JP2003345570A - 測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法 - Google Patents
測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法Info
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- JP2003345570A JP2003345570A JP2002147661A JP2002147661A JP2003345570A JP 2003345570 A JP2003345570 A JP 2003345570A JP 2002147661 A JP2002147661 A JP 2002147661A JP 2002147661 A JP2002147661 A JP 2002147661A JP 2003345570 A JP2003345570 A JP 2003345570A
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Abstract
や濃度を近似させるべく、前記出力装置のキャリブレー
ションを行う測定器の測定値の誤差を管理する測定器管
理用情報提供システム及び測定器管理方法を提供する。 【解決手段】 各拠点における測定器S1〜S3によ
り、標準となる色見本Pの色彩や濃度を測定する。色見
本Pの色彩や濃度の基準値は、予め管理サーバー1によ
り管理されている。測定器S1〜S3の測定結果は、当
該測定器S1〜S3の固有情報と共に端末装置2a及び
ネットワークNを介して管理サーバー1へ送信され、管
理サーバー1では、送信された測定値及び固有情報に基
づき、色見本Pの測定値と基準値との比較を行って、そ
の誤差を先の固有情報と共にWeb上の所定のサイトに
表示する。測定器S1〜S3では、所定の操作を行って
先の所定サイトへアクセスして、その誤差を表示/確認
し、これを基に各種調整を行う。
Description
された出力装置のキャリブレーションを行う際に、各出
力装置の出力物の色や濃度をより近似させるために、各
拠点において使用される測定器の測定値の補正を行うた
めの測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法
に関するものである。
力装置においては、色校正を行う上で遠隔地等、複数の
拠点に設置された装置にて出力を行う際に、各出力装置
の出力物の色や濃度をより近似させるために、これら出
力装置のキャリブレーションを行う必要がある。
装置から出力される出力物の色彩や濃度を測定器で測定
して、その測定値を基に出力装置の調整を行い、これを
基準値に近似させる作業が行われる。
において使用される測定器は別個であるため、例えば、
測定器の機種や製造元等が異なる場合があり、これら機
種や製品等の違いから、その測定値が必ずしも一致しな
い問題がある。例え測定器が同一の機種であった場合で
も、測定器の持つフィルタやモード等の設定の違いか
ら、更には、光源の違い等の人為的ミスから、測定値は
一致しないことが多い。
おいて、出力装置から出力される出力物の色彩や濃度を
測定して、その測定値を基に出力装置の調整を行って
も、各測定器の測定値の誤差は補正されていないため
に、適切な出力装置のキャリブレーションを行うことは
不可能であった。
であり、その目的とするところは、色校正を行う上で、
遠隔地等、複数の拠点に設置された装置にて出力を行う
際に、各出力装置の出力物の色彩や濃度をより近似させ
るために、これら出力装置のキャリブレーションを行う
各測定器の測定値の誤差を管理して、その誤差を基に各
測定器の調整を行うことで、複数の拠点に配置された出
力装置のキャリブレーションを適切に行うことを可能と
する測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法
を提供することにある。
に、請求項1記載の測定器管理用情報提供システムは、
標準となる色見本の色彩や濃度に関する基準値の管理を
行う管理サーバーと、該管理サーバーにネットワークを
介して接続され、前記標準となる色見本の色彩や濃度の
測定を行うと共に、その測定結果及び自身の固有情報を
前記ネットワークを介して前記管理サーバーへ送信する
複数の測定器とから構成される測定器管理用情報提供シ
ステムであって、前記管理サーバーは、さらに、前記測
定器より送信される測定結果及び固有情報に基づいて、
前記測定結果と前記基準値との誤差を算出して、その結
果を前記固有情報と共にWeb上の所定のサイトにて表
示する手段を有することを特徴とする。
の測定器管理用情報提供システムは、標準となる色見本
の色彩や濃度に関する基準値の管理を行う管理サーバー
と、該管理サーバーにネットワークを介して接続される
複数の端末装置と、該端末装置に接続され、前記標準と
なる色見本の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定
結果及び自身の固有情報を前記端末装置及び前記ネット
ワークを介して前記管理サーバーへ送信する複数の測定
器とから構成される測定器管理用情報提供システムであ
って、前記管理サーバーは、さらに、前記測定器より送
信される測定結果及び固有情報に基づいて、前記測定結
果と前記基準値との誤差を算出して、その結果を前記固
有情報と共にWeb上の所定のサイトにて表示する手段
を有することを特徴とする。
の測定器管理用情報提供システムは、標準となる色見本
の色彩や濃度に関する基準値の管理を行う管理サーバー
と、該管理サーバーにネットワークを介して接続され、
前記標準となる色見本の色彩や濃度の測定を行うと共
に、その測定結果及び自身の固有情報を前記ネットワー
クを介して前記管理サーバーへ送信する手段を有する複
数の出力装置とから構成される測定器管理用情報提供シ
ステムであって、前記管理サーバーは、さらに、前記出
力装置より送信される測定結果及び固有情報に基づい
て、前記測定結果と前記基準値との誤差を算出して、そ
の結果を前記固有情報と共にWeb上の所定のサイトに
て表示する手段を有することを特徴とする。
の測定器管理方法は、標準となる色見本の色彩や濃度に
関する基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サー
バーにネットワークを介して接続され、前記標準となる
色見本の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果
及び自身の固有情報を前記ネットワークを介して前記管
理サーバーへ送信する複数の測定器とから構成される測
定器管理用情報提供方法において、前記測定器により、
前記標準となる色見本の色彩や濃度の測定を行うステッ
プと、前記測定器から、前記出力物の測定結果及び自身
の固有情報を前記ネットワークを介して前記管理サーバ
ーへ送信するステップと、前記管理サーバーにて、前記
出力物の測定結果と前記基準値との誤差を算出して、そ
の算出結果を前記固有情報と共にWeb上の所定のサイ
トにて表示するステップとを含み構成されることを特徴
とする。
載の測定器管理方法は、標準となる色見本の色彩や濃度
に関する基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サ
ーバーにネットワークを介して接続される複数の端末装
置と、該端末装置に接続され、前記標準となる色見本の
色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自身
の固有情報を前記端末装置及び前記ネットワークを介し
て前記管理サーバーへ送信する複数の測定器とから構成
される測定器管理用情報提供方法において、前記測定器
により、前記標準となる色見本の色彩や濃度の測定を行
うステップと、前記測定器から、前記出力物の測定結果
及び自身の固有情報を前記端末装置及び前記ネットワー
クを介して前記管理サーバーへ送信するステップと、前
記管理サーバーにて、前記出力物の測定結果と前記基準
値との誤差を算出して、その算出結果を前記固有情報と
共にWeb上の所定のサイトにて表示するステップとを
含み構成されることを特徴とする。
載の測定器管理方法は、標準となる色見本の色彩や濃度
に関する基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サ
ーバーにネットワークを介して接続され、前記標準とな
る色見本の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結
果及び自身の固有情報を前記ネットワークを介して前記
管理サーバーへ送信する手段を有する複数の出力装置と
から構成される測定器管理用情報提供方法において、前
記出力装置により、前記標準となる色見本の色彩や濃度
の測定を行うステップと、前記出力装置から、前記出力
物の測定結果及び自身の固有情報を前記ネットワークを
介して前記管理サーバーへ送信するステップと、前記管
理サーバーにて、前記出力物の測定結果と前記基準値と
の誤差を算出して、その算出結果を前記固有情報と共に
Web上の所定のサイトにて表示するステップとを含み
構成されることを特徴とする。
情報提供システム及び測定器管理方法の様々な実施形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
形態における測定器管理用情報提供システムの構成につ
いて説明する。
ムのシステム構成図を示す。同図に示すように、当該測
定器管理用情報提供システムは、各測定器(測定器S1
〜S3)毎にその固有情報(製品、機種等)に応じて、
標準となる色見本Pの色彩や濃度に関する測定値(以
下、基準値と称する)の管理を行う管理サーバー1と、
この管理サーバー1にネットワークNを介して接続さ
れ、測定器S1〜S3の測定結果及び固有情報を管理サ
ーバー1へ送信する複数の端末装置2a〜2cと、この
端末装置2a〜2cに接続され、標準となる色見本Pの
色や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自身の
固有情報を、端末装置2a〜2cへ送信する複数の測定
器S1〜S3とから構成されている。尚、端末装置2a
〜2c及び測定器S1〜S3は、出力装置C1〜C3の
個数に応じて任意の個数が配置されても良く、また、測
定器S1〜S3及び出力装置C1〜C3は、互いに異な
る製品や機種であっても良い。
とは、予め、その色彩及び濃度が管理サーバー1にて管
理されている色見本のことを指し、この色見本Pは、後
述するように、同一のものが各測定器(測定器S1〜S
3)に巡回され、或いは、同一の色彩及び濃度に管理さ
れた複数が各測定器(測定器S1〜S3)に配布され、
或いは、各測定器(測定器S1〜S3)に対応して、予
め、同一製品及び同一機種であって、同一の固有設定が
成された基準となる測定器によって、その色彩及び濃度
が測定されたものが各測定器(測定器S1〜S3)にそ
れぞれ配布される。
器(測定器S1〜S3)毎に、その固有情報(製品、機
種等)に応じて、標準となる色見本Pの色彩や濃度に関
する基準値を格納する格納部1aと、端末装置2a〜2
cから送信された測定器S1〜S3の測定値及び固有情
報を登録する登録部1bと、この登録部1bに登録され
た測定値及び固有情報に基づいて、その測定値と測定値
格納部1aに格納された基準値とを比較して、その誤差
を算出する比較部1cと、この比較部1cによって算出
された誤差を先の固有情報と共にWeb上の所定のサイ
トにて表示する表示部1dとから構成されている。
成となっているため、以下においては測定器S1を例に
採り説明を行う。
装置(出力装置C1〜C3)により出力された出力物の
色や濃度を測定する測定部S1aと、当該測定器S1の
固有情報(具体的には、製品及び機種情報、固有設定情
報等)を格納する格納部S1bと、測定部S1aにより
測定された測定値及び格納部S1bに格納された当該測
定器S1の固有情報を端末装置2a及びネットワークN
を介して管理サーバー1へ送信する送信部S1cと、さ
らに、管理サーバー1の表示部1dによってWeb上の
所定のサイトにて表示される当該測定器S1の測定値と
基準値との誤差に関するデータを、先の所定のサイトか
らダウンロードして、これを表示する表示部S1dとか
ら構成されている。但し、この表示部S1dは省略し
て、後述する端末装置2aにその役割を持たせても良
い。
ュータであって、モニタ等の表示部と、キーボードやマ
ウス等の操作部とを備え、測定器S1の測定値及び固有
情報をネットワークNを介して管理サーバー1へ送信す
る役割を持っている。また、測定器S1に替わって、W
eb上の所定のサイトにて表示される測定器S1の測定
値と基準値との誤差に関するデータを、先の所定のサイ
トからダウンロードして、これを表示する手段にもなっ
ている。
成装置、プリンタ、複写機等、色彩や濃度の調整が可能
な出力装置であって、各拠点にそれぞれ配置されてい
る。
段を介して接続されている必要はなく、このような場合
には、端末装置2aにおいて、測定器S1の測定値を手
入力して、この測定器S1の測定値及び固有情報をネッ
トワークNを介して管理サーバー1へ送信して、さら
に、Web上の所定のサイトにて表示される測定器S1
の測定値と基準値との誤差に関するデータを、先の所定
のサイトからダウンロードして、これを表示することに
なる。
法)次に、以上のように構成される当該測定器管理用情
報提供システムの測定器管理方法について説明する。
Pの色彩や濃度を測定器S1〜S3により測定する。こ
の標準となる色見本Pとは、例えば、図2に示すような
ものであって、同図においては、CMYKのカラーパッ
チを示している。当該色見本Pは、前述のように、同一
のものを各測定器(測定器S1〜S3)、即ち、各拠点
に巡回させたもの、或いは、同一の色彩及び濃度に管理
された複数を各拠点に配布したもの、或いは、測定器S
1〜S3毎に、予め、同一製品及び同一機種であって、
同一の固有設定が成された基準となる測定器によって、
その色彩及び濃度が測定されたものを各拠点にそれぞれ
配布したものの何れかであることとし、この色見本Pの
色彩や濃度の測定値は、予め、基準値として管理サーバ
ー1の格納部1aに格納されているものとする。
つつ、測定器S1を例に採り説明を続ける。測定器S1
の測定部S1aにより測定された(ステップ1)色見本
Pの色や濃度の測定値は、当該測定器S1を端末装置2
aに通信ケーブル等を介して接続して(ステップ2)、
当該測定器S1の図示省略の操作部、或いは、端末装置
2aの操作部により所定の操作を行うことで、格納部S
1bに格納された当該測定器S1の固有情報(具体的に
は、製品及び機種情報、固有設定情報、配置場所情報
等)と共に、送信部S1cから、端末装置2a及びネッ
トワークNを介して、管理サーバー1へと送信される
(ステップ3)。
明する。まず、製品及び機種情報とは、当該測定器S1
の製品情報(○○社製)と機種情報(△△‐□□)のこ
とである。また、固有設定情報とは、例えば、濃度測定
に必要なフィルタの設定に関する情報等のことであり、
北米規格やヨーロッパ標準規格等に対応するものがあ
る。さらに、配置場所情報とは、当該測定器S1が配置
される拠点(親会社○○号機、工場△、系列会社□□
等)に関する情報のことである。尚、この配置場所情報
は、端末装置2aに格納されていても良い。
1bによって、測定器S1から送信された色見本Pの測
定値及び固有情報が受信/登録され(ステップ4)、比
較部1cによって、測定器S1の固有情報を基に、格納
部1aに格納された色見本Pの基準値、即ち、測定器S
1と同一の製品及び機種の基準となる測定器によって測
定された色見本Pの測定値と、測定器S1から送信され
た色見本Pの測定値との比較が行われ、その測定誤差が
算出される(ステップ5)。さらに、表示部1dによっ
て、この測定誤差は先の固有情報と共にWeb上の所定
のサイトに表示される(ステップ6)。
情報と共にWeb上の所定サイトに表示された際の表示
画面10を示す。因みに、同図においては、各測定器
(測定器S1〜S3)の固有情報10aとして、各測定
器の配置場所に関する情報(親会社1号機、2号機、工
場A、工場B、系列印刷会社1)及び製品/機種に関す
る情報(○○社製、△△‐□□)が表示され、また、各
拠点における測定器の各色(Y(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、R(レッ
ド)、G(グリーン)、B(ブルー)、W(ホワイ
ト))濃度測定値と基準値との誤差:ΔE(濃度)10
b、及び、その基準値10cとが表示されている。さら
に、この他にも、基準値が格納された日(基準色登録
日)10d、測定値が登録された日(更新日)10e、
測定器の補正が行われた日(測定器補正日)10f、測
定値と基準値との誤差:ΔEが予め設定された閾値を超
えたか否かを判定する、判定結果10gも合わせて表示
されている。尚、これらの情報の内、先の基準色登録日
10d、更新日10e及び測定器補正日10fは、管理
サーバー1の登録部1bにより登録/更新され、格納部
1aに格納されるものとする。また、判定結果10gに
関しては、比較部1cにより判定されるものとする。
操作部によって所定の操作を行うことで、先のWeb上
の所定のサイトにアクセスして(ステップ7)、先の表
示画面10を表示部S1dに表示する(ステップ8)。
但し、これらの操作は、端末装置2aの操作部及び表示
部によって行うことにしても良い。このような場合に
は、端末装置2aのキーボードやマウス等の操作部によ
って先のWeb上の所定のサイトにアクセスして、先の
表示画面10をモニタ等の表示部に表示することにな
る。
定器S1の各種調整を行うことで、その測定値を基準と
なる測定器と同様の値に近似する(ステップ9)。尚、
これら各種の調整は、先の測定誤差を当該測定器S1に
ダウンロードすることで自動的に行われるようにしても
良い。
は終了するが、この測定値S1を用いて、さらに、出力
装置2aの出力物の色彩や濃度に関する補正を行う。
C1の出力物の色彩や濃度を測定する。そして、その測
定値に基づいて出力装置C1の各種調整を行うことで、
出力物の色や濃度を所望の値に近似させる。
2〜C3に関しても同様に行うことで、全ての拠点に配
置される出力装置(出力装置C1〜C3)に関して、そ
の出力物の色彩や濃度を所望の値に近似する。これによ
り、各拠点に配置される出力装置(出力装置C1〜C
3)から、同一の色彩や濃度の出力物を得ることが可能
となる。
形態における測定器管理用情報提供システムの構成につ
いて説明する。当該測定器管理用情報提供システムは、
第一の実施形態における端末装置2a〜2c及び測定器
S1〜S3が、それぞれ出力装置C1〜C3の内部に設
けられ、これらが一体となって構成されたものである。
即ち、出力装置C1〜C3のそれぞれには、ネットワー
クNを介して管理サーバー1と通信を行う図示省略の通
信部と、先の測定器S1〜S3が内蔵されている。
ムのシステム構成図を示す。同図に示すように、当該測
定器管理用情報提供システムは、出力装置(出力装置C
1〜C3)に内蔵される測定器(測定器S1〜S3)毎
にその固有情報(製品、機種等)に応じて、標準となる
色見本Pの色彩や濃度の測定値(以下、基準値と称す
る)の管理を行う管理サーバー1と、この管理サーバー
1にネットワークNを介して接続され、標準となる色見
本Pの色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及
び自身の固有情報を、ネットワークNを介して管理サー
バー1へ送信する測定器S1〜S3及びこれを内蔵する
複数の出力装置C1〜C3とから構成されている。尚、
出力装置C1〜C3及び測定器S1〜S3は任意の個数
が配置されて良く、また、これらは互いに異なる製品や
機種であっても良い。
とは、予め、その色彩及び濃度が管理サーバー1にて管
理されている色見本のことを指し、この色見本Pは、後
述するように、同一のものが各出力装置(出力装置C1
〜C3)に巡回され、或いは、同一の色彩及び濃度に管
理された複数が各出力装置(出力装置C1〜C3)に配
布され、或いは、各測定器(測定器S1〜S3)に対応
して、予め、同一製品及び同一機種であって、同一の固
有設定が成された基準となる測定器によって、その色彩
及び濃度が測定されたものが各出力装置(出力装置C1
〜C3)にそれぞれ配布される。
置(出力装置C1〜C3)に内蔵される測定器(測定器
S1〜S3)毎に、標準となる色見本Pの色彩や濃度に
関する基準値を格納する格納部1aと、測定器S1〜S
3から送信された測定データ及び固有情報を登録する登
録部1bと、この登録部1bに登録された固有情報及び
測定値に基づいて、その測定値と測定値格納部1aに格
納された基準値とを比較して、その誤差を算出する比較
部1cと、この比較部1cによって算出された誤差を先
の固有情報と共にWeb上の所定のサイトにて表示する
表示部1dとから構成されている。
ーフ作成装置、プリンタ、複写機等、色彩や濃度の調整
が可能な出力装置であって、各拠点にそれぞれ配置され
ている。
は、何れも同様の構成となっているため、以下において
は出力装置C1及び測定器S1を例に採り説明を続け
る。
出力部と、この出力部から出力される出力物、さらに
は、標準となる色見本Pの色彩や濃度を測定する測定器
S1とから構成されている。
と共に、当該出力装置C1により出力された出力物、さ
らに、標準となる色見本Pの色彩や濃度を測定する測定
部S1aと、当該測定器S1の固有情報(具体的には、
製品及び機種情報、固有設定情報等)を格納する格納部
S1bと、測定部S1aにより測定された測定値及び格
納部S1bに格納された当該測定器S1の固有情報を管
理サーバー1へ送信する送信部S1cと、さらに、管理
サーバー1の表示部1dによってWeb上の所定のサイ
トにて表示される当該測定器S1の測定値と基準値との
誤差に関するデータを、先の所定のサイトからダウンロ
ードして、これを表示する表示部S1dとから構成され
ている。但し、この表示部S1dは、出力装置C1の操
作部(液晶パネル等)であっても良い。
法)次に、以上のように構成される当該測定器管理用情
報提供システムの測定器管理方法について説明する。
Pの色彩や濃度を測定器S1〜S3により測定する。こ
の標準となる色見本Pとは、例えば、図2に示すような
ものであって、同図においては、CMYKのカラーパッ
チを示している。当該色見本Pは、前述のように、同一
のものを各出力装置(出力装置C1〜C3)、即ち、各
拠点に巡回させたもの、或いは、同一の色彩及び濃度に
管理された複数を各拠点に配布したもの、或いは、測定
器S1〜S3毎に、予め、同一製品及び同一機種であっ
て、同一の固有設定が成された基準となる測定器によっ
て、その色彩及び濃度が測定されたものを各拠点にそれ
ぞれ配布したものの何れかであることとし、この色見本
Pの色彩や濃度の測定値は、予め、基準値として管理サ
ーバー1の格納部1aに格納されているものとする。
つつ、出力装置C1及び測定器S1を例に採り説明を続
ける。測定器S1の測定部S1aにより測定された(ス
テップ1)色見本Pの色や濃度の測定値は、格納部S1
bに格納された当該測定器S1の固有情報(具体的に
は、製品及び機種情報、固有設定情報、配置場所情報
等)と共に、送信部S1cにより、ネットワークNを介
して、管理サーバー1へと送信される(ステップ2)。
明する。まず、製品及び機種情報とは、当該測定器S1
の製品情報(○○社製)と機種情報(△△‐□□)のこ
とである。また、固有設定情報とは、例えば、濃度測定
に必要なフィルタの設定に関する情報等のことであり、
北米規格やヨーロッパ標準規格等に対応するものがあ
る。さらに、配置場所情報とは、当該測定器S1及び出
力装置2aが配置される拠点(親会社○○号機、工場
△、系列会社□□等)に関する情報のことである。
1bによって、測定器S1から送信された色見本Pの測
定値及び固有情報が受信/登録され(ステップ3)、比
較部1cによって、測定器S1の固有情報を基に、格納
部1aに格納された色見本Pの基準値、即ち、測定器S
1と同一の製品及び機種の基準となる測定器によって測
定された色見本Pの測定値と、測定器S1から送信され
た色見本Pの測定値との比較が行われ、その測定誤差が
算出される(ステップ4)。さらに、表示部1dによっ
て、この測定誤差は先の固有情報と共にWeb上の所定
のサイトに表示される(ステップ5)。
情報と共にWeb上の所定サイトに表示された際の表示
画面10を示す。因みに、同図においては、各測定器
(測定器S1〜S3)の固有情報10aとして、各測定
器の配置場所に関する情報(親会社1号機、2号機、工
場A、工場B、系列印刷会社1)及び製品/機種に関す
る情報(○○社製、△△‐□□)が表示され、また、各
拠点における測定器の各色(Y(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、K(ブラック)、R(レッ
ド)、G(グリーン)、B(ブルー)、W(ホワイ
ト))濃度測定値と基準値との誤差:ΔE(濃度)10
b、及び、その基準値10cとが表示されている。さら
に、この他にも、基準値が格納された日(基準色登録
日)10d、測定値が登録された日(更新日)10e、
測定器の補正が行われた日(測定器補正日)10f、測
定値と基準値との誤差:ΔEが予め設定された閾値を超
えたか否かを判定する、判定結果10gも合わせて表示
されている。尚、これらの情報の内、先の基準色登録日
10d、更新日10e及び測定器補正日10fは、管理
サーバー1の登録部1bにより登録/更新され、格納部
1aに格納されるものとする。また、判定結果10gに
関しては、比較部1cにより判定されるものとする。
は、図示省略の操作部、例えば、出力装置C1の操作部
(タッチパネル)によって所定の操作を行うことで、先
のWeb上の所定のサイトにアクセスして(ステップ
6)、先の表示画面10を表示部S1dに表示する(ス
テップ7)。尚、この表示部S1dは、出力装置C1の
操作部(液晶パネル)であっても良い。
1の調整を行うことで、その測定値を基準となる測定器
と同様の値に近似する(ステップ8)。尚、これら各種
の調整は、先の測定誤差を当該出力装置C1にダウンロ
ードすることで自動的に行われるようにしても良い。
は終了するが、この測定値S1を用いて、さらに、出力
装置2aの出力物の色彩や濃度に関する補正を行う。
C1の出力物の色彩や濃度を測定する(ステップ9)。
そして、その測定値に基づいて出力装置C1の各種調整
を行うことで、出力物の色や濃度を所望の値に近似させ
る(ステップ10)。
2〜C3に関しても同様に行うことで、全ての拠点に配
置される出力装置(出力装置C1〜C3)に関して、そ
の出力物の色彩や濃度を所望の値に近似させる。これに
より、全ての拠点に配置される出力装置(出力装置C1
〜C3)から、同一の色彩や濃度の出力物を得ることが
可能となる。
理用情報提供システムの表示画面10の構成や色見本P
の構成は、測定器S1〜S2の種類(例えば、色彩計、
濃度計、分光測色計等)に応じて適当に変化させるもの
とする。従って、図2及び図3に示した構成に限られる
ものではない。また、出力装置C1〜C3も、図1及び
図3に示したカラープルーフ作成装置に限られるもので
はなく、例えばプリンタや複写機等の色彩や濃度の調整
が可能な出力装置であっても良い。
定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法によれ
ば、色校正を行う上で、遠隔地等、複数の拠点毎で出力
を行う際に、拠点毎の出力キャリブレーションを行う測
定器の測定誤差を適切に管理することができるので、そ
の測定誤差を基に全ての拠点における測定器の測定値の
補正を行い、さらには、この測定器を用いて出力装置の
各種調整を行うことで、各拠点において確実に同一の出
力物を得ることができる。
一実施形態におけるシステム構成図である。
いて、各拠点に配布される標準となる色見本の一構成例
(CMYKのカラーパッチ)を表す図である。
ける測定器管理方法を説明するためのフローチャートで
ある。
理サーバーによりWeb上の所定のサイトに表示される
表示画面の一構成例を表す図である。
の実施形態におけるシステム構成図である。
ける測定器管理方法を説明するためのフローチャートで
ある。
Claims (16)
- 【請求項1】 標準となる色見本の色彩や濃度に関する
基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバーに
ネットワークを介して接続され、前記標準となる色見本
の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自
身の固有情報を前記ネットワークを介して前記管理サー
バーへ送信する複数の測定器とから構成される測定器管
理用情報提供システムであって、 前記管理サーバーは、さらに、前記測定器より送信され
る測定結果及び固有情報に基づいて、前記測定結果と前
記基準値との誤差を算出して、その結果を前記固有情報
と共にWeb上の所定のサイトにて表示する表示手段を
有することを特徴とする測定器管理用情報提供システ
ム。 - 【請求項2】 標準となる色見本の色彩や濃度に関する
基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバーに
ネットワークを介して接続される複数の端末装置と、該
端末装置に接続され、前記標準となる色見本の色彩や濃
度の測定を行うと共に、その測定結果及び自身の固有情
報を前記端末装置及び前記ネットワークを介して前記管
理サーバーへ送信する複数の測定器とから構成される測
定器管理用情報提供システムであって、 前記管理サーバーは、さらに、前記測定器より送信され
る測定結果及び固有情報に基づいて、前記測定結果と前
記基準値との誤差を算出して、その結果を前記固有情報
と共にWeb上の所定のサイトにて表示する表示手段を
有することを特徴とする測定器管理用情報提供システ
ム。 - 【請求項3】 標準となる色見本の色彩や濃度に関する
基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバーに
ネットワークを介して接続され、前記標準となる色見本
の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自
身の固有情報を前記ネットワークを介して前記管理サー
バーへ送信する手段を有する複数の出力装置とから構成
される測定器管理用情報提供システムであって、 前記管理サーバーは、さらに、前記出力装置より送信さ
れる測定結果及び固有情報に基づいて、前記測定結果と
前記基準値との誤差を算出して、その結果を前記固有情
報と共にWeb上の所定のサイトにて表示する表示手段
を有することを特徴とする測定器管理用情報提供システ
ム。 - 【請求項4】 前記固有情報は、前記測定器の製品及び
機種に関する情報、前記測定器の固有設定情報、前記測
定器の設置場所に関する情報の何れかを含むことを特徴
とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の測定
器管理用情報提供システム。 - 【請求項5】 前記基準値は、基準となる測定器によっ
て測定した前記標準となる色見本の色彩や濃度の測定値
であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか
一項に記載の測定器管理用情報提供システム。 - 【請求項6】 前記基準となる測定器は、前記測定器と
同一製品及び同一機種の測定器であって、しかも、前記
測定器と同一の固有設定となっていることを特徴とする
請求項5記載の測定器管理用情報提供システム。 - 【請求項7】 前記測定器は、前記所定のサイトにアク
セスして、前記算出結果を表示する表示手段をさらに有
することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測
定器管理用情報提供システム。 - 【請求項8】 前記出力装置は、前記所定のサイトにア
クセスして、前記算出結果を表示する表示手段をさらに
有することを特徴とする請求項3記載の測定器管理用情
報提供システム。 - 【請求項9】 標準となる色見本の色彩や濃度に関する
基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバーに
ネットワークを介して接続され、前記標準となる色見本
の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自
身の固有情報を前記ネットワークを介して前記管理サー
バーへ送信する複数の測定器とから構成される測定器管
理用情報提供方法において、 前記測定器により、前記標準となる色見本の色彩や濃度
の測定を行うステップと、前記測定器から、前記出力物
の測定結果及び自身の固有情報を前記ネットワークを介
して前記管理サーバーへ送信するステップと、前記管理
サーバーにて、前記出力物の測定結果と前記基準値との
誤差を算出して、その算出結果を前記固有情報と共にW
eb上の所定のサイトにて表示するステップとを含み構
成されることを特徴とする測定器管理方法。 - 【請求項10】 標準となる色見本の色彩や濃度に関す
る基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバー
にネットワークを介して接続される複数の端末装置と、
該端末装置に接続され、前記標準となる色見本の色彩や
濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び自身の固有
情報を前記端末装置及び前記ネットワークを介して前記
管理サーバーへ送信する複数の測定器とから構成される
測定器管理用情報提供方法において、 前記測定器により、前記標準となる色見本の色彩や濃度
の測定を行うステップと、前記測定器から、前記出力物
の測定結果及び自身の固有情報を前記端末装置及び前記
ネットワークを介して前記管理サーバーへ送信するステ
ップと、前記管理サーバーにて、前記出力物の測定結果
と前記基準値との誤差を算出して、その算出結果を前記
固有情報と共にWeb上の所定のサイトにて表示するス
テップとを含み構成されることを特徴とする測定器管理
方法。 - 【請求項11】 標準となる色見本の色彩や濃度に関す
る基準値の管理を行う管理サーバーと、該管理サーバー
にネットワークを介して接続され、前記標準となる色見
本の色彩や濃度の測定を行うと共に、その測定結果及び
自身の固有情報を前記ネットワークを介して前記管理サ
ーバーへ送信する手段を有する複数の出力装置とから構
成される測定器管理用情報提供方法において、 前記出力装置により、前記標準となる色見本の色彩や濃
度の測定を行うステップと、前記出力装置から、前記出
力物の測定結果及び自身の固有情報を前記ネットワーク
を介して前記管理サーバーへ送信するステップと、前記
管理サーバーにて、前記出力物の測定結果と前記基準値
との誤差を算出して、その算出結果を前記固有情報と共
にWeb上の所定のサイトにて表示するステップとを含
み構成されることを特徴とする測定器管理方法。 - 【請求項12】 前記固有情報は、前記測定器の製品及
び機種に関する情報、前記測定器の固有設定情報、前記
測定器の設置場所に関する情報の何れかを含むことを特
徴とする請求項9乃至請求項11の何れか一項に記載の
測定器管理方法。 - 【請求項13】 前記基準値は、基準となる測定器によ
って前記標準となる色見本の色彩や濃度を測定すること
で得られることを特徴とする請求項9乃至請求項12の
何れか一項に記載の測定器管理方法。 - 【請求項14】 前記基準となる測定器は、前記測定器
と同一製品及び同一機種の測定器であって、しかも、前
記測定器と同一の固有設定が成されていることを特徴と
する請求項13記載の測定器管理方法。 - 【請求項15】 前記測定器から、前記所定のサイトに
アクセスして、前記算出結果を表示するステップをさら
に有することを特徴とする請求項9又は請求項10に記
載の測定器管理方法。 - 【請求項16】 前記出力装置から、前記所定のサイト
にアクセスして、前記算出結果を表示するステップをさ
らに有することを特徴とする請求項11記載の測定器管
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147661A JP4122842B2 (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147661A JP4122842B2 (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003345570A true JP2003345570A (ja) | 2003-12-05 |
JP4122842B2 JP4122842B2 (ja) | 2008-07-23 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002147661A Expired - Fee Related JP4122842B2 (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 測定器管理用情報提供システム及び測定器管理方法 |
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- 2002-05-22 JP JP2002147661A patent/JP4122842B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4122842B2 (ja) | 2008-07-23 |
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