JP2003345773A - クラスタシステムにおける時刻補正方式 - Google Patents

クラスタシステムにおける時刻補正方式

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JP2003345773A
JP2003345773A JP2002152914A JP2002152914A JP2003345773A JP 2003345773 A JP2003345773 A JP 2003345773A JP 2002152914 A JP2002152914 A JP 2002152914A JP 2002152914 A JP2002152914 A JP 2002152914A JP 2003345773 A JP2003345773 A JP 2003345773A
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time
cluster
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standby
time correction
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JP2002152914A
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Toshikuni Shirakawa
俊邦 白川
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Original Assignee
NEC Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/14Time supervision arrangements, e.g. real time clock

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各装置が論理的な稼動状態(動作モード)に
従って動作し、またその非定期的な変更・切り替えが生
じる特徴を持つクラスタシステムに適合する時刻補正方
式を実現する。 【解決手段】 クラスタ内の装置のうち運用系装置を代
表装置として外部から標準時間情報を取得して運用系装
置時間の時刻補正を行う手段と、クラスタ内で運用系装
置をマスタ、待機系装置をスレーブとして、待機系装置
が運用系装置の時間情報を取得して待機系装置時間の時
刻補正を行う手段と、を有し、各装置の稼動状態を同期
管理して稼動状態の変更が発生した際には運用系となる
装置を代表装置として設定し、また運用系・待機系をそ
れぞれマスタ・スレーブとして設定し、設定に対応した
処理の切り替えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おける時刻補正方式に関し、特にクラスタシステムにお
ける時刻補正方式に関する。
【0002】
【従来の技術】通信網で複数の計算機が接続されたシス
テムにおいて、各計算機内で管理している時計の時刻が
標準時間(基準時間)から次第にずれる、また、各計算
機間でずれることが幾つかの要因により生じる。そのた
め各計算機の時計の時刻のずれを補正して標準時間に直
す時刻補正処理を行う必要がある。
【0003】通信網で複数の計算機が接続されたシステ
ムにおいて各計算機の時計の時刻を合わせるための技術
としては、NTP(Network Time Protocol )が広く周
知の技術である。NTPでは、通信網に接続された複数
の計算機がNTPでの通信に際しての論理的な階層状の
関係を持ち、時刻補正を行いたい計算機(NTPクライ
アント)は、同一階層内または1つ上位の階層のNTP
サーバにのみアクセス(時刻補正のための時刻情報の問
い合わせ)を行う。NTPクライアントは、NTPサー
バから時刻情報を取得して自装置内の時計の時刻の調整
を行う。上位階層で標準時間情報を保持するNTPサー
バは、下位階層のNTPクライアントからのアクセスに
対して標準時間情報を提供する。なお、標準時間(基準
時間)を直接参照・提供できる最上位(一次)のNTP
サーバでは、セシウム原始時計、GPSなどの手段によ
って標準時間情報を参照・提供する。
【0004】NTPは、通信網で接続される複数の計算
機間の時刻補正のためのアクセスを1つのサーバに集中
させないように考えられている技術である。また、各計
算機の時刻合わせは、回線による通信遅延時間をキャン
セルして時刻同期の精度を高めるように考えられてい
る。これに関連した技術としても、特開2000−34
9791号公報に開示の技術では、LANにおいてNT
Pサーバへのアクセス(時刻問い合わせ)を複数の計算
機の中の1つのNTPクライアントが代表して行い(代
表NTPクライアント)、その代表NTPクライアント
と他のNTPクライアント群とが上記アクセスとは別に
(全体の処理の第2段階としての)時刻補正処理を行う
ことにより、NTPサーバが複数のNTPクライアント
からのアクセスを受けないで全体の時刻補正処理を実現
する旨が記載されている。
【0005】近年必要性が高まっているクラスタシステ
ム(クラスタリングシステム)(cluster(ing) system
:複数の計算機のクラスタ(房、群)で1つのシステ
ムを構成してサービスや業務などを実行するシステム)
においても、クラスタを構成する各装置が保持する時間
(時計)に関して所定の時刻補正処理を行う必要があ
る。一般にクラスタシステムでは、処理用途に対応した
所定のシステム運用方針において各装置に論理的な稼動
状態(動作モード)を割り付け、それを連携させて動作
させることによりパフォーマンスや耐障害性の向上など
を実現している。
【0006】そこで前述の時刻補正に関する従来技術を
クラスタシステムに適用することを考えるが、そうする
と問題点が生じてくる。それについて述べる。クラスタ
システム内でいずれか1つの装置を代表の装置として、
クラスタシステム外部にある標準時間情報を提供する装
置あるいは手段へのアクセス(標準時間情報の問い合わ
せ)を図る。クラスタシステム内で代表として外部と通
信を行って標準時間情報を取得する装置を以下、代表装
置と呼ぶことにする。まず代表装置により外部の装置か
ら標準時間情報を取得して代表装置で内部時計の時刻補
正を行う(=第1の時刻補正処理とする)。また、クラ
スタ内で上記代表装置以外の他の装置にも代表装置の時
間(上記第1の時刻補正処理で標準時間へ補正後の時
間)を参照させて時刻補正を行わせる(=第2の時刻補
正処理とする)。このような2つの時刻補正処理によ
り、クラスタの各装置の時間を標準時間に同期させる。
このような処理をクラスタシステムで所定タイミングで
繰り返し実行させる。
【0007】しかし、クラスタシステムは、所定の方針
に基づき各装置に運用系(act)、待機系(stan
by)といったような論理的な稼動状態(動作モード)
を割り付けて状況に応じてそれを変更(系切り替え)し
ながら全体のサービスや業務を遂行する特徴を持つシス
テムであるから、装置の稼動状態及びその非定期的な変
更・切り替えという要素と時刻補正処理とをどのように
適合させるのかという課題がある。特に、装置の稼動状
態及びその非定期的な変更・切り替えの要素と、上記代
表装置を設けてクラスタシステムでの時刻補正処理を行
うこととをどのように適合させるのかという課題があ
る。
【0008】なお、クラスタシステムの基本的な運用方
針において、運用系はシステムのサービス・業務を直接
に実行する系であり、一方、待機系はシステムのサービ
ス・業務を直接は実行せず運用系のダウン(機能停止)
等に備えて待機し、必要時に稼動して新たに運用系へと
移行できる系である(更に高可用性を実現したい場合は
旧・運用系の処理を引き継ぐ機能なども持たせる)。
【0009】クラスタシステム内には運用系、待機系の
装置が存在するが、仮にいずれかの系(稼動状態)の装
置を代表装置にして時刻補正処理を行うことを考えた場
合、クラスタシステムでの非定期的な系切り替え(稼動
状態の変更)の発生という要素が存在するため、系の切
り替え・移行に応じて代表装置をどうするかなどの問題
が生じる。
【0010】以上のように、クラスタシステムにおいて
代表装置を設けてクラスタシステムとしての時刻補正処
理を行うに際し、クラスタの各装置の稼動状態及びその
非定期的な変更・切り替えという要素とどのように適合
させて適切な時刻補正処理を行うかという課題がある。
【0011】なお、例えば特開2001−305256
号公報にも、複数の計算機での時刻同期方式について記
載されており、特に、時刻同期プログラムの信頼性を高
めるために処理部を二重化してマスタ(ホット)とスレ
ーブ(スタンバイ)を切り替え可能に処理する旨が記載
されているが、ここでの処理二重化及びホット/スタン
バイ構成はあくまで時刻同期処理を行う処理部(時刻同
期プログラム)のための構成であり、特にクラスタシス
テムとしての処理が考慮されている訳ではなく、運用系
・待機系といった装置稼動状態を持つクラスタシステム
としての時刻補正処理を提供する本願の方式の主旨とは
異なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点に鑑みてなされたものであり、各装置が論理的な稼動
状態(動作モード)に従って動作し、またその稼動状態
の非定期的な変更・切り替えが行われるという特徴を持
つクラスタシステムに適合する時刻補正方式を実現する
ことを主要な目的とする。また本発明では特に、クラス
タシステムを代表して外部の標準時間情報を提供する装
置へアクセスを行う代表装置を設けてそれに従ってクラ
スタシステムとしての時刻補正処理を行う時刻補正方式
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数の装置から構成され
運用系と待機系とを装置の稼動状態として有し必要に応
じてその切り替えを行いながら処理を実行するクラスタ
システムにおいて通信ネットワークを介して外部から標
準時間情報を取得して時刻補正を行う時刻補正方式であ
って、クラスタ内の装置のうち運用系装置を代表装置と
して外部から標準時間情報を取得して運用系装置時間の
時刻補正を行う第1時刻補正処理手段と、クラスタ内で
運用系装置をマスタ、待機系装置をスレーブとして、待
機系装置が運用系装置の時間情報を取得して待機系装置
時間の時刻補正を行う第2時刻補正処理手段と、各装置
の稼動状態を管理して稼動状態の変更が発生した際に運
用系装置を代表装置として設定し、また運用系・待機系
をそれぞれマスタ・スレーブとして設定し、設定に対応
した処理の切り替えを行う手段とを有することを特徴と
している。
【0014】請求項2記載の発明は、複数の装置から構
成され運用系と待機系とを装置の稼動状態として有し必
要に応じてその切り替えを行いながら処理を実行するク
ラスタシステムにおいて通信ネットワークを介して外部
から標準時間情報を取得して時刻補正処理を行う時刻補
正方式であって、各装置は、通信手段を介して自他の各
装置の稼動状態を同期管理し、稼動状態に応じて、運用
系装置を代表装置、また運用系・待機系をそれぞれマス
タ・スレーブとして設定するクラスタ状態管理部と、代
表装置であるとき外部装置と通信を行い標準時間情報を
取得して運用系装置時間の時刻補正を行う第1時刻補正
処理部と、クラスタ内で通信手段を介して通信を行い、
マスタであるときにスレーブ装置に対して運用系装置時
間を提供し、スレーブであるときにマスタ装置から運用
系装置時間を取得して待機系装置時間の時刻補正を行う
第2時刻補正処理部とを有し、クラスタ状態管理部は、
稼動状態に変更が発生した際はそれに伴って代表装置、
マスタ、スレーブの設定の変更を行って時刻補正処理に
関する自装置の役割及び処理の切り替えを行うことを特
徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の発明において、マスタ・スレーブ装置間での時
間情報の送受信のための通信と、クラスタの各装置の稼
動状態の管理のための通信とが同一ネットワークにより
処理されることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1または2
に記載の発明において、外部装置−クラスタシステム間
の標準時間情報の送受信のための通信と、マスタ・スレ
ーブ装置間での時間情報の送受信のための通信と、クラ
スタの各装置の稼動状態の管理のための通信とが同一ネ
ットワークにより処理されることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載の発明において、クラスタシステム
の外部装置からクラスタシステムに対して標準時間情報
が配信され、クラスタ内の運用系装置は上記配信された
標準情報情報を受信して運用系装置時間の時刻補正処理
を行うことを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、クラスタシステム
は1台の運用系装置と1台の待機系装置とから構成さ
れ、運用系装置を代表装置、かつ運用系・待機系をマス
タ・スレーブとして時刻補正処理を行うことを特徴とし
ている。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、クラスタシステム
は複数台の運用系装置と1台の待機系装置とから構成さ
れ、運用系中の装置を代表装置、かつ運用系・待機系を
マスタ・スレーブとして時刻補正処理を行うことを特徴
としている。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、クラスタシステム
は複数台の運用系装置と1台の待機系装置とから構成さ
れ、運用系中の装置を代表装置、かつ運用系・待機系を
マスタ・スレーブとして時刻補正処理を行うことを特徴
としている。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の発明において、クラスタシステム
は複数台の運用系装置と複数台の待機系装置とから構成
され、運用系中の装置を代表装置、かつ運用系・待機系
をマスタ・スレーブとして時刻補正処理を行うことを特
徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態における時刻補正方式が実行されるシ
ステム100の構成を示す図である。システム100
は、標準時刻保持装置10とクラスタシステム20とを
含み、これらは所定の通信ネットワークで接続される。
クラスタシステム20は、本発明の第1の実施の形態に
おける時刻補正方式に基づきクラスタシステムにおける
時刻補正処理、つまりクラスタを構成する各装置の時間
(時計)を標準時間へと時刻補正する(=同期させる)
処理を実行する。標準時刻保持装置10は標準時間情報
を提供する装置あるいは手段であり、クラスタシステム
20は通信ネットワークを介して外部の標準時間保持装
置10から標準時間情報を取得してそれをもとにクラス
タ内での時刻補正処理を行う。標準時間保持装置10
と、クラスタシステム20の運用系装置30a及び待機
系装置30bは、通信ネットワークを介して所定の接続
構成を採っている。
【0023】本発明の時刻補正方式では、通信ネットワ
ークを介して外部から標準時間情報を取得してクラスタ
内の各装置の時刻補正を行うクラスタシステムにおい
て、クラスタ内の装置のうちで、クラスタシステムの代
表の装置として外部の標準時間情報を提供する装置(1
0)へのアクセス(標準時間情報の問い合わせ)を行う
装置を設ける。特に本発明の方式では、上記代表装置
(従来技術での代表NTPクライアント相当装置)にな
れるのがクラスタ内の運用系装置に制限される場合もし
くはクラスタシステムとしての時刻補正処理をそのよう
な方針のもとで実施する場合のクラスタシステムにおけ
る時刻補正方式を提供する。
【0024】本方式では、クラスタ内の装置のうちの運
用系装置をクラスタシステムでの代表装置として外部の
標準時間情報を提供する装置(10)へアクセス(標準
時間情報問い合わせ)を行わせ、その代表装置で標準時
間への時刻補正を行い(=第1の時刻補正処理とす
る)、それと共に、クラスタ内で閉じた形で運用系装置
(=代表装置)・待機系装置をそれぞれマスタ・スレー
ブの役割で機能させ、スレーブである待機系装置がマス
タである運用系装置の時間をもとに標準時間への時刻補
正を行う(=第2の時刻補正処理とする)。更に、クラ
スタシステムとしての各装置の稼動状態(動作モード)
の変更に応じてクラスタシステムにおける時刻補正処理
に関する各装置の役割(代表装置、マスタ・スレーブ)
及び役割に対応する処理の切り替えを実行する手段を備
える。これにより、クラスタシステムで装置の系切り替
え(稼動状態の変更)が非定期的に発生しても、これに
適応して整合的かつ適切な時刻補正処理を遂行する。
【0025】図1において、標準時間保持装置10は、
標準時間情報(t1とする)を保持し、外部(ここでは
クラスタシステム20)に対して標準時間情報t1の取
得を許容する通信手段を備える装置である。標準時間保
持装置10は、標準時間送受信部11と、標準時間管理
部12とを有する。標準時間保持装置10は、ネットワ
ークを介したクラスタシステム20中の装置からのアク
セス(標準時間情報t1の取得要求、問い合わせ)に応
じて標準時間情報t1を提供する。
【0026】標準時間送受信部11は、運用系装置30
aの標準時間送受信部31aからの要求に基づき標準時
間管理部12にアクセスして標準時間情報(t1)を取
得し、応答としてその情報を乗せて返すインタフェース
機能を有する。
【0027】標準時間管理部12は、標準時間の管理機
能を有し、標準時間送受信部11からの要求に応じて標
準時間についての所定形式の情報である標準時間情報t
1を応答として返す機能を有する。
【0028】なお、ここで標準時間保持装置10が保持
・提供する標準時間情報t1は、クラスタシステム20
(及びクラスタシステム20での時刻補正処理)にとっ
て標準(基準)となる時間についての情報である。クラ
スタシステム20の各装置の時間(時計)を補正して標
準時間に合わせることにより、システムとして正常な動
作を保証する。また本実施例では、標準時間保持装置1
0が更に論理的上位階層の装置や手段などから標準時間
情報を取得してクラスタシステム20に情報を提供する
ような処理構成を含んでいる。また、標準時間保持装置
10が論理的最上位(一次)の装置として所定の協定時
刻情報を提供する処理構成も勿論含んでいる。クラスタ
システム20中の装置はネットワークを介して標準時間
保持装置10から標準時間情報t1を取得してそれに基
づきクラスタシステム20内での時刻補正処理を行う。
【0029】標準時間保持装置10−クラスタシステム
20間、クラスタ内の各装置間などでやり取りされる時
間情報は所定形式のデータであるが、本実施例では標準
時刻そのままの情報(例えば”標準時刻:12時34分
56秒”のような形式)及びその他制御コード等からな
る情報であるものとする。他にも、ネットワークでの通
信遅延を考慮した情報構成にする、補正時間量をやり取
りするなど、あるいは時刻補正のための通信の際に各種
制御情報をやり取りするフェイズを設けるなど、時刻補
正処理のより詳細な構成・方式はいくつか有り得るが、
本実施例では基本的に装置間で標準時刻情報をそのまま
やり取りしそれをもとに各装置で内部の時間(時計)の
時刻補正処理を行う。
【0030】クラスタシステム20は、パフォーマンス
や耐障害性の向上などを目的として、ネットワーク上で
物理的に異なる複数の装置(計算機)のクラスタ(房、
群)により構成されるシステムである。各装置が連携し
て1つのシステムとして機能し用途に応じた所定のサー
ビス・業務などの処理を遂行する。クラスタシステム2
0を利用する側からは複数の装置が意識されないことが
特徴である(透過性)。なおクラスタシステム20の行
うサービス・業務などの処理は本発明の時刻補正方式と
は直接関係がないので、その処理やシステム20を利用
するクライアント装置などについては説明を省略する。
【0031】クラスタを構成する各装置は基本的に構成
が同等である。各装置は、クラスタシステム20内での
稼動状態(動作モード)として、「運用系」、「待機
系」といった論理的な状態を保持する。そのような稼動
状態は、システム20によって各装置に割り付けられ、
状況によって変更・切り替えされる。稼動状態の変更
(系切り替え)は非定期的に生じる。クラスタを構成す
る各装置は、運用系、待機系といった自装置に割り付け
られている稼動状態に応じた処理を行う。そのために装
置は運用系及び待機系としての両処理機能を備え、稼動
状態に応じて処理を切り替える。
【0032】運用系はシステムの処理(サービス・業務
など)を中心に遂行する系であり、装置上で処理に対応
するアプリケーションプログラム等が実行される。一
方、待機系は運用系のダウン(障害等による機能停止)
等に対して準備し、運用系のダウン時など必要時に旧・
運用系の処理を引き継ぎ、新・運用系へと状態を移行す
る役割を持つ系である。
【0033】クラスタシステム20は、第1の実施例の
システム100では物理的に2台の装置(30a、30
b)から成る。通常時、一方の装置が運用系の状態であ
り、他方の装置が待機系の状態である。図1では、上の
装置が運用系の状態、下の装置が待機系の状態にある。
システムでの系切り替え時には各装置の稼動状態は入れ
替わることになる。運用系の状態を持つ装置及び処理ブ
ロックに記号a、待機系の状態を持つ装置及び処理ブロ
ックに記号bを付与して区別している。上述したように
各装置は双方の系の処理機能を備え、稼動状態に応じて
処理を切り替え対応する処理を実行する。
【0034】システムにより稼動状態として運用系を割
り付けられた装置は、運用系装置30aとしての処理機
能が有効になり、一方、稼動状態として待機系を割り付
けられた装置は、待機系装置30bとしての処理機能が
有効になる。第1の実施例中のクラスタシステム20で
は、運用系・待機系の二重化構成により、例えば運用系
装置が障害等によりダウンした際などにシステムにおい
て他方の待機系装置を新たに運用系装置へと移行させ、
かつ、ダウンした運用系装置を(復旧処理を介して)新
たに待機系装置へと移行させる。このような方針での処
理によりシステム運用を継続させる。
【0035】クラスタシステム20の運用系装置30a
は、代表装置として標準時間保持装置10にアクセスし
て標準時間情報t1の取得を行う機能と、取得した標準
時間情報t1に基づき自装置内の時計の時刻(t2)を
補正する機能と、上記アクセス及び時刻補正に伴って待
機系装置30bに対して自装置内の時計の時刻情報t2
の取得を許容して時刻補正を行わせる機能を備える。運
用系装置30aは、クラスタシステム20内でマスタ装
置として振る舞い、クラスタシステム20内での時刻補
正処理を行う。マスタの役割状態にある装置は同時に代
表装置でもある。
【0036】クラスタシステム20の待機系装置30b
は、運用系装置aから時刻情報(t2)の取得を行う機
能と、取得した時刻情報t2から自装置内の時計の時刻
(t3)を補正する機能を備える。待機系装置30b
は、クラスタシステム20内でマスタ装置に対するスレ
ーブ装置として振る舞い、クラスタシステム20内での
時刻補正処理を行う。スレーブの役割状態にある装置は
外部の標準時間保持装置10にアクセスは行わず、マス
タ装置(=運用系装置)と通信を行って自装置内時計の
時刻t3に関してマスタ装置の時計の時刻t2との同期
処理を行う。
【0037】また、クラスタシステム20では、各装置
の稼動状態(動作モード)によってクラスタシステム内
における時刻補正処理に関する役割及び処理分担が変わ
ることから、クラスタ内の全ての装置は、自装置と他装
置(クラスタ内で自装置以外の他の装置)の稼動状態を
常時管理する機能とそのための通信手段を備える。
【0038】本実施例中のクラスタシステム20では、
装置の障害によるダウン等を要因とした系切り替えの発
生時に2台の装置で旧・運用系装置は新・待機系装置と
して、旧・待機系装置は新・運用系装置として切り替え
る。それと共に、各装置で移行後の稼動状態に応じた役
割への移行及び処理の切り替えを行う。運用系を代表装
置として、かつ、運用系・待機系をそれぞれマスタ・ス
レーブとして設定する。移行後の系に応じて各装置内の
処理部の処理を切り替える。このように、クラスタ内で
閉じた時刻補正処理を、クラスタの各装置の稼動状態に
応じて役割及び処理を切り替えながら、常時、マスタ・
スレーブ方式に準じた形態にて実現する。
【0039】このような構成及び処理により、クラスタ
システムで系切り替えが発生した際にも保守者の介入に
よる処理等を伴わずにクラスタシステムとしての時刻補
正機能を継承することができる。
【0040】以下、説明をわかり易くするため、運用系
・待機系の状態別に装置の各処理部の処理の説明を行
う。
【0041】運用系装置30aは、標準時間送受信部3
1a、クラスタシステム時間送受信部32a、クラスタ
状態管理部33a、時間補正第1処理部34a、時刻補
正第2処理部35a、そして、時刻管理部36aを有す
る。
【0042】標準時間送受信部31aは、代表装置用の
処理部であり、時刻補正第1処理部34aからの要求
(時刻補正の要求)に基づき、ネットワークを介して標
準時間保持装置10にアクセス(標準時間情報の問い合
わせ、取得要求)を行って標準時間保持装置10から標
準時間情報t1を取得し、取得した情報t1を時刻補正
第1処理部34aに応答として返す処理を行うインタフ
ェース機能を有している。
【0043】クラスタシステム時間送受信部32aは、
通信手段を介しての待機系装置30b(のクラスタシス
テム時間送受信部32b)からの要求に基づき、運用系
装置30aとして保持する自装置の時間(t2)を時刻
管理部36aから読み出し、これを待機系装置30bに
応答として返すインタフェース機能を有している。
【0044】クラスタ状態管理部33aは、クラスタを
構成する各装置の稼動状態(クラスタシステム稼動状
態。運用系、待機系など)を常時管理する機能を有す
る。33aに関しては特に自装置が運用系の状態である
ので、運用系装置30aとしての自装置のクラスタシス
テム稼動状態と、待機系装置30bとしての他装置のク
ラスタシステム稼動状態とを管理することになる。ま
た、クラスタ状態管理部33aは、それらクラスタシス
テム稼動状態が変更される際には、自装置で運用系とし
て行われていた処理を停止して待機系の処理に切り替え
るために、時刻補正第1処理部34aに対して処理停止
要求、時刻補正第2処理部35aに対して処理起動要求
をそれぞれ下す機能を有している。なお、第1の実施例
では、系切り替えによりクラスタシステム稼動状態が変
更された際には、旧・運用系装置(30a)は新・待機
系装置として、旧・待機系装置(30b)は新・運用系
装置として動作することになる。
【0045】時刻補正第1処理部34aは、運用系時用
の処理部であり、装置が運用系として動作している間に
有効となり、クラスタシステム20としての時間を標準
時間に補正するために標準時間送受信部31a経由で標
準時間保持装置10から標準時間情報(t1)を取得
し、時刻管理部36aにて管理している自装置内の時刻
t2を補正する処理機能を有する。また、クラスタ状態
管理部33aからの処理停止要求に基づき、新・待機系
装置に移行するべく処理を停止する(新・待機系として
の処理は時刻補正処理第2処理部35aが行う)。
【0046】時刻補正第2処理部35aは、待機系時用
の処理部であり、装置が運用系として動作している間は
無効である。ただし、クラスタ状態管理部33aからの
処理起動要求に基づき、新・待機系装置に移行するべく
処理起動され、系切り替え後に新・待機系装置としての
処理を行う。
【0047】時刻管理部36aは、自装置の時計の時刻
t2を管理する機能を有している。また、クラスタシス
テム時間送受信部32aからの時刻読み出し処理や、時
刻補正第1処理部34aからの時刻補正処理に対するイ
ンタフェース機能も有し、各処理部からの要求に応じて
時刻情報t2を提供する。
【0048】待機系装置30bも運用系装置30aと同
様の処理部を有する。運用系装置30aとは稼動状態が
異なるので動作する処理部が異なる。待機系装置30b
は、標準時間送受信部31b、クラスタシステム時間送
受信部32b、クラスタ状態管理部33b、時刻補正第
1処理部34b、時刻補正第2処理部35b、そして、
時刻管理部36bを有する。
【0049】標準時間送受信部31bは、運用系時用の
処理部であり、装置が待機系として動作している間は無
効である。
【0050】クラスタシステム時間送受信部32bは、
時刻補正第2処理部35bからの要求に基づき、運用系
装置30a(のクラスタシステム時間送受信部32a)
から運用系装置30aにて保持する時刻情報(t2)を
読み出して取得し、それを時刻補正第2処理部35bに
応答として返すインタフェース機能を有している。
【0051】クラスタ状態管理部33bは、運用系装置
30aのクラスタ状態管理部33aと同様に、クラスタ
を構成する各装置のクラスタシステム稼動状態を管理す
る機能を有している。33bに関しては特に自装置が待
機系の状態であるので、待機系装置30bとしての自装
置のクラスタシステム稼動状態と、運用系装置30aと
しての他装置のクラスタシステム稼動状態とを管理する
ことになる。また同様に、それら稼動状態が変更される
際には、待機系として行われている処理を停止して運用
系の処理に切り替えるために、時刻補正第1処理部34
bに対して処理起動要求、時刻補正第2処理部35bに
対して処理停止要求をそれぞれ下す機能を有している。
【0052】時刻補正第1処理部34bは、運用系時用
の処理部であり、装置が待機系として動作している間は
無効である。ただし、クラスタ状態管理部33bからの
処理起動要求により、新・運用系装置に移行するべく処
理起動され、運用系としての処理を開始する。
【0053】時刻補正第2処理部35bは、待機系時用
の処理部であり、装置が待機系として動作している間に
有効となる。待機系装置30bはスレーブの役割として
振る舞い、時刻補正第2処理部35bは、クラスタシス
テム時間送受信部32b経由でマスタ装置である運用系
装置30aにて保持している時刻情報(t2)を読み出
して取得し、時刻管理部36bにて管理している時刻
(t3)を補正する処理機能を有している。また、クラ
スタ状態管理部33bからの処理停止要求に基づき、新
・運用系装置に移行するべく処理を停止する(新・運用
系としての処理は時刻補正処理第1処理部34bが行
う)。
【0054】時刻管理部36bは、自装置(ここでは待
機系装置30b)内の時計の時刻(t3を管理する機能
を有している。また、時刻補正第2処理部35bからの
時刻補正処理に対するインタフェース機能も有する。
【0055】図2は、本時刻補正方式での時刻補正処理
のために必要な各通信手段について示す図である。標準
時間保持装置10の標準時間送受信部11と、クラスタ
システム20の標準時間送受信部31aは、ネットワー
ク50(典型的にはLANなど)において通信を行う。
クラスタシステム20内のクラスタシステム時刻送受信
部32aと32bは、ネットワーク51において通信を
行い、クラスタシステム20内のクラスタ状態管理部3
3aと33bは、ネットワーク52において通信を行
う。ネットワーク51や52は、例えば、クラスタシス
テム20内で各装置を相互接続する通信インタフェース
などである。
【0056】本方式での時刻補正処理の全体は大きく3
つの処理に分かれている。図3及び図4にその概要を示
す。図3で、今、装置30aは運用系の状態にあるの
で、代表装置かつマスタの状態に設定されている。また
装置30bは、待機系の状態にあるので、スレーブの状
態に設定されている。まず、第1の時刻補正処理とし
て、運用系装置30aがクラスタシステムにおける代表
装置として標準時刻保持装置10から標準時刻情報t1
を取得して()、運用系装置内の時刻t2の補正を行
う()ステップがある。これにより代表装置である運
用系装置30aを標準時間に同期させる。次に第2の時
刻補正処理として、上記代表装置である運用系装置30
aをマスタとして、待機系装置30bをマスタに対する
スレーブとして、スレーブである待機系装置30bに運
用系装置30bと通信を行わせて運用系装置30aの時
間t2を取得させ()、待機系装置内30bの時間t
3の補正を行わせる()。このステップにより待機系
装置30bの時間を運用系装置30aの時間と同期さ
せ、よって、クラスタシステム20内で各装置の時間を
標準時間に同期させる目的が完了したことになる。クラ
スタシステム20はこのような処理を所定タイミング
(例えば定期的)で繰り返し実行する。
【0057】クラスタシステム20において装置の稼動
状態の変更・切り替えが発生しない間は上記のような処
理が繰り返される。稼動状態変更・切り替えが発生した
場合はそれに伴い時刻補正処理に関する処理の切り替え
が実行される。図4で、クラスタ状態管理部33a、3
3bはそれぞれ各装置のクラスタシステム稼動状態を常
時、同期管理している。クラスタ状態管理部33間は、
通信手段を介してその同期管理のための通信を行ってお
り、クラスタ内で或る装置あるいは複数の装置において
稼動状態の変更・切り替えが必要と判断した場合は、そ
のための通信を行って該当装置の稼動状態を変更させる
()。例えば、運用系装置30aでハードウェア的あ
るいはソフトウェア的な障害によりダウン(機能停止)
が発生し、それを他方の待機系装置30bが検出した場
合などを要因として、クラスタ内の装置の系切り替えが
実行される。各装置のクラスタ状態管理部(33a、3
3b)は、稼動状態の変更の要請に応じて、時刻補正処
理に関する装置内の各処理部と通信を行って、変更・切
り替え後の稼動状態に応じた処理への切り替えを実行
し、装置の役割を切り替える()。ここでは、運用系
が新・待機系へと移行するに伴ってスレーブへと役割を
移行する。また、待機系が新・運用系へと移行するに伴
って代表装置かつマスタへと役割を移行する。また時刻
補正処理第1処理部34及び時刻補正第2処理部35で
処理を切り替え、クラスタ内での代表装置の移行に伴い
標準時間送受信部31の処理を切り替える。
【0058】なお、上記第2の時刻補正処理としてクラ
スタ内で待機系装置30bと運用系装置30aとが通信
を行って待機系装置30bの時間t3の時刻補正を行う
際の処理構成として、待機系装置30b側から運用系装
置30a側に能動的にアクセスして時間情報t2を取得
させる構成としても良いし、また、運用系装置30a側
から待機系装置30b側にアクセスして時間情報t2を
与える処理構成としても良い。
【0059】次に、図5〜7を参照しながら、第1の実
施例の時刻補正方式の動作について説明する。図5は、
運用系の装置が行う処理について示すフローチャートで
ある。また図6は、待機系の装置が行う処理について示
すフローチャートである。また図7は、運用系、待機系
など稼動状態(動作モード)に関わらずクラスタ内の装
置が共通に行う処理について示すフローチャートであ
る。
【0060】図5で、クラスタシステム20における運
用系装置30aは、代表装置として、定期的あるいは非
定期的に、ネットワーク50を介して標準時間保持装置
10から標準時間情報t1を取得する(ステップS1
1)。そして、取得した標準時間情報t1と、装置内に
て管理している時計の時刻t2とのずれがあるかどうか
判定する(ステップS12)。所定以上のずれが生じて
いる場合は(ステップS12・YES)、時刻t2を標
準時間t1に一致させる(あるいは近づける)時刻補正
処理を行う(ステップS13)。以降、自装置のクラス
タシステム稼動状態が変更されない限り、これらの処理
をループして時刻補正処理を繰り返し実行する。
【0061】図6で、クラスタシステム20における待
機系装置30bは、スレーブ装置として、定期的あるい
は非定期的に、ネットワーク51を介してマスタである
運用系装置30aから運用系の時計の時刻情報t2を取
得する(ステップS21)。そして、取得した運用系の
時計の時刻情報t2と、装置内にて管理している時刻t
3とのずれがあるかどうか判定する(ステップS2
2)。所定以上のずれが生じている場合は(ステップS
22・YES)、時刻t3を運用系時間t2に一致させ
る(あるいは近づける)時刻補正処理を行う(ステップ
S23)。以降、自装置のクラスタシステム稼動状態が
変更されない限り、これらの処理をループして時刻補正
処理を繰り返し実行する。
【0062】図7で、クラスタシステム20における運
用系装置30aと待機系装置30bは、クラスタ状態管
理部33によりネットワーク52を通じて互いのクラス
タシステム稼動状態を同期管理している。その同期処理
の都度、各装置のクラスタシステム稼動状態に関する情
報を取得して(ステップS31)、クラスタシステム稼
動状態に変更があるか否か、あるいは装置で稼動状態の
変更(系切り替え)を実施する必要があるか否かなどを
判定する(ステップS32)。装置のクラスタシステム
稼動状態に変更がある場合あるいは変更・切り替えを実
施する必要がある場合(ステップS32・YES)、各
々の装置について、時刻補正処理(ステップS3やステ
ップS23)が実行されている最中であっても強制的に
それらの処理を中断し、装置内の各処理部に対してその
装置に新しく割り付けられるクラスタシステム稼動状態
に応じた役割及び処理への切り替えを実施する(ステッ
プS32)。本実施例の場合なら、旧・運用系としての
処理を新・待機系としての処理へ、旧・待機系としての
処理を新・運用系としての処理へとそれぞれ切り替え
る。運用系の移行に伴い代表装置を移行させ、また、運
用系・待機系それぞれをマスタ・スレーブとして再設定
する。なお、ステップS33での処理後は、当然、装置
のクラスタシステム稼動状態は変更されている状態であ
る。
【0063】上記の各処理により、クラスタシステムと
しての時刻補正処理が整合的に実現する。非定期的に発
生し得る装置稼動状態の変更(系切り替え)とは別に所
定タイミングで時刻補正処理(第1及び第2の時刻補正
処理)が繰り返し実行される。装置の稼動状態の変更が
発生した際はすぐにそれに適応して装置の役割及び処理
が切り替えられその後も同様に時刻補正処理が所定タイ
ミングで繰り返し実行される。
【0064】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。本発明の第2の実施の形態における時刻補正方式
では、クラスタシステムを構成する各装置間の通信手段
に関し、クラスタシステム時間送受信部32間の通信
と、クラスタ状態管理部33間の通信とで、第1の実施
例で図2に示したようにネットワーク51とネットワー
ク52とで物理的に別にするのではなく、図8に示すよ
うにネットワーク53(典型的にはクラスタ相互接続イ
ンタフェースなど)のもとで同時に処理する。この場
合、第2の時刻補正処理と、クラスタシステム稼動状態
の同期管理とを同じネットワーク53にて処理する。こ
の構成により、システム構成の物理的な制約を軽減する
ことができる。その他の処理は第1の実施例と同様であ
る。
【0065】次に、本発明の第3の実施の形態における
時刻補正方式では、第2の実施例とはまた別の構成とし
て、標準時間保持装置10及びクラスタシステム20の
各装置間での全ての通信手段を、図9に示すようにネッ
トワーク54のもとで統合的に処理する。この場合、第
1の時刻補正処理、第2の時刻補正処理、クラスタシス
テム稼動状態の同期管理の全てをネットワーク54にて
処理する。この構成によりシステム構成の物理的な制約
を軽減することができる。その他の処理は第1の実施例
と同様である。
【0066】次に、本発明の第4の実施の形態における
時刻補正方式では、前述の実施例のようにクラスタシス
テム20側の装置から外部装置(標準時間保持装置1
0)にアクセスして標準時間情報t1を取得するよう
な、クラスタシステムにとって能動型の処理形態により
時刻補正処理を図るのではなく、図10に示すように、
外部装置10側から標準時間情報t1を所定タイミング
(例えば定期的)で配信させ、クラスタシステム20側
の装置が配信される標準時間情報t1を随時、受信・収
集して時刻補正処理を行うような、クラスタシステムに
とって受動型の処理形態において時刻補正処理を実施す
る。クラスタシステム20において、代表装置である運
用系装置30aはネットワークを聴取して、外部の標準
時間保持装置10から配信される標準時間情報t1を受
信するのを待ち受ける。代表装置である運用系装置30
aはネットワークから標準時間情報t1を受信すると、
自装置内の時計の時刻t2の時刻補正を行う。後は前述
の実施例と同様にクラスタ内で第2の時刻補正処理を行
う。
【0067】次に、本発明の第5の実施の形態における
時刻補正方式では、第1の実施例で示したようにクラス
タシステムとして装置2台から成る構成に限らず、3台
以上の装置から構成されるクラスタシステムにおいて同
様に装置に割り付けられるクラスタシステム稼動状態に
応じて各装置の役割及び処理を切り替えることにより本
発明に特徴的な時刻補正処理を実施する。
【0068】まず、運用系装置が1台、待機系装置が複
数台でクラスタが構成される場合がある(図11−構成
その1、1:N構成)。この場合、1台の運用系装置が
代表装置かつマスタ装置となる。そして、複数台の待機
系装置が全てスレーブ装置となる。複数台の待機系=ス
レーブ装置は、1台の運用系=マスタ装置との間でクラ
スタシステム時間送受信部を介して通信を行い、マスタ
装置の時間t2を取得して各スレーブ装置での時間t3
の時刻補正処理をそれぞれ実行する。1台の運用系装置
でダウンが発生した際などシステムで系切り替えが実行
される際は複数台の待機系装置のいずれかが新たに運用
系として移行するが、その際は、新たに運用系となる装
置を代表装置かつマスタとして再設定する。
【0069】また、運用系装置が複数台、待機系装置が
1台でクラスタが構成される場合がある(図12−構成
その2、N:1構成)。この場合、複数台の運用系装置
のうち、いずれか1台を代表装置かつマスタ装置として
設定する。そして、その他の運用系装置及び1台の待機
系装置を全てスレーブ装置として設定して第1及び第2
の時刻補正処理を行う。複数台のスレーブ装置(運用系
及び待機系)は、1台の運用系=マスタ装置との間でク
ラスタシステム時間送受信部を介して通信を行い、マス
タ装置の時間t2を取得して各スレーブ装置での時間t
3の時刻補正処理をそれぞれ実行する。運用系装置でダ
ウンが発生した際などシステムで系切り替えが実行され
る際は待機系装置が新たに運用系へと移行するが、その
際、代表装置がダウンして待機系へと移行する場合は新
たに運用系となる装置を代表装置かつマスタとして再設
定する。
【0070】あるいは別の処理の仕方として、複数台の
運用系装置のうちいずれか1台を代表装置として設定
し、かつ複数台の運用系装置をマスタとして設定し、か
つ1台の待機系装置をスレーブとして設定する。第2の
時刻補正処理を2段階に分けて、まずマスタである運用
系装置のグループで時刻補正処理を行わせ、次にスレー
ブである待機系装置にいずれかのマスタ装置との間で時
刻補正処理を行わせる。
【0071】あるいはまた別の処理の仕方として、複数
台の運用系装置を全て代表装置かつマスタとして設定す
ることも考えられる。複数台の運用系装置はそれぞれ標
準時間情報t1を外部から取得できるインタフェース
(標準時間送受信部31)を介して第1の時刻補正処理
を行う。待機系装置はスレーブとして、いずれかの運用
系装置との間で第2の時刻補正処理を行う。
【0072】また、運用系装置が複数台、待機系装置が
複数台でクラスタが構成される場合がある(図13−構
成その3、N:N構成)。この場合、処理の仕方として
上記と同様に、複数台の運用系装置のうちいずれか1台
を代表装置かつマスタ装置として設定する。そして、そ
の他の運用系装置及び複数台の待機系装置を全てスレー
ブ装置として設定して第1及び第2の時刻補正処理を行
う。複数台の待機系=スレーブ装置は、1台の運用系=
マスタ装置との間でクラスタシステム時間送受信部を介
して通信を行い、マスタ装置の時間t2を取得して各ス
レーブ装置での時間t3の時刻補正処理をそれぞれ実行
する。運用系装置でダウンが発生した際などシステムで
系切り替えが実行される際は複数台の待機系装置のいず
れかが新たに運用系へと移行するが、その際、代表装置
がダウンして待機系へ移行する場合は、新たに運用系と
なる装置を代表装置かつマスタとして再設定する。
【0073】また別の処理の仕方として同様に、複数台
の運用系装置のうちいずれか1台を代表装置として設定
し、かつ複数台の運用系装置をマスタとして設定し、か
つ複数台の待機系装置をスレーブとして設定する。
【0074】また別の処理の仕方として同様に、複数台
の運用系装置を全て代表装置かつマスタとして設定する
ことも考えられ、複数台の運用系装置はそれぞれ標準時
間情報t1を外部から取得できるインタフェースを介し
て第1の時刻補正処理を行う。複数台の待機系装置はス
レーブとして、いずれかの運用系装置との間で第2の時
刻補正処理を行う。運用系装置−待機系装置間の対応・
参照関係を設定しておきそれに従って第2の時刻補正処
理を行っても良い。
【0075】また更には、複数台の待機系=スレーブ装
置のグループでいずれか1台に第1のスレーブを設定し
てそれによりマスタ装置の時間を参照させて第1のスレ
ーブでの時刻補正処理を実施し、更にその他の第2のス
レーブ装置群が第1のスレーブの時間を参照して第2の
スレーブでの時刻補正処理を実施する処理構成も考えら
れる。
【0076】以上により本発明の実施の形態について説
明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実
施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々変形実施が可能である。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1の効果として、クラスタシステムで装置
の稼動状態の変更(系切り替え)が非定期的に発生して
も、そのために保守者の介入等による時刻補正処理を実
施する必要がない。その理由は、クラスタの各装置に割
り付けられる稼動状態を各装置が常時監視して同期管理
し、稼動状態の変更(系切り替え)が発生した際には、
それに伴って各装置の役割及び処理の切り替えを行う
(運用系装置が代表装置となるように設定し、かつ運用
系・待機系それぞれをマスタ・スレーブに設定する)こ
とでクラスタシステム稼動状態に適応して時刻補正処理
の形態を自動的に切り替える仕組みを提供しているため
である。
【0078】第2の効果として、クラスタシステムでの
稼動状態の変更(系切り替え)が発生した際でも、各装
置で標準時間とのずれがほとんど無い状態でクラスタシ
ステムとして公開(システムに組み込まれた状態で処理
を再開)してスムーズに処理引き継ぎを行うことができ
る。その理由は、クラスタシステムで非定期的に発生す
る稼動状態の変更(系切り替え)の前に、随時、待機系
装置側の時刻補正処理を実施しているため、系切り替え
後に新・運用系装置で補正すべき時間の開きを抑制で
き、系切り替え直後に時刻補正処理を実施して急峻な立
ち上がり処理となってしまうような事態を避けられるた
めである。
【0079】第3の効果として、クラスタシステムにお
いて標準時間情報を外部装置から得られるインタフェー
ス部分を待機系装置側で備えることを困難とする場合に
も、待機系装置の時計の時刻補正処理を実施することが
できる。その理由は、一般にクラスタシステムのほとん
どの運用系装置は標準時間情報を外部装置から得られる
インタフェース部分を備えることが許容されているた
め、運用系装置がクラスタの装置を代表して外部装置か
ら標準時間情報を取得して時刻補正を行い、更にクラス
タ内で時刻情報をやり取りする通信手段を確保した構成
にすることにより、待機系装置は運用系装置の管理する
時間を標準時間として扱って時刻補正を行うことができ
るためである。
【0080】また特に、特に請求項3あるいは4記載の
発明では、時刻補正処理のための各通信手段を1つにま
とめることにより、システム構成の物理的な制約を軽減
できる。また請求項5記載の発明では、外部装置から標
準時間情報をクラスタシステムに対して配信する配信型
(受動型)の処理形態により同様にクラスタシステムと
しての時刻補正処理を実現できる。また請求項6から9
に記載の発明では、構成装置の台数の異なる様々なクラ
スタシステム構成及びそれに対応したシステム運用に応
じた時刻補正処理を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における時刻補正方
式を実行するシステム100の構成を示す図である。
【図2】システム100のネットワーク構成を示す図で
ある。
【図3】本方式での時刻補正処理全体の流れを示す図で
ある。
【図4】クラスタシステム20での系切り替えの様子を
示す図である。
【図5】運用系の処理を示すフローチャートである。
【図6】待機系の処理を示すフローチャートである。
【図7】運用系・待機系で共通の処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における時刻補正方
式を実行するシステムの構成を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における時刻補正方
式を実行するシステムの構成を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における時刻補正
方式を実行するシステムの構成を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における時刻補正
方式を実行するシステムその1(1:N構成)を示す図
である。
【図12】本発明の第5の実施の形態における時刻補正
方式を実行するシステムその2(N:1構成)を示す図
である。
【図13】本発明の第5の実施の形態における時刻補正
方式を実行するシステムその3(N:N構成)を示す図
である。
【符号の説明】
100 第1の実施例の時刻補正方式を実行するシステ
ム 10 標準時間保持装置 20 クラスタシステム 30a 運用系装置 30b 待機系装置 a 運用系の状態 b 待機系の状態 31 標準時間送受信部 32 クラスタシステム時間送受信部 33 クラスタシステム状態管理部 34 時刻補正第1処理部 35 時刻補正第2処理部 36 時刻管理部 50 ネットワーク(標準時間保持装置10とクラスタ
システム20を接続し、標準時間送受信部31間での通
信を提供) 51 ネットワーク(クラスタシステム時間送受信部3
2間での通信を提供) 52 ネットワーク(クラスタ状態管理部33間での通
信を提供) 53 ネットワーク(クラスタシステム時間送受信部3
2間及びクラスタ状態管理部33間での通信を提供) 54 ネットワーク(標準時間保持装置10とクラスタ
システム20間及びクラスタシステム20内での全ての
通信を提供) t1 標準時間保持装置10が保持・提供する標準時間
情報 t2 運用系装置30aが管理する時間 t3 待機系装置30bが管理する時間

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置から構成され運用系と待機系
    とを装置の稼動状態として有し必要に応じてその切り替
    えを行いながら処理を実行するクラスタシステムにおい
    て通信ネットワークを介して外部から標準時間情報を取
    得して時刻補正を行う時刻補正方式であって、 クラスタ内の装置のうち運用系装置を代表装置として外
    部から標準時間情報を取得して運用系装置時間の時刻補
    正を行う第1時刻補正処理手段と、 クラスタ内で運用系装置をマスタ、待機系装置をスレー
    ブとして、該待機系装置が前記運用系装置の時間情報を
    取得して待機系装置時間の時刻補正を行う第2時刻補正
    処理手段と、 前記各装置の稼動状態を管理して該稼動状態の変更が発
    生した際に運用系装置を代表装置として設定し、また運
    用系・待機系をそれぞれマスタ・スレーブとして設定
    し、該設定に対応した処理の切り替えを行う手段と、を
    有することを特徴とするクラスタシステムにおける時刻
    補正方式。
  2. 【請求項2】 複数の装置から構成され運用系と待機系
    とを装置の稼動状態として有し必要に応じてその切り替
    えを行いながら処理を実行するクラスタシステムにおい
    て通信ネットワークを介して外部から標準時間情報を取
    得して時刻補正処理を行う時刻補正方式であって、 前記各装置は、 通信手段を介して自他の各装置の稼動状態を同期管理
    し、該稼動状態に応じて、運用系装置を代表装置、また
    運用系・待機系をそれぞれマスタ・スレーブとして設定
    するクラスタ状態管理部と、 前記代表装置であるとき外部装置と通信を行い標準時間
    情報を取得して運用系装置時間の時刻補正を行う第1時
    刻補正処理部と、 通信手段を介して通信を行い、前記マスタであるときに
    スレーブ装置に対して運用系装置時間の情報を提供し、
    前記スレーブであるときにマスタ装置から運用系装置時
    間の情報を取得して待機系装置時間の時刻補正を行う第
    2時刻補正処理部と、を有し、 前記クラスタ状態管理部は、前記稼動状態に変更が発生
    した際はそれに伴って前記代表装置、マスタ、スレーブ
    の再設定を行い、該設定に対応した処理の切り替えを行
    うことを特徴とするクラスタシステムにおける時刻補正
    方式。
  3. 【請求項3】 前記マスタ・スレーブ装置間での時間情
    報の送受信のための通信と、前記クラスタの各装置の稼
    動状態の管理のための通信とが同一ネットワークで処理
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の時刻
    補正方式。
  4. 【請求項4】 前記外部装置−クラスタシステム間の標
    準時間情報の送受信のための通信と、前記マスタ・スレ
    ーブ装置間での時間情報の送受信のための通信と、前記
    クラスタの各装置の稼動状態の管理のための通信とが同
    一ネットワークで処理されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の時刻補正方式。
  5. 【請求項5】 前記クラスタシステムの外部装置からク
    ラスタシステムに対して標準時間情報が配信され、前記
    クラスタ内の前記運用系装置は前記配信された標準情報
    情報を受信して運用系装置時間の時刻補正処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
    時刻補正方式。
  6. 【請求項6】 前記クラスタシステムは1台の運用系装
    置と1台の待機系装置とから構成され、運用系装置を代
    表装置、かつ運用系・待機系をマスタ・スレーブとして
    時刻補正処理を行うことを特徴とする請求項1から5の
    いずれか1項に記載の時刻補正方式。
  7. 【請求項7】 前記クラスタシステムは1台の運用系装
    置と複数台の待機系装置とから構成され、運用系装置を
    代表装置、かつ運用系・待機系をマスタ・スレーブとし
    て時刻補正処理を行うことを特徴とする請求項1から5
    のいずれか1項に記載の時刻補正方式。
  8. 【請求項8】 前記クラスタシステムは複数台の運用系
    装置と1台の待機系装置とから構成され、運用系中の装
    置を代表装置、かつ運用系・待機系をマスタ・スレーブ
    として時刻補正処理を行うことを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の時刻補正方式。
  9. 【請求項9】 前記クラスタシステムは複数台の運用系
    装置と複数台の待機系装置とから構成され、運用系中の
    装置を代表装置、かつ運用系・待機系をマスタ・スレー
    ブとして時刻補正処理を行うことを特徴とする請求項1
    から5のいずれか1項に記載の時刻補正方式。
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