JP2003340332A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JP2003340332A
JP2003340332A JP2002149283A JP2002149283A JP2003340332A JP 2003340332 A JP2003340332 A JP 2003340332A JP 2002149283 A JP2002149283 A JP 2002149283A JP 2002149283 A JP2002149283 A JP 2002149283A JP 2003340332 A JP2003340332 A JP 2003340332A
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thin film
mesh
film forming
forming apparatus
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Masakazu Aoki
将一 青木
Tomoaki Okada
智章 岡田
Toshihiko Sato
寿彦 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さ10μm以下の薄膜を形成するのに適し
た装置において、塗布方向,幅方向へ均一に薄膜材料を
塗布することができるようにする。 【解決手段】 液状の材料液をターゲット面28に塗布
しターゲット面28上に薄膜54を形成する薄膜形成装
置であって、材料液の顔料粒よりも大きい目開きサイズ
のメッシュ材で形成された表面層と、表面層の内部に形
成され、材料液が充填される中空部23とを有するメッ
シュロール22と、中空部23内に圧力を加える加圧機
構と、ターゲット面28とメッシュロール22との間に
設置された中間ロール24と、メッシュロール22を回
転させる第1の駆動装置と、中間ロール24をメッシュ
ロール22に対向して回転させる第2の駆動装置と、タ
ーゲット面28を中間ロールの接線方向に中間ロール2
4に対向して移動させる第3の駆動装置とを備えて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜を作成する装
置に関し、特に、厚さ10μm以下の薄膜を形成するの
に適した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、極薄い薄膜を形成する方法として
キャピラリーコータ方式とローラディッピングコータ方
式と液面上薄膜転写方式とが知られている。図5にキャ
ピラリーコータ方式による薄膜形成装置の概略構成図を
示す。図中水平方向に移動可能に設置されたスライド装
置1上に保持台2が設置されており、保持台2上にガラ
ス製の板3が設置されていて、板3の表面に薄膜が形成
される。つまり、板3は保持台2を介してスライド装置
1に固定されており、スライド装置1の移動に伴い板3
も移動するよう構成されている。板3の図中上部にはス
リット4を設けられたノズル5が、板3の表面と接しな
いようにして設置されている。ノズル5内のスリット4
は液移送管6,7とポンプ8とを介して材料液が充填さ
れたタンク9と連通している。
【0003】このような構成により、タンク9からノズ
ル5内のスリット4に材料液が送られると、スリット4
が細く形成されているため材料液は毛細管力により板3
の表面上に吐出される。ここで板3はスライド装置1に
より図中水平方向に移動するので、スリット4から板3
の表面に材料液が均一に塗布され、薄膜10が形成され
る。(特開平8−243476:第2644457号)
【0004】次に、図6にローラディッピングコータ方
式による薄膜形成装置の概略構成図を示す。この方式の
装置では、材料液が収容された材料容器11の図中上方
に、材料液を引き上げるためのファウンテンロール12
が回転可能に設置されており、材料容器11内の材料液
の液面13とファウンテンロール12の図中下部が接す
るように、材料容器11の上下位置が調整されている。
さらにファウンテンロール12の頂部と接するようにし
て、ファウンテンロール12と平行に、表面がシリコン
製のシリコンロール14が回転可能に設置されている。
【0005】このような構成によれば、ファウンテンロ
ール12が回転すると、材料容器11内の材料液はファ
ウンテンロール12の回転にともないファウンテンロー
ル12の表面に引き上げられ、液膜15が形成される。
引き上げられた液膜15は重力によって絞られる。絞ら
れた液膜15がファウンテンロール12の頂部でシリコ
ンロール14表面に転写され、シリコンロール14表面
に薄膜16が形成される。
【0006】続いて、図7に液面上薄膜転写方式による
薄膜形成装置の概略構成図を示す。この装置では、展開
容器17に材料液18に対して不溶性の液体(以下、展
開液という)19を満たし、展開液19の液面に材料液
18を展開する。さらに、材料液18の表面に接するよ
うにして表面がシリコンで形成されたシリコンロール2
0が移動可能かつ回転可能に設置されている。
【0007】このような構成によれば、シリコンロール
20が回転すると展開液19の液面に展開された薄膜材
料18はシリコンロール20表面に転写され、シリコン
ロール20表面に薄膜21が形成されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の薄膜形成方法では、以下に示すような課題が
ある。すなわち、キャピラリーコータ方式においては、
スリット幅と、ノズル先端からガラス製の板の表面まで
の距離と、スライド装置の速度とを制御することで薄膜
の形成が可能であるものの、スリット幅を幅方向に均一
に加工する技術が難しく、また広幅材への均一塗布が困
難であるという課題がある。
【0009】また、ローラディッピングコータ方式にお
いては、材料液の液面が乱れると膜厚が不均一となりや
すいこと、および幅方向の膜厚不均一が発生しやすいこ
とが課題である。さらに、液面上薄膜転写方式では、展
開液面に展開される材料液の厚さが1μm以下の超薄膜
となるため、使用に耐える厚さ(2〜10μm)の薄膜
を形成するためには超薄膜を重ねることが必要となる
が、シリコンロール上で超薄膜を重ねることが困難であ
ること、及び薄膜形成時に薄膜が不均一となりやすいと
いう課題がある。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、塗布方向,幅方向へ均一に薄膜材料を塗布す
る装置の提供、及び薄膜切れや液垂れの発生しない薄膜
塗布装置の提供をすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の薄膜形成装置は、液状の材料液をターゲット
面に塗布し上記ターゲット面上に薄膜を形成する薄膜形
成装置であって、上記材料液の顔料粒よりも大きい目開
きサイズのメッシュ材で形成された表面層と、上記表面
層の内部に形成され、上記材料液を充填される中空部と
を有するメッシュロールと、上記中空部内に圧力を加え
る加圧機構と、上記ターゲット面と上記メッシュロール
との間に設置された中間ロールと、上記メッシュロール
を回転させる第1の駆動装置と、上記中間ロールを上記
メッシュロールに対して回転させる第2の駆動装置と、
上記ターゲット面を上記中間ロールの接線方向に上記中
間ロールに対して移動させる第3の駆動装置とを備え、
上記メッシュロール表面に上記材料液を染み出させて、
上記材料液の均一な供給を行いながら薄膜形成ができる
ことを特徴とする。なお、ここでいうターゲット面と
は、薄膜形成装置において最終的に薄膜を形成する場所
となる面のことをいう。
【0012】請求項2記載の本発明の薄膜形成装置は、
請求項1記載の構成において、上記メッシュロールの表
面を覆い、上記メッシュロールが上記中間ロールと対向
する領域に開口部を有するカバーを備えていて、上記開
口部以外の個所で材料液がカバーの外に露出しないよう
構成されていることを特徴としている。請求項3記載の
本発明の薄膜形成装置は、請求項1〜2記載の構成にお
いて、上記中間ロール表面及び上記ターゲット面が、シ
リコンで形成されていて、材料液が剥離しやすいよう構
成されていることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の本発明の薄膜形成装置は、
請求項1〜3記載の構成において、上記メッシュロール
及び上記中間ロール及び上記ターゲット面が、それぞれ
位置調整装置に支持されていて、上記メッシュロールと
上記中間ロールとの間の押し付け圧力、及び上記中間ロ
ールと上記ターゲット面との間の押し付け圧力を制御で
きることを特徴としている。
【0014】請求項5記載の本発明の薄膜形成装置は、
請求項1〜4記載の構成において、上記第1〜第3の駆
動装置が、それぞれ駆動速度調整装置を設置されてい
て、上記メッシュロールと上記中間ロールとの間のスリ
ップ、及び上記中間ロールと上記ターゲット面との間の
スリップを制御できることを特徴としている。請求項6
記載の本発明の薄膜形成装置は、請求項1〜5記載の構
成において、上記ターゲット面が、回転可能に設置され
たロールであることを特徴としている。
【0015】請求項7記載の本発明の薄膜形成装置は、
液状の材料液をターゲット面に塗布し上記ターゲット面
上に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、上記材料液
の顔料粒よりも大きい目開きサイズのメッシュ材で形成
された表面層と、該表面層の内部に形成され、上記材料
液を充填できる中空部とを有するメッシュロールと、上
記中空部内に圧力を加える加圧機構と、上記メッシュロ
ールを回転させる第1の駆動装置と、上記ターゲット面
を上記メッシュロールの接線方向に上記メッシュロール
に対して移動させる第2の駆動装置とを備え、上記メッ
シュロール表面に上記材料液を染み出させて、上記材料
液の均一な供給を行いながら薄膜形成ができることを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1,2は本発明の第1実施形態
としての薄膜形成装置の概要を示すものである。図1は
本発明の第1実施形態としての薄膜形成装置の概要を模
式的に示した断面図である。
【0017】図1に示すように、本発明の第1実施形態
としての薄膜形成装置は、メッシュロール22、中間ロ
ール24、ターゲットロール25から構成されている。
この構成では、メッシュロール22内部に中空部23が
設けられ、その中空部23に薄膜の材料である材料液が
収納される。材料液は、中空部23に圧力を加えること
でメッシュ材で形成されたメッシュロール22表面に染
み出す。中空部23からメッシュロール22表面にしみ
出た材料液がメッシュロール22のとなりに設置された
中間ロール24表面に塗布され、中間ロール24表面の
材料液が中間ロール24のとなりに設置されたターゲッ
トロール25表面に塗布されることで薄膜が形成され
る。以下、図1のA面でこの薄膜形成装置を切断した装
置概要図を図2に示し、この装置の構成について説明す
る。
【0018】メッシュロール22は、薄膜の材料となる
材料液の顔料粒の2〜3倍の目開きサイズをもつメッシ
ュ材で形成されている。メッシュ材としては、多孔質の
素材であれば良く、例えば、金属メッシュ材や発泡セラ
ミック材、並びに不燃布などが使用できる。メッシュロ
ール22の内部には中空部23が形成され、中空部23
はメッシュロール22の両端に設置された端板26,2
7により蓋をされている。メッシュロール22のとなり
には表面をシリコンで形成された中間ロール24がメッ
シュロール22と平行に回転可能に設置され、さらに中
間ロール24の隣には表面をシリコンで形成されたター
ゲットロール25が中間ロール24と平行に回転可能に
設置されていて、このターゲットロール25の表面がタ
ーゲット面28を形成している。メッシュロール22周
面及び側面はカバー29に覆われている。カバー29は
位置固定で、メッシュロール22はカバー29内で自在
に回転できるようになっている。カバー29は、メッシ
ュロール22と中間ロール24とが対向する領域に開口
部30を形成されている。メッシュロール22の軸方向
両端には回転軸31,32が設置され、中間ロール24
の軸方向両端には回転軸33,34が設置され、ターゲ
ットロール25の軸方向両端には回転軸35,36が設
置されている。回転軸31,32,33,34,35,
36はそれぞれ図中水平方向に位置調整可能に設置され
た軸受け37,38,39,40,41,42により支
持されているため、メッシュロール22および中間ロー
ル24並びにターゲットロール25はそれぞれ独立して
位置調整可能になされている。また、回転軸32,3
4,36はそれぞれ変速モータ43,44,45に繋が
っており、このためメッシュロール22および中間ロー
ル24並びにターゲットロール25はそれぞれ独立して
回転速度を調節しながら回転可能になされている。
【0019】端板26及び回転軸31の中心には連通穴
46,47がそれぞれ貫通しており、連通穴47は回転
軸31の端部に設置されたロータリージョイント48に
よって液移送管49と繋がっている。液移送管49は、
圧力調節が可能なポンプ50と連結されており、ポンプ
50は液移送管51を介して材料液が収納されたタンク
52に連通している。したがって、タンク52に収納さ
れた材料液はタンク52→液移送管51→ポンプ50→
液移送管49→ロータリージョイント48→連通穴47
→連通穴46→中空部23の順路をたどって中空部23
に供給される。
【0020】本発明の第1実施形態としての薄膜形成装
置は上述のように構成されているので、タンク52から
中空部23へ送られた材料液は、ポンプ50から圧力が
与えられると、メッシュロール22表面に均一に染み出
す。染み出た材料液は、メッシュロール22にカバー2
9が設置されているために、開口部30が設けられたメ
ッシュロール22と中間ロール24とが対向する領域以
外ではカバー29の外に露出することはない。
【0021】メッシュロール22と中間ロール24とを
対向して回転させると、メッシュロール22と中間ロー
ル24とが対向する領域でスリップが発生する。メッシ
ュロール22表面に染み出た材料液はこのスリップによ
り均一化されながらメッシュロール22表面から中間ロ
ール24表面に塗布され、中間ロール24表面に材料液
の膜53が形成される。
【0022】さらに、中間ロール24とターゲットロー
ル25とを対向して回転させると、中間ロール24とタ
ーゲットロール25とが対向する領域でもスリップが発
生し、材料液の膜53はこのスリップでさらに均一化さ
れながら中間ロール24表面からターゲットロール25
表面のターゲット面28に塗布され、ターゲット面28
で薄膜54が形成される。
【0023】このとき、各ロールの回転速度を調整し
て、メッシュロール22と中間ロール24との速度比、
及び/又は中間ロール24とターゲットロール25との
速度比をそれぞれ調整することで、メッシュロール22
と中間ロール24との間のスリップ比、及び/又は中間
ロール24とターゲットロール25と間のスリップ比を
それぞれ制御することができ、このスリップ比の制御に
より薄膜54の厚さを制御することが可能となる。
【0024】また、各軸受けの図中水平方向の位置を調
整して、メッシュロール22と中間ロール24とターゲ
ットロール25との相対位置を調整することで、メッシ
ュロール22と中間ロール24との間の押し付け圧力、
及び/又は中間ロール24とターゲットロール25との
間の押し付け圧力を制御することができ、この押し付け
圧力の制御により薄膜54の厚さを制御することが可能
となる。
【0025】なお、今回メッシュロール22に対して中
間ロール24は対向して回転しており、また、中間ロー
ル24に対してターゲットロール25は対向して回転し
ているが、回転方向を同方向としてもよい。ただし、同
方向に回転させた場合には、薄膜にリングパターンと呼
ばれる規則的な筋状のムラが発生しやすくなってしま
う。回転の向きが対向している場合には、このリングパ
ターンは発生しにくい。また、ロールが回転する速度比
を一定にして薄膜を薄くする場合にも回転の向きは対向
していることが望ましい。
【0026】図3,4は本発明の第2実施形態としての
薄膜形成装置の概要を示すもので、図1,2と実質同一
部位には同一符号をつけて説明する。図3は本発明の第
2実施形態としての薄膜形成装置の概要を模式的に示し
た断面図である。この構成では、メッシュロール22内
部に中空部23が設けられ、その中空部23に薄膜の材
料である材料液が収納される。材料液は、中空部23に
圧力を加えることでメッシュロール22表面に染み出
す。中空部23からメッシュロール22表面にしみ出た
材料液がメッシュロール22のとなりに設置されたター
ゲット板55の表面に塗布され、薄膜が形成される。以
下、図3のB面でこの薄膜形成装置を切断した装置概要
図を図4に示し、この装置の構成について説明する。
【0027】この構成において、メッシュロール22、
中空部23、端板26,27、カバー29、開口部3
0、回転軸31,32、軸受け37,38、変速モータ
43、導通穴46,47、ロータリージョイント48、
液移送管49,51、ポンプ50、タンク52はすべて
本発明の第1実施形態と同じに構成されている。メッシ
ュロール22のとなりには、表面をシリコンで形成され
たターゲット板55が設置されていて、このターゲット
板55の表面がターゲット面56を形成する。ターゲッ
ト板55は、変速モータ57により図中垂直方向に移動
可能に設置された移動テーブル58に支持されているの
で、ターゲット板55も図中垂直方向に移動可能になっ
ている。
【0028】本発明の第2実施形態としての薄膜形成装
置は上述のように形成されているので、中空部23にポ
ンプ50から圧力が加えられると、中空部23に収納さ
れた材料液はメッシュロール22表面に染み出す。染み
出た材料液は、メッシュロール22にカバー29が設置
されているためにメッシュロール22からはみ出すこと
はない。
【0029】メッシュロール22の回転方向とターゲッ
ト板55の移動方向とが対向する向きに、メッシュロー
ル22を回転させ、又は/且つターゲット板55を移動
させると、メッシュロール22とターゲット板55との
間でスリップが発生する。メッシュロール22表面に染
み出た材料液は、このスリップにより均一化されながら
ターゲット板55表面のターゲット面56に塗布され、
ターゲット面56に薄膜59が形成される。
【0030】このとき、メッシュロール23とターゲッ
ト板55との相対速度を調整することで、メッシュロー
ル23とターゲット板55との間のスリップ比を制御す
ることができ、このスリップ比の制御により薄膜59の
厚さを制御することが可能となる。また、軸受け37,
38の図中水平方向の位置を調整して、ターゲット面5
6とメッシュロール23表面との相対位置を調整するこ
とで、ターゲット面56とメッシュロール23表面との
間の押し付け圧力を制御することができ、この押し付け
圧力の制御により薄膜59の厚さを制御することが可能
となる。
【0031】本発明の薄膜形成装置は、特に、液晶印刷
関連等の薄膜形成が必要な電子デバイスの成膜に用いて
好適である。以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の薄膜形成
装置によれば、薄膜を形成するための材料液はメッシュ
材で形成されたメッシュロール表面から染み出し供給さ
れるので、液だれを生じることなく均一に上記材料液の
供給を行なうことができ、均一な薄膜形成を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての薄膜形成装置の
概要を示す模式断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての薄膜形成装置の
概要を、一部を破断して示す装置概要図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての薄膜形成装置の
概要を示す模式断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態としての薄膜形成装置
を、一部を破断して示す装置概要図である。
【図5】従来例としての薄膜形成装置のひとつを示す模
式概要図である。
【図6】従来例としての薄膜形成装置のひとつを示す模
式概要図である。
【図7】従来例としての薄膜形成装置のひとつを示す模
式概要図である。
【符号の説明】
1 スライド装置 2 保持台 3 板 4 スリット 5 ノズル 6,7,49,51 液移送管 8,50 ポンプ 9,52 タンク 10,16,21,54,59 薄膜 11 材料容器 12 ファウンテンロール 13 材料液の液面 14,20 シリコンロール 15 液膜 17 展開容器 18 材料液 19 展開液 22 メッシュロール 23 中空部 24 中間ロール 25 ターゲットロール 26,27 端板 28,56 ターゲット面 29 カバー 30 開口部 31,32,33,34,35,36 回転軸 37,38,39,40,41,42 軸受け 43,44,45,57 変速モータ 46,47 導通穴 48 ロータリージョイント 53 材料液の膜 55 ターゲット板 58 移動テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 寿彦 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 Fターム(参考) 4F040 AA04 BA14 CB02 CB05 CB11 CB12 CB14 CB28 CB36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の材料液をターゲット面に塗布し該
    ターゲット面上に薄膜を形成する薄膜形成装置であっ
    て、 該材料液の顔料粒よりも大きい目開きサイズのメッシュ
    材で形成された表面層と、該表面層の内部に形成され、
    該材料液が充填される中空部とを有するメッシュロール
    と、 該中空部内に圧力を加える加圧機構と、 該ターゲット面と該メッシュロールとの間に設置された
    中間ロールと、 該メッシュロールを回転させる第1の駆動装置と、 該中間ロールを該メッシュロールに対して回転させる第
    2の駆動装置と、 該ターゲット面を該中間ロールの接線方向に該中間ロー
    ルに対して移動させる第3の駆動装置とを備えたことを
    特徴とする、薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 該メッシュロールの表面を覆い、該メッ
    シュロールが該中間ロールと対向する領域に開口部を有
    するカバーを備えたことを特徴とする、請求項1記載の
    薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 該中間ロール表面及び該ターゲット面
    が、シリコンで形成されていることを特徴とする、請求
    項1〜2記載の薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 該メッシュロール及び該中間ロール及び
    該ターゲット面それぞれの位置を調整する装置が設置さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜3記載の薄膜形
    成装置。
  5. 【請求項5】 該中間ロールが該メッシュロールに対し
    て回転する回転速度比を調整する装置と、該ターゲット
    面が該中間ロールの接線方向に該中間ロールに対して移
    動する速度比を調整する装置とを備えていることを特徴
    とする、請求項1〜4記載の薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 該ターゲット面が、回転可能に設置され
    たロールの表面であることを特徴とする、請求項1〜5
    記載の薄膜形成装置。
  7. 【請求項7】 液状の材料液をターゲット面に塗布し該
    ターゲット面上に薄膜を形成する薄膜形成装置であっ
    て、 該材料液の顔料粒よりも大きい目開きサイズのメッシュ
    材で形成された表面層と、該表面層の内部に形成され、
    該材料液を充填される中空部とを有するメッシュロール
    と、 該中空部内に圧力を加える加圧機構と、 該メッシュロールを回転させる第1の駆動装置と、 該ターゲット面を該メッシュロールの接線方向に該メッ
    シュロールに対して移動させる第2の駆動装置とを備え
    たことを特徴とする、薄膜形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017208794A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 エヌ・イーケムキャット株式会社 被膜付円柱形ハニカム構造体の製造方法および触媒の製造方法

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