JP2003347264A - 洗浄処理装置および洗浄処理方法 - Google Patents

洗浄処理装置および洗浄処理方法

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JP2003347264A
JP2003347264A JP2002155562A JP2002155562A JP2003347264A JP 2003347264 A JP2003347264 A JP 2003347264A JP 2002155562 A JP2002155562 A JP 2002155562A JP 2002155562 A JP2002155562 A JP 2002155562A JP 2003347264 A JP2003347264 A JP 2003347264A
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cleaned
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arms
wafer
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JP2002155562A
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Masahiro Yoshida
正寛 吉田
Shinichiro Araki
真一郎 荒木
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄時間を短縮してスループットを高めるこ
とができる洗浄処理装置および洗浄処理方法を提供する
こと。 【解決手段】 ウエハWに洗浄処理を施す装置であっ
て、ウエハWを保持して水平面内で回転させるスピンチ
ャック71と、このスピンチャックによって保持された
ウエハWの被洗浄面を洗浄する複数のブラシ76a,7
6bと、これらブラシ76a,76bをそれぞれ保持す
るアーム77a,77bと、これら各アーム77a,7
7bを互いに独立して移動させるアーム駆動機構79
a,79bと、これらアーム駆動機構79a,79bを
ブラシ76a,76bの洗浄位置に応じて駆動制御する
コントローラ100とを備え、アーム76a,76bは
互いに着脱可能に連結されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の被洗浄体に所定の洗浄処理を施すた
めの洗浄処理装置および洗浄処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体デバイスの製造プロセス
においては、半導体デバイスが形成される半導体ウエハ
(以下、「ウエハ」という)の表面の清浄度を高く維持
する必要がある。このため、種々の製造プロセスの前後
でウエハ表面の洗浄がなされる。特に、フォトリソグラ
フィ工程では、ウエハ表面の洗浄が不可欠となる。
【0003】従来、この種の洗浄処理方法には、ウエハ
表面に付着したパーティクル等の汚染物質を除去するス
クラブ洗浄処理方法が一般的に用いられている。この方
法による洗浄は、水平面内で回転するウエハの表面に対
して洗浄液を供給しながら回転中の洗浄ブラシを摺接さ
せつつ、ウエハ中央部とウエハ周縁部との間で移動させ
ることにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した洗
浄処理方法においては、一つの洗浄ブラシを移動させな
がら洗浄するものであるため、ウエハ洗浄に多大の時間
を要し、スループットが低下するという問題を有してい
た。かかる問題を解決するために、ウエハ表面に複数の
洗浄ブラシを摺接させて洗浄し、スループットを高める
ことが考えられるが、洗浄ブラシを単に独立して移動さ
せると、洗浄ブラシがウエハ表面上で互いに衝突する虞
がある。このため、洗浄時に洗浄ブラシ同士の衝突を回
避すると共に、ウエハ洗浄を効率的に短時間で行え、ス
ループットが向上するという洗浄処理装置および洗浄処
理方法の出現が従来から要望されていた。
【0005】本発明は、このような要望に応じてなされ
たものであり、複数の洗浄手段で被洗浄体を同時に洗浄
しても、洗浄手段同士の衝突を回避することができ、も
って洗浄時間を短縮してスループットを高めることがで
きる洗浄処理装置および洗浄処理方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係る洗浄処理装置は、被洗浄体
に対して洗浄処理を施すための洗浄処理装置であって、
前記被洗浄体を保持して略水平面内で回転させる保持手
段と、前記保持手段によって保持された前記被洗浄体の
被洗浄面を洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段がそれぞ
れに設けられた少なくとも二つのアームと、前記アーム
を移動させる駆動手段と、前記駆動手段を駆動制御する
コントローラと、前記少なくとも二つのアームを連結
し、一体にになす連結手段とを備えていることを特徴と
している。
【0007】このように構成されているため、連結され
たアームは一体となって移動しながら、アームに設けら
れた洗浄手段によって被洗浄体の洗浄がなされる。その
結果、複数の洗浄手段で被洗浄体を同時に洗浄しても、
洗浄手段同士の衝突を回避することができ、もって洗浄
時間を短縮してスループットを高めることができる。
【0008】ここで、前記連結手段が電磁石であって、
前記電磁石の着磁によりアームが連結されることが望ま
しい。このように電磁石の着磁によりアームが連結され
るように構成されているため、容易に連結することがで
き、また容易に連結解除を行うことができる。
【0009】また、アームを移動させる駆動手段を駆動
制御するコントローラによって連結手段の動作を制御す
ることが望ましい。このように連結手段が、アームを移
動させる駆動手段を駆動制御するコントローラによって
制御されるため、アームの移動に対応させて連結手段を
動作あるいは非動作とすることができる。尚、前記アー
ムの洗浄手段が、被洗浄体の中心部と外周部とを結ぶ直
線上を移動可能に構成されていることが望ましい。
【0010】また、連結されるアームの夫々に駆動手段
が設けられ、それぞれ各別に移動可能に構成されると共
に、アームが連結された場合には、いずれかの駆動手段
によって連結されたアーム全体が移動可能に構成されて
いることが望ましい。このように、連結されるアームの
夫々に駆動手段がそれぞれ各別に設けられているため、
非連結状態にあっては夫々のアームを個別に移動させる
ことができる。また連結状態にあっては、いずれかの駆
動手段によって連結されたアーム全体が移動するため、
移動制御を容易に行うことができる。
【0011】更に、前記連結されるアームと対向して、
洗浄手段が設けられた他のアームを配置しても良い。
尚、この他のアームの洗浄手段が被洗浄体の中心部と外
周部とを結ぶ直線上を移動可能に構成されていることが
望ましい。
【0012】また、連結されるアームに設けられた洗浄
手段は、同一の洗浄手段であっても良いし、あるいはま
た異なる洗浄手段であっても良い。また連結されるアー
ムに設けられた洗浄手段と他のアームに設けられた洗浄
手段は、同一の洗浄手段であっても良いし、あるいはま
た異なる洗浄手段であっても良い。なお、前記洗浄手段
が、被洗浄体に摺接するブラシ、被洗浄体に高速ジェッ
ト洗浄水を噴射する噴射ノズル、被洗浄体に超音波を印
加した洗浄水を噴射するノズルのいずれから選択された
手段であることが望ましい。
【0013】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明に係る洗浄処理方法は、被洗浄体に対して洗
浄処理を施すための洗浄処理方法であって、前記洗浄手
段がそれぞれに設けられた少なくとも二つのアームを連
結手段で一体となし、洗浄手段を被洗浄体の中心部と外
周部とを結ぶ直線上を移動させながら、被洗浄体を洗浄
処理することを特徴としている。このように、連結され
たアームは一体となって移動しながら、アームに設けら
れた洗浄手段によって被洗浄体の洗浄がなされる。その
結果、複数の洗浄手段で被洗浄体を同時に洗浄しても、
洗浄手段同士の衝突を回避することができ、もって洗浄
時間を短縮してスループットを高めることができる。
【0014】更に、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明に係る洗浄処理装置は、被洗浄体に対して洗
浄処理を施すための洗浄処理装置であって、前記被洗浄
体を保持して略水平面内で回転させる保持手段と、前記
保持手段によって保持された前記被洗浄体の被洗浄面を
洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段がそれぞれの先端部
に設けられ、前記保持手段に保持された被洗浄体を中心
として略点対称の位置に配置され、前記洗浄手段が被洗
浄体の中心部と外周部との間を移動可能に構成された第
一、第二のアームと、前記第一アームあるいは第二のア
ームを被洗浄体を中心として略90度回転移動させた位
置に配置され、前記洗浄手段がその先端部に設けられ、
被洗浄体の中心部と外周部との間を移動可能に構成され
た第三のアームと、前記第一、第二、第三のアームを互
いに独立して移動させる駆動手段と、前記駆動手段を駆
動制御するコントローラとを備え、前記第一、第二、第
三のアームの洗浄手段が、被洗浄体の中心部と外周部と
を結ぶ直線上を移動可能に構成されていることを特徴と
している。
【0015】このように、保持手段に保持された被洗浄
体の外側の所定の位置に、第一、第二、第三のアームを
配置し、これらアームが被洗浄体の中心部と外周部との
間を直線的に移動するため、第一、第二、第三のアーム
のそれぞれを別々に移動させても、アームが互いに衝突
することなく、洗浄時間を短縮してスループットを高め
ることができる。
【0016】ここで、前記第一、第二、第三のアーム
が、被洗浄体の洗浄面から異なる高さに形成されている
ことが望ましい。このように各アームの高さを変えるこ
とによりアームの衝突が回避でき、被洗浄体の中心まで
アームを移動させることができる。
【0017】また、前記保持手段に保持された被洗浄体
を中心として、第三のアームの点対称位置に洗浄手段を
備える第四のアームが設けられ、前記第四のアームの洗
浄手段が、被洗浄体の中心部と外周部とを結ぶ直線上を
移動可能に構成されていることが望ましい。このよう
に、洗浄手段を備える第四のアームが設けられた場合に
は、洗浄時間をより短縮することができ、スループット
をより高めることができる。
【0018】また、前記第四のアームの高さが、第一、
第二、第三のアームの高さと異なることが望ましく、こ
のように各アームの高さを変えることによりアームの衝
突が回避でき、被洗浄体の中心までアームを移動させる
ことができる。尚、前記洗浄手段が、被洗浄体に摺接す
るブラシ、被洗浄体に高速ジェット洗浄水を噴射する噴
射ノズル、被洗浄体に超音波を印加した洗浄水を噴射す
るノズルのいずれから選択された手段であることが望ま
しい。
【0019】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明に係る洗浄処理方法は、被洗浄体に対して洗
浄処理を施すための洗浄処理方法であって、洗浄手段が
それぞれの先端部に設けられ、被洗浄体を中心として略
点対称の位置に配置された第一、第二のアームと、前記
第一アームあるいは第二のアームを被洗浄体を中心とし
て略90度回転移動させた位置に配置され、前記洗浄手
段がその先端部に設けられた第三のアームとを備え、前
記第一、第二、第三のアームが、被洗浄体の外周部から
中心部にあるいは中心部から外周部に向かって、直線上
を移動しながら、被洗浄体を洗浄処理することを特徴と
している。このように配置された第一、第二、第三のア
ームが、被洗浄体の外周部から中心部にまた中心部から
外周部に向かって、直線上を移動しながら、被洗浄体を
洗浄処理するため、第一、第二、第三のアームのそれぞ
れを別々に移動させても、アームが互いに衝突すること
なく、洗浄時間を短縮してスループットを高めることが
できる。
【0020】ここで、前記保持手段に保持された被洗浄
体を中心として第三のアームの点対称位置に、洗浄手段
を有する第四のアームを備え、前記第四のアームが、被
洗浄体の外周部から中心部にあるいは中心部から外周部
に向かって、直線上を移動しながら、被洗浄体を洗浄処
理することが望ましい。このように、洗浄手段を備える
第四のアームを用いた場合には、洗浄時間をより短縮す
ることができ、スループットをより高めることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。先ず、洗浄処理装置につき、図1〜
図3を用いて説明する。図1〜図3は、本発明が適用さ
れた洗浄処理装置の全体を示す平面図および正面図と背
面図である。図1〜図3において、符号1で示す洗浄処
理装置は、カセットステーション2と洗浄処理ステーシ
ョン3とを接続して構成されている。
【0022】前記カセットステーション2は、ウエハカ
セットCRを載置するためのカセット載置台4を有して
いる。前記ウエハカセットCR内には、複数枚(例えば
25枚)の被洗浄体(ウエハW)が収容可能とされる。
そして、ウエハカセットCR内の被洗浄体(ウエハW)
がカセットステーション2を介して装置内に搬入され、
あるいは装置外に搬出される。
【0023】前記カセット載置台4には、複数のウエハ
カセットCRを位置決めするための突起4aが設けられ
ている。これにより、例えば最大四個のウエハカセット
CRがそれぞれのウエハ出入口を洗浄処理ステーション
側に向けてY方向(図1では上下方向)一列に載置され
る。また、前記カセット載置台4の洗浄処理ステーショ
ン側には、ウエハ搬送体5がカセット配列方向(Y方
向)およびウエハ配列方向(Z方向)に移動可能に配置
されている。そして、各ウエハカセットCRに選択的に
アクセスするように構成されている。なお、このウエハ
搬送体5は、θ方向に回転可能であり、後述する洗浄処
理ステーション側のウエハ搬送体6にもアクセスするよ
うに構成されている。
【0024】前記ウエハ搬送体6は、ウエハ搬送路6a
に沿ってX方向に移動可能に、かつθ方向に回転可能に
配設されている。そして、ウエハ搬送体5からウエハW
を受け取り洗浄処理ユニット7に、また洗浄処理ユニッ
ト7からウエハWを受け取りウエハ搬送体5にアクセス
するように構成されている。なお、図1における符号8
は検査ユニットであって、例えば、洗浄の後、レーザー
光線を回転するウエハWの表面に照射し、その反射のし
かたから表面状態を調べてウエハWの表面の異物の分布
や大きさを測定する検査が行われる。
【0025】前記洗浄処理ユニット7は、前記ウエハ搬
送路6aの左右両側に計五個、配置されている。そし
て、ウエハWに対し、各種の洗浄、例えば純水を供給し
ながらブラシで摺接することによる洗浄を実行するよう
に構成されている。
【0026】次に、この洗浄処理ユニットにつき、図4
〜図6を用いて説明する。図4は、本発明の第一実施形
態に係る洗浄処理装置における洗浄処理ユニットの概略
構成を示す平面図である。図5および図6は、図4にお
いてそれぞれY方向とX方向から見た断面図である。図
4〜図6に示すように、洗浄処理ユニット7(図1に図
示)におけるスピンチャック71およびブラシ76a,
76b等の各構成部材はシンク68内に配設されてい
る。
【0027】前記シンク68は、図6に示すように、隔
壁98によって洗浄処理室82aと駆動機構配設室82
bとに仕切り形成されている。前記隔壁98には、前記
両室82a,82b内に開口する貫通窓98aが設けら
れている。また、前記シンク68には、図4に示すよう
に、前記ウエハ搬送体6の搬送経路6a(図1に図示)
に近接して開閉窓69が配設されている。これにより、
洗浄処理時に開閉窓69を介してウエハ搬送体6(アー
ム)のシンク68内への挿入が、またシンク68外への
引き抜きが可能となる。
【0028】前記スピンチャック71は、図5に示すよ
うにウエハWを略水平にして保持するチャックプレート
71aおよびこのチャックプレート71aを保持する枢
軸71bを有している。また、前記枢軸71bを回転さ
せる回転駆動機構71cおよび前記チャックプレート7
1a上のウエハWを着脱するための着脱機構71dを有
している。
【0029】前記チャックプレート71aには、複数
(図4では六個)の支持ピン71eがプレート表面に突
出して配設されている。また、前記チャックプレート7
1aには、プレート表裏面に開口する貫通孔(図示せ
ず)が設けられている。なお、チャックプレート71a
の貫通孔には図示しない手段により、窒素ガス等が供給
され、チャックプレート71aの上面とウエハWの裏面
との間に侵入するミストを防止している。
【0030】前記回転駆動機構71cは、コントローラ
100(図4に図示)に接続されている。これにより、
前記枢軸71b(チャックプレート71a上のウエハ
W)の回転速度を洗浄手段(後述)の洗浄位置に応じて
変化させ、ウエハWの表面全体を均等に洗浄することが
できる。
【0031】前記着脱機構71dは、前記チャックプレ
ート71aの周縁部に円周方向に等間隔をもって三個配
設されている。ここで、図5の左側には着脱機構71d
によるウエハWを保持した状態が示され、同図の右側に
は着脱機構71dによるウエハWを保持してない状態が
示されている。前記着脱機構71dの下方には、前記着
脱機構71dを駆動させる昇降機構72が配設されてい
る。
【0032】前記昇降機構72は、前記枢軸71bに沿
って昇降する連結板72aおよび前記着脱機構71dの
配設位置に対応する当接治具72bを有している。そし
てこの昇降機構72は前記コントローラ100に電気的
に接続され、動作制御される。この昇降機構72の動作
により連結板72aを上昇させると、当接治具72bが
着脱機構71dの内周端をチャックプレート71aの裏
面に押し付け、着脱機構71dの外周端が外側下方へ傾
動してウエハWの保持状態が解除される。また、連結板
72aを下降させると、当接治具72bが着脱機構71
dから離間し、着脱機構71dの外周端が内側上方に傾
動してウエハWが着脱機構71dに保持される。
【0033】また、前記スピンチャック71の周囲に
は、前記洗浄処理室82a内に位置するカップ73が昇
降自在に配設されている。このカップ73は、ウエハW
の外周からウエハ周囲に飛散する洗浄液をカップ73の
内周部下方に導くためのものであり、昇降機構74によ
って昇降自在に構成されている。具体的に示すと、この
カップ73は、昇降機構74によってウエハWの搬入・
搬出時に図5に実線で示す下段位置に配置され、洗浄処
理時には図5に二点鎖線で示す上段位置に配置される。
【0034】また、前記カップ73には、洗浄時に洗浄
液のカップ外への飛散を防止するために、カップ内周部
上側からカップ外周部下側に傾斜する上下二つのテーパ
部73a,73bが設けられている。更に、前記カップ
73の底部にはドレイン75が設けられている。これに
より、カップ73内の排気および洗浄液(廃液)の排出
が行われる。前記カップ73の外側には、図4に示すよ
うに、リンスノズル86a,86bが配設されている。
そして、スピンチャック71上におけるウエハW(被洗
浄面)の所定位置に洗浄液またはリンス液を供給してウ
エハW上に液膜を形成するように構成されている。
【0035】一方、前記ブラシ76a,76bは、アー
ム77a,77bの先端部に保持され、アーム77a,
77bの水平移動(X方向に直線的に移動)によって移
動しウエハWの中心部を横切るように構成されている。
なお、前記ブラシ76a,76bは、ホームポジション
において図4に示すようにブラシバス67上に配置され
ている。これにより、ブラシバス67にブラシ76a,
76bから垂れ落ちる洗浄液が捕集される。
【0036】また、前記ブラシ76a,76bは、Z方
向に平行な回転軸78a,78bの回りに回転駆動機構
35によって回転し得るように構成されている。なお、
前記回転駆動機構35は、図6に示すように、モータ3
5aおよびベルト35bを有している。そして、回転駆
動機構35は前記コントローラ100(図4に図示)に
電気的に接続され、その動作制御がなされるように構成
されている。
【0037】前記アーム77a,77bは、電磁石から
なる連結器90a,90bを介して互いに連結可能に連
結されている。この連結器は前記コントローラ100に
電気的に接続され、連結動作が制御されるように構成さ
れている。図4には、アーム77a,77bを互いに連
結した状態が示されている。このような状態において
は、ウエハW上でのアーム77a、アーム77bが一体
となって移動する。一方、アーム77a,77bの連結
を解除した状態においては、それぞれ各別に移動するこ
とができ、例えばアーム77aの移動した後、アーム7
7bが移動するようにしても良い。
【0038】前記アーム77aは、図4および図6に示
すように、アーム駆動機構79aによって、ガイド81
aに沿ってX方向に直線的に移動し得るように構成され
ている。同様に、前記アーム77bは、アーム駆動機構
79bによって、ガイド81bに沿ってX方向に直線的
に移動し得るように構成されている。
【0039】なお、前記アーム駆動機構79a,79b
は、前記駆動機構配設室82b内に配設され、前記コン
トローラ100に電気的に接続されている。これによ
り、ブラシ76a,76bの移動速度を洗浄位置に応じ
て変化させることができ、ウエハWの表面全体を均一に
洗浄することができる。また、前記アーム駆動機構79
a,79bは、前記アーム77a,77bをZ方向に移
動させる昇降機構を兼ね備えており、ブラシ76a,7
6bの高さを調節し得るように構成されている。
【0040】前記アーム77a,77bの先端部には、
前記ブラシ76a,76bに対して所定の洗浄液を供給
する洗浄液供給ノズル(図示せず)が配設されている。
そして、洗浄時にブラシ76a,76bに所定量の洗浄
液を供給するように構成されている。
【0041】また、前記アーム77aの側方には、高速
ジェット洗浄水による洗浄処理または超音波を印加した
洗浄水による洗浄処理を施すための洗浄液吐出ノズル8
3が配設されている。この洗浄液吐出ノズル83は、ア
ーム84の先端部に保持されている。また、前記洗浄液
吐出ノズル83は、高さ位置/方向調節機構85によっ
てZ方向高さと吐出角度を調整するように構成されてい
る。
【0042】前記アーム84は、前記アーム駆動機構7
9cに電気的に接続され、ガイド81aに沿って水平方
向(X方向)に移動するように構成されている。前記ア
ーム駆動機構79cは、前記アーム駆動機構79a,7
9bと同様に前記駆動機構配設室82b内に配設される
と共に、前記コントローラ100に電気的に接続されて
いる。このコントローラ100によってアーム駆動機構
79cが制御されるため、前記洗浄液吐出ノズル83の
移動速度を洗浄位置に応じて変化させることもができ、
被処理体の内周部と外周部の洗浄時間を略同じにでき、
ウエハWの表面全体を均一に洗浄することができる。
【0043】また、前記アーム77a,77bの基端部
側には、図6に示すようにブラシ外周の一部を囲うよう
にしてブラシカバー31a,31bがそれぞれ配設され
ている。このブラシカバー31aの下端部は、ブラシ7
6aをウエハWに摺接させた状態において、ウエハWの
中心部とカップ73の上端(テーパ部73bの上端)と
を結ぶ仮想線Lよりも低い位置に配置されている。同様
に、前記ブラシカバー31bの下端部は、ブラシ76b
をウエハWに摺接させた状態において、ウエハWの中心
部とカップ73の上端とを結ぶ仮想線よりも低い位置に
配置されている。これによって、カップ73の上端から
カップ外への洗浄液の飛散発生が防止される。
【0044】次に、本発明の第一実施形態に係る洗浄処
理方法につき、図4〜図6を用いて説明する。本洗浄処
理方法は、「ウエハの搬入」および「洗浄」と「乾燥」
と「ウエハの搬出」の各工程が順次実施されるため、こ
れら各工程について順次説明する。なお、ウエハWの搬
入前において、カップ73は図5に実線で示す下段位置
に配置され、ブラシ76a,76bはブラシバス67上
に配置されているものとする。また、開閉窓69(図4
に図示)は閉塞されているものとする。
【0045】「ウエハの搬入」先ず、開閉窓69を開放
し、予めウエハWが保持されたウエハ搬送体6(アー
ム)を洗浄処理室82a内に挿入する。この場合、ウエ
ハ搬送体6を洗浄処理室82a内に挿入すると、ウエハ
Wがスピンチャック71の上方に配置される。次に、ウ
エハ搬送体6からスピンチャック71上にウエハWを移
し替えて載置した後、ウエハ搬送体6を洗浄処理室82
a外に移動させる。しかる後、開閉窓69を閉塞し、ウ
エハWを着脱機構71dによってチャックプレート71
a上にウエハWを装着する。
【0046】「洗浄」次に、「洗浄」について、図7
(a),(b)および図4を用いて説明する。図7
(a)および(b)は、洗浄処理時におけるブラシの移
動軌跡を説明するために示す平面図である。本洗浄工程
は、連結器90a,90bにより、アーム77aとアー
ム77bを連結して移動させ、ウエハWを洗浄する点に
特徴がある。即ち、図7(a)に示すように各ブラシ7
6a,76b(アーム77a,77b)を互いに連結し
て移動させながら洗浄することができる。また連結器9
0a,90bを非動作とすることで、図7(b)に示す
ように、アーム77aとアーム77bの移動にタイムラ
グを設けて、一方のアームを他方のアームが追従するよ
うに移動させても良い。
【0047】本洗浄工程について具体的に説明すると、
コントローラ100により連結器90a,90bを動作
させ、アーム77a,77bを一体化し、一体化したア
ーム77a,77bをカップ73内の所定位置(ウエハ
中心部)にまで移動させる。次に、テーパ部73aがウ
エハWの高さ位置と略同じ高さとなる位置(図5に二点
鎖線で示す上段位置)までカップ73を上昇させる。し
かる後、スピンチャック71を回転させ、リンスノズル
86a,86bから洗浄液をウエハWに供給して液膜を
形成する。そして、リンスノズル86a,86bからウ
エハWに洗浄液を供給しつつ、更にブラシ76a、76
bに設けられた洗浄液供給ノズルからブラシ76a、7
6bに所定の洗浄液を供給し、ブラシ76a、76bを
回転させながら、ウエハWの中心部に摺接させて周縁部
までX方向に所定の速度パターンで移動させる。
【0048】そして、ブラシ76a、76bを用いた洗
浄の終了後に、洗浄液吐出ノズル83を用いた洗浄を行
い、洗浄効果を一層高める。この場合、ブラシ76a、
76bをブラシバス67上に配置した後、アーム84を
カップ73内に移動させ、回転するウエハWの上面(表
面)に向かって洗浄液吐出ノズル83から高速ジェット
洗浄水(または超音波を印加した洗浄水)を吐出させな
がら、アーム84をウエハWの中心部から周縁部までX
方向に移動させる。
【0049】なお、前述したブラシ76a、76bを用
いた洗浄と同時に洗浄液吐出ノズル83を用いた洗浄を
行うこともできる。この場合、例えば図4におけるウエ
ハWのX方向右側半分の範囲でブラシ76a、76bを
移動させ、ウエハWの左側半分の範囲で洗浄液吐出ノズ
ル83を移動させる。このように、ブラシ76a,76
bによってウエハWを同時に洗浄しても、アム同士の衝
突を回避することがなく、ウエハ一枚当たりの洗浄処理
時間を短縮してスループットを高めることができる。
【0050】また、アーム77a,77bを連結した場
合には、アーム駆動機構79a、79bのいずれか一方
のアーム駆動機構によって移動させることができ、移動
制御を容易に行うことができる。
【0051】一方、アーム77a,77bの連結を解除
した場合には、ブラシ76a,76bをウエハWの中心
部に摺接させ、先ずブラシ76bをウエハ中心部からウ
エハ周縁部に向かって移動させる。次に、所定時間の経
過後にブラシ76aを、ウエハ中心部からウエハ周縁部
に向かって移動させる。この場合、アーム77aの移動
がアーム77bの移動に遅延して行われる。したがっ
て、ブラシ77a,77bによってウエハWを同時に洗
浄しても、ブラシ同士の衝突を回避することができ、ウ
エハ一枚当たりの洗浄処理時間を短縮してスループット
を高めることができる。
【0052】「乾燥」先ず、ブラシ76a、アーム77
aをカップ73外に退避させる。次に、ウエハWを所定
の高速回転数で回転させることにより、ウエハWに付着
した洗浄液を振り切るスピン乾燥を行う。なお、スピン
乾燥前にリンスノズル86a,86bから所定のリンス
液を回転中のウエハWの表面に供給してウエハWのリン
ス処理を行い、洗浄液の残渣を除去することが好まし
い。
【0053】「ウエハの搬出」先ず、カップ73を下降
させ、スピンチャック71の着脱機構71dによるウエ
ハWの保持状態を解除する。次に、開閉窓69を開放し
た後、ウエハ搬送体6(アーム)を洗浄処理室82a内
に挿入する。この場合、ウエハ搬送体6を洗浄処理室8
2a内に挿入すると、ウエハWがスピンチャック71の
上方に配置される。しかる後、スピンチャック71から
ウエハ搬送体6(アーム)にウエハWを移し替える。
【0054】なお、ウエハWの洗浄処理において、ウエ
ハ表面全体にわたって均一な洗浄を行うには、例えばブ
ラシ76a、76bの移動速度を変化させ、ウエハWに
対する単位面積当たりの洗浄時間をウエハ径方向で同等
にすることが好ましい。この場合、ブラシ76a,76
bの移動速度をウエハ中心部において大きく(速く)、
またウエハ周縁部において小さく(遅く)するように連
続的に変化する制御がなされる。
【0055】また、本洗浄処理においては、ブラシ76
a,76bを用いた場合について説明したが、本発明は
これに限定されず、ブラシ以外の洗浄手段、例えば、高
速ジェット洗浄水を噴射する噴射ノズル、超音波を印加
した洗浄水を噴射するノズルであっても良い。更に、上
記第一の実施形態にあっては、アーム77a,77bを
ウエハの中心部から外周部に移動させる場合について説
明したが、これと逆にウエハWの外周部から中心部に向
けて移動させても良い。なお、アーム77a,77bを
連結して移動する際に、所定の移動速度に達するまでの
加速期間は大きな力が必要となるため、アーム駆動機構
79a,77bの両方を駆動させ、所定の移動速度に達
したらその後等速度で移動させるため(小さな力で移動
可能なため)、アーム駆動機構79a,79bのいずれ
かの一方のみで駆動させるように制御しても良い。また
は、移動を開始して所定の時間はアーム駆動機構79
a,79bの両方を駆動させ、所定の時間経過後にアー
ム駆動機構79a,79bのいずれか一方のみで駆動し
ても良い。この所定の移動速度または時間に達したか否
かはコントローラ100で認識可能である。また、2つ
のアームを連結する手段としては、もちろん電磁石に限
らず、2つのアームを連結できるような構成であれば他
の構成、例えばツメを移動させて連結させたり、真空吸
着で連結させてもよいことはいうまでもない。
【0056】次に、本発明の第二実施形態につき、図8
を用いて説明する。図8は、本発明の第二実施形態に係
る洗浄処理装置における洗浄処理ユニットの概略構成を
示す平面図で、同図において図4〜図6と同一の部材に
ついては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。図
8に示すように、洗浄処理ユニット7(図1に図示)に
おけるスピンチャック71およびブラシ76a,76b
等の各構成部材はシンク68内に配設されている。
【0057】前記ブラシ76a,76bは、アーム77
a,77bの先端部に保持され、Z方向に平行な回転軸
78a,78bの回りに回転駆動機構35(図6に図
示)によって回転し得るように構成されている。
【0058】前記アーム77a、77bは、ウエハWを
中心として略点対称の位置に配置され、アーム駆動機構
79a、79bによって前記ブラシ76a,76bがウ
エハWの中心部と外周部との間を移動可能に構成されて
いる。そして、アーム77a、77bは、ガイド81
a,81bに沿って水平方向(X方向)に直線的に移動
し得るように構成されている。
【0059】前記アーム駆動機構79a,79bは、前
記駆動機構配設室82b(図6に図示)内に配設されて
いる。また、アーム駆動機構79a,79bは、前記コ
ントローラ100(図4に図示)に電気的に接続され、
動作制御されるように構成されている。これによって、
ブラシ76a,76bの移動速度を洗浄位置に応じて変
化させることができ、ウエハWの表面全体を均一に洗浄
することができる。なお、前記アーム駆動機構79a,
79bは、前記アーム77a,77bをZ方向に移動さ
せる昇降機構を兼ね備えており、ブラシ76a,76b
の高さを調節し得るように構成されている。
【0060】前記アーム77a,77bの先端部には、
前記ブラシ76a,76bに対して所定の洗浄液を供給
する洗浄液供給ノズル(図示せず)が配設されている。
そして、洗浄時にブラシ76a,76bに所定量の洗浄
液を供給するように構成されている。前記アーム77
a,77bの基端部側には、ブラシ外周の一部を囲うよ
うにしてブラシカバー31a,31bがそれぞれ配設さ
れている。
【0061】前記アーム77a,77bの側方には、高
速ジェット洗浄水による洗浄処理または超音波を印加し
た洗浄水による洗浄処理を施すための洗浄液吐出ノズル
83が配設されている。この洗浄液吐出ノズル83は、
アーム84の先端部に保持されている。また、洗浄液吐
出ノズル83は、高さ位置/方向調節機構85によって
Z方向高さおよびリンス液の吐出角度を調整されるよう
に構成されている。
【0062】前記アーム84は、ウエハWを中心として
アーム77aを反時計方向に略90度回転移動させた位
置に配置され、かつアーム駆動機構79cによりアーム
77a,77bの水平移動方向と直角な水平方向(Y方
向)にガイド81cに沿って直線的に移動するように構
成されている。
【0063】前記アーム駆動機構79cは、前記アーム
駆動機構79a,79bと同様に前記駆動機構配設室8
2b内に配設されている。また、アーム駆動機構79c
は、電気的に前記コントローラ100に接続され、動作
制御される。これにより、前記洗浄液吐出ノズル83の
移動速度を洗浄位置に応じて変化させることもでき、ウ
エハWの全体を均一に洗浄することができる。
【0064】なお、本実施形態においては、ウエハW上
を三本のアーム77a,77b,84が移動する場合に
ついて示したが、本発明はこれに限定されず、第四のア
ームを、ウエハWを中心としてアーム77aを時計方向
に略90度回転移動させた位置に配置しても良い。
【0065】次に、本発明の第二実施形態に係る洗浄処
理方法につき、図8を用いて説明する。本洗浄処理方法
は、「ウエハの搬入」および「洗浄」と「乾燥」と「ウ
エハの搬出」の各工程が順次実施されるが、このうち
「ウエハ搬入」および「乾燥」と「ウエハの搬出」の各
工程については第一実施形態に示す洗浄処理方法の各工
程と略同一であるため、これら各工程についての説明は
省略し、「洗浄」の工程についてのみ説明する。
【0066】本洗浄工程は、アーム77a,77bを互
いに反対の水平方向(X方向)に移動させ、アーム84
をアーム77a,77bの移動方向と直角な水平方向
(Y方向)に移動させ、ウエハWを洗浄する点に特徴が
ある。このため、ブラシ76a,76bを互いに反対の
水平方向に移動させるとともに、これら移動方向と直角
な水平方向に洗浄液吐出ノズル83を移動させる洗浄処
理について説明する。先ず、ブラシ76a,76bおよ
び洗浄液吐出ノズル83をカップ73内の所定位置(ウ
エハWの中心部)に移動させる。次に、テーパ部73a
がウエハWの高さ位置と略同じ高さとなる位置までカッ
プ73を上昇させる。
【0067】しかる後、スピンチャック71を回転さ
せ、リンスノズル(図示せず)から洗浄液をウエハWに
供給して液膜を形成する。そして、リンスノズルからウ
エハWに洗浄液を供給しつつ、洗浄液供給ノズルからブ
ラシ76a,76bに所定の洗浄液を供給し、ブラシ7
6a,76bを回転させながらウエハWの中心部に摺接
させて周縁部までX方向(図8において、ブラシ76a
は左方向、またブラシ76bは右方向)に所定の速度パ
ターンで移動させる。
【0068】同時に、回転するウエハWの中心部に向か
って洗浄液吐出ノズル83から高速ジェット洗浄水(ま
たは超音波を印加した洗浄水)を吐出させながら、アー
ム84をウエハWの周縁部までY方向(図8において下
方向)に移動させる。そして、各アームは衝突を回避す
るため、ウエハWの中心部付近で折り返し、ウエハWの
外周部の方向に移動する。
【0069】なお、アーム77a,77bとアーム84
を高さ方向に互いに異なる位置に配置すると、アーム7
7a,77bとアーム84をブラシ76a,76bおよ
び洗浄液吐出ノズル83の洗浄位置に関係なく独立して
移動させても、ウエハWの中心部におけるアーム同士の
衝突を回避することができ、移動方向をウエハWの中心
部付近で折り返す必要もなくなる。
【0070】また、この実施形態にあっても、ブラシ7
6a,76bを用いた場合について説明したが、本発明
はこれに限定されず、ブラシ以外の洗浄手段、例えば、
高速ジェット洗浄水を噴射する噴射ノズル、超音波を印
加した洗浄水を噴射するノズルであっても良い。更に、
上記第一、第二の実施形態においては、被洗浄体として
ウエハWである場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されず、LCD基板等の他の基板であっても勿論
よい。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係る洗浄処理装置および洗浄処理方法によると、複数の
洗浄手段によって被洗浄体を同時に洗浄しても、洗浄手
段同士の衝突を回避することができ、洗浄時間を短縮し
てスループットを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された洗浄処理装置の全体を示す
平面図である。
【図2】本発明が適用された洗浄処理装置の全体を示す
正面図である。
【図3】本発明が適用された洗浄処理装置の全体を示す
背面図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る洗浄処理装置にお
ける洗浄処理ユニットの概略構成を示す平面図である。
【図5】図4においてY方向から見た断面図である。
【図6】図4においてX方向から見た断面図である。
【図7】(a)および(b)は、洗浄時におけるブラシ
の移動軌跡を説明するために示す平面図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る洗浄処理装置にお
ける洗浄処理ユニットの概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 洗浄処置装置 2 カセットステーション 3 洗浄処理ステーション 4 カセット載置台 4a 突起 5,6 ウエハ搬送体 6a ウエハ搬送路 7 洗浄処理ユニット 31a,31b ブラシカバー 35 回転駆動機構 35a モータ 35b ベルト 67 ブラシバス 68 シンク 69 開閉窓 71 スピンチャック 71a チャックプレート 71b 枢軸 71c 回転駆動機構 71d 着脱機構 71e 支持ピン 72 昇降機構 72a 連結板 72b 当接治具 73 カップ 73a,73b テーパ部 76a,76b ブラシ 77a,77b アーム 78a,78b 回転軸 79a〜79c アーム駆動機構 81a,81b ガイド 82a 洗浄処理室 82b 駆動機構配設室 83 洗浄液吐出ノズル 84 アーム 85 高さ位置/方向調整機構 86a,86b リンスノズル 98 隔壁 98a 貫通窓 100 コントローラ CR ウエハカセット W ウエハ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄体に対して洗浄処理を施すための
    洗浄処理装置であって、 前記被洗浄体を保持して略水平面内で回転させる保持手
    段と、 前記保持手段によって保持された前記被洗浄体の被洗浄
    面を洗浄する洗浄手段と、 前記洗浄手段がそれぞれに設けられた少なくとも二つの
    アームと、 前記アームを移動させる駆動手段と、 前記駆動手段を駆動制御するコントローラと、 前記少なくとも二つのアームを連結し、一体になす連結
    手段と を備えていることを特徴とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が電磁石であって、前記電
    磁石の着磁によりアームが連結されることを特徴とする
    請求項1に記載された洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラによって連結手段の動
    作を制御することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載された洗浄処理装置。
  4. 【請求項4】 前記アームの洗浄手段が、被洗浄体の中
    心部と外周部とを結ぶ直線上を移動可能に構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載された洗浄処理装置。
  5. 【請求項5】 連結されるアームの夫々に駆動手段が設
    けられ、それぞれ各別に移動可能に構成されると共に、
    アームが連結された場合には、いずれかの駆動手段によ
    って連結されたアーム全体が移動可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載された洗浄処理装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄手段が設けられた他のアーム
    が、連結されるアームと対向して配置される共に、他の
    アームの洗浄手段が被洗浄体の中心部と外周部とを結ぶ
    直線上を移動可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載された洗浄処理装
    置。
  7. 【請求項7】 連結されるアームに設けられた洗浄手段
    は、同一の洗浄手段、あるいは異なる洗浄手段であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    された洗浄処理装置。
  8. 【請求項8】 連結されるアームに設けられた洗浄手段
    と他のアームに設けられた洗浄手段は、同一の洗浄手
    段、あるいは異なる洗浄手段であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれかに記載された洗浄処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄手段が、被洗浄体に摺接するブ
    ラシ、被洗浄体に高速ジェット洗浄水を噴射する噴射ノ
    ズル、被洗浄体に超音波を印加した洗浄水を噴射するノ
    ズルのいずれから選択された手段であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された洗浄処
    理装置。
  10. 【請求項10】 被洗浄体に対して洗浄処理を施すため
    の洗浄処理方法であって、洗浄手段がそれぞれに設けら
    れた少なくとも二つのアームを連結手段で一体となし、
    前記洗浄手段を被洗浄体の中心部と外周部とを結ぶ直線
    上を移動させながら、被洗浄体を洗浄処理することを特
    徴とする洗浄処理方法。
  11. 【請求項11】 被洗浄体に対して洗浄処理を施すため
    の洗浄処理装置であって、 前記被洗浄体を保持して略水平面内で回転させる保持手
    段と、 前記保持手段によって保持された前記被洗浄体の被洗浄
    面を洗浄する洗浄手段と、 前記洗浄手段がそれぞれの先端部に設けられ、前記保持
    手段に保持された被洗浄体を中心として略点対称の位置
    に配置され、前記洗浄手段が被洗浄体の中心部と外周部
    との間を移動可能に構成された第一、第二のアームと、 前記第一アームあるいは第二のアームを被洗浄体を中心
    として略90度回転移動させた位置に配置され、前記洗
    浄手段がその先端部に設けられ、被洗浄体の中心部と外
    周部との間を移動可能に構成された第三のアームと、 前記第一、第二、第三のアームを互いに独立して移動さ
    せる駆動手段と、前記駆動手段を駆動制御するコントロ
    ーラとを備え、 前記第一、第二、第三のアームの洗浄手段が、被洗浄体
    の中心部と外周部とを結ぶ直線上を移動可能に構成され
    ていることを特徴とする洗浄処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第一、第二、第三のアームが、被
    洗浄体の洗浄面から異なる高さに形成されていることを
    特徴とする請求項11に記載された洗浄処理装置。
  13. 【請求項13】 前記保持手段に保持された被洗浄体を
    中心として、第三のアームの点対称位置に洗浄手段を備
    える第四のアームが設けられ、前記第四のアームの洗浄
    手段が、被洗浄体の中心部と外周部とを結ぶ直線上を移
    動可能に構成されていることを特徴とする請求項11ま
    たは請求項12に記載された洗浄処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第四のアームの高さが、第一、第
    二、第三のアームの高さと異なることを特徴とする請求
    項13に記載された洗浄処理装置。
  15. 【請求項15】 前記洗浄手段が、被洗浄体に摺接する
    ブラシ、被洗浄体に高速ジェット洗浄水を噴射する噴射
    ノズル、被洗浄体に超音波を印加した洗浄水を噴射する
    ノズルのいずれから選択された手段であることを特徴と
    する請求項11乃至請求項14のいずれかに記載された
    洗浄処理装置。
  16. 【請求項16】 被洗浄体に対して洗浄処理を施すため
    の洗浄処理方法であって、 洗浄手段がそれぞれの先端部に設けられ、被洗浄体を中
    心として略点対称の位置に配置された第一、第二のアー
    ムと、前記第一アームあるいは第二のアームを被洗浄体
    を中心として略90度回転移動させた位置に配置され、
    前記洗浄手段がその先端部に設けられた第三のアームと
    を備え、 前記第一、第二、第三のアームが、被洗浄体の外周部か
    ら中心部にあるいは中心部から外周部に向かって、直線
    上を移動しながら、被洗浄体を洗浄処理することを特徴
    とする洗浄処理方法。
  17. 【請求項17】 前記保持手段に保持された被洗浄体を
    中心として第三のアームの点対称位置に、洗浄手段を有
    する第四のアームを備え、 前記第四のアームが、被洗浄体の外周部から中心部にあ
    るいは中心部から外周部に向かって、直線上を移動しな
    がら、被洗浄体を洗浄処理することを特徴とする請求項
    16に記載された洗浄処理方法。
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