JP2003342374A - リン酸系ポリマー - Google Patents
リン酸系ポリマーInfo
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- JP2003342374A JP2003342374A JP2002157164A JP2002157164A JP2003342374A JP 2003342374 A JP2003342374 A JP 2003342374A JP 2002157164 A JP2002157164 A JP 2002157164A JP 2002157164 A JP2002157164 A JP 2002157164A JP 2003342374 A JP2003342374 A JP 2003342374A
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 効果的に歯表面への細菌の吸着を阻害するこ
とのできるポリマー、及びそれを含有する口腔用組成物
の提供。 【解決手段】 (ポリ)アルキレングリコールと(ポ
リ)リン酸又はその塩が、エステル結合により、交互に
連結した、特に口腔用である、リン酸系ポリマー、並び
にこのリン酸系ポリマーと、水及び/又は炭素数1〜5
の低級アルコールを含有する口腔用組成物。
とのできるポリマー、及びそれを含有する口腔用組成物
の提供。 【解決手段】 (ポリ)アルキレングリコールと(ポ
リ)リン酸又はその塩が、エステル結合により、交互に
連結した、特に口腔用である、リン酸系ポリマー、並び
にこのリン酸系ポリマーと、水及び/又は炭素数1〜5
の低級アルコールを含有する口腔用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーラルケア剤に
有用な、歯表面への細菌付着を阻害する口腔用として有
用な新規ポリマー及びそれを含有する口腔用組成物に関
する。
有用な、歯表面への細菌付着を阻害する口腔用として有
用な新規ポリマー及びそれを含有する口腔用組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】歯垢が
歯周病や虫歯の原因であることは公知の事実であり、更
に、歯垢を放置しておくと、除去が困難な歯石(結晶性
カルシウム)に変化する。歯垢の形成は、唾液中の蛋白
質が歯表面に吸着し、ペリクルと呼ばれる皮膜が形成さ
れ、このペリクルに細菌が吸着することで始まる。その
ため、従来から細菌や、微生物の吸着を阻害する剤が提
案されている。
歯周病や虫歯の原因であることは公知の事実であり、更
に、歯垢を放置しておくと、除去が困難な歯石(結晶性
カルシウム)に変化する。歯垢の形成は、唾液中の蛋白
質が歯表面に吸着し、ペリクルと呼ばれる皮膜が形成さ
れ、このペリクルに細菌が吸着することで始まる。その
ため、従来から細菌や、微生物の吸着を阻害する剤が提
案されている。
【0003】例えば、特開平9−175965号公報に
は、塩化ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー
及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムと少なくとも1
種のエチレン性不飽和炭化水素結合を有する重合可能な
モノマーとのコポリマーから選ばれるポリマーとベタイ
ン型界面活性剤とからなる組成物が、歯表面への微生物
の付着抑制に効果があることが開示されているが、この
組成物は、細菌吸着抑制効果が十分でない。
は、塩化ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー
及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムと少なくとも1
種のエチレン性不飽和炭化水素結合を有する重合可能な
モノマーとのコポリマーから選ばれるポリマーとベタイ
ン型界面活性剤とからなる組成物が、歯表面への微生物
の付着抑制に効果があることが開示されているが、この
組成物は、細菌吸着抑制効果が十分でない。
【0004】また特開昭57−135817号公報に
は、ビニルホスホン酸から誘導される単位の分子配置を
持つ単位とビニルホスホニルフルオリドから誘導される
単位とから構成される水溶性コポリマーにより、だ液処
理被膜ヒドロキシアパタイトビーズヘ細菌が吸着するの
を阻止出来ることが開示されているが、その効果はまだ
十分ではない。
は、ビニルホスホン酸から誘導される単位の分子配置を
持つ単位とビニルホスホニルフルオリドから誘導される
単位とから構成される水溶性コポリマーにより、だ液処
理被膜ヒドロキシアパタイトビーズヘ細菌が吸着するの
を阻止出来ることが開示されているが、その効果はまだ
十分ではない。
【0005】本発明の課題は、更に効果的に歯表面への
細菌の吸着を阻害することのできるポリマー、及びそれ
を含有する口腔用組成物を提供することである。
細菌の吸着を阻害することのできるポリマー、及びそれ
を含有する口腔用組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(ポリ)アル
キレングリコールと(ポリ)リン酸又はその塩が、エス
テル結合により、交互に連結した、特に口腔用である、
リン酸系ポリマー、並びにこのリン酸系ポリマーと、水
及び/又は炭素数1〜5の低級アルコールを含有する口
腔用組成物に係わる。
キレングリコールと(ポリ)リン酸又はその塩が、エス
テル結合により、交互に連結した、特に口腔用である、
リン酸系ポリマー、並びにこのリン酸系ポリマーと、水
及び/又は炭素数1〜5の低級アルコールを含有する口
腔用組成物に係わる。
【0007】
【発明の実施の形態】[リン酸系ポリマー]本発明のリ
ン酸系ポリマーは、(ポリ)アルキレングリコールと
(ポリ)リン酸又はその塩が、エステル結合により、交
互に連結したものである。
ン酸系ポリマーは、(ポリ)アルキレングリコールと
(ポリ)リン酸又はその塩が、エステル結合により、交
互に連結したものである。
【0008】ここで(ポリ)アルキレングリコールと
は、アルキレングリコール、ポリアルキレングリコール
又はそれらの混合物を意味する。(ポリ)アルキレング
リコール中、アルキレン基としては、炭素数1〜5のア
ルキレン基が好ましく、(ポリ)エチレングリコール、
(ポリ)プロピレングリコール、又はポリ(エチレング
リコール/プロピレングリコール)が更に好ましい。ポ
リ(エチレングリコール/プロピレングリコール)中、
エチレングリコールとプロピレングリコールは、ブロッ
ク、ランダム何れのコポリマーでもよい。(ポリ)アル
キレングリコールの平均重合度は、1〜200が好まし
く、20〜200が更に好ましく、20〜140が特に
好ましい。
は、アルキレングリコール、ポリアルキレングリコール
又はそれらの混合物を意味する。(ポリ)アルキレング
リコール中、アルキレン基としては、炭素数1〜5のア
ルキレン基が好ましく、(ポリ)エチレングリコール、
(ポリ)プロピレングリコール、又はポリ(エチレング
リコール/プロピレングリコール)が更に好ましい。ポ
リ(エチレングリコール/プロピレングリコール)中、
エチレングリコールとプロピレングリコールは、ブロッ
ク、ランダム何れのコポリマーでもよい。(ポリ)アル
キレングリコールの平均重合度は、1〜200が好まし
く、20〜200が更に好ましく、20〜140が特に
好ましい。
【0009】また本発明において、(ポリ)リン酸と
は、リン酸、ポリリン酸、好ましくはジリン酸又はそれ
らの混合物を意味し、リン酸であることが好ましい。塩
の対イオンとしては、金属、アンモニウム、総炭素数1
〜22のアルキルもしくはアルケニルアンモニウム、炭
素数1〜22のアルキルもしくはアルケニル置換ピリジ
ニウム、総炭素数1〜22のアルカノールアンモニウ
ム、又は塩基性アミノ酸が挙げられ、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属塩が好ましい。
は、リン酸、ポリリン酸、好ましくはジリン酸又はそれ
らの混合物を意味し、リン酸であることが好ましい。塩
の対イオンとしては、金属、アンモニウム、総炭素数1
〜22のアルキルもしくはアルケニルアンモニウム、炭
素数1〜22のアルキルもしくはアルケニル置換ピリジ
ニウム、総炭素数1〜22のアルカノールアンモニウ
ム、又は塩基性アミノ酸が挙げられ、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属塩が好ましい。
【0010】本発明のリン酸系ポリマーとしては、下記
一般式(I)で表わされる構造を有するリン酸系ポリマ
ーが好ましい。
一般式(I)で表わされる構造を有するリン酸系ポリマ
ーが好ましい。
【0011】
【化2】
【0012】[式中、R1及びR2は同一又は異なって、
水素原子又は炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基を示し、n×m個のR1、n×m個のR2は同一で
も異なっていても良い。nは1〜200の数を示す。m
は1〜200の数を示す。Mは水素原子、金属、アンモ
ニウム、総炭素数1〜22のアルキルもしくはアルケニ
ルアンモニウム、炭素数1〜22のアルキルもしくはア
ルケニル置換ピリジニウム、総炭素数1〜22のアルカ
ノールアンモニウム、又は塩基性アミノ酸を示し、m+
3個のMは同一でも異なっていても良い。] 一般式(I)において、R1及びR2は同一又は異なって、
水素原子又はメチル基が好ましい。nは20〜200が
好ましく、20〜140が更に好ましい。mは3〜10
0が好ましく、3〜50が更に好ましい。Mは水素原
子、又はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属が好ま
しい。
水素原子又は炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基を示し、n×m個のR1、n×m個のR2は同一で
も異なっていても良い。nは1〜200の数を示す。m
は1〜200の数を示す。Mは水素原子、金属、アンモ
ニウム、総炭素数1〜22のアルキルもしくはアルケニ
ルアンモニウム、炭素数1〜22のアルキルもしくはア
ルケニル置換ピリジニウム、総炭素数1〜22のアルカ
ノールアンモニウム、又は塩基性アミノ酸を示し、m+
3個のMは同一でも異なっていても良い。] 一般式(I)において、R1及びR2は同一又は異なって、
水素原子又はメチル基が好ましい。nは20〜200が
好ましく、20〜140が更に好ましい。mは3〜10
0が好ましく、3〜50が更に好ましい。Mは水素原
子、又はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属が好ま
しい。
【0013】本発明のリン酸系ポリマーの分子量は、後
述する測定法により、重量平均分子量で1,000から
100,000が好ましく、5,000から20,00
0が更に好ましい。
述する測定法により、重量平均分子量で1,000から
100,000が好ましく、5,000から20,00
0が更に好ましい。
【0014】この範囲内では、細菌吸着の阻害効果が高
く、水溶液中の粘度が適度で扱いやすい。また、本発明
のリン酸系ポリマーは、口腔用であることが好ましい。
く、水溶液中の粘度が適度で扱いやすい。また、本発明
のリン酸系ポリマーは、口腔用であることが好ましい。
【0015】尚、本明細書において、分子量は以下の方
法で測定した値である。
法で測定した値である。
【0016】<分子量測定法>ゲルパーミュエーション
クロマトグラフィー(GPC)を用い、以下の条件で重
量平均分子量を求めた。 ・条件 カラム:G4000PWXL+G2500PWXL(ト
ーソー社製) 溶離液:0.2Mリン酸水溶液/アセトニトリル=9/
1 検出:RI 流量:1mL/min カラム温度:40℃ 換算分子量:ポリエチレングリコール。
クロマトグラフィー(GPC)を用い、以下の条件で重
量平均分子量を求めた。 ・条件 カラム:G4000PWXL+G2500PWXL(ト
ーソー社製) 溶離液:0.2Mリン酸水溶液/アセトニトリル=9/
1 検出:RI 流量:1mL/min カラム温度:40℃ 換算分子量:ポリエチレングリコール。
【0017】[ポリマーの合成法]本発明のリン酸系ポ
リマーの合成法は特に限定されず、公知の方法を選択で
きる。なかでも、両末端水酸基のポリアルキレングリコ
ールと、所定のリン酸化剤を反応させて合成する方法が
好ましい。
リマーの合成法は特に限定されず、公知の方法を選択で
きる。なかでも、両末端水酸基のポリアルキレングリコ
ールと、所定のリン酸化剤を反応させて合成する方法が
好ましい。
【0018】リン酸化剤としては、リン酸、ポリリン
酸、五酸化リン、オキシ塩化リン等が用いられるが、オ
キシ塩化リンを用いるのが好ましい。使用する溶媒は、
ポリアルキレングリコールとリン酸化剤が溶解し、不活
性なものであれば限定されないが、テトラヒドロフラ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、ジエチルエーテル、
ジメトキシエタンが好ましい。あるいは無溶媒で反応を
行っても良い。
酸、五酸化リン、オキシ塩化リン等が用いられるが、オ
キシ塩化リンを用いるのが好ましい。使用する溶媒は、
ポリアルキレングリコールとリン酸化剤が溶解し、不活
性なものであれば限定されないが、テトラヒドロフラ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、ジエチルエーテル、
ジメトキシエタンが好ましい。あるいは無溶媒で反応を
行っても良い。
【0019】リン酸化剤の使用量は、ポリアルキレング
リコールの水酸基に対して、1.0〜1.2当量が好ま
しい。
リコールの水酸基に対して、1.0〜1.2当量が好ま
しい。
【0020】生成する塩酸ガスをトラップする剤とし
て、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ピリジン、ピコリン等の有機三級アミンや、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、
あるいは過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン
酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、グルタミン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、ジ
クロロ酢酸ナトリウム等の金属塩を用いるのが好まし
い。トラップ剤の使用量は、使用するリン酸化剤に対し
て、1.0〜1.1当量が好ましい。リン酸化する際の
温度は、好ましくは−30℃〜5℃の間が、反応性と副
反応の抑制の面で好ましく、−5℃〜5℃が更に好まし
い。この反応温度では、副反応が起こりにくく、リン酸
のトリエステルは生成しにくい。
て、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ピリジン、ピコリン等の有機三級アミンや、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、
あるいは過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン
酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、グルタミン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、ジ
クロロ酢酸ナトリウム等の金属塩を用いるのが好まし
い。トラップ剤の使用量は、使用するリン酸化剤に対し
て、1.0〜1.1当量が好ましい。リン酸化する際の
温度は、好ましくは−30℃〜5℃の間が、反応性と副
反応の抑制の面で好ましく、−5℃〜5℃が更に好まし
い。この反応温度では、副反応が起こりにくく、リン酸
のトリエステルは生成しにくい。
【0021】[口腔用組成物]本発明の口腔用組成物
は、本発明のリン酸系ポリマーと、水及び/又は炭素数
1〜5の低級アルコールを含有するものである。ここ
で、低級アルコールとは、炭素数1〜5の直鎖又は分岐
鎖の飽和アルコールが好ましく、なかでもエタノール、
イソプロピルアルコールが更に好ましく、エタノールが
特に好ましい。水及び低級アルコールから選ばれる2種
以上を組み合わせて用いることもできる。
は、本発明のリン酸系ポリマーと、水及び/又は炭素数
1〜5の低級アルコールを含有するものである。ここ
で、低級アルコールとは、炭素数1〜5の直鎖又は分岐
鎖の飽和アルコールが好ましく、なかでもエタノール、
イソプロピルアルコールが更に好ましく、エタノールが
特に好ましい。水及び低級アルコールから選ばれる2種
以上を組み合わせて用いることもできる。
【0022】本発明のリン酸系ポリマーの口腔用組成物
中の含有量は、0.1〜20質量%が好ましく、0.1
〜5質量%が更に好ましい。水及び/又は低級アルコー
ルの含有量は、0.1〜99.9質量%が好ましく、5
〜80質量%が更に好ましい。
中の含有量は、0.1〜20質量%が好ましく、0.1
〜5質量%が更に好ましい。水及び/又は低級アルコー
ルの含有量は、0.1〜99.9質量%が好ましく、5
〜80質量%が更に好ましい。
【0023】本発明の口腔用組成物は、殺菌剤を全組成
中に0.1〜5質量%、特に0.01〜1質量%配合す
るのが、歯垢阻害の点で好ましい。このような殺菌剤と
しては、例えば塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシ
ジン、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、イソプ
ロピルメチルフェノール、塩化デカリニウム、塩酸アル
キルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。
中に0.1〜5質量%、特に0.01〜1質量%配合す
るのが、歯垢阻害の点で好ましい。このような殺菌剤と
しては、例えば塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシ
ジン、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、イソプ
ロピルメチルフェノール、塩化デカリニウム、塩酸アル
キルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。
【0024】本発明の口腔用組成物には、更に口腔用組
成物に通常用いられる成分、例えば界面活性剤、研摩
剤、オリゴ糖類又は糖アルコール等の甘味料、香料、保
存剤、美白剤、湿潤剤、粘結剤等を、本発明の効果を損
なわない範囲で適宜配合できる。その他、血行促進剤、
抗炎症剤、止血剤、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、更にこれ
らの作用を有する植物エキス等の薬効剤を含有すること
も好ましい。血行促進剤としては、例えばビタミンE、
ニコチン酸dl−α−トコフェロール、塩化ナトリウム
等が挙げられ;抗炎症剤としては、例えばアラントイ
ン、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、エピジ
ヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、ε−ア
ミノカプロン酸、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、イ
ンドメタシン、イブプロフェン等が挙げられ;止血剤と
しては、例えばトラネキサム酸、トロンビン、アスコル
ビン酸、ルチン等が挙げられ;鎮痛剤としては、例えば
アスピリン、アセトアミノフェン、サリチル酸メチル等
が挙げられ;抗ヒスタミン剤としては、例えばシメチジ
ン、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒド
ラミン、塩酸プロメタジン等が挙げられ;植物エキスと
しては、例えばウイキョウエキス、ウコンエキス、オウ
ゴンエキス、オトギリソウエキス、カモミラエキス、ク
マザサエキス、シソエキス、セージエキス、チョウジエ
キス、ニンジンエキス、ハマメリスエキス、ヒバマタエ
キス、マロニエエキス、モモ葉エキス、ローズマリーエ
キス、ユーカリエキス等が挙げられる。薬効剤は1種以
上を用いることができ、全組成中に0.01〜5質量
%、特に0.1〜1質量%配合するのが好ましい。
成物に通常用いられる成分、例えば界面活性剤、研摩
剤、オリゴ糖類又は糖アルコール等の甘味料、香料、保
存剤、美白剤、湿潤剤、粘結剤等を、本発明の効果を損
なわない範囲で適宜配合できる。その他、血行促進剤、
抗炎症剤、止血剤、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、更にこれ
らの作用を有する植物エキス等の薬効剤を含有すること
も好ましい。血行促進剤としては、例えばビタミンE、
ニコチン酸dl−α−トコフェロール、塩化ナトリウム
等が挙げられ;抗炎症剤としては、例えばアラントイ
ン、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸、エピジ
ヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、ε−ア
ミノカプロン酸、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、イ
ンドメタシン、イブプロフェン等が挙げられ;止血剤と
しては、例えばトラネキサム酸、トロンビン、アスコル
ビン酸、ルチン等が挙げられ;鎮痛剤としては、例えば
アスピリン、アセトアミノフェン、サリチル酸メチル等
が挙げられ;抗ヒスタミン剤としては、例えばシメチジ
ン、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒド
ラミン、塩酸プロメタジン等が挙げられ;植物エキスと
しては、例えばウイキョウエキス、ウコンエキス、オウ
ゴンエキス、オトギリソウエキス、カモミラエキス、ク
マザサエキス、シソエキス、セージエキス、チョウジエ
キス、ニンジンエキス、ハマメリスエキス、ヒバマタエ
キス、マロニエエキス、モモ葉エキス、ローズマリーエ
キス、ユーカリエキス等が挙げられる。薬効剤は1種以
上を用いることができ、全組成中に0.01〜5質量
%、特に0.1〜1質量%配合するのが好ましい。
【0025】本発明の口腔用組成物は、通常の方法によ
り製造される。また、通常の方法により、口腔内に適用
でき、これを用いて歯ぐきをマッサージすることもでき
る。
り製造される。また、通常の方法により、口腔内に適用
でき、これを用いて歯ぐきをマッサージすることもでき
る。
【0026】本発明の口腔用組成物は、練り歯磨き、粉
歯磨き、水歯磨き、マウスウォッシュ、歯牙コーティン
グ剤、チューインガム等の剤形に使用できる。特に練り
歯磨とするのが好ましい。
歯磨き、水歯磨き、マウスウォッシュ、歯牙コーティン
グ剤、チューインガム等の剤形に使用できる。特に練り
歯磨とするのが好ましい。
【0027】[細菌吸着阻害性]本発明のリン酸系ポリ
マーは、効果的に歯表面への細菌の吸着を阻害すること
ができ、口腔用ポリマーとして有用であるが、本発明に
おいて、ポリマーの細菌吸着阻害性は下記式(II)で定義
される細菌吸着阻害値で示した。
マーは、効果的に歯表面への細菌の吸着を阻害すること
ができ、口腔用ポリマーとして有用であるが、本発明に
おいて、ポリマーの細菌吸着阻害性は下記式(II)で定義
される細菌吸着阻害値で示した。
【0028】
細菌吸着阻害値=[(A−X)/(A−B)]×100 …(II)
[式中、Aは口腔用ポリマーを含有しない標識細菌液
中、唾液処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ付着し
た細菌数(×107cells/cm2)を示し、Bは口腔用ポ
リマーを含有しない標識細菌液中、唾液処理を行ってい
ないヒドロキシアパタイト板へ付着した細菌数(×10
7cells/cm2)を示し、Xは0.5質量%の口腔用ポリ
マーを含有する標識細菌液中、唾液処理を行ったヒドロ
キシアパタイト板へ付着した細菌数(×107cells/cm
2)を示す。] 即ち、口腔用ポリマーを含有しない標識細菌液中、唾液
処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ付着した細菌数
(A)と、口腔用ポリマーを含有しない標識細菌液中、
唾液処理を行っていないヒドロキシアパタイト板へ付着
した細菌数(B)との差を基準値(100)として、
(A)と0.5質量%の口腔用ポリマーを含有する標識
細菌液中、唾液処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ
付着した細菌数(X)の差を、式(II)に示すように数値
化したものを、細菌吸着阻害値とした。
中、唾液処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ付着し
た細菌数(×107cells/cm2)を示し、Bは口腔用ポ
リマーを含有しない標識細菌液中、唾液処理を行ってい
ないヒドロキシアパタイト板へ付着した細菌数(×10
7cells/cm2)を示し、Xは0.5質量%の口腔用ポリ
マーを含有する標識細菌液中、唾液処理を行ったヒドロ
キシアパタイト板へ付着した細菌数(×107cells/cm
2)を示す。] 即ち、口腔用ポリマーを含有しない標識細菌液中、唾液
処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ付着した細菌数
(A)と、口腔用ポリマーを含有しない標識細菌液中、
唾液処理を行っていないヒドロキシアパタイト板へ付着
した細菌数(B)との差を基準値(100)として、
(A)と0.5質量%の口腔用ポリマーを含有する標識
細菌液中、唾液処理を行ったヒドロキシアパタイト板へ
付着した細菌数(X)の差を、式(II)に示すように数値
化したものを、細菌吸着阻害値とした。
【0029】本発明の口腔用ポリマーは、この細菌吸着
阻害値が、10以上であることが好ましく、15以上で
あることが更に好ましい。
阻害値が、10以上であることが好ましく、15以上で
あることが更に好ましい。
【0030】
【実施例】例中の%は、特記しない限り質量%である。
【0031】合成例1(ポリマー1の合成)
200mLの4口ナス型フラスコに冷却管と窒素導入管、攪
拌羽根をつけ、窒素置換後、オキシ塩化リン2.0g(0.0
13mol)とテトラヒドロフラン60mLを入れた。攪拌しな
がら、−30℃まで冷却した後、ポリエチレングリコール
(和光純薬製、平均分子量1000)12.15g(0.012mo
l)、トリエチルアミン1.34g(0.013mol)、テトラヒ
ドロフラン60mLの混合物を1時間かけて滴下した。室温
で2時間攪拌後、イオン交換水20gを加え一晩攪拌し
た。得られた粗生成物を、セルロール透析膜で3日透析
を行い、その後凍結乾燥し無色の粉末2.0gを得た。
拌羽根をつけ、窒素置換後、オキシ塩化リン2.0g(0.0
13mol)とテトラヒドロフラン60mLを入れた。攪拌しな
がら、−30℃まで冷却した後、ポリエチレングリコール
(和光純薬製、平均分子量1000)12.15g(0.012mo
l)、トリエチルアミン1.34g(0.013mol)、テトラヒ
ドロフラン60mLの混合物を1時間かけて滴下した。室温
で2時間攪拌後、イオン交換水20gを加え一晩攪拌し
た。得られた粗生成物を、セルロール透析膜で3日透析
を行い、その後凍結乾燥し無色の粉末2.0gを得た。
【0032】得られた粉末を10%重水溶液として1H−
NMRの測定を行ったところ、図1に示す結果が得ら
れ、δ=3.6〜3.8ppmにポリオキシエチレン鎖のメチレ
ンのプロトンを確認した。また、P−NMRの測定を行
ったところ、図2に示す結果が得られ、1〜2ppmにリ
ン酸エステル由来のピークを確認した。重量平均分子量
はゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GP
C:ポリエチレングリコール換算)より6000であった。
NMRの測定を行ったところ、図1に示す結果が得ら
れ、δ=3.6〜3.8ppmにポリオキシエチレン鎖のメチレ
ンのプロトンを確認した。また、P−NMRの測定を行
ったところ、図2に示す結果が得られ、1〜2ppmにリ
ン酸エステル由来のピークを確認した。重量平均分子量
はゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GP
C:ポリエチレングリコール換算)より6000であった。
【0033】このことから該化合物がポリエチレングリ
コールとリン酸の共重合体で、式(I)において、R1=
R2=H、n=20、m=5、M=Hである化合物であっ
た。
コールとリン酸の共重合体で、式(I)において、R1=
R2=H、n=20、m=5、M=Hである化合物であっ
た。
【0034】合成例2(ポリマー2の合成)
合成例1でオキシ塩化リン1.2g(0.007mol)、ポリエ
チレングリコール(和光純薬製、平均分子量6000)12.2
g(0.002mol)、トリエチルアミン0.68g(0.007mmo
l)を用いて同様の操作を行い、無色の粉末11.5gを得
た。重量平均分子量はゲルパーミュエーションクロマト
グラフィー(GPC:ポリエチレングリコール換算)よ
り18000であった。
チレングリコール(和光純薬製、平均分子量6000)12.2
g(0.002mol)、トリエチルアミン0.68g(0.007mmo
l)を用いて同様の操作を行い、無色の粉末11.5gを得
た。重量平均分子量はゲルパーミュエーションクロマト
グラフィー(GPC:ポリエチレングリコール換算)よ
り18000であった。
【0035】このことから該化合物がポリエチレングリ
コールとリン酸の共重合体で、式(I)において、R1=
R2=H、n=140、m=3、M=Hである化合物であっ
た。
コールとリン酸の共重合体で、式(I)において、R1=
R2=H、n=140、m=3、M=Hである化合物であっ
た。
【0036】実施例1:細菌吸着阻害性の評価
合成例1及び2で合成したポリマー1及び2、並びに表
1に示す比較ポリマーを細菌吸着阻害剤として用い、下
記方法で細菌吸着阻害性を評価した。
1に示す比較ポリマーを細菌吸着阻害剤として用い、下
記方法で細菌吸着阻害性を評価した。
【0037】<細菌吸着阻害性評価法>ヒト口腔内より
単離したS.mutans保存菌体を10μCi/mL メチル化
[3H]-チミジン0.2%グルコース含有ブレインハートイ
ンフュージョン培地(DIFCO社)10mLに接種し、37℃で2
4時間嫌気培養した。緩衝KCl溶液(50mM KCl、1mM CaC
l2、0.1mM MgCl2含有1mMリン酸緩衝液)で3回洗浄
後、5mg/mLウシ血清アルブミン含有緩衝KCl溶液に1
×109CFU/mLの濃度で分散させ、3H標識S.mutans液とし
た。
単離したS.mutans保存菌体を10μCi/mL メチル化
[3H]-チミジン0.2%グルコース含有ブレインハートイ
ンフュージョン培地(DIFCO社)10mLに接種し、37℃で2
4時間嫌気培養した。緩衝KCl溶液(50mM KCl、1mM CaC
l2、0.1mM MgCl2含有1mMリン酸緩衝液)で3回洗浄
後、5mg/mLウシ血清アルブミン含有緩衝KCl溶液に1
×109CFU/mLの濃度で分散させ、3H標識S.mutans液とし
た。
【0038】旭光学(株)製ヒドロキシアパタイト(HA
p)平板1cm×1cm×2mmを細菌吸着阻害剤(ポリマ
ー)0.5%水溶液1mLで37℃1時間処理をした。緩衝KCl
溶液2mLで2回洗浄後、健常男性被験者7名より採取し
た耳下腺唾液1mL中、4℃で24時間処理した。緩衝KCl
溶液2mLで3回洗浄後、5mg/mLウシ血清アルブミン含
有緩衝KCl溶液0.5mLと、上記3H標識S.mutans液0.5mLを
加え、37℃で1時間処理した。緩衝KCl溶液で3回洗浄
後、HAp平板を2N NaOH 1mL中で1時間処理した。2N H
Cl 1mLで中和後、液体シンチレーションカウンターに
て、3H放射活性を測定し、細菌吸着数を出した。この値
をXと定義し、表1に示した。
p)平板1cm×1cm×2mmを細菌吸着阻害剤(ポリマ
ー)0.5%水溶液1mLで37℃1時間処理をした。緩衝KCl
溶液2mLで2回洗浄後、健常男性被験者7名より採取し
た耳下腺唾液1mL中、4℃で24時間処理した。緩衝KCl
溶液2mLで3回洗浄後、5mg/mLウシ血清アルブミン含
有緩衝KCl溶液0.5mLと、上記3H標識S.mutans液0.5mLを
加え、37℃で1時間処理した。緩衝KCl溶液で3回洗浄
後、HAp平板を2N NaOH 1mL中で1時間処理した。2N H
Cl 1mLで中和後、液体シンチレーションカウンターに
て、3H放射活性を測定し、細菌吸着数を出した。この値
をXと定義し、表1に示した。
【0039】上記の実験で、該細菌吸着阻害剤0.5%水
溶液の代わりに緩衝KCl溶液1mLを用いて同様の処理を
行ったときの、細菌吸着数をAと定義する。A=5.67
(×107cells/cm2)であった。
溶液の代わりに緩衝KCl溶液1mLを用いて同様の処理を
行ったときの、細菌吸着数をAと定義する。A=5.67
(×107cells/cm2)であった。
【0040】HAp平板を緩衝KCl溶液2mLで2回洗浄後、
5mg/mLウシ血清アルブミン含有緩衝KCl溶液0.5mLと、
上記3H標識S.mutans液0.5mLを加え、37℃で1時間処理
した。緩衝KCl溶液で3回洗浄後、HAp平板を2N NaOH
1mL中で1時間処理した。2NHCl 1mLで中和後、液体
シンチレーションカウンターにて、3H放射活性を測定
し、細菌吸着数を出した。この値をBと定義する。B=
0.33(×107cells/cm2)であった。
5mg/mLウシ血清アルブミン含有緩衝KCl溶液0.5mLと、
上記3H標識S.mutans液0.5mLを加え、37℃で1時間処理
した。緩衝KCl溶液で3回洗浄後、HAp平板を2N NaOH
1mL中で1時間処理した。2NHCl 1mLで中和後、液体
シンチレーションカウンターにて、3H放射活性を測定
し、細菌吸着数を出した。この値をBと定義する。B=
0.33(×107cells/cm2)であった。
【0041】上記A,B及びXの値から、上記式(II)で
定義される細菌吸着阻害値を求めた。結果を表1に示
す。
定義される細菌吸着阻害値を求めた。結果を表1に示
す。
【0042】
【表1】
【0043】処方例1:歯磨き剤
次の処方により常法に従い、練り歯磨きを製造した。
【0044】
ポリマー1 5.0%
シリカ 30.0%
ソルビトール 30.0%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0%
カルボキシメチルセルロース*1 1.0%
サッカリン 0.1%
塩化ベンゼトニウム 0.5%
香料 0.3%水 32.1%
計 100 %
*1:カルボキシメチルセルロース(商品名サンローズF
20−HC、日本製紙(株)製)。
20−HC、日本製紙(株)製)。
【0045】処方例2:洗口剤
次の処方により常法に従い、洗口剤を製造した。
【0046】
ポリマー1 5.0%
エタノール 20.0%
ピロリン酸ナトリウム 2.0%
サッカリン 0.1%
塩酸クロルヘキシジン 0.3%
香料 0.3%水 72.3%
計 100 %
【0047】
【発明の効果】本発明のリン酸系ポリマーは、有効な細
菌吸着阻害効果を有している。
菌吸着阻害効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 合成例1で合成したポリマー1の1H−NM
Rスペクトルである。
Rスペクトルである。
【図2】 合成例1で合成したポリマー1のP−NMR
スペクトルである。
スペクトルである。
Claims (5)
- 【請求項1】 (ポリ)アルキレングリコールと(ポ
リ)リン酸又はその塩が、エステル結合により、交互に
連結したリン酸系ポリマー。 - 【請求項2】 下記一般式(I)で表わされる構造を有
する請求項1記載のリン酸系ポリマー。 【化1】 [式中、R1及びR2は同一又は異なって、水素原子又は
炭素数1〜5の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示
し、n×m個のR1、n×m個のR2は同一でも異なって
いても良い。nは1〜200の数を示す。mは1〜20
0の数を示す。Mは水素原子、金属、アンモニウム、総
炭素数1〜22のアルキルもしくはアルケニルアンモニ
ウム、炭素数1〜22のアルキルもしくはアルケニル置
換ピリジニウム、総炭素数1〜22のアルカノールアン
モニウム、又は塩基性アミノ酸を示し、m+3個のMは
同一でも異なっていても良い。] - 【請求項3】 R1及びR2が、同一又は異なって、水素
原子又はメチル基である請求項2記載のリン酸系ポリマ
ー。 - 【請求項4】 口腔用である請求項1〜3記載のリン酸
系ポリマー。 - 【請求項5】 請求項1〜3記載のリン酸系ポリマー、
並びに水及び/又は炭素数1〜5の低級アルコールを含
有する口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002157164A JP2003342374A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | リン酸系ポリマー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002157164A JP2003342374A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | リン酸系ポリマー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003342374A true JP2003342374A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29773140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002157164A Pending JP2003342374A (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | リン酸系ポリマー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003342374A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526047A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | プロミーシウス ディベロプメンツ リミテッド | 重合体物質の製造方法 |
JP2011127078A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Tokyo Univ Of Science | リン酸化アルキレングリコールポリマー誘導体およびその製造方法 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002157164A patent/JP2003342374A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526047A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | プロミーシウス ディベロプメンツ リミテッド | 重合体物質の製造方法 |
JP2011127078A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Tokyo Univ Of Science | リン酸化アルキレングリコールポリマー誘導体およびその製造方法 |
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