JP2003343232A - 2サイクルエンジン及び船外機 - Google Patents
2サイクルエンジン及び船外機Info
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- JP2003343232A JP2003343232A JP2002155086A JP2002155086A JP2003343232A JP 2003343232 A JP2003343232 A JP 2003343232A JP 2002155086 A JP2002155086 A JP 2002155086A JP 2002155086 A JP2002155086 A JP 2002155086A JP 2003343232 A JP2003343232 A JP 2003343232A
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Abstract
が可能である。 【解決手段】クランク軸21が略上下に延在して配置さ
れ、このクランク軸21を内蔵するクランクケース20
のクランク室26へ新気を、リードバルブプレート99
により配置されるリードバルブ29を介して導入する吸
気通路30が上下方向に配置される2サイクルエンジン
において、リードバルブプレート99とクランクケース
20別々に、オイルのドレンを上部気筒から下部気筒に
集める集合ドレン通路80a,80b,81と、リード
バルブプレート99の集合ドレン通路81とクランクケ
ース20の集合ドレン通路80a,80bを集合してク
ランクケース20の下側内部へ送る供給ドレン通路82
とを有する。
Description
ジン及び船外機に関する。
ンが備えられており、この船外機はエンジンの動力でプ
ロペラを回転して推進力を得ている。このエンジンに
は、2サイクルエンジンを用いるものがあり、クランク
ケース内に潤滑オイルを飛散させて供給する。
載される2サイクルエンジンは、クランク軸が略上下に
延在して配置され、このクランク軸を内蔵するクランク
ケースのクランク室へ新気をリードバルブを介して導入
する吸気通路が上下方向に配置され、エンジンレイアウ
ト上、横置き故にクランクケース、リードバルブ周りな
どの水平部分にオイルが溜り易い。
始動時の白煙、吹き返しによるカウル内のオイル汚れな
どが発生するため、余分なオイルは抜き取ることが必要
である。さらに、余剰なオイルは、運転にも影響を与え
る。
ース100、リードバルブ101に形成したドレン通路
102により気筒別に貯めたオイルのドレンを、掃気ポ
ートまたはシリンダボディ103に戻し、燃焼させてい
た。このようにドレンを燃焼させることは、環境にも悪
く、また余分なオイル消費を増やすことにつながる等の
問題がある。
ので、オイル消費を低減し、また白煙を低減することが
可能な2サイクルエンジン及び船外機を提供することを
目的としている。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
上下に延在して配置され、このクランク軸を内蔵するク
ランクケースのクランク室へ新気を、リードバルブプレ
ートにより配置されるリードバルブを介して導入する吸
気通路が上下方向に配置される2サイクルエンジンにお
いて、前記リードバルブプレートと前記クランクケース
別々に、オイルのドレンを上部気筒から下部気筒に集め
る集合ドレン通路と、前記リードバルブプレートの集合
ドレン通路と前記クランクケースの集合ドレン通路を集
合して前記クランクケースの下側内部へ送る供給ドレン
通路とを有することを特徴とする2サイクルエンジンで
ある。
ドバルブプレートとクランクケース別々に、オイルのド
レンを上部気筒から下部気筒に集め、集合してクランク
ケースの下側内部へ送ることで、今まで燃やしていたオ
イルを潤滑に利用でき、オイル消費を低減し、また白煙
を低減することが可能である。
通路と前記供給ドレン通路とに、前記クランクケースの
内部からの逆流を防止するチェックバルブを配置したこ
とを特徴とする請求項1に記載の2サイクルエンジン。
ンクケースの内部からの逆流を防止することができる。
備え、この推進ユニットのエンジンの動力を動力伝達系
を介してプロペラを駆動して推進力を得る船外機におい
て、前記エンジンは、請求項1または請求項2に記載の
2サイクルエンジンであることを特徴とする船外機であ
る。
機に搭載された2サイクルエンジンの今まで燃やしてい
たオイルを潤滑に利用でき、オイル消費を低減し、また
白煙を低減することが可能である。
エンジンは、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料直接噴射
エンジンであることを特徴とする請求項3に記載の船外
機である。
直接噴射エンジンを搭載することで、クランクケースか
らオイルのみを供給しており、燃料とオイルを混合して
供給することがないため、正確な空燃比を得ることがで
き、しかもオイルを一度に集めることができる。
ジン及び船外機の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
図、図2は船外機におけるエンジンの平面断面図、図3
は図2のIII−III線に沿う断面図、図4は一方の
気筒のオイルのドレン流れを示す断面図、図5は他方の
気筒のオイルのドレン流れを示す断面図、図6は図5の
矢印方向から見た断面図、図7はオイルのドレン流れを
示す概略図である。
れる船舶で、矢印Frはこの船舶1の前方を示し、下記
する左右とは上記前方に向っての船舶1の幅方向をいう
ものとする。
脱自在に取り付けられている。この船外機4は、船体3
の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット
6と、このクランプブラケット6に枢支軸7を介し上下
回動自在に枢支されるスイベルブラケット8と、このス
イベルブラケット8に枢支軸9により左右回動自在に枢
支される推進ユニット10とを備えている。
ステアリングハンドル11が突設され、このステアリン
グハンドル11を手動操作すれば、枢支軸9の軸心9a
回りに推進ユニット10が回動して船舶1が操舵される
ようになっている。なお、スイベルブラケット8と推進
ユニット10とは枢支軸7回りに一体的に上下回動する
が、この回動は不図示の油圧シリンダによってなされ
る。
のケース12の上部に内燃機関であるエンジン13が取
り付けられ、このエンジン13をその上方から覆うカウ
リング14が設けられている。
心がほぼ垂直の動力伝達軸15が設けられ、この動力伝
達軸15はケース12に軸受により両端支持されてその
軸心回りに回転自在とされている。また、ケース12の
下端部には軸心が前後方向に延びるプロペラ軸16がそ
の軸心回りに回転自在に支承されている。このプロペラ
軸16の後端部はケース12の下端部の後端から外方に
突出し、プロペラ軸16の後端部にプロペラ17が取り
付けられている。
〜(F)を備えた2サイクル6気筒V型エンジンであ
り、このエンジン13はケース12に支持されるクラン
クケース20とシリンダボディ22を有し、このクラン
クケース20とシリンダボディ22には軸心がほぼ垂直
のクランク軸21が収容されると共に、その軸心回りに
回転自在に支承されている。
〜(F)のうち、第1、3、5気筒18(A)(C)
(E)はクランクケース20に後左方に向って突設さ
れ、第2、4、6気筒18(B)(D)(F)は同上ク
ランクケース20に後右方に向って突設され、それぞれ
クランク軸21の軸方向に並設されている。これら各気
筒18(A)〜(F)をそれぞれ構成するシリンダボデ
ィ22には各気筒18(A)〜(F)毎にシリンダ孔2
3が形成され、これら各シリンダ孔23にそれぞれピス
トン24が摺動自在に嵌入され、これら各ピストン24
はそれぞれコンロッド25によりクランク軸21に連動
連結されている。このコンロッド25の連結は、一端2
5aがピストン24のピストンピン90に連結され、他
端25bはクランク軸21のクランクピン91に連結さ
れている。
(A)〜(F)毎にクランク室26が形成され、これら
各クランク室26はそれぞれに対応するシリンダ孔23
に連通されて互いに独立した空間とされている。これら
各クランク室26はその外部をその内部にそれぞれ連通
させるようクランクケース20に形成される吸気ポート
27を有している。
ルブプレート99を介してそれぞれリード弁29が各吸
気ポート27に取り付けられ、さらに吸気管28と吸気
取入箱32とが連設され、これら吸気管28と吸気取入
箱32の各内部の空間が互いに連通されて、これが吸気
通路30とされ、この吸気通路30と吸気ポート27を
通し、エンジン13の外部が各クランク室26の内部に
連通させられている。
気をクランク室26の内部に向ってのみ流入可能とさせ
る。各吸気管28にはその内部の吸気通路30を手動操
作により開閉可能とするスロットル弁31がそれぞれ設
けられている。
ダ孔23の内周面とピストン24とシリンダヘッド92
とで囲まれた空間が燃焼室34であり、この燃焼室34
にシリンダヘッド92に取り付けられた点火プラグ35
の放電部が臨んでいる。また、シリンダヘッド92に取
り付けられた燃料噴射弁36の噴射部が燃焼室34に臨
んでおり、燃料を燃焼室34に噴射可能としている。
連通させる排気通路37がこのシリンダボディ22に形
成され、また、各クランク室26をそのクランク室26
に対応する燃焼室34に連通させる掃気通路38がシリ
ンダボディ22に形成されている。
上下に延在して配置され、このクランク軸21を内蔵す
るクランクケース20のクランク室26へ新気をリード
バルブ29を介して導入する吸気通路が上下方向に配置
され、各気筒18(A)〜(F)は、シリンダ内のピス
トン24が往復する2行程で1回の動作を完了する。
7に示すように、各吸気ポート27の下側にオイルのド
レン回収孔a〜fが形成され、これらのドレン回収孔a
〜eは集合ドレン通路80aにより連通し、ドレン回収
孔fは集合ドレン通路80bにより連通している。この
実施の形態では、クランクケース20に通路を形成する
配置上、あるいは強度上の問題等から集合ドレン通路8
0aと集合ドレン通路80bとを別に形成しているが、
別に形成しないでドレン回収孔a〜fを一緒に連通する
ように形成してもよい。
リード弁29の下側にオイルのドレン回収孔イ〜ヘが形
成され、これらのドレン回収孔イ〜ヘは集合ドレン通路
81により連通している。
ように、クランクケース20の内部からの逆流を防止す
るチェックバルブa1〜f1が配置されている。また、
ドレン回収孔イ〜ヘには、チェックバルブイ1〜ヘ1が
配置されている。
クランクケース20には、別々に、オイルのドレンを上
部気筒から下部気筒に集める集合ドレン通路80,81
が設けられ、リードバルブプレート99の集合ドレン通
路81とクランクケース20の集合ドレン通路80は供
給ドレン通路82に連結されている。
されてクランクケース20の下側内部に形成されたカウ
ンタウエイト室83に供給され、この供給されたオイル
は、カウンタウエイト室83から下部軸受85bを潤滑
する。供給ドレン通路82には、クランクケース20の
内部からの逆流を防止するチェックバルブ82a,82
bが配置されている。
と下部軸受85bを介して軸支され、下部軸受85bの
下側に形成されたオイル取出孔86aからオイル通路8
6を介して上部軸受85aの受側に形成されたオイル戻
し孔86bから上部軸受85aに戻されて潤滑する。
バルブプレート99別々に、集合ドレン通路80a,8
0bと集合ドレン通路81によって、オイルのドレンを
上部気筒から下部気筒に集め、戻しドレン通路82によ
って集合してクランクケース20の下側内部のカウンタ
ウエイト室83へ供給することで、今まで燃やしていた
オイルを潤滑に利用でき、オイル消費を低減し、また白
煙を低減することが可能である。
料直接噴射エンジンを搭載することで、クランクケース
20からオイルのみを供給しており、燃料とオイルを混
合して供給することがないため、正確な空燃比を得るこ
とができ、しかもオイルを一度に集めることができる。
発明では、リードバルブプレートとクランクケース別々
に、オイルのドレンを上部気筒から下部気筒に集め、集
合してクランクケースの下側内部へ送ることで、今まで
燃やしていたオイルを潤滑に利用でき、オイル消費を低
減し、また白煙を低減することが可能である。
スの内部からの逆流を防止することができる。
された2サイクルエンジンの今まで燃やしていたオイル
を潤滑に利用でき、オイル消費を低減し、また白煙を低
減することが可能である。
エンジンを搭載することで、クランクケースからオイル
のみを供給しており、燃料とオイルを混合して供給する
ことがないため、正確な空燃比を得ることができ、しか
もオイルを一度に集めることができる。
である。
である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】クランク軸が略上下に延在して配置され、
このクランク軸を内蔵するクランクケースのクランク室
へ新気を、リードバルブプレートにより配置されるリー
ドバルブを介して導入する吸気通路が上下方向に配置さ
れる2サイクルエンジンにおいて、 前記リードバルブプレートと前記クランクケース別々
に、オイルのドレンを上部気筒から下部気筒に集める集
合ドレン通路と、 前記リードバルブプレートの集合ドレン通路と前記クラ
ンクケースの集合ドレン通路を集合して前記クランクケ
ースの下側内部へ送る供給ドレン通路とを有することを
特徴とする2サイクルエンジン。 - 【請求項2】前記集合ドレン通路と前記供給ドレン通路
とに、前記クランクケースの内部からの逆流を防止する
チェックバルブを配置したことを特徴とする請求項1に
記載の2サイクルエンジン。 - 【請求項3】推進ユニットを備え、この推進ユニットの
エンジンの動力を動力伝達系を介してプロペラを駆動し
て推進力を得る船外機において、 前記エンジンは、請求項1または請求項2に記載の2サ
イクルエンジンであることを特徴とする船外機。 - 【請求項4】前記2サイクルエンジンは、燃焼室に燃料
を直接噴射する燃料直接噴射エンジンであることを特徴
とする請求項3に記載の船外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155086A JP4061970B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 2サイクルエンジン及び船外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155086A JP4061970B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 2サイクルエンジン及び船外機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343232A true JP2003343232A (ja) | 2003-12-03 |
JP4061970B2 JP4061970B2 (ja) | 2008-03-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002155086A Expired - Fee Related JP4061970B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 2サイクルエンジン及び船外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4061970B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6899066B2 (en) | 2002-12-30 | 2005-05-31 | S & S Cycle, Inc. | Valve assembly |
US7395790B2 (en) | 2004-11-18 | 2008-07-08 | S&S Cycle, Inc. | Reed valve breather for evolution engine |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002155086A patent/JP4061970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6899066B2 (en) | 2002-12-30 | 2005-05-31 | S & S Cycle, Inc. | Valve assembly |
US7395790B2 (en) | 2004-11-18 | 2008-07-08 | S&S Cycle, Inc. | Reed valve breather for evolution engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4061970B2 (ja) | 2008-03-19 |
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