JP2003341784A - 基板カセット - Google Patents

基板カセット

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JP2003341784A
JP2003341784A JP2002154434A JP2002154434A JP2003341784A JP 2003341784 A JP2003341784 A JP 2003341784A JP 2002154434 A JP2002154434 A JP 2002154434A JP 2002154434 A JP2002154434 A JP 2002154434A JP 2003341784 A JP2003341784 A JP 2003341784A
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JP
Japan
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substrate cassette
foreign matter
substrate
glass substrate
suction port
Prior art date
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Application number
JP2002154434A
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English (en)
Inventor
Shusaku Yamazaki
秀作 山崎
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板と中央支持部との接触によって生じた異
物を下段の基板に付着させない基板カセットを提供す
る。 【解決手段】 中央支持部5を支持すると共に、外部の
排気ポート7に連通する管路6dが設けられた支持部材
6と、中央支持部5の周囲に設けられると共に、前記管
路6dに連通する吸引口Kとからなる異物除去補助手段
Jを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種基板、例えば
液晶表示板等に用いるガラス基板収納用の基板カセット
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開2
000−7148号公報には、ガラス基板を水平状態で
収納するに際して、大型のガラス基板を撓ませることな
く収納するガラス基板カセットが開示されている。この
ガラス基板カセットは、ガラス基板の端部を支持する端
部支持部に加えて、ガラス基板の中央部を複数の支持点
で支持し、かつ搬送アームと干渉しない中央支持部を備
えることを構造上の特徴としている。また、このガラス
基板カセットは、複数のガラス基板を所定間隔をあけて
上下方向に多段収納するように構成されている。
【0003】しかしながら、このようなガラス基板カセ
ットを用いた場合、ガラス基板が中央支持部と接触する
ため、下段に収納されたガラス基板上に異物が落下・付
着するという問題がある。このように異物が付着する
と、パターン欠陥が発生し易くなる。
【0004】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、基板と中央支持部との接触によって生じた異
物を下段の基板に付着させないことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1の手段として、複数枚の基板を水
平姿勢で上下方向に多段収納する基板カセットであっ
て、基板と中央支持部との接触によって生じた異物を除
去する異物除去補助手段を備えるという構成を採用す
る。
【0006】第2の手段として、上記第1の手段におい
て、異物除去補助手段は、中央支持部を支持すると共
に、外部の排気ポートに連通する管路が設けられた支持
部材と、中央支持部の周囲に設けられると共に、前記管
路に連通する吸引口とを備えるという構成を採用する。
【0007】第3の手段として、上記第1または第2の
手段において、支持部材は中空管から形成され、吸引口
は、当該中空管に形成された穴から当該穴の形状よりも
小さな形状の中央支持部を突出させることにより形成さ
れるという構成を採用する。
【0008】第4の手段として、上記第1〜第3いずれ
かの手段において、基板は液晶表示板等に用いるガラス
基板であるという構成を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる基板カセットの一実施形態について説明する。
【0010】図1は、本実施形態の概要構成を示す斜視
図である。この図において、符号Aは基板カセット、1
は底板、2A〜2Fは角柱、3は天板、Jは異物除去補
助機構(異物除去補助手段)、またSはガラス基板であ
る。方形状の底板1の4つの角には角柱2A〜2Dが立
設され、角柱2Aと角柱2Bとの間には角柱2Eが、ま
た角柱2Cと角柱2Dとの間には角柱2Fがそれぞれ立
設されている。
【0011】これら各角柱2A〜2Fは、同一長さに設
定されており、その各上端部には天板3が固定されてい
る。すなわち、本基板カセットAは、上記底板1、角柱
2A〜2F及び天板3によって箱形に構成されている。
また、底板1の1辺1aに沿って角柱2A,2E,2B
が配置され、当該1辺1aに平行な他辺1bには、上記
角柱2A,2E,2Bと対向するように角柱2C,2
F,2Dが配置されることにより、底板1、角柱2A〜
2F及び天板3によって内部空間が形成されており、こ
の内部空間にガラス基板Sが収納される。
【0012】また、各角柱2A〜2Fには、3カ所(下
段,中段、上段)に円筒形状の端部支持部4,4,4が
水平姿勢で備えられている。上記1辺1aに沿って配置
された角柱2A,2E,2Bの各端部支持部4,4,4
は、他辺1bに沿って配置された角柱2C,2F,2D
に向けて突出するように、また上記他辺1bに沿って配
置された角柱2C,2F,2Dの各端部支持部4,4,
4は、1辺1aに沿って配置された角柱2A,2E,2
Bに向けて突出するように、それぞれ設けられている。
【0013】すなわち、角柱2A,2E,2B及び角柱
2C,2F,2Dには、同一高さで互いに対峙するよう
に突出した円筒状の端部支持部4,4,4が各3つ設け
られており、当該各端部支持部4,4,4の周面は、図
示しないロボットハンドによって矢印方向X1から水平
姿勢で挿入されるガラス基板Sの各端部(6カ所)を下
方から支持する。
【0014】さて、本基板カセットAの特徴的構成要素
である異物除去補助機構Jは、図2の断面図にも示すよ
うに、円筒形状の中央支持部5を支持する中空状の支持
部材6と、中央支持部5の周囲に支持部材6との隙間と
して形成される円形の吸引口Kとから構成されている。
上記支持部材6は、角柱2Bと角柱2Cとの中間位置に
立設する柱部6aと、該柱部6aによって所定間隔を隔
てて水平状態に支持される3つの梁部6b,6b,6b
とから構成されている。
【0015】各梁部6b,6b,6bには、丸穴6c,
6c,6cが一定間隔で3カ所に形成されており、上記
中央支持部5は、この円口6cから上方に突出するよう
に各梁部6b,6b,6bに設けられている。上記吸引
口Kは、丸穴6cと中央支持部5との隙間として形成さ
れている。また、中央支持部5の先端部は、上記端部支
持部4の周面と同一高さに設定されており、当該端部支
持部4の周面と同様にガラス基板Sの中央部分を下方か
ら支持する。
【0016】また、中空状の支持部材6内には管路6d
が形成されている。この管路6dは、上記吸引口Kに連
通すると共に、下部において外部の排気ポート7に連通
している。外部のエア吸引装置の作動によって排気ポー
ト7を介して管路6d内の空気が吸引(排気)される
と、吸引口Kから周囲の空気を管路6d内に引き込む。
【0017】次に、このように構成された本基板カセッ
トAの作用について詳説する。
【0018】本基板カセットAによれば、中央支持部5
によってガラス基板Sの中央部分を下方から支持するの
で、ガラス基板Sが比較的大型、例えば1680mm×1380mm
サイズの大型液晶表示板用であっても、中央部を下方に
大きく撓ませることなく収納することができる。ガラス
基板Sの中央部を下方から支持しない場合、当該中央部
が下方に大きく撓むので、ガラス基板Sが破損したり、
ガラス基板Sの収納枚数が制限されたり、あるいは収納
状態のガラス基板Sをロボットハンドで取り出す際にロ
ボットハンドの上下方向の移動ストロークを大きく設定
する必要がある等の不具合が生じるが、本基板カセット
Aでは、このような不具合が生じない。
【0019】また、本基板カセットAによれば、異物除
去補助機構Jを備えているので、図2に示すように、中
央支持部5とガラス基板Sとの接触によって生じた異物
Xを効果的に除去する。すなわち、中央支持部5とガラ
ス基板Sとの接触によって生じた異物Xは、ガラス基板
Sの下面に付着した塵や中央支持部5とガラス基板Sと
の摺動によって発生した中央支持部5の削り粉等である
が、図2(b)に示すように、その殆どが中央支持部5
の周囲近傍領域に落下する。
【0020】このような異物Xに対して、異物除去補助
機構Jの吸引口Kは上記周囲近傍領域を包含する位置に
設けられているので、殆どの異物Xは、吸引口K内、つ
まり各梁部6b,6b,6bの管路6d内に落下する。
そして、この管路6d内に落下した異物Xは、エア吸引
装置の作動によって管路6dを順次移動し排気ポート7
を介してエア吸引装置に回収される。また、吸引口K内
に落下しない少数の異物Xについても、エア吸引装置の
作動によって吸引口K近傍の空気が当該吸引口Kから管
路6d内に引き込まれるので、同様にして排気ポート7
を介してエア吸引装置に回収される。
【0021】したがって、上段の中央支持部5とガラス
基板Sとの接触によって生じた異物Xが下段に収納され
たガラス基板S上に落下することを防止することができ
るので、当該下段のガラス基板Sに異物Xが付着し、後
工程においてパターン欠陥等が生じること等を抑制する
ことが可能となる。
【0022】さらに、本基板カセットAの異物除去補助
機構Jは、エア吸引装置を備えるものではなく、支持部
材6内の管路6dの他端を外部の排気ポート7に装着す
る構成と採用している。このような構成は、基板カセッ
トAの構成を簡単化すること、また基板カセットAの使
用環境にエア吸引装置が設備されていることを考慮した
ものである。また、上記管路6dの他端は排気ポート7
に対して容易に着脱できるように構成されているので、
基板カセットAを移動させる場合に、移動元のエア吸引
装置との接続を容易に乖離し、かつ移動先に備えられた
エア吸引装置に容易に接続することが可能である。
【0023】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、種々の変形が考えられる。例えば、ガ
ラス基板Sの収納段数や中央支持部5の個数等は、上記
実施形態に限定されるものではない。また、必要に応じ
て、エア吸引装置をも備える構成を採用しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板と中央支持部との接触によって生じた異物を除去す
る異物除去補助手段を備えているので、上記異物が下段
に収納された基板に付着することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる基板カセット
の斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係わる基板カセット
の要部断面図である。
【符号の説明】
A……基板カセット 1……底板 2A〜2F……角柱 3……天板 J……異物除去補助機構(異物除去補助手段) 4……端部支持部 5……中央支持部 6……支持部材 6a……柱部 6b……梁部 6c……丸穴 6d……管路 7……排気ポート K……吸引口
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA17 FA30 HA01 MA20 2H090 JB02 JC00 3E096 AA06 BA20 BB05 CA02 CA08 CB03 DA01 DA23 DA30 DB06 FA03 GA20 5F031 CA05 DA01 EA19 PA18 PA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板(S)を水平姿勢で上下
    方向に多段収納する基板カセット(A)であって、 基板(S)と中央支持部(5)との接触によって生じた
    異物を除去する異物除去補助手段(J)を備えることを
    特徴とする基板カセット。
  2. 【請求項2】 異物除去補助手段は、 中央支持部(5)を支持すると共に、外部の排気ポート
    (7)に連通する管路(6d)が設けられた支持部材
    (6)と、 中央支持部(5)の周囲に設けられると共に、前記管路
    (6d)に連通する吸引口(K)とを備えることを特徴
    とする請求項1記載の基板カセット。
  3. 【請求項3】 支持部材は中空管から形成され、吸引
    口は、当該中空管に形成された穴(6c)から当該穴の
    形状よりも小さな形状の中央支持部を突出させることに
    より形成されることを特徴とする請求項1または2記載
    の基板カセット。
  4. 【請求項4】 基板(S)は、液晶表示板等に用いる
    ガラス基板であることことを特徴とする請求項1〜3い
    ずれかに記載の基板カセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170002536U (ko) * 2017-06-21 2017-07-12 이이원 기판 운반 카세트
KR101904238B1 (ko) 2018-03-27 2018-10-04 (주)상아프론테크 인서트 구조체 및 이를 구비한 기판 적재용 카세트

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KR20170002536U (ko) * 2017-06-21 2017-07-12 이이원 기판 운반 카세트
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