JP2003347604A - 熱電変換装置 - Google Patents

熱電変換装置

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JP2003347604A
JP2003347604A JP2002154366A JP2002154366A JP2003347604A JP 2003347604 A JP2003347604 A JP 2003347604A JP 2002154366 A JP2002154366 A JP 2002154366A JP 2002154366 A JP2002154366 A JP 2002154366A JP 2003347604 A JP2003347604 A JP 2003347604A
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thermoelectric conversion
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electrode
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JP2002154366A
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Hirotane Sugiura
裕胤 杉浦
Hitoshi Tauchi
比登志 田内
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大吸熱量を大きく、かつ小吸熱量で作動し
ているときの消費電力を小さくする。 【解決手段】 少なくとも一対のP型熱電素子1とN型
熱電素子2を備え、前記P型熱電素子1と前記N型熱電
素子2が交互に電気的に直列に接続された回路部を備え
た熱電変換部10、15が複数、同一基板上に設けられ
ていることを特徴とする熱電変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に熱電変換装置は、同一基
板上に設けられたP型とN型の熱電素子対が多数電気的
に直列に接続されて構成されている。例えば、特開平9
−223823号公報、特開平9−321352号公
報、特開平11−274577号公報、特開2001−
160632号公報などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の場合、接
続されるP型熱電素子とN型熱電素子の対の数(以後、
対数と称する。)は、熱電変換装置に要求される最大吸
熱量によって決定される。すなわち、要求される最大吸
熱量が大きいほど多くの対数を接続する。
【0004】しかしながら、接続する対数を増やすこと
によって大きな吸熱量を持つことができるが、対数が多
くなることによる使用電圧の上昇などのために、小さい
吸熱量で作動している時の消費電力が大きくなるという
問題点があった。
【0005】大吸熱量で比較的低消費電力の熱電変換装
置を作製する方法として、特開平10−79532号公
報に開示されているように、熱電変換部を複数段に積層
したカスケード構造とする方法があるが、この方法では
構造が複雑となり製造コストが大きくなることに加え
て、放熱のために複数段を必ず動作させる必要があるた
め、吸熱量が小さい領域で使用した場合に余計な消費電
力を必要とするという問題点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決したもので、最大
吸熱量が大きく、かつ小吸熱量で作動しているときの消
費電力を小さくできる熱電変換装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、少なくとも
一対のP型熱電素子とN型熱電素子を備え、前記P型熱
電素子と前記N型熱電素子が交互に電気的に直列に接続
された回路部を備えた熱電変換部が複数、同一基板上に
設けられていることを特徴とする熱電変換装置である。
【0008】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0009】すなわち、必要とする吸熱量に応じて通電
する熱電変換部の数を変更することによって、小吸熱量
での消費電力を抑えることができると同時に、多数の熱
電変換部に通電することによって大きな吸熱量にも対応
することができ、最大吸熱量を大きくできる。
【0010】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記複数の熱電変換部の中の
少なくとも2つの熱電変換部の回路部が互いに交差する
ように設けられていることを特徴とする請求項1記載の
熱電変換装置である。
【0011】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0012】すなわち、熱電変換部の回路部が互いに交
差して設けられているので、1つの熱電変換部に通電す
る場合でも基板を均一に冷却できる。
【0013】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記複数の熱電変換部の回路
部が互いに並列して設けられていることを特徴とする請
求項1記載の熱電変換装置である。
【0014】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0015】すなわち、熱電変換部の回路部が互いに並
列して設けられているので、熱電変換部の構成が単純に
でき、低コスト化できる。
【0016】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記複数の熱電変換部として
第1熱電変換部と第2熱電変換部が設けられ、前記第1
熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回路部に
は、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素子が交
互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該直線部
の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設けら
れ、前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部
の直線部が交互に略平行に設けられていることを特徴と
する請求項1または2記載の熱電変換装置である。
【0017】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0018】すなわち、第1熱電変換部の直線部と第2
熱電変換部の直線部が交互に略平行に設けられているの
で、一方の熱電変換部だけに通電する場合でも、基板を
より均一に冷却できる。
【0019】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記複数の熱電変換部として
第1熱電変換部と第2熱電変換部が設けられ、前記第1
熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回路部に
は、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素子が交
互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該直線部
の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設けら
れ、前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部
の直線部が2列おきに略平行に設けられていることを特
徴とする請求項1または3記載の熱電変換装置である。
【0020】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0021】すなわち、第1熱電変換部の直線部と第2
熱電変換部の直線部が2列おきに略平行に設けられてい
るので、屈曲部における電極構造を簡単にできる。
【0022】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、前記複数の熱電変換部として
第1熱電変換部と第2熱電変換部が設けられ、前記第1
熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回路部に
は、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素子が交
互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該直線部
の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設けら
れ、前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部
の直線部が略直交するように設けられていることを特徴
とする請求項1または2記載の熱電変換装置である。
【0023】上記第6の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0024】すなわち、第1熱電変換部の直線部と第2
熱電変換部の直線部が略直交するように設けられている
ので、一方だけの熱電変換部の熱電変換素子を基板上に
均一に配置でき、基板をさらに均一に冷却できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の技術的思想は、同一基板
上に複数の熱電変換部を設けたことである。要求される
吸熱量の大きさに応じて、通電する熱電変換部の数を増
減することにより、大きな最大吸熱量を実現できるとと
もに、小さい吸熱量の時でも消費電力を小さくできる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明
する。
【0026】図1は、第1実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。図中、正方形の中にPまたはN
と表示されたものが、それぞれP型熱電素子1またはN
型熱電素子2である。P型熱電素子1、N型熱電素子2
は、いずれも柱状形状で紙面下方側の面と紙面上方側の
面が電極に接続されている。図1では柱状形状は直方体
で示されているが、円柱状でも多角形柱状でもよい。P
型熱電素子1とN型熱電素子2は、対になってペルチェ
効果を発現する半導体素子で、P型熱電素子1はP型半
導体からなり、N型熱電素子2はN型半導体からなる。
これらの熱電素子は紙面の横方向、縦方向それぞれに直
線上に並んでおり、以後、説明を簡略にするために横方
向の並びを行、縦方向の並びを列と称する。図示されて
いないが、P型熱電素子1、N型熱電素子2の紙面下方
側には第1基板が設けられ、P型熱電素子1、N型熱電
素子2の紙面上方側には第2基板が設けられている。図
中、一本線は第1電極3を、二本線は第2電極4を示し
ている。第1電極3は一本線で連結する熱電素子を電気
的に接続するように第1基板上に設けられている。第2
電極4は二本線で連結する熱電素子を電気的に接続する
ように第2基板上に設けられている。以上の図中の表示
と説明は、すべての実施形態で共通して使用する。
【0027】第1実施形態では、第1熱電変換部10と
第2熱電変換部15の2つの熱電変換部が設けられてい
る。第1熱電変換部10には、直線部11、屈曲部12
および端子13、14からなる回路部が設けられてい
る。第2熱電変換部15には、直線部16、屈曲部17
および端子18、19からなる回路部が設けられてい
る。直線部11、16は、P型熱電素子1とN型熱電素
子2が交互に直線上(行方向)に並び、第1電極3、第
2電極4により電気的に直列に接続されている。直線部
11と直線部16は交互に略平行に設けられている。
【0028】屈曲部12では隣接する直線部11の同じ
一方端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続され
ている。屈曲部17では隣接する直線部16の同じ一方
端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続されてい
る。 第1熱電変換部10、第2熱電変換部15には、
それぞれ端子13、14、端子18、19を介してそれ
ぞれの回路部に独立に電流を流すための制御部(図示せ
ず)が設けられている。端子13、14、端子18、1
9はいずれも第1基板上に設けられている。
【0029】第1熱電変換部10、第2熱電変換部15
の熱電素子は、直線部11、16に直交する列方向にも
およそ一列上に並んでおり、P型熱電素子1とN型熱電
素子2の全体で紙面上から見て略長方形状の熱電素子群
を形成している。屈曲部12の第1電極3は熱電素子群
から内部に屈曲したコの字状をしており、屈曲部17の
第1電極3は熱電素子群から外部に張り出したコの字状
をしている。屈曲部12、屈曲部17の第1電極3が、
このような形状を有することにより、第1熱電変換部1
0と第2熱電変換部15それぞれの回路部を互いに接触
させずに、隣接する直線部11の端部や隣接する直線部
16の端部をそれぞれ電気的に接続することができ、第
1熱電変換部10と第2熱電変換部15の回路部を第1
基板および第2基板上に形成できる。
【0030】図2は、第2実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第2実施形態では、第1熱電変
換部20と第2熱電変換部25の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部20には、直線部21、
屈曲部22および端子23、24からなる回路部が設け
られている。第2熱電変換部25には、直線部26、屈
曲部27および端子28、29からなる回路部が設けら
れている。直線部21、26は、P型熱電素子1とN型
熱電素子2が交互に直線上に並び、第1電極3、第2電
極4により電気的に直列に接続されている。直線部21
と直線部26は交互に略平行に設けられている。
【0031】屈曲部22では隣接する直線部21の同じ
一方端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続され
ている。屈曲部27では隣接する直線部26の同じ一方
端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続されてい
る。 第1熱電変換部20、第2熱電変換部25には、
それぞれ端子23、24、端子28、29を介してそれ
ぞれの回路部に独立に電流を流すための制御部(図示せ
ず)が設けられている。端子23、24、端子28、2
9はいずれも第1基板上に設けられている。
【0032】第1熱電変換部20、第2熱電変換部25
の熱電素子は、直線部21、26に直交する列方向にも
それぞれおよそ一列上に並んでいるが、第2熱電変換部
25の列は第1熱電変換部20の列の略中間に位置して
いる。
【0033】屈曲部22、27の第1電極3は、第1実
施形態と異なり、直線状に形成されており、一部は直線
部21、26と交差しているが、交差している直線部2
1、26の電極は第2基板上に設けられた第2電極4で
あり、第1電極3は第1基板上に設けられているので、
電気的に接触することはない。したがって、第1熱電変
換部20と第2熱電変換部25それぞれの回路部を互い
に接触させずに、隣接する直線部21の端部や隣接する
直線部26の端部をそれぞれ電気的に接続することがで
き、第1熱電変換部20と第2熱電変換部25の回路部
を第1基板および第2基板上に形成できる。
【0034】図3は、第3実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第3実施形態では、第1熱電変
換部30と第2熱電変換部35の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部30には、直線部31、
屈曲部32および端子33、34からなる回路部が設け
られている。第2熱電変換部35には、直線部36、屈
曲部37および端子38、39からなる回路部が設けら
れている。直線部31、36は、P型熱電素子1とN型
熱電素子2が交互に直線上(行方向)に並び、第1電極
3、第2電極4により電気的に直列に接続されている。
直線部31と直線部36は交互に略平行に設けられてい
る。
【0035】屈曲部32では隣接する直線部31の同じ
一方端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続され
ている。屈曲部37では隣接する直線部36の同じ一方
端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続されてい
る。
【0036】第1熱電変換部30、第2熱電変換部35
には、それぞれ端子33、34、端子38、39を介し
てそれぞれの回路部に独立に電流を流すための制御部
(図示せず)が設けられている。第1および第2実施形
態では、端子13、14と端子18、19は直線部の同
じ端部側に設けられているが、第3実施形態では、端子
33、34と端子38、39は直線部の互いに対向する
端部側に設けられている。また、端子34、34は第1
基板上に設けられ、端子38、39は第2基板上に設け
られている。これは直線部31、36に偶数個の熱電素
子を使用しているためで、直線部の熱電素子数を奇数個
にすれば、第1熱電変換部、第2熱電変換部の端子を同
じ基板上に設けることができる。
【0037】第1熱電変換部30、第2熱電変換部35
の熱電素子は、直線部23、26に直交する列方向にも
およそ一列上に並んでおり、P型熱電素子1とN型熱電
素子2の全体で紙面上から見て略長方形状の熱電素子群
を形成している。屈曲部32の第1電極3および屈曲部
37の第2電極4は熱電素子群から外部に張り出したコ
の字状をしている。屈曲部32の第1電極3と屈曲部3
7の第2電極4は一部交差しているが、屈曲部32の第
1電極3は第1基板上に設けられ、屈曲部37の第2電
極4は第2基板上に設けられているので、電気的に接触
することはない。また、屈曲部32の第1電極3と端子
38も交差しているが、第1電極3は第1基板上に設け
られ、端子38は第2基板上に設けられているので、電
気的に接触することはない。さらに、屈曲部37の第2
電極4と端子34も交差しているが、第2電極4は第2
基板上に設けられ、端子34は第1基板上に設けられて
いるので、電気的に接触することはない。したがって、
第1熱電変換部30と第2熱電変換部35それぞれの回
路部を互いに接触させずに、隣接する直線部31の端部
や隣接する直線部36の端部をそれぞれ電気的に接続す
ることができ、第1熱電変換部30と第2熱電変換部3
5の回路部を第1基板および第2基板上に形成できる。
図4は、第4実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
図である。第4実施形態では、第1熱電変換部40と第
2熱電変換部45の2つの熱電変換部が設けられてい
る。第1熱電変換部40には、直線部41、屈曲部42
および端子43、44からなる回路部が設けられてい
る。第2熱電変換部45には、直線部46、屈曲部47
および端子48、49からなる回路部が設けられてい
る。直線部41、46は、P型熱電素子1とN型熱電素
子2が交互に直線上(図の斜め方向)に並び、第1電極
3、第2電極4により電気的に直列に接続されている。
直線部41、46の熱電素子数は場所により異なってい
る。直線部41と直線部46は交互に略平行に設けられ
ている。
【0038】屈曲部42では隣接する直線部41の同じ
一方端の熱電素子が第1電極3または第2電極4により
電気的に接続されている。屈曲部47では隣接する直線
部46の同じ一方端の熱電素子が第1電極3により電気
的に接続されている。第1熱電変換部40、第2熱電変
換部45には、それぞれ端子43、44、端子48、4
9を介してそれぞれの回路部に独立に電流を流すための
制御部(図示せず)が設けられている。端子43、4
4、端子48、49は同じ第1基板上に設けられてい
る。
【0039】第1熱電変換部40、第2熱電変換部45
の熱電素子は、行方向にも列方向にもおよそ一列上に並
んでおり、P型熱電素子1とN型熱電素子2の全体で紙
面上から見て略長方形状の熱電素子群を形成している。
屈曲部42の第1電極3または第2電極4は熱電素子群
から外部に張り出したコの字状をしている。屈曲部17
の第1電極3は熱電素子群から外部に張り出したコの字
状か内部に屈曲したコの字状をしている。
【0040】屈曲部42の第2電極4と屈曲部47の第
1電極3は一部交差しているが、屈曲部42の第2電極
4は第2基板上に設けられ、屈曲部47の第1電極3は
第1基板上に設けられているので、電気的に接触するこ
とはない。また、屈曲部47の第1電極3はと直線部4
1と交差しているが、交差している直線部41の電極は
第2基板上に設けられ、屈曲部47の第1電極3は第1
基板上に設けられているので、電気的に接触することは
ない。したがって、第1熱電変換部40と第2熱電変換
部45それぞれの回路部を互いに接触させずに、隣接す
る直線部41の端部や隣接する直線部46の端部をそれ
ぞれ電気的に接続することができ、第1熱電変換部40
と第2熱電変換部45の回路部を第1基板および第2基
板上に形成できる。
【0041】図5は、第5実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第5実施形態では、第1熱電変
換部50と第2熱電変換部55の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部50には、直線部51、
屈曲部52a、52bおよび端子53、54からなる回
路部が設けられている。第2熱電変換部55には、直線
部56、屈曲部57a、57bおよび端子58、59か
らなる回路部が設けられている。直線部51、56は、
P型熱電素子1とN型熱電素子2が交互に直線上(行方
向)に並び、第1電極3、第2電極4により電気的に直
列に接続されている。直線部51と直線部56は2列お
きに略平行に設けられている。
【0042】屈曲部52a、52bでは隣接する直線部
51の同じ一方端の熱電素子が第1電極3により電気的
に接続されている。屈曲部57a、57bでは隣接する
直線部56の同じ一方端の熱電素子が第1電極3により
電気的に接続されている。第1熱電変換部50、第2熱
電変換部55には、それぞれ端子53、54、端子5
8、59を介してそれぞれの回路部に独立に電流を流す
ための制御部(図示せず)が設けられている。端子5
3、54、端子58、59は同じ第1基板上に設けられ
ている。
【0043】第1熱電変換部50、第2熱電変換部55
の熱電素子は、直線部51、56に直交する列方向にも
およそ一列上に並んでおり、P型熱電素子1とN型熱電
素子2の全体で紙面上から見て略長方形状の熱電素子群
を形成している。屈曲部52a、57aの第1電極3は
熱電素子群から外部に張り出したコの字状をしている。
屈曲部52b、57bの第1電極3は直線状をしてお
り、隣接する熱電素子を電気的に接続している。屈曲部
52a、57a、52b、57bのこのような形状によ
り、第1熱電変換部50と第2熱電変換部55それぞれ
の回路部を互いに接触させずに、隣接する直線部51の
端部や隣接する直線部56の端部をそれぞれ電気的に接
続することができ、第1熱電変換部50と第2熱電変換
部55の回路部を第1基板および第2基板上に形成でき
る。
【0044】図6は、第6実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第6実施形態では、第1熱電変
換部60と第2熱電変換部65の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部60には、直線部61、
屈曲部62および端子63、64からなる回路部が設け
られている。第2熱電変換部65には、直線部66、屈
曲部67および端子68、69からなる回路部が設けら
れている。直線部61は、P型熱電素子1とN型熱電素
子2が交互に直線上(行方向)に並び、第1電極3、第
2電極4により電気的に直列に接続されている。一方、
直線部66は、P型熱電素子1とN型熱電素子2が交互
に直線上(列方向)に並び、第1電極3、第2電極4に
より電気的に直列に接続されている。第1熱電変換部6
0の熱電素子は直線部61に直交する列方向にもおよそ
一列上に並んでいる。直線部66は第1熱電変換部60
の列の略中間に位置している。また第2熱電変換部65
の熱電素子は直線部66に直交する行方向にもおよそ一
列上に並んでいる。直線部61は第2熱電変換部65の
行の略中間に位置している。
【0045】屈曲部62では隣接する直線部61の同じ
一方端の熱電素子が、1つのP型熱電素子1を介して第
1電極3と第2電極4により電気的に接続されている。
屈曲部67では隣接する直線部66の同じ一方端の熱電
素子が、P型熱電素子1またはN型熱電素子2を介して
第1電極3と第2電極4により電気的に接続されてい
る。第1熱電変換部60、第2熱電変換部65には、そ
れぞれ端子63、64、端子68、69を介してそれぞ
れの回路部に独立に電流を流すための制御部(図示せ
ず)が設けられている。端子63、64、端子68、6
9は同じ第1基板上に設けられている。
【0046】直線部61と直線部66は、互いに交差し
ているが、交差する場所の電極は、一方が第1基板上に
設けられ、他方が第2基板上に設けられているので、電
気的に接触することはない。また屈曲部62は第2熱電
変換部65の熱電素子群より外側に設けられ、屈曲部6
7は第1熱電変換部60の熱電素子群より外側に設けら
れているので、交差することはない。したがって、第1
熱電変換部60と第2熱電変換部65それぞれの回路部
を互いに接触させずに、第1熱電変換部60と第2熱電
変換部65の回路部を第1基板および第2基板上に形成
できる。
【0047】図7は、第7実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第7実施形態では、第1熱電変
換部70と第2熱電変換部75の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部70には、直線部71、
屈曲部72および端子73、74からなる回路部が設け
られている。第2熱電変換部75には、直線部76、屈
曲部77および端子78、79からなる回路部が設けら
れている。
【0048】第1熱電変換部70、第2熱電変換部75
には、それぞれ端子73、74、端子78、79を介し
てそれぞれの回路部に独立に電流を流すための制御部
(図示せず)が設けられている。端子73、74、端子
78、79は同じ第1基板上に設けられている。
【0049】直線部71、76はP型熱電素子1とN型
熱電素子2が交互に直線上(行方向)に並び、第1電極
3、第2電極4により電気的に直列に接続されている。
直線部71と直線部76の熱電素子は同一の直線上に並
んでおり、かつ直線部71の熱電素子と直線部76の熱
電素子は交互に配列されている。第1電極3、第2電極
4は、この直線上から外部に張り出したコの字状をして
おり、交差していない。
【0050】屈曲部72では隣接する直線部71の同じ
一方端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続され
ている。屈曲部77では隣接する直線部76の同じ一方
端の熱電素子が第1電極3により電気的に接続されてい
る。屈曲部72の第1電極3は直線状であり、一部が直
線部77の第2電極4と交差しているが、第1電極3は
第1基板上に形成され、第2電極4は第2基板上に形成
されているので、電気的に接触することはない。したが
って、第1熱電変換部70と第2熱電変換部75それぞ
れの回路部を互いに接触させずに、隣接する直線部71
の端部や隣接する直線部76の端部をそれぞれ電気的に
接続することができ、第1熱電変換部70と第2熱電変
換部75の回路部を第1基板および第2基板上に形成で
きる。
【0051】図8は、第8実施形態の熱電変換部の回路
部を説明する図である。第8実施形態では、第1熱電変
換部80と第2熱電変換部85の2つの熱電変換部が設
けられている。第1熱電変換部80には、直線部81、
屈曲部82および端子83、84からなる回路部が設け
られている。第2熱電変換部85には、直線部86、屈
曲部87および端子88、89からなる回路部が設けら
れている。直線部81、86は、P型熱電素子1とN型
熱電素子2が交互に直線上(行方向)に並び、第1電極
3、第2電極4により電気的に直列に接続されている。
屈曲部82では隣接する直線部81の同じ一方端の熱電
素子が第1電極3により電気的に接続されている。屈曲
部87では隣接する直線部86の同じ一方端の熱電素子
が第1電極3により電気的に接続されている。
【0052】第1熱電変換部80、第2熱電変換部85
には、それぞれ端子83、84、端子88、89を介し
てそれぞれの回路部に独立に電流を流すための制御部
(図示せず)が設けられている。端子83、84、端子
88、89は同じ第1基板上に設けられている。
【0053】第1熱電変換部80、第2熱電変換部85
の回路部は、並列して設けられており、全く交差せずに
第1基板および第2基板上に形成されている。
【0054】次に、第1実施形態を用いた実施例によっ
て、本発明の作用効果を説明する。
【0055】(実施例)P型熱電素子およびN型熱電素
子をそれぞれ24個を図9(a)に示す第1基板90上
に設けられた第1電極3の上に図のように配列され、半
田により第1電極3に接合されている。この上に、図9
(b)で示す第2基板91が被せられ、半田により第2
電極4と各熱電素子が接合されている。こうして図1に
示す回路部が形成される。
【0056】使用したP型熱電素子は、ビスマス・テル
ル・アンチモンからなる熱電半導体素子であり、N型熱
電素子はビスマス・テルル・セレンからなる熱電半導体
素子である。熱電素子の大きさは、いずれも0.6mm
× 0.6mm、高さ0.9mmである。第1基板9
0、第2基板91は、 6mm×8.5mm、厚さ0.
3mmのアルミナ基板に銅電極(第1および第2電極)
を施したものである。
【0057】図10に示すように、端子13、14、1
8、19に半田92を用いてリード線93を接合した。
こうして実施例の熱電変換装置が完成される。図11
は、この熱電変換装置を第2基板91側から見た平面図
である。第1熱電変換部10にはリード線93aと93
cから、第2熱電変換部15にはリード線93bと93
dから、それぞれ独立に電流が供給される。第1熱電変
換部10、第2熱電変換部15に使用されている熱電素
子の対数は、それぞれ12対である。
【0058】この熱電変換装置を用いて、第1基板90
の下面(放熱面)を70℃一定に保ち、第2基板91の
上面(冷却面)から所定量の吸熱量を吸熱しながら冷却
面温度を25℃になるように制御したときの消費電力を
測定して評価した。このとき、吸熱量が小さい時には第
1熱電変換部10のみに電流を流し、吸熱量が大きいと
きには第1熱電変換部10、第2熱電変換部15ともに
電流を流した。
【0059】(比較例1)実施例と同一仕様のP型熱電
素子およびN型熱電素子をそれぞれ12個使用して、P
型熱電素子とN型熱電素子を交互に電気的に直列に接続
した熱電変換装置を作製した。図12(a)は、この熱
電変換装置に用いた第1基板上に熱電素子を配列したと
きの平面図であり、図12(b)は、その第2基板の平
面図である。また図12(c)は、第2基板側から見た
熱電変換装置の平面図である。ここで使用されている第
1基板、第2基板は、その大きさは半分であり電極の形
状も異なっているが、実施例と同様の銅電極を配したア
ルミナ基板である。リード線も実施例と同様に接合され
ている。この熱電変換装置は図13に示した回路部を有
する単一の熱電変換部で構成されており、使用されてい
る熱電素子の対数は12対である。評価は実施例と同様
にして行った。
【0060】(比較例2)実施例と同一仕様のP型熱電
素子およびN型熱電素子をそれぞれ24個使用して、P
型熱電素子とN型熱電素子を交互に電気的に直列に接続
した熱電変換装置を作製した。図14(a)は、この熱
電変換装置に用いた第1基板上に熱電素子を配列したと
きの平面図であり、図14(b)は、その第2基板の平
面図である。また図15は、第2基板側から見た熱電変
換装置の平面図である。ここで使用されている第1基
板、第2基板は、電極の形状も異なっているが、実施例
と同様の銅電極を配した同じ大きさのアルミナ基板であ
る。リード線も実施例と同様に接合されている。この熱
電変換装置は図16に示した回路部を有する単一の熱電
変換部で構成されており、使用されている熱電素子の対
数は24対である。評価は実施例と同様にして行った。
【0061】(評価結果)図17は、実施例および比較
例1、2の評価結果を示すグラフ図である。横軸は冷却
面からの吸熱量、縦軸は消費電力である。吸熱量がQ1
以下の小吸熱量領域では、実施例の消費電力は比較例2
より小さくなっている。しかし、この領域では実施例の
消費電力は比較例1より大きくなっている。一方、吸熱
量がおよそQ1より大きい大吸熱量領域では、実施例と
比較例2はほとんど同じ消費電力であるが、比較例1の
消費電力は大きくなっている。また比較例1は、熱電素
子の数が少ない(実施例、比較例2の半分)ため、Q2
以上の吸熱量では温度調整ができず、実用に供しえな
い。
【0062】ペルチェ効果を有する熱電変換部の消費電
力Pは式(1)で表され、熱電変換部の吸熱量Qは式
(2)で表される。
【0063】
【数1】
【数2】 ここで、同じ熱電素子を用いて作製した熱電変換部を同
一の環境下で動作させた場合、α、ΔTj、γは同じ値
である。
【0064】動作している熱電素子の対数が多い場合、
所定の吸熱量を得るための動作電流Iは小さくなるが、
その割合は熱電素子数に比例しない。一方、動作時の電
圧およびRは対数(n/2)に比例して大きくなる。そ
のため小吸熱量領域では、nとRの効果が、吸熱量を小
さくするときに動作電流を小さくできる効果を上回るの
で、消費電力が大きくなる。これは、実際に熱電変換部
が吸熱している吸熱量が、被冷却物からの熱だけでな
く、熱電変換部自身の抵抗によって発生する熱をも吸熱
していることに起因している。この結果、熱電素子の対
数が多いと、対数にほぼ比例して大きくなる動作電圧と
Rの効果が大きくなり、小吸熱量領域における消費電力
が大きくなる。
【0065】実施例では、吸熱量がQ1以下の小吸熱量
領域では第1熱電変換部10のみ(動作対数:12対)
を作動させているため、nとRを小さくできるので、動
作対数が2倍の24対作動している比較例2よりも消費
電力を小さくできる。しかし、動作していない第2熱電
変換部15の熱電素子からの熱の戻りがあるため、同じ
動作対数12対の比較例1に比べて消費電力が大きくな
っている。
【0066】吸熱量がQ1より大きい領域では、実施例
では第1熱電変換部10と同時に第2熱電変換部15も
作動させるので、比較例2と同数の24対の動作対数と
なり、比較例2とほぼ同じ特性が得られ、最大吸熱量も
比較例2と同じQ3という大きな値が得られる。一方、
比較例1は、動作熱対数12対のままであるので、吸熱
量が大きくなると動作電流を大きくしなければならず、
その結果消費電力が急速に大きくなるとともに最大吸熱
量がQ2という小さい値しか得られない。
【0067】以上のように、本発明では、大きな最大吸
熱量を有するとともに、小吸熱量で作動しているときの
消費電力も小さくできる。
【0068】実施例として、第1実施形態の例を示した
が、実施例の効果は吸熱量に対する動作対数によって得
られるので、他の実施形態でも同様の効果が得られる。
このうち第8実施形態のように、複数の熱電変換部の回
路部が並列して設けられている場合、最も構成が単純で
あり、電極構造が簡単であるので、基板製造コストが低
くできる。なお、この場合において3つ以上の熱電変換
部がある場合には回路部を互いに並列においても、ブロ
ック状に配置してもよい。しかし、このような並列ある
いはブロック状の配置では、1つだけの熱電変換部を動
作させた場合、基板が部分的に冷却される問題が生ず
る。
【0069】これに対して、第1実施形態〜第7実施形
態では、熱電変換部の回路部が互いに交差するように設
けられている。このため、1つの熱電変換部だけが動作
している場合でも、基板全体を冷却することができる。
特に、第4実施形態のように直線部が熱電素子群の斜め
方向に設けられている場合、第6実施形態のように複数
の回路部の直線部が互いに直交して設けられている場
合、あるいは第7実施形態のように複数の回路部の熱電
素子が同じ直線上に交互に設けられている場合は、1つ
の熱電変換部の熱電素子を基板上に均一に分布させるこ
とができるので、基板の冷却をより均一化できる。しか
し、電極の構造は複雑になる。第5実施形態のように直
線部を2列おきに設けることにより電極構造を単純化で
き、製造コストを低くできるが、冷却の均一性はやや低
下する。
【0070】これらの実施形態は、用途などによって適
宜選択できるし、本発明はこれらの実施形態に限らず同
一基板上に複数の熱電変換部が設けられていれば、どの
ような構造でもよい。実施形態は、2つの熱電変換部を
設けた場合で示したが、3つ以上の熱電変換部を設けて
もよい。また、実施形態では電極を基板上に設けている
が、基板の内部にも電極を配置する、いわゆる多層基板
を用いれば、電極配置による制約を低減できる。
【0071】なお、上記の実施形態では、いずれも2つ
の基板を用いているが、1つの基板だけを用い、他方は
電極だけを備えるようにしてもよい。また、複数の熱電
変換部を直接被冷却物上に設けた場合は、この被冷却物
を基板とみなすことができ、本発明の範囲内に入る。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明は、少なくとも一
対のP型熱電素子とN型熱電素子を備え、前記P型熱電
素子と前記N型熱電素子が交互に電気的に直列に接続さ
れた回路部を備えた熱電変換部が複数、同一基板上に設
けられていることを特徴とする熱電変換装置であるの
で、最大吸熱量を大きく、かつ小吸熱量で作動している
ときの消費電力を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図2】第2実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図3】第3実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図4】第4実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図5】第5実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図6】第6実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図7】第7実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図8】第8実施形態の熱電変換部の回路部を説明する
【図9】実施例に用いた基板の平面図であり、図9
(a)は第1基板に熱電素子が配置された図、図9
(b)は第2基板の図である。
【図10】実施例の熱電変換装置の側面図
【図11】実施例の熱電変換装置を第2基板側から見た
平面図
【図12】比較例1の熱電変換装置であり、図12
(a)は第1基板に熱電素子が配置された図、図12
(b)は第2基板の図、図12(c)は熱電変換装置を
第2基板側から見た平面図である。
【図13】比較例1の熱電変換部の回路部を説明する図
【図14】比較例2に用いた基板の平面図であり、図1
4(a)は第1基板に熱電素子が配置された図、図14
(b)は第2基板の図である。
【図15】比較例2の熱電変換装置を第2基板側から見
た平面図
【図16】比較例2の熱電変換部の回路部を説明する図
【図17】実施例および比較例1、2の評価結果を示す
グラフ図
【符号の説明】
1…P型熱電素子 2…N型熱電素子 3…第1電極 4…第2電極 10、20、30、40、50、60、70、80…第
1熱電変換部 11、16、21、26、31、36、41、46、5
1、56、61、66、71、76、81、86…直線
部 12、17、22、27、32、37、42、47、5
2、57、62、67、72、77、82、87…屈曲
部 15、25、35、45、55、65、75、85…第
2熱電変換部 90…第1基板 91…第2基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対のP型熱電素子とN型熱
    電素子を備え、前記P型熱電素子と前記N型熱電素子が
    交互に電気的に直列に接続された回路部を備えた熱電変
    換部が複数、同一基板上に設けられていることを特徴と
    する熱電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の熱電変換部の中の少なくとも
    2つの熱電変換部の回路部が互いに交差するように設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の熱電変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の熱電変換部の回路部が互いに
    並列して設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の熱電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の熱電変換部として第1熱電変
    換部と第2熱電変換部が設けられ、 前記第1熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回
    路部には、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素
    子が交互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該
    直線部の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設
    けられ、 前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部の直
    線部が交互に略平行に設けられていることを特徴とする
    請求項1または2記載の熱電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の熱電変換部として第1熱電変
    換部と第2熱電変換部が設けられ、 前記第1熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回
    路部には、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素
    子が交互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該
    直線部の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設
    けられ、 前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部の直
    線部が2列おきに略平行に設けられていることを特徴と
    する請求項1または3記載の熱電変換装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の熱電変換部として第1熱電変
    換部と第2熱電変換部が設けられ、 前記第1熱電変換部の回路部と前記第2熱電変換部の回
    路部には、それぞれ前記P型熱電素子と前記N型熱電素
    子が交互に電気的に略直線上に接続された直線部と、該
    直線部の一方端同士が電気的に接続された屈曲部とが設
    けられ、 前記第1熱電変換部の直線部と前記第2熱電変換部の直
    線部が略直交するように設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の熱電変換装置。
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