JP2018207352A - ネットワーク接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】PTPハブを安全にネットワークに接続させる。
【解決手段】単独起動したノード(マスター状態)をネットワークに接続した場合、接続対象のポートから受け取ったマスター情報に基づきマスター選出処理を実行し、最も優先度の高いマスターを選出する。このマスター選出処理ステップで選出されたマスターがノード以外に存在すれば、正常を表示してノードをスレーブ状態に移行させる。一方、マスター選出処理ステップで選出されたマスターがノード以外に存在しなければ、異常を表示してノードの透過処理を有効に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、IEEE1588の規格による高精度時刻同期(以下、PTP機能とする。)を実行するスイッチングハブなどのノードをネットワークに接続する方法に関する。
周知のようにパーソナルコンピュータ(いわゆるパソコン)などの情報処理装置やインターネットの普及により、多くの企業や大学においてイーサネット(登録商標)方式の社内ネットワーク・学内ネットワークが構築され、種々の業務に利用されている。
特に大企業においては、社内ネットワークが大規模なため、ネットワークを部署毎やプロジェクト毎にグループ化が可能な仮想LAN(Virtual LAN:以下、VLANとする。)の技術が広く利用されている。このVLANは、物理的なケーブル配線や情報処理装置の設置場所などに依存せずにLAN上の情報処理装置を仮想的にグループ化する技術に関し、IEEE802.1Qにおいて標準化されている。
現在では、VLAN機能を備えたスイッチングハブが数多く市販され、VLAN機能を使えば、スイッチングハブは1台のままでポート毎に論理的にネットワークを分割可能となる。
したがって、VLAN機能によれば、同じスイッチングハブに接続されている情報処理装置を異なるグループに分類し、異なるスイッチングハブに接続されている情報処理装置を同じグループに分類することができる。このとき情報処理装置群で構成されたネットワークシステムを管理するためには、情報処理装置同士の時刻を同期させておくことが重要になる。
この点につき従来の時刻同期用プロトコル、即ちNTP(Network Time Protocol)は、WAN(Wide Area Network)環境でも機能するように作られ、ミリ秒RMSの同期精度のために作られた。このNTPを使用した時刻同期については、例えば特許文献1が公知となっている。
ところが、従来のNTPは、高精度な時刻同期(マイクロ秒RMS以下のタイプスタンプ精度)には対応できず、厳密な時刻管理が難しい。このため、より時刻精度の高い時刻同期プロトコルが求められ、非特許文献1のPTP(PrecisionTime Protocol:高精度時刻プロトコル)が開発された。
PTPは、ネットワーク全体の時刻を同期するために使用される標準プロトコルであり、GM(Grand master)が高精度な時刻の配信を実行し、スレーブが配信された時刻を受け取る。また、PTPでは、ネットワークインターフェースのMAC(Media Access Control:メディアアクセス制御)やPHY(PHYsical Layer Chip)に実装されたハードウェアタイムスタンプ機能を使って高精度な時刻同期(マイクロ秒RMS以下のタイプスタンプ精度)を実現している。
特開2013−118502
"Endrum IEEE 1588 PTP グランドマスタークロック",[online],平成29年2月1日検索,インターネット<URL:http://www.shoshin.co.jp/c/endrum/1588ptp.html>
PTP機能を実行するスイッチングハブ(以下、PTPハブとする。)は、ネットワーク上ではVLAN機能との同時使用が要求される。また、PTPによる高精度時刻同期システムにおいては、時刻を配信する基準時計が設置され、ネットワークの障害や基準時計の故障に対応すべく複数の基準時計が設置されることが少なくない。
このときネットワーク上の各装置は最適化マスター選択アルゴリズムにより基準時計を選択して選出する(マスター選出処理)。また、選択される順序を指定するため優先度が指定され、高い優先度の基準時計が選択される。
一般的なPTPハブは、このような技術を使用してスレーブとしてグランドマスター(GM)と時刻同期し、またPTPハブ同士のみでマスター(グランドマスターの代わり)・スレーブ間の関係を構築することが可能となっている。
しかしながら、このようにPTPハブ同士のみで構築する際、新たに追加するPTPハブについて優先度が正しく設定されていないと、他のPTPハブが追加した新たなPTPハブを基準時計として新たな時刻同期処理を実行するおそれがある。
これでは各PTPハブ間で時刻同期の維持が困難なため、時刻同期に依存したシステムが正常に動作できず、PTPハブを安全に接続できない。ところが実際の運用では、PTPハブ全体における優先度に注意が払われることは少なく、専らPTPハブ同士のみで構築されることが多い。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、PTPハブを安全にネットワークに接続するための方法の提供を解決課題としている。
(1)本発明は、IEEE1588の規格による時刻同期を実行するノードをネットワークに接続する方法に関する。この方法は、主に単独起動したノード(マスター状態)をネットワーク接続する場合に使用され、
前記ネットワークに接続されるノードがマスター状態であれば、接続対象のポートから受け取ったマスター情報に基づきマスター選出処理を実行し、最も優先度の高いマスターを選出するマスター選出処理ステップと、
前記マスター選出処理ステップで前記ノード以外が選出されれば、正常を表示して前記ノードをスレーブ状態に移行させる正常状態処理ステップと、
前記マスター選出処理ステップで前記ノードが選出されれば、異常を表示して前記ノードの透過処理を有効に設定する異常検出時処理ステップと、を有する。
(2)本発明の一態様として、前記ノードが前記ポートにマスター情報要求パケットを送信するステップをさらに有していてもよい。このとき前記マスター情報要求パケットの返信を受け取れば、該返信に含まれるマスター情報に基づき前記マスター選出処理ステップが実行される。
(3)本発明の他の態様として、前記マスター情報要求パケットの返信がタイムアウトすれば、異常を表示して前記ノードの透過処理を有効に設定するステップをさらに有していてもよい。
(4)本発明のさらに他の態様として、前記マスター選出処理ステップをあらかじめフラグが「on」設定されているときに実行することができる。この場合、前記正常状態処理ステップは、前記フラグの設定を「off」に切り替えるステップを有することが好ましい。
(5)本発明のさらに他の態様として、前記フラグの「on/off」設定の情報を記憶するステップと、前記記憶された情報に基づき前記フラグの「on/off」設定の変化を定期的に確認するステップと、をさらに有していてもよい。
(6)本発明のさらに他の態様として、前記確認の結果、前記フラグがON設定に状態変化し、かつ前記ノードがマスター状態のときに、
前記ノードと前記ポートとのリンクアップ時に前記ポートから前記ノードに通知を返信するステップと、前記ノードの透過処理を無効に設定するステップと、をさらに有していてもよい。
本発明によれば、PTPハブを安全にネットワークに接続することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係るネットワーク接続方法の設定時処理を示す概略図、(b)は同確認処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るネットワーク接続方法のセーフティーコネクト処理1を示すフローチャート。 同 ネットワーク接続方法のセーフティーコネクト処理2を示すフローチャート。 (a)は実施例1に係る単一のVLANで構成されたPTPハブの構成図、(b)は(a)の構成の末端にPTPハブを追加した状態を示す図、(c)は(a)の構成の途中にPTPハブを追加した状態を示す図。 (a)は実施例2に係る二つの単一のVLANを示す構成図、(b)は(a)を同一のVLAN同士として接続する図、(c)は(a)を異なるVLAN同士として接続する図。
以下、本発明の実施形態に係るネットワーク接続方法を説明する。このネットワーク接続方法は、PTPハブ(L2レベル)をVLANに追加接続する方法に関する。
このPTPハブは、LAN機能を備え、イーサネット方式の社内・学内ネットワークの構築などに用いられ、情報処理装置(パーソナルコンピュータなど)が接続される。このPTPハブによれば、LAN上の情報処理装置をVLAN機能により仮想的にグループ化することができ、情報処理装置同士の時刻がPTP機能により同期される。
このPTPハブは、自動でマスター(時刻同期元)とスレーブ(時刻同期先)とが切り替え可能であり、スレーブとマスターとでは動作が相違する。すなわち、LAN上にPTPハブが複数台接続され、マスター選出(best master clock:bmc)処理により一台のPTPハブがマスターに選出される。
一方、マスター以外のPTPハブは、スレーブとしてマスターから同期情報(時刻情報)を取得し、該同期情報に基づきマスターと時刻同期する。ここで前記ネットワーク接続方法は、PTPハブを安全にネットワークに接続するセーフティーコネクト(Safety connect)処理からなる。
このセーフティーコネクト処理は、主に単独起動したPTPハブがマスター状態のときに実行される。すなわち、通常、PTPハブが単独で起動すると接続相手が無いためマスター状態となり、かかるマスター状態のPTPハブのネットワーク接続時に実行される。以下、前記ネットワーク接続方法のセーフティーコネクト処理について説明する。
≪セーフティーコネクト処理の設定時処理・確認処理≫
(1)まず、図1(a)に基づきセーフティーコネクト処理に関する設定時処理を説明する。この設定時処理は、セーフティーコネクト処理を有効にするための事前設定であり、例えば図1(a)に示すように、コンソールからのコマンド入力(S01)や本体ボタンなどの設定情報を読み込んで入力(S02)することなどで設定すればよい。
このときセーフティーコネクト処理は、「Safty connect flag(以下、フラグと省略する。)」が「on」に設定されれば有効となる一方、フラグが「off」に設定されれば無効となる(S03)。このセーフティーコネクト処理の設定状態は、「safety connect情報(以下、セーフティーコネクト情報とする。)D1」として記録される。
(2)つぎに図1(b)に基づきセーフティーコネクト処理に関する確認処理を説明する。すなわち、PTPハブ内部では、セーフティーコネクト処理の有効/無効の変化を確認するため、定期的にコネクト情報D1を参照してフラグの状態をチェックする(S11)。
このチェックの結果、フラグが「on」設定に状態変化していれば、セーフティーコネクト初期化処理を実行する。この初期化処理は、PTPハブがマスター状態の場合にのみ実行され(S12)、スレーブ状態の場合は実行されない。
具体的には前記初期化処理として、以下の処理を実行する。
・VLANに追加的に接続するPTPハブ(以下、追加PTPハブとする。)に対して、PTPポートのリンクアップ時に通知が返信されるように既存システムの処理に登録する。
・追加PTPハブの透過処理(transparent)を無効に設定する。
≪セーフティーコネクト処理の具体的内容≫
以下、前記初期化処理後に実行されるセーフティーコネクト処理の具体的処理内容を説明する。ここでは図2に示すセーフティーコネクト処理1と、図3に示すセーフティーコネクト処理2とに大別して説明する。
(1)セーフティーコネクト処理1
図2に基づきセーフティーコネクト処理1の処理ステップ(S22〜S26)を説明する。このセーフティーコネクト処理1は、セーフティーコネクト処理2の前処理段階として実行される。
S22:処理が開始されると、まず追加PTPハブについてマスター状態/スレーブ状態のいずれの状態かが確認される。確認の結果、マスター状態であればS23に進む一方、スレーブ状態であればS27に進んで従来のPTP処理を実行して処理を終了する。
すなわち、追加PTPハブとマスターのPTPハブとの間において、「Syncメッセージ(同期メッセージ)」,「Delay_requestメッセージ(遅延要求メッセージ)」,「Delay_responsメッセージ(遅延応答メッセージ)」を交換し、時刻同期を行う。
S23〜S25:つぎに追加PTPハブの受信パケットが、マスター情報の要求か否かを確認する(S23)。確認の結果、マスター情報の要求でなければ、S26に進む。
一方、確認の結果、マスター情報の要求であれば、bmc情報(マスター情報)D2に基づきマスター情報返信パケットを生成する(S24)。すなわち、追加PTPハブの内部に保持されているbmc情報D2を返信用情報としてセットし(S24)、セットされた返信用情報を前記受信パケットの送信元に返信する(S25)。
S26:最後に追加PTPハブがマスター状態であれば、セーフティーコネクト処理2に移行する一方、スレーブ状態に移行していればS27に進んで従来のPTP処理を実行する。これによりセーフティーコネクト処理1を終了する。
(2)セーフティーコネクト処理2
図3に基づきセーフティーコネクト処理2を説明する。このセーフティーコネクト処理2は、セーフティーコネクト処理1後に実行されるため、追加PTPハブがマスター状態であることを前提とする。ここではセーフティーコネクト処理2の基本的処理とタイマー処理とに大別して説明する。
<基本的処理>
S31,S32:処理が開始されると、セーフティーコネクト情報D1に基づき追加PTPハブに関するフラグの状態を確認する(S31)。確認の結果、フラグが「off」に設定されていれば、セーフティーコネクト処理2の処理を終了し、従来のPTP処理を実行する(S32)。
ここでは追加PTPハブとスレーブのPTPハブとの間において、「Syncメッセージ」,「Delay_requestメッセージ」,「Delay_responsメッセージ」を交換し、時刻同期を行う。一方、確認の結果、フラグが「on」に設定されていれば、S33に進む。
S33:追加PTPハブが接続対象のPTPポートとリンクアップ(Link Up)したか否か、即ちPTPポートのリンクアップ通知を受け取っているか否かを確認する(S33)。確認の結果、リンクアップ通知を受け取っていなければタイマー処理に進む一方、リンクアップ通知を受け取っていればS35に進む。
S35,S36:S32でリンクアップを確認されたPTPポート、即ちリンクアップ通知の送信元のPTPポートにマスター情報要求パケットを送信し(S35)、これをコネクト情報D1に記録する。その後、マスター情報要求タイムアウト用のタイマーにタイマー情報D3として登録(再登録を含む。)する(S36)。
S37:追加PTPハブにおいてS35で送信したマスター情報要求パケットの返信を受け取った否かを確認する(S37)。確認の結果、受け取っていない場合はS38,S39に進む一方、受け取っている場合はS40,S41に進む。
S38,S39:追加PTPハブにおいて透過処理(transparent)の有効/無効の設定状況が確認される(S38)。確認の結果、有効に設定されていれば、受信したパケット(S33のリンクアップ通知のパケットを含む。)が所属するVLANの他のポートへ受信パケットを転送し(S39)、タイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。一方、無効に設定されていれば、S39の転送処理をすることなく、タイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。
S40,S41:S37の返信についてタイマー情報D3に基づきマスター情報要求のタイムアウトを確認する(S40)。ここでは予め定められた時間内にS37の返信があったか否かを基準に前記タイムアウトが確認される。
確認の結果、タイムアウトでなければ前記返信の受信パケットからマスター情報を抽出し、抽出されたマスター情報を仮bmc情報D2´として記録する(S41)。一方、タイムアウトであればタイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。
S42:追加PTPハブにおいてS35のマスター情報要求を送信した全ポートからS37の返信に関するパケット受信をすべて完了しているか否かを確認し、すべて完了していればS43に進む。
一方、すべて完了していなければ、セーフティーコネクト情報D1に記憶されたマスター情報返信パケットの受信情報を更新し、その後にタイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。
S43,S44:仮bmc情報D2´に基づくVLAN判定(VLAN情報D4を利用)を加えたbmc処理(マスター選出処理)を実行する。この処理結果をbmc情報として記録し、記録されたマスター情報に基づき最も優先度の高いマスターを選出する(S43)。
そして、マスター選出処理の結果として自装置、即ち追加PTPハブ以外が選出されればS45,S46の正常状態処理に進む一方、追加PTPハブが選出されれば47〜S49の異常検出時処理に進む(S44)。
S45,S46:まず、追加PTPハブのLEDについて正常状態を示す緑点灯させて(S45)、安全にVLANに接続可能なことを表示する。つぎに追加PTPハブにおいてフラグが「off」に設定され、スレーブ状態に移行する(S46)。その後、追加PTPハブのタイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。
S47〜S49:まず、追加PTPハブのLEDについて異常検出を示す赤点灯させて(S47)、VLAN接続の異常を表示する。つぎにコンソールへマスター検出情報(ログ)を出力し(S48)、さらに追加PTPハブの透過処理を有効に設定する(S49)。その後、追加PTPハブのタイマー処理を実行してセーフティーコネクト処理2を終了する。
このように前記ネットワーク接続方法によれば、S45〜S49に示すように、追加PTPハブのVLANへの接続時に正常状態/異常状態が表示されるため、VLANに安全に追加接続することができる。
<タイマー処理>
S50:タイマー処理が開始されるとタイマーのタイムアウト状態、即ち予めタイマーに定められた時間をオーバーしているか否かが確認される。確認の結果、タイムアウトしているタイマーがあればS51に進む一方、タイムアウトしているタイマーがなければ処理を終了する。
S51:タイマー情報D3に基づきS50で確認されたタイマーが、マスター情報要求(S36)のタイムアウトか否かを確認する。確認の結果、マスター情報要求のタイムアウトであればタイムアウト情報の保存後にS52に進む一方、マスター情報要求のタイムアウトでなければ従来のPTP処理を実行し(S32)、タイマー処理を終了する。
S52〜S54:追加PTPハブのLEDについて異常検出を示す赤点灯させ(S52)、マスター情報の収集失敗のログを出力し(S53)、さらに追加PTPハブの透過処理を有効に設定(S54)し、その後にタイマー処理を終了する。
≪実施例≫
以下、実施例1,2に基づき複数台のPTPハブを使ったネットワークに新たにPTPハブを追加する場合の動作処理を説明する。
(1)実施例1
図4に基づき前記ネットワーク接続方法の実施例1を説明する。ここでは図4(a)に示す単一のVLAN構成にPTPハブを追加する実施例を示し、同図中のPTPハブ2〜6はPTPハブ1をマスターとするスレーブを示している。
まず、図4(b)に基づき図4(a)に示す構成の末端にPTPハブを追加する場合を説明する。ここでは矢印Pに示すように、PTPハブ6にPTPハブ9がマスター状態で接続されるものとする。
このときPTPハブ9からPTPハブ6にマスター情報要求パケットが送信される(S35)。これに対してPTPハブ6からPTPハブ9にマスター情報返信パケットが送信される(S37)。すなわち、PTPハブ6からPTPハブ9にPTPハブ1をマスターとするマスター情報返信パケットが送信される。
このマスター情報返信パケットのマスター情報とPTPハブ9のマスター情報とを比較する(S44)。比較の結果、PTPハブ1が優位であれば正常状態処理が実行され、LEDを緑点灯させ(S45)、さらにフラグを「off」設定に切り替えてPTPハブ9をマスターからスレーブに状態遷移させる(S46)。
一方、PTPハブ9が優位であれば異常検出時処理が実行され、LEDを赤点灯させ(S47)、かつマスター情報をコンソールに表示すること(S48)でPTPハブ9を追加接続できないことを知らせる。この場合にS49によれば透過処理が行われるが、PTPハブ9は末端に接続されるため、該S49の透過処理は行われない。
つぎに図4(c)に基づき図4(a)に示す構成の途中にPTPハブを追加する場合を説明する。ここでは矢印Qに示すように、PTPハブ3とPTPハブ4との間にPTPハブ9がマスター状態で追加接続されるものとする。
このときPTPハブ9からPTPハブ3,4にマスター情報要求パケットが送信される。これに対してPTPハブ3,4からPTPハブ9にマスター情報返信パケットが送信される(S37)。すなわち、PTPハブ3,4からPTPハブ9にPTPハブ1をマスターとするマスター情報返信パケットが送信される。
このマスター情報返信パケットのマスター情報とPTPハブ9のマスター情報とを比較する(S44)。比較の結果、PTPハブ1が優位であれば正常状態処理が実行され、LEDを緑点灯させ(S45)、さらにフラグを「off」設定に切り替えてPTPハブ9をマスターからスレーブに状態遷移させる(S46)。
一方、PTPハブ9が優位であれば異常検出時処理が実行され、LEDを赤点灯させ(S47)、かつマスター情報をコンソールに表示すること(S48)でPTPハブ9を追加接続できないことを知らせ、その後のPTPハブ9は透過処理のみを行う(S49)。
(2)実施例2
図5に基づき前記ネットワーク接続方法の実施例2を説明する。ここでは図5(a)に示す二つの単一のVLAN同士をPTPハブで接続する実施例を示し、同図中のPTPハブ2,3はPTPハブ1をマスターとするスレーブを示し、PTPハブ5,6はPTPハブ4をマスターとするスレーブを示している。
まず、図5(b)に基づき同一のVLAN同士を接続する場合を説明する。ここではPTPハブ1〜3とPTPハブ4〜6とは同一のVLANを構成し、印Xに示すように、PTPハブ3とPTPハブ4との間にPTPハブ9をマスター状態で追加接続する。
このときPTPハブ9からPTPハブ3,4にマスター情報要求パケットが送信される(S35)。これに対してPTPハブ3,4からPTPハブ9にマスター情報返信パケットが送信される(S37)。
すなわち、PTPハブ3からPTPハブ9にPTPハブ1をマスターとするマスター情報返信パケットが送信され、PTPハブ4からPTPハブ9に自装置(PTPハブ4)をマスターとするマスター情報返信パケットが送信される。この各マスター情報返信パケットのマスター情報とPTPハブ9のマスター情報とを比較する(S44)
比較の結果、PTPハブ1またはPTPハブ4が優位であれば正常状態処理が実行される。すなわち、PTPハブ1,4のうち優位な一方がマスターとなり、PTPハブ9のフラグを「off」設定に切り替えられ(S45)、さらにLEDを緑点灯させてPTPハブ9がスレーブ状態に移行する(S46)。このときPTPハブ1,4のうち優位でない他方もPTPハブ9と同様にスレーブ状態に移行する。
また、PTPハブ9が一番優位な場合には異常検出時処理が実行され、LEDを赤点灯させ(S47)、かつマスター情報をコンソールに表示すること(S48)でPTPハブ9を追加接続できないことを知らせ、その後は同一VLAN内での透過処理のみを行う(S49)。
つぎに図5(c)に基づき異なるVLAN構成同士を接続する場合を説明する。ここではPTPハブ1〜3はVLAN10を構成する一方、PTPハブ4〜6はVLAN20を構成し、矢印Yに示すようにPTPハブ3とPTPハブ4とにPTPハブ9をマスター状態で接続する(グループ接続)。
このときPTPハブ9からPTPハブ3,4にマスター情報要求パケットが送信される(S35)。これに対してPTPハブ3,4からPTPハブ9にマスター情報返信パケットが送信される(S37)。
ここではPTPハブ3からPTPハブ9にPTPハブ1をマスターとするマスター情報返信パケットが送信され、PTPハブ4からPTPハブ9に自装置(PTPハブ4)をマスターとするマスター情報返信パケットが送信される。この各マスター情報返信パケットのマスター情報とPTPハブ9のマスター情報とを比較する(S44)
比較の結果、PTPハブ1とPTPハブ4とが優位であれば正常状態処理が実行され、PTPハブ9のフラグを「off」設定に切り替えられ(S45)、さらにLEDを緑点灯させてPTPハブ9がスレーブ状態に遷移する(S45,S46)。このときPTPハブ1,4のうち優位な一方をマスターとし、優位とされなかった他方は透過処理のみを実行する。
また、PTPハブ9が一番優位な場合あるいはPTPハブ1,4のいずれかよりもPTPハブ9が優位な場合には、異常検出時処理が実行される。すなわち、LEDを赤点灯させ(S47)、かつマスター情報をコンソールに表示すること(S48)でPTPハブ9を追加接続できないことを知らせ、その後は透過処理のみを行う(S49)。
このように前記ネットワーク接続方法の実施例1,2によれば、VLANのどの位置にもPTPハブを安全に追加接続でき、またVLANのどの位置にもPTPハブを追加接続でき、次の効果(A)〜(C)が得られる。
(A)PTPハブを追加接続できない状態がLED表示されるので(S47)、外部から容易に確認することできる。また、マスター判定した情報がコンソールに表示されるため(S48)、追加したPTPハブをどのように設定変更すればよいかを判断することができる。
(B)異常検出時処理において追加したPTPハブは透過処理のみを行うことから(S49)、異常検出時でもネットワーク全体の最低限の同期状態の安定を維持することができる。
(C)通常、追加したPTPハブが一番優位な場合には全PTPハブのマスター切り替えが発生し、再起動とほぼ同じ状態となる。これに対して前記ネットワーク接続方法によれば、S47〜S49に示すように、このような状態が回避され、さらにLED表示(S47)やマスター情報をコンソールに表示するなどの対策方法を知らせる(S48)など接続後の状態も最小限度の安定を維持することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。例えば本発明は、VLANだけではなく、通常のLANにも適用することができる。

Claims (6)

  1. IEEE1588の規格による時刻同期を実行するノードをネットワークに接続する方法であって、
    前記ネットワークに接続されるノードがマスター状態であれば、接続対象のポートから受け取ったマスター情報に基づきマスター選出処理を実行し、最も優先度の高いマスターを選出するマスター選出処理ステップと、
    前記マスター選出処理ステップで前記ノード以外が選出されれば、正常を表示して前記ノードをスレーブ状態に移行させる正常状態処理ステップと、
    前記マスター選出処理ステップで前記ノードが選出されれば、異常を表示して前記ノードの透過処理を有効に設定する異常検出時処理ステップと、
    を有することを特徴とするネットワーク接続方法。
  2. 前記ノードが前記ポートにマスター情報要求パケットを送信するステップをさらに有し、
    前記マスター情報要求パケットの返信を受け取れば、該返信に含まれるマスター情報に基づき前記マスター選出処理ステップが実行される
    ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク接続方法。
  3. 前記マスター情報要求パケットの返信がタイムアウトすれば、異常を表示して前記ノードの透過処理を有効に設定するステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク接続方法。
  4. 前記マスター選出処理ステップは、あらかじめフラグが「on」設定されているときに実行される一方、
    前記正常状態処理ステップは、前記フラグの設定を「off」に切り替えるステップを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワーク接続方法。
  5. 前記フラグの「on/off」設定の情報を記憶するステップと、
    前記記憶された情報に基づき前記フラグの「on/off」設定の変化を定期的に確認するステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項4記載のネットワーク接続方法。
  6. 前記確認の結果、前記フラグが「on」設定に状態変化し、かつ前記ノードがマスター状態のときに、
    前記ノードと前記ポートとのリンクアップ時に前記ポートから前記ノードに通知を返信するステップと、
    前記ノードの透過処理を無効に設定するステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項5記載のネットワーク接続方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111756806A (zh) * 2020-05-28 2020-10-09 广东纽恩泰新能源科技发展有限公司 一种新型热泵机组控制器通讯控制系统以及方法

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