JP2003343783A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2003343783A
JP2003343783A JP2002149365A JP2002149365A JP2003343783A JP 2003343783 A JP2003343783 A JP 2003343783A JP 2002149365 A JP2002149365 A JP 2002149365A JP 2002149365 A JP2002149365 A JP 2002149365A JP 2003343783 A JP2003343783 A JP 2003343783A
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pipe
cylinder
joint
holding piece
biting
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JP2002149365A
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English (en)
Inventor
Norio Mizuguchi
憲男 水口
Koji Yamada
浩司 山田
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Nasco Fitting Co Ltd
Original Assignee
Nasco Fitting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプの抜止め機能の信頼性向上と、パイプ
を接続する際の作業性を向上を図る。 【解決手段】 継手本体10に挿入したパイプPを抜き
方向に移動させると、可動筒27がパイプPに追従する
のに伴い、締付け面23によって保持片29が径方向内
側へ変位し、その食込み突起31F,31RがパイプP
の外周に食い込んでパイプPを抜止めする。パイプPを
食込み突起31F,31Rの食い込み作用によって抜止
めしているとともに、保持片29が周方向において略等
ピッチで設けられているので、抜止め機能の信頼性が高
い。パイプPの接続に際しては、パイプPを差し込んで
引き戻すだけで済むから作業性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅における水回
り設備の配管等に用いられるパイプを接続するための管
継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅において台所・浴室などへ湯水を供
給するためのパイプや床暖房用に温水を流通させるため
のパイプを配管する場合には、そのパイプを給水元管や
給湯器に接続する作業を行う。このとき、給水元管や給
湯器には予め管継手が取り付けられ、この管継手にパイ
プを接続するようになっている。
【0003】従来、管継手としては、継手本体の端部に
ナットを螺合するとともに、この継手本体とナットとの
接続部分にC形の締付けリングを収容し、その締付けリ
ングにパイプを貫通させた状態でナットを締め込むこと
で、締付けリングを強制的に縮径変形させてパイプの外
周に密着させ、この密着力によってパイプを抜止め状態
に保持するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管継手は、
パイプを抜け止めする手段としてC字形をなす締付けリ
ングを用いているが、このC字形の締付けリングは締め
付けたときに曲率が一定にならない(つまり、真円状に
はならない)ため、パイプに対する締付け力が周方向に
おいて不均一となることは避けられず、抜止め機能の信
頼性の点で問題がある。また、パイプは、締付けリング
との面接触領域の摩擦抵抗によって抜け止めされている
だけであるから、この点においても、抜止め機能の信頼
性が懸念される。さらに、パイプを抜け止めするに際し
ては、工具を用いてナットを締め込むという面倒な作業
が必要であるため、作業性が悪いという欠点もある。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、パイプの抜止め機能の信頼性向上を図ると
ともに、パイプを接続する際の作業性を向上を図ること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パイ
プが挿入される筒形の継手本体と、この継手本体に挿入
される前記パイプを外嵌させるガイド筒と、前記継手本
体に挿入された前記パイプの周面に密着するシール部材
と、前記継手本体内において前記パイプの挿入方向に沿
って移動可能とされた可動筒とを備えてなり、前記可動
筒には、前記継手本体に挿入された前記パイプの外周と
対応する食込み突起を有し、径方向への変位を可能とさ
れた保持片が、周方向において略均等ピッチで形成さ
れ、前記継手本体の内周と前記保持片の外周とには、少
なくとも一方が前記パイプの抜き方向に向かって縮径し
たテーパ状をなし、前記可動筒が前記パイプの抜き方向
へ移動するのに伴って互いに当接することにより前記保
持片を径方向内側へ変位させる締付け部が設けられてい
る構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記シール部材が、前記ガイド筒の外周に装着され
ることで前記パイプの内周に密着するように設けられて
おり、前記継手本体における前記パイプの挿入端部外周
と対応する領域には、窓孔が開口されている構成とし
た。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]継手本体に
挿入したパイプが可動筒に貫通された状態から、そのパ
イプを抜き方向に移動させると、可動筒がパイプに追従
するのに伴い、締付け部によって保持片が径方向内側へ
変位し、その食込み突起がパイプの外周に食い込み、こ
の食い込み作用によってパイプが抜止めされる。このと
き、パイプの内周はガイド筒によって内側から支えられ
ているので、たとえパイプが合成樹脂のような変形し易
い材質のものであっても、保持片による外周側からの食
い込み作用を確実に機能させることができる。
【0009】このように本発明によれば、継手本体に挿
入されたパイプを保持片の食込み突起による食い込み作
用によって抜止めするようにしているので、抜止め機能
の信頼性が高い。しかも、保持片は周方向において略等
ピッチで設けられているので、パイプに対する保持力が
周方向においてほぼ均等となり、このことによっても抜
止め機能の信頼性が高められている。さらに、パイプの
接続に際しては、継手本体にパイプを差し込んで引き戻
すという操作を行うだけで済むから、作業性にも優れて
いる。
【0010】[請求項2の発明]継手本体にパイプを挿
入したときには、継手本体の外部から窓孔を通してパイ
プの挿入端部の位置を目視することができるので、パイ
プが正規挿入されたことを確認することができるととも
に、パイプの挿入不良を回避することができる。尚、継
手本体の内部におけるパイプの挿入空間は、この窓孔を
介して継手本体の外部に連通されているのであるが、継
手本体内の流体が窓孔から外部へ漏出する虞はない。何
故なら、ガイド筒は、パイプを外嵌させる形態であるこ
とから、継手本体内における流体の流路を構成するので
あるが、このガイド筒の外周に設けたシール部材がパイ
プの内周に密着して防水しているので、継手本体及びガ
イド筒内を流れる流体がパイプの外周側、即ち窓孔に連
通する空間へ漏出することがないからである。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明す
る。本実施形態の管継手Aは、住宅において給水元管や
給湯器から合成樹脂製のパイプPを通して台所・浴室・
洗面所などへ水や湯を供給したり、床暖房用に張り巡ら
した温水用の樹脂製のパイプPに温水を供給したりする
ための水回りの配管設備として用いられる。かかる管継
手Aは、継手本体10と可動筒27とシール部材17と
を備えて構成されている。
【0012】継手本体10は、全体として円筒状をな
し、金属製の前部筒11と同じく金属製の後部筒19と
から構成される。尚、以下の説明において、前後方向に
ついては、図1〜2における右側を前側ということにす
る。また、以下の説明において、継手本体10の軸線方
向と、パイプPの挿入・抜取り方向と、前後方向は、い
ずれも同義で用いる。前部筒11の外周においては、前
端部に接続用雄ネジ部12が形成され、この接続用雄ネ
ジ部12の後方に隣接して六角形断面の治具嵌合部13
が形成され、治具嵌合部13の後方に隣接して合体用雄
ネジ部14が形成されている。また、合体用雄ネジ部1
4の後方には、合体用雄ネジ部14よりも小径の円筒形
をなすガイド筒15が延出されている。このガイド筒1
5は継手本体10と一体部品化されて、ガイド筒15の
中空部は前部筒11の中空部と連通しており、継手本体
10内を流れる流体はこのガイド筒15内を通過する。
ガイド筒15の外径はパイプPの内径と同じかそれより
も僅かに小さい寸法とされている。ガイド筒15の外周
には、周方向に延びる前後2つのシール溝16が形成さ
れており、各シール溝16には、夫々、ゴム製のリング
状をなすシール部材17が装着されている。また、ガイ
ド筒15の前端と合体用雄ネジ部14との境界部には、
ガイド筒15の外周よりも大径の段差部18が形成され
ている。
【0013】後部筒19の前端部内周には、雌ネジ部2
0が形成され、この雌ネジ部20を合体用雄ネジ部14
に螺合することにより、後部筒19と前部筒11とが同
心状に合体され、もって継手本体10が構成されてい
る。後部筒19は、ガイド筒15に対して同心状に包囲
する形態とされ、両筒15,19の間の円筒状空間は、
パイプ挿入空間21となっている。また、両筒15,1
9の後端面はほぼ面一状となっている。後部筒19の後
端のガイド部22の内径はパイプPの外径と同じかそれ
よりも僅かに大きい寸法とされている。
【0014】後部筒19の内周におけるガイド部22よ
りも前方の領域は、後方即ち継手本体10からパイプP
を抜き取る方向に向かって縮径した形態のテーパ状をな
す締付け面23(本発明の構成要件である締付部)とな
っている。締付け面23の後端の内径、即ち締付け面2
3の最小径は、上記したガイド部22の内径よりも大き
く、ガイド部22が締付け面23の後端に対して段差状
に縮径した形態となっている。一方、締付け面23の前
端部には段差状に縮径したストッパ24が形成されてい
る。
【0015】さらに、後部筒19には、その外周面から
内周面まで貫通する円形の窓孔25が、周方向において
適当間隔を空けて複数形成されている。窓孔25は、前
後方向において、パイプPの挿入空間の前端部と対応
し、且つ2つのシール部材17よりも前方(パイプPの
挿入端部側)となるように位置している。かかる継手本
体10は、治具嵌合部13に治具(図示せず)を嵌め、
給水元管、給湯器などの供給装置(図示せず)の雌ねじ
部に接続用雄ネジ部12を螺合させることによってその
供給装置に予め取り付けられている。
【0016】可動筒27は、合成樹脂からなり、全体と
して円筒状をなしている。可動筒27は、円環形の本体
部28の前端縁から複数の保持片29を前方へ片持ち状
に延出させた形態とされており、保持片29の外面は本
体部28の外周に対して面一状に連続している。保持片
29は、その後端側を支点として姿勢を傾けつつ、径方
向へ撓み変形することが可能となっている。尚、この保
持片29の撓みは弾性を伴うものである。各保持片29
の前端部外周には突部30(本発明の構成要件である締
付け部)が形成され、この突部30の外周後端縁の外径
は、上記した継手本体10の締付け面23の後端の最小
内径よりも大きく、且つ締付け面23の前端の最大内径
よりも小さい寸法とされている。各保持片29は、正面
から視ると、本体部28の曲率に対応した円弧状をなし
ている。
【0017】また、各保持片29の内周には、夫々、前
後2つずつの食込み突起31F,31Rが楔状に突出す
るように形成されている。図3に拡大して示すように、
前側の食込み突起31Fは、前面がパイプ挿入方向(管
継手Aの軸線方向)に対して直交するとともに後面がパ
イプP挿入方向に対して傾斜した直角三角形状をなし、
後側の食込み突起31Rは、前後両面がパイプ挿入方向
に対して斜めとなった略二等辺三角形状をなしている。
かかる食込み突起31F,31Rは、パイプPの外周に
食い込むことによってそのパイプPの軸方向(管継手A
に対する挿入及び抜取り方向)への移動を規制するよう
になっている。また、本体部28の内径及び保持片29
の内径はパイプPの外径よりも僅かに大きい寸法に設定
され、食込み突起31F,31Rの先端の内径(最小
径)はパイプPの外径よりも僅かに小さい寸法とされて
いる。
【0018】可動筒27を継手本体10に組み付ける際
には、前部筒11と後部筒19を合体させる前に、予め
後部筒19の内周部における締付け面23と対応する領
域に収容しておき、この後部筒19を前部筒11に組み
付けることによって継手本体10に取り付けられる。こ
の可動筒27の本体部28の外径は、後部筒19のガイ
ド部22の内径よりも大きい寸法とされているので、可
動筒27は、後方へ移動してもガイド部22に引っ掛か
るために後部筒19から後方へ外れることはない。かか
る可動筒27は、後部筒19の締付け面23に沿いつつ
軸線方向に移動可能となっている。
【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。上記のようにして組み付けた管継手Aに対してパイ
プPを接続する際には、後方から管継手A内のパイプ挿
入空間21にパイプPを挿入する。挿入されたパイプP
の挿入端部(前端部)は、ガイド筒15に外嵌すること
で継手本体10に対して同心状に位置決めされつつ、可
動筒27の本体部28を通過して保持片29の食込み突
起31F,31Rに当接し、これ以降は、この食込み突
起31F,31Rの先端とパイプPの外周との引っ掛か
りにより可動筒27がパイプPと一体となって前方へ移
動する。そして、保持片29の前端がストッパ24に当
接して前止まりされると、それ以降は、食込み突起31
F,31Rの先端がパイプPの外周上を摺接しつつ、パ
イプPのみが挿入動作(前進)を続ける。このとき、保
持片29は拡径状(外側)に弾性撓みを生じている。そ
して、パイプPの前端がパイプ挿入空間21の奥端(前
端)の段差部18に突き当たったところで、パイプPの
挿入動作が完了する。このとき、窓孔25から継手本体
10内を覗くと、パイプPの前端部が段差部18に突き
当たっている状態を目視によって確認することができ
る。
【0020】この後、パイプPを後方へ引っ張る。する
と、食込み突起31F,31Rの先端とパイプPの外周
との間の摩擦又は引っ掛かりにより、パイプPと一体と
なって可動筒27も後方へ移動する。可動筒27が後方
へ移動する過程では、保持片29の突部30がテーパ状
の締付け面23に摺接し、その締付け面23の傾斜によ
って保持片29が強制的に縮径状(径方向内側)に変位
させられ、この変位に伴って食込み突起31F,31R
がパイプPの外周に食い込む。そして、この食い込みが
限界に達すると、保持片29の径方向内側への変位が規
制され、これによって突部30が締付け面23に当接す
ることになるため、可動筒27のそれ以上の後方移動が
阻止される。この移動規制された可動筒27の食込み突
起31F,31Rは、パイプPの外周に食い込むことに
よってパイプPの可動筒27に対する相対移動を規制し
ているので、パイプPの後方、即ち継手本体10から抜
き取られる方向への移動が規制され、もって、パイプP
が管継手Aに接続される。以上でパイプPの接続作業が
完了する。
【0021】この状態では、楔状をなす食込み突起31
F,31Rの深い食い込みによってパイプPの可動筒2
7に対する抜き差し方向の移動が規制されるため、パイ
プPが管継手Aに対して確実に抜け不能状態に保持され
る。また、食込み突起31F,31Rはガイド筒15と
対応するように位置しているので、食込み突起31F,
31RによるパイプPへの食い込み力は、内側からガイ
ド筒15によって受け止められる。したがって、パイプ
Pが食込み突起31F,31Rから逃げることがなく、
食込み突起31F,31Rの食い込みによる抜止め機能
の信頼性が高い。
【0022】また、正規の接続状態では、パイプPの前
端部が、段差部18よりも後方であって保持片29より
も前方に位置するのであるが、このときのパイプPの前
端部は継手本体10の外部から窓孔25を通して目視す
ることが可能となっている。これにより、パイプPが正
規の位置に接続されているか否かを目視によって確認す
ることができる。また、パイプPの内周とガイド筒15
の外周との隙間は2つのシール部材17によってシール
されているので、ガイド筒15の内部を流れる流体がガ
イド筒15とパイプPとの隙間を通ってパイプPの外
部、即ち後部筒19の内側のパイプ挿入空間21へ漏出
する虞はない。したがって、後部筒19に窓孔25が開
口されていても、その窓孔25から継手本体10の外部
へ流体が漏出する虞もない。しかも、シール部材17が
設けられている領域においては、食込み突起31F,3
1Rが、パイプPの外周に食い込むことによってシール
部材17を間接的に押圧しているので、この点において
もシール性に優れている。
【0023】上述のように本実施形態においては、継手
本体10に挿入されたパイプPを保持片29の食込み突
起31F,31Rによる食い込み作用によって抜止めす
るようにしているので、抜止め機能の信頼性が高い。し
かも、保持片29は周方向において略等ピッチで設けら
れているので、パイプPに対する保持力が周方向におい
てほぼ均等となり、これによっても抜止め機能の信頼性
が高められている。また、パイプPの接続に際しては、
継手本体10にパイプPを差し込んで引き戻すという操
作を行うだけで済むから、作業性にも優れている。
【0024】さらに、パイプPの内周に対して弾性的に
押圧するシール部材17を設けたから高いシール性を得
ることができ、しかもこのシール部材17はパイプPの
挿抜方向に間隔を空けた2位置に設けられているから、
シール機能の信頼性に優れている。また、水・湯が供給
されている蛇口を急激に閉じた場合には、配管路内の圧
力の急上昇によってパイプPが管継手Aから抜ける方向
へ僅かに移動することがあるが、シール部材17は管継
手Aの後端部に設けられているので、シール部材17に
よるシール機能が損なわれることはない。
【0025】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図5を参照して説明する。本実施形態2の
管継手Bは、ガイド筒15bの後端部を後部筒19の後
端よりも延長させたものである。したがって、パイプP
を接続しない状態では、ガイド筒15bの後端部が継手
本体10の後端から突出した状態となる。パイプPを接
続する過程では、継手本体10の外部において目視確認
しつつパイプPの前端部をガイド筒15bに外嵌させる
ことによってパイプPを径方向において位置決めするこ
とができる。これにより、パイプPを継手本体10の後
部筒19のガイド部22の後端面に引っ掛けることなく
円滑に継手本体10内に挿入させることができる。尚、
その他の構成については上記実施形態1と同じであるた
め、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用
及び効果の説明は省略する。
【0026】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図6を参照して説明する。本実施形態3の
管継手Cは、上記実施形態1の可動筒27の後端部に、
操作筒40を連結したものである。操作筒40は後端部
にフランジ状の指掛け部41を有し、操作筒40の前端
部外周には周方向に沿った溝と凸状とからなる細長い引
掛部42が形成されている。尚、操作筒40は、合成樹
脂製でもよく、金属製でもよい。一方、可動筒27の本
体部28cの後端部内周にも、周方向に沿った溝と凸状
とからなる細長い引掛部43が形成されている。そし
て、操作筒40と可動筒27は、双方の引掛部42,4
3同士を圧入によって嵌合させることで、一体化されて
いる。操作筒40は、パイプPの外周に沿って継手本体
10の後端から外部へ突出されており、パイプPが接続
されている状態から操作筒40を前方(継手本体10
側)へ押し込むと、可動筒27が前方へ移動し、これに
伴って保持片29の外周と締付け面23との間に隙間が
生じ、保持片29が径方向外側、即ち食込み突起31
F,31RをパイプPの外周から離間させる方向へ変位
し得る状態となる。この状態でパイプPを後方へ引っ張
ると、保持片29が外側へ撓みつつ食込み突起31F,
31Rによる食い込みが解除され、パイプPが継手本体
10から抜き取られる。尚、上記以外の構成については
上記実施形態1と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。
【0027】[実施形態4]次に、本発明を具体化した
実施形態4を図7を参照して説明する。本実施形態4の
管継手Dは、継手本体50と、可動筒27とを備えて構
成されている。尚、可動筒27については、上記実施形
態1と同じものであるため、同じ符号を付し、詳しい説
明は省略する。継手本体50は、全体として円筒状をな
し、金属製の前部筒51と同じく金属製の後部筒60と
同じく金属製のガイド筒59とから構成される。
【0028】前部筒51の外周には、実施形態1と同様
の接続用雄ネジ部52と六角形断面の治具嵌合部53と
合体用雄ネジ部54が形成されている。前部筒51の後
端部内周には前後2つのシール溝55が形成され、各シ
ール溝55にシール部材56が装着されている。前部筒
51の内周におけるシール溝55よりも前方の位置に
は、段差状に縮径した突当部57が形成され、この突当
部57の前方に隣接して段差状に縮径した圧入部58が
形成されている。そして、この圧入部58には、円筒状
のガイド筒59の前端部が圧入されている。圧入された
ガイド筒59は、前部筒51よりも後方へ突出されてい
る。
【0029】後部筒60は、その前端部内周の雌ネジ部
61を合体用雄ネジ部54に螺合することにより、前部
筒51に対して同心状に合体されている。後部筒60
は、ガイド筒59に対して同心状に包囲する形態とさ
れ、両筒59,60の間の円筒状空間は、パイプ挿入空
間62となっている。また、両筒59,60の後端面は
ほぼ面一状となっている。後部筒60の内周における後
端のガイド部63よりも前方の領域は、後方即ち継手本
体50からパイプを抜き取る方向に向かって縮径した形
態のテーパ状をなす締付け面64(本発明の構成要件で
ある締付部)となっている。締付け面64の後端の内
径、即ち締付け面64の最小径は、ガイド部63の内径
よりも大きく、ガイド部63が締付け面64の後端に対
して段差状に縮径した形態となっている。また、前部筒
51の後端面は、締付け面64に対して段差状に縮径し
た形態のストッパ65となっている。尚、本実施形態4
の後部筒60(継手本体50)には、上記実施形態1の
窓孔25に相当する開口部は形成されていない。
【0030】次に、本実施形態4の作用について説明す
る。管継手DにパイプPを接続する際には、後方から継
手本体50のパイプ挿入空間62内にパイプPを挿入す
ると、そのパイプPの挿入端部(前端部)は、ガイド筒
59に外嵌することで継手本体50に対して同心状に位
置決めされつつ、可動筒27の本体部28を通過して保
持片29の食込み突起31F,31Rに当接し、これ以
降は、この食込み突起31F,31Rの先端とパイプP
の外周との引っ掛かりにより可動筒27がパイプPと一
体となって前方へ移動する。そして、保持片29の前端
がストッパ65に当接して前止まりされると、それ以降
は、食込み突起31F,31Rの先端がパイプPの外周
上を摺接しつつ、パイプPのみが挿入動作(前進)を続
ける。このとき、保持片29は拡径状(外側)に弾性撓
みを生じている。そして、パイプPの前端がパイプ挿入
空間62の奥端(前端)の突当部27に突き当たったと
ころで、パイプPの挿入動作が完了する。
【0031】この後、パイプPを後方へ引っ張ると、食
込み突起31F,31Rの先端とパイプPの外周との間
の摩擦又は引っ掛かりにより、パイプPと一体となって
可動筒27も後方へ移動する。可動筒27が後方へ移動
する過程では、保持片29の突部30がテーパ状の締付
け面64に摺接し、その締付け面64の傾斜によって保
持片29が強制的に縮径状(径方向内側)に変位させら
れ、この変位に伴って食込み突起31F,31Rがパイ
プPの外周に食い込む。そして、この食い込みが限界に
達すると、保持片29の径方向内側への変位が規制さ
れ、これによって突部30が締付け面64に当接するこ
とになるため、可動筒27のそれ以上の後方移動が阻止
される。この移動規制された可動筒27の食込み突起3
1F,31Rは、パイプPの外周に食い込むことによっ
てパイプPの可動筒27に対する相対移動を規制してい
るので、パイプPの後方、即ち継手本体50から抜き取
られる方向への移動が規制され、もって、パイプが管継
手Dに接続される。以上でパイプPの接続作業が完了す
る。
【0032】この状態では、楔状をなす食込み突起31
F,31Rの深い食い込みにより、パイプPの抜き差し
方向の移動が規制され、パイプPが管継手Dに対して確
実に抜け不能状態に保持される。また、食込み突起31
F,31Rはガイド筒59と対応するように位置し、食
込み突起31F,31RによるパイプPへの食い込み力
は内側からガイド筒59で受け止められるので、食込み
突起31F,31Rによる抜止め機能の信頼性が高い。
【0033】また、パイプPの外周と前部筒51の内周
との隙間は2つのシール部材56によってシールされて
いるので、ガイド筒59の内部を流れる流体がガイド筒
59とパイプPとの隙間に浸入しても、パイプPの外
部、即ち後部筒60の内側のパイプ挿入空間62にまで
漏出する虞はない。上述のように本実施形態4において
は、継手本体50に挿入されたパイプPを保持片29の
食込み突起31F,31Rによる食い込み作用によって
抜止めするようにしており、しかも、保持片29が周方
向において略等ピッチで設けられていてパイプPに対す
る保持力が周方向においてほぼ均等となるので、抜止め
機能の信頼性に優れている。また、パイプPの接続に際
しては、継手本体50にパイプPを差し込んで引き戻す
という操作を行うだけで済むから、作業性にも優れてい
る。さらに、パイプPに対して弾性的に押圧するシール
部材56を、パイプPの挿抜方向に間隔を空けた2位置
に設けたから、シール機能の信頼性にも優れている。
【0034】[実施形態5]次に、本発明を具体化した
実施形態5を図8を参照して説明する。本実施形態5の
管継手Eは、上記実施形態4の可動筒27の後端部に、
上記実施形態3と同じ形態の操作筒40を連結したもの
であり、それ以外の構成については上記実施形態4と同
じである。したがって、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。 [実施形態6]次に、本発明を具体化した実施形態6を
図9を参照して説明する。
【0035】本実施形態6の管継手Fは、上記実施形態
4においてシール部材66,67,68の数と配置を異
ならせたものである。即ち、前部筒51の後端部内周に
は、1つのシール部材66のみが装着され、その他に
は、後部筒60のガイド部63の内周に1つのシール部
材67が装着され、前部筒51の合体用雄ネジ部54と
後部筒60の雌ネジ部61との螺合部分前端位置に1つ
のシール部材68が装着されている。本実施形態6で
は、可動筒27を挟んだ前後2カ所においてパイプPの
外周と継手本体50の内周との間がシールされるととも
に、継手本体50を構成する前部筒51と後部筒60と
の合体箇所でもシールされている。尚、その他の構成に
ついては上記実施形態4と同じであるため、同じ構成に
ついては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明
は省略する。
【0036】[実施形態7]次に、本発明を具体化した
実施形態7を図10を参照して説明する。本実施形態7
の管継手Gは、継手本体70と可動筒80とを備えて構
成されたものであり、継手本体70を構成する前部筒1
1が、上記実施形態1の前部筒11と同一部品となって
いる。この前部筒11及びこの前部筒11に装着される
シール部材17については、実施形態1と同一符号を付
すに留め、詳しい説明は省略する。
【0037】以下、実施形態1と異なる構造について説
明する。継手本体70を構成する後部筒71の内周前端
部には雌ネジ部72が形成され、この雌ネジ部72を合
体用雄ネジ部14に螺合することにより後部筒71と前
部筒11とが同心状に合体され、継手本体70が構成さ
れている。後部筒71は、ガイド筒15に対して同心状
に包囲する形態とされ、両筒15,71の間の円筒状空
間は、パイプ挿入空間73となっており、ここにパイプ
Pが挿入される。
【0038】後部筒71の内周には縮径部74が形成さ
れ、この縮径部74よりも前方の領域は、後方即ち継手
本体70からパイプPを抜き取る方向に向かって縮径し
た形態のテーパ状をなす締付け面75(本発明の構成要
件である締付部)となっている。締付け面75の後端の
内径、即ち締付け面75の最小径は、縮径部74の内径
よりも大きく、縮径部74が締付け面75の後端に対し
て段差状に縮径した形態となっている。また、後部筒7
1には、その外周面から内周面のうちの締付け面75の
前端部まで貫通する円形の窓孔76が、周方向において
適当間隔を空けて複数形成されている。窓孔76は、前
後方向において、パイプ挿入空間73の前端部と対応
し、且つ2つのシール部材17よりも前方(パイプPの
挿入端部側)となるように位置している。さらに、後部
筒71の内周における窓孔76の前方に隣接した位置に
は、段差状に縮径したストッパ77が形成されている。
このストッパ77の後端面は、前後方向において前部筒
11の段差部18の後端面に対して面一となっている。
【0039】また、このストッパ77の内周と前部筒1
1の段差部の外周との間には、円筒状の空間78が前方
に開口して形成されており、この空間78には、透明又
は透光性を有する合成樹脂材料からなり、内径がパイプ
Pの外径よりも僅かに大きい寸法とされた拡径筒79の
前端部が圧入により固定されている。この拡径筒79
は、前後方向において窓孔76と対応するように位置
し、パイプPの前端部が段差部18に突き当たった状態
では、継手本体70の外部から窓孔76及び拡径筒79
を通してそのパイプPの前端部の存在を目視により確認
することができるようになっている。
【0040】可動筒80は、合成樹脂又は金属からな
り、全体として円筒状をなしている。可動筒80は、円
環形の本体部81の前端縁から複数の保持片82を前方
へ片持ち状に延出させた形態とされている。保持片82
は、その後端側を支点として姿勢を傾けつつ、径方向へ
撓み変形することが可能となっている。尚、この保持片
82の撓みは弾性を伴うものである。各保持片82の前
端部外周には突部83(本発明の構成要件である締付け
部)が形成され、この突部83の外周後端縁の外径は、
上記した継手本体70の締付け面75の後端の最小内径
よりも大きく、且つ締付け面75の前端の最大内径より
も小さい寸法とされている。
【0041】また、各保持片82の内周には、夫々、食
込み突起84が楔状に突出するように形成されている。
かかる食込み突起84は、パイプPの外周に食い込むこ
とによってそのパイプPの軸方向(管継手Gに対する挿
入及び抜取り方向)への移動を規制するようになってい
る。また、本体部81の内径はパイプPの外径よりも僅
かに大きい寸法に設定され、食込み突起84の先端の内
径(最小径)はパイプPの外径よりも僅かに小さい寸法
とされている。
【0042】可動筒80は、後部筒71に対し後方から
挿入させることによって組み付けられる。このとき、保
持片82は縮径変形させられることで、後部筒71の縮
径部74を通過する。また、組付けに際しては、可動筒
80の本体部81の前端面と縮径部74の後端面との間
に圧縮コイルバネ85が装着される。後部筒71に取り
付けられた可動筒80は、圧縮コイルバネ85の弾拡力
により、保持片82の突部83を縮径部74に対して前
方から係止させた状態(可動筒80が最も後方に位置す
る状態)に保持されるが、圧縮コイルバネ85を弾縮さ
せつつ前方へ移動することが可能となっている。
【0043】次に、本実施形態の作用について説明す
る。上記のようにして組み付けた管継手Gに対してパイ
プPを接続する際には、後方からパイプ挿入空間73内
にパイプPを挿入する。挿入されたパイプPの挿入端部
(前端部)は、ガイド筒15に外嵌することで継手本体
70に対して同心状に位置決めされつつ、可動筒80の
本体部81を通過して保持片82の食込み突起84に当
接し、これ以降は、この食込み突起84の先端とパイプ
Pの外周との引っ掛かりにより可動筒80がパイプPと
一体となって前方へ移動する。可動筒80が移動する過
程では、保持片82が拡径筒79に当接して拡径変形さ
れられ、これ以降は、可動筒80の移動がほぼ停止し、
食込み突起84がパイプPの外周上で摺接しつつ、パイ
プPのみが挿入動作(前進)を続ける。そして、パイプ
Pの前端が拡径筒79の内周に進入してパイプ挿入空間
73の奥端(前端)の段差部18に突き当たったところ
で、パイプPの挿入動作が完了する。このとき、窓孔7
6から継手本体70内を覗くと、拡径筒79を通し、パ
イプPの前端部が段差部18に突き当たっている状態を
目視によって確認することができる。
【0044】この後、パイプPを後方へ引っ張る。する
と、食込み突起84の先端とパイプPの外周との間の摩
擦又は引っ掛かりにより、パイプPと一体となって可動
筒80も後方へ移動する。可動筒80が後方へ移動する
過程では、保持片82の突部83がテーパ状の締付け面
75に摺接し、その締付け面75の傾斜によって保持片
82が強制的に縮径状(径方向内側)に変位させられ、
この変位に伴って食込み突起84がパイプPの外周に食
い込む。そして、この食い込みが限界に達して保持片8
2の径方向内側への変位が規制されるか、若しくは保持
片82の突部83が縮径部74に突き当たると、可動筒
80のそれ以上の後退が規制される。この移動規制され
た可動筒80の食込み突起84は、パイプPの外周に食
い込むことによってパイプの可動筒80に対する相対移
動を規制しているので、パイプPの後方、即ち継手本体
70から抜き取られる方向への移動が規制され、もっ
て、パイプPが管継手Gに接続される。また、可動筒8
0は、圧縮コイルバネ85によって後方へ付勢されるこ
とにより、保持片82が締付け面75に押し付けられ、
食込み突起84がパイプPに食い込む方向に付勢されて
いるので、食い込み作用の信頼性が高い。尚、パイプP
を継手本体70から抜き取る際には、継手本体70の後
端から突出している可動筒80の本体部81を指で前方
に押し込み、食込み突起84によるパイプPへの食い込
みを解除すればよい。
【0045】[実施形態8]次に、本発明を具体化した
実施形態8を図11を参照して説明する。本実施形態8
は、可動筒90を実施形態1のものとは一部異なる構成
としたものである。即ち、可動筒90の各保持片91の
内部には、夫々、金属製の係止片93がインサート成形
によって埋設されている。係止片93は、金属板材を曲
げ加工したものであり、板面を軸方向(パイプPの挿入
方向)に対して直交させた平板状の外周端部93Aと、
この外周端部93Aの内端からL字形に延出する屈曲部
93Bと、この屈曲部93Bの内端から斜め前方内向き
に延出する爪部93Cとから構成されている。爪部93
Cは、保持片91における前側の食い込み突起92Fの
後側の斜面上に露出されており、この爪部93Cの先端
(最も小径の端部)は食い込み突起92Fの先端まで延
びている。
【0046】尚、爪部93Cは、食い込み突起92Fの
表面よりも僅かに突出した状態となっているが、爪部9
3Cは食い込み突起92Fの表面と面一でもよい。ま
た、爪部93Cは、食い込み突起92Fのうち周方向
(図11においては上下方向)における両端部を除いた
領域に亘って配置されているが、食い込み突起92Fの
周方向全域に亘って設けてもよい。さらに、係止片93
は、前後2つの食い込み突起92F,92Rのうち前側
の食い込み突起92Fのみに設けられているが、係止片
93は、後側の食い込み突起92Rのみに設けてもよ
く、前後双方の食い込み突起92F,92Rに設けても
よい。
【0047】また、係止片93の外周端部93Aは、保
持片91の外周面に露出されているのであるが、この係
止片93が露出する位置は、突部94(締付け部)即ち
継手本体10の締付け面23(締付け部)に摺接する部
分から外れた位置となっている。したがって、金属製の
係止片93と同じく金属製の締付け面23とが摺接する
ことに起因して細かい金属片が発生するという虞がな
く、金属片がシール部材に噛みこんでシール性能が低下
することが防止されている。本実施形態においては、可
動筒90に金属製の係止片93を埋設し、その金属製の
爪部93Cで補強された食い込み突起92FをパイプP
の外周に食い込ませることによってパイプPを抜け止め
するようにしているので、合成樹脂の食い込み突起92
FだけでパイプPを抜け止めする場合に比べると、高い
抜止効果を期待することができる。尚、その他の構成に
ついては上記実施形態1と同じであるため、同じ構成に
ついては、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明
は省略する。
【0048】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態1、2、4において継手本体の後端
部内周にもシール部材を装着してもよい。 (2)上記実施形態1〜3、7、8において窓孔を設け
ない構造とすることもできる。
【0049】(3)上記実施形態1〜3、7、8におけ
るガイド筒のシール部材の数は、1つだけとしてもよ
く、3つ以上としてもよい。 (4)上記実施形態1〜5、7、8において前部筒と後
部筒との螺合部分にシール部材を介装してもよい。 (5)上記実施形態1〜3、7、8においてガイド筒を
継手本体とは別体の部品としてもよい。 (6)上記実施形態4〜6においてガイド筒を継手本体
と一体部品化してもよい。
【0050】(7)上記実施形態4、5において前部筒
の内周のシール部材の数は、1つだけとしてもよく、3
つ以上としてもよい。 (8)上記実施形態1〜8においては、締付け面と突部
のうち締付け面のみをテーパ状としたが、本発明によれ
ば、突部のみをテーパ状としてもよく、締付け面と突部
の両方をテーパ状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてパイプを接続した状態の断
面図
【図2】実施形態1においてパイプの接続過程をあらわ
す断面図
【図3】可動筒の断面図
【図4】可動筒の正面図
【図5】実施形態2の断面図
【図6】実施形態3の断面図
【図7】実施形態4の断面図
【図8】実施形態5の断面図
【図9】実施形態6の断面図
【図10】実施形態7の断面図
【図11】実施形態8の可動筒の断面図
【符号の説明】
P…パイプ A…管継手 10…継手本体 15…ガイド筒 17…シール部材 23…締付け面(締付け部) 25…窓孔 27…可動筒 29…保持片 30…突部(締付け部) 31F,31R…食込み突起 B,C,D,E,F,G…管継手 15b…ガイド筒 50,70…継手本体 56,60,61,62…シール部材 64,75…締め付け面(締付け部) 76…窓孔 80,90…可動筒 82,91…保持片 83…突部(締付け部) 84,92F,92R…食込み突起
フロントページの続き Fターム(参考) 3H014 GA02 3J106 AA02 AA06 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE23 BE29 CA03 EA03 EB02 EB05 EC01 EC07 ED03 ED08 ED43 EE04 EF15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプが挿入される筒形の継手本体と、 この継手本体に挿入される前記パイプを外嵌させるガイ
    ド筒と、 前記継手本体に挿入された前記パイプの周面に密着する
    シール部材と、 前記継手本体内において前記パイプの挿入方向に沿って
    移動可能とされた可動筒とを備えてなり、 前記可動筒には、前記継手本体に挿入された前記パイプ
    の外周と対応する食込み突起を有し、径方向への変位を
    可能とされた保持片が、周方向において略均等ピッチで
    形成され、 前記継手本体の内周と前記保持片の外周とには、少なく
    とも一方が前記パイプの抜き方向に向かって縮径したテ
    ーパ状をなし、前記可動筒が前記パイプの抜き方向へ移
    動するのに伴って互いに当接することにより前記保持片
    を径方向内側へ変位させる締付け部が設けられているこ
    とを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記シール部材が、前記ガイド筒の外周
    に装着されることで前記パイプの内周に密着するように
    設けられており、 前記継手本体における前記パイプの挿入端部外周と対応
    する領域には、窓孔が開口されていることを特徴とする
    請求項1記載の管継手。
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