め込む検出結果確認用電子透かし
の埋込強度を決定し、またフレーム分割部25の評価結
果と電子透かし検出部22の検出結果を用いて実際に映
像に埋め込むために使用する実用電子透かしの部分画像
ごとの埋込強度を決定する手段である。
【0036】この実施の形態2における電子透かし埋込
部24では、部分画像ごとの評価結果に基づいて決定さ
れた検出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じたパラ
メータを決定して各部分画像にそれぞれの検出結果確認
用電子透かしを埋め込み、また検出結果確認用電子透か
しの検出結果から決定された部分画像ごとの埋込強度に
応じたパラメータを決定して以降の映像信号の各部分画
像に実用電子透かしを埋め込む手段として機能する。
【0037】図4は実施の形態2に係るモニタ装置に表
示された動画像を示す説明図である。図において、11
は動画像に映されている川、12は樹木、13は静止し
た背景である。
【0038】次に動作について説明する。いま、映像信
号源10からは、図4に示すようなフレームの動画像が
出力されているものとする。このとき、フレーム分割部
25は、この動画像から、動きが激しい部分である川1
1の部分画像と、動きが川11よりは少ない樹木12の
部分画像と、動きがない背景13の部分画像との3部分
に分割し、これを評価結果として電子透かし埋込部24
および埋込強度決定部26に出力する。
【0039】ここで、電子透かし埋込部24では、電子
透かしを埋め込む際、例えばパラメータを10段階に変
化させて第1段目から段を増すごとに電子透かしの埋込
強度が大きくなるように設定できるようになっている。
したがって、パラメータ第10段目で埋め込まれた電子
透かしは、電子透かしを一番強く埋め込まれた状態であ
るため、検出する際に電子透かしが検出される可能性は
一番高いが、反面、埋め込まれた後の画質が一番劣化す
る恐れがあることになる。逆に、パラメータ第1段目
は、電子透かしを一番弱く埋め込まれた状態であるた
め、検出する際に電子透かしが検出される可能性が一番
低いが、埋め込まれた後の画質の劣化は最も少ないこと
になる。
【0040】そこで、電子透かし埋込部24は、フレー
ム分割部25の評価結果に基づき、例えば川11の部分
画像には、検出結果確認用電子透かしを第10、第8、
第6段目の埋込強度のパラメータで3つ埋め込む。ま
た、例えば樹木12の部分画像には、検出確認用電子透
かしを第7、第5、第3段目の埋込強度のパラメータで
3つ埋め込む。また、例えば背景13の部分には、検出
確認用電子透かしをパラメータ第4、第3、第2段目の
埋込強度のパラメータで3つ埋め込む。これらの検出結
果確認用電子透かしは、例えば画像のなるべく周辺部に
埋め込んで目立たないようにする。このとき、これら以
外の実用電子透かしを埋め込んでもよい。
【0041】検出結果確認用電子透かしが埋め込まれた
映像信号は、デジタルVTR40で圧縮されて記録され
るが、このとき圧縮された信号は復号されてモニタ出力
として取り出され、電子透かし検出部22に与えられ
る。電子透かし検出部22では、上記川11、樹木1
2、背景13に分割された部分画像にそれぞれ埋め込ま
れた検出結果確認用電子透かしと、それ以外の実用電子
透かしとを検出してその検出結果を埋込強度決定部26
に出力する。分割画像単位埋込強度決定部26では、フ
レーム特性検査部21の出力検査結果と、電子透かし検
出結果と、フレーム分割部25の評価結果から、部分画
像ごとの検出結果確認用電子透かしの埋込強度とそれ以
外の電子透かしの埋込強度を決定し、電子透かし埋込部
24に出力する。電子透かし埋込部24は、埋込強度に
基づいてパラメータを決定する。この場合、電子透かし
のパラメータは、例えば以下のようにして決定される。
【0042】川11の部分画像について、検出結果確認
用電子透かしが第10と第8段目のパラメータのものは
検出可能であったが、第6段目のものは検出できなかっ
たとした場合、これ以降の映像信号における川11の部
分画像に埋め込む実用電子透かしのパラメータを第8段
目と決定する。また、樹木12の部分画像について、検
出結果確認用電子透かしが第7段目のパラメータでは検
出できたが、第5と第3段目のパラメータでは検出でき
なかった場合、これ以降の映像信号における樹木12の
部分画像に埋め込む実用電子透かしのパラメータは第7
段目と決定する。背景13の部分画像について、検出結
果確認用電子透かしが第4と第3と第2段目のパラメー
タのすべてで検出できていた場合、これ以降の映像信号
における背景13の部分画像に埋め込む実用電子透かし
のパラメータは第2と決定する。
【0043】電子透かし埋込部24では、川11、樹木
12、背景13の各部分画像に実用電子透かしを埋め込
むためのパラメータを上述したような方法で決めるが、
その際、上記の検出結果を考慮して、検出結果確認用電
子透かしを埋め込む際のパラメータを始めとは変化させ
て、例えば、川11の部分画像では第9、第8、第7段
目とし、樹木12の部分画像では第8、第7、第6段
目、背景13の部分画像では第3、第2、第1段階にし
てもよいし、これ以外の組み合わせでもよい。
【0044】なお、上記説明では、フレーム分割を、
川、樹木、背景の3つの部分画像に分割した例で示して
いたが、これ以外の分割方法をとってもよい。また、予
め全画像を、例えば16画素×16画素のブロックに分
割しておいて、そのブロックごとに動きを評価して、そ
れぞれを3段階に分類してもよい。また、このとき3段
階以外に分類してもよいし、川、樹木、背景のどれに含
まれるかを判断し、それによって分類を決定してもよ
い。また上記例では動きを評価基準にしていたが、動き
以外の評価基準で分類してもよい。さらに上記説明で
は、検出結果確認用電子透かしのパラメータを3通りに
していたが、これ以外であっても良い。また、実用電子
透かしのパラメータを1通りにしていたが、2通り以上
あってもよい。
【0045】さらに、上記説明では、映像をその性質
(動き)に応じて分割し、その部分画像ごとに検出結果
確認用電子透かしを埋め込んで検出していたので、より
最適な実用電子透かしのパラメータを決定することがで
きたが、映像はフレームごとにある範囲の性質を持つこ
とが多いため、部分画像に分割しないで検出結果確認用
電子透かしを埋め込み、その検出結果を検査することで
実用電子透かしの埋込強度を決定するようにしてもよ
い。
【0046】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、電子透かし埋込部により、入力映像信号に対して、
確認するための検出結果確認用電子透かしと実用に供す
るための実用電子透かしを埋め込むようにし、電子透か
し検出部が検出結果確認用電子透かしが埋め込まれた復
号映像信号から検出結果確認用電子透かしを検出し、そ
の検出結果に基づいて、以降の入力映像信号に埋め込む
実用電子透かしのパラメータを決定するための埋込強度
を決定するようにしたので、確実に検出できる電子透か
し(実用電子透かし)の埋め込みを行うことができ、電
子透かしの検出水準を所定のレベル以上に保ったまま画
質も良好に保つことが可能になり、またそのための作業
を改善するという効果が得られる。また、映像信号のフ
レームの画像をその性質ごと幾つかの部分画像に分割
し、その分割した部分画像ごとに検出結果確認用電子透
かしを埋め込んで、その検出結果に応じて実用電子透か
しの埋込強度を決定して実用電子透かしを埋め込んでい
るので、画像の各部分に最適な電子透かしをそれぞれ埋
め込むことができる効果が得られる。さらに、画像の所
定範囲(部分画像)に対して同時に複数の検出結果確認
用電子透かしを埋め込むための複数の異なる埋込強度を
決定し、電子透かし検出部が検出した複数の検出結果確
認用電子透かしの検出結果から得られる電子透かしが検
出可能な埋込強度から予め決めた基準に従った埋込強度
を選択して実用電子透かしの埋込強度としたので、電子
透かしの検出と画質劣化の防止のバランスを十分満足で
きるシステムとする効果が得られる。
【0047】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による電子透かし埋込検出システムの構成を示すブ
ロック図で、図において、図1および図3と同一または
相当する部分には同一符号を付し、その説明は原則とし
て省略する。27は周波数領域分割部で、映像信号源1
0からの映像信号の画像を幾つかの周波数領域に分割
し、それぞれの周波数領域に対する各評価結果を出力す
る手段である。29は周波数領域単位埋込強度決定部
で、周波数領域分割部27の各評価結果とフレーム特性
検査部21の検査結果に基づいて周波数領域のそれぞれ
に埋め込む検出結果確認用電子透かしの埋込強度を決定
し、また周波数領域分割部27の各評価結果と電子透か
し検出部22の検出結果を用いて実際に映像に埋め込む
ために使用する周波数領域ごとの実用電子透かしの埋込
強度を決定する手段である。
【0048】この実施の形態3における電子透かし埋込
部24では、周波数領域ごとの評価結果に基づいて決定
された検出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じたパ
ラメータを決定して各周波数領域にそれぞれの検出結果
確認用電子透かしを埋め込み、また検出結果確認用電子
透かしの検出結果から決定された周波数領域ごとの埋込
強度に応じたパラメータを決定して以降の映像信号の各
周波数領域に実用電子透かしを埋め込む手段として機能
する。
【0049】次に動作について説明する。実施の形態2
では、フレーム分割部25でフレームを分割していた
が、代りに、この実施の形態3では周波数領域分割部2
7を設置し、この周波数領域分割部27で映像信号のフ
レームを周波数領域に分割するようにしている。このと
き、その周波数領域ごとに検出結果確認用電子透かしを
埋め込んで、電子透かし検出部22でその検出結果を得
る。その結果を利用して、周波数領域単位埋込強度決定
部29で実用電子透かしの埋込強度を決定し、電子透か
し埋込部24はこの埋込強度に基づいて実用電子透かし
のパラメータを決定する。
【0050】この場合、図4に示されたフレームの映像
は、周波数領域分割部27において、例えば図6に示す
ように6つの正方形の画像領域に分割される。その後、
各画像領域はさらに周波数の分布に応じて周波数領域に
変換されて、図に示されるような低周波成分、中間周波
数成分、高周波成分の周波数領域にそれぞれ分割され
る。そして、電子透かし埋込部24では、6つの画像領
域の低/中/高周波成分ごとにそれぞれ対応させた検出
結果確認用電子透かしを埋め込む。埋め込まれた映像信
号はデジタルVTR40で圧縮された後、復号されて電
子透かし検出部22に与えられ、検出結果確認用電子透
かしが検出される。その検出結果は周波数領域単位埋込
強度決定部29に通知され、図6の6つの領域の低/中
/高周波数成分ごとに埋め込むための実用電子透かしの
埋込強度が決定される。電子透かし埋込部24では、決
定された各埋込強度に従ってパラメータを決定し、それ
ぞれの実用電子透かしを対応する以降の映像信号の周波
数領域に埋め込む。なお、各周波数領域に対する検出結
果確認用電子透かしの埋め込み、その検出、実用電子透
かしの埋込強度またはパラメータの決定については、実
施の形態2において説明したと同様に行われる。
【0051】上記説明では、周波数領域分割部27にお
いて、フレームを6つの画像領域に分割してから各画像
領域を周波数領域に分割しているが、これ以外の数の画
像領域に分割してから周波数領域に変換しても同様であ
るし、また予め分割しないフレームを周波数領域に分割
してでもよい。さらに、周波数領域に分割した後、低/
中/高の3つの周波数成分に分割したが、これ以外の数
の周波数領域に分割しても同様である。
【0052】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、映像信号のフレームの画像を幾つかの周波数領域に
分割し、その分割した周波数領域ごとに検出結果確認用
電子透かしを埋め込んで、その検出結果に応じて実用電
子透かしの埋込強度を決定して実用電子透かしを埋め込
んでいるので、周波数領域に対して確実に検出できる電
子透かし(実用電子透かし)の埋め込みを行うことがで
き、電子透かしの検出水準を所定のレベル以上に保った
まま画質も良好に保つことが可能になり、またそのため
の作業を改善するという効果が得られる。さらに、画像
の所定範囲(周波数領域)に対して同時に複数の検出結
果確認用電子透かしを埋め込むための複数の異なる埋込
強度を決定し、電子透かし検出部が検出した複数の検出
結果確認用電子透かしの検出結果から得られる電子透か
しが検出可能な埋込強度から予め決めた基準に従った埋
込強度を選択して実用電子透かしの埋込強度としたの
で、電子透かしの検出と画質劣化の防止のバランス十分
満足できるシステムとする効果が得られる。
【0053】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による電子透かし埋込検出システムの構成を示すブ
ロック図で、図において、図1、図3および図5と同一
または相当する部分には同一符号を付し、その説明は原
則として省略する。28は時間領域分割部で、映像信号
源10の映像信号を時間間隔により時間領域に分割し、
それぞれの時間領域に対する各評価結果を出力する手段
である。30は時間領域単位埋込強度決定部で、時間領
域分割部28の評価結果とフレーム特性検査部21の検
査結果に基づいて時間領域ごと埋め込む検出結果確認用
電子透かしの埋込強度を決定し、また時間領域分割部2
8の評価結果と電子透かし検出部22の検出結果に基づ
いて実際に映像に使用するために埋め込む実用電子透か
しの時間領域ごとの埋込強度を決定する手段である。
【0054】この実施の形態4における電子透かし埋込
部24では、時間領域ごとの評価結果に基づいて決定さ
れた検出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じたパラ
メータを決定して各時間領域にそれぞれの検出結果確認
用電子透かしを埋め込み、また検出結果確認用電子透か
しの検出結果から決定された時間領域ごとの埋込強度に
応じたパラメータを決定して以降の映像信号の各時間領
域に実用電子透かしを埋め込む手段として機能する。
【0055】次に動作について説明する。上記実施の形
態3では、フレーム分割部25で映像のフレームを周波
数領域ごとに分割していたが、この実施の形態4では、
フレーム分割部25の代わりに時間領域分割部28を設
けて、映像信号を時間間隔により時間領域に分割する。
ここで用いられる時間領域としては、例えば図2に示し
たように、シーン1、シーン2、シーン3、シーン4、
シーン5の各シーンとする。電子透かし埋込部24は、
このような時間領域ごとに検出結果確認用電子透かしを
埋め込む。埋め込んだ映像信号は、デジタルVTR40
により圧縮され、さらに復号された後の映像信号が電子
透かし検出部22に与えられて検出される。その検出結
果を確認し、その結果に基づいて時間領域単位埋込強度
決定部30は時間領域ごとの埋込強度を決定する。電子
透かし埋込部24は、この各埋込強度に基づいて時間領
域ごとの実用電子透かしのパラメータを決定し、以降の
映像信号の各時間領域に対応する実用電子透かしを埋め
込んでいく。
【0056】なお、各時間領域に対する検出結果確認用
電子透かしの埋め込み、その検出、実用電子透かしの埋
込強度またはパラメータの決定については、実施の形態
2において説明したと同様に行われる。また、シーンご
とに検出結果確認用電子透かしを埋め込むことになる
が、その際、シーンが変われば、それまでの検出結果検
出用電子透かしの検出結果は使用せず、新しい時間領域
に対して同じ手順で処理すればよい。
【0057】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、入力映像信号を時間間隔により時間領域に分割し、
その分割した時間領域ごとに検出結果確認用電子透かし
を埋め込んで、その検出結果に応じて実用電子透かしの
埋込強度を決定して実用電子透かしを埋め込んでいるの
で、時間領域に対して確実に検出できる電子透かし(実
用電子透かし)の埋め込みを行うことができ、電子透か
しの検出水準を所定のレベル以上に保ったまま画質も良
好に保つことが可能になり、またそのための作業を改善
するという効果が得られる。さらに、画像の所定範囲
(時間領域)に対して同時に複数の検出結果確認用電子
透かしを埋め込むための複数の異なる埋込強度を決定
し、電子透かし検出部が検出した複数の検出結果確認用
電子透かしの検出結果から得られる電子透かしが検出可
能な埋込強度から予め決めた基準に従った埋込強度を選
択して実用電子透かしの埋込強度としたので、電子透か
しの検出と画質劣化の防止のバランス十分満足できるシ
ステムとする効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
される電子透かしの埋込強度に応答してパラメータを変
化させて入力動画像データに電子透かしを埋め込む電子
透かし埋込部と、電子透かしを埋め込まれたのちデータ
変換などの信号処理を経由して得られた動画像データか
ら、埋め込まれた電子透かしを検出し検出結果を出力す
る電子透かし検出部と、以降の入力動画像データに電子
透かしを埋め込むためにパラメータを変更する埋込強度
を検出結果に基づいて決定し電子透かし埋込部に出力す
る埋込強度決定部とを備えるように構成したので、確実
に検出できる電子透かしの埋め込みが行え、電子透かし
の検出水準を所定のレベル以上に保ったまま画質も良好
に保つことが可能になり、またそのための作業を改善す
るという効果がある。
【0059】この発明によれば、電子透かし検出部で検
出される対象の動画像データは、元の電子透かしが埋め
込まれた動画像データを符号化して圧縮し、その後復号
して得た復号動画像データとするように構成したので、
MPEG2による符合化圧縮される動画像データに対し
て、検出水準を所定のレベル以上に保つように、電子透
かしを埋め込むことを可能にする効果がある。
【0060】この発明によれば、電子透かし検出部で検
出される対象の動画像データは、元の電子透かしが埋め
込まれた入力動画像データを符号化して圧縮し記録する
デジタルVTRから、記録直前の信号を復号して得た復
号動画像データとするように構成したので、デジタルV
TRに適用する動画像データに対して、検出水準を所定
のレベル以上に保つように、電子透かしを埋め込むこと
を可能にする効果がある。
【0061】この発明によれば、電子透かし検出部で検
出される対象の動画像データは、元の電子透かしが埋め
込まれた動画像データをネットワークや伝送路に送信し
たのちに受信して得た動画像データとするように構成し
たので、一般のネットワークや伝送路に適用した動画像
データに対して、検出水準を所定のレベル以上に保つよ
うに、電子透かしを埋め込むことを可能にする効果があ
る。
【0062】この発明によれば、電子透かし検出部の検
出結果から動画像データのフレーム単位の周期性を発見
して電子透かし埋込強度決定部に通知する検出結果周期
性発見部を備え、埋込強度決定部が、検出結果周期性発
見部からの通知と検出結果に応答して、発見されたフレ
ーム単位の周期性に対応した埋込強度を決定するように
構成したので、MEPG2符号化方式のようにフレーム
がIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャのように到来す
るフレームの予測が異なる場合に適用して、フレームの
性質の変化に対応して検出水準を所定のレベル以上に保
つように、電子透かしを埋め込むことを可能にする効果
がある。
【0063】この発明によれば、入力動画像データに対
して、検出結果を評価する目的で埋め込まれる検出結果
確認用電子透かしと著作権保護などの実用に供するため
の実用電子透かしを埋め込む電子透かし埋込部と、検出
結果確認用電子透かしが埋め込まれたのちにデータ変換
などの信号処理を経由して得られた動画像データから、
埋め込まれた検出結果確認用電子透かしを検出し検出結
果を出力する電子透かし検出部と、以降の入力動画像デ
ータに埋め込む実用電子透かしのパラメータを決定する
ための埋込強度を、検出結果に基づいて決定して電子透
かし埋込部に出力する埋込強度決定部とを備えるように
構成したので、検出結果確認用電子透かしから試験検出
を行い、その検出結果を参照して本番用の実用電子透か
しを決めるため、確実に検出できる電子透かし(実用電
子透かし)の埋め込みを行うことができ、電子透かしの
検出水準を所定のレベル以上に保ったまま画質も良好に
保つことが可能になり、またそのための作業を改善する
という効果がある。
【0064】この発明によれば、入力動画像データのフ
レームの画像を所定の評価基準に基づいて幾つかの部分
画像に分割し、それぞれの部分画像に対する各評価結果
を出力するフレーム分割部を備え、埋込強度決定部は、
各評価結果に基づいて部分画像のそれぞれに埋め込む検
出結果確認用電子透かしの埋込強度を決定し、電子透か
し埋込部は、決定された検出結果確認用電子透かしの埋
込強度に応じたパラメータを決定して入力動画像データ
のそれぞれの部分画像に対応させて検出結果確認用電子
透かしを埋め込むように構成したので、電子透かしの検
出と画質劣化の防止のバランスを十分満足できるシステ
ムとする効果がある。また、各部分画像に対して実用電
子透かしを埋め込むので、動画像データの再利用回数に
対しても十分検出に耐えうる電子透かしとすることが期
待できる効果がある。
【0065】この発明によれば、入力動画像データのフ
レームの画像を幾つかの周波数領域に分割し、それぞれ
の周波数領域に対する各評価結果を出力する周波数領域
分割部を備え、埋込強度決定部は、各評価結果に基づい
て周波数領域のそれぞれに埋め込む検出結果確認用電子
透かしの埋込強度を決定し、電子透かし埋込部は、決定
された検出結果確認用電子透かしの埋込強度に応じたパ
ラメータを決定して入力動画像データのそれぞれの周波
数領域に対応させて検出結果確認用電子透かしを埋め込
むように構成したので、電子透かしの検出と画質劣化の
防止のバランスを十分満足できるシステムとする効果が
ある。また、各周波数領域に対して実用電子透かしを埋
め込むので、動画像データの再利用回数に対しても十分
検出に耐えうる電子透かしとすることが期待できる効果
がある。
【0066】この発明によれば、入力動画像データを時
間間隔により時間領域に分割し、それぞれの時間領域に
対する各評価結果を出力する時間領域分割部と、埋込強
度決定部は、各評価結果に基づいて時間領域のそれぞれ
に埋め込む検出結果確認用電子透かしの埋込強度を決定
し、電子透かし埋込部は、決定された検出結果確認用電
子透かしの埋込強度に応じたパラメータを決定して入力
動画像データのそれぞれの時間領域に対応させて検出結
果確認用電子透かしを埋め込むように構成したので、電
子透かしの検出と画質劣化の防止のバランスを十分満足
できるシステムとする効果がある。また、各時間領域に
対して適した実用電子透かしを埋め込むので、動画像デ
ータの全体に渡って検出にむらがなく、再利用回数に対
しても十分検出に耐えうる電子透かしを可能にする効果
がある。
【0067】この発明によれば、時間領域が、入力動画
像データが構成する同一シーンのフレームからなるよう
に構成したので、同一シーンに対して均質な電子透かし
の埋込ができ、シーンが変わった場合には新たな適した
電子透かしを埋め込むことで、動画像データの全体に渡
って検出にむらがなく、再利用回数に対しても十分検出
に耐えうる電子透かしを可能にする効果がある。
【0068】この発明によれば、電子透かし埋込部が部
分画像、周波数領域、時間領域などの画像の所定範囲に
対して同時に複数の検出結果確認用電子透かしを埋め込
むための複数の異なる埋込強度を決定し、電子透かし検
出部が検出した複数の検出結果確認用電子透かしの検出
結果から得られる電子透かしが検出可能な埋込強度から
予め決めた基準に従った埋込強度を選択し、選択された
埋込強度を実用電子透かしの埋込強度として電子透かし
埋込部に出力するように構成したので、画質を十分考慮
した最適な電子透かしの埋め込みを可能にする効果があ
る。
【0069】この発明によれば、埋込強度決定部は、複
数の検出結果確認用電子透かしの検出結果から得られる
電子透かしが検出可能な最も小さい値の埋込強度を実用
電子透かしの埋込強度と決定するように構成したので、
画質を十分考慮した最適な電子透かしの埋め込みを可能
にする効果がある。
【0070】この発明によれば、電子透かしを埋め込む
元の動画像データの各フレームの特性からシーンチェン
ジを判定して検査結果を埋込強度決定部に出力するフレ
ーム特性検査部を備え、埋込強度決定部は、検査結果に
応答して、シーンチェンジが判定されたフレーム以降の
類似する性質のフレームに対して同じ各パラメータを選
択する埋込強度を決定するように構成したので、動画像
データの性質が突然変化したとしても、適切な値の電子
透かしの埋込強度を速やかに決定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子透かし埋
込システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態1に係る動画像データのシーン
チェンジ例を説明するフレームの説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による電子透かし埋
込検出システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 同実施の形態2に係るモニタ装置に表示され
た動画像を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電子透かし埋
込検出システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 同実施の形態3に係る周波数領域の分割例を
示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による電子透かし埋
込検出システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 映像信号源、11 川、12 樹木、13 背
景、20 電子透かし埋込検出システム、21 フレー
ム特性検査部、22 電子透かし検出部、23埋込強度
決定部、24 電子透かし埋込部、25 フレーム分割
部、26 分割画像単位埋込強度決定部、27 周波数
領域分割部、28 時間領域分割部、29 周波数領域
単位埋込強度決定部、30 時間領域単位埋込強度決定
部、40デジタルVTR。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/32 (72)発明者 伊藤 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA15 GA11 GB38 JA21 5C059 KK43 MA00 MA05 MA14 PP05 PP06 PP07 RC35 SS06 SS11 UA02 UA05 5C063 AB03 AB07 AC01 CA11 CA12 CA23 DA07 DA13 DB09 5D044 AB07 BC01 CC03 DE28 DE50 EF05 EF07 FG05 GK12 GK14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される電子透かしの埋込強度に応答
    してパラメータを変化させて入力動画像データに電子透
    かしを埋め込む電子透かし埋込部と、 電子透かしを埋め込まれたのちデータ変換などの信号処
    理を経由して得られた動画像データから、埋め込まれた
    電子透かしを検出し検出結果を出力する電子透かし検出
    部と、 以降の入力動画像データに電子透かしを埋め込むために
    前記パラメータを変更する前記埋込強度を前記検出結果
    に基づいて決定し前記電子透かし埋込部に出力する埋込
    強度決定部とを備えたことを特徴とする電子透かし埋込
    検出システム。
  2. 【請求項2】 電子透かし検出部で検出される対象の動
    画像データは、元の電子透かしが埋め込まれた入力動画
    像データを符号化して圧縮し、その後復号して得た復号
    動画像データとしたことを特徴とする請求項1記載の電
    子透かし埋込検出システム。
  3. 【請求項3】 電子透かし検出部で検出される対象の動
    画像データは、元の電子透かしが埋め込まれた入力動画
    像データを符号化して圧縮し記録するデジタルVTRか
    ら、記録直前の信号を復号して得た復号動画像データと
    したことを特徴とする請求項1記載の電子透かし埋込検
    出システム。
  4. 【請求項4】 電子透かし検出部で検出される対象の動
    画像データは、元の電子透かしが埋め込まれた動画像デ
    ータをネットワークや伝送路に送信したのちに受信して
    得た動画像データとしたことを特徴とする請求項1記載
    の電子透かし埋込検出システム。
  5. 【請求項5】 電子透かし検出部の検出結果から動画像
    データのフレーム単位の周期性を発見して電子透かし埋
    込強度決定部に通知する検出結果周期性発見部を備え、 埋込強度決定部が、前記検出結果周期性発見部からの通
    知と前記検出結果に応答して、発見された前記フレーム
    単位の周期性に対応した埋込強度を決定するようにした
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれ
    か1項記載の電子透かし埋込検出システム。
  6. 【請求項6】 入力動画像データに対して、検出結果を
    評価する目的で埋め込まれる検出結果確認用電子透かし
    と著作権保護などの実用に供するための実用電子透かし
    を埋め込む電子透かし埋込部と、 前記検出結果確認用電子透かしが埋め込まれたのちにデ
    ータ変換などの信号処理を経由して得られた動画像デー
    タから、埋め込まれた前記検出結果確認用電子透かしを
    検出し検出結果を出力する電子透かし検出部と、 以降の入力動画像データに埋め込む前記実用電子透かし
    のパラメータを決定するための埋込強度を、前記検出結
    果に基づいて決定して前記電子透かし埋込部に出力する
    埋込強度決定部とを備えたことを特徴とする電子透かし
    埋込検出システム。
  7. 【請求項7】 入力動画像データのフレームの画像を所
    定の評価基準に基づいて幾つかの部分画像に分割し、そ
    れぞれの部分画像に対する各評価結果を出力するフレー
    ム分割部を備え、 埋込強度決定部は、前記各評価結果に基づいて前記部分
    画像のそれぞれに埋め込む検出結果確認用電子透かしの
    埋込強度を決定し、 電子透かし埋込部は、決定された前記検出結果確認用電
    子透かしの埋込強度に応じたパラメータを決定して前記
    入力動画像データのそれぞれの部分画像に対応させて検
    出結果確認用電子透かしを埋め込むようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の電子透かし埋込検出システム。
  8. 【請求項8】 入力動画像データのフレームの画像を幾
    つかの周波数領域に分割し、それぞれの周波数領域に対
    する各評価結果を出力する周波数領域分割部を備え、 埋込強度決定部は、前記各評価結果に基づいて前記周波
    数領域のそれぞれに埋め込む検出結果確認用電子透かし
    の埋込強度を決定し、 電子透かし埋込部は、決定された前記検出結果確認用電
    子透かしの埋込強度に応じたパラメータを決定して前記
    入力動画像データのそれぞれの周波数領域に対応させて
    検出結果確認用電子透かしを埋め込むようにしたことを
    特徴とする請求項6記載の電子透かし埋込検出システ
    ム。
  9. 【請求項9】 入力動画像データを時間間隔により時間
    領域に分割し、それぞれの時間領域に対する各評価結果
    を出力する時間領域分割部と、 埋込強度決定部は、前記各評価結果に基づいて前記時間
    領域のそれぞれに埋め込む検出結果確認用電子透かしの
    埋込強度を決定し、 電子透かし埋込部は、決定された前記検出結果確認用電
    子透かしの埋込強度に応じたパラメータを決定して前記
    入力動画像データのそれぞれの時間領域に対応させて検
    出結果確認用電子透かしを埋め込むようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の電子透かし埋込検出システム。
  10. 【請求項10】 時間領域は、入力動画像データが構成
    する同一シーンのフレームからなるようにしたことを特
    徴とする請求項9記載の電子透かし埋込検出システム。
  11. 【請求項11】 埋込強度決定部は、電子透かし埋込部
    が部分画像、周波数領域、時間領域などの画像の所定範
    囲に対して同時に複数の検出結果確認用電子透かしを埋
    め込むための複数の異なる埋込強度を決定し、電子透か
    し検出部が検出した前記複数の検出結果確認用電子透か
    しの検出結果から得られる電子透かしが検出可能な埋込
    強度から予め決めた基準に従った埋込強度を選択し、選
    択された埋込強度を実用電子透かしの埋込強度と決定し
    て前記電子透かし埋込部に出力するようにしたことを特
    徴とする請求項6から請求項10のうちのいずれか1項
    記載の電子透かし埋込検出システム。
  12. 【請求項12】 埋込強度決定部は、複数の検出結果確
    認用電子透かしの検出結果から得られる電子透かしが検
    出可能な最も小さい値の埋込強度を実用電子透かしの埋
    込強度と決定するようにしたことを特徴とする請求項1
    1記載の電子透かし埋込検出システム。
  13. 【請求項13】 電子透かしを埋め込む元の動画像デー
    タの各フレームの特性からシーンチェンジを判定して検
    査結果を埋込強度決定部に出力するフレーム特性検査部
    を備え、 埋込強度決定部は、前記検査結果に応答して、シーンチ
    ェンジが判定されたフレーム以降の類似する性質のフレ
    ームに対して同じ各パラメータを選択する埋込強度を決
    定するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項
    4および請求項6から請求項12のうちのいずれか1項
    記載の電子透かし埋込検出システム。
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