JP2003337861A - 医療情報提供システム - Google Patents

医療情報提供システム

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JP2003337861A
JP2003337861A JP2002146533A JP2002146533A JP2003337861A JP 2003337861 A JP2003337861 A JP 2003337861A JP 2002146533 A JP2002146533 A JP 2002146533A JP 2002146533 A JP2002146533 A JP 2002146533A JP 2003337861 A JP2003337861 A JP 2003337861A
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medical
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mode
doctor
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JP2002146533A
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Osamu Shimada
修 島田
Toshiaki Kumazawa
俊明 熊澤
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Original Assignee
SRL Inc
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Publication date
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  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め設定された医療情報提供要求のモードに
応じて、患者の医療情報を医師又は医療機関に対して提
供する医療情報提供システムを提供する。 【解決手段】 医療情報蓄積システム2は、医療機関の
各々に設置されている医療機関システム6a、6b、6
cからネットワーク4を介して送信される医療情報提供
要求のモードを判断するデータ処理部20を備え、デー
タ処理部20において判断された医療情報提供要求のモ
ードに基づいて、患者毎の医療情報を記憶している医療
情報記憶部24の医療情報を医療情報の提供要求の送信
元である医療機関システムに対して送信する。また、医
療情報を送信した場合には、患者の医療情報が提供され
た医師又は医療機関及び提供された患者の医療情報に関
するアクセスログデータをアクセスログデータ記憶部2
8に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者の緊急状態
に応じて医師又は医療機関に対して患者の医療情報の提
供を行う医療情報提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、患者の医療情報を管理するシステ
ムとして、特開2001−118020号公報に開示さ
れている医療データ管理システムが存在する。この医療
データ管理システムは、救急救命医療を行っている医療
機関において患者の医療情報が必要な場合に、患者に対
して使用することができない医薬等の情報を付加した患
者の医療情報をその医療機関に対して配信している。即
ち、まず、患者の医療情報の中から患者が現在服用して
いる医薬の情報及びアレルギーに関する情報等を特定
し、特定された情報に基づいてその患者に対して使用す
ることができない医薬の情報を作成する。そして、その
患者に対して使用することができない医薬の情報等を付
加した患者の医療情報を、救急救命医療を行っている医
療機関に対して配信している。
【0003】また、患者の医療情報を連携関係を有する
複数の医療機関に対して転送するシステムとして、特開
2000−342544号公報に開示されている医療情
報通信システムが存在する。この医療情報通信システム
は、患者からの緊急連絡を受けた場合に、連携関係を有
する医療機関の医師の中から受け入れ体制を取っている
医師を選択し、選択された医師に対してその患者の医療
情報を転送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、患者の医療
情報には、患者の生命維持に必要な医療情報に加えて、
遺伝子情報及び過去の病歴(既往症)等、患者のプライ
バシーに関わる情報が多く含まれている。そのため、本
来、患者の医療情報が提供されるのは、患者の主治医等
に限られている。しかし、患者が不慮の事故に遭遇し、
患者の主治医が居ない医療機関に搬送された場合には、
患者の生命を維持するために、主治医以外の医師に対し
て医療情報が提供される必要がある。また、地震等の災
害が発生した地域の医療機関においても、その医療機関
に搬送される患者の生命を維持するために、患者の医療
情報が災害発生地域の医療機関に対して提供される必要
がある。
【0005】上述の医療データ管理システムにおいて
は、患者の生命維持に必要な医療情報以外の情報、即
ち、患者のプライバシーに関わる情報が患者の主治医以
外の者に提供されてしまうため、患者のプライバシーを
適切に保護することが困難である。
【0006】また、上述の医療情報通信システムにおい
ては、患者からの緊急連絡を受けた場合に、連携関係を
有する医療機関の医師に対して患者の医療情報が転送さ
れている。この連携関係を有する医療機関の医師に対し
て転送される患者の医療情報に制限がないため、患者の
プライバシーを適切に保護することが困難である。
【0007】この発明の課題は、患者の緊急状態に応じ
て、限定された医師又は医療機関に対して限定された範
囲内で患者の医療情報を提供する医療情報提供システム
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の医療情報
提供システムは、患者毎の医療情報を記憶する医療情報
記憶手段と、前記患者の医療情報の提供を要求するため
の医療情報提供要求を医師又は医療機関から受け付ける
医療情報提供要求受付手段と、前記医療情報提供要求受
付手段により受け付けられた前記医療情報提供要求に基
づいて、前記医療情報提供要求のモードを判定するモー
ド判定手段と、前記モード判定手段により判定された前
記モードに基づいて、前記医療情報記憶手段に記憶され
ている前記患者の医療情報を提供する医療情報提供手段
と、前記医療情報提供要求受付手段により受け付けられ
た前記医療情報提供要求及び前記医療情報提供手段によ
り提供された前記患者の医療情報を含む提供情報を記憶
する提供情報記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0009】この請求項1記載の医療情報提供システム
によれば、医療情報提供要求のモードに基づいて医療情
報の提供を行うと共に、患者の医療情報が提供された医
師又は医療機関及び、提供された患者の医療情報に関す
る情報を提供情報として記憶している。従って、患者の
緊急状態に応じて予め設定されているモードに対応した
制限された範囲内の医療情報が医師又は医療機関に対し
て提供される。そのため、患者のプライバシーを適切に
保護して医療情報の提供を行うことができる。また、提
供情報が記憶されているため、後において医療情報の提
供先及び提供された医療情報の内容を確認することがで
きる。
【0010】また、請求項2記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報提供手段が、前記モード判定手段に
より通常モードであると判定された場合に、予め医療情
報の要求が認められている医師に対して前記患者の医療
情報を提供することを特徴とする。
【0011】この請求項2記載の医療情報提供システム
によれば、通常モード、即ち、平時においては、予め医
療情報の要求が認められている医師、例えば、患者の主
治医に対して患者の医療情報が提供される。従って、患
者の医療情報が提供される医師が予め明確であり、患者
のプライバシーに関する医療情報を適切に保護すること
ができる。
【0012】また、請求項3記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報提供手段が、前記モード判定手段に
より緊急モードであると判定された場合に、医療情報の
提供を要求した医師に対して前記患者の生命維持に必要
な医療情報を提供することを特徴とする。
【0013】この請求項3記載の医療情報提供システム
によれば、緊急モード、即ち、患者が不慮の事故に遭遇
し、患者の主治医が居ない医療機関に搬送された等の場
合においては、医療情報の提供を要求した医師に対して
患者の生命維持に必要な医療情報を提供している。従っ
て、患者のプライバシーを適切に保護すると共に、患者
の生命維持に必要な医療情報を救急救命医療を行ってい
る医師に対して提供することができる。
【0014】また、請求項4記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報提供手段が、前記モード判定手段に
より災害モードであると判定された場合に、特定の医療
機関に対して前記患者の生命維持に必要な医療情報を提
供することを特徴とする。
【0015】この請求項4記載の医療情報提供システム
によれば、災害モード、例えば、地震等の災害が発生し
た場合においては、患者の生命維持に必要な医療情報を
特定の医療機関、即ち、災害発生地域の医療機関に対し
て提供している。従って、患者のプライバシーを適切に
保護すると共に、災害発生地域の医療機関に搬送された
患者の生命維持に必要な医療情報を、災害発生地域の医
療機関に対して提供することができる。
【0016】また、請求項5記載の医療情報提供システ
ムは、前記モード判定手段により前記緊急モード又は前
記災害モードと判定された場合に、前記医療情報の提供
を要求した医師又は前記特定の医療機関に対して、該医
師又は該特定の医療機関が前記患者の生命維持に必要な
医療情報の提供要求を行う際に用いるログインコード及
びパスワードを発行するコード発行手段を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0017】この請求項5記載の医療情報提供システム
によれば、緊急モードにおいては、医療情報の提供を要
求している医師に対して所定のログインコード及びパス
ワードを発行し、災害モードにおいては、災害発生地域
の医療機関に対して所定のログインコード及びパスワー
ドを発行している。従って、ログインコード及びパスワ
ードを発行することによって、患者の生命維持に必要な
医療情報を限定された医師又は医療機関に提供すること
ができる。
【0018】また、請求項6記載の医療情報提供システ
ムは、医療機関毎に設置されている医療機関システム
と、患者の医療情報を蓄積している医療情報蓄積センタ
ーに設置されている医療情報蓄積システムとを備える医
療情報提供システムにおいて、前記医療機関システム
は、前記医療情報蓄積システムに対して前記患者の医療
情報の提供を要求するための医療情報提供要求を送信す
る送信手段と、前記医療情報蓄積システムから送信され
る前記患者の医療情報を受信する医療情報受信手段とを
備え、前記医療情報蓄積システムは、前記患者毎の医療
情報を記憶する医療情報記憶手段と、前記医療機関シス
テムから送信される医療情報提供要求を受信する受信手
段と、前記受信手段により受信された前記医療情報提供
要求に基づいて、前記医療情報提供要求のモードを判定
するモード判定手段と、前記モード判定手段により判定
された前記モードに基づいて、前記医療情報記憶手段に
記憶されている前記患者の医療情報を送信する医療情報
送信手段と、前記受信手段により受信された前記医療情
報提供要求及び前記医療情報送信手段により送信された
前記患者の医療情報を含む提供情報を記憶する提供情報
記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0019】この請求項6記載の医療情報提供システム
によれば、医療情報提供要求のモードに基づいて、患者
の医療情報を医療機関システムに対して送信すると共
に、患者の医療情報が提供された医師又は医療機関及
び、提供された患者の医療情報に関する情報を提供情報
として記憶している。従って、患者のプライバシーを適
切に保護した医療情報の提供を行うことができると共
に、後において患者の医療情報の提供先及び提供された
患者の医療情報の内容の確認を行うことができる。
【0020】また、請求項7記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報送信手段が、前記モード判定手段に
より通常モードであると判定された場合に、予め医療情
報の要求が認められている医師に対して前記患者の医療
情報を送信することを特徴とする。
【0021】また、請求項8記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報送信手段が、前記モード判定手段に
より緊急モードであると判定された場合に、医療情報の
提供を要求した医師に対して前記患者の生命維持に必要
な医療情報を送信することを特徴とする。
【0022】また、請求項9記載の医療情報提供システ
ムは、前記医療情報送信手段が、前記モード判定手段に
より災害モードであると判定された場合に、特定の医療
機関に対して前記患者の生命維持に必要な医療情報を送
信することを特徴とする。
【0023】この請求項7〜請求項9記載の医療情報提
供システムによれば、通常モード、緊急モード及び災害
モードのそれぞれのモードに応じて、制限された範囲内
の患者の医療情報を限定された医師又は医療機関に対し
て提供している。従って、患者のプライバシーを適切に
保護すると共に、医師又は医療機関において必要な医療
情報の提供を適切に行うことができる。
【0024】また、請求項10記載の医療情報提供シス
テムは、前記医療情報蓄積システムが、前記モード判定
手段により前記緊急モード又は前記災害モードと判定さ
れた場合に、前記医療情報の提供を要求した医師又は前
記特定の医療機関に対して、該医師又は該特定の医療機
関が前記患者の生命維持に必要な医療情報の提供要求を
行う際に用いるログインコード及びパスワードを発行す
るコード発行手段を更に備えることを特徴とする。
【0025】この請求項10記載の医療情報提供システ
ムによれば、緊急モードにおいては、医療情報の提供を
要求している医師に対して所定のログインコード及びパ
スワードを発行し、災害モードにおいては、災害発生地
域の医療機関に対して所定のログインコード及びパスワ
ードを発行している。従って、必要な医療情報をその医
療情報を必要としている医師又は医療機関に対して適切
に提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態に係る医療情報提供システムについて説明
する。
【0027】図1は、実施の形態に係る医療情報提供シ
ステムのブロック構成図である。この図1に示すよう
に、医療情報提供システムは、患者の医療情報を蓄積す
ると共に、医療情報の提供を行う医療情報蓄積システム
2を備え、この医療情報蓄積システム2と各医療機関の
各々に設置されている医療機関システム6a、6b、6
cとがネットワーク4を介して接続されている。
【0028】ここで、医療情報蓄積システム2は、医療
機関とは別に設置されている医療情報蓄積センター、例
えば、検査センター、検診センター及び医療データセン
ター等に設置されているシステムである。検査センター
とは、医療機関から依頼を受けて各種の検査、例えば、
血液検査等を行う機関であり、検診センターは、人間ド
ックや定期健診等を行う機関である。また、医療データ
センターは、複数の医療機関における患者の医療情報を
管理している機関であり、所定地域内の中心的な医療機
関(都立病院や県立病院等)が兼ねている場合もある。
なお、以下においては、医療情報蓄積システム2が検査
センターに設置されている場合を例として説明する。
【0029】医療情報蓄積システム2は、医療情報の提
供等の処理を行うデータ処理部20を備え、このデータ
処理部20には、医療機関システム6a、6b、6cと
の間の通信を制御する通信制御部22が接続されてい
る。また、データ処理部20には、患者の医療情報を記
憶している医療情報記憶部24、医療機関に関する医療
機関情報を記憶している医療機関情報記憶部26及び医
療情報の提供に関する提供情報(アクセスログデータ)
を記憶するアクセスログデータ記憶部28が接続されて
いる。
【0030】ここで、医療情報記憶部24には、患者の
医療情報、即ち、医療情報蓄積システム2が設置されて
いる検査センターにおいて行われた検査結果等に関する
情報が記憶されている。この医療情報には、検査結果に
関する情報の他に、患者の氏名、年齢、性別及び血液型
等の情報が含まれている。また、医療情報は、患者毎に
付与されている患者ID及びその患者の検査を依頼した
医療機関に付与されている医療機関IDに対応させて記
憶されている。
【0031】また、医療機関情報記憶部26には、医療
機関情報、即ち、医療機関の所在地、医療機関名、医療
機関に勤務している医師名及び、医療機関の医師又は医
療機関に対して発行されている医療情報の提供要求を行
うための所定のログインコード、パスワード及びそれら
の有効期限等に関する情報が記憶されている。また、医
療機関情報には、情報管理責任者、即ち、医療機関にお
いて患者の医療情報の管理に対する責任を負っている者
に関する情報が含まれている。この情報管理責任者は、
医療機関毎に設定されており、通常は、院長等の医療機
関の責任者が情報管理責任者として設定されている。ま
た、医療機関情報は、医療機関毎に付与されている医療
機関IDに対応させて記憶されている。
【0032】また、医療機関の医師又は医療機関に対し
て発行されている医療情報の提供要求を行うための所定
のログインコード及びパスワードは、医療情報の提供要
求を行う際に用いられる。この所定のログインコード及
びパスワードは、予め設定されている医療情報提供要求
のモード、即ち、通常モード、緊急モード及び災害モー
ド毎に発行されている。
【0033】ここで、通常モードとは、患者が不慮の事
故に遭遇した場合や医療機関の所在地域において災害等
が発生した場合を除いた場合において医療情報の提供要
求を行うモードである。即ち、予め患者の医療情報の要
求が認められている医師(患者の主治医)が患者の血液
検査の結果等について医療情報の提供要求を行う場合の
モードである。通常モードにおいて医療情報の提供要求
が行われた場合には、提供が要求された患者の医療情報
の全てが患者の主治医に対して提供される。なお、患者
の主治医に対しては、通常モードのログインコード及び
パスワードが予め発行されている。
【0034】また、緊急モードとは、患者が不慮の事故
に遭遇し、救急車で何れかの医療機関に搬送された場合
等、患者が緊急の場合に、その患者の医療情報の提供要
求を行うモードである。即ち、患者の主治医が居る医療
機関以外の医療機関に患者が救急車により搬送された場
合に、搬送先の医療機関の医師がその患者の医療情報の
提供要求を行うモードである。なお、緊急モードのログ
インコード及びパスワードは、患者が搬送された医療機
関の医師から緊急モードにおいて医療情報の提供要求が
行われた場合に、医療情報の提供を要求した医師に対し
て発行される。
【0035】また、災害モードとは、ある地域で災害が
発生した場合等に、災害発生地域の医療機関が患者の医
療情報の提供要求を行うモードである。即ち、災害の発
生により一定の地域が緊急状態となっている場合に、災
害発生地域の医療機関の医師が患者の医療情報の提供要
求を行うモードである。なお、災害モードのログインコ
ード及びパスワードは、災害が発生した地域の医療機関
から災害モードにおいて医療情報の提供要求が行われた
場合に、医療情報の提供要求を行った医療機関に対して
発行される。
【0036】また、アクセスログデータ記憶部28に
は、アクセスログデータ、即ち、患者の医療情報を提供
した医師又は医療機関及び提供された患者の医療情報に
関する情報が記憶される。このアクセスログデータは、
医療機関システム6a、6b、6cの何れかに対してネ
ットワーク4を介して医療情報を提供した場合にアクセ
スログデータ記憶部28に記憶される。
【0037】次に、図2のフローチャートを参照して、
実施の形態に係る医療情報提供システムによる医療情報
の提供処理について説明する。
【0038】まず、医療機関システム6a、6b、6c
の何れかからネットワーク4を介して送信された医療情
報の提供要求を受信する(ステップS10)。即ち、医
療機関システム6a、6b、6cの何れかから送信され
た医療情報の提供要求を通信制御部22を介して受信す
る。なお、医療情報の提供要求には、医療機関毎に付与
されている医療機関ID及び医療情報の提供を要求して
いる医師名等が付されている。また、医療情報の提供要
求には、医療情報の提供を要求する患者を特定するため
に、患者毎に付与されている患者IDが含まれている。
この患者毎に付与されている患者IDは、患者の主治医
が居る医療機関において患者毎に付与される患者の登録
番号等であり、患者の診察券等に記載されているもので
ある。
【0039】次に、ステップS10において受信された
医療情報の提供要求と共に、所定のログインコード及び
パスワードが受信されているか否かを判断する(ステッ
プS11)。即ち、医療機関システム6a、6b、6c
の何れかにより送信された医療情報の提供要求が、既に
所定のログインコード及びパスワードが発行されている
医師又は医療機関からのものか否かの判断を行う。
【0040】医療情報の提供要求と共に、所定のログイ
ンコード及びパスワードが受信されている場合には(ス
テップS11)、医療機関情報記憶部26に記憶されて
いる医療機関情報に含まれる医師名、所定のログインコ
ード及びパスワードとの照合を行う(ステップS1
2)。即ち、まず、医療情報の提供要求に付されている
医療機関IDに対応する医療機関情報を医療機関情報記
憶部26に記憶されている医療機関情報の中から検索す
る。次に、検索された医療機関情報に含まれている医師
名と医療情報の提供要求に付されている医師名とが一致
するか否かの照合を行い、医療情報の提供要求を行って
いる医師がその医療機関に存在する医師か否かの確認を
行う。次に、存在が確認された医師に対して発行されて
いる所定のログインコード及びパスワードが医療情報の
提供要求に付されている所定のログインコード及びパス
ワードと一致するか否かの照合を行う。なお、医師に対
して所定のログインコード及びパスワードが発行されて
いない場合には、医療機関に対して発行されている所定
のログインコード及びパスワードが医療情報の提供要求
に付されている所定のログインコード及びパスワードと
一致するか否かの照合を行う。
【0041】医師名が照合一致となり医師の存在が確認
され、所定のログインコード及びパスワードが照合一致
となった場合には(ステップS13)、患者IDにより
特定された患者の医療情報を、医療情報の提供要求の送
信元である医療機関システムに対して送信する(ステッ
プS14)。即ち、まず、患者毎に付与されている患者
IDにより特定された患者の医療情報を、医療情報記憶
部24に記憶されている医療情報の中から検索する。そ
して、検索された医療情報を通信制御部22を介して該
当する医療機関システムに対して送信する。
【0042】ここで、所定のログインコード及びパスワ
ードが通常モードのログインコード及びパスワードであ
る場合には、提供が要求された患者の医療情報の全てを
提供を要求している医師に対して提供する。即ち、通常
モードのログインコード及びパスワードを用いて医療情
報の提供要求を行った医師は、予め医療情報の要求が認
められている医師である。そのため、提供される医療情
報に制限が設けられておらず、提供を要求した患者の医
療情報の全てが提供される。なお、医療情報提供要求の
モードが通常モードの場合には、患者のプライバシーに
関する情報が提供される医療情報に含まれていると共
に、患者の医療情報は、ネットワーク4を介して医療機
関システムに送信される。そのため、予め採用されてい
る公開鍵暗号方式(Public Key Infra
structure)等を用いて暗号化して送信が行わ
れる。また、ログインコード又はパスワードが照合不一
致となった場合には、医療情報を送信することなく処理
を終了する。
【0043】一方、所定のログインコード及びパスワー
ドが緊急モードのログインコード及びパスワードである
場合には、医療情報の提供を要求した医師に対して、患
者IDに基づいて特定された患者の生命維持に必要な医
療情報が提供される。なお、ログインコード又はパスワ
ードが照合不一致となった場合には、医療情報を送信す
ることなく処理を終了する。
【0044】また、所定のログインコード及びパスワー
ドが災害モードのログインコード及びパスワードである
場合には、医療情報の提供を要求した特定の医療機関に
対して、患者IDに基づいて特定された患者の生命維持
に必要な医療情報が提供される。即ち、災害モードに対
応するログインコード及びパスワードが用いられた場合
には、災害発生地域の医療機関(災害施設)において治
療を受けている患者の生命維持に必要な医療情報が災害
施設に対して提供される。なお、ログインコード又はパ
スワードが照合不一致となった場合には、医療情報を送
信することなく処理を終了する。
【0045】なお、緊急モード又は災害モードのログイ
ンコード及びパスワードを用いて医療情報の提供要求が
行われた場合、提供される患者の生命維持のために必要
な医療情報、例えば、血液型や感染症の有無等に関する
医療情報は提供されるが、その他の医療情報、例えば、
妊娠歴等、患者のプライバシーに関わる医療情報は提供
されない。
【0046】次に、医療情報の提供要求が行われた患者
の医療情報に関するアクセスログデータをアクセスログ
データ記憶部28に記憶する(ステップS15)。即
ち、患者の医療情報を提供した医師又は医療機関及び提
供された患者の医療情報に関するアクセスログデータを
アクセスログデータ記憶部28に記憶する。
【0047】なお、このアクセスログデータは、後に、
患者の主治医が居る医療機関の情報管理責任者及び患者
の医療情報が提供された医師が勤務する医療機関又は災
害施設の情報管理責任者に対して送信される。即ち、本
来、患者の医療情報は、その患者の主治医が居る医療機
関や患者が通院している医療機関において管理が行われ
ているため、該当する医療機関の情報管理責任者に対し
てアクセスログデータが送信される。また、医師又は医
療機関が行った医療情報の提供要求の適否等を確認すべ
く、患者の医療情報が提供された医師の医療機関又は災
害施設の情報管理責任者に対してもアクセスログデータ
が送信される。
【0048】一方、上述のステップS10において受信
された医療情報の提供要求と共に所定のログインコード
及びパスワードが受信されていない場合には(ステップ
S11)、医療情報提供要求のモードが緊急モード又は
災害モードの何れのモードであるかの判断を行う(ステ
ップS16)。即ち、患者が緊急の状態において医療情
報の提供要求が行われているのか、又は、災害発生地域
の医療機関において医療情報の提供要求が行われている
かの判断が行われる。なお、医療情報提供要求のモード
は、医療機関システムにおいて医療情報の提供要求を送
信する際に指定又は選択される。
【0049】緊急モード、即ち、患者が緊急状態のモー
ドであると判断された場合には(ステップS16)、患
者の医療情報の提供を要求している医師に対して有効期
限が設定されている緊急モードのログインコード及びパ
スワードを発行する(ステップS17)。即ち、まず、
医療機関情報記憶部26に記憶されている医療機関情報
の中から、医療情報の提供要求に付されている医療機関
IDに対応する医療機関情報を検索する。次に、検索さ
れた医療機関情報に、医療情報の提供を要求している医
師名が含まれているか否かを確認することによって、そ
の医師がその医療機関に存在することの確認を行う。そ
して、医師の存在を確認した後に、その医師に対して緊
急モードのログインコード及びパスワードを発行する。
【0050】一方、災害モードであると判断された場合
には(ステップS16)、災害発生地域にある医療機関
(災害施設)に対して有効期限が設定されている災害モ
ードのログインコード及びパスワードを発行する(ステ
ップS18)。例えば、各医療機関システム6a、6
b、6cが備えられている各医療機関の所在地において
地震等の災害が発生し、災害モードにおいて医療機関シ
ステム6aからの医療情報の提供要求を受け付けたとす
る。この場合には、まず、医療機関情報記憶部26に記
憶されている医療機関情報により、医療機関システム6
aが設置されている医療機関の所在地を確認する。即
ち、医療機関システム6aが設置されている医療機関の
所在地が地震発生地域であるか否かを確認する。そし
て、地震発生地域であることが確認された場合には、医
療機関システム6aが設置されている医療機関に対して
災害モードのログインコード及びパスワードを発行す
る。
【0051】緊急モード又は災害モードにおいてログイ
ンコード及びパスワードが発行された場合には、発行さ
れたログインコード、パスワード及びそれらの有効期限
を該当する医療機関システムに対して送信する(ステッ
プS19)。即ち、特定の医師に対して緊急モードのロ
グインコード及びパスワードが発行された場合には、そ
の医師による医療情報の提供要求の送信元である医療機
関システムに対して発行された緊急モードのログインコ
ード、パスワード及びそれらの有効期限が送信される。
また、災害施設に対して災害モードのログインコード及
びパスワードが発行された場合には、医療情報の提供要
求の送信元である医療機関システム、例えば、医療機関
システム6aに対して、発行された災害モードのログイ
ンコード、パスワード及びそれらの有効期限を送信す
る。
【0052】なお、災害発生地域にある医療機関システ
ム6bが設置されている医療機関から災害モードで医療
情報の提供要求が行われた場合には、医療機関システム
6aが設置されている医療機関に対して発行された災害
モードのログインコード、パスワード及びそれらの有効
期限が送信される。即ち、医療機関システム6aが設置
されている医療機関に対して発行された災害モードのロ
グインコード及びパスワードは、災害地域の災害施設、
例えば、医療機関システム6bが設置されている医療機
関及び医療機関システム6cが設置されている医療機関
において共通のログインコード及びパスワードとして用
いられる。
【0053】次に、ステップS19において送信された
ログインコード、パスワード及びそれらの有効期限を医
療機関情報記憶部26に記憶する(ステップS20)。
即ち、ステップS17において特定の医師に対して発行
された緊急モードのログインコード、パスワード及びそ
れらの有効期限を医療機関毎に付与されている医療機関
ID及び特定の医師名に対応させて医療機関情報記憶部
26に記憶する。また、ステップS18において発行さ
れた災害モードのログインコード、パスワード及びそれ
らの有効期限を、医療機関毎に付与されている医療機関
IDに対応させて医療機関情報記憶部26に記憶する。
【0054】ここで、緊急モードのログインコード及び
パスワードが発行された医師は、有効期限内であれば、
緊急モードのログインコード及びパスワードを用いて医
療情報の提供要求を行うことができる。また、災害モー
ドのログインコード及びパスワードが発行された医療機
関、例えば、医療機関システム6aが設置されている医
療機関は、有効期限内であれば、災害モードのログイン
コード及びパスワードを用いて医療情報の提供要求を行
うことができる。
【0055】この発明の実施の形態に係る医療情報提供
システムによれば、通常モードにおいては、予め医療情
報の提供が認められている医師に対して提供が要求され
た患者の医療情報の全てを提供し、緊急モードにおいて
は、医療情報の提供を要求した医師に対して患者の生命
維持に必要な医療情報を提供している。そして、災害モ
ードにおいては、災害施設に対して患者の生命維持に必
要な医療情報を提供している。そのため、患者のプライ
バシーに関わる情報を適切に保護すると共に、患者の医
療情報を必要としている医師又は医療機関に対して予め
限定された範囲内で必要な医療情報を適切に提供するこ
とができる。
【0056】また、医療情報の提供要求を行うモードと
して通常モード、緊急モード及び災害モードを設定し、
モード毎に提供を要求することができる患者の医療情報
及び提供を要求することができる者を限定している。従
って、患者のプライバシーを適切に保護すると共に、必
要な医療情報をその医療情報を必要としている医師又は
医療機関に対して適切に提供することができる。
【0057】また、患者の医療情報の提供を要求した医
師又は医療機関及び提供された患者の医療情報に関する
アクセスログデータを記憶しているため、患者の医療情
報の提供が適切に行われているか否かの管理を行うこと
ができる。即ち、患者の医療情報が提供された医師又は
医療機関をアクセスログデータに基づいて確認すること
によって、第三者に患者の医療情報が取得されることを
効果的に防止することができる。
【0058】なお、上述の実施の形態に係る医療情報提
供システムにおいては、検査センターに医療情報蓄積シ
ステムが設置されている場合を例としているが、検診セ
ンターや医療データセンター等に設置されていてもよ
い。検診センターに医療情報蓄積システムが設置されて
いる場合には、検査結果等の他に人間ドックにおいて行
われた検診結果や定期健診の検診結果等を医療情報とし
て蓄積することができる。また、医療データセンターに
設置されている場合には、医療機関における患者の診療
情報を医療情報として蓄積することができる。
【0059】また、上述の実施の形態に係る医療情報提
供システムにおいて、通常モードにより医療情報の提供
要求が行われた場合において直ちに、提供を要求された
医療情報を提供することができない場合には、後に医療
情報の提供を行うようにしてもよい。例えば、医療機関
から依頼を受けた検査が終了していないため、検査結果
を提供することができない等の場合には、検査終了後に
電話等により医療情報を提供してもよい。
【0060】また、上述の実施の形態に係る医療情報提
供システムにおいては、緊急モード及び災害モードにお
いても患者IDにより医療情報の提供要求が行われてい
る患者を特定しているが、患者ID以外の情報を用いて
患者を特定するようにしてもよい。即ち、患者が患者I
Dの記載されている診察券等を所持していない場合、患
者が自らの患者IDを知らない又は覚えていない場合等
には、患者の氏名、性別及び年齢等に基づいて医療情報
の提供要求が行われている患者を特定するようにしても
よい。
【0061】また、医療情報蓄積システムにおいて、患
者の指紋及び虹彩等を患者の医療情報と対応させて記憶
するようにしてもよい。即ち、緊急モードや災害モード
において患者が意識不明や意識喪失状態となっており、
かつ、患者の所持品から患者の氏名や年齢等を確認する
ことができない等の場合には、その患者の指紋や虹彩を
用いて患者を特定するようにしてもよい。
【0062】また、上述の実施の形態に係る医療情報提
供システムにおいては、災害施設の医療機関システムか
ら医療情報の提供が要求された場合に、災害モードのロ
グインコード及びパスワードを発行しているが、消防署
等からの要請に基づいてログインコード及びパスワード
を発行するようにしてもよい。即ち、消防署の要請に基
づいて、災害施設に共通のログインコード及びパスワー
ドを発行するようにしてもよい。この場合には、災害施
設の医療機関システムから送信された医療情報の提供要
求を受信した際に、予め発行されている共通のログイン
コード及びパスワードが医療情報の提供要求の送信元で
ある医療機関システムに対して送信される。
【0063】また、上述の実施の形態に係る医療情報提
供システムにおいては、何れかの災害施設に対して発行
された災害モードのログインコード及びパスワードを同
一地域の災害施設において共通のログインコード及びパ
スワードとして用いているが、災害施設毎に異なるログ
インコード又はパスワードを発行してもよい。即ち、そ
れぞれの医療機関システムから送信される災害モードの
医療情報の提供要求を受信する度に異なるログインコー
ド及びパスワードを発行してもよい。また、ログインコ
ードは既に発行されたものを共通として用い、パスワー
ドのみを個別に発行するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、医療情報提供要求の
モードを設定することにより、モード毎に提供される患
者の医療情報及び患者の医療情報が提供される医師又は
医療機関が限定されている。従って、提供される患者の
医療情報の範囲及び、医療情報が提供される医師又は医
療機関が明確になっているため、患者のプライバシーを
適切に保護すると共に、必要な医療情報の提供を適切に
行うことができる。
【0065】また、患者の医療情報の提供を要求した医
師又は医療機関及び、提供された患者の医療情報の内容
に関する提供情報を記憶しているため、患者の医療情報
の提供が適切に行われたか否かを後において確認するこ
とができ、第三者に患者の医療情報が取得されることを
効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る医療情報提供シス
テムのブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る医療情報提供シス
テムによる医療情報の提供処理を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
2…医療情報蓄積システム、4…ネットワーク、6a、
6b、6c…医療機関システム、20…データ処理部、
22…通信制御部、24…医療情報記憶部、26…医療
機関情報記憶部、28…アクセスログデータ記憶部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者毎の医療情報を記憶する医療情報記
    憶手段と、 前記患者の医療情報の提供を要求するための医療情報提
    供要求を医師又は医療機関から受け付ける医療情報提供
    要求受付手段と、 前記医療情報提供要求受付手段により受け付けられた前
    記医療情報提供要求に基づいて、前記医療情報提供要求
    のモードを判定するモード判定手段と、 前記モード判定手段により判定された前記モードに基づ
    いて、前記医療情報記憶手段に記憶されている前記患者
    の医療情報を提供する医療情報提供手段と、 前記医療情報提供要求受付手段により受け付けられた前
    記医療情報提供要求及び前記医療情報提供手段により提
    供された前記患者の医療情報を含む提供情報を記憶する
    提供情報記憶手段とを備えることを特徴とする医療情報
    提供システム。
  2. 【請求項2】 前記医療情報提供手段は、前記モード判
    定手段により通常モードであると判定された場合に、予
    め医療情報の要求が認められている医師に対して前記患
    者の医療情報を提供することを特徴とする請求項1記載
    の医療情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記医療情報提供手段は、前記モード判
    定手段により緊急モードであると判定された場合に、医
    療情報の提供を要求した医師に対して前記患者の生命維
    持に必要な医療情報を提供することを特徴とする請求項
    1記載の医療情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記医療情報提供手段は、前記モード判
    定手段により災害モードであると判定された場合に、特
    定の医療機関に対して前記患者の生命維持に必要な医療
    情報を提供することを特徴とする請求項1記載の医療情
    報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記モード判定手段により前記緊急モー
    ド又は前記災害モードと判定された場合に、 前記医療情報の提供を要求した医師又は前記特定の医療
    機関に対して、該医師又は該特定の医療機関が前記患者
    の生命維持に必要な医療情報の提供要求を行う際に用い
    るログインコード及びパスワードを発行するコード発行
    手段を更に備えることを特徴とする請求項3又は請求項
    4記載の医療情報提供システム。
  6. 【請求項6】 医療機関毎に設置されている医療機関シ
    ステムと、患者の医療情報を蓄積している医療情報蓄積
    センターに設置されている医療情報蓄積システムとを備
    える医療情報提供システムにおいて、 前記医療機関システムは、 前記医療情報蓄積システムに対して前記患者の医療情報
    の提供を要求するための医療情報提供要求を送信する送
    信手段と、 前記医療情報蓄積システムから送信される前記患者の医
    療情報を受信する医療情報受信手段とを備え、 前記医療情報蓄積システムは、 前記患者毎の医療情報を記憶する医療情報記憶手段と、 前記医療機関システムから送信される医療情報提供要求
    を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記医療情報提供要求に
    基づいて、前記医療情報提供要求のモードを判定するモ
    ード判定手段と、 前記モード判定手段により判定された前記モードに基づ
    いて、前記医療情報記憶手段に記憶されている前記患者
    の医療情報を送信する医療情報送信手段と、 前記受信手段により受信された前記医療情報提供要求及
    び前記医療情報送信手段により送信された前記患者の医
    療情報を含む提供情報を記憶する提供情報記憶手段とを
    備えることを特徴とする医療情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記医療情報送信手段は、前記モード判
    定手段により通常モードであると判定された場合に、予
    め医療情報の要求が認められている医師に対して前記患
    者の医療情報を送信することを特徴とする請求項6記載
    の医療情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記医療情報送信手段は、前記モード判
    定手段により緊急モードであると判定された場合に、医
    療情報の提供を要求した医師に対して前記患者の生命維
    持に必要な医療情報を送信することを特徴とする請求項
    6記載の医療情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記医療情報送信手段は、前記モード判
    定手段により災害モードであると判定された場合に、特
    定の医療機関に対して前記患者の生命維持に必要な医療
    情報を送信することを特徴とする請求項6記載の医療情
    報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記医療情報蓄積システムは、前記モ
    ード判定手段により前記緊急モード又は前記災害モード
    と判定された場合に、 前記医療情報の提供を要求した医師又は前記特定の医療
    機関に対して、該医師又は該特定の医療機関が前記患者
    の生命維持に必要な医療情報の提供要求を行う際に用い
    るログインコード及びパスワードを発行するコード発行
    手段を更に備えることを特徴とする請求項8又は請求項
    9記載の医療情報提供システム。
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