JP2003338771A - 無線通信装置及び無線通信装置の制御方法 - Google Patents

無線通信装置及び無線通信装置の制御方法

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JP2003338771A
JP2003338771A JP2002144651A JP2002144651A JP2003338771A JP 2003338771 A JP2003338771 A JP 2003338771A JP 2002144651 A JP2002144651 A JP 2002144651A JP 2002144651 A JP2002144651 A JP 2002144651A JP 2003338771 A JP2003338771 A JP 2003338771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力化及び通信を安定化できる無線通信装
置及び無線通信装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 データを電波に乗せて外部装置と通信可
能な通信可能期間のための動作クロック信号と、非通信
期間のためのパワーダウンクロック信号とをそれぞれ制
御信号に基づいて生成するクロック生成部7を設ける。
通信可能期間を制御するために、動作クロック信号をカ
ウントする高速スロットカウンタ20を設ける。非通信
期間を制御するために、パワーダウンクロック信号をカ
ウントする低速スロットカウンタ21を設ける。高速ス
ロットカウンタ20のカウント値と低速スロットカウン
タ21のカウント値とにより、前記制御信号を出力する
と共に、高速スロットカウンタ20と低速スロットカウ
ンタ21との間にてカウント値を継続してカウントさせ
るクロック制御部11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費電力の低減を
図ることができる無線通信装置及び無線通信装置の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周波数ホッピング型のスペクトラム拡散
方式の無線通信装置においては、一般に、RF回路部分
とそれ以外のベースバンド処理回路や中央制御部(以
下、CPUという)では主に使用するクロックの周波数
が大きく異なる。RF回路部分では通常、周波数の高い
RFクロック信号が使用される。
【0003】一方で、ベースバンド処理回路やCPUの
各回路部分を含むRF回路以外の回路部分では、RFク
ロック信号と比べて、周波数の低く設定された動作クロ
ック信号が使用される。このため、周波数の高いRFク
ロック信号により駆動されるRF回路部分では、他の回
路部分と比較すると消費電流が大きくなる。
【0004】回路全体の消費電流を少なく抑えるため
に、RF回路部分のみに周波数の高いRFクロック信号
を供給するRF用クロック発生器を内蔵し、このRFク
ロック信号を分周することによって生成した、あるいは
RF用クロック発生器とは別に内蔵した動作用クロック
発生器によって生成した、それほど周波数の高くない動
作クロック信号をRF回路部分以外の回路部分で使用す
ることが一般的である。
【0005】近年、電池駆動の携帯型無線通信装置の急
速な普及に伴い、消費電力の低減を図るために送受信を
周期的に行ない、送受信を行なわない期間はクロック発
生器を止めるという方法が一般的に用いられている。
【0006】例えば、特開2001−345732号公
報(公開日、2001年12月14日)においては、送
受信を行なうためにRF回路部分が動作している場合
は、RF回路側から高速なクロック信号を供給してベー
スバンド処理回路で変復調処理を行なう一方、送受信を
行なわない期間においてはRF回路部分以外に設置した
低速クロック発生回路からクロック信号の供給を受ける
計測タイマ部で次の送受信再開タイミングを待機する構
成が記載されている。これにより、上記公報では、待機
している間は計測タイマ部以外への高速クロックの供給
を停止することによって、送受信を行なわない期間にお
ける消費電力の低減を図る技術が開示されている。
【0007】この技術によれば、送受信を行なわない期
間に無線通信装置において動作をしている部分は、計測
タイマ部、CPU、メモリ、表示装置のみとすることが
でき、RF回路部分、及び計測タイマ部以外のベースバ
ンド処理回路部分を停止することで、消費電力の低減を
図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線通
信装置において消費電力の低減を図るために送受信を周
期的に行ない、送受信を行なわない期間においてはRF
回路部分と、ベースバンド処理回路部分の大部分へのク
ロックの供給を停止する、上記の従来技術では、無線の
通信状態によって送信側と受信側でクロックがずれてし
まったり、ずれを正すためにクロックに補正が掛かった
りした場合に、計測タイマ部によって待つ次の送受信再
開タイミングもずれてしまう可能性があった。
【0009】さらに、上記の従来技術では、送受信を周
期的に行なうことで送受信を行なわない期間の消費電力
の低減が可能となるだけで、例えば、送受信を行なう期
間中にデータの通信が無かった場合には次に送受信を行
なう期間までは高速なクロックを停止して消費電力を低
減し、また、送受信を行なう期間中にデータの通信の全
てが行な得ない場合には送受信を行なう期間を所定の期
間だけ延長し、データの通信が続く限りは高速なクロッ
クを停止せずに送受信動作を継続する、というようにデ
ータ通信を妨げることなくその通信量に応じて消費電力
を低減するための細かい制御を行なうことは困難であっ
た。
【0010】また、上記の従来技術では、RF回路部分
やベースバンド処理回路部分と同様に電力消費の大きい
CPU部分の動作は停止していなかった。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、無線の通信状態によって送信
側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれを正す
ためにクロックに補正が掛かったりした場合にも、次回
の送受信再開タイミングをずれることなく正確にカウン
トすることのできる無線通信装置、及び無線通信装置の
制御方法を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、データ通信を妨げること
なく通信を安定化しながら、その通信量に応じて消費電
力を低減するための木目細かい制御を行なうことのでき
る無線通信装置、及び無線通信装置の制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】さらに本発明は、RF回路部分やベースバ
ンド処理回路部分ばかりでなくこれらの部分と同様に電
力消費の大きいCPU部分の動作をも停止することの可
能な無線通信装置、及び無線通信装置の制御方法を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明における無線通信
装置は、データを電波に乗せて外部装置と通信する無線
信号送受信部(RF回路部分)と、上記無線信号送受信
部(RF回路部分)に接続されて送信信号の変調及び受
信信号の復調を行なう変復調部(ベースバンド処理回路
部分)と、上記無線信号送受信部(RF回路部分)を駆
動するための基準となる高い周波数のRFクロック信
号、上記無線信号送受信部(RF回路部分)を除いた各
部を駆動するための基準となる通常動作用の動作クロッ
ク信号、及び消費電力を低減するために使用する低い周
波数のパワーダウンクロック信号を生成するクロック生
成部と、送受信動作を行なわない期間は高い周波数のR
Fクロック信号及び通常動作用の動作クロック信号の供
給を停止するクロック制御部と、スロット数をカウント
するために、上記クロック生成部で生成された、通常動
作用の動作クロック信号で駆動される高速スロットカウ
ンタ、及び低い周波数のパワーダウンクロック信号で駆
動される低速スロットカウンタを有する周期カウント部
と、上記高速スロットカウンタのスロット数のカウント
値と上記低速スロットカウンタのスロット数のカウント
値とがそれぞれ入力され、それぞれのカウント値が所定
の値に達すると要求信号を出力する要求信号生成部と、
上記要求信号に基づいて、前記制御信号を出力するクロ
ック制御部とによって構成されることを特徴としてい
る。
【0015】上記の構成において、クロック生成部にて
生成された高い周波数のRFクロック信号は無線信号送
受信部(RF回路部分)に供給され、通常動作用の動作
クロック信号は無線信号送受信部(RF回路部分)を除
いた各部に供給される。前記通常動作用の動作クロック
信号はRF用クロックを分周することによって生成され
てもよい。
【0016】上記の各クロック信号がクロック制御部の
制御を受けることによって、所定の周期毎に一定の期間
しか送受信を行なわない場合、RFクロック信号及び動
作クロック信号は送受信動作を行なわない期間に供給を
停止することができる。パワーダウンクロック信号は送
受信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動
作を行なう期間には供給を停止するように構成すること
もできる。
【0017】無線信号送受信部(RF回路部分)はRF
クロック信号を基準として外部装置と無線により信号の
送受信を行なう。
【0018】前記無線信号送受信部(RF回路部分)
は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない
場合は、送受信を行なわない期間の動作を停止すること
ができる。
【0019】変復調部(ベースバンド処理回路部分)は
動作クロック信号を基準として、無線信号送受信部(R
F回路部分)からの受信信号の復調、及び送信信号の変
調を行なう。
【0020】前記変復調部(ベースバンド処理回路部
分)は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわ
ない場合は、送受信を行なわない期間の動作を動作クロ
ック信号の遮断により停止することができる。
【0021】周期カウント部は、スロット数をカウント
するために、前記クロック生成部で生成された、通常動
作用の動作クロック信号で駆動される高速スロットカウ
ンタと、低い周波数のパワーダウンクロック信号で駆動
される低速スロットカウンタとを有している。
【0022】前記高速スロットカウンタは、所定の周期
毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合には、送受
信を行なう期間ではスロット数をカウントし、送受信を
行なわない期間では動作を停止することができる。
【0023】また、前記低速スロットカウンタは、高速
スロットカウンタの動作が停止した時にそのカウント値
を引き継ぎ、以降のカウント動作を継続することが好ま
しい。この場合においては、送受信を行なわない期間に
は低速スロットカウンタを除いた各部分の動作を停止し
て待機状態とするように構成することができる。
【0024】本発明における無線通信装置では、周期カ
ウント部でのカウント値を基に、送受信を行なう期間か
ら送受信を行なわない期間へ移行する際、及び送受信を
行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する際
に、それぞれのタイミングを示す要求信号を生成する。
【0025】また、前記周期カウント部には送受信を行
なう期間に通信するスロット数をカウントする通信スロ
ットカウンタを備えてもよい。この場合、1周期あたり
の長さを表すスロット数と、送受信を行なう期間を表す
スロット数と、送受信を行なう期間中にデータの通信が
行なわれた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを
表すスロット数とを、周期カウント部に設定することに
よって、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわ
ない場合においても、送受信を行なう一定の期間からデ
ータの通信が継続して行なわれている場合は送受信を行
なう期間を延長してデータの通信をそのまま継続するこ
とが可能となり、データ通信を妨げることなくその通信
量に応じて消費電力を低減するための細かい制御を行な
えるように構成することができる。
【0026】一方、送受信を行なう期間が延長されて次
の送受信再開タイミングまで続いてしまった場合におい
ても、送受信を行なう一定の期間と送受信を行なわない
一定の期間からなる所定の周期は乱れないように構成す
ることも可能である。
【0027】また、直前の現在時刻から予想された、予
想された現在時刻を常に内部で保持する回路を備えるこ
とが望ましい。上記回路を設けたことによって、受信信
号からの現在時刻と比較することにより、無線の通信状
態によって送信側と受信側でクロックがずれてしまった
り、ずれを正すためにクロックに補正が掛かったりした
場合は検出が可能であり、周期カウント部のカウント値
を、その都度正しい値に補正することで、次回の送受信
再開タイミングをずれることなく正確にカウントするこ
とができる。
【0028】また、前記無線通信装置は、所定の周期毎
に一定の期間しか送受信を行なわない場合においても、
消費電力を低減させる細かい制御を行なうための設定を
行なうことによって、装置自身が設定に基づいて自動的
に動作することが可能であるため、無線通信装置の回路
全体を制御するCPU部分からは設定のためのデータを
受けるだけでよい。
【0029】したがって、回路全体を制御するためのC
PU部分を含んだ構成とする場合、本装置から生成され
る、送受信を行なう期間から行なわない期間へ、あるい
は送受信を行なわない期間から行なう期間へのタイミン
グを示す要求信号を、クロック制御部の入力として使用
することにより、送受信を行なわない期間ではCPU部
分の動作をも停止する構成とすることができる。
【0030】さらに、本発明における無線通信装置の制
御方法は、外部装置と通信する無線信号送受信プロセス
と、送信信号の変調及び受信信号の復調を行なう変復調
プロセス(ベースバンド処理プロセス)と、送受信動作
を行なわない期間は前記のRFクロック信号、及び動作
クロック信号の供給を停止するクロック制御プロセス
と、通信スロット数をカウントするために、前記の動作
クロック信号に基づいてカウントする高速スロットカウ
ントプロセス、及び前記のパワーダウンクロック信号に
基づいてカウントする低速スロットカウントプロセスか
らなるスロットカウントプロセスと、によって構成され
ることを特徴としている。
【0031】無線信号送受信プロセスはRFクロック信
号に基づいて外部装置と無線により信号の送受信を行な
う。無線信号送受信プロセスは、所定の周期毎に一定の
期間しか送受信を行なわない場合は、送受信を行なわな
い期間の動作を停止することができる。
【0032】クロック制御プロセスは前記の各クロック
信号を制御し、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を
行なわない場合は、送受信動作を行なわない期間にRF
クロック信号及び動作クロック信号の供給を停止するこ
とができる。パワーダウンクロック信号は送受信動作を
行なわない期間には必ず供給され、送受信動作を行なう
期間には供給を停止するように構成することもできる。
【0033】変復調プロセス(ベースバンド処理プロセ
ス)は動作クロック信号に基づいて、無線信号送受信プ
ロセスの受信信号の復調、及び送信信号の変調を行な
う。前記の変復調プロセス(ベースバンド処理プロセ
ス)は、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわ
ない場合は、送受信を行なわない期間の動作を停止する
ことができる。
【0034】周期カウントプロセスは、通信スロット数
をカウントするために、動作クロック信号に基づいてカ
ウントする高速スロットカウントプロセスと、パワーダ
ウンクロック信号に基づいてカウントする低速スロット
カウントプロセスとを備えている。
【0035】前記高速スロットカウントプロセスは、所
定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合
は、送受信を行なう期間では通信スロット数をカウント
し、送受信を行なわない期間では動作を停止することが
できる。
【0036】また、前記低速スロットカウントプロセス
は、高速スロットカウントプロセスが停止した時にその
カウント値を引き継ぎ、以降のカウント動作を継続する
ことができる。
【0037】この場合においては、送受信を行なわない
期間には低速スロットカウントプロセスを除いた各部分
の動作を停止して待機状態とするように構成することが
できる。
【0038】本発明における無線通信装置の制御方法で
は、スロットカウントプロセスでのカウント値を基に、
送受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行
する際、及び送受信を行なわない期間から送受信を行な
う期間へ移行する際に、それぞれのタイミングを示す要
求信号を生成するプロセスを備えるように構成すること
もできる。
【0039】また、前記周期カウントプロセスには送受
信を行なう期間に通信するスロット数をカウントする通
信スロットカウントプロセスを備えてもよい。
【0040】この場合、送受信を行なう期間と送受信を
行なわない期間との合計である1周期あたりの長さを表
す通信スロット数と、送受信を行なう期間を表すスロッ
ト数と、送受信を行なう期間中にデータの通信が行なわ
れた場合に送受信を行なう期間を延長する長さを表すス
ロット数とを、周期カウントプロセスに設定することが
できる。
【0041】上記の各設定によって、所定の周期毎に一
定の期間しか送受信を行なわない場合においても、送受
信を行なう一定の期間からデータの通信が継続して行な
われている場合は、送受信を行なう期間を延長してデー
タの通信をそのまま継続することが可能となり、データ
通信を妨げることなくその通信量に応じて消費電力を低
減するための細かい制御を行なえるように構成すること
ができる。
【0042】一方、送受信を行なう期間が延長されて次
の送受信再開タイミングまで続いてしまった場合におい
ても、上記周期カウントプロセスによって、送受信を行
なう一定の期間と送受信を行なわない一定の期間からな
る所定の周期は乱れないように構成することも可能であ
る。
【0043】また、直前の現在時刻からの予想された現
在時刻を常に内部で保持するプロセスを備えるため、現
在の時刻と比較することにより、無線の通信状態によっ
て送信側と受信側でクロックがずれてしまったり、ずれ
を正すためにクロックに補正が掛かったりした場合は検
出が可能であり、周期カウントプロセスのカウント値
を、その都度正しい値に補正することで、次回の送受信
再開タイミングをずれることなく正確にカウントするこ
とができる。
【0044】また、前記無線通信装置の制御方法は、所
定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない場合に
おいても、消費電力を低減させる細かい制御を行なうた
めの設定を行なうことによって、プロセス自身が設定に
基づいて自動的に動作することが可能であるため、無線
通信装置の回路全体を制御するCPU側の制御プロセス
からは設定のためのデータを受けるだけでよい。
【0045】したがって、回路全体を制御するためのC
PU側のプロセスを含んだ構成とする場合、本プロセス
に含まれる、送受信を行なう期間から行なわない期間
へ、あるいは送受信を行なわない期間から行なう期間へ
のタイミングを示す要求信号生成プロセスの出力信号
を、クロック制御プロセスの入力として使用することに
より、送受信を行なわない期間ではCPU側のプロセス
をも停止する構成とすることができる。
【0046】本発明の他の無線通信装置は、前記の課題
を解消するために、データを電波に乗せて外部装置と通
信可能な通信可能期間、及び上記通信可能期間と異なる
非通信期間が設定された無線通信装置において、通信可
能期間のための第一クロック信号と、非通信期間のため
の第二クロック信号とをそれぞれ制御信号に基づいて生
成するクロック生成部と、上記通信可能期間を制御する
ために、上記第一クロック信号をカウントする第一カウ
ンタと、上記非通信期間を制御するために、上記第二ク
ロック信号をカウントする第二カウンタと、第一カウン
タのカウント値と第二カウンタのカウント値とにより、
前記制御信号を出力すると共に、第一カウンタと第二カ
ウンタとの間にてカウント値を継続してカウントさせる
クロック制御部とを備えたことを特徴としている。
【0047】上記構成によれば、第一カウンタにより制
御される前記通信可能期間を必要に応じて変化、つまり
長くしたり短くしたりしても、第一カウンタと第二カウ
ンタとの間にてカウント値を継続してカウントさせるの
で、上記通信可能期間と非通信期間との間での引き継ぎ
を円滑化でき、上記両者の設定を確実化できる。これに
より、上記構成では、非通信期間での省電化を安定化で
きる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の各形態に係
る無線通信装置及びその制御方法について、図1ないし
図13を参照して詳細に説明する。
【0049】(実施の第一形態)本発明の実施の第一形
態である無線通信装置は、図1のブロック構成図に示す
ように、アンテナ1と、無線信号送受信部(RF回路)
2と、クロック供給部6と、変復調部(ベースバンド処
理回路)12と、送受信制御部17と、無線通信装置全
体を制御するCPU23とを有している。
【0050】上記無線通信装置の通信方式としては、デ
ータを電波に乗せて外部装置と通信可能な通信可能期
間、及び上記通信可能期間と異なる非通信期間が交互と
なるように設定されているもの(例えば時分割スロット
多重方式)であればよい。例えば、パケットによる送信
又は受信のために設定されたスロット期間(例えば、6
25μsec)毎に、所定の周波数範囲(例えば79M
Hz)内にて、周波数が例えば1MHz単位にて互いに
変化する周波数ホッピング型のスペクトル拡散方式(例
えば、ブルーツース(登録商標)や、無線版イーサネッ
ト(登録商標)や、PHS通信等の各通信プロトコル)
が挙げられる。
【0051】アンテナ1は、外部装置との間で無線信号
によりデータの送受信を行なうためのものである。クロ
ック供給部6は、発振回路(1)8と発振回路(2)9
と分周器10とクロック制御部11とを備え、RFクロ
ック信号(第一クロック信号)、動作クロック信号(第
一クロック信号)、パワーダウンクロック信号(第二ク
ロック信号)の各クロック信号をそれぞれ供給するよう
になっている。
【0052】発振回路(1)8は、最も周波数が高いR
Fクロック信号、及び上記RFクロック信号よりも周波
数が低い、動作クロック信号を発生するためのものであ
る。発振回路(2)9は、さらに動作クロック信号より
も周波数が低い、パワーダウンクロック信号を発生する
ようになっている。
【0053】クロック制御部11は、要求信号生成部2
2からの要求信号に基づいて前記各クロック信号の出力
を制御するための各制御信号を出力するものである。ク
ロック制御部11の動作は、図2に示すように、要求信
号としての、パワーアップ要求及びパワーダウン要求を
入力として、発振回路(1)8と発振回路(2)9とが
互いにトグル(交互にオン/オフ、つまり互いに排他的
に)動作をするように設定されている。
【0054】クロック制御部11では、パワーアップ要
求の入力時は発振回路(1)8への制御信号が「1」
(オンを指示する制御信号)に、発振回路(2)9への
制御信号が「0」(オフを指示する制御信号)にてそれ
ぞれ出力される。一方、クロック制御部11において
は、パワーダウン要求の入力時は発振回路(1)8への
制御信号に「0」が、発振回路(2)9への制御信号に
「1」が出力される。
【0055】図1において、RFクロック信号は、発振
回路(1)8で発生した信号である。動作クロック信号
は、発振回路(1)8で発生したRFクロック信号を分
周器10で分周して、周波数を低くした信号である。パ
ワーダウンクロック信号は、発振回路(2)9で発生し
た信号である。
【0056】無線信号送受信部2は、送信回路3と受信
回路5とアンテナスイッチ4とで構成され、RFクロッ
ク信号に基づいて、送受信をアンテナスイッチ4で切り
替えながら送信回路3及び受信回路5にて無線信号処理
を行なうものである。
【0057】変復調部12は、送信処理13、受信処理
14、ROM15、RAM16等で構成され、動作クロ
ック信号に基づいて無線信号送受信部2からの受信信号
を受信データに受信処理14により復調し、また、送信
データを無線信号送受信部2への送信信号に送信処理1
3によって変調するといった変復調処理を行なうように
なっている。変復調方式としては、特に限定されない
が、2値や4値の周波数変調方式が挙げられる。
【0058】送受信制御部17は、時刻補正部18と周
期カウント部19と要求信号生成部22とを有してい
る。時刻補正部18は、受信処理14で受信信号から取
り出された、時刻情報を保持するように設定されてい
る。
【0059】時刻補正部18は、図3に示すように、動
作クロック信号をスロット幅に分周する分周器102
と、同期再生された現在時刻を記憶するフリップフロッ
プ103と、次に再生されるはずの時刻を記憶するフリ
ップフロップ104と、次に再生されるはずの時刻を例
えば1スロット分の間保持して予想された現在時刻を記
憶するフリップフロップ105と、時刻補正が行なわれ
たかどうかを検出する補正検出部106とを備えてい
る。
【0060】受信信号から取り出された時刻情報は、フ
リップフロップ103に「同期再生された現在時刻」と
して記憶される。同時にフリップフロップ104には、
同期再生された現在時刻に「1」(例えば1スロット分
の時刻)を加算することで計算された、「次に再生され
るはずの時刻」が記憶される。
【0061】フリップフロップ105は、フリップフロ
ップ104の値を1スロット分遅らせて保持するため、
1つ前のスロットで計算した次に再生されるはずの時
刻、つまり「予想された現在時刻」が保持されているこ
とになる。
【0062】フリップフロップ103に保持された同期
再生された現在時刻とフリップフロップ105に保持さ
れた予想された現在時刻とが比較され、補正検出信号を
出力する。比較した結果、一致しなかった場合は、時刻
データが連続していないことを表しているため、時刻補
正が行なわれたことを検出することができる。時刻補正
部18からは現在時刻と補正検出信号とを出力すること
ができる。
【0063】図1において、周期カウント部19は、動
作クロック信号が供給されている間は高速スロットカウ
ンタ(第一カウンタ)20が動作クロック信号を分周し
た信号に基づいて、スロット数をカウントダウンし、動
作クロック信号の供給が停止された場合は高速スロット
カウンタ20のカウント値を引き継いで低速スロットカ
ウンタ(第二カウンタ)21がパワーダウンクロック信
号に基づいてスロット数をカウントダウンするようにな
っている。
【0064】なお、高速スロットカウンタ20には、動
作クロックを分周する分周回路が内蔵されており、この
分周されたクロックの周期は、パワーダウンクロックの
周期(一スロット期間)と、基本的に同一に設定されて
いる。
【0065】図4に高速スロットカウンタ20の構成
を、図5に低速スロットカウンタ21の構成をそれそれ
示す。図4において、高速スロットカウンタ20は、分
周器142とカウンタ143と周期設定値記憶部144
とから構成され、周期設定値記憶部144に記憶された
周期設定値を初期値として動作を開始する。
【0066】図5において、低速スロットカウンタ21
はカウンタ152により構成され、高速スロットカウン
タ20から出力されるカウント値を初期値として動作を
開始する。なお、カウンタ143及びカウンタ152の
構成について、カウントダウンするカウンタについて、
説明したが、これに限定されず、カウントアップするカ
ウンタであってもよい。
【0067】図1において、要求信号生成部22は周期
カウント部19のカウント値に基づいてクロック制御部
11に対して要求信号を供給する。要求信号生成部22
の構成は、図6に示すように、各比較部123、125
と、周期開始時刻生成部124と動作終了カウンタ設定
値記憶部122とから構成される。
【0068】比較部123では、高速スロットカウンタ
値と動作終了カウンタ設定値記憶部122に記憶された
動作終了カウント設定値とを比較し、一致した場合はパ
ワーダウン要求を要求信号として出力する。
【0069】一方、周期開始時刻生成部124において
は、加算器が内蔵されており、動作状態時の高速スロッ
トカウンタ値、及び待機状態時の低速スロットカウンタ
値と現在時刻とを加算器により加算して、周期開始時刻
が計算される。
【0070】比較部125は、周期開始時刻生成部12
4で生成された周期開始時刻と現在時刻とを比較して、
一致した場合はパワーアップ要求を要求信号として出力
する。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が一致
しない可能性があるため、周期開始時刻生成部124で
生成された周期開始時刻より現在時刻が大きくなった
(つまり、経過した)場合にパワーアップ要求を出力す
る。
【0071】図1において、CPU23は,動作クロッ
ク信号に基づき、データの送受信を制御するように設定
されている。
【0072】前記のクロック供給部6における各クロッ
ク信号の生成はクロック生成部7の発振回路(1)8や
発振回路(2)9で行なわれ、例えば、水晶発振子やR
C発振子等を用いることができる。また必要により分周
器10を用いることもできるが、特に限定されない。
【0073】発振回路(1)8及び発振回路(2)9
に、水晶発振子を用いた場合の構成を図7(a)に、R
C発振子を用いた場合の構成を図7(b)に示す。図7
(a)において、発振回路8、9は水晶発振子172
と、水晶発振回路173とから構成され、発振回路への
制御信号の入力時にはクロック信号が出力される。図7
(b)において、発振回路8、9はRC発振子175
と、RC発振回路176とから構成され、発振回路への
制御信号の入力時にはクロック信号が出力される。
【0074】図1において、送信時、CPU23で生成
された送信データは変復調部12の送信処理13におい
て変調処理を受け、送信信号として無線信号送受信部2
に送られる。無線信号送受信部2では、送信信号に対し
て高周波信号処理(周波数ホッピング等)が送信回路3
において施されて、アンテナスイッチ4とアンテナ1を
介して外部装置に向け無線信号にて送信される。
【0075】一方、受信時は、アンテナ1とアンテナス
イッチ4を介して受信された無線信号は無線信号送受信
部2の受信回路5で高周波信号処理が施されて受信信号
として出力される。受信信号は変復調部12の受信処理
14において復調処理を受けて受信データとなり、CP
U23に引き渡される。
【0076】消費電力を低減させる場合の動作は、前述
の送信動作及び受信動作を所定の周期ごとに一定の期間
に限って行なうことを特徴とする。この動作において、
送受信を行なわない期間ではRFクロック信号と動作ク
ロック信号を停止し、電力消費の大きい無線信号送受信
部2と、変復調部12と、CPU23とを同時に停止す
ることにより、無線通信装置全体の消費電力を低減でき
る。
【0077】なお、パワーダウンクロック信号は、送受
信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作
を行なう期間には供給を停止するように構成することも
できる。
【0078】図8は、図1に示した本発明の無線通信装
置における実施の第一形態に関するタイミングチャート
である。所定の周期毎に一定の期間に限って送受信を行
なうことで消費電力を低減させる場合の動作を、図8の
タイミングチャートに基づいて説明すると以下のように
なる。
【0079】送受信のタイミングは図8(a)に示した
通りで、送信及び受信は交互に行なわれ、その順序は無
線通信装置が採用した通信方式に従うものとする。期間
t32や期間t37等の送信時、CPU23は送信デー
タを生成し、変復調部12は送信データを変調して無線
信号送受信部2とアンテナ1を通して送信する。
【0080】期間t33や期間t36等の受信時は、ア
ンテナ1と無線信号送受信部2を通して受信した受信信
号を、変復調部12は復調してCPU23に受信データ
として出力する。送受信するデータの量によって、送受
信を行なう期間の長さは長くなったり短くなったりす
る。
【0081】一方で、送受信する期間以外に、期間t3
4のように送信も受信も行なわない期間が存在し、その
期間の長さは設定された所定の周期等によって決まって
くる。この送受信を行なわない期間t34は、場合によ
っては数分間に及ぶことがある。消費電力を低減するた
めに、無線信号送受信部2へのRFクロック信号(e)
や、変復調部12やCPU23への動作クロック信号
(f)を停止するのはこの期間である。
【0082】なお、送信及び受信が行なわる期間は、高
速スロットカウンタ20のカウント値に依存するように
設定されている。また、送信も受信も行なわない期間
は、低速スロットカウンタ21のカウント値に依存する
ように設定されている。
【0083】回路が動作状態となって送受信が開始され
ると、クロック供給部6から供給されたRFクロック信
号(e)に基づいて無線信号送受信部2は送受信動作を
行なう。また、変復調部12はクロック供給部6から供
給された動作クロック信号(f)に基づいて変復調動作
を行なう。
【0084】同時に、このとき、周期カウント部19の
高速スロットカウンタ20では、次に、回路が動作状態
となるまでの通信スロット数(所定の周期分)を動作ク
ロック信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0085】高速スロットカウンタ20で送受信を行な
う期間分のスロット数をカウントし終わった時、要求信
号生成部22においてパワーダウン要求信号(c)が出
力され、クロック制御部11に供給される。
【0086】クロック制御部11は、パワーダウン要求
信号(c)が「1」(オンを示す状態)にて供給される
と、発振回路(1)8を停止し、かつ発振回路(2)9
を開始する各制御信号(j)(k)をそれぞれ出力す
る。この発振回路(1)8を停止し、かつ発振回路
(2)9を開始する各制御信号(j)(k)が、発振回
路(1)8及び発振回路(2)9にそれぞれ入力される
と、RFクロック信号(e)と動作クロック信号(f)
とは停止し、低速スロットカウンタ21以外の回路は待
機状態となる。
【0087】なお、これらの状態は、パワーダウン要求
信号(c)が「0」(オフを示す状態)となっても、後
述のパワーアップ要求信号(b)が「1」(オンを示す
状態)にて供給されるまで維持される。
【0088】RFクロック信号(e)と動作クロック信
号(f)とが停止すると同時に、パワーダウンクロック
信号(g)が発振回路(2)9から、生成される。この
とき、周期カウント部19では低速スロットカウンタ2
1がパワーダウンクロック信号(g)に基づいて動作を
開始し、停止した高速スロットカウンタ20のカウント
値を引き継いで、次に回路が動作状態となるまでの、擬
似的な通信スロット数のカウント動作を継続する。
【0089】低速スロットカウンタ21が所定の周期分
のスロット数をカウントし終わった時、要求信号生成部
22においてパワーアップ要求信号(b)が出力され、
クロック制御部11に供給される。
【0090】クロック制御部11は、パワーアップ要求
信号(b)が供給されると、発振回路(1)8を開始
し、かつ発振回路(2)9を停止するための、各制御信
号(j)(k)を出力する。
【0091】この発振回路(1)8を開始し、かつ発振
回路(2)9を停止する制御信号(j)(k)が、発振
回路(1)8及び発振回路(2)9に入力されると、ク
ロック生成部7ではRFクロック信号(e)と動作クロ
ック信号(f)が生成され、パワーダウンクロック信号
(g)は停止する。
【0092】なお、これらの状態は、パワーアップ要求
信号(b)が「0」(オフを示す状態)となっても、上
述したパワーダウン要求信号(c)が「1」(オンを示
す状態)にて供給されるまで維持される。
【0093】そして、無線通信装置の回路全体は動作状
態となり、再び送受信が実行される。このような動作を
繰り返すことによって、本発明における無線通信装置で
は所定の周期毎に一定の期間だけ送受信を行ない、送受
信を行なわない期間の回路動作を停止することで消費電
力の低減を図っている。
【0094】本実施の第一形態においては、期間t31
や期間t35のように、実際の送受信開始時間より早目
(例えば一スロット期間前)にパワーアップ要求信号
(b)を出力するように要求信号生成部22を構成して
いる。
【0095】ここで、要求信号を生成する際のカウント
値を任意に設定できるようにしておけば、無線信号送受
信部2やクロック生成部7等で使用する発振回路等をは
じめとするデバイスの特性に合わせた柔軟な対応が可能
となる。
【0096】このように要求信号を早目に生成するよう
に設定しておくことによって、実際に送受信を開始する
時にはRFクロック信号や動作クロック信号の発振が安
定しており、無線信号送受信部2及び変復調部12が安
定して動作できるようにしている。
【0097】また、直前の回路の現在時刻(予想された
現在時刻)を保持する時刻補正部18を備えたことで、
無線の通信状態や、待機状態から動作状態への復帰の繰
り返しにより無線通信装置の送信側と受信側で現在時刻
にずれが起きたり、ずれを正すために現在時刻に補正が
掛かったりした場合でも、周期カウント部19でのカウ
ント値を常に正確な値に補正することが可能となってい
る。
【0098】また、送受信を行なわない期間は動作クロ
ック信号を停止してしまうため、CPU23もその動作
を停止し、消費電力の低減がなされる。停止したCPU
23の動作を再開させるためにパワーアップ要求信号
(b)を割り込み信号として利用することもできる。
【0099】本実施の形態によれば、高速スロットカウ
ンタ20からカウンタ値を継続する低速スロットカウン
タ21を設けたことによって、送受信を行なわない期間
においては、パワーダウンクロック信号(g)にてスロ
ット数をカウントする低速スロットカウンタ21のみの
動作として、それ以外の無線信号送受信部2や変復調部
12のみならず、CPU23をも停止することができる
ので消費電力を従来と比べて大幅に低減することができ
る。
【0100】また、本発明の無線通信装置では、実際の
送受信開始時間より早目にパワーアップ要求信号を出力
することと、時刻補正部18を備えることとによって、
無線通信装置を構成するデバイスの特性に柔軟に対応し
たうえで、送受信を再開する際には安定した回路動作を
確保することができ、無線の通信状態や待機状態から動
作状態への復帰の繰り返しによる無線通信装置の現在時
刻のずれにも影響を受けにくい、正確で安定した送受信
の可能な無線通信装置を実現できる。
【0101】(実施の第二形態)次に、本発明の実施の
第二形態に係る無線通信装置について説明する。図9に
示すように、上記無線通信装置は、無線通信方式に、周
波数ホッピング型のスペクトラム拡散方式の、近距離無
線通信方式の一つであるブルーツース(Bluetoo
th)を採用した実施の形態であり、アンテナ41と、
無線信号送受信部(RF回路)42と、クロック供給部
46と、変復調部(ベースバンド処理回路)52と、送
受信制御部57と、無線通信装置全体をそれぞれ制御す
るCPU64とを備えている。
【0102】前記の実施の第一形態との違いは、最初の
送受信時からのスロット数のカウントを開始する通信ス
ロットカウンタ59を送受信制御部57に備えたこと
で、データの送受信が可能な状態で、通信スロットカウ
ンタ59の値が所定の値に達したとき(所定の期間、デ
ータの送受信が行なわれなかったとき)、強制的に待機
状態にする点である。強制的に待機状態にすることによ
り、消費電力の低減を図ることができ、通信状態に応じ
て木目細かい動作制御が可能となる。
【0103】アンテナ41は、外部装置との間で無線信
号の送受信を行なう。クロック供給部46は、発振回路
(1)48と発振回路(2)49と分周器50とクロッ
ク制御部51とを備え、前述の実施の第一形態と同様
な、RFクロック信号、動作クロック信号、パワーダウ
ンクロック信号の各クロック信号を供給できるようにな
っている。
【0104】クロック制御部51は、要求信号生成部6
3からの要求信号に基づいて前記各クロック信号を制御
するように設定されている。RFクロック信号は、発振
回路(1)48で発生させた信号である。動作クロック
信号は、発振回路(1)48で発生したRFクロック信
号を分周器50で分周した信号である。パワーダウンク
ロック信号は、発振回路(2)49で発生した、スロッ
ト幅の周期を有するクロック信号である。
【0105】無線信号送受信部42は、送信回路43と
受信回路45とアンテナスイッチ44とで構成され、R
Fクロック信号に基づいて、送受信をアンテナスイッチ
44で切り替えながら送信回路43及び受信回路45に
て無線信号処理を行なう。
【0106】変復調部52は、送信処理53、受信処理
54、ROM55、RAM56等で構成され、動作クロ
ック信号に基づいて無線信号送受信部42からの受信信
号、及び無線信号送受信部42への送信信号の変復調処
理を行なう。
【0107】送受信制御部57は、時刻補正部58と通
信スロットカウンタ59と周期カウント部60と要求信
号生成部63とで構成される。時刻補正部58は、受信
処理54で受信信号から取り出された、直前の回路の現
在時刻を保持する。時刻補正部58の構成は、前述の実
施の第一形態と同様であり、図3に示す通りである。
【0108】図9の周期カウント部60は、動作クロッ
ク信号が供給されている間は高速スロットカウンタ61
が動作クロック信号を分周した信号に基づいてスロット
数をカウントし、動作クロック信号の供給が停止された
場合は高速スロットカウンタ61のカウント値を引き継
いで低速スロットカウンタ62がパワーダウンクロック
信号に基づいてスロット数をカウントする。
【0109】高速スロットカウンタ61及び低速スロッ
トカウンタ62の構成は、実施の第一形態と同様であ
り、図4及び図5に示す通りである。また、図9の通信
スロットカウンタ59は、最初に送信又は受信した通信
スロットからのスロット数を、動作クロック信号を分周
した信号に基づいてカウントする。
【0110】なお、高速スロットカウンタ61及び通信
スロットカウンタ59には、動作クロックを分周する分
周回路がそれぞれ内蔵されており、これらの分周された
クロックの周期は、パワーダウンクロックの周期と、基
本的に同一(一スロット期間)に設定されている。
【0111】要求信号生成部63は周期カウント部60
のカウント値に基づいてクロック制御部51に対して要
求信号を供給する。要求信号生成部63の構成は、図1
0に示すように、各比較部133、135と、動作終了
時刻生成部132と、周期開始時刻生成部134とから
構成される。
【0112】動作終了時刻生成部132では、加算器が
内蔵されており、通信スロットカウンタ値と現在時刻と
を内蔵された加算器で加算して、動作終了時刻が計算に
よって生成される。
【0113】比較部133は、動作終了時刻生成部13
2で生成された動作終了時刻と現在時刻とを比較し、一
致した場合はパワーダウン要求を出力するように設定さ
れている。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が
一致しない可能性があるため、一致しない場合、動作終
了時刻生成部132で生成された動作終了時刻より現在
時刻が大きく(経過した)なったときにパワーダウン要
求を出力する。
【0114】一方、周期開始時刻生成部134において
は、加算器が内蔵されており、動作状態時の高速スロッ
トカウンタ値、及び待機状態時の低速スロットカウンタ
値と現在時刻とを内蔵された加算器で加算して、周期開
始時刻が計算により生成される。
【0115】比較部135は、周期開始時刻生成部13
4で生成された周期開始時刻と現在時刻とを比較し、一
致した場合はパワーアップ要求を出力するようになって
いる。補正検出信号が入力された場合は現在時刻が一致
しない可能性があるため、一致しない場合、周期開始時
刻生成部134で生成された周期開始時刻より現在時刻
が大きく(経過した)なったときにパワーアップ要求を
出力する。
【0116】図9におけるクロック制御部51、及び発
振回路(1)48と(2)49の構成は、前述した実施
の第一形態と同様であり、図2及び図7(a)又は図7
(b)に示した通りである。
【0117】図9のCPU64は動作クロック信号に基
づいてデータを送受信する。前記のクロック供給部46
における前記各クロック信号の生成は、RFクロック信
号の生成には、例えば、12メガヘルツ(MHz)や1
3メガヘルツや16メガヘルツの発振周波数を持つ水晶
発振子を用いることができる。また動作クロック信号に
は前記のRFクロック信号を分周器50で分周して生成
した、例えば、周波数1メガヘルツのクロック信号を用
いることができる。また、パワーダウンクロック信号の
生成には、例えば、32キロヘルツの発振周波数を持つ
水晶発振子を用いることができる。
【0118】送信時、CPU64で生成された送信デー
タは変復調部52の送信処理53において変調処理を受
け、送信信号として無線信号送受信部42に送られる。
無線信号送受信部42では送信回路43にて高周波信号
処理がなされて、アンテナスイッチ44とアンテナ41
を介して送信される。
【0119】一方、受信時は、アンテナ41とアンテナ
スイッチ44を介して受信された無線信号は、無線信号
送受信部42の受信回路45にて高周波信号処理を受け
て受信信号として出力される。受信信号は変復調部52
の受信処理54において復調処理を受けて受信データと
なり、CPU64に引き渡される。
【0120】消費電力を低減させる場合の動作は、前述
の送信及び受信動作を所定の周期ごとに一定の期間に限
って行なうことを特徴とする。この動作において、送受
信を行なわない期間ではRFクロック信号と動作クロッ
ク信号を停止し、電力消費の大きい無線信号送受信部4
2と、変復調部52と、CPU64とを同時に停止する
ことにより、無線通信装置全体の消費電力を低減でき
る。
【0121】なお、パワーダウンクロック信号は、送受
信動作を行なわない期間には必ず供給され、送受信動作
を行なう期間には供給を停止するように構成することも
できる。
【0122】ブルーツースの無線通信規格には省電力動
作モードの一つとして、送信及び受信を所定の周期毎に
一定の期間行なうスニフ(sniff)モードの仕様が
公開されている。
【0123】この仕様によれば、スニフモードでは、送
信及び受信の動作を所定の周期毎に一定の期間に限って
行なうこと、送受信を行なわない期間は待機状態とする
こと、自身宛のデータパケットを受信している限りは受
信動作を続けること、受信終了後は別に設定した延長期
間か前記の送受信を行なう一定期間の残りのどちらか長
い方の期間分は送受信を行なう期間を延長すること、を
特徴とした送受信制御を行なっている。
【0124】本実施の第二形態においては、無線通信方
式にブルーツースを使用しており、前期の送信及び受信
動作を所定の周期ごとに一定の期間に限って行なう例と
してスニフモードでの動作が設定されている。
【0125】図11及び図12は、図9に示した本発明
の無線通信装置における実施の第二形態に関する各タイ
ミングチャートである。
【0126】スニフモードにおける動作を、図11及び
図12の各タイミングチャートに基づいて説明すると以
下のようになる。送受信のタイミングは図11(a)に
示した通りで、送信及び受信は交互に行なわれ、その順
序は無線通信装置が採用したブルーツース通信方式に従
う。この図11では、ネットワーク全体の管理を外部装
置側に委ねたスレーブデバイスとしての動作を示してい
る。
【0127】期間t73等の送信時、CPU64は送信
データを生成し、変復調部52は送信データを変調して
無線信号送受信部42とアンテナ41を通して送信す
る。期間t72や期間t75、t79等の受信時は、ア
ンテナ41と無線信号送受信部42を通して受信した受
信信号を、変復調部52は復調してCPU64に受信デ
ータとして出力する。
【0128】送受信するデータの量によって、送受信を
行なう期間の長さは長くなったり短くなったりする。一
方で期間t77のように送信も受信も行なわない期間が
存在し、その期間の長さは設定された所定の周期や送受
信データ量等によって決まってくる。
【0129】この送受信を行なわない期間t77は場合
によっては数分間に及ぶことがある。消費電力を低減す
るため、無線信号送受信部42へのRFクロック信号
(e)の供給や、変復調部52やCPU64への動作ク
ロック信号(f)の供給を停止するのはこの期間であ
る。
【0130】なお、送信及び受信が行なわれる期間は、
通信スロットカウンタ59のカウント値に依存するよう
に設定されている。また、送信も受信も行なわない期間
は、低速スロットカウンタ62のカウント値に依存する
ようになっている。
【0131】ここでは説明のために、ブルーツース通信
規格のスニフ(sniff)モードの仕様に規定され
た、送受信動作を行なう期間を「スニフスロット」、ス
ニフスロットが規則的に繰り返される所定の周期を「ス
ニフ周期」、無線通信装置がスニフスロット期間中に自
身宛のデータの送受信を行なわなかった場合でも送受信
に備えて動作状態で待機する最低限の期間(スニフスロ
ットの最小値に相当する)を「アテンプト期間」、前回
の送受信とスニフスロットの終了との間に無線通信装置
が自身宛の送受信データをさらに受信した際にスニフス
ロット期間を延長する一定の期間を「タイムアウト期
間」、と呼ぶことにする。
【0132】図11におけるそれぞれのパラメータは、
「スニフ周期」が12スロット、「アテンプト期間」が
「スニフ周期」より短い、例えば6スロット、「タイム
アウト期間」が「アテンプト期間」より短い、例えば4
スロットとなっている。
【0133】回路が動作状態となって送受信が開始され
ると、クロック供給部46から供給されたRFクロック
信号(e)に基づいて無線信号送受信部42は送受信動
作を行なう。また、変復調部52はクロック供給部46
から供給された動作クロック信号(f)に基づいて変復
調動作を行なう。
【0134】同時に、このとき、周期カウント部60の
高速スロットカウンタ61では、次に回路が動作状態と
なるまでの通信スロット数(期間t71からt77まで
で表される、所定の周期=「スニフ周期」分)を動作ク
ロック信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0135】さらに、同時に、通信スロットカウンタ5
9では、最低限送受信を行なう通信スロット数(期間p
80で表される「アテンプト期間」分)を動作クロック
信号(f)に基づいてカウントし始める。
【0136】ここで、期間p80で表される「アテンプ
ト期間」中に無線通信装置自身に宛てたデータの送受信
が行なわれた場合、その時点でのアテンプト期間の残り
時間が「タイムアウト期間」よりも小さければ、通信ス
ロットカウンタ59のカウント値をタイムアウト期間の
値に上書きし、データ送受信時点から期間p81で表さ
れる「タイムアウト期間」分だけ、スニフスロットを延
長してカウントする。
【0137】当然のことながら送受信が継続された場合
はスニフスロットの延長動作も繰り返されるため、送受
信が終わってタイムアウト期間が経過するまでカウント
動作は継続される。
【0138】ただし、この時にスニフスロットが延長に
よってスニフ周期を超えてしまい、次のスニフスロット
と連続してしまった場合については、新たなスニフスロ
ットに入った時点で通信スロットカウンタ59のカウン
ト値を再度アテンプト期間分のスロット数に上書きす
る。
【0139】これは、新たなスニフスロットに入って,
すぐに通信スロットカウンタ59によるカウントが終了
してしまった場合、本来ならアテンプト期間中であるに
もかかわらずアテンプト期間が終了となってしまい、ス
ニフ周期毎にスニフスロットを設定する動作が乱れるの
を防ぐためである。
【0140】通信スロットカウンタ59の構成は、図1
3に示すように、動作クロック信号をスロット幅に分周
する分周器112とカウンタ113と比較部116とア
テンプト期間設定記憶部114とタイムアウト期間設定
値記憶部115とを備え、アテンプト期間設定記憶部1
14に記憶されたアテンプト期間設定値を初期値として
カウンタ113のカウント動作を開始するように設定さ
れている。
【0141】アテンプト期間中に無線通信装置自身宛の
データの送受信が行なわれた場合は、カウンタ113の
カウント値とタイムアウト期間設定値記憶部115に記
憶されたタイムアウト期間設定値とを比較部116で比
較し、カウント値がタイムアウト期間設定値記憶部11
5に記憶されたタイムアウト期間設定値より小さい場合
は、カウンタ113にタイムアウト期間設定値記憶部1
15の設定値を上書きする。
【0142】一方、図11のアテンプト期間p80の間
に無線通信装置自身宛てのデータ送受信が行なわれなか
った場合は、次の図12に示すような動作となる。
【0143】回路が動作状態となって送受信が開始され
ると、クロック供給部46から供給されたRFクロック
信号(e)に基づいて無線信号送受信部42は送受信動
作を行なう。また、変復調部52はクロック供給部46
から供給された動作クロック信号(f)に基づいて変復
調動作を行なう。
【0144】同時に、このとき、周期カウント部60の
高速スロットカウンタ61では、次に回路が動作状態と
なるまでの通信スロット数(期間t91からt95まで
で表される、所定の周期=「スニフ周期」分)を動作ク
ロック信号(f)を分周した信号に基づいてカウントし
始める。
【0145】さらに同時に、通信スロットカウンタ59
では、最低限送受信を行なう通信スロット数(期間p9
8で表される「アテンプト期間」分)を動作クロック信
号(f)を分周した信号に基づいてカウントし始める。
【0146】図12に示すようにアテンプト期間p98
の間に無線通信装置自身宛てのデータ送受信が行なわれ
なかった場合は、通信スロットカウンタ59のカウント
値の上書きは行なわれず、そのままアテンプト期間終了
までカウント動作を続ける。
【0147】通信スロットカウンタ59で送受信を行な
う期間分のスロット数をカウントし終わると、要求信号
生成部63から、パワーダウン要求信号(c)が出力さ
れ、クロック制御部51に供給される。
【0148】クロック制御部51は、パワーダウン要求
信号(c)が供給されると、発振回路(1)48を停止
し、かつ発振回路(2)49を開始するための、各制御
信号(k)(l)を出力する。この発振回路(1)48
を停止し、かつ発振回路(2)49を開始するための、
各制御信号(k)(l)が、発振回路(1)48及び発
振回路(2)49にそれぞれ入力されると、クロック生
成部47の発振回路(1)48で生成されるRFクロッ
ク信号(e)と動作クロック信号(f)は停止し、低速
スロットカウンタ62以外の回路は待機状態となる。
【0149】同時にパワーダウンクロック信号(g)が
生成される。このとき、周期カウント部60では低速ス
ロットカウンタ62がパワーダウンクロック信号(g)
に基づいて動作を開始し、停止した高速スロットカウン
タ61のカウント値を引き継いで、次に回路が動作状態
となるまでの通信スロット数のカウント動作を継続す
る。
【0150】低速スロットカウンタ62が所定のスニフ
周期分のスロット数をカウントし終わった時、要求信号
生成部63から、パワーアップ要求信号(b)が出力さ
れ、クロック制御部51に供給される。
【0151】クロック制御部51は、パワーアップ要求
信号(b)が供給されると、発振回路(1)48を開始
し、かつ発振回路(2)49を停止する信号(k)
(l)を出力する。
【0152】この発振回路(1)48を開始し、かつ発
振回路(2)49を停止する信号(k)(l)が、発振
回路(1)48及び発振回路(2)49に入力される
と、クロック生成部47ではRFクロック信号(e)と
動作クロック信号(f)が生成され、パワーダウンクロ
ック信号(g)は停止する。そして、回路は動作状態と
なり再び送受信が行なわれる。
【0153】このような動作を繰り返すことによって本
発明における無線通信装置では、所定の「スニフ周期」
毎に一定の「アテンプト期間」だけ「スニフスロット」
を用意して送受信を行ない、送受信を行なわない期間の
回路動作を停止することで消費電力の低減を図ると共
に、アテンプト期間中にデータ送受信があった場合は適
宜「タイムアウト期間」分、スニフスロットを延長して
更なる送受信に備えることができる。
【0154】本実施の第二形態においては、図11の期
間t71や期間t78、さらに図12の期間t91や期
間t96のように、実際の送受信開始時間より早目に
(例えば一スロット期間分)パワーアップ要求信号
(b)を出力するように要求信号生成部63を構成して
いる。
【0155】ここで、要求信号を生成する際のカウント
値を任意に設定できるようにしておけば、無線信号送受
信部42やクロック生成部47で使用する発振器等をは
じめとするデバイスの特性に合わせた柔軟な対応が可能
となる。
【0156】このように要求信号を早目に生成するよう
にしておくことによって、実際に送受信を開始する時に
はRFクロック信号や動作クロック信号の発振が安定し
ており、無線信号送受信部42及び変復調部52が安定
して動作できるようにしている。
【0157】また、直前の回路の現在時刻(予想された
現在時刻)を保持する時刻補正部58を備えたことで、
無線の通信状態や、待機状態から動作状態への復帰の繰
り返しにより無線通信装置の送信側と受信側で現在時刻
にずれが起きたり、ずれを正すために現在時刻に補正が
掛かったりした場合でも、送受信制御部57でのカウン
ト値を常に正確な値に補正することが可能となってい
る。
【0158】また、送受信を行なわない期間は動作クロ
ック信号を停止してしまうためCPU64もその動作を
停止し、消費電力の低減がなされる。停止したCPU6
4の動作を再開させるためにパワーアップ要求信号
(b)を割り込み信号として利用することもできる。
【0159】本実施の形態によれば、高速スロットカウ
ンタ61のカウント値を引き継いでカウントする低速ス
ロットカウンタ62を設けたことによって、送受信を行
なわない期間においては、パワーダウンクロック信号
(g)にてスロット数をカウントする低速スロットカウ
ンタ62のみの動作として、それ以外の無線信号送受信
部42や変復調部52のみならず、CPU64をも停止
することで消費電力を大幅に低減することができる。
【0160】また、通信スロットカウンタ59のカウン
ト値を送受信データの量やタイミングによって適宜書き
換えることによって、消費電力の低減を図りながらも送
受信動作を阻害することを回避できるように木目細かく
スニフスロットを制御することが可能となる。
【0161】さらに、上記無線通信装置では、実際の送
受信再開時間より早目にパワーアップ要求信号を出力す
ることと、時刻補正部58を備えることとによって、無
線通信装置を構成するデバイスの特性に柔軟に対応した
うえで、送受信を再開する際には安定した回路動作を実
現することができ、無線の通信状態や待機状態から動作
状態への復帰の繰り返しによる無線通信装置の現在時刻
のずれにも影響を受けにくく、正確で安定した送受信の
可能な無線通信装置を実現することができる。
【0162】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よる無線通信装置及び無線通信装置の制御方法によれ
ば、無線の通信状態によって送信側と受信側でクロック
がずれてしまったり、ずれを正すためにクロックに補正
が掛かったりした場合にも、次回の送受信再開タイミン
グをずれることなく、正確にカウントすることが可能と
なる。
【0163】また、本発明による無線通信装置及び無線
通信装置の制御方法によれば、データ通信を妨げること
なくその通信量やタイミングに応じて消費電力を低減す
るための木目細かい制御が可能となる。
【0164】さらに、本発明による無線通信装置及び無
線通信装置の制御方法によれば、無線信号送受信部(R
F回路部分)や変復調部(ベースバンド処理回路部分)
ばかりでなく、これらの部分と同様に電力消費の大きい
CPU部分の動作をも停止することができるため、大幅
な消費電力の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態である無線通信装置の
概略構成を説明するためのブロック図である。
【図2】上記無線通信装置のクロック制御部における動
作を説明するための動作概略図である。
【図3】上記無線通信装置の時刻補正部における概略構
成を説明するためのブロック図である。
【図4】上記無線通信装置の高速スロットカウンタの概
略構成を説明するためのブロック図である。
【図5】上記無線通信装置の低速スロットカウンタの概
略構成を説明するためのブロック図である。
【図6】上記無線通信装置における要求信号生成部の概
略構成を説明するためのブロック図である。
【図7】上記無線通信装置の発振回路のブロック図であ
って、(a)は水晶発振子を用いた場合、(b)はRC
発振子を用いた場合を示す。
【図8】上記無線通信装置の動作例の概要を説明するた
めの各タイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の第二形態である無線通信装置の
概略構成を説明するためのブロック図である。
【図10】上記実施の第二形態の無線通信装置における
要求信号生成部の概略構成を説明するためのブロック図
である。
【図11】上記無線通信装置の動作における一例の概要
を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】上記無線通信装置の動作における他の例の概
要を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】上記無線通信装置における通信スロットカウ
ンタの概略構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1、41 アンテナ 2、42 無線信号送受信部(RF回路) 3、43 送信回路 4、44 アンテナスイッチ 5、45 受信回路 6、46 クロック供給部 7、47 クロック生成部 8、48 発振回路(1) 9、49 発振回路(2) 10、50 分周器 11、51 クロック制御部 12、52 変復調部(ベースバンド処理回路) 13、53 送信処理 14、54 受信処理 15、55 ROM 16、56 RAM 17、57 送受信制御部 18、58 時刻補正部 19、60 周期カウント部 20、61 高速スロットカウンタ 21、62 低速スロットカウンタ 22、63 要求信号生成部 23、64 CPU 59 通信スロットカウンタ 102 分周器 103 「同期再生された現在時刻」フリップフロップ 104 「次に再生されるはずの時刻」フリップフロッ
プ 105 「予想された現在時刻」フリップフロップ 106 補正検出部 112 分周器 113 カウンタ 114 アテンプト期間設定値記憶部 115 タイムアウト期間設定値記憶部 116 比較部 122 動作終了カウント設定値記憶部 123 比較部 124 周期開始時刻生成部 125 比較部 132 動作終了時刻生成部 133 比較部 134 周期開始時刻生成部 135 比較部 142 分周器 143 カウンタ 144 周期設定値記憶部 152 カウンタ 172 水晶発振子 173 水晶発振回路 175 RC発振子 176 RC発振回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを電波に乗せて外部装置と通信する
    無線信号送受信部と、 上記無線信号送受信部に接続されて送信信号の変調及び
    受信信号の復調を行なう変復調部と、 上記無線信号送受信部を駆動するための基準となる高い
    周波数のRFクロック信号と上記無線信号送受信部を除
    く各部を駆動するための基準となる通常動作用の動作ク
    ロック信号と、消費電力を低減するために使用する低い
    周波数のパワーダウンクロック信号とを、それぞれ制御
    信号に基づいて生成するクロック生成部と、 送受信期間に対応したスロットの数をカウントするため
    に、上記クロック生成部で生成された、動作クロック信
    号で駆動される高速スロットカウンタ、及び低い周波数
    のパワーダウンクロック信号で駆動される低速スロット
    カウンタを有する周期カウント部と、 上記高速スロットカウンタのスロット数のカウント値と
    上記低速スロットカウンタのスロット数のカウント値と
    がそれぞれ入力され、それぞれのカウント値が所定の値
    に達すると要求信号を出力する要求信号生成部と、 上記要求信号に基づいて、前記制御信号を出力するクロ
    ック制御部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記動作クロック信号で駆動さ
    れ、データの送受信を制御する中央制御部を備えたこと
    を特徴する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】さらに、予想された現在時刻と、受信信号
    からの現在時刻とを比較して、正しい現在時刻と補正検
    出信号とを出力する時刻補正部を備え、 前記要求信号生成部は、上記現在時刻と上記補正検出信
    号とが入力され、カウント値を補正して、前記制御信号
    を制御するための要求信号を出力するようになっている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装
    置。
  4. 【請求項4】前記周期カウント部は、送受信を行なう期
    間から送受信を行なわない期間へ移行する際、高速スロ
    ットカウンタでのスロット数のカウント値を低速スロッ
    トカウンタに引き継ぐように設定されていることを特徴
    とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の無線通信
    装置。
  5. 【請求項5】前記要求信号生成部は、送受信を行なう期
    間から送受信を行なわない期間へ移行する際、又は送受
    信を行なわない期間から送受信を行なう期間へ移行する
    際に、前記高速スロットカウンタのスロット数のカウン
    ト値、あるいは前記低速スロットカウンタのスロット数
    のカウント値が所定の値に達すると、要求信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記
    載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】前記クロック制御部は、送受信を行なう期
    間から送受信を行なわない期間へ移行するための前記要
    求信号が入力されたとき、前記RFクロック信号及び前
    記動作クロック信号の供給を停止し、かつパワーダウン
    クロック信号の供給を開始する制御信号を出力すること
    を特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】前記クロック制御部は、送受信を行なわな
    い期間から送受信を行なう期間へ移行するための前記要
    求信号が入力されたとき、前記RFクロック信号及び前
    記動作クロック信号の供給を開始し、かつパワーダウン
    クロック信号の供給を停止する制御信号を出力すること
    を特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】送受信を行なう期間のスロット数をカウン
    トする通信スロットカウンタを備え、所定の周期毎に一
    定の期間しか送受信を行なわない場合に、送受信動作を
    行なう一定の期間内にデータを受信した、あるいはデー
    タが前記変復調部に書き込まれた場合は、送受信動作を
    行なう期間を通信の受信終了、あるいは送信動作終了時
    点から所定の期間延長すること、及び、送受信動作を行
    なう一定の期間内に、通信を受信しなかった、あるいは
    送信するデータが前記変復調部に書き込まれなかった場
    合は、送受信動作を行なう期間を延長することなく終了
    してそれ以後の送受信を次の送受信再開タイミングまで
    停止すること、を特徴とする請求項1ないし7の何れか
    1項に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】データを電波に乗せて外部装置と通信して
    無線信号を送受信するステップと、 送受信された送信信号の変調及び受信信号の復調を行な
    って変復調するステップと、 上記送受信するステップを駆動するための基準となる高
    い周波数のRFクロック信号と上記送受信するステップ
    を除く各部を駆動するための基準となる通常動作用の動
    作クロック信号と消費電力を低減するために使用する低
    い周波数のパワーダウンクロック信号とをそれぞれ制御
    信号に基づいて生成するクロック信号生成ステップと、 送受信期間に対応したスロットの数をカウントするため
    に、前記クロック信号生成ステップ分で生成された、通
    常動作用の動作クロック信号で駆動される高速スロット
    カウンタ、及び低い周波数のパワーダウンクロック信号
    で駆動される低速スロットカウンタをカウントするステ
    ップと、 高速スロットカウンタのスロット数のカウント値と低速
    スロットカウンタのスロット数のカウント値とがそれぞ
    れ入力され、それぞれのカウント値が所定の値に達する
    と要求信号を出力する要求信号を生成するステップと、 上記要求信号に基づいて、前記制御信号を出力して各ク
    ロック信号を制御するステップとを含むことを特徴とす
    る無線通信装置の制御方法。
  10. 【請求項10】さらに、通常動作用の動作クロック信号
    で駆動される中央制御部で、データの送受信が行なわれ
    るステップを含むことを特徴する請求項9に記載の無線
    通信装置の制御方法。
  11. 【請求項11】さらに、予想された現在時刻と、受信信
    号から検出された現在時刻とを比較して、正しい現在時
    刻と補正検出信号とを出力するステップを備え、 前記要求信号を生成するステップは、前記現在時刻と前
    記補正検出信号とが入力され、カウント値を補正して、
    要求信号を出力することを特徴とする請求項9又は請求
    項10に記載の無線通信装置の制御方法。
  12. 【請求項12】前記カウントするステップは、送受信を
    行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行する際、
    高速スロットカウンタでのスロット数のカウント値を低
    速スロットカウンタに引き継ぐことを特徴とする請求項
    9ないし11の何れか1項に記載の無線通信装置の制御
    方法。
  13. 【請求項13】前記要求信号を生成するステップは、送
    受信を行なう期間から送受信を行なわない期間へ移行す
    る際、又は送受信を行なわない期間から送受信を行なう
    期間へ移行する際に、前記高速スロットカウンタのスロ
    ット数のカウント値、あるいは前記低速スロットカウン
    タのスロット数のカウント値が所定の値に達すると、要
    求信号を出力することを特徴とする請求項9ないし12
    の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法。
  14. 【請求項14】前記クロック信号生成ステップは、前記
    要求信号が入力され、送受信を行なう期間から送受信を
    行なわない期間へ移行するとき、前記RFクロック信
    号、及び前記通常動作用の動作クロック信号の供給を停
    止し、かつパワーダウンクロック信号の供給を開始する
    制御信号を出力することを特徴とする請求項9ないし1
    3の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法。
  15. 【請求項15】前記クロック信号生成ステップは、前記
    要求信号が入力され、送受信を行なわない期間から送受
    信を行なう期間へ移行するとき、前記RFクロック信
    号、及び前記通常動作用の動作クロック信号の供給を開
    始し、かつパワーダウンクロック信号の供給を停止する
    制御信号を出力することを特徴とする請求項9ないし1
    2の何れか1項に記載の無線通信装置の制御方法。
  16. 【請求項16】送受信を行なう期間に通信するスロット
    数をカウントする通信スロットカウントステップを備
    え、所定の周期毎に一定の期間しか送受信を行なわない
    場合に、送受信動作を行なう一定の期間内にデータを受
    信した、あるいはデータが前記変復調するステップに書
    き込まれた場合は、送受信動作を行なう期間を通信の受
    信終了、あるいは送信動作終了時点から所定の期間延長
    すること、及び、送受信動作を行なう一定の期間内に、
    通信を受信しなかった、あるいは送信するデータが前記
    変復調するステップに書き込まれなかった場合は、送受
    信動作を行なう期間を延長することなく終了してそれ以
    後の送受信を次の送受信再開タイミングまで停止するこ
    と、を特徴とする請求項9ないし15の何れか1項に記
    載の無線通信装置の制御方法。
  17. 【請求項17】データを電波に乗せて外部装置と通信可
    能な通信可能期間、及び上記通信可能期間と異なる非通
    信期間が設定された無線通信装置において、 通信可能期間のための第一クロック信号と、非通信期間
    のための第二クロック信号とをそれぞれ制御信号に基づ
    いて生成するクロック生成部と、 上記通信可能期間を制御するために、上記第一クロック
    信号をカウントする第一カウンタと、 上記非通信期間を制御するために、上記第二クロック信
    号をカウントする第二カウンタと、 第一カウンタのカウント値と第二カウンタのカウント値
    とにより、前記制御信号を出力すると共に、第一カウン
    タと第二カウンタとの間にてカウント値を継続してカウ
    ントさせるクロック制御部とを備えたことを特徴とする
    無線通信装置。
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