JP2003344283A - 手持ち屈折計およびその製造方法 - Google Patents

手持ち屈折計およびその製造方法

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JP2003344283A
JP2003344283A JP2002155498A JP2002155498A JP2003344283A JP 2003344283 A JP2003344283 A JP 2003344283A JP 2002155498 A JP2002155498 A JP 2002155498A JP 2002155498 A JP2002155498 A JP 2002155498A JP 2003344283 A JP2003344283 A JP 2003344283A
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chassis
optical
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lens
scale
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Kiminori Sekiguchi
君則 関口
Yoshinori Nakajima
吉則 中島
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Atago Co Ltd
Original Assignee
Atago Co Ltd
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    • G01N21/41Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length
    • G01N21/43Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length by measuring critical angle
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/02Mechanical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てが容易な手持ち屈折計を提供する。 【解決手段】 手持ち屈折計は、鏡筒と、前記鏡筒の第
1端部に設けられた、屈折率が既知の基礎プリズムと、
前記鏡筒の内部に設けられた光学組立体であって、筒形
の光学シャーシと、前記光学シャーシにより所定の光軸
に沿って一列に保持される、対物レンズ、基礎プリズム
に接触された被測定体の屈折率を示すための目盛りを有
する目盛り部材、および、開玉レンズと、を有する光学
組立体と、前記鏡筒の第2端部に設けられた元玉レンズ
と、を備え、前記光学シャーシは、前記目盛り部材を、
前記光学シャーシに対して、光軸を中心とする円周方向
において位置決めするための光学シャーシ側位置決め部
を有し、前記目盛り部材は、前記光学シャーシ側位置決
め部に係合することにより、前記目盛り部材を、前記光
学シャーシに対して、光軸を中心とする円周方向におい
て位置決めするための目盛り部材側位置決め部を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屈折計に関し、特
に液体の屈折率を測定するための手持ち屈折計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体の屈折率を測定するため
の手持ち屈折計が知られている。液体の屈折率が可溶性
物質の含有量によって変化することから、手持ち屈折計
は、一般的に、屈折率の違いを濃度や糖度に換算して液
体の濃度や糖度を測定するための濃度計や糖度計として
使用される。
【0003】手持ち屈折計は、被測定液と屈折率が既知
の基礎プリズムとの境界面における臨界角から、被測定
液の屈折率を測定するというものである。被測定液から
基礎プリズムに向かって光を入射させると、境界面にお
いて臨界角で屈折した光が基礎プリズムから出射する方
向に、明暗の境界線が生ずる。屈折率(あるいは濃度ま
たは糖度)を示す目盛り上に、この明暗の境界線を結像
させることにより、対応する屈折率(あるいは濃度また
は糖度)が得られる。
【0004】図6は、光軸に沿って切断した従来の手持
ち屈折計の断面図である。図示のとおり、手持ち屈折計
は、フレームと光学系部品とを有する。フレームは、鏡
筒10と、鏡筒10の内部に固定された円筒形の光学シ
ャーシ60とを含む。鏡筒10は、筒型の鏡筒中央部1
2と、鏡筒中央部12の前方端部に着脱可能に固定され
た鏡筒先端部14と、鏡筒中央部12の後方端部に着脱
可能に固定された鏡筒接眼部16と、を含む。光学系部
品は、鏡筒先端部14に固定された基礎プリズム20
と、鏡筒接眼部16に固定された元玉レンズ22と、光
学シャーシ60の内部に固定された対物レンズ26、斜
光スプリング62、および、目盛り64と開玉レンズ6
6とから成る光学目盛り68を含む。
【0005】図7は、図6の線7に沿って切断した断面
図である。光学目盛り68は、対物レンズ26と同様
に、光軸を中心とする円筒形の外周面を有する。図示の
とおり、光学目盛り68は、屈折率(あるいは濃度また
は糖度)を示す目盛り線70を有する。
【0006】従来の手持ち屈折計はこのような構造を有
するため、製造が困難である。対物レンズ26、斜光ス
プリング62、および光学目盛り68は、専用の治具に
より光学シャーシ60の内部に押し入れ、接着されなけ
ればならない。特に、光学目盛り68は、接着される前
に、目盛り線70が光学目盛り68に結像される明暗の
境界線と平行になるように、光学シャーシ60に対して
正確に位置決めされなければならない。この光学目盛り
68の位置決めは、光学シャーシ60を鏡筒先端部12
に固定した後、光学シャーシ60の端部を治具によりわ
ずかに押し広げて光学目盛り64を回転させながら行な
うため、困難な作業であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上
記の問題点を解決するための、製造が容易な屈折計を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、被測定体の
屈折率を測定するための手持ち屈折計であって、鏡筒
と、前記鏡筒の第1端部に設けられた、屈折率が既知の
基礎プリズムと、前記鏡筒の内部に設けられた光学組立
体であって、筒形の光学シャーシと、前記光学シャーシ
により所定の光軸に沿って一列に保持される、対物レン
ズ、基礎プリズムに接触された被測定体の屈折率を示す
ための目盛りを有する目盛り部材、および、開玉レンズ
と、を有する光学組立体と、前記鏡筒の第2端部に設け
られた元玉レンズと、を備え、前記光学シャーシは、前
記目盛り部材を、前記光学シャーシに対して、光軸を中
心とする円周方向において位置決めするための光学シャ
ーシ側位置決め部を有し、前記目盛り部材は、前記光学
シャーシ側位置決め部に係合することにより、前記目盛
り部材を、前記光学シャーシに対して、光軸を中心とす
る円周方向において位置決めするための目盛り部材側位
置決め部を有する手持ち屈折計により達成される。
【0009】好ましくは、前記光学シャーシは、相互に
接合された上側シャーシおよび下側シャーシを有する。
好ましくは、前記光学シャーシは、迷光が生じるのを防
止するための遮光手段を内側に有する。前記遮光手段
は、例えば、前記光学シャーシの延伸軸方向に間隔を空
けて設けられた環状凹部または環状凸部を有する。前記
遮光手段は、前記光学シャーシの延伸軸方向に沿って起
伏する波形の形状を有してもよい。
【0010】あるいは、上記課題は、フレームと、プリ
ズムと、対物レンズと、目盛り部材と、接眼レンズと、
を有し、前記フレームは、前記目盛り部材を、前記フレ
ームに対して、光軸を中心とする円周方向において位置
決めするためのフレーム側位置決め手段を有し、前記目
盛り部材は、前記フレーム側位置決め部と係合すること
により、前記目盛り部材を、前記フレームに対して、光
軸を中心とする円周方向において位置決めするための目
盛り部材側位置決め部を有する屈折計によって達成され
る。
【0011】また、上記課題は、被測定体の屈折率を測
定するための手持ち屈折計の製造方法であって、対物レ
ンズおよび開玉レンズを下側シャーシに配置する工程
と、目盛り部材の目盛り部材側位置決め部を下側シャー
シの光学シャーシ側位置決め部に係合することにより、
目盛り部材を下側シャーシに位置決めする工程と、上側
シャーシの光学シャーシ側位置決め部を目盛り部材の目
盛り部材側位置決め部に係合して、上側シャーシを下側
シャーシに取り付ける工程と、を有する製造方法によっ
て達成される。
【0012】上記製造方法は、さらに、内側に遮光手段
を有する上側シャーシおよび下側シャーシを成形する工
程を有することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7を参照しなが
ら、本願発明による屈折計の実施形態を詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本願発明による屈折計の実施形態
を光軸に沿って切断した断面図である。図示のとおり、
この実施形態は、一般的には、鏡筒10と、前記鏡筒1
0の第1端部に設けられた、屈折率が既知の基礎プリズ
ム20と、前記鏡筒10の内部に設けられた光学組立体
24であって、筒形の光学シャーシ32と、前記光学シ
ャーシ32により所定の光軸に沿って一列に保持され
る、対物レンズ26、基礎プリズム20に接触された被
測定体21の屈折率を示すための目盛りを有する目盛り
部材28、および、開玉レンズ30と、を有する光学組
立体24と、前記鏡筒10の第2端部に設けられた元玉
レンズ22と、を備え、前記光学シャーシ32は、前記
目盛り部材28を、前記光学シャーシ32に対して、光
軸を中心とする円周方向において位置決めするための光
学シャーシ側位置決め部46を有し、前記目盛り部材2
8は、前記光学シャーシ側位置決め部46に係合するこ
とにより、前記目盛り部材28を、前記光学シャーシ3
2に対して、光軸を中心とする円周方向において位置決
めするための目盛り部材側位置決め部48を有する。
【0015】より詳細には、以下の通りである。図1に
示すように、鏡筒10は、筒形の鏡筒中央部12と、鏡
筒中央部12の前方(光の入射側)の端部に着脱自在に
固定された鏡筒先端部14と、鏡筒中央部12の後方
(接眼側)の端部に着脱自在に固定された鏡筒接眼部1
6と、を含む。
【0016】鏡筒先端部14の前方には、蓋部18が、
ピン19により開閉自在に取り付けられている。図1に
示す蓋部18の閉位置において、被測定体(被測定液)
21が、蓋部18と基礎プリズム20との間に保持され
る。蓋部18は、様々な角度から被測定体21に光を入
射させるための光透過性材料からなる。
【0017】基礎プリズム20は、蓋部18の内側の鏡
筒先端部14に固定されている。基礎プリズム20は、
被測定体21との境界面を形成する第1プリズム面20
aと、第1プリズム面20aと共に基礎プリズム20の
頂角20cを定義する第2プリズム面20bとを有す
る。蓋部18を透過した光は、第1プリズム面20aか
ら入射し、第2プリズム面20bから出射する。
【0018】光学シャーシ32は、鏡筒中央部12の内
部に固定されている。光学シャーシ32の形状は、筒形
であり、例えば、図示のように円筒形である。光学シャ
ーシ32は、好ましくは、相互に接合された第1シャー
シとしての上側シャーシ34および第2シャーシとして
の下側シャーシ36を含む。上側シャーシ34および下
側シャーシ36は、例えば、円筒をその中心軸に沿って
切断した半円筒形の形状を有する。
【0019】対物レンズ26は、光学シャーシ32の前
方側に設けられた対物レンズ保持部54により保持され
る。このとき、対物レンズ26の光軸は、第1プリズム
面20aおよび第2プリズム面20bの各法線を含む平
面上にある。以下、対物レンズ26の光軸の方向をX軸
方向、第1プリズム面20aおよび第2プリズム面20
bの各法線を含む平面をXY平面と称する。
【0020】対物レンズ26より後方において、光学シ
ャーシ32は、迷光が生じるのを防止するための遮光手
段38を内側に有する。遮光手段38は、光軸を中心と
する円周方向に沿って延伸する複数の溝(凹部)39を
含む。これらの溝39は、光軸の方向(X軸方向)に間
隔を空けて設けられる。図示のとおり、溝39は、例え
ば、半円形(U字型)の断面を有する。これにより、光
学シャーシ32の内部において乱反射による迷光が発生
じるのを防止することができる。
【0021】目盛り部材28は、光学シャーシ32に設
けられた目盛り部材位置決め部(光学シャーシ側位置決
め部)46により、対物レンズ26の焦点に配置され
る。目盛り部材28は、光学シャーシ側位置決め部46
に係合する目盛り部材側位置決め部48を有する。
【0022】図2は、図1の線2−2に沿って切断した
断面図である。図示のとおり、目盛り部材28は、被測
定体の屈折率を示すための複数の目盛り線44を有す
る。目盛り部材28に結像される明暗の境界線が屈折率
の値を正確に示すように、目盛り部材28は、目盛り線
44がZ軸と平行になるように位置決めされる。より詳
細には、図2に示すように、光学シャーシ側位置決め部
46は、例えば、Z軸方向に延伸するZ方向溝46a
と、Y軸方向に延伸するY方向溝46bと、を含む。一
方、目盛り部材側位置決め部48は、目盛り線44と平
行な方向に延伸する第1外縁部48aと、目盛り線44
と直交する方向に延伸する第2外縁部48bと、を含
む。これにより、目盛り部材28は、目盛り線44がZ
軸と平行になるように、光軸を中心とする円周方向にお
いて位置決めされる。
【0023】図3は、図1の線3−3に沿って切断した
断面図である。図示のとおり、目盛り部材側位置決め部
48は、例えば、厚さtの矩形断面を有する。一方、光
学シャーシ側位置決め部46は、例えば、幅tの矩形断
面の溝からなる。これにより、目盛り部材28は、対物
レンズ26の焦点に合うように、光軸の方向(X軸方
向)において位置決めされる。
【0024】再び図1を参照するに、接眼レンズ40
は、互いに対向する開玉レンズ30と元玉レンズ22と
からなる。開玉レンズ30は、光学シャーシ32に設け
られた開玉レンズ保持部56により、目盛り部材28の
後方に保持されている。元玉レンズ22は、鏡筒接眼部
16に設けられた接眼開口15に固定されている。開玉
レンズ30および元玉レンズ22の光軸は、対物レンズ
26の光軸と一致する。これにより、対物レンズ26に
より目盛り部材28上に結像された明暗の境界線が示す
屈折率の値は使用者によって読み取り可能であるように
拡大される。
【0025】図4は、本願発明による屈折計の実施形態
の製造方法を示すフローチャートである。
【0026】ステップS101で、上側シャーシ34お
よび下側シャーシ36を成形する。図5は、組み立て前
の上側シャーシ34および下側シャーシ36を示す。好
ましくは、上側シャーシ34および下側シャーシ36
は、鋳込み成形などにより容易に成形され得るように、
プラスチックからなる。これにより、上側シャーシ34
および下側シャーシ36の成形用の型をあらかじめ加工
しておくことによって、遮光手段38を容易に形成する
ことができる。
【0027】このように形成された遮光手段38は、従
来の屈折計における遮光スプリング62(図6)と同様
に、乱反射による迷光の発生を防止する効果を有する。
しかも、遮光スプリング62を使用する場合、あるいは
上側シャーシ34および下側シャーシ36の成形後に遮
光手段38を後加工する場合に比べて、材料費および加
工費を削減することができる。また、遮光スプリング6
2を取り付ける工程、あるいは、遮光手段38を後加工
する工程が必要ないため、製造時間も短縮することがで
きる。なお、遮光手段38と同様に、対物レンズ保持部
54および開玉レンズ保持部56が、上側シャーシ34
および下側シャーシ36の成形時に形成される。対物レ
ンズ保持部54および開玉レンズ保持部56の形状は、
例えば、対物レンズ26および開玉レンズ30の円筒形
の側面に係合するように、上側シャーシ34および下側
シャーシ36の中心軸の円周方向に沿って延伸する溝か
らなる。
【0028】ステップS103で、下側シャーシ36の
対物レンズ保持部54および開玉レンズ保持部56に対
物レンズ26および開玉レンズ30を挿入する。対物レ
ンズ26および開玉レンズ30の挿入は、従来の製造方
法のように、光学シャーシ60(図6)の端部から押し
込む必要がないので、特別な治具を使用する必要がな
く、容易である。したがって、製造時間を短縮すること
ができる。
【0029】ステップS105で、下側シャーシ36に
目盛り部材28を挿入する。より詳細には、目盛り部材
28の第2外縁部48bをY方向溝46bに沿わせて、
第1外縁部48a(図2参照)がX方向溝46aに当接
するまで、目盛り部材28を目盛り部材位置決め部46
に挿入する。これにより、目盛り部材28を、光軸の軸
方向について位置決めすると同時に、光軸を中心とする
円周方向についても位置決めすることができる。目盛り
部材28の挿入は、従来の製造方法における、光学シャ
ーシ60の端部から光学目盛り68を押し込む作業に比
べて、容易である。また、挿入後の目盛り部材28は、
従来の光学目盛り68のように、光軸を中心とする円周
方向における困難な位置決めを必要としない。したがっ
て、製造時間を短縮することができる。
【0030】ステップS107で、対物レンズ26、目
盛り部材28、および、開玉レンズ30の各面のゴミ取
りを行なう。下側シャーシに組み込んだときゴミの確認
をして、ゴミがあればシャーシから取り外してゴミ取り
を行なうことができる。また、シャーシに穴を開けてお
くことにより、組み込んだ後、従来どおりにゴミ取りを
行なうこともできる。
【0031】ステップS109で、上側シャーシ34を
下側シャーシ36に接合する。図5に示すように、上側
シャーシ34および下側シャーシ36は、相互に接合す
るための接合部を有する。接合部は、例えば、穴(また
は溝)50および突起52からなる。相互接合により、
上側シャーシ34の対物レンズ保持部54、目盛り部材
位置決め部46、および、開玉レンズ保持部56は、下
側シャーシ36に挿入された対物レンズ26、目盛り部
材28、および、開玉レンズ30と係合する。これによ
り、円筒形の光学シャーシ32の内部に対物レンズ2
6、目盛り部材28、および、開玉レンズ30が位置決
めされた光学組立体24が完成される。したがって、光
学組立体24は、従来よりも短時間かつ低コストで製造
され、従来のものと同様の機能を有する。
【0032】ステップS111で、光学組立体24を鏡
筒中央部12に取り付ける。ステップS113で、鏡筒
中央部12に鏡筒先端部14および鏡筒接眼部16を取
り付ける。これにより、目盛り部材28の目盛り線44
は、光学シャーシ32および鏡筒10を介して、基礎プ
リズム20に対して、屈折計の光軸を中心とする円周方
向において正確に位置決めされる。
【0033】以上の説明から明らかなように、前記屈折
計は、以下の効果を奏する。 (1)屈折計の製造において、迷光の発生を防止するた
めの遮光手段を光学シャーシの内側に容易に形成するこ
とができる。 (2)屈折計の製造において、対物レンズ、目盛り部材
および接眼レンズを容易にフレームに取り付けられる。 (3)屈折計の製造において、目盛り部材を光学シャー
シに対して容易に位置決めすることができる。
【0034】なお、本願発明は、以上に説明した実施形
態に限定されるものではない。例えば、光学シャーシ
は、必ずしも、円筒形でなくてもよい。光学組立体の組
み立てについても、上側シャーシに対して対物レンズ、
目盛り部材、および、開玉レンズを挿入し、その後、下
側シャーシを上側シャーシに取り付けてもよい。また、
遮光手段38の溝39は、半円形の替わりに、例えば、
V字型、角形の断面を有していてもよい。
【0035】
【発明の効果】したがって、本願発明によれば、製造が
容易な手持ち屈折計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明による屈折計の実施形態を光
軸に沿って切断した断面図である。
【図2】図2は、図1の線2−2に沿って切断した断面
図である。
【図3】図3は、図1の線3−3に沿って切断した断面
図である。
【図4】図4は、本願発明による屈折計の実施形態の組
み立て方法を示すフローチャートである。
【図5】図5は、上側シャーシおよび下側シャーシの平
面図である。
【図6】図6は、従来の屈折計の断面図である。
【図7】図7は、図6の線7に沿って切断した断面図で
ある。
【符号の説明】
10 鏡筒 12 鏡筒中央部 14 鏡筒対物部 16 鏡筒接眼部 15 接眼開口 18 蓋部 20 基礎プリズム 22 元玉レンズ 24 光学組立体 26 対物レンズ 28 目盛り部材28 30 開玉レンズ 32 光学シャーシ 34 上側シャーシ 36 下側シャーシ 38 遮光手段 40 接眼レンズ 44 目盛り線 46 光学シャーシ側位置決め部 48 目盛り側位置決め部 50 穴または溝 52 突起 54 対物レンズ保持部 56 開玉レンズ保持部 60 光学シャーシ 62 斜光スプリング 64 目盛り 66 開玉レンズ 68 光学目盛り 70 目盛り線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定体(21)の屈折率を測定するた
    めの手持ち屈折計であって、 鏡筒(10)と、 前記鏡筒(10)の第1端部に設けられた、屈折率が既
    知の基礎プリズム(20)と、 前記鏡筒(10)の内部に設けられた光学組立体(2
    4)であって、筒形の光学シャーシ(32)と、前記光
    学シャーシ(32)により所定の光軸に沿って一列に保
    持される、対物レンズ(26)、基礎プリズム(20)
    に接触された被測定体(21)の屈折率を示すための目
    盛りを有する目盛り部材(28)、および、開玉レンズ
    (30)と、を有する光学組立体(24)と、 前記鏡筒(10)の第2端部に設けられた元玉レンズ
    (22)と、を備え、 前記光学シャーシ(32)は、前記目盛り部材(28)
    を、前記光学シャーシ(32)に対して、光軸を中心と
    する円周方向において位置決めするための光学シャーシ
    側位置決め部(46)を有し、 前記目盛り部材(28)は、前記光学シャーシ側位置決
    め部(46)に係合することにより、前記目盛り部材
    (28)を、前記光学シャーシ(32)に対して、光軸
    を中心とする円周方向において位置決めするための目盛
    り部材側位置決め部(48)を有する手持ち屈折計。
  2. 【請求項2】 前記光学シャーシ(32)は、相互に接
    合された第1シャーシ(34)および第2シャーシ(3
    6)を有する請求項1の手持ち屈折計。
  3. 【請求項3】 前記光学シャーシ(32)は、迷光が生
    じるのを防止するための遮光手段(38)を内側に有す
    る請求項2の手持ち屈折計。
  4. 【請求項4】 フレーム(10、32)と、 プリズム(20)と、 対物レンズ(26)と、 目盛り部材(28)と、 接眼レンズ(40)と、 を有し、 前記フレーム(10、32)は、前記目盛り部材(2
    8)を、前記フレーム(10、32)に対して、光軸を
    中心とする円周方向において位置決めするためのフレー
    ム側位置決め手段(46)を有し、 前記目盛り部材(28)は、前記フレーム側位置決め部
    (46)と係合することにより、前記目盛り部材(2
    8)を、前記フレーム(10、32)に対して、光軸を
    中心とする円周方向において位置決めするための目盛り
    部材側位置決め部(48)を有する屈折計。
  5. 【請求項5】 被測定体の屈折率を測定するための手持
    ち屈折計の製造方法であって、 対物レンズ(26)および開玉レンズ(30)を第2シ
    ャーシ(36)に配置する工程と、 目盛り部材(28)の目盛り部材側位置決め部(48)
    を第2シャーシ(36)の光学シャーシ側位置決め部
    (46)に係合することにより、目盛り部材(28)を
    第2シャーシ(36)に位置決めする工程と、 第2シャーシ(36)の光学シャーシ側位置決め部(4
    6)を目盛り部材(28)の目盛り部材側位置決め部
    (48)に係合して、第1シャーシ(34)を第2シャ
    ーシ(36)に取り付ける工程と、 を有する製造方法。
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