JP2003345484A - 情報処理装置およびそのプログラム - Google Patents

情報処理装置およびそのプログラム

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JP2003345484A
JP2003345484A JP2002148724A JP2002148724A JP2003345484A JP 2003345484 A JP2003345484 A JP 2003345484A JP 2002148724 A JP2002148724 A JP 2002148724A JP 2002148724 A JP2002148724 A JP 2002148724A JP 2003345484 A JP2003345484 A JP 2003345484A
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processing apparatus
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JP2002148724A
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Kazuhiro Kayashima
一弘 萱嶋
Makoto Fujimoto
眞 藤本
Kazuhisa Watanabe
和久 渡邊
Hirotami Kawai
啓民 川合
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙などの静的物体に記載されている情報を補
間する情報や、より詳しい情報を直感的な操作により得
ることができなかった。 【解決手段】 情報を格納しているサーバ装置と情報を
出力する情報処理装置を有する情報処理システムを構成
する情報処理装置であって、静的物体に対する相対的な
座標の情報である座標情報を取得する座標情報取得部
と、座標情報に基づく情報をサーバ装置に送信するよう
に指示する指示情報を送信する情報送信部と、座標情報
に基づく情報の検索結果である情報をサーバ装置から受
信する情報受信部と、情報受信部が受信した情報を出力
する情報出力部を具備し、かかる情報処理装置により、
紙などの静的物体と連動する表示インターフェイスを提
供することにより、情報処理機器の操作に不慣れなユー
ザでも、容易に種々の情報を得ることができるシステム
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙などのリアルな
媒体と連動した情報の出力を実現する情報処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙などのリアルな媒体にバーコー
ドなどの情報を記録しておき、当該バーコードなどの情
報を読み込んで、情報の登録を行うなどの動作をする情
報処理システムが存在した。かかる情報処理システムを
POSシステムと呼んでいる。また、紙に印刷されたバ
ーコードを利用して録画予約を行うビデオシステムがあ
った。また、一方、電子的な情報を表示しているディス
プレイに表示している状態において、さらに詳しい情報
を表示する技術として、インターネットブラウザ、ハイ
パーテキストなどの技術がある。例えば、現在、世界的
に利用されている技術として、ホットスポットを指示す
ると、リンクされているホームページを検索して取得す
るウェブブラウザがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
POSシステムやビデオシステムは、静的な物体である
紙に印刷された情報を読み込んで、当該情報をコード化
し、当該コードを登録する処理を行う。従って、2つの
システムは紙に記載された情報を蓄積、管理、および二
次的な利用を行うものであり、ユーザは、紙という静的
物体に記載されている情報を補間する情報や、静的物体
に記載されている情報より詳しい情報を得ることができ
なかった。
【0004】また、上記のインターネットブラウザ、ハ
イパーテキストなどの技術によれば、ユーザは、表示さ
れている情報に対して、より詳しい情報などを得ること
ができるが、コンピュータなどの情報処理機器の操作に
不慣れなユーザにとって、詳しい情報等を得るための操
作が難しかった。また、場合によっては、情報処理機器
の操作を行うこと自体が心理的壁等により困難なユーザ
が存在し、かかるユーザにとっては、情報処理機器を使
いこなして、種々の情報を得ることは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの第一の発明は、情報を格納しているサーバ装置と情
報を出力する情報処理装置を有する情報処理システムを
構成する情報処理装置であって、静的物体に対する相対
的な座標の情報である座標情報を取得する座標情報取得
部と、座標情報に基づく情報をサーバ装置に送信するよ
うに指示する指示情報を送信する情報送信部と、座標情
報に基づく情報の検索結果である情報をサーバ装置から
受信する情報受信部と、情報受信部が受信した情報を出
力する情報出力部を具備し、かかる情報処理装置によ
り、紙などの静的物体と連動する表示インターフェイス
を提供することにより、情報処理機器の操作に不慣れな
ユーザでも、容易に種々の情報を得ることができるシス
テムを提供できる。
【0006】また、上記の課題を解決するための第二の
発明は、情報を格納しているサーバ装置と情報を出力す
る情報処理装置を有する情報処理システムを構成する情
報処理装置であって、静的物体の画像情報を取得する画
像情報取得部と、画像情報に基づく情報をサーバ装置に
送信するように指示する指示情報を送信する情報送信部
と、画像情報に基づく情報をサーバ装置から受信する情
報受信部と、情報受信部が受信した情報を出力する情報
出力部を具備し、かかる情報処理装置により、紙などの
静的物体と連動する表示インターフェイスを提供するこ
とにより、情報処理機器の操作に不慣れなユーザでも、
容易に種々の情報を得ることができるシステムを提供で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、情報処理装置やサーバ装置
を有する情報処理システム等の実施形態について図面を
参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号
を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明
を省略する場合がある。
【0008】(実施の形態1)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図1に示す。
情報処理システムは、情報処理装置11とサーバ装置1
2を具備する。
【0009】情報処理装置11は、座標情報取得部11
01、情報送信部1102、情報受信部1103、情報
出力部1104を有する。サーバ装置12は、情報格納
部1201、サーバ側情報受信部1202、情報検索部
1203、サーバ側情報送信部1204を有する。
【0010】座標情報取得部1101は、静的物体中の
相対的な座標の情報である座標情報を取得する。座標情
報取得部1101が座標情報を取得する方法として、例
えば、以下の方法がある。静的物体に図2に示す特殊ド
ットパターンが印刷されている場合に、座標情報取得部
1101は、特殊ドットパターンによる座標検出技術で
実現され得る。具体的には、例えば、図3のような構成
になる。図3の構成は、CCDカメラ301、パターン
認識と解析を行うプロセッサ302で構成される。特殊
ドットパターンは、0.3mmピッチのグリッドに沿っ
てドットを示し、そのドットの配置をRight/Le
ft/Up/Downの4パターンで振り分けることで
コード化を図る。そして、CCDカメラより、特殊ドッ
トパターンを60フレーム/秒で撮影し、入力する。そ
して、撮影した画像情報を解析することにより、入力装
置であるCCDカメラの移動(すなわち撮影されるドッ
トパターンの変化)を検出することができる。CCDカ
メラの移動を検出することにより、静的物体中の相対的
な座標情報を取得できる。
【0011】また、静的物体の表面に、座標情報を示す
バーコードが印刷されている場合に、座標情報取得部1
101は、当該バーコードを読み込み、座標情報を得る
バーコードリーダで実現され得る。
【0012】情報送信部1102は、座標情報に基づく
情報をサーバ装置12に送信するように指示する指示情
報を送信する。情報送信部1102は、無線または有線
の通信手段で実現され得る。特に、無線通信手段で実現
するのが好適である。但し、放送手段により実現しても
良い。なお、指示情報のデータ構造は問わない。例え
ば、指示情報は、座標情報を有する検索式である。検索
式としては、データベースの標準的な検索式の記述言語
であるSQLの記述などがある。また、例えば、指示情
報は、座標情報と静的物体を特定する静的物体識別子を
有するのが好ましい。指示情報に静的物体識別子を有す
る場合は、当該静的物体識別子は、例えば、座標情報取
得部1101により取得される。静的物体識別子は、例
えば、バーコードで静的物体に印刷されている。
【0013】情報受信部1103は、座標情報に基づく
情報の検索結果である情報をサーバ装置12から受信す
る。情報受信部1103は、無線または有線の通信手段
で実現され得る。特に、無線通信手段で実現するのが好
適である。但し、放送を受信する手段(チューナーおよ
びそのドライバーソフト等)により実現しても良い。
【0014】情報出力部1104は、情報受信部110
3が受信した情報を出力する。ここで、情報の出力と
は、情報の表示、情報の音声出力、情報の印刷、情報の
送信を含む。従って、情報出力部1104は、ディスプ
レイとそのドライバーソフト、または/およびスピーカ
ーとそのドライバーソフト、または/およびプリンタと
そのドライバーソフト、または/および情報送信手段
(無線または有線の通信手段、または放送手段)とその
ドライバーソフトなどで実現され得る。
【0015】情報格納部1201は、座標情報に対応付
けて、情報を格納している。情報格納部1201は、ハ
ードディスクなどの不揮発性の記録媒体でも、揮発性の
記録媒体でも良い。
【0016】サーバ側情報受信部1202は、座標情報
を有する指示情報を受信する。サーバ側情報受信部12
02は、無線または有線の通信手段で実現され得る。特
に、無線通信手段で実現するのが好適である。但し、放
送を受信する手段(チューナーおよびそのドライバーソ
フト等)により実現しても良い。
【0017】情報検索部1203は、サーバ側情報受信
部1202が受信した指示情報が有する座標情報に基づ
いて、情報格納部1201から情報を検索する。情報検
索部1203は、通常、ソフトウェアで実現され得る
が、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0018】サーバ側情報送信部1204は、情報検索
部1203が検索した情報を情報処理装置11に送信す
る。サーバ側情報送信部1204は、無線または有線の
通信手段で実現され得る。特に、無線通信手段で実現す
るのが好適である。但し、放送手段により実現しても良
い。
【0019】以下、本実施の形態に係る情報処理システ
ムの処理について説明する。まず、情報処理装置11の
動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0020】(ステップS401)座標情報取得部11
01は、静的物体中の相対的な座標の情報である座標情
報を取得する指示を受け付けたか否かを判断する。指示
を受け付ければステップS402に行き、指示を受け付
けなければステップS407に飛ぶ。
【0021】(ステップS402)座標情報取得部11
01は座標情報を取得する。なお、座標情報と一緒に、
または座標情報の取得の前後に、静的物体を識別する情
報である静的物体識別子も取得する場合もある。
【0022】(ステップS403)情報送信部1102
は、ステップS402で取得した座標情報から送信する
指示情報を構成する。なお、指示情報に静的物体識別子
を含む場合もある。
【0023】(ステップS404)情報送信部1102
は、サーバ装置12に指示情報を送信する。
【0024】(ステップS405)情報受信部1103
は、座標情報に基づく情報の検索結果である情報をサー
バ装置12から受信したか否かを判断する。情報を受信
すればステップS406に行き、情報を受信しなければ
ステップS405に戻る。
【0025】(ステップS406)情報出力部1104
は、ステップS405で受信した情報を出力する。ステ
ップS401に戻る。
【0026】(ステップS407)終了信号を受け付け
たか否かを判断する。終了信号を受け付ければ終了し、
終了信号を受け付けなければステップS401に戻る。
なお、終了信号とは、例えば、電源OFFなどの信号で
ある。また、終了信号を受け付ける主体は、図示しな
い。
【0027】なお、図4のフローチャートにおいて、ユ
ーザの指示により情報処理装置11の座標情報取得動作
が開始されたが、ユーザの指示なしに当該動作が開始さ
れても良い。つまり、座標情報取得動作を開始するタイ
ミングは問わない。
【0028】次に、サーバ装置12の動作について図5
のフローチャートを用いて説明する。
【0029】(ステップS501)サーバ側情報受信部
1202は、座標情報を有する指示情報を受信したか否
かを判断する。指示情報を受信すればステップS502
に行き、指示情報を受信しなければステップS501に
戻る。
【0030】(ステップS502)情報検索部1203
は、ステップS501で受信した指示情報が有する座標
情報に基づいて、情報格納部1201から情報を検索す
る。
【0031】(ステップS503)サーバ側情報送信部
1204は、ステップS502で検索した情報を情報処
理装置11に送信する。ステップS501に戻る。
【0032】なお、サーバ装置12のシャットダウンな
どの終了信号を受け付けることにより、上記のフローチ
ャートに割り込みが発生し、サーバ装置12の処理は終
了する。
【0033】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。まず、第一の例
について述べる。今、情報処理装置は、図6に示すよう
な外観を有する。また、静的物体は平面的な物体で、特
に、紙媒体である、とする。平面的な物体とは、略平面
的であれば良く、多少の厚みを有しても良い。また、紙
には上述した特殊ドットが印刷されている。また、紙は
地図である、とする。ここでの例の情報処理装置は、紙
上の情報処理装置の位置に対応する情報をサーバ装置か
ら検索し、ディスプレイ上に表示し、かつ持ち運びが容
易な端末である。本情報処理装置は、紙上の情報処理装
置の位置に対応する情報を表示するので、ユーザは情報
処理装置が虫眼鏡であるかのように感じる。従って、本
情報処理装置を、適宜、ルーペモバイル端末を言う。
【0034】ルーペモバイル端末は、ルーペウィンドウ
61、ディスプレイ62、センサ63を有する。ルーペ
ウィンドウ61は、ガラスや透明のフィルムなどの透明
体で構成されている。また、ディスプレイ62は情報を
表示する機能を有し、液晶ディスプレイなどの厚さが薄
いディスプレイが好適である。また、センサ63は、例
えば、CCDカメラである。つまり、センサ63は、例
えば、紙上に印刷された特殊ドットを読み込む機能を有
する。
【0035】また、座標情報は、紙(地図)上の(x、
y)座標値である、とする。紙の例を図7に示す。そし
て、サーバ装置は、紙(地図)上の(x、y)座標値に
対応した情報を格納している。つまり、サーバ装置は、
紙(地図)上の情報に関連する情報を格納している。具
体的には、図8に示す情報をサーバ装置は格納してい
る。図9に示すように、ルーペモバイル端末を紙上の座
標(30,20)に移動すると、ルーペモバイル端末か
らサーバ装置に(30,20)に対応する情報を取得し
に行く。そして、ルーペモバイル端末は、情報「本日、
焼肉屋ABCは大安売り。・・・・」を取得し、図10
のように当該情報を表示する。
【0036】なお、座標(40,30)の道路にルーペ
モバイル端末を移動させると、ルーペモバイル端末は、
情報「事故につき、通行止め。復旧の見通しは、〜・・
・。」を取得し、表示する。
【0037】また、上記において、ルーペモバイル端末
がサーバ装置に指示情報を送信するタイミングについて
述べなかったが、指示情報を送信するタイミングは問わ
ない。例えば、ルーペモバイル端末が一定時間以上静止
した場合に、ルーペモバイル端末がサーバ装置に指示情
報を送信しても良い。ルーペモバイル端末が一定時間以
上静止したことは、ルーペモバイル端末が座標情報を定
期的に(常時)読み込んでおり、読み込んだ座標情報が
一定時間変化しないことを認識することにより判断可能
である。また、ユーザからの指示によりルーペモバイル
端末がサーバ装置に指示情報を送信しても良い。かかる
場合、例えば、ルーペモバイル端末がユーザ指示を受け
付けるボタンなどを具備する構成となる。なお、静的物
体が紙の地図である場合に、地図上の店の広告情報や地
図上の道路の渋滞情報の他に、さらに詳細な道路地図や
住宅地図などをルーペモバイル端末に表示しても良い。
かかる場合、サーバ装置が詳細な道路地図や住宅地図な
どを格納していることは上記の仕組みと同様である。
【0038】次に、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作の第二の例について述べる。静的物
体は、図11に示すような複数の紙からなる書籍であ
る、とする。そして、書籍は英語の書籍である、とす
る。かかる場合、ルーペモバイル端末を書籍上に置い
て、例えば、ユーザがサーバ装置と通信をする指示をす
ると、ルーペモバイル端末は座標情報を取得する。な
お、座標情報の取得方法は上述したような特殊ドットパ
ターンを読み込んで座標情報を取得する技術などがあ
る。そして、座標情報を有する指示情報を構成し、サー
バ装置に送信する。そして、サーバ装置では、座標情報
に基づいて情報を検索する。かかる場合検索される情報
は、英語を日本語に訳した日本語訳である、とする。そ
して、サーバ装置は日本語訳をルーペモバイル端末に送
信し、ルーペモバイル端末は情報を受信し表示する。ル
ーペモバイル端末が日本語訳を表示している表示例を図
12に示す。また、類似の例で、静的物体がカブトムシ
などの写真が載っている百科事典で、サーバ装置はカブ
トムシなどの虫の説明を格納しているとする。かかる場
合、百科事典のカブトムシの位置にルーペモバイル端末
を置くと、ルーペモバイル端末からサーバ装置に情報を
検索しに行き、ルーペモバイル端末はカブトムシの説明
の情報をサーバ装置から受信し、ディスプレイに表示す
る。
【0039】次に、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作の第三の例について述べる。静的物
体は、図13に示すような紙媒体の絵画である、とす
る。そして、サーバ装置には、絵画の各部を拡大した画
像情報が座標情報と対応付けて格納されている(図14
参照)。そして、今、ユーザが図15の絵画の右目の位
置にルーペモバイル端末を置いたとする。図15の絵画
の右目の位置の座標は、「(18,12)」である、と
する。かかる場合、ルーペモバイル端末は、座標情報
「(18,12)」を有する指示情報を構成し、指示情
報をサーバ装置に送信する。そして、サーバ装置は座標
情報「(18,12)」を有する指示情報を受信し、座
標情報「(18,12)」と対になる情報を検索する。
そして、サーバ装置はルーペモバイル端末に、検索した
情報を送信する。そして、ルーペモバイル端末は情報を
受信し、表示する(図16参照)。つまり、ルーペモバ
イル端末が置かれている目の部分を拡大したものがルー
ペモバイル端末のディスプレイに表示される。かかる場
合、ルーペモバイル端末は、あたかも虫眼鏡のように動
作することとなる。以上、情報が画像情報である場合に
ついて説明した。つまり、ルーペモバイル端末などの情
報処理装置に出力する情報は、テキスト情報でも、静止
画情報でも、動画情報でも、音声情報でも何でも良く、
そのデータの形式なども問わない。
【0040】以上、本実施の形態によれば、紙などのリ
アルな静的な媒体、つまり静的物体と連動した表示イン
ターフェイスが提供でき、リアルな静的物体では表示し
きれない、またはリアルな静的物体では表現しきれない
情報を、情報機器の操作が苦手な人でも容易に得ること
ができる。
【0041】なお、本実施の形態において、静的物体の
具体的な例は、紙であったが、材質は何でも良い。ま
た、静的物体は平面的(二次元)であったが、立体的
(三次元)な物体でも、ひもやコードなどの線状(一次
元)の物体でも良い。なお、線上の物体といっても、自
然界では必ず幅や高さは有り得る。静的物体の種類が多
様であることについては、他の実施の形態においても該
当する。
【0042】また、静的物体が平面的な紙の歴史年表で
あるとし、座標情報は一次元の座標の情報である、とす
る。そして、サーバ装置は、各時代の詳細な情報を一次
元の座標情報と対応付けて格納している。そして、ユー
ザが歴史年表上に情報処理装置を置いて、例えば、古い
時代から新しい時代に情報処理装置をスライドさせる。
かかる場合、どんどん年表上の時代が移行していく様子
がわかるような情報(サーバ装置に格納されている各時
代の詳細な情報)を情報処理装置に表示することができ
る。
【0043】また、本実施の形態において、情報処理装
置(ルーペモバイル端末)が取得した座標情報と同一の
座標情報と対になる情報をサーバ装置が取得して、ルー
ペモバイル端末に送信した。しかし、情報処理装置(ル
ーペモバイル端末)が取得した座標情報に最も近い座標
情報と対になる情報をサーバ装置が取得して、ルーペモ
バイル端末に送信しても良い。このようなサーバ装置の
情報検索方法について、他の実施の形態においても該当
する。
【0044】また、本実施の形態において、サーバ装置
が取得して、ルーペモバイル端末に送信した情報は一つ
であったが、サーバ装置は複数の情報を送信しても良
い。このことも、他の実施の形態においても該当する。
【0045】また、本実施の形態において、情報処理装
置がサーバ装置から情報を受信し、当該情報を情報処理
装置が有するディスプレイ表示していたが、情報を受信
して表示する機能を別の装置に持たせても良い。つま
り、情報処理装置は、座標情報取得部と情報送信部から
構成されても良い。このことも、他の実施の形態におい
ても該当する。
【0046】さらに、本実施の形態における各種の処理
(特に、フローチャートを用いて説明した処理)は、ソ
フトウェアによって実現し、ソフトウェアダウンロード
により提供しても良い。また、かかるソフトウェアをC
D−ROM等の記録媒体に記録して配布しても良い。こ
のことも、他の実施の形態においても該当する。なお、
本実施の形態における各種の処理をソフトウェアによっ
て実現した場合、以下の構造のソフトウェアになる。つ
まり、コンピュータに、静的物体に対する相対的な座標
の情報である座標情報を取得する座標情報取得ステップ
と、座標情報に基づく情報を送信するように指示する指
示情報をサーバ装置に送信する情報送信ステップを実行
させるためのプログラムが得られる。また、コンピュー
タに、静的物体に対する相対的な座標の情報である座標
情報を取得する座標情報取得ステップと、座標情報に基
づく情報を送信するように指示する指示情報をサーバ装
置に送信する情報送信ステップと、座標情報に基づく情
報をサーバ装置から受信する情報受信ステップと、情報
受信ステップで受信した情報を出力する情報出力ステッ
プを実行させるためのプログラムが得られる。
【0047】(実施の形態2)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図17に示
す。情報処理システムは、情報処理装置171とサーバ
装置12を具備する。
【0048】情報処理装置171は、ユーザ入力受付部
17101、座標情報取得部17102、情報送信部1
102、情報受信部1103、情報出力部1104を有
する。
【0049】ユーザ入力受付部17101は、高さの値
(z)を変更するユーザの入力を受け付ける。ユーザ入
力受付部17101は、通常、多段階に値を変更するス
イッチのようなハードウェアとそのソフトウェアドライ
バーとを有する。ユーザ入力受付部17101を構成す
るハードウェアが多段階に高さの値(z)を変更する指
示を受け付ける高度変更手段を有することが好ましい。
しかし、ユーザ入力受付部17101は、ハードウェア
を含まなくても良い。例えば、情報処理装置171の外
部にあるリモコンから送信された信号(赤外線信号な
ど)を受信するリモコンドライバーでも良い。
【0050】座標情報取得部17102は、静的物体に
対する相対的な座標の情報である座標情報(x、y、
z)を取得し、特に、ユーザ入力受付部17101で受
け付けたユーザ入力に基づいて高さの値(z)を取得す
る。座標情報取得部17102は、通常、ハードウェア
とソフトウェア双方で実現され得る。具体的には、座標
情報取得部17102は、上述したドットパターンによ
る座標検出技術と、ユーザ入力受付部17101で受け
付けたユーザ入力に基づいて高さの値(z)を取得する
ソフトウェアで実現され得る。座標検出技術を実現する
ハードウェア構成の例は、CCDカメラ、パターン認識
と解析を行うプロセッサ等である。
【0051】以下、本実施の形態に係る情報処理装置1
71の動作について図18のフローチャートを用いて説
明する。
【0052】(ステップS1801)終了信号を受け付
けたか否かを判断する。終了信号を受け付ければ終了
し、終了信号を受け付けなければステップS1802に
行く。なお、終了信号とは、例えば、電源OFFなどの
信号である。また、終了信号を受け付ける主体は、図示
しない。発明の本質的なところではないからである。
【0053】(ステップS1802)一定時間内にユー
ザ入力受付部17101がユーザ入力を受け付けたか否
かを判断する。ユーザ入力を一定時間内に受け付ければ
ステップS1802に戻り、ユーザ入力を一定時間内に
受け付けなければステップS1803に行く。
【0054】(ステップS1803)ユーザ入力受付部
17101は、ユーザ入力を取得する。つまり、ユーザ
入力された値を取り出す。
【0055】(ステップS1804)座標情報取得部1
7102は、三次元座標値の中の高さの値(z)を、ス
テップS1803で取得したユーザ入力に基づいて決定
する。
【0056】(ステップS1805)座標情報取得部1
7102は、三次元座標値の中の(x、y)を決定す
る。
【0057】(ステップS1806)情報送信部110
2は、ステップS1804、ステップS1805で決定
した座標情報(x、y、z)から送信する指示情報を構
成する。なお、指示情報に静的物体識別子を含む場合も
ある。
【0058】(ステップS1807)情報送信部110
2は、サーバ装置12に指示情報を送信する。
【0059】(ステップS1808)情報受信部110
3は、座標情報に基づく情報の検索結果である情報をサ
ーバ装置12から受信したか否かを判断する。情報を受
信すればステップS1809に行き、情報を受信しなけ
ればステップS1808に戻る。
【0060】(ステップS1809)情報出力部110
4は、ステップS1808で受信した情報を出力する。
ステップS1801に戻る。
【0061】なお、図18のフローチャートにおいて、
座標情報の取得は、ユーザの指示なしで行われたが、ユ
ーザの指示により情報処理装置171の座標情報取得動
作が開始されても良い。つまり、座標情報取得動作を開
始するタイミングは問わない。また、上記の高さの値
(z)は、ユーザ入力のみに基づいて決められたが、情
報処理装置171と静的物体との距離に基づいて決めら
れても良い。また、上記の高さの値(z)は、情報処理
装置171と静的物体との距離とユーザ入力に基づいて
決められても良い。情報処理装置171と静的物体との
距離は、例えば、以下のように取得される。情報処理装
置171が、例えば、超音波を出力する手段と、反射し
て返ってきた超音波を受信する手段と、タイマーを具備
し、超音波を出力してから静的物体に反射して返ってく
るまでの時間を測定することにより、情報処理装置17
1と静的物体との距離を算出する方法がある。
【0062】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。まず、第一の例
について述べる。今、情報処理装置は、図19に示すよ
うな外観を有する。図19の情報処理装置もルーペモバ
イル端末ということにする。図19のルーペモバイル端
末は、ルーペウィンドウ61、ディスプレイ62、セン
サ63、マルチダイヤル191を具備する。マルチダイ
ヤル191は、座標情報中の高さの値(z)を多段階的
に変更するためにユーザ入力を受け付けるユーザ入力受
付部を構成するハードウェアである。また、静的物体
は、平面的な物体であり、特に、地図である、とする。
静的物体の例を図20に示す。ユーザは、図20の地図
の上に図19のルーペモバイル端末をz軸方向に浮かせ
て、図21のように使用する。そして、図19のマルチ
ダイヤル191で座標情報中の高さの値(z)を変動さ
せる。また、ルーペモバイル端末は、地図上のX軸、Y
軸の位置を取得する。以上より、ルーペモバイル端末は
座標情報(x、y、z)を得る。また、ユーザは多段階
に動かせるマルチダイヤル191を指等で動かすことに
より、zの値を多段階に変更することができる。また、
サーバ装置12は、図22に示す情報を格納している、
とする。図22は、日本地図が示す各地域の、各時間の
天気図を格納している。そして、情報処理端末(ルーペ
モバイル端末)が取得した座標情報(x、y、z)に基
づいて、サーバ装置は情報を取得して、ルーペモバイル
端末に当該情報を送信する。そして、ルーペモバイル端
末は、天気図の情報を受信し、ディスプレイに天気図の
情報を表示する。具体的には、図23に示すイメージ
で、ルーペモバイル端末が取得する高さの値(z)に基
づいて異なる時間帯の天気図がルーペモバイル端末のデ
ィスプレイに表示される。なお、ルーペモバイル端末が
取得する高さの値(z)は、ルーペモバイル端末の日本
地図上からの高さに基づいて決められても良い。ルーペ
モバイル端末は、例えば、超音波を出力し、反射した超
音波を受信する機構を有し、超音波の出力から受信まで
の時間を測定することにより、ルーペモバイル端末の日
本地図上からの高さを得る機能を有している。また、ル
ーペモバイル端末が取得する高さの値(z)は、ルーペ
モバイル端末の日本地図上からの高さとルーペモバイル
端末が受け付けたユーザ入力に基づいて決められても良
い。
【0063】次に、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作の第二の例について説明する。第二
の例は、サーバ装置において、図24の情報を格納して
いる。図24は、各地域の航空写真、道路地図、住宅地
図、地形図などを格納している。そして、ルーペモバイ
ル端末が取得する高さの値(z)によりルーペモバイル
端末に表示される情報が異なる例である。かかる動作を
実現する仕組みは、上記の第一の例と同様である。図2
4の情報がサーバ装置に格納されている場合、図25の
ように座標情報に基づいて、いろいろな地域のいろいろ
な詳細地図情報がルーペモバイル端末に表示される。
【0064】以上、本実施の形態によれば、紙などのリ
アルな静的な媒体、つまり静的物体と連動した表示イン
ターフェイスが提供でき、リアルな静的物体では表示し
きれない、またはリアルな静的物体では表現しきれない
情報を、情報機器の操作が苦手な人でも容易に得ること
ができる。また、本実施の形態によれば、特に、平面的
な静的物体に対して高さのある情報を、容易な操作イン
ターフェイスで得ることができる。
【0065】なお、本実施の形態において、情報処理装
置がサーバ装置から情報を受信し、当該情報を情報処理
装置が有するディスプレイ表示していたが、情報を受信
して表示する機能を別の装置に持たせても良い。つま
り、情報処理装置は、ユーザ入力受付部と座標情報取得
部と情報送信部から構成されても良い。かかる場合、情
報受信部と情報出力部は他の情報処理装置により実現さ
れる。具体的な構成は、図26のようになる。図26に
よれば、情報出力装置が情報受信部と情報出力部を具備
している。そして、情報出力装置は大画面を有し、見や
すい形態で情報を表示できる。かかる場合、情報処理装
置(ルーペモバイル端末)は、ディスプレイを持たなく
ても良い。
【0066】また、情報処理装置は、情報出力装置に座
標情報または座標情報を有する指示情報を送信して、情
報出力装置が座標情報または指示情報をサーバ装置に送
信しても良い。かかる場合、サーバ装置は、検索した情
報を情報出力装置に送信し、情報出力装置が情報を受信
し、出力しても良い。つまり、情報処理装置は座標情報
を取得して情報出力装置に送信するだけの機能を有する
のである。かかる構成にすると、非常に簡単な構成で情
報処理装置が構成できるので、情報処理装置が軽くな
り、ユーザは虫眼鏡のごとくより簡単に情報処理装を移
動できる。
【0067】以上より、以下のことが言える。紙などの
リアルな静的な媒体、つまり静的物体と連動した表示イ
ンターフェイスが提供でき、リアルな静的物体では表示
しきれない、またはリアルな静的物体では表現しきれな
い情報を、情報機器の操作が苦手な人でも容易に得るこ
とができれば、どのハードウェアがどの機能を行うかは
問題ではない。紙などの静的物体の座標情報を取得し
て、当該座標情報に基づいて情報を検索して、当該検索
した情報をユーザが得られれば良い。
【0068】(実施の形態3)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図28に示
す。情報処理システムは、情報処理装置281とサーバ
装置12を具備する。情報処理装置281は、座標情報
取得部1101、情報送信部1102、情報受信部11
03、傾斜検出部28101、情報出力部28102を
有する。
【0069】傾斜検出部28101は、静的物体に対す
る情報処理装置281の傾きを取得する。傾斜検出部2
8101は、例えば、座標情報取得部1101と同様の
ハードウェア構成と、静的物体に印刷されている特殊ド
ットパターンを取得して、当該ドットパターンに基づい
て情報処理装置281の傾きを算出するソフトウェアに
より実現され得る。具体的には、傾斜検出部28101
は、0.3mmピッチのグリッドに沿ってドットを示
し、そのドットの配置をRight/Left/Up/
Downの4パターンで振り分けることでコード化を図
る。そして、CCDカメラより、特殊ドットパターンを
60フレーム/秒で撮影し、入力する。これにより入力
装置であるCCDカメラの移動(すなわち撮影されるド
ットパターンの変化)を検出することができる。そし
て、情報処理装置281の上下/左右/回転のユーザ操
作を認識できる。
【0070】情報出力部28102は、情報受信部11
03が受信した情報を、傾斜検出部28101が取得し
た傾きに基づいて表示する。つまり、情報出力部281
02は、情報処理装置281の上下/左右/回転のユー
ザ操作に関わらずユーザにとって適切に情報が見られる
ように情報を回転等させて出力する。情報出力部281
02は、ディスプレイとそのドライバーソフト、および
傾斜検出部28101が取得した傾きに基づいて表示す
る情報を構成するソフトウェアなどで実現され得る。
【0071】以下、本実施の形態に係る情報処理装置2
81の動作について図29のフローチャートを用いて説
明する。図29のフローチャートは、図4のフローチャ
ートと大部分同一であるので、異なるステップのみ説明
する。
【0072】(ステップS2901)傾斜検出部281
01は、静的物体に対する情報処理装置281の傾きを
取得する。
【0073】(ステップS2902)情報出力部281
02は、情報受信部1103が受信した情報を、ステッ
プS2901で取得した傾きに基づいて表示する情報を
構成する。
【0074】(ステップS2903)情報出力部281
02は、ステップS2902で構成した情報をディスプ
レイに表示する。
【0075】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの第一の具体的な動作について説明する。今、静的
物体が平面的なもので、情報処理装置が当該静的物体の
上に置かれている。そして、情報処理装置が座標情報に
基づいてサーバ装置から受信した情報がテキスト情報
「あいうえおかきくけこ」である、とする。そして、情
報処理装置が静的物体に対して横に置かれている場合、
図30のように受信したテキスト情報が表示される。し
かし、図31のように情報処理装置が静的物体に対して
斜めになった場合には、図31のような表示になる。こ
れは、例えば、情報処理装置が静的物体に対して斜めに
なったことを静的物体に印字された特殊ドットパターン
から認識し、図30の情報を図32のように構成する。
つまり、受信した文字列に対して、斜めのディスプレイ
でも人が自然に読めるように空白と改行を文字列の適切
な位置に入れる。そして、図32の文字列をディスプレ
イに出力する。以上より、図31のような表示が実現で
きる。また、例えば、情報処理装置が静的物体に対して
縦に表示された場合、情報処理装置が受信した文字列
は、同様に読みやすいように縦書きに表示されたり、改
行を入れて折り返して表示されたりする。具体的には、
図33のようになる。以上のように、受信したテキスト
情報をディスプレイの傾きに応じて読みやすいように表
示する。
【0076】本実施の形態における情報処理システムの
第二の具体的な動作について説明する。今、静的物体が
平面的なもので、情報処理装置が当該静的物体の上に置
かれている。そして、情報処理装置が座標情報に基づい
てサーバ装置から受信した情報が静止画情報である、と
する。情報処理装置が静的物体に対して横に置かれてい
る場合、図34のように受信した静止画情報が表示され
る。しかし、情報処理装置が静的物体に対して斜め、お
よび縦になった場合には、図35のように画像情報が表
示される。
【0077】以上、本実施の形態によれば、静的物体に
対する情報処理装置の位置を示す座標情報に基づいて検
索した情報を表示する場合に、情報処理装置の静的物体
に対する傾きを検知して、傾きに対応した情報の表示を
実現する。つまり、情報処理装置の静的物体に対する角
度の変更に基づいて、ディスプレイにおける情報の表示
角度を変更することができる。このことにより、ユーザ
は、自由に情報処理装置を動かしても、適切な態様で情
報を見ることができる。特に、静的物体が地図などの場
合は、情報処理装置が地図を見る際の妨げにならないよ
うに、情報処理装置を適切に回転させても良いので、ユ
ーザは静的物体の上の情報とサーバ装置から受信した情
報を合わせて適切に見ることができる。
【0078】なお、本実施の形態において、実施の形態
1で述べた情報処理装置の構成に対して、情報処理装置
の傾きに応じて情報を表示する態様を説明した。しか
し、実施の形態2や他の実施の形態における情報処理装
置の構成に対して、情報処理装置の傾きに応じて情報を
表示する構成を付加しても良いのは言うまでもない。
【0079】また、本実施の形態において、出力する情
報は、テキスト情報と静止画情報であったが、動画など
の他の種類の情報でも良い。
【0080】また、本実施の形態における傾斜検出部2
8101は、上記で説明した手段に限られない。つま
り、情報処理装置が、情報処理装置の角度の変更に基づ
いて、情報処理装置が有するディスプレイにおける情報
の表示角度を変更できれば良い。
【0081】さらに、本実施の形態における各種の処理
をソフトウェアによって実現した場合、以下の構造のソ
フトウェアになる。つまり、コンピュータに、静的物体
に対する相対的な座標の情報である座標情報を取得する
座標情報取得ステップと、座標情報に基づく情報を送信
するように指示する指示情報をサーバ装置に送信する情
報送信ステップと、座標情報に基づく情報をサーバ装置
から受信する情報受信ステップと、情報受信ステップで
受信した情報を出力する情報出力ステップを実行させる
ためのプログラムであって、情報出力ステップにおい
て、情報処理装置の静的物体に対する角度の変更に基づ
いて情報の表示角度を変更することを特徴とするプログ
ラムを提供し得る。
【0082】(実施の形態4)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図36に示
す。情報処理システムは、情報処理装置361とサーバ
装置12を具備する。情報処理装置361は、動作検知
部36101、座標情報取得部1101、情報送信部3
6102、情報受信部1103、情報出力部1104を
有する。
【0083】動作検知部36101は、情報処理装置の
動きを検知する。情報処理装置の動きとは、ユーザによ
り情報処理装置が動かされたときの動きである。動きに
は、略円を描くような動きや、情報処理装置を利用して
チェックするような動きや、情報処理装置を略平行に動
かす動きなど種々ある。動作検知部36101は、例え
ば、上記の特殊ドットパターンを読み込んで、静的物体
に対する相対的な複数の座標情報を得て、当該複数の座
標情報から情報処理装置の動きを検知する。複数の座標
情報を時系列的に得られれば、情報処理装置の動きが認
識できるのである。動作検知部36101は、例えば、
座標情報取得部1101と同様のハードウェア構成と、
複数の座標情報に基づいて一定の動きがなされたことを
判断するソフトウェアにより実現され得る。
【0084】情報送信部36102は、動作検知部36
101が第一の動作を検知した場合に、指示情報を構成
し、サーバ装置12に送信する。座標情報を読み取る。
情報送信部36102は、無線または有線の通信手段
と、指示情報を構成するなどの機能を行うソフトウェア
で実現され得る。通信手段は、特に、無線通信手段で実
現するのが好適である。但し、通信手段ではなく放送手
段により情報の送信を実現しても良い。
【0085】以下、本実施の形態に係る情報処理装置3
61の動作について図37のフローチャートを用いて説
明する。
【0086】(ステップS3701)座標情報取得部1
101は、座標情報を取得する。
【0087】(ステップS3702)動作検知部361
01は、ステップS3701で取得した座標情報を記録
する。
【0088】(ステップS3703)動作検知部361
01は、記録している2以上の座標情報に基づいて、情
報処理装置が一定の動きを行ったか否かを判断する。一
定の動きをしていればステップS3704に行き、一定
の動きをしていなければステップS3701に戻る。
【0089】(ステップS3704)情報送信部361
02は、指示情報を構成する。指示情報の構成方法は、
種々ある。例えば、一定の動きが略円を書く動きの場合
に、情報送信部36102は、ステップS3701で取
得した複数の座標情報(略円を示す)の略中心点を算出
し、これを座標情報とする。情報送信部36102は、
この中心点の座標情報を有する指示情報を構成する。
【0090】(ステップS3705)情報送信部361
02は、ステップS3704で構成した指示情報をサー
バ装置12に送信する。
【0091】(ステップS3706)情報受信部110
3は、座標情報に基づく情報の検索結果である情報をサ
ーバ装置12から受信したか否かを判断する。情報を受
信すればステップS3707に行き、情報を受信しなけ
ればステップS3706に戻る。
【0092】(ステップS3707)情報出力部110
4は、ステップS3706で受信した情報を出力する。
ステップS3701に戻る。
【0093】なお、図37のフローチャートにおいて、
終了が存在しないが、電源OFFなどの終了を意味する
割り込みにより、情報処理装置の動作は終了する。ま
た、図37のフローチャートにおいて、座標情報の取得
は、ユーザのトリガーなしに行われたが、ユーザの指示
をトリガーとして座標情報を取得しても良い。
【0094】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。一定の動作を、
略円を描く動作であるとする。そして、情報処理装置が
連続的に座標情報を取得し、記録する。この記録した複
数の座標情報を解析して、情報処理装置が略円を描いた
か否か、情報処理装置が判断する。例えば、図38のよ
うな複数の座標情報が情報処理装置に蓄積された、とす
る。情報処理装置は、図38の座標情報から、情報処理
装置の軌跡を算出し、図39のような略円である、と判
断する。そして、情報処理装置は、ユーザが指し示した
かった静的物体上の座標情報を算出する。ここでは、こ
の座標情報を略円の中心点あたりの座標情報である、と
する。そして、情報処理装置は、「(10,10)」を
算出したとする。そして、情報処理装置は、「(10,
10)」を有する指示情報を構成する。この指示情報に
は、静的物体を識別する静的物体識別子を有しても良
い。
【0095】そして、サーバ装置は、上述した実施の形
態での動作と同様に、「(10,10)」に対応する情
報を検索して、情報処理装置に送信する。そして、情報
処理装置は、「(10,10)」に対応する情報を受信
して、出力する。
【0096】以上、本実施の形態によれば、ユーザが情
報処理装置に対して一定の動作を加えた場合に、座標情
報に対応する情報を出力することにより、静的物体と連
動した表示インターフェイスが提供でき、リアルな静的
物体では表示しきれない、またはリアルな静的物体では
表現しきれない情報を、情報機器の操作が苦手な人でも
容易に得ることができる。特に、一定の動作が略円を書
く動作などの決められた動作である場合は、ユーザがマ
ルという動作などで示した静的物体上の情報に印を付け
るがごとく、当該情報に関連する情報を得ることができ
るので、コンピュータなどの情報処理装置に対して不慣
れな人でも、非常に容易に種々の情報を得ることができ
る。
【0097】なお、本実施の形態において、情報処理装
置の一定の動きは、略円を書く動きであったが、他の動
きでも良い。例えば、図40のようなチェックをする動
き(情報処理装置を横にずらしながら上下させる動き)
やなぞるような動き(略平行移動)などでも良い。従っ
て、ユーザが情報処理装置に対してチェックやなぞるよ
うな動作を行ったときに、その位置、もしくはその位置
に近い位置にある情報に関連する情報をサーバ装置から
検索し、出力することができる。このような操作性は、
人間にとって非常に理解しやすく、情報処理装置の操作
性向上の上で、非常に効果がある。
【0098】また、本実施の形態において、一定の動作
を行ったことを認識した場合に、情報処理装置は指示情
報を送信したが、一定の動作の認識をトリガーとして座
標情報を取得しても良いし、一定の動作の認識をトリガ
ーとして受信した情報を表示しても良い、つまり、情報
処理装置は一定の動作の認識をトリガーとして、どの動
作を開始しても良く、言えることは、情報処理装置は一
定の動作の認識をトリガーとして情報を出力するのであ
る。
【0099】また、本実施の形態において、実施の形態
1で述べた情報処理装置の構成に対して、情報処理装置
が情報を表示するトリガーを規定する態様を説明した。
しかし、実施の形態2や他の実施の形態における情報処
理装置の構成に対して、本実施の形態における動作検知
部などが存在しても良いのは言うまでもない。
【0100】さらに、本実施の形態における各種の処理
をソフトウェアによって実現した場合、以下の構造のソ
フトウェアになる。つまり、コンピュータに、静的物体
に対する相対的な座標の情報である座標情報を取得する
座標情報取得ステップと、座標情報に基づく情報を送信
するように指示する指示情報をサーバ装置に送信する情
報送信ステップと、座標情報に基づく情報をサーバ装置
から受信する情報受信ステップと、情報受信ステップで
受信した情報を出力する情報出力ステップと、情報処理
装置の動きを検知する動作検知ステップを実行させるた
めのプログラムであって、動作検知ステップにおいて第
一の動きを検知した場合に、情報出力ステップにおいて
情報を出力することを特徴とするプログラムを提供し得
る。
【0101】(実施の形態5)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図41に示
す。情報処理システムは、情報処理装置411とサーバ
装置412を具備する。情報処理装置411は、動作検
知部36101、座標情報取得部1101、情報送信部
41101、情報受信部1103、情報出力部110
4、情報蓄積部41102を有する。サーバ装置12
は、情報格納部1201、サーバ側情報受信部120
2、情報検索部1203、サーバ側情報送信部120
4、情報登録部41201を有する。
【0102】情報送信部41101は、動作検知部36
101が一定の動きを検知した場合に、一定の動きを検
知した旨の情報をサーバ装置412に送信し、かつ指示
情報をサーバ装置412に送信する。情報送信部411
01は、無線または有線の通信手段で実現され得る。特
に、無線通信手段で実現するのが好適である。但し、放
送手段により実現しても良い。なお、一定の動きを検知
した旨の情報や指示情報のデータ構造は問わない。
【0103】情報蓄積部41102は、動作検知部36
101が一定の動きを検知した場合に、表示されている
情報を情報処理装置411内に蓄積する。情報蓄積部4
1102は、通常、不揮発性または揮発性の記録媒体と
そのドライバーソフトにより実現され得る。但し、情報
蓄積部41102が記録媒体を含まず、外部の記録媒体
に情報を記録しても良い。
【0104】情報登録部41201は、情報処理装置4
11から一定の動きを検知した旨の情報を受信した場合
に、情報処理装置411で表示されている情報に対応し
て、一定の動きを検知した旨の情報を記録する。情報登
録部41201は、通常、ソフトウェアにより実現され
得るが、ハードウェア(専用回路)により実現しても良
い。
【0105】以下、本実施の形態に係る情報処理システ
ムの処理について説明する。まず、情報処理装置411
の動作について図42のフローチャートを用いて説明す
る。座標情報を取得してから情報を出力するまでの動作
については、実施の形態1などで述べた動作と同様であ
るので、ここでの説明は省略する。ここでは、情報が出
力されている状態で、情報処理装置が一定の動きをした
場合に、当該情報を蓄積する動作、および一定の動作を
した旨をサーバ装置に送信する動作について説明する。
【0106】(ステップS4201)座標情報取得部1
101は、座標情報を取得する。
【0107】(ステップS4202)動作検知部361
01は、ステップS4201で取得した座標情報を記録
する。
【0108】(ステップS4203)動作検知部361
01は、記録している2以上の座標情報に基づいて、情
報処理装置が一定の動きを行ったか否かを判断する。一
定の動きをしていればステップS4204に行き、一定
の動きをしていなければステップS4201に戻る。
【0109】(ステップS4204)情報蓄積部411
02は、情報が出力されているか否かを判断する。情報
が出力されていればステップS4205に行き、情報が
出力されていなければ終了する。
【0110】(ステップS4205)情報蓄積部411
02は、出力されている情報または出力する情報を取り
出すために必要な情報等を蓄積する。出力する情報を取
り出すために必要な情報とは、例えば、URLである。
つまり、出力する情報を取り出すために必要な情報は、
出力されている情報がインターネット上のホームページ
の情報の場合に、そのホームページをアクセスするため
のURLである。
【0111】(ステップS4206)情報送信部411
01は、一定の動きがされた旨を示す情報を構成する。
この情報は、例えば、情報処理装置411のユーザが、
表示されている情報に興味を持ったことを示す情報であ
る。情報のデータ構造は問わない。また、情報の中に、
ユーザまたは情報処理装置411を識別する識別子を含
んでも良い。
【0112】(ステップS4207)情報送信部411
01は、ステップS4206で構成した情報をサーバ装
置412に送信する。
【0113】次に、サーバ装置412の動作について図
43のフローチャートを用いて説明する。
【0114】(ステップS4301)サーバ側情報受信
部1202が情報を受信したか否かを判断する。情報を
受信すればステップS4302に行き、情報を受信しな
ければステップS4301に戻る。
【0115】(ステップS4302)情報登録部412
01は、一定の動作がされた旨を示す情報を記録する対
応箇所を検索する。対応箇所とは、例えば、情報処理装
置411で表示されていた情報が格納されている領域に
リンク付けられた領域などを言う。
【0116】(ステップS4303)情報登録部412
01は、ステップS4302で検索した対応箇所に情報
を記録する。
【0117】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。今、情報処理装
置に図44に示すような情報(英語の単語)が表示され
ている、とする。一定の動作を、チェックを描く動作
(情報処理装置を横にずらしながら上下させる動作)で
あるとする。情報処理装置が連続的に座標情報を取得
し、記録する。この記録した複数の座標情報を解析し
て、情報処理装置がチェックを描いたか否か、情報処理
装置が判断する。例えば、図45のような複数の座標情
報が情報処理装置に蓄積された、とする。情報処理装置
は、図45の座標情報から、情報処理装置の軌跡を算出
し、図46のようなチェックが描かれた、と判断する。
そして、情報処理装置は、表示されている英語の単語
「congratulation」を取得し、蓄積す
る。従って、ユーザは表示している単語をチェックする
ことにより、自動的に電子単語帳を得ることができる。
また、情報処理装置は、表示されている英語の単語「c
ongratulation」がチェックされた旨の情
報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、英語の単語
「congratulation」がチェックされた旨
の情報を取得し、サーバ装置が格納している「cong
ratulation」と対応付けて記録する。なお、
サーバ装置が格納している「congratulati
on」と対応付けて記録する情報は、受信した情報と同
じ情報でなくても良い。つまり、受信した情報(表示さ
れている情報がチェックされた旨の情報)が「1」とい
うbitが立っているだけの情報であり、サーバ装置が
記録する情報が「congratulation」と対
応付けて記録されている数字を1インクリメントした数
字を記録する場合がある。かかる場合、「congra
tulation」に対してチェックをした数が蓄積で
きる。これは、チェックされる対象の情報がある商品の
情報である場合に、その商品に興味がある人がチェック
する、とすると、かかる仕組みはマーケッティングに利
用できる。
【0118】また、サーバ装置が受信した情報(表示さ
れている情報がチェックされた旨の情報)が「1」とい
う情報と情報処理装置を識別する情報処理装置識別子を
有する情報である場合、サーバ装置は、「congra
tulation」と対応付けて情報処理装置識別子の
みを記録する。かかる場合、サーバ装置をアクセスする
ことにより、「congratulation」という
単語に反応した(チェックした)情報処理装置が把握で
きる。
【0119】以上、本実施の形態によれば、情報処理装
置から出力されている情報に対して、一定の動作をする
ことにより、当該情報に対して種々の処理ができる。こ
れにより、人間の自然な情報処理操作により種々の情報
処理が可能となる。
【0120】なお、本実施の形態において、情報処理装
置を一定の動きで動かすことにより、出力されている情
報を情報処理装置内に蓄積し、またサーバ装置に一定の
動きを行った旨の情報を送信したが、他の処理をしても
良い。また、情報処理装置は、出力されている情報を情
報処理装置内に蓄積する処理だけ、もしくはサーバ装置
に一定の動きを行った旨の情報を送信するだけでも良
い。
【0121】また、本実施の形態において、一定の動き
は、略円を書く動き、チェックの動きであったが、なぞ
るような動き(情報処理装置の平行移動)の他、予め規
定されている動きであれば何でも良い。
【0122】また、本実施の形態において、実施の形態
1で述べた情報処理装置の構成に対して、情報を登録す
る機能等を有したが、実施の形態2や他の実施の形態に
おける情報処理装置の構成に対して、本実施の形態にお
ける情報蓄積部などが存在しても良いのは言うまでもな
い。
【0123】さらに、本実施の形態における各種の処理
をソフトウェアによって実現した場合、以下の構造のソ
フトウェアになる。つまり、コンピュータに、静的物体
に対する相対的な座標の情報である座標情報を取得する
座標情報取得ステップと、座標情報に基づく情報を送信
するように指示する指示情報をサーバ装置に送信する情
報送信ステップと、座標情報に基づく情報をサーバ装置
から受信する情報受信ステップと、情報処理装置の動き
を検知する動作検知ステップと、動作検知ステップにお
いて第二の動きを検知した場合に情報受信ステップで受
信した情報を出力する情報出力ステップを実行させるた
めのプログラムを提供し得る。また、コンピュータに、
静的物体に対する相対的な座標の情報である座標情報を
取得する座標情報取得ステップと、座標情報に基づく情
報を送信するように指示する指示情報をサーバ装置に送
信する情報送信ステップと、座標情報に基づく情報をサ
ーバ装置から受信する情報受信ステップと、情報処理装
置の動きを検知する動作検知ステップと、動作検知ステ
ップにおいて第二の動きを検知した場合に出力されてい
る情報に対して第二の動きがなされた旨の情報をサーバ
装置に送信する情報送信ステップを実行させるためのプ
ログラムを提供し得る。
【0124】(実施の形態6)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図47に示
す。情報処理システムは、情報処理装置361とサーバ
装置472を具備する。サーバ装置472は、情報格納
部1201、サーバ側情報受信部1202、情報検索部
1203、サーバ側情報送信部1204、辞書格納部4
7201、翻訳部47202を有する。
【0125】辞書格納部47201は、翻訳のための情
報を格納している。通常、辞書格納部47201が保持
している辞書が英和辞典の場合は、辞書格納部4720
1は英語と日本語の対となる情報を複数格納している。
辞書格納部47201は、ハードディスク等の不揮発性
または揮発性の記録媒体により実現され得る。
【0126】翻訳部47202は、情報検索部1203
が取得した日本語の単語と対になる英語の情報を辞書格
納部47201から取得する。翻訳部47202は、通
常、ソフトウェアで実現され得るが、ハードウェア(専
用回路)で実現されても良い。
【0127】以下、本実施の形態に係るサーバ装置47
2の動作について図48のフローチャートを用いて説明
する。
【0128】(ステップS4801)サーバ側情報受信
部1202は、座標情報を有する指示情報を受信したか
否かを判断する。指示情報を受信すればステップS48
02に行き、指示情報を受信しなければステップS48
01に戻る。
【0129】(ステップS4802)情報検索部120
3は、ステップS301で受信した指示情報が有する座
標情報に基づいて、情報格納部1201から情報を検索
する。
【0130】(ステップS4803)翻訳部47202
が、ステップS4802で取得した情報と対になる翻訳
の単語を辞書格納部47201から取得する。
【0131】(ステップS4804)サーバ側情報送信
部1204は、ステップS4803で取得した翻訳の単
語を情報処理装置11に送信する。ステップS4801
に戻る。
【0132】なお、サーバ装置472はシャットダウン
などの終了信号を受け付けることにより、上記のフロー
チャートに割り込みが発生し、サーバ装置472の処理
は終了する。
【0133】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。今、情報処理装
置は、図6に示すような外観を有する。また、静的物体
は二次元の物体(平面的な物体)で、特に、紙媒体であ
る、とする。そして、静的物体は、英語の本であるとす
る。また、紙には上述した特殊ドットが印刷されてい
る。そして、ユーザが情報処理装置をなぞる動作(略並
行に情報処理装置を移動させる動作)を行うとする。そ
して、情報処理装置がなぞる動作がなされたことを検知
し、以下の動作を行う。なお、情報処理装置がなぞる動
作がなされたことを検知する方法は、実施の形態4また
は実施の形態5で述べたので、ここでの説明は省略す
る。
【0134】つまり、情報処理装置は座標情報を読み取
り、当該座標情報を有する指示情報を構成し、サーバ装
置に送信する。座標情報は、日本語の単語を指し示す情
報である。サーバ装置では、座標情報に対応する日本語
の単語が格納されている。そして、サーバ装置は、受信
した指示情報が有する座標情報に基づいて日本語の単語
を検索する。そして、サーバ装置は、日本語の単語に対
応する英語の単語を辞書格納部から取得し、当該英語の
単語を情報処理装置に送信する。そして、情報処理装置
は英語の単語を表示する。なお、情報処理装置は英語の
単語を音声出力等しても良い。
【0135】以上、本実施の形態によれば、情報処理装
置が一定の動きを検知した場合に、当該一定の動きに対
応する位置に存在する単語や文章を翻訳した情報である
翻訳情報を出力することができ、語学学習等が容易にな
る。また、サーバ装置が辞書を持つことにより、簡易な
構成で情報処理装置を構成できる。さらに、例えば、日
本語が書かれた静的物体をなぞるような動作を検知して
翻訳情報を出力するので、ユーザの感覚に合ったユーザ
インターフェイスを有する情報処理装置で語学学習がで
きる。
【0136】なお、本実施の形態において、一定の動き
は、なぞる動作であったが、チェックや丸を描くなどの
他の動作でも良い。
【0137】さらに、本実施の形態において、サーバ装
置に翻訳機能を持たせたが、サーバ装置が座標情報に対
応する翻訳情報を格納していれば、実施の形態1などと
同様の構成で、本実施の形態における効果を得ることが
できる。
【0138】(実施の形態7)本実施の形態における情
報処理システムの構成を示すブロック図を図49に示
す。情報処理システムは、情報処理装置491とサーバ
装置492を具備する。情報処理装置491は、画像情
報取得部49101、情報送信部1102、情報受信部
1103、情報出力部1104を有する。サーバ装置4
92は、情報格納部49201、サーバ側情報受信部1
202、情報検索部49203、サーバ側情報送信部1
204を有する。
【0139】画像情報取得部49101は、静的物体の
画像情報を取得する。具体的には、例えば、CCDカメ
ラにより画像情報を取得する。なお、画像情報取得部4
9101は、CCDカメラ等が取得した画像情報を変換
する場合もあり得る。画像情報の変換は、例えば、以下
のような方法がある。まず、第一の方法は、デジタルの
画像情報(「0」または「1」の数字列)を数値に変換
する方法である。第二の方法は、デジタルの画像情報を
4Byteに折り返して、一定長の値にする方法であ
る。第三の方法は、デジタルの画像情報を4Byteに
折り返して、ある数値で割った余りの数値を算出する方
法である。第四の方法は、デジタルの画像情報を素数等
のある数値で割った余りの数値を算出する方法である。
上記のように変換した値も、ここでは画像情報と言うこ
ととする。なお、画像情報の変換方法は何でも良く、か
つ画像情報を変換しない場合も当然ながらある。
【0140】情報格納部49201は、画像情報と対応
付けて、情報を格納している。情報格納部49201
は、ハードディスクなどの不揮発性の記録媒体でも、揮
発性の記録媒体でも良い。
【0141】情報検索部49203は、サーバ側情報受
信部1202が受信した画像情報に対応する情報を、情
報格納部49201から検索する。情報検索部4920
3は、通常、ソフトウェアで実現され得るが、ハードウ
ェア(専用回路)で実現しても良い。
【0142】以下、本実施の形態に係る情報処理システ
ムの処理について説明する。本情報処理システムの動作
については、上記の他の実施の形態で説明した動作と同
様である。上記の実施の形態は座標情報に基づいて情報
を検索して出力したが、本実施の形態においては、静的
物体の画像情報に基づいて情報を検索して出力する点が
異なる。つまり、本実施の形態に係る情報処理システム
の処理は、上記の他の実施の形態で説明した動作と同様
であるが、検索のキーとなる情報が異なるのである。従
って、本実施の形態に係る情報処理システムの動作につ
いて説明を省略する。
【0143】以下、本実施の形態における情報処理シス
テムの具体的な動作について説明する。まず、第一の例
について述べる。第一の具体例における画像情報は、静
的物体の画像情報そのものである。今、図50に示す静
的物体が存在する。図50は、日本地図である。また、
サーバ装置の情報格納部は、図51の情報を格納してい
る。図51は、「ID」「画像情報」「情報」を有する
レコードを複数有する表である。図51の「ID」はレ
コードを識別する情報である。「ID」は、地図の場所
を特定する情報になっている。図51の「画像情報」
は、画像そのものである。図51の「情報」は、「画像
情報」に関連する情報である。ここでは、「情報」は、
地図情報のある領域を詳細に説明する情報である。ま
た、情報処理装置の外観は、例えば、図19に示すもの
である。つまり、情報処理装置は透明体を具備し、情報
処理装置の情報出力部を構成するハードウェアがディス
プレイを有する。
【0144】かかる場合、情報処理システムは、以下の
ような動作を行う。まず、画像を撮影した情報処理装置
は、当該画像情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置
は、画像情報を受信し、画像情報に基づいて情報を取得
する。今、情報処理装置は、図50の「A4」の画像
(北海道の画像)を取得した、とする。かかる場合、サ
ーバ装置は、「A4」の画像を受信し、情報「北海道
は、梅雨がなく・・・・・」を検索する。そして、サー
バ装置は、情報「北海道は、梅雨がなく・・・・・」を
情報処理装置に送信する。次に、情報処理装置は、情報
「北海道は、梅雨がなく・・・・・」を受信する。次
に、情報処理装置は、情報「北海道は、梅雨がなく・・
・・・」を出力する。以上のように、情報処理装置は、
画像情報そのものに基づいて当該画像情報に関連する情
報を取得できる。
【0145】次に、第二の具体例について説明する。画
像情報は、情報処理装置が撮影した画像情報を数値に変
換し、当該数値を素数で割った場合の余りである、とす
る。また、静的物体は図50の地図である。また、サー
バ装置に格納されている「画像情報」「情報」を図52
に示す。図52の「画像情報」は、数値化した画像情報
を素数で割った剰余形である。
【0146】かかる場合、情報処理システムは、以下の
ような動作を行う。まず、画像を撮影した情報処理装置
は、当該画像情報を数値化し、当該数値化した値を予め
決められた素数で割った余りを求める。次に、情報処理
装置は、求めた余りの値をサーバ装置に送信する。サー
バ装置は、上記値を受信し、当該値に基づいて情報を取
得する。今、情報処理装置は、図50の「A4」の画像
(北海道の画像)を取得した、とする。次に、情報処理
装置は、「A4」の画像を数値化し、素数で割って余り
「377」を求める。そして、情報処理装置は、余り
「377」をサーバ装置に送信する。次に、サーバ装置
は、「377」を受信し、当該「377」に基づいて情
報「北海道は、梅雨がなく・・・・・」を検索する。そ
して、サーバ装置は、情報「北海道は、梅雨がなく・・
・・・」を情報処理装置に送信する。次に、情報処理装
置は、情報「北海道は、梅雨がなく・・・・・」を受信
する。次に、情報処理装置は、情報「北海道は、梅雨が
なく・・・・・」を出力する。以上のように、情報処理
装置は、数値化した画像情報を素数で割った余りの値に
基づいて当該画像情報に関連する情報を取得できる。
【0147】なお、上記の2つの例において画像情報に
基づく情報検索の例を説明した。しかし、情報検索のキ
ーは上記に限らない。つまり、情報処理装置が取得した
画像情報に基づいて、当該画像情報に関連する情報をサ
ーバ装置から取得できれば良い。
【0148】以上、本実施の形態において、情報処理装
置が取得した静的物体の画像情報に基づいて、当該画像
情報に関連する情報をサーバ装置から取得することによ
って、紙などの静的物体と連動する表示インターフェイ
スを提供することができる。かかる情報処理装置によっ
て、情報処理機器の操作に不慣れなユーザでも容易に種
々の情報を得ることができる。
【0149】なお、本実施の形態において、情報処理装
置が画像情報を数値情報に変換したが、サーバ装置が画
像情報を数値情報に変換しても良い。
【0150】また、情報処理装置の外観は、図19の外
観に限らない。
【0151】また、本実施の形態において、静的物体は
平面的な地図であったが、それに限らない。つまり、静
的物体は立体的な物体であったり、略一次元の物体であ
ったりしても良い。
【0152】また、本実施の形態において、上記の他の
実施の形態で述べたような、以下の構成を有しても良
い。情報処理装置は、情報処理装置の動きを検知する動
作検知部をさらに具備し、動作検知部が第一の動きを検
知した場合に、情報出力部が情報を出力するような構成
でも良い。また、第一の動きが略円を描く動きであるの
が好適である。ユーザにとって、略円を描く動きは、当
該円の略中心にある情報を選択したことを意味し、情報
処理装置が当該選択された情報に関連する情報を表示で
きることは、ユーザの直接的な操作に繋がり、ユーザフ
レンドリなユーザインターフェイスを提供できることに
なるからである。
【0153】また、本実施の形態において、上記の他の
実施の形態で述べたような、以下の構成を有しても良
い。情報処理装置は、情報出力部が情報を表示している
状態において、動作検知部が第二の動きを検知した場合
に、表示されている情報を蓄積する情報蓄積部を具備す
るような構成でも良い。
【0154】また、本実施の形態において、上記の他の
実施の形態で述べたような、以下の構成を有しても良
い。情報処理装置は、情報出力部が情報を表示している
状態において、動作検知部が第二の動きを検知した場合
に、情報送信部は、表示されている情報に対して第二の
動きがなされた旨の情報をサーバ装置に送信するような
構成でも良い。特に、第二の動きは、情報処理装置を横
にずらしながら上下に動かす動きであることが好適であ
る。かかる第二の動きは、ユーザにとって、情報処理装
置の下に存在する情報をなぞることにより選択したこと
を意味する。従って、ユーザは当該選択した情報をサー
バ装置に知らしめ、サーバ装置が、ユーザが選択した情
報を管理することは、ユーザにとって直感的な操作でサ
ーバ装置の情報をチェックできる、という利点がある。
なお、例えば、サーバ装置のチェックした情報は、ユー
ザがいつでも自由に引き出せる。
【0155】また、本実施の形態において、上記の他の
実施の形態で述べたような、以下の構成を有しても良
い。静的物体が平面的な物体であり、かつ情報処理装置
と静的物体との距離および画像情報に基づいて、情報処
理装置は、サーバ装置から画像情報に関連する情報を検
索しても良い。
【0156】さらに、本実施の形態における処理は、ソ
フトウェアによって実現し、ソフトウェアダウンロード
により提供しても良い。また、かかるソフトウェアをC
D−ROM等の記録媒体に記録して配布しても良い。な
お、本実施の形態における処理をソフトウェアによって
実現した場合、以下の構造のソフトウェアになる。つま
り、当該ソフトウェアは、コンピュータに、静的物体の
画像情報を取得する画像情報取得ステップと、画像情報
に基づく情報をサーバ装置に送信するように指示する指
示情報を送信する情報送信ステップを実行させるための
プログラム、である。また、当該ソフトウェアは、コン
ピュータに、静的物体の画像情報を取得する画像情報取
得ステップと、画像情報に基づく情報をサーバ装置に送
信するように指示する指示情報を送信する情報送信ステ
ップと、画像情報に基づく情報をサーバ装置から受信す
る情報受信ステップと、情報受信ステップで受信した情
報を出力する情報出力ステップを実行させるためのプロ
グラム、である。
【0157】
【発明の効果】本発明によれば、紙などの静的物体と連
動する表示インターフェイスを提供することにより、情
報処理機器の操作に不慣れなユーザでも容易に種々の情
報を得ることができるシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における情報処理システムのブロ
ック図
【図2】実施の形態1における特殊ドットパターンを示
す図
【図3】実施の形態1における座標情報取得部の実現手
段の例を示す図
【図4】実施の形態1における情報処理装置の動作を説
明するフローチャート
【図5】実施の形態1におけるサーバ装置の動作を説明
するフローチャート
【図6】実施の形態1における情報処理装置の外観の例
を示す図
【図7】実施の形態1における静的物体の例を示す図
【図8】実施の形態1におけるサーバ装置が格納してい
る情報の例を示す図
【図9】実施の形態1における情報処理装置の使用例を
示す図
【図10】実施の形態1における情報処理装置の使用例
を示す図
【図11】実施の形態1における静的物体の例を示す図
【図12】実施の形態1における情報処理装置の使用例
を示す図
【図13】実施の形態1における静的物体の例を示す図
【図14】実施の形態1におけるサーバ装置が格納して
いる情報の例を示す図
【図15】実施の形態1における情報処理装置の使用例
を示す図
【図16】実施の形態1における情報処理装置の使用例
を示す図
【図17】実施の形態2における情報処理システムのブ
ロック図
【図18】実施の形態2における情報処理装置の動作を
説明するフローチャート
【図19】実施の形態2における情報処理装置の外観の
例を示す図
【図20】実施の形態2における静的物体の例を示す図
【図21】実施の形態2における情報処理装置の使用例
を示す図
【図22】実施の形態2におけるサーバ装置が格納して
いる情報の例を示す図
【図23】実施の形態2における情報処理装置の使用の
概念を示す図
【図24】実施の形態2におけるサーバ装置が格納して
いる情報の例を示す図
【図25】実施の形態2における情報処理装置の使用の
概念を示す図
【図26】実施の形態2における情報処理システムの概
念図
【図27】実施の形態2における情報処理システムの概
念図
【図28】実施の形態3における情報処理システムのブ
ロック図
【図29】実施の形態3における情報処理装置の動作を
説明するフローチャート
【図30】実施の形態3における情報処理装置の使用例
を示す図
【図31】実施の形態3における情報処理装置の使用例
を示す図
【図32】実施の形態3における情報処理装置の情報の
変更例を示す図
【図33】実施の形態3における情報処理装置の情報の
変更例を示す図
【図34】実施の形態3における情報処理装置の使用例
を示す図
【図35】実施の形態3における情報処理装置の情報の
変更例を示す図
【図36】実施の形態4における情報処理システムのブ
ロック図
【図37】実施の形態4における情報処理装置の動作を
説明するフローチャート
【図38】実施の形態4における情報処理装置に蓄積さ
れた座標情報の例を示す図
【図39】実施の形態4における情報処理装置の軌跡を
示す図
【図40】実施の形態4における情報処理装置の一定の
動きの例を示す図
【図41】実施の形態5における情報処理システムのブ
ロック図
【図42】実施の形態5における情報処理装置の動作を
説明するフローチャート
【図43】実施の形態5におけるサーバ装置の動作を説
明するフローチャート
【図44】実施の形態5における情報処理装置の使用例
を示す図
【図45】実施の形態5における情報処理装置に蓄積さ
れた座標情報の例を示す図
【図46】実施の形態5における情報処理装置の軌跡を
示す図
【図47】実施の形態6における情報処理システムのブ
ロック図
【図48】実施の形態6における情報処理装置の動作を
説明するフローチャート
【図49】実施の形態7における情報処理システムのブ
ロック図
【図50】実施の形態7における静的物体の例を示す図
【図51】実施の形態7におけるサーバ装置が格納して
いる情報の例を示す図
【図52】実施の形態7におけるサーバ装置が格納して
いる情報の例を示す図
【符号の説明】
11、171、281、361、411 情報処理装置 12、412、472 サーバ装置 61 ルーペウィンドウ 62 ディスプレイ 63 センサ 191 マルチダイヤル 301 カメラ 302 プロセッサ 1101 座標情報取得部 1102、36102、41101 情報送信部 1103 情報受信部 1104、28102 情報出力部 1201、47201、49201 情報格納部 1202 サーバ側情報受信部 1203、49203 情報検索部 1204 サーバ側情報送信部 17101 ユーザ入力受付部 17102 座標情報取得部 28101 傾斜検出部 36101 動作検知部 41102 情報蓄積部 41201 情報登録部 47202 翻訳部 49101 画像情報取得部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川合 啓民 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E501 AA02 AC15 AC25 AC33 BA03 BA05 CA02 CB14 EB06 FA14

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を格納しているサーバ装置と前記情
    報を出力する情報処理装置を有する情報処理システムを
    構成する情報処理装置であって、静的物体に対する相対
    的な座標の情報である座標情報を取得する座標情報取得
    部と、前記座標情報に基づく情報を前記サーバ装置に送
    信するように指示する指示情報を送信する情報送信部
    と、前記座標情報に基づく情報を前記サーバ装置から受
    信する情報受信部と、前記情報受信部が受信した情報を
    出力する情報出力部を具備する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記静的物体が平面的な物体であり、か
    つ前記座標情報が二次元の座標値である請求項1記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記平面的な物体が紙媒体で構成されて
    いる請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記静的物体が平面的な物体であり、か
    つ前記座標情報が三次元の座標値であり、当該座標値の
    高さの値が前記平面的な物体と当該情報処理装置との距
    離に基づいて算出される値である請求項1記載の情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記静的物体が立体的な物体であり、か
    つ前記座標情報が三次元の座標値である請求項1記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記座標情報が一次元の座標値である請
    求項1記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記三次元の座標値を構成する高さの値
    を変更するユーザの入力を受け付けるユーザ入力受付部
    をさらに具備し、前記座標情報取得部が、前記ユーザ入
    力受付部で受け付けたユーザ入力に基づいて前記高さの
    値を取得する請求項4または請求項5いずれか記載の情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記情報処理装置は、透明体を具備し、
    前記情報出力部を構成するハードウェアがディスプレイ
    を有し、前記ユーザ入力受付部を構成するハードウェア
    が多段階に前記高さの値を変更する指示を受け付ける高
    度変更手段を有する請求項7記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記情報出力部は前記ディスプレイに情
    報を表示し、情報処理装置の前記静的物体に対する角度
    の変更に基づいて、前記ディスプレイにおける情報の表
    示角度を変更する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 情報処理装置の動きを検知する動作検
    知部をさらに具備し、前記動作検知部が第一の動きを検
    知した場合に、前記情報出力部が情報を出力する請求項
    1から請求項9いずれか記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第一の動きが略円を描く動きであ
    る請求項10記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報出力部が情報を表示している
    状態において、前記動作検知部が第二の動きを検知した
    場合に、前記表示されている情報を蓄積する情報蓄積部
    をさらに具備する請求項10または請求項11いずれか
    記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記情報出力部が情報を表示している
    状態において、前記動作検知部が第二の動きを検知した
    場合に、前記情報送信部は、前記表示されている情報に
    対して第二の動きがなされた旨の情報を前記サーバ装置
    に送信する請求項10または請求項11いずれか記載の
    情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記第二の動きは、情報処理装置を横
    にずらしながら上下に動かす動きである請求項12また
    は請求項13いずれか記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記動作検知部が第三の動きを検知し
    た場合に、前記情報出力部が前記座標情報の座標が示す
    位置に記載されている情報を翻訳した情報である翻訳情
    報を出力する請求項1から請求項9いずれか記載の情報
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記第三の動きが、情報処理装置を縦
    または横に略平行移動する動きである請求項15記載の
    情報処理装置。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、静的物体に対する相
    対的な座標の情報である座標情報を取得する座標情報取
    得ステップと、前記座標情報に基づく情報を送信するよ
    うに指示する指示情報をサーバ装置に送信する情報送信
    ステップを実行させるためのプログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータに、前記座標情報に基づ
    く情報をサーバ装置から受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップで受信した情報を出力する情報出
    力ステップをさらに実行させるための請求項17記載の
    プログラム。
  19. 【請求項19】 前記情報出力ステップにおいて、情報
    処理装置の前記静的物体に対する角度の変更に基づいて
    情報の表示角度を変更することを特徴とする請求項18
    記載のプログラム。
  20. 【請求項20】 情報処理装置の動きを検知する動作検
    知ステップをさらにコンピュータに実行させ、前記動作
    検知ステップにおいて第一の動きを検知した場合に、前
    記情報出力ステップにおいて情報を出力することを特徴
    とする請求項18記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 情報処理装置の動きを検知する動作検
    知ステップと、前記動作検知ステップにおいて第二の動
    きを検知した場合に、出力されている情報を蓄積する情
    報蓄積ステップをさらにコンピュータに実行させる請求
    項18記載のプログラム。
  22. 【請求項22】 情報処理装置の動きを検知する動作検
    知ステップと、前記動作検知ステップにおいて第二の動
    きを検知した場合に、出力されている情報に対して第二
    の動きがなされた旨の情報を前記サーバ装置に送信する
    情報送信ステップをさらにコンピュータに実行させる請
    求項18記載のプログラム。
  23. 【請求項23】 情報を格納しているサーバ装置と前記
    情報を出力する情報処理装置を有する情報処理システム
    を構成する情報処理装置であって、静的物体の画像情報
    を取得する画像情報取得部と、前記画像情報に基づく情
    報を前記サーバ装置に送信するように指示する指示情報
    を送信する情報送信部と、前記画像情報に基づく情報を
    前記サーバ装置から受信する情報受信部と、前記情報受
    信部が受信した情報を出力する情報出力部を具備する情
    報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記静的物体が平面的な物体である請
    求項23記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記情報処理装置は、透明体を具備
    し、前記情報出力部を構成するハードウェアがディスプ
    レイを有する請求項23または請求項24いずれか記載
    の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 情報処理装置の動きを検知する動作検
    知部をさらに具備し、前記動作検知部が第一の動きを検
    知した場合に、前記情報出力部が情報を出力する請求項
    23から請求項25いずれか記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 前記第一の動きが略円を描く動きであ
    る請求項26記載の情報処理装置。
  28. 【請求項28】 前記情報出力部が情報を表示している
    状態において、前記動作検知部が第二の動きを検知した
    場合に、前記表示されている情報を蓄積する情報蓄積部
    をさらに具備する請求項26または請求項27いずれか
    記載の情報処理装置。
  29. 【請求項29】 前記情報出力部が情報を表示している
    状態において、前記動作検知部が第二の動きを検知した
    場合に、前記情報送信部は、前記表示されている情報に
    対して第二の動きがなされた旨の情報を前記サーバ装置
    に送信する請求項26または請求項27いずれか記載の
    情報処理装置。
  30. 【請求項30】 前記第二の動きは、情報処理装置を横
    にずらしながら上下に動かす動きである請求項28また
    は請求項29いずれか記載の情報処理装置。
  31. 【請求項31】 コンピュータに、静的物体の画像情報
    を取得する画像情報取得ステップと、前記画像情報に基
    づく情報をサーバ装置に送信するように指示する指示情
    報を送信する情報送信ステップを実行させるためのプロ
    グラム。
  32. 【請求項32】 コンピュータに、前記画像情報に基づ
    く情報をサーバ装置から受信する情報受信ステップと、
    前記情報受信ステップで受信した情報を出力する情報出
    力ステップをさらに実行させるための請求項31記載の
    プログラム。
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