JP2003343311A - Ｖ型エンジンのノックセンサ取付構造 - Google Patents
Ｖ型エンジンのノックセンサ取付構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダブロックの重量増加を最小限に抑え
ながら、単一のノックセンサでＶ型エンジンのノッキン
グを確実に検出する。 【解決手段】 Ｖ型エンジンのシリンダブロック１１の
一方のバンク１２Ｌの頂面にシリンダヘッドをボルトで
締結するための締結ボルトボス部１９Ｌｂにノックセン
サ取付ボス部１９Ｌｄを一体に形成するとともに、ノッ
クセンサ取付ボス部１９Ｌｄと他方のバンク１２Ｒの壁
面とをリブ２２ｂで連結する。一方のバンク１２Ｌのノ
ッキングの振動は剛性の高い締結ボルトボス部１９Ｌｂ
を介してノックセンサ２１に伝達され、また他方のバン
ク１２Ｒのノッキングの振動はリブ２２ｂを介してノッ
クセンサ２１に伝達されることで、単一のノックセンサ
２１で両バンク１２Ｌ，１２Ｒのノッキングを確実に検
出することができる。
ながら、単一のノックセンサでＶ型エンジンのノッキン
グを確実に検出する。 【解決手段】 Ｖ型エンジンのシリンダブロック１１の
一方のバンク１２Ｌの頂面にシリンダヘッドをボルトで
締結するための締結ボルトボス部１９Ｌｂにノックセン
サ取付ボス部１９Ｌｄを一体に形成するとともに、ノッ
クセンサ取付ボス部１９Ｌｄと他方のバンク１２Ｒの壁
面とをリブ２２ｂで連結する。一方のバンク１２Ｌのノ
ッキングの振動は剛性の高い締結ボルトボス部１９Ｌｂ
を介してノックセンサ２１に伝達され、また他方のバン
ク１２Ｒのノッキングの振動はリブ２２ｂを介してノッ
クセンサ２１に伝達されることで、単一のノックセンサ
２１で両バンク１２Ｌ，１２Ｒのノッキングを確実に検
出することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ｖ型のシリンダブ
ロックの一対のバンク間に設けたノックセンサ取付ボス
部に単一のノックセンサを取り付けるＶ型エンジンのノ
ックセンサ取付構造に関する。
ロックの一対のバンク間に設けたノックセンサ取付ボス
部に単一のノックセンサを取り付けるＶ型エンジンのノ
ックセンサ取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】Ｖ型エンジンのノッキングをノックセン
サで検出する場合に、一対のバンクの各々にノックセン
サを設ければ、何れのバンクで発生したノッキングも確
実に検出することができるが、２個のノックセンサが必
要になることで部品点数が増加してコストアップの要因
となる問題がある。そこで、Ｖ型エンジンのノッキング
をシリンダブロックに設けた単一のノックセンサで検出
する技術が、実公平４−５３５４９号公報により提案さ
れている。
サで検出する場合に、一対のバンクの各々にノックセン
サを設ければ、何れのバンクで発生したノッキングも確
実に検出することができるが、２個のノックセンサが必
要になることで部品点数が増加してコストアップの要因
となる問題がある。そこで、Ｖ型エンジンのノッキング
をシリンダブロックに設けた単一のノックセンサで検出
する技術が、実公平４−５３５４９号公報により提案さ
れている。
【０００３】上記実公平４−５３５４９号公報に記載さ
れたものは、Ｖ型エンジンのシリンダブロックの一方の
バンクのシリンダヘッド締結用の複数のボルト孔の近傍
を他方のバンクに複数の第１リブで連結するとともに、
それら複数の第１リブをクランクシャフト軸線と平行に
延びる複数の第２リブで連結し、第１リブおよび第２リ
ブが交差する接続部のうち、前記シリンダヘッド締結用
のボルト孔から遠い側に位置する一つの接続部にノック
センサを取り付けることで、両バンクで発生したノッキ
ングを単一のノックセンサで均等に検出することを狙っ
ている。
れたものは、Ｖ型エンジンのシリンダブロックの一方の
バンクのシリンダヘッド締結用の複数のボルト孔の近傍
を他方のバンクに複数の第１リブで連結するとともに、
それら複数の第１リブをクランクシャフト軸線と平行に
延びる複数の第２リブで連結し、第１リブおよび第２リ
ブが交差する接続部のうち、前記シリンダヘッド締結用
のボルト孔から遠い側に位置する一つの接続部にノック
センサを取り付けることで、両バンクで発生したノッキ
ングを単一のノックセンサで均等に検出することを狙っ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものは、シリンダブロック本体に比べて剛性が低い薄
肉のリブ上にノックセンサを設けているので、ノッキン
グの振動を確実に検出するのが難しいだけでなく、クラ
ンクシャフト軸線と平行に延びる長大な第２リブを必要
とするためシリンダブロックの重量が増加する問題があ
る。
のものは、シリンダブロック本体に比べて剛性が低い薄
肉のリブ上にノックセンサを設けているので、ノッキン
グの振動を確実に検出するのが難しいだけでなく、クラ
ンクシャフト軸線と平行に延びる長大な第２リブを必要
とするためシリンダブロックの重量が増加する問題があ
る。
【０００５】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、シリンダブロックの重量増加を最小限に抑えなが
ら、単一のノックセンサでＶ型エンジンのノッキングを
確実に検出することを目的とする。
で、シリンダブロックの重量増加を最小限に抑えなが
ら、単一のノックセンサでＶ型エンジンのノッキングを
確実に検出することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載された発明によれば、Ｖ型のシリン
ダブロックの一対のバンクの相対向する壁面に設けたノ
ックセンサ取付ボス部に単一のノックセンサを取り付け
るＶ型エンジンのノックセンサ取付構造において、一方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部に、他方のバンクの中央のシリン
ダボアと対向するようにノックセンサ取付ボス部を一体
に形成するとともに、ノックセンサ取付ボス部と他方の
バンクの壁面とをリブで連結したことを特徴とするＶ型
エンジンのノックセンサ取付構造が提案される。
に、請求項１に記載された発明によれば、Ｖ型のシリン
ダブロックの一対のバンクの相対向する壁面に設けたノ
ックセンサ取付ボス部に単一のノックセンサを取り付け
るＶ型エンジンのノックセンサ取付構造において、一方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部に、他方のバンクの中央のシリン
ダボアと対向するようにノックセンサ取付ボス部を一体
に形成するとともに、ノックセンサ取付ボス部と他方の
バンクの壁面とをリブで連結したことを特徴とするＶ型
エンジンのノックセンサ取付構造が提案される。
【０００７】上記構成によれば、一方のバンクの締結ボ
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの中央のシリンダボアの近傍の壁面とをリ
ブで連結したので、他方のバンクのノッキングの振動が
リブを介してノックセンサに伝達されることで、一方の
バンク側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクの
ノッキングも確実に検出することができる。更に、リブ
の個数を最小１個とすることができ、更にＶバンクの内
壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを設けたこと
によるシリンダブロックの重量の増加を最小限に抑える
ことができる。
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの中央のシリンダボアの近傍の壁面とをリ
ブで連結したので、他方のバンクのノッキングの振動が
リブを介してノックセンサに伝達されることで、一方の
バンク側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクの
ノッキングも確実に検出することができる。更に、リブ
の個数を最小１個とすることができ、更にＶバンクの内
壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを設けたこと
によるシリンダブロックの重量の増加を最小限に抑える
ことができる。
【０００８】また請求項２に記載された発明によれば、
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部と前記ノックセンサ取付ボス部と
を補助リブで連結したことを特徴とするＶ型エンジンの
ノックセンサ取付構造が提案される。
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部と前記ノックセンサ取付ボス部と
を補助リブで連結したことを特徴とするＶ型エンジンの
ノックセンサ取付構造が提案される。
【０００９】上記構成によれば、一方のバンクの締結ボ
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部と
前記ノックセンサ取付ボス部とを補助リブで連結したの
で、他方のバンクのノッキングの振動を一方のバンクに
一層効果的に伝達して、ノックセンサによる他方のバン
クのノッキングの検出精度を高めることができ、更にＶ
バンクの内壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを
設けたことによるシリンダブロックの重量の増加を最小
限に抑えることができる。
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部と
前記ノックセンサ取付ボス部とを補助リブで連結したの
で、他方のバンクのノッキングの振動を一方のバンクに
一層効果的に伝達して、ノックセンサによる他方のバン
クのノッキングの検出精度を高めることができ、更にＶ
バンクの内壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを
設けたことによるシリンダブロックの重量の増加を最小
限に抑えることができる。
【００１０】また請求項３に記載された発明によれば、
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部と前記リブとを補強リブで連結し
たことを特徴とするＶ型エンジンのノックセンサ取付構
造が提案される。
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部と前記リブとを補強リブで連結し
たことを特徴とするＶ型エンジンのノックセンサ取付構
造が提案される。
【００１１】上記構成によれば、一方のバンクの締結ボ
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部と
前記リブとを補強リブで連結したので、他方のバンクの
ノッキングの振動を一方のバンクに一層効果的に伝達し
て、ノックセンサによる他方のバンクのノッキングの検
出精度を高めることができ、更にＶバンクの内壁に沿う
長いリブが不要になるので、リブを設けたことによるシ
リンダブロックの重量の増加を最小限に抑えることがで
きる。
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部と
前記リブとを補強リブで連結したので、他方のバンクの
ノッキングの振動を一方のバンクに一層効果的に伝達し
て、ノックセンサによる他方のバンクのノッキングの検
出精度を高めることができ、更にＶバンクの内壁に沿う
長いリブが不要になるので、リブを設けたことによるシ
リンダブロックの重量の増加を最小限に抑えることがで
きる。
【００１２】また請求項４に記載された発明によれば、
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部の少なくとも一つと一方のバンク
の壁面とを、前記リブと平行なリブで連結したことを特
徴とするＶ型エンジンのノックセンサ取付構造が提案さ
れる。
Ｖ型のシリンダブロックの一対のバンクの相対向する壁
面に設けたノックセンサ取付ボス部に単一のノックセン
サを取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造に
おいて、一方のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルト
で締結するための締結ボルトボス部にノックセンサ取付
ボス部を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボ
ス部と他方のバンクの壁面とをリブで連結し、かつ他方
のバンクの頂面にシリンダヘッドをボルトで締結するた
めの締結ボルトボス部の少なくとも一つと一方のバンク
の壁面とを、前記リブと平行なリブで連結したことを特
徴とするＶ型エンジンのノックセンサ取付構造が提案さ
れる。
【００１３】上記構成によれば、一方のバンクの締結ボ
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部の
少なくとも一つと一方のバンクの壁面とを前記リブと平
行なリブで連結したので、他方のバンクのノッキングの
振動を一方のバンクに一層効果的に伝達して、ノックセ
ンサによる他方のバンクのノッキングの検出精度を高め
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
ルトボス部にノックセンサ取付ボス部を一体に形成した
ので、シリンダブロックの他の部分に比べて剛性が高い
ためにノッキングの振動が伝達され易い位置にノックセ
ンサを配置して、一方のバンクのノッキングを確実に検
出することができる。しかもノックセンサ取付ボス部と
他方のバンクの壁面とをリブで連結したので、他方のバ
ンクのノッキングの振動がリブを介してノックセンサに
伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一のノッ
クセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検出する
ことができる。また他方のバンクの締結ボルトボス部の
少なくとも一つと一方のバンクの壁面とを前記リブと平
行なリブで連結したので、他方のバンクのノッキングの
振動を一方のバンクに一層効果的に伝達して、ノックセ
ンサによる他方のバンクのノッキングの検出精度を高め
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
【００１４】尚、実施例の左バンク１２Ｌは本発明の一
方のバンクに対応し、右バンク１２Ｒは本発明の他方の
バンクに対応する。
方のバンクに対応し、右バンク１２Ｒは本発明の他方の
バンクに対応する。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１６】図１および図２は本発明の第１実施例を示
すもので、図１はＶ型エンジンのシリンダブロックの平
面図、図２は図１の２−２線断面図である。
すもので、図１はＶ型エンジンのシリンダブロックの平
面図、図２は図１の２−２線断面図である。
【００１７】Ｖ型６気筒エンジンのシリンダブロック１
１は左右一対のバンク１２Ｌ，１２Ｒを備えており、左
右のバンク１２Ｌ，１２Ｒの頂面に重ね合わされた左右
のシリンダヘッド１３Ｌ，１３Ｒがそれぞれ８本のボル
ト１４…で締結されており、そこに設けられた動弁機構
１５Ｌ，１５Ｒがそれぞれ左右のヘッドカバー１６Ｌ，
１６Ｒで覆われる。左バンク１２Ｌに設けられた３個の
シリンダボア１７Ｌ…と右バンク１２Ｒに設けられた３
個のシリンダボア１７Ｒ…とは、クランクシャフト軸線
Ｌ方向にずれて配置される。
１は左右一対のバンク１２Ｌ，１２Ｒを備えており、左
右のバンク１２Ｌ，１２Ｒの頂面に重ね合わされた左右
のシリンダヘッド１３Ｌ，１３Ｒがそれぞれ８本のボル
ト１４…で締結されており、そこに設けられた動弁機構
１５Ｌ，１５Ｒがそれぞれ左右のヘッドカバー１６Ｌ，
１６Ｒで覆われる。左バンク１２Ｌに設けられた３個の
シリンダボア１７Ｌ…と右バンク１２Ｒに設けられた３
個のシリンダボア１７Ｒ…とは、クランクシャフト軸線
Ｌ方向にずれて配置される。
【００１８】左バンク１２Ｌには８本のボルト１４…が
螺合する８個のボルト孔１８Ｌａ〜１８Ｌｈが形成され
ており、そのうち３個のボルト孔１８Ｌａ，１８Ｌｂ，
１８Ｌｃを囲む３個の締結ボルトボス部１９Ｌａ，１９
Ｌｂ，１９ＬｃがＶ空間２０に臨む左バンク１２Ｌの壁
面に突設される。同様に、右バンク１２Ｒには８本のボ
ルト１４…が螺合する８個のボルト孔１８Ｒａ〜１８Ｒ
ｈが形成されており、そのうち３個のボルト孔１８Ｒ
ａ，１８Ｒｂ，１８Ｒｃを囲む３個の締結ボルトボス部
１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９ＲｃがＶ空間２０に臨む右バ
ンク１２Ｒの壁面に突設される。左バンク１２Ｌの締結
ボルトボス部１９Ｌａ，１９Ｌｂ，１９Ｌｃと右バンク
１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒ
ｃとは、左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒのシリンダボア１
７Ｌ…，１７Ｒ…のずれに応じてクランクシャフト軸線
Ｌ方向にずれて配置される。
螺合する８個のボルト孔１８Ｌａ〜１８Ｌｈが形成され
ており、そのうち３個のボルト孔１８Ｌａ，１８Ｌｂ，
１８Ｌｃを囲む３個の締結ボルトボス部１９Ｌａ，１９
Ｌｂ，１９ＬｃがＶ空間２０に臨む左バンク１２Ｌの壁
面に突設される。同様に、右バンク１２Ｒには８本のボ
ルト１４…が螺合する８個のボルト孔１８Ｒａ〜１８Ｒ
ｈが形成されており、そのうち３個のボルト孔１８Ｒ
ａ，１８Ｒｂ，１８Ｒｃを囲む３個の締結ボルトボス部
１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９ＲｃがＶ空間２０に臨む右バ
ンク１２Ｒの壁面に突設される。左バンク１２Ｌの締結
ボルトボス部１９Ｌａ，１９Ｌｂ，１９Ｌｃと右バンク
１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒ
ｃとは、左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒのシリンダボア１
７Ｌ…，１７Ｒ…のずれに応じてクランクシャフト軸線
Ｌ方向にずれて配置される。
【００１９】左バンク１２Ｌの一つの締結ボルトボス部
１９Ｌｂと一体にノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄ（図
２参照）が形成されており、このノックセンサ取付ボス
部１９Ｌｄにノックセンサ２１が上方からねじ込まれて
固定される。左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌ
ｂに設けられたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄと、そ
れに隣接する一つの締結ボルトボス部１９Ｌａとが、そ
れぞれリブ２２ｂ，２２ａによって対向する右バンク１
２Ｒの壁面に連結される。また右バンク１２Ｒの３個の
締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒｃが、そ
れぞれリブ２３ａ，２３ｂ，２３ｃによって対向する左
バンク１２Ｌの壁面に連結される。前記５個のリブ２２
ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃは相互に平行であ
り、かつシリンダ軸線Ｌに対して直交しており、それら
の底部に水抜き孔２６…（図２参照）が同軸上に形成さ
れる。
１９Ｌｂと一体にノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄ（図
２参照）が形成されており、このノックセンサ取付ボス
部１９Ｌｄにノックセンサ２１が上方からねじ込まれて
固定される。左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌ
ｂに設けられたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄと、そ
れに隣接する一つの締結ボルトボス部１９Ｌａとが、そ
れぞれリブ２２ｂ，２２ａによって対向する右バンク１
２Ｒの壁面に連結される。また右バンク１２Ｒの３個の
締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒｃが、そ
れぞれリブ２３ａ，２３ｂ，２３ｃによって対向する左
バンク１２Ｌの壁面に連結される。前記５個のリブ２２
ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃは相互に平行であ
り、かつシリンダ軸線Ｌに対して直交しており、それら
の底部に水抜き孔２６…（図２参照）が同軸上に形成さ
れる。
【００２０】しかして、左バンク１２Ｌの一つの締結ボ
ルトボス部１９Ｌｂと一体に形成したノックセンサ取付
ボス部１９Ｌｄにノックセンサ２１を取り付けたので、
左バンク１２Ｌにおいて発生したノッキングの振動をノ
ックセンサ２１で確実に検出することができる。なぜな
らば、シリンダブロック１１と一体に形成された締結ボ
ルトボス部１９Ｌｂは他の部分に比べて肉厚であるため
に剛性が高く、しかも前記締結ボルトボス部１９Ｌｂに
形成したボルト孔１８Ｌｂに螺合するボルト１４の締結
力によって更に剛性が高められるため、ノッキングの振
動がノックセンサ２１に効果的に伝達されるからであ
る。
ルトボス部１９Ｌｂと一体に形成したノックセンサ取付
ボス部１９Ｌｄにノックセンサ２１を取り付けたので、
左バンク１２Ｌにおいて発生したノッキングの振動をノ
ックセンサ２１で確実に検出することができる。なぜな
らば、シリンダブロック１１と一体に形成された締結ボ
ルトボス部１９Ｌｂは他の部分に比べて肉厚であるため
に剛性が高く、しかも前記締結ボルトボス部１９Ｌｂに
形成したボルト孔１８Ｌｂに螺合するボルト１４の締結
力によって更に剛性が高められるため、ノッキングの振
動がノックセンサ２１に効果的に伝達されるからであ
る。
【００２１】また左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒが５個の
リブ２２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃで相互に
連結されているので、右バンク１２Ｒにおいて発生した
ノッキングの振動が５個のリブ２２ａ，２２ｂ，２３
ａ，２３ｂ，２３ｃを介して左バンク１２Ｌ側に効果的
に伝達され、ノックセンサ２１によって確実に検出され
る。
リブ２２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃで相互に
連結されているので、右バンク１２Ｒにおいて発生した
ノッキングの振動が５個のリブ２２ａ，２２ｂ，２３
ａ，２３ｂ，２３ｃを介して左バンク１２Ｌ側に効果的
に伝達され、ノックセンサ２１によって確実に検出され
る。
【００２２】特に、締結ボルトボス部１９Ｌｂと一体に
形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄと右バンク
１２Ｒの壁面とがリブ２２ｂによって直接連結されてい
るので、このリブ２２ｂを介して右バンク１２Ｒの振動
がノックセンサ２１に効果的に伝達されるだけでなく、
右バンク１２Ｒの３個の締結ボルトボス部１９Ｒａ〜１
９Ｒｃのうち、ノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄが一体
に形成された締結ボルトボス部１９Ｌｂに最も近い締結
ボルトボス部１９Ｒａがリブ２３ａで左バンク１２Ｌの
壁面に連結されているので、このリブ２３ａを介して右
バンク１２Ｒの振動がノックセンサ２１に効果的に伝達
されて、ノックセンサ２１による右バンク１２Ｒのノッ
キングの検出が確実なものとなる。またノックセンサ取
付ボス部１９Ｌｄから右バンク１２Ｒの壁面に延びるリ
ブ２２ｂは、右バンクの３個のシリンダボア１７Ｒ…の
うちの中央のシリンダボア１７Ｒ…の近傍の壁面に連な
っているので、右バンク１２Ｒの振動をノックセンサ取
付ボス部１９Ｌｄに効果的に伝達することができる。
形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄと右バンク
１２Ｒの壁面とがリブ２２ｂによって直接連結されてい
るので、このリブ２２ｂを介して右バンク１２Ｒの振動
がノックセンサ２１に効果的に伝達されるだけでなく、
右バンク１２Ｒの３個の締結ボルトボス部１９Ｒａ〜１
９Ｒｃのうち、ノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄが一体
に形成された締結ボルトボス部１９Ｌｂに最も近い締結
ボルトボス部１９Ｒａがリブ２３ａで左バンク１２Ｌの
壁面に連結されているので、このリブ２３ａを介して右
バンク１２Ｒの振動がノックセンサ２１に効果的に伝達
されて、ノックセンサ２１による右バンク１２Ｒのノッ
キングの検出が確実なものとなる。またノックセンサ取
付ボス部１９Ｌｄから右バンク１２Ｒの壁面に延びるリ
ブ２２ｂは、右バンクの３個のシリンダボア１７Ｒ…の
うちの中央のシリンダボア１７Ｒ…の近傍の壁面に連な
っているので、右バンク１２Ｒの振動をノックセンサ取
付ボス部１９Ｌｄに効果的に伝達することができる。
【００２３】以上のように、本実施例によれば、単一の
ノックセンサ２１で左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒのノッ
キングを確実に検出することができ、しかもリブ２２
ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃの数や寸法を減少
させ、かつ左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒに沿って延びる
長いリブを不要にしてシリンダブロック１１の重量の増
加を最小限に抑えることができる。
ノックセンサ２１で左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒのノッ
キングを確実に検出することができ、しかもリブ２２
ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃの数や寸法を減少
させ、かつ左右のバンク１２Ｌ，１２Ｒに沿って延びる
長いリブを不要にしてシリンダブロック１１の重量の増
加を最小限に抑えることができる。
【００２４】次に、図３に基づいて本発明の第２実施例
を説明する。
を説明する。
【００２５】第２実施例は、第１実施例の５個のリブ２
２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃに加えて、更に
３個の補助リブ２４ａ〜２４ｃを備えている。これらの
補助リブ２４ａ〜２４ｃは何れもクランクシャフト軸線
Ｌに対して傾斜して配置されるもので、補助リブ２４ａ
は左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌｂと一体に
形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄを右バンク
１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒａに連結し、補助リブ
２４ｂは左バンク１２Ｌのノックセンサ取付ボス部１９
Ｌｄと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌ
ｄを右バンク１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒｂに連結
し、補助リブ２４ｃは左バンク１２Ｌの締結ボルトボス
部１９Ｌａを右バンク１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒ
ｃに連結する。
２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃに加えて、更に
３個の補助リブ２４ａ〜２４ｃを備えている。これらの
補助リブ２４ａ〜２４ｃは何れもクランクシャフト軸線
Ｌに対して傾斜して配置されるもので、補助リブ２４ａ
は左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌｂと一体に
形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄを右バンク
１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒａに連結し、補助リブ
２４ｂは左バンク１２Ｌのノックセンサ取付ボス部１９
Ｌｄと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌ
ｄを右バンク１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒｂに連結
し、補助リブ２４ｃは左バンク１２Ｌの締結ボルトボス
部１９Ｌａを右バンク１２Ｒの締結ボルトボス部１９Ｒ
ｃに連結する。
【００２６】この第２実施例によれば、補助リブ２４ａ
〜２４ｃによって右バンク１２Ｒのノッキングの振動が
左バンク１２Ｌに一層効果的に伝達されるため、ノック
センサ２１による右バンク１２Ｒのノッキングの検出精
度が更に向上する。
〜２４ｃによって右バンク１２Ｒのノッキングの振動が
左バンク１２Ｌに一層効果的に伝達されるため、ノック
センサ２１による右バンク１２Ｒのノッキングの検出精
度が更に向上する。
【００２７】次に、図４に基づいて本発明の第３実施例
を説明する。
を説明する。
【００２８】第３実施例は、第１実施例の５個のリブ２
２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃに加えて、更に
３個の補強リブ２５ａ〜２５ｃを備えている。これらの
補強リブ２５ａ〜２５ｃは何れもクランクシャフト軸線
Ｌに対して傾斜して配置されるもので、補強リブ２５
ａ，２５ｂはノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄから延び
るリブ２２ｂの中間部を、右バンク１２Ｌの二つの締結
ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂに連結し、補強リブ２
５ｃは左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌａから
延びるリブ２２ａの中間部を、右バンク１２Ｒの締結ボ
ルトボス部１９Ｒｃに連結する。
２ａ，２２ｂ，２３ａ，２３ｂ，２３ｃに加えて、更に
３個の補強リブ２５ａ〜２５ｃを備えている。これらの
補強リブ２５ａ〜２５ｃは何れもクランクシャフト軸線
Ｌに対して傾斜して配置されるもので、補強リブ２５
ａ，２５ｂはノックセンサ取付ボス部１９Ｌｄから延び
るリブ２２ｂの中間部を、右バンク１２Ｌの二つの締結
ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂに連結し、補強リブ２
５ｃは左バンク１２Ｌの締結ボルトボス部１９Ｌａから
延びるリブ２２ａの中間部を、右バンク１２Ｒの締結ボ
ルトボス部１９Ｒｃに連結する。
【００２９】この第３実施例によれば、補強リブ２５ａ
〜２５ｃによって右バンク１２Ｒのノッキングの振動が
左バンク１２Ｌに一層効果的に伝達されるため、ノック
センサ２１による右バンク１２Ｒのノッキングの検出精
度が更に向上する。
〜２５ｃによって右バンク１２Ｒのノッキングの振動が
左バンク１２Ｌに一層効果的に伝達されるため、ノック
センサ２１による右バンク１２Ｒのノッキングの検出精
度が更に向上する。
【００３０】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【００３１】例えば、第２実施例では締結ボルトボス部
１９Ｌｂと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１
９Ｌｄに２個の補助リブ２４ａ，２４ｂが連結されてい
るが、請求項２の発明では少なくとも１個の補助リブが
連結されていれば良い。
１９Ｌｂと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１
９Ｌｄに２個の補助リブ２４ａ，２４ｂが連結されてい
るが、請求項２の発明では少なくとも１個の補助リブが
連結されていれば良い。
【００３２】また第３実施例では締結ボルトボス部１９
Ｌｂと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌ
ｄから延びるリブ２２ｂに２個の補強リブ２５ａ，２５
ｂが連結されているが、請求項３の発明では少なくとも
１個の補助リブが連結されていれば良い。
Ｌｂと一体に形成されたノックセンサ取付ボス部１９Ｌ
ｄから延びるリブ２２ｂに２個の補強リブ２５ａ，２５
ｂが連結されているが、請求項３の発明では少なくとも
１個の補助リブが連結されていれば良い。
【００３３】また第１〜第４実施例では右バンク１２Ｒ
の３個の締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒ
ｃから３個のリブ２３ａ，２３ｂ，２３ｃが左バンク１
２Ｌに延びているが、請求項４の発明では少なくとも１
個の締結ボルトボス部から少なくとも１個リブが延びて
いれば良い。
の３個の締結ボルトボス部１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１９Ｒ
ｃから３個のリブ２３ａ，２３ｂ，２３ｃが左バンク１
２Ｌに延びているが、請求項４の発明では少なくとも１
個の締結ボルトボス部から少なくとも１個リブが延びて
いれば良い。
【００３４】また本発明はクランクシャフトを鉛直方向
に配置した船外機のような船舶推進用エンジンに対して
も適用することができる。
に配置した船外機のような船舶推進用エンジンに対して
も適用することができる。
【００３５】
【発明の効果】以上のように請求項１に記載された発明
によれば、一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセ
ンサ取付ボス部を一体に形成したので、シリンダブロッ
クの他の部分に比べて剛性が高いためにノッキングの振
動が伝達され易い位置にノックセンサを配置して、一方
のバンクのノッキングを確実に検出することができる。
しかもノックセンサ取付ボス部と他方のバンクの中央の
シリンダボアの近傍の壁面とをリブで連結したので、他
方のバンクのノッキングの振動がリブを介してノックセ
ンサに伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一
のノックセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検
出することができる。更に、リブの個数を最小１個とす
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
によれば、一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセ
ンサ取付ボス部を一体に形成したので、シリンダブロッ
クの他の部分に比べて剛性が高いためにノッキングの振
動が伝達され易い位置にノックセンサを配置して、一方
のバンクのノッキングを確実に検出することができる。
しかもノックセンサ取付ボス部と他方のバンクの中央の
シリンダボアの近傍の壁面とをリブで連結したので、他
方のバンクのノッキングの振動がリブを介してノックセ
ンサに伝達されることで、一方のバンク側に設けた単一
のノックセンサで他方のバンクのノッキングも確実に検
出することができる。更に、リブの個数を最小１個とす
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
【００３６】また請求項２に記載された発明によれば、
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部と前記ノックセンサ取付ボス部とを
補助リブで連結したので、他方のバンクのノッキングの
振動を一方のバンクに一層効果的に伝達して、ノックセ
ンサによる他方のバンクのノッキングの検出精度を高め
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部と前記ノックセンサ取付ボス部とを
補助リブで連結したので、他方のバンクのノッキングの
振動を一方のバンクに一層効果的に伝達して、ノックセ
ンサによる他方のバンクのノッキングの検出精度を高め
ることができ、更にＶバンクの内壁に沿う長いリブが不
要になるので、リブを設けたことによるシリンダブロッ
クの重量の増加を最小限に抑えることができる。
【００３７】また請求項３に記載された発明によれば、
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部と前記リブとを補強リブで連結した
ので、他方のバンクのノッキングの振動を一方のバンク
に一層効果的に伝達して、ノックセンサによる他方のバ
ンクのノッキングの検出精度を高めることができ、更に
Ｖバンクの内壁に沿う長いリブが不要になるので、リブ
を設けたことによるシリンダブロックの重量の増加を最
小限に抑えることができる。
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部と前記リブとを補強リブで連結した
ので、他方のバンクのノッキングの振動を一方のバンク
に一層効果的に伝達して、ノックセンサによる他方のバ
ンクのノッキングの検出精度を高めることができ、更に
Ｖバンクの内壁に沿う長いリブが不要になるので、リブ
を設けたことによるシリンダブロックの重量の増加を最
小限に抑えることができる。
【００３８】また請求項４に記載された発明によれば、
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部の少なくとも一つと一方のバンクの
壁面とを前記リブと平行なリブで連結したので、他方の
バンクのノッキングの振動を一方のバンクに一層効果的
に伝達して、ノックセンサによる他方のバンクのノッキ
ングの検出精度を高めることができ、更にＶバンクの内
壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを設けたこと
によるシリンダブロックの重量の増加を最小限に抑える
ことができる。
一方のバンクの締結ボルトボス部にノックセンサ取付ボ
ス部を一体に形成したので、シリンダブロックの他の部
分に比べて剛性が高いためにノッキングの振動が伝達さ
れ易い位置にノックセンサを配置して、一方のバンクの
ノッキングを確実に検出することができる。しかもノッ
クセンサ取付ボス部と他方のバンクの壁面とをリブで連
結したので、他方のバンクのノッキングの振動がリブを
介してノックセンサに伝達されることで、一方のバンク
側に設けた単一のノックセンサで他方のバンクのノッキ
ングも確実に検出することができる。また他方のバンク
の締結ボルトボス部の少なくとも一つと一方のバンクの
壁面とを前記リブと平行なリブで連結したので、他方の
バンクのノッキングの振動を一方のバンクに一層効果的
に伝達して、ノックセンサによる他方のバンクのノッキ
ングの検出精度を高めることができ、更にＶバンクの内
壁に沿う長いリブが不要になるので、リブを設けたこと
によるシリンダブロックの重量の増加を最小限に抑える
ことができる。
【図１】Ｖ型エンジンのシリンダブロックの平面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】本発明の第２実施例に係るＶ型エンジンのシリ
ンダブロックの平面図
ンダブロックの平面図
【図４】本発明の第３実施例に係るＶ型エンジンのシリ
ンダブロックの平面図
ンダブロックの平面図
１１ シリンダブロック
１２Ｌ 左バンク（一方のバンク）
１２Ｒ 右バンク（他方のバンク）
１３Ｌ シリンダヘッド
１３Ｒ シリンダヘッド
１４ ボルト
１７Ｒ シリンダボア
１９Ｌｂ 締結ボルトボス部
１９Ｌｄ ノックセンサ取付ボス部
１９Ｒａ 締結ボルトボス部
１９Ｒｂ 締結ボルトボス部
１９Ｒｃ 締結ボルトボス部
２１ ノックセンサ
２２ｂ リブ
２３ａ リブ
２３ｂ リブ
２３ｃ リブ
２４ａ 補助リブ
２４ｂ 補助リブ
２５ａ 補強リブ
２５ｂ 補強リブ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 丹羽 洋介
埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会
社本田技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】 Ｖ型のシリンダブロック（１１）の一対
のバンク（１２Ｌ，１２Ｒ）間に設けたノックセンサ取
付ボス部（１９Ｌｄ）に単一のノックセンサ（２１）を
取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造におい
て、 一方のバンク（１２Ｌ）の頂面にシリンダヘッド（１３
Ｌ）をボルト（１４）で締結するための締結ボルトボス
部（１９Ｌｂ）に、他方のバンク（１２Ｒ）の中央のシ
リンダボア（１７Ｒ）と対向するようにノックセンサ取
付ボス部（１９Ｌｄ）を一体に形成するとともに、ノッ
クセンサ取付ボス部（１９Ｌｄ）と他方のバンク（１２
Ｒ）の壁面とをリブ（２２ｂ）で連結したことを特徴と
するＶ型エンジンのノックセンサ取付構造。 - 【請求項２】 Ｖ型のシリンダブロック（１１）の一対
のバンク（１２Ｌ，１２Ｒ）間に設けたノックセンサ取
付ボス部（１９Ｌｄ）に単一のノックセンサ（２１）を
取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造におい
て、 一方のバンク（１２Ｌ）の頂面にシリンダヘッド（１３
Ｌ）をボルト（１４）で締結するための締結ボルトボス
部（１９Ｌｂ）にノックセンサ取付ボス部（１９Ｌｄ）
を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボス部
（１９Ｌｄ）と他方のバンク（１２Ｒ）の壁面とをリブ
（２２ｂ）で連結し、かつ他方のバンク（１２Ｒ）の頂
面にシリンダヘッド（１３Ｒ）をボルト（１４）で締結
するための締結ボルトボス部（１９Ｒａ，１９Ｒｂ）と
前記ノックセンサ取付ボス部（１９Ｌｄ）とを補助リブ
（２４ａ，２４ｂ）で連結したことを特徴とするＶ型エ
ンジンのノックセンサ取付構造。 - 【請求項３】 Ｖ型のシリンダブロック（１１）の一対
のバンク（１２Ｌ，１２Ｒ）間に設けたノックセンサ取
付ボス部（１９Ｌｄ）に単一のノックセンサ（２１）を
取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造におい
て、 一方のバンク（１２Ｌ）の頂面にシリンダヘッド（１３
Ｌ）をボルト（１４）で締結するための締結ボルトボス
部（１９Ｌｂ）にノックセンサ取付ボス部（１９Ｌｄ）
を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボス部
（１９Ｌｄ）と他方のバンク（１２Ｒ）の壁面とをリブ
（２２ｂ）で連結し、かつ他方のバンク（１２Ｒ）の頂
面にシリンダヘッド（１３Ｒ）をボルト（１４）で締結
するための締結ボルトボス部（１９Ｒａ，１９Ｒｂ）と
前記リブ（２２ｂ）とを補強リブ（２５ａ，２５ｂ）で
連結したことを特徴とするＶ型エンジンのノックセンサ
取付構造。 - 【請求項４】 Ｖ型のシリンダブロック（１１）の一対
のバンク（１２Ｌ，１２Ｒ）間に設けたノックセンサ取
付ボス部（１９Ｌｄ）に単一のノックセンサ（２１）を
取り付けるＶ型エンジンのノックセンサ取付構造におい
て、 一方のバンク（１２Ｌ）の頂面にシリンダヘッド（１３
Ｌ）をボルト（１４）で締結するための締結ボルトボス
部（１９Ｌｂ）にノックセンサ取付ボス部（１９Ｌｄ）
を一体に形成するとともに、ノックセンサ取付ボス部
（１９Ｌｄ）と他方のバンク（１２Ｒ）の壁面とをリブ
（２２ｂ）で連結し、かつ他方のバンク（１２Ｒ）の頂
面にシリンダヘッド（１３Ｒ）をボルト（１４）で締結
するための締結ボルトボス部（１９Ｒａ，１９Ｒｂ，１
９Ｒｃ）の少なくとも一つと一方のバンク（１２Ｌ）の
壁面とを、前記リブ（２２ｂ）と平行なリブ（２３ａ，
２３ｂ，２３ｃ）で連結したことを特徴とするＶ型エン
ジンのノックセンサ取付構造。
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|---|---|---|---|
| JP2002159456A JP4007858B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | Ｖ型エンジンのノックセンサ取付構造 |
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2002
- 2002-05-31 JP JP2002159456A patent/JP4007858B2/ja not_active Expired - Fee Related
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