JP2003338712A - 高周波電力増幅回路 - Google Patents

高周波電力増幅回路

Info

Publication number
JP2003338712A
JP2003338712A JP2002145119A JP2002145119A JP2003338712A JP 2003338712 A JP2003338712 A JP 2003338712A JP 2002145119 A JP2002145119 A JP 2002145119A JP 2002145119 A JP2002145119 A JP 2002145119A JP 2003338712 A JP2003338712 A JP 2003338712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
power
amplification
high frequency
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002145119A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Hirabayashi
勝次 平林
Tsuneo Sakai
常男 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2002145119A priority Critical patent/JP2003338712A/ja
Publication of JP2003338712A publication Critical patent/JP2003338712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02B60/50

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力低減を図り、かつ増幅開始後の特性
変化を低減または解消する。 【解決手段】 制御部9は、バイアス制御回路10を制
御し、電力増幅回路11で変調波を増幅する事前に、半
導体増幅素子の内部温度を上昇させるようなバイアス電
圧を供給させる。変調波の増幅が開始されても、すでに
内部温度が上昇しているので、特性変化がなくリニアな
増幅を行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体電力増幅素
子を用いてデジタル通信やSSB通信などを行うため
に、リニアな増幅特性が要求される高周波電力増幅回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、無線通信装置などの高周波電
力増幅回路には、電界効果トランジスタ(以下、Field
Effect Transistorから「FET」と略称する。)など
の半導体電力増幅素子が使用されている。無線通信装置
がデジタル通信やSSB(Single Side Band:単側波
帯)変調方式による通信などのときは、半導体電力増幅
素子にリニアな増幅特性が要求される。リニアな増幅特
性を得るためには、電力増幅用の半導体電力増幅素子を
A級やAB級で動作させなければならない。ただし、A
級やAB級の動作は、バイアス電流を多く流す必要があ
り、特に無信号時の電力消費が大きくなる。無線通信装
置では、一般に通信相手と交互に送信し合うので、送信
のための高周波電力増幅は、断続的に行われる。
【0003】高周波電力増幅を間欠的に行うことに関し
ては、特開平6−177658号公報および特開平6−
177684号公報を先行技術として挙げることができ
る。特開平6−177658号公報では、デジタル携帯
電話機で、送信を行うタイムスロットの初期部分など、
高周波信号が半導体電力増幅素子に実質的に供給されて
いないとみなせる期間に、所定のバイアス電圧を印加し
てサンプリングし、以降はホールドした電圧をバイアス
電圧として電力増幅素子に印加し、アイドル電流の温度
補償を行うとともに、送信時以外では半導体電力増幅素
子に供給する電流を遮断するようにしている。半導体電
力増幅素子に電流を供給する経路には抵抗が挿入され、
アイドル電流の変化がフィードバックされて、バイアス
電圧に反映される。特開平6−177684号公報で
は、ソナー装置等の送信出力用の電力増幅器を、出力レ
ベルが低いときはA級動作させて歪みを低減させ、出力
レベルが高いあるいは送信停止状態ではC級動作させて
バイアス電流を低減するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】FETなどの半導体電
力増幅素子を用いて断続的に電力増幅を行う高周波電力
増幅回路では、送信停止状態では電流を流さないように
バイアス電圧を変化させ、消費電力の低減を図ってい
る。特に、電池を電源として動作する無線通信装置で
は、電源容量を有効に使用するため、無駄な電力消費を
避ける必要がある。このような高周波電力増幅回路での
増幅動作は、通常バイアス電圧の印加と同時に増幅対象
信号が入力され、増幅が開始される。しかし、半導体電
力増幅素子内部のジャンクション温度が増幅開始後に急
激に上昇するために、バイアス電圧が一定でもアイドリ
ング電流が次第に変化し、増幅特性も変化する問題があ
る。
【0005】前述の特開平6−177658号公報の先
行技術では、バイアス電圧は送信期間の初期で高周波電
力の入力が開始されるまでの間にサンプリングされ、ホ
ールドされたバイアス電圧が信号増幅時や送信停止時に
半導体電力増幅素子に印加される。信号増幅時には、電
力増幅素子への電流供給が行われるので、半導体電力増
幅素子内部のジャンクション温度は急激に上昇する。こ
の先行技術では、バイアス電圧のサンプリング時には半
導体電力増幅素子をA級で動作させ、信号増幅時にはA
B級で動作させると記載されているけれども、ジャンク
ション温度の変化による増幅特性の変化も生じるはずで
ある。特開平6−177684号公報の先行技術では、
バイアス電流の温度補償については何も記載されていな
い。
【0006】半導体電力増幅素子内部のジャンクション
温度上昇によって増幅特性が変化すると、電力増幅され
た高周波信号中に歪みによるスプリアス成分などが多く
なり、送信周波数帯は広がってしまう。電波の利用が過
密化し、使用を割当てられるチャネルの帯域が狭くなる
と、ジャンクション温度の急激な上昇に伴って発生する
スプリアス成分などが隣接チャネルに妨害を与えるおそ
れがある。
【0007】従来技術では、ジャンクション温度の急激
な上昇に伴う増幅特性の変化の問題を解決するために、
増幅時以外の状態でもアイドリング電流を流しておくよ
うにバイアスをかける手法が試みられている。代表的な
手法としては、信号増幅よりも早めにバイアスを手法
や、低いバイアスを常時かけておく手法がある。
【0008】の手法は、動作時と同じバイアスを単純
に早めにかけるだけの動作であり、消費電力が増大する
問題がある。また、事前に印加するバイアス電圧値が適
切とは限らないため、逆に半導体電力増幅素子のジャン
クション温度を充分に上げることができない場合もあ
り、目的とする増幅開始後の特性変化を充分に抑えるこ
とができない場合もある。また、の手法では、通常よ
りは低いアイドル電流が流れるようなバイアス電圧であ
っても、常時アイドル電流が流れる状態のため、総合的
な消費電流は大きく、消費電力低減を図ることが困難で
ある。
【0009】本発明の目的は、消費電力低減を図り、か
つ増幅開始後の特性変化を低減または解消することがで
きる高周波電力増幅回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体電力増
幅素子を用いる高周波電力増幅回路において、高周波電
力の増幅を行うか否かを判断する判断手段と、判断手段
による判断結果に応答する制御手段であって、判断手段
が高周波電力の増幅を行わないと判断するときには、半
導体電力増幅素子の動作状態を、予め定める省電力状態
となるように制御し、判断手段が高周波電力の増幅を行
うと判断するときには、半導体電力増幅素子の温度的な
動作状態を、高周波電力の増幅を開始する前に、予め定
める電力増幅状態となるように制御する、そのような制
御手段とを含むことを特徴とする高周波電力増幅回路で
ある。
【0011】本発明に従えば、高周波電力増幅回路は、
半導体電力増幅素子を用い、判断手段と制御手段とを含
む。制御手段は、高周波電力の増幅を行うか否かを判断
する判断手段の判断結果に応答し、高周波電力の増幅を
行わないと判断するときには、半導体電力増幅素子の動
作状態を、予め定める省電力状態となるように制御する
ので、消費電力の低減を図ることができる。制御手段
は、判断手段が高周波電力の増幅を行うと判断するとき
には、半導体電力増幅素子の温度的な動作状態を、高周
波電力の増幅を開始する前に、予め定める電力増幅状態
となるように制御するので、高周波電力の増幅を開始す
る前にジャンクション温度が上昇するように温度的な動
作状態を制御することなどで、増幅開始後の特性変化を
低減または解消させることができる。
【0012】また本発明は、前記半導体電力増幅素子
は、電界効果トランジスタであり、前記制御手段は、電
界効果トランジスタのバイアス電圧を変化させて、前記
制御を行うことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、電界効果トランジスタを
半導体電力増幅素子として高周波電力増幅を行う際に、
高周波電力の増幅を行わないときの消費電力の低減と、
高周波電力の増幅を行うときに、電気的な増幅動作の開
始前に温度的な動作状態を準備しておき、増幅時の特性
変化を低減または解消させる制御を、バイアス電圧の変
化で電気的にかつ容易に行うことができる。
【0014】また本発明で、前記制御手段は、前記省電
力状態として、前記半導体電力増幅素子の動作を停止状
態とする制御を行い、前記高周波電力の増幅を開始する
前に、前記予め定める電力増幅状態での電気的な動作状
態よりも消費電力が少ないアイドリング動作状態で、前
記温度的な動作状態を、該予め定める電力増幅状態での
温度的な動作状態に近づける制御を行うことを特徴とす
る。
【0015】本発明に従えば、高周波電力の増幅を行わ
ないときは、半導体電力増幅素子の動作を停止状態とす
る制御を行うので、消費電力の低減を図ることができ
る。高周波電力の増幅を行うときは、高周波電力増幅時
の予め定める動作状態よりは消費電力が少ないアイドリ
ング動作状態で半導体電力増幅素子の温度的な動作状態
を予め定める動作状態に近づけるので、消費電力の増大
を抑えながら、事前に高周波電力増幅時の温度的な動作
状態を実現し、増幅開始後の特性変化を低減または解消
させることができる。
【0016】また本発明で、前記制御手段は、前記省電
力状態として、前記半導体増幅素子の動作を停止状態と
する制御を行い、前記高周波電力の増幅を開始する前
に、前記予め定める電力増幅状態での電気的な動作状態
よりも消費電力が多い予備動作状態で、前記温度的な動
作状態を、該予め定める電力増幅状態での温度的な動作
状態に近づける制御を行うことを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、高周波電力の増幅を行わ
ないときは、半導体電力増幅素子の動作を停止状態とす
る制御を行うので、消費電力の低減を図ることができ
る。高周波電力の増幅を行うときは、高周波電力増幅時
の予め定める動作状態よりも消費電力が多い予備動作状
態で半導体電力増幅素子の温度的な動作状態を予め定め
る動作状態に近づけるので、ジャンクション温度を短時
間に急激に上昇させて、事前に高周波電力増幅時の温度
的な動作状態を実現し、増幅開始後の特性変化を低減ま
たは解消させることができる。
【0018】また本発明で、前記制御手段は、前記省電
力状態として、前記半導体電力増幅素子の動作を停止す
る遮断状態と、該半導体電力増幅素子に電力を消費させ
て前記温度的な動作状態を前記予め定める電力増幅状態
に近づける通電状態とを、繰返すように制御することを
特徴とする。
【0019】本発明に従えば、半導体電力増幅素子の遮
断状態と通電状態とを繰返して、遮断状態で消費電力の
低減を図り、遮断状態間でバースト状に制御される通電
状態で温度的な動作状態の保持を図り、増幅開始後の特
性変化を抑えることができる。
【0020】また本発明で、前記制御手段は、前記省電
力状態として、前記半導体電力増幅素子の動作を停止す
る遮断状態から、該半導体電力増幅素子に電力を消費さ
せて前記温度的な動作状態を前記予め定める電力増幅状
態に近づける通電状態に至る範囲を、正弦波状に繰返す
ように制御することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、半導体電力増幅素子の遮
断状態と通電状態とを繰返して、遮断状態で消費電力の
低減を図り、遮断状態から正弦波状に制御される通電状
態で温度的な動作状態の保持を図り、増幅開始後の特性
変化を抑えることができる。制御を正弦波状に繰返すの
で、遮断状態と通電状態を単に繰返すバースト状の制御
よりも、異常発振等を低減することができる。
【0022】また本発明は、前記半導体電力増幅素子の
電気的な動作状態に対する温度的な動作状態の変化の関
係を予め記憶しておく記憶手段をさらに含み、前記制御
手段は、前記高周波電力の増幅を開始する前に、記憶手
段に記憶されている温度的な動作状態の変化の関係に基
づいて、電気的な動作状態を変化させ、前記予め定める
電力増幅状態での温度的な動作状態となるように制御す
ることを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、記憶手段に、半導体電力
増幅素子の電気的な動作状態に対する温度的な動作状態
の変化の関係を予め記憶しておき、高周波電力の増幅を
開始する前に、記憶手段に記憶されている温度的な動作
状態の変化の関係に基づいて、半導体電力増幅素子の電
気的な動作状態を変化させ、予め定める電力増幅状態で
の温度的な動作状態となるように制御するので、高周波
電力の増幅時には、温度的な動作状態も含めて特性変化
を抑えて電力増幅を行うことができる。
【0024】また本発明は、前記半導体電力増幅素子の
温度を検出する検出手段をさらに含み、前記制御手段
は、検出手段によって半導体電力増幅素子の温度を監視
しながら、前記制御を行うことを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、半導体電力増幅素子の温
度を実際に検出手段で検出して監視しながら、温度的な
動作状態を高周波電力増幅の開始前に増幅時の動作状態
に近づけることができ、増幅開始後の特性変化を抑える
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の各形態の
高周波電力増幅回路を備える無線機1の概略的な電気的
構成を示す。無線機1は、アンテナ2から電波を送信す
るための送信回路3と、アンテナ2で電波を受信するた
めの受信回路4とを含む。また、アンテナ2を送信回路
3と受信回路4との間で切替えるアンテナ切替器5も含
む。アンテナ切替器5は、高周波リレーやダイオードス
イッチなどによって、アンテナ2の切替を行う。送信回
路3には、マイク6からの音声が入力される。送信と受
信との切替操作などは、各種操作スイッチ7に対して行
われる。受信回路4が受信する音声は、スピーカ8によ
って音響再生される。各種操作スイッチ7の操作が行わ
れると、制御部9が送信回路3および受信回路4を制御
する。本実施形態では、バイアス制御回路10が設けら
れ、各種操作スイッチ7の操作に従って、送信回路3に
含まれる電力増幅回路11のバイアス電圧を変化させ
て、動作状態の制御を行う。
【0027】送信回路3には、電力増幅回路11ととも
に、電力増幅回路11に入力信号を与えるため、信号の
増幅と周波数変換とを行う増幅,周波数変換回路12
と、マイク6からの音声信号を増幅して、変調し、増
幅,周波数変換回路12に与える変調回路13とが含ま
れる。受信回路4には、アンテナ2からの入力信号を増
幅して周波数変換を行う増幅,周波数変換回路14と、
増幅された入力信号中から音声信号などを復調する復調
回路15と、復調された音声信号を増幅してスピーカ8
を駆動する音声増幅回路16とが含まれる。
【0028】無線機1は、たとえば移動体に搭載され、
GPS(Global PositioningSystem)などで計測する現
在位置を、移動体の運行管理を行う管理センタに、40
0MHz程度の高周波の電波で定期的に送信するために
使用される。データ送信に要する時間は数10m秒であ
る。本発明の各実施形態では、データ送信に先行して、
電力増幅回路11にバイアス制御回路10から事前用の
バイアス電圧を印加し、データ送信時には規定のバイア
ス電圧を印加する。
【0029】図2は、本発明の実施の第1形態として、
図1の電力増幅回路11およびバイアス制御回路10と
それらの周辺部分の概略的な構成を示す。電力増幅回路
11は、半導体電力増幅素子として、FET20を使用
する。バイアス制御回路10には、D/Aコンバータ2
1およびバッファ22が含まれる。バッファ22には、
オペアンプやトランジスタを使用する。図1の各種操作
スイッチ7のうちの所定のスイッチを操作すると、制御
部9に含まれるマイコン25が予め設定されているプロ
グラムに従って、D/Aコンバータ21を制御して、送
信時よりも低い、すなわちドレイン電極とソース電極と
の間を流れる電流が少ない動作状態となるように、バイ
アス電圧を設定してFET20のゲート電極に印加させ
る。
【0030】図3は、本実施形態での制御部9の概略的
な制御手順を示す。ステップa0で無線機1の使用者が
送信操作を開始すると制御部9の制御手順が開始する。
ステップa1では、送信時よりも低いバイアス電圧を事
前に印加する。次にステップa2で送信時の規定のバイ
アス電圧を印加し、ステップa3で、使用者がマイク6
に音声を入力すると、電力増幅回路11には送信すべき
変調波が入力され、アンテナ2からの送信が開始され
る。送信が終了すると、ステップa4で手順も終了す
る。バイアス制御回路10は、FET20のバイアス電
圧を下げ、動作停止状態として電力消費を低減する。
【0031】図4は、本実施形態でのバイアス電圧の変
化を示す。図3のステップa0で送信操作が開始され、
ステップa1で事前のバイアス電圧V0として、規定の
バイアス電圧V1よりも低く、流れる電流が規定の増幅
時よりも小さいアイドリング動作状態となる電圧を印加
する。アイドリング動作状態でも、FET20に流れる
電流は、ジャンクション温度を上昇させ、チャネルなど
の特性も規定の動作状態に近づけられる。時刻t1にな
ると、図3のステップa2で規定のバイアス電圧V1が
印加され、ステップa3で変調波の送信が開始される。
時刻t0から時刻t1までの時間tp1でFET20の
温度的な動作状態が規定の動作状態に近づけられてか
ら、規定の動作となるようなバイアス電圧V1が印加さ
れるので、動作中の特性変化を避けることができる。ア
イドリング動作を行う時間tp1は、前述のような移動
体が管理センタに現在位置の報告を定期的に行うような
場合、たとえば1秒程度とすることができる。
【0032】図5は、本発明の実施の第2形態でのバイ
アス電圧の変化を示す。本実施形態は、図2および図3
に示す実施の第1形態とほぼ同様な制御手順でFET2
0のバイアス電圧を制御する。ただし、時刻t10で
は、バイアス電圧V10として、規定の動作状態でのバ
イアス電圧V11よりも高い電圧を印加する。この結
果、時刻t10から時刻t11で規定のバイアス電圧V
11を印加するまでの時間p2では、規定の動作状態よ
りも電流が多くFET20内部の発熱も大きい予備動作
状態となる。高いバイアス電圧V10が印加されて内部
の発熱も大きくなるので、FET20の温度的な動作状
態は急激に規定の動作状態に近づき、時間tp2は、ア
イドリング動作状態とする実施の第1形態よりも短くす
ることができる。時間が短くなるので、電流が多くても
消費電力の増大を避けることができる。
【0033】図6および図7は、本発明の実施の第3形
態について示す。また図6および図8は、本発明の実施
の第4形態について示す。すなわち、図6は実施の第3
形態と第4形態とに共通な制御手順を概略的に示し、図
7は実施の第3形態でのバイアス電圧の変化を示し、図
8は実施の第4形態でのバイアス電圧の変化を示す。各
実施形態は、図1および図2に示すような構成で、制御
部9による制御で実現することができる。
【0034】図6では、ステップb0から手順を開始
し、ステップb1では事前のバイアス電圧を図7または
図8に示すように、停止状態と導通状態とを繰返すよう
に印加する。ステップb2では、送信操作が開始されて
いるか否かを判断する。送信操作が開始されていないと
きは、ステップb1に戻る。ステップb2で送信操作が
開始されていると判断されるときは、ステップb3で送
信時の規定のバイアス電圧を印加し、ステップb4で変
調波を入力して送信を開始する。ステップb5では、送
信操作が終了しているか否かを判断する。終了していな
いと判断するときは、終了と判断するまで判断を繰返
す。送信操作終了と判断されるときは、ステップb6で
変調波を停止して送信を終了させ、ステップb1に戻
る。
【0035】図7に示すように、実施の第3形態では、
送信時以外でも、バイアス電圧を印加する状態と、バイ
アス電圧印加を停止する状態とをバースト状に繰返すア
イドリングを行う。バイアス電圧の印加を断続させるの
で、規定のバイアス電圧の印加を連続的に続ける場合よ
りも消費電力を低減することができる。バースト状に印
加するバイアス電圧のデューティ比を変えることによっ
て、FET20の発熱状態を制御することができる。バ
ースト状に印加するバイアス電圧は、規定の動作時のバ
イアス電圧と等しくてもよく、バイアス電圧を等しくす
れば回路の簡素化を図ることができる。
【0036】図8に示すように、実施の第4形態では、
送信時以外でも、バイアス電圧を正弦波状に変化させて
アイドリングを行う。バイアス電圧の印加を正弦波状に
変化させるので、規定のバイアス電圧の印加を連続的に
続ける場合よりも消費電力を低減することができる。バ
イアス電圧の変化が正弦波状に行われるので、FET2
0の動作状態の変化は円滑に行われ、異常発信などが生
じないようにすることができる。
【0037】図9は、本発明の実施の第5形態として、
バイアス制御回路10と、マイコン28を含む制御部2
9とが、制御部29内のメモリ30に記憶しておく動作
特性に基づいて電力増幅回路31のバイアス制御を行う
概略的な電気的構成を示す。本実施形態で、先行して説
明している実施形態と対応する部分には同一の参照符を
付し、重複する説明を省略する。電力増幅回路31は、
図1の無線機1に電力増幅回路11に代えて使用する。
メモリ30にはFETの温度上昇カーブに適したバイア
ス電圧値が記憶される。バイアス電圧値は、マイコン2
8によって読み出されて、D/Aコンバータ21でバイ
アス電圧に変換されて、バッファ22を介してFET2
0に印加される。
【0038】図10は、本実施形態でのマイコン28の
概略的な制御手順を示す。ステップc0で送信操作が開
始されると制御手順も開始され、ステップc1では、メ
モリ30に記憶されている電圧変化カーブに応じたバイ
アス電圧値が読み出され、バイアス電圧に変換されてF
ET20に印加される。以下、電圧変化カーブに応じた
バイアス電圧の印加が行われ、FET20の内部温度が
充分に上昇してからステップc2で送信時の規定のバイ
アス電圧が印加され、ステップc3で変調波を入力して
送信を開始し、送信が終了すれば、ステップc4でバイ
アス電圧の印加停止を含む動作終了となる。
【0039】図11は、本実施形態でのバイアス電圧変
化の例を示す。図11(a)は、送信開始までの事前に
印加するバイアス電圧の変化カーブを示す。このような
変化カーブは、試験や実験で、安定かつ迅速にFET2
0の動作状態を規定の動作状態に近づけることができる
ように、予め求めておく。図11(b)は、図11
(a)のバイアス電圧に対応するFET20の内部温度
の変化を示す。事前のバイアス印加で、送信開始時には
規定の温度に達していることが判る。
【0040】図12は、本発明の実施の第6形態とし
て、バイアス制御回路10と、メモリ30およびマイコ
ン38を含む制御部39とが、FET温度センサ40に
よって検出されるFET20の温度を監視しながら電力
増幅回路41のバイアス電圧を制御する概略的な電気的
構成を示す。本実施形態で、先行して説明している実施
形態と対応する部分には同一の参照符を付し、重複する
説明を省略する。電力増幅回路41は、図1の無線機1
に電力増幅回路11に代えて使用する。FET温度セン
サ40は、たとえばサーミスタやダイオードなどを使用
し、FET20の表面に接触しながら温度検出を行う。
FET20の表面温度は、FET20の内部温度に対応
して変化する。マイコン38は、検出手段であるFET
温度センサ40が検出する温度に基づいてFET20に
事前に印加するバイアス電圧を変化させ、より厳密にF
ET20の温度制御を行い、増幅開始後の特性変化を抑
えることができる。
【0041】図13は、本実施形態でマイコン38によ
って行う概略的な制御手順を示す。ステップd0で送信
操作が開始されると、制御手順も開始される。ステップ
d1では、FET温度センサ40によって検出される温
度がメモり30に記憶されている規定動作時の温度に達
しているか否かを判断する。規定の温度に達していない
と判断されるときは、ステップd2でFET温度センサ
40からの情報に応じた予備バイアス電圧を印加し、ス
テップd1に戻る。ステップd1で規定動作時の温度に
達していると判断するときには、ステップd3で送信時
の規定のバイアス電圧を印加し、ステップd4で変調波
を入力して送信を開始し、送信が終了すればステップd
5でバイアス電圧の印加を停止して制御を終了する。
【0042】以上で説明している各実施の形態では、N
チャネルMOS型のFET20を半導体電力増幅素子と
して用いて高周波電力増幅回路を構成しているけれど
も、PチャネルMOS型やバイポーラトランジスタを用
いても、事前に内部温度を上昇させるようにバイアスを
与えるようにして、同様に動作時の特性変化を低減ない
し解消させることができる。すなわち、制御部9,2
9,39は高周波電力の増幅を行うか否かを判断する判
断手段として機能し、バイアス制御回路10が判断手段
による判断結果に応答する制御手段であって、判断手段
が高周波電力の増幅を行わないと判断するときには、半
導体電力増幅素子の動作状態を、予め定める省電力状態
となるように制御し、判断手段が高周波電力の増幅を行
うと判断するときには、半導体電力増幅素子の温度的な
動作状態を、高周波電力の増幅を開始する前に、予め定
める電力増幅状態となるように制御する制御手段として
機能する。
【0043】図14は、無線通信を行う周波数帯を、一
定の周波数Δfだけ離れた中心周波数がf1,f2,f
3,…のチャネルに分けて利用する状態を示す。たとえ
ば400MHzなどの周波数帯は、利用が過密化し、チ
ャネル間の周波数間隔Δfを小さくする必要が生じてき
ている。チャネル間が過密化すると、高周波電力増幅回
路から過度的に発生するスプリアス信号が隣接チャネル
の通信に妨害を与えてしまう。本発明の各実施形態で制
御手段は、判断手段が高周波電力の増幅を行うと判断す
るときには、半導体電力増幅素子の温度的な動作状態
を、高周波電力の増幅を開始する前に、予め定める電力
増幅状態となるように制御するので、高周波電力の増幅
を開始する前にジャンクション温度が上昇するように温
度的な動作状態を制御することなどで、増幅開始後の特
性変化を低減または解消させることができ、過度的なス
プリアス信号の発生を防止することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体電
力増幅素子で、高周波電力の増幅を行わないときは消費
電力の低減を図り、高周波電力の増幅を開始する前に、
予め定める温度的な電力増幅状態となるように制御する
ので、増幅開始後の特性変化を低減または解消させるこ
とができる。
【0045】また本発明によれば、電界効果トランジス
タのバイアス電圧を変化させて、高周波電力の増幅を行
わないときの消費電力の低減と、高周波電力の増幅を行
うときに、電気的な増幅動作の開始前に温度的な動作状
態を準備しておき、増幅時の特性変化を低減または解消
させる制御を、電気的にかつ容易に行うことができる。
【0046】また本発明によれば、高周波電力の増幅を
行わないときは消費電力の低減を図ることができ、高周
波電力の増幅を行うときはアイドリング動作状態で半導
体電力増幅素子の温度的な動作状態を予め定める動作状
態に近づけて、消費電力の増大を抑えながら事前に温度
的な動作状態を実現し、増幅開始後の特性変化を低減ま
たは解消させることができる。
【0047】また本発明によれば、高周波電力の増幅を
行わないときは半導体電力増幅素子の動作を停止状態と
して消費電力の低減を図り、高周波電力の増幅を行うと
きは消費電力が多い予備動作状態で、半導体電力増幅素
子の温度的な動作状態を短時間で高周波電力増幅時の動
作状態に近づけ、増幅開始後の特性変化を低減または解
消させることができる。
【0048】また本発明によれば、半導体電力増幅素子
の遮断状態と通電状態とをバースト状に繰返して、消費
電力の低減と温度的な動作状態の保持とを図り、増幅開
始後の特性変化を抑えることができる。
【0049】また本発明によれば、半導体電力増幅素子
の遮断状態と通電状態とを正弦波状に繰返して、遮断状
態で消費電力の低減を図り、通電状態で温度的な動作状
態の保持を図り、増幅開始後の特性変化を抑えることが
できる。制御を正弦波状に繰返すので、バースト状の制
御よりも、異常発振等を低減することができる。
【0050】また本発明によれば、高周波電力の増幅を
開始する前に、記憶手段に記憶されている温度的な動作
状態の変化の関係に基づいて半導体電力増幅素子の電気
的な動作状態を変化させ、温度的な動作状態も含めて、
特性変化を抑えて電力増幅を行うことができる。
【0051】また本発明によれば、半導体電力増幅素子
の温度を実際に監視しながら、温度的な動作状態を高周
波電力増幅の開始前に増幅時の動作状態に近づけること
ができ、増幅開始後の特性変化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に共通な無線機1の概略
的な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部9、バイアス制御回路10および
電力増幅回路11に関連する部分的な電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の第1形態として、図2のマイコ
ン25による概略的な制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】図3の実施形態でのバイアス電圧の変化を示す
グラフである。
【図5】本発明の実施の第2形態でのバイアス電圧変化
を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の第3形態と第4形態とに共通な
制御手順を概略的に示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第3形態でのバイアス電圧変化
を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の第4形態でのバイアス電圧変化
を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の第5形態として、バイアス制御
回路10と、マイコン28を含む制御部29とが、制御
部29内のメモリ30に記憶しておく動作特性に基づい
て電力増幅回路31のバイアス制御を行う概略的な電気
的構成を示すブロック図である。
【図10】図9の実施形態でのマイコン28の概略的な
制御手順を示すフローチャートである。
【図11】図9の実施形態でのバイアス電圧変化の例を
示すグラフである。
【図12】本発明の実施の第6形態として、バイアス制
御回路10と、メモリ30およびマイコン38を含む制
御部39とが、FET温度センサ40によって検出され
るFET20の温度を監視しながら電力増幅回路41の
バイアス電圧を制御する概略的な電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図12の実施形態でマイコン38によって行
う概略的な制御手順を示すフローチャートである。
【図14】各実施形態で、動作特性変化を低減する必要
性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 無線機 2 アンテナ 3 送信回路 6 マイク 7 各種操作スイッチ 9,29,39 制御部 10 バイアス制御回路 11,31,41 電力増幅回路 20 FET 21 D/Aコンバータ 22 バッファ 25,28,38 マイコン 30 メモリ 40 FET温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 CA21 CA36 FA10 HA09 HA33 HA43 KA03 KA12 KA33 KA34 KA53 KA55 KA62 KA64 MA21 SA14 TA01 TA03 TA06 TA07 UW08 5J092 AA01 AA41 CA21 CA36 FA10 HA09 HA33 HA43 KA03 KA12 KA33 KA34 KA53 KA55 KA62 KA64 MA21 SA14 TA01 TA03 TA06 TA07 5J500 AA01 AA41 AC21 AC36 AF10 AH09 AH33 AH43 AK03 AK12 AK33 AK34 AK53 AK55 AK62 AK64 AM21 AS14 AT01 AT03 AT06 AT07 WU08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体電力増幅素子を用いる高周波電力
    増幅回路において、 高周波電力の増幅を行うか否かを判断する判断手段と、 判断手段による判断結果に応答する制御手段であって、 判断手段が高周波電力の増幅を行わないと判断するとき
    には、半導体電力増幅素子の動作状態を、予め定める省
    電力状態となるように制御し、 判断手段が高周波電力の増幅を行うと判断するときに
    は、半導体電力増幅素子の温度的な動作状態を、高周波
    電力の増幅を開始する前に、予め定める電力増幅状態と
    なるように制御する、そのような制御手段とを含むこと
    を特徴とする高周波電力増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記半導体電力増幅素子は、電界効果ト
    ランジスタであり、 前記制御手段は、電界効果トランジスタのバイアス電圧
    を変化させて、前記制御を行うことを特徴とする請求項
    1記載の高周波電力増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記省電力状態として、前記半導体電力増幅素子の動作
    を停止状態とする制御を行い、 前記高周波電力の増幅を開始する前に、前記予め定める
    電力増幅状態での電気的な動作状態よりも消費電力が少
    ないアイドリング動作状態で、前記温度的な動作状態
    を、該予め定める電力増幅状態での温度的な動作状態に
    近づける制御を行うことを特徴とする請求項1または2
    記載の高周波電力増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記省電力状態として、前記半導体電力増幅素子の動作
    を停止状態とする制御を行い、 前記高周波電力の増幅を開始する前に、前記予め定める
    電力増幅状態での電気的な動作状態よりも消費電力が多
    い予備動作状態で、前記温度的な動作状態を、該予め定
    める電力増幅状態での温度的な動作状態に近づける制御
    を行うことを特徴とする請求項1または2記載の高周波
    電力増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記省電力状態とし
    て、前記半導体電力増幅素子の動作を停止する遮断状態
    と、該半導体電力増幅素子に電力を消費させて前記温度
    的な動作状態を前記予め定める電力増幅状態に近づける
    通電状態とを、繰返すように制御することを特徴とする
    請求項1または2記載の高周波電力増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記省電力状態とし
    て、前記半導体電力増幅素子の動作を停止する遮断状態
    から、該半導体電力増幅素子に電力を消費させて前記温
    度的な動作状態を前記予め定める電力増幅状態に近づけ
    る通電状態に至る範囲を、正弦波状に繰返すように制御
    することを特徴とする請求項1または2記載の高周波電
    力増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記半導体電力増幅素子の電気的な動作
    状態に対する温度的な動作状態の変化の関係を予め記憶
    しておく記憶手段をさらに含み、 前記制御手段は、前記高周波電力の増幅を開始する前
    に、記憶手段に記憶されている温度的な動作状態の変化
    の関係に基づいて、電気的な動作状態を変化させ、前記
    予め定める電力増幅状態での温度的な動作状態となるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の高周波電力増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記半導体電力増幅素子の温度を検出す
    る検出手段をさらに含み、 前記制御手段は、検出手段によって半導体電力増幅素子
    の温度を監視しながら、前記制御を行うことを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の高周波電力増幅回
    路。
JP2002145119A 2002-05-20 2002-05-20 高周波電力増幅回路 Pending JP2003338712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002145119A JP2003338712A (ja) 2002-05-20 2002-05-20 高周波電力増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002145119A JP2003338712A (ja) 2002-05-20 2002-05-20 高周波電力増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338712A true JP2003338712A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29704572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002145119A Pending JP2003338712A (ja) 2002-05-20 2002-05-20 高周波電力増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338712A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074039A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Kenwood Corp 電力増幅回路、電力増幅回路のバイアス制御方法、電力増幅回路のバイアス制御プログラム及び記録媒体
JP2008011086A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Fujitsu Ltd 増幅器制御装置
WO2009019736A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Fujitsu Limited 無線通信装置
WO2011002099A1 (ja) * 2009-07-03 2011-01-06 日本電気株式会社 消費電力制御回路、増幅回路及び消費電力制御方法
JP2011239983A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波診断装置の送信回路
WO2012111274A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 パナソニック株式会社 高周波電力増幅器
JP2015122635A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 三菱プレシジョン株式会社 増幅回路
WO2023223886A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 株式会社村田製作所 電力増幅回路

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074039A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Kenwood Corp 電力増幅回路、電力増幅回路のバイアス制御方法、電力増幅回路のバイアス制御プログラム及び記録媒体
JP2008011086A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Fujitsu Ltd 増幅器制御装置
US7983636B2 (en) 2006-06-28 2011-07-19 Fujitsu Limited Amplifier control device
US8289028B2 (en) 2007-08-07 2012-10-16 Fujitsu Limited Wireless communication device
WO2009019736A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Fujitsu Limited 無線通信装置
JP4768069B2 (ja) * 2007-08-07 2011-09-07 富士通株式会社 無線通信装置
JPWO2011002099A1 (ja) * 2009-07-03 2012-12-13 日本電気株式会社 消費電力制御回路、増幅回路及び消費電力制御方法
WO2011002099A1 (ja) * 2009-07-03 2011-01-06 日本電気株式会社 消費電力制御回路、増幅回路及び消費電力制御方法
US8629717B2 (en) 2009-07-03 2014-01-14 Nec Corporation Power consumption control circuit, amplifier circuit and power consumption control method
JP2011239983A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波診断装置の送信回路
WO2012111274A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 パナソニック株式会社 高周波電力増幅器
US8692619B2 (en) 2011-02-14 2014-04-08 Panasonic Corporation High frequency power amplifier
JP5990781B2 (ja) * 2011-02-14 2016-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 高周波電力増幅器
JP2015122635A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 三菱プレシジョン株式会社 増幅回路
WO2023223886A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 株式会社村田製作所 電力増幅回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6507731B1 (en) Wireless communication apparatus with transmission power controller and method thereof
JP4922299B2 (ja) スイッチャ調整パワーアンプモジュールに対する入力ドライブ制御
US20070146076A1 (en) Power amplifier unit, communication terminal and control method of power amplifier unit
JP4287193B2 (ja) 高周波電力増幅用電子部品および無線通信システム
US20060293001A1 (en) Apparatus for mobile communication system
JP2004507966A (ja) 線形または非線形の電力増幅器を使用する閉ループ電力制御システム
JP2007013969A (ja) 電力増幅器の較正時間を短縮するためのシステム
JP2003338712A (ja) 高周波電力増幅回路
US7656235B2 (en) Communication system and oscillation signal provision method
JPH11266124A (ja) 低雑音増幅器及びその制御回路
JP2002064624A (ja) 携帯電話端末および電源供給方法
EP1542357B1 (en) A power amplifier module and a time division multiple access radio
WO2004091111A1 (ja) 送受信機及び受信機
JP2002176368A (ja) 送信出力増幅器のバイアス電流最適化制御が可能な送信電力制御装置
JP2003209477A (ja) 自動利得制御装置及び自動利得制御方法
JP2007201698A (ja) 高周波電力増幅器
JP4971069B2 (ja) Fet増幅回路
WO2006060156A2 (en) System and method for thermal management in a device
US20030054780A1 (en) High frequency power amplifying circuit, and mobile communication apparatus using it
JP2005080081A (ja) 高周波電力増幅器および携帯無線機
JP3871153B2 (ja) 増幅器、送信回路及び受信回路
JP2001211090A (ja) 高周波電力増幅回路およびそれを用いた携帯電話端末
JP2788859B2 (ja) 携帯電話機
JPH0117872Y2 (ja)
JP4118229B2 (ja) 無線通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801