JP2003347999A - 基地局装置及びアダプティブアレーアンテナ制御方法 - Google Patents
基地局装置及びアダプティブアレーアンテナ制御方法Info
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- JP2003347999A JP2003347999A JP2002154113A JP2002154113A JP2003347999A JP 2003347999 A JP2003347999 A JP 2003347999A JP 2002154113 A JP2002154113 A JP 2002154113A JP 2002154113 A JP2002154113 A JP 2002154113A JP 2003347999 A JP2003347999 A JP 2003347999A
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基地局装置がアダプティブアレーアンテ
ナを備える場合に、希望移動局と基地局装置の位置が離
れている場合であっても、希望移動局への干渉となる信
号を抑圧して受信品質の劣化を防ぐこと。 【解決手段】 制御部１０４は、希望移動局に関する受
信タイミング及び送信タイミングを距離算出部１０６に
通知する。距離算出部１０６は、送信タイミングと受信
タイミングに基づいて基地局装置と希望移動局の距離を
推定する。指向性幅制御部１０７は、距離算出部１０６
の推定結果に基づいて指向性幅を決定する。
ナを備える場合に、希望移動局と基地局装置の位置が離
れている場合であっても、希望移動局への干渉となる信
号を抑圧して受信品質の劣化を防ぐこと。 【解決手段】 制御部１０４は、希望移動局に関する受
信タイミング及び送信タイミングを距離算出部１０６に
通知する。距離算出部１０６は、送信タイミングと受信
タイミングに基づいて基地局装置と希望移動局の距離を
推定する。指向性幅制御部１０７は、距離算出部１０６
の推定結果に基づいて指向性幅を決定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプティブアレ
ーアンテナを備えた基地局装置及びアダプティブアレー
アンテナ制御方法に関する。
ーアンテナを備えた基地局装置及びアダプティブアレー
アンテナ制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】複数の指向性アンテナを用いることによ
って、下り信号の干渉を低減させる技術として、アダプ
ティブアレーアンテナ方式が知られている。
って、下り信号の干渉を低減させる技術として、アダプ
ティブアレーアンテナ方式が知られている。
【０００３】アダプティブアレーアンテナは、基地局装
置に搭載された複数のアンテナ素子で構成されるアレー
アンテナにおいて、下り送信信号に複素係数（以下、
「ウェイト」と表記する）を乗算することによって、指
向性を持った信号を端末装置に送信する方式である。
置に搭載された複数のアンテナ素子で構成されるアレー
アンテナにおいて、下り送信信号に複素係数（以下、
「ウェイト」と表記する）を乗算することによって、指
向性を持った信号を端末装置に送信する方式である。
【０００４】複数の指向性アンテナから出力される到来
波の方向をＲＬＳ（Recursive Least Square）、ＬＭ
Ｓ（Least Minimum Square）等の適応アルゴリズムを用
いて各伝搬路を推定する技術である。この場合の推定と
は、重みを決定することであり、重み係数とは、各伝搬
路をディジタルフィルタとしてモデル化した時の、フィ
ルタの各タップが有する重み係数を指す。
波の方向をＲＬＳ（Recursive Least Square）、ＬＭ
Ｓ（Least Minimum Square）等の適応アルゴリズムを用
いて各伝搬路を推定する技術である。この場合の推定と
は、重みを決定することであり、重み係数とは、各伝搬
路をディジタルフィルタとしてモデル化した時の、フィ
ルタの各タップが有する重み係数を指す。
【０００５】ＣＤＭＡ方式の無線通信システムにおいて
は、符号化間干渉を低減することを目的としてアダプテ
ィブアレーアンテナを用いる場合がある。複数のアンテ
ナ素子で構成されるアダプティブアレーアンテナを搭載
する基地局装置は、送信信号に複素重み係数（以下、ウ
ェイトと表記する）を乗算して送信することにより、指
向性送信を行う。
は、符号化間干渉を低減することを目的としてアダプテ
ィブアレーアンテナを用いる場合がある。複数のアンテ
ナ素子で構成されるアダプティブアレーアンテナを搭載
する基地局装置は、送信信号に複素重み係数（以下、ウ
ェイトと表記する）を乗算して送信することにより、指
向性送信を行う。
【０００６】アダプティブアレーを用いて基地局装置か
ら送信する場合、干渉の原因となる他の端末装置の信号
が抑圧されて希望端末装置に信号が届くため、希望端末
装置での受信ＳＩＲを高めることが可能となり、効果的
に下り伝送を行うことができる。ここで、希望端末装置
とは、基地局装置が通信を行っている端末装置を指す。
ら送信する場合、干渉の原因となる他の端末装置の信号
が抑圧されて希望端末装置に信号が届くため、希望端末
装置での受信ＳＩＲを高めることが可能となり、効果的
に下り伝送を行うことができる。ここで、希望端末装置
とは、基地局装置が通信を行っている端末装置を指す。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、アダプティブアレーから送信される信号の指向性幅
は一定であるため、希望端末装置と基地局装置の位置が
離れている場合には、希望端末装置への干渉となる信号
が抑圧しきれずに、受信品質が劣化してしまうといった
問題がある。
は、アダプティブアレーから送信される信号の指向性幅
は一定であるため、希望端末装置と基地局装置の位置が
離れている場合には、希望端末装置への干渉となる信号
が抑圧しきれずに、受信品質が劣化してしまうといった
問題がある。
【０００８】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、希望端末装置と基地局装置の位置が離れている場
合であっても、希望端末装置への干渉信号を十分に抑圧
し、受信品質の劣化を防止することができる基地局装置
及びアダプティブアレーアンテナ制御方法を提供するこ
とを目的とする。
あり、希望端末装置と基地局装置の位置が離れている場
合であっても、希望端末装置への干渉信号を十分に抑圧
し、受信品質の劣化を防止することができる基地局装置
及びアダプティブアレーアンテナ制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
希望端末装置までの距離を推定する推定手段と、前記推
定手段で推定された距離に基づいて指向性幅を制御する
制御手段と、前記制御手段で設定された指向性幅を持つ
送信信号を前記希望端末装置へ送信するアダプティブア
レー送信手段と、を具備する構成を採る。
希望端末装置までの距離を推定する推定手段と、前記推
定手段で推定された距離に基づいて指向性幅を制御する
制御手段と、前記制御手段で設定された指向性幅を持つ
送信信号を前記希望端末装置へ送信するアダプティブア
レー送信手段と、を具備する構成を採る。
【００１０】本発明の基地局装置において、推定手段
は、受信信号を受信したタイミングと希望端末装置へ送
信するタイミングとを用いて距離を推定する構成を採
る。
は、受信信号を受信したタイミングと希望端末装置へ送
信するタイミングとを用いて距離を推定する構成を採
る。
【００１１】本発明の基地局装置において、制御手段
は、距離が遠いほど指向性幅を狭く設定し、距離が近い
ほど指向性幅を広く設定する構成を採る。
は、距離が遠いほど指向性幅を狭く設定し、距離が近い
ほど指向性幅を広く設定する構成を採る。
【００１２】これらの構成によれば、距離が遠くなるほ
ど空中に放出された電波は広がるという特性を利用して
いるので、最適な指向性幅を持つ送信信号を送信するこ
とができ、希望端末装置と基地局装置の位置が離れてい
る場合であっても、希望端末装置の受信品質が劣化して
しまうといった問題を回避することができる。
ど空中に放出された電波は広がるという特性を利用して
いるので、最適な指向性幅を持つ送信信号を送信するこ
とができ、希望端末装置と基地局装置の位置が離れてい
る場合であっても、希望端末装置の受信品質が劣化して
しまうといった問題を回避することができる。
【００１３】本発明の基地局装置は、希望端末装置の速
度を検出する検出手段をさらに備え、制御手段は、前記
距離と、前記速度に基づいて指向性幅を決定する構成を
採る。
度を検出する検出手段をさらに備え、制御手段は、前記
距離と、前記速度に基づいて指向性幅を決定する構成を
採る。
【００１４】本発明の基地局装置において、制御手段
は、距離が遠いほど、もしくは、速度が遅いほど指向性
幅を狭く設定し、また、距離が近いほど、もしくは、速
度が速いほど指向性幅を広く設定する構成を採る。
は、距離が遠いほど、もしくは、速度が遅いほど指向性
幅を狭く設定し、また、距離が近いほど、もしくは、速
度が速いほど指向性幅を広く設定する構成を採る。
【００１５】これらの構成によれば、距離が遠くなるほ
ど空中に放出された電波は広がるという特性を利用し、
かつ速度が遅ければ指向性幅は狭くても良好な受信環境
が得られることを利用しているので、より最適な指向性
幅を持つ送信信号を送信することができる。
ど空中に放出された電波は広がるという特性を利用し、
かつ速度が遅ければ指向性幅は狭くても良好な受信環境
が得られることを利用しているので、より最適な指向性
幅を持つ送信信号を送信することができる。
【００１６】本発明のアダプティブアレーアンテナ制御
方法は、希望端末装置と基地局装置との距離を推定する
工程と、前記推定された距離に基づいて指向性幅を決定
する工程と、を具備することとした。
方法は、希望端末装置と基地局装置との距離を推定する
工程と、前記推定された距離に基づいて指向性幅を決定
する工程と、を具備することとした。
【００１７】この方法によれば、距離が遠くなるほど空
中に放出された電波は広がるという特性を利用している
ので、最適な指向性幅を持つ送信信号を送信することが
でき、希望端末装置と基地局装置の位置が離れている場
合であっても、希望端末装置の受信品質が劣化してしま
うといった問題を回避することができる。
中に放出された電波は広がるという特性を利用している
ので、最適な指向性幅を持つ送信信号を送信することが
でき、希望端末装置と基地局装置の位置が離れている場
合であっても、希望端末装置の受信品質が劣化してしま
うといった問題を回避することができる。
【００１８】本発明のアダプティブアレーアンテナ制御
方法は、希望端末装置の速度を検出する工程をさらに含
み、前記距離と、前記速度に基づいて指向性幅を決定す
る、こととした。
方法は、希望端末装置の速度を検出する工程をさらに含
み、前記距離と、前記速度に基づいて指向性幅を決定す
る、こととした。
【００１９】この方法によれば、距離が遠くなるほど空
中に放出された電波は広がるという特性を利用し、かつ
速度が遅ければ指向性幅は狭くても良好な受信環境が得
られることを利用しているので、より最適な指向性幅を
持つ送信信号を送信することができる。
中に放出された電波は広がるという特性を利用し、かつ
速度が遅ければ指向性幅は狭くても良好な受信環境が得
られることを利用しているので、より最適な指向性幅を
持つ送信信号を送信することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、希望端末装置と
基地局装置との位置関係に基づいて、下り送信信号の指
向性幅を制御することによって、希望端末装置と基地局
装置の位置が離れている場合であっても、希望端末装置
への干渉信号を十分に抑圧することである。
基地局装置との位置関係に基づいて、下り送信信号の指
向性幅を制御することによって、希望端末装置と基地局
装置の位置が離れている場合であっても、希望端末装置
への干渉信号を十分に抑圧することである。
【００２１】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【００２２】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係るアダプティブアレーアンテナを備えた基地
局装置の構成を示すブロック図である。
形態１に係るアダプティブアレーアンテナを備えた基地
局装置の構成を示すブロック図である。
【００２３】図１に示す基地局装置は、例えば、ＣＤＭ
Ａ（Code Division Multiple Access）方式に基づく無
線信号処理を行う装置である。
Ａ（Code Division Multiple Access）方式に基づく無
線信号処理を行う装置である。
【００２４】図１において、アレーアンテナ１０１は、
受信の際には、端末装置からの信号を受信して送受信部
１０２に出力する。また、送信の際には、送受信部１０
２で無線処理を施された信号を希望端末装置に向けて送
信する。
受信の際には、端末装置からの信号を受信して送受信部
１０２に出力する。また、送信の際には、送受信部１０
２で無線処理を施された信号を希望端末装置に向けて送
信する。
【００２５】送受信部１０２は、アレーアンテナ１０１
から出力された受信信号に通常の無線処理を施して、復
調部１０３に出力する。また、送受信部１０２は、ＡＡ
Ａ送信制御部１０８から出力された信号に通常の無線処
理を施して、アレーアンテナ１０１から無線送信を行
う。
から出力された受信信号に通常の無線処理を施して、復
調部１０３に出力する。また、送受信部１０２は、ＡＡ
Ａ送信制御部１０８から出力された信号に通常の無線処
理を施して、アレーアンテナ１０１から無線送信を行
う。
【００２６】復調部１０３は、送受信部１０２から受け
取った信号に対して、遅延検波、同期検波処理、誤り訂
正復号等を行って、制御部１０４に復調データを出力す
る。
取った信号に対して、遅延検波、同期検波処理、誤り訂
正復号等を行って、制御部１０４に復調データを出力す
る。
【００２７】制御部１０４は、復調部１０３から出力さ
れた復調データに基づいて、受信タイミングを測定して
距離算出部１０６に通知する。また、制御部１０４は、
希望端末装置に送信するデータを受け取って、変調部１
０５に出力すると共に、送信タイミングを測定して、距
離算出部１０６に通知する。
れた復調データに基づいて、受信タイミングを測定して
距離算出部１０６に通知する。また、制御部１０４は、
希望端末装置に送信するデータを受け取って、変調部１
０５に出力すると共に、送信タイミングを測定して、距
離算出部１０６に通知する。
【００２８】変調部１０５は、制御部１０４から受け取
った信号に対して、誤り訂正符号化、一次変調、二次変
調等を行って、ＡＡＡ送信制御部１０８に変調データを
出力する。
った信号に対して、誤り訂正符号化、一次変調、二次変
調等を行って、ＡＡＡ送信制御部１０８に変調データを
出力する。
【００２９】距離算出部１０６は、制御部１０４から出
力された送信タイミングと、受信タイミングに基づき、
希望端末装置と基地局装置間との距離を算出して、指向
性幅制御部１０７に通知する。
力された送信タイミングと、受信タイミングに基づき、
希望端末装置と基地局装置間との距離を算出して、指向
性幅制御部１０７に通知する。
【００３０】距離の算出方法は、以下の式に従う。但
し、この式において「α」とは、予め定められた係数と
する。
し、この式において「α」とは、予め定められた係数と
する。
【００３１】距離 ＝ α×（送信タイミング−受信タ
イミング）×送信速度
イミング）×送信速度
【００３２】指向性幅制御部１０７は、距離算出部１０
６から通知された距離情報に基づき、送信信号の指向性
幅を決定して、ＡＡＡ送信制御部１０８に通知する。具
体的には、距離が遠いほど指向性幅を狭く設定し、距離
が近いほど、指向性幅を広く設定するように制御する。
６から通知された距離情報に基づき、送信信号の指向性
幅を決定して、ＡＡＡ送信制御部１０８に通知する。具
体的には、距離が遠いほど指向性幅を狭く設定し、距離
が近いほど、指向性幅を広く設定するように制御する。
【００３３】一般に、希望端末装置が基地局装置から離
れるほど、送信された電波は空間に広がるといった特性
が知られている。従って、上述したように、受信特性が
劣悪にならない程度に指向性幅を狭くすれば、最適な制
御を行うことができる。
れるほど、送信された電波は空間に広がるといった特性
が知られている。従って、上述したように、受信特性が
劣悪にならない程度に指向性幅を狭くすれば、最適な制
御を行うことができる。
【００３４】ＡＡＡ送信制御部１０８は、変調部１０５
から出力された変調データに対して、指向性幅制御部１
０７で決定された指向性幅に基づいて指向性を持たせ、
送受信部１０２に出力する。
から出力された変調データに対して、指向性幅制御部１
０７で決定された指向性幅に基づいて指向性を持たせ、
送受信部１０２に出力する。
【００３５】このように、距離算出部１０６で推定され
た希望端末装置と基地局装置との距離に基づき、指向性
幅制御部１０７において送信信号の指向性幅を制御する
ことにより、最適な指向性幅を持つ信号を生成すること
ができるので、希望端末装置と基地局装置との距離が遠
い場合であっても、希望端末装置における受信ＳＩＲの
劣化を防ぐことができる。
た希望端末装置と基地局装置との距離に基づき、指向性
幅制御部１０７において送信信号の指向性幅を制御する
ことにより、最適な指向性幅を持つ信号を生成すること
ができるので、希望端末装置と基地局装置との距離が遠
い場合であっても、希望端末装置における受信ＳＩＲの
劣化を防ぐことができる。
【００３６】なお、上述の説明において、希望端末装置
と基地局装置との距離の推定の際に、送信タイミング、
受信タイミングを長時間測定し、その平均値に基づいて
距離を推定してもよい。
と基地局装置との距離の推定の際に、送信タイミング、
受信タイミングを長時間測定し、その平均値に基づいて
距離を推定してもよい。
【００３７】（実施の形態２）図２は、本発明の実施の
形態２に係るアダプティブアレーアンテナを搭載した基
地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図２の
基地局装置において図１と共通する構成部分について
は、図１と同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
形態２に係るアダプティブアレーアンテナを搭載した基
地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図２の
基地局装置において図１と共通する構成部分について
は、図１と同一符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【００３８】図２において、復調部１０３は、同期検波
処理を施された受信信号に係る位相ずれ情報を速度検出
部２０１に通知する。
処理を施された受信信号に係る位相ずれ情報を速度検出
部２０１に通知する。
【００３９】速度検出部２０１は、通知された位相ずれ
情報に基づいてドップラ周波数を測定し、さらに、ドッ
プラ周波数から速度を算出して、指向性幅制御部２０２
に通知する。
情報に基づいてドップラ周波数を測定し、さらに、ドッ
プラ周波数から速度を算出して、指向性幅制御部２０２
に通知する。
【００４０】指向性幅制御部２０２は、速度検出部２０
１から通知された速度と、距離算出部１０６から通知さ
れた距離に基づいて指向性幅を決定する。具体的には、
速度が速く、もしくは、距離が近いほど指向性幅を広げ
るように制御し、また、速度が遅く、もしくは、距離が
遠いほど指向性幅を狭めるように制御すればよい。
１から通知された速度と、距離算出部１０６から通知さ
れた距離に基づいて指向性幅を決定する。具体的には、
速度が速く、もしくは、距離が近いほど指向性幅を広げ
るように制御し、また、速度が遅く、もしくは、距離が
遠いほど指向性幅を狭めるように制御すればよい。
【００４１】以上に述べたように、距離算出部１０６で
推定された希望端末装置と基地局装置との距離、及び、
速度検出部２０１で検出された希望端末装置の移動速度
に基づき、指向性幅制御部２０２において送信信号の指
向性幅を制御することにより、最適な指向性幅を持つ信
号を生成することができるので、希望端末装置と基地局
装置との距離が遠い場合であっても、希望端末装置にお
ける受信ＳＩＲの劣化を防ぐことができる。
推定された希望端末装置と基地局装置との距離、及び、
速度検出部２０１で検出された希望端末装置の移動速度
に基づき、指向性幅制御部２０２において送信信号の指
向性幅を制御することにより、最適な指向性幅を持つ信
号を生成することができるので、希望端末装置と基地局
装置との距離が遠い場合であっても、希望端末装置にお
ける受信ＳＩＲの劣化を防ぐことができる。
【００４２】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、希望端末装置と基地局装置との距離が遠い場合にお
いても、また、希望端末装置の移動速度が速い場合であ
っても、最適な指向性幅で信号を送信することができる
ので、希望端末装置における受信ＳＩＲの劣化を防ぐこ
とができる。
ば、希望端末装置と基地局装置との距離が遠い場合にお
いても、また、希望端末装置の移動速度が速い場合であ
っても、最適な指向性幅で信号を送信することができる
ので、希望端末装置における受信ＳＩＲの劣化を防ぐこ
とができる。
【図１】本発明の実施の形態１に係るアダプティブアレ
ーアンテナを含む基地局装置を示すブロック図
ーアンテナを含む基地局装置を示すブロック図
【図２】本発明の実施の形態２に係るアダプティブアレ
ーアンテナを含む基地局装置を示すブロック図
ーアンテナを含む基地局装置を示すブロック図
１０１ アダプティブアレーアンテナ
１０２ 送受信部
１０３ 復調部
１０４ 制御部
１０５ 変調部
１０６ 距離算出部
１０７、２０２ 指向性幅制御部
１０８ ＡＡＡ送信制御部
２０１ 速度検出部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5J021 AA05 AA06 CA06 DB02 DB03
EA04 FA13 FA14 FA15 FA16
FA17 FA20 FA26 FA29 FA30
FA32 GA02 HA05
5K067 AA24 CC24 EE02 EE10 FF03
GG01 GG11 KK02 KK03
Claims (7)
- 【請求項１】 希望端末装置までの距離を推定する推定
手段と、前記推定手段で推定された距離に基づいて指向
性幅を制御する制御手段と、前記制御手段で設定された
指向性幅を持つ送信信号を前記希望端末装置へ送信する
アダプティブアレー送信手段と、を具備することを特徴
とする基地局装置。 - 【請求項２】 推定手段は、受信信号を受信したタイミ
ングと希望端末装置へ送信するタイミングとを用いて距
離を推定することを特徴とする請求項１記載の基地局装
置。 - 【請求項３】 制御手段は、距離が遠いほど指向性幅を
狭く設定し、距離が近いほど指向性幅を広く設定するこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２記載の基地局装
置。 - 【請求項４】 希望端末装置の速度を検出する検出手段
をさらに備え、制御手段は、前記距離と、前記速度に基
づいて指向性幅を決定することを特徴とする請求項１又
は請求項２記載の基地局装置。 - 【請求項５】 制御手段は、距離が遠いほど、もしく
は、速度が遅いほど指向性幅を狭く設定し、また、距離
が近いほど、もしくは、速度が速いほど指向性幅を広く
設定することを特徴とする請求項４記載の基地局装置。 - 【請求項６】 希望端末装置と基地局装置との距離を推
定する工程と、前記推定された距離に基づいて指向性幅
を決定する工程と、を具備することを特徴とするアダプ
ティブアレーアンテナ制御方法。 - 【請求項７】 希望端末装置の速度を検出する工程をさ
らに含み、前記距離と、前記速度に基づいて指向性幅を
決定する、ことを特徴とする請求項６記載のアダプティ
ブアレーアンテナ制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002154113A JP2003347999A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 基地局装置及びアダプティブアレーアンテナ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002154113A JP2003347999A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 基地局装置及びアダプティブアレーアンテナ制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003347999A true JP2003347999A (ja) | 2003-12-05 |
Family
ID=29770986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002154113A Pending JP2003347999A (ja) | 2002-05-28 | 2002-05-28 | 基地局装置及びアダプティブアレーアンテナ制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003347999A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008278076A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Kyocera Corp | 無線通信装置 |
| JP2009177773A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kyocera Corp | 無線基地局およびアンテナ選択方法 |
| JP2012095096A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Kyocera Corp | 通信装置及び通信方法 |
| WO2020217586A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 株式会社Ｎｔｔドコモ | 基地局および基地局の通信方法 |
-
2002
- 2002-05-28 JP JP2002154113A patent/JP2003347999A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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