JP2003342972A - 燃料タンクの水抜き装置 - Google Patents

燃料タンクの水抜き装置

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JP2003342972A
JP2003342972A JP2002155253A JP2002155253A JP2003342972A JP 2003342972 A JP2003342972 A JP 2003342972A JP 2002155253 A JP2002155253 A JP 2002155253A JP 2002155253 A JP2002155253 A JP 2002155253A JP 2003342972 A JP2003342972 A JP 2003342972A
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drainage
fuel tank
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JP2002155253A
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Hiroshi Nakagami
博司 中上
Soichiro Kinoshita
壮一郎 木下
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造の簡略化、組立ての容易性、小型化及びコ
スト低減が実現できる燃料タンクの水抜き装置を提供す
る。 【解決手段】水抜き装置(8) は、燃料タンク(2) に連通
する第1及び第2排水通路(9,10)を備えている。第1排
水通路(9) 内には軽油と水の比重の中間の比重をもつフ
ロート部材(13)が遊動可能に収納されている。各排水通
路(9,10)の接続部にはフロート部材(13)の着座面(12c)
が形成されている。第2排水通路(10)に連通する排水口
(7b)を開くと、燃料タンク(2) 内に溜まった水が、排水
口(7b)から排出され続ける。燃料タンク(2) 内の水がな
くなると、燃料タンク(2) 内の燃料が第1排水通路(9)
内に流れ込み、フロート部材(13)は燃料と水との界面で
浮遊しながら、第2排水通路(10)に向けて降下する。こ
の降下の途中でフロート部材(13)が着座面(12c) に着座
して、各排水通路(9,10)の連通孔を閉塞する。ドレンコ
ック(7a)を操作せずに自動的に水の排出が止まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料を貯留する燃料
タンク内に溜まった水や塵埃を外部へ排出する水抜き装
置に係わり、特に、小型化及びコスト低減が実現できる
簡単な構造を有する燃料タンクの水抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば建設・土木機械等の各
種の作業用車両は、道路工事や土地造成等の作業現場で
稼働させるにあたり、各種の整備作業の一環として、毎
日、車体フレームに搭載された燃料タンクのドレンコッ
クを開いて、水や塵埃の排出を行っている。一方、軽油
を燃料とする作業用車両の他にも、灯油を燃料とする家
庭用の給油機や暖房機などの燃料タンクの内部に溜まっ
た水や塵埃を水抜き装置を使って燃料タンクの外部に排
出する作業が行われている。
【0003】かかる水抜き装置の一例が、例えば特許第
3116795号公報に開示されている。同公報に開示
された水抜き装置は、家庭用の燃料タンクの底部に設け
られた水受け槽内に水の液面高さを検知するフロート部
材を設けている。同フロート部材は燃料の比重と水の比
重との間の比重をもつ材料から構成され、燃料と水とが
分離した界面にあって前記フロート部材は水面上に浮遊
するようにしている。このフロート部材には、前記水受
け槽に水が充分に溜ったことを検知する上部検知部と、
水を排出するときに所要量の水を前記水受け槽に残すた
めに液面を検知する下部検知部とが上下に突出されてい
る。
【0004】前記水受け槽内に水が満杯量になると、そ
れを前記上部検知部により検知し、その検知信号が制御
器へと送られる。同制御器では水の排出時期であると判
断し、前記水受け槽の底部に設けられたドレンコックを
自動的に作動させることにより、その排出通路から外部
へ水を排出する。また、水の排出により、前記水受け槽
内の水が減少して水面が低下すると、それを前記下部検
知部により検知し、その検知信号を制御器へ送る。同制
御器では水の排出停止の時期であると判断し、ドレンコ
ックを作動させることにより水の排出を自動的に停止す
る。
【0005】上記従来の水抜き装置は、燃料タンクの底
部に水抜き槽を設け、同水抜き槽内に燃料及び水を層状
に分離して滞留させるため、燃料タンク内の水は完全に
排出される。また、前記フロート部材の下部検知部によ
り、水抜き槽に所要量の水を残してドレンコックを閉止
させるため、燃料が排出通路の排出口から漏れ出すこと
がない。また、燃料タンク内の水を自動的に排出するた
め、燃料タンク内に水を滞留させることなく燃料タンク
の腐食を防止して耐久性を向上することができるとして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の特許第3116
795号公報に開示された水抜き装置では、上述したよ
うな作用効果を得るために、水受け槽内のフロート部材
は常に水面上に位置し、フロート部材の上下に設けられ
た一対の水面検知部により水の液面位置を検出する構成
になっている。しかしながら、水受け槽内にフロート部
材を浮遊させる水を常時滞留させておき、水受け槽内の
下端位置と上端位置との間にわたってフロート部材を遊
動させているため、水受け槽の設置空間に加えて上下一
対の水面検知部及びフロート部材の遊動空間が必要とな
る。しかも、前記水面検知部は燃料/水の界面上に浮遊
するフロート部材を挟んだ状態で水受け槽内を遊動し
て、その遊動位置を検出するだけで、水面検知部自体に
よって水受け槽の水排出口を直接開閉するものではな
い。このため、水受け槽の形状や寸法が設置箇所の大き
さによって制約を受けやすく、水受け槽の取付空間がと
りにくくなるという問題点等がある。
【0007】また、上記公報に開示された水抜き装置
は、上述のごとく水受け槽内のフロート部材の上下に水
面検知部が配され、各検知部を水受け槽の外部に配され
た制御器と配線を介して接続している。このため、検知
部によるフロート位置検出からドレンコックの開閉操作
までの時間がかかり、そのタイミングが遅れると燃料ま
でも外部に排出しかねない。更には、水受け槽の内外に
わたって配線されるため、液密性を長期間にわたって確
保する必要があり、その品質保持のための整備点検、保
守及び交換等の作業に手間がかかり、しかも維持管理費
等が増大するという諸々の課題が残っている。
【0008】ところで、一般に、建設・土木機械及び運
搬機械等の各種の作業用車両は、走行体上に装設された
車体フレーム上に作動ポンプ、エンジン及び燃料タンク
等の機器類を搭載しており、同燃料タンクの周辺部に
は、各種の電気機器や油圧機器等が密集して配される。
【0009】仮に、この種の作業用車両の燃料タンクに
上記公報に開示された水抜き装置をそのままの形態で適
用しようとすると、燃料タンクの周辺部に水抜き装置を
収容する十分な設置空間を確保することは困難であり、
従来の家庭用燃料タンクの水抜き装置のごとく燃料タン
クを所定の高さに設置することができず、水抜き装置の
搭載スペースに制約を生じるという問題等を有してい
る。
【0010】また、前述のごとく車体に密集して配され
た既存の電気機器や油圧機器等の他にも、水抜き装置専
用の電気又は油圧回路を形成する必要があり、車体内部
の構造が複雑化するだけでなく小型軽量化を図ることも
できない。しかも、水抜き装置は、その部品点数が多
く、その組立ても極めて複雑であって、製品コストの増
加につながる。
【0011】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、構造の簡略
化、組立ての容易性、小型化及びコスト低減が実現でき
る燃料タンクの水抜き装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本件請求項
1に係る発明は、燃料タンクの底部に形成された水抜き
孔とドレンコック部との間の排水通路内に配される燃料
タンクの水抜き装置であって、燃料タンクの底部に形成
された水抜き孔に連通する第1排水通路と、前記第1排
水通路に連通して配された第2排水通路と、第1排水通
路内に遊動可能に収納され、燃料と水の比重の中間の比
重をもつフロート部材とを備え、前記第1及び第2排水
通路の接続部に前記フロート部材の第1の着座面を有し
てなることを特徴とする燃料タンクの水抜き装置にあ
る。
【0013】本発明に係る燃料タンクの水抜き装置の基
本的な動作は、普段、燃料タンク内に溜まる水や塵埃を
燃料タンクの底部に形成された水抜き孔を介して第1及
び第2排水通路内に流入させることにより、同第1排水
通路内に遊動可能に収納されたフロート部材を前記第1
及び第2排水通路の接続部に形成された第1の着座面か
ら上方へ浮上させている。この状態で、前記第2排水通
路に連通するドレンコック部を開くことにより、燃料タ
ンク内に溜まった水と第1排水通路内の水とが順次外部
に排出する。
【0014】燃料タンクに水が残っている間、前記フロ
ート部材は第1排水通路の上端部の水中を浮遊して、第
1排水通路内及び燃料タンク内の水は一緒になって排出
口から排出され続ける。いま、燃料タンク内の水が無く
なると、燃料タンク内の燃料が第1排水通路内に流れ込
み、フロート部材は燃料と水との界面で浮遊しながら第
2排水通路に向けて降下する。この降下の途中で、フロ
ート部材は前記第1着座面に着座して、前記第1及び第
2排水通路の接続部の連通孔を閉塞する。この着座時に
は、フロート部材の上半部以上が燃料中に侵入し、残る
部分の周辺に僅かに水が残った状態となり、ドレンコッ
ク部を操作しないでも自動的に水の排出が止まる。
【0015】このフロート部材の材質として、燃料と水
の比重の中間の比重をもつ一般的なポリエチレン等の合
成樹脂材が効果的に使用される。また、仮に燃料よりも
高い比重をもつ材質を使う場合には、フロート部材の構
造を中実体とせずに、内部に空間を有する中空体とすれ
ば、見掛け上の比重を低下させることができ、更には肉
部の重量及び中空部の容積とその材料の比重とから任意
の見掛け上の比重を得ることができる。また、同フロー
ト部材の形態として、特に限定されるものではないが、
着座面に着座するときのフロート部材の部位が変化して
いても、着座面に確実に着座して第1排水通路と第2排
水通路との接続部が閉塞できるため、球体を使用するこ
とが好ましい。
【0016】上記従来の水抜き装置のように、水受け槽
内の下端位置と上端位置との間にわたってフロート部材
の水面検出部を移動させる場合には、水受け槽の設置空
間に加えて水受け槽の液面検出深さより長い水受け槽の
取付空間が必要であり、水抜き装置の設置空間が増大す
る。本発明にあっては、上記構成のごとく第1排水通路
の開閉を行う弁体としての機能をもつフロート部材だけ
を狭小な空間内に設置しているため、水抜き装置の設置
空間の省スペース化が達成できる。また、本発明によれ
ば、上記構成のごとくフロート部材の昇降動作による弁
作用により、水や塵埃を外部へ排出させる簡単な構造の
部品とすることができ、しかもそれらの部品点数も少な
くすることができ、組立ても容易であり、コストの削減
が達成される。
【0017】請求項2に係る発明は、前記水抜き孔と第
1排水通路との接続部に、第1排水通路に収納されたフ
ロート部材の第2の着座面を有していることを特徴とし
ている。上記ドレンコック部が閉鎖位置にあるとき、燃
料タンク内には水が徐々に溜まり、前記第1及び第2排
水通路内にも充満する。排水口から水を排出せずに燃料
の入れ替えを何回か行ったときには、燃料タンクの底部
に水が溜まり、フロート部材が収容されている第1及び
第2排水通路内には当然に水だけが溜まる。水だけが前
記第1及び第2排水通路内に溜まると、前記フロート部
材は、その浮力により前記水抜き孔と第1排水通路との
接続部に形成された第2の着座面に押し当てられること
により着座し、前記水抜き孔を自動的に閉鎖する。この
状態で、燃料タンク内の燃料が前記第1排水通路内に侵
入するのを防止する。
【0018】いま、前記ドレンコック部を開くと、燃料
タンク内に溜まった水が第1及び第2排水通路を介して
排水口へと流れる。このとき、第2の着座面に押し当て
られているフロート部材は、その流圧により下方へと押
され、燃料タンク内の水は第1及び第2排水通路を通し
て円滑に排水口へと流れ、外部へと排出される。燃料タ
ンク内の水が少なくなり、その水面が第1排水通路内に
到ると、前記フロート部材は燃料と水との界面で浮遊し
ながら、前記第1排水通路内の水液位置の低下に従い徐
々に降下し、前記フロート部材は前記第1及び第2排水
通路の接続部に形成された第1着座面に着座して第1排
水通路を自動的に閉鎖する。水の排出されないことを確
認したのち、ドレンコックを閉方向に操作する。
【0019】すなわち、上記構成によりフロート部材が
燃料を遮断して水を排出する弁体として作用するように
なり、前記第1排水通路内に溜まった水や塵埃だけを前
記第2排水通路及びドレンコック部を介して外部へ円滑
に排出することができ、水抜き機能を十分に発揮するこ
とができる。
【0020】請求項3に係る発明は、前記フロート部材
及び前記第1の着座面の接触部の一部に第1排水通路と
第2排水通路との間を連通する微小通路を有しているこ
とを特徴としている。上記ドレンコック部を開いて、第
1排水通路内及び燃料タンク内に溜まった水を第2排水
通路及びドレンコック部を介して外部へと排出し続ける
と、フロート部材は水の排出量に応じて沈降し、第1排
水通路内に水を僅かに残した状態で前記第1着座面に着
座する。
【0021】この状態で、前記第1着座面に着座したフ
ロート部材の周辺に僅かに残存する水、及び水面上に層
状に分離した燃料は、前記フロート部材及び第1着座面
の接触部の一部に形成された微小通路を介して第2排水
通路へ徐々に流れ込む。全ての水が排水口から流れ出た
のち、燃料の一部も前記微小通路を通って排水口から排
出される。この水から燃料の排出に切り替わったことを
確認して、上記ドレンコック部を閉じる。ドレンコック
部を閉じたのち、燃料は前記微小通路を介して燃料タン
ク内から前記ドレンコック部までの排水通路内に徐々に
溜まっていく。
【0022】このとき、もし前記微小通路が形成されて
いなければ、第1着座面よりも下流側の排水通路はドレ
ンコック部を閉めたときの状態を維持しており、この状
態で、燃料タンク内に燃料を繰り返し補給する間に、燃
料タンク内に再び水が溜まってくる。この水は比重差に
より燃料の下方へと沈降して、水と燃料との界面を形成
する。こうして第1及び第2排水通路の間の第1着座面
から上方に、徐々に水が溜まり始めると、フロート部材
は浮力により浮き上がる。この浮き上がった瞬間にフロ
ート部材周辺の水が第2排水通路へと流れ込むと同時
に、第2排水通路とドレンコック部までの排水通路内に
残された空気は上方へと移動する。水が第2排水通路内
に流れ込んでフロート部材に浮力が作用しなくなると、
フロート部材は降下して第1着座面に着座して、水及び
燃料の流れを停止させる。
【0023】このフロート部材の動きが繰り返されるう
ちに、第2排水通路及びドレンコックまでの排水通路内
が水で満たされ、続いて第1排水通路内にも燃料との界
面を形成しながら水が増えてゆく。
【0024】一方、本発明によれば、燃料も水も上記微
小通路を介して常にドレンコック部へと徐々に流れ込
み、燃料と水とが燃料/水の界面を挟んで入れ替わりな
がら層状に分離した状態となる。このとき、ドレンコッ
ク部までの排水通路内に残された空気は前記微小通路を
介して上方へと移動し、流れ込んだ燃料及び水と置換さ
れる。この状態で燃料タンク内の水が微小通路を介して
ドレンコック部へ流れ続け、水が第2排水通路と第1排
水通路との間の第1着座面を越えると、前記フロート部
材を第1排水通路内の燃料と水との界面まで浮遊させ
る。燃料タンク内の水が第1排水通路内に流れ込み続け
ると、燃料は燃料タンク内へ自動的に回収される。
【0025】このように、本発明の上記構成によれば、
常に前記微小通路を介して第1及び第2排水通路との間
が連通しているため、微小通路を形成しない場合と比較
すると、前記フロート部材は、水が前記第2排水通路か
らドレンコック部に溜まるまで、前記第1着座面に着座
した状態を維持できるようになり、前記フロート部材の
動きを抑えながら、前記第2排水通路及びドレンコック
部に水を一時的に溜めることができ、フロート部材の浮
揚と沈降の繰り返しによる異音の発生がなくなり、同時
に燃料タンク内の水抜きが安定化する。しかも、前記微
小通路を介して燃料タンク内から前記ドレンコック部ま
での排出通路が連通しているため、前記フロート部材が
前記第1着座面に着座した状態に維持されていても、ド
レンコック部内に介在された空気を燃料タンクの脱気部
から外部へ容易に脱気することができるようになり、水
抜きを円滑に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の代表的な第1実施形態である水抜き装置を備えた燃料
タンクを作業用車両に配置した一例を示す説明図、図2
は同燃料タンクの裏面を示す説明図、図3は同燃料タン
クの水抜き装置の要部を概略的に示す断面拡大図であ
る。なお、本実施形態では、例えばブルドーザ、クレー
ン、フォークリフト等の建設・土木機械及び運搬機械等
の各種の作業用車両における燃料タンクの水抜き装置を
例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば家庭用の給油機や暖房機等の燃料タン
クなどにも適用できる。
【0027】図1及び図2において、符号1は作業用車
両の車体フレームの一部を示している。車体フレーム1
の上部後側寄りには、軽油16を貯留する燃料タンク2
が取り付けられている。燃料タンク2は、車体フレーム
1の上部前側寄りに取り付けられたエンジン部3に3本
の配管4〜6を介して接続されている。図示例によれ
ば、配管4はスピル管を示し、配管5は給油管を示して
いる。配管6はドレン管を示している。燃料タンク2の
上部には空気を排出する図示せぬ脱気部が設けられてい
る。
【0028】燃料タンク2の底部には、下方に滑らかに
傾斜して膨出された凹陥状をなす水溜部2aが設けられ
ている。同水溜部2aの最下部には、図3に示すように
水抜き孔2a−1が穿設されている。同水抜き孔2a−
1とドレンコック部7との間は、本発明の特徴部である
水抜き装置8が配されている。図示例による水抜き装置
8は、前記燃料タンク2の水抜き孔2a−1に連通する
第1排水通路9と、同第1排水通路9に連通する第2排
水通路10とを有している。この第2排水通路10は前
記ドレンコック部7のドレンコック7aを介して排水口
7bに連通している。
【0029】前記水抜き装置8は、燃料タンク2の水抜
き孔2a−1に取り付けられた円筒状をなす継手部11
と、同継手部11に脱着可能に接続された筒状本体12
とにより構成されている。継手部11の内部は、図3に
示すように水抜き孔2a−1とは略同一の内径寸法をも
つ第1接続口11aと、同第1接続口11aから下方に
向けて漸次拡径された第2接続口11bとを有してい
る。同第2接続口11bの一部には内ネジ部が形成され
ている。
【0030】前記筒状本体12の上端部には、前記継手
部11の第2接続口11bの内周形状と合致するテーパ
面をもつ筒状の第1接続部12aが突出されている。同
第1接続部12aは、前記継手部11の第2接続口11
bの内ネジ部に螺合する外ネジ部が形成されており、前
記継手部11に気密に内嵌固定されている。前記筒状本
体12の下端部には、縦に長い筒形状をなす第2接続部
12bが延在されている。同第2接続部12bの内部に
は第2排水通路10が設けられている。同第2接続部1
2bは前記ドレンコック部7の配管に気密に内嵌固定さ
れている。
【0031】かかる構成に基づき、前記筒状本体12を
前記燃料タンク2の底部から取り外すことにより、前記
ドレンコック部7を同時に一体的に取り外すことができ
るようになり、前記水抜き装置8の脱着作業を容易に効
率よく実施することが可能である。従って、前記水抜き
装置8の洗浄や交換等を効率よく実施することが可能と
なる。
【0032】前記筒状本体12の内部には、燃料タンク
2の水抜き孔2a−1に連通する第1及び第2排水通路
9,10が同一直線上に形成されている。第2排水通路
10は内径5mmで第1排水通路9よりも小径に設定さ
れている。この筒状本体12の第1排水通路9には、同
通路9の内径よりも小径の寸法である外径10mmに設
定されたフロート部材13が遊動可能に収納されてい
る。前記第1及び第2排水通路9,10の接続部にはフ
ロート部材13の第1の着座面12cを有している。同
着座面12cはドレン方向に向けて漸次狭小に傾斜して
いる。前記水抜き孔2a−1と第1排水通路9との接続
部であって前記継手部11の第1及び第2接続口11
a,11bの間は、フロート部材13の第2の着座面1
2dとされている。同着座面12dは、フロート部材1
3の外周面の一部に合致する半円弧面形状をなしてい
る。
【0033】本実施形態にあっては、前記フロート部材
13は中実球体からなるポリエチレン樹脂材からなる。
フロート部材13は軽油15と水16の比重の中間の比
重をもち、軽油15と水16の界面に浮遊するように構
成されている。フロート部材13の形態として特に限定
されるものではないが、球体を使用することが好まし
い。各着座面12c,12dに着座するときのフロート
部材13の部位が変化していても、各着座面12c,1
2dに確実に着座することができ、前記第1及び第2排
水通路9,10の接続部が安定して閉塞できる。
【0034】前記フロート部材13の材質としては、燃
料と水の比重の中間の比重をもつ一般的なポリエチレン
樹脂材に限らない。本発明にあっては、燃料よりも高い
比重をもつ材質を使うことができる。この場合には、フ
ロート部材13の構造を中実体とせずに、内部に空間を
有する中空体とすることにより見掛け上の比重を低下さ
せることができる。勿論、肉部の重量及び中空部の容積
と、その材料の比重とから任意の見掛け上の比重を得る
ことができる。
【0035】前記フロート部材13は、水16の液面位
置の変化に応じて各着座面12c,12dに押し当てる
ことにより着座し、軽油15を遮断するようにしてい
る。前記フロート部材13は第1排水通路9の開閉を行
う弁体としての機能をもっている。軽油15と水16の
比重は異なり、軽油15が水16の水面上に層状に分離
するため、前記フロート部材13は軽油15と水16と
の界面に浮遊する。このため、第1及び第2排水通路
9,10内からドレンコック部7へ流れ込もうとする水
16の流れを許容するが、軽油15の流れを阻止するこ
とができる。かかる構成に基づき第1排水通路9内に溜
まった水16や塵埃だけを第2排水通路10及びドレン
コック部7を介して外部へ排出することができ、水抜き
機能を十分に発揮することができる。
【0036】本発明にあっては、前記水抜き装置8の大
きさ、形態や材質等は特に限定されるものではなく任意
に設定することができる。前記水抜き装置8内を外部か
ら視認できる視認部を水抜き装置8の一部に形成した
り、水抜き装置8を透明な材質により構成することがで
きる。勿論、ドレンコック部7の少なくとも一部を透明
な材質により構成することもできる。かかる構成によ
り、軽油15と水16との分離状態、水16の残存量、
フロート部材13の浮遊位置などを離れた場所から容易
に確認することができるようになり、水抜きの時期やド
レンコック7aの閉止タイミング等を的確に把握するこ
とができると共に、水抜き作業を効率よく行うことがで
きる。また、フロート部材13に軽油15や水16とは
異なる色、模様等を施すことによりフロート部材13が
どの位置にあるのかを容易に確認することができる。
【0037】次に、図3及び図4を参照して本実施形態
に係る燃料タンク2の水抜き装置8の動作を説明する。
図3は燃料タンク2内及び第1排水通路9内の水16を
外部へ排出したときのフロート部材13の状態を示して
おり、図4は燃料タンク2内に水16が溜まったときの
フロート部材13の状態を示している。
【0038】前記ドレンコック部7が閉鎖位置にあると
き、燃料タンク2内に溜まる水16や塵埃を燃料タンク
2の底部に形成された水抜き孔2a−1を介して第1及
び第2排水通路9,10内に流入させることにより、前
記フロート部材13を前記第1着座面12cから上方へ
浮上させる。この状態で、前記第2排水通路10に連通
するドレンコック部7を開くと、燃料タンク2内に溜ま
った水16と第1排水通路9内の水16とが前記第2排
水通路10及びドレンコック部7を介して外部へ排出さ
れる。
【0039】燃料タンク2内に水16が残っている間、
前記フロート部材13は第1排水通路9の上端部の水中
を浮遊して、第1排水通路9内及び燃料タンク2内の水
は一緒に排水口7bから排出され続ける。燃料タンク2
内の水16がなくなると、燃料タンク2内の軽油15が
第1排水通路9内に流れ込み、フロート部材13は軽油
15と水16との界面で浮遊しながら、前記第1排水通
路9内の水16の液面位置に従い第2排水通路10に向
けて徐々に降下する。この降下の途中で、フロート部材
13は、図3に示すように前記第1着座面12cに着座
して前記第1及び第2排水通路9,10の接続部を閉塞
する。この着座時にはフロート部材13の上半部以上が
軽油中に侵入し、残る部分の周辺に僅かに水が残った状
態となり、ドレンコック部7を操作せずに自動的に水1
6の排出が止まる。
【0040】また、ドレンコック部7の排水口7bから
水を排出せずに、燃料タンク2内に軽油15の入れ替え
を行うたびに、燃料タンク2の水溜部2aに水が溜ま
り、軽油15と水16とが層状に分離する。水16だけ
が前記第1排水通路9内に溜まると、前記フロート部材
13は図4に示すように、その浮力により前記第2着座
面12dに押し当てられることにより着座し、前記水抜
き孔2a−1を自動的に閉鎖する。この状態では、燃料
タンク2内の軽油は前記第1排水通路9内に侵入しな
い。
【0041】いま、前記ドレンコック部7のドレンコッ
ク7aを開くと、燃料タンク2内に溜まった水が第1及
び第2排水通路9,10を介して排水口7bへと流れ
る。このとき、前記第2着座面12dに押し当てられて
いるフロート部材13は、その流圧により下方へと押さ
れ、燃料タンク2内の水16は第1及び第2排水通路
9,10を通して排水口7bへ流れ、外部へ排出され
る。
【0042】燃料タンク2内の水が少なくなり、その水
面が第1排水通路9内に達すると、フロート部材13は
燃料15と水16との界面で浮遊しながら、第1排水通
路9内の水液位置の低下に従い徐々に降下する。フロー
ト部材13は前記第1着座面12cに着座して第1排水
通路9を自動的に閉鎖する。水16が排出されないこと
を確認したのち、ドレンコック7aを閉じる。
【0043】上記構成により、前記フロート部材13は
軽油15を遮断して水16を排出する弁体として作用す
ることができるようになり、第1排水通路9内に溜まっ
た水16や塵埃だけを第2排水通路10及びドレンコッ
ク部7を介して外部へ円滑に排出することができ、水抜
き機能を十分に発揮することができる。
【0044】次に、本発明の水抜き装置8における他の
実施形態を説明する。図5は水抜き装置8の第1排水通
路9の要部を概略的に示している。なお、同図において
上記実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符
号を付している。
【0045】同図において、前記第1着座面12cとフ
ロート部材13との接触部の一部は微小通路14を有し
ている。図示例によれば、前記微小通路14は前記第1
着座面12cの一部と第2排水通路10の一部とにわた
り形成されている。この微小通路14は前記着座面12
cよりも急勾配をもってドレン方向に向けて傾斜する凹
溝形状をなしている。同微小通路14は、前記フロート
部材13が第1着座面12cに着座したとき、第1排水
通路9内及び燃料タンク2内に溜まった水16を前記第
2排水通路10へ徐々に流出すべく第1及び第2排水通
路9,10の接続部間を連通している。この実施形態で
は、前記第1着座面12c及び第2排水通路10の一部
に微小通路14が形成されているが、本発明はこれに限
定されるものではなく微小通路14の個数、設置位置、
形態や大きさは任意に設定することができる。
【0046】いま、前記ドレンコック7aを開いて第1
排水通路9内及び燃料タンク2内に溜まった水16を排
水口7bを介して外部へ排出し続けると、フロート部材
13は、水の排出量に応じて沈降し、第1排水通路9内
に水16を僅かに残した状態で前記第1着座面に着座す
る。この状態で、前記第1着座面12cに着座したフロ
ート部材13の周辺に僅かに残存する水16、及び水1
6の水面上に層状に分離した軽油15は、前記微小通路
14を介して第2排水通路10へ徐々に流れ込む。全て
の水16が排水口7bから流れ出たのち、軽油15の一
部が排水口7bから排出される。この水16から軽油1
5の排出に切り替わったことを確認することによりドレ
ンコック7aを閉方向に操作する。
【0047】ドレンコック7aを閉じたのち、軽油15
は前記微小通路14を介して燃料タンク2内からドレン
コック7aまでの排水通路内に徐々に溜まる。このと
き、上記第1実施形態のように前記微小通路14が形成
されていなければ、第1着座面12cよりも下流側の排
水通路はドレンコック7aを閉めたときの状態を維持し
ている。この状態で、燃料タンク2内に軽油16を繰り
返し補給する間に、燃料タンク2内に再び水16が溜ま
ってくる。この水16は比重差により軽油16の下方へ
と沈降し、軽油15と水16との界面を形成する。こう
して、前記第1着座面12cから上方へ徐々に水16が
溜まり始めると、フロート部材13は浮力により浮き上
がる。
【0048】この浮き上がった瞬間にフロート部材周辺
の水16が第2排水通路10へと流れ込む。それと同時
に、第2排水通路10とドレンコック7aまでの排水通
路内に残された空気は上方へと移動する。水16が第2
排水通路10内に流れ込んでフロート部材13に浮力が
作用しなくなると、フロート部材13は降下して前記第
1着座面12cに着座して、水16及び軽油15の流れ
を停止させる。このフロート部材13の動きが繰り返さ
れるうちに、第2排水通路10及びドレンコック7aま
での排水通路内が水で充満し、続いて第1排水通路9内
にも軽油16との界面を形成しながら水16が増えてゆ
く。
【0049】この第2実施形態によれば、軽油15の入
れ替えを行うと、軽油15と水16とが燃料/水の界面
を挟んで入れ替わりながら層状に分離した状態となる。
このとき、ドレンコック7aまでの排水通路内に残され
た空気は前記微小通路14を介して上方へと移動し、流
れ込んだ軽油15及び水16が置換される。この状態
で、燃料タンク2内の水16が前記微小通路14を介し
てドレンコック部7へ流れ続け、水16が前記第1着座
面12cを越えると、フロート部材13を第1排水通路
9内の軽油15と水16との界面まで浮遊させる。燃料
タンク2内の水16が第1排水通路9内に流れ込み続け
ると、軽油15は燃料タンク2内へ自動的に回収され
る。
【0050】このように、第2実施形態によれば、第1
及び第2排水通路9,10の間は、常に微小通路14を
介して連通している。このため、上記第1実施形態の水
抜き装置8と比べると、前記フロート部材13は、水1
6が第2排水通路10からドレンコック7aに溜まるま
で前記第1着座面12cに着座した状態を維持できるよ
うになり、フロート部材13の動きを抑えながら、第2
排水通路10及びドレンコック7aに水を一時的に溜め
ることができ、フロート部材13の浮揚と沈降の繰り返
しによる異音の発生がなくなり、同時に燃料タンク2内
の水抜きが安定化する。しかも、前記微小通路14を介
して燃料タンク2、第1及び第2排水通路9,10、前
記ドレンコック部の排水通路が連通しているため、フロ
ート部材13が前記第1着座面12cに着座した状態に
維持されていても、ドレンコック部7内に介在された空
気を燃料タンク2の図示せぬ脱気部から外部へ容易に脱
気することができるようになり、水抜きを円滑に行うこ
とができる。
【0051】また、前記フロート部材13が前記第1着
座面12cに着座しても、軽油15がドレンコック部7
へ流出されるが、上述したごとくドレンコック部7の排
水通路を外部から視認できる透明な材質により構成する
ことにより軽油15がどの位置にあるかを容易に確認す
ることができるため、ドレンコック7aの閉操作タイミ
ングを的確に把握することができ、大量の軽油15がド
レンコック7aから外部へ排出することを防止すること
ができる。
【0052】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態に係る燃料タンク2の水抜き装置8は、フロート部
材13の弁作用により水16や塵埃を外部へ排出させる
簡単な構造の部品とすることができ、それらの部品点数
を少なくすることができる。しかも、水抜き装置8の組
立ても容易であり、コストが大幅に削減できる。また、
弁体としての機能をもつフロート部材13を第1排水通
路9の狭小な空間内に設置することが可能となり、水抜
き装置8の設置空間の省スペース化が達成できる。な
お、本発明は上記各実施形態に限定されるものではな
く、それらの実施形態から当業者が容易に変更可能な技
術的な範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な第1実施形態である水抜き装
置を備えた燃料タンクを作業用車両に配置した一例を示
す説明図である。
【図2】同燃料タンクの裏面を示す説明図である。
【図3】同燃料タンクの水抜き装置の要部を概略的に示
す断面拡大図である。
【図4】同水抜き装置のフロート部材の挙動を説明する
説明図である。
【図5】同水抜き装置の他の実施形態の要部を概略的に
示す断面拡大図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 燃料タンク 2a 水溜部 2a−1 水抜き孔 3 エンジン部 4〜6 配管 7 ドレンコック部 7a ドレンコック 7b 排水口 8 水抜き装置 9 第1排水通路 10 第2排水通路 11 継手部 11a 第1接続口 11b 第2接続口 12 筒状本体 12a 第1接続部 12b 第2接続部 12c 第1着座面 12d 第2着座面 13 フロート部材 14 微小通路 15 軽油 16 水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク(2) の底部に形成された水抜
    き孔(2a-1)とドレンコック部(7) との間の排水通路(9,1
    0)内に配される燃料タンク(2) の水抜き装置(8) であっ
    て、 燃料タンク(2) の底部に形成された水抜き孔(2a-1)に連
    通する第1排水通路(9) と、 前記第1排水通路(9) に連通して配された第2排水通路
    (10)と、 第1排水通路(9) 内に遊動可能に収納され、燃料と水の
    比重の中間の比重をもつフロート部材(13)と、を備え、 前記第1及び第2排水通路(9,10)の接続部に前記フロー
    ト部材(13)の第1の着座面(12c) を有してなる、ことを
    特徴とする燃料タンクの水抜き装置。
  2. 【請求項2】 前記水抜き孔(2a-1)と第1排水通路(9)
    との接続部に、第1排水通路(9) に収納されたフロート
    部材(13)の第2の着座面(12d) を有してなることを特徴
    とする請求項1記載の水抜き装置。
  3. 【請求項3】 前記フロート部材(13)及び前記第1の着
    座面(12c) の接触部の一部に第1排水通路(9) と第2排
    水通路(10)との間を連通する微小通路(14)を有してなる
    ことを特徴とする請求項2記載の水抜き装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102953879A (zh) * 2012-11-13 2013-03-06 广西柳工机械股份有限公司 带有放水装置的柴油箱
CN108825860A (zh) * 2018-08-23 2018-11-16 苏州沧海真空机械有限公司 一种真空泵油箱用积水自动释放装置
CN110409534A (zh) * 2019-06-27 2019-11-05 三一重机有限公司 一种具有排水装置的油箱

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