JP2003347979A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信方法

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JP2003347979A JP2002151486A JP2002151486A JP2003347979A JP 2003347979 A JP2003347979 A JP 2003347979A JP 2002151486 A JP2002151486 A JP 2002151486A JP 2002151486 A JP2002151486 A JP 2002151486A JP 2003347979 A JP2003347979 A JP 2003347979A
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憲一 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリア伝送システムにおいて、
高性能な送信ダイバーシチを実現できる、つまり、アン
テナ間のフェージング相関が高い伝搬環境においても高
い送信ダイバーシチ効果を得ることができること。 【解決手段】 マルチキャリア伝送システムにおいて、
複数(N本)のアンテナを用いて送信ダイバーシチを行
う場合に、データをN個分複製し、複製したデータを周
波数軸上に離散して配置する。配置の間隔は、伝搬環境
に基づいてサブキャリア間のフェージング相関が低くな
るように決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置およ
び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナダイバーシチとして、送
信信号を複数のアンテナを用いて同時に送信することで
最大比合成のダイバーシチ効果を得ることができるST
TD(Space Time block coding based Transmit anten
na Diversity)と呼ばれる送信ダイバーシチがある。S
TTDでは、たとえば、送信アンテナの数を2つとした
場合、一方の送信アンテナのシンボルパターンを操作す
ることで、2つの送信アンテナからの信号を最大比合成
することが可能となり、1つの受信アンテナで高いダイ
バーシチ効果を得ることができる。なお、以下では、説
明を簡単にするため、それぞれ、送信アンテナの数を2
つとした場合を例にとって説明する。
【0003】図14は、従来のSTTD方式による送信
ダイバーシチを説明するための図である。図14におい
て、S0,S1は、送信データ(シンボル)の系列であ
り、h0,h1は、それぞれ、アンテナ#0とアンテナ#
1からの伝搬路のフェージングであり、R0,R1は、
それぞれ、受信信号である(後述する図15においても
同様)。図14に示すように、STTDでは、アンテナ
#1への出力は、2つのシンボル(S0とS1)を対と
して時間的に反転し(S1,S0の順序)、各シンボル
に複素共役の処理を行い(S1*,S0*)、さらに奇数
番目のシンボルに正負反転の処理を行う(−S1*)こ
とによって得られる。受信側では、各時刻において、そ
れぞれ、R0=h0S0−h1S1*、R1=h0S1+h
1S0*が得られる。この式をもとに、所定の演算を行う
ことで、元のシンボルS0,S1を取り出すことができ
る。
【0004】一方、このようなSTTD送信ダイバーシ
チをマルチキャリア伝送システムに適用する方法とし
て、STTDをそのままサブキャリアごとに処理する方
法や、STTDをマルチキャリア伝送用にアレンジし
て、時間軸上ではなく周波数軸上にシンボルを配置して
送信ダイバーシチを行う方法(以下「SFTD(Space
Frequency block coding based Transmit antenna Dive
rsity)」という)が考えられる。STTDでは、時間
軸方向に順序を変えたり位相を変えたりするため時間的
遅延が生じるが、SFTDでは、マルチキャリア伝送方
式を用いて、周波数軸上にシンボルを配置して同一時刻
に複数の帯域で信号を送信するため、STTDと同様の
効果を得ながらも、処理遅延の短縮化を図ることができ
る。
【0005】図15は、従来のSFTD方式による送信
ダイバーシチを説明するための図である。図15に示す
ように、SFTDでは、周波数軸上にシンボルを配置し
て同一時刻に複数の帯域で信号を送信する。具体的に
は、図14に示すSTTDの場合との対比において、ア
ンテナ#1への出力は、2つのシンボル(S0とS1)
を対として周波数帯域的に反転し(S1,S0の順
序)、各シンボルに複素共役の処理を行い(S1*,S
*)、さらに奇数番目のシンボルに正負反転の処理を
行う(−S1*)ことによって得られる。受信側では、
各帯域において、それぞれ、R0=h0S0−h1
*、R1=h0S1+h1S0*が得られる。この式をも
とに、所定の演算を行うことで、元のシンボルS0,S
1を取り出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信ダイバーシチにおいては、STTDもSFTDも、
アンテナ間のフェージング相関が高くなると性能が劣化
するという問題がある。すなわち、STTDもSFTD
も、異なるアンテナ間ではフェージング相関が低いと仮
定し、同じアンテナでは、隣り合うシンボルでフェージ
ングは同じとみなして処理している。このため、いずれ
の方式においても、アンテナ間のフェージング相関が高
い伝搬環境では性能が劣化してしまう。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、マルチキャリア伝送システムにおいて、高性能
な送信ダイバーシチを実現することができる、つまり、
アンテナ間のフェージング相関が高い伝搬環境において
も高い送信ダイバーシチ効果を得ることができる無線通
信装置および無線通信方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の無線通信
装置は、複数の送信アンテナと、送信データを前記送信
アンテナの数分複製する複製手段と、前記複製手段によ
って複製された送信データを周波数軸上に離散して配置
する配置手段と、を有する構成を採る。
【0009】この構成によれば、送信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し(つまり、送
信データを当該送信データの数が複数の送信アンテナと
同数となるように複製し)複製された送信データを周波
数軸上に離散して配置するため、たとえば、配置の間隔
を伝搬環境に基づいてサブキャリア間のフェージング相
関が低くなるように決定することで、アンテナ間のフェ
ージング相関が高い伝搬環境においても高い送信ダイバ
ーシチ効果を得ることができ、マルチキャリア伝送シス
テムにおいて、高性能な送信ダイバーシチを実現するこ
とができる。フェージング相関が低くなるように離散し
て配置されたデータは受信側においても相関が低く保た
れるので、アンテナ間のフェージング相関が高くなった
としても送信ダイバーシチ効果は劣化しないためであ
る。
【0010】(2)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記配置手段は、前記複製手段によって複製
された送信データを異なる送信アンテナ上において周波
数軸上に離散して配置する、構成を採る。
【0011】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを異なる送信アンテナ上において周波
数軸上に、たとえば、フェージング相関が低くなるよう
に、離散して配置するため、アンテナ間のフェージング
相関が高い伝搬環境においても高い送信ダイバーシチ効
果を得ることができ、マルチキャリア伝送システムにお
いて、高性能な送信ダイバーシチを実現することができ
る。
【0012】(3)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記配置手段は、前記複製手段によって複製
された送信データを同一の送信アンテナ上において周波
数軸上に離散して配置する、構成を採る。
【0013】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを同一の送信アンテナ上において周波
数軸上に、たとえば、フェージング相関が低くなるよう
に、離散して配置するため、アンテナ間のフェージング
相関が高い伝搬環境においても高い送信ダイバーシチ効
果を得ることができ、マルチキャリア伝送システムにお
いて、高性能な送信ダイバーシチを実現することができ
る。
【0014】(4)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記複製手段によって複製された送信データ
の位相を調整する調整手段、をさらに有し、前記配置手
段は、前記調整手段によって調整された送信データを周
波数軸上に離散して配置する、構成を採る。
【0015】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを周波数軸上に離散して配置する際
に、複製された送信データの位相を調整する、たとえ
ば、複素共役の処理または複素共役と正負反転の処理を
行うため、従来のSTTDおよびSFTDと同様の効果
が得られ、アンテナ間のフェージング相関が高い伝搬環
境においても、高いダイバーシチ効果を得ることができ
る。
【0016】(5)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記複製手段によって複製された送信データ
のうち一部の送信データに複素共役の処理を行う第1複
素演算手段と、前記複製手段によって複製された送信デ
ータのうち一部の送信データに複素共役と正負反転の処
理を行う第2複素演算手段と、をさらに有し、前記配置
手段は、前記第1複素演算手段によって処理された送信
データおよび前記第2複素演算手段によって処理された
送信データを同一の送信アンテナ上において周波数軸上
に離散して配置する、構成を採る。
【0017】この構成によれば、送信側において、複素
共役の処理が行われた送信データおよび複素共役と正負
反転の処理が行われた送信データを同一の送信アンテナ
上において周波数軸上に離散して配置するため、従来の
STTDおよびSFTDと同様の効果が得られ、アンテ
ナ間のフェージング相関が高い伝搬環境においても、高
いダイバーシチ効果を得ることができる。
【0018】(6)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記複製手段によって複製された送信データ
のうち一部の送信データに複素共役の処理を行う第1複
素演算手段と、前記複製手段によって複製された送信デ
ータのうち一部の送信データに複素共役と正負反転の処
理を行う第2複素演算手段と、をさらに有し、前記配置
手段は、前記第1複素演算手段によって処理された送信
データおよび前記第2複素演算手段によって処理された
送信データを異なる送信アンテナ上において周波数軸上
に離散して配置する、構成を採る。
【0019】この構成によれば、送信側において、複素
共役の処理が行われた送信データおよび複素共役と正負
反転の処理が行われた送信データを異なる送信アンテナ
上において周波数軸上に離散して配置するため、従来の
STTDおよびSFTDと同様の効果が得られ、アンテ
ナ間のフェージング相関が高い伝搬環境においても、高
いダイバーシチ効果を得ることができる。
【0020】(7)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記配置手段は、前記複製手段によって複製
された送信データを、インタリーブを用いて周波数軸上
に離散して配置する、構成を採る。
【0021】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを、インタリーブを用いて周波数軸上
に離散して配置するため、周波数軸上に離散して配置さ
れる送信データがランダムに並び替えられ、サブキャリ
ア間のフェージング相関を確実にさらに低くすることが
できる。
【0022】(8)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、伝搬環境に基づいて、前記複製手段によって
複製された送信データを周波数軸上に離散して配置する
際の間隔を決定する決定手段、をさらに有し、前記配置
手段は、前記複製手段によって複製された送信データを
周波数軸上に前記決定手段によって決定された間隔だけ
離散して配置する、構成を採る。
【0023】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを周波数軸上に離散して配置する際
に、伝搬環境に基づいて、複製された送信データの離散
間隔を決定するため、伝搬路の状況に応じて確実にサブ
キャリア間のフェージング相関を低くすることができ
る。
【0024】(9)本発明の無線通信装置は、上記構成
において、前記決定手段は、遅延プロファイルに基づい
て、前記間隔を決定する、構成を採る。
【0025】この構成によれば、送信側において、伝搬
環境として遅延プロファイルを用いるため、正確に伝搬
路の状況を把握することができる。
【0026】(10)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、前記決定手段は、最大伝搬遅延が小さいほ
ど前記間隔を大きくとり、最大伝搬遅延が大きいほど前
記間隔を小さくとる、構成を採る。
【0027】この構成によれば、送信側において、最大
伝搬遅延が小さいほど離散間隔を大きくとり、最大伝搬
遅延が大きいほど離散間隔を小さくとるため、確実にフ
ェージング相関を低くすることができる。
【0028】(11)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、各サブキャリアのフェージング状態に基づ
いて、前記複製手段によって複製された送信データを周
波数軸上に離散して配置する際の間隔を決定する決定手
段、をさらに有し、前記配置手段は、前記複製手段によ
って複製された送信データを周波数軸上に前記決定手段
によって決定された間隔だけ離散して配置する、構成を
採る。
【0029】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを周波数軸上に離散して配置する際
に、各サブキャリアのフェージング状態(たとえば、受
信電界強度、SIR(Signal to Interference Rati
o)、SNR(Signal to Noise Ratio)など)に基づい
て、複製された送信データの離散間隔を決定するため、
確実にサブキャリア間のフェージング相関を低くするこ
とができる。
【0030】(12)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、指定されたサブキャリアの情報に基づい
て、前記複製手段によって複製された送信データを周波
数軸上に離散して配置する際の間隔を決定する決定手
段、をさらに有し、前記配置手段は、前記複製手段によ
って複製された送信データを周波数軸上に前記決定手段
によって決定された間隔だけ離散して配置する、構成を
採る。
【0031】この構成によれば、送信側において、複製
された送信データを周波数軸上に離散して配置する際
に、指定されたサブキャリアの情報(たとえば、フェー
ジング相関の低いサブキャリアの情報)に基づいて、複
製された送信データの離散間隔を決定するため、確実に
サブキャリア間のフェージング相関を低くすることがで
きる。
【0032】(13)本発明の無線通信方法は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製する複製ステップ
と、前記複製ステップで複製した送信データを周波数軸
上に離散して配置する配置ステップと、を有するように
した。
【0033】この方法によれば、送信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを周波数軸上に離散して配置するため、たとえ
ば、配置の間隔を伝搬環境に基づいてサブキャリア間の
フェージング相関が低くなるように決定することで、ア
ンテナ間のフェージング相関が高い伝搬環境においても
高い送信ダイバーシチ効果を得ることができ、マルチキ
ャリア伝送システムにおいて、高性能な送信ダイバーシ
チを実現することができる。
【0034】(14)本発明の無線通信装置は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送信
データを周波数軸上に離散して配置して得られた送信信
号を受信する1つの受信アンテナと、前記受信アンテナ
によって受信された受信信号の複数の周波数成分を合成
して送信データを取り出す取得手段と、を有する構成を
採る。
【0035】この構成によれば、受信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを周波数軸上に離散して配置して得られた送信
信号を受信し受信された受信信号の複数の周波数成分を
合成して送信データを取り出すため、送信側と協働して
上記の送信ダイバーシチ効果を得ることができ、1つの
受信アンテナで高い受信性能を得ることができる。
【0036】(15)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、前記取得手段は、前記受信アンテナによっ
て受信された受信信号の複数の周波数成分を合成して送
信データを取り出す際に、MMSE(Minimum Mean Squ
are Error)合成を行う、構成を採る。
【0037】この構成によれば、受信側において、受信
信号の複数の周波数成分を合成して元の送信データを取
り出す際にMMSE合成を行うため、同時に送信された
信号を確実に分離して受信することができ、受信性能の
向上を図ることができる。
【0038】(16)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、前記取得手段は、前記受信アンテナによっ
て受信された受信信号の複数の周波数成分を合成して送
信データを取り出す際に、干渉キャンセラを動作させ
る、構成を採る。
【0039】この構成によれば、受信側において、受信
信号の複数の周波数成分を合成して送信データを取り出
す際に干渉キャンセラを動作させるため、同時に送信さ
れた信号を確実に分離して受信することができ、受信性
能の向上を図ることができる。
【0040】(17)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、伝搬環境を検出する検出手段と、前記検出
手段によって検出された伝搬環境を送信する送信手段
と、をさらに有する構成を採る。
【0041】この構成によれば、受信側において、伝搬
環境を検出して送信側に通知するため、送信側におい
て、フェージング相関の低いサブキャリアを確実に知る
ことができ、離散間隔の決定を通じて確実にサブキャリ
ア間のフェージング相関を低くすることができる。
【0042】(18)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、各サブキャリアのフェージング状態を検出
する検出手段と、前記検出手段によって検出された各サ
ブキャリアのフェージング状態を送信する送信手段と、
をさらに有する構成を採る。
【0043】この構成によれば、受信側において、各サ
ブキャリアのフェージング状態を検出して送信側に通知
するため、送信側において、フェージング相関の低いサ
ブキャリアを確実に知ることができ、離散間隔の決定を
通じて確実にサブキャリア間のフェージング相関を低く
することができる。
【0044】(19)本発明の無線通信装置は、上記構
成において、送信側において送信に使用するサブキャリ
アを指定する指定手段と、前記指定手段によって指定さ
れたサブキャリアの情報を送信する送信手段と、をさら
に有する構成を採る。
【0045】この構成によれば、受信側において、送信
側において送信に使用するサブキャリアを指定する情報
を送信するため、たとえば、受信側から送信側に対し
て、フェージング相関の低いサブキャリアに確実に通知
することができる。このため、送信側において、フェー
ジング相関の低いサブキャリアを確実に知ることがで
き、離散間隔の決定を通じて確実にサブキャリア間のフ
ェージング相関を低くすることができる。
【0046】(20)本発明の無線通信方法は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送信
データを周波数軸上に離散して配置して得られた送信信
号を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信
した受信信号の複数の周波数成分を合成して送信データ
を取り出す取得ステップと、を有するようにした。
【0047】この方法によれば、受信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを周波数軸上に離散して配置して得られた送信
信号を受信し受信された受信信号の複数の周波数成分を
合成して送信データを取り出すため、送信側と協働して
上記の送信ダイバーシチ効果を得ることができ、1つの
受信アンテナで高い受信性能を得ることができる。
【0048】(21)本発明の無線通信装置は、複数の
送信アンテナと、送信データを前記送信アンテナの数分
複製する複製手段と、前記複製手段によって複製された
送信データを時間軸上に離散して配置する配置手段と、
を有する構成を採る。
【0049】この構成によれば、送信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを時間軸上に離散して配置するため、たとえ
ば、配置の間隔をドップラ周波数に基づいてフェージン
グ相関が低くなるように決定することで、アンテナ間の
フェージング相関が高い伝搬環境においても高い送信ダ
イバーシチ効果を得ることができ、マルチキャリア伝送
システムにおいて、高性能な送信ダイバーシチを実現す
ることができる。
【0050】(22)本発明の無線通信方法は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製する複製ステップ
と、前記複製ステップで複製した送信データを時間軸上
に離散して配置する配置ステップと、を有するようにし
た。
【0051】この方法によれば、送信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数だけ複製し複製された
送信データを時間軸上に離散して配置するため、たとえ
ば、配置の間隔をドップラ周波数に基づいてフェージン
グ相関が低くなるように決定することで、アンテナ間の
フェージング相関が高くなる伝搬環境においても高い送
信ダイバーシチ効果を得ることができ、マルチキャリア
伝送システムにおいて、高性能な送信ダイバーシチを実
現することができる。
【0052】(23)本発明の無線通信装置は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送信
データを時間軸上に離散して配置して得られた送信信号
を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナによって
受信された受信信号の複数の時間成分を合成して送信デ
ータを取り出す取得手段と、を有する構成を採る。
【0053】この構成によれば、受信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを時間軸上に離散して配置して得られた送信信
号を受信し受信された受信信号の複数の時間成分を合成
して送信データを取り出すため、送信側と協働して上記
の送信ダイバーシチ効果を得ることができ、1つの受信
アンテナで高い受信性能を得ることができる。
【0054】(24)本発明の無線通信方法は、送信デ
ータを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送信
データを時間軸上に離散して配置して得られた送信信号
を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信し
た受信信号の複数の時間成分を合成して送信データを取
り出す取得ステップと、を有するようにした。
【0055】この方法によれば、受信側において、送信
データを複数の送信アンテナの数分複製し複製された送
信データを時間軸上に離散して配置して得られた送信信
号を受信し受信された受信信号の複数の時間成分を合成
して送信データを取り出すため、送信側と協働して上記
の送信ダイバーシチ効果を得ることができ、1つの受信
アンテナで高い受信性能を得ることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、マルチキャリア
伝送システムにおいて、複数(N本)のアンテナを用い
て送信ダイバーシチを行う場合に、データをN個分複製
し、複製したデータを周波数軸上に離散して配置するこ
とである。配置の間隔は、伝搬環境に基づいてサブキャ
リア間のフェージング相関が低くなるように決定する。
これにより、アンテナ間のフェージング相関が高い伝搬
環境においても高い送信ダイバーシチ効果を得ることが
でき、マルチキャリア伝送システムにおいて、高性能な
送信ダイバーシチを実現することができる。
【0057】まず、本発明の基本原理について、図1を
用いて説明する。図1は、本発明の送信ダイバーシチの
基本原理を説明するための図である。
【0058】ここで、S0,S1は、送信データ(シン
ボル)の系列である。h00,h01,h10,h11は、それ
ぞれ、アンテナ#0とサブキャリア#0(図示せず)の
フェージング、アンテナ#0とサブキャリア#1(図示
せず)のフェージング、アンテナ#1とサブキャリア#
0のフェージング、アンテナ#1とサブキャリア#1の
フェージングである。R0,R1は、それぞれ、サブキ
ャリア#0で受信される信号およびサブキャリア#1で
受信される信号である。なお、サブキャリア#0とサブ
キャリア#1は、実際上は周波数軸上において離れた位
置に存在しているが、説明を簡単にするため、ここでは
#0,#1と連続番号にしている。
【0059】本発明では、たとえば、図1に示すよう
に、図15に示す従来のSFTDの場合との対比におい
て、周波数軸上にシンボルを配置する際に、複製された
シンボル(S0とS0*:S1と−S1*)を異なるアン
テナ上において、つまり、同一のアンテナ上において対
となるシンボル(S0とS1:−S1*とS0*)を、フ
ェージング相関が低くなるように間隔Lfだけ離して配
置する。ここで、S0*は、シンボルS0に対して複素
共役の処理を行った結果であり、−S1*は、シンボル
S1に対して複素共役と正負反転の処理を行った結果で
ある。
【0060】このとき、異なるアンテナ間ではフェージ
ングの相関が低いと仮定している。同じアンテナにおい
ては、上記のように、シンボルが離散して配置されてい
るため、フェージングの相関は低くなる。たとえば、ア
ンテナ#0において、シンボルS0とシンボルS1とで
異なるフェージングh00、h01の影響を受けている。し
たがって、アンテナ間のフェージング相関が高い伝搬環
境であっても、複製されたシンボル(S0とS0*:S
1と−S1*)を離散して配置したサブキャリア間のフ
ェージング相関は低いため、送信ダイバーシチ効果が得
られて高い性能を保持することができる。
【0061】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0062】(実施の形態1)図2は、本発明の実施の
形態1に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図、図3は、図2に示す無線通信装置の受信側の構成
を示すブロック図である。ここでは、一例として、送信
アンテナの数が2つの場合を例にとって説明する。
【0063】図2に示す送信側の無線通信装置(以下単
に「送信機」という)100は、分割部102、変調部
104−1、104−2、シリアル/パラレル(S/
P)変換部106−1、106−2、複製部108−
1、108−2、離散マッピング部110−1、110
−2、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast F
ourier Transform)部112−1、112−2、送信R
F部114−1、114−2、および送信アンテナ11
6−1、116−2を有する。また、送信機100は、
受信アンテナ118、受信RF部120、および離散間
隔決定部122を有する。
【0064】一方、図3に示す受信側の無線通信装置
(以下単に「受信機」という)200は、受信アンテナ
202、受信RF部204、高速フーリエ変換(FF
T:FastFourier Transform)部206、データデマッ
ピング部208、MMSE合成部210、パラレル/シ
リアル(P/S)変換部212、および復調部214を
有する。また、受信機200は、遅延プロファイル推定
部216、送信RF部218、および送信アンテナ22
0を有する。
【0065】次いで、上記構成を有する無線通信装置の
動作について、図4を用いて説明する。図4は、本発明
の実施の形態1に係る無線通信装置による送信ダイバー
シチを説明するための図である。ここでは、送信データ
(シンボル)の系列S0,S1,S2,S3を送信する
場合を例にとって説明する。
【0066】まず、送信機100において、時系列で入
力される送信データの系列S0,S1,S2,S3は、
分割部102で、偶数番号のシンボルS0,S2と奇数
番号のシンボルS1,S3に分割される。分割後のシン
ボル系列は、2つのアンテナ系列に出力される。この場
合、偶数番号のシンボルS0,S2は、変調部104−
1に出力され、奇数番号のシンボルS1,S3は、変調
部104−2に出力される。
【0067】偶数番号のシンボルS0,S2は、おのお
の、順次、変調部104−1で変調処理され、S/P変
換部106−1でパラレル変換された後、複製部108
−1で複製されて送信アンテナと同数(ここでは2つ)
になる。
【0068】複製されたシンボル(S0,S0:S2,
S2)は、離散マッピング部110−1で離散マッピン
グ処理される。具体的には、複製されたシンボルは、サ
ブキャリア間のフェージング相関が低くなるように、つ
まり、複製されたシンボル間において回線状態に差が出
るように、周波数軸上に離散して配置される。たとえ
ば、図4に示すように、複製されたシンボルS0とS
0、S2とS2は、それぞれ、周波数軸上で離れた位置
(サブキャリア)に配置される。このとき、配置する間
隔(離散間隔)(図1のLf参照)は、離散間隔決定部
122によって決定される。
【0069】離散マッピング処理された信号は、IFF
T部112−1でIFFT処理された後、送信RF部1
14−1でアップコンバート処理されて、送信アンテナ
116−1(アンテナ#0)から送信される。
【0070】一方、奇数番号のシンボルS1,S3は、
おのおの、順次、変調部104−2で変調処理され、S
/P変換部106−2でパラレル変換された後、複製部
108−2で複製されて送信アンテナと同数(ここでは
2つ)になる。
【0071】複製されたシンボル(S1,S1:S3,
S3)は、離散マッピング部110−2で離散マッピン
グ処理される。具体的には、複製されたシンボルは、サ
ブキャリア間のフェージング相関が低くなるように、つ
まり、複製されたシンボル間において回線状態に差が出
るように、周波数軸上に離散して配置される。たとえ
ば、図4に示すように、複製されたシンボルS1とS
1、S3とS3は、それぞれ、周波数軸上で離れた位置
(サブキャリア)に配置される。このとき、配置する間
隔(離散間隔)(図1のLf参照)は、同じく離散間隔
決定部122によって決定される。
【0072】なお、離散マッピング処理の一方法とし
て、データを周波数軸上に配置するときにインタリーブ
を使用することも可能である。図5は、インタリーブを
使用して離散マッピングを行う場合の一例を示す図であ
る。この場合、たとえば、同図に示すように、アンテナ
#0とアンテナ#1とで同じインタリーブパターンを使
用する。このように、データを周波数軸上に離散して配
置する際にインタリーブを使用することにより、周波数
軸上に離散して配置されるデータがランダムに並び替え
られ、サブキャリア間のフェージング相関を確実にさら
に低くすることができる。
【0073】離散マッピング処理された信号は、IFF
T部112−2でIFFT処理された後、送信RF部1
14−2でアップコンバート処理されて、送信アンテナ
116−2(アンテナ#1)から送信される。
【0074】その後、受信機200において、送信機1
00から送信された信号を1つの受信アンテナ202で
受信する。
【0075】アンテナ202で受信された信号は、受信
RF部204でダウンコンバート処理された後、順次、
FFT部206でFFT処理され、データデマッピング
部208でデマッピング処理される。その後、デマッピ
ング処理された信号に対して、MMSE合成部210で
MMSE合成を行う。MMSE合成の際には、図4に示
すように、同じデータが送信されているサブキャリアに
対して所定の合成処理を行う。
【0076】具体的には、たとえば、シンボルS0とS
1が同時に送信されている2つのサブキャリアを、デー
タデマッピング部208でデマッピング処理することに
より取り出して、MMSE合成を行う。この場合、アン
テナ#0の2つのサブキャリアとアンテナ#1の2つの
サブキャリアとで合計4つの伝搬路を通過してきた信号
に対してMMSE合成を行う。
【0077】ここで、上記のように、h00をアンテナ#
0とサブキャリア#0のフェージング、h01をアンテナ
#0とサブキャリア#1のフェージング、h10をアンテ
ナ#1とサブキャリア#0のフェージング、h11をアン
テナ#1とサブキャリア#1のフェージングとすると、
サブキャリア#0,#1で受信される信号R0,R1
は、それぞれ、次の(式1)、(式2)、
【数1】
【数2】 で表される。なお、上記のように、サブキャリア#0と
サブキャリア#1は、実際上は周波数軸上において離れ
た位置に存在しているが、説明を簡単にするため、ここ
では#0,#1と連続番号にしている。
【0078】これを行列で表現すると、次の(式3)、
【数3】 になる。
【0079】そして、次の(式4)の演算を行って、
【数4】 元のシンボルS0,S1を取り出す。なお、各フェージ
ングh00,h01,h10,h11は、パイロット信号などを
用いて推定する。
【0080】MMSE合成によって取り出されたシンボ
ル(S0,S1,S2,S3)は、P/S変換部212
でシリアル変換された後、復調部214で復調され、所
望の復調データが得られる。
【0081】また、受信機200は、遅延プロファイル
推定部216で、受信信号の遅延プロファイルを推定す
る。遅延プロファイルによって伝搬環境(伝搬路の状
況)を正確に把握することができる。推定された遅延プ
ロファイルの情報は、送信RF部218でアップコンバ
ート処理された後、送信アンテナ220から送信され
る。
【0082】その後、送信機100は、受信機200か
ら送信された遅延プロファイル情報を受信アンテナ11
8で受信する。アンテナ118で受信された信号は、受
信RF部120でダウンコンバート処理された後、離散
間隔決定部122に送られる。
【0083】離散間隔決定部122では、受信機200
からフィードバックされてきた遅延プロファイル情報
(伝搬環境)に基づいて、データを離散する間隔(図1
のLf参照)を決定する。離散間隔は、サブキャリア間
のフェージング相関が低くなるように決定される。具体
的には、たとえば、最大伝搬遅延が小さいほど離散間隔
を大きくとり、最大伝搬遅延が大きいほど離散間隔を小
さくとる。これにより、確実にフェージング相関を低く
することができる。
【0084】このように、本実施の形態によれば、送信
機100側では、送信データを送信アンテナの数(2
つ)分複製し複製された送信データを周波数軸上に離散
して配置するため、この配置の間隔を遅延プロファイル
(伝搬環境)に基づいてサブキャリア間のフェージング
相関が低くなるように決定することで、アンテナ間のフ
ェージング相関が高い伝搬環境においても高い送信ダイ
バーシチ効果を得ることができ、マルチキャリア伝送シ
ステムにおいて、高性能な送信ダイバーシチを実現する
ことができる。フェージング相関が低くなるように離散
して配置されたデータは受信機200側においても相関
が低く保たれるので、アンテナ間のフェージング相関が
高くなったとしても送信ダイバーシチ効果は劣化しない
ためである。
【0085】また、受信機200側では、複数のサブキ
ャリアで受信された信号をMMSE合成して受信するた
め、送信機100から同時刻に同サブキャリアで送信さ
れた信号を確実に分離して復調することができる。
【0086】なお、本実施の形態では、複製されたデー
タを同一の送信アンテナ上において周波数軸上に離散し
て配置するようにしているが(図4参照)、これに限定
されるわけではなく、前述のように、複製されたデータ
を異なる送信アンテナ上において周波数軸上に離散して
配置することも可能である(図1参照)。
【0087】また、本実施の形態では、受信機200側
から遅延プロファイル情報を送信機100側にフィード
バックするようにしているが、フィードバックする情報
はこれに限定されない。たとえば、遅延プロファイル情
報に代えて、各サブキャリアのフェージング状態を受信
機200側で測定して送信機100側に通知するように
してもよい。各サブキャリアのフェージング状態として
は、たとえば、受信電界強度、SIR、SNRなどを使
用することができる。また、受信機200側から、送信
に使用すべきサブキャリアを指定する信号を送信機10
0側に送るようにしてもよい。このとき、指定されるサ
ブキャリアは、フェージング相関の低いサブキャリアで
ある。いずれの場合においても、送信機100は、フェ
ージング相関の低いサブキャリアを確実に知ることがで
き、この情報に基づいて送信データの離散間隔を決定す
ることで、確実にサブキャリア間のフェージング相関を
低くすることができる。
【0088】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この送信側の無線通信装置(送信
機)300は、図2に示す送信機100と同様の基本的
構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。また、図6に示す無線通信装
置の受信側(受信機)は、図3に示す受信機200と全
く同様の基本的構成を有するため、その説明を省略す
る。
【0089】本実施の形態の特徴は、従来のSTTDや
SFTDと同様に、データの位相を調整することであ
る。具体的には、複製されたデータのうち一部のデータ
に対して複素共役の処理または複素共役と正負反転の処
理を行うことである。そのため、アンテナ#0(送信ア
ンテナ116−1)の系列においては、複製部108−
1と離散マッピング部110−1との間に複素演算部3
02が設けられ、アンテナ#1(送信アンテナ116−
2)の系列においては、複製部108−2と離散マッピ
ング部110−2との間に複素演算部304が設けられ
ている。ここでは、たとえば、複素演算部302は、デ
ータに対して複素共役の処理を行い、複素演算部304
は、データに対して複素共役と正負反転の処理を行う。
【0090】図7は、本発明の実施の形態2に係る無線
通信装置による送信ダイバーシチを説明するための図で
ある。この場合、アンテナ#0で送信される複製シンボ
ルS0,S2に対しては、複素共役の処理が行われて、
それぞれ、S0*,S2*となり、アンテナ#1で送信さ
れる複製シンボルS1,S3に対しては、複素共役と正
負反転の処理が行われて、それぞれ、−S1*,−S3*
となる。そして、離散マッピング部110−1におい
て、シンボルS0とS0*、S2とS2*は、それぞれ、
周波数軸上で離れた位置(サブキャリア)に配置され、
離散マッピング部110−2において、シンボルS1と
−S1*、S3と−S3*は、それぞれ、帯域的に反転さ
れて周波数軸上で離れた位置(サブキャリア)に配置さ
れる。
【0091】このとき、サブキャリア#0,#1で受信
される信号R0,R1は、それぞれ、次の(式5)、
(式6)、
【数5】
【数6】 で表される。
【0092】これを行列で表現すると、次の(式7)、
【数7】 になる。
【0093】そして、次の(式8)の演算を行って、
【数8】 元のシンボルS0,S1を取り出す。なお、各フェージ
ングh00,h01,h10,h11は、上記のように、パイロ
ット信号などを用いて推定する。
【0094】ここで、アンテナ間のフェージング相関が
高くなってしまった場合について説明する。
【0095】この場合、h00=h10,h01=h11とな
り、上記の(式8)は、次の(式9)、
【数9】 の形になって、逆行列を求めることができる。よって、
アンテナ間のフェージング相関が高くなったとしても元
のシンボルS0,S1を取り出すことができる。したが
って、アンテナ間のフェージング相関が高い場合であっ
ても、良好な受信特性を維持することができる。
【0096】このように、本実施の形態によれば、複製
された送信データを周波数軸上に離散して配置する際
に、複製された送信データの位相を調整する、具体的に
は、複素共役の処理または複素共役と正負反転の処理を
行うため、従来のSTTDおよびSFTDと同様の効果
が得られ、アンテナ間のフェージング相関が高い伝搬環
境においても、高いダイバーシチ効果を得ることができ
る。
【0097】なお、本実施の形態では、アンテナ#0で
送信される複製データに対して複素共役の処理を行い、
アンテナ#1で送信される複製データに対して複素共役
と正負反転の処理を行うようにしているが、処理の内容
は逆であっても良い。
【0098】また、本実施の形態では、複素共役の処理
が行われた複製データおよび複素共役と正負反転の処理
が行われた複製データを異なる送信アンテナ上において
周波数軸上に離散配置するようにしているが(図7参
照)、これに限定されるわけではなく、すでに説明した
ように、複素共役の処理が行われた複製データおよび複
素共役と正負反転の処理が行われた複製データを同一の
送信アンテナ上において周波数軸上に離散して配置する
ことも可能である(図1参照)。
【0099】(実施の形態3)図8は、本発明の実施の
形態3に係る無線通信装置の受信側の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この受信側の無線通信装置(受信
機)400は、図3に示す受信機200と同様の基本的
構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。また、図8に示す無線通信装
置の送信側(送信機)は、図2に示す送信機100と全
く同様の基本的構成を有するため、その説明を省略す
る。
【0100】本実施の形態の特徴は、図3に示すMMS
E合成部210に代えて、干渉キャンセラ部402を有
することである。干渉キャンセラは、干渉レプリカを生
成して受信信号から差し引くことにより、干渉除去され
た所望の信号を出力する。干渉キャンセラの構成は、周
知である。図9は、干渉キャンセラの構成の一例を示す
ブロック図である。また、図10は、本発明の実施の形
態3に係る無線通信装置における受信信号の処理手順の
一例を示す図であり、図4に示す受信信号の処理手順に
対応している。
【0101】このように、本実施の形態によれば、受信
信号の複数の周波数成分を合成して送信データを取り出
す際に干渉キャンセラを動作させるため、同時に送信さ
れた信号を確実に分離して受信することができ、受信性
能の向上を図ることができる。
【0102】(実施の形態4)図11は、本発明の実施
の形態4に係る無線通信装置の送信側の構成を示すブロ
ック図、図12は、図11に示す無線通信装置の受信側
の構成を示すブロック図である。なお、図11に示す送
信側の無線通信装置(送信機)500は、図2に示す送
信機100と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。ま
た、図12に示す受信側の無線通信装置(受信機)60
0は、図3に示す受信機200と同様の基本的構成を有
しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【0103】本実施の形態の特徴は、複製された送信デ
ータを周波数軸上ではなく時間軸上に離散して配置する
ことである。このため、送信機500には、データを時
間軸上に配置する離散マッピング部502−1,502
−2と、複製データを一時蓄積するバッファ504−
1,504−2とが設けられている。時間軸上の離散間
隔は、離散間隔決定部122aによって決定される。一
方、受信機600には、ドップラ周波数を推定(測定)
するドップラ周波数推定部602が設けられている。な
お、複製データの位相を調整する場合、具体的には、複
素共役の処理または複素共役と正負反転の処理を行う場
合、送信機500に、図6に示す複素演算部302,3
04を設けることができる。
【0104】図13は、本発明の実施の形態4に係る無
線通信装置による送信ダイバーシチを説明するための図
である。ここでは、一例として、たとえば、送信データ
(シンボル)の系列S0,S1を、位相を調整して送信
する場合を示している(図14参照)。この場合、図1
4に示すSTTDの場合との対比において、時間軸上に
シンボルを配置する際に、複製されたシンボル(S0と
S0*:S1と−S1*)を異なるアンテナ上において、
つまり、同一のアンテナ上において対となるシンボル
(S0とS1:−S1*とS0*)を、フェージング相関
が低くなるように間隔Ltだけ離して配置する。このと
き、配置の時間間隔Ltは、受信機600(たとえば、
移動局)側で測定されたドップラ周波数に基づいて、フ
ェージング相関が低くなるような時間に決定される。
【0105】このように、本実施の形態によれば、送信
データを送信アンテナの数(2つ)分複製し複製された
送信データを時間軸上に離散して配置するため、この配
置の間隔をドップラ周波数に基づいてフェージング相関
が低くなるように決定することで、アンテナ間のフェー
ジング相関が高い伝搬環境においても高い送信ダイバー
シチ効果を得ることができ、マルチキャリア伝送システ
ムにおいて、高性能な送信ダイバーシチを実現すること
ができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチキャリア伝送システムにおいて、高性能な送信ダ
イバーシチを実現することができる、つまり、アンテナ
間のフェージング相関が高い伝搬環境においても高い送
信ダイバーシチ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信ダイバーシチの基本原理を説明す
るための図
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図3】図2に示す無線通信装置の受信側の構成を示す
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置によ
る送信ダイバーシチを説明するための図
【図5】インタリーブを使用して離散マッピングを行う
場合の一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の送
信側の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置によ
る送信ダイバーシチを説明するための図
【図8】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の受
信側の構成を示すブロック図
【図9】干渉キャンセラの構成の一例を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置に
おける受信信号の処理手順の一例を示す図
【図11】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の
送信側の構成を示すブロック図
【図12】図11に示す無線通信装置の受信側の構成を
示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態4に係る無線通信装置に
よる送信ダイバーシチを説明するための図
【図14】従来のSTTD方式による送信ダイバーシチ
を説明するための図
【図15】従来のSFTD方式による送信ダイバーシチ
を説明するための図
【符号の説明】
100,300,500 送信機 102 分割部 104−1,104−2 変調部 106−1,106−2 パラレル/シリアル変換部 108−1,108−2 複製部 110−1,110−2,502−1,502−2 離
散マッピング部 112−1,112−2 IFFT部 114−1,114−2,218 送信RF部 116−1,116−2,220 送信アンテナ 118,202 受信アンテナ 120,204 受信RF部 122,122a 離散間隔決定部 200,400,600 受信機 206 FFT部 208 データデマッピング部 210 MMSE合成部 212 パラレル/シリアル変換部 214 復調部 216 遅延プロファイル推定部 302,304 複素演算部 400 干渉キャンセラ部 504−1,504−2 バッファ 602 ドップラ周波数推定部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信アンテナと、 送信データを前記送信アンテナの数分複製する複製手段
    と、 前記複製手段によって複製された送信データを周波数軸
    上に離散して配置する配置手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを異なる送
    信アンテナ上において周波数軸上に離散して配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを同一の送
    信アンテナ上において周波数軸上に離散して配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記複製手段によって複製された送信デ
    ータの位相を調整する調整手段、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記調整手段によって調整された送信データを周波数軸
    上に離散して配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記複製手段によって複製された送信デ
    ータのうち一部の送信データに複素共役の処理を行う第
    1複素演算手段と、 前記複製手段によって複製された送信データのうち一部
    の送信データに複素共役と正負反転の処理を行う第2複
    素演算手段と、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記第1複素演算手段によって処理された送信データお
    よび前記第2複素演算手段によって処理された送信デー
    タを同一の送信アンテナ上において周波数軸上に離散し
    て配置する、 ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記複製手段によって複製された送信デ
    ータのうち一部の送信データに複素共役の処理を行う第
    1複素演算手段と、 前記複製手段によって複製された送信データのうち一部
    の送信データに複素共役と正負反転の処理を行う第2複
    素演算手段と、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記第1複素演算手段によって処理された送信データお
    よび前記第2複素演算手段によって処理された送信デー
    タを異なる送信アンテナ上において周波数軸上に離散し
    て配置する、 ことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを、インタ
    リーブを用いて周波数軸上に離散して配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 伝搬環境に基づいて、前記複製手段によ
    って複製された送信データを周波数軸上に離散して配置
    する際の間隔を決定する決定手段、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを周波数軸
    上に前記決定手段によって決定された間隔だけ離散して
    配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、 遅延プロファイルに基づいて、前記間隔を決定する、 ことを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段は、 最大伝搬遅延が小さいほど前記間隔を大きくとり、最大
    伝搬遅延が大きいほど前記間隔を小さくとる、 ことを特徴とする請求項9記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 各サブキャリアのフェージング状態に
    基づいて、前記複製手段によって複製された送信データ
    を周波数軸上に離散して配置する際の間隔を決定する決
    定手段、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを周波数軸
    上に前記決定手段によって決定された間隔だけ離散して
    配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 指定されたサブキャリアの情報に基づ
    いて、前記複製手段によって複製された送信データを周
    波数軸上に離散して配置する際の間隔を決定する決定手
    段、をさらに有し、 前記配置手段は、 前記複製手段によって複製された送信データを周波数軸
    上に前記決定手段によって決定された間隔だけ離散して
    配置する、 ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  13. 【請求項13】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製する複製ステップと、 前記複製ステップで複製した送信データを周波数軸上に
    離散して配置する配置ステップと、 を有することを特徴とする無線通信方法。
  14. 【請求項14】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製し複製された送信データを周波数軸上に離散して
    配置して得られた送信信号を受信する1つの受信アンテ
    ナと、 前記受信アンテナによって受信された受信信号の複数の
    周波数成分を合成して送信データを取り出す取得手段
    と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 前記取得手段は、 前記受信アンテナによって受信された受信信号の複数の
    周波数成分を合成して送信データを取り出す際に、MM
    SE合成を行う、 ことを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  16. 【請求項16】 前記取得手段は、 前記受信アンテナによって受信された受信信号の複数の
    周波数成分を合成して送信データを取り出す際に、干渉
    キャンセラを動作させる、 ことを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  17. 【請求項17】 伝搬環境を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された伝搬環境を送信する送
    信手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項14記載の無線
    通信装置。
  18. 【請求項18】 各サブキャリアのフェージング状態を
    検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された各サブキャリアのフェ
    ージング状態を送信する送信手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項14記載の無線
    通信装置。
  19. 【請求項19】 送信側において送信に使用するサブキ
    ャリアを指定する指定手段と、 前記指定手段によって指定されたサブキャリアの情報を
    送信する送信手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項14記載の無線
    通信装置。
  20. 【請求項20】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製し複製された送信データを周波数軸上に離散して
    配置して得られた送信信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した受信信号の複数の周波数成
    分を合成して送信データを取り出す取得ステップと、 を有することを特徴とする無線通信方法。
  21. 【請求項21】 複数の送信アンテナと、 送信データを前記送信アンテナの数分複製する複製手段
    と、 前記複製手段によって複製された送信データを時間軸上
    に離散して配置する配置手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  22. 【請求項22】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製する複製ステップと、 前記複製ステップで複製した送信データを時間軸上に離
    散して配置する配置ステップと、 を有することを特徴とする無線通信方法。
  23. 【請求項23】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製し複製された送信データを時間軸上に離散して配
    置して得られた送信信号を受信する受信アンテナと、 前記受信アンテナによって受信された受信信号の複数の
    時間成分を合成して送信データを取り出す取得手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  24. 【請求項24】 送信データを複数の送信アンテナの数
    分複製し複製された送信データを時間軸上に離散して配
    置して得られた送信信号を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信した受信信号の複数の時間成分
    を合成して送信データを取り出す取得ステップと、 を有することを特徴とする無線通信方法。
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