JP2003306369A - 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 - Google Patents

吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法

Info

Publication number
JP2003306369A
JP2003306369A JP2002114153A JP2002114153A JP2003306369A JP 2003306369 A JP2003306369 A JP 2003306369A JP 2002114153 A JP2002114153 A JP 2002114153A JP 2002114153 A JP2002114153 A JP 2002114153A JP 2003306369 A JP2003306369 A JP 2003306369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
parts
mortar
cement
quick
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002114153A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Araki
昭俊 荒木
Katsuichi Miyaguchi
克一 宮口
Akio Takahashi
秋男 高橋
Seiichi Terasaki
聖一 寺崎
Takumi Kushihashi
巧 串橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP2002114153A priority Critical patent/JP2003306369A/ja
Publication of JP2003306369A publication Critical patent/JP2003306369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 練り混ぜたモルタルの流動性が向上し、フロ
ーダウンも小さく、凝結時間も早くなり、修復深さが深
くても数回に分けて吹付けるのではなく1回で修復が完
了し、圧送距離が長くても練り混ぜたモルタルのフロー
ダウンが小さいためポンプ圧送性が良好な吹付け材料を
提供すること。 【解決手段】 セメントモルタル、無機微粉末、水酸化
物類、オキシカルボン酸類、セッコウ、ポリマー及び急
結剤からなる吹付け材料であり、該吹付け材料に水を加
えミキサで練り混ぜ、得られたモルタルをポンプで圧送
し、圧送途中で急結剤と圧縮空気を合流混合させて吹付
けることを特徴とする吹付け工法を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は劣化したコンクリー
ト構造物の補修に使用する吹付け材料及びそれを用いた
吹付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物は、塩害、中性化、
凍結融解及び化学的腐食等の作用により劣化が進行し、
表面にひび割れや浮き等が発生する恐れがある。その対
策として、劣化した部分を打撃検査等で確認し、電動ピ
ック、エアピック、ウォータージェット等により取り除
き、新たに補修部材で充填し補修する工事が行われてい
る。従来、はつり取った箇所を埋め戻す補修材としては
ポリマーをセメントモルタルに配合したポリマーセメン
トモルタルがあり、これを吹付けて補修する工事が行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、急結剤
を使用せずにポリマーセメントモルタルで補修する場
合、補修深さが例えば10cmある場合は、2〜3回分
けて吹付けを実施する必要があった。これは、1層目を
吹付けてある程度モルタルの硬化が進行してから次ぎの
吹付けを行わないと自重により落下するためである。そ
のため、1つの断面を修復するのに時間を要するという
課題があった。また、モルタルを長距離圧送(50m以
上)するためには、練り混ぜたモルタルのフローダウン
が小さいことが要求される。特に、夏場など温度が25
℃を越えるような環境条件下ではフローダウンが早くポ
ンプが閉塞するといったトラブルが発生する機会が多い
という課題があった。従って、修復深さが深くても数回
に分けて吹付けるのではなく1回で修復が完了し、圧送
距離が長くても練り混ぜたモルタルの流動性が良く、ま
た、フローダウンが小さいためポンプ圧送性が良好な補
修吹付け材料が要望されるようになった。本発明者は、
課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定の成
分を組み合わせることにより、練り混ぜたモルタルの流
動性が向上し、フローダウンも小さく、凝結時間も早く
なり、修復深さが深くても数回に分けて吹付けるのでは
なく1回で修復が完了し、圧送距離が長くても練り混ぜ
たモルタルのフローダウンが小さいためポンプ圧送性が
良好な吹付け材料を開発することに成功した。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、セメン
トモルタル、無機微粉末、水酸化物類、オキシカルボン
酸類、セッコウ、ポリマー及び急結剤からなる吹付け材
料であり、該吹付け材料に水を加えミキサで練り混ぜ、
得られたモルタルをポンプで圧送し、圧送途中で急結剤
と圧縮空気を合流混合させて吹付けることを特徴とする
吹付け工法である。
【0005】
【本発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0006】本発明で使用するセメントモルタルとは、
JISに規定されるポルトランドセメント類と骨材から
なるものである。ポルトランドセメント類としては、特
に限定されるものではなく、普通セメント、早強セメン
ト、中庸熱セメント、低熱セメント、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント等が使用できる。フローダウンが
小さいこと強度発現の点で普通ポルトランドセメントの
使用が好ましい。骨材としては、特に限定されるもので
はないが、川砂、山砂、川砂利、珪砂、石灰砂、一般的
な軽量砂等が使用できる。場合によっては、砂利を混入
してもよい。骨材の使用量は、セメント100質量部に
対して100〜400質量部が好ましく、150〜30
0質量部がより好ましい。100質量部未満ではモルタ
ルが硬化した後にひび割れが発生する場合があり、40
0質量部を越えるとポンプ圧送性に支障をきたす場合が
ある。
【0007】本発明で使用するセメントモルタルは、予
めセメント類と骨材を混合したドライセメントモルタル
としてもよく、現場で別々に混合してもよい。作業現場
での繁雑さが無い点で予め混合したドライセメントモル
タルでの使用が好ましい。
【0008】本発明で使用する無機微粉末とは、吹付け
たときの跳ね返りや脱落を防止する物質である。例え
ば、シリカフューム、高炉スラグ、石灰石微粉末、フラ
イアッシュ、粘土鉱物等が挙げられる。これらの中で強
度発現も良好にするシリカフュームの使用が好ましい。
無機微粉末の使用量は、セメント100質量部に対して
0.5〜10質量部が好ましく、1〜5質量部がより好
ましい。0.5質量部未満では跳ね返りを低減させる効
果が小さく、10質量部を越えるとモルタルの流動性が
低下しすぎてポンプ圧送性に支障をきたす場合がある。
【0009】本発明で使用する水酸化物類とは、急結剤
が添加されたときの凝結性状を良好にする目的で使用す
る物質である。例えば、水酸化カルシウム(消石灰)、
水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等のアルカリ土類
金属塩が挙げられる。安価で入手容易な水酸化カルシウ
ムの使用が好ましい。水酸化物類の使用量は、セメント
100質量部に対して0.5〜10質量部が好ましく、
1〜5質量部がより好ましい。0.5質量部未満では急
結剤が添加されたときの凝結性状を改善することが難し
く、10質量部を越えると流動性に悪影響を与える場合
がある。
【0010】本発明で使用するオキシカルボン酸類と
は、モルタルの流動性保持を良好にする物質である。例
えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、グルコン酸や、こ
れらのアルカリ金属塩等が挙げられる。これらの中で、
凝結時間をコントロールしやすいアルカリ金属塩の使用
が好ましい。オキシカルボン酸類の使用量は、水酸化物
類100質量部に対して1〜400質量部が好ましく、
4〜200質量部がより好ましい。1質量部未満では流
動性保持効果が小さく、400質量部を越えると強度発
現を阻害する場合がある。
【0011】本発明で使用するセッコウとは、長期強度
発現を改善する目的で使用する物質である。例えば、無
水セッコウ、二水セッコウ、半水セッコウ等が挙げられ
る。これらの中で強度発現を向上する効果の大きい無水
セッコウの使用が好ましい。セッコウの使用量は、水酸
化物類100質量部に対して10〜500質量部が好ま
しく、20〜200質量部がより好ましい。10質量部
未満では強度発現効果が小さく、500質量部を越える
と流動性に悪影響を与える場合がある。
【0012】本発明で使用するポリマーとは、粉末ポリ
マーやポリマーを水に分散させたエマルジョンやラテッ
クス(以下、ポリマーディスパージョンという。)であ
り、硬化したモルタルの引張強度を向上したり、付着し
たコンクリート構造物との付着強度を向上したり、耐久
性を良好にする目的で使用する。粉末ポリマーには、J
ISに規定されているセメント混和用再乳化型樹脂粉末
が使用可能である。例えば、酢酸ビニルビニルバーサテ
ート、ポリアクリル酸エステル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体やア
クリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体に代表さ
れるアクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。粉末
ポリマーの使用量は、セメント100質量部に対して1
〜15質量部が好ましく、2〜10質量部がより好まし
い。1質量部未満では上記に示した強度特性や耐久性を
向上する効果が小さく、15質量部を越えるとモルタル
の流動性に悪影響を与える場合がある。JISで規定さ
れているポリマーディスパージョンには、スチレン−ブ
タジエン共重合体ラテックス、天然ゴムラテックス、ク
ロロプレンラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エマルジョン、ポリアクリル酸エステルエマルジョン、
スチレン−アクリル酸エステル共重合体エマルジョンや
アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体エマル
ジョンに代表されるアクリル酸エステル共重合体エマル
ジョン等、これらの混合ポリマーディスパージョン等が
挙げられる。モルタルに混合する場合は、粉末ポリマー
或いはポリマーディスパージョン単独でも両方を混合し
てもよい。ポリマー固形分がトータルとしてセメント1
00質量部に対して1〜15質量部の範囲内であればよ
い。ポリマーディスパージョンに分類されるポリマー
は、現場で練り混ぜる時に混合すればよく、再乳化形粉
末樹脂に分類される粉末ポリマーは、予めプレミックス
ドライモルタルに混合しておいてもよく、現場で練り混
ぜる時に混合してもよい。
【0013】本発明で使用する急結剤とは、初期強度発
現を向上させるために輸送中のポリマーセメントモルタ
ルに合流混合して使用するものであり、一般に市販され
ている急結剤であれば使用可能である。例えば、カルシ
ウムアルミネート系急結剤(粉体)、カルシウムサルホ
アルミネート系急結剤(粉体)、アルミン酸塩系急結剤
(粉体又は液体)、硫酸アルミニウムを主成分とする急
結剤(粉体又は液体)、ケイ酸塩を主成分とする急結剤
(粉体又は液体)等が挙げられる。作業性を考慮する場
合は、液体の急結剤の使用が好ましい。急結剤の使用量
は、セメントモルタル100質量部に対して固形分換算
で0.5〜7質量部が好ましく、2〜5質量部がより好
ましい。0.5質量部未満だと十分な短時間強度が発現
しない恐れがあり、7質量部を越えると長期の強度発現
を阻害する場合がある。
【0014】本発明では増粘剤を併用することができ
る。増粘剤は、練り混ぜたモルタルに粘着性を付与し吹
付けたときの跳ね返りや脱落を防止する物質である。例
えば、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、グアーガム、アルギン酸塩、ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキサイド等が挙げ
られる。これらの中でアルカリ環境下での増粘効果が大
きいメチルセルロースの使用が好ましい。増粘剤の使用
量は、セメント100質量部に対して0.05〜1質量
部が好ましく、0.08〜0.5質量部がより好まし
い。0.05質量部未満では粘着効果を付与することが
不十分であり、1質量部を越えると粘着性が増大しすぎ
てポンプ圧送性に支障をきたす場合がある。
【0015】本発明では膨張材を併用することができ
る。膨張材は、モルタルが硬化した後で発生するひび割
れを防止する目的で使用する物質である。例えば、カル
シウムサルホアルミネートを主成分とする物質、石灰を
主成分とする物質等が挙げられる。膨張材の使用量は、
セメント100質量部に対して1〜8質量部が好まし
く、2〜6質量部がより好ましい。1質量部未満ではひ
び割れを防止する効果が小さく、8質量部を越えるとモ
ルタルの流動性を低下させる場合がある。
【0016】本発明では繊維を併用することができる。
繊維は、付着した硬化モルタルの剥落防止、曲げじん性
を向上させる目的で使用する物質である。例えば、ビニ
ロン繊維、ポリプロピレン繊維、アラミド繊維等の高分
子繊維、ガラス繊維、炭素繊維、鋼繊維等の無機繊維が
挙げられる。これらの中でコスト面や耐久性を考慮する
とビニロン繊維の使用が好ましい。繊維の使用量は、セ
メント100質量部に対して0.2〜2質量部が好まし
く、0.3〜1質量部がより好ましい。0.2質量部未
満では、曲げじん性を向上させる効果が小さく、2質量
部を越えるとモルタルの流動性に悪影響を与える場合が
ある。
【0017】本発明では流動化剤を併用することができ
る。流動化剤は、モルタルの流動性を良好にする物質で
ある。例えば、一般的に市販されているナフタレンスル
ホン酸塩系、メラミン系、リグニンスルホン酸塩系、ポ
リカルボン酸塩系等の減水剤が挙げられる。流動化剤の
使用量は、セメント100質量部に対して0.05〜1
質量部が好ましく、0.1〜0.7質量部がより好まし
い。0.05質量部未満では流動性を向上させる効果が
小さく、1質量部を越えると流動性が大きくなりすぎ吹
付けたときに跳ね返りや脱落が発生する場合がある。
【0018】水/セメントモルタル比は、9〜20%が
好ましく、11〜15%がより好ましい。9%未満だと
ポンプ圧送性に支障を来たす恐れがあり、20%を越え
る十分な強度発現性が得られない恐れがある。尚、ここ
でいう水には、水性ポリマーディスパージョン中の水を
含むものである。ポリマーセメントモルタルの練り混ぜ
は、ミキサを使用するものである。ミキサの種類につい
ては特に限定されるものではないが、練り混ぜ効率が大
きいもの程、短時間に均一なポリマーセメントモルタル
を調製できる点で、好ましい。ミキサとしては、ハンド
ミキサ、パン型ミキサ、及び羽根全体が公転し、一部の
羽根が自転しながら練り混ぜる強制練りミキサ等が挙げ
られる。
【0019】本発明で使用する吹付け工法は、コンクリ
ート構造物の劣化部を削り取り、削り取ったコンクリー
ト構造物断面の表面に急結ポリマーセメントモルタルを
吹付けることにより、コンクリート構造物を補修する工
法であり、高架橋の梁、桁、ピア、床板裏等、ダム等の
壁面、トンネルの内面等、あらゆるコンクリート構造物
やレンガ構造物に適用される工法である。なお、削り取
ったコンクリート構造物断面と急結ポリマーセメントモ
ルタルの付着力向上の点で、吹付け作業の前に、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等、一般に市販されているプラ
イマー液を散布又は塗布してもよい。
【0020】本発明で使用する吹付け工法は、以下のよ
うに行う。練り混ぜたポリマーセメントモルタルを圧送
配管を介してポンプで圧送し、モルタルが吐出される以
前に急結剤と圧縮空気が合流混合されるシステムの吹付
け方法であれば特に限定されるものではない。修復箇所
が均一に急結ポリマーセメントモルタルで充填されるよ
うに、ノズル先端から吹付面までの距離をコントロール
しながら吹付けを行う。その際、急結ポリマーセメント
モルタルの付着力が最大限になるように、ノズル先端か
ら吹付け面までの距離を100cm以内にすることが好
ましく、消費する圧縮空気量を0.1m3/min以上
に設定することが好ましい。急結剤を添加するので、補
修箇所の断面深さが100mm程度であれば、1回の吹
付けで充填できる。最終的にコテ仕上げを行う必要があ
る場合は、急結剤の添加を止め、モルタルのみで10m
m程度表面を吹付けてから行う。補修箇所の表面のひび
割れ発生を抑制するために、急結ポリマーセメントモル
タル硬化後、コテによる仕上げ面にエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等のプライマー液を散布又は塗布することが
好ましい。
【0021】
【実験例】以下、実験例に基づき詳細に説明する。
【0022】実験例1 セメント100質量部、骨材200質量部、セメント1
00質量部に対して水酸化物類1.5質量部とポリマー
Aを固形分で5質量部と無機微粉末を表1に示す質量
部、さらに水酸化物類100質量部に対してオキシカル
ボン酸類20質量部とセッコウ50質量部を混合しドラ
イセメントモルタルを調製した。このドライセメントモ
ルタル100質量部に対して水を12質量部加え左官ミ
キサで練り混ぜスクイズポンプで圧送した。圧送途中で
急結剤をセメント100質量部に対して3質量部となる
ようにポンプ圧送し、圧縮空気と共に練り混ぜて圧送し
ているモルタルと合流混合させて吹付けた。また、従来
の比較例として、セメント100質量部、骨材200質
量部、セメント100質量部に対してポリマーAを固形
分で5質量部を混合しドライセメントモルタルを調製
し、同様の実験を行った(実験No.1-1)。ミキサで練り
上がった状態のフローと、急結剤と圧縮空気を合流混合
して吹付けたときの跳ね返り率を測定した。結果を表1
に示す。
【0023】(使用材料) セメント:電気化学工業社製、普通ポルトランドセメン
ト、比重3.15 骨材:石灰砂、粒径1.5mm以下、比重2.65 水酸化物類:消石灰、市販品 ポリマーA:スチレン−ブタジエン系ラテックス、固形
分45% 、市販品 無機微粉末:シリカフューム、市販品 オキシカルボン酸類:クエン酸ナトリウム、市販品 セッコウ:無水セッコウ、市販品 急結剤:電気化学工業社製、アルミン酸塩系液体急結
剤、固形分50%
【0024】(測定方法) フロー:JIS R 5201に準拠 跳ね返り率:天端に設置したコンクリート版に3分間吹
付けて地面に跳ね返った 量を計測し下記式により算出した。 跳ね返り率(%)=〔(跳ね返った量(kg))/(時間あ
たりのモルタル吐出量(kg/min))×(吹付け時間(mi
n))〕×100
【0025】
【表1】
【0026】表1から、本発明の吹付け材料は、無機微
粉末によりモルタルの跳ね返り率が減少し、従来のもの
と比べ流動性に優れ、跳ね返り率が低いことが判る。
【0027】実験例2 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と水
酸化物類を表2に示す質量部加えたこと以外は実験例1
と同様に行い、練り上がった状態のフロー(練り混ぜ直
後と60分後)と急結剤と圧縮空気を合流混合して吹付
けによって採取したモルタルのプロクター試験での始発
時間を測定した。結果を表2に示す。
【0028】(測定方法) プロクター試験:ASTM C 403に準拠、貫入抵抗
値が3.55N/mm2を示す時間を始発時間とした。
試験温度は20℃。
【0029】
【表2】
【0030】表2から、本発明の吹付け材料は、水酸化
物類によりモルタルのフローダウンが少なく、凝結の始
発時間が短くなることが判る。
【0031】実験例3 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と水
酸化物類1.5質量部、さらに水酸化物類100質量部
に対してオキシカルボン酸類を表3に示す質量部加えた
こと以外は実験例1と同様に行い、練り上がった状態の
フロー測定と急結剤と圧縮空気を合流混合して吹付けに
よって採取したモルタルの圧縮強度を測定した。結果を
表3に示す。
【0032】(測定方法) 圧縮強度:JIS R 5201に準拠した。養生方法は
20℃、湿度60%の部屋で気中養生した。測定材齢は
28日とした。
【0033】
【表3】
【0034】表3から、本発明の吹付け材料は、オキシ
カルボン酸類によりモルタルの流動性が向上することが
判る。
【0035】実験例4 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と水
酸化物類1.5質量部、さらに水酸化物類100質量部
に対してセッコウを表4に示す質量部加えたこと以外は
実験例3と同様に行い、練り上がった状態のフロー測定
と急結剤と圧縮空気を合流混合して吹付けによって採取
したモルタルの圧縮強度を測定した。結果を表4に示
す。
【0036】
【表4】
【0037】表4から、本発明の吹付け材料は、セッコ
ウによりモルタルの流動性と28日圧縮強度が向上する
ことが判る。
【0038】実験例5 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部とポ
リマーを表5に示す質量部加えたこと以外は実験例1と
同様に行い、引張強度と中性化抵抗性を測定した。結果
を表5に示す。
【0039】(使用材料) ポリマーB:エチレン−酢酸ビニル共重合体、粉末状、
市販品
【0040】(測定方法) 引張強度:ASTM C 190に準拠した。養生方法は
20℃、湿度60%の部屋で気中養生した。測定材齢は
28日とした。中性化抵抗性:4×4×16cmに供試
体を成型し20℃、湿度60%の部屋で28日間気中養
生した。その後、促進中性化試験機内で28日間養生
後、フェノールフタレイン法により中性化深さを測定し
た。促進中性化条件は、炭酸ガス濃度:5%、温度:3
0℃、湿度:60%である。
【0041】
【表5】
【0042】表5から、本発明の吹付け材料は、ポリマ
ーによりモルタルの引張強度が向上し、中性化が抑制さ
れることが判る。
【0043】実験例6 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と急
結剤を表6に示す質量部加えたこと以外は実験例1と同
様に行い、厚吹き性を測定した。また、採取したモルタ
ルの圧縮強度を実験例3と同様に測定した。結果を表6
に示す。
【0044】(測定方法) 厚吹き性:天端に設置したコンクリート版に対し40c
mの吹付け距離でモルタルを吹付け、10cm以上の厚
みで吹付けて10分過ぎても落下せずに付着していれば
○、10cm未満しか付着していないか付着しても10
分以内で落下すれば×とした。
【0045】
【表6】
【0046】表6から、本発明の吹付け材料は、急結剤
によりモルタルの厚吹き性が良好となり、3時間圧縮強
度が向上することが判る。
【0047】実験例7 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と増
粘剤を表7に示す質量部加えたこと以外は実験例1と同
様に行い、練り上がった状態のフローと急結剤と圧縮空
気を合流混合して吹付けたときの跳ね返り率を測定し
た。結果を表7に示す。
【0048】(使用材料) 増粘剤:メチルセルロース、市販品
【0049】
【表7】
【0050】表7から、本発明の吹付け材料は、増粘剤
を併用することによりモルタルの跳ね返り率が減少する
ことが判る。
【0051】実験例8 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と膨
張材を表8に示す質量部加えたこと以外は実験例1と同
様に行い、練り上がった状態のフローと急結剤と圧縮空
気を合流混合して吹付けたときのひび割れの有無の確認
を行った。結果を表8に示す。
【0052】(使用材料) 膨張材:電気化学工業社製、カルシウムサルホアルミネ
ート系膨張材
【0053】(測定方法) ひびわれ:コンクリート版に吹付け後、コテ仕上げを行
って厚みを20mmに調製した。56日間屋外に暴露し
ひび割れの有無を目視で観察した。
【0054】
【表8】
【0055】表8から、本発明の吹付け材料は、膨張材
を併用することによりモルタルのひび割れが無くなるこ
とが判る。
【0056】実験例9 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と繊
維を表9に示す質量部加えたこと以外は実験例1と同様
に行い、練り上がった状態のフローと急結剤と圧縮空気
を合流混合して吹付けたときの曲げタフネスを測定し
た。結果を表9に示す。
【0057】(使用材料) 繊維:ビニロン繊維、繊維長6mm、市販品
【0058】(測定方法) 曲げタフネス:JSCE G 552に準拠した。養生方
法は温度20℃、湿度60%の部屋で気中養生した。測
定材齢は28日とした。
【0059】
【表9】
【0060】表9から、本発明の吹付け材料は、繊維を
併用することによりモルタルの曲げタフネスが向上する
ことが判る。
【0061】実験例10 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と流
動化剤を表10に示す質量部加えたこと以外は実験例1
と同様に行い、練り上がった状態のフローと急結剤と圧
縮空気を合流混合して吹付けたとき跳ね返り率を測定し
た。結果を表10に示す。
【0062】(使用材料) 流動化剤:メラミン系、市販品
【0063】
【表10】
【0064】表10から、本発明の吹付け材料は、流動
化剤を併用することによりモルタルの流動性が向上する
ことが判る。
【0065】実験例11 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と実
験例7の増粘剤、実験例8の膨張材、実験例9の繊維、
実験例10の流動化剤を表11に示す質量部加えたこと
以外は実験例1と同様に行い、練り上がった状態のフロ
ーと急結剤と圧縮空気を合流混合して吹付けたときの跳
ね返り率を測定した。また、採取したモルタルの圧縮強
度を実験例3と同様に測定した。結果を表11に示す。
【0066】
【表11】
【0067】表11から、本発明の吹付け材料は、増粘
剤、膨張材、繊維或いは流動化剤を併用することにより
モルタルの流動性が良好で、28日圧縮強度が高く、跳
ね返り率が減少することが判る。
【0068】実験例12 セメント100質量部に対して無機微粉末2質量部と実
験例7の増粘剤0.1質量部、実験例8の膨張材3質量
部、実験例9の繊維0.3質量部、実験例10の流動化
剤0.1質量部を加えたこと以外は実験例1と同様にド
ライセメントモルタルを調製し、このドライセメントモ
ルタル100質量部に対して水を表12に示す質量部加
え、実験例1と同様に急結剤と圧縮空気を合流混合して
吹付けたときの跳ね返り率を測定した。また、採取した
モルタルの圧縮強度を実験例3と同様に測定した。結果
を表12に示す。
【0069】
【表12】
【0070】表12から、本発明の吹付け材料は、水の
使用量を調整することによりモルタルの跳ね返り率や2
8日圧縮強度を変えることができるのが判る。
【0071】
【発明の効果】本発明の吹付け材料を用いることで、練
り混ぜたモルタルの流動性が向上し、フローダウンも小
さく、凝結時間も早くなる。また、修復断面が10cm
以上の厚みがあっても1回の吹付けで修復することが可
能となり、施工時間の短縮化が図れる等の効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24/06 C04B 24/06 A 24/26 24/26 C F G // C04B 103:12 103:12 103:14 103:14 103:22 103:22 103:30 103:30 103:44 103:44 (72)発明者 寺崎 聖一 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 (72)発明者 串橋 巧 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 Fターム(参考) 4G012 MA00 MB13 MB23 MB33 PB03 PB04 PB10 PB11 PB12 PB17 PB27 PB30 PB31 PC01 PC04 PC05 PC06 PC08 PC11 PD02 PD03 PE04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントモルタル、無機微粉末、水酸化
    物類、オキシカルボン酸類、セッコウ、ポリマー及び急
    結剤からなる吹付け材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吹付け材料に水を加えミ
    キサで練り混ぜ、得られたモルタルをポンプで圧送し、
    圧送途中で急結剤と圧縮空気を合流混合させて吹付ける
    ことを特徴とする吹付け工法。
JP2002114153A 2002-04-17 2002-04-17 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 Pending JP2003306369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114153A JP2003306369A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114153A JP2003306369A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003306369A true JP2003306369A (ja) 2003-10-28

Family

ID=29396073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114153A Pending JP2003306369A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003306369A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245596A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Denki Kagaku Kogyo Kk セメントモルタルの連続練混ぜ吹付け施工システムおよびそれを用いた吹付け施工方法
JP2008050213A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Denki Kagaku Kogyo Kk 断面修復材及び断面修復工法
JP2012507467A (ja) * 2008-11-06 2012-03-29 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト ポリマー改質された湿式コンクリート混合物の適用方法
JP2012224519A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 吹付け材料及び吹付け方法
US8623943B2 (en) 2007-11-15 2014-01-07 The University Of Montana Hydroxypolyamide gel forming agents
US8961813B2 (en) 2006-08-07 2015-02-24 The University Of Montana Hydroxycarboxylic acids and salts
US9096787B2 (en) 2012-11-28 2015-08-04 Rivertop Renewables Corrosion inhibiting, freezing point lowering compositions
US9162959B2 (en) 2006-08-07 2015-10-20 The University Of Montana Method of oxidation using nitric acid
US9187398B2 (en) 2013-03-13 2015-11-17 Rivertop Renewables, Inc. Nitric acid oxidation processes
US9346736B2 (en) 2013-03-13 2016-05-24 Rivertop Renewables, Inc. Oxidation process
US9347024B2 (en) 2011-04-21 2016-05-24 Rivertop Renewables, Inc. Calcium sequestering composition
US9404188B2 (en) 2010-11-11 2016-08-02 Rivertop Renewables Corrosion inhibiting composition
US9670124B2 (en) 2013-03-13 2017-06-06 Rivertop Renewables, Inc. Nitric acid oxidation process
CN113735534A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 浙江理工大学 可喷射uhtcc及其制备方法及应用
CN114956652A (zh) * 2022-05-06 2022-08-30 武汉理工大学 一种用于磷石膏基喷射成岩材料的微胶囊固化剂的制备方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245596A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Denki Kagaku Kogyo Kk セメントモルタルの連続練混ぜ吹付け施工システムおよびそれを用いた吹付け施工方法
US8961813B2 (en) 2006-08-07 2015-02-24 The University Of Montana Hydroxycarboxylic acids and salts
US9162959B2 (en) 2006-08-07 2015-10-20 The University Of Montana Method of oxidation using nitric acid
JP2008050213A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Denki Kagaku Kogyo Kk 断面修復材及び断面修復工法
US9315624B2 (en) 2007-11-15 2016-04-19 The University Of Montana Hydroxypolyamide gel forming agents
US8623943B2 (en) 2007-11-15 2014-01-07 The University Of Montana Hydroxypolyamide gel forming agents
US9505882B2 (en) 2007-11-15 2016-11-29 The University Of Montana Hydroxypolyamide gel forming agents
US9186697B2 (en) 2008-11-06 2015-11-17 Wacker Chemie Ag Methods for applying polymer-modified wet concrete mixtures
JP2012507467A (ja) * 2008-11-06 2012-03-29 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト ポリマー改質された湿式コンクリート混合物の適用方法
US9404188B2 (en) 2010-11-11 2016-08-02 Rivertop Renewables Corrosion inhibiting composition
JP2012224519A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Denki Kagaku Kogyo Kk 吹付け材料及び吹付け方法
US9347024B2 (en) 2011-04-21 2016-05-24 Rivertop Renewables, Inc. Calcium sequestering composition
US9096787B2 (en) 2012-11-28 2015-08-04 Rivertop Renewables Corrosion inhibiting, freezing point lowering compositions
US9187398B2 (en) 2013-03-13 2015-11-17 Rivertop Renewables, Inc. Nitric acid oxidation processes
US9346736B2 (en) 2013-03-13 2016-05-24 Rivertop Renewables, Inc. Oxidation process
US9670124B2 (en) 2013-03-13 2017-06-06 Rivertop Renewables, Inc. Nitric acid oxidation process
US9758462B2 (en) 2013-03-13 2017-09-12 Rivertop Renewables, Inc. Nitric acid oxidation processes
CN113735534A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 浙江理工大学 可喷射uhtcc及其制备方法及应用
CN113735534B (zh) * 2021-09-06 2023-07-07 浙江理工大学 可喷射uhtcc及其制备方法及应用
CN114956652A (zh) * 2022-05-06 2022-08-30 武汉理工大学 一种用于磷石膏基喷射成岩材料的微胶囊固化剂的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6647885B2 (ja) 耐食性モルタル組成物
JP7234001B2 (ja) ポリマーセメントモルタル及び鉄筋コンクリートの補修方法
JP2003306369A (ja) 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法
JP2015117166A (ja) モルタル組成物
JP2003306367A (ja) 鉄筋コンクリートの補修用組成物およびこれを用いる補修工法
JP2006298663A (ja) 補修可能なモルタル、並びにこれらの硬化物
JP5308304B2 (ja) 吹付け材料およびそれを用いた吹付け工法
JP2003306370A (ja) 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法
JP3534586B2 (ja) 急結材及び急結性吹付セメントコンクリート
JP3986709B2 (ja) グラウト材組成物、硬化物及びその施工方法
JP2002029808A (ja) ドライセメントコンクリート、吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP5494049B2 (ja) セメント組成物のプレミックス粉体、水硬性モルタル及び水硬性モルタル硬化体
JP3547326B2 (ja) 急結材及び急結性吹付セメントコンクリート
JP2002226247A (ja) 吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP7350425B2 (ja) 高耐久性グラウト組成物
JPH09255387A (ja) 吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP2000072503A (ja) 被覆細骨材、セメント組成物、セメント組成物の製造方法
JP4553503B2 (ja) 湿式吹付け用セメントモルタル
JP2006169042A (ja) 補修用セメント組成物及びそれを用いた補修工法
JP2000302506A (ja) 急結剤スラリー、吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP2002068809A (ja) セメントコンクリート、吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JPH10194815A (ja) 吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP3520950B2 (ja) 吹付材料及びそれを用いた吹付工法
JP2006117451A (ja) 補修用セメント組成物及び補修工法
JP2003342053A (ja) 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Written amendment

Effective date: 20071226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080630

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20080806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080829