JP2003344268A - 光イメージング装置 - Google Patents

光イメージング装置

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JP2003344268A
JP2003344268A JP2002156089A JP2002156089A JP2003344268A JP 2003344268 A JP2003344268 A JP 2003344268A JP 2002156089 A JP2002156089 A JP 2002156089A JP 2002156089 A JP2002156089 A JP 2002156089A JP 2003344268 A JP2003344268 A JP 2003344268A
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JP
Japan
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light
optical system
image
observation
objective optical
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JP2002156089A
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English (en)
Inventor
Tenu Sha
天宇 謝
Toshiaki Okamura
俊朗 岡村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に広い範囲で観察視野を移動可能で、小
型で高分解能の光イメージング装置を実現する。 【解決手段】 光イメージング装置1は、先端側を被検
部に接触させて位置決めする位置決め部20をプローブ
先端側に着脱自在に取り付けて構成される光プローブ2
を有する。位置決め部20は、この固定部本体20aの
被検部面側に被検部に接触させるカバーガラス21を設
けている。このカバーガラス21は、対物光学系14に
対して水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)に
移動されても、被検部の生体組織に接触させた(くっつ
いた)状態を維持することが可能な接触維持手段を設け
ている。また、位置決め部20は、対物光学系14に対
して水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)に移
動し、対物光学系14の視野位置を調整させる視野位置
調整機構22を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光束を
走査して被検部に対する光学像情報を得る光イメージン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光イメージング装置は、医療用分
野において、広く用いられている。光イメージング装置
は、被検部に光源からの光を照射し、その被検部からの
戻り光の情報から被検部の断層像を構築するものであ
る。
【0003】このような光イメージング装置は、例え
ば、低干渉光(低コヒーレント光)を発生する光源を用
い、この光源からの低干渉光を被検部の生体組織に対し
て走査して対物光学系からその焦点で集光する光走査プ
ローブ(以下、単に光プローブと略記)を備え、この光
プローブで上記対物光学系を経て得た被検部の生体組織
から反射光及び散乱光である戻り光を干渉させて受光手
段で受光し生体組織の断層像を得るOCT( Optical C
oherence Tomography )と呼ばれるものが知られてい
る。
【0004】一方、光イメージング装置は、例えば、光
源からのレーザ光(コヒーレント光)を被検部の生体組
織に対して走査して対物光学系からその焦点で集光する
光プローブを備え、この光プローブで上記対物光学系を
経て得た被検部の生体組織から反射光及び散乱光である
戻り光を上記対物光学系と共焦点の関係になっている受
光手段で受光し生体組織の断層像を得る共焦点光学系を
有するものがある。
【0005】このような光イメージング装置は、例え
ば、米国特許第5,788,639号に記載されている
ように光学系全体を1つの台に設け、この台を水平方向
に移動させることで、観察視野範囲を水平方向に調整可
能なものが提案されている。このため、上記米国特許第
5,788,639号に記載の光イメージング装置は、
被検部に対し、微小な観察範囲である観察視野範囲を水
平方向に移動し、対物光学系の視野位置を調整させるこ
とが可能である。
【0006】一方、これに対して光イメージング装置
は、例えば、米国特許第5,120,953号に記載さ
れているように被検部の生体組織表面を吸引すること
で、観察視野範囲を被検部の垂直方向(深部方向)に調
整可能なものが提案されている。このため、上記米国特
許第5,120,953号に記載の光イメージング装置
は、被検部に対し、微小な観察範囲である観察視野範囲
を垂直方向に調整することが可能である。
【0007】また、光イメージング装置は、例えば、日
本国特許特開平6−154228号公報に記載されてい
るように観察視野範囲の表面観察像を撮像するTVカメ
ラを備えたものが提案されている。このため、上記日本
国特許特開平6−154228号公報に記載の光イメー
ジング装置は、被検部の表面観察像と断層像とを同時に
表示することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記米国特許第5,7
88,639号に記載の光イメージング装置は、上記光
学系全体を設けた台を移動調整させる際に、高精度な光
軸調整が要求される。このため、上記米国特許第5,7
88,639号に記載の光イメージング装置は、光軸調
整が煩雑であり、困難である。また、上記米国特許第
5,788,639号に記載の光イメージング装置は、
上記光学系全体を設けた台を移動調整させるので、この
移動調整手段を光プローブ内に設けて構成すると、プロ
ーブ全体が大きくなるという問題がある。
【0009】一方、上記米国特許第5,120,953
号に記載の光イメージング装置は、観察視野範囲を被検
部の垂直方向(深部方向)に調整可能であるが、観察視
野範囲を被検部の水平方向に調整することができないと
いう問題がある。また、上記日本国特許特開平6−15
4228号公報に記載の光イメージング装置は、被検部
の表面観察像と断層像とを同時に表示可能であるが、観
察視野範囲を被検部の水平方向、垂直方向(深部方向)
に調整することができないという問題がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡単に広い範囲で観察視野を移動可能で、小型で高
分解能の光イメージング装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、光
源からの光束を照射し、被検部からの戻り光の情報から
この被検部の断層像を構築する光イメージング装置にお
いて、前記光源からの光束を前記被検部に対して走査す
る光走査手段と、前記光走査手段で走査される前記光束
を前記被検部に対して集光する対物光学系と、前記対物
光学系の観察視野側に設け、前記被検部に接触して位置
決めする位置決め手段と、前記位置決め手段を前記被検
部に接触させた状態で前記対物光学系に対して移動さ
せ、この対物光学系の視野位置を調整する視野位置調整
手段と、を具備したことを特徴としている。本発明の請
求項2は、光源からの光束を照射し、被検部からの戻り
光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメージ
ング装置において、前記光源からの光束を前記被検部に
対して走査する光走査手段と、前記光走査手段で走査さ
れる前記光束を前記被検部に対して集光する対物光学系
と、前記対物光学系の観察視野を移動調整する移動調整
手段と、前記被検部周辺の表面像を撮像して表面画像を
得る撮像手段と、前記被検部からの戻り光を受光して被
検部の断層像を得る受光手段と、前記撮像手段で得た表
面画像と前記受光手段で得た断層像とを表示手段に同時
に表示させると共に、前記表面画像上に前記断層像の観
察視野範囲を表示させる表示処理手段と、前記表示処理
手段で表示される前記断層像の観察視野範囲に対して、
前記表面画像上に注目目標を指定するための目標指定手
段と、前記移動調整手段を制御して前記対物光学系の観
察視野を前記目標指定手段で指定された注目目標に合わ
せ、この注目目標における表面画像及び断層像を得ると
共に、前記断層像の観察視野範囲を移動させて前記表面
画像上に表示させる制御手段と、を具備したことを特徴
としている。この構成により、簡単に広い範囲で観察視
野を移動可能で、小型で高分解能の光イメージング装置
を実現する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図13は本発明の第1
の実施の形態に係わり、図1は本発明の第1の実施の形
態を備えた光イメージング装置を示す全体構成図、図2
は低干渉ユニットを示す概略構成図、図3は共焦点ユニ
ットを示す概略構成図、図4は図1の視野位置調整機構
のXステージを示す横断面図、図5は図1の視野位置調
整機構のXステージを示す縦断面図、図6はカバーガラ
スの被検部面側を示す説明図、図7は対物光学系の位置
が被検部の生体組織に対して右方向にある際の光プロー
ブを示す説明図、図8は図7の状態から位置決め部を対
物光学系に対して右方向に移動させた際の光プローブを
示す説明図、図9は光プローブの第1の変形例を示す説
明図、図10は図9の視野位置調整機構のXYステージ
を示す横断面図、図11は図9の視野位置調整機構のX
Yステージを示す縦断面図、図12は光プローブの第2
の変形例を示す説明図、図13は図12のカバーガラス
の被検部面側を示す説明図である。
【0013】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態を備えた光イメージング装置1は、光源から供給され
る光束として観測光を被検部に対して走査し、該走査に
より得る前記被検部からの戻り光を伝達する光走査プロ
ーブ(以下、単に光プローブと略記)2と、この光プロ
ーブ2を制御駆動するコントロールユニット3と、この
コントロールユニット3を制御して被検部の断層像を構
築するP.C.(コンピュータ)4と、このP.C.4
で得た断層像を表示する表示手段であるモニタ5とから
構成される。尚、本実施の形態では、光プローブ2は、
プローブ自体を把持可能な筐体で形成されたハンドヘル
ドプローブである。
【0014】本実施の形態では、光イメージング装置1
は、コントロールユニット3,P.C.4,モニタ5が
光プローブ2と接続される観測装置を構成し、光プロー
ブ2の光走査により被検部側からの戻り光を取り込んで
観測装置に導き、この観測装置により画像化して光走査
による断層像を得るようにしている。
【0015】コントロールユニット3は、光源からの観
測光を光プローブ2に供給するためのシングルモードフ
ァイバ又はマルチモードファイバ等のファイバ11を有
し、このファイバ11の先端側が光プローブ2に挿通さ
れている。
【0016】光プローブ2は、この内部でファイバ11
の先端側をX,Yスキャナ12に固定配設されている。
これらX,Yスキャナ12は、コントロールユニット3
内に設けた後述のコントローラで制御駆動されてファイ
バ11の先端側を走査することで、ファイバ11から導
光され出射される観測光を被検部に対して2次元的
(X,Y方向)に走査するようになっている。
【0017】そして、ファイバから出射される観測光
は、平行レンズ13で平行光にされ、対物光学系14で
被検部に集光される。そして、被検部での表面或いは内
部での散乱・反射などした光の一部は、光プローブ2に
取り込まれ、上述したのと逆の経路でファイバ11に入
射されて導光され、コントロールユニット3内に設けた
後述の光検出素子で受光されて電気信号に変換されるよ
うになっている。
【0018】そして、コントロールユニット3内の光検
出素子で光電変換された電気信号は、後述の信号処理部
で信号処理された後、その出力がP.C.4に入力され
る。このP.C.4は、断層像に対応した画像データを
生成し、モニタ5に出力してその表示面に断層像(光イ
メージング像)を表示するようになっている。
【0019】光プローブ2は、先端側を被検部に接触さ
せて位置決めする位置決め部20をプローブ先端側に着
脱自在に取り付けて構成される。尚、位置決め部20
は、ディスポーサブルであっても良い。
【0020】位置決め部20は、この固定部本体20a
の被検部面側に被検部に接触させるカバーガラス21を
設けている。このカバーガラス21は、後述するように
対物光学系14に対して水平方向(X,Y方向)、垂直
方向(Z方向)に移動されても、被検部の生体組織に接
触させた(くっついた)状態を維持することが可能にな
っている。
【0021】また、位置決め部20は、対物光学系14
に対して水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)
に移動し、対物光学系14の視野位置を調整させる視野
位置調整機構22を設けている。この視野位置調整機構
22は、対物光学系14に対してX方向に移動するXス
テージ23と、このXステージ23に接続固定され、Y
方向に移動するYステージ24と、このYステージ24
に接続固定され、Z方向に移動するZステージ25とが
組み合わされて構成される。尚、この視野位置調整機構
22の詳細構成は、後述する。
【0022】このような光プローブ2は、コントロール
ユニット3として、低干渉光(低コヒーレント光)を供
給して被検部からの戻り光を干渉させて光検出素子で受
光する低干渉ユニットと、レーザ光(コヒーレント光)
を供給して被検部からの戻り光を対物光学系14と共焦
点の関係になっている光検出素子で受光する共焦点ユニ
ットと、の2つのユニットのうち、目的に応じてどちら
かを一方を接続して光イメージング装置を構成可能であ
る。
【0023】先ず、図2を用いて低干渉ユニットを説明
する。図2に示すように低干渉ユニット3Aは、低コヒ
ーレント光源として超高輝度発光ダイオード(以下、S
LDと略記)31を有する。このSLD31は、その波
長が例えば980nmで、その可干渉距離が例えば15
μm程度であるような短い距離範囲のみで干渉性を示す
低コヒーレント光の特徴を備えている。つまり、この干
渉光は、例えば二つに分岐した後、再び混合した際に分
岐した点までの二つの光路長の差が15μm程度の短い
距離範囲内の場合、干渉した光として検出され、それよ
り光路長の大きい場合、干渉しない特性を示す。
【0024】このSLD31で発生した低干渉光は、光
源側レンズ32で平行光にされ、ファイバ11に入射さ
れる。そして、ファイバ11に入射された低干渉光は、
光分離手段である光カップラ33で観測光と参照光とに
分離される。尚、この光カップラは、光分離手段として
図示しないハーフミラーを代わりに用いても良い。
【0025】光カップラ33で分離された観測光は、フ
ァイバ11で光プローブ2に導光され、上述したように
X,Yスキャナ12で被検部に対し、該当水平方向に走
査されて対物光学系14によりその焦点で被検部に集光
する。尚、X,Yスキャナ12は、P.C.4からの制
御信号に基づいて制御されるコントローラ37から駆動
信号が印加されることで、ファイバ11の先端側を2次
元的(X,Y方向)に走査するようになっている。
【0026】そして、被検部の反射光及び散乱光は、観
測光と同じ光路を通り、再び光カップラ33側に戻るよ
うになっている。一方、光カップラ33で分離した参照
光は、反射側レンズ34で平行光にされ、反射ミラー3
5に入射される。この反射ミラー35に入射される参照
光は、光変調されて反射され、反射側レンズ34を介し
て再び光カップラ33側に戻るようになっている。
【0027】反射ミラー35は、光軸方向に進退動可能
なステージ36に設けられている。このステージ36
は、コントローラ37から駆動信号が印加されることで
進退動する図示しない駆動部が設けられている。そし
て、反射ミラー35は、反射される参照光の光路長が観
測光の光路長に対して殆ど等しくなるように光軸方向に
進退動されるようになっている。
【0028】そして、これら光路長が殆ど等しい参照光
と観測光とは光カップラ33側からの光路で干渉する。
この干渉光は、受光側レンズ38で集光されて、受光手
段として光検出素子であるフォトダイオード(以下、P
Dと略記)39で受光されるようになっている。
【0029】PD39は、干渉光を干渉電気信号に光電
変換する。この光電変換された干渉電気信号は、図示し
ないアンプで増幅されて信号処理部40へ出力される。
信号処理部40へ入力された干渉電気信号は、この信号
処理部40で信号処理が行われた後、デジタル信号に変
換されてP.C.4に出力される。
【0030】このP.C.4は、入力されたデジタル信
号により断層像に対応した画像データを生成する。そし
て、生成された画像データは、モニタ5に出力され、そ
の表示面に被検部の低干渉画像(光イメージング像)と
して表示される。
【0031】次に、図3を用いて共焦点ユニット3Bを
説明する。図3に示すように共焦点ユニット3Bは、コ
ヒーレント光光源としてレーザダイオード(以下、LD
と略記)41を有する。
【0032】このLD41で発生したコヒーレント光
は、光源側レンズ32で平行光にされ、ファイバ11に
入射される。そして、ファイバ11に入射されたコヒー
レント光は、光カップラ33を介して観測光として光プ
ローブ2に導光される。
【0033】光プローブ2に導光された観測光は、上述
したようにX,Yスキャナ12で被検部に対し、該当水
平方向に走査されて対物光学系14によりその焦点で被
検部に集光する。尚、この場合、対物光学系14は、開
口数(N.A.;NumericalAperture )の大きいものが
用いられる。
【0034】そして、被検部の反射光及び散乱光は、観
測光と同じ光路を通り、再び光カップラ33側に戻るよ
うになっている。そして、光カップラ33側に戻った観
測光は、この光カップラ33を介してPD39で受光さ
れ、光電変換される。尚、PD39は、対物光学系14
と共焦点の関係になっており、この対物光学系14と共
に共焦点光学系を構成している。つまり、共焦点ユニッ
ト3Bは、LD41と対物光学系14との間に共焦点光
学系を有する構成である。
【0035】そして、上述した低干渉ユニット3Aと同
様に、PD39で光電変換された電気信号は、増幅され
て信号処理部40へ出力され、この信号処理部40で信
号処理が行われた後、P.C.4で断層像に対応した画
像データを生成される。そして、生成された画像データ
は、モニタ5に出力され、その表示面に被検部の共焦点
画像(光イメージング像)として表示される。
【0036】これら低干渉ユニット3A又は共焦点ユニ
ット3Bに接続される光プローブ2は、上述したように
プローブ先端側を位置決め部20により被検部に接触さ
せて位置決めされる。位置決め部20は、上述したよう
に視野位置調整機構22がXステージ23とYステージ
24とZステージ25とを組み合わされて構成されてい
る。
【0037】先ず、Xステージ23を用いて視野位置調
整機構22の構成を説明する。Xステージ23は、図4
及び図5に示すようにステージ本体23aに形成された
空間部にX台座51がX方向に移動可能に配設されてい
る。このX台座51は、対物光学系14が挿通する貫通
部51aを形成している。
【0038】X台座51は、ステージ本体23aに対し
て一端がばね部52の付勢力によって押圧固定され、且
つ他端がばね部52の付勢力に抗して押圧し、X方向に
移動させて固定する押圧固定部53によって構成されて
いる。
【0039】押圧固定部53は、ステージ本体23aの
外周側に突出した摘みねじ部53aを回動自在に螺合さ
せることで、X方向に移動する押圧板53bがボール状
間接部材53cを介してX台座51をX方向に移動させ
るようになっている。
【0040】このことにより、X台座51は、光プロー
ブ2の対物光学系14を貫通部51aに挿通した状態
で、X方向に移動されるようになっている。従って、位
置決め部20は、Xステージ23の摘みねじ部53aを
螺合させることで対物光学系14に対してXステージ2
3のX台座51をX方向に移動させるのに伴い、Yステ
ージ24及びZステージ25のそれぞれの台座もX方向
に移動するようになっている。
【0041】尚、Yステージ24もXステージ23と同
様な構成である。また、Zステージ25は、図示しない
がYステージ24に対して回動自在に回動されること
で、ステージ本体23aをZ方向に移動可能に構成され
ている。
【0042】このように構成される位置決め部20は、
カバーガラス21を被検部に接触させた状態で、対物光
学系14に対して水平方向(X,Y方向)、垂直方向
(Z方向)に移動させることで、カバーガラス21を移
動させて対物光学系14の視野位置を調整するようにな
っている。
【0043】また、カバーガラス21は、被検部の生体
組織に接触させた(くっついた)状態を維持するための
接触維持手段として例えば、図6に示すように被検部面
側に凹凸を形成して摩擦係数を増加させた摩擦パターン
54を形成している。尚、この摩擦パターン54は、代
わりに接触維持手段として両面テープ或いはシリコーン
粘着剤等の脱着可能な粘着物質を設けて構成しても良
い。
【0044】このことにより、位置決め部20は、対物
光学系14に対して水平方向(X,Y方向)、垂直方向
(Z方向)にカバーガラス21が移動しても、被検部の
生体組織に接触させた(くっついた)状態を維持するこ
とが可能となる。
【0045】このように構成される光イメージング装置
1は、図1に示すように光プローブ2がコントロールユ
ニット3として低干渉ユニット3A又は共焦点ユニット
3Bのうち、目的に応じてどちらか一方に接続され、被
検部の断層像を得るように用いられる。
【0046】そして、光イメージング装置1は、被検部
の生体組織に光プローブ2のカバーガラス21を押し当
てて接触させ、上述したようにコントロールユニット3
から供給される観測光を被検部に照射し、この被検部か
らの反射光及び散乱光である戻り光を取り込んで、被検
部の断層像を得る。この断層像は、モニタ5の表示面に
光イメージング像として表示される。
【0047】ここで、光プローブ2は、対物光学系14
の位置が被検部の生体組織に対して例えば、図7に示す
ように右方向にあり、この位置の観察視野で断層像を得
ているものとする。このとき、ユーザの観察したい目的
部位は、カバーガラス21の左方向にあったとする。
【0048】そこで、ユーザは、Xステージ23の摘み
ねじ部53aを操作して、位置決め部20を対物光学系
14に対して右方向に移動させる。尚、図中、X方向
は、紙面の左右方向としている。すると、上述したよう
に位置決め部20は、カバーガラス21を被検部に接触
させた(くっついた)状態で、対物光学系14に対して
右方向に移動する。
【0049】従って、光プローブは、図8に示すように
対物光学系14の位置が被検部の生体組織に対して左方
向に視野位置を調整され、この位置の観察視野で断層像
を得ることができる。尚、説明を省略するが、Y方向、
Z方向に関しても同様である。
【0050】この結果、本実施の形態の光イメージング
装置1は、観察視野範囲を被検部の水平方向(X,Y方
向)、垂直方向(Z方向)に調整することができる。こ
れにより、本実施の形態の光イメージング装置1は、簡
単に広い範囲で観察視野を移動可能で、小型で高分解能
の光プローブ2を実現できる。
【0051】また、光イメージング装置は、図9に示す
ように光プローブを構成しても良い。図9に示すように
光プローブ2Bは、このプローブ先端側に対物光学系1
4に対して水平方向(X,Y方向)に移動する視野位置
調整機構22Bを設けた位置決め部20Bを着脱自在に
取り付けて構成される。
【0052】位置決め部20Bに設けられる視野位置調
整機構22Bは、対物光学系14に対してX方向及びY
方向に移動するXYステージ60を有して構成される。
図10及び図11に示すようにXYステージ60は、ス
テージ本体60aに形成された空間部にXY台座61が
X方向及びY方向に移動可能に配設されている。尚XY
台座61は、被検体側に摩擦パターン54を形成したカ
バーガラス21を設けている。
【0053】XY台座61は、ステージ本体60aに対
して一端がばね部52の付勢力によって押圧固定され、
且つ他端がばね部52の付勢力に抗して押圧し、X方向
に移動させて固定するX押圧固定部62を有している。
X押圧固定部62は、ステージ本体60aの外周側に突
出した摘みねじ部62aを回動自在に螺合させること
で、X方向に移動する押圧板62bがボール状間接部材
62cを介してXY台座61をX方向に移動させるよう
になっている。
【0054】一方、XY台座61は、ステージ本体60
aに対して一端がばね部52の付勢力によって押圧固定
され、且つ他端がばね部52の付勢力に抗して押圧し、
Y方向に移動させて固定するY押圧固定部63を有して
いる。Y押圧固定部63は、ステージ本体60aの外周
側に突出した摘みねじ部63aを回動自在に螺合させる
ことで、Y方向に移動する押圧板63bがボール状間接
部材63cを介してXY台座61をY方向に移動させる
ようになっている。
【0055】従って、位置決め部20は、XYステージ
60の摘みねじ部62a,63aをそれぞれ螺合させる
ことで、対物光学系14に対してXYステージ60のX
Y台座61をX方向又はY方向に移動させることで、カ
バーガラス21を移動させて対物光学系14の視野位置
を調整することができるようになっている。
【0056】尚、位置決め部20は、図示しないがXY
ステージ60にモータを設け、このモータをコントロー
ルユニット3で制御駆動することで、電動駆動するよう
に構成しても良い。
【0057】これにより、本変形例の光イメージング装
置は、上記第1の実施の形態よりも位置決め部20を更
に小型化できるので、更に小型で、操作性の良い光プロ
ーブ2を実現できる。
【0058】また、光イメージング装置は、図12に示
すように光プローブを構成しても良い。図12に示すよ
うに光プローブ2Cは、カバーガラス21Cが被検部の
生体組織に接触させた(くっついた)状態を維持するた
めの接触維持手段として吸引ポンプ71を設けて構成さ
れる。
【0059】この吸引ポンプ71から延出する吸引チュ
ーブ71aは、位置決め部20Bを挿通し、カバーガラ
ス21Cの被検部側面に形成した溝部72に挿通固設さ
れ、この溝部72の底に開口している。溝部72は、例
えば、図13に示すようにカバーガラス21Cの被検部
側面に4つ形成されている。
【0060】このことにより、光プローブ2Cは、吸引
チューブ71aから伝達される吸引ポンプ71の吸引力
により、カバーガラス21Cの溝部72で被検部の生体
組織を吸引することで、カバーガラス21Cが被検部の
生体組織に接触させた(くっついた)状態を維持できる
ようになっている。尚、吸引ポンプ71は、図示しない
がプローブ外周部に起動スイッチを設けても良いし、ケ
ーブルを介してコントロールユニット3の制御信号で制
御駆動されるように構成されても良い。
【0061】従って、光プローブ2Cは、対物光学系1
4に対して水平方向(X,Y方向)にカバーガラス21
Cが移動しても、被検部の生体組織に接触させた(くっ
ついた)状態を維持することができる。これにより、本
第2の変形例の光イメージング装置は、上記第1の変形
例よりも更に、カバーガラス21Cの接触状態を維持す
ることが可能となる。
【0062】尚、本実施の形態の光イメージング装置
は、ハンドヘルドプローブに本発明を適用して構成して
いるが、本発明は光源(低コヒーレント光源又はコヒー
レント光源)、光分離手段(光カップラ)、光走査手段
(X,Yスキャナ)、対物光学系のうち、少なくとも対
物光学系をハンドヘルドプローブ筐体に有するものであ
っても良い。
【0063】(第2の実施の形態)図14及び図15は
本発明の第2の実施の形態に係わり、図14は本発明の
第2の実施の形態を備えた光イメージング装置の光プロ
ーブを示す説明図、図15は図14の視野位置調整機構
を示す概略説明図である。本第2の実施の形態は、被検
部の小領域に対して先端側を細径に形成したハンドヘル
ドプローブに本発明を適用して構成する。それ以外の構
成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略
し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0064】即ち、図14に示すように本第2の実施の
形態の光イメージング装置は、被検部の小領域に対して
先端側を細径に形成した光プローブ81を有して構成さ
れる。光プローブ81は、この細径に形成されたプロー
ブ先端側に観察窓80aを配設し、この観察窓80aを
覆うようにカバーシート82aで被検部に接触させて位
置決めする位置決め部83を設けて構成される。
【0065】位置決め部83は、対物光学系14から照
射される観測光を透過する透明部材でカバーシート82
aが形成されると共に、このカバーシート82aを牽引
して対物光学系14に対して水平方向(X,Y方向)に
移動させ、この対物光学系14の視野位置を調整する視
野位置調整機構82bを設けて構成されている。
【0066】視野位置調整機構82bは、例えば、図1
5に示すようにプローブ本体外周の突設部83に吊着し
たばね部84からワイヤ85を延出してカバーシート8
2aの一端に吊着すると共に、このカバーシート82a
の他端に吊着するワイヤ85を、プローブ本体外部に設
けた巻取り部86でばね部84の付勢力に抗して巻き取
り牽引することで巻張するように構成されている。
【0067】更に、視野位置調整機構82bは、ワイヤ
85が直交する2軸方向に延出されてカバーシート82
aを対物光学系14に対して水平方向(X,Y方向)に
巻張するように構成されている。カバーシート82a
は、図示しないが上記第1の実施の形態で説明したカバ
ーガラス21Cと同様に摩擦パターン54を形成してい
る。
【0068】尚、視野位置調整機構82bは、巻取り部
86をユーザが巻き取るように構成しても良いし、ま
た、図示しないが巻取り部86にモータを設け、このモ
ータをコントロールユニット3で制御駆動することで、
電動駆動するように構成しても良い。
【0069】このように構成される光プローブ81を有
する光イメージング装置は、上記第1の実施の形態で説
明したのと同様にコントロールユニット3に接続され、
被検部の断層像を得るように用いられる。
【0070】そして、光イメージング装置は、被検部の
生体組織に光プローブ81のカバーシート82aを押し
当てて接触させ、コントロールユニット3から供給され
る観測光を被検部に照射し、この被検部からの反射光及
び散乱光である戻り光を取り込んで、被検部の断層像を
得る。この断層像は、モニタ5の表示面に光イメージン
グ像として表示される。
【0071】ここで、光プローブ81は、対物光学系1
4の位置が被検部の生体組織に対して例えば、右方向に
あり、この位置の観察視野で断層像を得ているものとす
る。このとき、ユーザの観察したい目的部位は、カバー
シート82aの左方向にあったとする。
【0072】そこで、ユーザは、X方向の巻取り部86
を巻き取り、カバーシート82aを対物光学系14に対
して右方向に移動させる。尚、X方向は、左右方向とし
ている。すると、上述したように位置決め部83は、カ
バーシート82aを被検部に接触させた(くっついた)
状態で、対物光学系14に対して右方向に移動する。
【0073】従って、光プローブ81は、対物光学系1
4の位置が被検部の生体組織に対して左方向に視野位置
を調整され、この位置の観察視野で断層像を得ることが
できる。尚、説明を省略するが、Y方向に関しても同様
である。
【0074】この結果、本第2の実施の形態の光イメー
ジング装置は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得
ることに加え、被検部の小領域に対して観察視野範囲を
水平方向(X,Y方向)に調整することができる。
【0075】(第3の実施の形態)図16ないし図21
は本発明の第3の実施の形態に係わり、図16は本発明
の第3の実施の形態を備えた光イメージング装置の光プ
ローブを示す説明図、図17は図16の輪状金属部材を
示す斜視図、図18は右側の脚部を伸張させて、対物光
学系に対して左側に移動する際の輪状金属部材の斜視
図、図19は4本の脚部全てを伸張させて、対物光学系
に対して垂直方向(Z方向)に移動する際の輪状金属部
材の斜視図、図20は光プローブの変形例を示す説明
図、図21は図20の凹部状板部材の被検部面側を示す
説明図である。
【0076】上記第1,第2の実施の形態は、プローブ
自体を把持可能な筐体で形成されたハンドヘルドプロー
ブに本発明を適用して構成しているが、本第3の実施の
形態は、内視鏡又は内視鏡の処置具挿通用チャンネルに
挿通配設される光プローブに本発明を適用して構成す
る。それ以外の構成は、上記第1,第2の実施の形態と
同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付し
て説明する。
【0077】即ち、図16に示すように本第3の実施の
形態の光イメージング装置は、図示しない内視鏡又は内
視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿通配設される光プロ
ーブ91を有して構成される。
【0078】光プローブ91は、このプローブ先端側の
端面外周に位置決め部として円筒状に延設する円筒状部
92を設けて構成される。また、光プローブ91は、対
物光学系14を円筒状部92の底部中心部に設けてい
る。
【0079】また、光プローブ91は、円筒状部92を
被検部に接触させた状態で、対物光学系14に対して水
平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)に移動させ
る視野位置調整機構として例えば、脚部93を有する輪
状金属部材94をその脚部93がプローブ本体側に向い
て設けられる。この輪状金属部材94は、円筒状部92
の底部所定位置に内設されているヒータ95により、脚
部93を熱せられるようになっている。尚、ヒータ95
は、電線95aを介して電源電力をコントロールユニッ
ト3から供給されるようになっている。
【0080】輪状金属部材94は、図17に示すように
4本の脚部93が互いに直交する2軸方向にそれぞれ相
対して形成されている。これら4本の脚部93は、93
aの2本が形状記憶合金で形成され、これらに相対する
他の93bの2本が形状記憶合金又は通常の金属で形成
されている。
【0081】このことより、輪状金属部材94は、その
脚部93がプローブ本体側に向いてプローブ本体の円筒
状部92に設けられ、円筒状部92を介してヒータ95
からの熱が脚部93に伝達された際に該当脚部93aの
形状記憶合金が伸張することで、対物光学系14に対し
て水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)に移動
し、対物光学系14の視野位置を調整させるようになっ
ている。
【0082】このように構成される光プローブ91を有
する光イメージング装置は、上記第1の実施の形態で説
明したのと同様にコントロールユニット3に接続され、
被検部の断層像を得るように用いられる。
【0083】そして、光イメージング装置は、光プロー
ブ91の円筒状部92を被検部の生体組織に押し当てて
接触させると共に、輪状金属部材94の底部94aを押
し当てて接触させ、コントロールユニット3から供給さ
れる観測光を被検部に照射し、この被検部からの反射光
及び散乱光である戻り光を取り込んで、被検部の断層像
を得る。この断層像は、モニタ5の表示面に光イメージ
ング像として表示される。
【0084】ここで、光プローブ91は、対物光学系1
4の位置が被検部の生体組織に対して例えば、左方向に
あり、この位置の観察視野で断層像を得ているものとす
る。このとき、ユーザの観察したい目的部位は、円筒状
部92の右方向にあったとする。尚、X方向は、左右方
向としている。
【0085】そこで、ユーザは、X方向のヒータ95を
加熱させ、図18に示すように輪状金属部材94の右側
の脚部93を伸張させる。すると、輪状金属部材94
は、底部94aを被検部に接触させた(くっついた)状
態で、対物光学系14に対して左側に移動する。
【0086】従って、光プローブ91は、対物光学系1
4の位置が被検部の生体組織に対して右方向に視野位置
を調整され、この位置の観察視野で断層像を得ることが
できる。尚、説明を省略するが、Y方向(紙面に対して
垂直方向)に関しても同様である。
【0087】また、観察したい目的部位が生体組織の深
部方向(垂直方向)である場合、ユーザは、全ヒータ9
5を加熱させ、図19に示すように輪状金属部材94の
4本の脚部93全てを伸張させる。すると、輪状金属部
材94は、底部94aを被検部に接触させた(くっつい
た)状態で、対物光学系14に対して垂直方向(Z方
向)に移動する。
【0088】従って、光プローブ91は、対物光学系1
4の位置が被検部の生体組織に対して垂直方向(Z方
向)に視野位置を調整され、この位置の観察視野で断層
像を得ることができる。この結果、本第3の実施の形態
の光イメージング装置は、上記第1の実施の形態と同様
な効果を得る。
【0089】また、光イメージング装置は、図20に示
すように光プローブ91を構成しても良い。図20に示
すように光プローブ91Bは、視野位置調整機構として
輪状金属部材94の代わりに凹部状板部材101を設け
て構成される。この凹部状板部材101は、対物光学系
14から照射される観測光を透過する透明部材で形成さ
れている。
【0090】凹部状板部材101は、両端に固着された
2本のワイヤ85a,85bがそれぞれローラ部102
で向きを変更されて円筒状部92の底部を挿通し、プロ
ーブ本体内に延出している。一方のワイヤ85aは、プ
ローブ本体内の突設部83に吊着されたばね部84に接
続されている。他方のワイヤ85bは、プローブ本体内
に設けられた図示しない巻取り部86でばね部84の付
勢力に抗して巻き取り牽引され、凹部状板部材101を
対物光学系14に対して水平方向(X,Y方向)に移動
させるようになっている。
【0091】尚、ワイヤ85(85a,85b)は、互
いに直交する2軸方向にそれぞれX方向(紙面に対して
左右方向),Y方向(紙面に対して垂直方向)に配設さ
れる。尚、図20中に描かれているワイヤ85(85
a,85b)は、凹部状板部材101を対物光学系14
に対してX方向(紙面に対して左右方向)に移動させる
Xワイヤである。
【0092】更に、凹部状板部材101は、プローブ本
体側に対向してスプリング103が固着され、このスプ
リング103が円筒状部92の底部所定位置に内設され
ているヒータ95に吊着されている。そして、凹部状板
部材101は、ヒータ95からの熱がスプリング103
に伝達された際に伸張することで、対物光学系14に対
して垂直方向(紙面に対して上下方向)に移動し、対物
光学系14の視野位置を調整させるようになっている。
【0093】また、凹部状板部材101は、図21に示
すように被検部面側が上記第1の実施の形態で説明した
カバーガラス21と同様に摩擦パターン54を形成して
いる。従って、凹部状板部材101は、対物光学系14
に対して水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)
に移動しても、被検部の生体組織に接触させた(くっつ
いた)状態を維持することができる。
【0094】尚、視野位置調整機構82bは、巻取り部
86をユーザが巻き取るように構成しても良いし、ま
た、図示しないが巻取り部86にモータを設け、このモ
ータをコントロールユニット3で制御駆動することで、
電動駆動するように構成しても良い。
【0095】これにより、本変形例の光イメージング装
置は、上記第2の実施の形態よりも更に、被検部への接
触状態を維持することが可能となる。尚、本実施の形態
の光イメージング装置は、内視鏡又は内視鏡の処置具挿
通用チャンネルに挿通配設されるプローブに本発明を適
用して構成しているが、本発明は光源(低コヒーレント
光源又はコヒーレント光源)、光分離手段(光カップ
ラ)、光走査手段(X,Yスキャナ)、対物光学系のう
ち、少なくとも対物光学系を有するものであっても良
い。
【0096】(第4の実施の形態)図22ないし図27
は本発明の第4の実施の形態に係わり、図22は本発明
の第4の実施の形態を備えた光イメージング装置を示す
全体構成図、図23は図22のモニタの画像表示例を示
す説明図、図24は観察視野移動制御処理を示すフロー
チャート、図25は図24のフローチャートでの算出を
行うための座標を示す図、図26は図24のフローチャ
ート動作後のモニタの画像表示例を示す説明図、図27
は光プローブの変形例を示す説明図である。
【0097】本第4の実施の形態は、光プローブ内に被
検部周辺の表面像を撮像する撮像手段を設けて構成す
る。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様な
ので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明
する。
【0098】即ち、図22に示すように本第4の実施の
形態の光イメージング装置110は、被検部周辺の表面
像を撮像するための撮像装置として表面観察用CCD1
11を設けた光プローブ112を有して構成される。
【0099】尚、本実施の形態で用いられる光プローブ
112は、上記第1の実施の形態で説明したのとほぼ同
様なハンドヘルドプローブであり、また、図9で説明し
た位置決め部20Bが視野位置調整機構22Bとして、
コントロールユニット113で制御駆動されて制御ケー
ブル113bを介して電動駆動されるようになってい
る。尚、コントロールユニット113は、P.C.11
4により制御される。
【0100】表面観察用CCD111は、戻り光の光路
上、例えば、対物光学系14と平行レンズ13との間に
配設された波長分離ミラー115で、対物光学系14で
取り込んだ被検部の反射光及び散乱光から観測光と違う
波長の戻り光を分離反射されて供給される。つまり、波
長分離ミラー115は、対物光学系14で取り込んだ被
検部の反射光及び散乱光から観測光と同じ波長の戻り光
のみ通過させ、それ以外の波長の光を表面観察用CCD
111へ反射するようになっている。
【0101】そして、波長分離ミラー115で反射され
た戻り光は、CCD側集光レンズ116で集光され表面
観察用CCD111の撮像面で受光される。表面観察用
CCD111は、この撮像面で受光した戻り光を光電変
換して撮像信号を生成し、信号線111aを介してコン
トロールユニット113に出力する。
【0102】コントロールユニット113は、図示しな
い信号処理部で撮像信号を信号処理した後、P.C.1
14に出力する。そして、P.C.114は、被検部周
辺の表面像に対応した画像データを生成してモニタ5に
出力し、後述するように断層像(光イメージング像)と
共に被検部周辺の表面画像を表示させるようになってい
る(図23参照)。
【0103】ここで、光イメージング装置110は、光
プローブ112で得られる断層像(光イメージング像)
がユーザの意図している被検部の位置でない場合、位置
決め部20Bの視野位置調整機構22Bを駆動制御され
て、被検部の生体組織に接触させた(くっついた)状態
を維持しながら、対物光学系14に対して水平方向
(X,Y方向)にカバーガラス21を移動させ、対物光
学系14の視野位置を調整するようになっている。
【0104】本実施の形態では、後述する図24のフロ
ーチャートに示すように表面観察用CCD111で得た
被検部周辺の表面画像に対して注目目標を指定し、この
注目目標の位置が対物光学系14の視野位置となるよう
に調整する構成としている。
【0105】尚、この制御は、P.C.114が行うよ
うになっており、P.C.114は、被検部周辺の表面
画像上に断層像の観察視野範囲を表示させる表示処理手
段と、この表示処理手段で表示される断層像の観察視野
範囲に対して、表面画像上に注目目標を指定するための
目標指定手段と、位置決め部20Bの視野位置調整機構
22Bを制御して対物光学系14の観察視野を指定され
た注目目標に合わせ、この注目目標における表面画像及
び断層像を得ると共に、断層像の観察視野範囲を移動さ
せて表面画像上に表示させる制御手段と、兼ねている。
【0106】次に、図23〜図26を用いて観察視野の
自動調整を説明する。先ず、ユーザは、P.C.114
の図示しない注目目標設定ボタンを操作する。すると、
P.C.114は、図23に示すようにモニタ表示面に
表示される表面観察用CCD111で得た被検部周辺の
表面画像上に注目目標設定用ポインタ及び注目目標を表
示させると共に、断層像の観察視野範囲を表示させる。
尚、図23,図26に示すモニタ表示面は、上段に断層
像表示エリアが配置されると共に、下段に被検部周辺の
表面画像表示エリアが表示されるようになっている。そ
して、ユーザは、注目目標設定用ポインタをマウス等の
図示しない入力指示手段により、被検部周辺の表面画像
上で所望の位置を指定し、確定させる。
【0107】すると、P.C.114は、図24のフロ
ーチャートに示す観察視野移動制御処理を開始する。先
ず、P.C.114は、注目目標を指定する(ステップ
S1)。そして、P.C.114は、断層像の観察視野
の中心から指定目標までの距離を算出する(ステップS
2)。
【0108】ここで、例えば、図25に示すように断層
像の観察視野の中心を原点(X,Y)とした場合、
指定目標の座標は、(X,Y)である。このとき、
断層像上での観察視野の原点(X,Y)から指定目
標(Xi,Yi)までの距離(ΔX,ΔY)は、 ΔX=X−X ΔY=Y−Y である。尚、単位はピクセル( pixel )である。
【0109】次に、P.C.114は、上記断層像上で
の距離(ΔX,ΔY)に距離換算係数k(μm/pixel
)を掛けて実際上の観察視野の中心から指定目標まで
の距離(X,Y)を換算する。即ち、距離(X
)は、 X=ΔX×k Y=ΔY×k である。尚、単位はμmである。
【0110】次に、P.C.114は、位置決め部20
Bの視野位置調整機構22B(XYステージ60)を駆
動制御し、XY台座61を対物光学系14に対して水平
方向(X,Y方向)に距離(X,Y)移動させてカ
バーガラス21を移動させ(ステップS3)、対物光学
系14の観察視野の中心が指定目標と重なるように調整
する。すると、光イメージング装置110は、指定目標
での被検部周辺の表面画像を得ると共に、この指定目標
での断層像(光イメージング像)を得る。
【0111】そして、モニタ5表示面は、図26に示す
ように下段の表面画像表示エリアに指定目標を中心にし
て被検部周辺の表面画像が表示されると共に、上段の断
層像表示エリアに指定目標を中心にして断層像が表示さ
れる。更に、モニタ5表示面は、下段の表面画像表示エ
リアに表示される被検部周辺の表面画像上で、断層像の
観察視野範囲が表示される。
【0112】この結果、本実施の形態の光イメージング
装置110は、注目目標を指定するだけで自動的に観察
視野の位置調整ができるので、簡単且つ容易に注目目標
の断層像を得ることが可能となる。
【0113】尚、表面観察用CCD111を有する光プ
ローブは、図27に示すように位置決め部20Bを設け
ることなく、対物光学系14の観察視野を自動的に移動
調整させる移動調整手段を設けて構成しても良い。図2
7に示すように光プローブ112Bは、観察窓21に対
して表面観察用CCD111が撮像面を向けて設けられ
る。
【0114】また、光プローブ112は、対物光学系1
4の観察視野を自動的に移動調整させる移動調整手段と
して、ファイバ11の先端側を固定しているX,Yスキ
ャナ12と共に、平行レンズ枠13a及び対物光学系枠
14aが、XYZ電動ステージ122に並設されてい
る。
【0115】このXYZ電動ステージ122は、X,Y
スキャナ12、平行レンズ枠13a及び対物光学系枠1
4aを水平方向(X,Y方向)、垂直方向(Z方向)に
移動させ、対物光学系14の視野位置を調整させる視野
位置調整機構を構成している。
【0116】尚、このXYZ電動ステージ122は、上
記第4の実施の形態で説明した位置決め部20Bと同様
に、指定された注目目標の位置が対物光学系14の視野
位置となるようにP.C.114の制御によりコントロ
ールユニット113を介して制御駆動される。
【0117】これにより、本変形例の光プローブ112
Bは、上記第4の実施の形態と同様な効果を得ることに
加え、視野位置調整機構22Bをプローブ内部に設けて
いるので操作性が向上する。
【0118】尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0119】[付記] (付記項1) 光源からの観測光を照射し、被検部から
の戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イ
メージング装置において、前記光源からの観測光を前記
被検部に対して走査する光走査手段と、前記光走査手段
で走査される前記観測光を前記被検部に対して集光する
対物光学系と、前記対物光学系の観察視野側に設け、前
記被検部に接触して位置決めする位置決め手段と、前記
位置決め手段を前記被検部に接触させた状態で前記対物
光学系に対して移動させ、この対物光学系の視野位置を
調整する視野位置調整手段と、を具備したことを特徴と
する光イメージング装置。
【0120】(付記項2) 光源からの観測光を照射
し、被検部からの戻り光の情報からこの被検部の断層像
を構築する光イメージング装置において、前記光源から
の観測光を前記被検部に対して走査する光走査手段と、
前記光走査手段で走査される前記観測光を前記被検部に
対して集光する対物光学系と、前記対物光学系の観察視
野を移動調整する移動調整手段と、前記被検部周辺の表
面像を撮像して表面画像を得る撮像手段と、前記被検部
からの戻り光を受光して被検部の断層像を得る受光手段
と、前記撮像手段で得た表面画像と前記受光手段で得た
断層像とを表示手段に同時に表示させると共に、前記表
面画像上に前記断層像の観察視野範囲を表示させる表示
処理手段と、前記表示処理手段で表示される前記断層像
の観察視野範囲に対して、前記表面画像上に注目目標を
指定するための目標指定手段と、前記移動調整手段を制
御して前記対物光学系の観察視野を前記目標指定手段で
指定された注目目標に合わせ、この注目目標における表
面画像及び断層像を得ると共に、前記断層像の観察視野
範囲を移動させて前記表面画像上に表示させる制御手段
と、を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
【0121】(付記項3) 前記光源が前記光束として
低干渉光を発生する低干渉光光源であり、前記光源から
の低干渉光を観測光と参照光とに分離して前記観測光を
被検部へ照射すると共に、前記参照光を前記被検部から
の戻り光とで干渉させて被検部の低干渉画像を得る低干
渉光イメージング装置であることを特徴とする付記項1
又は2に記載の光イメージング装置。
【0122】(付記項4) 前記光源が前記光束として
コヒーレント光を発生するコヒーレント光光源であり、
このコヒーレント光光源と前記対物光学系との間に共焦
点光学系を有して被検部の共焦点画像を得る共焦点光イ
メージング装置であることを特徴とする付記項1又は2
に記載の光イメージング装置。
【0123】(付記項5) 前記光源からの光束を被検
体に伝達すると共に、この被検体からの戻り光を受光す
るための光走査プローブを有し、この光走査プローブが
少なくとも前記対物光学系を有するハンドヘルドプロー
ブであることを特徴とする付記項1又は2に記載の光イ
メージング装置。
【0124】(付記項6) 前記光源からの光束を被検
体に伝達すると共に、この被検体からの戻り光を受光す
るための光走査プローブを有し、内視鏡又は内視鏡の処
置具挿通用チャンネルに挿通配設されて少なくとも前記
対物光学系を有することを特徴とする付記項1又は2に
記載の光イメージング装置。
【0125】(付記項7) 前記視野位置調整手段は、
前記位置決め手段を前記対物光学系に対して水平方向、
垂直方向に移動させることを特徴とする付記項1又は2
に記載の光イメージング装置。
【0126】(付記項8) 前記位置決め手段は、透明
部材で形成され、前記視野位置調整手段は、前記透明部
材を前記対物光学系に対して水平方向、垂直方向に移動
させることを特徴とする付記項1又は2に記載の光イメ
ージング装置。
【0127】(付記項9) 前記視野位置調整手段は、
形状記憶合金で構成されることを特徴とする付記項1又
は2に記載の光イメージング装置。 (付記項10) 前記視野位置調整手段は、前記位置決
め手段を前記被検部に接触させた状態を維持するための
接触維持手段を設けたことを特徴とする付記項1又は2
に記載の光イメージング装置。 (付記項11) 前記視野位置調整手段は、プローブ本
体に対して着脱自在に交換可能であることを特徴とする
付記項1又は2に記載の光イメージング装置。
【0128】(付記項12) 前記視野位置調整手段
は、ディスポーサブルであることを特徴とする付記項1
又は2に記載の光イメージング装置。 (付記項13) 前記視野位置調整手段は、前記位置決
め手段を前記対物光学系に対して水平方向の2直交方向
にそれぞれ独立に移動させることを特徴とする付記項7
に記載の光イメージング装置。 (付記項14) 前記視野位置調整手段は、ばねとワイ
ヤ牽引機構とで構成されることを特徴とする付記項8に
記載の光イメージング装置。
【0129】(付記項15) 前記接触維持手段は、摩
擦パターンであることを特徴とする付記項10に記載の
光イメージング装置。 (付記項16) 前記接触維持手段は、脱着可能な粘着
物質であることを特徴とする付記項10に記載の光イメ
ージング装置。 (付記項17) 前記接触維持手段は、吸引手段である
ことを特徴とする付記項10に記載の光イメージング装
置。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単に広い範囲で観察視野を移動可能で、小型で高分解能
の光イメージング装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた光イメージ
ング装置を示す全体構成図
【図2】低干渉ユニットを示す概略構成図
【図3】共焦点ユニットを示す概略構成図
【図4】図1の視野位置調整機構のXステージを示す横
断面図
【図5】図1の視野位置調整機構のXステージを示す縦
断面図
【図6】カバーガラスの被検部面側を示す説明図
【図7】対物光学系の位置が被検部の生体組織に対して
右方向にある際の光プローブを示す説明図
【図8】図7の状態から位置決め部を対物光学系に対し
て右方向に移動させた際の光プローブを示す説明図
【図9】光プローブの第1の変形例を示す説明図
【図10】図9の視野位置調整機構のXYステージを示
す横断面図
【図11】図9の視野位置調整機構のXYステージを示
す縦断面図
【図12】光プローブの第2の変形例を示す説明図
【図13】図12のカバーガラスの被検部面側を示す説
明図
【図14】本発明の第2の実施の形態を備えた光イメー
ジング装置の光プローブを示す説明図
【図15】図14の視野位置調整機構を示す概略説明図
【図16】本発明の第3の実施の形態を備えた光イメー
ジング装置の光プローブを示す説明図
【図17】図16の輪状金属部材を示す斜視図
【図18】右側の脚部を伸張させて、対物光学系に対し
て左側に移動する際の輪状金属部材の斜視図
【図19】4本の脚部全てを伸張させて、対物光学系に
対して垂直方向(Z方向)に移動する際の輪状金属部材
の斜視図
【図20】光プローブの変形例を示す説明図
【図21】図20の凹部状板部材の被検部面側を示す説
明図
【図22】本発明の第4の実施の形態を備えた光イメー
ジング装置を示す全体構成図
【図23】図22のモニタの画像表示例を示す説明図
【図24】観察視野移動制御処理を示すフローチャート
【図25】図24のフローチャートでの算出を行うため
の座標を示す図
【図26】図24のフローチャート動作後のモニタの画
像表示例を示す説明図
【図27】光プローブの変形例を示す説明図
【符号の説明】
1…光イメージング装置 2…光プローブ(光走査プローブ) 3…コントロールユニット 4…P.C.(コンピュータ) 5…モニタ 11…ファイバ 12…X,Yスキャナ 14…対物光学系 20…位置決め部 21…カバーガラス 22…視野位置調整機構 23…Xステージ 24…Yステージ 25…Zステージ 39…PD(受光手段) 54…摩擦パターン(接触維持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA06 BB12 DD13 EE09 GG01 JJ11 JJ13 JJ17 KK01 KK04 MM09 PP04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を照射し、被検部からの
    戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメ
    ージング装置において、 前記光源からの光束を前記被検部に対して走査する光走
    査手段と、 前記光走査手段で走査される前記光束を前記被検部に対
    して集光する対物光学系と、 前記対物光学系の観察視野側に設け、前記被検部に接触
    して位置決めする位置決め手段と、 前記位置決め手段を前記被検部に接触させた状態で前記
    対物光学系に対して移動させ、この対物光学系の視野位
    置を調整する視野位置調整手段と、 を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
  2. 【請求項2】 光源からの光束を照射し、被検部からの
    戻り光の情報からこの被検部の断層像を構築する光イメ
    ージング装置において、 前記光源からの光束を前記被検部に対して走査する光走
    査手段と、 前記光走査手段で走査される前記光束を前記被検部に対
    して集光する対物光学系と、 前記対物光学系の観察視野を移動調整する移動調整手段
    と、 前記被検部周辺の表面像を撮像して表面画像を得る撮像
    手段と、 前記被検部からの戻り光を受光して被検部の断層像を得
    る受光手段と、 前記撮像手段で得た表面画像と前記受光手段で得た断層
    像とを表示手段に同時に表示させると共に、前記表面画
    像上に前記断層像の観察視野範囲を表示させる表示処理
    手段と、 前記表示処理手段で表示される前記断層像の観察視野範
    囲に対して、前記表面画像上に注目目標を指定するため
    の目標指定手段と、 前記移動調整手段を制御して前記対物光学系の観察視野
    を前記目標指定手段で指定された注目目標に合わせ、こ
    の注目目標における表面画像及び断層像を得ると共に、
    前記断層像の観察視野範囲を移動させて前記表面画像上
    に表示させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする光イメージング装置。
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