JP2003342053A - 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 - Google Patents
吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法Info
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Abstract
能となり、厚付けや大断面の施工ができるだけでなく、
ひび割れが少なく、施工スピードの短縮化が図れる土
木、建築分野で使用される吹付け材料及び吹付け工法を
提供すること。 【解決手段】 セメント、ポリマー、膨張材と、セメン
ト100部に対して、超微粉末物質1〜10部、増粘剤0.05
〜1部、及び混合骨材150〜300部であり、混合骨材が、
90%以上が粒子径2.0mm以下で、密度2.4〜2.8g/cm3の細
骨材100部に対して、吸水率15%以下で、最大粒子径1.0
mm以下のかさ密度0.1〜1.0g/cm3の軽量細骨材4〜15部
を混合したものである吹付け材料、細骨材が石灰石の粉
砕品である、軽量細骨材が独立気泡を有する発泡体であ
る、さらに、セメント100部に対して、流動化剤0.05〜
0.5部を含有する該吹付け材料、並びに、該吹付け材料
を用いた吹付け工法を構成とする。
Description
使用される吹付け材料及び吹付け工法に関する。なお、
本発明における部や%は特に規定しない限り質量基準で
示す。
修復には、主にセメントモルタルが使用されている。セ
メントモルタルは、通常、モルタルミキサなどでセメン
ト、骨材、及び水を攪拌・混合して製造され、その施工
方法としては、鏝で塗り付けて仕上げを行う方法等が通
常である。
げは熟練が必要なうえ、10mm以上の厚塗りが困難で、多
大な労力がかかるため、セメントモルタルをポンプで圧
送して吹付ける方法が提案されている(特開平06-128007
号公報、特開平09-012379号公報)。しかしながら、この
方法では、吹付けたセメントモルタルが跳ね落ちたり、
ダレたりして目的とする施工ができ難く、一回の吹付け
で50mm以上の厚吹きができにくいという課題があった。
また、セメント分のこわばりにより、ポンプ圧送性が悪
化し、施工性を悪くするという課題もあった。
討を重ねた結果、特定の吹付け材料を使用することによ
り、吹付け施工時のセメントモルタルの跳ね返りや脱落
が少なく、効率的な施工が可能となり、厚付けや大断面
の施工ができるだけでなく、ひび割れが少ないなどの効
果を奏するとの知見を得て本発明を完成するに至った。
ト、超微粉末物質、増粘剤、ポリマー、膨張材、及び混
合骨材を含有してなり、セメント100部に対して、超微
粉末物質が1〜10部、増粘剤が0.05〜1部、及び混合骨
材が150〜300部であり、混合骨材が、90%以上が粒子径
2.0mm以下で、密度2.4〜2.8g/cm3の細骨材100部に対し
て、吸水率15%以下、最大粒子径1.0mm以下、及びかさ
密度0.1〜1.0g/cm3の軽量細骨材4〜15部を混合したも
のである吹付け材料であり、細骨材が石灰石を粉砕した
ものである該吹付け材料であり、軽量細骨材が独立気泡
を有する発泡体である該吹付け材料であり、セメント10
0部に対して、さらに、流動化剤0.05〜0.5部を含有して
なる該吹付け材料であり、該吹付け材料を用いた吹付け
工法である。
定されるものではないが、通常のセメントの使用が可能
である。具体的には、普通、早強、又は超早強等の各種
ポルトランドセメント、これらポルトランドセメント
に、シリカ、フライアッシュ、又はスラグなどを混合し
た各種混合セメントなどが挙げられる。
微紛という)は、モルタルをポンプ圧送したときの材料
分離防止や、吹付けたモルタルが跳ね返ったり、脱落し
たりするのを防止するために使用される、平均粒径が20
μm以下のものであれば、特に限定されるものではない
が、例えば、金属シリコンやフェロシリコン合金等を製
造する際に副生するシリカフューム、溶融シリカを製造
する際に副生するシリカダスト、及び超微粉砕したスラ
グやベントナイトなどが挙げられ、硬化後のモルタルを
緻密化するために、平均粒径が10μm以下のものが好ま
しく、1μm以下のものがより好ましい。超微紛の使用
量は、通常、セメント100部に対して、1〜10部であ
り、2〜5部が好ましい。1部未満ではモルタルの材料
分離防止が期待できないうえ、モルタルが跳ね返った
り、脱落しやすい場合があり、10部を超えるとその効果
の向上が期待できない場合がある。
度を調整するものであり特に限定されるものではない
が、一般に水溶性高分子物質と呼ばれているもので、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリル酸やそのナトリウム塩や
カリウム塩、及びポリエチレンオキサイドなどが挙げら
れ、モルタルが跳ね返ったり、脱落したりするのを防止
したり、圧送時のモルタルの滑りを良くするために使用
される。増粘剤の使用量は、通常、セメント100部に対
して、0.05〜1部であり、0.1〜0.5部が好ましい。0.05
部未満ではモルタルの跳ね返りや脱落の防止、ポンプ圧
送性の改善ができない場合があり、1部を超えるとその
効果の向上が期待できない場合がある。
跳ね返り防止や下地部分との付着性改善やモルタルの耐
久性向上のために使用されるもので、特に限定されるも
のではないが、JIS A 6203に規定されているセメント混
和剤ポリマーディスパージョンであれば使用可能であ
る。例えば、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、スチ
レン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、及び天然ゴ
ムなどのゴムラテックスや、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、ポリアクリル酸エステル、酢酸ビニルビニルバー
サテート系共重合体、及びスチレン・アクリル酸エステ
ル共重合体やアクリロニトリル・アクリル酸エステルに
代表されるアクリル酸エステル系共重合体等の樹脂エマ
ルジョンなどが挙げられる。ポリマーの形態としては、
再乳化型粉末タイプや液体タイプがある。ポリマーの使
用量は、通常、セメント100部に対して、固形分で3〜1
5部が好ましく、4〜10部がより好ましい。3部未満で
はモルタルの跳ね返り防止や付着強度の改善ができない
場合があり、15部を超えて配合してもその効果の向上が
期待できない場合がある。
燥ひび割れを低減するために使用されるもので特に限定
されるものではないが、アウイン系や石灰系等のものが
挙げられる。膨張材の使用量は、通常、セメント100部
に対して、3〜10部が好ましく、5〜8部がより好まし
い。3部未満ではモルタルのひび割れ防止が充分できな
い場合があり、10部を超えて配合してもその効果の向上
が期待できない場合がある。
2.0mm以下で、密度2.4〜2.8g/cm3の細骨材100部に対し
て、吸水率15%以下、最大粒子径1.0mm以下、及びかさ
密度0.1〜1.0g/cm3以下の軽量細骨材を4〜15部配合し
た混合骨材を含有するものである。
以下で、密度2.4〜2.8g/cm3の細骨材とは、粒子径や密
度がこの範囲であれば特に限定されるものではなく、例
えば、川や山から産出する骨材を粒度調整して得られる
ものが使用可能であり、そのうち、主成分が炭酸カルシ
ウムの石灰石を原料とする細骨材が好ましい。粒子径が
2.0mmを超えると跳ね返りが増加する場合があり、粒子
径2.0mm以下が90%未満では、吹付けたとき、大きい粒
子径の骨材割合が増加するため、跳ね返り量が増加する
場合がある。また、密度が2.4g/cm3未満では骨材強度が
低下する場合があり、2.8g/cm3を超えると跳ね返りが増
加する場合がある。
子径1.0mm以下、及びかさ密度0.1〜1.0g/cm3の軽量細骨
材とは、吸水率、最大粒子径、及びかさ密度がこの範囲
であれば特に限定されるものではなく、通常、軽量骨材
と言われているもので、シラスバルーンや黒曜石等のう
ち、吸水率、最大粒子径、及びかさ密度がこの範囲内の
ものが使用可能である。そのうち、骨材強度が高いため
ガラス質のものが好ましい。軽量細骨材の吸水率は、モ
ルタルを練り混ぜるときの流動性に影響を与え、吸水率
が小さいほど流動性が低下する恐れが少なく、本発明で
は、吸水率が15%以下である。また、吸水率が少ない軽
量細骨材は、独立気泡を多く有する発泡体であるため、
水分吸収による流動性への影響が少なく、軽量細骨材は
独立気泡を有する発泡体であることが好ましい。軽量細
骨材の最大粒子径が1.0mmを超えると鏝仕上げを行うと
仕上げ面が平滑になり難く、かさ密度が0.1g/cm3未満で
は練り混ぜた時に単位容積質量が小さくなりすぎ強度発
現性が悪くなる場合があり、1.0g/cm3を超えると跳ね返
りの低減効果が低下する場合がある。軽量細骨材の使用
量は、細骨材100部に対して、4〜15部が好ましい。4
部未満では吹付けたときにダレや剥落が多くなる場合が
あり、15部を超えるとモルタルの圧送性や耐久性に支障
をきたす場合がある。
して、150〜300部が好ましい。150部未満では吹付けた
ときにダレが多くなる場合があり、300部を超えると跳
ね返りが多くなる場合がある。
るものではないが、メラミン系、ナフタレン系、リグニ
ン系、及びポリカルボン酸系等が挙げられ、モルタルの
流動性の調整に使用される。流動化剤の使用量は、セメ
ント100部に対して、0.05〜0.5部が好ましく、0.08〜0.
2部がより好ましい。0.05部未満では流動性を改善する
効果が発揮されない場合があり、0.5部を超えると流動
性が良すぎ、吹付けたときにダレや跳ね返りが多くなる
場合がある。本発明の流動化剤の混合方法は特に限定さ
れるものではないが、例えば、あらかじめセメントに、
また、セメントや水に分散しておくことが好ましい。
を向上させることを目的に繊維を配合して使用すること
が可能である。繊維の種類としては、ビニロン繊維やプ
ロピレン繊維に代表される高分子繊維類、鋼繊維、ガラ
ス繊維、及び炭素繊維に代表される無機繊維類が挙げら
れる。繊維の使用量は、セメントと骨材の合計100部に
対して、0.05〜2部が好ましく、0.1〜1部がより好ま
しい。0.05部未満では曲げ耐力を向上させる効果が発揮
されない場合があり、2部を超えるとモルタルの流動性
に悪影響を与える場合がある。
剤、消泡剤、防凍剤、抗菌剤、及び撥水剤等のセメント
混和剤を併用することが可能である。
ルタルのポンプ圧送性、吹付け性、及び硬化物性を得る
ため、通常、セメント100部に対して、30〜70部が好ま
しく、35〜50部がより好ましい。30部未満ではモルタル
の流動性が低下する場合があり、70部を超えると材料分
離が生じたり、強度発現性が低下する場合がある。
材料と水とを混合し、練り混ぜたモルタルをポンプで圧
送し、圧送途中で圧縮空気を合流混合して吹付ける方法
であれば、吹付けシステムや方法は特に限定されるもの
ではない。モルタルと圧縮空気を合流させる手段とし
て、Y字管や二重管を使用する方法等があり、吹飛ばし
性をよくするために、吹付け先端を細くした吹付けノズ
ルを用いることが好ましく、吹付けノズル先端にパイプ
をセットしてモルタルの飛散を防止する方法も可能であ
る。
る。
部、及び細骨材100部に対して、表1に示す量の軽量細
骨材を混合した混合骨材200部を加え、モルタルを調製
した。調製したモルタル100部に対して、水を13部、該
モルタル中のセメント100部に対して、ポリマーを固形
分で6部混合し、パン型左官ミキサーで練り混ぜた。練
り混ぜて得られたモルタルをスクイズポンプで圧送し、
圧送途中で圧縮空気と合流混合させて、ノズル口径10mm
の市販ノズルを用いて、モルタル吐出量0.6m 3/h、圧縮
空気圧0.75MPa、及び圧縮空気量0.4m3/hの吹付け条件で
吹付け、厚吹き性と跳ね返り率を測定した。その結果を
表1に併記する。
ネルとノズルとの距離を30cmとして吹付け、1回の吹付
けでの吹付け量が10cm以上のとき〇、10cm未満のとき×
とした。 跳ね返り率:天端に設置したコンクリート製パネルに3
分間吹付けて地面に跳ね返った量を計測し下記式により
算出した。 跳ね返り率(%)=[跳ね返った量(kg)/時間あたりのモ
ルタル吐出量(kg/min)×吹付け時間(min)]×100
に優れ、跳ね返り率が低いことが判る。
材5部、及び細骨材100部に対して、軽量細骨材6部を
混合した混合骨材を、セメント100部に対して200部加え
て、モルタルを調製したこと以外は実験例1と同様に行
った。結果を表2に併記する。
に優れ、跳ね返り率が低いことが判る。
材5部、及び細骨材100部に対して、軽量細骨材6部を
混合した混合骨材を、セメント100部に対して200部加え
て、モルタルを調製したこと以外は実験例1と同様に行
った。結果を表3に併記する。
に優れ、跳ね返り率が低いことが判る。
部、及び細骨材100部に対して、軽量細骨材6部を混合
した混合骨材を、セメント100部に対して200部加えてモ
ルタルを調製した。調製したモルタル100部に対して、
水を13部、セメント100部に対して、固形分で表4に示
すポリマーを加え、パン型左官ミキサーで練り混ぜたこ
と以外は実験例1と同様に吹付け、その圧縮強度と中性
化深さとを測定した。結果を表4に併記する。
け、JIS A 1171に準拠し、材齢28日で圧縮強度試験を行
った。 中性化深さ:供試体は4×4×16cmの3連型枠に吹付
け、JIS A 1171に準拠して養生した材齢28日の供試体
を、炭酸ガス濃度5%、温度30℃、及び湿度60%の促進
条件のもと、促進中性化試験槽で28日間貯蔵し、その
後、供試体を取り出し、フェノールフタレイン法により
中性化深さを測定した。
を使用することにより、圧縮強度の低下が少なく、中性
化が著しく抑制されることが判る。
膨張材、及び細骨材100部に対して、軽量細骨材6部を
混合した混合骨材を、セメント100部に対して200部加え
てモルタルを調製したこと以外は実験例1と同様に吹付
け、圧縮強度とひびわれ発生状況を測定した。結果を表
5に併記する。
仕上げを行って厚みを20mmに調整した。56日間屋外に暴
露しひび割れの有無を目視で観察した。
使用することにより、圧縮強度の低下がなく、ひび割れ
の発生が無いことが判る。
部、表6に示す流動化剤、及び細骨材100部に対して、
軽量細骨材6部を混合した混合骨材を、セメント100部
に対して200部加えてモルタルを調製した。調製したモ
ルタル100部に対して、水を12部、セメント100部に対し
て、ポリマーを固形分で6部加え、パン型左官ミキサー
で練り混ぜたこと以外は実験例1と同様に吹付け、モル
タルのフローと圧縮強度とを測定した。結果を表6に併
記する。
を使用することにより、フローが向上し、圧縮強度の低
下が殆どないことが判る。
7に示す膨張材、流動化剤、及び繊維を加え、細骨材10
0部に対して、軽量細骨材6部を混合した混合骨材を、
セメント100部に対して200部加え、モルタルを調製した
こと以外は実験例1と同様に吹付け、モルタルのフロ
ー、跳ね返り率、圧縮強度、及び曲げタフネスを測定し
た。結果を表7に併記する。
度20℃、湿度60%の部屋で気中養生した。測定材齢は28
日とした。
材、流動化剤、及び繊維を使用することにより、フロ
ー、跳ね返り率、及び圧縮強度に優れ、曲げタフネスが
著しく向上することが判る。
加え、細骨材100部に対して、表8に示すかさ密度の軽
量細骨材6部を混合した混合骨材を、セメント100部に
対して200部加えてモルタルを調製したこと以外は実験
例1と同様に吹付け、跳ね返り率と圧縮強度を測定し
た。結果を表8に併記する。なお、かさ密度の調整は軽
量細骨材の発泡度合や粒度を変化させることで行った。
子径1.0mm かさ密度0.18g/cm3の軽量細骨材:吸水率7.8%、最大粒
子径1.0mm かさ密度0.65g/cm3の軽量細骨材:吸水率5.2%、最大粒
子径0.6mm かさ密度0.92g/cm3の軽量細骨材:吸水率4.9%、最大粒
子径0.6mm かさ密度1.18g/cm3の軽量細骨材:吸水率5.0%、最大粒
子径0.6mm
り率が増加し、かさ密度が小さくなると圧縮強度が低下
する傾向を示し、適度なかさ密度範囲があることが判
る。
は実験例8と同様に、モルタルを調整し吹付けを行いフ
ローを測定した。その結果を表9に示す。
度0.16g/cm3、最大粒子径1.0mm、市販品 吸水率13.5%の軽量細骨材:シラスバルーン、かさ密度
0.59g/cm3、最大粒子径1.0mm、市販品
することが判る。
いたこと以外は実験例8と同様にモルタルを調整し吹付
けを行い鏝仕上げ性を評価した。その結果を表10に併
記する。なお、最大粒子径の調整は軽量細骨材の粒度を
調整することで行い、かさ密度や吸水率はほぼ同じであ
る。
6.3% 最大粒子径0.8mmの軽量細骨材:かさ密度0.64、吸水率
5.9% 最大粒子径0.6mmの軽量細骨材:かさ密度0.65、吸水率
6.1%
金鏝を用いて3回同一箇所の表面を均す。その時、仕上
げ面に骨材の凹凸が明確に確認されれば×、さほど目立
たず平滑に仕上がっていれば〇とした。
げ性が悪くなることが判る。
こと以外は実験例8と同様にモルタルを調整し吹付けを
行い跳ね返り率を測定した。その結果を表11に示す。
なお、最大粒子径の調整は細骨材の粒度を調整すること
で行い、吸水率や密度はほぼ同じである。
ね返り率が減少することが確認できる。
り、セメントモルタルの跳ね返りや脱落が少なく、効率
的な施工が可能となり、厚付けや大断面の施工ができる
だけでなく、ひび割れが少ない。また、分割して吹付け
を行う手間が省けるので施工スピードの短縮化が図れ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 セメント、超微粉末物質、増粘剤、ポリ
マー、膨張材、及び混合骨材を含有してなり、セメント
100部に対して、超微粉末物質が1〜10部、増粘剤が0.0
5〜1部、及び混合骨材が150〜300部であり、混合骨材
が、90%以上が粒子径2.0mm以下で、密度2.4〜2.8g/cm3
の細骨材100部に対して、吸水率15%以下、最大粒子径
1.0mm以下、及びかさ密度0.1〜1.0g/cm3の軽量細骨材4
〜15部を混合したものであることを特徴とする吹付け材
料。 - 【請求項2】 細骨材が石灰石を粉砕したものであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の吹付け材料。 - 【請求項3】 軽量細骨材が独立気泡を有する発泡体で
あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吹
付け材料。 - 【請求項4】 セメント100部に対して、さらに、流動
化剤0.05〜0.5部を含有してなる請求項1〜3のうちの
一項に記載の吹付け材料。 - 【請求項5】 請求項1〜4のうちの一項に記載の吹付
け材料を用いることを特徴とする吹付け工法。
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- 2002-05-23 JP JP2002148811A patent/JP3768172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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