JP2003345441A - パラレルメカニズムの制御装置 - Google Patents
パラレルメカニズムの制御装置Info
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Abstract
6で駆動関節座標変数の推定値qcに変換し、実際の駆
動関節座標変数qdとの差を解消するように、ヤコビ転
置行列JT とゲインKを乗算し積分して、作業座標変数
の推定値Xcにフィードバックする。得られた作業座標
変数の推定値Xcと目標作業座標変数Xrとの差を解消す
るようにPD制御する。PD制御で、KP・J-Tでの処
理やKD・J-Tでの処理を避けるため、ゲインKP,KDに
代えてJ・KP・JTやJ・KD・JT を用いる。JT・J
-T =Iなので、J-T が不要になる。 【効果】 ヤコビ行列Jの逆行列J-1や転置行列の逆行
列J-Tを用いずに、駆動関節座標変数qから作業座標変
数Xを求め、目標作業座標変数Xrと求めた作業座標変
数との差を、サーボモータ33〜35の駆動量にフィー
ドバック制御できる。
Description
御装置に関する。
などのエンドエフェクタを固定のベースに複数の並列な
リンクで接続した機構であり、関節の一部が受動関節
で、他が駆動関節である。パラレルメカニズムを用いる
と、従来からのシリアルメカニズムでは困難な、高剛性
かつ高精度で、現在位置から目標位置へと直線的に高速
運動ができる、と期待されている。しかしながらパラレ
ルメカニズムでは受動関節が存在するため、順運動学的
な計算は困難で、作業座標変数での制御はほとんど行わ
れていない。これは特に、駆動関節座標変数を作業座標
変数の推定値に変換する際に、ヤコビ行列Jの逆行列J
-1 が必要になるからである。周知のようにヤコビ行列
の各要素は、定数ではなく、作業座標変数の関数であ
り、この逆行列の値を作業座標変数の値毎に評価するこ
とは、計算上の負担が大きい。このような計算上の負担
は、パラレルメカニズムの実用化での障害となる。
を求めるに際して、ヤコビ行列の逆行列J-1 を不要に
することにある。請求項2の発明での追加の課題は、駆
動関節へのフィードバックに際して、ヤコビ行列の転置
行列の逆行列J-Tを不要にすることにある。請求項3の
発明での追加の課題は、エンドエフェクタの姿勢を一定
に保ちながら、高剛性でエンドエフェクタを運動させる
ことができる、パラレルメカニズムを提供することにあ
る。
駆動関節と複数の受動関節とを用いて運動させるパラレ
ルメカニズムを、逆運動学変換手段により、エンドエフ
ェクタの作業座標変数の推定値を、駆動関節座標変数の
推定値に変換し、順運動学変換手段により、推定した駆
動関節座標変数と実際の駆動関節座標変数との偏差を解
消するように、作業座標変数の推定値を更新し、制御手
段により、目標作業座標変数と作業座標変数の推定値が
一致するように、駆動関節をフィードバック制御するよ
うにした、パラレルメカニズムの制御装置であって、前
記順運動学変換手段では、前記偏差に、作業座標変数の
微分を駆動関節座標変数の微分に変換するためのヤコビ
行列の転置行列と、ゲインとを乗算し、積分して、作業
座標変数の推定値を更新するようにしたことを特徴とす
る(請求項1)。
座標変数と作業座標変数の推定値との偏差に、前記ヤコ
ビ行列とゲインとを乗算して、駆動関節に対する制御量
を求める(請求項2)。
ニズム本体が、固定ベースに対してエンドエフェクタの
姿勢を一定に保つための機構と、エンドエフェクタの位
置を変化させるための直動機構とからなり、該直動機構
を駆動関節として制御する(請求項3)。
制御装置では、順運動学変換で、駆動関節座標変数から
作業座標変数の推定値を求める過程で、ヤコビ行列の逆
行列を用いる必要が無く、ヤコビ行列の転置行列を用い
ればよい。ヤコビ行列の転置行列はヤコビ行列が求まれ
ば容易に求まるので、駆動関節座標を作業座標変数に変
換する際の、計算上の負担を小さくできる(請求項1)。
またこの構成で作業座標変数を推定し得ることを、発明
者は実施例に記載の補題やシミュレーションで確認し
た。
座標変数との偏差が判明すると、駆動関節にフィードバ
ックする必要がある。駆動関節に加える制御量を決定す
るには、ヤコビ行列の転置行列の逆行列が必要である
が、逆行列を求めるのは計算上の負担が大きい。そこで
請求項2の発明では、偏差にヤコビ行列とゲインとを乗
算して制御量を求めるので、ヤコビ行列の転置行列の逆
行列を求める必要がない。なおこの構成でパラレルメカ
ニズムを目標軌道に沿って制御し得ることを、発明者は
シミュレーションで確認した。
メカニズムの制御装置2を説明する。パラレルメカニズ
ムの制御装置2は、大別して、駆動関節座標変数qdか
らエンドエフェクタの作業座標変数の推定値Xcを求め
るための順運動学処理部4と、求めた作業座標変数Xc
と目標作業座標変数Xrとの偏差に応じて、パラレルメ
カニズム本体20へとフィードバック制御を行うための
制御系18とからなっている。
差にヤコビ行列Jの逆行列J-1を乗算し、適当なゲイン
Kを乗算した後、積分(積算)を施せば、作業座標変数X
Eの推定値Xcを得ることができる。このこと自体は公知
である。ここで発明者は、ヤコビ行列の逆行列J-1では
なく、ヤコビ行列の転置行列JTを用いても、作業座標
変数の推定値Xcを得られることを見い出した。
業座標変数の推定値Xcを駆動関節座標変数の推定値qc
へ変換して出力する。減算器8では、エンコーダなどか
ら求めた実際の駆動関節座標変数qdとの差分を求め、
ヤコビ転置行列処理部10でヤコビ行列の転置行列JT
を乗算し、ゲイン処理部12で定数あるいは行列のゲイ
ンKと乗算し、積分器14で積算して、作業座標変数の
推定値Xc(エンドエフェクタの座標変数の推定値)を得
る。
カニズムに対して、駆動関節座標変数の推定値qcが実
際の駆動関節座標変数qdに一致するように、フィード
バック制御を施しているものと見なすことができる。減
算器8の出力uは駆動関節座標での偏差であり、ヤコビ
行列の転置行列を乗算した後の出力Fはエンドエフェク
タに加わる仮想的な力やモーメントであり、これにゲイ
ンを乗算して積分すると、仮想的なエンドエフェクタの
位置が定まる。順運動学処理部4では、作業座標変数の
推定値Xcの初期値に適宜の値を入力し、この値を逆運
動学計算により、駆動関節座標変数の推定値に変換し、
実際の駆動関節座標変数からの偏差に応じて、ヤコビ行
列の転置行列(以下ヤコビ転置行列という)を乗算する。
これによって、仮想的なエンドエフェクタに加わる力や
モーメントFを求め、これにゲインを乗算して、仮想的
な制御量Wに変換し、積分して、作業座標変数の推定値
Xcの値を更新する。
XEとし、駆動関節座標変数をqとすると、 q=f(X
E) との関係が成り立つ。これを時間微分すると、
(1)式が得られる。 q'=JXE', J=σf/σXE (1) なおここで、'は微分記号を表し、実装上は差分を表し
ている。ここで行列Jはヤコビ行列と呼ばれ、正方行列
であるが、各要素は定数ではなく、作業座標変数XEの
関数である。またこの明細書で座標や座標変数という
時、単なる3次元座標をいうのではなく、一般にベクト
ル量で、例えば作業座標変数の場合はエンドエフェクタ
の位置と姿勢を特定する変数のセットを意味する。駆動
関節座標変数qの場合は、複数の駆動関節の状態を指定
し得る変数のセットからなるベクトルである。さらに式
(1)において、ヤコビ行列Jが正則行列ではなくなる点
を特異点という。
をFとすると、各関節に加わる駆動力をuとして、次式
が成り立つ。 F=JT(XE)u (2) ここで、図1の順運動学処理部4では、作業座標変数の
推定値の速度X'cが制御入力Wによって(3)式のように
制御できるとものとする。するとX'cの積分で、作業座
標変数の推定値が得られる。 X'c=W (3) すると次の補題が成り立つ。
て、あるT≧0が存在し、(6)式が成立する。
‖qc−qd‖<ε0、(for all t≧T) (6) ここでσnは最小特異解を表す。(6)式は、仮想的なエン
ドエフェクタに(4)式に従って制御入力を加えながら、
時間T以上の間、仮想的なエンドエフェクタを運動させ
ると、駆動関節座標の推定値は実際の駆動関節座標に収
束することを意味している。ここで順運動学処理部4が
実際のパラレルメカニズムと同一の機構を表現している
ものと仮定できれば、即ちヤコビ行列Jや逆運動学処理
部6が実際のパラレルメカニズムを表現していれば、エ
ンドエフェクタの作業座標変数の推定値Xcはq=f(X
E)の1つの解となる。
標値Xrと作業座標変数の推定値Xcとの偏差を求めて、
制御系18によりPD制御やPDI制御などを加えて、
制御量(制御入力)を発生させて、パラレルメカニズム
本体20を駆動する。実施例での記号を表1に示す。
数Xの推定の妥当性を検証するため、図2のパラレルメ
カニズムをモデルとして、シミュレーションを行った。
このパレルメカニズムは、図11に示すパラレルメカニ
ズムをモデル化したもので、固定ベース30に対して、
エンドエフェクタ32を、その姿勢が一定になるように
受動関節を介して取り付ける。ここではエンドエフェク
タ32の姿勢が、常に固定ベース30に平行になるよう
に、受動関節により規制する。33〜35はサーボモー
タで、駆動関節の例であり、36〜38はボールネジ
で、サーボモータ33〜35とエンドエフェクタ32間
のボールネジ36〜38の長さを、変数θ1〜θ3とす
る。またサーボモータ33〜35は、固定ベース30に
2以上の揺動自由度のジョイントで支承され、ボールネ
ジ36〜38の先端は、エンドエフェクタ32に2以上
の揺動自由度で支承されているものとする。
いるので、自由度はX,Y,Zの3つの座標である。エン
ドエフェクタの中心位置が図3〜図5の破線のように運
動し、3つのボールネジの長さθ1〜θ3が式(7)のよう
に変化するものとする。エンドエフェクタ32の中心位
置の初期位置(時刻0での実線位置)を適当に推定し、例
えばここでは(1,1,1)とし、図1の順運動学処理部4
により、エンドエフェクタ32の位置をシミュレーショ
ンした。結果を図3〜図5に示し、実線がエンドエフェ
クタ座標の推定値である。なおこのシミュレーションで
はゲインKを50とした。図3〜図5から明らかなよう
に、エンドエフェクタの座標変数の推定値は1秒程度で
実際の値に収束し、以下はリアルタイムでエンドエフェ
クタの位置を求めることができた。 θ1= sinπ/2 t + √10 θ2= sinπ/2 t + √10, K=50 (7) θ3= sinπ/2 t + √10
用いると、ヤコビ行列の逆行列J-1を用いずに、ヤコビ
行列の転置行列JTを用いて、エンドエフェクタの作業
座標変数を推定できる。そこでこの値を推定できれば、
作業座標変数の目標値Xrとの差を解消するように制御
系18でフィードバック制御を行うことにより、目標の
位置へあるいは目標の軌跡に沿って、エンドエフェクタ
を運動させることができる。
の制御系18を示す。ここでは制御系18でPD制御を
行うので、入力は目標座標変数Xrとその微分値Xr'並
びに作業座標変数の推定値Xcとその微分値Xc'とであ
る。PD制御に代えてPID制御などでも良く、制御の
手法自体は任意である。
にゲインKPなどを乗算し、これにヤコビ転置行列の逆
行列J-Tを乗算することにより、サーボモータなどへの
制御量(制御入力)が得られる。しかしながらJ-Tを用
いると、ヤコビ行列の逆行列J-1を求めるのと同程度の
計算量が必要になり、処理上の負担が著しい。そこで発
明者は、ゲインKPやゲインKDに代えて、J・KP・JT
やJ・KD・JTを用いれば、 J-T・JTが恒等変換Iと
なり、単にJ・KPやJ・KDなどの乗算で処理できるこ
とを見出した。ここにゲインKP,KDは行列であるが、
定数でも良い。
くもので、減算器16,17により、目標座標変数Xrと
作業座標変数の推定値Xcとの差分や、目標座標変数の
微分値Xr'と推定作業座標変数の微分値Xc'との差分を
求め、比例制御部22で、J・KPを乗算し、微分制御
部23でJ・KDを乗算し、加算器24でこれらの制御
量を加算して、恒等変換部25で形式的に恒等変換し
て、パラレルメカニズム本体20に制御を加える。なお
恒等変換部25は実装上は不要である。
て、ゲインKPやKDは基本的に正定行列であり、これに
両側からヤコビ行列Jとその転置行列JTを乗算して
も、やはり正定行列で、基本的な性質が変わらないこと
がある。
図2のモデルを用いて、図6の制御系18での制御結果
をシミュレーションした。結果を図7〜図9に示し、破
線は目標軌道を表し、実線はシミュレーション結果であ
る。このシミュレーションでは、時刻0において目標軌
道上の位置と、作業座標変数の推定値を一致させてあ
る。図7〜図9から明らかなように、Y座標において、
目標軌道からの僅かな誤差が生じる他は、目標軌道を追
従して制御できている。このように図6の制御系18を
用いても、パラレルメカニズム本体20を安定に制御で
きる。
40を示す。図1,図6の制御装置2との違いは、微分
信号を得るための差分器42,43の存在を明示し、順
運動学処理部4で作業座標変数の推定値が収束するま
で、制御の開始を待つ、あるいはオープンループ制御す
るためのスイッチ44,45を明示した点である。加算
器24の出力は、サーボモータ33〜35の駆動用のサ
ーボドライバアンプ50〜52に加えられ、出力τ1〜
τ3としてサーボモータへ加えられる。モータ33〜3
5の回転に伴うボールネジの位置あるいはモータの実際
の回転角度やその積算値などは、駆動関節座標変数qd
の成分θ1〜θ3として制御装置40へフィードバックさ
れる。
を以下に示す。関節座標系で制御を行うと、それぞれの
関節での目標値に対する誤差、即ち制御誤差が累積し、
作業座標系でのエンドエフェクタの目標値に対する誤差
を補償できない。それに対し、作業座標系で制御を行う
と、エンドエフェクタの目標値に対する誤差を直接フィ
ードバックできるため、それぞれの関節での誤差が累積
することがなく、エンドエフェクタの運動を高精度に制
御できる。
象としての、パラレルメカニズム本体20の例を示す。
Gはグラウンドで、Hは例えば3本の支柱であり、固定
ベース30が固定されている。回転軸60は例えば固定
ベース30の表面に平行に取り付けられ、回転軸60に
接続された第1リンク61の他端には、2自由度以上の
関節63を介して、揺動自在に第2リンク62が取り付
けてある。第2リンク62は平行な2本のアームからナ
リ、第2リンク62の先端は、2自由度以上の関節64
を介して、揺動自在にエンドエフェクタ32に取り付け
てある。回転軸60や関節63,64は受動関節で、関
節63,64は2自由度に限らず、それ以上の自由度の
関節であればよい。66はボールネジ36〜38の先端
をエンドエフェクタ32に取り付けるためのジョイント
で、ボールネジを2自由度以上の揺動運動が自在に取り
付ける。
ース30の表面に平行で、関節63,63を結ぶ直線も
固定ベース30の表面に平行になり、その結果、関節6
4,64を結ぶ直線も固定ベース30の表面に平行にな
る。エンドエフェクタ32では、第2リンク62の先端
の関節64,64を結ぶ3本の直線がいずれも固定ベー
ス30に平行なので、絶えず固定ベース30に平行な姿
勢をとるようになる。この結果、エンドエフェクタ32
の表面は絶えず固定ベース30の表面に平行になる。こ
のため半導体ウエハや液晶基板などの姿勢に敏感なもの
を搬送したり、正確な姿勢で加工や組立などの作業を行
う場合に便利である。なおエンドエフェクタ32には適
宜のハンドなどを取り付けるものとする。
ジ36〜38の伸縮で定まり、これはサーボモータ33
〜35の回転で定まる。そしてサーボモータ33〜35
は、図13に示すように、固定ベース30の表面に対し
て2軸方向に揺動自在である。中間部材74は回転軸7
2,72を介して固定ベース30に取り付けられ、サー
ボモータ33は回転軸76,76を介して中間部材74
に取り付けてある。この結果、サーボモータ33は固定
ベース30に対して、2自由度で揺動自在である。他の
サーボモータ34,35の取り付けも同様である。
は、エンドエフェクタ32の姿勢が絶えず一定に保た
れ、その位置はボールネジ36〜38で調整され、直線
運動型(直動型)の駆動関節を用いるので、高剛性で高
精度に高速で運動できる。従ってエンドエフェクタ32
の運動は、高速かつ高剛性でしかも高精度である。なお
ボールネジ36〜38に代えて、油圧や空圧のシリンダ
や、リニアモータなどで伸縮するロッドを用いても良
い。
体20の制御を例としたが、ヤコビ行列の逆行列J
-1や、ヤコビ転置行列の逆行列J-Tなどの計算を不要に
できるので、より複雑でかつより駆動関節の多いパラレ
ルメカニズムでも容易に制御することができる。
を、順運動学処理部を中心に示すブロック図
的に示す図
数Xのシミュレーション結果を示す図
数Yのシミュレーション結果を示す図
数Zのシミュレーション結果を示す図
制御系を示すブロック図
御のシミュレーション結果を作業座標変数Xについて示
す図
御のシミュレーション結果を作業座標変数Yについて示
す図
御のシミュレーション結果を作業座標変数Zについて示
す図
全体構成を示すブロック図
図
ースに対するエンドエフェクタの姿勢の保持機構を示す
斜視図
ネジ駆動用サーボモータの姿勢の自由度を示す図
Claims (3)
- 【請求項1】 エンドエフェクタを複数の駆動関節と複
数の受動関節とを用いて運動させるパラレルメカニズム
を、 逆運動学変換手段により、エンドエフェクタの作業座標
変数の推定値を、駆動関節座標変数の推定値に変換し、
順運動学変換手段により、推定した駆動関節座標変数と
実際の駆動関節座標変数との偏差を解消するように、作
業座標変数の推定値を更新し、制御手段により、目標作
業座標変数と作業座標変数の推定値が一致するように、
駆動関節をフィードバック制御するようにした、パラレ
ルメカニズムの制御装置であって、 前記順運動学変換手段では、前記偏差に、作業座標変数
の微分を駆動関節座標変数の微分に変換するためのヤコ
ビ行列の転置行列と、ゲインとを乗算し、積分して、作
業座標変数の推定値を更新するようにしたことを特徴と
する、パラレルメカニズムの制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段では、目標作業座標変数と
作業座標変数の推定値との偏差に、前記ヤコビ行列とゲ
インとを乗算して、駆動関節に対する制御量を求めるよ
うにしたことを特徴とする、請求項1のパラレルメカニ
ズムの制御装置。 - 【請求項3】 制御対象のパラレルメカニズム本体が、
固定ベースに対してエンドエフェクタの姿勢を一定に保
つための機構と、エンドエフェクタの位置を変化させる
ための直動機構とからなり、該直動機構を駆動関節とし
て制御するようにしたことを特徴とする、請求項1また
は2のパラレルメカニズムの制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155042A JP3807547B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | パラレルメカニズムの制御装置 |
DE10314547A DE10314547A1 (de) | 2002-04-19 | 2003-03-31 | Parallelmanipulator und Vorrichtung zu seiner Steuerung |
US10/418,144 US6841964B2 (en) | 2002-04-19 | 2003-04-18 | Parallel link manipulator and its control device |
CN03110623A CN1451896A (zh) | 2002-04-19 | 2003-04-21 | 并行连接操作器及其控制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3807547B2 JP3807547B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=29771655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002155042A Expired - Fee Related JP3807547B2 (ja) | 2002-04-19 | 2002-05-29 | パラレルメカニズムの制御装置 |
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JP (1) | JP3807547B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100876642B1 (ko) * | 2008-08-11 | 2009-01-07 | 버추얼모션(주) | 병렬처리 프로세싱을 적용한 다자유도를 갖는 다물체 동역학 시스템의 해석방법 |
JP2012045710A (ja) * | 2011-12-06 | 2012-03-08 | Murata Machinery Ltd | パラレルメカニズム |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002155042A patent/JP3807547B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100876642B1 (ko) * | 2008-08-11 | 2009-01-07 | 버추얼모션(주) | 병렬처리 프로세싱을 적용한 다자유도를 갖는 다물체 동역학 시스템의 해석방법 |
JP2012045710A (ja) * | 2011-12-06 | 2012-03-08 | Murata Machinery Ltd | パラレルメカニズム |
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