JP2003347191A - 基板処理装置および膜厚測定方法 - Google Patents

基板処理装置および膜厚測定方法

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JP2003347191A
JP2003347191A JP2002150966A JP2002150966A JP2003347191A JP 2003347191 A JP2003347191 A JP 2003347191A JP 2002150966 A JP2002150966 A JP 2002150966A JP 2002150966 A JP2002150966 A JP 2002150966A JP 2003347191 A JP2003347191 A JP 2003347191A
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film thickness
substrate
exposure
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JP2002150966A
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Kensho Yokono
憲昭 横野
Kenji Kamei
謙治 亀井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数層の成膜を行う場合であっても、低コス
トかつ高精度に膜厚を測定することができる装置および
その方法を提供する。 【解決手段】 ラインセンサを用いて基板Wのエッジを
検出し、中心とオリフラ、ノッチ等の特異周縁部の位置
を特定する。これらに基づき、あらかじめ定めた膜厚測
定領域42の位置を特定する。膜厚測定装置により当該
膜厚測定領域42にて膜厚測定を行った後、露光装置に
よりエッジ露光領域41に加えて膜厚測定領域42を露
光する。パターン露光を経て現像処理すると、膜厚測定
領域42のレジスト膜を取り去り、平坦な状態にするこ
とができる。これを繰り返すことにより、複数層の膜形
成において、同一の膜厚測定領域42にてそれぞれ膜厚
が測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)に対
して膜厚測定やエッジ露光を行う処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶ディスプレイなどの製品
は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現
像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理、ダイシン
グなどの一連の処理を施すことによって製造される。そ
して、かかる半導体製品の品質維持のため、レジスト塗
布処理後などにおいて、膜厚測定が行われる。
【0003】光干渉型膜厚計は、安価で比較的簡単な構
造で基板上の膜厚を精度よく測定出来ることから、膜厚
測定において広く用いられているが、測定対象となる膜
が測定領域内で平坦な状態でないと、乱反射などにより
正確な測定が出来ないという制限があった。
【0004】そこで従来は、回路パターンの乗っていな
い基板上ダイ間のスクラブライン上に光干渉型膜厚計の
光学ヘッドを移動させ、測定する手法が取られていた。
具体的には、スクラブラインの位置を測定する為に、測
定光学ヘッドにカメラを搭載しておき、カメラから入力
された画像と、予め登録してある測定位置近傍の回路パ
ターン形状とを比較することで、スクラブラインの正確
な位置を検出し、そこへ光学ヘッドを移動させていた。
【0005】これは、基板に焼きつける回路パターンの
位置合わせに、基板エッジ基準で位置算出を行なってい
るのではなく、基板に焼きつけられた位置合わせ用のア
ライメントマークにより位置合わせを行なっているから
であり、スクラブラインの位置算出にはどうしても画像
処理による位置算出が不可欠であったことから、これを
利用したものである。
【0006】又これとは別に、測定位置に回路パターン
を形成しないように、露光機(ステッパ)で測定位置を
空露光し、基板上にベア状態の測定エリアを作成して膜
厚測定を行う手法も用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した画像解析を利
用した膜厚測定位置の決定方法は、実際に基板上に形成
された回路パターンを基準として測定位置を算出してい
るため、精度が高いというメリットがある。しかしなが
ら、当該方法は、画像の取り込み処理に高価なハードウ
ェアが必要となり、また、画像解析を行うために非常に
演算処理能力の高いハードウェアを必要とする。
【0008】また、カメラや画像処理関連の制御部を設
置するスペースが必要となる。さらに、予め登録された
回路パターンと撮影された基板上の回路パターンとの間
で画像の照合処理を行うため、処理の条件によってはパ
ターン照合でエラーが発生し、測定対象のロット全てを
検出不能とする可能性がある。
【0009】あるいは、窒化膜ウェハや実デバイスで
は、下地パターンの状態により反射光のコントラストが
充分でなく、検出エラーを起こす可能性もある。
【0010】これらのエラーに伴って装置が停止する
と、処理しているロット全体にダメージを与える可能性
があることから、膜厚測定の結果をフィードバックして
プロセス制御に利用することには問題が多い。
【0011】また、露光機で測定位置を空露光する方法
では、非常に高価で膨大な量の処理を行なう露光機を用
いる必要がある。通常、基板には複数回のパターン形成
がなされ、膜厚測定もその都度行う必要があることか
ら、その都度露光機を用いると、露光機の処理効率が悪
くなり、全体のスループットの低下につながる。
【0012】そこで、本発明は、これらの問題点に鑑
み、複数層の成膜を行う場合であっても、低コストかつ
高精度に膜厚を測定することができる装置およびその方
法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1は、a)基板を保持する保持手段と、b)
前記基板の表面に形成された膜の膜厚を、前記表面に対
し発せられた光の反射光を受光して測定する膜厚測定手
段と、c)前記基板の周縁部を露光する露光手段と、を
備える基板処理装置であって、前記膜厚測定手段は、前
記基板表面の所定領域を膜厚測定領域とし、前記露光手
段は、前記膜厚測定領域を露光領域としてさらに含むこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項2は、請求項1に記載の基板
処理装置であって、前記膜厚測定領域は、回路パターン
がない領域に含まれることを特徴とする。
【0015】また、請求項3は、請求項1または請求項
2に記載の基板処理装置であって、前記膜厚測定手段
は、前記周縁部を検出する検出手段を備えることを特徴
とする。
【0016】また、請求項4は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記膜厚
測定手段が、前記基板に対し入射した測定用入射光が前
記基板により反射された反射光を受光する光学ヘッド部
とを備え、前記露光手段が、露光用照射光を前記基板表
面に選択的に照射する露光ヘッド部を備え、かつ、前記
膜厚測定手段を構成する要素のうちの少なくとも前記光
学ヘッド部と前記露光手段を構成する要素のうちの少な
くとも前記露光ヘッド部とを、前記基板と略平行な面内
に2次元的に駆動する駆動手段を備えることを特徴とす
る。
【0017】また、請求項5は、基板上に繰り返し形成
される膜のそれぞれの膜厚を測定する方法であって、前
記基板上の所定領域を膜厚測定領域として、前記基板表
面に対し発せられた光の前記膜厚測定領域からの反射光
を受光することにより膜厚を測定する膜厚測定工程と、
前記測定領域および前記周縁部を露光する露光工程と、
を備え、膜が形成される度ごとに、前記膜厚測定工程
が、前記膜厚測定領域を前回の膜厚測定領域と同じ位置
として膜厚測定を行うこと、を特徴とする。
【0018】また、請求項6は、請求項5に記載の膜厚
測定方法であって、前記膜厚測定領域は、回路パターン
がない領域に含まれることを特徴とする。
【0019】また、請求項7は、請求項5または請求項
6に記載の膜厚測定方法であって、前記膜厚測定工程
は、前記周縁部を検出する検出工程を備えることを特徴
とする。
【0020】
【発明の実施の形態】<1.装置の全体的な構成>図1
は本発明の実施の形態に係る基板処理装置1の全体概略
を示す斜視図であり、図2はその基板処理装置1の概略
構成を示す平面図である。この基板処理装置1は、基板
Wにレジスト塗布処理及び現像処理を行う基板処理装置
(いわゆるコータ&デベロッパ)であり、大別してイン
デクサIDとユニット配置部MPとを備えて構成されて
いる。
【0021】インデクサIDは、移載ロボットTF及び
載置ステージ15を備えている。載置ステージ15に
は、4つのキャリアCを水平方向に沿って配列して載置
することができる。それぞれのキャリアCには、多段の
収納溝が刻設されており、それぞれの溝には1枚の基板
Wを水平姿勢にて(主面を水平面に沿わせて)収容する
ことができる。従って、各キャリアCには、複数の基板
W(例えば25枚)を水平姿勢かつ多段に所定の間隔を
隔てて積層した状態にて収納することができる。
【0022】移載ロボットTFは、1本の移載アームを
備えており、その移載アームを高さ方向に昇降動作させ
ること、回転動作させること、及び、水平方向に進退移
動させることができる。また、移載ロボットTF自身が
キャリアCの配列方向に沿って移動することにより、移
載アームをキャリアCの配列方向に沿って水平移動させ
ることができる。つまり、移載ロボットTFは、移載ア
ームを3次元的に移動させることができるのである。
【0023】このような移載ロボットTFの動作によ
り、インデクサIDは、複数の基板Wを収納可能なキャ
リアCから未処理の基板Wを取り出してユニット配置部
MPに渡すとともに、ユニット配置部MPから処理済の
基板Wを受け取ってキャリアCに収納することができ
る。
【0024】ユニット配置部MPには、基板Wに所定の
処理を行う処理ユニットが2列構成で複数配置されてい
る。すなわち、ユニット配置部MPの図1における手前
側の列には、2つの塗布処理ユニットSCが配置されて
いる。塗布処理ユニットSCは、基板Wを回転させつつ
その基板主面にフォトレジストを滴下することによって
均一なレジスト塗布を行う、いわゆるスピンコータであ
る。
【0025】また、ユニット配置部MPの図1における
奥側の列であって、塗布処理ユニットSCと同じ高さ位
置には2つの現像処理ユニットSDが配置されている。
現像処理ユニットSDは、露光後の基板W上に現像液を
供給することによって現像処理を行う、いわゆるスピン
デベロッパである。塗布処理ユニットSCと現像処理ユ
ニットSDとは搬送路14を挟んで対向配置されてい
る。
【0026】2つの塗布処理ユニットSC及び2つの現
像処理ユニットSDのそれぞれの上方には、図示を省略
するファンフィルタユニットを挟んで熱処理ユニット群
13が配置されている(図示の便宜上、図2では熱処理
ユニット群13及び後述する基板処理ユニット11等を
省略)。熱処理ユニット群13には、基板Wを加熱して
所定の温度にまで昇温させるいわゆるホットプレート及
び基板Wを冷却して所定の温度にまで降温させるととも
に該基板Wを当該所定の温度に維持するいわゆるクール
プレートが組み込まれている。なお、ホットプレートに
は、レジスト塗布処理前の基板Wに密着強化処理を行う
密着強化ユニットや露光後の基板のベーク処理を行う露
光後ベークユニットが含まれる。
【0027】そして、図1に示すように、熱処理ユニッ
ト群13の一角には、基板Wのエッジ部分を検出してエ
ッジ露光および膜厚測定を行う基板処理ユニット11が
配置されている。基板処理ユニット11の詳細について
は後述するが、基板Wのエッジを検出するための装置群
や、レジストが塗布された基板Wに対してその周辺領域
の露光を行う周辺露光機能と、基板Wに塗布された塗布
膜であるレジスト膜の膜厚を測定する膜厚測定機能とを
有している。なお、この基板処理ユニット11の配置位
置については、図1に図示された位置に限定されるもの
ではない。
【0028】塗布処理ユニットSCと現像処理ユニット
SDとの間に挟まれた搬送路14には搬送ロボットTR
が配置されている。搬送ロボットTRは、2つの搬送ア
ームを備えており、その搬送アームを鉛直方向に沿って
昇降させることと、水平面内で回転させることと、水平
面内にて進退移動を行わせることができる。これによ
り、搬送ロボットTRは、インデクサIDの移載ロボッ
トTFとの間で基板Wの受け渡しを行いつつ、ユニット
配置部MPに配置された各処理ユニットの間で基板Wを
所定の処理手順にしたがって循環搬送することができ
る。また、搬送ロボットTRは、レジスト塗布後の基板
Wを基板処理ユニット11に搬送するとともに、基板処
理ユニット11から露光又は膜厚測定後の基板Wを受け
取って所定の位置に搬送する役割も担っている。
【0029】図3は、本実施形態に係る基板処理装置1
及びその制御システムのブロック構成図である。基板処
理装置1は、コントローラ10の制御下において、塗
布、現像、膜厚測定等の検査処理を実行する。また、コ
ントローラ10では、基板Wのエッジを検出するための
様々な演算処理が行われる。
【0030】コントローラ10は、その本体部であって
演算処理を行うCPUと、ROM、RAM、ハードディ
スクなどを備えており、ROM若しくはハードウェアに
は制御用ソフトウェアが記憶されている。
【0031】また、基板処理装置1の側面には、オペレ
ータ操作用の操作部16と、操作ガイダンスやメニュー
を表示するためのモニタ17が設けられている。コント
ローラ10は、ハードディスク等に記録されたレシピデ
ータに基づく処理手順に従って、基板処理装置1を制御
する。
【0032】<2.基板処理ユニットの構成>図4は基
板処理ユニット11を上方から見たときの構成を模式的
に示す図であり、図5は基板処理ユニット11を側面か
ら見たときの構成を模式的に示す図である。この基板処
理ユニット11は、図4又は図5に示すように、基板W
を保持する保持手段であるスピンチャック21と、スピ
ンチャック21の回転駆動手段である回転駆動部22
と、露光手段である露光装置23と、膜厚測定手段であ
る膜厚測定装置24と、駆動手段であるXY駆動機構2
5と、エッジ検出手段であるラインセンサ26とを備え
ている。
【0033】図5に示すように、スピンチャック21
は、回転軸21cの上端に設けられており、回転軸21
cは、回転駆動部22によって駆動されることにより、
略鉛直方向の回転中心軸Rの回りに回転可能としてい
る。これにより、スピンチャック21の上面において基
板Wを吸着した状態で回転駆動部22を駆動させること
によって、基板Wが回転中心軸Rを中心に回転駆動され
る。基板Wの吸着は、エアの通流路21a,21bを介
して図示しない吸引ポンプにより与えられる真空吸引力
を用いて行われる。スピンチャック21上への基板Wの
搬入、及びスピンチャック21上からの基板Wの排出
は、搬送ロボットTRによって行われる。
【0034】露光装置23は、図示しない第1の光源ユ
ニットと、露光ヘッド部23aと、照度センサ23bを
備えている。第1の光源ユニットとしては、例えば水銀
ランプユニットが用いられる。露光ヘッド部23aは、
第1の光源ユニットから与えられる露光用の光を、内蔵
した図示しないレンズを介してスピンチャック21の基
板Wの表面に選択的に照射し、レジストが塗布された基
板Wのエッジ領域の露光を行う。照度センサ23bは、
露光ヘッド部23aから基板Wに照射される光量を測定
するために用いられる。
【0035】なお、本実施形態では、第1の光源ユニッ
トは基板処理ユニット11内に固定的に設けられてお
り、露光ヘッド部23aは後述するXY駆動機構25に
よりXY移動可能に設けられている。このため、第1の
光源ユニットによって与えられる露光用の光は、図示し
ない第1の光ファイバを介して第1の光源ユニットから
露光ヘッド部23aに与えられる。また、照度センサ2
3bも基板処理ユニット11内に固定的に設けられてい
る。
【0036】以上の如く構成された基板処理ユニット1
1において、基板Wのエッジ領域の露光が行われる。エ
ッジ領域の露光処理を行い、後の工程で現像処理を行う
ことによって、エッジ領域をベアの状態とするのであ
る。これにより、その他の処理工程において、エッジ部
分からパーティクルが発生するのを防止するようにして
いる。
【0037】さらに、本実施の形態においては、エッジ
露光と同時に、後述する膜厚測定装置24における膜厚
測定領域の露光も、露光装置23によって行われる。図
11は膜厚測定領域を例示的に説明する図である。本実
施の形態においては、図11に示すように、基板Wの外
周部分のエッジ露光領域41よりも内側であって、パタ
ーン形成領域42よりも外側の領域を膜厚測定領域43
とする。なお、図11においては膜厚測定領域43がエ
ッジ露光領域41を一部含む態様にて示しているが、こ
れを含まない態様であってもよく、パターン形成領域4
2よりも内側の領域であっても、アライメントマークの
形成される領域など、回路パターンのない領域を膜厚測
定領域43とすることもできる。また、図11において
は例示的に4箇所の膜厚測定領域43を示しているが、
その数および位置については、図11に示す例に限定さ
れない。これらの膜厚測定領域43の露光は、露光ヘッ
ド部23aが後述するXY駆動機構25によりXY移動
可能であることから、容易に実現される。膜厚測定領域
43も、後の工程で現像処理を行うことによって、平坦
な状態とされる。
【0038】膜厚測定装置24は、図示しない第2の光
源ユニットと、光学ヘッド部24aと、図示しない測定
処理部とを備えている。第2の光源ユニットとしては、
例えばハロゲンランプユニットが用いられる。光学ヘッ
ド部24aは、第2の光源ユニットから与えられる膜厚
測定用の光をスピンチャック21に保持された基板Wの
表面に選択的に照射するとともに、その膜厚測定用の光
の基板Wからの反射光を受光する。測定処理部は、光学
ヘッド部24aが受光した前記反射光に基づいて基板W
表面に設けられたレジスト膜の膜厚測定を行う。なお、
第2の光源ユニットから照射される膜厚測定用の光の照
射スポット径は、通常、数十μm程度であるが、光学ヘ
ッド部24aの移動精度や膜の安定性を考えると、膜厚
測定領域としては数mm程度の径を有する領域を確保す
る必要がある。しかし、膜厚測定領域43を上述の如く
設けることにより、基板Wのパターン形成に寄与しない
領域を有効に活用することができる。また、基板Wのパ
ターン形成領域42に膜厚測定領域を設けても、測定に
ついて特に支障はない。
【0039】なお、本実施形態では、第2の光源ユニッ
トおよび測定処理部は基板処理ユニット11内に固定的
に設けられており、光学ヘッド部24aは、後述するX
Y駆動機構25によりXY移動可能に設けられている。
このため、第2の光源ユニットによって与えられる膜厚
測定用の光は、図示しない第2の光ファイバを介して第
2の光源ユニットから光学ヘッド部24aに与えられ、
光学ヘッド部24aによって受光された反射光は、図示
しない第3の光ファイバを介して光学ヘッド部24aか
ら測定処理部に与えられる。或いは、変形例として、測
定処理部を光ヘッド部24aと一体的に設け、XY駆動
機構25にXY移動されるようにしてもよい。この場
合、第3の光ファイバは省略可能である。
【0040】以上の如く構成された膜厚測定装置24に
よって、本実施形態においては、前述した膜厚測定領域
43にて膜厚測定を行う。
【0041】XY駆動機構25は、Xネジ軸25aと、
Xネジ軸25aを回転駆動するX回転駆動部25bと、
Yネジ軸25cと、Yネジ軸25cを回転駆動するY回
転駆動部25dと、第1および第2の可動台25e,2
5fとを備えている。
【0042】Xネジ軸25aとYネジ軸25bとは、ス
ピンチャック21に保持された基板Wと平行な方向であ
って、かつ互いに直交するX,Y方向に沿って設けられ
ている。第1の可動台25eは、Xネジ軸25aに螺合
されており、Xネジ軸25aが正逆転されるのに伴って
X方向に進退移動される。第2の可動台25fは、Yネ
ジ軸25cに螺合されており、Xネジ軸25cが正逆転
されるのに伴ってY方向に進退移動される。
【0043】また、Xネジ軸25a、X回転駆動部25
b及び第1の可動台25eは、第2の可動台25eがY
方向に進退移動されるのに伴って、第2の可動台25e
と一体にY方向に移動される。従って、X回転駆動部2
5b及びY回転駆動部25dによりXネジ軸25a及び
Yネジ軸25cを正逆転駆動することにより、第1の可
動台25eが基板Wと平行なXY平面内において2次元
的に移動される。
【0044】第1の可動台25eには、露光装置23の
露光ヘッド部23a及び膜厚測定装置24の光学ヘッド
部24aが保持されている。このため、XY駆動機構2
5によって、露光ヘッド部23a及び光学ヘッド部24
aを2次元的に駆動することにより、基板W上における
露光用の光の照射位置及び膜厚測定位置を2次元的に移
動することができる。
【0045】ラインセンサ26は、スピンチャック21
に保持された基板Wの周縁部を部分的に上下から挟み込
むようにして設けられており、挟み込んだ基板Wの周縁
部の位置を検出する。より詳細には、ラインセンサ26
には、矢視L方向(図4)に沿ってライン状に配設され
た複数の光センサ(図示省略)を備えている。矢視L方
向は、回転中心軸Rと略垂直な平面上において回転中心
軸Rを通る方向、つまり、回転中心軸Rに対する半径方
向である。そして、複数の光センサのうちの回転中心軸
R側から何番目までの光センサが基板Wを検出している
かを検出することにより、基板Wの周縁部の回転中心軸
Rからの距離が検出される。
【0046】このため、ラインセンサ26で基板Wの周
縁部を検出しつつ、回転駆動部22により基板Wを回転
させることによりスピンチャック21の回転軸と基板W
の中心との位置関係、例えば回転中心軸Rに対する基板
Wの中心の偏心位置を検知することができ、さらにはそ
の位置関係に基づいてスピンチャック21に保持された
基板Wの位置を検出することができる。
【0047】<3.基板中心および特異周縁部の検出>
次に、上述したラインセンサ26の検出情報に基づい
て、スピンチャック21に保持されている基板Wの中心
位置等を算出する処理について説明する。図6は、コン
トローラ10の機能ブロックであり、特に、基板Wの中
心位置算出処理に関わる機能を図示したものである。図
中、距離取得手段101、算出手段102、領域特定手
段103、露光領域特定手段104は、コントローラ1
0の制御ソフトウェアが実行されることにより、各種ハ
ードウェア資源を利用して実現される機能である。
【0048】前述の如く、ラインセンサ26により、基
板Wの周縁部の回転中心軸Rからの距離(この距離を以
下、エッジ距離と呼ぶ)が検出される。そして、距離取
得手段101は、スピンチャック21により基板Wが1
回転される間、所定の間隔でラインセンサ26からエッ
ジ距離を取得する。つまり、基板Wが1回転する間に複
数回のエッジ距離を取得する。
【0049】仮に、スピンチャック21上に保持された
基板Wの基板中心が、スピンチャック21の回転中心軸
Rと全く同じ位置である場合には、距離取得手段101
が複数回取得するエッジ距離は、特異周縁部(特異周縁
部については後述する)を除いて一定となる。しかし、
前述の如く、基板Wのスピンチャック21に対する保持
位置は、わずかなズレが生じている場合があるため、こ
の場合には、複数回取得されたエッジ距離はばらつきが
生じていることになる。
【0050】したがって、距離取得手段101は、複数
回取得したエッジ距離のデータを算出手段102に送出
する。算出手段102では、複数のエッジ距離データか
ら偏心して配置された基板Wの偏心距離を算出するので
ある。この算出方法は、特に、限定されないが、たとえ
ば、エッジ距離の最大値もしくは最小値における基板W
の半径との差分で求められる。もしくは、これら最大値
と最小値から求められた差分の平均をとるようにしても
よい。
【0051】また、算出手段102は、回転駆動部22
からスピンチャック21の回転角度(この回転角度は、
たとえば、スピンチャック21上の特定点について、装
置内の基準点に対する相対回転角度として決定され
る。)を入力可能としている。したがって、算出手段1
02は、ラインセンサ26によってエッジ距離を検出す
る間、各検出時点における基板Wの回転角度を入力する
ことができるので、基板Wの回転位置とエッジ距離との
関係を持たせた上でデータを取得させることが可能であ
る。これにより、算出手段102は、算出した偏心距離
と、取得した回転角度のデータから、スピンチャック2
1に保持されている基板Wの中心位置を把握することが
できるのである。
【0052】さらに、算出手段102は、特異周縁部を
検出することによって、基板Wの結晶方向を検出するこ
とが可能である。図7は、特異周縁部としてオリフラ3
1が形成された基板Wの平面図、図8は、特異周縁部と
してノッチ32が形成された基板Wの平面図である。
【0053】これらオリフラ31、ノッチ32は、基板
Wの結晶方向と特定の関係を持たせて形成されているた
め、基板処理装置1の各処理部は、これら特異周縁部を
検出することにより、基板Wの結晶方向を考慮した処理
を行うことができるのである。
【0054】そして、基板Wに特異周縁部が形成されて
いるため、距離取得手段101が取得する複数のエッジ
距離の中には、特異周縁部におけるエッジ距離が含まれ
ることになる。つまり、中心位置のずれによりわずかな
ばらつきが生じているものの特異周縁部以外の部分はエ
ッジ距離データは、略基板Wの半径に近い値であるが、
その中に、大きく値の異なる部分が特異周縁部として検
出されるのである。そこで、算出手段102は、この特
異周縁部が検出された回転角度を取得することにより、
基板Wのオリフラ形成位置もしくはノッチ形成位置を検
出可能としているのである。オリフラ位置とノッチ位置
は、連続した時間の間検出されることになるが、たとえ
ば、それらの時間の中央の時間をとるという方法でオリ
フラもしくはノッチの中央位置を把握することが可能で
ある。また、オリフラもしくはノッチが図7、図8に示
したような形状である場合には、エッジ距離の最も大き
くズレた位置をオリフラもしくはノッチの中央位置とし
て把握することも可能である。
【0055】このようにして、オリフラ位置やノッチ位
置を検出すると、前述の如く、これら特異周縁部は、基
板結晶方向と特定の関係を持たせて形成されているの
で、算出手段102は、この検出位置を基準として基板
の結晶方向を算出することが可能である。
【0056】算出手段102が、基板Wの中心位置およ
び特異周縁部位置を算出すると、この情報をもとに、領
域特定手段103が、あらかじめ定めた膜厚測定領域4
3の基板Wの中心位置および特異周縁部位置を基準とし
た位置を特定する。前述の如く、本実施の形態において
は、膜厚測定領域43は、エッジ露光領域41とパター
ン形成領域42の間の領域の一部である。なお、膜厚測
定領域43は、基板の結晶方向も考慮して回路パターン
が形成されない膜厚測定に適した領域、例えばアライメ
ントマークが形成された空領域などが選択されることが
望ましい。
【0057】領域特定手段103が、膜厚測定領域43
を特定すると、この特定情報が膜厚測定装置23、およ
び、XY駆動機構25に送出される。これによって、X
Y駆動機構部25が膜厚測定装置23を目的位置に移動
させ、膜厚測定装置23が、膜厚測定領域43において
膜厚測定を行うのである。
【0058】また、算出手段102が、基板Wの中心位
置および特異周縁部位置を算出すると、この情報をもと
に、露光領域特定手段103が、露光領域を特定する。
前述の如く、本実施の形態においては、露光領域は、エ
ッジ露光領域41および膜厚測定領域43である。
【0059】露光位置特定手段104が、露光領域を特
定すると、この特定情報が露光装置24、および、XY
駆動機構25に送出される。これによって、XY駆動機
構部25が露光装置24を目的位置に移動させ、露光装
置24が、露光領域の露光処理を行うのである。
【0060】<4.処理の流れ>次に、図9および図1
0のフローチャートを参照しながら基板処理ユニット1
1の動作について説明する。搬送ロボットTRによっ
て、基板処理ユニット11内に基板Wが搬送され、基板
Wがスピンチャック21に吸引保持される(ステップS
1)。
【0061】次に、コントローラ10からの指示に応じ
てスピンチャック21が1回転する。これにより、スピ
ンチャック21に保持された基板Wも1回転し、ライン
センサ26により複数のエッジ距離が検出される(ステ
ップS2)。ラインセンサ26により複数回検出された
エッジ距離のデータは、算出手段102に送出される。
【0062】次に、算出手段102が、複数のエッジ距
離データから、上述した処理を行い基板Wの中心位置と
特異周縁部の位置を算出する。つまり、基板Wの偏心位
置と、結晶方向を計算によって求める(ステップS
3)。
【0063】ステップS3において、特異周縁部の位
置、つまり、オリフラ位置もしくはノッチ位置が検出さ
れなかった場合(ステップS4の判定でNO)には、ス
テップS8に移行し、警報を発報して、測定を中止す
る。
【0064】ステップS3において、特異周縁部の位置
が検出された場合(ステップS4の判定でYES)に
は、さらに、基板中心および結晶方向が算出されたかど
うかの判定を行う(ステップS5)。
【0065】基板中心および結晶方向が算出されなかっ
た場合(ステップS5でNO)には、ステップS8に移
行し、警報を発報して、測定を中止する。
【0066】基板中心および結晶方向が算出された場合
(ステップS5でYES)には、算出手段103は、算
出された基板中心および結晶方向に関する情報を領域特
定手段103に送出し、領域特定手段103により、あ
らかじめ定められた膜厚測定領域43の基板中心位置お
よび特異周縁部位置を基準とした位置が特定される。そ
して、膜厚測定領域に関する情報がXY駆動部25およ
び膜厚測定装置24に送出され、膜厚測定が行われる
(ステップS6)。
【0067】膜厚測定領域43における所定ポイントに
おいて膜厚測定が終了するまで、ステップS6の処理を
繰り返す。
【0068】以上の処理により膜厚測定が行われると、
コントローラ10は、その測定値が予め設定された要求
水準、例えば規定値の範囲内にあるか否かを判定する。
そして、レジスト膜の膜厚が予め設定された要求水準の
範囲内にないと判定した場合には、基板Wにレジスト膜
を形成する際の処理条件を変更する。
【0069】処理条件を変更する際のコントローラ10
の制御モードとしては、自動変更モードと、手動変更モ
ードとが備えられている。自動変更モードは、基板処理
ユニット11によるレジスト膜の測定値に基づいて、コ
ントローラ10が自動的に処理条件の変更処理を行うモ
ードである。
【0070】一方、手動変更モードは、基板処理ユニッ
ト11により測定したレジスト膜の膜厚値をコントロー
ラ10にモニタ17等を介して出力させ、その出力され
た膜厚値に基づいて、ユーザの判断で処理条件の変更内
容を決定し、その変更内容を装置1に対して入力するモ
ードである。その変更内容の入力は、操作部16等を介
して行われ、変更内容が入力されると、コントローラ1
0がその変更内容を処理条件に反映させる。自動変更モ
ードと、手動変更モードとの間のモード切り替えは、操
作部16を介して行われる。
【0071】このように、コントローラ10は、レジス
ト膜の膜厚値の測定結果に基づいて処理条件の変更の要
否、及び変更が必要な場合の変更内容を決定するフィー
ドバック制御を行う。
【0072】レジスト膜の膜厚の測定結果に基づいて変
更される処理条件としては、レジストを基板Wに回転塗
布する際のスピン回転数を想定しているが、これはあく
までも一例であり、変更される処理条件に後述するプリ
ベークの温度等の他の条件を含めるようにしてもよい。
【0073】全てのポイントで測定が終了すると(ステ
ップS7でYES)、露光装置23におけるエッジ露光
領域41および膜厚測定領域43の露光が行われる(ス
テップS9)。
【0074】その際、膜厚測定処理においてエッジ領域
の検出のために用いられたデータは、前述したように、
エッジ露光処理を行う際に、露光領域を特定するために
も利用されるものである。
【0075】露光装置23における露光が終了すると、
基板Wは基板処理ユニット11から取り出され、基板処
理装置1に隣接配置された図示しない露光機(ステッ
パ)にインタフェースを介して搬送されて、パターン露
光処理を受ける(ステップS10)。その後、基板Wは
基板処理装置1に帰還し、現像処理ユニットSDによる
現像処理を施される(ステップS11)。
【0076】現像処理を施されることにより、基板Wに
おいて回路パターンを形成べき箇所のレジスト膜は除去
されるが、併せて、露光装置23にて露光を受けたエッ
ジ露光領域41および膜厚測定領域43においても、レ
ジスト膜が除去される。これにより、エッジ露光領域4
1および膜厚測定領域43は平坦な状態とされる。
【0077】膜厚測定領域43が平坦な状態とされるの
は、基板Wに対しスパッタリング等によって複数の層の
成膜がなされ、それぞれに回路パターンが形成される場
合、その都度レジスト膜厚を測定することを可能とする
ためである。すなわち、膜厚測定領域43は、膜厚測定
の後に必ず平坦な状態、換言すると膜厚測定を行うに十
分な大きさの平坦な領域が確保された状態とされるの
で、再び成膜がなされ、レジストが塗布されたとして
も、その平坦な状態は保たれてていることから、再度の
膜厚測定を精度よく行うことが可能となるからである。
【0078】なお、エッジ露光領域41がでレジストを
取り去るのは、上述の如く、他の処理工程において、エ
ッジ部分からパーティクルが発生するのを防止するため
である。
【0079】以上説明したように、本実施の形態の基板
処理装置1は、エッジ露光を行う露光装置23と膜厚測
定を行う膜厚測定装置24を同一のユニット内に収容し
て装置のコンパクト化を図るだけでなく、基板Wのエッ
ジ部分を検出するための装置として同一の装置を利用し
ているので、さらなる装置のコンパクト化を図ることが
可能である。
【0080】しかも、共通の測定処理および算出処理に
よって得られた基板中心および特異周縁部の情報を利用
して、エッジ露光領域41および膜厚測定領域43を検
出し、露光及び膜厚測定を行うことにより、処理工程の
短縮を図ることも可能である。
【0081】また、本実施の形態においては、露光装置
23および膜厚測定装置24を同一のXY駆動機構25
によって制御しているので、この点からも装置のコンパ
クト化とコストダウンを図ることを可能としている。
【0082】さらに、本実施の形態においては、膜厚測
定領域42を基板周縁部とパターン形成領域42との間
に定め、かつ当該膜厚測定領域42をエッジ露光領域4
1と併せて露光装置23にて露光し、平坦な状態として
いるので、図9および図10の処理を繰り返すことによ
り、複数層の膜を形成する際に、膜形成の度に膜厚測定
を行うのに十分な大きさの領域を、容易かつ安価に形成
できる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項7の発明によれば、十分大きな平坦領域を、膜厚測
定領域として確保することができるので、膜厚測定の信
頼性が向上する。
【0084】特に、請求項1ないし請求項4の発明によ
れば、基板の周縁部を露光する露光手段によって膜厚測
定領域の露光も行うことにより、膜厚測定領域を安価に
形成することができる。
【0085】特に、請求項2および請求項6の発明によ
れば、パターンの形成されない領域を有効に活用しつ
つ、精度の高い膜厚測定が可能である。
【0086】特に、請求項3および請求項7の発明によ
れば、画像解析などの処理を行うことなく基板の周縁部
を検出可能であり、これにより、カメラや画像解析を行
うための高価なハードウェアを不要とすることが可能と
なり、コストダウンおよび省スペースを図ることができ
る。
【0087】特に、請求項4の発明によれば、基板の位
置情報に基づいて、あらかじめ定められた膜厚測定領域
に光学ヘッド部および露光ヘッド部を移動させることが
できるので、膜厚測定処理および露光処理を、正確かつ
迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理装置の全体
概略を示す斜視図である。
【図2】図1の基板処理装置の概略構成を示す平面図で
ある。
【図3】図1の基板処理装置及びその制御システムのブ
ロック構成図である。
【図4】基板処理ユニットを上方から見たときの構成を
模式的に示す図である。
【図5】基板処理ユニットを側面から見たときの構成を
模式的に示す図である。
【図6】コントローラの機能ブロック図である。
【図7】基板Wに設けられたオリフラを示す図である。
【図8】基板Wに設けられたノッチを示す図である。
【図9】図1の基板処理装置を用いた処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】図9の続きの処理手順を示すフローチャート
である。
【図11】膜厚測定領域を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 10 コントローラ 11 基板処理ユニット 21 スピンチャック 22 回転駆動部 23 周辺露光装置 23a 露光ヘッド部 23b 照度センサ 24 膜厚測定装置 25 光学ヘッド部 26 ラインセンサ 41 エッジ露光領域 42 パターン形成領域 43 膜厚測定領域 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 謙治 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA12 AA17 AA22 AA30 BB02 CC17 FF44 GG02 HH04 HH13 JJ02 JJ25 LL02 MM03 MM04 SS09 5F046 JA21 JA22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)基板を保持する保持手段と、 b)前記基板の表面に形成された膜の膜厚を、前記表面
    に対し発せられた光の反射光を受光して測定する膜厚測
    定手段と、 c)前記基板の周縁部を露光する露光手段と、を備える
    基板処理装置であって、 前記膜厚測定手段は、前記基板表面の所定領域を膜厚測
    定領域とし、 前記露光手段は、前記膜厚測定領域を露光領域としてさ
    らに含むことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
    て、 前記膜厚測定領域は、回路パターンがない領域に含まれ
    ることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板処
    理装置であって、 前記膜厚測定手段は、前記周縁部を検出する検出手段を
    備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置であって、 前記膜厚測定手段が、前記基板に対し入射した測定用入
    射光が前記基板により反射された反射光を受光する光学
    ヘッド部とを備え、 前記露光手段が、露光用照射光を前記基板表面に選択的
    に照射する露光ヘッド部を備え、かつ、 前記膜厚測定手段を構成する要素のうちの少なくとも前
    記光学ヘッド部と前記露光手段を構成する要素のうちの
    少なくとも前記露光ヘッド部とを、前記基板と略平行な
    面内に2次元的に駆動する駆動手段を備えることを特徴
    とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板上に繰り返し形成される膜のそれぞ
    れの膜厚を測定する方法であって、 前記基板上の所定領域を膜厚測定領域として、前記基板
    表面に対し発せられた光の前記膜厚測定領域からの反射
    光を受光することにより膜厚を測定する膜厚測定工程
    と、 前記測定領域および前記周縁部を露光する露光工程と、
    を備え、 膜が形成される度ごとに、前記膜厚測定工程が、前記膜
    厚測定領域を前回の膜厚測定領域と同じ位置として膜厚
    測定を行うこと、を特徴とする膜厚測定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の膜厚測定方法であっ
    て、 前記膜厚測定領域は、回路パターンがない領域に含まれ
    ることを特徴とする膜厚測定方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の膜厚測
    定方法であって、 前記膜厚測定工程は、前記周縁部を検出する検出工程を
    備えることを特徴とする膜厚測定方法。
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