JP2003346629A - 液体金属マイクロスイッチを利用した高周波リレー - Google Patents

液体金属マイクロスイッチを利用した高周波リレー

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JP2003346629A JP2003071926A JP2003071926A JP2003346629A JP 2003346629 A JP2003346629 A JP 2003346629A JP 2003071926 A JP2003071926 A JP 2003071926A JP 2003071926 A JP2003071926 A JP 2003071926A JP 2003346629 A JP2003346629 A JP 2003346629A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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    • H01H29/28Switches having at least one liquid contact with level of surface of contact liquid displaced by fluid pressure

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Attenuators (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波伝送特性のよい高周波リレーを提供す
る。 【解決手段】 上記課題は、移動極が高周波入出力端子
に接続されている複数の単極双投型の液体金属マイクロ
スイッチが、一致して動作するように連結されており、
両スイッチ間にそれぞれ高周波回路を挿入された高周波
リレーにより解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体金属マイクロ
スイッチを利用した高周波減衰器に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、2001年11月27日に発
行された「ELECTRICAL CONTACT B
REAKER SWITCH,INTEGRATED
ELECTRICAL CONTACT BREAKE
R SWITCH,AND ELECTRICAL C
ONTACT SWITCHING METHOD」と
題する米国特許第6323447号明細書(特許文献
1)に開示されたものに関する。本発明は、特許文献1
の改良発明または応用技術である。このため、従来技術
説明の簡潔化のために、特許文献1を本出願の明細書に
引用する。
【0003】RFステップ減衰器は、スペクトル分析
器、ネットワークアナライザ、Sパラメータテストセッ
ト、信号発生器、掃引発振器及び高周波オシロスコープ
のような多くの一般的用途の電子計器の重要な部品であ
る。無線通信装置をテストするために利用されるものの
ような特殊目的のテストセットでも、RFステップ減衰
器は重要な部品である。数十年前、RFステップ減衰器
は、手動で操作される装置であり、一般に人間がつまみ
を回して操作していた。コンピュータ制御による自動テ
ストシステムの出現や、近年では、内部にプロセッサを
有して多様なテスト能力や装置間通信能力を有する自動
テスト装置の出現とともに、電気制御減衰器の需要が増
大し続けている。このような従来の要求性能に加え、精
度及び高周波数駆動という性能の向上も望まれている。
さらにマイクロ波領域において独立の装置として利用可
能なプログラミング可能な(ソレノイド動作される)ス
テップ減衰器は、多くの回路が集積化される現在の設計
に対しては、サイズが大きすぎ、かつコストもかかりす
ぎる。
【0004】この状況に対する従来の技術の1つの応答
は、テラダイン(www.teledynerelay
s.com−−12525 Daphne Avenu
e,Hawthorne,California,90
250)による超小型減衰器リレーのA150ラインに
よって示されている。これらは小さく、ほぼ9.5mm
×11.1mm(3/8インチ×7/16インチ)の長
さ及び幅と8.5mm(1/3インチ)より小さい高さ
を有する。これらは、3GHzに利用でき、π、T又は
L型の減衰器において利用可能な内部整合した薄膜減衰
器(パッド)を有し、かつ1dBから20dBまでの種
々の減衰において利用することができる。この種のリレ
ーは、パッドを所定の長さの導体に置き換えることによ
って、減衰量を調節する。このような機械的な構成は、
1994年5月24日に発行されかつATTENUAT
OR RELAYと題する特許文献2に述べられてい
る。導体に置き換えられたパッド部分は、インピーダン
ス制御された伝送線の部分ではない。
【0005】図1は、A150減衰器リレーのような従
来の技術のステップ減衰器リレー1の一般化した表示で
ある。RF入力端子2は、SPDTスイッチ4の移動極
に結合されており、かつRF出力端子3は、SPDTス
イッチ5の移動極に接続されている。スイッチ4及び5
は、リレーのソレノイド(図示せず)によって一緒に操
作され、減衰器部分6又は導体7のいずれかが、RF入
力端子2とRF出力端子3との間に接続される効果を生
じる。この装置が不良になることはそれほど多くなく、
これは、幾何学的構造が回路の動作に重大な影響を与え
始めるある種の上側周波数まで動作する。それより高い
周波数において、漂遊結合容量10及び11(これらは
ほぼ100フェムトファラッドである)は、導体7が減
衰器6に分路を形成し始めることを可能にし、かつRF
電流は、減衰器自身にわたって生じる電圧降下によって
駆動されて、減衰器6を回って流れる。導体7内にわず
かな漂遊リアクタンスがあり、これらは、きわめて一般
的な方法で、直列インダクタンス8及び分路容量9によ
って表示した。さらに高い周波数において、漂遊結合容
量10及び11は、漂遊リアクタンス8及び9と結合し
て、共振回路を形成し、この共振回路は、リレー1によ
って挿入される減衰を妨害する。A150の場合、この
ことは、ほぼ4GHzにおいて起こる。
【0006】近年、液体移動金属対金属接点を有するき
わめて小さいスイッチの分野において技術開発が進んで
いる。これらは、電気パルスによって動作する。すなわ
ちこれらは、実際に小さなラッチリレーであり、これら
のリレーは、個別的にSPST又はSPDTであるが、
これらのリレーは、DPDTのようなその他のスイッチ
を形成するように組合せることができる。(今後、慣例
になっているように、このようなスイッチを液体金属マ
イクロスイッチ又はLIMMSと称するものとする。)
図2から図5により、これらの技術思想を簡単に概略を
説明する。そして、このようなリレーの集合体を利用し
て高性能高周波ステップ減衰器をハイブリッド基板上に
製造するための技術について述べる。
【0007】ガラスのような適当な材料からなるカバー
ブロック12内に配置すべき所定の素子の平面断面図で
ある図2Aを参照されたい。カバーブロック12は、そ
の中に端部の閉じた通路18を有し、この通路内に、水
銀のような導体液体金属からなる2つの小さな可動の膨
張された液滴(23、24)がある。通路18は比較的
小さく、水銀の液滴にとって毛管であるため、水銀の挙
動に表面張力が大きな影響を及ぼす。1つの液滴は長
く、かつ通路内に延びた隣接する2つの電気接点を短絡
するが、一方他方の液滴は短く、1つの電気接点だけに
接触している。2つの空胴16及び17が存在し、これ
らの空胴内に、それぞれのヒータ14及び15があり、
これらのヒータのそれぞれは、COのような不活性ガ
ス(21、22)によって囲まれている。空胴16は、
小さな通過部19によって通路18に結合されており、
この通過部は、通路の端部から通路のほぼ1/3又は1
/4の長さの位置において通路18内に接続されてい
る。通過部20は同様に、空胴17を通路の反対側の端
部に接続している。この考えは、一方のヒータによる温
度上昇によりそのヒータを囲むガスが膨張し、このガス
が、長い水銀液滴の部分を分割しかつ動かし、分離した
部分を強制的に短い液滴に結合することにある。このこ
とは、相補的な物理的構成(又は鏡像)を形成し、通路
の他方の端部に大きな液滴ができる。他方においてこの
ことは、3つの電気接点のうちいずれか2つが互いに短
絡されるかを係留する。変化の後に、ヒータを冷却する
ことができるが、別のヒータが加熱され、かつ新しい長
い液滴の一部を他方の方向に戻すように駆動するまで、
表面張力によって、水銀液滴は状態遷移後の新しい場所
に留まる。それぞれの構成要素は非常に小さいため、こ
のような状態変化はミリ秒のオーダで迅速に起こる。
【0008】次に、ヒータ14及び15の中央を通して
示す図2Aの側面断面図である図2Bを参照されたい。
この図において、この底部基板13は、薄膜、厚膜又は
シリコン型部品を有するハイブリッド回路を製造する際
に一般に利用される適当なセラミック材料で構成され
る。シール粘着剤の層25は、空胴16及び17、通過
部19及び20、及び通路18が気密かつ耐水銀性の状
態で、カバーブロック12を基板13に結合する。層2
5は、CYTOP(アサヒガラス社の登録商標、かつウ
イルミントン、デラウエア州のベレックス インターナ
ショナル社から入手することができる)と称する材料か
らなることができる。ビア26、27、28、29は、
気密であることの他に、ヒータ14及び15の端部に電
気的接続を提供するために、基板13を通過している。
ビア26及び27の間に電圧を供給することによって、
ヒータ14は、きわめて迅速にきわめて熱くなる。それ
によりガス21の領域は、通過部19を通って膨張し、
かつ図3に示すように、長い水銀液滴23を強制的に分
離し始める。ヒータ14を加熱し始める前には、長い水
銀液滴23は、図2Cに示した様に、接点ビア30及び
31を物理的に橋絡し、かつ電気的に接続する。接点ビ
ア32は、この時に小さな水銀液滴24に物理的及び電
気的に接触しているが、液滴23と24との間のギャッ
プのために、ビア31に電気的に接続されていない。
【0009】図4Aでは、加熱されたガス21によって
長い水銀液滴23が2つの部分へ分離し、分離された水
銀の右側の部分(かつ主要部分)が、小さい方の液滴2
4であったものを結合している状態を示す。この場合、
液滴24が大きい方の液滴であり、かつ液滴23が小さ
い方となる。図4Bのように、接点ビア31及び32
が、互いに水銀によって物理的に橋絡され、電気的に接
続される。一方接点ビア30は、電気的に絶縁される。
【0010】図5は、LIMMSの構成図である。動作
はちょうど図2、及び図3、図4で説明したとうりであ
るが、一部のわずかに異なった構成となっている。この
構成においてヒータ(14,15)及びそれらの空胴
(16、17)が、それぞれ通路18の反対側にあるこ
とに、とくに注意されたい。図5において接点電極9
1、92及び93は、ビア(それぞれ30、31及び3
2)に電気的に接続された薄い金属板または金属薄膜で
あり、かつ液体金属の液滴との導通を確実にするために
使われる。液体金属の液滴は、この図に示していない。
【0011】
【特許文献1】米国特許第6,323,447号明細書
【特許文献2】米国特許第5,315,723号明細書
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のLIMMS技術
は、多数の興味ある特性を有し、そのうちいくつかを簡
単に説明する。これらは、表面張力が水銀液滴をその場
に保持するので、良好なラッチリレーとなる。これら
は、あらゆる姿勢において動作し、かつ実用的な耐衝撃
性を有する。また、低消費電力であり、サイズも小さい
(幅は2.5mm(1/10インチ)より小さく、かつ
LIMMSの多くは、高さ0.51mm(20/100
0インチ)から0.76mm(30/1000インチ)
である)。これらは、かなりの絶縁を有し、バウンスが
小さいため、高速動作する。加熱されかつ膨張するガス
の代わりに、圧電素子により容積変化をおこす変形が存
在する。通路又は通過部における膨らみ又は収縮のよう
に、使用態様にあわせた改良技術も存在する。これらの
改良技術については、例えば組込まれた特許文献1を参
照されたい。
【0013】このような小さなサイズほかのLIMMS
リレーの特性を、8〜10ギガヘルツまで利用すること
ができる計器の減衰器リレーとして利用することが望ま
れている。
【0014】
【課題を解決するための手段】減衰器部分に置き換える
スイッチされた導体内の漂遊結合容量及び漂遊リアクタ
ンスによって引起こされる減衰器リレー内の共振の問題
に対する解決策は、漂遊結合容量ができるだけ小さな値
に減少することを確実にすること、及び導体が減衰器リ
レーを配置したシステムに整合する制御されたインピー
ダンスの伝送線の部分であることを確実にすることにあ
る。そのすべてが基板上に製造されたスイッチされる伝
送線セグメント及びその関連する減衰器のいずれかの側
にSPDT LIMMSスイッチを有する基板は、減衰
器セグメントが利用されているとき、スイッチの開いた
部分にわたる著しく小さな漂遊結合容量を有する。この
ことは、減衰器にわたるRF電圧降下によって駆動され
る共振周波数を上昇させる。共振の振幅の減少は、基板
上において伝送線セグメントのそれぞれの端部に、追加
的な対のSPST又はSPDT LIMMS減衰スイッ
チを含むことによって得ることができる。これらの減衰
スイッチは各々、減衰器部分が利用されているとき、伝
送線セグメントの端部に終端抵抗を接続する。このこと
は、共振器に負荷をかけ、共振の振幅を減少する。1つ
の減衰スイッチ及びその終端抵抗を伝送線の中心の近く
に(しかし望ましくは正確にそこにではなく)配置する
ことによって、さらにそれ以上の改善を得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図6は、減衰器部分38、又は本
当の制御されたインピーダンスの伝送線39の部分又は
セグメントの、いずれかを通してRF出力端子35に結
合されたRF入力端子34を有するステップ減衰器リレ
ー33の簡単化された概略図である。伝送線セグメント
39の特性インピーダンスZは、RF入力端子34に
接続されたRF信号のインピーダンスや、RF出力端子
35側のインピーダンスと同じであり、かつ75Ω及び
100Ωのようなその他の値ももちろん可能であるが、
典型的には50Ωである。RF入力端子からRF出力端
子への経路(38又は39のいずれかを介する)は、リ
レー36及び37によって選択され、これらのリレー
は、望ましくは基板(図示せず−−図6の全体が基板上
にある)上に製造されたSPDT LIMMSであり、
この基板は、減衰器38及び伝送線セグメント39も支
持している。本実施形態では、減衰器38は、“π”接
続となっているが、 “π”部分の代わりに、“L”及
び“T”のようなその他の減衰器も利用可能であること
は、容易に理解されるであろう。LIMMSスイッチ又
はリレー36及び37が、機械的な結合によって物理的
に互いに連結されていないが、それにもかかわらず一致
して一緒に動作し、かつ減衰器38に接続するように両
方とも投入され、又は伝送線セグメント39に接続する
ように両方とも投入される。同様にステップ減衰器リレ
ー33の全体的な動作は明確である。これは、伝送線セ
グメント39によって切離された減衰器部分38をバイ
パスし、又は伝送線の代わりに減衰器部分38を挿入す
る。
【0016】この時、図6の技術(基板上に形成された
RF回路の間においてスイッチするために基板上のLI
MMSリレーを利用する)は、多くの用途に対して良好
な特性を実現できる。しかしながらテラダインによる従
来の技術のA150減衰器リレーで述べたような故障が
まったくないわけではない。減衰の間に(スイッチ36
及び37が図6のような状態にあるとき)、減衰器部分
38に現われる電圧が、伝送線セグメント39内にエネ
ルギーを結合する漂遊容量40及び41がいぜんとして
存在するためである。2つの漂遊容量40及び41の間
の経路に対するなんらかのインピーダンスは、減衰器に
対して並列に接続されている。これが十分大きいなら
ば、問題ではない。しかし直列共振に対しては、小さい
ことがあり、かつ周波数によっては減衰器に分路を形成
する。このことは、減衰器の動作を妨害することがあ
り、影響する周波数範囲内にこのことが起こる場合、不
具合が生じることがある。もっとも、これらの漂遊容量
はA150において存在するものよりきわめて大幅に減
少される(ほぼ100fFからほぼ30fFにまで下が
る)。その減少は、LIMMSの利用によって実現され
る。さらに利用する周波数範囲にわたって、均一なZ
の伝送線(39及び裸の導体に沿った漂遊リアクタンス
の集合体に反する場合)により、伝送線の共振を予測す
ることができる。共振が起こったとき、漂遊容量40及
び41が大きい場合、かつ裸の導体に沿って漂遊リアク
タンスが存在する場合には、より高い周波数に共振があ
ることも予測できる。したがって図6の回路は良好なも
のである。しかしこれは、おおいに漂遊容量の減少に頼
っており、これらの容量は、現在ではLIMMSの利用
によって減少したにもかかわらず、まったく無視するた
めにはいぜんとして大きすぎる量で存在する。他方にお
いてLIMMSの技術開発は、それらの開放接点に対す
るきわめて小さな漂遊容量を有するユニットを提供する
ことにある。
【0017】伝送線セグメント39は、基板上に(もっ
とも適当にはセラミック基板上に)、周知の技術を利用
して製造され、これらの技術は、ストリップ線路、共平
面線路及び準同軸伝送線を含むが、これらに限定される
わけではない(2001年7月3日に刊行されかつAN
INTEGRATED LOW COST THIC
K FILM MODULEと題された米国特許第6,
255,730号明細書参照)。
【0018】最後に、図6の実施態様では伝送線セグメ
ント及び減衰器部分を示したが、次のRF回路の組合
せ、すなわち2つの減衰器部分、フィルタ部分と伝送線
部分、又は2つのフィルタのいずれかを利用することも
できることは当業者に容易に理解されるであろう。
【0019】図7は、改善されたステップ減衰器リレー
42の簡単化された概略図である。図6のリレー33に
ように、これも、RF入力端子43及びRF出力端子4
4を有し、これらの端子の間に減衰器部分47及び伝送
線セグメント50があり、これらのうちの一方が、リレ
ー42を通る経路であるように、LIMMS45及び4
6によって選択される。53及び54は、図6における
漂遊容量40、41であり、ほぼ30fFである。この
実施態様においては、ステップ減衰器リレー42の利用
可能な帯域幅を最大化することが課題となる。また、そ
の他に伝送線セグメント50における共振の効果を減少
するという課題もある。
【0020】伝送線50の共振振幅の減少は(減衰器4
7が通過経路として選択されたとき)、LIMMSスイ
ッチ(リレー)48及び49を設けることによって達成
することができる。これらは、LIMMSスイッチ45
及び46がそうであるように、図示したように一緒に投
入されるように構成されており、かつスイッチ45及び
46が図示されたようになっているとき、スイッチ4
8、49も図示した状態となる。図示した場合(部分4
7による減衰器が選択されたとき)、終端抵抗R1(5
1)及びR2(52)が、伝送線セグメント50の外側
端部に接続される。4つすべてのスイッチ(45、4
6、48、49)は、一致して投入されるので、通過経
路として伝送線セグメント50が選ばれたとき、終端抵
抗51及び52は、伝送線セグメント50の端部に接続
されない。終端抵抗を設けることにより、伝送線セグメ
ント50の共振振動が減衰する。終端抵抗R及びR
の抵抗値は、伝送線セグメント50の特性インピーダン
スZに等しいものである。これは、共振ピークを広
げ、かつ減衰器部分47に分路を形成しようとする共振
におけるインピーダンスを増加する。その結果、RF入
力端子43からRF出力端子44に見た場合、減衰器の
動作に対する妨害は減少する。
【0021】図6に対する場合のように、図7のステッ
プ減衰器リレー42全体が基板上に製造できる(かつ製
造することが望ましい)ことは理解されるであろう。
【0022】図8は、図7のステップ減衰器回路42を
実現するために、基板(図示せず)上に形成された簡単
化されたマスク線図55である。図7および図8におい
て類似の項目には、同じ参照符号を有する。概して構成
は、図2から図5におけるLIMMSについて述べたも
のとほとんど一致しており、かつ図7に正確に対応する
ものとして容易に理解されるであろう。
【0023】図8の全回路55が単一の基板上に製造さ
れ、かつ単一のカバーブロック(図示せず)があり、そ
の内部通路が図8における素子に整合し、同様にカバー
ブロック12が図5の基板13における素子に整合して
いることは望ましい。これは、さらに複雑であるが、伝
送線セグメント50をカバーするところにおいて、その
誘電率がどのようにしてZが得られるかに現われる
(すなわち基板の厚さ及び誘電率に行なうように、伝送
線50の“中心導体”(99)の幅に影響を及ぼす)こ
とを除いて、ちょうどまったく同一である。素子50
は、伝送線であるはずであり、かつ一般に良好な電気的
なシールドのためのものなので、ほとんど確実に(かつ
望ましくは)基板の下側にアース平面が存在する。アー
ス面は、相互接続のためにビアがあるところを除いてど
こにもあるので、特に図示しない。
【0024】図8において、小さな長方形の斜めハッチ
ングした領域(例えば63、64、97、・・・)は、
LIMMS構造の通路における液体金属に接触するため
の電極である。電極の下には、それぞれ黒点94−96
によって示されたようなビアである(これらの項目が対
応する図5における素子30、31、32及び91、9
2、93に匹敵する)。接点電極63と64との間にあ
りかつ接点電極97に延びた通路60に注意されたい。
この図における通路60は、前後に連続往復する場合に
水銀液滴が利用する経路を表わしている。これは、CY
TOPシール(図示せず)を持たない基板上の領域であ
り、かつカバーブロックにも対応する通路の位置や相対
的な幅も表わしている。接点電極(63、64、97、
・・・)は、組立の間に、カバーブロックのある種のわ
ずかな位置ずれがあった場合でも、確実に動作させるた
めに、通路60よりわずかに広くなっている。
【0025】また、図8の特長は、減衰器部分47が選
択されているときに、伝送線セグメント50への妨害を
最小にするためにどのように配置されているかにある。
これは、スイッチ45における接点電極100及び10
1が接続されており、かつスイッチ46における接点電
極102及び103が接続されている場合である。この
時、導体経路98、99、104は、減衰器47の置き
換えである。セグメント98及び99は、制御されたイ
ンピーダンスの伝送線50の一部であってもよく、この
伝送線は、少なくとも導体99を含む。前記の状況(減
衰なし)においても、スイッチ48内における大きな水
銀液滴は、導体電極63及び64を橋絡するが、64と
97を橋絡しない。しかしながら小さな水銀液滴は、電
極97に接触したままである。その物理的な存在が断片
又はその他の不連続を形成しないようにするために、接
点電極97の形、及びその電極の近くにおける水銀通路
(60)の形状は、伝送線の構造にあわせて構成されて
いる。すまり、通路60が、導体98と99との間にお
ける方向の変化に順応するように、その中に曲がりを有
することを意味する。すなわち小さな液滴は、伝送線5
0の一部であり、かつ断片内において終る“T”として
作用しない。すなわち小さな液滴は、十分に小さく、す
べて曲がりの電極96の側に収まる。他方において、大
きな液滴がその位置にある場合には、曲がりの回りに延
びていることになるが、電極64に接触しなければなら
ない以上、そのように構成することはまったく適当であ
る。スイッチ49も同様な構成をとり、このスイッチは
伝送線50に接続する。
【0026】実験の結果、接触電極97上にある小さな
水銀液滴によって生じる伝送線セグメントの中心導体の
横段面におけるわずかな局所的な増大は、8ないし10
ギガヘルツの周波数まで、誘導性の不連続を生じないこ
とがわかった。このことは、水銀液滴の直径がきわめて
小さいためと思われる。さらに高い周波数における特性
は不明であるが、均一特性インピーダンスを維持するた
めに、伝送線の幾何学的/電気的な補償が必要であろ
う。
【0027】最後に素子56及び57に注意されたい。
スイッチ48を操作しかつ平行なハッチングによって示
されたヒータが存在する。残りのスイッチのためのその
他のヒータは、同様に示されている。点58及び59
は、ヒータに接続するビアを表わしている。素子61及
び62は、カバーブロックにおける空胴を通路60に接
続するガス通過部である。
【0028】図9は、図7に示したステップ減衰器リレ
ーの変形例65の概略図である。配置は、図9において
減衰抵抗R2(76)及びその関連するスイッチ72
が、伝送線セグメントの中心の近くに(しかし望ましく
は正確に中心ではなく)配置されており、この伝送線セ
グメントが、この時、部分73及び74に分割されてい
ることを除いて、ほとんどの関係において同一である。
中心を外れた配置が望ましい理由は、共振の際に、両方
の端部に最大値があり、かつ伝送線セグメントの真の中
心にゼロがあることにある。したがって正確な中心にお
ける終端は、効果的でなく、かつその代わりに中心から
離れたどこかに配置することが必要である。伝送線共振
器を熟知した専門家は、伝送線のこの内部終端が、伝送
線の端部に負荷をかけるだけによって得られるものより
高次のモードの発振を直接減衰する効果を有することを
認めるであろう。
【0029】図9に関しては、その図7との対応はまっ
たく明らかである。RF入力端子43及び66は、RF
出力端子67及び44と同様に対応している。減衰器部
分47及び70は、スイッチ45及び68、スイッチ4
6及び69、及びスイッチ48及び71と同様に対応し
ている。容量53及び54は77及び78に対応してい
る。
【0030】図10は、図9のステップ減衰器リレー6
5の回路に相当する簡単化したマスク線図79である。
これは、図8と同様な標記を行っており、特段の説明は
必要ないであろう。
【0031】最後に図11は、図8、図9及び図10に
示された構造に対するさらに別の改善の簡単化されたマ
スク線図80である。図11は、その回路構成が図9及
び図10に近いが、標記に関しては図8と同じである。
スイッチ81及び82が減衰器70又は伝送線セグメン
ト73及び74を利用する経路の選択手段であることに
注意する。相違点は、スイッチ83及び84がヒータ抵
抗85を共有し、かつスイッチ86及び87がヒータ抵
抗90を共有する点にある。ヒータ抵抗は、基本的にこ
れらが共通の抵抗に置き換えることができることは明ら
かであるが、抵抗88及び89を分離すると同様に、分
離したままである。ヒータ抵抗のこの共有は、この用途
におけるLIMMSスイッチが“連結”されており、所
定のパターンにおいて一緒に投入するために可能にな
る。
【0032】最後に、本発明の実施態様の一部をまとめ
て以下に示す。 (実施態様1)基板と、前記基板上に形成されておりか
つその移動極が高周波入力端子である第1の単極双投型
の液体金属マイクロスイッチと、前記基板上に形成され
ておりかつその移動極が高周波出力端子である第2の単
極双投型の液体金属マイクロスイッチとを含み、前記第
1及び第2の液体金属マイクロスイッチが、一致して動
作するように連結されており、第1の動作状態のときに
は、それぞれの液体金属マイクロスイッチが、第1の投
入部と接触し、かつ、第2の動作状態のときには、それ
ぞれの液体金属マイクロスイッチの前記移動極が、第2
の投入部と接触し、さらに、前記第1の液体金属マイク
ロスイッチの前記第1の投入部と、前記第2の液体金属
マイクロスイッチの前記第1の投入部との間に結合され
た、前記基板上に形成された第1の高周波回路と、前記
第1の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部
と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第2の
投入部との間に結合された、前記基板上に形成された第
2の高周波回路を含む高周波リレー。
【0033】(実施態様2)前記第1及び第2の高周波
回路のうちの1つが、減衰器であることを特徴とする、
実施態様1に記載の高周波リレー。
【0034】(実施態様3)前記第1及び第2の高周波
回路のうちの1つが、所定の長さに制御されたインピー
ダンスの伝送線であることを特徴とする、実施態様1に
記載の高周波リレー。
【0035】(実施態様4)前記第1の高周波回路が減
衰器であり、かつ前記第2の高周波回路が所定の長さに
制御されたインピーダンスの伝送線であることを特徴と
する、実施態様1に記載の高周波リレー。
【0036】(実施態様5)前記第1及び第2の高周波
回路両方が、減衰器であることを特徴とする、実施態様
1に記載の高周波リレー。
【0037】(実施態様6)前記第1及び第2の高周波
回路のうちの1つが、フィルタであることを特徴とす
る、実施態様1に記載の高周波リレー。
【0038】(実施態様7)基板と、前記基板上に形成
されておりかつその移動極が高周波入力端子である第1
の単極双投型の液体金属マイクロスイッチと、前記基板
上に形成されておりかつその移動極が高周波出力端子で
ある第2の単極双投型の液体金属マイクロスイッチとを
含み、前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチ
が、一致して動作するように連結されており、第1の動
作状態のときには、それぞれの液体金属マイクロスイッ
チの移動極が、第1の投入部と接触し、かつ、第2の動
作状態のときには、それぞれの液体金属マイクロスイッ
チの前記移動極が、第2の投入部と接触し、さらに、前
記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入部
と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第1の
投入部との間に結合された、前記基板上に形成された高
周波回路と、前記基板上に形成されており、かつ、移動
極が前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第2の
投入部に結合された第3の液体金属マイクロスイッチ
と、前記基板上に形成されており、かつ、移動極が前記
第2の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部に
結合された第4の液体金属マイクロスイッチとを含み、
前記第3及び第4の液体金属マイクロスイッチが、一致
して動作するように連結されており、前記第1の動作状
態のときには、それぞれの前記移動極が第1の投入部と
接触し、かつ、前記第2の動作状態のときには、それぞ
れの前記移動極が前記各第1の投入部と接触しないよう
になっており、さらに、前記第3の液体金属マイクロス
イッチの前記移動極と、前記第4の液体金属マイクロス
イッチの前記移動極との間に結合された所定の長さの制
御されたインピーダンスの伝送線と、高周波アースと前
記第3の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入部
との間に結合された第1の終端抵抗と、高周波アースと
前記第4の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入
部との間に結合された第2の終端抵抗とを含む高周波リ
レー。
【0039】(実施態様8)前記高周波回路が、減衰器
であることを特徴とする、実施態様7に記載の高周波リ
レー。
【0040】(実施態様9)基板と、前記基板上に形成
されておりかつその移動極が高周波入力端子である第1
の単極双投型の液体金属マイクロスイッチと、前記基板
上に形成されておりかつその移動極が高周波出力端子で
ある第2の単極双投型の液体金属マイクロスイッチとを
含み、前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチ
が、一致して動作するように連結されており、第1の動
作状態のときには、それぞれの液体金属マイクロスイッ
チの移動極が、第1の投入部と接触し、かつ、第2の動
作状態のときには、それぞれの液体金属マイクロスイッ
チの前記移動極が、第2の投入部と接触し、さらに、前
記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入部
と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第1の
投入部との間に結合された、前記基板上に形成された高
周波回路と、前記基板上に形成され、かつ、一致して動
作するように連結されている第3及び第4の液体金属マ
イクロスイッチであって、前記第1の動作状態のときに
は、それぞれの液体金属マイクロスイッチの前記移動極
が、第1の投入部と接触し、かつ、前記第2の動作状態
のときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチの前
記移動極が、第1の投入部と接触しないようになってい
る前記第3及び第4の液体金属マイクロスイッチとを含
み、前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第2の
投入部が、前記第3の液体金属マイクロスイッチの前記
移動極に結合されており、さらに、前記第3の液体金属
マイクロスイッチの前記移動極と前記第4の液体金属マ
イクロスイッチの前記移動極との間に結合された第1の
長さの制御されたインピーダンスの伝送線と、前記第4
の液体金属マイクロスイッチの前記移動極と前記第2の
液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部との間に
結合された第2の長さの制御されたインピーダンスの伝
送線とを含み、前記第1及び第2の液体金属マイクロス
イッチのうちの1つの前記移動極が、そのそれぞれの第
1の投入部を接触させたとき、前記第3及び第4の液体
金属マイクロスイッチの前記移動極が、それぞれそれら
の第1の投入部を接触させるように動作するように、前
記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチが、前記第
3及び第4の液体金属マイクロスイッチに連結されてお
り、さらに、高周波アースと前記第3の液体金属マイク
ロスイッチの前記第1の投入部との間に結合された第1
の終端抵抗と、高周波アースと前記第4の液体金属マイ
クロスイッチの前記第1の投入部との間に結合された第
2の終端抵抗とを含む高周波リレー。
【0041】(実施態様10)前記高周波回路が、減衰
器であることを特徴とする、実施態様9に記載の高周波
リレー。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の減衰器リレーを示す簡単化された
概略的な部分の図である。
【図2A】従来の技術のSPDT液体金属マイクロスイ
ッチ(LIMMS)の断面図である。本図では、便宜的
に2つのヒータは通路に対して同じ側にあるように示さ
れている。
【図2B】従来の技術のSPDT液体金属マイクロスイ
ッチ(LIMMS)の断面図である。本図では、便宜的
に2つのヒータは通路に対して同じ側にあるように示さ
れている。
【図2C】従来の技術のSPDT液体金属マイクロスイ
ッチ(LIMMS)の断面図である。本図では、便宜的
に2つのヒータは通路に対して同じ側にあるように示さ
れている。
【図3】動作サイクル開始直後における図2Aのものと
同様な断面図である。
【図4A】動作サイクルの完了時における断面図であ
る。
【図4B】動作サイクルの完了時における断面図であ
る。
【図5】SPDT LIMMSの展開図である。図2〜
図4に対応するが、2つのヒータを本来の位置(通路の
反対側及び反対側端部)に配置した図である。
【図6】本発明の実施形態で示した改善された減衰器リ
レーの概略図である。
【図7】本発明の別の実施形態であり、スイッチされる
共振減衰部を有するさらに改善された減衰器リレーの概
略図である。
【図8】図7の回路の簡単化されたマスク線図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態であり、さらに効
果的な共振減衰部を有するまたさらに改善された減衰器
リレーの概略図である。
【図10】図9の回路の簡単化されたマスク線図であ
る。
【図11】図9の回路の別の簡単化されたマスク線図で
あり、LIMMSが所定の共通のヒータ抵抗を共有する
点を除いて、図10に示されたものと同様な基板の簡単
化されたマスク線図である。
【符号の説明】
13 基板 36 SPDT LIMMS 37 SPDT LIMMS 38 RF回路 39 RF回路 45 SPDT LIMMS 46 SPDT LIMMS 47 RF回路 48 LIMMS 49 LIMMS 50 伝送線 51 終端抵抗 52 終端抵抗 68 SPDT LIMMS 69 SPDT LIMMS 70 RF回路 71 LIMMS 72 LIMMS 73 伝送線 74 伝送線 75 終端抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 7/24 H03H 7/24 (72)発明者 ルイス・アール・ドーブ アメリカ合衆国コロラド州モニュメント イースト・トップ・オブ・モーア・ドライ ブ19855 (72)発明者 ジョン・アール・リンドセイ アメリカ合衆国コロラド州イースト・コロ ラド・スプリングス クリフ・ポイント・ サーキット5085 (72)発明者 デビット・ジェイ・ダスチャー アメリカ合衆国コロラド州モニュメント スコッツウッド・ドライブ1260 Fターム(参考) 5G041 AA20 CB07 5J026 AA03 AA16 BA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波入
    力端子である第1の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチと、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波出
    力端子である第2の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチとを含み、 前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチが、一致
    して動作するように連結されており、第1の動作状態の
    ときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチが、第
    1の投入部と接触し、かつ、第2の動作状態のときに
    は、それぞれの液体金属マイクロスイッチの前記移動極
    が、第2の投入部と接触し、さらに、 前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入
    部と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第1
    の投入部との間に結合された、前記基板上に形成された
    第1の高周波回路と、 前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入
    部と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第2
    の投入部との間に結合された、前記基板上に形成された
    第2の高周波回路を含む高周波リレー。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の高周波回路のうちの1
    つが、減衰器であることを特徴とする、請求項1に記載
    の高周波リレー。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の高周波回路のうちの1
    つが、所定の長さに制御されたインピーダンスの伝送線
    であることを特徴とする、請求項1に記載の高周波リレ
    ー。
  4. 【請求項4】前記第1の高周波回路が減衰器であり、か
    つ前記第2の高周波回路が所定の長さに制御されたイン
    ピーダンスの伝送線であることを特徴とする、請求項1
    に記載の高周波リレー。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の高周波回路両方が、減
    衰器であることを特徴とする、請求項1に記載の高周波
    リレー。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の高周波回路のうちの1
    つが、フィルタであることを特徴とする、請求項1に記
    載の高周波リレー。
  7. 【請求項7】 基板と、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波入
    力端子である第1の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチと、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波出
    力端子である第2の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチとを含み、 前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチが、一致
    して動作するように連結されており、第1の動作状態の
    ときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチの移動
    極が、第1の投入部と接触し、かつ、第2の動作状態の
    ときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチの前記
    移動極が、第2の投入部と接触し、さらに、 前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入
    部と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第1
    の投入部との間に結合された、前記基板上に形成された
    高周波回路と、 前記基板上に形成されており、かつ、移動極が前記第1
    の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部に結合
    された第3の液体金属マイクロスイッチと、 前記基板上に形成されており、かつ、移動極が前記第2
    の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部に結合
    された第4の液体金属マイクロスイッチとを含み、 前記第3及び第4の液体金属マイクロスイッチが、一致
    して動作するように連結されており、前記第1の動作状
    態のときには、それぞれの前記移動極が第1の投入部と
    接触し、かつ、前記第2の動作状態のときには、それぞ
    れの前記移動極が前記各第1の投入部と接触しないよう
    になっており、さらに、 前記第3の液体金属マイクロスイッチの前記移動極と、
    前記第4の液体金属マイクロスイッチの前記移動極との
    間に結合された所定の長さの制御されたインピーダンス
    の伝送線と、 高周波アースと前記第3の液体金属マイクロスイッチの
    前記第1の投入部との間に結合された第1の終端抵抗
    と、 高周波アースと前記第4の液体金属マイクロスイッチの
    前記第1の投入部との間に結合された第2の終端抵抗と
    を含む高周波リレー。
  8. 【請求項8】前記高周波回路が、減衰器であることを特
    徴とする、請求項7に記載の高周波リレー。
  9. 【請求項9】基板と、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波入
    力端子である第1の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチと、 前記基板上に形成されておりかつその移動極が高周波出
    力端子である第2の単極双投型の液体金属マイクロスイ
    ッチとを含み、 前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチが、一致
    して動作するように連結されており、第1の動作状態の
    ときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチの移動
    極が、第1の投入部と接触し、かつ、第2の動作状態の
    ときには、それぞれの液体金属マイクロスイッチの前記
    移動極が、第2の投入部と接触し、さらに、 前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第1の投入
    部と、前記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第1
    の投入部との間に結合された、前記基板上に形成された
    高周波回路と、 前記基板上に形成され、かつ、一致して動作するように
    連結されている第3及び第4の液体金属マイクロスイッ
    チであって、前記第1の動作状態のときには、それぞれ
    の液体金属マイクロスイッチの前記移動極が、第1の投
    入部と接触し、かつ、前記第2の動作状態のときには、
    それぞれの液体金属マイクロスイッチの前記移動極が、
    第1の投入部と接触しないようになっている前記第3及
    び第4の液体金属マイクロスイッチとを含み、 前記第1の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入
    部が、前記第3の液体金属マイクロスイッチの前記移動
    極に結合されており、さらに、 前記第3の液体金属マイクロスイッチの前記移動極と前
    記第4の液体金属マイクロスイッチの前記移動極との間
    に結合された第1の長さの制御されたインピーダンスの
    伝送線と、 前記第4の液体金属マイクロスイッチの前記移動極と前
    記第2の液体金属マイクロスイッチの前記第2の投入部
    との間に結合された第2の長さの制御されたインピーダ
    ンスの伝送線とを含み、 前記第1及び第2の液体金属マイクロスイッチのうちの
    1つの前記移動極が、そのそれぞれの第1の投入部を接
    触させたとき、前記第3及び第4の液体金属マイクロス
    イッチの前記移動極が、それぞれそれらの第1の投入部
    を接触させるように動作するように、前記第1及び第2
    の液体金属マイクロスイッチが、前記第3及び第4の液
    体金属マイクロスイッチに連結されており、さらに、 高周波アースと前記第3の液体金属マイクロスイッチの
    前記第1の投入部との間に結合された第1の終端抵抗
    と、 高周波アースと前記第4の液体金属マイクロスイッチの
    前記第1の投入部との間に結合された第2の終端抵抗と
    を含む高周波リレー。
  10. 【請求項10】前記高周波回路が、減衰器であることを
    特徴とする、請求項9に記載の高周波リレー。
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