JP2003344705A - 光コネクタプラグ - Google Patents

光コネクタプラグ

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JP2003344705A JP2002152094A JP2002152094A JP2003344705A JP 2003344705 A JP2003344705 A JP 2003344705A JP 2002152094 A JP2002152094 A JP 2002152094A JP 2002152094 A JP2002152094 A JP 2002152094A JP 2003344705 A JP2003344705 A JP 2003344705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ接続切替装置など多数の光ファイ
バが錯綜して配置されている場合であっても、他の光フ
ァイバに引っ掛ることなく、スムーズに引き戻すことが
可能で、信頼性の高い光接続を実現することが可能な光
コネクタプラグを提供すること。 【解決手段】 光ファイバFIの端部を内包する円筒形
状のフェルール32と、フェルール32の基端部分を保
持する胴体部31とを備え、胴体部31には、光アダプ
タ2の係止フック24,24に係止されるフランジ部3
3が形成されるとともに、フランジ部33の後方に拡径
部34が形成され、拡径部34の外径は、フランジ部3
3へ向かうにしたがって大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一組の入出力光フ
ァイバ同士を、光アダプタを解して接続するための光コ
ネクタプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ファイバ接続切替装置は、複
数本の入出力光ファイバ群に対して、任意の入力側光フ
ァイバと任意の出力側光ファイバとを接続または接続解
除する機能を有するものであり、様々な構成のものが提
案されている。
【0003】図9(a)は光ファイバ接続切替装置の一
例を示す平面図、(b)は(a)の側面図である。図示
の光ファイバ接続切替装置は、複数の光アダプタを備え
る光接続盤6、入力側光ファイバFIを抜き差しするロ
ボットハンド1、光接続盤6と対面する位置に設置さ
れ、入力側光ファイバFIを整列させる整列盤8、整列
盤8の後方に配置され、入力側光ファイバFIを巻き取
る巻取装置9などから構成され、ロボットハンド1で入
力側光ファイバFIの接続位置を自動的に切り替えるも
のである。
【0004】また、入力側光ファイバFIを光アダプタ
を介して出力側光ファイバFOに接続するために、入力
側光ファイバFIの末端には、図10(a)に示すよう
に、光コネクタプラグ130(以下、「入力側光コネク
タプラグ」という)が取り付けられている。入力側光コ
ネクタプラグ130は、入力側光ファイバFIの端部を
内包する円筒形状のフェルール132と、フェルール1
32の基端部分を保持する胴体部131とから構成され
ている。また、胴体部131の先端(フェルール132
の基端部分)には、胴体部131の外径寸法よりも大き
な外径寸法を有するフランジ部133が形成されてい
る。
【0005】そして、図10(b)に示すように、光接
続盤6に装着されている光アダプタ2の一方に入力側光
コネクタプラグ130を接続することで、入力側光ファ
イバFIと光アダプタ2の他方に接続された出力側光フ
ァイバFOとの光接続がなされる。
【0006】ここで、光アダプタ2は、内部に割スリー
ブ5が嵌挿された筒状部22,23と、筒状部22を挟
んで対向する一対の係止フック24,24とから構成さ
れ、係止フック24の先端には、爪部25が形成されて
いる。また、出力側光ファイバFOの末端に取り付けら
れた出力側光コネクタプラグ4には、胴体部41にコイ
ルスプリング44が内包されており、フランジ部43a
を介してフェルール42を先端方向に付勢している。
【0007】なお、入力側光コネクタプラグ130は、
出力側光コネクタプラグ4に内包されたコイルスプリン
グ44によって後方(図中右側)に付勢された状態で接
続されるが、フランジ部133が光アダプタ2の係止フ
ック24に形成された爪部25によって係止されるため
に、光アダプタ2から抜け出すことはない。
【0008】また、入力側光コネクタプラグ130を光
アダプタ2へ接続する場合には、ロボットハンド1(図
9参照)で入力側光コネクタプラグ130の胴体部13
1を把持し、フランジ部133で係止フック24,24
を離間する方向へ押し広げつつ、フェルール132を筒
状部22へ挿入すればよい。フランジ部133が爪部2
5を通過すると、係止フック24が変形前の位置に復帰
し、フランジ部133が爪部25によって係止される。
【0009】一方、入力側光コネクタプラグ130を光
アダプタ2から離脱させる場合には、ロボットハンド1
を使用して係止フック24,24を離間する方向に押し
広げて、フランジ部133と爪部25との係合を解除す
ればよい。入力側光コネクタプラグ130は、コイルス
プリング44の付勢力により後方(図中右側)へ付勢さ
れているので、フランジ部133と爪部25との係合が
解除されると、入力側光コネクタプラグ130のフェル
ール132が筒状部22から押し出され、光アダプタ2
から離脱する。
【0010】また、光アダプタ2から離脱した入力側光
コネクタプラグ130は、ロボットハンド1を解放して
下方に落下させた後に、入力側光ファイバFIを巻取装
置9で巻き取ることによって、整列盤8に引き戻される
(図7(b)参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した光
ファイバ接続切替装置では、図9(a)に示すように、
多数の入力側光ファイバFIが錯綜して配置されること
になる。このような状況下で、光接続盤6から取り外さ
れた入力側光コネクタプラグ130を整列盤8へ引き戻
すと、胴体部131とフランジ部133との外径差が大
きいが故に(図10参照)、他の入力側光ファイバF
I’が交差する箇所において、フランジ部133が当該
他の入力側光ファイバFI’に引っ掛る恐れがある(図
11参照)。入力側光コネクタプラグ130のフランジ
部133が他の入力側光ファイバFI’に引っ掛ると、
入力側光コネクタプラグ130を整列盤8へ戻すことが
できなくなり、その後の接続切替作業に支障をきたす。
また、フランジ部133が他の入力側光ファイバFI’
に引っ掛る際に、当該他の入力側光ファイバFI’が光
アダプタ2から引き抜かれたり、あるいは、入力側光フ
ァイバFI’が断線するなど、光接続に悪影響を及ぼす
こともある。
【0012】このような問題に対処するために、入力側
光コネクタプラグ130の胴体部131とフランジ部1
33との外径差を小さくする、すなわち、フランジ部1
33の外径を小さくすることも考えられるが、この場合
には、光アダプタ2の係止フック24との係合が不完全
になって、光アダプタ2から抜けやすくなるため、有効
な対策とはいえない。
【0013】そこで、本発明は、光ファイバ接続切替装
置など多数の光ファイバが錯綜して配置されている場合
であっても、他の光ファイバに引っ掛ることなく、スム
ーズに引き戻すことが可能で、すなわち、信頼性の高い
光接続を実現することが可能な光コネクタプラグを提供
することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1の発明は、一組の入出力光ファイバ
同士を、光アダプタを介して接続するために、当該光フ
ァイバの端部に取り付けられる光コネクタプラグであっ
て、前記光ファイバの端部を内包する円筒形状のフェル
ールと、当該フェルールの基端部分を保持する胴体部と
を備え、前記胴体部には、前記光アダプタの係止フック
に係止されるフランジ部が形成されるとともに、前記フ
ランジ部の後方に拡径部が形成され、当該拡径部の外径
は、前記フランジ部へ向かうにしたがって大きくなる構
成である。
【0015】かかる光コネクタプラグによると、フラン
ジ部へ向かって外径が大きくなる拡径部を胴体部に設け
たので、光ファイバ接続切替装置など複数の光ファイバ
が錯綜して配置されている場合で、そのうちの一の光フ
ァイバを光ファイバ接続切替装置の光アダプタから取り
外して後方へ引き戻すときに、光コネクタプラグのフラ
ンジ部が他の光ファイバに絡まることがない。すなわ
ち、光コネクタプラグが、交錯した他の光ファイバ同士
の間をすり抜けるときに、胴体部、拡径部の順に入り込
んでいくが、拡径部が当該他の光ファイバを押し退けつ
つすり抜けていくので、胴体部との外径差が大きいフラ
ンジ部もスムーズにこの部位をすり抜けることができ
る。
【0016】請求項2の発明は、請求項1に記載の光コ
ネクタプラグにおいて、前記拡径部と前記フランジ部と
の離隔寸法が、光ファイバの外径寸法よりも小さいこと
を特徴とする。
【0017】かかる光コネクタプラグによると、拡径部
とフランジ部との間に、他の光ファイバが嵌まり込むこ
とがないので、よりスムーズに交差した光ファイバの間
をすり抜けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光コネクタプ
ラグの実施の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に
説明する。図1(a)は光コネクタプラグを示す側面
図、(b)は(a)に示す光コネクタプラグを光アダプ
タに接続した状態を示す側断面図、図2は光コネクタプ
ラグを示す斜視図、図3は光ファイバ接続切替装置を示
す斜視図である。なお、本実施形態では、図3に示すよ
うな光ファイバ接続切替装置に使用される入力側光ファ
イバの末端に、本発明に係る光コネクタプラグ(以下、
「入力側光コネクタプラグ」という)が取り付けられて
いるものとする。
【0019】ここで、光ファイバ接続切替装置は、図3
に示すように、入力側光ファイバFIと出力側光ファイ
バFOとを接続するための光接続盤6、入力側光コネク
タプラグ3を光接続盤6に装着された光アダプタ2に抜
き差しするロボットハンド1、さらには、図7に示すよ
うに、光接続盤6に対向する位置に配置される整列盤
8、整列盤8の後方に配置されて入力側光ファイバFI
のコードを巻き取る巻取装置9などから構成され、ロボ
ットハンド1により入力側光ファイバFIの接続位置を
自動的に切り替えるものである。また、本実施形態で
は、光接続盤6は、複数段(図面では上下二段)に配置
された複数の開口部62を有する筐体61からなり、各
開口部62に光アダプタ2が装着されている。
【0020】また、光アダプタ2は、図1(b)に示す
ように、光接続盤6の開口部62の内面壁に取り付けら
れる取付部21と、取付部21の両側に突出する筒状部
22,23と、筒状部22を挟んで対向する一対の係止
フック24,24とから構成されている。係止フック2
4は、取付部21から突出する板状体からなり、その先
端に内向きに突出する爪部25を備えている。係止フッ
ク24は、いわゆる板バネとして機能し、すなわち、図
1(b)の場合であれば、上下方向に弾性変形する。爪
部25は、垂直面と傾斜面とで断面略三角形状に形成さ
れている。また、筒状部22,23の内部には、割スリ
ーブ5が嵌挿される。割スリーブ5は、その直径が後記
する入力側光コネクタプラグのフェルール32および出
力側光コネクタプラグのフェルール42の直径より僅か
に小さく形成されているが、軸線方向に沿ってスリット
が設けられているので、フェルール32,42を抜き差
しすることが可能で、かつ、適度な緊密度で保持するこ
とが可能である。
【0021】また、出力側光ファイバFOは、その末端
に出力側光コネクタプラグ4が取り付けられている。出
力側光コネクタプラグ4は、四角筒形状の胴体部41お
よび胴体部41から突出するフェルール42から構成さ
れている。また、胴体部41には、コイルスプリング4
4が内包されており、フェルール42の基端部分に形成
されたフランジ部43aを介して、フェルール42を先
端方向(図1(b)では右側)に付勢している。なお、
ここでは一例として、出力側光コネクタプラグ4には、
汎用品であるMU型光プラグを用いている。
【0022】入力側光コネクタプラグ3は、胴体部3
1、フェルール32から構成される。また、胴体部31
には、フランジ部33と拡径部34が形成されている。
【0023】胴体部31は、入力側光ファイバFIの末
端に取り付けられており、フェルール32の基端部分を
固定・保持する。本実施形態では、胴体部31は円筒形
状であり(図2参照)、また、胴体部31の周面には、
円環状の凸部31aが形成されている。凸部31aは、
後述するロボットハンド1のフィンガ部11,11(図
4参照)で胴体部31を把持したときに、フィンガ部1
1,11に形成された凹部12aに収容され、凸部31
aよりも小さな直径に形成された保持部12に係合す
る。
【0024】フェルール32は、入力側光ファイバFI
の端部を内包し、基端部分が胴体部31に保持され、胴
体部31によって入力側光ファイバFIの端部に固定さ
れている。また、フェルール32は、円筒形状に形成さ
れ、光アダプタ2の筒状部22,23の内部に嵌挿され
た割スリーブ5に挿入される。フェルール32は、外径
精度に優れているので、割スリーブ5に挿入するだけで
出力側光コネクタプラグ4のフェルール42と光軸が合
う。
【0025】フランジ部33は、本実施形態では、胴体
部31の先端部分(フェルール32の基端部分)に形成
され、入力側光コネクタプラグ3を光アダプタ2に接続
したときに(図1(b)参照)、係止フック24,24
の爪部25,25に係止される。フランジ部33の形状
は、本実施形態では、円板形状(図2参照)であり、そ
の外径寸法は、光アダプタ2の係止フック24,24
(爪部25,25)と係合するように、胴体部31の外
径寸法よりも大きく形成されている。また、フランジ部
33を光アダプタ2内にスムーズに挿入できるように、
フランジ部33の前面側の縁部は、角を落としてある。
【0026】拡径部34は、フランジ部33の後方にお
いて胴体部31の外径を拡径して形成され、拡径部34
の外径は、フランジ部33へ向かうにしたがって大きく
なっている。すなわち、拡径部34により、胴体部31
の外径とフランジ部33の外径の差が緩和されている。
拡径部34の位置および寸法形状は、入力側光ファイバ
FIの外径寸法、光アダプタ2の寸法形状などを考慮し
て設定される。すなわち、図1(b)に示すように、拡
径部34は、フランジ部33と光アダプタ2の係止フッ
ク24,24(爪部25,25)とが係合できるよう
に、フランジ部33の後方に間隔xをあけて形成され
る。また、間隔xを入力側光ファイバFIの外径dより
も小さくしておくと、この隙間に他の光ファイバFIが
嵌まり込まなくなる。また、本実施形態では、拡径部3
4の最大外径寸法は、光アダプタ2の爪部25と接触し
ないように、フランジ部33の外径寸法よりも小さく形
成されているが、胴体部31とフランジ部33との外径
差を緩和するといった観点から、フランジ部33の外径
寸法に近いほうが望ましい。
【0027】なお、本実施形態では、拡径部34の寸法
形状は、図示のものに限定されるものではなく、ロボッ
トハンド1、光アダプタ2などの構成に応じて適宜変更
することができる。例えば、本実施形態の拡径部34
は、円板の後面に円錐台(傾斜部分)を連設した構成で
あるが、このような形状に限定されるものではなく、胴
体部31とフランジ部33との外径差を緩和するもので
あればよい。例えば、図示は省略するが、拡径部は、前
記の円錐台部分(傾斜部分)のみから構成されていても
よく、あるいは、胴体部31を階段状に拡径して構成し
たものでもよい。また、拡径部34において、円錐台部
分(傾斜部分)の傾斜角度は、図示のものよりも緩やか
であってもよい。さらに、本実施形態では、拡径部34
は、胴体部31の全周にわたって形成されているが、こ
れに限定されることはなく、例えば、入力側光ファイバ
FIの外径dよりも幅の小さいスリットを、胴体部31
の軸方向に沿って設けたような形状であってもよい。
【0028】そして、入力側光コネクタプラグ3は、フ
ェルール32の先端が出力側光コネクタプラグ4のフェ
ルール42の先端に突き合わされ、かつ、フランジ部3
3が光アダプタ2の係止フック24,24(爪部25,
25)によって係止された状態で光アダプタ2に接続さ
れる。すなわち、入力側光コネクタプラグ3は、出力側
光コネクタプラグ4に内包されたコイルスプリング44
によって後方(図1(b)では右側)に付勢された状態
で接続される。
【0029】次に、入力側光コネクタプラグ3を、ロボ
ットハンド1を使用して光アダプタ2に接続する手順お
よび光アダプタ2から離脱させる手順を、図3乃至図7
を参照して詳細に説明する。図3は光ファイバ接続切替
装置を示す斜視図、図4(a)(b)はロボットハンド
のフィンガ部を示す斜視図、図5(a)(c)(e)は
入力側光コネクタプラグの接続手順を説明する側断面
図、(b)(d)(f)は図4に示すフィンガ部の正面
図である。図6(a)(c)(e)(g)は入力側光コ
ネクタプラグの離脱手順を説明する側断面図、(b)
(d)(f)(h)は図4に示すフィンガ部の正面図で
ある。また、図7は入力側光コネクタプラグを整列盤に
引き戻す手順を示す側面図である。
【0030】ここで、ロボットハンド1について、図3
および図4を参照して説明する。ロボットハンド1は、
図3に示すように、左右一対のフィンガ部11と、フィ
ンガ部11の後端から上方に立設されるアーム部15
と、アーム部15を上下左右に駆動させる開閉駆動機構
16と、フィンガ部11、アーム部15および開閉駆動
機構16を縦横に移動させるための移動機構17とから
構成される。
【0031】フィンガ部11は、図4に示すように、他
方のフィンガ部11と対向する面に断面半円形状の保持
部12、凹部12aおよび拡大部12bが形成されてい
る。保持部12は、入力側光コネクタプラグ3の胴体部
31と略同一の直径に形成され、左右のフィンガ部1
1,11を突き合わせると(図4(b)参照)、胴体部
31の外周面に当接する。凹部12aは、入力側光コネ
クタプラグ3の凸部31a(図1参照)の直径よりも若
干大きな直径に形成されており、フィンガ部11,11
を突き合わせて入力側光コネクタプラグ3を挟持する
と、凸部31aが凹部12a内に収容され、すなわち、
入力側光コネクタプラグ3の凸部31aは、凸部31a
よりも小さな直径に形成された保持部12に係合する。
また、拡大部12bは、保持部12の直径に比べて若干
大きく形成されている。また、フィンガ部11,11の
前面には、その上端部と下端部に押圧当接部13a,1
3bが形成されている。また、押圧当接部13a,13
bは、光アダプタ2の爪部25を構成する傾斜面の傾き
に合わせてある。
【0032】開閉駆動機構16は、図3に示すように、
アーム部15の上端部を支持するとともに、図示は省略
するが、内部にモータなどの駆動手段を備え、アーム部
15,15を上下左右に駆動させる。また、アーム部1
5,15を左右に駆動させることで、フィンガ部11,
11が開閉する。なお、詳細な説明は省略するが、ロボ
ットハンド1には、光接続盤6の左端および右端の位置
に取り付けられた位置検出センサたる光電センサ7で計
測された位置情報に基づいてその移動方向および移動量
を制御する図示しない制御手段が備えられ、前記の駆動
手段は、当該制御手段によって制御されている。
【0033】移動機構17は、図3に示すように、縦ガ
イド17Dと、縦ガイド17Dに沿って移動する縦スラ
イド部17Cと、縦スライド部17Cから縦ガイド17
Dと直交する方向に延びる横ガイド17Bと、横ガイド
17Bに沿って移動する横スライド部17Aから構成さ
れている。また、詳細な説明は省略するが、横スライド
部17Aおよび縦スライド部17Cには、前記の制御手
段によって制御される図示しないモータなどの駆動手段
が備えられている。そして、横スライド部17Aおよび
縦スライド部17Cを駆動させることによって、フィン
ガ部11が任意の位置に移動する。
【0034】そして、入力側光コネクタプラグ3を光ア
ダプタ2へ接続する場合には、まず、ロボットハンド1
のフィンガ部11で胴体部31を把持するとともに(図
5(a)(b)参照)、フィンガ部11を光アダプタ2
へ向かって前進移動させ、入力側光コネクタプラグ3の
フェルール32を筒状部22へ挿入すればよい。このと
き、フランジ部33が爪部25に当接し、フィンガ部1
1の前進移動に伴って係止フック24を外側へ押し広げ
る(図5(c)(d)参照)。そして、フランジ部33
が爪部25を通過すると、係止フック24が変形前の位
置に復帰し、フランジ部33が爪部25によって係止さ
れる(図5(e)(f)参照)。
【0035】一方、入力側光コネクタプラグ3を光アダ
プタ2から離脱させる場合には、ロボットハンド1のフ
ィンガ部11を開状態に保ちつつ光アダプタ2へ向って
前進移動させ(図6(a)(b)参照)、フィンガ部1
1の押圧当接部13a,13bで係止フック24を徐々
に外方へ押し広げて、フランジ部33と爪部25との係
合を解除すればよい(図6(c)(d)参照)。入力側
光コネクタプラグ3は、コイルスプリング44の付勢力
により後方へ付勢されているので、フランジ部33と爪
部25との係合が解除されると、入力側光コネクタプラ
グ3のフェルール32が筒状部22から押し出され、す
なわち、入力側光コネクタプラグ3が光アダプタ2から
離脱する(図6(e)(f)参照)。その後、フィンガ
部11を後退移動させるとともに、適宜な位置で閉状態
に移行させて入力側光コネクタプラグ3の胴体部31を
把持し、入力側光コネクタプラグ3を光接続盤6(光ア
ダプタ2)から完全に離脱させる(図6(g)(h)、
図7(a)参照)。次に、図7(b)に示すように、ロ
ボットハンド1のフィンガ部11,11を解放して入力
側光コネクタプラグ3を下方に落下させ、その後、入力
側光ファイバFIを巻取装置9で巻き取って、入力側光
コネクタプラグ3を整列盤8に引き戻す。
【0036】このとき、光ファイバ接続切替装置内に
は、多数の入力側光ファイバFIが錯綜して配置されて
いるため(図9参照)、入力側光ファイバFI同士が交
錯している場合があるが、図8(a)(b)に示すよう
に、入力側光コネクタプラグ3がこの部位を通過すると
きには、拡径部34が交錯した他の入力側光ファイバF
I’,FI’を押し広げるので、フランジ部33が他の
入力側光ファイバFI’,FI’に引っ掛ることがな
い。すなわち、入力側光コネクタプラグ3を整列盤(8
(図7参照)へ引き戻すときには、胴体部31、拡径部
34の順に当該入力側光ファイバFI’,FI’の間に
入り込んでいくが、拡径部34が入力側光ファイバF
I’,FI’を押し退けつつすり抜けていくので、胴体
部31との外径差が大きいフランジ部33もスムーズに
入力側光ファイバFI’,FI’の間をすり抜けること
ができる。
【0037】このように、フランジ部33の後方に形成
された拡径部34によって、入力側光コネクタプラグ3
の胴体部31とフランジ部33との外径差が緩和される
ので、入力側光コネクタプラグ3を入力側光ファイバF
Iの末端に取り付ければ、整列盤8に引き戻す際に、フ
ランジ部33が他の入力側光ファイバFI’に絡まるこ
とがない。すなわち、光ファイバの接続切替作業がスム
ーズになり、接続切替作業が滞ることがない。また、他
の入力側光ファイバFI’を光アダプタ2から引き抜い
たり、あるいは、他の入力側光ファイバFI’を断線さ
せることがない。このように、入力側光コネクタプラグ
3を取り付けた入力側光ファイバFIを用いて、光ファ
イバの接続切替作業を行うことで、信頼性の高い光接続
を実現することができる。
【0038】なお、入力側光コネクタプラグ3は、図示
した寸法形状のものに限定されることはなく、ロボット
ハンド、光接続盤、光アダプタなど光ファイバ接続切替
装置を構成する各要素の寸法形状などに合わせて適宜変
更して差し支えない。
【0039】
【発明の効果】本発明の光コネクタプラグによれば、多
数の光ファイバが錯綜して配置されている状況下におい
て、そのうちの一の光ファイバを引き戻すときに、その
末端に取り付けられた当該光コネクタプラグのフランジ
部が他の光ファイバに絡まることがない。すなわち、一
の光ファイバを引き戻すときに、その末端に取り付けら
れた光コネクタプラグのフランジ部によって他の光ファ
イバを断線させたり、光アダプタから抜き去ることがな
いので、信頼性の高い光接続を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明に係る光コネクタプラグを示
す側面図、(b)は(a)に示す光コネクタプラグを光
アダプタに接続した状態を示す側断面図である。
【図2】 本発明に係る光コネクタプラグを示す斜視図
である。
【図3】 光ファイバ接続切替装置を示す斜視図であ
る。
【図4】 (a)(b)はロボットハンドのフィンガ部
を示す斜視図である。
【図5】 (a)(c)(e)は本発明に係る光コネク
タプラグの接続手順を説明する側断面図、(b)(d)
(f)は図4に示すフィンガ部の正面図である。
【図6】 (a)(c)(e)(g)は本発明に係る光
コネクタプラグの離脱手順を説明する側断面図、(b)
(d)(f)(h)は図4に示すフィンガ部の正面図で
ある。
【図7】 (a)(b)は光コネクタプラグを引き戻す
手順を示す側面図である。
【図8】 (a)(b)は本発明に係る光コネクタプラ
グが交差した光ファイバの間をすり抜ける状況を説明す
る斜視図である。
【図9】 (a)は従来のロボットハンドを使用した光
ファイバ接続切替装置の全体を示す概略平面図、(b)
は(a)の側面図である。
【図10】 (a)は従来の光コネクタプラグを示す側
面図、(b)は(a)に示す光コネクタプラグを光アダ
プタに接続した状態を示す側断面図である。
【図11】従来の光コネクタプラグが光ファイバに引っ
掛った状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 ロボットハンド 11 フィンガ部 12 保持部 12a 凹部 12b 拡大部 13a,13b 押圧当接部 15 アーム部 16 開閉駆動機構 17 移動機構 17A 横スライド部 17B 横ガイド 17C 縦スライド部 17D 縦ガイド 2 光アダプタ 21 取付部 22,23 筒状部 24 係止フック 25 爪部 FI 入力側光ファイバ 3 入力側光コネクタプラグ 31 胴体部 31a 凸部 32 フェルール 33 フランジ部 34 拡径部 FO 出力側光ファイバ 4 出力側光コネクタプラグ 41 胴体部 42 フェルール 43a フランジ部 44 コイルスプリング 5 割スリーブ 6 光接続盤 61 筐体 62 開口部 7 光電センサ 8 整列盤 9 巻取装置 130 従来の入力側光コネクタプラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組の入出力光ファイバ同士を、光アダ
    プタを介して接続するために、当該光ファイバの端部に
    取り付けられる光コネクタプラグであって、 前記光ファイバの端部を内包する円筒形状のフェルール
    と、 当該フェルールの基端部分を保持する胴体部とを備え、 前記胴体部には、前記光アダプタの係止フックに係止さ
    れるフランジ部が形成されるとともに、前記フランジ部
    の後方に拡径部が形成され、 当該拡径部の外径は、前記フランジ部へ向かうにしたが
    って大きくなることを特徴とする光コネクタプラグ。
  2. 【請求項2】 前記拡径部と前記フランジ部との離隔寸
    法が、光ファイバの外径寸法よりも小さいことを特徴と
    する請求項1に記載の光コネクタプラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101411581B1 (ko) 2012-05-29 2014-06-25 네트워크케이블 주식회사 광섬유 커넥터
WO2021120881A1 (zh) * 2019-12-19 2021-06-24 武汉邮埃服光电科技有限公司 一种光纤连接器组件

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